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JPH1167079A - シャドウマスクの成形装置及び成形方法 - Google Patents

シャドウマスクの成形装置及び成形方法

Info

Publication number
JPH1167079A
JPH1167079A JP9229197A JP22919797A JPH1167079A JP H1167079 A JPH1167079 A JP H1167079A JP 9229197 A JP9229197 A JP 9229197A JP 22919797 A JP22919797 A JP 22919797A JP H1167079 A JPH1167079 A JP H1167079A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask
shadow mask
punch
skirt portion
die
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9229197A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Hayashi
靖之 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd, Kansai Nippon Electric Co Ltd filed Critical Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Priority to JP9229197A priority Critical patent/JPH1167079A/ja
Publication of JPH1167079A publication Critical patent/JPH1167079A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスクフレームのシャドウマスク挿入によ
り、歪み、変形が生じないようにシャドウマスクをプレ
ス成形することができる成形装置を提供する。 【解決手段】 平面形状が矩形凹球面状のシェダー2を
囲む平面状ののマスク1を支持するダイ3と、ダイ3の
上方に配置され、シャドウマスク1の周辺部をダイと共
に挟持するパット4と、パット4とダイ3の内部に挿入
されて上下動する下端面が凸球面状のポンチ5とを備え
たシャドウマスクの成形装置において、成形されたマス
クスカート部1bを押圧成形する押圧体6を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー陰極線管に用
いられるシャドウマスクの成形装置ならびに成形方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】図2に示すように、シャドウマスク型カ
ラー陰極線管に用いられるシャドウマスク1は微細な電
子ビーム透過孔を多数整列状態で形成した薄い金属板
を、その中央部を凸球面成形部1aとし、更にその周辺
にスカート部1bを形成したもので、これを更に矩形枠
状のマスクフレームに挿入して一体化し、このシャドウ
マスク構体を内面に三原色発光の蛍光膜を形成したパネ
ルと対向させて陰極線管バルブ内に収容し、カラー陰極
線管を構成している。
【0003】このシャドウマスクの成形装置の一例を図
3を参照して説明する。
【0004】図において、2は平面形状が矩形で上面が
凹球面状に成形されたシェダーで、上下動可能に支持さ
れている。
【0005】13は、シェダー2を取り囲むダイで、微
細な電子ビーム透過孔を多数整列状態で、形成した薄い
金属板からなるシャドウマスク1の周辺部分を支持す
る。
【0006】4は、ダイ13の上方に配置されてシャド
ウマスク1の周辺部分をダイ13と共に挟持するパット
である。
【0007】15は、シェダー2の上面と整合する凸球
面15aに成形され、パット4とダイ13の内部に挿入
されてシャドウマスク1を介してシェダー2を押圧して
上下動するポンチを示す。
【0008】上記シェダー2、ダイ13、パット4およ
びポンチ15は図示省略するが、加熱手段によって20
0℃程度に加熱されている。
【0009】この装置では、ダイ13とパット4でシャ
ドウマスク1の周辺部分を、初めは強固に挟持してポン
チ15を下降させ、シャドウマスク1の中央部分を凸球
面に成形し、シャドウマスク1を加熱した状態でこの状
態を一定時間保持する。
【0010】その後、パット4を解放し、ポンチ15を
更に下降させて、シャドウマスク1にスカート部1bを
形成する。
【0011】その後、ポンチ15を上昇させて、パット
4とダイ13を解放して、シェダーが上昇し、図2に示
す構造のシャドウマスク1を取り出す。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記したシャドウマス
ク3は、マスクフレームに固定されて陰極線管バルブ内
に収容されるが、パネル内面に形成された蛍光膜を発光
させるための電子ビームがシャドウマスクに当たると、
シャドウマスクが発熱して熱膨張し、電子ビーム通過光
が位置ズレして色ズレを生じるため、最近では熱膨張係
数の小さい材料、例えばFe・Ni系合金(商品名;ア
ンバー)が用いられる。
【0013】ところが、このような材料は、成形性が悪
く、マスクスカート部1bが開き気味となり、マスクフ
レームへの挿入が困難で、無理をして挿入すると、シャ
ドウマスク1の凸球面成形部1aが歪み、画像品質が低
下するため、作業性が極めて悪いという問題があった。
【0014】特開昭62−270225号公報には、こ
のような問題を解決するために、シャドウマスクを焼鈍
加工し、温間成形時に降伏点強度を低下させ、変形のな
い高精度のシャドウマスクを得ることが開示されてい
る。
【0015】しかしながら、マスクスカート部の成形状
態は、より一層の改善が望まれていた。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題の解
決を目的として提案されたもので、平面形状が矩形凹球
面状のシェダーを取り囲み平面状のマスクを支持するダ
イと、ダイの上方に配置されてシャドウマスクの周辺部
分をダイと共に挟持するパットと、パットとダイの内部
に挿入されてシャドウマスクを介してシェダーを押圧し
て上下動する下端面が凸球面状のポンチとを備え、平面
状のシャドウマスクの周縁にスカート部を形成するシャ
ドウマスクの成形装置において、上記ポンチの側壁を下
端面の外周より内方に位置させてポンチによって成形さ
れたマスクスカート部をポンチ側壁に向かって押圧する
押圧体を配置したシャドウマスクの成形装置を提供す
る。
【0017】また、本発明は、矩形凸球面部の周辺にス
カート部を形成したシャドウマスクの前記凸球面部を保
持した状態で、マスクスカート部を内方に押圧するシャ
ドウマスクの成形方法を提供する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明によるシャドウマスクの成
形装置は、ポンチの側壁に向かってマスクスカート部を
押圧する押圧体を配置したことを特徴とするが、この押
圧体は、マスクスカート部のコーナ部を除く部分を押圧
すればよい。
【0019】また、マスクスカート部の凸球面成形部と
隣接する部分から3mm以上離れた位置を押圧すると効
果的である。
【0020】さらに、マスクスカート部外周の軸方向両
端部の開口径の差が4mm以内となるように押圧するの
が好ましい。
【0021】
【実施例】以下に本発明の一実施例であるシャドウマス
クの成形装置を図1を用いて説明する。なお、図におい
て、図3と同一物には同一符号を付し重複する説明を省
略する。
【0022】図1装置が図3装置と相異するのは、ポン
チ5の凸球面状下端面5a部の径よりポンチ5の側壁5
b部の径を小さく設定したことと、ダイ3のコーナ部分
を除く内周面位置に、ポンチ5の側壁5bに向かって突
出、退入してポンチ5によって成形されたシャドウマス
ク1のスカート部1bを押圧する押圧体6を配置したこ
とのみである。
【0023】この装置は、図3装置と略同様に動作する
が、シャドウマスク1の凸球面形状の後ポンチ5とシェ
ダー2でシャドウマスク1を挟持して押し下げ、そのま
まの状態で保持する。
【0024】この時、押圧体6は、ポンチ5の径小部で
ある側壁5bとシャドウマスク1のマスクスカート部1
bを介して対向しており、押圧体6を突出させると、ス
カート部1bはポンチ5の側壁5bに向かって押し込ま
れる。
【0025】これにより、スカート部1bはポンチの径
小部である側壁5bと隣り合う段差部5cから屈曲さ
れ、図3装置のようにポンチ5の凸球面部5aの端部か
ら屈曲成形された場合に比して、スプリングバック量を
大幅に低減できる。
【0026】この結果、シャドウマスク1のマスクフレ
ームへの挿入が容易になり、凸球面成形部1aの歪みが
無く、良好な画像品質のカラー陰極線管を実現すること
ができる。
【0027】なお、押圧体6はマスクスカート部1bの
凸球面成形部1aと隣接する部分から3mm以上離れた
位置を押圧することにより、マスクスカート部1bでの
加工の影響が、シャドウマスク1の凸球面成形部1aに
及ばないようにできる。
【0028】また、ポンチ5の径小部である側壁5bの
径及び押圧体6の突出位置、突出量はマスクフレームへ
の押入性を考慮して、スプリングバック量が4mm以内
となるように設定すればよい。
【0029】さらに、本発明はシャドウマスクの成形装
置として説明したが、成形方法として成形後のシャドウ
マスク1をその凸球面成形部1aを保護した状態でマス
クスカート部1bを内方に押圧することによっても、本
発明による効果を得ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、アンバ
ー材のようにスプリングバック量の大きい材料を用いた
シャドウマスクでも、成形時にシャドウマスクの凸球面
成形部を保持した状態で、マスクスカート部を押圧体に
よって内方へ押圧するようにしたから、スカート部の成
形を良好にでき、マスクフレームに装着した後の歪みが
無く、画像品質の良好なカラー陰極線管を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すシャドウマスクの成
形装置の断面図
【図2】 従来のシャドウマスクの成形装置の断面図
【図3】 一般的なシャドウマスクの斜視図
【符号の説明】
1 シャドウマスク 1a 凸球面成形部 1b マスクスカート部 2 シェダー 3 ダイ 4 パット 5 ポンチ 5a 凸球面状下端面 5b 側壁 5c 段差部 6 押圧体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面形状が矩形凹球面状のシェダーを取り
    囲み平面状のマスクを支持するダイと、ダイの上方に配
    置されてシャドウマスクの周辺部分をダイと共に挟持す
    るパットと、パットとダイの内部に挿入されてシャドウ
    マスクを介してシェダーを押圧して上下動する下端面が
    凸球面状のポンチとを備え平面状のシャドウマスクの周
    縁にスカート部を形成するシャドウマスクの成形装置に
    おいて、 前記ポンチの側壁を下端面の外周より内方に位置させて
    ポンチによって成形されたマスクスカート部をポンチ側
    壁に向けて押圧する押圧体を配置したことを特徴とする
    シャドウマスクの成形装置。
  2. 【請求項2】前記ポンチの凸球面状下端面部の周辺部を
    突出させて段差部を設けた請求項1記載のシャドウマス
    クの成形装置。
  3. 【請求項3】前記押圧体がマスクスカート部のコーナ部
    を除く部分を押圧するようにした請求項1〜2記載のシ
    ャドウマスクの成形装置。
  4. 【請求項4】マスクスカート部の凸球面成形部と隣接す
    る部分から3mm以上離れた位置を押圧体によって押圧
    するようにした請求項3記載のシャドウマスクの成形装
    置。
  5. 【請求項5】押圧体の解放後、マスクスカート部外周の
    軸方向両端部の開口径の差が4mm以内となるように押
    圧体によって押圧するようにした請求項1〜4記載のシ
    ャドウマスクの成形装置。
  6. 【請求項6】矩形凸球面部の周辺にスカート部を形成し
    たシャドウマスクの前記凸球面成形部を保持した状態
    で、マスクスカート部を内方に押圧することを特徴とす
    るシャドウマスクの成形方法。
JP9229197A 1997-08-26 1997-08-26 シャドウマスクの成形装置及び成形方法 Pending JPH1167079A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102161064A (zh) * 2011-01-06 2011-08-24 新乡中联石化封头锻压有限公司 加氢反应器用厚壁球形封头的成型模具及成型工艺
KR200457420Y1 (ko) 2007-11-15 2011-12-20 주식회사 파인디앤씨 보톰 샤시의 엠보 금형장치 및 그에 의해 제조된 보톰 샤시
CN103792796A (zh) * 2014-01-25 2014-05-14 保定来福光电科技有限公司 一种光罩支架调平机构

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Effective date: 20040302

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A02 Decision of refusal

Effective date: 20040706

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