JP3519495B2 - 車両用始動制御装置 - Google Patents
車両用始動制御装置Info
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Description
に応じてエンジンの始動を許可する車両用始動制御装置
に関する。
望まれており、特にイグニッションスイッチに対する不
正な操作を防止するものが種々提案されている。
ドにIDコードを記憶しておき、自動車に設けられたI
CカードリーダによりICカードのIDコードを読取
り、読取ったIDコードが予め設定されている登録コー
ドと一致したときは、スイッチに対する操作を有効化し
てエンジンの始動を許可するというものである。
ードは秘匿性が優れているので、イグニッションキーに
よりイグニッションスイッチを操作する構成に比べて保
安性を高めることができる。
イグニッションスイッチは、走行禁止位置であるLOC
K位置に操作されたときにステアリングシャフトの回転
を機械的に禁止すると共に、走行許可位置(例えばAC
C位置、ON位置)に操作されたときにステアリングシ
ャフトの回転禁止状態を解除するように構成されている
ので、ICカードに記憶されたIDコードが登録コード
と一致した場合にスイッチに対する操作に応じてエンジ
ンの始動を許可するように単に構成しただけでは、ステ
アリングロック手段としても機能するイグニッションス
イッチの代用として採用することができないという問題
がある。
かにかかわらず、スイッチに対する操作感は一定である
ので、例えばICカードからのIDコードの読取りが不
確実であることによりスイッチに対する操作が有効化さ
れない場合には、使用者は、スイッチに対する操作にか
かわらずエンジンを始動できないことになり、使い勝手
が悪いという欠点がある。
で、その目的は、正規の電子コードが入力した状態にお
いては操作に応じてエンジンを始動する構成において、
ステアリングシャフトの回転の禁止・許可も併せて実行
することができると共に使い勝手を向上することができ
る車両用始動制御装置を提供することにある。
装置は、走行禁止位置とエンジンの始動位置を含む走行
許可位置とに操作可能であると共に、通常においては操
作禁止位置に保持される操作手段を設け、外部から与え
られた電子コードが予め設定された登録コードと一致し
たかを判断する識別手段を設け、前記操作手段と対応し
て操作許可手段を設け、非連結状態と連結状態とに切替
可能であると共に連結状態で前記操作手段と前記操作許
可手段とを連結する連結手段を設け、通常においては前
記連結手段を非連結状態に切替えた状態で前記操作許可
手段の移動を禁止すると共に、前記連結手段を連結状態
に切替えた状態で前記操作許可手段に対する移動禁止状
態を解除するように駆動される駆動手段を設け、前記連
結手段により前記操作許可手段と連結された前記操作手
段が走行禁止位置及び走行許可位置へ操作された各状態
を示す信号を出力する操作位置検出手段を設け、前記操
作手段が走行禁止位置に操作された状態でステアリング
シャフトの回転を禁止するステアリングロック手段を設
けた上で、前記識別手段は、外部から与えられた電子コ
ードが予め設定された登録コードと一致した場合は前記
駆動手段を駆動すると共に、車両の走行状態では前記駆
動手段に対する駆動を終了し、車両の停止状態では前記
駆動手段を駆動すると共に、前記操作位置検出手段の検
出により前記操作手段が走行禁止位置に操作されたと判
断した場合は前記駆動手段に対する駆動を終了するので
ある(請求項1)。
の走行状態で前記操作手段が走行許可位置から走行禁止
位置へ操作されることを禁止するように前記操作許可手
段の移動を禁止するようにしてもよい(請求項2)。
をコード化して出力するようにしてもよい(請求項
3)。
前記連結手段及び前記操作位置検出手段は閉鎖された筐
体内に設けられるようにしてもよい(請求項4)。
装置の場合、駆動手段は、通常においては連結手段を非
連結状態に切替えた状態で操作許可手段の移動を禁止し
ているので、操作手段と操作許可手段とは切離されてい
る。従って、操作手段に対する操作は無効化されている
ので、操作手段を走行禁止位置から走行許可位置へ操作
するにしてもエンジンを始動することはできない。
に所定の電子コードを与える。すると、識別手段は、与
えられた電子コードが予め設定された登録コードと一致
したときは指令を出力する。そして、駆動手段は、識別
手段からの指令に応じて連結手段を連結状態に切替えた
状態で操作許可手段の移動禁止状態を解除する。これに
より、操作手段と操作許可手段とは連結手段により連結
されて操作手段に対する操作は有効化されるので、操作
位置検出手段は、操作手段が操作さるのに応じて当該操
作手段の操作位置を示す操作信号を出力する。従って、
操作位置検出手段からの操作信号に基づいてエンジンを
始動することができる。
段が走行禁止位置に操作された状態でステアリングシャ
フトの回転を禁止している。そして、上述のように操作
手段が走行禁止位置から走行許可位置に操作されると、
ステアリングロック手段はステアリングシャフトの回転
禁止状態を解除するので、ステアリング操作が可能とな
って車両を走行することができる。
行禁止位置へ操作すると、駆動手段は連結手段を非連結
状態に切替えることにより操作手段に対する操作を無効
化すると共にステアリングロック手段はステアリングシ
ャフトの回転を禁止する。
合、駆動手段は、車両の走行状態で操作手段が走行許可
位置から走行禁止位置へ操作されることを禁止するよう
に操作許可手段の移動を禁止するので、車両の走行中に
操作手段が走行禁止位置に誤って操作されてしまってス
テアリングシャフトの回転が禁止されてしまうことを防
止することができる。
合、操作位置検出手段は、操作信号をコード化して出力
するので、操作信号に対する不正を防止することができ
る。
合、各手段は閉鎖された筐体内に設けられているので、
それらの手段が露出している構成に比べて、保安性を高
めることができる。
明する。図1は、エンジン始動制御装置の全体構成を概
略的に示している。この図1において、操作手段として
の回転手段101は運転者により操作可能に設けられて
いる。初期位置保持手段102は、回転手段101を初
期位置に保持する。操作許可手段としての回転許可手段
103及び操作位置検出手段としての回転検出手段10
4は、連結手段105を介して回転手段101と連結さ
れるようになっている。
は非連結状態に切替えられていると共に、連結状態に切
替えられることにより回転手段101と回転許可手段1
03とを連結するようになっている。また、回転検出手
段104は、回転位置に応じて操作信号としての回転位
置信号を識別手段としてのコード照合制御手段106及
び外部に出力する。
コードとして識別コードが与えられるようになってお
り、与えられた識別コードが予め設定された登録コード
と一致したときは駆動手段107に許可信号を出力す
る。この場合、コード照合制御手段107は自動車が走
行していることを示す車速信号を入力したときは、許可
信号の出力を停止するようになっている。
段105を非連結状態に切替えた状態で回転許可手段1
03の回転を禁止しており、コード照合制御手段106
から許可信号を入力したときは連結手段105を連結状
態に切替えた状態で回転許可手段103に対する回転禁
止状態を解除するように駆動される。
回転手段1の回転位置に応じてステアリングシャフトの
回転を禁止する。
説明する。図2は運転席前面を示している。この図2に
おいて、運転席側のインストルメントパネルにはスロッ
トル状のカードセット部8が設けられており、自動車を
運転する際は、そのカードセット部8に図示しないIC
カードをセットするようになっている。
固有の識別コードが予め記憶されており、カードセット
部8は、ICカードがセットされた状態で当該ICカー
ドに記憶された識別コードを読取って送信するようにな
っている。
テアリングホイール9の側方となる部位にはイグニッシ
ョンノブ10(図1に示す回転手段101に相当)が設
けられている。このイグニッションノブ10は、通常に
おいては回転操作は無効化されていると共に、カードセ
ット部8に正規のICカードがセットされた状態でのみ
回転操作が有効化されるようになっている。
ようにLOCK位置、ACC位置、ON位置、STAR
T位置が順に設定されており、LOCK位置は走行禁止
位置に設定され、ACC位置、ON位置及びSTART
位置が走行許可位置に設定されている。
転可能に設けられたイグニッションスイッチ部11(図
1に示す初期位置保持手段102、連結手段105、回
転許可手段103、回転検出手段104、コード照合制
御手段106、駆動手段107が内蔵されている)及び
イグニッションノブ10の回転に連動して動作するステ
アリングロック部12(図1に示すステアリングロック
手段108に相当)を示している。
シャフト13が突出して設けられており、そのシャフト
13にフレキシブルシャフト14が装着されている。こ
のフレキシブルシャフト14の他端はステアリングロッ
ク部12に連結されており、シャフト13の回転がフレ
キシブルシャフト14を通じてステアリングロック部1
2に伝達されるようになっている。
ョンスイッチ部11の構造を説明する。まず、図5及び
図6において、イグニッションスイッチ部11は、一端
が開口すると共に他端に円筒状部15を有する略四角筒
状のボディ16を筐体として備えている。ボディ16の
円筒状部15内にはシャフト17を有したロータリプレ
ート18が配設されており、ボディ16から突出したシ
ャフト17にイグニッションノブ10が装着されてい
る。シャフト17にはリターンスプリング19が巻装さ
れており、イグニッションノブ10は初期位置としての
LOCK位置に保持されている。
には所定角度にわたって切欠部20が形成されており、
その切欠部20に円筒状部15の内面に設けられた係合
爪部21が係合することによりイグニッションノブ10
はLOCK位置からSTART位置までの間のみで回転
可能となっている。また、ボディ16の開口部はキャッ
プ22により閉鎖されており、シャフト13の一端がキ
ャップ20を貫通すると共に他端がロータリプレート1
8の背面に支持されることによりボディ16に対して回
動可能に支持されている。
円盤状のロックプレート23(図1に示す回転許可手段
103に相当)が一体に設けられており、そのロックプ
レート23もボディ16の円筒状部15内に位置してい
る。
24が圧縮コイルスプリング25の付勢力により突出す
るように設けられており、その節度ボール24が円筒状
部15の内面に形成された凹凸状の節度面部26(図7
参照)に係合することによりロックプレート23に対し
てイグニッションノブ10のLOCK位置、ACC位
置、ON位置の各操作位置に対応した位置で節度を与え
るようになっている。
LOCK位置節度谷26a、ACC位置節度谷26b、
ON位置節度谷26c、START位置斜面26dが形
成されており、節度ボール24が何れかの節度谷26a
〜26cに位置した状態では当該節度ボール24が節度
谷26a〜26cに嵌まり込んで保持されるので、ロッ
クプレート23にはイグニッションノブ10のLOCK
位置、ACC位置、ON位置の各操作位置に対応した位
置で節度が付与される。
面26dに位置した状態では当該節度ボール24はST
ART位置斜面26dを下ろうとするので、ロックプレ
ート23にはイグニッションノブ10のSTART位置
に対応する位置からON位置に対応した位置に復帰回転
しようとする回転力が付与される。換言すれば、ロック
プレート23は、イグニッションノブ10のSTART
位置に対応する位置からON位置に対応した位置に回転
復帰するモーメンタリ形に構成されている。
穴部27が形成されていると共に、ロックプレート23
にはその穴部27に対向する段付孔28が形成されてい
る。この場合、穴部27には圧縮コイルスプリング29
により付勢されたジョイントピン30(図1に示す連結
手段105に相当)が挿入されていると共に段付孔28
には段付形成されたプッシャ31が挿入されており、ジ
ョイントピン30とプッシャ31とが当接している。
入された状態で固着されており、そのストッパ32によ
りロックプレート23が位置決めされている。ここで、
ストッパ32には電磁ソレノイド33が固定されてお
り、その電磁ソレノイド33のロックピン34が圧縮コ
イルスプリング35の付勢力により図5中に示す矢印A
方向に突出している。
イド33のロックピン34が係合するようになってお
り、その係合によりロックプレート23の回転が規制さ
れるようになっている。即ち、図7に示すようにロック
プレート23の背面には穴部36が形成されていると共
に溝部37が同心円状に形成されている。これらの穴部
36及び溝部37にはロックピン34が侵入するように
なっており、その侵入状態でロックプレート23の回転
が規制される。
ブ10のLOCK位置に対応して形成されており、穴部
36にロックピン34が侵入した状態でロックプレート
23はイグニッションノブ10のLOCK位置に対応し
た位置に位置決めされる。また、溝部37はイグニッシ
ョンノブ10のACC位置とSTART位置との間の角
度に対応して形成されており、溝部37にロックピン3
4が侵入した状態でロックプレート23はイグニッショ
ンノブ10のACC位置に対応した位置とSTART位
置に対応した位置との間に回転が規制される。
ように形成されており、穴部36にロックピン34が侵
入した状態では、ロックピン34が段付孔28に装着さ
れたプッシャ30を押圧するようになっている。
圧縮コイルスプリング29の押圧力は、ロックピン34
を押圧する圧縮コイルスプリング35の付勢力よりも小
さく設定されているので、プッシャ31はロックピン3
4に押圧されてロータリプレート18に装着されている
ジョイントピン30を押圧している。この状態では、ジ
ョイントピン30の先端はロータリプレート18の背面
と面一となる位置に位置しているので、ロータリプレー
ト18とロックプレート23とは切離された状態となっ
ている。
係合突起38が形成されており、その係合突起38にコ
ンタクト39を備えたコンタクトホルダ40が固着され
ている。つまり、コンタクトホルダ40にはスリットを
有した貫通孔41が形成されており、その貫通孔41に
係合突起38が係合することによりコンタクトホルダ4
0とシャフト15とが一体化されている。
40に対向するようにインシュレータ42が固着されて
いる。このインシュレータ42の表面には固定接点が設
けられており、イグニッションノブ12が各操作へ操作
された状態で固定接点及びコンタクト42から構成され
た対応する回転位置検出スイッチ(図1に示す回転検出
手段104に相当)がオンするようになっている。
配設されており、そのプリント配線基板43に制御回路
(図1に示すコード照合制御手段106に相当)が搭載
されている。この制御回路は、カードセット部8から正
規の識別コードの入力状態で電磁ソレノイド33を駆動
すると共に、回転位置検出スイッチからの回転位置信号
の入力に応じて電磁ソレノイド33に対する駆動を終了
する。
位置に対応したスイッチがオンしたときはコード信号と
して例えば「001」をケーブル44から出力し、AC
C位置に対応したスイッチがオンしたときは「010」
を出力し、ON位置に対応したスイッチがオンしたとき
は「011」を出力し、START位置に対応したスイ
ッチがオンしたときは「100」を出力する。
グロック部12を説明する。図4及び図8において、長
尺状のボディ45内には所定形状のスライド空間部46
及び当該スライド空間部46と連通した貫通孔47が長
手方向に沿って形成されており、スライド空間部46に
は矩形枠状のロックストッパ48がスライド可能に配設
されている。ロックストッパ48とスライド空間部46
の内周壁との間には圧縮コイルスプリング49が配設さ
れており、その圧縮コイルスプリング49の付勢力によ
りロックストッパ48が矢印B方向に押圧されている。
50が挿入されており、そのロックバー50の基端部が
ロックストッパ48に係合すると共に先端部がボディ4
5から突出している。そして、ボディ45から突出した
ロックバー50はステアリングシャフト51に形成され
た凹状部に係合しており、その係合状態でステアリング
シャフト51ひいてはステアリングホイール9の回転が
禁止されている。
にはシャフト52が回動自在に支持されており、そのシ
ャフト52にカム53が設けられている。この場合、カ
ム53がロックストッパ48内に位置していることによ
り、ロックストッパ48の内周面がカム53の外周面に
圧縮コイルスプリング49の付勢力により当接してい
る。
スイッチ部11のシャフト13に連結されたフレキシブ
ルシャフト14はステアリングロック部12のシャフト
52と連結されており、イグニッションノブ10の回転
はフレキシブルシャフト14を通じてカム53に伝達さ
れるようになっている。
ブ10がACC位置とSTART位置との間に位置した
ときにロックストッパ48を圧縮コイルスプリング49
の付勢力に抗して反矢印B方向に移動するような形状に
形成されており、そのカム53によるロックストッパ4
8の移動状態で図9に示すようにロックバー50がボデ
ィ45内に没入してステアリングシャフト51に対する
回転禁止状態を解除するようになっている。
両の停車状態においてはロックプレート23の穴部36
には電磁ソレノイド33のロックピン34が侵入してい
るので、ロックプレート23の回転は禁止されている。
このとき、ロックプレート23の段付孔28に装着され
ているプッシャ31がロックピン34に押圧されてお
り、その押圧状態ではロータリプレート18の穴部27
に装着されているジョイントピン30が圧縮コイルスプ
リング29の付勢力に抗して押圧されているので、ロー
タリプレート18とロックプレート23とは切離されて
いる。従って、イグニッションノブ10を回転操作する
にしても、その操作は無効化されている(図10(b)
参照)。
ードをカードセット部8に挿入する。すると、カードセ
ット部8からICカードに記憶された識別コードが制御
回路に送信されるので(図10(a)参照)、制御回路
は、入力した識別コードが予め登録されている登録コー
ドと一致しているか否かを判断し、一致しているときは
電磁ソレノイド33を駆動する。
イルスプリング35の付勢力に抗してロックピン34を
吸引するようになるので、ロックプレート23の穴部3
6に侵入していたロックピン34が当該穴部36から脱
出し、以てロックプレート23の回転が許可される。
ていたプッシャ31がロックプレート23内に没入する
ので、それに伴ってロータリプレート18に装着されて
いるジョイントピン30が突入してロックプレート23
の段付孔28に侵入するようになる。この結果、ロータ
リプレート18ひいてはイグニッションノブ10がジョ
イントピン30によりロックプレート23と連結される
ようになるので、イグニッションノブ10に対する操作
が有効化されると同時にイグニッションノブ10の回転
が許可される(図10(b)、(c)参照)。
K位置からACC位置、ON位置を経由してSTART
位置に回転操作する。このとき、イグニッションノブ1
0と一体化されたロータリプレート18とロックプレー
ト23とはジョイントピン30により連結されているの
で、イグニッションノブ10に対する回転操作に応じて
コンタクトホルダ40が回転する。
1の回転位置検出スイッチからイグニッションノブ10
がON位置に操作されたことを示すコードに続いてST
ART位置に操作されたことを示すコードが出力される
ので(図10(f),(g)参照)、それに応じてエン
ジンが始動される。
らSTART位置への回転操作はモーメンタリ式に構成
されているので、イグニッションノブ10をSTART
位置に回転操作してからその回転操作を解除したとき
は、イグニッションノブ10はON位置に自動復帰す
る。従って、イグニッションノブ10は通常のイグニッ
ションキーと同様の機能を呈する。
タリプレート18に対する回転力はロックプレート23
に対する節度力よりも小さく設定されているので、リタ
ーンスプリング19の存在にかかわらずイグニッション
ノブ10を各操作位置に保持することができる。
に対する操作によりエンジンを始動してから自動車を走
行すると、制御回路に車速信号が入力するようになる
(図10(h)参照)。すると、制御回路は、電磁ソレ
ノイド33に対する駆動を終了するので、それに伴って
ロックピン34が圧縮コイルスプリング35の付勢力に
よりロックプレート23側に突出する。
位置に位置しているので、突出したロックピン34はロ
ックプレート23の背面に設けられた溝部37に侵入す
るようになる。ここで、溝部37はイグニッションノブ
10のACC位置からSTART位置に対応して設けら
れているので、イグニッションノブ10はACC位置と
START位置との間のみ回転可能に規制され、以てL
OCK位置への回転操作は禁止されるようになる(同図
(c)参照)。
えられていた車速信号が断たれるので、制御回路は電磁
ソレノイド33を駆動する。これにより、電磁ソレノイ
ド33はロックピン34を吸引するので、ロックプレー
ト23の溝部37に侵入していたロックピン34が当該
溝部37から脱出し、以てイグニッションノブ10に対
する回転操作が許可されるようになる(図10(c)参
照)。
ニッションノブ10をLOCK位置に回転操作する。す
ると、制御回路は、回転位置検出スイッチの検出状態に
基づいてイグニッションノブ10がLOCK位置に操作
されたと判断して電磁ソレノイド33に対する駆動を終
了するので、ロックピン34がロックプレート23側に
突出する。
CK位置に位置しているので、ロックピン34はロック
プレート23の穴部36に侵入してロックプレート23
の回転を禁止するようになる。このとき、ロックプレー
ト23の段付孔28に侵入していたジョイントピン30
がプッシャ31に押圧されてロータリプレート18内に
没入することによりロータリプレート18とロックプレ
ート23との連結が解除されるので、以後におけるイグ
ニッションノブ10に対する操作が無効化される。
位置に回転操作されると、ステアリングロック部12の
カム53の回転に伴ってロックバーがステアリングシャ
フト51に係合するようになるので、ステアリングシャ
フト51ひいてはステアリングホイール9の回転が禁止
されるようになる。
イグニッションノブ10に対する回転操作を無効化する
と共に、予め登録されている識別コードが与えられたと
きのみイグニッションノブ10に対する回転操作を有効
化するようにしたので、使用者は、イグニッションノブ
10に対する回転操作が有効化されたか否かをイグニッ
ションノブ10に対する操作により直接的に判断するこ
とができる。従って、スイッチが有効化されているか否
かにかかわらず当該スイッチに対する操作感が一定であ
る従来例のものと違って、使い勝手が優れている。
位置に操作された状態でステアリングシャフト51の回
転を禁止するようにしたので、従来のイグニッションス
イッチと同様に、ステアリングシャフト51の回転の禁
止・許可を併せて実行することができる。
ブ10は空転状態となっているので、イグニッションノ
ブ10に対して過度な強度で回転操作するにしてもイグ
ニッションノブ10等が破壊してしまうことを防止する
ことができる。
御によりイグニッションノブ10の回転を禁止若しくは
許可することができるので、簡単な制御で実施すること
ができる。
ッションノブ10の操作位置に対応して出力される操作
信号をコード化して出力するようにしたので、保安性を
向上することができる。
レート23、電磁ソレノイド33、コンタクトホルダ4
0、インシュレータ42、各種回路が設けられたプリン
ト配線基板43等をボディ16に内蔵するようにしたの
で、保安性を一層向上することができる。
ものではなく、次のように変形または拡張できる。自動
車の走行状態では、イグニッションノブ10がON位置
から回転禁止するようにしてもよい。キーボードに対す
る操作により識別コードをイグニッションスイッチ部1
1に与えるようにしてもよい。リモコンキーから識別コ
ードをイグニッションスイッチ部11に与えるようにし
てもよい。イグニッションノブ10をスライド操作可能
に構成するようにしてもよい。
ク部との連結構造を示す図
(操作許可手段)、104は回転検出手段(操作位置検
出手段)、105は連結手段、106はコード照合制御
手段(識別手段)、107は駆動手段、108はステア
リングロック手段である。
Claims (4)
- 【請求項1】 走行禁止位置とエンジンの始動位置を含
む走行許可位置とに操作可能に設けられ、通常において
は操作禁止位置に保持される操作手段と、 外部から与えられた電子コードが予め設定された登録コ
ードと一致したかを判断する識別手段と、 前記操作手段と対応して設けられた操作許可手段と、 非連結状態と連結状態とに切替可能に設けられ、連結状
態で前記操作手段と前記操作許可手段とを連結する連結
手段と、 通常においては前記連結手段を非連結状態に切替えた状
態で前記操作許可手段の移動を禁止すると共に、前記連
結手段を連結状態に切替えた状態で前記操作許可手段に
対する移動禁止状態を解除するように駆動される駆動手
段と、 前記連結手段により前記操作許可手段と連結された前記
操作手段が走行禁止位置及び走行許可位置へ操作された
各状態を示す信号を出力する操作位置検出手段と、 前記操作手段が走行禁止位置に操作された状態でステア
リングシャフトの回転を禁止するステアリングロック手
段とを備え、 前記識別手段は、外部から与えられた電子コードが予め
設定された登録コードと一致した場合は前記駆動手段を
駆動すると共に、車両の走行状態では前記駆動手段に対
する駆動を終了し、車両の停止状態では前記駆動手段を
駆動すると共に、前記操作位置検出手段の検出により前
記操作手段が走行禁止位置に操作されたと判断した場合
は前記駆動手段に対する駆動を終了すること を特徴とす
る車両用始動制御装置。 - 【請求項2】 前記駆動手段は、車両の走行状態で前記
操作手段が走行許可位置から走行禁止位置へ操作される
ことを禁止するように前記操作許可手段の移動を禁止す
ることを特徴とする請求項1記載の車両用始動制御装
置。 - 【請求項3】 前記操作位置検出手段は、操作信号をコ
ード化して出力することを特徴とする請求項1または2
記載の車両用始動制御装置。 - 【請求項4】 前記識別手段、前記操作許可手段、前記
連結手段及び前記操作位置検出手段は閉鎖された筐体内
に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何
れかに記載の車両用始動制御装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08512195A JP3519495B2 (ja) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | 車両用始動制御装置 |
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