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JP3518684B2 - 対物レンズの設計方法、対物レンズ、対物レンズの製造方法、多波長用光学系、光ヘッド及び光デイスク装置 - Google Patents

対物レンズの設計方法、対物レンズ、対物レンズの製造方法、多波長用光学系、光ヘッド及び光デイスク装置

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JP3518684B2
JP3518684B2 JP2002267451A JP2002267451A JP3518684B2 JP 3518684 B2 JP3518684 B2 JP 3518684B2 JP 2002267451 A JP2002267451 A JP 2002267451A JP 2002267451 A JP2002267451 A JP 2002267451A JP 3518684 B2 JP3518684 B2 JP 3518684B2
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JP
Japan
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objective lens
optical
light
wavefront aberration
wavelength
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靖幸 杉
竹介 丸山
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Hitachi Maxell Energy Ltd
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Hitachi Maxell Energy Ltd
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  • Optics & Photonics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Lenses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にCD(Compac
t Disc:CD−RなどのCDも含む)やDVD(Digita
l Versatile Disc)など種類が異なる光記録媒体に対応
できる互換型の記録再生装置に用いる対物レンズの設計
方法、対物レンズ、汎用の多波長用レンズ、多波長用光
学系、光ヘッド、及び光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CDやDVDなどの種類が異
なる光ディスクをともに再生することができるようにし
た互換型光ディスク装置が提案されている。CDやDV
Dなど(以下、これらをまとめて光ディスクという)
は、いずれも透明な基板が用いられ、この透明基板の一
方の面に情報記録面が設けられており、かかる基板を2
枚、それらの情報記録面を向かい合わせにして、貼り合
わせた構成をなすか、あるいは、かかる透明基板を透明
な保護基板と、透明基板の情報記録面が保護基板と向か
い合うようにして、貼り合わせた構成をなしている。か
かる構成の光ディスクから光ディスク装置で情報信号を
再生する場合には、光源からのレーザビームを光ディス
クの情報記録面に透明基板を介して集光させる必要があ
る。このレーザービームは後に述べるようにCDとDV
Dとでは互いに波長が異なっている。このレーザビーム
を集光させるために、光ディスク装置では、対物レンズ
が使用されているが、CDでは、透明基板の厚さが1.2
mm、DVDでは、透明基板の厚さが0.6mmと光ディ
スクの種類(レーザービームの波長の違い)に応じて情
報記録面が設けられている透明基板の厚さが異なるもの
であり、このような種類が異なる光ディスクを再生する
光ディスク装置では、このように使用する光ディスクの
種類に応じて透明基板の厚さが異なっても、レーザビー
ムを情報記録面に集光させることが必要である。
【0003】このような光ディスク装置としては、ピッ
クアップに光ディスクの種類毎に対物レンズを設け、使
用する光ディスクの種類に応じて該当する対物レンズに
交換したり、光ディスクの種類毎にピックアップを設
け、使用する光ディスクの種類に応じてピックアップを
交換したりすることが考えられるが、コストの面や装置
の小型化を実現するために、対物レンズとして、光ディ
スクのいずれの種類にも同じレンズを用いることができ
るようにした光ディスク装置が提案されている。
【0004】かかる対物レンズの一代表例として、特開
平9ー145995号公報(イ)に記載のものがある
が、これは、正の屈折力を有するレンズであって、半径
方向に3以上の輪帯状レンズ面に区分され、1つおきの
輪帯状レンズ面と他の1つおきの輪帯状レンズ面とは屈
折力を異にして、同じ波長のレーザビームに対し、1つ
おきの輪帯状レンズ面が、例えば、薄い透明基板(0.6
mm)の光ディスク(DVD)の情報記録面にレーザビ
ームを集光させ、他の1つおきの輪帯状レンズ面が、例
えば、厚い透明基板(1.2mm)の光ディスク(CD)
の情報記録面にレーザビームを集光させるようにしたも
のである。
【0005】また、他の代表例として、特開2000ー
81566号公報(ロ)に記載のものがあるが、これ
は、薄い透明基板のDVDに対しては、短波長(635n
mまたは650nm)のレーザビームを使用し、厚い透明
基板のCDに対しては、長波長(780nm)のレーザビ
ームを使用する光ディスク装置において、これらレーザ
ビームに共通に使用する対物レンズであって、正のパワ
ーを有する屈折レンズの一方の面に輪帯状の微細な段差
が密に設けられてなる回折レンズ構造が形成されたもの
である。かかる回折レンズ構造は、薄い透明基板のDV
Dに対し、上記短波長のレーザビームの回折光を情報記
録面に集光し、厚い透明基板のCDに対し、上記長波長
のレーザビームの上記回折光と同一次数の回折光を情報
記録面に集光するように設けられている。なお、DVD
に対して上記の短波長のレーザビームを用いるのは、C
Dに比べてDVDの記録密度は高く、このために、ビー
ムスポットを小さく絞る必要があるためである(よく知
られているように、光スポットの大きさは、波長に比例
し、開口数NAに反比例する)。
【0006】なお、レンズ面に輪帯状位相シフタを設け
た輪帯位相補正レンズ方式の対物レンズも提案されてい
る(特開2001ー51192号公報(ハ))。これ
は、DVDに使用する波長λ1が640nmのレーザビーム
で波面収差をなくすようにしたレンズ面を基準として、
半径方向に複数の輪帯状の屈折面に区分し、これら屈折
面を夫々この基準レンズ面から所定の段差(レンズ中心
からi番目の段差をdiとする)をもって形成し、かか
る段差diにより、夫々の屈折面によってDVDのレー
ザビームが基準レンズ面に対してこの波長λ1の整数mi
倍だけ位相シフトすることにより、CD系の波面収差を
低減するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記いずれの従来例で
も、DVD,CDともに共通の対物レンズを用いること
ができるから、対物レンズを含めてDVD,CD毎に使
用部材を交換するための手段などが不要となり、コスト
の面や構成の簡略化の点で有利となるが、上記特開平9
ー145995号公報(イ)では、DVD、CD毎に対
物レンズでの利用する輪帯状レンズ面が異なるため、入
射レーザビームに対して無効となる部分が多く、光利用
効率が著しく低いという問題がある。換言すれば、レン
ズ面の輪帯区間ごとに固有の焦点を持たせたために、1
つの単色光をレンズ面全域で受けてひとつの焦点に結ば
せることが出来ない点で利用効率が低下しているという
ことになる。
【0008】また、上記特開2000ー81566号公
報(ロ)では、回折レンズ構造による回折光を利用して
いるため、異なる波長に夫々対する回折効率を同時に10
0%にすることはできないという問題がある(なお、こ
れでは、DVDに用いる短波長(635nmまたは650n
m)のレーザビームとCDに用いる長波長(780nm)
のレーザビームに対し、それらの間のほぼ705nmの波
長で回折効率が100%となるようにして、これら使用レ
ーザビームに対して回折効率がバランスするようにして
いる)。また、レンズ面に回折レンズ構造を設けるた
め、微小な段差が必要になるが、製造上の誤差の影響を
受け易く、回折構造が設計からズレた場合、回折効率の
劣化を招くことになる。このように、回折効率の劣化や
そもそも回折効率が100%に達しないということは、入
射光の全てを光ディスクの透明基板に設けられた情報記
録面に集光することはできないことを意味しており、こ
れが光量損失となる。
【0009】さらに、特開2001ー51192号公報
(ハ)では、即ち、輪帯位相補正レンズ方式では、光利
用効率は高いが、DVDのレーザビームに対して波面収
差をなくすように設計したレンズ面を基準面とし、これ
より、CDのレーザビームに対する波面収差を低減する
ように、この基準面からDVDのレーザビームの波長λ
1の整数mi倍の段差diだけ窪ませて屈折面としてい
る。しかし、もとよりDVDを基準として、単なる段差
を設けるだけでは、CDのレーザビームに対して、波面
収差を充分に低減することができていない。
【0010】本発明の目的は、かかる問題を解消し、透
明基板の厚さが異なる複数種の光記録媒体夫々に対し、
可及的に波面収差が低減された状態で、しかも、高い光
利用効率で光ビームを情報記録面に集光させることがで
きるようにした対物レンズの設計方法、及び対物レンズ
と光ヘッド,光ディスク装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、透明基板の厚さが異なる複数種の光記
録媒体毎に異なる波長の光ビームが入射され、光記録媒
体側で光ビームを集光させる正のパワーを有する対物レ
ンズの設計方法において、光ビームの波長の違いによっ
て発生する色収差で光記録媒体の透明基板の厚みの違い
によって発生する波面収差を打ち消す関数を求め、この
関数でもってレンズ面を構成するという設計方法を編み
出した。また、この設計方法により、透明基板の厚さが
異なる複数種の光記録媒体毎に異なる波長の光ビームが
入射され、該光記録媒体の該透明基板に設けられた情報
記録面に該光ビームを屈折作用により集光させる正のパ
ワーを有する対物レンズであって、夫々の該波長の光ビ
ームに対して所定の屈折率を有する材料からなり、光入
射側面の面形状と光出射側面の面形状とが、該光ビーム
の波長の違いによって発生する色収差で該光記録媒体の
透明基板の厚みの違いによって発生する波面収差を打ち
消すことにより、いずれの種類の光記録媒体に対して
も、該当する光ビームを該情報記録面に波面表示RMS
波面収差比が、該光ビームの波面収差のうちの最大の波
面収差をWmax、最小の波面収差をWminとして、 1≦Wmax/Wmin<1.8 で集光させるともに連続した非球面をなす面形状であっ
て、該光入射側面と光出射側面との間の中心厚が予め決
められた所定の厚さである対物レンズを得ることができ
る。 さらに、かかる対物レンズは、望ましくは、光入射
側面の面形状が、光軸から半径方向に複数の区間に区分
されて該光軸からj番目の区間は、光源高さhに対し
て、次の関数Z Aj (j=1,2,3,……)、
【数10】 で表わされ、光出射側面の面形状が、光源高さhに対し
て、次の関数Z B
【数11】 で表わされ、関数Z Aj の定数B,C,K,A 4 ,A 6 ,A
8 ,A 10 ,A 12 ,A 14 ,A 16 (但し、j=0のとき、B
=0)と関数Z B の定数C,K,A 4 ,A 6 ,A 8 ,A 10
を、該光ビームの波長の違いによって発生する色収差で
該光記録媒体の透明基板の厚みの違いによって発生する
波面収差を打ち消すことにより、いずれの種類の光記録
媒体に対しても、該当する光ビームを該情報記録面に波
面表示RMS波面収差比が、該光ビームの波面収差のう
ちの最大の波面収差をWmax、最小の波面収差をWminと
して、 1≦Wmax/Wmin<1.8 で集光させる値とする面形状とするものであり、好まし
くは1≦Wmax/Wmin<1.6、さらに好ましくは1≦Wm
ax/Wmin<1.4とするものである。
【0012】また、これにより、本発明は、透明基板の
厚さが異なる複数種の光記録媒体毎に異なる波長の光ビ
ームが入射され、光記録媒体の該透明基板に設けられた
情報記録面に該光ビームを屈折作用により集光させる正
のパワーを有する対物レンズであって、光ビームの波長
λの違いによって発生する色収差で光記録媒体の透明基
板の厚みの違いによって発生する波面収差を打ち消すこ
とにより、いずれの種類の光記録媒体に対しても、該当
する光ビームを該情報記録面にRMS波面収差が0.035
λ以下で、好ましくは0.033λ以下で、さらに好ましく
は0.030λ以下で集光させる、あるいは、該当する光ビ
ームを該情報記録面にRMS波面収差が、i番目の光ビ
ームの波長をλi(i=1,2,……)とし、波長λiの
光ビームの波面収差をWiとして、
【数1】 (但し、i番目の該光ビームの波長をλi(i=1,
2,……)、全ての波長にわたる個々のRMS波面収差
の二乗の総和をΣWi 2、波長λiの光ビームのRMS波
面収差をWi・λiとする)好ましくは、
【数2】 (但し、i番目の該光ビームの波長をλi(i=1,
2,……)、全ての波長にわたる個々のRMS波面収差
の二乗の総和をΣWi 2、波長λiの光ビームのRMS波
面収差をWi・λiとする)さらに好ましくは、
【数3】 (但し、i番目の該光ビームの波長をλi(i=1,
2,……)、全ての波長にわたる個々のRMS波面収差
の二乗の総和をΣWi 2、波長λiの光ビームのRMS波
面収差をWi・λiとする)さらに好ましくは、
【数4】 (但し、i番目の該光ビームの波長をλi(i=1,
2,……)、全ての波長にわたる個々のRMS波面収差
の二乗の総和をΣWi 2、波長λiの光ビームのRMS波
面収差をWi・λiとする)にて集光させる、または、該
当する光ビームを該情報記録面に波長表示RMS波面収
差比が、該光ビームの波面収差のうちの最大の波面収差
をWmax、最小の波面収差をWminとして、Wmax/Wmin
≦1.8で好ましくは、Wmax/Wmin≦1.6で、さらに好ま
しくは、Wmax/Wmin≦1.4で集光させる対物レンズ、
あるいは、複数種の光記録媒体毎に異なる波長の光ビー
ムが入射され、該光記録媒体の該透明基板に設けられた
情報記録面に該光ビームを屈折作用により集光させる正
のパワーを有する対物レンズであって、いずれの種類の
光記録媒体に対しても、該当する光ビームを該情報記録
面にRMS波面収差が0.035λ以下に集光させることを
特徴とする対物レンズを提供するものである。このこと
は、一面において、換言すれば、複数種類の単色光をそ
れぞれ屈折作用により集光させる多波長用レンズを含む
光学系であって、レンズ面全域にわたり該単色光の固有
の波長に対応した単一の焦点を有するとともに、当該焦
点は、異なる所定波長の該複数種類の単色光に対応して
それぞれ異なる所定の位置に配置されている多波長用光
学系を初めて提供することを意味する。また、これによ
り、波長の異なる光ビームを透過し、該光ビームを平行
光とするコリメータレンズと、該コリメータレンズから
入射される平行光を透明基板の厚さが異なる複数種の光
記録媒体の情報記録面に光スポットを形成し、該情報記
録面で反射した反射光を平行光とする対物レンズと、該
反射光を検出する光検出器と、該光検出器からフォーカ
ス誤差信号とトラッキング誤差信号を得る信号処理回路
と、該フォーカス誤差信号と該トラッキング誤差信号か
ら、該対物レンズがディスクの該情報記録面と適正位置
にあるように、駆動されるアクチュエータとを具備し、
該対物レンズは、該光ビームの波長の違いによって発生
する色収差で該光記録媒体の透明基板の厚みの違いによ
って発生する波面収差を打ち消すことにより、いずれの
種類の光記録媒体に対しても、該当する光ビームを該情
報記録面に波面表示RMS波面収差比が、該光ビームの
波面収差のうちの最大の波面収差をWmax、最小の波面
収差をWminとして、 1≦Wmax/Wmin<1.8 で集光させることを特徴とする光ヘッドを提供すること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】いま、厚さt1の透明基板を用い
た第1の光ディスクに対し、これを用いる光ディスク装
置での対物レンズが良好に収差補正され、この基板に設
けられた情報記録面にレーザビームが良好に集光するも
のとする。かかる光ディスク装置にこの透明基板とは異
なる厚さt2の透明基板を用いた第2の光ディスクを使
用した場合、この透明基板の厚さt2が厚さt1と異なる
ために、この対物レンズと厚さt2の透明基板とによっ
て波面収差が生じ、この厚さt2の透明基板に設けられ
ている情報記録面にレーザビームが良好に集光しない。
【0014】一方、かかる対物レンズと透明基板からな
る光学系に異なる波長のレーザビームを用いると、色収
差が生ずるが、本発明は、かかる色収差を利用して上記
の波面収差を低減するものであって、基板の厚みが異な
る光ディスク毎に異なる波長のレーザビームを用い、基
板の厚みが異なることによって生ずる波面収差をレーザ
ビームの波長の違いによって生ずる色収差でもって相殺
し、いずれの厚みの基板に対しても、総合的な収差が許
容範囲内になるようにするものである。
【0015】このことは、基板の厚さが異なる光ディス
クのいずれに対しても、その基板の厚さに対応する波長
のレーザビームを用いた場合、このレーザビームの対物
レンズと基板を通った全ての光線がこの基板の情報記録
面上で良好に集光するような光路長を経るようにするも
のである。
【0016】いま、図3において、対物レンズ1を用い
て基板2の情報記録面2aにレーザビームを集光させる
場合についてみる。ここで、対物レンズ1の面Aは光入
射側面、面Bは光出射側面であり、基板2の情報記録面
2aは対物レンズ1側とは反対側にある。
【0017】図3は、対物レンズ1に入射するレーザビ
ームは平行光とし(従って、図3に示す光学系は、いわ
ゆる無限光学系である)、対物レンズ1の光軸OAから
これに垂直な方向の距離(光線高さ)hの位置P1を通
る光線が光軸OAを横切る点(集光点)P5に達するま
での光路を摸式的に示すものである。ここで、かかる光
路での対物レンズ1への入射点をP2、対物レンズ1か
らの出射点をP3、透明基板2への入射点をP4とし、 点P1〜入射点P2:空間距離=S1h 屈折率=n1 入射点P2〜出射点P3:空間距離=S2h 屈折率=n
2 出射点P3〜入射点P4:空間距離=S3h 屈折率=n
3 入射点P4〜集光点P5:空間距離=S4h 屈折率=n
4 とすると、点P1から集光点P5までの光路長Lhは、
【数5】 で表わされる。なお、光軸OA上での光路長Lhは、こ
の数5において、h=0の場合である。
【0018】この数5は任意の光線高さhについて該当
するものであり、収差補正されている場合には、夫々の
光線高さhに対する集光点P5が夫々の許容範囲内で情
報記録面2a上にある。すなわち、本発明は、例えば厚
さが異なる複数の基板夫々毎に異なる波長のレーザビー
ムを用いることにより、色収差と波面収差とが相殺し合
って夫々の光線高さhに対する集光点P5が夫々の許容
範囲内で情報記録面2a上にあるようにするものであ
る。本発明の実施形態としては、対物レンズ1のレンズ
面形状をこれを実現する形状とするものである。これに
より、基板の厚さが異なるいずれの光ディスクに対して
も、情報記録面に良好な光スポットを形成することが可
能となる。なおこのことは、ディスク基板の厚みが異な
っていなくても、つまり、厚みが同じで波長が異なるよ
うな場合でも前記集光点P5を夫々の許容範囲内にする
ことにより適用可能である。また、光記録媒体に限ら
ず、光通信などで異なる波長のレーザービームを同一の
レンズもしくは光学系を通過させるような場合にも適用
可能である。
【0019】以下、本発明の実施形態を、透明基板の厚
さが異なる2種類の光ディスク、即ち、DVDとCDと
を例に、図面を用いて説明する。
【0020】図1は本発明による対物レンズの第1の実
施形態の作用を示す図であって、同図(a)はDVDに
対するもの、同図(b)はCDに対するものであり、1
はこの実施形態の対物レンズ、2はDVDの透明基板
(以下、DVD基板という)、3はCDの透明基板(以
下、CD基板という)、4,5はレーザビームである。
【0021】まず、図1(a)において、対物レンズ1
が図示しない光ディスク装置の光ヘッドに設けられてお
り、DVDがこの光ディスク装置に装着されて、対物レ
ンズ1によって平行光として入射されるレーザビーム4
が集光されることにより、記録再生が行なわれる。ここ
で、DVD基板2の厚さt1は0.6mmであり、このと
きのレーザビーム4としては、波長λ1=655nmのレー
ザビームが開口数NA=0.63の光束として用いられる。
かかる条件のもとに、かかるレーザビームは、DVD基
板2の対物レンズ1側とは反対側の面の情報記録面2a
に集光される。
【0022】図1(b)は上記と同じ光ディスク装置に
CDが装着され、同じ対物レンズ1を用いて記録再生が
行なわれる場合を示す。ここで、CD基板3の厚さt2
は1.2mmであり、このときのレーザビーム5として
は、波長λ2=790nmのレーザビームがほぼ開口数NA
=0.63の光束として用いられるが、実質的には、開口数
NA=0.47の光束がCD基板3の情報記録面3aに集光
し、ハッチングして示すほぼNA=0.47〜0.63の対物レ
ンズ1の光軸OAから離れた部分を通る光束はこの情報
記録面3aで集光しない。このように、この開口数NA
がほぼ0.47までの上記のレンズ領域は、DVD,CDの
共通使用領域となる。
【0023】このように、この第1の実施形態は、DV
D,CDともに収差が良好に低減されて、情報記録面2
a,3aで良好な光スポットが得られるようにするもの
であるが、このために、DVD,CDの両方共に、任意
の光線高さhに対して上記数5で示す光路長Lhが収差
を低減して許容値内とするような値とするように、対物
レンズ1のレンズ面形状を設定するものである。以下、
かかるレンズ面形状の一具体例を図2により説明する。
【0024】図2において、対物レンズ1の光出射側面
Bについて、光線高さhの点をc、この点cから光軸O
Aに平行な方向での光出射側面B上の点をdとすると、
この光出射側面Bの面形状は、任意の光線高さhに対す
る点c,d間の距離ZBにより、
【数6】 で表わされるようにする。
【0025】なお、数6において、上記係数C,K,A
4,A6,A8,A10の値を代入して任意の光線高さh
(≠0)に対する距離ZBを求めると、その値は負の値
となるが、これは光出射側面B上の点dが点c、従っ
て、この光出射側面Bの光軸OAが通る面頂点eよりも
出射面側(図2での左側)に位置することを示してい
る。距離ZBが正の値である場合には、逆の右側に位置
することを示している。
【0026】次に、対物レンズ1の光入射側面Aについ
て、光線高さhの点をa、この点aから光軸OAに平行
な方向での光入射側面A面上の点をbとすると、光入射
側面Aの面形状は、光線高さh(mm)とこの光線高さ
hに対する点a,b間の距離ZA(mm)とが次の表1
に示す関係となるレンズ面形状に設定される。
【0027】
【表1】 対物レンズ1の上記数6で表わされる光出射側面Bも、
また、上記表1の点列データで表わされる光入射側面A
も、連続した非球面をなすものである。また、対物レン
ズ1の光軸上の面頂点f,e間の距離、即ち、中心厚t
0は2.2mmであって、波長λ1=655nm(DVD)で
の屈折率nは1.54014であり、波長λ2=790nm(C
D)での屈折率nは1.5365である。
【0028】(i)ここで、収差を評価するための上記
の収差の許容値としては、対物レンズ1への入射レーザ
ビームが入射角0゜である場合(即ち、光軸OAに平行
な平行光)について、DVD(波長λ1=655nm),C
D(波長λ2=790nm)ともに、RMS(Root Mean Sq
uare)波面収差で0.035λ、好ましくは、0.033λ、さら
に好ましくは、0.030λとする。この第1の実施形態で
は、DVD,CDの波面収差がかかる許容値以下となる
ように、光出射面Bと光入射面Aを上記の面形状に設定
しているものである。
【0029】この第1の実施形態では、2種類の異なる
波長λ1,λ2を用いた場合を示しているが、一般に、n
種類(但し、nは2以上の整数)の異なる波長λi(但
し、i=1,2,……,n)を用いる場合も、同様であ
る。
【0030】(ii)また、このようにn種類の波長λi
用いた場合について、これら波長λiの入射レーザビー
ムが入射角0゜である場合の夫々の波面収差をWiとす
ると、これら収差は、
【数7】 (但し、i番目の該光ビームの波長をλi(i=1,
2,……)、全ての波長にわたる個々のRMS波面収差
の二乗の総和をΣWi 2、波長λiの光ビームのRMS波
面収差をWi・λiとする)を満足するようにする。この
ときの許容値W0としては、0.028、好ましくは0.026,
さらに好ましくは0.025、さらに好ましくは0.023とす
る。上記第1の実施形態では、DVDの波面収差を
1、CDの波面収差をW2とし、かつi=1,2である
から、上記数4は、
【数8】 となる。
【0031】(iii)あるいはまた、異なるn種類の波長
λiのレーザビームを用いる場合、夫々の波長λiのうち
で最大の波面収差をWmax、最小の波面収差をWminとす
ると、 1≦Wmax/Wmin<Wth とする。この場合の許容値Wthとしては、1.8、好まし
くは1.6、さらに好ましくは1.4とする。上記第1の実施
形態の場合には、DVDの波面収差W1とCDの波面収
差W2とのいずれか一方が最大波面収差Wmaxとなり、他
方が最小波面収差Wminとする。
【0032】図4はこの第1の実施形態でのRMS波面
収差の測定結果を示すものであって、横軸に像高(m
m)を取り、縦軸にRMS波面収差を取っている。ここ
で、入射角は0゜であり、像高=0mmは入射ビームが
平行光であることを示しており、像高が大きくなるほ
ど、平行光からずれてくることになる。
【0033】図4(a)はDVD(波長λ1=655nm)
に対するRMS波面収差を示しており、像高=0mmの
ときには、RMS波面収差=0.02130λ1であった。ま
た、図4(b)はCD(波長λ2=790nm)に対するR
MS波面収差を示しており、像高=0mmのときには、
RMS波面収差=0.02410λ2であった。
【0034】かかる数値を評価するために、上記の各条
件式に挿入すると、 (i)まず、DVD,CDについて、RMS波面収差が
0.02130λ,0.02410λと上記の許容値0.035λ、好まし
くは、0.033λ、さらに好ましくは、0.030λよりも小さ
い。
【0035】(ii)DVD,CDについて、上記数8に
より、
【数9】 であるから、上記の許容値0.028、好ましくは0.026,さ
らに好ましくは0.025、さらに好ましくは0.023以下とな
っている。
【0036】(iii)DVD,CDについて、Wmax/Wmi
nをみると、 Wmax/Wmin=0.02410/0.02130=1.1315 となるから、上記の許容値1.8、好ましくは1.6、さらに
好ましくは1.4以下となっている。
【0037】図5は上記数11で示す面形状の光出射側
面Bと上記表1で示す面形状の入射側面Aとを有する対
物レンズ1を用いたことによるDVD,CDの情報記録
面上での光スポットの計算結果に示す図であって、横軸
は情報記録面での光軸を基準点とした光軸に垂直方向の
位置を距離(mm)で表わしたものであり、縦軸はこの
基準点(=0mm)での光強度を1としたときの各位置
の相対的光強度を表わしている。
【0038】図5(a)はDVDに対する光スポットを
示すものであって、相対的光強度が1/e2(=13.5%)
となる光スポット直径φDは0.85μmである。また、図
5(b)はCDに対する光スポットを示すものであっ
て、相対的光強度が1/e2となる光スポット直径φCは1.
37μmであった。このように、DVD,CDともに、情
報記録面に良好な光スポットが得られるものであった。
【0039】次に、本発明による対物レンズの第2の実
施形態について説明する。
【0040】この第2の実施形態は、その基本的構成は
上記の第1の実施形態と同様であるが、光入射面Aを光
軸から半径方向に複数の区間に区分し、夫々の区間の面
形状を、DVD,CDともに収差が許容値内に良好に低
減されるように、設定するものである。
【0041】この第2の実施形態の光入射面Aの面形状
を図2を用いて説明する。いま、この光入射面Aの光線
高さh方向(半径方向)の光軸OA側からj番目の区間
での点a,b間の距離を次の関数ZAjで、即ち、
【数10】 で表わされる。なお、数10での光源高さhは、j番目
の区間でのものである。
【0042】そして、DVD,CDともに収差を許容値
内に良好に低減するための数10での区間毎に、その範
囲(hの範囲)とその各定数B,C,K,A4,A6,A8
A10,A12,A14,A16を示すと、次の表2に示すようにな
る。
【0043】
【表2】 また、この第2の実施形態での光出射面Bの面形状ZB
は、次の数11で表わされる。
【0044】
【数11】 また、対物レンズ1の光軸上の面頂点f,e間の距離、
即ち、中心厚さt0は2.2mmであって、波長λ1=655n
m(DVD)での屈折率nは1.604194であり、波長λ2
=790nm(CD)での屈折率nは1.599906である。
【0045】ここで、収差を評価するための上記収差の
許容値としては、上記第1の実施形態と同様である。
【0046】図6はこの第2の実施形態でのRMS波面
収差の測定結果を示すものであって、横軸,縦軸は図4
と同様である。
【0047】図6(a)はDVD(波長λ1=655nm)
に対するRMS波面収差を示しており、像高=0mmの
ときには、RMS波面収差=0.01945λ1であった。ま
た、図6(b)はCD(波長λ2=790nm)に対するR
MS波面収差を示しており、像高=0mmのときには、
RMS波面収差=0.02525λ2であった。
【0048】かかる数値を評価するために、第1の実施
形態と同様、上記の各条件式に挿入すると、 (i)まず、DVD,CDについて、RMS波面収差が
0.01945λ1,0.02525λ2と上記の許容値0.035λ、好ま
しくは、0.033λ、さらに好ましくは、0.030λよりも小
さい。
【0049】(ii)DVD,CDについて、上記数8に
より、
【数12】 であるから、上記の許容値0.028、好ましくは0.026,さ
らに好ましくは0.025、さらに好ましくは0.023以下とな
っている。
【0050】(iii)DVD,CDについて、Wmax/Wmi
nをみると、 Wmax/Wmin=0.02525/0.01945=1.298 となるから、上記の許容値1.8、好ましくは1.6、さらに
好ましくは1.4以下となっている。
【0051】図7は上記数11で示す面形状の光出射側
面Bと上記数10及び表2で示す面形状の入射側面Aと
を有する対物レンズ1を用いたことによるDVD,CD
の情報記録面上での光スポットの計算結果に示す図であ
って、横軸,縦軸は図5と同様である。
【0052】図7(a)はDVDに対する光スポットを
示すものであって、相対的光強度が1/e2(=13.5%)
となる光スポット直径φDは0.89μmである。また、図
7(b)はCDに対する光スポットを示すものであっ
て、相対的光強度が1/e2となる光スポット直径φCは1.
30μmであった。このように、DVD,CDともに、情
報記録面に良好な光スポットが得られるものであった。
【0053】なお、一例として、先の特開2001ー5
1192号公報に記載のDVDとCDとの収差をみる
と、 DVD:0.001λ1 CD:0.047λ2 DVD:0.019λ1 CD:0.037λ2 但し、λ1=640nm λ2=780nm の2つの例が挙げられているが、いずれにおいても、C
Dについては、上記の許容値0.035λを越えるものであ
る。また、これらの
【数13】 は、上記夫々について、0.0332,0.0294となり、いずれ
も上記の許容値0.028、好ましくは0.026,さらに好まし
くは0.025、さらに好ましくは0.023を越えているし、さ
らに、これらのWmax/Wminも夫々、47,1.947とな
り、いずれも上記の許容値1.8、好ましくは1.6、さらに
好ましくは1.4を越えている。
【0054】このように、上記第1,第2の実施例と
も、収差を上記の許容値内に抑えることができるもので
あるが、これは、収差がかかる許容値内に収まるよう
に、波面収差が色収差でキャンセルし合うレンズ面形状
としていることによるものである。これに対し、先の特
開2001ー51192号公報では、単に入射レーザビ
ームをDVDレーザビームの波長の整数倍分位相シフト
することにより、CDの収差低減を図るようにしたもの
であるから、いずれか1つの波長に対しては、収差を充
分小さく抑えることができるとしても、全ての波長に対
して、上記のような小さい値の許容値内に収差を同時に
納めることができないのである。
【0055】以上の実施形態では、DVDとCDとで基
板厚さが夫々0.6mmと1.2mmと異なることによる波面
収差が655nmと790nmとの波長の差による色収差によ
り打ち消して総合的な収差が低減されていることが、図
5及び図7に示す光スポット及び図4,図6に示す波面
収差のグラフから明らかである。また、以上の実施形態
では、対物レンズ1の光入射側面Aの面形状は上記表1
に示す点列データ,数10及び表2で与えられ、光出射
側面Bの面形状は上記数6,数11に示す非球面の式に
より与えられるので、先の従来例のような回折レンズ構
造を用いておらず、また、記録または再生に必要な開口
(NA)に対してほぼ全ての光束を集光することができ
るので、高い光利用効率が得られることになる。
【0056】なお、以上の実施形態では、図1に示すよ
うに、ほぼ開口数NA=0.47から開口数NA=0.63まで
の対物レンズ1の外側領域はDVDのみに使用され、C
Dでは使用しないので、かかる外側領域での光入射側面
A,光出射側面Bのいずれか一方または双方にDVDの
ときの波長655nmの光を透過し、CDのときの波長790
nmの光を透過しない薄膜処理を施したり、あるいは、
かかる外側領域での光入射側面A,光出射側面Bのいず
れか一方または双方に波長655nmの光には作用しない
が、波長790nmの光に作用するような回折格子を形成
して、波長655nmの光利用効率を落とさずに、波長790
nmの光利用効率を落とすようにしてもよい。
【0057】即ち、以上の実施形態のごとく、異なる開
口数の系に共用する際に、開口数に応じた絞りを設定で
きない場合には、開口数の小さな光学系においては、余
分の光束をも受容することになるので、開口数の大きな
光学系に合致して設計されたレンズの外側領域部分を通
過する光が、開口数が小さな光学系に悪影響を及ぼさな
いような配慮をすることが望ましい。例えば、レンズの
外側領域を通過した光がディスク面には集光しないよう
に、横収差量が0.015mm以上となるようにするのが望
ましい。
【0058】また、以上の実施形態では、DVDとCD
との2種類の光ディスクを例としたが、本発明は、これ
に限らず、これら以外の種類が異なる光ディスクであっ
てもよいし、また、基板の厚みが異なる3種類以上の光
ディスクに対しても、適用可能であり、夫々毎に使用す
るレーザビームの波長を異ならせ、これらに応じて、色
収差が波面収差を打ち消すように、レンズ面形状を設定
すればよい。
【0059】図8は本発明による対物レンズを用いた光
ヘッドの一実施形態を示す構成図であって、11はDV
Dレーザ、12はCDレーザ、13,14はハーフプリ
ズム、15はコリメータレンズ、16は検出レンズ、1
7は光検出器、18は回析格子、19はアクチュエータ
であり、図1に対応する部分には同一符号をつけてい
る。
【0060】同図において、DVDディスク2を記録ま
たは再生する場合には、DVDレーザ11を駆動する。
DVDレーザ11から発生される波長655nmのレーザ
ビームが、ハーフプリズム13で反射し、ハーフプリズ
ム14を透過してコリメータレンズ15に入射する。コ
リメータレンズ15を通過して平行光となってレーザビ
ームは、対物レンズ1に入射して集光され、DVDディ
スク2の情報記録面に光スポットを形成する。そして、
DVDディスク2で反射した反射光が対物レンズ1によ
り平行光となり、コリメータレンズ15に入射する。コ
リメータレンズ15はこの平行光を収束光にし、この収
束光はハーフプリズム14,13を透過し、検出レンズ
16を通って光検出器17に到達する。光検出器17の
検出出力信号は信号処理回路(図示せず)に供給され、
情報記録再生信号やフォーカス誤差信号,トラッキング
誤差信号が得られる。図示しないシステム制御回路は、
得られたフォーカス誤差信号とトラッキング誤差信号を
もとに、適正なフォーカス位置とトラッキング位置に対
物レンズ1が位置するように、アクチュエータ駆動回路
(図示せず)を制御してアクチュエータ19を駆動す
る。
【0061】CDディスク3を記録または再生する場合
には、CDレーザ12を駆動する。CDレーザ12から
発生される波長790nmのレーザビームが回折格子18
を通り、ハーフプリズム14で反射されてコリメータレ
ンズ15に入射する。コリメータレンズ15を通過して
平行光となったレーザビームは、対物レンズ1に入射し
て集光され、CDディスク3の情報記録面に光スポット
を形成する。そして、CDディスク3で反射した反射光
が対物レンズ1により平行光となり、コリメータレンズ
15に入射する。コリメータレンズ15はこの平行光を
収束光にし、この収束光はハーフプリズム14,13を
透過し、検出レンズ16を通って光検出器17に到達す
る。光検出器17の検出出力信号は図示しない信号処理
回路に供給され、情報記録再生信号やフォーカス誤差信
号,トラッキング誤差信号が得られる。
【0062】なお、CDディスク3の場合のトラッキン
グ誤差信号は、CDレーザ12からのレーザビームを、
回折格子18により、0次光と土1次光の3ビームに分
岐し、これら±1次光によりトラッキング誤差信号を得
るようにしている。
【0063】このようにして得られたトラッキング誤差
信号とフォーカス誤差信号とにより、DVDディスク2
と同様にして、適正なフォーカス位置とトラッキング位
置に対物レンズ1が位置するように、アクチュエータ1
9を駆動する。
【0064】なお、本発明において、対物レンズ1の代
わりに、コリメータレンズ15あるいはハーフプリズム
14など両ディスクに共通する光学系において、本発明
における対物レンズと同様の機能を持つように光学設計
することもできる。また、図示しないが、本発明の対物
レンズと同等の機能を有する他の光学要素をハーフプリ
ズム14からディスク2またはディスク3に至る光路に
配置することによってもよい。
【0065】なお、コリメータレンズ15は必ずしも必
要ではなく、いわゆる有限系の光学系でも、本発明は適
用可能である。
【0066】図9は本発明による対物レンズを用いた光
ディスク装置の一実施形態を示す構成図であって、20
はアクチュエータ駆動回路、21は信号処理回路、22
はレーザ駆動回路、23はシステム制御回路、24はデ
ィスク判別手段であり、図8に対応する部分には同一符
号をつけている。
【0067】同図において、光ピックアップ装置部分に
ついては、図8に示す構成と同様である。
【0068】まず、装着されたディスクの種類をディス
ク判別手段24により判別する。そのディスク判別方法
としては、ディスクの基板の厚さを光学的もしくは機械
的な方法で検出する方法、ディスクまたはディスクのカ
ートリッジに予め記録された識別マークを検出する方法
などが考えられる。もしくは、ディスクの厚さ,種類を
仮定してディスクの信号を再生し、正常な信号が得られ
なければ、別の厚さ,種類のディスクであると判断する
方法でもよい。ディスク判別結果は、ディスク判別手段
24からシステム制御回路23に伝達される。
【0069】DVDディスクであると判別された場合に
は、システム制御回路23よりレーザ駆動回路22に対
してDVDレーザを点灯させるような信号が伝達され、
レーザ駆動回路22によりDVDレーザ11が点灯され
る。これにより、光ヘッドでは、図8に示した実施形態
と同様に、波長655nmのレーザビームが光検出器17
に到達する。この光検出器17からの検出信号が信号処
理回路21に送られて情報記録再生信号とフォーカス誤
差信号とトラッキング誤差信号とが生成され、システム
制御回路23に送られる。システム制御回路23では、
これらフォーカス誤差信号とトラッキング誤差信号とに
基づいて、アクチュエータ駆動回路20を制御し、この
制御に基づいてアクチュエータ駆動回路20がアクチュ
エータ19を駆動して対物レンズ1をフォーカス方向及
びトラッキング方向に移動させる、いわゆるサーボ回路
の動作により、フォーカス制御及びトラッキング制御が
正規に行なわれて、対物レンズ1がDVDディスク2に
対して正しい位置に位置するように、上記の各回路及び
アクチュエータ19が動作するものとし、その結果、情
報記録再生信号が良好に得られる。
【0070】装着されたディスクがCDディスク3であ
ると判別された場合には、システム制御回路23より、
レーザ駆動回路22に対してCDレーザ12を点灯させ
るような信号が伝達される。これにより、CDレーザ1
2から波長790nmのレーザビームが発生する。これ以
降の動作は図8に光ヘッドの場合と同様であり、このレ
ーザビームが光検出器17に到達し、上記のDVDディ
スク2の場合と同様に、各回路やアクチュエータ19が
作動してサーボ動作が行なわれ、情報記録再生信号が良
好に得られる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
透明基板の厚さが異なる2種類以上の光ディスクに対し
て、回折レンズ構造を用いずに、屈折作用によって記録
または再生に必要な開口(NA)で全ての光束を所望と
する位置に可及的に少ない収差で集光させることがで
き、光利用効率をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による対物レンズの第1の実施形態を示
す図である。
【図2】図1に示す第1の実施形態のレンズ面形状の一
具体例を示す図である。
【図3】対物レンズと光ディスクの透明基板とからなる
光学系での光路長を説明するための図である。
【図4】図1に示す第1の実施形態の第1の実施形態の
波面収差の測定結果の一具体例を示すグラフ図である。
【図5】図1に示す第1の実施形態を用いた光ディスク
装置での種類が異なる光ディスクに対する光スポットの
計算結果を示す図である。
【図6】本発明による対物レンズの第2の実施形態の波
面収差の測定結果の一具体例を示すグラフ図である。
【図7】本発明による対物レンズの第2の実施形態を用
いた光ディスク装置での種類が異なる光ディスクに対す
る光スポットの計算結果を示す図である。
【図8】本発明による光ヘッドの一実施形態を示す図で
ある。
【図9】本発明による光ディスク装置の一実施形態を示
す図である。
【符号の説明】
1 実施形態の対物レンズ 2 DVDの透明基板 2a 情報記録面 3 CDの透明基板 3a 情報記録面 4,5 レーザビーム 11 DVDレーザ 12 CDレーザ 13,14 ハーフプリズム 15 コリメータレンズ 16 検出レンズ 17 光検出器 18 回析格子 19 アクチュエータ 20 アクチュエータ駆動回路 21 信号処理回路 22 レーザ駆動回路 23 システム制御回路 24 ディスク判別手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−275359(JP,A) 特開2001−51192(JP,A) 特開2001−229566(JP,A) 特開2000−348376(JP,A) 特開2001−147367(JP,A) 特開2002−203333(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 13/00 G11B 7/135 G02B 9/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板の厚さが異なる複数種の光記録
    媒体毎に異なる波長の光ビームが入射され、該光記録媒
    体の該透明基板に設けられた情報記録面に該光ビームを
    屈折作用により集光させる正のパワーを有する対物レン
    ズの設計方法であって、 光ビームの波長の違いによって発生する色収差と該光記
    録媒体の透明基板の厚みの違いによって発生する波面収
    差とが相殺し合って任意の光線高さに対する情報記録面
    上の集光点の収差の許容範囲を定め、該相殺の程度が該
    許容範囲内にあるようにするものである該色収差と該波
    面収差とを打ち消す関数を求め、該関数によりレンズ面
    形状を構成することにより、いずれの種類の光記録媒体
    に対しても、該当する光ビームを該情報記録面に波長
    示RMS波面収差比が、該光ビームの波面収差のうちの
    最大の波面収差をWmax、最小の波面収差をWminとし
    て、 1≦Wmax/Wmin<1.8 で集光させる対物レンズを実現する対物レンズの設計方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレンズの設計方法におい
    て、 前記色収差と前記波面収差とを打ち消す前記関数を、光
    入射側面の面形状を、光軸から半径方向に複数の区間に
    区分されて該光軸からj番目の区間は、光線高さhに対
    して、次の関数ZAj(j=1,2,3,……)、 【数10】 で表わし、光出射側面の面形状を、光線高さhに対し
    て、次の関数ZB 【数11】 で表わし、関数ZAjの定数B,C,K,A4,A6
    8,A10,A12,A14,A16(但し、j=0のとき、
    B=0)と関数ZBの定数C,K,A4,A6,A8,A10
    とを、該光ビームの波長の違いによって発生する色収差
    で該光記録媒体の透明基板の厚みの違いによって発生す
    る波面収差を打ち消すことにより、いずれの種類の光記
    録媒体に対しても、該当する光ビームを該情報記録面に
    波長表示RMS波面収差比が、該光ビームの波面収差の
    うちの最大の波面収差をWmax、最小の波面収差をWmin
    として、 1≦Wmax/Wmin<1.8 で集光させる値となるように決定することを特徴とする
    対物レンズの設計方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のレンズの設計方
    法により、製造されたことを特徴とする対物レンズ。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載のレンズの設計方
    法により、構成されたレンズ面に薄膜処理を施すことを
    特徴とする対物レンズの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載のレンズの設計方
    法により、製造された対物レンズを用いたことを特徴と
    する光ヘッド。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の光ヘッドを用いたことを
    特徴とする光デイスク装置。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の対物レンズを用いたこと
    を特徴とする多波長用光学系。
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