[go: up one dir, main page]

JP3516131B2 - 傾斜センサー - Google Patents

傾斜センサー

Info

Publication number
JP3516131B2
JP3516131B2 JP37035098A JP37035098A JP3516131B2 JP 3516131 B2 JP3516131 B2 JP 3516131B2 JP 37035098 A JP37035098 A JP 37035098A JP 37035098 A JP37035098 A JP 37035098A JP 3516131 B2 JP3516131 B2 JP 3516131B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
support
bobbins
supporting
support member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP37035098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000193453A (ja
Inventor
大久保一朗
Original Assignee
株式会社エヌ・ティ・ティネオメイト名古屋
株式会社東横エルメス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社エヌ・ティ・ティネオメイト名古屋, 株式会社東横エルメス filed Critical 株式会社エヌ・ティ・ティネオメイト名古屋
Priority to JP37035098A priority Critical patent/JP3516131B2/ja
Publication of JP2000193453A publication Critical patent/JP2000193453A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3516131B2 publication Critical patent/JP3516131B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、傾斜センサーに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、傾斜センサーは、板バネにひずみ
ゲージを貼付け、それに重りを吊り下げ、板バネを傾斜
させる。そのときのひずみゲージの抵抗変化を電気に変
換し、読取る方式がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】<イ>本発明は、光フ
ァイバを用いた傾斜センサーを提供することにある。 <ロ>本発明は、管理が容易な傾斜センサーを提供する
ことにある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明は、支持材を有
する傾斜センサーにおいて、支持材に配置された光ファ
イバ支持部材と、支持材に配置され、傾斜角に応じて回
転軸の周りを回転する支柱と、支柱に配置された光ファ
イバ保持部材と、光ファイバ支持部材と光ファイバ保持
部材間に張られた光ファイバとを備え、光ファイバ支持
部材は、支持材の上部に配置され、支柱は、支持材に配
置される回転軸の周りに回転自在に上方向に配置され、
支柱の上部にウエイトが配置され、支柱の下部に横方向
にアームが配置され、光ファイバ保持部材は、アームの
端部に配置され、支柱が回転軸の周りを回転すると、光
ファイバ支持部材と光ファイバ保持部材間に張られた光
ファイバが伸縮することを特徴とする、傾斜センサー
ある。又は、本発明は、支持材を有する傾斜センサーに
おいて、支持材に配置された光ファイバ支持部材と、支
持材に配置され、傾斜角に応じて回転軸の周りを回転す
る支柱と、支柱に配置された光ファイバ保持部材と、光
ファイバ支持部材と光ファイバ保持部材間に張られた光
ファイバとを備え、光ファイバ支持部材は、支持材の両
側部に回転自在に取り付けられる一対の支持ボビンであ
り、支柱は、支持材に配置される回転軸の周りに回転自
在に上方向に配置され、支柱の上部にウエイトが配置さ
れ、支柱の下部に横方向にアームが配置され、光ファイ
バ保持部材は、アームの両端部に回転自在に配置される
一対の保持ボビンであり、光ファイバは、各支持ボビン
と各保持ボビン間に張られ、支柱が回転軸の周りを回転
すると、光ファイバ支持部材と光ファイバ保持部材間に
張られた光ファイバが伸縮することを特徴とする、傾斜
センサーにある。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
【0006】<イ>傾斜センサーの概要 傾斜センサーは、光ファイバ5を用い、光ファイバ5に
かかるひずみを測定して傾斜角を測定するもので、建設
物の壁面、天井、床面や柱など種々のものの傾斜角を測
定できる。
【0007】傾斜センサーは、傾斜角に応じて、光ファ
イバ5にひずみがかかる構造にする。光ファイバ5の所
定箇所にひずみがかかると、そのひずみ箇所の位置とひ
ずみの程度を測定できるので、傾斜角を求めることがで
きる。
【0008】<ロ>傾斜センサーの構造 傾斜センサーは、例えば図1〜図2のように、支持材1
を基体として組み立てられる。図1〜図2は、傾斜セン
サーの模式図であり、図2は、図1の側面の模式図であ
る。
【0009】支持材1の下部に回転軸3を回転自在に配
置する。回転軸3は、ほぼ水平に支持体1に配置し、更
に、支持材1と回転軸3の間にベアリング31を介在さ
せると、より回転が滑らかになる。
【0010】支柱2を回転軸3のほぼ中央に、上方に向
けて回転軸3に取り付ける。支柱2が傾斜すると、回転
軸3が回転するように構成する。
【0011】アーム4を支柱2の下部で、支柱2と回転
軸3に対して直交するように取り付ける。支柱2の上部
にウエイト21を配置し、アーム4より長く設定するこ
とにより、てこの原理を利用して、支柱2の傾きに対し
て、ウエイト21の重力がアーム4の先端に大きな力と
して作用する。
【0012】アーム4の先端に一対の保持ボビン41を
回転自在に配置する。保持ボビン41と対をなすよう
に、支持体1の上部に支持ボビン11を回転自在に配置
する。保持ボビン41や支持ボビン11は、独立して回
転する複数個のボビンで形成することもできる。
【0013】支柱2には、支持材1との間にダンパー2
2を取り付け、支柱2に不必要な振動が発生するのを抑
制する。ダンパー22は、種々の手段を用いることがで
き、例えば、シリコンオイルが入った袋体の変形を利用
することもできる。
【0014】<ハ>光ファイバの配置 光ファイバ5は、支持ボビン11と保持ボビン41の間
に張られ、張力部53が形成される。張力部53は、例
えば一対の支持ボビン11と保持ボビン41の間に張ら
れて、第1張力部52と第2張力部53が形成される。
第1張力部52と第2張力部53の張力のバランスを取
ることにより、支柱2を垂直に位置することができる。
傾斜センサーを垂直に配置すると、支柱1も垂直にな
る。
【0015】第1張力部52と第2張力部53の光ファ
イバ5の間に光ファイバ5を配置する。光ファイバ5に
はひずみを付与しないように配置し、補正部51とす
る。これら2個の張力部52、53と補正部51の光フ
ァイバ5は、直列に接続され、一端に検出装置6を接続
する。複数の傾斜センサーの光ファイバ5を結合し、複
数の傾斜センサーを直列に接続できる。
【0016】なお、支柱2を回転軸3の回りに回転する
1次元の傾斜を測定するが、支柱2の下部を点で支持
し、支柱の回転を2次元で可能にすると、2次元の傾斜
を測定することができる。検出装置は、光ファイバのひ
ずみを測定する装置を使用でき、例えば、B−OTDR
測定器(AQ8602、安藤電気(株)製)がある。
【0017】<ニ>傾斜センサーによる測定 検出装置6は、光ファイバ5の一端から光信号を送出
し、光ファイバ5から戻ってきた反射波を受信すること
により、図3のように、光ファイバ5の特定箇所のひず
みを測定できる。
【0018】傾斜センサーが垂直に配置されていると、
検出装置6により、図3(A)のように、第1張力部5
2と第2張力部53の位置に等しいひずみを測定でき
る。
【0019】傾斜センサーが、図1のように傾斜する
と、第1張力部52のひずみが大きくなり、第2張力部
53のひずみが小さくなるので、図3(B)のように、
第1張力部52のひずみの値と第2張力部53のひずみ
の値に差が生じる。このひずみ値の差を調べることによ
り、傾斜センサーの傾斜角を測定することができる。
【0020】温度によっても光ファイバ5にひずみが生
じるので、図3(C)のように、張力部52、53のひ
ずみ値も温度の影響を受ける。そこで、張力を付与して
いない補正部51のひずみを測定すれば、傾斜センサー
付近の温度を求めることができ、それにより、張力部5
2,53のひずみ値を温度補正することができる。な
お、第1張力部52と第2張力部53のひずみ値の差を
取ることにより、温度の影響を除去することもできる。
【0021】なお、検出装置の性能によって、張力部の
長さや光ファイバの本数が変わり、それにより、傾斜セ
ンサーの大きさも変わりうる。また、上記例は、支柱2
を回転軸3の回りに回転する1次元の傾斜を測定するも
のであるが、支柱2の下部を点で支持し、支柱の回転を
2次元で可能にすると共に、張力部52,53を多数設
けることにより、2次元の傾斜を測定することもでき
る。また、傾斜センサーに防水ケースを設けることによ
り、地下水の発生箇所に用いることもできる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、次のような効果を得ることが
できる。 <イ>光ファイバの特性を有効に利用して傾斜センサー
を得ることができる。 <ロ>電源を必要としない傾斜センサーを得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ファイバを用いた傾斜センサーの模式図
【図2】図1の側面から見た模式図
【図3】光ファイバのひずみを示す図
【符号の説明】
1・・・支持材 11・・支持ボビン 2・・・支柱 21・・ウエイト 22・・ダンパー 3・・・回転軸 31・・ベアリング 4・・・アーム 41・・保持ボビン 5・・・光ファイバ 51・・補助部 52・・第1張力部 53・・第2張力部 6・・・検出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 9/00 G01D 5/26 G01L 1/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持材を有する傾斜センサーにおいて、 支持材に配置された光ファイバ支持部材と、 支持材に配置され、傾斜角に応じて回転軸の周りを回転
    する支柱と、 支柱に配置された光ファイバ保持部材と、 光ファイバ支持部材と光ファイバ保持部材間に張られた
    光ファイバとを備え 、 光ファイバ支持部材は、支持材の上部に配置され、 支柱は、支持材に配置される回転軸の周りに回転自在に
    上方向に配置され、 支柱の上部にウエイトが配置され、 支柱の下部に横方向にアームが配置され、 光ファイバ保持部材は、アームの端部に配置され、支柱が回転軸の周りを回転すると、光ファイバ支持部材
    と光ファイバ保持部材間に張られた光ファイバが伸縮す
    ることを特徴とする、 傾斜センサー。
  2. 【請求項2】支持材を有する傾斜センサーにおいて、 支持材に配置された光ファイバ支持部材と、 支持材に配置され、傾斜角に応じて回転軸の周りを回転
    する支柱と、 支柱に配置された光ファイバ保持部材と、 光ファイバ支持部材と光ファイバ保持部材間に張られた
    光ファイバとを備え 、 光ファイバ支持部材は、支持材の両側部に回転自在に取
    り付けられる一対の支持ボビンであり、 支柱は、支持材に配置される回転軸の周りに回転自在に
    上方向に配置され、 支柱の上部にウエイトが配置され、 支柱の下部に横方向にアームが配置され、 光ファイバ保持部材は、アームの両端部に回転自在に配
    置される一対の保持ボビンであり、 光ファイバは、各支持ボビンと各保持ボビン間に張ら
    れ、支柱が回転軸の周りを回転すると、光ファイバ支持部材
    と光ファイバ保持部材間に張られた光ファイバが伸縮す
    ることを特徴とする、 傾斜センサー。
  3. 【請求項3】請求項に記載の傾斜センサーにおいて、 一対の支持ボビンと一対の保持ボビンは、各々、独立し
    て回転する複数のボビンで構成し、 光ファイバは、各支持ボビンと各保持ボビン間に複数本
    張られることを特徴とする、 傾斜センサー。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項のいずれかに記載の
    傾斜センサーにおいて、光ファイバ支持部材と光ファイバ保持部材間に張られた
    光ファイバと直列に接続した光ファイバを、 支持材に張
    力をかけずに配置することを特徴とする、 傾斜センサー。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項のいずれかに記載の
    傾斜センサーにおいて、 支持部材にはダンパーを取り付けることを特徴とする、 傾斜センサー。
JP37035098A 1998-12-25 1998-12-25 傾斜センサー Expired - Fee Related JP3516131B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37035098A JP3516131B2 (ja) 1998-12-25 1998-12-25 傾斜センサー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37035098A JP3516131B2 (ja) 1998-12-25 1998-12-25 傾斜センサー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000193453A JP2000193453A (ja) 2000-07-14
JP3516131B2 true JP3516131B2 (ja) 2004-04-05

Family

ID=18496686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37035098A Expired - Fee Related JP3516131B2 (ja) 1998-12-25 1998-12-25 傾斜センサー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3516131B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4786808B2 (ja) * 2001-03-02 2011-10-05 株式会社東横エルメス 光ファイバひずみ検出装置
KR100737814B1 (ko) * 2003-12-23 2007-07-10 주식회사 동양플렌트 경사센서
KR100571294B1 (ko) * 2004-04-02 2006-04-17 이금석 광섬유센서를 이용한 각도측정 방법
KR100659277B1 (ko) 2006-01-16 2006-12-20 학교법인 포항공과대학교 경사각 측정 장치
JP4883802B2 (ja) * 2007-08-30 2012-02-22 飛島建設株式会社 Fbg光ファイバセンサ式傾斜計
CN106759545A (zh) * 2016-12-30 2017-05-31 上海岩土工程勘察设计研究院有限公司 一种并联可回收式侧向位移测试系统
KR101956793B1 (ko) * 2018-08-09 2019-03-13 라온구조안전기술(주) 회전조인트의 연직회전과 평면회전에 의해 안전진단을 위한 경사측정 대상의 3차원 경사 측정이 가능한 광섬유 센서 이용 구성의 경사측정장치 및 이를 이용한 경사측정방법
CN109470211A (zh) * 2018-10-18 2019-03-15 中际物联科技(深圳)有限公司 一种拉伸结构的新型光纤倾斜传感器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000193453A (ja) 2000-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5352039B2 (ja) 形状加速度計測装置及び方法
JP3516131B2 (ja) 傾斜センサー
JP5020036B2 (ja) 動釣合い試験機用保持装置
TW418319B (en) A device for measuring forces generated by a balance error of a rotor
CN109341948A (zh) 飞机机翼舵面及方向舵转动惯量测量装置及测量方法
US3924473A (en) Balancing apparatus, especially wheel balancing apparatus
EP0634629A4 (en) ANGULAR SPEED SENSOR.
Lei et al. A high-precision two-dimensional micro-accelerometer for low-frequency and micro-vibrations
KR970707428A (ko) 성장결정체의 중량측정장치(apparatus for weighing a grown crystal)
CN112284589B (zh) 一种对称钟摆式微推力测量装置
RU2339926C1 (ru) Балансировочный станок для динамической балансировки роторов
JPH0522845Y2 (ja)
JPS63101705A (ja) 姿勢センサ
JP4215358B2 (ja) トルク校正装置
US4497213A (en) Gyroscopic force measuring cell
JPH0116374B2 (ja)
JP2010139477A (ja) センサの取付構造
CN109374926A (zh) 一种光纤光栅高灵敏度横向加速度测试方法及其装置
CN215860138U (zh) 新型小直径光纤陀螺测斜仪
JP3076621B2 (ja) 力測定用装置
SU613249A1 (ru) Угловой акселерометр
JPH07324930A (ja) 傾斜度測定装置
CN1073704C (zh) 一种水平向拾震器
JP2905429B2 (ja) シンクロトロン放射光ビーム集光装置
RU2147732C1 (ru) Способ определения моментной неуравновешенности тел вращения

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040106

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees