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JP3515855B2 - 液晶パネル用組成物 - Google Patents

液晶パネル用組成物

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Publication number
JP3515855B2
JP3515855B2 JP11765596A JP11765596A JP3515855B2 JP 3515855 B2 JP3515855 B2 JP 3515855B2 JP 11765596 A JP11765596 A JP 11765596A JP 11765596 A JP11765596 A JP 11765596A JP 3515855 B2 JP3515855 B2 JP 3515855B2
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JP
Japan
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weight
liquid crystal
composition
crystal panel
parts
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP11765596A
Other languages
English (en)
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JPH09304760A (ja
Inventor
泰三 毛利
由昭 宮崎
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Mikuni Color Ltd
Original Assignee
Mikuni Color Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mikuni Color Ltd filed Critical Mikuni Color Ltd
Priority to JP11765596A priority Critical patent/JP3515855B2/ja
Publication of JPH09304760A publication Critical patent/JPH09304760A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3515855B2 publication Critical patent/JP3515855B2/ja
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  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Optical Filters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネル用組成
物に関する。さらに詳しくは、隠蔽力が大きく、絶縁性
にすぐれ、たとえば液晶パネルにおけるブラックマトリ
ックスの形成などに好適に使用しうる液晶パネル用組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の合成樹脂にカーボンブラッ
クを配合してえられた組成物を、たとえば液晶ディスプ
レーなどのフィルターに用いる研究が進められてきてい
る。
【0003】たとえば、特開平4−63870号公報に
は、感光性ポリマー、光重合開始剤およびカーボンブラ
ックとカーボンブラック以外の異なる色の着色顔料とか
らなる黒色顔料成分を含有した黒色感光性ポリマー組成
物が開示されている。
【0004】前記黒色感光性ポリマー組成物は、その皮
膜が黒色であるにもかかわらず、感光性にすぐれ、皮膜
強度も充分であり、ある程度の良好な電気特性を有する
ものであり、微細色分解用のフィルターにおけるブラッ
クマトリックスとして好適に使用することができるもの
である。
【0005】しかしながら、ブラックマトリックスが用
いられた微細色分解用のフィルターを薄膜トランジスタ
(以下、TFTという)液晶表示パネルに設けると、T
FT液晶表示パネルの開口率が低く、消費電力が大きい
という問題がある。
【0006】したがって、TFT液晶表示パネルの開口
率を向上させて消費電力を低減させるために、図1に示
されるようなTFT側にブラックマトリックスが設けら
れた液晶パネルが提案されている。
【0007】図1に示される液晶パネル1は、一対のガ
ラス基板2、3が液晶材料4を介して設けられており、
ガラス基板2のガラス基板3と対向する面には、複数の
画素電極5が形成されており、各画素電極5には、TF
T6が接続されている。また、ガラス基板2のガラス基
板3と対向する面には、画素電極5上を避けるように、
画素電極5間およびTFT6上にブラックマトリックス
7が設けられている。ガラス基板3のガラス基板2と対
向する面には、赤(R)、緑(G)、青(B)の複数の
カラーフィルター8が相互に接触しないように設けられ
ており、カラーフィルター8を覆うように、ガラス基板
3のガラス基板2と対向する面の全面に共通電極9が形
成されている。
【0008】このように、TFT6側にブラックマトリ
ックス7が設けられた液晶パネル1では、ブラックマト
リックス7が画素電極5およびTFT6に直接接触する
ため、該ブラックマトリックス7には、高度な絶縁性が
要求される。
【0009】ところが、前記黒色感光性ポリマー組成物
は、液晶パネル1で用いられるブラックマトリックス7
に要求される高度な絶縁性は有していないので、該ブラ
ックマトリックス7に用いることができない。
【0010】また、液晶パネル用組成物として、カーボ
ンブラック以外の着色顔料で黒色に着色された組成物が
研究されている。しかしながら、カーボンブラック以外
の着色顔料で充分に黒色に着色させるためには、かかる
着色顔料の隠蔽力が弱いため、その配合量をきわめて多
くしなければならず、その結果、組成物の粘度が上昇し
て取扱いが困難となったり、形成される皮膜の強度や基
材に対する密着性がいちじるしく低下してしまうという
問題がある。
【0011】このように、とくに着色力および隠蔽力が
大きく、絶縁性にすぐれ、液晶ディスプレーなどの液晶
パネル用に好適に使用しうる組成物が未だ開発されてい
ないのが実情であり、かかる組成物の開発が待ち望まれ
ている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、隠蔽力が大きく、絶縁
性にすぐれた液晶パネル用組成物を提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、酸化処理カー
ボンブラック、電子供与性基としてアミノ基を有する分
散剤および分散媒からなる液晶パネル用組成物に関す
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の液晶パネル用組成物は、
前記したように、酸化処理カーボンブラック、電子供与
性基を有する分散剤および分散媒からなる。
【0015】本発明は、カーボンブラックとして、酸化
処理カーボンブラックが用いられている点に、1つの大
きな特徴がある。
【0016】本発明においては、酸化処理カーボンブラ
ックが用いられていることにより、本発明の液晶パネル
用組成物は、すぐれた絶縁性を呈する。
【0017】また、本発明は、酸化処理カーボンブラッ
クと電子供与性基を有する分散剤とが併用されている点
にも、1つの大きな特徴がある。
【0018】本発明においては、このように酸化処理カ
ーボンブラックと電子供与性基を有する分散剤とが併用
されていることにより、前記酸化処理カーボンブラック
がすぐれた絶縁性を呈し、しかもカーボンブラックが本
質的に有する着色力および隠蔽力が如何なく発現される
という、ブラックマトリックスに要求されるすぐれた物
性が発現される。本発明において、このようにすぐれた
物性が発現される理由は、定かではないが、おそらく酸
化処理カーボンブラックが有する酸性基と、分散剤が有
する電子供与性基とのあいだに何らかの化学的挙動が生
じ、前記分散剤が、酸化処理カーボンブラックが本来有
している導電性を低下せしめていることにより、前記酸
化処理カーボンブラックの絶縁性を高めることにもとづ
くものと考えられる。また、前記分散剤と、前記酸化処
理カーボンブラックとのあいだには何らかの化学的挙動
が生じているものと考えられるが、両者のあいだには強
固な化学結合が生じていないので、前記酸化処理カーボ
ンブラックが本質的に有する着色力や隠蔽力が失われず
に、充分に発現されるものと考えられる。また、本発明
の液晶パネル用組成物中では、前記したように、前記酸
化処理カーボンブラックと前記分散剤とのあいだで何ら
かの化学的挙動が生じていると考えられるが、両者は、
均一に分散するので、本発明の液晶パネル用組成物の粘
度が極度に上昇するようなことがなく、また該液晶パネ
ル用組成物を用いて形成された皮膜に適度な機械的強度
が付与され、基材に対する密着性にもすぐれるという、
すぐれた物性が発現される。
【0019】本発明に用いられる酸化処理カーボンブラ
ックの原料として用いられるカーボンブラックとして
は、たとえばチャンネルブラック、アセチレンブラッ
ク、ファーネスブラックなどがあげられ、これらは単独
でまたは2種以上を混合して用いることができる。
【0020】前記カーボンブラックの平均一次粒子径
は、とくに限定がないが、液晶パネル用組成物における
分散性を考慮すると、通常5〜200nm程度、なかん
づく10〜100nm程度であることが好ましい。
【0021】また、カーボンブラックの比表面積は、と
くに限定がないが、カーボンブラックが本来有する導電
性が低減され、絶縁性が充分に付与されるようにするた
めには、BET法にて測定した値が通常20〜1500
2/g程度、なかんづく50〜1400m2/g程度で
あることが好ましい。
【0022】前記酸化処理カーボンブラックは、前記カ
ーボンブラックに酸化処理を施すことによってえられ
る。
【0023】前記カーボンブラックに酸化処理を施す方
法としては、たとえば空気中で150〜250℃程度の
温度で10〜20日間程度カーボンブラックを加熱する
方法、50〜100℃程度の温度で0.5〜1.5時間
程度カーボンブラックを熱処理する方法、硝酸水溶液中
で50〜150℃程度の温度で1.5〜2.5時間カー
ボンブラックを加熱する方法などがあげられる。このよ
うに、カーボンブラックに酸化処理を施したばあいに
は、カーボンブラックの表面に存在しているカルボニル
基およびカルボキシル基の量が増大する。
【0024】前記カーボンブラックが施される酸化処理
の程度は、pHおよび揮発分で定量的に規定することが
できる。
【0025】前記酸化処理カーボンブラックのpHは、
該酸化処理カーボンブラック20gを蒸留水(pH7.
0)中に添加し、5分間煮沸したのち室温にまで冷却
し、ついで泥状の酸化処理カーボンブラックのpHをガ
ラス電極pHメーターで測定することによって求められ
る。前記pHは、分散性を向上させるために2以上とす
ることが好ましく、また絶縁性を向上させるために5以
下とすることが好ましい。
【0026】また、前記揮発分は、内容量10mlの絶
乾状態の白金ルツボに酸化処理カーボンブラック2gを
入れ、これを950℃に調温した電気炉で10分間加熱
したのち、デシケーターに入れて室温にまで冷却し、そ
の乾燥後の重量を乾燥前の酸化処理カーボンブラックの
重量で除することによって不揮発分を求め、これから求
られる。前記揮発分は、絶縁性を向上させるために
1.5重量%以上であることが好ましく、また分散性を
向上させるために20重量%以下であることが好まし
い。
【0027】本発明においては、分散剤として、前記し
たように、電子供与性基としてアミノ基を有する分散剤
が用いられる。
【0028】前記電子供与性基としてアミノ基を有する
分散剤としては、前記分散媒に溶解するものであればよ
、これらは単独でまたは2種以上を混合して用いるこ
とができる。
【0029】子供与性基がアミノ基である分散剤は、
分散性にすぐれたものであるので、本発明において好適
に使用しうるものである。かかる電子供与性基がアミノ
基である分散剤としては、たとえばDisperbyk
−130、−101、−161、−162、−163、
−164、−165、−166(以上、ビックケミー・
ジャパン(株)製);EFKA−47、−47EA、−
48、−49、−100、−400、−450(以上、
EFKA社製);ソルスパース 13240、1394
0、17000、24000GR、28000、200
00、12000、27000(以上、ゼネカ(株)
製)などがあげられる。
【0030】また、電子供与性基を有する分散剤として
は、酸化処理カーボンブラックの表面付着性にすぐれて
いる櫛型構造を有するポリマーが好ましい。
【0031】本発明に用いられる分散媒としては、たと
えばセロソルブアセテート、プロピレングリコールモノ
メチルエーテルアセテート、3−メトキシブチルアセテ
ート、メトキシプロピルアセテート、2−メトキシエチ
ルアセテートなどのセロソルブアセテート系溶媒;3−
エトキシエチルプロピオネート、プロピレングリコール
モノメチルエーテルプロピオネートなどのエーテル結合
およびエステル結合を有する炭化水素化合物などの有機
溶媒、水などが好ましく用いられる。
【0032】本発明の液晶パネル用組成物は、前記した
ように、酸化処理カーボンブラック、電子供与性基を有
する分散剤および分散媒からなる。
【0033】前記酸化処理カーボンブラックの液晶パネ
ル用組成物中における含有量は、かかる酸化処理カーボ
ンブラックによる着色力および隠蔽力を付与する効果が
充分に発現されるようにするには、2重量%以上、なか
んづく5重量%以上となるように調整することが好まし
く、また液晶パネル用組成物の粘度があまりにも上昇し
て取扱い性が低下しないようにし、またえられる液晶パ
ネル用組成物にすぐれた絶縁性を付与するとともに、液
晶パネル用組成物で形成された皮膜の機械的強度や基材
に対する密着性を向上させるためには、80重量%以
下、なかんづく60重量%以下となるように調整するこ
とが好ましい。
【0034】また、前記電子供与性基を有する分散剤の
使用量は、えられる液晶パネル用組成物に充分な絶縁性
を付与するために、前記酸化処理カーボンブラック10
0重量部に対して1重量部以上、なかんづく5重量部以
上であることが好ましく、また酸化処理カーボンブラッ
クによる隠蔽力を充分に発現させるために、前記酸化処
理カーボンブラック100重量部に対して100重量部
以下、なかんづく60重量部以下であることが好まし
い。
【0035】なお、前記酸化処理カーボンブラックと、
前記電子供与性基を有する分散剤との吸着を防止し、分
散性を向上させるために、カップリング剤を本発明の液
晶パネル用組成物に配合することが好ましい。また、前
記カップリング剤のなかでは、不飽和エチレン型二重結
合を有するカップリング剤は、組成物中に含まれている
不飽和エチレン型二重結合を有する成分と共重合するの
で、本発明においては、とくに好適に使用しうるもので
ある。かかるカップリング剤の代表例としては、たとえ
ばγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランなど
があげられる。
【0036】前記カップリング剤の使用量は、酸化処理
カーボンブラックと電子供与性基を有する分散剤との吸
着を充分に抑制するためには、前記酸化処理カーボンブ
ラック100重量部に対して5重量部以上、なかんづく
20重量部以上であることが好ましく、また粘度の経時
変化を小さくするためには、前記酸化処理カーボンブラ
ック100重量部に対して100重量部以下、なかんづ
く80重量部以下であることが好ましい。
【0037】また、本発明の液晶パネル用組成物から形
成された皮膜に、たとえば200〜300℃程度の熱処
理に施したばあいであっても、耐熱性が低下しないよう
にするためには、耐熱性樹脂を本発明の液晶パネル用組
成物に配合することが好ましい。
【0038】前記耐熱性樹脂の代表例としては、たとえ
ばフッ素樹脂、シリコーン樹脂、ケイ素含有アクリル樹
脂、ポリイミド、ポリイミドアミド、ポリジフェニルエ
ーテル、ポリ(アルキレンイミン)、フェノール樹脂、
キシレン樹脂、エポキシ樹脂などがあげられる。これら
の耐熱性樹脂は、単独でまたは2種以上混合して用いる
ことができる。
【0039】前記耐熱性樹脂の使用量は、本発明の液晶
パネル用組成物に充分な耐熱性を付与するために、該液
晶パネル用組成物における含有量が3重量%以上、なか
んづく5重量%以上となるように調整することが好まし
く、また組成物中に後述する光重合性モノマーとプレポ
リマーとが含まれているばあいには、両者の架橋反応を
充分に進行させるために、該液晶パネル用組成物におけ
る含有量が50重量%以下、なかんづく30重量%以下
となるように調整することが好ましい。
【0040】なお、本発明の液晶パネル用組成物は、必
要に応じて、たとえば有機顔料を含有していてもよい。
【0041】前記有機顔料としては、青色、赤色、黄
色、黒色、紫色、緑色などの種々の色相の有機顔料を用
いることができる。前記有機顔料は、その色相が黒色と
なるように適宜混合して用いることが好ましい。
【0042】前記有機顔料は、たとえば液晶パネル用組
成物を光硬化させるために400nm前後の波長領域の
紫外線を照射しようとする際に、かかる波長領域におけ
る光線透過率を向上させることができるので、本発明の
液晶パネル用組成物に好ましく用いられる。
【0043】前記有機顔料のなかでは、たとえばバイオ
レット系顔料(紫色)やペリレン系顔料(黒色)など
が、とくに紫外線領域における光線透過率を向上させる
効果が大きいので好ましく用いられる。
【0044】前記バイオレット系顔料の代表例として
は、たとえば一般式(I):
【0045】
【化1】
【0046】(式中、R1およびR2はそれぞれ独立して
炭素数1〜6のアルキル基を示す)で表わされる化合物
などのジオキサジン系顔料;ナフトールバイオレットな
どのナフトールAS系顔料;ハロゲネーテッドイソビオ
ランスロンなどのスレン系顔料;メチルバイオレットレ
ーキなどの塩基性染料レーキ系顔料などがあげられ、こ
れらは単独でまたは2種以上を混合して用いることがで
きる。
【0047】前記ペリレン系顔料の代表例としては、た
とえばペリレンブラック(C.I.ピグメントブラック
31)などがあげられ、これらは単独でまたは2種以上
を混合して用いることができる。
【0048】なお、有機顔料としては、液晶パネル用組
成物中での分散性を考慮すると、その平均粒子径が通常
0.05〜1μm程度、なかんづく0.1〜0.5μm
程度のものを用いることが好ましい。
【0049】液晶パネル用組成物中における前記有機顔
料の含有量は、かかる有機顔料による光線透過率を向上
させる効果が充分に発現されるようにするには、5重量
%以上、なかんづく10重量%以上となるように調整す
ることが好ましく、また可視部における隠蔽力を充分に
大きくするには、90重量%以下、なかんづく70重量
%以下となるように調整することが好ましい。
【0050】さらに、本発明の液晶パネル用組成物に
は、前記有機顔料のほかにも、たとえば単官能または多
官能の(メタ)アクリレート系モノマーなどの光重合性
モノマー;ポリエステルアクリレート、ポリウレタンア
クリレート、エポキシアクリレート、ポリエーテルアク
リレート、オリゴアクリレート、アルキドアクリレー
ト、ポリオールアクリレートなどのプレポリマー;カル
ボニル化合物、イオウ化合物、アゾ化合物、有機過酸化
物などの光重合開始剤;アミン系増感剤;ベンジルトリ
メチルアンモニウムクロライド、ジエチルヒドロキシア
ミンなどの4級アンモニウムクロライド、乳酸、シュウ
酸などの有機酸およびそのメチルエーテル、t−ブチル
ピロカテコール、有機ホスフィン、亜リン酸塩、ナフテ
ン酸銅などの銅化合物などの貯蔵安定剤などを、その含
有量を適宜調整して含有させることができる。
【0051】本発明の液晶パネル用組成物を調製する方
法にはとくに限定がなく、たとえば酸化処理カーボンブ
ラック、電子供与性基を有する分散剤および分散媒、さ
らに必要により、有機顔料、光重合性モノマー、プレポ
リマー、光重合開始剤、増感剤、貯蔵安定剤などの種
類、配合量を適宜調整したのち、たとえばマグネチック
スターラー、ペイントシェーカー、サンドミル、ボール
ミル、ロールミルなどを用い、5〜70℃程度で1〜5
0時間程度撹拌混合して均一な組成となるように分散さ
せる方法などを採用することができる。
【0052】かくしてえられる液晶パネル用組成物の粘
度は、とくに限定がないが、たとえば液晶パネルのTF
T側にブラックマトリックスを形成する際の取扱い性
や、形成される皮膜の膜厚を均一に制御することなどを
考慮すると、25℃で10〜2000mPa・s程度、
なかんづく20〜1000mPa・s程度であることが
好ましい。
【0053】また、液晶パネル用組成物中に分散してい
る酸化処理カーボンブラックの平均粒子径は、分散安定
性および流動性を考慮すると、0.005μm程度以
上、なかんづく0.01μm程度以上であることが好ま
しく、また着色力、黒色度および分散安定性を考慮する
と、2.5μm程度以下、なかんづく1.5μm程度以
下であることが好ましい。
【0054】本発明の液晶パネル用組成物を用い、たと
えば液晶パネルのTFT側に皮膜を形成させる方法には
とくに限定がなく、たとえばスピンコート法、スプレー
法、ロールコート法などによって液晶パネルの基材表面
に液晶パネル用組成物をコーティングしたのち、50〜
280℃程度で1〜60分間程度乾燥させる方法、紫外
線で硬化させる方法などを採用することができる。
【0055】本発明の液晶パネル用組成物を適用するこ
とができる基材としては、たとえばガラス基板、ポリカ
ーボネート、ポリメチルメタクリレートなどのプラスチ
ック基板などがあげられる。
【0056】なお、たとえば前記方法によって形成され
た皮膜の膜厚は、該皮膜をたとえば液晶ディスプレーに
おけるブラックマトリックスとするばあいには、とくに
限定がないが、通常0.5〜2.5μm程度であること
が好ましい。
【0057】また、前記皮膜の表面抵抗率は、後述する
製造例に記載の方法にしたがって測定することができ
る。
【0058】なお、たとえばブラックマトリックスに要
求される絶縁性を考慮すると、前記皮膜の表面抵抗率
は、1010Ω/□程度以上、なかんづく1012Ω/□程
度以上であることが好ましい。
【0059】さらに、前記皮膜を所望の形状にマスキン
グしたのち、紫外線などを照射して露光させ、光硬化し
ている皮膜を現像するなどして所望のパターンを有する
ブラックマトリックスを形成させることができる。
【0060】本発明の液晶パネル用組成物には、単なる
カーボンブラックではなく、酸化処理カーボンブラック
が用いられており、しかも電子供与性基を有する分散剤
が併用されているので、かかる液晶パネル用組成物は、
絶縁性にすぐれ、さらには着色力および隠蔽力が大き
く、たとえば液晶ディスプレーなどにおけるブラックマ
トリックスの形成などに好適に使用することができる。
【0061】
【実施例】つぎに本発明の液晶パネル用組成物を実施例
に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実
施例のみに限定されるものではない。
【0062】実施例1 酸化処理カーボンブラック(ファーネスブラック、平均
一次粒子径24nm、比表面積137m2/g、pH
3.0、揮発分3.5重量%)20重量部および電子供
与性基としてアミノ基および櫛型構造を有する分散剤
(ゼネカ(株)製、ソルスパース24000)6重量部
を分散媒(セロソルブアセテート)74重量部に添加
し、サンドミルを用いて25℃で撹拌混合し、分散状態
が良好で組成が均一な液晶パネル用組成物をえた。
【0063】つぎに、前記液晶パネル用組成物の物性を
調べるために、以下の方法にしたがって物性測定用組成
物を調製した。
【0064】まず、プレポリマー(エポキシアクリレー
ト)25重量部を、光重合性モノマー10重量部(ラウ
リルアクリレート3重量部、メチルメタクリレート3重
量部、2−ヒドロキシエチルアクリレート3重量部およ
びメタクリル酸1重量部)およびセロソルブアセテート
65重量部で希釈したのち、光重合開始剤(2−メチル
−(4−(メチルチオノフェニル)−2−モルフォリノ
ー1−プロパノン)2重量部を添加し、希釈用樹脂液を
調製した。
【0065】前記液晶パネル用組成物40重量部、前記
希釈用樹脂液40重量部およびセロソルブアセテート2
0重量部を混合、撹拌し、物性測定用組成物をえた。
【0066】えられた物性測定用組成物をスピンコータ
ーでガラス板に塗布し、150℃で60分間乾燥させ、
厚さ約1μmの皮膜を形成させた。
【0067】形成された皮膜の物性として、光学密度
(以下、OD値という)および表面抵抗率を以下の方法
にしたがって調べた。その結果を表1に示す。
【0068】(イ)OD値 OD値は、物質が光を吸収する程度を表わす値であり、
光路長が一定のとき、OD値が大きいほど色材の濃度が
高いことを示す。前記厚さ約1μmの皮膜を形成させた
ガラス板のOD値をマクベス(登録商標)濃度計(TR
−927 オルソマチックタイプ)を用いて求めた。
【0069】(ロ)表面抵抗率 前記厚さ約1μmの皮膜を150℃で60分間熱処理し
たあとの表面抵抗率および前記厚さ約1μmの皮膜を2
50℃で60分間熱処理したあとの表面抵抗率を、それ
ぞれ表面抵抗計(三菱化学(株)製、ハイレスタIP
MCP−HT250)で測定した。
【0070】実施例2 酸化処理カーボンブラック(ファーネスブラック、平均
一次粒子径29nm、比表面積104m2/g、pH
3.5、揮発分2.0重量%)20重量部、電子供与性
基としてアミノ基および櫛型構造を有する分散剤(ゼネ
カ(株)製、ソルスパース28000)6重量部および
シランカップリング剤としてビニルエトキシシラン4重
量部を分散媒(3−エトキシエチルプロピオネート)7
0重量部に添加し、サンドミルを用いて25℃で撹拌混
合し、分散状態が良好で組成が均一な液晶パネル用組成
物をえた。
【0071】つぎに、前記液晶パネル用組成物の物性を
調べるために、以下の方法にしたがって物性測定用組成
物を調製した。
【0072】まず、プレポリマー(エポキシアクリレー
ト)25重量部を、光重合性モノマー10重量部(ラウ
リルアクリレート4重量部、メチルアクリレート3重量
部、スチレン2重量部およびアクリル酸1重量部)およ
び3−エトキシエチルプロピオネート65重量部で希釈
したのち、光重合開始剤(2−メチル−(4−(メチル
チオノフェニル)−2−モルフォリノー1−プロパノ
ン)2重量部を添加し、希釈用樹脂液を調製した。
【0073】前記液晶パネル用組成物40重量部、前記
希釈用樹脂液40重量部およびエトキシエチルプロピオ
ネート20重量部を混合、撹拌し、物性測定用組成物を
えた。
【0074】えられた物性測定用組成物をスピンコータ
ーでガラス板に塗布し、150℃で60分間乾燥させ、
厚さ約1μmの皮膜を形成させた。
【0075】形成された皮膜の物性として、光学密度
(以下、OD値という)および表面抵抗率を実施例1と
同様の方法にしたがって調べた。その結果を表1に示
す。
【0076】実施例3 酸化処理カーボンブラック(ファーネスブラック、平均
一次粒子径31nm、比表面積65m2/g、pH3.
0、揮発分2.5重量%)20重量部、電子供与性基と
してアミノ基を有する分散剤(ビックケミー・ジャパン
(株)製、Disperbyk−161)6重量部およ
びシランカップリング剤としてビニルトリエトキシシラ
ン4重量部を分散媒(メトキシプロピルアセテート)7
0重量部に添加し、サンドミルを用いて25℃で撹拌混
合し、分散状態が良好で組成が均一な液晶パネル用組成
物をえた。
【0077】つぎに、前記液晶パネル用組成物の物性を
調べるために、以下の方法にしたがって物性測定用組成
物を調製した。
【0078】まず、プレポリマー(オリゴエステルアク
リレート)25重量部を、光重合性モノマー10重量部
(ラウリルアクリレート3重量部、メチルアクリレート
3重量部、2−ヒドロキシエチルアクリレート3重量部
およびアクリル酸1重量部)およびメトキシプロピルア
セテート65重量部で希釈したのち、光重合開始剤(2
−メチル−(4−(メチルチオ)フェニル)−2−モル
フォリ)−1−プロパノン)2重量部を添加し、希釈用
樹脂液を調製した。
【0079】前記液晶パネル用組成物40重量部、前記
希釈用樹脂液30重量部、熱可塑性ポリイミド10重量
部およびメトキシプロピルアセテート20重量部を混
合、撹拌し、物性測定用組成物をえた。
【0080】えられた物性測定用組成物をスピンコータ
ーでガラス板に塗布し、150℃で60分間乾燥させ、
厚さ約1μmの皮膜を形成させた。
【0081】形成された皮膜の物性として、光学密度
(以下、OD値という)および表面抵抗率を実施例1の
方法にしたがって調べた。その結果を表1に示す。
【0082】比較例1 酸化処理カーボンブラック(ファーネスブラック、平均
一次粒子径23nm、比表面積130m2/g、pH
8.0、揮発分1.1重量%)20重量部および分散剤
(ビックケミー・ジャパン(株)製、Disperby
k−170)6重量部を分散媒(セロソルブアセテー
ト)70重量部に添加し、サンドミルを用いて25℃で
撹拌混合し、分散状態が良好で組成が均一な液晶パネル
用組成物をえた。
【0083】つぎに、前記液晶パネル用組成物の物性を
調べるために、以下の方法にしたがって物性測定用組成
物を調製した。
【0084】まず、プレポリマー(エポキシアクリレー
ト)25重量部を、光重合性モノマー10重量部(ラウ
リルアクリレート3重量部、メチルアクリレート3重量
部、2−ヒドロキシエチルアクリレート3重量部および
アクリル酸1重量部)およびセロソルブアセテート65
重量部で希釈したのち、光重合開始剤(2−メチル−
(4−(メチルチオノフェニル)−2−モルフォリノー
トプロパノン)2重量部を添加し、希釈用樹脂液を調製
した。
【0085】前記液晶パネル用組成物40重量部、前記
希釈用樹脂液40重量部およびセロソルブアセテート2
0重量部を混合、撹拌し、物性測定用組成物をえた。
【0086】えられた物性測定用組成物をスピンコータ
ーでガラス板に塗布し、150℃で60分間乾燥させ、
厚さ約1μmの皮膜を形成させた。
【0087】形成された皮膜の物性として、光学密度
(以下、OD値という)および表面抵抗率を実施例1と
同様の方法にしたがって調べた。その結果を表1に示
す。
【0088】比較例2 未処理カーボンブラック(ファーネスブラック、平均一
次粒子径30nm、比表面積85m2/g、pH8.
0、不揮発分0.6重量%)20重量部および電子供与
性基としてアミン基を有する分散剤(ビックケミー・ジ
ャパン(株)製、Disperbyk−165)6重量
部を分散媒(セロソルブアセテート)74重量部に添加
し、サンドミルを用いて25℃で撹拌混合し、分散状態
が良好で組成が均一な液晶パネル用組成物をえた。
【0089】つぎに、前記液晶パネル用組成物の物性を
調べるために、以下の方法にしたがって物性測定用組成
物を調製した。
【0090】まず、プレポリマー(エポキシアクリレー
ト)25重量部を、光重合性モノマー10重量部(ラウ
リルアクリレート3重量部、メチルアクリレート3重量
部、2−ヒドロキシエチルアクリレート3重量部および
アクリル酸1重量部)およびセロソルブアセテート65
重量部で希釈したのち、光重合開始剤(2−メチル−
(4−(メチルチオノフェニル)−2−モルフォリノ−
1−プロパノン)2重量部を添加し、希釈用樹脂液を調
製した。
【0091】前記液晶パネル用組成物40重量部、前記
希釈用樹脂液40重量部およびセロソルブアセテート2
0重量部を混合、撹拌し、物性測定用組成物をえた。
【0092】えられた物性測定用組成物をスピンコータ
ーでガラス板に塗布し、150℃で60分間乾燥させ、
厚さ約1μmの皮膜を形成させた。
【0093】形成された皮膜の物性として、光学密度
(以下、OD値という)および表面抵抗率を実施例1と
同様の方法にしたがって調べた。その結果を表1に示
す。
【0094】
【表1】
【0095】実施例1〜3の液晶パネル用組成物は、表
1に示されるように、OD値が2.9以上と大きいこと
から、隠蔽性にすぐれたものであることがわかる。また
かかる組成物から形成された皮膜は、表面抵抗率が15
0℃加熱および250℃加熱のいずれにおいても約10
12Ω/□以上と大きいことから、絶縁性にすぐれたもの
であることがわかる。
【0096】一方、比較例1〜2の液晶パネル用組成物
は、いずれも、表1に示されるように、OD値が大き
く、隠蔽性にはすぐれるものの、表面抵抗が小さく、絶
縁性に劣るものであることがわかる。
【0097】
【発明の効果】本発明の液晶パネル用組成物は、絶縁性
にすぐれ、隠蔽力が大きいものであるので、たとえば液
晶ディスプレーなどの液晶パネルのTFT側におけるブ
ラックマトリックスの形成などに好適に使用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の薄膜トランジスタ側にブラックマトリッ
クスが設けられた液晶パネルを示す断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−63870(JP,A) 特開 平6−279702(JP,A) 特開 平6−336557(JP,A) 特開 平8−3499(JP,A) 特開 昭58−176248(JP,A) 特開 昭57−159856(JP,A) 特公 昭45−29754(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/13 - 1/141 C09C 1/48 G02B 5/00 G02B 5/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化処理カーボンブラック、電子供与性
    としてアミノ基を有する分散剤および分散媒からなる
    液晶パネル用組成物。
  2. 【請求項2】 酸化処理カーボンブラックがpH2〜5
    および揮発分1.5〜20重量%を有するものである請
    求項1記載の液晶パネル用組成物。
  3. 【請求項3】 電子供与性基を有する分散剤が櫛型構造
    を有するポリマーである請求項1または2記載の液晶パ
    ネル用組成物。
  4. 【請求項4】 不飽和エチレン型二重結合を有するカッ
    プリング剤を含有してなる請求項1、2または3記載の
    液晶パネル用組成物。
  5. 【請求項5】 耐熱性樹脂を含有してなる請求項1、
    2、3または4記載の液晶パネル用組成物。
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