JP3507210B2 - 帯鋸盤 - Google Patents
帯鋸盤Info
- Publication number
- JP3507210B2 JP3507210B2 JP19680595A JP19680595A JP3507210B2 JP 3507210 B2 JP3507210 B2 JP 3507210B2 JP 19680595 A JP19680595 A JP 19680595A JP 19680595 A JP19680595 A JP 19680595A JP 3507210 B2 JP3507210 B2 JP 3507210B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- band
- saw blade
- ball
- sphere
- force
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D—PLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D61/00—Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
- B23D61/12—Straight saw blades; Strap saw blades
- B23D61/123—Details of saw blade body
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sawing (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、メビウス帯鋸刃
を使ってワークに切断加工を行う帯鋸盤に関する。
を使ってワークに切断加工を行う帯鋸盤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、帯胴の両側に同一方向に向けて対
称に切断歯を設け、前記帯胴面の表裏を異相して円周形
に接合したメビウス帯鋸刃としては、実公昭52−37
48号公報でよく知られている。そして、この従来から
知られているメビウス帯鋸刃は帯鋸盤における鋸刃ハウ
ジングの左右両側に設けられた駆動ホイールと従動ホイ
ールとに巻回せしめて走行回転自在に設けてワークに切
断加工を行うようになっている。
称に切断歯を設け、前記帯胴面の表裏を異相して円周形
に接合したメビウス帯鋸刃としては、実公昭52−37
48号公報でよく知られている。そして、この従来から
知られているメビウス帯鋸刃は帯鋸盤における鋸刃ハウ
ジングの左右両側に設けられた駆動ホイールと従動ホイ
ールとに巻回せしめて走行回転自在に設けてワークに切
断加工を行うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のメビウス帯鋸刃は駆動ホイールと従動ホイールとに
巻回されて主分力(張力)を与えてワークに切断加工を
行っており、しかもメビウス帯鋸刃の胴部における長手
方向には適宜な間隔で複数の穴が形成されている。
来のメビウス帯鋸刃は駆動ホイールと従動ホイールとに
巻回されて主分力(張力)を与えてワークに切断加工を
行っており、しかもメビウス帯鋸刃の胴部における長手
方向には適宜な間隔で複数の穴が形成されている。
【0004】この穴は前記駆動ホイール、従動ホイール
へのメビウス帯鋸刃の胴部の噛合いをよくするために形
成されたものであり、切断加工時に背分力をかけること
については何等検討されておらず、実際に実用化に際し
ては困難性が伴っていた。
へのメビウス帯鋸刃の胴部の噛合いをよくするために形
成されたものであり、切断加工時に背分力をかけること
については何等検討されておらず、実際に実用化に際し
ては困難性が伴っていた。
【0005】この発明の目的は、切断加工時に適正な背
分力をかけワークに実用的に切断加工を可能にした帯鋸
盤を提供することにある。
分力をかけワークに実用的に切断加工を可能にした帯鋸
盤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明の鋸盤は、帯胴の両側に同一方向に向けて対
称に切断歯を設け、前記帯胴の面の表裏を異相して円周
形に接合すると共に前記帯胴の面に長手方向へ適宜な間
隔で複数のスリットを千鳥状に形成してなるメビウス帯
鋸刃を、鋸刃ハウジングの両側に設けた駆動ホイールと
従動ホイールとに巻回せしめると共に走行回転自在に設
け、前記鋸刃ハウジングを加工すべきワークに対して往
復動自在に設け、加工時に前記スリットに背分力をかけ
る背分力調整装置を設けてなり、前記千鳥状のスリット
は両端部が重なるように配置してあり、前記背分力調整
装置が、帯胴の一方面に設けた鋸刃固定ローラと、帯胴
の他方面に設けられ前記スリットの長さにほぼ等しい背
分力押え部を有する背分力調整ローラと、で構成されて
いることを特徴とするものである。
にこの発明の鋸盤は、帯胴の両側に同一方向に向けて対
称に切断歯を設け、前記帯胴の面の表裏を異相して円周
形に接合すると共に前記帯胴の面に長手方向へ適宜な間
隔で複数のスリットを千鳥状に形成してなるメビウス帯
鋸刃を、鋸刃ハウジングの両側に設けた駆動ホイールと
従動ホイールとに巻回せしめると共に走行回転自在に設
け、前記鋸刃ハウジングを加工すべきワークに対して往
復動自在に設け、加工時に前記スリットに背分力をかけ
る背分力調整装置を設けてなり、前記千鳥状のスリット
は両端部が重なるように配置してあり、前記背分力調整
装置が、帯胴の一方面に設けた鋸刃固定ローラと、帯胴
の他方面に設けられ前記スリットの長さにほぼ等しい背
分力押え部を有する背分力調整ローラと、で構成されて
いることを特徴とするものである。
【0007】上記の構成では、鋸刃ハウジングの両側に
設けた駆動ホイールと従動ホイールとにメビウス帯鋸刃
を巻回せしめて走行回転せしめると共に鋸刃ハウジング
をワークに対して切り込むことにより、ワークに切断加
工が行われる。
設けた駆動ホイールと従動ホイールとにメビウス帯鋸刃
を巻回せしめて走行回転せしめると共に鋸刃ハウジング
をワークに対して切り込むことにより、ワークに切断加
工が行われる。
【0008】 ワークに切断加工を行う際に、鋸刃ハウ
ジングに設けた背分力調整装置で前記メビウス帯鋸刃の
帯胴の面に形成されたスリットを押圧せしめて、メビウ
ス帯鋸刃に背分力をかけることにより、切曲りの少ない
良好な切断加工が行われる。
ジングに設けた背分力調整装置で前記メビウス帯鋸刃の
帯胴の面に形成されたスリットを押圧せしめて、メビウ
ス帯鋸刃に背分力をかけることにより、切曲りの少ない
良好な切断加工が行われる。
【0009】
【0010】 また、ワークに切断加工を行う際に、メ
ビウス帯鋸刃における帯胴の一方面を鋸刃固定ローラで
固定し、帯胴の他方面から背分力調整ローラに備えられ
た背分力押え部が帯胴に形成されたスリットに入り込ま
れ、この背分押え部を押圧せしめて、メビウス帯鋸刃に
適正な背分力がかけられる。また、スリットが帯胴の面
に市千鳥状に形成されているから、より適正な背分力が
かけられる。
ビウス帯鋸刃における帯胴の一方面を鋸刃固定ローラで
固定し、帯胴の他方面から背分力調整ローラに備えられ
た背分力押え部が帯胴に形成されたスリットに入り込ま
れ、この背分押え部を押圧せしめて、メビウス帯鋸刃に
適正な背分力がかけられる。また、スリットが帯胴の面
に市千鳥状に形成されているから、より適正な背分力が
かけられる。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】 また、本発明は、帯胴の両側に同一方向
に向けて対称に切断歯を設け、前記帯胴の面の表裏を異
相して円周形に接合すると共に前記帯胴の面に長手方向
へ適宜な間隔で複数の丸穴を形成してなるメビウス帯鋸
刃を、鋸刃ハウジングの両側に設けた駆動ホイールと従
動ホイールとに巻回せしめると共に走行回転自在に設
け、前記鋸刃ハウジングを加工すべきワークに対して往
復動自在に設け、加工時に前記丸穴に背分力をかける背
分力調整装置を設けてなり、前記背分力調整装置が、前
記丸穴に挿入する球と、丸穴に挿入された球を前記帯胴
の両側面から背分力をかける加圧部材と、この加圧部材
に加圧を与える加圧手段と、で構成されていることを特
徴とするものである。
に向けて対称に切断歯を設け、前記帯胴の面の表裏を異
相して円周形に接合すると共に前記帯胴の面に長手方向
へ適宜な間隔で複数の丸穴を形成してなるメビウス帯鋸
刃を、鋸刃ハウジングの両側に設けた駆動ホイールと従
動ホイールとに巻回せしめると共に走行回転自在に設
け、前記鋸刃ハウジングを加工すべきワークに対して往
復動自在に設け、加工時に前記丸穴に背分力をかける背
分力調整装置を設けてなり、前記背分力調整装置が、前
記丸穴に挿入する球と、丸穴に挿入された球を前記帯胴
の両側面から背分力をかける加圧部材と、この加圧部材
に加圧を与える加圧手段と、で構成されていることを特
徴とするものである。
【0018】上記の構成では、ワークに切断加工を行う
際に、メビウス帯鋸刃における帯胴の面に形成された丸
穴に球が入り込まれ、この球を加圧手段により加圧部材
で加圧せしめることにより、メビウス帯鋸刃に適正な背
分力がかけられる。
際に、メビウス帯鋸刃における帯胴の面に形成された丸
穴に球が入り込まれ、この球を加圧手段により加圧部材
で加圧せしめることにより、メビウス帯鋸刃に適正な背
分力がかけられる。
【0019】 また、本発明は、上記帯鋸盤において、
前記丸穴が帯胴の面に千鳥状に設けてなることを特徴と
するものである。
前記丸穴が帯胴の面に千鳥状に設けてなることを特徴と
するものである。
【0020】上記の構成では、帯胴の面に丸穴が千鳥状
に設けられているから、より適正な背分がかけられる。
に設けられているから、より適正な背分がかけられる。
【0021】 また、本発明は、上記帯鋸盤において、
前記球を前丸穴へ供給するための供給装置と、この供給
装置に接続された球貯溜ボックスを備えてなることを特
徴とするものである。
前記球を前丸穴へ供給するための供給装置と、この供給
装置に接続された球貯溜ボックスを備えてなることを特
徴とするものである。
【0022】上記の構成では、球貯溜ボックスから球が
供給装置へ送られ、さらに供給装置より前記丸穴へ球が
容易に供給される。
供給装置へ送られ、さらに供給装置より前記丸穴へ球が
容易に供給される。
【0023】 また、本発明は、上記帯鋸盤において、
前記供給装置が、前記球貯溜ボックスに連通した円錐状
の球配分貯溜部と、この球配分貯溜部より配分される回
転自在な放射状の球送り部と、で構成されていることを
特徴とするものである。
前記供給装置が、前記球貯溜ボックスに連通した円錐状
の球配分貯溜部と、この球配分貯溜部より配分される回
転自在な放射状の球送り部と、で構成されていることを
特徴とするものである。
【0024】上記の構成では、球貯溜ボックスから球が
球補給口を経て球配分貯溜部に送られ、さらに球送り部
を経て丸穴へ容易に供給される。
球補給口を経て球配分貯溜部に送られ、さらに球送り部
を経て丸穴へ容易に供給される。
【0025】 また、本発明は、上記帯鋸盤において、
前記球貯溜ボックスに球を補給する回転自在なエンドレ
ス状の球移動部を備えてなることを特徴とするものであ
る。
前記球貯溜ボックスに球を補給する回転自在なエンドレ
ス状の球移動部を備えてなることを特徴とするものであ
る。
【0026】上記の構成では、エンドレス状の球移動部
から球貯溜ボックスへ球が補給される。
から球貯溜ボックスへ球が補給される。
【0027】 また、本発明は、上記帯鋸盤において、
前記球移動部の走行回転が前記メビウス帯鋸刃の走行回
転部より連結駆動されることを特徴とするものである。
前記球移動部の走行回転が前記メビウス帯鋸刃の走行回
転部より連結駆動されることを特徴とするものである。
【0028】上記の構成では、メビウス帯鋸刃の走行回
転部が回転されることにより、球移動部が走行回転され
る。
転部が回転されることにより、球移動部が走行回転され
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基いて詳細に説明する。
を図面に基いて詳細に説明する。
【0030】 図1を参照するに、帯鋸盤としての例え
ば横型帯鋸盤1は立設された箱形状のベッド3を備えて
おり、このベッド3上にはワークWをクランプするため
の本体バイス装置5が設けられている。この本体バイス
装置5は固定本体バイスジョー5Fと可動本体バイスジ
ョー5Mとで構成されており、この可動本体バイスジョ
ー5Mは図示省略の流体シリンダによって、図1におい
て左右方向へ移動可能となっている。
ば横型帯鋸盤1は立設された箱形状のベッド3を備えて
おり、このベッド3上にはワークWをクランプするため
の本体バイス装置5が設けられている。この本体バイス
装置5は固定本体バイスジョー5Fと可動本体バイスジ
ョー5Mとで構成されており、この可動本体バイスジョ
ー5Mは図示省略の流体シリンダによって、図1におい
て左右方向へ移動可能となっている。
【0031】上記構成により、加工すべきワークWをベ
ッド3上に載置せしめると共にワークWの一端を固定本
体バイスジョー5Fに当接して位置決めする。次いで可
動本体バイスジョー5Mを図1において左側から右側へ
移動せしめることにより、ワークWは固定本体バイスジ
ョー5Fと可動本体バイスジョー5Mとの協働でワーク
Wはクランプされることになる。
ッド3上に載置せしめると共にワークWの一端を固定本
体バイスジョー5Fに当接して位置決めする。次いで可
動本体バイスジョー5Mを図1において左側から右側へ
移動せしめることにより、ワークWは固定本体バイスジ
ョー5Fと可動本体バイスジョー5Mとの協働でワーク
Wはクランプされることになる。
【0032】前記ベッド3上における左右両側には、ガ
イドポスト7L,7Rが立設されており、このガイドポ
スト7L,7Rには図示省略の駆動モータあるいは流体
シリンダなどによるアクチュエータで上下動自在な鋸刃
ハウジング9が設けられている。また、前記ベッド3上
の左側には円弧状の角度切り調整穴11が形成されてお
り、ガイドポスト7Rを支点としてガイドポスト7Lが
角度切り調整穴11内で回動されるようになっている。
イドポスト7L,7Rが立設されており、このガイドポ
スト7L,7Rには図示省略の駆動モータあるいは流体
シリンダなどによるアクチュエータで上下動自在な鋸刃
ハウジング9が設けられている。また、前記ベッド3上
の左側には円弧状の角度切り調整穴11が形成されてお
り、ガイドポスト7Rを支点としてガイドポスト7Lが
角度切り調整穴11内で回動されるようになっている。
【0033】前記鋸刃ハウジング9の右側には、ブラケ
ット13を介して図示省略の回転駆動モータによって回
転される駆動ホイール15が固定して回転自在に支承さ
れていると共にブラケット17を介して従動ホイール1
9が回転可能に支承されている。前記ブラケット17の
上部には、図1において左右方向へ延伸されたボールね
じ21が螺合されており、このボールねじ21の図1に
おいて左端にはハンドル23が取り付けられている。前
記駆動ホイール15と従動ホイール19とには、詳細を
後述するメビウス帯鋸刃MBLが巻回されている。
ット13を介して図示省略の回転駆動モータによって回
転される駆動ホイール15が固定して回転自在に支承さ
れていると共にブラケット17を介して従動ホイール1
9が回転可能に支承されている。前記ブラケット17の
上部には、図1において左右方向へ延伸されたボールね
じ21が螺合されており、このボールねじ21の図1に
おいて左端にはハンドル23が取り付けられている。前
記駆動ホイール15と従動ホイール19とには、詳細を
後述するメビウス帯鋸刃MBLが巻回されている。
【0034】上記構成により、ハンドル23を廻すと、
ボールねじ21が回転され、ブラケット17が図1にお
いて左方向へ移動されることにより、従動ホイール19
も同方向へ移動されるから、メビウス帯鋸刃MBLに適
正な張力がかけられることになる。また、図示省略の回
転用駆動モータによって駆動ホイール15が回転される
ことによってメビウス帯鋸刃MBLが一定の張力下で、
かつ一定のスピードで走行回転されることになる。
ボールねじ21が回転され、ブラケット17が図1にお
いて左方向へ移動されることにより、従動ホイール19
も同方向へ移動されるから、メビウス帯鋸刃MBLに適
正な張力がかけられることになる。また、図示省略の回
転用駆動モータによって駆動ホイール15が回転される
ことによってメビウス帯鋸刃MBLが一定の張力下で、
かつ一定のスピードで走行回転されることになる。
【0035】前記鋸刃ハウジング9には、固定鋸刃ガイ
ド25Fと可動鋸刃ガイド25Mとが設けられており、
固定鋸刃ガイド25Fに対して可動鋸刃ガイド25Mが
図示省略の駆動モータなどのアクチュエータによって接
近離反自在に設けられている。また、ときとして固定鋸
刃ガイド25Fを可動鋸刃ガイドとし、鋸刃ガイド25
F,25Mをセンター中心に接近,離反することもあ
る。しかも、前記固定鋸刃ガイド25F、可動鋸刃ガイ
ド25Mの先端(下端)には背分力調整装置27が設け
られている。
ド25Fと可動鋸刃ガイド25Mとが設けられており、
固定鋸刃ガイド25Fに対して可動鋸刃ガイド25Mが
図示省略の駆動モータなどのアクチュエータによって接
近離反自在に設けられている。また、ときとして固定鋸
刃ガイド25Fを可動鋸刃ガイドとし、鋸刃ガイド25
F,25Mをセンター中心に接近,離反することもあ
る。しかも、前記固定鋸刃ガイド25F、可動鋸刃ガイ
ド25Mの先端(下端)には背分力調整装置27が設け
られている。
【0036】前記メビウス帯鋸刃MBLは、図2に示さ
れているように、一定の長さを有した帯胴Dの一端DA
に対して他端DB を裏返して(180度に捩って)例え
ば溶接にて接合せしめて一体化しエンドレス状にする。
すなわち、帯胴Dの面における表裏を異相にして接合す
る。而して、帯胴Dに面の表裏がクロスする部分DXが
発生する。帯胴Dの上,下には同一方向の切断歯DT を
備えている。前記クロス部分DX を互いに反対側に前記
固定鋸刃ガイド25F、可動鋸刃ガイド25Mで90度
捻り起して垂直にする。
れているように、一定の長さを有した帯胴Dの一端DA
に対して他端DB を裏返して(180度に捩って)例え
ば溶接にて接合せしめて一体化しエンドレス状にする。
すなわち、帯胴Dの面における表裏を異相にして接合す
る。而して、帯胴Dに面の表裏がクロスする部分DXが
発生する。帯胴Dの上,下には同一方向の切断歯DT を
備えている。前記クロス部分DX を互いに反対側に前記
固定鋸刃ガイド25F、可動鋸刃ガイド25Mで90度
捻り起して垂直にする。
【0037】 前記メビウス帯鋸刃MBLの帯胴D面に
は、図3(A)に示されているように、両端部が寸法Δ
Lだけ重なるようにスリットD S が千鳥状に形成されて
いる。または、図3(B)に示されているように、千鳥
状に丸穴DH が形成されている。図3および図4におい
て帯胴Dの上下には同一方向に切断歯DT が形成されて
いる。
は、図3(A)に示されているように、両端部が寸法Δ
Lだけ重なるようにスリットD S が千鳥状に形成されて
いる。または、図3(B)に示されているように、千鳥
状に丸穴DH が形成されている。図3および図4におい
て帯胴Dの上下には同一方向に切断歯DT が形成されて
いる。
【0038】図4には、前記背分力調整装置27の一例
が示されている。図4においてメビウス帯鋸刃MBLに
おける帯胴Dの一側(図4において左側)には複数の鋸
刃固定ローラ29がシャフト31に回転可能に支承され
ている。また、メビウス帯鋸刃MBLにおける帯胴Dの
他側(図4において右側)には、複数の背分力用押え部
33を備えた背分力調整ローラ35がシャフト37に回
転可能に支承されている。
が示されている。図4においてメビウス帯鋸刃MBLに
おける帯胴Dの一側(図4において左側)には複数の鋸
刃固定ローラ29がシャフト31に回転可能に支承され
ている。また、メビウス帯鋸刃MBLにおける帯胴Dの
他側(図4において右側)には、複数の背分力用押え部
33を備えた背分力調整ローラ35がシャフト37に回
転可能に支承されている。
【0039】上記構成により、図4に示されているよう
に、メビウス帯鋸刃MBLにおける帯胴Dの一側に鋸刃
固定ローラ29を当接せしめると共に、帯胴Dの他側に
背分力調整ローラ35を当接せしめ、しかも背分力用押
え部33を千鳥状のスリットDS に挿入し、その下端を
接触させ、油圧又は電気的に押し下げることにより、メ
ビウス帯鋸刃MBLに背分力がかけられるので、切曲り
の少ない良好な切断加工を行うことができる。
に、メビウス帯鋸刃MBLにおける帯胴Dの一側に鋸刃
固定ローラ29を当接せしめると共に、帯胴Dの他側に
背分力調整ローラ35を当接せしめ、しかも背分力用押
え部33を千鳥状のスリットDS に挿入し、その下端を
接触させ、油圧又は電気的に押し下げることにより、メ
ビウス帯鋸刃MBLに背分力がかけられるので、切曲り
の少ない良好な切断加工を行うことができる。
【0040】前記背分力用押え部33の長さは、図3
(A)に示したスリットDS の長さL3 分だけ凸部を有
している。その部分で背分力を伝達し、さらに長さL2
の長さだけ凹部を作り、この凸部分の表面を帯胴Dに接
触させることで、背分力をかけることができる。
(A)に示したスリットDS の長さL3 分だけ凸部を有
している。その部分で背分力を伝達し、さらに長さL2
の長さだけ凹部を作り、この凸部分の表面を帯胴Dに接
触させることで、背分力をかけることができる。
【0041】前記背分力調整ローラ35における背分力
用押え部33の凸部の始終端がスリットDS から早く離
れないように凸部の形状を図5(A),(B),(C)
に示すように、始終端において押え部を広くするように
なっている。図5(A)は背分力調整ローラ35におけ
る背分部押え部33の中央部での押え状態を示し、図5
(B)は終端において離れないようにΔLだけ広く押え
部をとった状態を示し、図5(C)は帯胴Dの面におい
て凹部が接触している状態を示している。
用押え部33の凸部の始終端がスリットDS から早く離
れないように凸部の形状を図5(A),(B),(C)
に示すように、始終端において押え部を広くするように
なっている。図5(A)は背分力調整ローラ35におけ
る背分部押え部33の中央部での押え状態を示し、図5
(B)は終端において離れないようにΔLだけ広く押え
部をとった状態を示し、図5(C)は帯胴Dの面におい
て凹部が接触している状態を示している。
【0042】図6および図7には背分力調整装置27の
他の実施の形態の例が示されている。図6および図7に
おいて、3個の鋸刃固定ローラ29をバー39で連結す
ると共に、3個の背分力押え部33を備えた背分力調整
ローラ35をバー41で連結したものからなるのであ
る。
他の実施の形態の例が示されている。図6および図7に
おいて、3個の鋸刃固定ローラ29をバー39で連結す
ると共に、3個の背分力押え部33を備えた背分力調整
ローラ35をバー41で連結したものからなるのであ
る。
【0043】このバー39,41の両端がそれぞれ支持
枠43に固定されている。この支持枠43には支持部材
47に設けたハンドル45の先端が設けられている。
枠43に固定されている。この支持枠43には支持部材
47に設けたハンドル45の先端が設けられている。
【0044】 上記構成により、ハンドル45を廻すこ
とにより、支持枠43を図7において上下方向へ移動せ
しめることにより、各鋸刃固定ローラ29の帯胴Dの面
における接触を調整することができる。また、バー41
を図7において上下方向へ調整すると共に、各シャフト
37を図6において上下方向へ調整することにより、背
分力用押え部33の帯胴Dにおける接触を調整すること
ができる。
とにより、支持枠43を図7において上下方向へ移動せ
しめることにより、各鋸刃固定ローラ29の帯胴Dの面
における接触を調整することができる。また、バー41
を図7において上下方向へ調整すると共に、各シャフト
37を図6において上下方向へ調整することにより、背
分力用押え部33の帯胴Dにおける接触を調整すること
ができる。
【0045】 また、バー41に形成された長穴49に
各シャフト37が設けられているので、図7において左
右方向へ調整することができる。
各シャフト37が設けられているので、図7において左
右方向へ調整することができる。
【0046】したがって、複数の背分力調整ローラ35
を図6に示されているように、同期ベルト51を使用し
て同期して回転させることにより帯胴DのスリットDS
に常に入り込むこととなり、均一に背分力をかけること
ができる。また、支持部材47毎交換することができる
ので、特に背分力用押え部33が摩耗した場合にはすぐ
に取り替えることができる。
を図6に示されているように、同期ベルト51を使用し
て同期して回転させることにより帯胴DのスリットDS
に常に入り込むこととなり、均一に背分力をかけること
ができる。また、支持部材47毎交換することができる
ので、特に背分力用押え部33が摩耗した場合にはすぐ
に取り替えることができる。
【0047】図8には背分力調整装置27の別の実施の
形態の例が示されている。すなわち、前記メビウス帯鋸
刃MBLにおける帯胴Dの面に形成された千鳥状の丸穴
DHに、図8に示されているように球51を入り込ませ
る。この状態において図8において両側から加圧部材5
3A,53B;55A,55Bで前記球51を加圧せし
めるようにする。この加圧部材53A,53B;55
A,55Bは加圧シリンダのピストンロッド57に連結
されている。
形態の例が示されている。すなわち、前記メビウス帯鋸
刃MBLにおける帯胴Dの面に形成された千鳥状の丸穴
DHに、図8に示されているように球51を入り込ませ
る。この状態において図8において両側から加圧部材5
3A,53B;55A,55Bで前記球51を加圧せし
めるようにする。この加圧部材53A,53B;55
A,55Bは加圧シリンダのピストンロッド57に連結
されている。
【0048】上記構成により、帯胴Dに形成された丸穴
DH に球51を入り込ませた状態で加圧シリンダを作動
せしめると、ピストンロッド57が図8において下降す
ることにより、加圧部材53A,53B;55A,55
Bで球51が押圧されるから、背分力が球心的角度(ス
リップなく、背分力が球51の中心にかかる)に加えら
れることで球51はメビウス鋸刃MBLの切削速度で回
転しながら加圧部材53A,53B;55A,55Bの
下面のレールをスライドしていき、均一な背分力がかけ
られる。したがって、切曲りの少ない良好な切断加工を
行うことができる。
DH に球51を入り込ませた状態で加圧シリンダを作動
せしめると、ピストンロッド57が図8において下降す
ることにより、加圧部材53A,53B;55A,55
Bで球51が押圧されるから、背分力が球心的角度(ス
リップなく、背分力が球51の中心にかかる)に加えら
れることで球51はメビウス鋸刃MBLの切削速度で回
転しながら加圧部材53A,53B;55A,55Bの
下面のレールをスライドしていき、均一な背分力がかけ
られる。したがって、切曲りの少ない良好な切断加工を
行うことができる。
【0049】 メビウス帯鋸刃MBLの速度は、例えば
120m/min(約2m/sec)位であり、仮に、
図3(B)に示されているように、各丸穴DH の間隔を
25.4mm、上下の丸穴DH の高さ間隔を10mmに
配列すると、上側だけで100個/secの球が流れ
る。従って、上,下で合計200個/secの球51が
1秒間に流れることとなる。
120m/min(約2m/sec)位であり、仮に、
図3(B)に示されているように、各丸穴DH の間隔を
25.4mm、上下の丸穴DH の高さ間隔を10mmに
配列すると、上側だけで100個/secの球が流れ
る。従って、上,下で合計200個/secの球51が
1秒間に流れることとなる。
【0050】 図9および図10には、帯胴Dに形成さ
れた上,下の丸穴DH に球51を送り込む球送りユニッ
トが示されている。図9および図10において、球送り
ユニット53は、鋸刃同期速度用ベルト55によって例
えば約300r.p.m位でプーリ57を回転し、その
遠心力と重力とから、回転される。すなわち、前記プー
リ57で回転される回転軸59を備えており、この回転
軸59には供給装置の一部である放射状に複数の球送り
部61を上下に備えた球送り回転ユニット63が装着さ
れている。前記各球送り部61の上部には球配分貯溜部
65が設けられており、この球配分貯溜部65の上部に
は球補給口67を備えた球貯溜ボックス68(図11参
照)が一体的に設けられている。
れた上,下の丸穴DH に球51を送り込む球送りユニッ
トが示されている。図9および図10において、球送り
ユニット53は、鋸刃同期速度用ベルト55によって例
えば約300r.p.m位でプーリ57を回転し、その
遠心力と重力とから、回転される。すなわち、前記プー
リ57で回転される回転軸59を備えており、この回転
軸59には供給装置の一部である放射状に複数の球送り
部61を上下に備えた球送り回転ユニット63が装着さ
れている。前記各球送り部61の上部には球配分貯溜部
65が設けられており、この球配分貯溜部65の上部に
は球補給口67を備えた球貯溜ボックス68(図11参
照)が一体的に設けられている。
【0051】上記構成により、球51は球補給口67か
ら補給されると共に、回転ユニット63が回転されるこ
とにより、球配分貯溜65を経て各球送り部61の1ケ
所に開口された開口部より、帯胴Dの丸穴DH に逐次球
51が供給されることになる。球51は球送り部61の
開口部を少し大き目にすることで若干の同期ズレを防止
するが、基本的にはメビウス帯鋸刃MBLにおけるピッ
チ(25.4mm)と同じ円周になるように鋸刃速度と
同期をとるようになっている。
ら補給されると共に、回転ユニット63が回転されるこ
とにより、球配分貯溜65を経て各球送り部61の1ケ
所に開口された開口部より、帯胴Dの丸穴DH に逐次球
51が供給されることになる。球51は球送り部61の
開口部を少し大き目にすることで若干の同期ズレを防止
するが、基本的にはメビウス帯鋸刃MBLにおけるピッ
チ(25.4mm)と同じ円周になるように鋸刃速度と
同期をとるようになっている。
【0052】前記球補給口67よりの補給は、図11,
図12および図13に示されているような配分力用球移
動部69により補給される。すなわち、図11,図12
および図13において、前記回転軸59に挿着された球
補給用プーリ71と他の球補給用プーリ73とにはベル
ト75が巻回されている。前記球補給用プーリ73の回
転軸77には背分力用球移動用プーリ79が装着されて
いる。この背分力用球移動用プーリ79と別の背分力用
移動用プーリ81とにはベルト83が巻回されている。
図12および図13に示されているような配分力用球移
動部69により補給される。すなわち、図11,図12
および図13において、前記回転軸59に挿着された球
補給用プーリ71と他の球補給用プーリ73とにはベル
ト75が巻回されている。前記球補給用プーリ73の回
転軸77には背分力用球移動用プーリ79が装着されて
いる。この背分力用球移動用プーリ79と別の背分力用
移動用プーリ81とにはベルト83が巻回されている。
【0053】このベルト83の外周には背分力用移動ガ
イド85が一体的に取り付けられており、この背分力用
移動ガイド85の一端(図11において左端)には背分
力用球押出し突出部87が設けられていて、この背分力
用球押出し突出部87から球補給口67へ球51が押出
されるようになっている。前記背分力用球押し突出部8
7とは反対側である図13において左端の背分力球移動
ガイド85には球補給口89を備えた補給筒91が設け
られている。
イド85が一体的に取り付けられており、この背分力用
移動ガイド85の一端(図11において左端)には背分
力用球押出し突出部87が設けられていて、この背分力
用球押出し突出部87から球補給口67へ球51が押出
されるようになっている。前記背分力用球押し突出部8
7とは反対側である図13において左端の背分力球移動
ガイド85には球補給口89を備えた補給筒91が設け
られている。
【0054】上記構成により、球補給口89から球51
が供給されて球補給筒91から背分力用球移動ガイド8
5に送られる。背分力用球移動ガイド85は、回転軸5
9の回転によりベルト75、球補給用プーリ73,回転
軸77および背分力移動用プーリ79を介してベルト8
3が回転されることにより走行回転される。そして背分
力用球移動ガイド85に設けられた背分力用球押出し突
出部87から球51が押出されて球補給口67から球配
分貯溜部65に貯溜されることとなる。
が供給されて球補給筒91から背分力用球移動ガイド8
5に送られる。背分力用球移動ガイド85は、回転軸5
9の回転によりベルト75、球補給用プーリ73,回転
軸77および背分力移動用プーリ79を介してベルト8
3が回転されることにより走行回転される。そして背分
力用球移動ガイド85に設けられた背分力用球押出し突
出部87から球51が押出されて球補給口67から球配
分貯溜部65に貯溜されることとなる。
【0055】このように帯胴Dの面に丸穴DH が千鳥状
に設けられているから、より適正な背分力をかけること
ができる。また、球貯溜ボックス68には供給通路とし
ての球配分貯溜部65を介して球送り部61が連通され
ているから、帯胴Dの丸穴DH へ容易に供給することが
できる。
に設けられているから、より適正な背分力をかけること
ができる。また、球貯溜ボックス68には供給通路とし
ての球配分貯溜部65を介して球送り部61が連通され
ているから、帯胴Dの丸穴DH へ容易に供給することが
できる。
【0056】さらに球貯溜ボックス68にはエンドレス
状の背分力球移動部85が備えられているから、球51
を自動的に補給することができる。背分力球移動部85
はメビウス帯鋸刃MBLの走行回転と連動連結されてい
るから、背分力球移動部85を追従して容易に走行回転
させることができる。
状の背分力球移動部85が備えられているから、球51
を自動的に補給することができる。背分力球移動部85
はメビウス帯鋸刃MBLの走行回転と連動連結されてい
るから、背分力球移動部85を追従して容易に走行回転
させることができる。
【0057】なお、この発明は、前述した実施の形態に
例に限定されことなく、適宜な変更を行うことにより、
その他の態様で実施し得るものである。
例に限定されことなく、適宜な変更を行うことにより、
その他の態様で実施し得るものである。
【0058】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例より理解さ
れるように、本発明よれば、鋸刃ハウジングの両側に設
けた駆動ホイールと従動ホイールとにメビウス帯鋸刃を
巻回せしめて走行回転せしめると共に鋸刃ハウジングを
ワークに対して切り込むことにより、ワークに切断加工
が行われる。
れるように、本発明よれば、鋸刃ハウジングの両側に設
けた駆動ホイールと従動ホイールとにメビウス帯鋸刃を
巻回せしめて走行回転せしめると共に鋸刃ハウジングを
ワークに対して切り込むことにより、ワークに切断加工
が行われる。
【0059】従って、ワークに切断加工を行う際に、鋸
刃ハウジングに設けた背分力調整装置で前記メビウス帯
鋸刃の帯胴の面に形成されたスリットまたは丸穴を押圧
せしめて、メビウス帯鋸刃に背分力をかけることによ
り、切曲りの少ない良好な切断加工を行うことができ
る。
刃ハウジングに設けた背分力調整装置で前記メビウス帯
鋸刃の帯胴の面に形成されたスリットまたは丸穴を押圧
せしめて、メビウス帯鋸刃に背分力をかけることによ
り、切曲りの少ない良好な切断加工を行うことができ
る。
【0060】 また、本発明によれば、ワークに切断加
工を行う際に、メビウス帯鋸刃における帯胴の一方面を
鋸刃固定ローラで固定し、帯胴の他方面から背分力調整
ローラに備えられた背分力押え部が帯胴に形成されたス
リットに入り込まれ、この背分押え部を押圧せしめて、
メビウス帯鋸刃に適正な背分力をかけることができる。
工を行う際に、メビウス帯鋸刃における帯胴の一方面を
鋸刃固定ローラで固定し、帯胴の他方面から背分力調整
ローラに備えられた背分力押え部が帯胴に形成されたス
リットに入り込まれ、この背分押え部を押圧せしめて、
メビウス帯鋸刃に適正な背分力をかけることができる。
【0061】 また、本発明によれば、スリットが帯胴
の面に千鳥状に形成されているから、より適正な背分力
をかけることができる。
の面に千鳥状に形成されているから、より適正な背分力
をかけることができる。
【0062】
【0063】
【0064】 また、本発明によれば、ワークに切断加
工を行う際に、メビウス帯鋸刃における帯胴の面に形成
された丸穴に球が入り込まれ、この球を加圧手段により
加圧部材で加圧せしめることにより、メビウス帯鋸刃に
適正な背分力をかけることができる。
工を行う際に、メビウス帯鋸刃における帯胴の面に形成
された丸穴に球が入り込まれ、この球を加圧手段により
加圧部材で加圧せしめることにより、メビウス帯鋸刃に
適正な背分力をかけることができる。
【0065】 また、本発明によれば、帯胴の面に丸穴
が千鳥状に設けられているから、より適正な背分をかけ
ることができる。
が千鳥状に設けられているから、より適正な背分をかけ
ることができる。
【0066】 また、本発明によれば、球貯溜ボックス
から球が供給装置へ送られ、さらに供給装置より前記丸
穴へ球を容易に供給することができる。
から球が供給装置へ送られ、さらに供給装置より前記丸
穴へ球を容易に供給することができる。
【0067】 また、本発明によれば、球貯溜ボックス
から球が球補給口を経て球配分貯溜部に送られ、さらに
球送り部を経て丸穴へ容易に供給することができる。
から球が球補給口を経て球配分貯溜部に送られ、さらに
球送り部を経て丸穴へ容易に供給することができる。
【0068】 また、本発明によれば、エンドレス状の
球移動部から球貯溜ボックスへ球を補給することができ
る。
球移動部から球貯溜ボックスへ球を補給することができ
る。
【0069】 また、本発明によれば、メビウス帯鋸刃
の走行回転部が回転されることにより、球移動部を追従
して走行回転させることができる。
の走行回転部が回転されることにより、球移動部を追従
して走行回転させることができる。
【図1】この発明のメビウス帯鋸刃を用いた横型帯鋸盤
の正面図である。
の正面図である。
【図2】この発明のメビウス帯鋸刃の平面図である。
【図3】(A),(B)はこの発明のメビウス帯鋸刃の
正面図である。
正面図である。
【図4】背分力調整装置の一実施の形態の例を示す側面
図である。
図である。
【図5】図4における背分力調整ローラの動作説明図で
ある。
ある。
【図6】帯分力調整装置の他の実施の形態の例を示す正
面図である。
面図である。
【図7】図6における平面図である。
【図8】背分力調整の別の実施の形態の例を示す側面図
である。
である。
【図9】メビウス帯鋸刃における帯胴に設けられた丸穴
の球を入り込ませる供給装置の平面図である。
の球を入り込ませる供給装置の平面図である。
【図10】図9における側面図である。
【図11】供給装置に球を補給する補給装置の斜視図で
ある。
ある。
【図12】図11における平面図である。
【図13】図11における正面図である。
1 横型帯鋸盤(帯鋸盤)
9 鋸刃ハウジング
15 駆動ホイール
19 従動ホイール
25F,25M 固定,可動鋸刃ガイド
27 背分力調整装置
29 鋸刃固定ローラ
33 背分力用押え部
35 背分力調整ローラ
51 球
53 球送りユニット
61 球送り部(供給装置)
65 球配分貯溜部
67 球補給口
68 球貯溜ボックス
69 背分力球移動部
MBLメビウス帯鋸刃
D 帯胴
DT 切断歯
DS スリット
DH 丸穴
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B23D 55/08
B23D 61/12
B27B 13/10
B27B 33/06
Claims (7)
- 【請求項1】 帯胴の両側に同一方向に向けて対称に切
断歯を設け、前記帯胴の面の表裏を異相して円周形に接
合すると共に前記帯胴の面に長手方向へ適宜な間隔で複
数のスリットを千鳥状に形成してなるメビウス帯鋸刃
を、鋸刃ハウジングの両側に設けた駆動ホイールと従動
ホイールとに巻回せしめると共に走行回転自在に設け、
前記鋸刃ハウジングを加工すべきワークに対して往復動
自在に設け、加工時に前記スリットに背分力をかける背
分力調整装置を設けてなり、前記千鳥状のスリットは両
端部が重なるように配置してあり、前記背分力調整装置
が、帯胴の一方面に設けた鋸刃固定ローラと、帯胴の他
方面に設けられ前記スリットの長さにほぼ等しい長さの
背分力押え部を有する背分力調整ローラと、で構成され
ていることを特徴とする帯鋸盤。 - 【請求項2】 帯胴の両側に同一方向に向けて対称に切
断歯を設け、前記帯胴の面の表裏を異相して円周形に接
合すると共に前記帯胴の面に長手方向へ適宜な間隔で複
数の丸穴を形成してなるメビウス帯鋸刃を、鋸刃ハウジ
ングの両側に設けた駆動ホイールと従動ホイールとに巻
回せしめると共に走行回転自在に設け、前記鋸刃ハウジ
ングを加工すべきワークに対して往復動自在に設け、加
工時に前記丸穴に背分力をかける背分力調整装置を設け
てなり、前記背分力調整装置が、前記丸穴に挿入する球
と、丸穴に挿入された球を前記帯胴の両側面から背分力
をかける加圧部材と、この加圧部材に加圧を与える加圧
手段と、で構成されていることを特徴とする帯鋸盤。 - 【請求項3】 前記丸穴が帯胴の面に千鳥状に設けてな
ることを特徴とする請求項2記載の帯鋸盤。 - 【請求項4】 前記球を前記丸穴へ供給するための供給
装置と、この供給装置に接続された球貯溜ボックスを備
えてなることを特徴とする請求項2又は3記載の帯鋸
盤。 - 【請求項5】 前記供給装置が、前記球貯溜ボックスに
連通した円錐状の球配分貯溜部と、この球配分貯溜部よ
り配分される回転自在な放射状の球送り部と、で構成さ
れていることを特徴とする請求項4記載の帯鋸盤。 - 【請求項6】 前記球貯溜ボックスに球を補給する回転
自在なエンドレス状の球移動部を備えてなることを特徴
とする請求項4記載の帯鋸盤。 - 【請求項7】 前記球移動部の走行回転が前記メビウス
帯鋸刃の走行回転部より連結駆動されることを特徴とす
る請求項6記載の帯鋸盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19680595A JP3507210B2 (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 帯鋸盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19680595A JP3507210B2 (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 帯鋸盤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0938825A JPH0938825A (ja) | 1997-02-10 |
JP3507210B2 true JP3507210B2 (ja) | 2004-03-15 |
Family
ID=16363947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19680595A Expired - Fee Related JP3507210B2 (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 帯鋸盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3507210B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2560992C1 (ru) * | 2014-04-15 | 2015-08-20 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Поволжский государственный технологический университет" | Устройство для раскроя древесины цилиндрическими пилами |
CN106113298B (zh) * | 2016-07-08 | 2018-02-13 | 重庆毅美模塑有限公司 | 往复式切割装置 |
CN106182470B (zh) * | 2016-07-08 | 2018-02-13 | 重庆毅美模塑有限公司 | 步进式切割装置 |
-
1995
- 1995-08-01 JP JP19680595A patent/JP3507210B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0938825A (ja) | 1997-02-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4169739B2 (ja) | 回転対称の機械部品を研削する方法および装置 | |
JP5460050B2 (ja) | ウェブ材料から成るロール又はログを切断するための切断装置及びそれに関する切断方法 | |
JPH0635107B2 (ja) | ワイヤソー | |
JP3507210B2 (ja) | 帯鋸盤 | |
EP0321390A2 (en) | Feeding system on a woodworking machine | |
JP2006062073A (ja) | 帯鋸盤及びワークの切断方法 | |
JPH0421617Y2 (ja) | ||
JP3032125B2 (ja) | ワイヤソー装置 | |
DE2330186A1 (de) | Vorrichtung zum formen von epitrochoidenfoermigen oberflaechen | |
JP3857579B2 (ja) | 面取り加工方法および面取り加工装置 | |
JPH05146882A (ja) | 肉盛方法及び装置と肉盛材料 | |
JPH0688232B2 (ja) | 原材料ストランドを単位部片に切断するための装置 | |
JP3828236B2 (ja) | ドリルの油溝形成方法及びその装置 | |
JP2000254902A (ja) | 加工材の両面削り加工機 | |
JPH0719742Y2 (ja) | ペーパーカッタ | |
JP2709435B2 (ja) | ベルトサンダー機 | |
SU1082533A1 (ru) | Устройство дл изготовлени пружин | |
JPH052277Y2 (ja) | ||
JP3778421B2 (ja) | 押し通し曲げ加工における加工油の塗布方法及び押し通し曲げ加工装置 | |
JP3507209B2 (ja) | 帯鋸盤 | |
GB2203974A (en) | Apparatus for manufacturing a crown wheel cam | |
CA1055206A (en) | Device and method for operation in an helical pattern inside a cylinder | |
JPS6245872Y2 (ja) | ||
JPS59107852A (ja) | 孔内面を超精密に加工する方法および装置 | |
JPS5866647A (ja) | 切断装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20031209 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20031218 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |