JP3504704B2 - ポリヒドロキシカルボン酸の製造方法 - Google Patents
ポリヒドロキシカルボン酸の製造方法Info
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Description
代替の生分解性ポリマーとして有用なポリヒドロキシカ
ルボン酸の製造方法およびその原料であるヒドロキシカ
ルボン酸に関する。ポリヒドロキシカルボン酸は、機械
的性質や物理的性質、化学的性能が優れているばかりで
なく、他に害を与えることなく自然環境下で分解され、
最終的には微生物によって水と炭酸ガスになるという生
分解性の機能を有しており、最近医療用材料や汎用樹脂
代替等、様々な分野で特に注目されているプラスチック
である。
来、ポリヒドロキシカルボン酸の製造方法としては、ヒ
ドロキシカルボン酸、例えば、乳酸、グリコール酸の場
合は、脱水二量化し一旦環状二量体を得た後、触媒(S
n系触媒)の存在下開環溶融重合し高分子ポリマーを得
る方法が知られている。しかし、この方法では反応の操
作が複雑であり、得られたポリマーは高価であるばかり
でなく、該製造法が溶融重合後そのままペレットとして
製品を得る方法であるため、得られるポリマーの形態は
ペレット状のものに限定される。また、ヒドロキシカル
ボン酸の種類によっては、環状二量体を形成しないもの
があり、この場合はこの方法は使用できない。
ゴマーから直接脱水縮合法によって、ポリヒドロキシカ
ルボン酸を得る方法が開示されている(特開昭59−0
96123号、特開昭61−028521号)。しかし
ながら、これらの方法で、得られる該ポリマーは十分な
機械物性を有さず、その用途、目的によっては使用でき
ない。このように、十分な機械物性を有するポリヒドロ
キシカルボン酸を得るためには、その重合法は溶融重合
法に制限され、またそのポリマー組成も限られているの
が現状である。本発明の目的は、高分子量のポリヒドロ
キシカルボン酸を工業的に効率良く、容易に、しかも安
価に製造し得る製法を提供することである。
シカルボン酸の直接脱水重縮合により高分子量のポリヒ
ドロキシカルボン酸を得ることを鋭意検討した結果、特
定の不純物を特定量以下含有するヒドロキシカルボン酸
を原料に用いることにより高分子量のポリヒドロキシカ
ルボン酸を得ることができることを見出し、本発明を完
成するに至った。
カルボン酸を触媒の存在下、あるいは非存在下、有機溶
媒中で脱水重縮合するポリヒドロキシカルボン酸の製造
方法において、原料のヒドロキシカルボン酸として、メ
タノール、乳酸メチル、エタノール、酢酸、ピルビン
酸、フマル酸、乳酸エチル及び乳酸ブチルからなる群よ
り選ばれた1又は2以上の不純物の合計量が原料のヒド
ロキシカルボン酸に対して0.3モル%以下含まれるヒ
ドロキシカルボン酸を使用する、対数粘度が0.3dl
/g以上であるポリヒドロキシカルボン酸の製造方法お
よび上記不純物を上記割合で含む対数粘度が0.3dl
/g以上であるポリヒドロキシカルボン酸製造用の少な
くとも乳酸を含むヒドロキシカルボン酸に関する。
ロキシカルボン酸類から直接脱水重縮合により高分子量
のポリヒドロキシカルボン酸を工業的に安価に得ること
ができるようになった。
は、具体的には2−ヒドロキシエタノイックアシッド、
2−ヒドロキシプロパノイックアシッド、2−ヒドロキ
シブタノイックアシッド、2−ヒドロキシペンタノイッ
クアシッド、2−ヒドロキシヘキサノイックアシッド、
2−ヒドロキシヘプタノイックアシッド、2−ヒドロキ
シオクタノイックアシッド、2−ヒドロキシ−2−メチ
ルプロパノイックアシッド、2−ヒドロキシ−2−メチ
ルブタノイックアシッド、2−ヒドロキシ−2−エチル
ブタノイックアシッド、2−ヒドロキシ−2−メチルペ
ンタノイックアシッド、2−ヒドロキシ−2−エチルペ
ンタノイックアシッド、2−ヒドロキシ−2−プロピル
ペンタノイックアシッド、2−ヒドロキシ−2−ブチル
ペンタノイックアシッド、2−ヒドロキシ−2−メチル
ヘキサノイックアシッド、2−ヒドロキシ−2−エチル
ヘキサノイックアシッド、2−ヒドロキシ−2−プロピ
ルヘキサノイックアシッド、2−ヒドロキシ−2−ブチ
ルヘキサノイックアシッド、2−ヒドロキシ−2−ペン
チルヘキサノイックアシッド、2−ヒドロキシ−2−メ
チルヘプタノイックアシッド、2−ヒドロキシ−2−エ
チルヘプタノイックアシッド、2−ヒドロキシ−2−プ
ロピルヘプタニックアシッド、2−ヒドロキシ−2−ブ
チルヘプタノイックアシッド、2−ヒドロキシ−2−ペ
ンチルヘプタノイックアシッド、2−ヒドロキシ−2−
ヘキシルヘプタノイックアシッド、2−ヒドロキシ−2
−メチルオクタノイックアシッド、2−ヒドロキシ−2
−エチルオクタノイックアシッド、2−ヒドロキシ−2
−プロピルオクタノイックアシッド、2−ヒドロキシ−
2−ブチルオクタノイックアシッド、2−ヒドロキシ−
2−ペンチルオクタノイックアシッド、2−ヒドロキシ
−2−ヘキシルオクタノイックアシッド、2−ヒドロキ
シ−2−ヘプチルオクタノイックアシッド、3−ヒドロ
キシプロパノイックアシッド、3−ヒドロキシブタノイ
ックアシッド、3−ヒドロキシペンタノイックアシッ
ド、3−ヒドロキシヘキサノイックアシッド、3−ヒド
ロキシヘプタノイックアシッド、3−ヒドロキシオクタ
ノイックアシッド、3−ヒドロキシ−3−メチルブタノ
イックアシッド、3−ヒドロキシ−3−メチルペンタノ
イックアシッド、3−ヒドロキシ−3−エチルペンタノ
イックアシッド、3−ヒドロキシ−3−メチルヘキサノ
イックアシッド、3−ヒドロキシ−3−エチルヘキサノ
イックアシッド、3−ヒドロキシ−3−プロピルヘキサ
ノイックアシッド、3−ヒドロキシ−3−メチルヘプタ
ノイックアシッド、3−ヒドロキシ−3−エチルヘプタ
ノイックアシッド、3−ヒドロキシ−3−プロピルヘプ
タノイックアシッド、3−ヒドロキシ−3−ブチルヘプ
タノイックアシッド、3−ヒドロキシ−3−メチルオク
タノイックアシッド、3−ヒドロキシ−3−エチルオク
タノイックアシッド、3−ヒドロキシ−3−プロピルオ
クタノイックアシッド、3−ヒドロキシ−3−ブチルオ
クタノイックアシッド、3−ヒドロキシ−3−ペンチル
オクタノイックアシッド、4−ヒドロキシブタノイック
アシッド、4−ヒドロキシペンタノイックアシッド、4
−ヒドロキシヘキサノイックアシッド、4−ヒドロキシ
ヘプタノイックアシッド、4−ヒドロキシオクタノイッ
クアシッド、4−ヒドロキシ−4−メチルペンタノイッ
クアシッド、4−ヒドロキシ−4−メチルヘキサノイッ
クアシッド、4−ヒドロキシ−4−エチルヘキサノイッ
クアシッド、4−ヒドロキシ−4−メチルヘプタノイッ
クアシッド、4−ヒドロキシ−4−エチルヘプタノイッ
クアシッド、4−ヒドロキシ−4−プロピルヘプタノイ
ックアシッド、4−ヒドロキシ−4−メチルオクタノイ
ックアシッド、4−ヒドロキシ−4−エチルオクタノイ
ックアシッド、4−ヒドロキシ−4−プロピルオクタノ
イックアシッド、4−ヒドロキシ−4−ブチルオクタノ
イックアシッド、5−ヒドロキシペンタノイックアシッ
ド、5−ヒドロキシヘキサノイックアシッド、5−ヒド
ロキシヘプタノイックアシッド、5−ヒドロキシオクタ
ノイックアシッド、5−ヒドロキシ−5−メチルヘキサ
ノイックアシッド、5−ヒドロキシ−5−メチルヘプタ
ノイックアシッド、5−ヒドロキシ−5−エチルヘプタ
ノイックアシッド、5−ヒドロキシ−5−メチルオクタ
ノイックアシッド、5−ヒドロキシ−5−エチルオクタ
ノイックアシッド、5−ヒドロキシ−5−プロピルオク
タノイックアシッド、6−ヒドロキシヘキサノイックア
シッド、6−ヒドロキシヘプタノイックアシッド、6−
ヒドロキシオクタノイックアシッド、6−ヒドロキシ−
6−メチルヘプタノイックアシッド、6−ヒドロキシ−
6−メチルオクタノイックアシッド、6−ヒドロキシ−
6−エチルオクタノイックアシッド、7−ヒドロキシヘ
プタノイックアシッド、7−ヒドロキシオクタノイック
アシッド、7−ヒドロキシ−7−メチルオクタノイック
アシッド、8−ヒドロキシオクタノイックアシッド等の
脂肪族ヒドロキシカルボン酸であり、一種又は二種以上
の混合物を用いても良い。その混合比は、乳酸に対して
上記した他のヒドロキシカルボン酸99重量%以下の範
囲である。これらヒドロキシカルボン酸の中には光学炭
素を有し各々D体、L体、D/L体の形態をとる場合が
あるが、本発明方法においては、その形態には何ら制限
はない。
は、少なくとも乳酸を含み、前記の不純物の含有量がヒ
ドロキシカルボン酸に対して0.3モル%以下であるヒ
ドロキシカルボン酸を原料として得られる乳酸のホモポ
リマーまたは乳酸−ヒドロキシカルボン酸のコポリマー
であり、ランダムポリマーおよびブロックポリマーを含
む。
る事により高純度のものが製造され、市販されている
が、この方法で得られる乳酸中にはメタノール、エタノ
ール、酢酸、ピルビン酸、フマル酸、乳酸メチル、乳酸
エチル及び乳酸ブチルからなる群より選ばれた1又は2
以上不純物が含まれている。本発明方法においてはこれ
らの不純物の量はヒドロキシカルボン酸に対して合計
0.3モル%以下、好ましくは0.1モル%以下、特に
好ましくは0.05モル%以下である。
プレポリマーを製造し、これを使用してポリヒドロキシ
カルボン酸を製造する態様も含む。本発明方法では、反
応時間(反応速度)の関係上触媒を用いる方が好まし
い。
表 I、II、III、IV、V族の金属、あるいはそ
れらの塩又は水酸化物、酸化物が挙げられる。例えば亜
鉛、錫、アルミニウム、マグネシウム等の金属、酸化
錫、酸化アンチモン、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸
化マグネシウム、酸化チタン等の金属酸化物、塩化亜
鉛、塩化第一錫、塩化第二錫、臭化第一錫、臭化第二
錫、フッ化アンチモン、塩化亜鉛、塩化マグネシウム、
塩化アルミニウム等の金属ハロゲン化物、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグ
ネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化亜鉛、水酸化
鉄、水酸化コバルト、水酸化ニッケル、水酸化銅、水酸
化セシウム、水酸化ストロンチウム、水酸化バリウム、
水酸化リチウム、水酸化ジルコニウム等の金属水酸化
物、硫酸錫、硫酸亜鉛、硫酸アルミニウム等の硫酸塩、
炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、炭酸カルシウム等の炭酸
塩、酢酸錫、オクタン酸錫、乳酸錫、酢酸亜鉛、酢酸ア
ルミニウム、乳酸鉄等の有機カルボン酸塩、トリフルオ
ロメタンスルホン酸錫、p−トルエンスルホン酸錫等の
有機スルホン酸塩等が挙げられる。
金属の有機金属酸化物又はチタニウムイソプロポキサイ
ド等の上記金属の金属アルコキサイド又はジエチル亜鉛
等の上記金属のアルキル金属又はダウエックス、アンバ
ーライト等のイオン交換樹脂等が挙げられる。その使用
量は、上記ヒドロキシカルボン酸0.0001〜10重
量%が良い。
香族炭化水素類、エーテル系芳香族炭化水素類等が挙げ
られる。芳香族炭化水素類としては、例えばトルエン、
キシレン、ナフタレン、ビフェニル、クロロベンゼン、
o−クロロベンゼン、m−クロロベンゼン、p−クロロ
ベンゼン等が挙げられる。エーテル系芳香族炭化水素類
としては、例えばアルコキシベンゼン類、ジフェニルエ
ーテル類が挙げられる。アルコキシベンゼン類として
は、例えばアニソール、エトキシベンゼン、プロポキシ
ベンゼン、ブトキシベンゼン、ペントキシベンゼン、
2,4−ジメトキシベンゼン、2−クロロメトキシベン
ゼン、2−ブロモメトキシベンゼン、4−クロロメトキ
シベンゼン、4−ブロモメトキシベンゼン、2,4−ジ
クロロメトキシベンゼン等が挙げられる。ジフェニルエ
ーテル類としては、例えばジフェニルエーテル、4,
4’−ジメチルジフェニルエーテル、3,3’−ジメチ
ルジフェニルエーテル、3−メチルジフェニルエーテル
等のアルキル置換ジフェニルエーテル、4,4’−ジブ
ロモジフェニルエーテル、4,4’−ジクロロジフェニ
ルエーテル、4−ブロモジフェニルエーテル、4−メチ
ル−4−ブロモジフェニルエーテル等のハロゲン置換ジ
フェニルエーテル、4−メトキシジフェニルエーテル、
4,4’−ジメトキシジフェニルエーテル、3,3’−
ジメトキシジフェニルエーテル、4−メチル−4’−メ
トキシジフェニルエーテル等のアルコキシ置換ジフェニ
ルエーテル、ジベンゾフラン、キサンテン等の環状ジフ
ェニルエーテル等が挙げられる。好ましくはアソニー
ル、ジフェニルエーテル等である。これらは一種又は二
種以上の混合物でもよい。
0重量%になるような範囲である。好ましくはポリマー
濃度が5〜50重量%になるような範囲が良い。70重
量%を越えると該ポリマーを加熱溶解した時の粘度が極
端に高くなり、反応中の撹拌や、その後の移液などの操
作が困難になる場合が生じる。一方、3重量%未満の場
合は、反応及び後処理等には問題はないが、容積効率の
点で不利である。
下、減圧下のいずれでも良く、使用する溶媒の還流温度
までの範囲をとることが出来、好ましくは50〜250
℃、より好ましくは100〜170℃が良い。50℃未
満では、反応によって生成する水を溶媒との共沸によっ
て反応系外へ除去する効率が悪くなるため反応速度が低
下する傾向がある。また250℃を越える温度ではポリ
マーの劣化が生じ、そのため反応液が着色し、得られる
製品の品質が悪化することがある。
抑えるために着色防止剤を添加して重縮合反応を行って
も良い。使用される着色防止剤としては、リン酸、リン
酸トリフェニル、ピロリン酸、亜リン酸、亜リン酸トリ
フェニル等のリン化合物が好ましい。その添加量は、ポ
リマーに対して通常0.01〜5重量%、より好ましく
は0.5〜2重量%である。0.01重量%未満では、
着色防止剤効果が小さくなり、5重量%を越えると、着
色防止剤効果が低下する傾向があり、重合度が上がらな
くなる場合が生じる。また、反応に使用する装置につい
ては、該反応が脱水重縮合であるため、高分子量のポリ
マーを得るためには、反応の進行と共に生成する水を系
外へ除去できるような装置にする必要がある。
に留出する溶媒を乾燥剤で処理した後、再び系内へ戻す
システム、又は蒸留分離能力を有する装置を備えた反応
装置中で反応させ、還流する溶媒と水の混合物をそのま
ま蒸留分離して水分を除去し、脱水された溶媒のみを系
内へ戻す還流システムを用いてもよいし、更にはその混
合物を一旦系外へ抜き出した後、蒸留装置に裝入し水を
蒸留分離し、脱水された溶媒のみを反応系内へ戻すシス
テムでも良い。
は、使用する溶媒量や目的とするポリマーの対数粘度に
もよるが、通常100ppm以下、好ましくは10pp
m以下が良い。対数粘度が高いものを製造する場合は、
その水分量の許容値は小さくなり、逆に対数粘度が低い
ものを製造する場合は、その許容値は大きくなり、その
目的の対数粘度に応じて適宜決定される。本発明によれ
ば、対数粘度が0.3dl/g以上の、少なくとも0.
3〜5.0dl/gのポリヒドロキシカルボン酸が効率
的に且つ安価に製造できる。
るが、本発明は以下に記載する方法及び装置に限定され
るものではない。対数粘度(ηinh)は下記式
時間 c=溶媒100ml中のポリマー固形分のグラム数で表
した濃度 0.1gポリマー固形分/ジクロロメタン100mlの
濃度、温度20℃で測定した。また、分子量(Mw)
は、ポリスチレン換算の重量平均分子量をいう。
0g(使用原料乳酸に対するメタノールの量は0.04
モル%)を130℃/50mmHgで3時間系外へ水を
除去しながら加熱攪拌した後、これにジフェニルエーテ
ル325g、錫粉0.4gを加え、更にモレキュラシー
ブ3A75gが充填された管を取りつけ還流により留出
する溶媒がモレキュラシーブを通って系内へ戻るように
し、反応条件を130℃/15mmHgに設定し、30
時間反応させた。反応終了後、反応マスにクロロホルム
400mlを加え溶解した後吸引濾過し錫粉を除去し
た。得られたクロロホルム溶液にメタノール1400m
lを加え、析出した黄白色固体のポリ乳酸を濾別乾燥し
た。ポリ乳酸の収量は50.1g、収率は92.8%、
対数粘度は1.30dl/g、分子量(Mw)は 18
0,000であった。
原料乳酸に対するメタノールの量は0.16モル%)を
用いた他は、実施例1と同様の方法で行った結果、白色
固体のポリ乳酸48.9gを得た。ポリ乳酸の収率は9
0.6%、対数粘度は0.51dl/g、分子量(M
w)は50,000であった。
料乳酸に対するメタノールの量は0.02モル%)を用
いた他は、実施例1と同様の方法で行った結果、白色固
体のポリ乳酸49.3gを得た。ポリ乳酸の収率は9
1.3%、対数粘度は2.15dl/g、分子量(M
w)は320,000であった。
0gと70%グリコール酸9.6g(使用原料ヒドロキ
シカルボン酸の合計に対するメタノールの量は0.14
モル%)を用いた他は、実施例1と同様の方法で行った
結果、白色固体のL−乳酸とグリコール酸のコポリマー
を得た。コポリマーの収率は92.2%、対数粘度は
1.12dl/g、分子量(Mw)は150,000で
あった。
0gとDL3−ヒドロキシブタノイックアシッド6.8
g(使用原料ヒドロキシカルボン酸の合計に対するメタ
ノールの量は0.14モル%)を用いた他は、実施例1
と同様の方法で行った結果、白色固体のL−乳酸とDL
−3−ヒドロキシブタノイックアシッドのコポリマーを
得た。コポリマーの収率は94.1%、対数粘度は1.
11dl/g、分子量(Mw)は150,000であっ
た。
0gとDL−4−ヒドロキシブタノイックアシッド6.
8g(使用原料ヒドロキシカルボン酸の合計に対するメ
タノールの量は0.14モル%)を用いた他は、実施例
1と同様の方法で行った結果、白色固体のL−乳酸とD
L−4−ヒドロキシブタノイックアシッドのコポリマー
を得た。コポリマーの収率は92.8%、対数粘度は
0.95dl/g、分子量(Mw)は120,000で
あった。
0gと90%−DL乳酸15.0g(使用原料乳酸に対
するメタノールの量は0.13モル%)を用いた他は、
実施例1と同様の方法で行った結果、白色固体のポリ乳
酸を得た。ポリ乳酸の収率は91.9%、対数粘度は
1.42dl/g、分子量(Mw)は200,000で
あった。
用原料乳酸に対するメタノールの量は0.31モル%)
を用いた他は、実施例1と同様の方法で行った結果、白
色固体のポリ乳酸48.1gを得た。ポリ乳酸の収率は
89.1%、対数粘度は0.25dl/g、分子量(M
w)は20,000であった。
0g(使用原料乳酸に対する乳酸メチルの量は0.05
モル%)を130℃/50mmHgで3時間系外へ水を
除去しながら加熱攪拌した後、これにジフェニルエーテ
ル325g、錫粉0.4gを加え、更にモレキュラシー
ブ3A75gが充填された管を取りつけ還流により留出
する溶媒がモレキュラシーブを通って系内へ戻るように
し、反応条件を130℃/15mmHgに設定し、30
時間反応させた。反応終了後、反応マスにクロロホルム
400mlを加え溶解した後吸引濾過し錫粉を除去し
た。得られたクロロホルム溶液にメタノール1400m
lを加え、析出した黄白色固体のポリ乳酸を濾別乾燥し
た。収量は50.1g、収率は92.8%、対数粘度は
1.30dl/g、分子量(Mw)は180,000で
あった。
用原料乳酸に対する乳酸メチルの量は0.13モル%)
を用いた他は、実施例8と同様の方法で行った結果、白
色固体のポリ乳酸48.9gを得た。収率は90.6
%、対数粘度は0.51dl/g、分子量(Mw)は5
0,000であった。
料乳酸に対する乳酸メチルの量は0.01モル%)を用
いた他は、実施例8と同様の方法で行った結果、白色固
体のポリ乳酸49.3gを得た。収率は91.3%、対
数粘度は2.15dl/g、分子量(Mw)は320,
000であった。
0gと70%グリコール酸9.6g(使用原料のヒドロ
キシカルボン酸の合計に対して乳酸メチルの量は0.0
4モル%)を用いた他は、実施例8と同様の方法で行っ
た結果、白色固体のL−乳酸とグリコール酸のコポリマ
ーを得た。コポリマーの収率は90.1%、対数粘度は
1.11dl/g、分子量(Mw)は150,000で
あった。
0gとDL3−ヒドロキシブタノイックアシッド6.8
g(使用原料のヒドロキシカルボン酸の合計に対して乳
酸メチルの量は0.04モル%)を用いた他は、実施例
8と同様の方法で行った結果、白色固体のL−乳酸とD
L3−ヒドロキシブタノイックアシッドのコポリマーを
得た。コポリマーの収率は89.9%、対数粘度は1.
13dl/g、分子量(Mw)は150,000であっ
た。
0gとDL−4−ヒドロキシブタノイックアシッド6.
8g(使用原料のヒドロキシカルボン酸の合計に対して
乳酸メチルの量は0.04モル%)を用いた他は、実施
例8と同様の方法で行った結果、白色固体のL−乳酸と
DL4−ヒドロキシブタノイックアシッドのコポリマー
を得た。コポリマーの収率は95.1%、対数粘度は
0.94dl/g、分子量(Mw)は120,000で
あった。
0gと90%−DL乳酸15.0g(使用原料のヒドロ
キシカルボン酸の合計に対して乳酸メチルの量は0.0
3モル%)を用いた他は、実施例8と同様の方法で行っ
た結果、白色固体のポリ乳酸を得た。ポリマーの収率は
96.2%、対数粘度は1.43dl/g、分子量(M
w)は200,000であった。
ルボン酸の合計に対して0.31モル%)の90%−L
乳酸を用いた他は、実施例1と同様の方法で行った結
果、白色固体のポリ乳酸48.1gを得た。収率は8
9.1%、対数粘度は0.25dl/g、分子量(M
w)は20,000であった。
(使用乳酸中のエタノールの量は0.054モル%)を
130℃/50mmHgで3時間系外へ水を除去しなが
ら加熱攪拌した後、これにジフェニルエーテル325
g、錫粉0.4gを加え、更にモレキュラーシーブス3
A50gが充填された管を取り付け還流により留出する
溶媒がモレキュラーシーブスを通って系内へ戻るように
し、反応条件を130℃/15mmHgに設定し、30
時間反応させた。反応終了後、反応マスにクロロホルム
400mlを加え溶解した後吸引濾過し錫粉を除去し
た。得られたクロロホルム溶液にメタノール1400m
lを加え、析出した黄白色固体のポリ乳酸を濾別乾燥し
た。収率は91.9%、対数粘度は1.38dl/g、
分子量(Mw)は190,000であった。
乳酸中のエタノールの量は0.024モル%)を用いた
他は、実施例15と同様の方法で行った結果、白色固体
のポリ乳酸を得た。収率は93.1%、対数粘度は2.
05dl/g、分子量(Mw)は310,000であっ
た。
乳酸中のエタノールの量は0.185モル%)を用いた
他は、実施例15と同様の方法で行った結果、白色固体
のポリ乳酸を得た。収率は88.1%、対数粘度は0.
48dl/g、分子量(Mw)は45,000であっ
た。
と90%DL−乳酸15g(使用乳酸中のエタノールの
量は0.045モル%)を用いた他は、実施例15と同
様の方法で行った結果、白色固体のポリ乳酸を得た。収
率は90.0%、対数粘度は1.11dl/g、分子量
(Mw)は147,000であった。
と70%グリコール酸9.6gを用いた(使用原料に対
するエタノールの量は0.048モル%)他は、実施例
15と同様の方法で行った結果、白色固体のL−乳酸と
グリコール酸とのコポリマーを得た。収率は87.2
%、対数粘度は1.02dl/g、分子量(Mw)は1
31,000であった。
とDL−4−ヒドロキシブタノイックアシッド6.8g
を用いた(使用原料に対するエタノールの量は0.05
モル%)他は、実施例15と同様の方法で行った結果、
白色固体のL−乳酸とDL−4−ヒドロキシブタノイッ
クアシッドのコポリマーを得た。収率は90.2%、対
数粘度は1.00dl/g、分子量(Mw)は128,
000であった。
とDL−3−ヒドロキシブタノイックアシッド6.8g
を用いた(使用原料に対するエタノールの量は0.05
モル%)他は、実施例15と同様の方法で行った結果、
白色固体のL−乳酸とDL−3−ヒドロキシブタノイッ
クアシッドのコポリマーを得た。収率は94.6%、対
数粘度は1.15dl/g、分子量(Mw)は153,
000であった。
いた(使用原料に対するエタノールの量は0.35モル
%)他は、実施例1と同様の方法で行った結果、白色固
体のポリ乳酸を得た。収率は87.1%、対数粘度は
0.27dl/g、分子量(Mw)は20,000であ
った。
乳酸中の酢酸の量は0.128モル%)を130℃/5
0mmHgで3時間系外へ水を除去しながら加熱攪拌し
た後、これにジフェニルエーテル325g、錫粉0.4
gを加え、更にモレキュラーシーブス3A50gが充填
された管を取り付け還流により留出する溶媒がモレキュ
ラーシーブスを通って系内へ戻るようにし、反応条件を
130℃/15mmHgに設定し、30時間反応させ
た。反応終了後、反応マスにクロロホルム400mlを
加え溶解した後吸引濾過し錫粉を除去した。得られたク
ロロホルム溶液にメタノール1400mlを加え、析出
した黄白色固体のポリ乳酸を濾別乾燥した。収量は5
0.5g、収率は93.5%、対数粘度は0.80dl
/g、分子量(Mw)は100,000であった。
の酢酸の量は0.028モル%)を用いた他は、実施例
22と同様の方法で行った結果、白色固体のポリ乳酸を
得た。収量は51.2g、収率は94.8%、対数粘度
は2.10dl/g、分子量(Mw)は310,000
であった。
の酢酸の量は0.050モル%)を用いた他は、実施例
22と同様の方法で行った結果、白色固体のポリ乳酸を
得た。収量は49.9g、収率は92.4%、対数粘度
は1.21dl/g、分子量(Mw)は165,000
であった。
%DL−乳酸15g(使用乳酸中の酢酸の量は0.02
4モル%)を用いた他は、実施例22と同様の方法で行
った結果、白色固体のポリ乳酸を得た。収率は91.7
%、対数粘度は1.68dl/g、分子量(Mw)は2
42,000であった。
%グリコール酸9.6gを用いた(使用原料に対する酢
酸の量は0.045モル%)他は、実施例22と同様の
方法で行った結果、白色固体のL−乳酸とグリコール酸
とのコポリマーを得た。収率は89.1%、対数粘度は
1.08dl/g、分子量(Mw)は142,000で
あった。
−4−ヒドロキシブタノイックアシッド6.8gを用い
た(使用原料に対する酢酸の量は0.046モル%)他
は、実施例22と同様の方法で行った結果、白色固体の
L−乳酸とDL−4−ヒドロキシブタノイックアシッド
のコポリマーを得た。収率は88.4%、対数粘度は
1.01dl/g、分子量(Mw)は131,000で
あった。
−3−ヒドロキシブタノイックアシッド6.8gを用い
た(使用原料に対する酢酸の量は0.046モル%)他
は、実施例22と同様の方法で行った結果、白色固体の
L−乳酸とDL−3−ヒドロキシブタノイックアシッド
のコポリマーを得た。収率は85.6%、対数粘度は
1.14dl/g、分子量(Mw)は154,000で
あった。
中の酢酸酸の量は0.47モル%)を用いた他は、実施
例1と同様の方法で行った結果、白色固体のポリ乳酸4
9.9gを得た。収率は92.4%、対数粘度は0.2
8dl/g、分子量(Mw)は20,000であった。
(使用乳酸中のピルビン酸の量は0.062モル%)を
130℃/50mmHgで3時間系外へ水を除去しなが
ら加熱攪拌した後、これにジフェニルエーテル325
g、錫粉0.4gを加え、更にモレキュラーシーブス3
A50gが充填された管を取り付け還流により留出する
溶媒がモレキュラーシーブスを通って系内へ戻るように
し、反応条件を130℃/15mmHgに設定し、30
時間反応させた。反応終了後、反応マスにクロロホルム
400mlを加え溶解した後吸引濾過し錫粉を除去し
た。得られたクロロホルム溶液にメタノール1400m
lを加え、析出した黄白色固体のポリ乳酸を濾別乾燥し
た。収量は51.1g、収率は94.6%、対数粘度は
1.05dl/g、分子量(Mw)は140,000で
あった。
乳酸中のピルビン酸の量は0.028モル%)を用いた
他は、実施例29と同様の方法で行った結果、白色固体
のポリ乳酸を得た。収量は48.9g、収率は90.6
%、対数粘度は1.98dl/g、分子量(Mw)は2
90,000であった。
と90%DL−乳酸15g(使用乳酸中のピルビン酸の
量は0.024モル%)を用いた他は、実施例29と同
様の方法で行った結果、白色固体のポリ乳酸を得た。収
率は91.1%、対数粘度は1.85dl/g、分子量
(Mw)は271,000であった。
と70%グリコール酸9.6gを用いた(使用原料に対
するピルビン酸の量は0.025モル%)他は、実施例
29と同様の方法で行った結果、白色固体のL−乳酸と
グリコール酸とのコポリマーを得た。収率は87.6
%、対数粘度は1.34dl/g、分子量(Mw)は1
86,000であった。
とDL−4−ヒドロキシブタノイックアシッド6.8g
を用いた(使用原料に対するピルビン酸の量は0.02
6モル%)他は、実施例29と同様の方法で行った結
果、白色固体のL−乳酸とDL−4−ヒドロキシブタノ
イックアシッドのコポリマーを得た。収率は90.3
%、対数粘度は1.21dl/g、分子量(Mw)は1
65,000であった。
とDL−3−ヒドロキシブタノイックアシッド6.8g
を用いた(使用原料に対するピルビン酸の量は0.02
6モル%)他は、実施例29と同様の方法で行った結
果、白色固体のL−乳酸とDL−3−ヒドロキシブタノ
イックアシッドのコポリマーを得た。収率は88.4
%、対数粘度は1.14dl/g、分子量(Mw)は1
52,000であった。
いた(使用原料に対するピルビン酸の量は0.313モ
ル%)他は、実施例29と同様の方法で行った結果、白
色固体のポリ乳酸を得た。収率は84.1%、対数粘度
は0.26dl/g、分子量(Mw)は20,000で
あった。
(使用乳酸中のフマル酸の量は0.031モル%)を1
30℃/50mmHgで3時間系外へ水を除去しながら
加熱攪拌した後、これにジフェニルエーテル325g、
錫粉0.4gを加え、更にモレキュラーシーブス3A5
0gが充填された管を取り付け還流により留出する溶媒
がモレキュラーシーブスを通って系内へ戻るようにし、
反応条件を130℃/15mmHgに設定し、30時間
反応させた。反応終了後、反応マスにクロロホルム40
0mlを加え溶解した後吸引濾過し錫粉を除去した。得
られたクロロホルム溶液にメタノール1400mlを加
え、析出した白色固体のポリ乳酸を濾別乾燥した。収量
は51.4g、収率は95.1%、対数粘度は2.01
dl/g、分子量(Mw)は300,000であった。
(使用乳酸中のフマル酸の量は0.014モル%)を用
いた他は、実施例35と同様の方法で行った結果51.
8gの白色固体のポリ乳酸を得た。収率は96.0%、
対数粘度は2.80dl/g、分子量は(Mw)は46
0,000であった。
90%DL−乳酸15g(使用乳酸中のフマル酸の量は
0.031モル%)を用いた他は、実施例35と同様の
方法で行った結果、59.8gの白色固体のポリ乳酸を
得た。収率は92.3%、対数粘度は1.42dl/
g、分子量(Mw)は200,000であった。
70%グリコール酸9.6gを用いた(使用原料に対す
るフマル酸の量は0.0126モル%)他は、実施例3
5と同様の方法で行った結果、白色固体のL−乳酸とグ
リコール酸とのコポリマーを得た。収率は91.5%、
対数粘度は2.15dl/g、分子量(Mw)は32
0,000であった。
DL−4−ヒドロキシブタノイックアシッド6.8gを
用いた(使用原料に対するフマル酸の量は0.0130
モル%)他は、実施例35と同様の方法で行った結果、
白色固体のL−乳酸とDL−4−ヒドロキシブタノイッ
クアシッドのコポリマーを得た。収率は90.3%、対
数粘度は1.78dl/g、分子量(Mw)は260,
000であった。
DL−3−ヒドロキシブタノイックアシッド6.8gを
用いた(使用原料に対するフマル酸の量は0.0130
モル%)他は、実施例35と同様の方法で行った結果、
白色固体のL−乳酸とDL−3−ヒドロキシブタノイッ
クアシッドのコポリマーを得た。収率は90.5%、対
数粘度は1.66dl/g、分子量(Mw)は240,
000であった。
を用いた(使用原料に対するフマル酸の量は0.319
モル%)他は、実施例1と同様の方法で行った結果、白
色固体のポリ乳酸を得た。収率は84.1%、対数粘度
は0.23dl/g、分子量(Mw)は20,000で
あった。
(使用乳酸中の乳酸エチルの量は0.062モル%)を
130℃/50mmHgで3時間系外へ水を除去しなが
ら加熱攪拌した後、これにジフェニルエーテル325
g、錫粉0.4gを加え、更にモレキュラーシーブス3
A50gが充填された管を取り付け還流により留出する
溶媒がモレキュラーシーブスを通って系内へ戻るように
し、反応条件を130℃/15mmHgに設定し、30
時間反応させた。反応終了後、反応マスにクロロホルム
400mlを加え溶解した後吸引濾過し錫粉を除去し
た。得られたクロロホルム溶液にメタノール1400m
lを加え、析出した白色固体のポリ乳酸を濾別乾燥し
た。収量は51.4g、収率は95.3%、対数粘度は
2.02dl/g、分子量(Mw)は300,000で
あった。
(使用乳酸中の乳酸エチルの量は0.028モル%)を
用いた他は、実施例41と同様の方法で行った結果5
1.6gの白色固体のポリ乳酸を得た。収率は95.5
%、対数粘度は2.60dl/g、分子量(Mw)は4
20,000であった。
と90%DL−乳酸15g(使用乳酸中の乳酸エチルの
量は0.0275モル%)を用いた他は、実施例41と
同様の方法で行った結果、56.8gの白色固体のポリ
乳酸を得た。収率は91.1%、対数粘度は1.97d
l/g、分子量(Mw)は290,000であった。
と70%グリコール酸9.6gを用いた(使用原料に対
する乳酸エチルの量は0.055モル%)他は、実施例
41と同様の方法で行った結果、白色固体のL−乳酸と
グリコール酸とのコポリマーを得た。収率は88.0
%、対数粘度は1.60dl/g、分子量(Mw)は2
30,000であった。
とDL−4−ヒドロキシブタノイックアシッド6.8g
を用いた(使用原料に対する乳酸エチルの量は0.05
7モル%)他は、実施例41と同様の方法で行った結
果、白色固体のL−乳酸とDL−4−ヒドロキシブタノ
イックアシッドのコポリマーを得た。収率は91.1
%、対数粘度は1.48dl/g、分子量(Mw)は2
10,000であった。
とDL−3−ヒドロキシブタノイックアシッド6.8g
を用いた(使用原料に対する乳酸エチルの量は0.05
7モル%)他は、実施例41と同様の方法で行った結
果、白色固体のL−乳酸とDL−3−ヒドロキシブタノ
イックアシッドのコポリマーを得た。収率は90.2
%、対数粘度は1.54dl/g、分子量(Mw)は2
18,000であった。
gを用いた(使用原料に対する乳酸エチルの量は0.3
47モル%)他は、実施例1と同様の方法で行った結
果、白色固体のポリ乳酸を得た。収率は83.8%、対
数粘度は0.28dl/g、分子量(Mw)は20,0
00であった。
g(使用乳酸中の乳酸ブチルの量は0.085モル%)
を130℃/50mmHgで3時間系外へ水を除去しな
がら加熱攪拌した後、これにジフェニルエーテル325
g、錫粉0.4gを加え、更にモレキュラーシーブス3
A50gが充填された管を取り付け還流により留出する
溶媒がモレキュラーシーブスを通って系内へ戻るように
し、反応条件を130℃/15mmHgに設定し、30
時間反応させた。反応終了後、反応マスにクロロホルム
400mlを加え溶解した後吸引濾過し錫粉を除去し
た。得られたクロロホルム溶液にメタノール1400m
lを加え、析出した白色固体のポリ乳酸を濾別乾燥し
た。収量は51.2g、収率は94.8%、対数粘度は
1.65dl/g、分子量(Mw)は240,000で
あった。
(使用乳酸中の乳酸ブチルの量は0.050モル%)を
用いた他は、実施例47と同様の方法で行った結果5
1.3gの白色固体のポリ乳酸を得た。収率は95.0
%、対数粘度は2.20dl/g、分子量(Mw)は3
30,000であった。
と90%DL−乳酸15g(使用乳酸中の乳酸ブチルの
量は0.042モル%)を用いた他は、実施例47と同
様の方法で行った結果、白色固体のポリ乳酸を得た。収
率は91.1%、対数粘度は1.96dl/g、分子量
(Mw)は290,000であった。
gと70%グリコール酸9.6gを用いた(使用原料に
対する乳酸ブチルの量は0.075モル%)他は、実施
例47と同様の方法で行った結果、白色固体のL−乳酸
とグリコール酸とのコポリマーを得た。収率は89.8
%、対数粘度は1.38dl/g、分子量(Mw)は1
93,000であった。
とDL−4−ヒドロキシブタノイックアシッド6.8g
を用いた(使用原料に対する乳酸ブチルの量は0.04
6モル%)他は、実施例47と同様の方法で行った結
果、白色固体のL−乳酸とDL−4−ヒドロキシブタノ
イックアシッドのコポリマーを得た。収率は90.6
%、対数粘度は1.87dl/g、分子量(Mw)は2
75,000であった。
とDL−3−ヒドロキシブタノイックアシッド6.8g
を用いた(使用原料に対する乳酸ブチルの量は0.04
6モル%)他は、実施例47と同様の方法で行った結
果、白色固体のL−乳酸とDL−3−ヒドロキシブタノ
イックアシッドのコポリマーを得た。収率は89.2
%、対数粘度は1.83dl/g、分子量(Mw)は2
68,000であった。
gを用いた(使用原料に対する乳酸ブチルの量は0.3
80モル%)他は、実施例1と同様の方法で行った結
果、白色固体のポリ乳酸を得た。収率は86.2%、対
数粘度は0.27dl/g、分子量(Mw)20,00
0であった。
pmの90%L−乳酸75g(使用乳酸に対するピルピ
ン酸と酢酸の総量は0.16モル%)を用いた他は、実
施例1と同様の方法で行った結果、白色固体のポリ乳酸
を得た。収率は93.4%、対数粘度は0.78dl/
g、分子量(Mw)は100,000であった。
m及びフマル酸が含有量140ppmの90%L−乳酸
75g(使用乳酸に対するピルビン酸と酢酸とフマル酸
の総量は0.06モル%)を用いた他は、実施例1と同
様の方法で行った結果、白色固体のポリ乳酸を得た。収
率は91.3%、対数粘度は1.27dl/g、分子量
(Mw)は180,000であった。
m、エタノール含有量60ppm及び酢酸エチル含有量
90ppmの90%L−乳酸75g(使用乳酸に対する
ピルビン酸、酢酸、エタノール及び乳酸エチルの総量は
0.07モル%)を用いた他は、実施例1と同様の方法
で行った結果、白色固体のポリ乳酸を得た。収率は9
2.8%、対数粘度は1.28dl/g、分子量(M
w)は185,000であった。
500ppmの90%L−乳酸75g(使用乳酸に対す
るメタノール及び乳酸メチルの量は0.09モル%)を
用いた他は、実施例1と同様の方法で行った結果、白色
固体のポリ乳酸を得た。収率は90.1%、対数粘度は
1.53dl/g、分子量(Mw)は225,000で
あった。
m、メタノール含有量50ppm、及び酢酸メチル含有
量110ppmの90%L−乳酸75g(使用乳酸に対
するピルビン酸、酢酸、メタノール及び乳酸メチルの総
量は0.10モル%)を用いた他は、実施例1と同様の
方法で行った結果、白色固体のポリ乳酸を得た。収率は
93.3%、対数粘度は1.23dl/g、分子量(M
w)は175,000であった。
m酢酸、メタノール含有量100ppm、及び酢酸メチ
ル含有量500ppmの90%L−乳酸75g(使用乳
酸に対するピルビン酸、酢酸、メタノール及び乳酸メチ
ルの総量は0.20モル%)を用いた他は、実施例1と
同様の方法で行った結果、白色固体のポリ乳酸を得た。
収率は90.0%、対数粘度は0.70dl/g、分子
量(Mw)は80,000であった。
酢酸、及び乳酸ブチル含有量430ppmの90%L−
乳酸75g(使用乳酸に対するピルビン酸、酢酸、乳酸
ブチルの総量は0.08モル%)を用いた他は、実施例
1と同様の方法で行った結果、白色固体のポリ乳酸を得
た。収率は89.3%、対数粘度1.23、分子量(M
w)は180,000であった。
00ppmの90%L−乳酸75gを用いた(使用原料
に対するピルビン酸及び酢酸の総量は0.39モル%)
を用いた他は、実施例1と同様の方法で行った結果、白
色固体のポリ乳酸を得た。収率は86.3%、対数粘度
は0.19dl/g、分子量(Mw)は19,000で
あった。
pm、メタノール含有量10ppm、及び乳酸メチル含
有量500ppmの90%L−乳酸75gを用いた(使
用原料に対するピルビン酸、酢酸、メタノール及び乳酸
メチルの総量は0.34モル%)を用いた他は、実施例
1と同様の方法で行った結果、白色固体のポリ乳酸を得
た。収率は87.9%、対数粘度は0.26dl/g、
分子量(Mw)は22,000であった。
pm、エタノール含有量80ppm、及び乳酸エチル6
70ppmの90%L−乳酸75gを用いた(使用原料
に対するピルビン酸、酢酸、エタノール及び乳酸エチル
の総量は0.35モル%)を用いた他は、実施例1と同
様の方法で行った結果、白色固体のポリ乳酸を得た。収
率は92.2%、対数粘度は0.24dl/g、分子量
(Mw)は22,000であった。
シカルボン酸を工業的に容易かつ安価に得ることができ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも乳酸を含むヒドロキシカルボ
ン酸を、触媒の存在下または非存在下で、有機溶媒中で
脱水重縮合することによるポリヒドロキシカルボン酸の
製造方法において、メタノール、エタノール、酢酸、ピ
ルビン酸、フマル酸、乳酸メチル、乳酸エチル及び乳酸
ブチルからなる群より選ばれた1又は2以上の不純物を
含み、該不純物の合計量が原料のヒドロキシカルボン酸
に対して0.3モル%以下含まれるヒドロキシカルボン
酸を原料として使用する対数粘度が0.3dl/g以上
であるポリヒドロキシカルボン酸の製造方法。 - 【請求項2】 ポリヒドロキシカルボン酸の対数粘度が
0.3〜5.0dl/gである請求項1記載の製造方
法。 - 【請求項3】 脱水重縮合の温度が50〜250℃であ
る請求項1記載の製造方法。
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Cited By (2)
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-
1993
- 1993-12-24 JP JP32683893A patent/JP3504704B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
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