JP3501264B2 - フィルムマガジン - Google Patents
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Landscapes
- Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ装置を用
いて、ネガフィルム等を基にプリントを行う際に用いる
フィルムマガジンに関し、より具体的には、複数のフィ
ルムを順次、ロール状に巻取って格納する巻取り機構
と、格納されたフィルムを順次解放するために、ロール
を巻戻す巻戻し機構を備えたフィルムマガジンに関す
る。
いて、ネガフィルム等を基にプリントを行う際に用いる
フィルムマガジンに関し、より具体的には、複数のフィ
ルムを順次、ロール状に巻取って格納する巻取り機構
と、格納されたフィルムを順次解放するために、ロール
を巻戻す巻戻し機構を備えたフィルムマガジンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記のフィルムマガジンの例としては、
特開昭56−42227公報に記載された写真焼付用カ
ートリッジが知られている。この写真焼付用カートリッ
ジでは、図9に示すように、コア201によって一定方
向に巻取られる長尺の格納用テープ203のロール20
6の間に複数のピースフィルムPNを順次挟み込んで格
納し、また、格納されていたピースフィルムPNを、巻
取られた格納用テープ203を巻戻すことによって順次
抽出しては、プリンタ装置の露光部まで搬送し、印画紙
に焼き付けするように構成されている。
特開昭56−42227公報に記載された写真焼付用カ
ートリッジが知られている。この写真焼付用カートリッ
ジでは、図9に示すように、コア201によって一定方
向に巻取られる長尺の格納用テープ203のロール20
6の間に複数のピースフィルムPNを順次挟み込んで格
納し、また、格納されていたピースフィルムPNを、巻
取られた格納用テープ203を巻戻すことによって順次
抽出しては、プリンタ装置の露光部まで搬送し、印画紙
に焼き付けするように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術による
フィルムマガジンでは、格納用テープ203をピースフ
ィルムPNと共に巻取るためのコア201の軸芯は所定
位置に固定されているため、形成される前記ロール20
6の外径が、巻取るフィルムの数量や長さに応じて拡大
することに応じて、ピースフィルムPNの通過経路Pは
変化せざるを得ない構成であった。したがって、ピース
フィルムPNの出し入れを十分に円滑に行うためには、
ロール206を外側から押さえ込む圧着ローラ207の
位置も、ピースフィルムPNの通過経路Pの変化に沿っ
て調整する必要があり、また、圧着ローラ207とフィ
ルム搬送ローラ208の間においてピースフィルムPN
をガイドするガイド部材209の位置も同様に調整する
必要があり、結果として、フィルムマガジン全体の構造
が複雑になってしまうという欠点があった。
フィルムマガジンでは、格納用テープ203をピースフ
ィルムPNと共に巻取るためのコア201の軸芯は所定
位置に固定されているため、形成される前記ロール20
6の外径が、巻取るフィルムの数量や長さに応じて拡大
することに応じて、ピースフィルムPNの通過経路Pは
変化せざるを得ない構成であった。したがって、ピース
フィルムPNの出し入れを十分に円滑に行うためには、
ロール206を外側から押さえ込む圧着ローラ207の
位置も、ピースフィルムPNの通過経路Pの変化に沿っ
て調整する必要があり、また、圧着ローラ207とフィ
ルム搬送ローラ208の間においてピースフィルムPN
をガイドするガイド部材209の位置も同様に調整する
必要があり、結果として、フィルムマガジン全体の構造
が複雑になってしまうという欠点があった。
【0004】したがって、本発明の目的は、上に例示し
た従来技術のフィルムマガジンに見られる欠点に鑑み
て、形成されるロールの外径が巻取るフィルムの数量や
長さに応じて拡大しても、ロールに移行するフィルムの
通過経路が変化しないフィルムマガジンを提供すること
にある。
た従来技術のフィルムマガジンに見られる欠点に鑑み
て、形成されるロールの外径が巻取るフィルムの数量や
長さに応じて拡大しても、ロールに移行するフィルムの
通過経路が変化しないフィルムマガジンを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1によるフィルムマガジンは、複数
のフィルムを順次、ロール状に巻き取って格納する巻取
り機構と、格納された前記フィルムを順次解放するため
に、前記ロールを巻戻す巻戻し機構を備えたフィルムマ
ガジンであって、前記巻取り機構は、回転駆動して長尺
の格納用テープをロール状に巻き取る駆動ローラを備
え、前記駆動ローラは、前記駆動ローラの回転軸芯と離
間して配置されたプーリによってベルトを介して回転操
作され、且つ、前記駆動ローラの回転軸芯の位置は、前
記巻取りおよび前記巻戻しに基づく前記ロールの半径の
増減に応じて、前記駆動ローラを回転操作するための前
記プーリの回転軸芯を中心とした円弧状に延びた長孔に
沿って変位可能に設けてあり、さらに、前記格納用テー
プが外周に巻き付けられた前記駆動ローラを前記長孔に
沿って固定ローラに押付ける押付け手段が設けられてお
り、前記駆動ローラによる前記格納用テープの巻取り時
に、前記複数のフィルムを、前記固定ローラと前記格納
用テープのロールとの接点の位置から前記格納用テープ
どうしの間に順次挟み込んで格納可能に構成されている
ことを特徴構成としている。
に、本発明の請求項1によるフィルムマガジンは、複数
のフィルムを順次、ロール状に巻き取って格納する巻取
り機構と、格納された前記フィルムを順次解放するため
に、前記ロールを巻戻す巻戻し機構を備えたフィルムマ
ガジンであって、前記巻取り機構は、回転駆動して長尺
の格納用テープをロール状に巻き取る駆動ローラを備
え、前記駆動ローラは、前記駆動ローラの回転軸芯と離
間して配置されたプーリによってベルトを介して回転操
作され、且つ、前記駆動ローラの回転軸芯の位置は、前
記巻取りおよび前記巻戻しに基づく前記ロールの半径の
増減に応じて、前記駆動ローラを回転操作するための前
記プーリの回転軸芯を中心とした円弧状に延びた長孔に
沿って変位可能に設けてあり、さらに、前記格納用テー
プが外周に巻き付けられた前記駆動ローラを前記長孔に
沿って固定ローラに押付ける押付け手段が設けられてお
り、前記駆動ローラによる前記格納用テープの巻取り時
に、前記複数のフィルムを、前記固定ローラと前記格納
用テープのロールとの接点の位置から前記格納用テープ
どうしの間に順次挟み込んで格納可能に構成されている
ことを特徴構成としている。
【0006】このような特徴構成を備えているために、
本発明の請求項1によるフィルムマガジンでは、巻取り
によって形成されたロールの回転軸芯の位置を、巻取り
および巻戻しに基づくロールの半径の増減に応じて適宜
変位させることにより、形成されるロールの外径が、巻
取るフィルムの数量や長さに応じて拡大しても、ピース
フィルムの通過経路が変化しないように構成することが
可能となり、結果として、ロールを外側から押さえ込む
圧着ローラの位置を、フィルムの通過経路の変化に沿っ
て調整する必要がなく、また、圧着ローラとフィルム搬
送ローラの間においてフィルムをガイドするガイド部材
などの位置も調整する必要がなく、結果として、フィル
ムマガジン全体の構造が簡単になるという効果が得られ
る。
本発明の請求項1によるフィルムマガジンでは、巻取り
によって形成されたロールの回転軸芯の位置を、巻取り
および巻戻しに基づくロールの半径の増減に応じて適宜
変位させることにより、形成されるロールの外径が、巻
取るフィルムの数量や長さに応じて拡大しても、ピース
フィルムの通過経路が変化しないように構成することが
可能となり、結果として、ロールを外側から押さえ込む
圧着ローラの位置を、フィルムの通過経路の変化に沿っ
て調整する必要がなく、また、圧着ローラとフィルム搬
送ローラの間においてフィルムをガイドするガイド部材
などの位置も調整する必要がなく、結果として、フィル
ムマガジン全体の構造が簡単になるという効果が得られ
る。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】 上記目的を達成するために、本発明の請
求項3によるフィルムマガジンは、複数のフィルムを順
次、ロール状に巻取って格納する巻取り機構と、格納さ
れたフィルムを順次解放するために、ロールを巻戻す巻
戻し機構を備えたフィルムマガジンであって、巻取りに
よって形成されたロールの回転軸芯の位置を、巻取りお
よび巻戻しに基づくロールの半径の増減に応じて変位可
能に設けてあり、巻取り機構は、長尺フィルムを外周に
巻付け可能な円筒状の軸部材と、この軸部材の外周に長
尺フィルムが巻付けられて形成されたロールを、そのロ
ールの半径の増減に拘わらず、その外周方向から支持す
る複数の円筒状支持部材と、この円筒状支持部材の少な
くとも一つを回転操作する駆動手段を備えていることを
特徴構成としている。これは、フィルムマガジンの基本
構成として、スプライスされた複数のフィルムを格納す
るタイプ、とりわけ、軸部材の外周にロール状に巻き付
けられたフィルムを、外周側から接当する部材によって
転がして巻き付けていくものに適用することができる。
求項3によるフィルムマガジンは、複数のフィルムを順
次、ロール状に巻取って格納する巻取り機構と、格納さ
れたフィルムを順次解放するために、ロールを巻戻す巻
戻し機構を備えたフィルムマガジンであって、巻取りに
よって形成されたロールの回転軸芯の位置を、巻取りお
よび巻戻しに基づくロールの半径の増減に応じて変位可
能に設けてあり、巻取り機構は、長尺フィルムを外周に
巻付け可能な円筒状の軸部材と、この軸部材の外周に長
尺フィルムが巻付けられて形成されたロールを、そのロ
ールの半径の増減に拘わらず、その外周方向から支持す
る複数の円筒状支持部材と、この円筒状支持部材の少な
くとも一つを回転操作する駆動手段を備えていることを
特徴構成としている。これは、フィルムマガジンの基本
構成として、スプライスされた複数のフィルムを格納す
るタイプ、とりわけ、軸部材の外周にロール状に巻き付
けられたフィルムを、外周側から接当する部材によって
転がして巻き付けていくものに適用することができる。
【0012】尚、このように、軸部材の外周にロール状
に巻き付けられたフィルムを外周側から転がして巻き付
ける構成では、形成されたロールから解放されるフィル
ムや、ロール内に格納されようとするフィルムに対し
て、仮にフィルム供給ローラから引っ張り力が加えられ
ても、この引っ張り力は、常にその時に最も外周側に位
置しているフィルムにのみ働き、形成されたロールの中
心付近の内層に位置しているフィルムにまで届かないの
で、フィルムを巻取るコアを駆動させてロールを形成す
る構成に比して、ロールが中心側に引き絞られてフィル
ムどうしが擦れることが少なく都合が良い。
に巻き付けられたフィルムを外周側から転がして巻き付
ける構成では、形成されたロールから解放されるフィル
ムや、ロール内に格納されようとするフィルムに対し
て、仮にフィルム供給ローラから引っ張り力が加えられ
ても、この引っ張り力は、常にその時に最も外周側に位
置しているフィルムにのみ働き、形成されたロールの中
心付近の内層に位置しているフィルムにまで届かないの
で、フィルムを巻取るコアを駆動させてロールを形成す
る構成に比して、ロールが中心側に引き絞られてフィル
ムどうしが擦れることが少なく都合が良い。
【0013】さらに、このように、軸部材の外周にロー
ル状に巻き付けられたフィルムを外周側から転がして巻
き付ける構成では、ロールに進入し、或いは、ロールか
ら解放される際のフィルムの速度は、フィルムを外周側
から(摩擦によって)転がす部材の周速度と常に一致す
るので、前記転動部材の駆動速度を一定にするだけで、
ロールに進入し、或いは、ロールから解放される際のフ
ィルムの速度は、形成されたロールの半径の増減と無関
係に一定となるので、プリンタ装置の露光部に対してフ
ィルムを一定の速度で供給する機構をフィルムマガジン
内部で構成することができて都合が良い。
ル状に巻き付けられたフィルムを外周側から転がして巻
き付ける構成では、ロールに進入し、或いは、ロールか
ら解放される際のフィルムの速度は、フィルムを外周側
から(摩擦によって)転がす部材の周速度と常に一致す
るので、前記転動部材の駆動速度を一定にするだけで、
ロールに進入し、或いは、ロールから解放される際のフ
ィルムの速度は、形成されたロールの半径の増減と無関
係に一定となるので、プリンタ装置の露光部に対してフ
ィルムを一定の速度で供給する機構をフィルムマガジン
内部で構成することができて都合が良い。
【0014】 そして、より具体的には、請求項4の発
明のように、複数の円筒状支持部材として、軸芯の固定
された第1ローラと、この第1ローラに対して相対移動
可能で、長尺フィルムによって形成されたロールを第1
ローラに向けて押し付ける第2ローラを設ければ良い。
明のように、複数の円筒状支持部材として、軸芯の固定
された第1ローラと、この第1ローラに対して相対移動
可能で、長尺フィルムによって形成されたロールを第1
ローラに向けて押し付ける第2ローラを設ければ良い。
【0015】 上記目的を達成するために、本発明の請
求項5によるフィルムマガジンは、複数のフィルムを順
次、ロール状に巻取って格納する巻取り機構と、格納さ
れたフィルムを順次解放するために、ロールを巻戻す巻
戻し機構を備えたフィルムマガジンであって、巻取りに
よって形成されたロールの回転軸芯の位置を、巻取りお
よび巻戻しに基づくロールの半径の増減に応じて変位可
能に設けてあり、巻取り機構は、長尺フィルムを外周に
巻付け可能な円筒状の軸部材と、この軸部材の外周に長
尺フィルムが巻付けられて形成されたロールを、そのロ
ールの半径の増減に拘わらず、その外周方向から支持す
るベルト部材と、このベルト部材を介して軸部材を回転
操作する駆動手段を備えていることを特徴構成としてい
る。これは、フィルムマガジンの基本構成として、スプ
ライスされた複数のフィルムを格納するタイプ、とりわ
け、軸部材の外周にロール状に巻き付けられたフィルム
を、外周側から接当する部材によって転がして巻き付け
ていく他の構成として適用することができる。
求項5によるフィルムマガジンは、複数のフィルムを順
次、ロール状に巻取って格納する巻取り機構と、格納さ
れたフィルムを順次解放するために、ロールを巻戻す巻
戻し機構を備えたフィルムマガジンであって、巻取りに
よって形成されたロールの回転軸芯の位置を、巻取りお
よび巻戻しに基づくロールの半径の増減に応じて変位可
能に設けてあり、巻取り機構は、長尺フィルムを外周に
巻付け可能な円筒状の軸部材と、この軸部材の外周に長
尺フィルムが巻付けられて形成されたロールを、そのロ
ールの半径の増減に拘わらず、その外周方向から支持す
るベルト部材と、このベルト部材を介して軸部材を回転
操作する駆動手段を備えていることを特徴構成としてい
る。これは、フィルムマガジンの基本構成として、スプ
ライスされた複数のフィルムを格納するタイプ、とりわ
け、軸部材の外周にロール状に巻き付けられたフィルム
を、外周側から接当する部材によって転がして巻き付け
ていく他の構成として適用することができる。
【0016】 そして、より具体的には、請求項6の発
明のように、軸部材をベルト部材向きに押付ける手段を
設け、軸部材の外周に形成されたロールとベルト部材と
の境界部(すなわち、フィルムがロールに進入し、ま
た、ロールから解放される部位)の位置が、そのロール
の半径の増減に拘わらず不変である構成とすれば良い。
明のように、軸部材をベルト部材向きに押付ける手段を
設け、軸部材の外周に形成されたロールとベルト部材と
の境界部(すなわち、フィルムがロールに進入し、ま
た、ロールから解放される部位)の位置が、そのロール
の半径の増減に拘わらず不変である構成とすれば良い。
【0017】本発明によるその他の特徴及び利点は、以
下図面を用いた実施例の説明により明らかになるだろ
う。
下図面を用いた実施例の説明により明らかになるだろ
う。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明によるフィルムマガジンに
ついて、顧客から受けた注文に基づいてプリンタプロセ
ッサー(プリンタ装置の一例)を用いてピースフィルム
から写真のリプリントを行うという状況を前提に、添付
図面を参照しながら解説する。
ついて、顧客から受けた注文に基づいてプリンタプロセ
ッサー(プリンタ装置の一例)を用いてピースフィルム
から写真のリプリントを行うという状況を前提に、添付
図面を参照しながら解説する。
【0019】(オーダーシールの発行)先ず、本実施形
態の前提では、DPE店が顧客から写真のリプリント注
文を受ける場合、図1に示すように、ピースフィルム2
を収納したネガシート1を受け取ると同時に、顧客名、
受注時刻、焼き増ししたいコマ位置と各焼き増し枚数、
および、店コードと受注番号等の情報を含む注文データ
をバーコードとして印刷したオーダーシール3bを発行
して、このオーダーシール3bをオーダーピース3に貼
り付け、これをネガシート1に挿入しておく。このオー
ダーピース3は、ピースフィルム2と同じ形状を有する
透明フィルム材に不透明層を形成して作られているが、
ピースフィルム2のパーフォレーション2aに対応する
箇所だけは透明エリアとして残されており、この透明エ
リアが疑似パーフォレーション3aを形成している。従
って、このオーダーピース3の搬送状態は疑似パーフォ
レーション3aを光センサーで検出することにより監視
することができる。オーダーピース3はピースフィルム
2と類似する形状や弾力性を有すればよいので、もちろ
ん未露光ネガフィルムや全露光ネガフィルムをカットし
て用いてもよく、その場合には、疑似パーフォレーショ
ン3aはピースフィルム2のパーフォレーション2aと
全く同一となる。
態の前提では、DPE店が顧客から写真のリプリント注
文を受ける場合、図1に示すように、ピースフィルム2
を収納したネガシート1を受け取ると同時に、顧客名、
受注時刻、焼き増ししたいコマ位置と各焼き増し枚数、
および、店コードと受注番号等の情報を含む注文データ
をバーコードとして印刷したオーダーシール3bを発行
して、このオーダーシール3bをオーダーピース3に貼
り付け、これをネガシート1に挿入しておく。このオー
ダーピース3は、ピースフィルム2と同じ形状を有する
透明フィルム材に不透明層を形成して作られているが、
ピースフィルム2のパーフォレーション2aに対応する
箇所だけは透明エリアとして残されており、この透明エ
リアが疑似パーフォレーション3aを形成している。従
って、このオーダーピース3の搬送状態は疑似パーフォ
レーション3aを光センサーで検出することにより監視
することができる。オーダーピース3はピースフィルム
2と類似する形状や弾力性を有すればよいので、もちろ
ん未露光ネガフィルムや全露光ネガフィルムをカットし
て用いてもよく、その場合には、疑似パーフォレーショ
ン3aはピースフィルム2のパーフォレーション2aと
全く同一となる。
【0020】(フィルムマガジンへの装填)次に、本発
明によるフィルムマガジン10aに、全てのオーダーピ
ース3と各ピースフィルム2を収納する。フィルムマガ
ジン10aは、図2と図3に示されるように、長尺の格
納用テープ13を巻取るための第1巻取芯体11(格納
用テープ巻取り用スプールの一例)と、第1巻取芯体1
1上の格納用テープ13を巻き戻すための第2巻取芯体
12を有する(第1巻取芯体11と第2巻取芯体12
は、協働して巻取り機構と巻戻し機構を構成する)。第
1巻取芯体11と第2巻取芯体12は各々ステップモー
タM1およびM2によって任意の向きに回転駆動可能と
なっている。図2は、第1巻取芯体11上への格納用テ
ープ13の巻取りが開始される前の状態を示し、図3
は、第1巻取芯体11上への格納用テープ13の巻取り
が進んだ状態を示している。
明によるフィルムマガジン10aに、全てのオーダーピ
ース3と各ピースフィルム2を収納する。フィルムマガ
ジン10aは、図2と図3に示されるように、長尺の格
納用テープ13を巻取るための第1巻取芯体11(格納
用テープ巻取り用スプールの一例)と、第1巻取芯体1
1上の格納用テープ13を巻き戻すための第2巻取芯体
12を有する(第1巻取芯体11と第2巻取芯体12
は、協働して巻取り機構と巻戻し機構を構成する)。第
1巻取芯体11と第2巻取芯体12は各々ステップモー
タM1およびM2によって任意の向きに回転駆動可能と
なっている。図2は、第1巻取芯体11上への格納用テ
ープ13の巻取りが開始される前の状態を示し、図3
は、第1巻取芯体11上への格納用テープ13の巻取り
が進んだ状態を示している。
【0021】図2から理解されるように、ここでは、格
納用テープ13の横幅は、6コマを担持したピースフィ
ルムを格納可能な寸法に設定されている。図2と3から
理解されるように、第1巻取芯体11の軸芯は、長孔1
1a内を移動可能に設けられている。長孔11aはステ
ップモータM1によって第1巻取芯体11を回転操作す
るためのプーリ15の回転軸芯Xを中心とした円弧から
形成されており、第1巻取芯体11はその自重によって
常に下向きに付勢されているので、結果的に、第1巻取
芯体11上に巻取られた格納用テープ13は固定ローラ
16に押し付けられている。したがって、第1巻取芯体
11上への格納用テープ13の巻取り時に、案内テーブ
ル17上にピースフィルム2を順次供給すれば、ピース
フィルム2は、案内テーブル17上に設けられた送り込
みローラ18(供給機構の一例)によって第1巻取芯体
11のロール形成部、すなわち、格納用テープ13の面
上に導入され、第1巻取芯体11に巻取られる格納用テ
ープ13のロールR1内にシーケンシャルに格納され
る。この時、ピースフィルム2は、同ピースフィルム2
の長手方向が格納用テープ13の巻取り方向と交差する
ように、格納用テープ13のロールR1内に格納される
ことになる。
納用テープ13の横幅は、6コマを担持したピースフィ
ルムを格納可能な寸法に設定されている。図2と3から
理解されるように、第1巻取芯体11の軸芯は、長孔1
1a内を移動可能に設けられている。長孔11aはステ
ップモータM1によって第1巻取芯体11を回転操作す
るためのプーリ15の回転軸芯Xを中心とした円弧から
形成されており、第1巻取芯体11はその自重によって
常に下向きに付勢されているので、結果的に、第1巻取
芯体11上に巻取られた格納用テープ13は固定ローラ
16に押し付けられている。したがって、第1巻取芯体
11上への格納用テープ13の巻取り時に、案内テーブ
ル17上にピースフィルム2を順次供給すれば、ピース
フィルム2は、案内テーブル17上に設けられた送り込
みローラ18(供給機構の一例)によって第1巻取芯体
11のロール形成部、すなわち、格納用テープ13の面
上に導入され、第1巻取芯体11に巻取られる格納用テ
ープ13のロールR1内にシーケンシャルに格納され
る。この時、ピースフィルム2は、同ピースフィルム2
の長手方向が格納用テープ13の巻取り方向と交差する
ように、格納用テープ13のロールR1内に格納される
ことになる。
【0022】(フィルムマガジンのピースフィルム供給
装置への装着)次にこの複数のピースフィルム2を格納
したフィルムマガジン10aを、プリンタプロセッサー
のピースフィルム供給装置100に装着する。装着後、
第1巻取芯体11上に巻き取られたロール状の格納用テ
ープ13を第2巻取芯体12上に巻き戻せば、格納され
た複数のピースフィルム2が逆のシーケンスで順次案内
テーブル17上に解放され、解放されたピースフィルム
2は、抽出ローラ19(回収機構の一例)によって、順
次格納用テープ13の巻取り方向と交差する方向に回収
され、プリントプロセッサのピースフィルム供給装置1
00に搬送されることになる。
装置への装着)次にこの複数のピースフィルム2を格納
したフィルムマガジン10aを、プリンタプロセッサー
のピースフィルム供給装置100に装着する。装着後、
第1巻取芯体11上に巻き取られたロール状の格納用テ
ープ13を第2巻取芯体12上に巻き戻せば、格納され
た複数のピースフィルム2が逆のシーケンスで順次案内
テーブル17上に解放され、解放されたピースフィルム
2は、抽出ローラ19(回収機構の一例)によって、順
次格納用テープ13の巻取り方向と交差する方向に回収
され、プリントプロセッサのピースフィルム供給装置1
00に搬送されることになる。
【0023】(リプリント操作)図4に、プリンタプロ
セッサーのブロック図が示されている。図4のブロック
図は、ピースフィルム2を処理することによってリプリ
ントを実施する状態を示している。プリンタプロセッサ
ーには、収納している多数のピースフィルム2を1枚づ
つ送り出すピースフィルム供給装置100が設けられて
おり、ここに本発明によるフィルムマガジン10aをカ
セット式に着脱できるようになっている。プリンタプロ
セッサーは、他に、ピースフィルム2の画像を印画紙4
に投影露光する露光部8と、露光済の印画紙4を現像す
る現像処理部9と、各構成要素の動作を制御するコント
ローラ7を有する。
セッサーのブロック図が示されている。図4のブロック
図は、ピースフィルム2を処理することによってリプリ
ントを実施する状態を示している。プリンタプロセッサ
ーには、収納している多数のピースフィルム2を1枚づ
つ送り出すピースフィルム供給装置100が設けられて
おり、ここに本発明によるフィルムマガジン10aをカ
セット式に着脱できるようになっている。プリンタプロ
セッサーは、他に、ピースフィルム2の画像を印画紙4
に投影露光する露光部8と、露光済の印画紙4を現像す
る現像処理部9と、各構成要素の動作を制御するコント
ローラ7を有する。
【0024】コントローラ7には各種の制御指示を入力
するための操作卓71とスキャナー30にて読み取った
ピースフィルム2の画像を表示するモニタ72とが接続
されている。焼付対象となるピースフィルム2が、ピー
スフィルム供給装置100によって露光部8に送られる
と、ピースフィルム2の焼付対象コマの画像がスキャナ
ー30によって読み取られ、その画像情報はコントロー
ラ7に送られる。コントローラ7は、得られた画像情報
に基づいて、露光条件を決定する。そして、その決定し
た露光条件によって印画紙4に投影露光した際に得られ
るであろう画像をシミュレートしてモニタ72に表示す
る。
するための操作卓71とスキャナー30にて読み取った
ピースフィルム2の画像を表示するモニタ72とが接続
されている。焼付対象となるピースフィルム2が、ピー
スフィルム供給装置100によって露光部8に送られる
と、ピースフィルム2の焼付対象コマの画像がスキャナ
ー30によって読み取られ、その画像情報はコントロー
ラ7に送られる。コントローラ7は、得られた画像情報
に基づいて、露光条件を決定する。そして、その決定し
た露光条件によって印画紙4に投影露光した際に得られ
るであろう画像をシミュレートしてモニタ72に表示す
る。
【0025】露光部8には、露光用光源81、露光用光
路に黄、マゼンタ、シアンの各フィルタが出退すること
により露光用光源81からの照射光の色バランスを調整
する調光フィルタ82、調光フィルタ82にて色バラン
スを調整した光を均一に混色するミラートンネル83、
焼付対象コマの画像を印画紙4上に結像する焼付用レン
ズ84、シャッタ85、露光ポイントにピースフィルム
2を搬送する搬送ラインを形成しているオートネガマス
ク86が備えられている。オートネガマスク86には前
述したスキャナー30のほか、ネガ搬送用の駆動ローラ
87やネガ検出センサー31も組み込まれている。印画
紙4は印画紙搬送用の駆動ローラ91によって印画紙マ
ガジン92から引き出され、露光処理後、現像処理部9
に送り込まれる。露光処理においては、コントローラ7
が決定した露光条件に応じて、調光フィルタ82の各フ
ィルタの位置、及び、シャッタ85の開放時間つまり露
光時間が制御される。プリンタプロセッサーの操作員
は、モニタ72の表示をみて、適正な画像が得られてい
なければ、操作卓71から決定した露光条件の修正指示
を入力でき、コントローラ7は、その修正指示に基づい
て露光条件を修正して最終的な露光条件を決定する。そ
してその決定した露光条件に基づいて、露光部8の各部
の作動を制御して、印画紙マガジン92から引き出され
た印画紙4にピースフィルム2の焼付対象コマの画像を
投影露光する。
路に黄、マゼンタ、シアンの各フィルタが出退すること
により露光用光源81からの照射光の色バランスを調整
する調光フィルタ82、調光フィルタ82にて色バラン
スを調整した光を均一に混色するミラートンネル83、
焼付対象コマの画像を印画紙4上に結像する焼付用レン
ズ84、シャッタ85、露光ポイントにピースフィルム
2を搬送する搬送ラインを形成しているオートネガマス
ク86が備えられている。オートネガマスク86には前
述したスキャナー30のほか、ネガ搬送用の駆動ローラ
87やネガ検出センサー31も組み込まれている。印画
紙4は印画紙搬送用の駆動ローラ91によって印画紙マ
ガジン92から引き出され、露光処理後、現像処理部9
に送り込まれる。露光処理においては、コントローラ7
が決定した露光条件に応じて、調光フィルタ82の各フ
ィルタの位置、及び、シャッタ85の開放時間つまり露
光時間が制御される。プリンタプロセッサーの操作員
は、モニタ72の表示をみて、適正な画像が得られてい
なければ、操作卓71から決定した露光条件の修正指示
を入力でき、コントローラ7は、その修正指示に基づい
て露光条件を修正して最終的な露光条件を決定する。そ
してその決定した露光条件に基づいて、露光部8の各部
の作動を制御して、印画紙マガジン92から引き出され
た印画紙4にピースフィルム2の焼付対象コマの画像を
投影露光する。
【0026】ピースフィルム供給装置100は、前述し
た着脱カセット方式のフィルムマガジン10aと、フィ
ルムマガジン10aから引き出したピースフィルム2を
オートネガマスク86まで搬送するネガ搬送機構20を
備えている。ネガ搬送機構20は、フィルムマガジン側
に配置された第1搬送部20aとオートネガマスク86
側に配置された第2搬送部20bとに分割されており、
両者の間にピースフィルム2やオーダーピース3を一時
的に搬送ラインから垂れ下がった状態でストレージする
ループ部50が形成される。ピースフィルム供給装置1
00には、動作制御のためコントローラ7と接続してい
る種々のセンサーが設けられているが、例えば、着脱式
のフィルムマガジン10aの装着を確認する収納部検出
センサー32、ピースフィルム2やオーダーピース3を
フィルムマガジン10aの出口付近で検出する第1ネガ
検出センサー33と、ループ部50の手前で検出する第
2ネガ検出センサー34、ループ部50でストレージさ
れているピースフィルム2やオーダーピース3を検出す
るループセンサー35などが適当な位置に取り付けられ
ている。
た着脱カセット方式のフィルムマガジン10aと、フィ
ルムマガジン10aから引き出したピースフィルム2を
オートネガマスク86まで搬送するネガ搬送機構20を
備えている。ネガ搬送機構20は、フィルムマガジン側
に配置された第1搬送部20aとオートネガマスク86
側に配置された第2搬送部20bとに分割されており、
両者の間にピースフィルム2やオーダーピース3を一時
的に搬送ラインから垂れ下がった状態でストレージする
ループ部50が形成される。ピースフィルム供給装置1
00には、動作制御のためコントローラ7と接続してい
る種々のセンサーが設けられているが、例えば、着脱式
のフィルムマガジン10aの装着を確認する収納部検出
センサー32、ピースフィルム2やオーダーピース3を
フィルムマガジン10aの出口付近で検出する第1ネガ
検出センサー33と、ループ部50の手前で検出する第
2ネガ検出センサー34、ループ部50でストレージさ
れているピースフィルム2やオーダーピース3を検出す
るループセンサー35などが適当な位置に取り付けられ
ている。
【0027】コントローラ7内には、実質的にプログラ
ムによって構築されたオーダー区切り認識手段7aが備
えられており、コントローラ7に入力された第1ネガ検
出センサー33からの信号を処理することによってその
オーダーの区切りが認識され、以後の処理、例えば、仕
上がりプリントの仕分けなど、に利用される。オーダー
区切り認識手段7aによるオーダーの区切りの認識は、
ピースフィルム2とオーダーピース3に対する第1ネガ
検出センサー33からの検出信号のパターンあるいは、
オーダーピース3の特定検出箇所からの信号によって、
公知の方法で簡単に実現される。さらにコントローラ7
内には、同様に実質的にプログラムによって構築された
搬送状態評価手段7bが備えられており、ピースフィル
ム2やオーダーピース3のパーフォレーションを検出す
るネガ搬送チェックセンサー36からの信号により、ピ
ースフィルム2やオーダーピース3の搬送状態、例えば
搬送詰まりを生じているかなどをチェックする。
ムによって構築されたオーダー区切り認識手段7aが備
えられており、コントローラ7に入力された第1ネガ検
出センサー33からの信号を処理することによってその
オーダーの区切りが認識され、以後の処理、例えば、仕
上がりプリントの仕分けなど、に利用される。オーダー
区切り認識手段7aによるオーダーの区切りの認識は、
ピースフィルム2とオーダーピース3に対する第1ネガ
検出センサー33からの検出信号のパターンあるいは、
オーダーピース3の特定検出箇所からの信号によって、
公知の方法で簡単に実現される。さらにコントローラ7
内には、同様に実質的にプログラムによって構築された
搬送状態評価手段7bが備えられており、ピースフィル
ム2やオーダーピース3のパーフォレーションを検出す
るネガ搬送チェックセンサー36からの信号により、ピ
ースフィルム2やオーダーピース3の搬送状態、例えば
搬送詰まりを生じているかなどをチェックする。
【0028】ピースフィルム供給装置100から露光部
8に送り出されるピースフィルム2とオーダーピース3
は、図5に示すように、1オーダーの先頭にオーダーピ
ース3が、それに焼き増し対象となるピースフィルム2
が続く配列となっている。つまり、オーダーピース3に
よって焼き増し注文のオーダーが区切られている。オー
ダーピース3に貼り付けられているオーダーシール3b
には焼き増し作業に必要なデータがバーコードで記録さ
れているので、このバーコードを読み取ることにより、
オーダーピース3に続くピースフィルム2のどのコマの
画像を何枚どのように焼き付けるかといった情報をコン
トローラ7が検知することができ、それに合わせて露光
部8の各部材の動作を制御する。
8に送り出されるピースフィルム2とオーダーピース3
は、図5に示すように、1オーダーの先頭にオーダーピ
ース3が、それに焼き増し対象となるピースフィルム2
が続く配列となっている。つまり、オーダーピース3に
よって焼き増し注文のオーダーが区切られている。オー
ダーピース3に貼り付けられているオーダーシール3b
には焼き増し作業に必要なデータがバーコードで記録さ
れているので、このバーコードを読み取ることにより、
オーダーピース3に続くピースフィルム2のどのコマの
画像を何枚どのように焼き付けるかといった情報をコン
トローラ7が検知することができ、それに合わせて露光
部8の各部材の動作を制御する。
【0029】次にピースフィルム供給装置100の作用
を説明する。オーダーピース3と各ピースフィルム2の
巻き込まれたフィルムマガジン10aが、ピースフィル
ム供給装置100に装着されると、収納部検出センサー
32が前記装着を感知して、コントローラ7にフィルム
マガジン10aの装着を知らせる。オートネガマスク8
6がネガ受け入れ状態にあれば、ステップモータM1,
M2が作動し、第1巻取芯体11上に巻取られている格
納テープ13を第2巻取芯体12上のロールR2側に巻
き戻し始めると、まずオーダピース3が抽出ローラ19
から送り出される。第1ネガ検出センサー33によって
オーダーシール3bが検出されると、このオーダピース
3はバーコードリーダー40によってバーコードが読み
取られる位置で停止される。バーコードリーダー40を
通じて、このオーダーのもつ焼き増し情報がコントロー
ラ7に送られると、ループ部50のソレノイドが作動し
てオーダピース3の通過が許可される。
を説明する。オーダーピース3と各ピースフィルム2の
巻き込まれたフィルムマガジン10aが、ピースフィル
ム供給装置100に装着されると、収納部検出センサー
32が前記装着を感知して、コントローラ7にフィルム
マガジン10aの装着を知らせる。オートネガマスク8
6がネガ受け入れ状態にあれば、ステップモータM1,
M2が作動し、第1巻取芯体11上に巻取られている格
納テープ13を第2巻取芯体12上のロールR2側に巻
き戻し始めると、まずオーダピース3が抽出ローラ19
から送り出される。第1ネガ検出センサー33によって
オーダーシール3bが検出されると、このオーダピース
3はバーコードリーダー40によってバーコードが読み
取られる位置で停止される。バーコードリーダー40を
通じて、このオーダーのもつ焼き増し情報がコントロー
ラ7に送られると、ループ部50のソレノイドが作動し
てオーダピース3の通過が許可される。
【0030】オーダーピース3はそのまま第2搬送部2
0b、オートネガマスク86を通過して、外部に排出さ
れるが、続いてピースフィルム2が抽出ローラ19から
送り出され、第1搬送部20aと第2搬送部20bによ
ってオートネガマスク86に送り込まれるが、その際ピ
ースフィルム2の先端がオートネガマスク86の最初の
駆動ローラ87に達していることがネガ検出センサー3
1によって検知されると、オートネガマスク86の駆動
ローラ87がピースフィルム2を搬送する。これによ
り、第2搬送部20bとオートネガマスク86との搬送
速度の違いからくる不都合が回避される。オートネガマ
スク86に送り込まれたピースフィルム2は露光すべき
コマが露光ポイントにくるように位置合わせされ、所定
のステップで露光処理され、処理完了後排出される。こ
のように、順次ピースフィルム2は露光処理されるが、
ピースフィルム2やオーダピース3の搬送状況は、パー
フォレーション2aや疑似パーフォレーション3aを検
出するネガ搬送チェックセンサー36によって監視され
ており、もしオートネガマスク86内で搬送詰まりが生
じた場合、ループふた(図示されず)が開放され、後続
のピースフィルム2が上方にループを作ることを許す。
0b、オートネガマスク86を通過して、外部に排出さ
れるが、続いてピースフィルム2が抽出ローラ19から
送り出され、第1搬送部20aと第2搬送部20bによ
ってオートネガマスク86に送り込まれるが、その際ピ
ースフィルム2の先端がオートネガマスク86の最初の
駆動ローラ87に達していることがネガ検出センサー3
1によって検知されると、オートネガマスク86の駆動
ローラ87がピースフィルム2を搬送する。これによ
り、第2搬送部20bとオートネガマスク86との搬送
速度の違いからくる不都合が回避される。オートネガマ
スク86に送り込まれたピースフィルム2は露光すべき
コマが露光ポイントにくるように位置合わせされ、所定
のステップで露光処理され、処理完了後排出される。こ
のように、順次ピースフィルム2は露光処理されるが、
ピースフィルム2やオーダピース3の搬送状況は、パー
フォレーション2aや疑似パーフォレーション3aを検
出するネガ搬送チェックセンサー36によって監視され
ており、もしオートネガマスク86内で搬送詰まりが生
じた場合、ループふた(図示されず)が開放され、後続
のピースフィルム2が上方にループを作ることを許す。
【0031】1オーダーに属するピースフィルム2の全
て露光処理が完了するまでは、次のオーダーのオーダー
ピース3は、バーコードリーダー40の読み取り位置で
待機する。焼き増し情報をバーコードで記録したオーダ
ーシール3bをオーダーピース3に貼り付ける構成に代
えて、バーコードを直接オーダーピース3に記録しても
よい。さらには、バーコード方式に代えて、オーダーピ
ース3自体をマークシートとすることも可能である。こ
の場合、バーコードリーダー40は、マークシートリー
ダーに置き換えられる。その他、記録方式は、磁気的、
光学的など種々の方式を用いることができる。
て露光処理が完了するまでは、次のオーダーのオーダー
ピース3は、バーコードリーダー40の読み取り位置で
待機する。焼き増し情報をバーコードで記録したオーダ
ーシール3bをオーダーピース3に貼り付ける構成に代
えて、バーコードを直接オーダーピース3に記録しても
よい。さらには、バーコード方式に代えて、オーダーピ
ース3自体をマークシートとすることも可能である。こ
の場合、バーコードリーダー40は、マークシートリー
ダーに置き換えられる。その他、記録方式は、磁気的、
光学的など種々の方式を用いることができる。
【0032】〔別実施形態〕
<1>上記の実施形態では、巻取り機構が、回転駆動し
て長尺の格納用テープをロール状に巻取る駆動ローラを
備え、この巻取り時に、互いに分離した状態の複数のフ
ィルム(ピースフィルム)を格納用テープどうしの間に
順次挟み込んで格納するフィルムマガジンについて解説
したが、他に、複数のフィルムどうしを互いに長手方向
にスプライスして長尺フィルム状に一体化したものを対
象として、これを格納用テープの間に挟むのではなく、
フィルムだけを軸部材上などに巻き付けてロールを形成
させても良い。この一体化された長尺フィルムは、ピー
スフィルムを連結したものでも、24コマや36コマな
どのフィルムを連結したものでも、また、ピースフィル
ムとフィルムとを組み合わせたものでも良く、さらに、
これらのフィルムの間に露出情報などを書き込んだオー
ダーピースを挿入しても良い。
て長尺の格納用テープをロール状に巻取る駆動ローラを
備え、この巻取り時に、互いに分離した状態の複数のフ
ィルム(ピースフィルム)を格納用テープどうしの間に
順次挟み込んで格納するフィルムマガジンについて解説
したが、他に、複数のフィルムどうしを互いに長手方向
にスプライスして長尺フィルム状に一体化したものを対
象として、これを格納用テープの間に挟むのではなく、
フィルムだけを軸部材上などに巻き付けてロールを形成
させても良い。この一体化された長尺フィルムは、ピー
スフィルムを連結したものでも、24コマや36コマな
どのフィルムを連結したものでも、また、ピースフィル
ムとフィルムとを組み合わせたものでも良く、さらに、
これらのフィルムの間に露出情報などを書き込んだオー
ダーピースを挿入しても良い。
【0033】そして、これを実現する具体的な構造の例
としては、図6に第2実施形態として示すフィルムマガ
ジン10bのような構造とすれば良い。ここでは、巻取
り機構は、図6−イに示されるように、長尺フィルムL
Fを外周に巻取り可能な円筒状の軸部材21と、軸部材
21を回転操作する駆動ベルト22(駆動手段の一例)
を備えている。駆動ベルト22は、軸部材21と軸芯の
固定されたプーリ24b,24c、および、軸芯の移動
可能なテンションプーリ25の周りに巻回されており、
プーリ24cはモータMで回転駆動される駆動プーリで
ある。長尺フィルムLFの一端を軸部材21に固定して
おいて、プーリ24cを所定方向に駆動させると、駆動
ベルト22が周回運動を行い、軸部材21を回転操作す
るので、長尺フィルムLFが軸部材21の外周に巻き付
けられてフィルムのロールR3が形成される。駆動ベル
ト22とテンションプーリ25の働きと軸部材21の自
重の作用で、ロールR3の最外層は常に固定された遊転
ローラ24aに押し付けられており、且つ、軸部材21
は長孔23内で移動可能に支持されているので、軸部材
21はロールR3の半径の増大に応じて、長孔23内を
上方に移動する。その結果、図6−ロに示されるよう
に、ロールR3へと移行する長尺フィルムLFの通過経
路Pは、ロールR3の半径の増大と無関係に一定とな
る。
としては、図6に第2実施形態として示すフィルムマガ
ジン10bのような構造とすれば良い。ここでは、巻取
り機構は、図6−イに示されるように、長尺フィルムL
Fを外周に巻取り可能な円筒状の軸部材21と、軸部材
21を回転操作する駆動ベルト22(駆動手段の一例)
を備えている。駆動ベルト22は、軸部材21と軸芯の
固定されたプーリ24b,24c、および、軸芯の移動
可能なテンションプーリ25の周りに巻回されており、
プーリ24cはモータMで回転駆動される駆動プーリで
ある。長尺フィルムLFの一端を軸部材21に固定して
おいて、プーリ24cを所定方向に駆動させると、駆動
ベルト22が周回運動を行い、軸部材21を回転操作す
るので、長尺フィルムLFが軸部材21の外周に巻き付
けられてフィルムのロールR3が形成される。駆動ベル
ト22とテンションプーリ25の働きと軸部材21の自
重の作用で、ロールR3の最外層は常に固定された遊転
ローラ24aに押し付けられており、且つ、軸部材21
は長孔23内で移動可能に支持されているので、軸部材
21はロールR3の半径の増大に応じて、長孔23内を
上方に移動する。その結果、図6−ロに示されるよう
に、ロールR3へと移行する長尺フィルムLFの通過経
路Pは、ロールR3の半径の増大と無関係に一定とな
る。
【0034】供給ローラ26によって長尺フィルムLF
をフィルムマガジンの外部(図の右手側)に引っ張りな
がら、駆動ベルト22を逆転させれば、長尺フィルムL
FはロールR3から解放され、プリンタ装置の露光部に
搬送されるが、この時も同様の原理で、ロールR3から
引き出される長尺フィルムLFの通過経路Pは、ロール
R3の半径の減少と無関係に一定となる。
をフィルムマガジンの外部(図の右手側)に引っ張りな
がら、駆動ベルト22を逆転させれば、長尺フィルムL
FはロールR3から解放され、プリンタ装置の露光部に
搬送されるが、この時も同様の原理で、ロールR3から
引き出される長尺フィルムLFの通過経路Pは、ロール
R3の半径の減少と無関係に一定となる。
【0035】<2>上記の第2実施形態では、複数のフ
ィルムをスプライスして長尺フィルム状に一体化したも
のを、格納用テープを用いずに、軸部材上などに巻き付
けてロールを形成させるための具体的な構成として、長
尺フィルムが巻き付けられる軸部材の回転力によってロ
ールが形成されるが、これに代わって、図7に示す第3
実施形態のような、軸部材上に形成されるフィルムのロ
ールを径方向外側から転動させることで長尺フィルムを
格納するフィルムマガジン10cを採用することもでき
る。ここでは、図7−イに示されるように、巻取り機構
は、長尺フィルムLFを外周に巻付け可能な円筒状の軸
部材27を有し、この軸部材27は、軸芯の固定された
第1ローラ28と、第1ローラ28に対して長孔29a
内を相対移動可能な第2ローラ29,29とで密着状に
包囲されている。そのために、長孔29a,29aと第
2ローラ29,29の間には、第2ローラ29,29を
第1ローラ28側に付勢するための圧縮ばね(図示され
ず)が設けられている。その結果、第2ローラ29,2
9は、長尺フィルムLFのロールR4を、第1ローラ2
8に向けて押し付けることになる。
ィルムをスプライスして長尺フィルム状に一体化したも
のを、格納用テープを用いずに、軸部材上などに巻き付
けてロールを形成させるための具体的な構成として、長
尺フィルムが巻き付けられる軸部材の回転力によってロ
ールが形成されるが、これに代わって、図7に示す第3
実施形態のような、軸部材上に形成されるフィルムのロ
ールを径方向外側から転動させることで長尺フィルムを
格納するフィルムマガジン10cを採用することもでき
る。ここでは、図7−イに示されるように、巻取り機構
は、長尺フィルムLFを外周に巻付け可能な円筒状の軸
部材27を有し、この軸部材27は、軸芯の固定された
第1ローラ28と、第1ローラ28に対して長孔29a
内を相対移動可能な第2ローラ29,29とで密着状に
包囲されている。そのために、長孔29a,29aと第
2ローラ29,29の間には、第2ローラ29,29を
第1ローラ28側に付勢するための圧縮ばね(図示され
ず)が設けられている。その結果、第2ローラ29,2
9は、長尺フィルムLFのロールR4を、第1ローラ2
8に向けて押し付けることになる。
【0036】第1ローラ28はモータMによって回転操
作される駆動ローラであり、駆動ベルト22が、第1ロ
ーラ28、第2ローラ29,29、および、テンション
プーリ25の周りに巻き回されている。したがって、軸
部材27に長尺フィルムLFの一端を固定しておいて、
第1ローラ28を所定方向に駆動すると、駆動ベルト2
2が矢印の方向に周回運動を行うので、第2ローラ2
9,29も第1ローラ28と同方向、同速度で回転し、
軸部材27の外周に長尺フィルムLFが巻付けられ、図
7−ロに示されるようなロールR4が形成されて行く。
図7−ロに示されるように、第2ローラ29,29はロ
ールR4の半径の増大に応じて、長孔29a内を上方に
移動するので、ロールR4の下方の外周は、軸芯の固定
された第1ローラ28に常に押し付けられている。した
がって、ロールR4へと移行する長尺フィルムLFの通
過経路Pは、ロールR4の半径の増減と無関係に一定と
なる。この構成では、軸部材27の駆動力で巻き取るの
ではなく、形成されるロールを外側から転動するので、
第2実施形態と異なり、長尺フィルムLFがロールR4
へと移行する際の移動速度も、ロールR4から解放され
る際の移動速度も、ロールR4の半径の変化と無関係に
一定となる。
作される駆動ローラであり、駆動ベルト22が、第1ロ
ーラ28、第2ローラ29,29、および、テンション
プーリ25の周りに巻き回されている。したがって、軸
部材27に長尺フィルムLFの一端を固定しておいて、
第1ローラ28を所定方向に駆動すると、駆動ベルト2
2が矢印の方向に周回運動を行うので、第2ローラ2
9,29も第1ローラ28と同方向、同速度で回転し、
軸部材27の外周に長尺フィルムLFが巻付けられ、図
7−ロに示されるようなロールR4が形成されて行く。
図7−ロに示されるように、第2ローラ29,29はロ
ールR4の半径の増大に応じて、長孔29a内を上方に
移動するので、ロールR4の下方の外周は、軸芯の固定
された第1ローラ28に常に押し付けられている。した
がって、ロールR4へと移行する長尺フィルムLFの通
過経路Pは、ロールR4の半径の増減と無関係に一定と
なる。この構成では、軸部材27の駆動力で巻き取るの
ではなく、形成されるロールを外側から転動するので、
第2実施形態と異なり、長尺フィルムLFがロールR4
へと移行する際の移動速度も、ロールR4から解放され
る際の移動速度も、ロールR4の半径の変化と無関係に
一定となる。
【0037】<3>上記の第3実施形態では、軸部材上
に形成されるフィルムのロールを径方向外側から転動さ
せることで長尺フィルムを格納するための具体的な構成
として、軸部材の外周に形成された長尺フィルムのロー
ルを、その外周方向から複数の円筒状部材で支持しなが
ら転動して格納する構成を用いているが、他に、図8に
示した第4実施形態のように、長尺フィルムのロール
を、その外周方向からベルト部材で支持しながら転動し
て格納するフィルムマガジン10dとしても良い。ここ
では巻取り機構は、長尺フィルムLFを外周に巻付け可
能な円筒状の軸部材37と、軸部材37の外周に巻付け
られた長尺フィルムLFが形成するロールR5を、その
外周方向から支持するベルト部材22を有する。ベルト
部材22は、軸芯の固定されたローラ38a,38b,
38cと引っ張りバネによって支持されたテンションロ
ーラ25の外側、および、軸部材37の内側に巻き回さ
れている。また、ローラ38aはモータMによって回転
駆動される駆動ローラである。さらに、軸部材37は上
下方向に延びた長孔37a内を移動可能に支持されてお
り、且つ、引っ張りバネ42(軸部材をベルト部材向き
に押付ける手段の一例)によって固定ローラ39に向け
て引っ張り付勢されている。
に形成されるフィルムのロールを径方向外側から転動さ
せることで長尺フィルムを格納するための具体的な構成
として、軸部材の外周に形成された長尺フィルムのロー
ルを、その外周方向から複数の円筒状部材で支持しなが
ら転動して格納する構成を用いているが、他に、図8に
示した第4実施形態のように、長尺フィルムのロール
を、その外周方向からベルト部材で支持しながら転動し
て格納するフィルムマガジン10dとしても良い。ここ
では巻取り機構は、長尺フィルムLFを外周に巻付け可
能な円筒状の軸部材37と、軸部材37の外周に巻付け
られた長尺フィルムLFが形成するロールR5を、その
外周方向から支持するベルト部材22を有する。ベルト
部材22は、軸芯の固定されたローラ38a,38b,
38cと引っ張りバネによって支持されたテンションロ
ーラ25の外側、および、軸部材37の内側に巻き回さ
れている。また、ローラ38aはモータMによって回転
駆動される駆動ローラである。さらに、軸部材37は上
下方向に延びた長孔37a内を移動可能に支持されてお
り、且つ、引っ張りバネ42(軸部材をベルト部材向き
に押付ける手段の一例)によって固定ローラ39に向け
て引っ張り付勢されている。
【0038】したがって、軸部材37に長尺フィルムL
Fの一端を固定しておいて、ローラ38aを所定方向に
回転操作すれば、軸部材37がベルト部材22によって
回動され、軸部材37の外周に長尺フィルムLFが巻き
付けられる。図8−ロに示されるように、軸部材37上
に形成された長尺フィルムLFのロールR5の半径が増
大しても、ロールR5とベルト部材22との境界部の位
置は不変、言い換えれば、ロールR5へと移行する長尺
フィルムLFの通過経路Pは、ロールR5の半径の増減
と無関係に一定となる。
Fの一端を固定しておいて、ローラ38aを所定方向に
回転操作すれば、軸部材37がベルト部材22によって
回動され、軸部材37の外周に長尺フィルムLFが巻き
付けられる。図8−ロに示されるように、軸部材37上
に形成された長尺フィルムLFのロールR5の半径が増
大しても、ロールR5とベルト部材22との境界部の位
置は不変、言い換えれば、ロールR5へと移行する長尺
フィルムLFの通過経路Pは、ロールR5の半径の増減
と無関係に一定となる。
【図1】オーダー認識体としてのオーダーピースとピー
スフィルムとを収納したネガシートの平面図
スフィルムとを収納したネガシートの平面図
【図2】本発明によるフィルムマガジンの概略斜視図
【図3】図2のフィルムマガジンの別の状態を示す概略
斜視図
斜視図
【図4】ピースフィルム供給装置を採用したプリンタプ
ロセッサーのブロック図
ロセッサーのブロック図
【図5】オーダーピースとピースフィルムの搬送配列を
示す説明図
示す説明図
【図6】本発明によるフィルムマガジンの第2実施形態
を示す概略側面図
を示す概略側面図
【図7】本発明によるフィルムマガジンの第3実施形態
を示す概略側面図
を示す概略側面図
【図8】本発明によるフィルムマガジンの第4実施形態
を示す概略側面図
を示す概略側面図
【図9】従来技術によるフィルムマガジンの概略側面図
2 ピースフィルム
3 オーダーピース
8 露光部
10 フィルムマガジン
11 第1巻取芯体
11a 長孔
12 第2巻取芯体
18 送り込みローラ
19 抽出ローラ
20 ネガ搬送機構
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G03D 3/00 - 17/00
G03B 1/00
G03C 3/00 555
Claims (6)
- 【請求項1】 複数のフィルムを順次、ロール状に巻き
取って格納する巻取り機構と、格納された前記フィルム
を順次解放するために、前記ロールを巻戻す巻戻し機構
を備えたフィルムマガジンであって、前記巻取り機構は、回転駆動して長尺の格納用テープを
ロール状に巻取る駆動ローラを備え、前記駆動ローラ
は、前記駆動ローラの回転軸芯と離間して配置されたプ
ーリによってベルトを介して回転操作され、且つ、前記
駆動ローラの回転軸芯の位置は、前記巻取りおよび前記
巻戻しに基づく前記ロールの半径の増減に応じて、前記
駆動ローラを回転操作するための前記プーリの回転軸芯
を中心とした円弧状に延びた長孔に沿って変位可能に設
けてあり、 さらに、前記格納用テープが外周に巻き付けられた前記
駆動ローラを前記長孔に沿って固定ローラに押付ける押
付け手段が設けられており、 前記駆動ローラによる前記格納用テープの巻取り時に、
前記複数のフィルムを、前記固定ローラと前記格納用テ
ープのロールとの接点の位置から前記格納用テープどう
しの間に順次挟み込んで格納可能に構成されている フィ
ルムマガジン。 - 【請求項2】 前記複数のフィルムを前記格納用テープ
どうしの間に順次格納する際、前記複数のフィルムは前
記フィルムの長手方向が前記格納用テープの巻取り方向
と交差するように格納される請求項1に記載のフィルム
マガジン。 - 【請求項3】 複数のフィルムを順次、ロール状に巻取
って格納する巻取り機構と、格納された前記フィルムを
順次解放するために、前記ロールを巻戻す巻戻し機構を
備えたフィルムマガジンであって、 前記巻取りによって形成された前記ロールの回転軸芯の
位置を、前記巻取りおよび前記巻戻しに基づく前記ロー
ルの半径の増減に応じて変位可能に設けてあり、前記巻
取り機構は、前記長尺フィルムを外周に巻付け可能な円
筒状の軸部材と、この前記軸部材の外周に前記長尺フィ
ルムが巻付けられて形成された前記ロールを、そのロー
ルの半径の増減に拘わらず、その外周方向から支持する
複数の円筒状支持部材と、この円筒状支持部材の少なく
とも一つを回転操作する駆動手段を備えているフィルム
マガジン。 - 【請求項4】 前記複数の円筒状支持部材は、軸芯の固
定された第1ローラと、この第1ローラに対して相対移
動可能で、前記長尺フィルムによって形成された前記ロ
ールを前記第1ローラに向けて押し付ける第2ローラを
有する請求項3に記載のフィルムマガジン。 - 【請求項5】 複数のフィルムを順次、ロール状に巻取
って格納する巻取り機構と、格納された前記フィルムを
順次解放するために、前記ロールを巻戻す巻戻し機構を
備えたフィルムマガジンであって、 前記巻取りによって形成された前記ロールの回転軸芯の
位置を、前記巻取りおよび前記巻戻しに基づく前記ロー
ルの半径の増減に応じて変位可能に設けてあり、前記巻
取り機構は、前記長尺フィルムを外周に巻付け可能な円
筒状の軸部材と、この前記軸部材の外周に前記長尺フィ
ルムが巻付けられて形成された前記ロールを、そのロー
ルの半径の増減に拘わらず、その外周方向から支持する
ベルト部材と、このベルト部材を介して前記軸部材を回
転操作する駆動手段を備えているフィルムマガジン。 - 【請求項6】 前記軸部材を前記ベルト部材向きに押付
ける手段を設けてあり、前記軸部材の外周に形成された
ロールと前記ベルト部材との境界部の位置が、そのロー
ルの半径の増減に拘わらず不変である請求項5に記載の
フィルムマガジン。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20002297A JP3501264B2 (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | フィルムマガジン |
EP98113866A EP0893730B1 (en) | 1997-07-25 | 1998-07-24 | Film magazine for storing cut strips of photographic film |
DE69831633T DE69831633T2 (de) | 1997-07-25 | 1998-07-24 | Filmmagazin zum Speichern geschnittener Streifen photographischen Films |
US09/122,508 US5979820A (en) | 1997-07-25 | 1998-07-24 | Film magazine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20002297A JP3501264B2 (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | フィルムマガジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1144944A JPH1144944A (ja) | 1999-02-16 |
JP3501264B2 true JP3501264B2 (ja) | 2004-03-02 |
Family
ID=16417517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20002297A Expired - Fee Related JP3501264B2 (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | フィルムマガジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3501264B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113023410B (zh) * | 2021-02-25 | 2023-02-03 | 上海伟隆包装设备有限公司 | 一种紧凑型包装机包膜放卷筒结构 |
-
1997
- 1997-07-25 JP JP20002297A patent/JP3501264B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1144944A (ja) | 1999-02-16 |
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