JP3485926B2 - 喫煙者用具 - Google Patents
喫煙者用具Info
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- JP3485926B2 JP3485926B2 JP52257994A JP52257994A JP3485926B2 JP 3485926 B2 JP3485926 B2 JP 3485926B2 JP 52257994 A JP52257994 A JP 52257994A JP 52257994 A JP52257994 A JP 52257994A JP 3485926 B2 JP3485926 B2 JP 3485926B2
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- smoker
- smoke
- housing
- exhaust fan
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A24—TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
- A24F—SMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
- A24F13/00—Appliances for smoking cigars or cigarettes
Landscapes
- Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Manufacture Of Tobacco Products (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
- Filtering Materials (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の属する技術分野
本発明は点火されている巻きタバコから発生する副流
煙を濾過するための喫煙者用具に関するものであり、そ
して吐出し煙を濾過するために必要な装備を備えること
も随意に可能である。
煙を濾過するための喫煙者用具に関するものであり、そ
して吐出し煙を濾過するために必要な装備を備えること
も随意に可能である。
発明の背景
巻きタバコが喫煙されている時、主流煙のこぼれや吐
出し煙によって、また煙草をふかしていない時に火の点
いた巻きタバコから出る副流煙によっても、目に見える
煙が生成される。こうした煙はある人々には不快なもの
と考えられており、これは、幾つかの区域や環境におい
て、厳しさの程度は異なるが禁煙法が導入される要因に
なっている。
出し煙によって、また煙草をふかしていない時に火の点
いた巻きタバコから出る副流煙によっても、目に見える
煙が生成される。こうした煙はある人々には不快なもの
と考えられており、これは、幾つかの区域や環境におい
て、厳しさの程度は異なるが禁煙法が導入される要因に
なっている。
巻きタバコの可視煙の形成を最小限に抑えるかまたは
阻止する設計の構造に関しては、幾つかの先行案があ
る。このような先行案は、巻きタバコの煙の主要な発生
源、すなわち副流煙と吐出し煙に由来する煙の問題に取
り組んでいる。主流煙のこぼれは可視煙のうち非常に小
部分であることは認識されている。しかしながら本出願
人の知る限りでは、ほとんど全ての可視の副流煙と吐出
し煙を除去し、かつ正常な方法で喫煙しているのと同じ
ような喫煙の味と質を保っている装置は、従来の技術で
は開示されていない。
阻止する設計の構造に関しては、幾つかの先行案があ
る。このような先行案は、巻きタバコの煙の主要な発生
源、すなわち副流煙と吐出し煙に由来する煙の問題に取
り組んでいる。主流煙のこぼれは可視煙のうち非常に小
部分であることは認識されている。しかしながら本出願
人の知る限りでは、ほとんど全ての可視の副流煙と吐出
し煙を除去し、かつ正常な方法で喫煙しているのと同じ
ような喫煙の味と質を保っている装置は、従来の技術で
は開示されていない。
一つの先行技術の構造が米国特許第4,790,332号に開
示されている。この特許には、火のついた巻きタバコが
収められる手持ちの密閉容器が記載されている。喫煙
は、この装置の一方の端壁に形成されているホルダに巻
きタバコのフィルタの先端を差しこんでなされる。煙の
吐出しは、ホルダの端壁でもあるこの装置の端壁に形成
されている逆止め弁付きの流路を通して、吐出し煙を密
閉容器に送ることによってなされる。密閉容器の側壁と
同様に本装置の反対側の端壁には、この密閉容器から出
る煙の微粒子と悪臭を放つ成分とを濾過するために、煙
草の煙のフィルタが収められている。この装置は、煙草
の煙の可視煙とその特徴的な臭いを相当に除去すること
ができるが、静的な燃焼または吐出しの結果、この密閉
容器に存在する煙によって、巻きタバコを通して喫煙者
が口中に吸い込むタバコの煙に嫌な味が混じってしまう
という欠点がある。
示されている。この特許には、火のついた巻きタバコが
収められる手持ちの密閉容器が記載されている。喫煙
は、この装置の一方の端壁に形成されているホルダに巻
きタバコのフィルタの先端を差しこんでなされる。煙の
吐出しは、ホルダの端壁でもあるこの装置の端壁に形成
されている逆止め弁付きの流路を通して、吐出し煙を密
閉容器に送ることによってなされる。密閉容器の側壁と
同様に本装置の反対側の端壁には、この密閉容器から出
る煙の微粒子と悪臭を放つ成分とを濾過するために、煙
草の煙のフィルタが収められている。この装置は、煙草
の煙の可視煙とその特徴的な臭いを相当に除去すること
ができるが、静的な燃焼または吐出しの結果、この密閉
容器に存在する煙によって、巻きタバコを通して喫煙者
が口中に吸い込むタバコの煙に嫌な味が混じってしまう
という欠点がある。
米国特許第4,198,992号にも、喫煙のために巻きタバ
コを密閉する装置が記載されている。この場合において
は、吐出し煙を処理するようにはなっていない。この装
置では、巻きタバコを通して副流煙を強制的に送るため
に密閉容器内の空気圧を利用する。
コを密閉する装置が記載されている。この場合において
は、吐出し煙を処理するようにはなっていない。この装
置では、巻きタバコを通して副流煙を強制的に送るため
に密閉容器内の空気圧を利用する。
米国特許第4,200,114号にも、喫煙のために巻きタバ
コを密閉する装置が記載されている。この装置は副流煙
と吐出し煙を双方とも処理するようになっている。用い
られる装置は永続的に喫煙者の顔に取付けられるもの
で、喫煙者の口と鼻を包むマスクを備えている。複雑な
数組の逆流防止弁によって、空気は呼吸のために吸い込
まれ、それから火のついた巻きタバコが収められている
燃焼室に吐き出され、更にこの燃焼室から空気と煙はフ
ィルタを通って大気に放出され、そして巻きタバコの煙
を巻きタバコから吸引することが可能になる。
コを密閉する装置が記載されている。この装置は副流煙
と吐出し煙を双方とも処理するようになっている。用い
られる装置は永続的に喫煙者の顔に取付けられるもの
で、喫煙者の口と鼻を包むマスクを備えている。複雑な
数組の逆流防止弁によって、空気は呼吸のために吸い込
まれ、それから火のついた巻きタバコが収められている
燃焼室に吐き出され、更にこの燃焼室から空気と煙はフ
ィルタを通って大気に放出され、そして巻きタバコの煙
を巻きタバコから吸引することが可能になる。
米国特許第4,899,766号には、副流煙と吐出し煙を処
理するための装置を記載されている。副流煙を吸引しそ
して煙を吐き出すためにフィルタと共にファンが用いら
れている。一方、煙は、手動の弁を通して更に幾つかの
フィルタを通すためにパイプに吐き出される。
理するための装置を記載されている。副流煙を吸引しそ
して煙を吐き出すためにフィルタと共にファンが用いら
れている。一方、煙は、手動の弁を通して更に幾つかの
フィルタを通すためにパイプに吐き出される。
米国特許第5,048,545号には、副流煙と吐出し煙は容
器内に集められ、後になってのみ排気されるシステムが
記載されている。煙を集めることのみで、煙の処理は考
えられていない。
器内に集められ、後になってのみ排気されるシステムが
記載されている。煙を集めることのみで、煙の処理は考
えられていない。
米国特許第4,637,407号には、巻きタバコの先端に火
がつけられることによって燃え始まった火を消さないよ
うにするための密閉容器が記載されている。小さいファ
ン等による空気の強制還流によって巻きタバコの火が保
持され、そして副流煙の排気はファンの下流にあるフィ
ルタによりなされる。この構造では吐出し煙を処理する
ようにはなっていない。
がつけられることによって燃え始まった火を消さないよ
うにするための密閉容器が記載されている。小さいファ
ン等による空気の強制還流によって巻きタバコの火が保
持され、そして副流煙の排気はファンの下流にあるフィ
ルタによりなされる。この構造では吐出し煙を処理する
ようにはなっていない。
米国特許第4,993,435号には、使用者による吸気によ
って副流煙を捕捉する喫煙者用具が記載され、これには
吐出し煙用のフィルタが配置されている。並列に配され
ている幾つかのフィルタディスクが備えられている。
って副流煙を捕捉する喫煙者用具が記載され、これには
吐出し煙用のフィルタが配置されている。並列に配され
ている幾つかのフィルタディスクが備えられている。
米国特許第5,160,518号には、Ｕ字形の筒を含む喫煙
者用具が記載されている。火のついた巻きタバコはＵ字
形の筒の一方の脚に配置され、そして吐出し煙のフィル
タはＵ字形の筒の他方の脚に配されている。巻きタバコ
の先端に吐出し煙のフィルタを通して新鮮な空気を送る
ために、火のついた巻きタバコの前にファンが取り付け
られている。副流煙を導くために、または周囲に解放す
る前に単一のフィルタを通して煙を吐き出すために、幾
つかの逆止め弁が用いられている。このフィルタは活性
炭で作られているが、これは、巻きタバコの煙に含まれ
ている気体成分を除去するには有効であるが、巻きタバ
コの煙から微粒子を除去するには有効ではない。その結
果、周囲に解放されてからも、濾過された煙はまだ検出
され、したがってこれは許容できない。更に、巻きタバ
コは小さな直径の金属管に収められるので、巻きタバコ
は正常に燃焼せず、その結果、吸引される煙の味と香り
に大きな悪影響を及ぼすという、他の装置にも認められ
る問題がある。
者用具が記載されている。火のついた巻きタバコはＵ字
形の筒の一方の脚に配置され、そして吐出し煙のフィル
タはＵ字形の筒の他方の脚に配されている。巻きタバコ
の先端に吐出し煙のフィルタを通して新鮮な空気を送る
ために、火のついた巻きタバコの前にファンが取り付け
られている。副流煙を導くために、または周囲に解放す
る前に単一のフィルタを通して煙を吐き出すために、幾
つかの逆止め弁が用いられている。このフィルタは活性
炭で作られているが、これは、巻きタバコの煙に含まれ
ている気体成分を除去するには有効であるが、巻きタバ
コの煙から微粒子を除去するには有効ではない。その結
果、周囲に解放されてからも、濾過された煙はまだ検出
され、したがってこれは許容できない。更に、巻きタバ
コは小さな直径の金属管に収められるので、巻きタバコ
は正常に燃焼せず、その結果、吸引される煙の味と香り
に大きな悪影響を及ぼすという、他の装置にも認められ
る問題がある。
巻きタバコの手持ちの煙フィルタのもう一つ別の形態
が、日本で1993年４月27日に公開された特願平３−1772
80号に開示されている。この出願には、巻きタバコが入
れられる装置が開示されている。巻きタバコの煙を吸い
込むことが可能になるようにマウスピースが付けられて
いる。副流煙は全て周囲の複数のフィルタで濾過され
る。しかし、巻きタバコが吸われる時、嫌な臭いのする
副流煙も吸われるため、香りと味に非常な悪影響を及ぼ
す。このユニットに吐き出される煙は、周囲に解放され
る前にフィルタを通して確実に導かれるように、逆止め
弁が用いられている。小さな金属管が火のついた巻きタ
バコを囲んでおり、これが吸い込まれた煙の香りと味に
非常な悪影響を与える。
が、日本で1993年４月27日に公開された特願平３−1772
80号に開示されている。この出願には、巻きタバコが入
れられる装置が開示されている。巻きタバコの煙を吸い
込むことが可能になるようにマウスピースが付けられて
いる。副流煙は全て周囲の複数のフィルタで濾過され
る。しかし、巻きタバコが吸われる時、嫌な臭いのする
副流煙も吸われるため、香りと味に非常な悪影響を及ぼ
す。このユニットに吐き出される煙は、周囲に解放され
る前にフィルタを通して確実に導かれるように、逆止め
弁が用いられている。小さな金属管が火のついた巻きタ
バコを囲んでおり、これが吸い込まれた煙の香りと味に
非常な悪影響を与える。
使用者に吸い込まれるタールとニコチンの量を減らす
ように部分的な濾過を行うために、巻きタバコに備えら
れているフィルタの領域に従来から相当な努力が払われ
ている。しかし、喫煙者が通常の刺激を経験し続けられ
るように、巻きタバコのフィルタは巻きタバコの煙のほ
ぼ全てを除去するようには設計されていないことは明ら
かである。もっとも、本質的に筒状であり、そして煙の
流れから幾分かの微粒子を濾過するように設計されてい
る巻きタバコのフィルタもある。米国特許第3,685,523
号には、巻きタバコの煙が喫煙者により吸い込まれるよ
うに筒状フィルタの内部からその外部まで通過する時、
巻きタバコの煙を部分的に濾過する巻きタバコの筒状の
フィルタチップが開示されている。巻きタバコの中心軸
に対して偏っている点だけが異なる筒状のフィルタであ
る同様な種類のフィルタが、米国特許第3,854,384号に
記載されている。しかし、これらの両フィルタとも、使
用者に所望の味と香りを与えるために、巻きタバコの煙
の様々な成分を除去しないように限界性能しか持ってい
ない。
ように部分的な濾過を行うために、巻きタバコに備えら
れているフィルタの領域に従来から相当な努力が払われ
ている。しかし、喫煙者が通常の刺激を経験し続けられ
るように、巻きタバコのフィルタは巻きタバコの煙のほ
ぼ全てを除去するようには設計されていないことは明ら
かである。もっとも、本質的に筒状であり、そして煙の
流れから幾分かの微粒子を濾過するように設計されてい
る巻きタバコのフィルタもある。米国特許第3,685,523
号には、巻きタバコの煙が喫煙者により吸い込まれるよ
うに筒状フィルタの内部からその外部まで通過する時、
巻きタバコの煙を部分的に濾過する巻きタバコの筒状の
フィルタチップが開示されている。巻きタバコの中心軸
に対して偏っている点だけが異なる筒状のフィルタであ
る同様な種類のフィルタが、米国特許第3,854,384号に
記載されている。しかし、これらの両フィルタとも、使
用者に所望の味と香りを与えるために、巻きタバコの煙
の様々な成分を除去しないように限界性能しか持ってい
ない。
本出願人によるカナダの特許第1,057,924号には、巻
きタバコのフィルタに用いることができるミクロン寸法
のポリマー繊維を製造する方法が記載されている。この
ようなマイクロ繊維は、本出願人の米国特許第3,882,87
7号と国際特許出願WO90/09741号とに記載されている種
類の巻きタバコのフィルタに用いられている。カナダ特
許第1,057,924号の方法によって作られたマイクロ繊維
は、標準的なアセチルセルロースや木炭およびこれらと
同様なものから成る巻きタバコのフィルタに比較して濾
過効果が増大している。これらのフィルタの有効性を利
用するために、国際特許WO90/09741号に記載されている
巻きタバコのフィルタチップには、この巻きタバコを喫
煙している間、均等にタールが送られる薄い円筒形のフ
ィルタが入っている。
きタバコのフィルタに用いることができるミクロン寸法
のポリマー繊維を製造する方法が記載されている。この
ようなマイクロ繊維は、本出願人の米国特許第3,882,87
7号と国際特許出願WO90/09741号とに記載されている種
類の巻きタバコのフィルタに用いられている。カナダ特
許第1,057,924号の方法によって作られたマイクロ繊維
は、標準的なアセチルセルロースや木炭およびこれらと
同様なものから成る巻きタバコのフィルタに比較して濾
過効果が増大している。これらのフィルタの有効性を利
用するために、国際特許WO90/09741号に記載されている
巻きタバコのフィルタチップには、この巻きタバコを喫
煙している間、均等にタールが送られる薄い円筒形のフ
ィルタが入っている。
発明の簡単な説明
本発明の一側面において、火のついた巻きタバコから
発生する副流煙を漉過するための喫煙者用具は、 排気ファンと、 前記排気ファンを支持し、前記排気ファンの吸気口を
備えた側壁を有する支持手段と、 火のついた巻きタバコが設置され、少なくとも巻きタ
バコと同じ長さを有し、かつ、少なくとも巻きタバコの
直径の1.5倍の直径を有するとともに、巻きタバコの副
流煙の微粒子に対して非透過性の巻きタバコ筒を備えた
副流煙フィルタカートリッジと、 副流煙を除去するために前記巻きタバコ筒の端部に配
置された、透過性の低圧力降下の筒状の部材であり、内
部の細長いチャンバに巻きタバコの副流煙を入れるため
の入口端及び前記入口端の反対側の閉鎖端を有するフィ
ルタ部材と、 副流煙が前記巻きタバコ筒に沿って前記チャンバへ入
り、前記フィルタ部材を通って径方向外側を通って流れ
ることで漉過させように、前記巻きタバコ筒の第１の端
を前記フィルタ部材の入口端に接続する接続手段と、 開口が設けられた前記壁を有する、前記副流煙フィル
タカートリッジのハウジングと、 火のついた巻きタバコが挿入される孔を有し、挿入さ
れた巻きタバコを前記巻きタバコ筒に支持させる巻きタ
バコホルダと、 前記巻きタバコホルダを前記ハウジングの開口に取り
付ける手段と、 前記巻きタバコホルダ内の火のついた巻きタバコが前
記巻きタバコ筒内に収められるように、前記巻きタバコ
筒の第２の端を前記巻きタバコホルダに固定する固定手
段と、 前記巻きタバコ筒の第２の端の近傍で前記巻きタバコ
筒内に新鮮な空気を供給するための、新鮮な空気の吸気
手段とを有し、 前記排気ファンは、前記吸気手段から前記巻きタバコ
筒に沿って、火のついた巻きタバコに新鮮な空気を吸引
し、前記排気ファンによって、火のついた巻きタバコか
らの副流煙は前記副流煙フィルタカートリッジを通して
吸引され、漉過された空気流は前記ハウジングの出口を
通して排気のために前記排気ファンの吸引口に吸引され
る。
発生する副流煙を漉過するための喫煙者用具は、 排気ファンと、 前記排気ファンを支持し、前記排気ファンの吸気口を
備えた側壁を有する支持手段と、 火のついた巻きタバコが設置され、少なくとも巻きタ
バコと同じ長さを有し、かつ、少なくとも巻きタバコの
直径の1.5倍の直径を有するとともに、巻きタバコの副
流煙の微粒子に対して非透過性の巻きタバコ筒を備えた
副流煙フィルタカートリッジと、 副流煙を除去するために前記巻きタバコ筒の端部に配
置された、透過性の低圧力降下の筒状の部材であり、内
部の細長いチャンバに巻きタバコの副流煙を入れるため
の入口端及び前記入口端の反対側の閉鎖端を有するフィ
ルタ部材と、 副流煙が前記巻きタバコ筒に沿って前記チャンバへ入
り、前記フィルタ部材を通って径方向外側を通って流れ
ることで漉過させように、前記巻きタバコ筒の第１の端
を前記フィルタ部材の入口端に接続する接続手段と、 開口が設けられた前記壁を有する、前記副流煙フィル
タカートリッジのハウジングと、 火のついた巻きタバコが挿入される孔を有し、挿入さ
れた巻きタバコを前記巻きタバコ筒に支持させる巻きタ
バコホルダと、 前記巻きタバコホルダを前記ハウジングの開口に取り
付ける手段と、 前記巻きタバコホルダ内の火のついた巻きタバコが前
記巻きタバコ筒内に収められるように、前記巻きタバコ
筒の第２の端を前記巻きタバコホルダに固定する固定手
段と、 前記巻きタバコ筒の第２の端の近傍で前記巻きタバコ
筒内に新鮮な空気を供給するための、新鮮な空気の吸気
手段とを有し、 前記排気ファンは、前記吸気手段から前記巻きタバコ
筒に沿って、火のついた巻きタバコに新鮮な空気を吸引
し、前記排気ファンによって、火のついた巻きタバコか
らの副流煙は前記副流煙フィルタカートリッジを通して
吸引され、漉過された空気流は前記ハウジングの出口を
通して排気のために前記排気ファンの吸引口に吸引され
る。
本発明のもう一つの側面においては、火のついた巻き
タバコから発生する副流煙と吐き出し煙とを別々に漉過
するための喫煙者用具は、 排気ファンと、 前記排気ファンを支持し、前記排気ファンの吸気口を
備えた側壁を有する支持手段と、 火のついた巻きタバコが設置され、少なくとも巻きタ
バコと同じ長さを有し、かつ、少なくとも巻きタバコの
直径の1.5倍の直径を有するとともに、巻きタバコの副
流煙に対して非透過性の巻きタバコ筒を備えた副流煙フ
ィルタカートリッジと、 副流煙を除去するために前記巻きタバコ筒の端部に配
置された、透過性の低圧力降下の細長い筒状の部材であ
り、内部の細長いチャンバに巻きタバコの副流煙を入れ
るための入口端及び前記入口端の反対側の閉鎖端を有す
るフィルタ部材と、 開口が設けられた前端壁を有する、前記副流煙フィル
タカートリッジの第１のハウジングと、 火のついた巻きタバコが挿入される孔を有し、挿入さ
れた巻きタバコを前記巻きタバコ筒に支持させる巻きタ
バコホルダと、 前記巻きタバコホルダを前記第１のハウジングの開口
に取り付ける手段と、 前記巻きタバコホルダ内の火のついた巻きタバコが前
記巻きタバコ筒内に収められるように、前記巻きタバコ
筒の第２の端を前記巻きタバコホルダに固定する固定手
段と、 前記巻きタバコ筒の第２の端の近傍で前記巻きタバコ
筒内に新鮮な空気を供給するための、新鮮な空気の吸気
手段と、 巻きタバコの煙から微粒子物質を除去するマイクロ繊
維からなる筒状の部材であり、内部の細長いチャンバに
巻きタバコの煙を入れるための入口端及び前記入口端の
反対側の閉鎖端を有する内側フィルタ要素を備え、前記
マイクロ繊維は、平均粒径が概ね0.5ないし10ミクロン
の範囲にあって適宜なマイクロ繊維を形成する組成物か
ら作られている、吐出し煙フィルタカートリッジと、 前記内側フィルタ要素を取り囲み、空気流に対して透
過性の支持基体に保持された、活性炭からなる外側フィ
ルタ外郭とを有し、 前記内側フィルタ要素は、前記細長いチャンバから前
記内側フィルタ要素へ径方向に通過する巻きタバコの煙
から、ほぼ全ての微粒子成分を除去するのに十分に径方
向に厚く、前記マイクロ繊維のフィルタ材は、空気流が
前記内側フィルタ要素を最小限の抵抗で流れるように低
い圧力降下をもち、 前記活性炭の外側フィルタ外郭は、吐き出されて漉過
された巻きタバコの煙の流れから、ほぼ巻きタバコの煙
の全ての気体成分を吸収するのに十分に径方向に厚く、 さらに、使用者が前記吐き出しフィルタカートリッジ
内に吐き出すのを容易にするために、前記吐出しフィル
タカートリッジの前記入口端の近傍に第１の端部がはめ
込まれた吐出し用マウスピースと、 吐出し煙が前記吐出しフィルタカートリッジを通過で
きるようにする出口と、開口が設けられた前端壁とを有
する、前記吐出しフィルタカートリッジの第２のハウジ
ングと、 前記吐出しフィルタカートリッジを前記第２のハウジ
ングに支持するために、前記吐出し用マウスピースを前
記第２のハウジングの開口に取り付ける取付け手段とを
有し、 前記排気ファンは、前記吸気手段から前記巻きタバコ
筒に沿って、火のついた巻きタバコに新鮮な空気を吸引
し、前記排気ファンによって、火のついた巻きタバコか
らの副流煙は前記副流煙フィルタカートリッジを通して
吸引され、漉過された空気流は前記ハウジングの出口を
通して排気のために前記排気ファンの吸引口に吸引され
る。
タバコから発生する副流煙と吐き出し煙とを別々に漉過
するための喫煙者用具は、 排気ファンと、 前記排気ファンを支持し、前記排気ファンの吸気口を
備えた側壁を有する支持手段と、 火のついた巻きタバコが設置され、少なくとも巻きタ
バコと同じ長さを有し、かつ、少なくとも巻きタバコの
直径の1.5倍の直径を有するとともに、巻きタバコの副
流煙に対して非透過性の巻きタバコ筒を備えた副流煙フ
ィルタカートリッジと、 副流煙を除去するために前記巻きタバコ筒の端部に配
置された、透過性の低圧力降下の細長い筒状の部材であ
り、内部の細長いチャンバに巻きタバコの副流煙を入れ
るための入口端及び前記入口端の反対側の閉鎖端を有す
るフィルタ部材と、 開口が設けられた前端壁を有する、前記副流煙フィル
タカートリッジの第１のハウジングと、 火のついた巻きタバコが挿入される孔を有し、挿入さ
れた巻きタバコを前記巻きタバコ筒に支持させる巻きタ
バコホルダと、 前記巻きタバコホルダを前記第１のハウジングの開口
に取り付ける手段と、 前記巻きタバコホルダ内の火のついた巻きタバコが前
記巻きタバコ筒内に収められるように、前記巻きタバコ
筒の第２の端を前記巻きタバコホルダに固定する固定手
段と、 前記巻きタバコ筒の第２の端の近傍で前記巻きタバコ
筒内に新鮮な空気を供給するための、新鮮な空気の吸気
手段と、 巻きタバコの煙から微粒子物質を除去するマイクロ繊
維からなる筒状の部材であり、内部の細長いチャンバに
巻きタバコの煙を入れるための入口端及び前記入口端の
反対側の閉鎖端を有する内側フィルタ要素を備え、前記
マイクロ繊維は、平均粒径が概ね0.5ないし10ミクロン
の範囲にあって適宜なマイクロ繊維を形成する組成物か
ら作られている、吐出し煙フィルタカートリッジと、 前記内側フィルタ要素を取り囲み、空気流に対して透
過性の支持基体に保持された、活性炭からなる外側フィ
ルタ外郭とを有し、 前記内側フィルタ要素は、前記細長いチャンバから前
記内側フィルタ要素へ径方向に通過する巻きタバコの煙
から、ほぼ全ての微粒子成分を除去するのに十分に径方
向に厚く、前記マイクロ繊維のフィルタ材は、空気流が
前記内側フィルタ要素を最小限の抵抗で流れるように低
い圧力降下をもち、 前記活性炭の外側フィルタ外郭は、吐き出されて漉過
された巻きタバコの煙の流れから、ほぼ巻きタバコの煙
の全ての気体成分を吸収するのに十分に径方向に厚く、 さらに、使用者が前記吐き出しフィルタカートリッジ
内に吐き出すのを容易にするために、前記吐出しフィル
タカートリッジの前記入口端の近傍に第１の端部がはめ
込まれた吐出し用マウスピースと、 吐出し煙が前記吐出しフィルタカートリッジを通過で
きるようにする出口と、開口が設けられた前端壁とを有
する、前記吐出しフィルタカートリッジの第２のハウジ
ングと、 前記吐出しフィルタカートリッジを前記第２のハウジ
ングに支持するために、前記吐出し用マウスピースを前
記第２のハウジングの開口に取り付ける取付け手段とを
有し、 前記排気ファンは、前記吸気手段から前記巻きタバコ
筒に沿って、火のついた巻きタバコに新鮮な空気を吸引
し、前記排気ファンによって、火のついた巻きタバコか
らの副流煙は前記副流煙フィルタカートリッジを通して
吸引され、漉過された空気流は前記ハウジングの出口を
通して排気のために前記排気ファンの吸引口に吸引され
る。
図面の簡単な説明
本発明の好ましい幾つかの実施例が以下のような図面
に関して説明されている。
に関して説明されている。
図１は、本発明の１実施例にしたがって供された喫煙
装置の平面の断面図である。
装置の平面の断面図である。
図２は、図１に示されている喫煙装置の側断面図であ
る。
る。
図３は、図１に示されている喫煙装置の前面図であ
る。
る。
図４は図１の喫煙装置の背面図である。
図5A、5B及び5Cは、図１の喫煙装置とともに使用する
副流煙フィルタカートリッジの断面図及び端面図であ
る。
副流煙フィルタカートリッジの断面図及び端面図であ
る。
図6A及び6Bは、図１の喫煙装置とともに使用する吐出
し煙フィルタカートリッジの断面図及び端面図である。
し煙フィルタカートリッジの断面図及び端面図である。
図７は、図５の副流煙フィルタカートリッジと取付け
部材の組立体の分解断面図である。
部材の組立体の分解断面図である。
図8A〜8Oは、様々な構造を有する一連のカートリッジ
取付け部材と巻きタバコホルダを表す断面図及び端面図
である。
取付け部材と巻きタバコホルダを表す断面図及び端面図
である。
図9A〜9Gは、様々なカートリッジ取付け部材と巻きタ
バコホルダと温度感知素子を示す。
バコホルダと温度感知素子を示す。
図10は、図１の装置とともに使用するための台であ
り、またユニットを充電するための装置でもある台の斜
視図である。
り、またユニットを充電するための装置でもある台の斜
視図である。
図11は、本発明の喫煙装置とともに用いることができ
る炎のでないライターの構造を示している。
る炎のでないライターの構造を示している。
図12は、副流煙と吐出し煙の双方を濾過することがで
きる喫煙者用具のもう一つの別の実施例を示す斜視図で
ある。
きる喫煙者用具のもう一つの別の実施例を示す斜視図で
ある。
図13は、副流煙のみを濾過するようになっている、図
12の実施例の変形である。
12の実施例の変形である。
図14は、吐出し煙を濾過するためのユニットの斜視図
である。
である。
図15は、図12の喫煙者用具のもう１つ別の配置を示す
斜視図である。
斜視図である。
図16は、喫煙者用具を通って流れる空気流を図示する
ために、図12の喫煙者用具の斜視図のハウジングの一部
を取り除いた図である。
ために、図12の喫煙者用具の斜視図のハウジングの一部
を取り除いた図である。
図17は、副流煙フィルタカートリッジ組立体の分解斜
視図である。
視図である。
図18は、吐出し煙フィルタカートリッジ組立体の分解
斜視図である。
斜視図である。
図19は、喫煙者用具の中央本体部の斜視図である。
図20は、喫煙者用具の電子プロセス制御部品を示す概
略図である。
略図である。
図21は、副流煙フィルタカートリッジ用の巻きタバコ
ホルダの端面図である。
ホルダの端面図である。
図22は、副流煙フィルタカートリッジの巻きタバコ筒
の断面図である。
の断面図である。
図23は、火のついている巻きタバコが入れられる巻き
タバコ筒を示す縦断面図である。
タバコ筒を示す縦断面図である。
図24は、図12の喫煙者用具の水平断面図である。
図25及び26は、喫煙者用具から取り出した巻きタバコ
を識別するために用いられる袋の斜視図である。
を識別するために用いられる袋の斜視図である。
図27は、副流煙フィルタカートリッジの断面図であ
る。
る。
図28は、図27のフィルタ部材及び巻きタバコ筒の拡大
断面図である。
断面図である。
図29は、吐出し煙フィルタカートリッジの断面図であ
る。
る。
図30は、吐出し煙フィルタカートリッジの端部の拡大
図である。
図である。
定義
本発明の様々な実施例の検討を容易にするため、これ
らの実施例の様々な側面に関して以下の定義を与える。
らの実施例の様々な側面に関して以下の定義を与える。
吐出し煙とは、巻きタバコを喫煙している間に喫煙者
によって吐き出される巻きタバコの煙を意味する。
によって吐き出される巻きタバコの煙を意味する。
気体成分とは、微粒子成分以外の巻きタバコの煙の成
分であって、これが空気流の中に存在すれば、巻きタバ
コの不快な臭気を発する成分である。
分であって、これが空気流の中に存在すれば、巻きタバ
コの不快な臭気を発する成分である。
低い圧力降下とは、ある物質が空気の流れに対して透
過性があり、ファンの寸法とその出力、吐出し圧が喫煙
者用具を手で保持できる程度であるほど充分に、この物
質を通過するときの空気流の圧力降下が低いことをい
う。精度設計を最適化するために、低い圧力降下は約10
mmH2Oより小さいことが好ましい。
過性があり、ファンの寸法とその出力、吐出し圧が喫煙
者用具を手で保持できる程度であるほど充分に、この物
質を通過するときの空気流の圧力降下が低いことをい
う。精度設計を最適化するために、低い圧力降下は約10
mmH2Oより小さいことが好ましい。
マイクロ繊維とは、平均直径が約10ミクロン以下の繊
維を指す。
維を指す。
空気流に対する最小限の抵抗とは、フィルタ材または
これと同様なものが、これを通過する空気に対して非常
に低い圧力降下を与えることをいう。
これと同様なものが、これを通過する空気に対して非常
に低い圧力降下を与えることをいう。
非透過性とは、所定の成分の流れがその物質を通過で
きないことを意味する。例えば、ある物質が煙の微粒子
に対して非透過性であれば、煙の微粒子はこの物質を通
り抜けることを妨げられるが、例えば空気はこの物質を
通り抜けることができる。
きないことを意味する。例えば、ある物質が煙の微粒子
に対して非透過性であれば、煙の微粒子はこの物質を通
り抜けることを妨げられるが、例えば空気はこの物質を
通り抜けることができる。
微粒子成分とは、微粒子の形態で存在し、かつ通常は
１ミクロンを越えず、そして標準的には約0.1から0.6ミ
クロンの範囲の大きさである巻きタバコの煙の可視およ
び不可視の成分を指す。
１ミクロンを越えず、そして標準的には約0.1から0.6ミ
クロンの範囲の大きさである巻きタバコの煙の可視およ
び不可視の成分を指す。
透過性とは、空気を通過させられる孔、流路またはこ
れと同様なものを有していて、その物質が充分に開放的
であることをいう。
れと同様なものを有していて、その物質が充分に開放的
であることをいう。
副流煙とは、火のついている巻きタバコから立ち昇る
巻きタバコの煙を指す。
巻きタバコの煙を指す。
ほぼ全てとは、巻きタバコから発生する微粒子成分ま
たは気体成分の除去に関して、少なくとも嗅覚で検知可
能な可視の成分または気体の成分がほとんど残留してい
ないことをいう。
たは気体成分の除去に関して、少なくとも嗅覚で検知可
能な可視の成分または気体の成分がほとんど残留してい
ないことをいう。
適宜なマイクロ繊維を形成する組成物には、マイクロ
繊維に形成でき、そして巻きタバコの煙に接触しても、
その構造と機能特性を維持する物質が含まれる。
繊維に形成でき、そして巻きタバコの煙に接触しても、
その構造と機能特性を維持する物質が含まれる。
筒または筒状とは、例えば、円形、長方形、正方形、
三角形、楕円形、多辺形（５辺以上）等、所望の横断面
形の側壁を有する細長くて中空の物を指す。
三角形、楕円形、多辺形（５辺以上）等、所望の横断面
形の側壁を有する細長くて中空の物を指す。
幾つかの好ましい実施例の詳細な説明
幾つかの図面には、本発明の一実施例による喫煙者用
具10が図示されている。この喫煙者には複数室の密封容
器12が含まれており、この容器内で巻きタバコから発生
するほとんど全ての煙、すなわち喫煙者により巻きタバ
コから吸引される煙も副流煙もともに空気を大気に放出
する前に除去される。
具10が図示されている。この喫煙者には複数室の密封容
器12が含まれており、この容器内で巻きタバコから発生
するほとんど全ての煙、すなわち喫煙者により巻きタバ
コから吸引される煙も副流煙もともに空気を大気に放出
する前に除去される。
密封容器12は、結合し組立てられている幾つかの部分
から成っており、これらの部分は組立てを容易にするた
めに成形品であってもよい。この組立体には、中間のカ
バー部材16と結合されている中央部14が含まれる。組み
立てられた中央部14とカバー部材16は、この喫煙装置の
電子部品子に電力を供給するための１つまたは複数の電
池20を収めている空所18を形成する。この電池20は、使
い捨てタイプか、または、電池交換のために分解しなけ
ればならないようなことを避けるため再充電可能なタイ
プにすることができる。適宜な充電装置により電池20を
充電できるように、喫煙者用具である喫煙装置10の底壁
に充電端子25を備えることもできる。このような充電装
置は、例えば図10に示されているような台の形状でよ
い。この充電装置21は喫煙者用具10を受けて保持する受
け台23を有している。この用具が受け台23上にある時、
アクセサリの外側の端子25は充電装置21の充電端子27に
接触している。受け台23は架台15によりベース13に支え
られている。架台15は図10に示されているように低くて
もよいし、受け台23を高くするために高くしてもよい。
受け台を高くすることは、喫煙者用具を「手放しで」使
うことが望ましい時に、状況次第で有用になる。この架
台は、ベースが机の上にある時には、用具を口の高さに
位置させることができる。喫煙者がこのユニット10を
「手放しで」使うことができるように、このベースと架
台は十分安定している。
から成っており、これらの部分は組立てを容易にするた
めに成形品であってもよい。この組立体には、中間のカ
バー部材16と結合されている中央部14が含まれる。組み
立てられた中央部14とカバー部材16は、この喫煙装置の
電子部品子に電力を供給するための１つまたは複数の電
池20を収めている空所18を形成する。この電池20は、使
い捨てタイプか、または、電池交換のために分解しなけ
ればならないようなことを避けるため再充電可能なタイ
プにすることができる。適宜な充電装置により電池20を
充電できるように、喫煙者用具である喫煙装置10の底壁
に充電端子25を備えることもできる。このような充電装
置は、例えば図10に示されているような台の形状でよ
い。この充電装置21は喫煙者用具10を受けて保持する受
け台23を有している。この用具が受け台23上にある時、
アクセサリの外側の端子25は充電装置21の充電端子27に
接触している。受け台23は架台15によりベース13に支え
られている。架台15は図10に示されているように低くて
もよいし、受け台23を高くするために高くしてもよい。
受け台を高くすることは、喫煙者用具を「手放しで」使
うことが望ましい時に、状況次第で有用になる。この架
台は、ベースが机の上にある時には、用具を口の高さに
位置させることができる。喫煙者がこのユニット10を
「手放しで」使うことができるように、このベースと架
台は十分安定している。
喫煙装置10の下面には、符号29として点線で示されて
いるオンオフスイッチを、ファン24及び本装置の他の電
気部品を活動状態にしたりまた非活動状態にするために
設置することができ、またこの喫煙装置10の状態を視覚
的に示すために発光ダイオード灯を設置してもよい。
いるオンオフスイッチを、ファン24及び本装置の他の電
気部品を活動状態にしたりまた非活動状態にするために
設置することができ、またこの喫煙装置10の状態を視覚
的に示すために発光ダイオード灯を設置してもよい。
組み立てられた中央部14はもう１つの空所22も形成
し、この空所には以下により詳細に説明されているよう
に、密封容器12を通して空気を吸引するためのファン24
が配置されている。
し、この空所には以下により詳細に説明されているよう
に、密封容器12を通して空気を吸引するためのファン24
が配置されている。
吸込部と吐出し部を含む左側と右側の組立体26、28は
それぞれ、密封容器12を形成する各組立体要素に備えら
れているスナップ嵌め取付け部材を互いに嵌合させるこ
とによって、中央部14の中央の細長い立方体の組立体と
カバー部材16に取り付けられている。このようにして形
成されている密閉容器12は、ほぼ楕円形の横断面を有し
（図３及び４参照）、そして喫煙者による本装置10の快
適な使用を可能にする簡便な寸法と形状をなしている。
それぞれ、密封容器12を形成する各組立体要素に備えら
れているスナップ嵌め取付け部材を互いに嵌合させるこ
とによって、中央部14の中央の細長い立方体の組立体と
カバー部材16に取り付けられている。このようにして形
成されている密閉容器12は、ほぼ楕円形の横断面を有し
（図３及び４参照）、そして喫煙者による本装置10の快
適な使用を可能にする簡便な寸法と形状をなしている。
左側組立体26は中央部14とともに密閉のチャンバ30を
形成し、その中に、前端35の開口33を通して副流煙フィ
ルタカートリッジ32（図５及び７）が収納されている。
右側組立体28は中央部14とともに更に密封のチャンバ34
を形成し、この中に、前端37の開口38を通して吐出し煙
フィルタカートリッジ36（図６）が収納されている。フ
ァン24は密閉のチャンバ30から空気及びその他の気体を
吸引し、密閉のチャンバ34に送るために配置されてい
る。密閉のチャンバ34は、排気密閉のチャンバ40の前に
あり、このチャンバは、全体の密閉容器12から気体を排
出するためにその側壁に一連のスロット42を有してい
る。更に、密閉容器12から濾過された空気を排出するに
先立って、気体成分から生じる悪臭を最終的に除去する
ものとしてカーボンフィルタのようなフィルタ部材44が
設置されている。フィルタ部材44とは切り離されてまた
はこれとともに、適宜な芳香で空気を新鮮にするため
に、出口のスロットに追加の要素を取付けることができ
る。芳香は揮発性の芳香剤を含む交換可能な適宜なスポ
ンジまたは同様なものによって発生させればよい。
形成し、その中に、前端35の開口33を通して副流煙フィ
ルタカートリッジ32（図５及び７）が収納されている。
右側組立体28は中央部14とともに更に密封のチャンバ34
を形成し、この中に、前端37の開口38を通して吐出し煙
フィルタカートリッジ36（図６）が収納されている。フ
ァン24は密閉のチャンバ30から空気及びその他の気体を
吸引し、密閉のチャンバ34に送るために配置されてい
る。密閉のチャンバ34は、排気密閉のチャンバ40の前に
あり、このチャンバは、全体の密閉容器12から気体を排
出するためにその側壁に一連のスロット42を有してい
る。更に、密閉容器12から濾過された空気を排出するに
先立って、気体成分から生じる悪臭を最終的に除去する
ものとしてカーボンフィルタのようなフィルタ部材44が
設置されている。フィルタ部材44とは切り離されてまた
はこれとともに、適宜な芳香で空気を新鮮にするため
に、出口のスロットに追加の要素を取付けることができ
る。芳香は揮発性の芳香剤を含む交換可能な適宜なスポ
ンジまたは同様なものによって発生させればよい。
副流煙フィルタカートリッジ32は密閉のチャンバ30内
に縦に延びており、巻きタバコホルダを含む取り付け部
材子46を有している。このカートリッジ32は取付け部材
子46内に取り付けられ、そしてそれ自体は開口33に設置
されている。取付け部材46にはこれを貫通する一連の小
孔48があり、副流煙フィルタカートリッジ32の内部に空
気を流通させている。副流煙フィルタカートリッジ32内
に巻きタバコを保持するために巻きタバコホルダ50が取
付け部材46内に取り付けられており、そしてこのホルダ
50の外側には巻きタバコのフィルタチップが突出してい
る。巻きタバコはそのフィルタチップより通常の方法で
喫煙されることが好ましい。フィルタチップを含む巻き
タバコは、巻きタバコ筒の中に入れられ。マウスピース
を備えた適宜な巻きタバコホルダを取付け部材46内に取
付けることもできる。この場合、使用者はこのマウスピ
ースを通して火のついている巻きタバコを吸う。
に縦に延びており、巻きタバコホルダを含む取り付け部
材子46を有している。このカートリッジ32は取付け部材
子46内に取り付けられ、そしてそれ自体は開口33に設置
されている。取付け部材46にはこれを貫通する一連の小
孔48があり、副流煙フィルタカートリッジ32の内部に空
気を流通させている。副流煙フィルタカートリッジ32内
に巻きタバコを保持するために巻きタバコホルダ50が取
付け部材46内に取り付けられており、そしてこのホルダ
50の外側には巻きタバコのフィルタチップが突出してい
る。巻きタバコはそのフィルタチップより通常の方法で
喫煙されることが好ましい。フィルタチップを含む巻き
タバコは、巻きタバコ筒の中に入れられ。マウスピース
を備えた適宜な巻きタバコホルダを取付け部材46内に取
付けることもできる。この場合、使用者はこのマウスピ
ースを通して火のついている巻きタバコを吸う。
副流煙および／または吐出し煙を濾過するために、様
々なフィルタユニットが利用可能である。密閉のチャン
バ30、34および40内にフィルタブロックを配置すること
も可能で、この場合、副流煙及び吐出し煙はこのフィル
タブロックを通って流れる。しかし、このようなシステ
ムは通常、煙の流れをフィルタブロックに向けるために
プラスチックの部品を必要とする。これらのシステムは
有用であるが、煙をフィルタブロックに導くためのプラ
スチックの部品は汚染され、時々清掃する必要がある。
本発明の好ましい側面によれば、副流煙の場合は巻きタ
バコから、また吐出し煙の場合は利用者から煙が発せら
れると、そのほとんど直後に副流煙フィルタも吐出し煙
フィルタも共に煙に対して、濾過作用を発揮することが
好ましい。したがって、副流煙と吐出し煙の濾過を行う
ために、図５、６、27および29に示されている筒状タイ
プのフィルタカートリッジを使用することが、好まし
い。この好ましい筒状のフィルタは、 年
月 日に提出された、本出願人により共同出願中の米
国特許出願第 号に詳細に示されてお
り、その内容は当文書に参考として挿入されている。こ
の喫煙者のアクセサリの様々な側面の検討を容易にする
ために、以下にフィルタの簡単な説明を行う。
々なフィルタユニットが利用可能である。密閉のチャン
バ30、34および40内にフィルタブロックを配置すること
も可能で、この場合、副流煙及び吐出し煙はこのフィル
タブロックを通って流れる。しかし、このようなシステ
ムは通常、煙の流れをフィルタブロックに向けるために
プラスチックの部品を必要とする。これらのシステムは
有用であるが、煙をフィルタブロックに導くためのプラ
スチックの部品は汚染され、時々清掃する必要がある。
本発明の好ましい側面によれば、副流煙の場合は巻きタ
バコから、また吐出し煙の場合は利用者から煙が発せら
れると、そのほとんど直後に副流煙フィルタも吐出し煙
フィルタも共に煙に対して、濾過作用を発揮することが
好ましい。したがって、副流煙と吐出し煙の濾過を行う
ために、図５、６、27および29に示されている筒状タイ
プのフィルタカートリッジを使用することが、好まし
い。この好ましい筒状のフィルタは、 年
月 日に提出された、本出願人により共同出願中の米
国特許出願第 号に詳細に示されてお
り、その内容は当文書に参考として挿入されている。こ
の喫煙者のアクセサリの様々な側面の検討を容易にする
ために、以下にフィルタの簡単な説明を行う。
図5A及び5Bの副流煙フィルタカートリッジ32には、厚
紙またはこれと同様な安価な材料の筒52が含まれてい
て、その中には喫煙される巻きタバコと、巻きタバコの
煙のフィルタ材組立体であって一端が閉鎖されている筒
状のフィルタ部材54とが収められており、この組立体は
巻きタバコのフィルタチップを包む紙56のような簡便な
方法で厚紙の筒52に接着されている。
紙またはこれと同様な安価な材料の筒52が含まれてい
て、その中には喫煙される巻きタバコと、巻きタバコの
煙のフィルタ材組立体であって一端が閉鎖されている筒
状のフィルタ部材54とが収められており、この組立体は
巻きタバコのフィルタチップを包む紙56のような簡便な
方法で厚紙の筒52に接着されている。
このフィルタ部材54を含むフィルタ材には、フィルタ
カートリッジ32内に収められている火のついている巻き
タバコの副流煙からほぼ全ての微粒子物質を取り除き、
その結果、巻きタバコのほぼ見えない気体成分しか通過
させない、高性能で低い圧力降下の煙フィルタ材58が含
まれていることが好ましい。
カートリッジ32内に収められている火のついている巻き
タバコの副流煙からほぼ全ての微粒子物質を取り除き、
その結果、巻きタバコのほぼ見えない気体成分しか通過
させない、高性能で低い圧力降下の煙フィルタ材58が含
まれていることが好ましい。
高性能で低い圧力降下の煙草の煙のフィルタ材58はマ
イクロ繊維材から成ることが好ましい。このような繊維
の素材は一般的に、その長さにそって約0.5から約10ミ
クロンまでの範囲の均一な直径を有する。この材料にお
ける所望の圧力降下は、様々な周知の技術によって、例
えば圧力検知装置を用いmmH2Oの測定値に換算すること
によって定められ、測定される。このフィルタ材は約５
から10mmH2Oの範囲の低い圧力降下を示すことが望まし
い。別の圧力降下測定法は、コルセタ単位である。本発
明のフィルタは約10,000コルセタ単位の範囲のコルセタ
定格を有していなければならない。
イクロ繊維材から成ることが好ましい。このような繊維
の素材は一般的に、その長さにそって約0.5から約10ミ
クロンまでの範囲の均一な直径を有する。この材料にお
ける所望の圧力降下は、様々な周知の技術によって、例
えば圧力検知装置を用いmmH2Oの測定値に換算すること
によって定められ、測定される。このフィルタ材は約５
から10mmH2Oの範囲の低い圧力降下を示すことが望まし
い。別の圧力降下測定法は、コルセタ単位である。本発
明のフィルタは約10,000コルセタ単位の範囲のコルセタ
定格を有していなければならない。
フィルタ部材54内のマイクロ繊維のフィルタ材は約0.
3〜約6mmの厚みで、そして約0.1〜約3mmの範囲のシート
厚に対して約5g/m2〜約500g/m2のパッキング重量を有し
ている。フィルタ材58は支持なしで用いられてもよい
し、あるいは適宜な方法、例えばマイクロ繊維に会う前
に副流煙の最初の濾過を行う粗いフィルタ材60の内側層
によって、フィルタ部材54内に支持されてもよい。マイ
クロ繊維のフィルタ部材54の外表面は、図5Aに示されて
いるように、62の所でシールを形成するような方法で襞
（ひだ）を付けられるか、あるいは束ねられるかして、
適宜な透過性のメッシュ材59により支持されてもよい。
3〜約6mmの厚みで、そして約0.1〜約3mmの範囲のシート
厚に対して約5g/m2〜約500g/m2のパッキング重量を有し
ている。フィルタ材58は支持なしで用いられてもよい
し、あるいは適宜な方法、例えばマイクロ繊維に会う前
に副流煙の最初の濾過を行う粗いフィルタ材60の内側層
によって、フィルタ部材54内に支持されてもよい。マイ
クロ繊維のフィルタ部材54の外表面は、図5Aに示されて
いるように、62の所でシールを形成するような方法で襞
（ひだ）を付けられるか、あるいは束ねられるかして、
適宜な透過性のメッシュ材59により支持されてもよい。
厚紙の筒52は、この筒が燃える可能性を最小限にする
ためと、また巻きタバコの煙からでる凝縮物を吸収し、
その結果として臭気の除去を助けるために、木炭または
これと同様なもののライニング64を備えていることが望
ましい。
ためと、また巻きタバコの煙からでる凝縮物を吸収し、
その結果として臭気の除去を助けるために、木炭または
これと同様なもののライニング64を備えていることが望
ましい。
使い捨ての副流煙フィルタカートリッジ32は、１本か
ら数本の巻きタバコを喫煙するために使用し、その後に
引き抜いて捨てるようになっている。この組立体を筒状
にしたのは、本装置の構造要素が巻きタバコの煙から出
る凝縮物にほぼ完全に接触せず本装置が清掃の必要なく
再使用できるように、副流煙が本装置の他の部分に触れ
る前に濾過されるようにするためである。
ら数本の巻きタバコを喫煙するために使用し、その後に
引き抜いて捨てるようになっている。この組立体を筒状
にしたのは、本装置の構造要素が巻きタバコの煙から出
る凝縮物にほぼ完全に接触せず本装置が清掃の必要なく
再使用できるように、副流煙が本装置の他の部分に触れ
る前に濾過されるようにするためである。
吐出し煙フィルタカートリッジ36には、上述したフィ
ルタ部材54と同様な煙草の煙のフィルタ材の細長い組立
体65が含まれており、このフィルタ材には、吐出し煙か
らほぼ全ての微粒子物質を取り除き、その結果、巻きタ
バコのほぼ見えない気体成分しか通過させない、高性能
の低い圧力降下の煙フィルタ材66が含まれていることが
好ましい。フィルタ部材54として、上述した低い圧力降
下のフィルタ材を用いることができる。煙草の煙のフィ
ルタ材の細長い組立体であるフィルタ部材65を支持する
ために、粗いフィルタ材68の内側層と、吐出し煙フィル
タカートリッジ36のために襞を付けられている閉鎖端70
を供する外側の透過性のメッシュ材67とが備えられてい
る。吐出し煙フィルタに吐き出される煙はフィルタを通
って半径方向に移動するように、閉鎖端70はフィルタの
端末を密閉している。煙草の煙のフィルタ材68は支持な
しでも用いることができる。
ルタ部材54と同様な煙草の煙のフィルタ材の細長い組立
体65が含まれており、このフィルタ材には、吐出し煙か
らほぼ全ての微粒子物質を取り除き、その結果、巻きタ
バコのほぼ見えない気体成分しか通過させない、高性能
の低い圧力降下の煙フィルタ材66が含まれていることが
好ましい。フィルタ部材54として、上述した低い圧力降
下のフィルタ材を用いることができる。煙草の煙のフィ
ルタ材の細長い組立体であるフィルタ部材65を支持する
ために、粗いフィルタ材68の内側層と、吐出し煙フィル
タカートリッジ36のために襞を付けられている閉鎖端70
を供する外側の透過性のメッシュ材67とが備えられてい
る。吐出し煙フィルタに吐き出される煙はフィルタを通
って半径方向に移動するように、閉鎖端70はフィルタの
端末を密閉している。煙草の煙のフィルタ材68は支持な
しでも用いることができる。
カートリッジ36の内部に向けての煙の吐出しを容易に
するため、交換可能なマウスピース72が備えられてい
る。マウスピースホルダ74は、適当な方法、例えば巻き
タバコのフィルタチップを包む紙76によってフィルタ構
造65に連結されている。このような低い圧力降下の濾過
材を用いることによって、吐出しの抵抗がほとんどなく
なり、その結果、このフィルタを通す喫煙者の吐出しは
正常な吐出し動作と近いものになる。濾過された吐出し
煙は、密閉のチャンバ34の側壁内のスロッ42を通って排
出される。吐出し煙フィルタカートリッジ36の構造は、
副流煙フィルタカートリッジ32と同様な寸法になってい
る。取付け部材の構造は、副流煙フィルタのための取付
け部材と同様な設計になっている。吐出し煙フィルタカ
ートリッジ36の寸法はまた、様々な構成要素の有効なパ
ッキングを容易にするために巻きタバコ筒52の内側に嵌
め込む寸法にすることもできる。
するため、交換可能なマウスピース72が備えられてい
る。マウスピースホルダ74は、適当な方法、例えば巻き
タバコのフィルタチップを包む紙76によってフィルタ構
造65に連結されている。このような低い圧力降下の濾過
材を用いることによって、吐出しの抵抗がほとんどなく
なり、その結果、このフィルタを通す喫煙者の吐出しは
正常な吐出し動作と近いものになる。濾過された吐出し
煙は、密閉のチャンバ34の側壁内のスロッ42を通って排
出される。吐出し煙フィルタカートリッジ36の構造は、
副流煙フィルタカートリッジ32と同様な寸法になってい
る。取付け部材の構造は、副流煙フィルタのための取付
け部材と同様な設計になっている。吐出し煙フィルタカ
ートリッジ36の寸法はまた、様々な構成要素の有効なパ
ッキングを容易にするために巻きタバコ筒52の内側に嵌
め込む寸法にすることもできる。
喫煙装置10は、同一のユニット内で副流煙と吐出し煙
との双方を処理する構造になっているが、吐出し煙の捕
捉に関する構成要素を取り除くことによって、副流煙の
処理だけを行う構造を供することも可能である。このよ
うな場合、吐出し煙は周囲環境に排出されるか、または
図14の実施例について説明されたように、排出に先立っ
て吐出し煙を濾過するために、別個の装置を備えること
もできる。またその外、図示されている装置は、開口38
が封ぜられているものも用いることができる。
との双方を処理する構造になっているが、吐出し煙の捕
捉に関する構成要素を取り除くことによって、副流煙の
処理だけを行う構造を供することも可能である。このよ
うな場合、吐出し煙は周囲環境に排出されるか、または
図14の実施例について説明されたように、排出に先立っ
て吐出し煙を濾過するために、別個の装置を備えること
もできる。またその外、図示されている装置は、開口38
が封ぜられているものも用いることができる。
ハウジング12内でファン24は、巻きタバコ筒の取付け
部材子46の孔48、及び図７に示されているような筒52を
通して新鮮な空気を本ユニットに吸引する。巻きタバコ
筒の取付け部材子46は、この筒52の外径より幾分大きい
内径を有する円形の窪み45を有している。よって、取付
け部材46内に筒を摩擦嵌めするために、取付け部材子46
は筒の端53の上挿入される。火のついている巻きタバコ
は巻きタバコホルダ50によって巻きタバコ筒に保持され
る。入ってくる空気は火のついている巻きタバコに触
れ、そしてフィルタ部材54を通って密閉のチャンバ30に
入る。フィルタのチャンバ54は火のついている巻きタバ
コの近辺から副流煙を除去し、そしてフィルタも同様で
ある。濾過された空気は活性化炭フィルタ44を通って喫
煙装置10から排出される。フィルタカートリッジ32を通
る空気流は、副流煙を除去するのと同じ様に、筒52内の
巻きタバコを正しく燃焼させるために適宜に新鮮な空気
を供給し、紙の焼け焦げを防ぎかつ巻きタバコを喫煙し
ている間に喫煙者がこの密閉容器から熱い空気を吸引し
ないように、巻きタバコの周囲の熱を低下させる。こう
した配置によって、この喫煙装置10で巻きタバコを吸え
ば、正常な喫煙と同じ味の提供が確保される。
部材子46の孔48、及び図７に示されているような筒52を
通して新鮮な空気を本ユニットに吸引する。巻きタバコ
筒の取付け部材子46は、この筒52の外径より幾分大きい
内径を有する円形の窪み45を有している。よって、取付
け部材46内に筒を摩擦嵌めするために、取付け部材子46
は筒の端53の上挿入される。火のついている巻きタバコ
は巻きタバコホルダ50によって巻きタバコ筒に保持され
る。入ってくる空気は火のついている巻きタバコに触
れ、そしてフィルタ部材54を通って密閉のチャンバ30に
入る。フィルタのチャンバ54は火のついている巻きタバ
コの近辺から副流煙を除去し、そしてフィルタも同様で
ある。濾過された空気は活性化炭フィルタ44を通って喫
煙装置10から排出される。フィルタカートリッジ32を通
る空気流は、副流煙を除去するのと同じ様に、筒52内の
巻きタバコを正しく燃焼させるために適宜に新鮮な空気
を供給し、紙の焼け焦げを防ぎかつ巻きタバコを喫煙し
ている間に喫煙者がこの密閉容器から熱い空気を吸引し
ないように、巻きタバコの周囲の熱を低下させる。こう
した配置によって、この喫煙装置10で巻きタバコを吸え
ば、正常な喫煙と同じ味の提供が確保される。
喫煙者は吐出し煙フィルタカートリッジ36を通して巻
きタバコの煙を吐き出す。フィルタ部材65を通過して濾
過された煙は活性炭フィルタ44を通してから排出され
る。この喫煙装置10は副流煙と吐出し煙の濾過を分離し
て行うようになっているが、副流煙と吐出し煙がハウジ
ング内の同一のフィルタ部材で濾過される構造にするこ
とも可能である。
きタバコの煙を吐き出す。フィルタ部材65を通過して濾
過された煙は活性炭フィルタ44を通してから排出され
る。この喫煙装置10は副流煙と吐出し煙の濾過を分離し
て行うようになっているが、副流煙と吐出し煙がハウジ
ング内の同一のフィルタ部材で濾過される構造にするこ
とも可能である。
図８には、異なる方向と配置の幾つかの貫通する小孔
48を有している様々な取付け部材46の構造と、喫煙装置
10に用いられる様々な巻きタバコホルダ50の構造とが示
されている。巻きタバコホルダ50と取付け部材46はま
た、一体構造になっている。
48を有している様々な取付け部材46の構造と、喫煙装置
10に用いられる様々な巻きタバコホルダ50の構造とが示
されている。巻きタバコホルダ50と取付け部材46はま
た、一体構造になっている。
図8A及び8Bに示されているように、取付け部材46には
その中央軸200に対して傾斜している小孔48がある。窪
み45への巻きタバコ筒の端末の挿入を容易にするため
に、窪み45はその入り口に細い面取り202が設けられて
いる。巻きタバコ筒は窪み45に沿ってスライドし、この
筒の端は窪み45のベース204に達する。取付け部材46の
外側には、副流煙フィルのカートリッジの前端35の開口
33内に摩擦嵌めの目的のために、環状の突出部206が設
けられている。
その中央軸200に対して傾斜している小孔48がある。窪
み45への巻きタバコ筒の端末の挿入を容易にするため
に、窪み45はその入り口に細い面取り202が設けられて
いる。巻きタバコ筒は窪み45に沿ってスライドし、この
筒の端は窪み45のベース204に達する。取付け部材46の
外側には、副流煙フィルのカートリッジの前端35の開口
33内に摩擦嵌めの目的のために、環状の突出部206が設
けられている。
巻きタバコホルダ50は取付け部材46の孔208に挿入さ
れる。この孔208は中心軸200から偏心している。図8Bに
示されているように、孔210の中心はある距離212だけ偏
っている。この偏りは、巻きタバコ筒内において巻きタ
バコ上の空気ののスペースを増加させるために、巻きタ
バコを巻きタバコ筒52の下部に配置させる。この偏り配
置の目的は、図21〜23に関する説明でより詳しく述べら
れる。
れる。この孔208は中心軸200から偏心している。図8Bに
示されているように、孔210の中心はある距離212だけ偏
っている。この偏りは、巻きタバコ筒内において巻きタ
バコ上の空気ののスペースを増加させるために、巻きタ
バコを巻きタバコ筒52の下部に配置させる。この偏り配
置の目的は、図21〜23に関する説明でより詳しく述べら
れる。
図8C〜8Gに示されているように、取付け部材子46の孔
208に配置される様々な巻きタバコホルダが供されてい
る。異なる様々な巻きタバコホルダの目的は、孔208内
に巻きタバコホルダを配置するのに様々な配置があるた
めばかりでなく、様々な直径の巻きタバコを挿入するた
めである。この巻きタバコホルダ50には、巻きタバコ筒
の中で更に巻きタバコを支えるクリップ部214が備えら
れている。このクリップ部214は図9D〜9Gで示されてい
るように、温度検知機能を持たせることもできる金属か
ら作ることができる。図8Dに示されているように、ホル
ダ50には、巻きタバコをホルダ50に挿入できるようにす
るために、テーパ面216がある。図8Eのホルダ50には、
巻きタバコ筒内の巻きタバコを支持するための他に、よ
り高い熱をホルダ50内の部分220に伝えるためにも備え
られている拡大したクリップ部218がある。
208に配置される様々な巻きタバコホルダが供されてい
る。異なる様々な巻きタバコホルダの目的は、孔208内
に巻きタバコホルダを配置するのに様々な配置があるた
めばかりでなく、様々な直径の巻きタバコを挿入するた
めである。この巻きタバコホルダ50には、巻きタバコ筒
の中で更に巻きタバコを支えるクリップ部214が備えら
れている。このクリップ部214は図9D〜9Gで示されてい
るように、温度検知機能を持たせることもできる金属か
ら作ることができる。図8Dに示されているように、ホル
ダ50には、巻きタバコをホルダ50に挿入できるようにす
るために、テーパ面216がある。図8Eのホルダ50には、
巻きタバコ筒内の巻きタバコを支持するための他に、よ
り高い熱をホルダ50内の部分220に伝えるためにも備え
られている拡大したクリップ部218がある。
図8F及び8Gの巻きタバコホルダ50は、円筒形のインサ
ート222、224を備えることができる。これらのインサー
トは巻きタバコ筒内の巻きタバコを支えるため、プラス
チック製または金属製である。
ート222、224を備えることができる。これらのインサー
トは巻きタバコ筒内の巻きタバコを支えるため、プラス
チック製または金属製である。
図8H及び8Iに示されているように、巻きタバコホルダ
50は取付け部材46に挿入され、それぞれの取付け部材46
の窪み45に金属のクリップ部214、218が配置されてい
る。図8J及び8Kも同様に、それぞれ図8F及び8Gの各巻き
タバコホルダ50が挿入されている。各巻きタバコホルダ
の肩226、228は、各取付け部材46の中にホルダを圧入す
るために用いられる。
50は取付け部材46に挿入され、それぞれの取付け部材46
の窪み45に金属のクリップ部214、218が配置されてい
る。図8J及び8Kも同様に、それぞれ図8F及び8Gの各巻き
タバコホルダ50が挿入されている。各巻きタバコホルダ
の肩226、228は、各取付け部材46の中にホルダを圧入す
るために用いられる。
図8L〜8Oでは、図8Lの取付け部材46における様々な孔
の構造が示されている。巻きタバコホルダを受ける孔20
8は中心軸200と同心になっている。新鮮な空気の吸気口
48は中心軸200に対して傾斜しており、この場合これら
の吸気口は取付け部材46の外側から離れる方向に収束し
ている。孔208の中央位置は図8Mによく分かるように示
されていて、そこでは新鮮な空気の吸気口48は中心軸20
0と同軸になるように配置されている。図8Nでは、新鮮
な空気の吸気口48は中心軸200に対して傾斜している
が、ただし取付け部材46の内側から離れる方向に収束し
ている。図8Oでは、再び新鮮な空気の吸気口48は中心軸
200と同軸になっているが、ただし中心軸200と平行に延
びいて収束していない。新鮮な空気の吸気口48の様々な
方向は、新鮮な空気が巻きタバコの筒に入るように新鮮
な空気に指向性のある流れをある程度まで与えている。
巻きタバコ筒に沿って流れる新鮮な空気の流量に従っ
て、巻きタバコの筒の冷却度を高めるために、巻きタバ
コの筒の面にそって外側方向に新鮮な空気を導くことが
望ましいか、もしくは巻きタバコの紙の焼け焦げを最小
にするために新鮮な空気を巻きタバコに方に導くのが望
ましいか、いずれかにする。巻きタバコホルダは取付け
部材46の外側よりほんの少ししか出ていないという点
も、評価されるべきである。こうした構造のため、使用
者の唇とフィルタチップが接触できるように、使用者は
ホルダの先に十分にフィルタチップを出すことができ
る。
の構造が示されている。巻きタバコホルダを受ける孔20
8は中心軸200と同心になっている。新鮮な空気の吸気口
48は中心軸200に対して傾斜しており、この場合これら
の吸気口は取付け部材46の外側から離れる方向に収束し
ている。孔208の中央位置は図8Mによく分かるように示
されていて、そこでは新鮮な空気の吸気口48は中心軸20
0と同軸になるように配置されている。図8Nでは、新鮮
な空気の吸気口48は中心軸200に対して傾斜している
が、ただし取付け部材46の内側から離れる方向に収束し
ている。図8Oでは、再び新鮮な空気の吸気口48は中心軸
200と同軸になっているが、ただし中心軸200と平行に延
びいて収束していない。新鮮な空気の吸気口48の様々な
方向は、新鮮な空気が巻きタバコの筒に入るように新鮮
な空気に指向性のある流れをある程度まで与えている。
巻きタバコ筒に沿って流れる新鮮な空気の流量に従っ
て、巻きタバコの筒の冷却度を高めるために、巻きタバ
コの筒の面にそって外側方向に新鮮な空気を導くことが
望ましいか、もしくは巻きタバコの紙の焼け焦げを最小
にするために新鮮な空気を巻きタバコに方に導くのが望
ましいか、いずれかにする。巻きタバコホルダは取付け
部材46の外側よりほんの少ししか出ていないという点
も、評価されるべきである。こうした構造のため、使用
者の唇とフィルタチップが接触できるように、使用者は
ホルダの先に十分にフィルタチップを出すことができ
る。
図に示されているタイプの喫煙装置について実験して
みると、火種が巻きタバコホルダ50の開口に近づいた状
態で巻きタバコを吸えば、非常に熱くて不愉快なものと
なることが判明した。本喫煙装置の一側面において、筒
52内の火種の位置を検知して、喫煙者にこれ以上この巻
きタバコを吸わないようにという信号を発するための用
意がなされている。
みると、火種が巻きタバコホルダ50の開口に近づいた状
態で巻きタバコを吸えば、非常に熱くて不愉快なものと
なることが判明した。本喫煙装置の一側面において、筒
52内の火種の位置を検知して、喫煙者にこれ以上この巻
きタバコを吸わないようにという信号を発するための用
意がなされている。
図9A〜9Cには、一つのアプローチが図示されており、
ここでは薄いＵ字型の温度検知器78が取付け部材46の溝
230に嵌め込まれている。この温度検知器78は、温度の
上昇を検知すると、喫煙者に聴覚かまたは視覚による警
報を発するように、このシステムの電子部品に信号を送
る。
ここでは薄いＵ字型の温度検知器78が取付け部材46の溝
230に嵌め込まれている。この温度検知器78は、温度の
上昇を検知すると、喫煙者に聴覚かまたは視覚による警
報を発するように、このシステムの電子部品に信号を送
る。
図9D〜9Gでは、巻きタバコホルダ／取付け部材46に取
付けるためのバイメタル板80が示されている。バイメタ
ル板80は懸垂タブ234を備えているリング部232を持つ。
リング部232はクリップ214の肩236上に嵌め込まれてい
る。クリップとリングを付けた巻きタバコホルダ50は、
取付け部材46の外面238に下がっている懸垂タブ234と共
に孔208内に嵌め込まれる。このクリップ214は、クリッ
プ214に沿ってショルダ236に導かれる巻きタバコの燃え
さしの熱を前もって検知し、バイメタル板80に伝達す
る。タブ234の温度が上昇すると、タブ234は外側に向か
って位置234aまで振れる。タブ234の位置変化は、「巻
きタバコの末端」を喫煙者に知らせる視覚による警告と
なり、喫煙されていた巻きタバコは、図26で説明される
方法で捨てることが好ましい。
付けるためのバイメタル板80が示されている。バイメタ
ル板80は懸垂タブ234を備えているリング部232を持つ。
リング部232はクリップ214の肩236上に嵌め込まれてい
る。クリップとリングを付けた巻きタバコホルダ50は、
取付け部材46の外面238に下がっている懸垂タブ234と共
に孔208内に嵌め込まれる。このクリップ214は、クリッ
プ214に沿ってショルダ236に導かれる巻きタバコの燃え
さしの熱を前もって検知し、バイメタル板80に伝達す
る。タブ234の温度が上昇すると、タブ234は外側に向か
って位置234aまで振れる。タブ234の位置変化は、「巻
きタバコの末端」を喫煙者に知らせる視覚による警告と
なり、喫煙されていた巻きタバコは、図26で説明される
方法で捨てることが好ましい。
火種の位置は、側面組立体26の本体に配置された感温
性の化学物質によっても検知できる。これらの物質は、
火種が接近して巻きタバコホルダ50の温度上昇を検知す
ると、色を変える。その色によって温度を知らせる感温
性の帯板の一例は、米国特許第5,154,194号に記載され
ている。このような色彩の変化は側面組立体26の外側に
現れ、喫煙者に視覚上の警告を与える。
性の化学物質によっても検知できる。これらの物質は、
火種が接近して巻きタバコホルダ50の温度上昇を検知す
ると、色を変える。その色によって温度を知らせる感温
性の帯板の一例は、米国特許第5,154,194号に記載され
ている。このような色彩の変化は側面組立体26の外側に
現れ、喫煙者に視覚上の警告を与える。
喫煙装置10を使用するには、巻きタバコは喫煙者によ
って火がつけられ、そして巻きタバコホルダ50に入れら
れる。このホルダ50には、フィルタカートリッジ32と共
に組み立てられかつ開口33に取り付けられている取付け
部材46が備えられている。巻きタバコは通常、そのフィ
ルタを通して喫煙され、そして吐出し煙は吐出し煙フィ
ルタカートリッジ36を通して喫煙者により排出される。
排気ファンはオンオフスイッチにより作動される。
って火がつけられ、そして巻きタバコホルダ50に入れら
れる。このホルダ50には、フィルタカートリッジ32と共
に組み立てられかつ開口33に取り付けられている取付け
部材46が備えられている。巻きタバコは通常、そのフィ
ルタを通して喫煙され、そして吐出し煙は吐出し煙フィ
ルタカートリッジ36を通して喫煙者により排出される。
排気ファンはオンオフスイッチにより作動される。
別の実施例では、喫煙装置10に、このユニット内にあ
る間に巻きタバコに点火できるように、炎の出ないライ
ターを備えることもできる。この点に関しては、様々な
構造のライターが公知である。このような装置は一般的
に、燃料源と点火触媒を必要とし、その他に燃料と触媒
を接触させる手段も必要である。こうした装置の一つの
形態は図11に示されているが、この場合、熱を発生させ
るために空気ポンプを利用している。燃料セル240はポ
ンプ242と点火モジュール244を備えている。燃料セルは
喫煙者用具10内に適宜方法で配置され、活性化されると
巻きタバコの先端に熱い気体の流れを送り、これに点火
する。スイッチ246を放すと燃料セルは切られる。
る間に巻きタバコに点火できるように、炎の出ないライ
ターを備えることもできる。この点に関しては、様々な
構造のライターが公知である。このような装置は一般的
に、燃料源と点火触媒を必要とし、その他に燃料と触媒
を接触させる手段も必要である。こうした装置の一つの
形態は図11に示されているが、この場合、熱を発生させ
るために空気ポンプを利用している。燃料セル240はポ
ンプ242と点火モジュール244を備えている。燃料セルは
喫煙者用具10内に適宜方法で配置され、活性化されると
巻きタバコの先端に熱い気体の流れを送り、これに点火
する。スイッチ246を放すと燃料セルは切られる。
図20を参照して後により詳細に説明される電子機器を
喫煙装置10に設置することもできる。電子機器は、以下
の電子回路の駆動後、筒52内の温度が目標値に達した
時、自動的に排気ファンを起動させ、筒が動作温度を維
持している間は排気ファンの動作を維持し、巻きタバコ
が喫煙されているという視覚的または聴覚的な表示を行
わせ、そして巻きタバコが消えた後も、ユニットを冷却
しかつ清浄な外気をとり入れるために排気ファンの動作
を維持させることができる。
喫煙装置10に設置することもできる。電子機器は、以下
の電子回路の駆動後、筒52内の温度が目標値に達した
時、自動的に排気ファンを起動させ、筒が動作温度を維
持している間は排気ファンの動作を維持し、巻きタバコ
が喫煙されているという視覚的または聴覚的な表示を行
わせ、そして巻きタバコが消えた後も、ユニットを冷却
しかつ清浄な外気をとり入れるために排気ファンの動作
を維持させることができる。
図12から30までには、喫煙者用具の別の実施例が記載
されている。喫煙者用具80には、排気ファンを含む中央
本体82と、再充電可能な電池84と、ユニットをオン・オ
フするスイッチと、ユニットの動作を制御するための関
連した電子機器とが含まれている。副流煙フィルタカー
トリッジはハウジング86に収められている。使用者が巻
きタバコにその唇をつけ、そして通常の方法で吸うこと
ができるように、巻きタバコホルダ88は、フィルタチッ
プ92を露出させた状態で巻きタバコ90を保持する。使用
者の巻きタバコの吸引、もしくはファンのハウジングか
らの排気によりハウジング86内に生じた圧力の低下の均
衡を保つために、巻きタバコホルダ88には、副流煙フィ
ルタカートリッジ内に新鮮な空気を送る入口となる幾つ
かの小孔94が開けられている。
されている。喫煙者用具80には、排気ファンを含む中央
本体82と、再充電可能な電池84と、ユニットをオン・オ
フするスイッチと、ユニットの動作を制御するための関
連した電子機器とが含まれている。副流煙フィルタカー
トリッジはハウジング86に収められている。使用者が巻
きタバコにその唇をつけ、そして通常の方法で吸うこと
ができるように、巻きタバコホルダ88は、フィルタチッ
プ92を露出させた状態で巻きタバコ90を保持する。使用
者の巻きタバコの吸引、もしくはファンのハウジングか
らの排気によりハウジング86内に生じた圧力の低下の均
衡を保つために、巻きタバコホルダ88には、副流煙フィ
ルタカートリッジ内に新鮮な空気を送る入口となる幾つ
かの小孔94が開けられている。
吐出し煙フィルタカートリッジはハウジング96内に収
納されている。このハウジング96にはその側壁100に格
子98がある。マウスピース102には、吐出し煙フィルタ
が連結されている。使用者は、口をマウスピース102に
つけて、吐出し煙フィルタカートリッジに排気すること
ができる。ハウジング86内で濾過された副流煙はハウジ
ング96に排出される。それから、濾過された副流煙も濾
過された吐出し煙も、共に格子98を通り周囲に排出され
る。
納されている。このハウジング96にはその側壁100に格
子98がある。マウスピース102には、吐出し煙フィルタ
が連結されている。使用者は、口をマウスピース102に
つけて、吐出し煙フィルタカートリッジに排気すること
ができる。ハウジング86内で濾過された副流煙はハウジ
ング96に排出される。それから、濾過された副流煙も濾
過された吐出し煙も、共に格子98を通り周囲に排出され
る。
図13に示されているように、本発明の一実施例によっ
て、副流煙フィルタカートリッジとハウジング86と巻き
タバコホルダ88を有する喫煙者用具80の基本的な変形が
説明されている。中央本体82は再充電可能な電池を備え
ていて、上記の実施例と同じである。しかし、このユニ
ットは吐出しフィルタ部を有していない。その代わり
に、装飾的な格子104が中央本体82に連結されており、
そして格子開口部106を備え、これを通して濾過された
副流煙が排出される。この場合、使用者は単純に周囲に
煙を吐き出すか、または吐出し煙を濾過するために他方
の手に吐出し煙濾過装置を持ってこれを使用することも
できる。
て、副流煙フィルタカートリッジとハウジング86と巻き
タバコホルダ88を有する喫煙者用具80の基本的な変形が
説明されている。中央本体82は再充電可能な電池を備え
ていて、上記の実施例と同じである。しかし、このユニ
ットは吐出しフィルタ部を有していない。その代わり
に、装飾的な格子104が中央本体82に連結されており、
そして格子開口部106を備え、これを通して濾過された
副流煙が排出される。この場合、使用者は単純に周囲に
煙を吐き出すか、または吐出し煙を濾過するために他方
の手に吐出し煙濾過装置を持ってこれを使用することも
できる。
独立の吐出し煙濾過装置の一実施例が図14に示されて
いる。ハウジング108内に吐出し煙フィルタカートリッ
ジが収められている。このカートリッジはマウスピース
110に連結されている。ハウジング108の一方の側面には
格子112があり、他の側面は一様に平坦である。使用者
はこの吐出し煙フィルタ装置を簡単に片手に持つことが
でき、他方の手に副流煙フィルタ装置を持って使用する
ことができる。
いる。ハウジング108内に吐出し煙フィルタカートリッ
ジが収められている。このカートリッジはマウスピース
110に連結されている。ハウジング108の一方の側面には
格子112があり、他の側面は一様に平坦である。使用者
はこの吐出し煙フィルタ装置を簡単に片手に持つことが
でき、他方の手に副流煙フィルタ装置を持って使用する
ことができる。
副流煙フィルタ装置とは独立して吐出し煙フィルタカ
ートリッジを作用させるために、このような吐出し煙フ
ィルタカートリッジを図13の副流煙フィルタユニットの
一部に配置することもできる。図15に示すように、特に
この実施例によれば、喫煙者用具114は、副流煙フィル
タのために、ハウジング120から空気を吸引するファン
はもちろん再充電可能な電池118も収めている本体部116
を有している。他の実施例の場合と同様に、ハウジング
120はこれに固定されている巻きタバコホルダ122を有し
ている。本体部116内のファンは、小孔124から新鮮な空
気を吸引して巻きタバコ筒に送り、そしてこのファンは
それから、本体部116のすぐ近くの周囲に巻きタバコの
煙を排出する。吐出し煙フィルタは、マウスピース128
が取り付けられたハウジング126の中に収められてい
る。濾過された吐出し煙は格子130を通して周囲に排気
される。
ートリッジを作用させるために、このような吐出し煙フ
ィルタカートリッジを図13の副流煙フィルタユニットの
一部に配置することもできる。図15に示すように、特に
この実施例によれば、喫煙者用具114は、副流煙フィル
タのために、ハウジング120から空気を吸引するファン
はもちろん再充電可能な電池118も収めている本体部116
を有している。他の実施例の場合と同様に、ハウジング
120はこれに固定されている巻きタバコホルダ122を有し
ている。本体部116内のファンは、小孔124から新鮮な空
気を吸引して巻きタバコ筒に送り、そしてこのファンは
それから、本体部116のすぐ近くの周囲に巻きタバコの
煙を排出する。吐出し煙フィルタは、マウスピース128
が取り付けられたハウジング126の中に収められてい
る。濾過された吐出し煙は格子130を通して周囲に排気
される。
図13、14及び15は、本発明による喫煙者用具の設計と
使用の柔軟性を示している。
使用の柔軟性を示している。
図16に示されているような喫煙者用具80の破断図は、
ファンが濾過された副流煙を排出する方法をより詳細に
説明している。この副流煙フィルタカートリッジ86に
は、火のついている巻きタバコ90が置かれる巻きタバコ
筒132が含まれている。火のついている巻きタバコ133
は、煙草ホルダ88に入れることによって巻きタバコ筒13
2に挿入することができ、この巻きタバコホルダ88に
は、貫通している孔136が設けられたインサート134を有
し、これを通して巻きタバコ90は、巻きタバコ筒132の
中に配置するために押し込まれる。火のついている巻き
タバコ133は、フィルタチップ135だけがホルダ88から外
に出ている状態になるまで、巻きタバコ筒に押し込まれ
る。使用者は、矢印137の方向に煙を吸引するためにフ
ィルタチップ135から吸うことによって、正常な方法で
喫煙することができる。巻きタバコホルダ88には複数の
小孔138があって、ここから新鮮な空気が吸引される。
この新鮮な空気は、巻きタバコ90に沿い、燃えさし142
に向かって矢印140の方向に移動する。この新鮮な空気
は作動しているファン144によって小孔138を通って吸引
される。この新鮮な空気146によって捕捉された副流煙
は矢印150の方向に向かってフィルタ部材148を通って移
動し、更にハウジング86の内側に沿って矢印152の方向
に向かい、そして矢印154の方向のファン144の吸気口に
入る。煙は、微粒子物質を、また選択的に気体成分をも
濾過されるので、ファンはその排気口156を通して、ハ
ウジング96の格子98から空気を排出することができる。
もし、フィルタ部材148が微粒子物質を濾過して取り除
くだけならば、気体成分を取り除く第２のフィルタ部材
を備えることができる。第２のフィルタ部材は微粒子フ
ィルタのカートリッジ148の上に配置されるか、または
吐出し煙フィルタのハウジング96の格子98に設置するこ
とができる。
ファンが濾過された副流煙を排出する方法をより詳細に
説明している。この副流煙フィルタカートリッジ86に
は、火のついている巻きタバコ90が置かれる巻きタバコ
筒132が含まれている。火のついている巻きタバコ133
は、煙草ホルダ88に入れることによって巻きタバコ筒13
2に挿入することができ、この巻きタバコホルダ88に
は、貫通している孔136が設けられたインサート134を有
し、これを通して巻きタバコ90は、巻きタバコ筒132の
中に配置するために押し込まれる。火のついている巻き
タバコ133は、フィルタチップ135だけがホルダ88から外
に出ている状態になるまで、巻きタバコ筒に押し込まれ
る。使用者は、矢印137の方向に煙を吸引するためにフ
ィルタチップ135から吸うことによって、正常な方法で
喫煙することができる。巻きタバコホルダ88には複数の
小孔138があって、ここから新鮮な空気が吸引される。
この新鮮な空気は、巻きタバコ90に沿い、燃えさし142
に向かって矢印140の方向に移動する。この新鮮な空気
は作動しているファン144によって小孔138を通って吸引
される。この新鮮な空気146によって捕捉された副流煙
は矢印150の方向に向かってフィルタ部材148を通って移
動し、更にハウジング86の内側に沿って矢印152の方向
に向かい、そして矢印154の方向のファン144の吸気口に
入る。煙は、微粒子物質を、また選択的に気体成分をも
濾過されるので、ファンはその排気口156を通して、ハ
ウジング96の格子98から空気を排出することができる。
もし、フィルタ部材148が微粒子物質を濾過して取り除
くだけならば、気体成分を取り除く第２のフィルタ部材
を備えることができる。第２のフィルタ部材は微粒子フ
ィルタのカートリッジ148の上に配置されるか、または
吐出し煙フィルタのハウジング96の格子98に設置するこ
とができる。
ファンの流量はファンの形状と原動機の出力に応じて
変えることができる。ファンは電動モータによれば最も
簡便に駆動力を与えられる。しかし原動機は機械的なぜ
んまい式の駆動または始動装置を有するはずみ車であっ
てもよい。
変えることができる。ファンは電動モータによれば最も
簡便に駆動力を与えられる。しかし原動機は機械的なぜ
んまい式の駆動または始動装置を有するはずみ車であっ
てもよい。
所望の煙の味と香りを確保するために、ファンは筒か
ら副流煙を取り除くのに十分な流量になるように選択さ
れる。大きい流量は巻きタバコの燃焼を促進するので、
通常の喫煙時間中の吸引回数を容認できないほど少ない
数にまで減らす程度に流量を大きくしてはならない。
ら副流煙を取り除くのに十分な流量になるように選択さ
れる。大きい流量は巻きタバコの燃焼を促進するので、
通常の喫煙時間中の吸引回数を容認できないほど少ない
数にまで減らす程度に流量を大きくしてはならない。
吐出し煙フィルタカートリッジ158は、マウスピース1
02が取り付けられているフィルタ部材160を有する。使
用者は矢印162の方向に向かってマウスピースに煙を吐
き出す。吐き出された煙は矢印164の方向にフィルタを
通って移動し、それから格子98を通過して周囲166に排
出される。ファン144は電動モータ168を備えることがで
きる。このユニットの携帯性の点からは、電動モータ16
8は再充電可能な電池パック84で駆動力を与えることも
できる。ファンをオンまたはオフに切り換えるために、
適宜なスイッチを中央のユニット82に取り付けることが
できる。その電気制御に関する喫煙者用具の動作の詳細
は、図19及び20を参照しながら後により詳しく以下に説
明される。
02が取り付けられているフィルタ部材160を有する。使
用者は矢印162の方向に向かってマウスピースに煙を吐
き出す。吐き出された煙は矢印164の方向にフィルタを
通って移動し、それから格子98を通過して周囲166に排
出される。ファン144は電動モータ168を備えることがで
きる。このユニットの携帯性の点からは、電動モータ16
8は再充電可能な電池パック84で駆動力を与えることも
できる。ファンをオンまたはオフに切り換えるために、
適宜なスイッチを中央のユニット82に取り付けることが
できる。その電気制御に関する喫煙者用具の動作の詳細
は、図19及び20を参照しながら後により詳しく以下に説
明される。
副流煙フィルタ及び吐出し煙フィルタの組立体を、図
17及び18を参照しながら説明する。副流煙フィルタカー
トリッジ168は、フィルタ部材子148と巻きタバコ筒132
とを含む。この巻きタバコ筒の端部170は巻きタバコホ
ルダ88の中に嵌め込まれれている。カラー172は、巻き
タバコ筒の端部170の外径より幾分大きい内径を有して
いる。図８の幾つかの実施例にあるように、２つの異な
る寸法の巻きタバコは、肩が小さいインサート174、176
にそれぞれ合うようになっておりて、これらの肩はそれ
ぞれ巻きタバコホルダの取付けユニットの孔180に圧入
される。巻きタバコ筒132内に新鮮な空気を導入するた
めに、複数の小孔138が開けられている。フィルタユニ
ット148の直径は、副流煙フィルタカートリッジ用のハ
ウジング86の前面壁184にある開口182の直径より小さ
い。これにより、ホルダ88が開口182を通して挿入され
ることによってハウジング86の中に配置される前に、ホ
ルダ88をフィルタカートリッジの端部170にホルダ88を
組み込むことができる。しかし、開口182より直径が大
きいフィルタユニット148を供する必要があるならば、
巻きタバコホルダ88は開口182から取り外され、そして
副流煙フィルタカートリッジ168も開口186から取り外す
ことができる。
17及び18を参照しながら説明する。副流煙フィルタカー
トリッジ168は、フィルタ部材子148と巻きタバコ筒132
とを含む。この巻きタバコ筒の端部170は巻きタバコホ
ルダ88の中に嵌め込まれれている。カラー172は、巻き
タバコ筒の端部170の外径より幾分大きい内径を有して
いる。図８の幾つかの実施例にあるように、２つの異な
る寸法の巻きタバコは、肩が小さいインサート174、176
にそれぞれ合うようになっておりて、これらの肩はそれ
ぞれ巻きタバコホルダの取付けユニットの孔180に圧入
される。巻きタバコ筒132内に新鮮な空気を導入するた
めに、複数の小孔138が開けられている。フィルタユニ
ット148の直径は、副流煙フィルタカートリッジ用のハ
ウジング86の前面壁184にある開口182の直径より小さ
い。これにより、ホルダ88が開口182を通して挿入され
ることによってハウジング86の中に配置される前に、ホ
ルダ88をフィルタカートリッジの端部170にホルダ88を
組み込むことができる。しかし、開口182より直径が大
きいフィルタユニット148を供する必要があるならば、
巻きタバコホルダ88は開口182から取り外され、そして
副流煙フィルタカートリッジ168も開口186から取り外す
ことができる。
開口186の周囲には突出部188が設けられている。図19
に示されているように、突出部は中央ユニット82の側面
にある対応する溝に嵌め込まれる。溝190は、中央本体
部82の側面192の周りに延びている。側面192は、ファン
144のための吸気口194を有している。側面192には、ハ
ウジング86の底壁250にある窪み198にスナップ嵌めされ
る押し込み式の爪196がある。側壁192の対応する上部の
爪196を受けるために、同様な窪みが上壁252の下側に形
成されている。このようにして、副流煙フィルタカート
リッジのためのハウジングは中央ユニット82に簡単に連
結したりまた取り外したりすることができる。特にこの
実施例においては、窪み198と組み合わされた爪は、中
央ユニット82へのハウジング86の迅速なスナップ嵌めの
ために備えられている。更に、突出部188が溝190と嵌合
することによって、ハウジングのシールが確実になさ
れ、フィルタユニット148通って吸引される全ての副流
煙が確実にファンの吸気口194に向かう。
に示されているように、突出部は中央ユニット82の側面
にある対応する溝に嵌め込まれる。溝190は、中央本体
部82の側面192の周りに延びている。側面192は、ファン
144のための吸気口194を有している。側面192には、ハ
ウジング86の底壁250にある窪み198にスナップ嵌めされ
る押し込み式の爪196がある。側壁192の対応する上部の
爪196を受けるために、同様な窪みが上壁252の下側に形
成されている。このようにして、副流煙フィルタカート
リッジのためのハウジングは中央ユニット82に簡単に連
結したりまた取り外したりすることができる。特にこの
実施例においては、窪み198と組み合わされた爪は、中
央ユニット82へのハウジング86の迅速なスナップ嵌めの
ために備えられている。更に、突出部188が溝190と嵌合
することによって、ハウジングのシールが確実になさ
れ、フィルタユニット148通って吸引される全ての副流
煙が確実にファンの吸気口194に向かう。
吐出し煙フィルタの配置は、幾分副流煙フィルタの配
置と似ている。吐出し煙フィルタカートリッジ158のた
めにハウジング96が備えられている。フィルタカートリ
ッジ158はそれ自体筒状で、先細の端部254を有してい
る。マウクピース102には、吐出し煙フィルタカートリ
ッジ158の端部254よりいくらか大きな内径を有するカラ
ー256が設けられている。この端部254はマウスピース10
2内に挿入される。フィルタユニット158の直径はハウジ
ングの前面壁260の開口258の直径より幾分小さい。これ
により、ハウジング96内に吐出し煙フィルタユニットを
配置できる。ハウジング96は、264で示す位置におい
て、下壁266に設けられている窪みにスナップ嵌めされ
る爪によって、中央本体部82に着脱自在に連結されられ
る。上壁268の下側にも同様に、対応する上部の爪62を
受けるために窪みが形成されている。ハウジング96の開
口270の周縁の周りには、突出部272が設けられている。
吐出部272は、中央本体部82の他の側壁内の溝に収めら
れてシールを形成し、ファンが作動している間、濾過さ
れている全ての吐出し煙は格子98を通して確実に周囲に
排出される。
置と似ている。吐出し煙フィルタカートリッジ158のた
めにハウジング96が備えられている。フィルタカートリ
ッジ158はそれ自体筒状で、先細の端部254を有してい
る。マウクピース102には、吐出し煙フィルタカートリ
ッジ158の端部254よりいくらか大きな内径を有するカラ
ー256が設けられている。この端部254はマウスピース10
2内に挿入される。フィルタユニット158の直径はハウジ
ングの前面壁260の開口258の直径より幾分小さい。これ
により、ハウジング96内に吐出し煙フィルタユニットを
配置できる。ハウジング96は、264で示す位置におい
て、下壁266に設けられている窪みにスナップ嵌めされ
る爪によって、中央本体部82に着脱自在に連結されられ
る。上壁268の下側にも同様に、対応する上部の爪62を
受けるために窪みが形成されている。ハウジング96の開
口270の周縁の周りには、突出部272が設けられている。
吐出部272は、中央本体部82の他の側壁内の溝に収めら
れてシールを形成し、ファンが作動している間、濾過さ
れている全ての吐出し煙は格子98を通して確実に周囲に
排出される。
図19に示されているように、ファン144を収納しかつ
支持している中央本体部82には、再充電可能な電気パッ
クが備えられている。この再充電可能な電池パックは充
電のためにユニット82から取り外すことができる。この
電池パックは充電端子274を備えている。再充電のため
に電池パックを取り外す代わりに、図10に示されている
ように、全ユニットを受け台またはこれと同様なものの
上に置くこともでき、この場合、受け台は、電池用の充
電端子274に接続する端子を有している。両端子が接触
すれば電池は放電されないように、再充電可能な電池シ
ステムには適宜な電子回路が含まれている。
支持している中央本体部82には、再充電可能な電気パッ
クが備えられている。この再充電可能な電池パックは充
電のためにユニット82から取り外すことができる。この
電池パックは充電端子274を備えている。再充電のため
に電池パックを取り外す代わりに、図10に示されている
ように、全ユニットを受け台またはこれと同様なものの
上に置くこともでき、この場合、受け台は、電池用の充
電端子274に接続する端子を有している。両端子が接触
すれば電池は放電されないように、再充電可能な電池シ
ステムには適宜な電子回路が含まれている。
図20に示されているように、中央本体部82は集積回路
276を有しており、これにリード線278を介してファンが
接続され、そしてリード線280を介して電池が接続され
ている。充電端子274は、リード線284を介して電池パッ
ク282に接続されている。また喫煙者用具80の中には、
第１の温度検知器286及び第２の温度検知器288が備えら
れている。290の位置には空気流量検知器がある。本発
明の第１の実施例において述べたように、本発明の電子
回路は幾つかの制御機能を果たす。バイメタルのタブの
動きまたは色の変化により「巻きタバコの末端」を視覚
的に表示する温度検知器の代わりに、これは、制御器回
路276で実施することができる。第１の温度検知器286
は、火のついた巻きタバコが巻きタバコ筒132に配置さ
れたことを検知する。第１の温度検知器286は、リード
線292を介して制御器のために信号を生成する、よく知
られた種類の熱電対の一つである。同様に、第２の温度
検知器288はリード線294を介して回路276に接続されて
いる。第２の温度検知器288は「巻きタバコの末端」を
検知し、この喫煙者用具80から火のついている巻きタバ
コを取り出す時である、という信号を使用者に送る。回
路276は、ランプの点灯および／またはブザー警報で使
用者に知らせるために聴覚および／または発光ダイオー
ドの指示器に給電するために、動作させることもでき
る。更に、火のついている巻きタバコの存在を確認する
第１の温度検知器286はまた、ファンが誤動作している
か、あるいは296に点線で示されているスイッチがファ
ン144を作動させるために入れられていないという信号
を発することができる。同様に、第２の温度検知器288
は、「巻きタバコの末端」を検知した時、回路276を介
して視覚および／または聴覚指示器に火のついている巻
きタバコの取出し信号を発することができる。このシス
テムはまた、第１の温度検知器286が火のついている巻
きタバコを検知した時に自動的にファンを起動させ、そ
して第２の温度検知器288が巻きタバコの末端を検知し
てからほぼ２分後に、自動的にファンを停止させるよう
に自動化されている。ファンの継続動作は、火のついて
いる巻きタバコが取り除かれた後も残っている煙を取り
除くために必要である。
276を有しており、これにリード線278を介してファンが
接続され、そしてリード線280を介して電池が接続され
ている。充電端子274は、リード線284を介して電池パッ
ク282に接続されている。また喫煙者用具80の中には、
第１の温度検知器286及び第２の温度検知器288が備えら
れている。290の位置には空気流量検知器がある。本発
明の第１の実施例において述べたように、本発明の電子
回路は幾つかの制御機能を果たす。バイメタルのタブの
動きまたは色の変化により「巻きタバコの末端」を視覚
的に表示する温度検知器の代わりに、これは、制御器回
路276で実施することができる。第１の温度検知器286
は、火のついた巻きタバコが巻きタバコ筒132に配置さ
れたことを検知する。第１の温度検知器286は、リード
線292を介して制御器のために信号を生成する、よく知
られた種類の熱電対の一つである。同様に、第２の温度
検知器288はリード線294を介して回路276に接続されて
いる。第２の温度検知器288は「巻きタバコの末端」を
検知し、この喫煙者用具80から火のついている巻きタバ
コを取り出す時である、という信号を使用者に送る。回
路276は、ランプの点灯および／またはブザー警報で使
用者に知らせるために聴覚および／または発光ダイオー
ドの指示器に給電するために、動作させることもでき
る。更に、火のついている巻きタバコの存在を確認する
第１の温度検知器286はまた、ファンが誤動作している
か、あるいは296に点線で示されているスイッチがファ
ン144を作動させるために入れられていないという信号
を発することができる。同様に、第２の温度検知器288
は、「巻きタバコの末端」を検知した時、回路276を介
して視覚および／または聴覚指示器に火のついている巻
きタバコの取出し信号を発することができる。このシス
テムはまた、第１の温度検知器286が火のついている巻
きタバコを検知した時に自動的にファンを起動させ、そ
して第２の温度検知器288が巻きタバコの末端を検知し
てからほぼ２分後に、自動的にファンを停止させるよう
に自動化されている。ファンの継続動作は、火のついて
いる巻きタバコが取り除かれた後も残っている煙を取り
除くために必要である。
副流煙及び吐出し煙のフィルタカートリッジは時々交
換しなければならない。大抵の場合、12回から20回ほど
巻きタバコを喫煙するごとにこれらのフィルタを交換し
た方がよい。もし使用者が巻きタバコのフィルタの交換
を忘れていれば、フィルタが目詰まりを起こしその効率
が低下する。目詰まりを起こしたフィルタは、ますます
圧力降下を高まるが、その場合、空気流量検知器290
は、ファン144によって発生した空気の流れが予め定め
られた最小値以下に低下した時を検知する。これは通
常、目詰まりしすぎたフィルタのためか、あるいは恐ら
くファンの誤動作のためである。いずれにしても、空気
の流量が所定の最小値以下に低下し、空気流量検知器29
0によって検知されると、リード線298を介して空気流量
検知器290に接続されている回路は、フィルタを取り替
えるか、またはファン144の動作を検査するようにとの
視覚的および／または聴覚的な警告を発する。
換しなければならない。大抵の場合、12回から20回ほど
巻きタバコを喫煙するごとにこれらのフィルタを交換し
た方がよい。もし使用者が巻きタバコのフィルタの交換
を忘れていれば、フィルタが目詰まりを起こしその効率
が低下する。目詰まりを起こしたフィルタは、ますます
圧力降下を高まるが、その場合、空気流量検知器290
は、ファン144によって発生した空気の流れが予め定め
られた最小値以下に低下した時を検知する。これは通
常、目詰まりしすぎたフィルタのためか、あるいは恐ら
くファンの誤動作のためである。いずれにしても、空気
の流量が所定の最小値以下に低下し、空気流量検知器29
0によって検知されると、リード線298を介して空気流量
検知器290に接続されている回路は、フィルタを取り替
えるか、またはファン144の動作を検査するようにとの
視覚的および／または聴覚的な警告を発する。
回路176の電子的な精巧化により、喫煙者用具80に最
適な性能を常に発揮させるために実行される幾つかの診
断および監視機能がある。図８で説明されたように、火
のついている巻きタバコを保持するためのインサート17
4を含む巻きタバコホルダ88は、その本体部の中心軸か
ら偏心している。インサート174を偏心させた目的は、
火のついている巻きタバコを巻きタバコ筒の下部に配置
するためである。図22に示されているように、巻きタバ
コ筒132の中には、符号300で示されている、巻きタバコ
筒132の下部域に火のついている巻きタバコ90が収めら
れている。喫煙者用具80は、使用者がこのユニットを机
の上に置いた時に、巻きタバコ90が巻きタバコ筒132内
において確実に最も下の位置にあるように、すなわちイ
ンサート174が図21に示されている相対的な位置になる
ようにするために、脚が備えられることがある。このユ
ニットが机またはこれと同様なものの上に置かれている
時、インサート174が常に、巻きタバコ筒132に対して確
実に最も低くなるように、図17に示されているように、
巻きタバコホルダ88のカラー172の上に位置決め構造を
設けることもできる。開口182内において窪み175と位置
合わせする時は常に、突出部173は巻きタバコホルダの
インサート174を最も低い位置に配置する。
適な性能を常に発揮させるために実行される幾つかの診
断および監視機能がある。図８で説明されたように、火
のついている巻きタバコを保持するためのインサート17
4を含む巻きタバコホルダ88は、その本体部の中心軸か
ら偏心している。インサート174を偏心させた目的は、
火のついている巻きタバコを巻きタバコ筒の下部に配置
するためである。図22に示されているように、巻きタバ
コ筒132の中には、符号300で示されている、巻きタバコ
筒132の下部域に火のついている巻きタバコ90が収めら
れている。喫煙者用具80は、使用者がこのユニットを机
の上に置いた時に、巻きタバコ90が巻きタバコ筒132内
において確実に最も下の位置にあるように、すなわちイ
ンサート174が図21に示されている相対的な位置になる
ようにするために、脚が備えられることがある。このユ
ニットが机またはこれと同様なものの上に置かれている
時、インサート174が常に、巻きタバコ筒132に対して確
実に最も低くなるように、図17に示されているように、
巻きタバコホルダ88のカラー172の上に位置決め構造を
設けることもできる。開口182内において窪み175と位置
合わせする時は常に、突出部173は巻きタバコホルダの
インサート174を最も低い位置に配置する。
ファンの速度は、電子回路と接続している適宜なスイ
ッチによって幾分変えられる。ファンの速度を変化させ
ることは、様々な国々の様々な密度の巻きタバコを補償
するために望ましいことであろう。密度の高い巻きタバ
コの燃焼速度は遅いので、味と香りを損なわないで遅い
燃焼速度を維持するように新鮮な空気の流量を十分に確
保するためには、ファン速度をいくらかあげるとよい。
もちろん、密度が低い巻きタバコではその逆になる。
ッチによって幾分変えられる。ファンの速度を変化させ
ることは、様々な国々の様々な密度の巻きタバコを補償
するために望ましいことであろう。密度の高い巻きタバ
コの燃焼速度は遅いので、味と香りを損なわないで遅い
燃焼速度を維持するように新鮮な空気の流量を十分に確
保するためには、ファン速度をいくらかあげるとよい。
もちろん、密度が低い巻きタバコではその逆になる。
図23では、火のついている巻きタバコ90は巻きタバコ
筒132の下部300にあることが示されている。線304によ
って示されているように、巻きタバコの燃えさし302か
ら熱が発生する。巻きタバコ筒132に吸引される空気
は、矢印146の方向に動く。図16について上述したよう
に、新鮮な空気は巻きタバコホルダの小孔138を通って
中に入る。この空気は巻きタバコ90に沿って流れ、そし
て区域304において、巻きタバコから発生する副流煙を
捕捉する。空気の動きは巻きタバコ90の上部域を冷却
し、そして同様に巻きタバコ筒132も冷却する。このよ
うな冷却作用によって、巻きタバコの燃えさし302によ
る巻きタバコ筒132の加熱を防止する。更に、新鮮な空
気は、巻きタバコ筒132を冷却することによって、巻き
タバコの紙が黒こげにならず、そして喫煙されているタ
バコの通常の味と香りが維持されるように、熱の発生を
防止する。
筒132の下部300にあることが示されている。線304によ
って示されているように、巻きタバコの燃えさし302か
ら熱が発生する。巻きタバコ筒132に吸引される空気
は、矢印146の方向に動く。図16について上述したよう
に、新鮮な空気は巻きタバコホルダの小孔138を通って
中に入る。この空気は巻きタバコ90に沿って流れ、そし
て区域304において、巻きタバコから発生する副流煙を
捕捉する。空気の動きは巻きタバコ90の上部域を冷却
し、そして同様に巻きタバコ筒132も冷却する。このよ
うな冷却作用によって、巻きタバコの燃えさし302によ
る巻きタバコ筒132の加熱を防止する。更に、新鮮な空
気は、巻きタバコ筒132を冷却することによって、巻き
タバコの紙が黒こげにならず、そして喫煙されているタ
バコの通常の味と香りが維持されるように、熱の発生を
防止する。
図24には、喫煙者用具の様々な構成要素の相対的な大
きさの比率が示されている。インサート174を通って挿
入されている火のついた巻きタバコ90は、フィルタユニ
ット148に達する直前まで巻きタバコ筒132に沿って延び
ている。巻きタバコの燃えさし302の熱がフィルタ部材1
48の物理的特性を損なわないように、巻きタバコ90はフ
ィルタ部材148と接触しない方がよい。前面に巻きタバ
コホルダ88が取り付けられているハウジング86は、中央
本体部82と同じ長さである。巻きタバコホルダはインサ
ート174によって巻きタバコを保持する機能を果たして
いる。インサート内の孔は、滑合するように巻きタバコ
を収め、そしてフィルタチップ135をホルダの外側に維
持する。巻きタバコホルダはまた、巻きタバコ筒132の
端部の直径よりいくらか大きい内径を有する窪み306が
形成されている。巻きタバコ筒の端末をホルダ88の中に
しっかりと嵌め込むために、巻きタバコ筒は窪みのベー
ス308まで挿入される。ホルダ88の中に巻きタバコ筒の
端末がしっかりと嵌合されているので、巻きタバコ筒を
ハウジング86の中で吊り下げることができ、巻きタバコ
筒はハウジングの内側に接触しない。このようにして、
巻きタバコの副流煙フィルタカートリッジの遠位端は支
えられる必要がない。ある種の配置においてではある
が、フィルタの端末を受けてこれを支え、そしてこの端
末がホルダ88から外れるのを防ぐ、密閉容器86内の構造
によって上記の遠位端の支持がなされる場合もある。ホ
ルダ88内の巻きタバコの摩擦嵌めは十分に気密になって
いるので、巻きタバコ筒の内部からのタバコの煙の漏洩
を防止し、これによりあらゆる副流煙は周囲に排出され
る前に、フィルタ部材148を通して吸引される。
きさの比率が示されている。インサート174を通って挿
入されている火のついた巻きタバコ90は、フィルタユニ
ット148に達する直前まで巻きタバコ筒132に沿って延び
ている。巻きタバコの燃えさし302の熱がフィルタ部材1
48の物理的特性を損なわないように、巻きタバコ90はフ
ィルタ部材148と接触しない方がよい。前面に巻きタバ
コホルダ88が取り付けられているハウジング86は、中央
本体部82と同じ長さである。巻きタバコホルダはインサ
ート174によって巻きタバコを保持する機能を果たして
いる。インサート内の孔は、滑合するように巻きタバコ
を収め、そしてフィルタチップ135をホルダの外側に維
持する。巻きタバコホルダはまた、巻きタバコ筒132の
端部の直径よりいくらか大きい内径を有する窪み306が
形成されている。巻きタバコ筒の端末をホルダ88の中に
しっかりと嵌め込むために、巻きタバコ筒は窪みのベー
ス308まで挿入される。ホルダ88の中に巻きタバコ筒の
端末がしっかりと嵌合されているので、巻きタバコ筒を
ハウジング86の中で吊り下げることができ、巻きタバコ
筒はハウジングの内側に接触しない。このようにして、
巻きタバコの副流煙フィルタカートリッジの遠位端は支
えられる必要がない。ある種の配置においてではある
が、フィルタの端末を受けてこれを支え、そしてこの端
末がホルダ88から外れるのを防ぐ、密閉容器86内の構造
によって上記の遠位端の支持がなされる場合もある。ホ
ルダ88内の巻きタバコの摩擦嵌めは十分に気密になって
いるので、巻きタバコ筒の内部からのタバコの煙の漏洩
を防止し、これによりあらゆる副流煙は周囲に排出され
る前に、フィルタ部材148を通して吸引される。
同様に、マウスピース102が連結される吐出し煙フィ
ルタカートリッジ158は、ハウジング96内で吊り下げら
れる。マウスピース102には、先細の端部254を滑動して
受け入れる窪み310がある。窪み310内において先細の端
部254の摩擦嵌めは、ハウジング96内に吐出し煙フィル
タ部材158を固定する。副流煙のフィルタ部材の場合の
ように、フィルタの遠位端に支えが必要ならば、フィル
タの遠位端を緩めに受け入れる適宜な支えをハウジング
内に備えることもできる。
ルタカートリッジ158は、ハウジング96内で吊り下げら
れる。マウスピース102には、先細の端部254を滑動して
受け入れる窪み310がある。窪み310内において先細の端
部254の摩擦嵌めは、ハウジング96内に吐出し煙フィル
タ部材158を固定する。副流煙のフィルタ部材の場合の
ように、フィルタの遠位端に支えが必要ならば、フィル
タの遠位端を緩めに受け入れる適宜な支えをハウジング
内に備えることもできる。
巻きタバコ90の寸法に対する巻きタバコ筒の寸法の相
対的割合に関しては、両者の直径の比は吐出し煙の香り
と味に関係している。従来技術の問題点の一つは、巻き
タバコ筒は通常、巻きタバコの直径の1.25倍未満であっ
たことである。したがって、巻きタバコ筒は巻きタバコ
の紙に非常に近接していた。巻きタバコ筒と巻きタバコ
との間隔がこのように狭ければ、巻きタバコが過熱する
ことは当たり前で、香りや味をかなり損ねることが判明
している。しかしながら、本発明による構造では、巻き
タバコの直径の少なくとも約1.5倍の内径を有する巻き
タバコ筒を作ることによって、巻きタバコの味と香りが
大いに改善されることが判明した。
対的割合に関しては、両者の直径の比は吐出し煙の香り
と味に関係している。従来技術の問題点の一つは、巻き
タバコ筒は通常、巻きタバコの直径の1.25倍未満であっ
たことである。したがって、巻きタバコ筒は巻きタバコ
の紙に非常に近接していた。巻きタバコ筒と巻きタバコ
との間隔がこのように狭ければ、巻きタバコが過熱する
ことは当たり前で、香りや味をかなり損ねることが判明
している。しかしながら、本発明による構造では、巻き
タバコの直径の少なくとも約1.5倍の内径を有する巻き
タバコ筒を作ることによって、巻きタバコの味と香りが
大いに改善されることが判明した。
図22に示されているように、巻きタバコの紙もタバコ
も喫煙中に過熱しないような十分な空間を確保するため
に、巻きタバコ筒132は巻きタバコの直径の２倍よりや
や大きくしてある。ファン144により生じる流量は十分
なので、図23の方向146に新鮮な空気が送られると、巻
きタバコは確かに適宜な温度、すなわち通常の環境で喫
煙される時の巻きタバコの温度に等しい温度に維持され
る。
も喫煙中に過熱しないような十分な空間を確保するため
に、巻きタバコ筒132は巻きタバコの直径の２倍よりや
や大きくしてある。ファン144により生じる流量は十分
なので、図23の方向146に新鮮な空気が送られると、巻
きタバコは確かに適宜な温度、すなわち通常の環境で喫
煙される時の巻きタバコの温度に等しい温度に維持され
る。
図20の電子機器が「巻きタバコの末端」を示すか、ま
たは図９の指示器がそうした時には、単にフィルタ部分
を引っ張って火のついている巻きタバコを取り出すこと
により、火のついている巻きタバコは巻きタバコホルダ
88から取り出せる。周囲に相当量のタバコの煙が逃れる
前に巻きタバコを素早く処理するために、紙の外側314
とアルミホイルの内側316を有しているポーチ312が供さ
れる。火のついている巻きタバコ318は、ポーチの開放
端320内に迅速に捨てることができる。図26に示されて
いるように、ポーチ内へ空気があまり入らないように、
ポーチの折返し部分322を折り返して、火のついている
巻きタバコ318を消火する。
たは図９の指示器がそうした時には、単にフィルタ部分
を引っ張って火のついている巻きタバコを取り出すこと
により、火のついている巻きタバコは巻きタバコホルダ
88から取り出せる。周囲に相当量のタバコの煙が逃れる
前に巻きタバコを素早く処理するために、紙の外側314
とアルミホイルの内側316を有しているポーチ312が供さ
れる。火のついている巻きタバコ318は、ポーチの開放
端320内に迅速に捨てることができる。図26に示されて
いるように、ポーチ内へ空気があまり入らないように、
ポーチの折返し部分322を折り返して、火のついている
巻きタバコ318を消火する。
図26〜30には、副流煙と吐出し煙のフィルタの第２の
実施例が示されている。図27に示されているように、副
流煙フィルタカートリッジ324は、図５の副流煙フィル
タのフィルタ部材32と同様に筒状のフィルタ部材326を
有している。筒状のフィルタ部材236は、このフィルタ
部材の遠位端をシールする端末キャップ328を有する。
入口域332を有するフィルタ部材内には、細長いチャン
バ330がある。図16で説明したように、火のついている
巻きタバコは巻きタバコ筒334内に置かれる。この巻き
タバコ筒334は、336において筒状のフィルタの入口域33
2に接続している。巻きタバコ筒334は、その中に火のつ
いている巻きタバコを挿入できるように開放端338を有
している。図27に示すように、巻きタバコ筒は多数の層
340からなっている。この多数の層は、構造上の剛性を
与え、そしてこれによって図16の巻きタバコホルダ32の
ような適宜なホルダ内へ開放端338を挿入できるように
するために、開放端338において接着されている。
実施例が示されている。図27に示されているように、副
流煙フィルタカートリッジ324は、図５の副流煙フィル
タのフィルタ部材32と同様に筒状のフィルタ部材326を
有している。筒状のフィルタ部材236は、このフィルタ
部材の遠位端をシールする端末キャップ328を有する。
入口域332を有するフィルタ部材内には、細長いチャン
バ330がある。図16で説明したように、火のついている
巻きタバコは巻きタバコ筒334内に置かれる。この巻き
タバコ筒334は、336において筒状のフィルタの入口域33
2に接続している。巻きタバコ筒334は、その中に火のつ
いている巻きタバコを挿入できるように開放端338を有
している。図27に示すように、巻きタバコ筒は多数の層
340からなっている。この多数の層は、構造上の剛性を
与え、そしてこれによって図16の巻きタバコホルダ32の
ような適宜なホルダ内へ開放端338を挿入できるように
するために、開放端338において接着されている。
図28に示されているように、筒状のフィルタ部材326
には内側フィルタ要素342と外側フィルタ要素子344とが
含まれている。内側フィルタ要素342は多層のシート材3
46からなっている。シート材346は、矢印348で示されて
いるように半径方向に複数層のシート材を形成するよう
に積層されている。このシート材は、図５のフィルタ58
用の高性能で低い圧力降下のマイクロ繊維に関して説明
したマイクロ繊維材で作られている。このマイクロ繊維
は、例えば鉱物、金属、ポリマー、またはマイクロ繊維
に形成することが可能なその他の基本材料を含むマイク
ロ繊維を形成する組成物のいずれかである。積層製品の
マイクロ繊維を形成するために紡ぐことのできる入手可
能な高分子化合物の材料は幾つかあると考えられている
が、好ましい高分子化合物はポリプロピレンである。こ
のようなマイクロ繊維を形成する方法は上記の本出願人
によるカナダ特許第1,057,924号に説明されている。こ
れらの繊維が適宜な層に形成される方法は、カナダ特許
第1,278,659号及び1,311,889号に記載されている。
には内側フィルタ要素342と外側フィルタ要素子344とが
含まれている。内側フィルタ要素342は多層のシート材3
46からなっている。シート材346は、矢印348で示されて
いるように半径方向に複数層のシート材を形成するよう
に積層されている。このシート材は、図５のフィルタ58
用の高性能で低い圧力降下のマイクロ繊維に関して説明
したマイクロ繊維材で作られている。このマイクロ繊維
は、例えば鉱物、金属、ポリマー、またはマイクロ繊維
に形成することが可能なその他の基本材料を含むマイク
ロ繊維を形成する組成物のいずれかである。積層製品の
マイクロ繊維を形成するために紡ぐことのできる入手可
能な高分子化合物の材料は幾つかあると考えられている
が、好ましい高分子化合物はポリプロピレンである。こ
のようなマイクロ繊維を形成する方法は上記の本出願人
によるカナダ特許第1,057,924号に説明されている。こ
れらの繊維が適宜な層に形成される方法は、カナダ特許
第1,278,659号及び1,311,889号に記載されている。
図５及び図27に関して記載されているフィルタ部材の
実施例は、それぞれいくらか異なる性能を有している。
図５の単層のマイクロ繊維材は、図28に示されている多
層のマイクロ繊維材342ほど性能が高くない。マイクロ
シート材を積層することによって、特殊な半径方向の厚
みのために、気体成分のみを除いてほぼ全ての微粒子成
分を外側フィルタ要素344により取り除くことができる
ほど、濾過作用は実質的に高性能になる。
実施例は、それぞれいくらか異なる性能を有している。
図５の単層のマイクロ繊維材は、図28に示されている多
層のマイクロ繊維材342ほど性能が高くない。マイクロ
シート材を積層することによって、特殊な半径方向の厚
みのために、気体成分のみを除いてほぼ全ての微粒子成
分を外側フィルタ要素344により取り除くことができる
ほど、濾過作用は実質的に高性能になる。
第１のフィルタ構成要素を囲む第２のフィルタ構成要
素は、内側フィルタ要素342によっては捕捉されない気
体成分を吸収する活性炭から作られることが好ましい。
しかし、外側フィルタ要素344は、シリカライトという
商標でユニオンカーバイド社で販売されているゼオライ
トや、そして米国特許第3,327,718号に記載されている
ような巻きタバコフィルタに以前から用いられていたよ
うな気体成分を吸収する他の種類の材料から作ることも
できる。粉末のゼオライト、活性炭などのようなものが
使用される時、外側フィルタ要素344は、透過性のメッ
シュあるいはこれと同様なものを用いて粉末材を内側フ
ィルタの周囲に保持することによって供される。このメ
ッシュは空気の流れを通すものであるが、細かい粉末状
の材料は所望の形状のままに保つ。
素は、内側フィルタ要素342によっては捕捉されない気
体成分を吸収する活性炭から作られることが好ましい。
しかし、外側フィルタ要素344は、シリカライトという
商標でユニオンカーバイド社で販売されているゼオライ
トや、そして米国特許第3,327,718号に記載されている
ような巻きタバコフィルタに以前から用いられていたよ
うな気体成分を吸収する他の種類の材料から作ることも
できる。粉末のゼオライト、活性炭などのようなものが
使用される時、外側フィルタ要素344は、透過性のメッ
シュあるいはこれと同様なものを用いて粉末材を内側フ
ィルタの周囲に保持することによって供される。このメ
ッシュは空気の流れを通すものであるが、細かい粉末状
の材料は所望の形状のままに保つ。
好ましい外側フィルタ要素は、シート状になっている活
性炭の繊維から作られる。外側フィルタ要素344は所望
の厚さの単一シートの形態で作ることも、またその代わ
りに、外側フィルタ要素344を所望の厚みにするため
に、図28に示されているように、シート356は積層にす
ることもできる。シート356のための活性炭繊維は様々
な供給源、例えば日本の名古屋の二村化学工業株式会社
から得られる。
性炭の繊維から作られる。外側フィルタ要素344は所望
の厚さの単一シートの形態で作ることも、またその代わ
りに、外側フィルタ要素344を所望の厚みにするため
に、図28に示されているように、シート356は積層にす
ることもできる。シート356のための活性炭繊維は様々
な供給源、例えば日本の名古屋の二村化学工業株式会社
から得られる。
巻きタバコ筒334には、外側フィルタ要素344と内側フ
ィルタ要素342との間に固定されているその最も内側の
端336がある。層346は、巻きタバコ筒334の端336の内側
の中に位置することができるように、区域352おいてあ
る程度まで圧縮される。次に外側フィルタ要素344は巻
きタバコ筒334の外側354に配置される。端336を、区域3
52では内側フィルタ要素に固着し区域356では外側フィ
ルタ要素に固着するためには、接着剤が用いられること
が好ましい。
ィルタ要素342との間に固定されているその最も内側の
端336がある。層346は、巻きタバコ筒334の端336の内側
の中に位置することができるように、区域352おいてあ
る程度まで圧縮される。次に外側フィルタ要素344は巻
きタバコ筒334の外側354に配置される。端336を、区域3
52では内側フィルタ要素に固着し区域356では外側フィ
ルタ要素に固着するためには、接着剤が用いられること
が好ましい。
巻きタバコ筒334は、材料340の積層からなることが好
ましい。開放端338が図17の巻きタバコホルダ88に固定
されている時、巻きタバコ筒が喫煙者用具のハウジング
内に吊り下げられるように、積層の巻きタバコ筒334は
十分な構造的剛性を有している。
ましい。開放端338が図17の巻きタバコホルダ88に固定
されている時、巻きタバコ筒が喫煙者用具のハウジング
内に吊り下げられるように、積層の巻きタバコ筒334は
十分な構造的剛性を有している。
巻きタバコ筒334の積層は様々な材料で形成すること
ができる。また巻きタバコ筒は、この筒のための多層34
0の厚に等しい厚を有する単層の材料から作ることもで
きる。巻きタバコ筒334のための好ましい材料は、炭素
入りの紙を数層重ねた複数シートである。炭素入りの紙
は、燃えているタバコによってこの紙が点火されないよ
うに難燃剤を入れてもよいし、また、入れなくてもよ
い。難燃剤を含むか、または含まない炭素入りの紙の供
給業者が数社ある。炭素入りの紙は一般的に、0.1〜2mm
の厚さで、煙の微粒子に対して非透過性である。すなわ
ち、巻きタバコが巻きタバコ筒の中で燃えている時、煙
の微粒子は巻きタバコ筒を通過して逃げることはないの
で、火のついている巻きタバコにより発せられる全ての
副流煙はフィルタ部材326を通過しなければならないと
いうことである。
ができる。また巻きタバコ筒は、この筒のための多層34
0の厚に等しい厚を有する単層の材料から作ることもで
きる。巻きタバコ筒334のための好ましい材料は、炭素
入りの紙を数層重ねた複数シートである。炭素入りの紙
は、燃えているタバコによってこの紙が点火されないよ
うに難燃剤を入れてもよいし、また、入れなくてもよ
い。難燃剤を含むか、または含まない炭素入りの紙の供
給業者が数社ある。炭素入りの紙は一般的に、0.1〜2mm
の厚さで、煙の微粒子に対して非透過性である。すなわ
ち、巻きタバコが巻きタバコ筒の中で燃えている時、煙
の微粒子は巻きタバコ筒を通過して逃げることはないの
で、火のついている巻きタバコにより発せられる全ての
副流煙はフィルタ部材326を通過しなければならないと
いうことである。
このような炭素入りの紙はガラス筒のようなものと異
なり、空気に対しては透過性である。本発明の好ましい
実施例に関しては、巻きタバコ筒は空気に対してあまり
透過性がないことが有利である。すなわち、巻きタバコ
筒の材料は高圧下では空気に対して透過性であるが、巻
きタバコの煙の微粒子や気体成分に対しては依然として
非透過性であるということである。
なり、空気に対しては透過性である。本発明の好ましい
実施例に関しては、巻きタバコ筒は空気に対してあまり
透過性がないことが有利である。すなわち、巻きタバコ
筒の材料は高圧下では空気に対して透過性であるが、巻
きタバコの煙の微粒子や気体成分に対しては依然として
非透過性であるということである。
巻きタバコ筒の直径は巻きタバコの直径の約1.5倍以
上にすると我々は決定した。巻きタバコの直径の約1.5
未満の直径を有する巻きタバコ筒では、筒の材料は火の
ついている巻きタバコに近接し、巻きタバコの黒こげや
過熱が生じるので、煙の味も不満足になることが判明し
ている。筒の横断面は様々な形状なので、筒の直径は筒
内部の平均的の幅寸法を意味する。また他の場合、巻き
タバコの直径に対する筒の最小寸法は、相対的な横断面
積で決定されることがわかる。したがって、巻きタバコ
筒は少なくとも約1.5π倍の横断面積を有し、これは巻
きタバコの横断面積の約4.5倍に等しい。
上にすると我々は決定した。巻きタバコの直径の約1.5
未満の直径を有する巻きタバコ筒では、筒の材料は火の
ついている巻きタバコに近接し、巻きタバコの黒こげや
過熱が生じるので、煙の味も不満足になることが判明し
ている。筒の横断面は様々な形状なので、筒の直径は筒
内部の平均的の幅寸法を意味する。また他の場合、巻き
タバコの直径に対する筒の最小寸法は、相対的な横断面
積で決定されることがわかる。したがって、巻きタバコ
筒は少なくとも約1.5π倍の横断面積を有し、これは巻
きタバコの横断面積の約4.5倍に等しい。
フィルタ部材326の閉鎖端には、キャップ328がある。
キャップ328には、内側フィルタ要素342と外側フィルタ
要素344との間に位置する環状の突出部358がある。この
環状の突出部358は、適当な接着剤で内側フィルタ要素3
42と外側フィルタ要素344の間に固定されている。外側
フィルタ要素344は内側フィルタ要素342を越えて延び、
キャップ328の厚さは、副流煙フィルタカートリッジの
端末が平坦になるような厚さになっていることが好まし
い。
キャップ328には、内側フィルタ要素342と外側フィルタ
要素344との間に位置する環状の突出部358がある。この
環状の突出部358は、適当な接着剤で内側フィルタ要素3
42と外側フィルタ要素344の間に固定されている。外側
フィルタ要素344は内側フィルタ要素342を越えて延び、
キャップ328の厚さは、副流煙フィルタカートリッジの
端末が平坦になるような厚さになっていることが好まし
い。
図29は、吐出し煙フィルタ部材158のもう一つの実施
例を示す。吐出し煙フィルタは、内側フィルタ要素360
と外側フィルタ要素362とを有する。吐出し煙フィルタ
部材158は、遠位端がギャップ364により閉じられてお
り、このキャップ364は内側フィルタ要素360と外側フィ
ルタ要素362の間に嵌め込まれ、図28のギャップ328と同
様に造形されている。キャップ364は、外側フィルタ要
素362が内側フィルタ要素360を越えて延びている部位に
接着されており、その厚はフィルタ部材158に平坦な端
末を供している。内側フィルタ要素360は、図28の内側
フィルタ要素に用いられていたものと同じマイクロ繊維
材で作ることができる。同様に外側フィルタ要素362
も、図28の外側フィルタ要素362に用いられていたもの
と同じ活性炭繊維のシート材で作ることができる。ま
た、図28に関して記載されている内側及び外側のフィル
タ要素の幾つかの例を、図29の吐出し煙フィルタにおい
ても用いることが可能である。
例を示す。吐出し煙フィルタは、内側フィルタ要素360
と外側フィルタ要素362とを有する。吐出し煙フィルタ
部材158は、遠位端がギャップ364により閉じられてお
り、このキャップ364は内側フィルタ要素360と外側フィ
ルタ要素362の間に嵌め込まれ、図28のギャップ328と同
様に造形されている。キャップ364は、外側フィルタ要
素362が内側フィルタ要素360を越えて延びている部位に
接着されており、その厚はフィルタ部材158に平坦な端
末を供している。内側フィルタ要素360は、図28の内側
フィルタ要素に用いられていたものと同じマイクロ繊維
材で作ることができる。同様に外側フィルタ要素362
も、図28の外側フィルタ要素362に用いられていたもの
と同じ活性炭繊維のシート材で作ることができる。ま
た、図28に関して記載されている内側及び外側のフィル
タ要素の幾つかの例を、図29の吐出し煙フィルタにおい
ても用いることが可能である。
内側フィルタ要素360には、外側フィルタの端部368を
越えて延びている入口端366がある。入口端366は、図30
でより詳細に示している。内側フィルタ要素360の積層3
70は、図18のマウスピース102のような適宜なマウスピ
ースに挿入されるように、突出した入口端366に構造的
一体性を与えるために、接着されるかまたは外側リング
372に収められている。図30に示されているように、マ
イクロ繊維材の内側の積層370は、活性炭繊維材の外側
の積層374よりかなり薄い。
越えて延びている入口端366がある。入口端366は、図30
でより詳細に示している。内側フィルタ要素360の積層3
70は、図18のマウスピース102のような適宜なマウスピ
ースに挿入されるように、突出した入口端366に構造的
一体性を与えるために、接着されるかまたは外側リング
372に収められている。図30に示されているように、マ
イクロ繊維材の内側の積層370は、活性炭繊維材の外側
の積層374よりかなり薄い。
内側のフィルタ材の寸法及びパッキング重量は、図５
の内側のフィルタ材と同一の範囲内、すなわち約0.3〜
約6mmの厚さと、この厚さに基づく約5g/m2〜約500g/m2
のパッキング重量である。材料の個々のシートは、約0.
1〜約3mmの範囲の厚さである。パッキング重量に関する
好ましい範囲は、約0.15〜約3mmのシート厚に対して約1
0g/m2〜約200g/m2であり、特に、上記と同じシート厚に
対して約10g/m2〜約50g/m2の範囲が好ましい。マイクロ
繊維材は、直径が約0.2ミクロン以上という小さな巻き
タバコの煙を除去するのに特に有効である。内側フィル
タにおけるマイクロ繊維の好ましい寸法は、約0.5ミク
ロンから約2.5ミクロンまでの範囲内である。チャコー
ル繊維のフィルタの半径方向の十分な厚さは、通常約1m
m〜7mmである。
の内側のフィルタ材と同一の範囲内、すなわち約0.3〜
約6mmの厚さと、この厚さに基づく約5g/m2〜約500g/m2
のパッキング重量である。材料の個々のシートは、約0.
1〜約3mmの範囲の厚さである。パッキング重量に関する
好ましい範囲は、約0.15〜約3mmのシート厚に対して約1
0g/m2〜約200g/m2であり、特に、上記と同じシート厚に
対して約10g/m2〜約50g/m2の範囲が好ましい。マイクロ
繊維材は、直径が約0.2ミクロン以上という小さな巻き
タバコの煙を除去するのに特に有効である。内側フィル
タにおけるマイクロ繊維の好ましい寸法は、約0.5ミク
ロンから約2.5ミクロンまでの範囲内である。チャコー
ル繊維のフィルタの半径方向の十分な厚さは、通常約1m
m〜7mmである。
マイクロ繊維材は、特に、約0.2ミクロン以上の大き
さの微粒子成分の除去に有効である。この繊維の厚さを
変えることによって、約0.3ミクロン以下の大きさのも
のも含め、全ての範囲の煙の微粒子を除去することがで
きる。マイクロ繊維による濾過の原理はまだよく判明し
ていないが、巻きタバコの煙の微粒子の直径は、約0.1
から約0.6ミクロンの範囲にあると考えられる。フィル
タで使用されているマイクロ繊維の直径は小さいので、
微粒子は直接マイクロ繊維に衝突して保持され、そのた
めに微粒子がその移動方向に向かって移動することが妨
げられる。このことこそ、従来のアセチルセルロースの
フィルタで一般的に使用されてきた標準のより厚い繊維
と対照的な点である。これらの繊維の寸法は通常約10〜
25ミクロンであるので、微粒子がこれらの繊維に向かっ
て衝突することを避けるように、繊維の周囲を巡る空気
の流れに変動をもたらす。これは、数度の機会における
試験によって明らかになっており、相当に厚い直径の繊
維は、約0.1〜10ミクロンの範囲、好ましくは約５ミク
ロンより小さい範囲の直径寸法を有するマイクロ繊維材
に比して、より小さい微粒子の除去にははるかに有効性
が劣っていた。ある種の応用例では、好ましい繊維寸法
は約0.5〜約2.5ミクロンである場合もある。
さの微粒子成分の除去に有効である。この繊維の厚さを
変えることによって、約0.3ミクロン以下の大きさのも
のも含め、全ての範囲の煙の微粒子を除去することがで
きる。マイクロ繊維による濾過の原理はまだよく判明し
ていないが、巻きタバコの煙の微粒子の直径は、約0.1
から約0.6ミクロンの範囲にあると考えられる。フィル
タで使用されているマイクロ繊維の直径は小さいので、
微粒子は直接マイクロ繊維に衝突して保持され、そのた
めに微粒子がその移動方向に向かって移動することが妨
げられる。このことこそ、従来のアセチルセルロースの
フィルタで一般的に使用されてきた標準のより厚い繊維
と対照的な点である。これらの繊維の寸法は通常約10〜
25ミクロンであるので、微粒子がこれらの繊維に向かっ
て衝突することを避けるように、繊維の周囲を巡る空気
の流れに変動をもたらす。これは、数度の機会における
試験によって明らかになっており、相当に厚い直径の繊
維は、約0.1〜10ミクロンの範囲、好ましくは約５ミク
ロンより小さい範囲の直径寸法を有するマイクロ繊維材
に比して、より小さい微粒子の除去にははるかに有効性
が劣っていた。ある種の応用例では、好ましい繊維寸法
は約0.5〜約2.5ミクロンである場合もある。
本発明の好ましい実施例を幾つか詳細に記載した結
果、選択的に吐出し煙フィルタシステムを含ませること
ができる本発明による喫煙者用具は、副流煙と吐出し煙
の周囲への排出を制御すると同時に、使用者にとって使
いやすいことは明らかである。使用者は、吸引及び吐出
しにおいて、正常な環境での喫煙で経験するのと同じよ
うな感覚を経験する。吐出し煙フィルタは十分に低い圧
力降下を有するので、ほとんど努力なしに煙を吐き出す
ことができ、しかも所望の程度に吐出し煙の濾過を達成
することができる。使用者は、巻きタバコを喫煙すると
き、正常な環境で巻きタバコを喫煙する時に経験するよ
うな正常な味と香りを経験する。したがって、喫煙者が
巻きタバコを吸う場所に制約や制限を受けている時、こ
の喫煙者用具は喫煙者にとって非常に魅力的である。こ
のユニットは、例えば航空機、バス、列車、車、仕事
場、家庭環境等、喫煙者が喫煙者用具の使用を要求さ
れ、あるいは自発的に喫煙者用具の使用を選択するのよ
うな閉鎖空間で、巻きタバコの煙の痕跡をはっきりと判
るほど出さないようにするのに、特に有効である。
果、選択的に吐出し煙フィルタシステムを含ませること
ができる本発明による喫煙者用具は、副流煙と吐出し煙
の周囲への排出を制御すると同時に、使用者にとって使
いやすいことは明らかである。使用者は、吸引及び吐出
しにおいて、正常な環境での喫煙で経験するのと同じよ
うな感覚を経験する。吐出し煙フィルタは十分に低い圧
力降下を有するので、ほとんど努力なしに煙を吐き出す
ことができ、しかも所望の程度に吐出し煙の濾過を達成
することができる。使用者は、巻きタバコを喫煙すると
き、正常な環境で巻きタバコを喫煙する時に経験するよ
うな正常な味と香りを経験する。したがって、喫煙者が
巻きタバコを吸う場所に制約や制限を受けている時、こ
の喫煙者用具は喫煙者にとって非常に魅力的である。こ
のユニットは、例えば航空機、バス、列車、車、仕事
場、家庭環境等、喫煙者が喫煙者用具の使用を要求さ
れ、あるいは自発的に喫煙者用具の使用を選択するのよ
うな閉鎖空間で、巻きタバコの煙の痕跡をはっきりと判
るほど出さないようにするのに、特に有効である。
本発明の好ましい幾つかの実施例が詳細に説明された
が、当該の技術の専門家にとっては、本発明の精神また
は添付の請求の範囲を逸脱しない限り、これに対する様
々な変形があり得ることは理解されるであろう。
が、当該の技術の専門家にとっては、本発明の精神また
は添付の請求の範囲を逸脱しない限り、これに対する様
々な変形があり得ることは理解されるであろう。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 スナイドル、スタニスラヴ、エム.
カナダ国、エル５エル １ワイ９ オン
タリオ州、ミシソーガ、シャロントン
コート 4155
(56)参考文献 特開 平４−91778（ＪＰ，Ａ)
実開 平１−167197（ＪＰ，Ｕ)
米国特許5160518（ＵＳ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A24F 13/06
Claims (28)
- 【請求項１】火のついた巻きタバコから発生する副流煙
を漉過するための喫煙者用具であって、 排気ファンと、 前記排気ファンを支持し、前記排気ファンの吸気口を備
えた側壁を有する支持手段と、 火のついた巻きタバコが設置され、少なくとも巻きタバ
コと同じ長さを有し、かつ、少なくとも巻きタバコの直
径の1.5倍の直径を有するとともに、巻きタバコの副流
煙の微粒子に対して非透過性の巻きタバコ筒を備えた副
流煙フィルタカートリッジと、 副流煙を除去するために前記巻きタバコ筒の端部に配置
された、透過性の低圧力降下の筒状の部材であり、内部
の細長いチャンバに巻きタバコの副流煙を入れるための
入口端及び前記入口端の反対側の閉鎖端を有するフィル
タ部材と、 副流煙が前記巻きタバコ筒に沿って前記チャンバへ入
り、前記フィルタ部材を通って径方向外側を通って流れ
ることで漉過させるように、前記巻きタバコ筒の第１の
端を前記フィルタ部材の入口端に接続する接続手段と、 開口が設けられた前端壁を有する、前記副流煙フィルタ
カートリッジのハウジングと、 火のついた巻きタバコが挿入される孔を有し、挿入され
た巻きタバコを前記巻きタバコ筒に支持させる巻きタバ
コホルダと、 前記巻きタバコホルダを前記ハウジングの開口に取り付
ける手段と、 前記巻きタバコホルダ内の火のついた巻きタバコが前記
巻きタバコ筒内に収められるように、前記巻きタバコ筒
の第２の端を前記巻きタバコホルダに固定する固定手段
と、 前記巻きタバコ筒の第２の端の近傍で前記巻きタバコ筒
内に新鮮な空気を供給するための、新鮮な空気の吸気手
段とを有し、 前記排気ファンは、前記吸気手段から前記巻きタバコ筒
に沿って、火のついた巻きタバコに新鮮な空気を吸引
し、前記排気ファンによって、火のついた巻きタバコか
らの副流煙は前記副流煙フィルタカートリッジを通して
吸引され、漉過された空気流は前記ハウジングの出口を
通して排気のために前記排気ファンの吸引口に吸引され
る、喫煙者用具。 - 【請求項２】請求項１に記載の喫煙者用具において、前
記ハウジングは前記排気ファンの支持手段と分離され、 前記排気ファンの吸気口と連絡する出口を有する前記ハ
ウジングを前記排気ファンの支持手段の側壁に連結させ
る手段と、 前記ハウジングの、前記排気ファンの支持手段の側壁と
の連結部をシールするシール手段とを有する喫煙者用
具。 - 【請求項３】請求項２に記載の喫煙者用具において、前
記ハウジングは、前記ハウジングの出口を前記排気ファ
ンの吸気口と連絡させる開放側面を有し、 前記排気ファンの支持手段の側壁と前記ハウジングの残
りの壁は、前記副流煙フィルタカートリッジが前記固定
手段によって位置決めされるチャンバを形成している喫
煙者用具。 - 【請求項４】請求項１に記載の喫煙者用具において、前
記新鮮な空気の吸引手段は、前記巻きタバコホルダ内に
備えられている喫煙者用具。 - 【請求項５】請求項４に記載の喫煙者用具において、前
記新鮮な空気の吸気手段は、新鮮な空気が前記排気ファ
ンによって前記巻きタバコ筒に吸引されるようにするた
めに前記巻きタバコホルダに設けられた複数の小孔であ
る喫煙者用具。 - 【請求項６】請求項５に記載の喫煙者用具において、前
記巻きタバコホルダの孔は、保持された巻きタバコが前
記巻きタバコ筒の下部に位置するように前記巻きタバコ
ホルダ内で偏心しており、前記巻きタバコホルダ及び前
記ハウジングの開口は、前記巻きタバコホルダの孔を前
記巻きタバコ筒の下部に位置合せする協働手段を有し、 支持表面に載置するためのベースに載置されたときに、
前記巻きタバコ筒の下部が最下位に位置する喫煙者用
具。 - 【請求項７】請求項４に記載の喫煙者用具において、前
記固定手段は前記巻きタバコホルダ内の窪み部を有し、
前記巻きタバコ筒の第２の端は前記窪み部にはめ込ま
れ、前記巻きタバコホルダは前記窪み部を囲む突出部を
有し、前記突出部は前記開口に対応する形状であり、前
記突出部は前記巻きタバコ筒を前記ハウジングの開口に
固定するために前記開口にはめ込まれ、前記巻きタバコ
筒の第２の端の前記窪み部への嵌合及び前記突出部の前
記開口への嵌合により前記巻きタバコ筒と前記開口との
間がシールされ、これによって新鮮な空気が前記巻きタ
バコホルダ内に前記吸気手段を通してのみ吸引され、前
記巻きタバコホルダは、フィルタカートリッジを交換可
能とするために、前記巻きタバコ筒を取り付けたまま前
記開口から着脱可能である喫煙者用具。 - 【請求項８】請求項７に記載の喫煙者用具において、前
記巻きタバコホルダの開口は着脱自在のインサートを有
し、複数の着脱自在のインサートは異なる寸法の巻きタ
バコを保持するためにそれぞれ対応する異なる寸法の孔
を有しており、前記インサートのいずれも、対応する寸
法の巻きタバコを保持するために前記巻きタバコホルダ
内に挿入可能である喫煙者用具。 - 【請求項９】請求項１に記載の喫煙者用具において、前
記巻きタバコホルダの開口は、火のついた巻きタバコ
を、喫煙者の唇が巻きタバコのフィルタチップと接触で
きるようにフィルタチップ部が前記巻きタバコホルダの
外に延びた状態で前記巻きタバコホルダに挿入できるよ
うに、前記巻きタバコホルダを貫通している喫煙者用
具。 - 【請求項１０】請求項２に記載の喫煙者用具において、
前記排気ファンを支持する支持手段には、前記排気ファ
ンの吸気口を備えた側壁と前記排気ファンの排気口を備
えた対向側壁とを有する本体部が含まれ、前記排気ファ
ンは前記本体部の前記吸気口と前記排気口との間に取り
付けられ、前記排気ファンのオン及びオフの相を制御す
る制御手段が前記本体部に備えられ、 前記排気ファンを駆動する駆動手段が前記本体部に備え
られ、前記制御手段は前記排気ファンへの動力の供給を
制御する喫煙者用具。 - 【請求項１１】請求項10に記載の喫煙者用具において、
前記駆動手段は、電池、あるいは前記排気ファンの電気
モータ用の外部電源、あるいは前記排気ファンを駆動す
るぜんまい装置である喫煙者用具。 - 【請求項１２】請求項10に記載の喫煙者用具において、
前記接続手段は、前記ハウジングを前記シール手段でシ
ールした状態で前記本体部に接続し、前記接続手段は、
前記副流煙フィルタカートリッジの取り外しを容易にす
るために、前記シール手段の開放及び前記ハウジングの
前記本体部からの取り外しを可能とするように分離可能
である喫煙者用具。 - 【請求項１３】請求項１に記載の喫煙者用具において、
前記巻きタバコ筒は、活性炭が含浸された紙製である喫
煙者用具。 - 【請求項１４】請求項13に記載の喫煙者用具において、
前記紙は、前記巻きタバコ筒の管壁の所望の厚さよりも
薄く、前記所望の厚さを形成するために複層の前記紙が
用いられる喫煙者用具。 - 【請求項１５】請求項10に記載の喫煙者用具において、
第１の温度検知器が、前記巻きタバコ筒に挿入された火
をつけられたばかりの巻きタバコを検知するために前記
巻きタバコ筒の第１の端に配置され、前記第１の温度検
知器は前記制御手段に接続され、前記オンの相のときに
前記排気ファンの動作を検出するための、前記制御手段
に接続された空気流量検知器が前記排気ファンの動作の
ために最小限の空気流量を検知し、前記制御手段は、前
記空気流量検知器が前記最小限を下回る流量を検知し、
火のついた巻きタバコが前記巻きタバコ筒に入っている
場合に、使用者に誤動作を知らせる信号を発する喫煙者
用具。 - 【請求項１６】請求項15に記載の喫煙者用具において、
第２の温度検知器が前記巻きタバコ筒の第２の端の近傍
に配置され、前記第２の温度検知器は前記制御手段に接
続され、前記制御手段は、前記第２の温度検知器が前記
巻きタバコ筒の第２の端の近くで燃えている巻きタバコ
を検知したときに、使用者に巻きタバコの末端であると
いう信号を発する喫煙者用具。 - 【請求項１７】請求項10に記載の喫煙者用具において、
温度検知器が、前記巻きタバコ筒の第２の近くで燃えて
いる巻きタバコを検知するために前記第２の端の近傍に
配置され、前記温度検知器は、燃えている巻きタバコを
検知すると、使用者に巻きタバコの末端を示す信号を発
する喫煙者用具。 - 【請求項１８】請求項10に記載の喫煙者用具において、
温度検知器が、前記巻きタバコ筒に挿入された火をつけ
られたばかりの巻きタバコを検知するために前記巻きタ
バコ筒の第１の端に配置され、前記温度検知器は前記制
御手段に接続され、前記排気ファンが前記オフの相のと
きを検知するオフ相検知手段が前記制御手段に接続さ
れ、前記制御手段は、前記オフ相検知手段が前記排気フ
ァンが前記オフの相にあることを検知し、前記温度検知
器が火のついた巻きタバコを検知した場合に、使用者に
誤動作を知らせる信号を発する喫煙者用具。 - 【請求項１９】請求項17に記載の喫煙者用具において、
前記温度検知器は、巻きタバコの末端を示すために色を
変える熱感知板である喫煙者用具。 - 【請求項２０】請求項19に記載の喫煙者用具において、
前記温度検知器は、巻きタバコの末端を示すために変位
するバイメタル板である喫煙者用具。 - 【請求項２１】火のついた巻きタバコから発生する副流
煙と吐き出し煙とを別々に漉過するための喫煙者用具で
あって、 排気ファンと、 前記排気ファンを支持し、前記排気ファンの吸気口を備
えた側壁を有する支持手段と、 火のついた巻きタバコが設置され、少なくとも巻きタバ
コと同じ長さを有し、かつ、少なくとも巻きタバコの直
径の２倍の直径を有するとともに、巻きタバコの副流煙
に対して非透過性の巻きタバコ筒を備えた副流煙フィル
タカートリッジと、 副流煙を除去するために前記巻きタバコ筒の端部に配置
された、透過性の低圧力降下の細長い筒状の部材であ
り、内部の細長いチャンバに巻きタバコの副流煙を入れ
るための入口端及び前記入口端の反対側の閉鎖端を有す
るフィルタ部材と、 開口が設けられた前端壁を有する、前記副流煙フィルタ
カートリッジの第１のハウジングと、 火のついた巻きタバコが挿入される孔を有し、挿入され
た巻きタバコを前記巻きタバコ筒に支持させる巻きタバ
コホルダと、 前記巻きタバコホルダを前記第１のハウジングの開口に
取り付ける手段と、 前記巻きタバコホルダ内の火のついた巻きタバコが前記
巻きタバコ筒内に収められるように、前記巻きタバコ筒
の第２の端を前記巻きタバコホルダに固定する固定手段
と、 前記巻きタバコ筒の第２の端の近傍で前記巻きタバコ筒
内に新鮮な空気を供給するための、新鮮な空気の吸気手
段と、 巻きタバコの煙から微粒子物質を除去するマイクロ繊維
からなる筒状の部材であり、内部の細長いチャンバに巻
きタバコの煙を入れるための入口端及び前記入口端の反
対側の閉鎖端を有する内側フィルタ要素を備え、前記マ
イクロ繊維は、平均粒径が概ね0.5ないし10ミクロンの
範囲にあって適宜なマイクロ繊維を形成する組成物から
作られている、吐出し煙フィルタカートリッジと、 前記内側フィルタ要素を取り囲み、空気流に対して透過
性の支持基体に保持された、活性炭からなる外側フィル
タ外郭とを有し、 前記内側フィルタ要素は、前記細長いチャンバから前記
内側フィルタ要素へ径方向に通過する巻きタバコの煙か
ら、ほぼ全ての微粒子成分を除去するのに十分に径方向
に厚く、前記マイクロ繊維のフィルタ材は、空気流が前
記内側フィルタ要素を最小限の抵抗で流れるように低い
圧力降下をもち、 前記活性炭の外側フィルタ外郭は、吐き出されて漉過さ
れた巻きタバコの煙の流れから、ほぼ巻きタバコの煙の
全ての気体成分を吸収するのに十分に径方向に厚く、 さらに、使用者が前記吐出しフィルタカートリッジ内に
吐き出すのを容易にするために、前記吐出しフィルタカ
ートリッジの前記入口端の近傍に第１の端部がはめ込ま
れた吐出し用マウスピースと、 吐出し煙が前記吐出しフィルタカートリッジを通過でき
るようにする出口と、開口が設けられた前端壁とを有す
る、前記吐出しフィルタカートリッジの第２のハウジン
グと、 前記吐出しフィルタカートリッジを前記第２のハウジン
グに支持するために、前記吐出し用マウスピースを前記
第２のハウジングの開口に取り付ける取付け手段とを有
し、 前記排気ファンは、前記吸気手段から前記巻きタバコ筒
に沿って、火のついた巻きタバコに新鮮な空気を吸引
し、前記排気ファンによって、火のついた巻きタバコか
らの副流煙は前記副流煙フィルタカートリッジを通して
吸引され、漉過された空気流は前記ハウジングの出口を
通して排気のために前記排気ファンの吸引口に吸引され
る、喫煙者用具。 - 【請求項２２】請求項21に記載の喫煙者用具において、
前記第１のハウジングは前記排気ファンの支持手段と分
離され、 前記排気ファンの吸気口に連絡する出口を有する前記第
１のハウジングを、前記排気ファンの支持手段の側壁と
連結させる第１の連結手段と、 前記第１のハウジングの、前記排気ファンの支持手段の
側壁との連結部をシールするシール手段とを有する喫煙
者用具。 - 【請求項２３】請求項22に記載の喫煙者用具において、
前記第１のハウジングは、前記第１のハウジングの出口
を前記排気ファンの吸気口と連絡させる開放側面を有
し、 前記排気ファンの支持手段の側壁と前記第１のハウジン
グの残りの壁は、前記副流煙フィルタカートリッジが前
記固定手段によって位置決めされるチャンバを形成して
いる喫煙者用具。 - 【請求項２４】請求項21に記載の喫煙者用具において、
前記第２のハウジングを、前記排気ファンの支持手段及
び前記第１のハウジングの少なくとも一方に連結させる
第２の連結手段が設けられ、前記第２の連結手段は前記
第２のハウジングを前記第２のハウジングの前端壁を前
記第１のハウジングの前端壁と位置合せした状態で前記
排気ファンの支持手段に連結し、前記排気ファンの支持
手段は前記排気ファンのための排気口を備えた側壁を有
し、前記第２のハウジングは前記排気口に連絡する入口
を有し、前記排気ファンからの漉過された空気流は、前
記吐出し煙フィルタカートリッジを通過して前記第２の
ハウジングの出口から排出される喫煙者用具。 - 【請求項２５】請求項21に記載の喫煙者用具において、
前記吐出し煙フィルタカートリッジは、その横断面が前
記第２のハウジングの開口よりも小さく、 前記吐出しマウスピースのための取付け手段は、前記吐
出し煙フィルタカートリッジの交換のために前記第２の
ハウジングの開口から引き出せるように、前記第２のハ
ウジングの開口に着脱自在である喫煙者用具。 - 【請求項２６】請求項24に記載の喫煙者用具において、
前記第２の連結手段は、前記第２のハウジングを前記排
気ファンの支持手段に取り外し可能に連結し、前記第２
のハウジングは、前記吐出し煙フィルタカートリッジを
交換できるように前記排気ファンの支持手段から取り外
すことができる喫煙者用具。 - 【請求項２７】請求項21に記載の喫煙者用具において、
前記吐出し煙フィルタカートリッジの入口端部は、筒状
の端部をなすように前記外側フィルタ外郭を超えて延び
る、前記内側フィルタ要素の延長部であり、前記吐出し
マウスピースは、前記筒状の端部すなわち前記吐出しマ
ウスピースに前記筒状の端部をはめ込む嵌合手段を受け
入れている喫煙者用具。 - 【請求項２８】請求項１ないし27のいずれか１項に記載
の喫煙者用具において、前記排気ファンは電動モータに
より駆動され、前記巻きタバコ筒に送る新鮮な空気の流
量を変えるためにファンの速度を変化させる手段を有す
る喫煙者用具。
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| GB9307710.5 | 1993-04-14 | ||
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|---|---|---|---|
| JP6522575A Expired - Fee Related JP2944219B2 (ja) | 1993-04-14 | 1994-04-14 | タバコ煙フィルターシステム |
| JP52257994A Expired - Fee Related JP3485926B2 (ja) | 1993-04-14 | 1994-04-14 | 喫煙者用具 |
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|---|---|---|---|
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