JP3485383B2 - 自動閉鎖型蝶番 - Google Patents
自動閉鎖型蝶番Info
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- JP3485383B2 JP3485383B2 JP13894595A JP13894595A JP3485383B2 JP 3485383 B2 JP3485383 B2 JP 3485383B2 JP 13894595 A JP13894595 A JP 13894595A JP 13894595 A JP13894595 A JP 13894595A JP 3485383 B2 JP3485383 B2 JP 3485383B2
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- Japan
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- door
- hinge
- barrel
- bush
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- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、開放状態の扉を自動
的に閉成させるための自動閉鎖型蝶番に関するものであ
る。
的に閉成させるための自動閉鎖型蝶番に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の上記した自動閉鎖型蝶番として、
所定の傾斜角の第1カム面を有する第1カムを、下部羽
根板本体の軸筒に突出させて取り付け、第1カム面と同
一傾斜角の第2カム面を有する第2カムを、上部羽根板
本体の軸筒内に設け、第1カムを上部羽根板本体の軸筒
内へ挿入して第1カムと第2カムとを当接させる構成と
したものが、例えば実公平7−2935号公報に開示さ
れている。
所定の傾斜角の第1カム面を有する第1カムを、下部羽
根板本体の軸筒に突出させて取り付け、第1カム面と同
一傾斜角の第2カム面を有する第2カムを、上部羽根板
本体の軸筒内に設け、第1カムを上部羽根板本体の軸筒
内へ挿入して第1カムと第2カムとを当接させる構成と
したものが、例えば実公平7−2935号公報に開示さ
れている。
【0003】この自動閉鎖型蝶番は、第1カム面と第2
カム面とが面接触している扉の閉成状態から扉を開放さ
せると、第1カムと第2カムとが面接触の状態から点接
触の状態になる。したがって、扉を開放させた状態で扉
の開放方向への回動力を解除すると、第2カムは、扉の
重量が加わっているので、第2カム面が第1カム面に面
接触するように、すなわち扉が閉成方向へ回動する。そ
して、第2カム面が第1カム面に面接触し、扉の重量に
よって扉を回動させる力が作用しなくなる状態で、扉が
閉成状態となる。
カム面とが面接触している扉の閉成状態から扉を開放さ
せると、第1カムと第2カムとが面接触の状態から点接
触の状態になる。したがって、扉を開放させた状態で扉
の開放方向への回動力を解除すると、第2カムは、扉の
重量が加わっているので、第2カム面が第1カム面に面
接触するように、すなわち扉が閉成方向へ回動する。そ
して、第2カム面が第1カム面に面接触し、扉の重量に
よって扉を回動させる力が作用しなくなる状態で、扉が
閉成状態となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動閉鎖型蝶番
は、扉の回動に緩急を持たせようとしても、第2カムが
第1カム面をトレースするので、第1および第2カムの
加工がむずかしく、扉の回動に緩急を持たせることは困
難である。
は、扉の回動に緩急を持たせようとしても、第2カムが
第1カム面をトレースするので、第1および第2カムの
加工がむずかしく、扉の回動に緩急を持たせることは困
難である。
【0005】この発明は、上記したような不都合を解消
するためになされたもので、簡単な構成で扉をスムーズ
に回動させたり、扉の回動に緩急を容易に持たせること
のできる自動閉鎖型蝶番を提供するものである。
するためになされたもので、簡単な構成で扉をスムーズ
に回動させたり、扉の回動に緩急を容易に持たせること
のできる自動閉鎖型蝶番を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる自動閉
鎖型蝶番は、各々が軸筒を有した一対の蝶番部材と、こ
の一方の蝶番部材の軸筒内に、この軸筒の軸方向へ移動
可能に取り付けられ、他方の蝶番部材の軸筒内周と対向
する外周に傾斜部を有するカム溝が設けられたカムブッ
シュと、他方の蝶番部材の軸筒内に取り付けられ、カム
ブッシュにピストンがロッドを介して連結されるととも
に、カムブッシュを下降方向へ付勢する圧縮コイルばね
を有したダンパーと、他方の蝶番部材の軸筒に外側から
取り付けられ、この軸筒およびダンパーの上蓋を貫通し
てこの軸筒に上蓋を止め付けるとともに、先端部分がカ
ム溝に係合するカムピンとを備え、一対の蝶番部材を閉
成状態から開放させることにより、相対的に上昇したカ
ムブッシュが圧縮コイルばねで下降方向へ付勢され、一
対の蝶番部材が閉成するとともに、一対の蝶番の閉成動
作を制動するものである。
鎖型蝶番は、各々が軸筒を有した一対の蝶番部材と、こ
の一方の蝶番部材の軸筒内に、この軸筒の軸方向へ移動
可能に取り付けられ、他方の蝶番部材の軸筒内周と対向
する外周に傾斜部を有するカム溝が設けられたカムブッ
シュと、他方の蝶番部材の軸筒内に取り付けられ、カム
ブッシュにピストンがロッドを介して連結されるととも
に、カムブッシュを下降方向へ付勢する圧縮コイルばね
を有したダンパーと、他方の蝶番部材の軸筒に外側から
取り付けられ、この軸筒およびダンパーの上蓋を貫通し
てこの軸筒に上蓋を止め付けるとともに、先端部分がカ
ム溝に係合するカムピンとを備え、一対の蝶番部材を閉
成状態から開放させることにより、相対的に上昇したカ
ムブッシュが圧縮コイルばねで下降方向へ付勢され、一
対の蝶番部材が閉成するとともに、一対の蝶番の閉成動
作を制動するものである。
【0007】そして、上記した自動閉鎖型蝶番におい
て、カムピンに、軸筒の外周に当接するフランジ部を設
けるのが望ましい。
て、カムピンに、軸筒の外周に当接するフランジ部を設
けるのが望ましい。
【0008】
【作用】この発明における一方の蝶番部材を扉に取り付
け、他方の蝶番部材を扉枠に取り付け、扉を開放させる
と、一対の蝶番部材は相対的に回動し、カムピンがカム
溝の傾斜部を一方の蝶番部材の軸筒から離れる方向へト
レースすることにより、圧縮コイルばねに付勢力が蓄積
される。したがって、扉を開放させる回動力を解除する
と、圧縮コイルばねの付勢力によってカムピンが傾斜部
を一方の蝶番部材の軸筒へ近付く方向へトレースするこ
とにより、扉は閉成するとともに、閉成動作を制動させ
られる。
け、他方の蝶番部材を扉枠に取り付け、扉を開放させる
と、一対の蝶番部材は相対的に回動し、カムピンがカム
溝の傾斜部を一方の蝶番部材の軸筒から離れる方向へト
レースすることにより、圧縮コイルばねに付勢力が蓄積
される。したがって、扉を開放させる回動力を解除する
と、圧縮コイルばねの付勢力によってカムピンが傾斜部
を一方の蝶番部材の軸筒へ近付く方向へトレースするこ
とにより、扉は閉成するとともに、閉成動作を制動させ
られる。
【0009】
【実施例】以下、図に基づいて説明する。図1は自動閉
鎖型蝶番の閉成状態を示す断面図、図2は自動閉鎖型蝶
番の開放状態を示す断面図、図3(a),(b),
(c),(d)は自動閉鎖型蝶番に使用するカムブッシ
ュの側面図、縦断面図、底面図および側面展開図、図4
は扉の開閉状態を示す説明図である。
鎖型蝶番の閉成状態を示す断面図、図2は自動閉鎖型蝶
番の開放状態を示す断面図、図3(a),(b),
(c),(d)は自動閉鎖型蝶番に使用するカムブッシ
ュの側面図、縦断面図、底面図および側面展開図、図4
は扉の開閉状態を示す説明図である。
【0010】これらの図において、Dは扉、Fは扉Dを
取り付ける扉枠を示す。1は扉Dに取り付けられる上蝶
番部材を示し、羽根板2と、この羽根板2の一端に、一
体的に形成された軸筒4とで構成されている。そして、
羽根板2には、扉Dにビス止めするための取付孔3が複
数設けられている。また、筒部4には、後述する止めね
じ27が螺合するねじ孔5が、180度間隔で2つ設け
られている。
取り付ける扉枠を示す。1は扉Dに取り付けられる上蝶
番部材を示し、羽根板2と、この羽根板2の一端に、一
体的に形成された軸筒4とで構成されている。そして、
羽根板2には、扉Dにビス止めするための取付孔3が複
数設けられている。また、筒部4には、後述する止めね
じ27が螺合するねじ孔5が、180度間隔で2つ設け
られている。
【0011】11は扉枠Fに取り付けられる下蝶番部材
を示し、羽根板12と、この羽根板12の一端に、一体
的に形成された軸筒14とで構成されている。そして、
羽根板12には、扉枠Fにビス止めするための取付孔1
3が複数設けられている。また、筒部14には、後述す
るカムピン71の雄ねじ73が螺合するねじ孔15が、
180度間隔で2つ設けられている。
を示し、羽根板12と、この羽根板12の一端に、一体
的に形成された軸筒14とで構成されている。そして、
羽根板12には、扉枠Fにビス止めするための取付孔1
3が複数設けられている。また、筒部14には、後述す
るカムピン71の雄ねじ73が螺合するねじ孔15が、
180度間隔で2つ設けられている。
【0012】21は軸筒4に取り付けられるカムブッシ
ュを示し、軸筒4内に嵌合状態で収容される大径部分2
2と、軸筒4から下側へ突出し、後述するシリンダ32
の小径部分33内に、回動可能に嵌合する小径部分24
とで構成され、中心に貫通孔26が設けられている。そ
して、大径部分22の外周には、六角穴付きの止めねじ
27が螺合するねじ孔23が、180度間隔で2つ設け
られている。
ュを示し、軸筒4内に嵌合状態で収容される大径部分2
2と、軸筒4から下側へ突出し、後述するシリンダ32
の小径部分33内に、回動可能に嵌合する小径部分24
とで構成され、中心に貫通孔26が設けられている。そ
して、大径部分22の外周には、六角穴付きの止めねじ
27が螺合するねじ孔23が、180度間隔で2つ設け
られている。
【0013】また、小径部分24の外周には、図3
(d)に示すように、下端から垂直部25aで垂直に立
ち上がって第1傾斜部25bで左上方へ上昇した後、水
平部25cで左方向へ水平に延び、第2傾斜部25dで
左上方へ上昇した後、第2傾斜部25dよりも急角度の
第3傾斜部25eで左上方へ上昇するカム溝25が、1
80度間隔で2つ設けられている。
(d)に示すように、下端から垂直部25aで垂直に立
ち上がって第1傾斜部25bで左上方へ上昇した後、水
平部25cで左方向へ水平に延び、第2傾斜部25dで
左上方へ上昇した後、第2傾斜部25dよりも急角度の
第3傾斜部25eで左上方へ上昇するカム溝25が、1
80度間隔で2つ設けられている。
【0014】31は軸筒14に取り付けられるダンパー
を示し、シリンダ32と、ロッド40と、圧縮コイルば
ね48と、ピストン49と、鋼球54と、蓋56と、オ
リフィスピン60とで構成されている。上記したシリン
ダ32は、軸筒14内に嵌合状態で収容される小径部分
33と、軸筒14から下側へ突出する大径部分38とで
構成されている。
を示し、シリンダ32と、ロッド40と、圧縮コイルば
ね48と、ピストン49と、鋼球54と、蓋56と、オ
リフィスピン60とで構成されている。上記したシリン
ダ32は、軸筒14内に嵌合状態で収容される小径部分
33と、軸筒14から下側へ突出する大径部分38とで
構成されている。
【0015】そして、小径部分33には、カムピン71
が嵌合状態で貫通する貫通孔34が、180度間隔で2
つ設けられ、この貫通孔34よりも下側の内周に、中心
に貫通孔36が形成され、圧縮コイルばね48の一端を
係止させる係止凹部37が下側に形成された隔壁35が
設けられている。また、大径部分38には、下端部分に
止めねじ59が貫通する貫通孔39が、180度間隔で
2つ設けられている。なお、シリンダ32は、隔壁35
を含む上側の上蓋と、下側のケースとを一体構成にした
ものである。
が嵌合状態で貫通する貫通孔34が、180度間隔で2
つ設けられ、この貫通孔34よりも下側の内周に、中心
に貫通孔36が形成され、圧縮コイルばね48の一端を
係止させる係止凹部37が下側に形成された隔壁35が
設けられている。また、大径部分38には、下端部分に
止めねじ59が貫通する貫通孔39が、180度間隔で
2つ設けられている。なお、シリンダ32は、隔壁35
を含む上側の上蓋と、下側のケースとを一体構成にした
ものである。
【0016】上記したロッド40は、カムブッシュ21
の貫通孔26に挿通される小径部分41と、カムブッシ
ュ21の下側へ突出し、シリンダ32の隔壁35を貫通
して室内へ延びる大径部分43とで構成されている。そ
して、小径部分41のカムブッシュ21から突出する外
周には、雄ねじ42が形成されている。
の貫通孔26に挿通される小径部分41と、カムブッシ
ュ21の下側へ突出し、シリンダ32の隔壁35を貫通
して室内へ延びる大径部分43とで構成されている。そ
して、小径部分41のカムブッシュ21から突出する外
周には、雄ねじ42が形成されている。
【0017】また、大径部分43には、下端から隔壁3
5までの範囲内で、中心に穴44が設けられるととも
に、この穴44に連通する半径方向の孔45が複数設け
られ、下端の外周に雄ねじ46が形成されている。この
ロッド40は、大径部分43の上端が平座金などを介し
てカムブッシュ21の下端に当接した状態で雄ねじ42
に螺合する2つのナット47によってカムブッシュ21
に取り付けられる。
5までの範囲内で、中心に穴44が設けられるととも
に、この穴44に連通する半径方向の孔45が複数設け
られ、下端の外周に雄ねじ46が形成されている。この
ロッド40は、大径部分43の上端が平座金などを介し
てカムブッシュ21の下端に当接した状態で雄ねじ42
に螺合する2つのナット47によってカムブッシュ21
に取り付けられる。
【0018】上記したピストン49は、シリンダ32の
大径部分38内に収容されるものであり、中心にロッド
40の雄ねじ46と螺合するねじ孔50と、軸方向へ貫
通する貫通孔51と、この貫通孔51の下端部分に形成
され、貫通孔51を開閉する鋼球54を収容する収容部
52と、圧縮コイルばね48の他端を係止させる係止凹
部53とが設けられている。そして、ピストン49に係
合する止め輪55により、鋼球54が収容部52から抜
け落ちないように支持されている。
大径部分38内に収容されるものであり、中心にロッド
40の雄ねじ46と螺合するねじ孔50と、軸方向へ貫
通する貫通孔51と、この貫通孔51の下端部分に形成
され、貫通孔51を開閉する鋼球54を収容する収容部
52と、圧縮コイルばね48の他端を係止させる係止凹
部53とが設けられている。そして、ピストン49に係
合する止め輪55により、鋼球54が収容部52から抜
け落ちないように支持されている。
【0019】上記した蓋56は、シリンダ32の下端を
閉塞するものであり、中心に、下側に雌ねじ部を有する
貫通孔57が形成されるとともに、外周に止めねじ59
が螺合するねじ孔58が、180度間隔で2つ設けられ
ている。上記したオリフィスピン60は、蓋56の貫通
孔57の雌ねじ部に螺合する雄ねじが形成され、蓋56
を貫通した先端部分がロッド40の穴44に嵌合してい
る。
閉塞するものであり、中心に、下側に雌ねじ部を有する
貫通孔57が形成されるとともに、外周に止めねじ59
が螺合するねじ孔58が、180度間隔で2つ設けられ
ている。上記したオリフィスピン60は、蓋56の貫通
孔57の雌ねじ部に螺合する雄ねじが形成され、蓋56
を貫通した先端部分がロッド40の穴44に嵌合してい
る。
【0020】なお、ロッド40の穴44と、オリフィス
ピン60との間隙がオリフィスとして機能し、オリフィ
スピン60によってオリフィスを調整することにより、
制動力を調整することができる。そして、シリンダ32
の小径部分33、隔壁35、大径部分38と、ピストン
49と、蓋56とで区画される上側室内および下側室内
には、粘性流体としてのシリコンオイル61が充填され
ている。
ピン60との間隙がオリフィスとして機能し、オリフィ
スピン60によってオリフィスを調整することにより、
制動力を調整することができる。そして、シリンダ32
の小径部分33、隔壁35、大径部分38と、ピストン
49と、蓋56とで区画される上側室内および下側室内
には、粘性流体としてのシリコンオイル61が充填され
ている。
【0021】71はカムピンを示し、軸部72と、フラ
ンジ部74とで構成され、軸部72には軸筒14のねじ
孔15に螺合する雄ねじ73が形成されている。そし
て、シリンダ32を貫通した先端部分は、カムブッシュ
21のカム溝25に嵌合状態で係合している。なお、符
号の付与は省略してあるが、シリンダ32と、ロッド4
0、ピストン49、蓋56との当接部分、蓋56とオリ
フィスピン60との当接部分には、シリコンオイル61
を漏らさないように、水密性を確保するためにOリング
が配設されている。
ンジ部74とで構成され、軸部72には軸筒14のねじ
孔15に螺合する雄ねじ73が形成されている。そし
て、シリンダ32を貫通した先端部分は、カムブッシュ
21のカム溝25に嵌合状態で係合している。なお、符
号の付与は省略してあるが、シリンダ32と、ロッド4
0、ピストン49、蓋56との当接部分、蓋56とオリ
フィスピン60との当接部分には、シリコンオイル61
を漏らさないように、水密性を確保するためにOリング
が配設されている。
【0022】次に、動作について説明する。なお、図4
に実線で示すように、両羽根板2,12がほぼ当接する
状態の扉Dの閉成状態では、各部が図1に示す状態とな
っており、カムピン71がカム溝25の第3傾斜部25
eに位置している。この状態で、扉Dを開放させるため
に回動させると、すなわち図4における実線の扉Dを時
計方向へ回動させると、カムピン71が固定側で、カム
ブッシュ21が回動側となるので、カムピン71が第3
傾斜部25eから第2傾斜部25dへと係合位置を移す
ので、扉Dはわずかに上昇しながら回動する。
に実線で示すように、両羽根板2,12がほぼ当接する
状態の扉Dの閉成状態では、各部が図1に示す状態とな
っており、カムピン71がカム溝25の第3傾斜部25
eに位置している。この状態で、扉Dを開放させるため
に回動させると、すなわち図4における実線の扉Dを時
計方向へ回動させると、カムピン71が固定側で、カム
ブッシュ21が回動側となるので、カムピン71が第3
傾斜部25eから第2傾斜部25dへと係合位置を移す
ので、扉Dはわずかに上昇しながら回動する。
【0023】このように扉Dが上昇すると、ピストン4
9も上昇するので、圧縮コイルばね48が圧縮されると
ともに、隔壁35とピストン49との間の上側室の容積
が小さくなるため、シリコンオイル61が上側室から貫
通孔51を通って下側室へと流れ、扉Dを開放させる回
動力に制動がかからない状態となる。そして、カムピン
71が第2傾斜部25dから水平部25cへと係合位置
を移すと、扉Dは回動させても上昇せず、扉Dを開放さ
せる回動力を解除しても、扉Dを閉成させる回動力が作
用しなくなり、図4に二点鎖線で示すように、扉Dの開
放状態を維持させることができる。
9も上昇するので、圧縮コイルばね48が圧縮されると
ともに、隔壁35とピストン49との間の上側室の容積
が小さくなるため、シリコンオイル61が上側室から貫
通孔51を通って下側室へと流れ、扉Dを開放させる回
動力に制動がかからない状態となる。そして、カムピン
71が第2傾斜部25dから水平部25cへと係合位置
を移すと、扉Dは回動させても上昇せず、扉Dを開放さ
せる回動力を解除しても、扉Dを閉成させる回動力が作
用しなくなり、図4に二点鎖線で示すように、扉Dの開
放状態を維持させることができる。
【0024】このように扉Dを開放状態に維持させる
と、各部は図1に示す状態から図2に示す状態となる。
この扉Dを開放状態に維持させることができる範囲は、
扉Dを開放させた98度から、図4に二点鎖線で示す1
70度の範囲に設定されている。
と、各部は図1に示す状態から図2に示す状態となる。
この扉Dを開放状態に維持させることができる範囲は、
扉Dを開放させた98度から、図4に二点鎖線で示す1
70度の範囲に設定されている。
【0025】次に、上述した開放状態の扉Dを閉成させ
るために回動させると、すなわち図4における二点鎖線
の扉Dを反時計方向へ回動させると、カムピン71が水
平部25cから第2傾斜部25dへと係合位置を移した
後、第2傾斜部25dから第3傾斜部25eへと係合位
置を移すことになる。そして、カムピン71が水平部2
5cから第2傾斜部25d、第3傾斜部25eへ進む
と、扉Dはわずかに下降しながら回動する。
るために回動させると、すなわち図4における二点鎖線
の扉Dを反時計方向へ回動させると、カムピン71が水
平部25cから第2傾斜部25dへと係合位置を移した
後、第2傾斜部25dから第3傾斜部25eへと係合位
置を移すことになる。そして、カムピン71が水平部2
5cから第2傾斜部25d、第3傾斜部25eへ進む
と、扉Dはわずかに下降しながら回動する。
【0026】このように扉Dが下降すると、ピストン4
9も下降するので、圧縮コイルばね48が伸張するとと
もに、隔壁35とピストン49との間の容積が大きくな
るため、シリコンオイル61が下側室から上側室へ流れ
ようとする。しかし、鋼球54によってピストン49の
貫通孔51が閉塞されるので、シリコンオイル61は、
オリフィスとして機能するロッド40の穴44とオリフ
ィスピン60との間隙、穴44、孔45を通って下側室
から上側室へと流れ、扉Dを閉成させる回動力に制動を
かける状態となる。
9も下降するので、圧縮コイルばね48が伸張するとと
もに、隔壁35とピストン49との間の容積が大きくな
るため、シリコンオイル61が下側室から上側室へ流れ
ようとする。しかし、鋼球54によってピストン49の
貫通孔51が閉塞されるので、シリコンオイル61は、
オリフィスとして機能するロッド40の穴44とオリフ
ィスピン60との間隙、穴44、孔45を通って下側室
から上側室へと流れ、扉Dを閉成させる回動力に制動を
かける状態となる。
【0027】なお、カムピン71が第2傾斜部25dに
係合し始めたときに、扉Dから手を離しても、扉Dの重
量および圧縮コイルばね48の付勢力により、カムピン
71が第2傾斜部25dから第3傾斜部25eへと係合
してゆくので、扉Dは自動的に閉成する。そして、第3
傾斜部25eの傾斜角が第2傾斜部25dの傾斜角より
も急峻になっているので、扉Dの閉成状態を確実に維持
することができる。
係合し始めたときに、扉Dから手を離しても、扉Dの重
量および圧縮コイルばね48の付勢力により、カムピン
71が第2傾斜部25dから第3傾斜部25eへと係合
してゆくので、扉Dは自動的に閉成する。そして、第3
傾斜部25eの傾斜角が第2傾斜部25dの傾斜角より
も急峻になっているので、扉Dの閉成状態を確実に維持
することができる。
【0028】このように扉Dを閉成させると、各部は図
2に示す状態から図1に示す状態となる。そして、扉D
を閉成させる回動力に制動がかかるのは、カムピン71
が第2傾斜部25d、第3傾斜部25eに係合している
間、すなわち扉Dが98度の開度から閉成状態まで閉成
方向へ回動する範囲に設定されている。
2に示す状態から図1に示す状態となる。そして、扉D
を閉成させる回動力に制動がかかるのは、カムピン71
が第2傾斜部25d、第3傾斜部25eに係合している
間、すなわち扉Dが98度の開度から閉成状態まで閉成
方向へ回動する範囲に設定されている。
【0029】上述したように、カム溝25にカムピン7
1を係合させたので、扉Dを急速に開閉させても、カム
ピン71がカム溝25から外れることがないため、扉D
の閉成時の回動力を確実に制動させることができ、ダン
パー効果を得ることができる。そして、カム溝25をト
レースするカムピン71は強度が必要であり、このカム
ピン71に、ダンパー31を軸筒14に取り付ける取付
ねじの機能を兼用させたので、部品点数および取付工数
を削減することができる。
1を係合させたので、扉Dを急速に開閉させても、カム
ピン71がカム溝25から外れることがないため、扉D
の閉成時の回動力を確実に制動させることができ、ダン
パー効果を得ることができる。そして、カム溝25をト
レースするカムピン71は強度が必要であり、このカム
ピン71に、ダンパー31を軸筒14に取り付ける取付
ねじの機能を兼用させたので、部品点数および取付工数
を削減することができる。
【0030】また、カムピン71を180度間隔で2つ
配設したので、より一層の強度を確保でき、ダンパー3
1を軸筒14に強固に取り付けることができる。さら
に、カムピン71にフランジ部74を設け、このフラン
ジ部74を軸筒14の外周に当接させることにより、扉
Dの重力、扉Dの回動によるねじり力、圧縮コイルばね
48の付勢力が作用しても、軸部72が軸筒14の軸方
向へ煽られなくなるので、カムピン71を安定した状態
に維持することができる。
配設したので、より一層の強度を確保でき、ダンパー3
1を軸筒14に強固に取り付けることができる。さら
に、カムピン71にフランジ部74を設け、このフラン
ジ部74を軸筒14の外周に当接させることにより、扉
Dの重力、扉Dの回動によるねじり力、圧縮コイルばね
48の付勢力が作用しても、軸部72が軸筒14の軸方
向へ煽られなくなるので、カムピン71を安定した状態
に維持することができる。
【0031】そして、下側、すなわちカムブッシュ21
に近いナット47を回動させてロッド40を回動させ、
あるいはロッド40を直接回動させ、ロッド40とピス
トン49との相対位置を変化させることにより、圧縮コ
イルばね48の付勢力を変化させることができるので、
扉Dの重量に合わせた操作性を得ることができる。ま
た、軸筒14にカセット式に構成したダンパー31をカ
ムピン71で取り付ける構成としたので、軸筒14をシ
リンダとしてダンパーを構成する場合に比較し、軸筒1
4に溶接、シールなどの加工を施す必要がなくなるた
め、安価に製作することができる。
に近いナット47を回動させてロッド40を回動させ、
あるいはロッド40を直接回動させ、ロッド40とピス
トン49との相対位置を変化させることにより、圧縮コ
イルばね48の付勢力を変化させることができるので、
扉Dの重量に合わせた操作性を得ることができる。ま
た、軸筒14にカセット式に構成したダンパー31をカ
ムピン71で取り付ける構成としたので、軸筒14をシ
リンダとしてダンパーを構成する場合に比較し、軸筒1
4に溶接、シールなどの加工を施す必要がなくなるた
め、安価に製作することができる。
【0032】さらに、ダンパー31がカセット式である
ので、圧縮コイルばね48の扉Dを閉成させる付勢力の
異なるものを種々用意しておき、扉Dの重量を考慮して
ダンパー31を選択することにより、前述したように、
現場で圧縮コイルばね48の付勢力を調整することな
く、扉Dの重量に左右されない操作性を得ることができ
る。そして、カムブッシュ21にカム溝25を形成し、
このカム溝25にカムピン71を係合させることによ
り、扉Dをスムーズに回動させることができるので、扉
Dをスムーズに回動させる構成が簡単になる。
ので、圧縮コイルばね48の扉Dを閉成させる付勢力の
異なるものを種々用意しておき、扉Dの重量を考慮して
ダンパー31を選択することにより、前述したように、
現場で圧縮コイルばね48の付勢力を調整することな
く、扉Dの重量に左右されない操作性を得ることができ
る。そして、カムブッシュ21にカム溝25を形成し、
このカム溝25にカムピン71を係合させることによ
り、扉Dをスムーズに回動させることができるので、扉
Dをスムーズに回動させる構成が簡単になる。
【0033】また、カムブッシュ21にカム溝25を形
成すればよいので、カムの加工が容易になり、扉Dの回
動に緩急を容易に持たせることができるとともに、カム
ピン71がカム溝25を容易にトレースできるため、カ
ム溝25の形状に自由度を持たせることができる。
成すればよいので、カムの加工が容易になり、扉Dの回
動に緩急を容易に持たせることができるとともに、カム
ピン71がカム溝25を容易にトレースできるため、カ
ム溝25の形状に自由度を持たせることができる。
【0034】図5は自動閉鎖型蝶番の開放状態を示す断
面図、図6は自動閉鎖型蝶番に使用するカムブッシュの
斜視図であり、図1〜図4と同一または相当部分に同一
符号を付して説明を省略する。なお、圧縮コイルばねの
付勢力で扉を閉成させるものである。
面図、図6は自動閉鎖型蝶番に使用するカムブッシュの
斜視図であり、図1〜図4と同一または相当部分に同一
符号を付して説明を省略する。なお、圧縮コイルばねの
付勢力で扉を閉成させるものである。
【0035】図5および図6において、23Aは案内溝
を示し、カムブッシュ21の大径部分22の外周に18
0度間隔で2つ設けられている。そして、案内溝23A
の形状は、止めねじ27の直径で軸方向へ所定の長さに
形成され、止めねじ27が嵌合状態で係合、移動できる
形状とされている。なお、他の部分は、図1〜図4と同
様に構成されている。
を示し、カムブッシュ21の大径部分22の外周に18
0度間隔で2つ設けられている。そして、案内溝23A
の形状は、止めねじ27の直径で軸方向へ所定の長さに
形成され、止めねじ27が嵌合状態で係合、移動できる
形状とされている。なお、他の部分は、図1〜図4と同
様に構成されている。
【0036】次に、動作について、先の動作と異なる部
分について説明する。まず、閉成状態の扉Dを開放させ
ると、カムピン71のカム溝25との係合位置が変化す
る。そして、カムブッシュ21に案内溝23Aが設けら
れているので、カムブッシュ21が上昇することによ
り、止めねじ27がカム溝23A内を相対的に下降し、
扉Dの開放維持状態で、図5に示す状態となる。また、
開放維持状態の扉Dを閉成させると、カムブッシュ21
が下降することにより、止めねじ27がカム溝23A内
を相対的に上昇し、扉Dの閉成状態となる。
分について説明する。まず、閉成状態の扉Dを開放させ
ると、カムピン71のカム溝25との係合位置が変化す
る。そして、カムブッシュ21に案内溝23Aが設けら
れているので、カムブッシュ21が上昇することによ
り、止めねじ27がカム溝23A内を相対的に下降し、
扉Dの開放維持状態で、図5に示す状態となる。また、
開放維持状態の扉Dを閉成させると、カムブッシュ21
が下降することにより、止めねじ27がカム溝23A内
を相対的に上昇し、扉Dの閉成状態となる。
【0037】上述したように、この自動閉鎖型蝶番にお
いても、図1〜図4の自動閉鎖型蝶番と同様な効果を得
ることができる。そして、カムブッシュ21に案内溝2
3Aを設け、カムブッシュ21を上下動させることによ
り、止めねじ27がカム溝23A内を相対的に上下動す
る構成としたので、扉Dは開閉させても上下動しなくな
るため、扉Dの閉成状態において、扉Dの上端と扉枠F
との間に間隙を設ける必要がなくなり、外観に違和感が
なくなるとともに、両軸筒4,14を当接させることが
できる。
いても、図1〜図4の自動閉鎖型蝶番と同様な効果を得
ることができる。そして、カムブッシュ21に案内溝2
3Aを設け、カムブッシュ21を上下動させることによ
り、止めねじ27がカム溝23A内を相対的に上下動す
る構成としたので、扉Dは開閉させても上下動しなくな
るため、扉Dの閉成状態において、扉Dの上端と扉枠F
との間に間隙を設ける必要がなくなり、外観に違和感が
なくなるとともに、両軸筒4,14を当接させることが
できる。
【0038】なお、ダンパー31をカセット式として取
り付ける例で説明したが、ダンパー31を用いずに、軸
筒14に上蓋に相当する部材をカムピン71で取り付
け、カム溝25にカムピン71を係合させて扉Dを自重
で閉成させたり、軸筒14に上蓋をカムピン71で取り
付け、カム溝25にカムピン71を係合させるととも
に、ロッド40およびピストン49に相当する係止部材
で圧縮コイルばね48を装填して扉Dを、自重および圧
縮コイルばね48の付勢力、または圧縮コイルばね48
の付勢力で閉成させる構成としてもよい。
り付ける例で説明したが、ダンパー31を用いずに、軸
筒14に上蓋に相当する部材をカムピン71で取り付
け、カム溝25にカムピン71を係合させて扉Dを自重
で閉成させたり、軸筒14に上蓋をカムピン71で取り
付け、カム溝25にカムピン71を係合させるととも
に、ロッド40およびピストン49に相当する係止部材
で圧縮コイルばね48を装填して扉Dを、自重および圧
縮コイルばね48の付勢力、または圧縮コイルばね48
の付勢力で閉成させる構成としてもよい。
【0039】そして、ダンパーをカセット式とせず、軸
筒14をケースとして利用し、ダンパーを構成してもよ
い。また、カム溝25の形状は、上記した例の他、第1
傾斜部25bをなくして垂直部25aを直接水平部25
cに接続したり、垂直部25aから所定の傾斜角で左上
へ上昇する1つ傾斜部としたり、2つの垂直部25aの
長さを変えて扉Dを180度以上開閉できる形状として
もよい。
筒14をケースとして利用し、ダンパーを構成してもよ
い。また、カム溝25の形状は、上記した例の他、第1
傾斜部25bをなくして垂直部25aを直接水平部25
cに接続したり、垂直部25aから所定の傾斜角で左上
へ上昇する1つ傾斜部としたり、2つの垂直部25aの
長さを変えて扉Dを180度以上開閉できる形状として
もよい。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、カム
溝をトレースするカムピンは強度が必要であり、このカ
ムピンに、シリンダを軸筒に取り付ける取付ねじの機能
を兼用させたので、部品点数および取付工数を削減する
ことができる。さらに、一方の蝶番部材の軸筒内に、こ
の軸筒の軸方向へ移動可能にカムブッシュを取り付けた
ので、扉は開閉させても上下動しなくなるため、扉の閉
成状態において、扉の上端と扉枠との間に間隙を設ける
必要がなくなり、外観に違和感がなくなる。そして、カ
ムピンにフランジ部を設け、このフランジ部を軸筒の外
周に当接させることにより、カムピンの軸部が軸筒の軸
方向へ煽られなくなるので、カムピンを安定した状態に
維持することができる。
溝をトレースするカムピンは強度が必要であり、このカ
ムピンに、シリンダを軸筒に取り付ける取付ねじの機能
を兼用させたので、部品点数および取付工数を削減する
ことができる。さらに、一方の蝶番部材の軸筒内に、こ
の軸筒の軸方向へ移動可能にカムブッシュを取り付けた
ので、扉は開閉させても上下動しなくなるため、扉の閉
成状態において、扉の上端と扉枠との間に間隙を設ける
必要がなくなり、外観に違和感がなくなる。そして、カ
ムピンにフランジ部を設け、このフランジ部を軸筒の外
周に当接させることにより、カムピンの軸部が軸筒の軸
方向へ煽られなくなるので、カムピンを安定した状態に
維持することができる。
【0041】また、カムブッシュにカム溝を形成し、こ
のカム溝にカムピンを係合させることにより、扉をスム
ーズに回動させることができるので、扉をスムーズに回
動させる構成が簡単になる。さらに、カムブッシュにカ
ム溝を形成すればよいので、カムの加工が容易になり、
扉の回動に緩急を容易に持たせることができるととも
に、カムピンがカム溝を容易にトレースできるため、カ
ム溝の形状に自由度を持たせることができる。
のカム溝にカムピンを係合させることにより、扉をスム
ーズに回動させることができるので、扉をスムーズに回
動させる構成が簡単になる。さらに、カムブッシュにカ
ム溝を形成すればよいので、カムの加工が容易になり、
扉の回動に緩急を容易に持たせることができるととも
に、カムピンがカム溝を容易にトレースできるため、カ
ム溝の形状に自由度を持たせることができる。
【図1】自動閉鎖型蝶番の閉成状態を示す断面図であ
る。
る。
【図2】自動閉鎖型蝶番の開放状態を示す断面図であ
る。
る。
【図3】(a),(b),(c),(d)は自動閉鎖型
蝶番に使用するカムブッシュの側面図、縦断面図、底面
図および側面展開図である。
蝶番に使用するカムブッシュの側面図、縦断面図、底面
図および側面展開図である。
【図4】扉の開閉状態を示す説明図である。
【図5】自動閉鎖型蝶番の開放状態を示す断面図であ
る。
る。
【図6】自動閉鎖型蝶番に使用するカムブッシュの斜視
図である。
図である。
1 上蝶番部材
2,12 羽根板
3,13 取付孔
4,14 軸筒
5,15 ねじ孔
11 下蝶番部材
21 カムブッシュ
23A 案内溝
25 カム溝
25a 垂直部
25b 第1傾斜部
25c 水平部
25d 第2傾斜部
25e 第3傾斜部
27 止めねじ
31 ダンパー
32 シリンダ
40 ロッド
42 雄ねじ
44 穴
45 孔
47 ナット
48 圧縮コイルばね
49 ピストン
55 止め輪
56 蓋
60 オリフィスピン
61 シリコンオイル
71 カムピン
72 軸部
74 フランジ部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E05F 3/20
E05F 1/12
E05F 3/10
E05F 1/06
E05D 7/086
Claims (2)
- 【請求項1】 各々が軸筒を有した一対の蝶番部材と、 この一方の蝶番部材の軸筒内に、この軸筒の軸方向へ移
動可能に取り付けられ、前記他方の蝶番部材の軸筒内周
と対向する外周に傾斜部を有するカム溝が設けられたカ
ムブッシュと、前記他方の蝶番部材の軸筒内に取り付けられ、前記カム
ブッシュにピストンがロッドを介して連結されるととも
に、前記カムブッシュを下降方向へ付勢する圧縮コイル
ばねを有したダンパーと、 前記他方の蝶番部材の軸筒に外側から取り付けられ、こ
の軸筒および前記ダンパーの上蓋を貫通してこの軸筒に
前記上蓋を止め付けるとともに、先端部分が前記カム溝
に係合するカムピンとを備え、 前記一対の蝶番部材を閉成状態から開放させることによ
り、相対的に上昇した前記カムブッシュが前記圧縮コイ
ルばねで下降方向へ付勢され、前記一対の蝶番部材が閉
成するとともに、前記一対の蝶番の閉成動作を制動す
る、 ことを特徴とする自動閉鎖型蝶番。 - 【請求項2】 請求項1に記載の自動閉鎖型蝶番におい
て、前記カムピンは、前記軸筒の外周に当接するフランジ部
を有する、 ことを特徴とする自動閉鎖型蝶番。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13894595A JP3485383B2 (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 自動閉鎖型蝶番 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13894595A JP3485383B2 (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 自動閉鎖型蝶番 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08312237A JPH08312237A (ja) | 1996-11-26 |
JP3485383B2 true JP3485383B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=15233833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13894595A Expired - Fee Related JP3485383B2 (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 自動閉鎖型蝶番 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3485383B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011094445A (ja) * | 2009-11-02 | 2011-05-12 | Konakawa:Kk | 自動開閉扉蝶番 |
JP2012172450A (ja) * | 2011-02-23 | 2012-09-10 | Woodworks Co Ltd | ドアシステム |
JP2012172451A (ja) * | 2011-02-23 | 2012-09-10 | Yoyo Co Ltd | 蝶番 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990073434A (ko) * | 1999-07-12 | 1999-10-05 | 송희무 | 문자동닫힘및정지기능경첩세트 |
KR20000057016A (ko) * | 1999-11-18 | 2000-09-15 | 장종복 | 유압작동 완충경첩의 자동복귀장치 |
KR100381662B1 (ko) * | 2000-07-05 | 2003-04-23 | 윤남중 | 도어 체크 |
KR20020010787A (ko) * | 2000-07-31 | 2002-02-06 | 이인성 | 수직형 도어 클로져 |
KR20020062405A (ko) * | 2001-01-20 | 2002-07-26 | 주식회사 에스엔드씨테크 | 수직형 자동 도어클로져 |
KR20030008248A (ko) * | 2001-07-16 | 2003-01-25 | 주식회사 에스엔드씨테크 | 자동닫힘 도어용 힌지 |
KR100456787B1 (ko) * | 2002-02-07 | 2004-11-10 | 주식회사 에스엔드씨테크 | 개량된 피스톤구동구조를 갖는 자동닫힘 도어용 힌지 |
KR100456786B1 (ko) * | 2002-02-07 | 2004-11-10 | 주식회사 에스엔드씨테크 | 자동닫힘 도어용 힌지에 있어서 유압제어구조 |
KR100511563B1 (ko) * | 2002-03-23 | 2005-09-02 | 정순자 | 도어 경첩의 저속 개폐장치 |
KR20030079509A (ko) * | 2002-04-04 | 2003-10-10 | 주식회사 에스엔드씨테크 | 정지형 자동닫힘 도어용 힌지 |
JP2005113682A (ja) * | 2005-01-27 | 2005-04-28 | Kazu Sawa | 緩衝機能付き自動閉扉機構及びその蝶番 |
KR100835730B1 (ko) * | 2005-07-29 | 2008-06-05 | 주식회사 아이원이노텍 | 볼타입 클러치장치 및 이를 이용한 자동복귀 힌지장치 |
KR100761904B1 (ko) * | 2006-08-08 | 2007-09-28 | 주식회사 아이원이노텍 | 건자재용 도어의 자동복귀 힌지장치 |
UA115453C2 (uk) * | 2012-10-04 | 2017-11-10 | Ін Енд Тек С.Р.Л. | Завісовий пристрій для дверей, віконниць і подібного |
US9982470B2 (en) | 2012-11-09 | 2018-05-29 | Ford Global Technologies, Llc | Soft close mechanism for a closure |
KR101583649B1 (ko) * | 2014-03-20 | 2016-01-08 | 주식회사 아이원이노텍 | 도어 힌지장치 |
JP2016034627A (ja) | 2014-08-04 | 2016-03-17 | 株式会社ジーシー | 係止部材、ミキシングチップ及びダブルシリンジ |
CN212478882U (zh) * | 2020-09-22 | 2021-02-05 | 肇庆市高要区兆高金属科技有限公司 | 一种双向启闭门轴 |
CN112502553A (zh) * | 2020-09-22 | 2021-03-16 | 肇庆市高要区兆高金属科技有限公司 | 一种双向启闭门轴 |
-
1995
- 1995-05-15 JP JP13894595A patent/JP3485383B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011094445A (ja) * | 2009-11-02 | 2011-05-12 | Konakawa:Kk | 自動開閉扉蝶番 |
JP2012172450A (ja) * | 2011-02-23 | 2012-09-10 | Woodworks Co Ltd | ドアシステム |
JP2012172451A (ja) * | 2011-02-23 | 2012-09-10 | Yoyo Co Ltd | 蝶番 |
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---|---|
JPH08312237A (ja) | 1996-11-26 |
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