JP3481042B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JP3481042B2 JP3481042B2 JP10313896A JP10313896A JP3481042B2 JP 3481042 B2 JP3481042 B2 JP 3481042B2 JP 10313896 A JP10313896 A JP 10313896A JP 10313896 A JP10313896 A JP 10313896A JP 3481042 B2 JP3481042 B2 JP 3481042B2
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Description
き付けて印字するインクジェット記録装置に関するもの
である。
ルを有した印字ヘッドと用紙とを対向配置し、印字ヘッ
ドを主走査しながら、出力データに対応するノズルから
インクを噴射させて用紙に吹き付けることによって、用
紙に文字や図形を印字するようになっている。従って、
このような動作により印字するインクジェット記録装置
は、用紙に吹き付けられたインクが吹き付け部分以外を
汚さないように、インクに対して速乾性が要求される一
方、高精細の印字出力となるように、ノズルに対して小
口径化が要求されるため、ノズルがインクの凝固により
目詰まりし易いものになっている。
は、印字を停止する場合、ノズル部におけるインクの乾
燥による目詰まりを防止するように、印字ヘッドをキャ
ップ部材によりキャッピングして大気と遮断し、ノズル
周辺の雰囲気を高湿度の状態に維持させるようになって
いる。さらに、印字中においても、一定時間以上印字に
使用されないノズルが存在すると、このノズル部におけ
るインクが乾燥して目詰まりすることになる。従って、
従来は、目詰まりを生じさせない範囲で所定時間を設定
し、キャッピングの有無に拘わらず全時間を計測して所
定時間毎に全ノズルからインクを噴出させるフラッシン
グ動作や前記印字ヘッドの全ノズルよりインクを吸引排
出させるパージング動作等のメンテナンス動作を実施す
るようになっており、キャッピング中に所定時間が経過
したときには、キャッピングの解除直後にメンテナンス
動作を実施するようになっている。
来のように、キャッピングの有無に拘わらず全時間を計
測すると、メンテナンス動作が高い頻度で行われること
になるため、印字データ数に対するインクの消費量が増
大するという問題がある。従って、所望の印字データ数
を得ようとすると、インクを多量に収容できるように、
大きなインクカートリッジを記録装置に内蔵することが
必要となり、結果として記録装置の大型化を招来するこ
となる。
開示されているように、キャッピング中の時間を所定時
間の計測から除外し、キャッピングが解除されている時
間のみを所定時間の計測に使用することによって、メン
テナンス動作の頻度を低減することが考えられる。とこ
ろが、印字ヘッドは、キャッピングによっても僅かに乾
燥するため、長時間のキャッピングにより目詰まりが生
じ易い状態になることがある。従って、上記のようにキ
ャッピング中の時間を所定時間の計測から完全に除外す
ると、キャッピングを解除してからメンテナンス動作を
行うまでの間に目詰まりを生じることがあるという問題
がある。
インクの消費量を低減させることができると共に、目詰
まりを確実に防止することができるインクジェット記録
装置を提供しようとするものである。
に、請求項1の発明は、ノズルからインクを記録媒体に
噴射して印字を行う印字ヘッドを備えると共に、前記印
字ヘッドの噴射環境を適正化するメンテナンス動作を定
期的に実施するインクジェット記録装置において、前記
ノズルでのインクの乾燥を防ぐように前記印字ヘッドに
キャッピングを行うキャップ部材と、前回のメンテナン
ス動作からの経過時間を計測し、且つ、前記キャップ部
材により印字ヘッドがキャッピングされているキャップ
時間は、実時間よりも短縮された時間となるように計測
する経過時間測定手段と、前記経過時間測定手段による
計測値の合計が所定値となったときに、前記メンテナン
ス動作を実施させるメンテナンス手段とを有することを
特徴としている。これにより、ノズルの乾燥が防止され
たキャップ時間を実時間よりも短縮するように計測する
ことによって、経過時間測定手段における計測値と所定
値との判定によるメンテナンス動作の間隔を延長させる
ことが可能になる。従って、キャッピング時におけるノ
ズルの乾燥を考慮しながらメンテナンス動作の間隔を拡
大させているため、印字データ数に対するインクの消費
量を低減させることができると共に、目詰まりを確実に
防止することができる。
ジェット記録装置であって、前記メンテナンス手段は、
前記印字ヘッドの全ノズルからインクを強制噴射させる
フラッシング動作を定期的に実施するフラッシング手段
であることを特徴としている。これにより、フラッシン
グ動作によりノズル部におけるインクの乾燥防止、メニ
スカスの回復等を行うことが可能になるため、ノズルの
目詰まりや噴射されるインク液滴のばらつき等の不良を
防止することができる。
ジェット記録装置であって、前記メンテナンス手段は、
前記印字ヘッドの全ノズルよりインクを吸引排出させる
パージング動作を定期的に実施するパージ手段であるこ
とを特徴としている。これにより、フッランシング動作
と比較して遙に多くのインクを使用するため、目詰まり
を起こしかけたノズルの回復や、ヘッド内に混入した空
気の排出等を行うことが可能になり、主としてインクの
不吐出を防止することができる。
ジェット記録装置であって、前記経過時間測定手段は、
キャッピング時におけるノズルでのインクの乾燥割合
と、キャッピングがなされず、大気開放されたときのノ
ズルの乾燥割合とを一致させる短縮率となるように、キ
ャップ時間を計測することを特徴としている。これによ
り、キャッピング時の乾燥割合とキャッピング解除時の
乾燥割合とを一致させるようにキャップ時間を計測して
いるため、キャッピング時に目詰まりを生じさせない最
も大きな短縮率でキャップ時間を計測することが可能に
なり、メンテナンス動作の間隔を一層拡大させることが
可能になる。
ジェット記録装置であって、前記インクジェット記録装
置は、複数種類の印字ヘッドを交換可能に装着可能であ
り、前記経過時間測定手段は、装着された印字ヘッドの
種類を判別する手段と、その印字ヘッドの噴射性能に応
じた短縮率を設定し、該短縮率によりキャップ時間を計
測する手段とを備えることを特徴としている。これによ
り、印字ヘッドの噴射性能に応じて目詰まりを解消する
程度が異なるため、噴射性能に応じた短縮率でキャップ
時間を計測し、メンテナンス動作の間隔を設定すること
によって、目詰まりを一層確実に防止することができ
る。
ジェット記録装置であって、前記経過時間測定手段は、
使用されるインクの物性に応じた短縮率となるようにキ
ャップ時間を計測することを特徴としている。これによ
り、インクの物性により乾燥割合が異なるため、インク
の物性に応じた短縮率で計測し、メンテナンス動作の間
隔を設定することによって、目詰まりを一層確実に防止
することができる。
ジェット記録装置であって、前記印字ヘッドは、カラー
印字を行うヘッドであり、前記経過時間測定手段は、イ
ンクの色毎に、異なる短縮率でもってキャップ時間を計
測し、前記メンテナンス手段は、前記経過時間測定手段
の計測値に応じて、各色のヘッド毎にメンテナンス動作
を行わせることを特徴としている。これにより、各印字
ヘッド毎に最適なメンテナンス動作の間隔が設定される
ため、各印字ヘッド毎に最適な条件化でインクの消費量
を低減させることができる。
ずれかに記載のインクジェット記録装置であって、前記
経過時間測定手段は、印字ヘッドがキャッピングされて
いる実時間を所定値で除算することによりキャップ時間
を計測していることを特徴としている。これにより、経
過時間測定手段が一般的に有する演算手段を用いてソフ
トウエア的にキャップ時間を計測することができるた
め、短縮率の変更等を容易に行うことができる。
ずれかに記載のインクジェット記録装置であって、前記
経過時間測定手段は、所定の時間周期で計数することに
よりキャップ時間を計測していることを特徴としてい
る。これにより、所定の時間周期を計数する手段を論理
回路でハードウエア的に構成することが容易であるた
め、キャップ時間の計測時におけるソフトウエアの負担
を低減させることができる。
記録媒体に噴射して印字を行う印字ヘッドを備えると共
に、前記印字ヘッドの噴射環境を適正化するメンテナン
ス動作を定期的に実施するインクジェット記録装置にお
いて、前記ノズルでのインクの乾燥を防ぐように前記印
字ヘッドにキャッピングを行うキャップ部材と、前回の
記録からの経過時間を計測し、且つ、前記キャップ部材
により印字ヘッドがキャッピングされているキャップ時
間は、実時間よりも短縮された時間となるように計測す
る経過時間測定手段と、前記経過時間測定手段による計
測値の合計が所定値となったときに、前記メンテナンス
動作を実施させるメンテナンス手段とを有することを特
徴としている。これにより、ノズルの乾燥が防止された
キャップ時間を実時間よりも短縮するように計測するこ
とによって、経過時間測定手段における計測値と所定値
との判定によるメンテナンス動作の間隔を延長させるこ
とが可能になる。従って、キャッピング時におけるノズ
ルの乾燥を考慮しながらメンテナンス動作の間隔を拡大
させているため、印字データ数に対するインクの消費量
を低減させることができると共に、目詰まりを確実に防
止することができる。
ンクジェット記録装置であって、前記メンテナンス手段
は、前記印字ヘッドの全ノズルからインクを強制噴射さ
せるフラッシング動作を定期的に実施するフラッシング
手段であることを特徴としている。これにより、フラッ
シング動作によりノズル部におけるインクの乾燥防止、
メニスカスの回復等を行うことが可能になるため、ノズ
ルの目詰まりや噴射されるインク液滴のばらつき等の不
良を防止することができる。
ンクジェット記録装置であって、前記メンテナンス手段
は、前記印字ヘッドの全ノズルよりインクを吸引排出さ
せるパージング動作を定期的に実施するパージ手段であ
ることを特徴としている。これにより、フッランシング
動作と比較して遙に多くのインクを使用するため、目詰
まりを起こしかけたノズルの回復や、ヘッド内に混入し
た空気の排出等を行うことが可能になり、主としてイン
クの不吐出を防止することができる。
ンクジェット記録装置であって、前記経過時間測定手段
は、キャッピング時におけるノズルの乾燥割合と、キャ
ッピングがなされず、大気開放されたときのノズルでの
インクの乾燥割合とを一致させる短縮率となるように、
キャップ時間を計測することを特徴としている。これに
より、キャッピング時の乾燥割合とキャッピング解除時
の乾燥割合とを一致させるようにキャップ時間を計測し
ているため、キャッピング時に目詰まりを生じさせない
最も大きな短縮率でキャップ時間を計測することが可能
になり、メンテナンス動作の間隔を一層拡大させること
が可能になる。
ンクジェット記録装置であって、前記インクジェット記
録装置は、複数種類の印字ヘッドを交換可能に装着可能
であり、前記経過時間測定手段は、装着された印字ヘッ
ドの種類を判別する手段と、その印字ヘッドの噴射性能
に応じた短縮率を設定し、該短縮率によりキャップ時間
を計測する手段とを備えることを特徴としている。これ
により、印字ヘッドの噴射性能に応じて目詰まりを解消
する程度が異なるため、噴射性能に応じた短縮率でキャ
ップ時間を計測し、メンテナンス動作の間隔を設定する
ことによって、目詰まりを一層確実に防止することがで
きる。
ンクジェット記録装置であって、前記経過時間測定手段
は、使用されるインクの物性に応じた短縮率となるよう
にキャップ時間を計測することを特徴としている。これ
により、インクの物性により乾燥割合が異なるため、イ
ンクの物性に応じた短縮率で計測し、メンテナンス動作
の間隔を設定することによって、目詰まりを一層確実に
防止することができる。
ンクジェット記録装置であって、前記印字ヘッドは、カ
ラー印字を行うヘッドであり、前記経過時間測定手段
は、インクの色毎に、異なる短縮率でもってキャップ時
間を計測し、前記メンテナンス手段は、前記経過時間測
定手段の計測値に応じて、各色のヘッド毎にメンテナン
ス動作を行わせることを特徴としている。これにより、
各印字ヘッド毎に最適なメンテナンス動作の間隔が設定
されるため、各印字ヘッド毎に最適な条件化でインクの
消費量を低減させることができる。
6のいずれかに記載のインクジェット記録装置であっ
て、前記経過時間測定手段は、印字ヘッドがキャッピン
グされている実時間を所定値で除算することによりキャ
ップ時間を計測していることを特徴としている。これに
より、経過時間測定手段が一般的に有する演算手段を用
いてソフトウエア的にキャップ時間を計測することがで
きるため、短縮率の変更等を容易に行うことができる。
6のいずれかに記載のインクジェット記録装置であっ
て、前記経過時間測定手段は、所定の時間周期で計数す
ることによりキャップ時間を計測していることを特徴と
している。これにより、所定の時間周期を計数する手段
を論理回路でハードウエア的に構成することが容易であ
るため、キャップ時間の計測時におけるソフトウエアの
負担を低減させることができる。
図5に基づいて以下に説明する。本実施の形態に係るイ
ンクジェット記録装置は、図2に示すように、パーソナ
ルコンピュータ等の情報処理装置1に接続されている。
情報処理装置1は、磁気ディスク装置等の補助記憶装置
や中央演算装置を内蔵した処理装置本体2と、データ等
を画面表示するCRT(cathode-ray tube)3と、データ
の入力および指示に使用されるキーボード4およびマウ
ス5とを有しており、例えばセントロニクス仕様のプリ
ンタケーブル6を介してインクジェット記録装置である
プリンタ7に接続されている。
に、例えばウインドウ・システム8をオペレーティング
システム(OS)として備えている。ウインドウ・シス
テム8は、文書作成プログラム等のアプリケーション
9、字体を管理するフォントドライバ10、CRT3を
管理するCRT・ドライバ11、キーボード4を管理す
るキーボード・ドライバ12、マウス5を管理するマウ
ス・ドライバ13、プリンタ7を管理するプリンタ・ド
ライバ14等の各種の機能グループと協働して1つある
いは複数のアプリケーション9を同時に実行することが
できるようになっている。
CRT3の画面に表示されているデータ等を対象として
「印刷実行」のメニューが指定されたときには、ドット
イメージデータを形成可能になっており、印刷対象とな
るテキストのフォントデータ等を基に、ドットイメージ
データ(水平方向および垂直方向にドットマトリックス
状に配置された画素データ)を形成し、これらのドット
イメージデータを1ラスタ毎に水平方向(ラスタ方向)
に8ビット単位の印字データとしてインターフェース
(I/F)部15から順次出力するようになっている。
力された印字データは、インクジェット記録装置である
プリンタ7のI/F(インターフェース)部16に入力
されるようになっている。このプリンタ7は、プリンタ
・コントローラ17(経過時間測定手段、フラッシング
手段)と、プリンタ・コントローラ17によりアクセス
可能なRAM18およびROM36と、ヘッド駆動部1
9(フラッシング手段)と、CRモータ駆動部20と、
LFモータ駆動部33と、時間データを出力するタイマ
ー45(経過時間測定手段)と、各種の処理動作を指示
する操作パネル46とを有している。
するプリントバッファ領域や、キャップ時間Tcを格納
するキャップ時間領域、キャップ解除時間Thを格納す
るキャップ解除時間領域等の各種のデータ領域が形成さ
れている。また、ROM36には、印字ルーチン等の各
種の処理プログラムが格納されており、印字ルーチン
は、上記のキャップ時間Tcおよびキャップ解除時間T
hを用いてフラッシング動作の間隔を決定しながら印字
処理を行わせるようになっている。また、CRモータ駆
動部20とLFモータ駆動部33とは、主走査に用いら
れるCRモータ22と副走査に用いられるLFモータ3
4とにそれぞれ接続されており、これらの各モータ22
・34の回転方向や速度を制御するようになっている。
4に接続されている。印字ヘッド44には、圧電素子の
変位によりインクを噴出させるノズルが副走査方向に例
えば64チャンネル分配列されており、各チャンネルの
圧電素子には、圧電素子を変位させるように、ヘッド駆
動部19からの駆動電圧がそれぞれ印加されるようにな
っている。印字ヘッド44は、図4に示すように、印字
ヘッド機構21に含まれており、印字ヘッド機構21
は、カートリッジ保持部材31と、カートリッジ保持部
材31に設けられたインク供給部材37と、カートリッ
ジ保持部材31に着脱可能に設けられたインクカートリ
ッジ30とを有している。そして、インク供給部材37
の前部には、上述の印字ヘッド44が交換可能に設けら
れており、印字ヘッド44とインクカートリッジ30と
は、カートリッジ保持部材31を介して着脱可能にされ
ている。
は、インクを含むように連続気泡を有したフォーム35
が装填されている。また、インクカートリッジ30の前
面壁(図中左側壁)の下部には、インク供給口30aが
形成されており、インク供給口30aには、上述のイン
ク供給部材37がシール部材39を介して液密状態で嵌
合されている。そして、インク供給部材37には、印字
ヘッド44とインクカートリッジ30の内部とを連通さ
せるインク誘導路37aが形成されており、インク誘導
路37aは、インク供給部材37のインクを印字ヘッド
44の全チャンネルに供給するようになっている。
1は、図3に示すように、主走査方向Xに配列され、用
紙25に対してインクの噴射方向が所定の角度となるよ
うにキャリッジ23に固設されている。キャリッジ23
は、主走査方向Xに横設されたガイド軸24により移動
自在に支持されていると共に、CRモータ22により駆
動される走査ベルト26に接続されており、走査ベルト
26を駆動するCRモータ22は、ガイド軸24に沿っ
てキャリッジ23を主走査方向Xに往復移動させること
によって、印字ヘッド機構21を用紙25との距離を一
定に保持させながら主走査するようになっている。
紙25は、プラテンローラ28により支持されている。
プラテンローラ28は、ガイド軸24に対して平行に設
けられており、両端部が回転自在に軸支されている。こ
のプラテンローラ28の一方端には、ローラギア29が
固設されている。ローラギア29には、中間ギヤ40を
介してLFモータ34のモータギヤが歯合されており、
LFモータ34は、中間ギヤ40およびローラギア29
等を介してプラテンローラ28を回転させることによっ
て、用紙25を副走査方向Yに移動させるようになって
いる。そして、このような用紙25の副走査方向Yの移
動は、印字ヘッド機構21を主走査して1バンド分の印
字が行われる毎に繰り返されるようになっている。
対して印字を行う印字動作領域を設定している。また、
プラテンローラ28の一方側には、印字を停止したとき
の印字ヘッド機構21の退避位置が設定されており、こ
の退避位置には、キャッピング機構51が設けられてい
る。キャッピング機構51は、印字ヘッド44を嵌合す
る嵌合部52aを有したキャップ部材52と、キャリッ
ジ23が退避位置に移動される際にキャップ部材52を
印字ヘッド44に移動させて嵌合させる嵌合機構53と
を有しており、退避位置において印字ヘッド44をキャ
ップ部材52によりキャッピングすることによって、印
字ヘッド44の乾燥を防止するようになっている。さら
に、プラテンローラ28の一方側または他方側には、上
記の印字動作領域および退避位置と重複しないように、
フラッシング位置が設定されており、このフラッシング
位置においては、全ノズルからインクを噴射させるフラ
ッシング動作が行われるようになっている。
ャリッジ23の下面には、光学式や磁気式等の非接触式
センサからなる図示しないエンコーダ素子が設けられて
いる。このエンコーダ素子の検出方向には、多数のスリ
ットを等間隔に有したタイミングスリット43がガイド
軸24に対して平行に設けられており、エンコーダ素子
は、キャリッジ23と共に主走査方向に移動したとき
に、タイミングスリット43のスリットを検出してエン
コーダ信号として出力するようになっている。そして、
エンコーダ信号は、図1に示すように、プリンタ・コン
トローラ17に入力されるようになっており、プリンタ
・コントローラ17は、エンコーダ信号を基にして印字
データをプリントバッファ領域に格納する書き込み処理
およびプリントバッファ領域に格納された印字データを
所定のタイミングで読み出してヘッド駆動部19に出力
する読み出し処理を実行するようになっている。
装置の動作を図5の印字ルーチンに基づいて説明する。
先ず、プリンタ7の電源が投入されると、印字ルーチン
がプリンタ・コントローラ17により実行されることに
なる。これにより、プリンタ・コントローラ17は、図
3に示すように、印字ヘッド機構21が退避位置に存在
しているか否かを確認し、存在していない場合には、印
字ヘッド機構21を退避位置に移動させ、印字ヘッド4
4をキャップ部材52によりキャッピングさせることに
なる(S1)。
ータT(実時間)および補正値aを基にして所定の短縮
率でキャップ時間Tcの計測処理(T/a)を開始する
一方、キャップ解除時間Thの計測処理を停止する。即
ち、時間データTを例えば“6”等の補正値aで除算
し、RAM18のキャップ時間領域のキャップ時間Tc
のみを除算値(T/a)で更新させる一方、キャップ解
除領域に対しては停止前のキャップ解除時間Thを維持
させることになる(S2)。
た値(T/a)を用いることによって、実時間よりも短
縮したキャップ時間Tcを求めた理由は、キャッピング
により印字ヘッド44と大気とを遮断すると、印字ヘッ
ド44が乾燥し難い状態となるため、キャッピング時の
乾燥割合がキャッピング解除時の乾燥割合よりも小さな
値となって目詰まりが生じないからである。
を受信したか否かを判定し(S3)、受信していなけれ
ば(S3,NO)、S3の判定を繰り返しながら待機す
る。この際、情報処理装置1においては、図2のキーボ
ード4やマウス5により「印刷実行」が指定されると、
図1に示すように、ウインドウ・システム8がプリンタ
・ドライバ14を作動させることによって、ラスタスキ
ャン形式により作成されたドットイメージデータを8ビ
ット単位の印字データとしてラスタ順に出力させる。そ
して、情報処理装置1から出力された印字データがプリ
ンタ7のI/F部16等を介してプリンタ・コントロー
ラ17により受信されると(S3,YES)、これらの
印字データがRAM18のプリントバッファ領域に順次
格納されていくことになる(S4)。
納がnバンド(64ラスタ×n)分行われると、プリン
タ・コントローラ17は、RAM18のキャップ時間領
域およびキャップ解除時間領域からキャップ時間Tcお
よびキャップ解除時間Thをそれぞれ読み出し、両者を
加算してフラッシング間隔Tfを算出する(S5)。
ング間隔Tfを算出すると、フラッシング間隔Tfと設
定時間Ts(例えば20秒)とを比較する(S6)。フ
ラッシング間隔Tfが設定時間Ts以上であれば(S
6,YES)、フラッシング位置に印字ヘッド機構21
を移動させ、印字ヘッド44の全ノズルからインクを噴
射させてフラッシング動作を行わせる(S7)。そし
て、キャップ時間Tcおよびキャップ解除時間Thをク
リアした後(S8)、S9を実行することになる。
s以上でない場合には(S6,NO)、直接的にS9を
実行し、図1のタイマー45からの時間データT(実時
間)を基にしたキャップ解除時間Thの計測処理を開始
する一方、キャップ時間Tcの計測処理を停止する。こ
れにより、以降の動作においては、キャップ解除時間T
hのみが時間データTで更新され、キャップ時間Tcが
停止前の値に維持されることになる(S9)。
ャッピングを解除されて印字領域の所定位置に到達する
と、RAM18のプリントバッファ領域から印字データ
を読み出してヘッド駆動部19に出力することによっ
て、1バンド分の印字データを印字させることになる
(S10)。この後、印字したバンドが第nバンド目と
なる最終バンドの印字データを読み出したものであるか
否かを判定し(S11)、最終バンドの印字データを読
み出していない場合には(S11,NO)、上述のS5
から再実行する。これにより、フラッシング間隔Tfを
求めて設定時間Tsと比較し、設定時間Ts以上であれ
ば、フラッシングを行う一方、設定時間Ts未満であれ
ば、次のバンドの印字データを読み出して印字すること
になる(S5〜S10)。一方、最終バンドの印字デー
タを読み出していた場合には(S11,YES)、S1
から再実行し、キャッピングを行った後、キャップ時間
Tcの計測処理を開始する一方、キャップ解除時間Th
の計測処理を停止し、情報処理装置1からの印字データ
の受信を待つことになる(S1〜S3)。
動作の直後にキャップ時間Tcおよびキャップ解除時間
Thをクリアし、キャップ解除時間Thの計測処理を開
始しているが、1バンド分の印字を行った直後にクリア
して計測処理を開始するようになっていても良い。これ
により、フラッシング動作の間隔を目詰まりしない範囲
で一層拡大させることが可能になる。
T(実時間)を補正値aで除算してキャップ時間Tcを
計測することにより所望の短縮率を得るようになってい
るが、これに限定されることはなく、時間データT(実
時間)でキャップ時間Tcを計測した後に補正値aで除
算することにより短縮率を得るようになっていても良い
し、或いは、所定の時間周期で計数してキャップ時間T
cを計測することにより短縮率を得るようになっていて
も良い。
は、キャッピング時におけるノズルの乾燥割合と、キャ
ッピングの解除により大気開放されたときの乾燥割合と
を一致させる短縮率となるように決定されていることが
望ましい。また、補正値aは、ヘッド判別センサや入力
スイッチ等の判別手段により判別された各種の印字ヘッ
ド44の噴射性能に応じた短縮率となるように設定され
ていても良いし、インクの物性に応じた短縮率となるよ
うに設定されていても良い。
字ヘッド44により印字を行うようになっているが、複
数の印字ヘッドにより単色印字およびカラー印字を行う
ようになっていても良く、この場合には、各印字ヘッド
の噴射条件やインク種に応じて個々に短縮率が決定され
るようになっていることが望ましい。
動作を定期的に行うインクジェット記録装置を例示した
が、その他のメンテナンス動作を定期的に行うインクジ
ェット記録装置においても同様に適用できる。例えばキ
ャッピング機構51に負圧ポンプを連通させ、発生させ
た負圧を用いて、全ノズルより印字ヘッド機構21内の
インクを吸引排出させるパージング動作を定期的に行う
インクジェット記録装置にも適用できる。
記録媒体に噴射して印字を行う印字ヘッドを備えると共
に、前記印字ヘッドの噴射環境を適正化するメンテナン
ス動作を定期的に実施するインクジェット記録装置にお
いて、前記ノズルでのインクの乾燥を防ぐように前記印
字ヘッドにキャッピングを行うキャップ部材と、前回の
メンテナンス動作からの経過時間を計測し、且つ、前記
キャップ部材により印字ヘッドがキャッピングされてい
るキャップ時間は、実時間よりも短縮された時間となる
ように計測する経過時間測定手段と、前記経過時間測定
手段による計測値の合計が所定値となったときに、前記
メンテナンス動作を実施させるメンテナンス手段とを有
する構成である。これにより、ノズルの乾燥が防止され
たキャップ時間を実時間よりも短縮するように計測する
ことによって、経過時間測定手段における計測値と所定
値との判定によるメンテナンス動作の間隔を延長させる
ことが可能になる。従って、キャッピング時におけるノ
ズルの乾燥を考慮しながらメンテナンス動作の間隔を拡
大させているため、印字データ数に対するインクの消費
量を低減させることができると共に、目詰まりを確実に
防止することができるという効果を奏する。
ジェット記録装置であって、前記メンテナンス手段は、
前記印字ヘッドの全ノズルからインクを強制噴射させる
フラッシング動作を定期的に実施するフラッシング手段
である構成である。これにより、フラッシング動作によ
りノズル部におけるインクの乾燥防止、メニスカスの回
復等を行うことが可能になるため、ノズルの目詰まりや
噴射されるインク液滴のばらつき等の不良を防止するこ
とができるという効果を奏する。
ジェット記録装置であって、前記メンテナンス手段は、
前記印字ヘッドの全ノズルよりインクを吸引排出させる
パージング動作を定期的に実施するパージ手段である構
成である。これにより、フッランシング動作と比較して
遙に多くのインクを使用するため、目詰まりを起こしか
けたノズルの回復や、ヘッド内に混入した空気の排出等
を行うことが可能になり、主としてインクの不吐出を防
止することができるという効果を奏する。
ジェット記録装置であって、前記経過時間測定手段は、
キャッピング時におけるノズルでのインクの乾燥割合
と、キャッピングがなされず、大気開放されたときのノ
ズルの乾燥割合とを一致させる短縮率となるように、キ
ャップ時間を計測する構成である。これにより、キャッ
ピング時の乾燥割合とキャッピング解除時の乾燥割合と
を一致させるようにキャップ時間を計測しているため、
キャッピング時に目詰まりを生じさせない最も大きな短
縮率でキャップ時間を計測することが可能になり、メン
テナンス動作の間隔を一層拡大させることが可能になる
という効果を奏する。
ジェット記録装置であって、前記インクジェット記録装
置は、複数種類の印字ヘッドを交換可能に装着可能であ
り、前記経過時間測定手段は、装着された印字ヘッドの
種類を判別する手段と、その印字ヘッドの噴射性能に応
じた短縮率を設定し、該短縮率によりキャップ時間を計
測する手段とを備える構成である。これにより、印字ヘ
ッドの噴射性能に応じて目詰まりを解消する程度が異な
るため、噴射性能に応じた短縮率でキャップ時間を計測
し、メンテナンス動作の間隔を設定することによって、
目詰まりを一層確実に防止することができるという効果
を奏する。
ジェット記録装置であって、前記経過時間測定手段は、
使用されるインクの物性に応じた短縮率となるようにキ
ャップ時間を計測する構成である。これにより、インク
の物性により乾燥割合が異なるため、インクの物性に応
じた短縮率で計測し、メンテナンス動作の間隔を設定す
ることによって、目詰まりを一層確実に防止することが
できるという効果を奏する。
ジェット記録装置であって、前記印字ヘッドは、カラー
印字を行うヘッドであり、前記経過時間測定手段は、イ
ンクの色毎に、異なる短縮率でもってキャップ時間を計
測し、前記メンテナンス手段は、前記経過時間測定手段
の計測値に応じて、各色のヘッド毎にメンテナンス動作
を行わせる構成である。これにより、各印字ヘッド毎に
最適なメンテナンス動作の間隔が設定されるため、各印
字ヘッド毎に最適な条件化でインクの消費量を低減させ
ることができるという効果を奏する。
ずれかに記載のインクジェット記録装置であって、前記
経過時間測定手段は、印字ヘッドがキャッピングされて
いる実時間を所定値で除算することによりキャップ時間
を計測している構成である。これにより、経過時間測定
手段が一般的に有する演算手段を用いてソフトウエア的
にキャップ時間を計測することができるため、短縮率の
変更等を容易に行うことができるという効果を奏する。
ずれかに記載のインクジェット記録装置であって、前記
経過時間測定手段は、所定の時間周期で計数することに
よりキャップ時間を計測している構成である。これによ
り、所定の時間周期を計数する手段を論理回路でハード
ウエア的に構成することが容易であるため、キャップ時
間の計測時におけるソフトウエアの負担を低減させるこ
とができるという効果を奏する。
記録媒体に噴射して印字を行う印字ヘッドを備えると共
に、前記印字ヘッドの噴射環境を適正化するメンテナン
ス動作を定期的に実施するインクジェット記録装置にお
いて、前記ノズルでのインクの乾燥を防ぐように前記印
字ヘッドにキャッピングを行うキャップ部材と、前回の
記録からの経過時間を計測し、且つ、前記キャップ部材
により印字ヘッドがキャッピングされているキャップ時
間は、実時間よりも短縮された時間となるように計測す
る経過時間測定手段と、前記経過時間測定手段による計
測値の合計が所定値となったときに、前記メンテナンス
動作を実施させるメンテナンス手段とを有する構成であ
る。これにより、ノズルの乾燥が防止されたキャップ時
間を実時間よりも短縮するように計測することによっ
て、経過時間測定手段における計測値と所定値との判定
によるメンテナンス動作の間隔を延長させることが可能
になる。従って、キャッピング時におけるノズルの乾燥
を考慮しながらメンテナンス動作の間隔を拡大させてい
るため、印字データ数に対するインクの消費量を低減さ
せることができると共に、目詰まりを確実に防止するこ
とができるという効果を奏する。
ンクジェット記録装置であって、前記メンテナンス手段
は、前記印字ヘッドの全ノズルからインクを強制噴射さ
せるフラッシング動作を定期的に実施するフラッシング
手段である構成である。これにより、フラッシング動作
によりノズル部におけるインクの乾燥防止、メニスカス
の回復等を行うことが可能になるため、ノズルの目詰ま
りや噴射されるインク液滴のばらつき等の不良を防止す
ることができるという効果を奏する。
ンクジェット記録装置であって、前記メンテナンス手段
は、前記印字ヘッドの全ノズルよりインクを吸引排出さ
せるパージング動作を定期的に実施するパージ手段であ
る構成である。これにより、フッランシング動作と比較
して遙に多くのインクを使用するため、目詰まりを起こ
しかけたノズルの回復や、ヘッド内に混入した空気の排
出等を行うことが可能になり、主としてインクの不吐出
を防止することができるという効果を奏する。
ンクジェット記録装置であって、前記経過時間測定手段
は、キャッピング時におけるノズルの乾燥割合と、キャ
ッピングがなされず、大気開放されたときのノズルでの
インクの乾燥割合とを一致させる短縮率となるように、
キャップ時間を計測する構成である。これにより、キャ
ッピング時の乾燥割合とキャッピング解除時の乾燥割合
とを一致させるようにキャップ時間を計測しているた
め、キャッピング時に目詰まりを生じさせない最も大き
な短縮率でキャップ時間を計測することが可能になり、
メンテナンス動作の間隔を一層拡大させることが可能に
なるという効果を奏する。
ンクジェット記録装置であって、前記インクジェット記
録装置は、複数種類の印字ヘッドを交換可能に装着可能
であり、前記経過時間測定手段は、装着された印字ヘッ
ドの種類を判別する手段と、その印字ヘッドの噴射性能
に応じた短縮率を設定し、該短縮率によりキャップ時間
を計測する手段とを備える構成である。これにより、印
字ヘッドの噴射性能に応じて目詰まりを解消する程度が
異なるため、噴射性能に応じた短縮率でキャップ時間を
計測し、メンテナンス動作の間隔を設定することによっ
て、目詰まりを一層確実に防止することができるという
効果を奏する。
ンクジェット記録装置であって、前記経過時間測定手段
は、使用されるインクの物性に応じた短縮率となるよう
にキャップ時間を計測する構成である。これにより、イ
ンクの物性により乾燥割合が異なるため、インクの物性
に応じた短縮率で計測し、メンテナンス動作の間隔を設
定することによって、目詰まりを一層確実に防止するこ
とができるという効果を奏する。
ンクジェット記録装置であって、前記印字ヘッドは、カ
ラー印字を行うヘッドであり、前記経過時間測定手段
は、インクの色毎に、異なる短縮率でもってキャップ時
間を計測し、前記メンテナンス手段は、前記経過時間測
定手段の計測値に応じて、各色のヘッド毎にメンテナン
ス動作を行わせる構成である。これにより、各印字ヘッ
ド毎に最適なメンテナンス動作の間隔が設定されるた
め、各印字ヘッド毎に最適な条件化でインクの消費量を
低減させることができるという効果を奏する。
6のいずれかに記載のインクジェット記録装置であっ
て、前記経過時間測定手段は、印字ヘッドがキャッピン
グされている実時間を所定値で除算することによりキャ
ップ時間を計測している構成である。これにより、経過
時間測定手段が一般的に有する演算手段を用いてソフト
ウエア的にキャップ時間を計測することができるため、
短縮率の変更等を容易に行うことができるという効果を
奏する。
6のいずれかに記載のインクジェット記録装置であっ
て、前記経過時間測定手段は、所定の時間周期で計数す
ることによりキャップ時間を計測している構成である。
これにより、所定の時間周期を計数する手段を論理回路
でハードウエア的に構成することが容易であるため、キ
ャップ時間の計測時におけるソフトウエアの負担を低減
させることができるという効果を奏する。
である。
装置の斜視図である。
装着された状態を示す説明図である。
Claims (18)
- 【請求項1】 ノズルからインクを記録媒体に噴射して
印字を行う印字ヘッドを備えると共に、前記印字ヘッド
の噴射環境を適正化するメンテナンス動作を定期的に実
施するインクジェット記録装置において、 前記ノズルでのインクの乾燥を防ぐように前記印字ヘッ
ドにキャッピングを行うキャップ部材と、 前回のメンテナンス動作からの経過時間を計測し、且
つ、前記キャップ部材により印字ヘッドがキャッピング
されているキャップ時間は、実時間よりも短縮された時
間となるように計測する経過時間測定手段と、 前記経過時間測定手段による計測値の合計が所定値とな
ったときに、前記メンテナンス動作を実施させるメンテ
ナンス手段とを有することを特徴とするインクジェット
記録装置。 - 【請求項2】 前記メンテナンス手段は、前記印字ヘッ
ドの全ノズルからインクを強制噴射させるフラッシング
動作を定期的に実施するフラッシング手段であることを
特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項3】 前記メンテナンス手段は、前記印字ヘッ
ドの全ノズルよりインクを吸引排出させるパージング動
作を定期的に実施するパージ手段であることを特徴とす
る請求項1記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項4】 前記経過時間測定手段は、 キャッピング時におけるノズルでのインクの乾燥割合
と、キャッピングがなされず、大気開放されたときのノ
ズルの乾燥割合とを一致させる短縮率となるように、キ
ャップ時間を計測することを特徴とする請求項1記載の
インクジェット記録装置。 - 【請求項5】 前記インクジェット記録装置は、複数種
類の印字ヘッドを交換可能に装着可能であり、 前記経過時間測定手段は、装着された印字ヘッドの種類
を判別する手段と、その印字ヘッドの噴射性能に応じた
短縮率を設定し、該短縮率によりキャップ時間を計測す
る手段とを備えることを特徴とする請求項1記載のイン
クジェット記録装置。 - 【請求項6】 前記経過時間測定手段は、 使用されるインクの物性に応じた短縮率となるようにキ
ャップ時間を計測することを特徴とする請求項1記載の
インクジェット記録装置。 - 【請求項7】 前記印字ヘッドは、カラー印字を行うヘ
ッドであり、 前記経過時間測定手段は、インクの色毎に、異なる短縮
率でもってキャップ時間を計測し、 前記メンテナンス手段は、前記経過時間測定手段の計測
値に応じて、各色のヘッド毎にメンテナンス動作を行わ
せることを特徴とする請求項6記載のインクジェット記
録装置。 - 【請求項8】 前記経過時間測定手段は、 印字ヘッドがキャッピングされている実時間を所定値で
除算することによりキャップ時間を計測していることを
特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のインク
ジェット記録装置。 - 【請求項9】 前記経過時間測定手段は、 所定の時間周期で計数することによりキャップ時間を計
測していることを特徴とする請求項1ないし7のいずれ
かに記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項10】 ノズルからインクを記録媒体に噴射し
て印字を行う印字ヘッドを備えると共に、前記印字ヘッ
ドの噴射環境を適正化するメンテナンス動作を定期的に
実施するインクジェット記録装置において、 前記ノズルでのインクの乾燥を防ぐように前記印字ヘッ
ドにキャッピングを行うキャップ部材と、 前回の記録からの経過時間を計測し、且つ、前記キャッ
プ部材により印字ヘッドがキャッピングされているキャ
ップ時間は、実時間よりも短縮された時間となるように
計測する経過時間測定手段と、 前記経過時間測定手段による計測値の合計が所定値とな
ったときに、前記メンテナンス動作を実施させるメンテ
ナンス手段とを有することを特徴とするインクジェット
記録装置。 - 【請求項11】 前記メンテナンス手段は、前記印字ヘ
ッドの全ノズルからインクを強制噴射させるフラッシン
グ動作を定期的に実施するフラッシング手段であること
を特徴とする請求項10記載のインクジェット記録装
置。 - 【請求項12】 前記メンテナンス手段は、前記印字ヘ
ッドの全ノズルよりインクを吸引排出させるパージング
動作を定期的に実施するパージ手段であることを特徴と
する請求項10記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項13】 前記経過時間測定手段は、 キャッピング時におけるノズルの乾燥割合と、キャッピ
ングがなされず、大気開放されたときのノズルでのイン
クの乾燥割合とを一致させる短縮率となるように、キャ
ップ時間を計測することを特徴とする請求項10記載の
インクジェット記録装置。 - 【請求項14】 前記インクジェット記録装置は、複数
種類の印字ヘッドを交換可能に装着可能であり、 前記経過時間測定手段は、装着された印字ヘッドの種類
を判別する手段と、その印字ヘッドの噴射性能に応じた
短縮率を設定し、該短縮率によりキャップ時間を計測す
る手段とを備えることを特徴とする請求項10記載のイ
ンクジェット記録装置。 - 【請求項15】 前記経過時間測定手段は、 使用されるインクの物性に応じた短縮率となるようにキ
ャップ時間を計測することを特徴とする請求項10記載
のインクジェット記録装置。 - 【請求項16】 前記印字ヘッドは、カラー印字を行う
ヘッドであり、 前記経過時間測定手段は、インクの色毎に、異なる短縮
率でもってキャップ時間を計測し、 前記メンテナンス手段は、前記経過時間測定手段の計測
値に応じて、各色のヘッド毎にメンテナンス動作を行わ
せることを特徴とする請求項15記載のインクジェット
記録装置。 - 【請求項17】 前記経過時間測定手段は、 印字ヘッドがキャッピングされている実時間を所定値で
除算することによりキャップ時間を計測していることを
特徴とする請求項10ないし16のいずれかに記載のイ
ンクジェット記録装置。 - 【請求項18】 前記経過時間測定手段は、 所定の時間周期で計数することによりキャップ時間を計
測していることを特徴とする請求項10ないし16のい
ずれかに記載のインクジェット記録装置。
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JP10313896A JP3481042B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | インクジェット記録装置 |
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JP10313896A JP3481042B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | インクジェット記録装置 |
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JPH09267481A JPH09267481A (ja) | 1997-10-14 |
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Family
ID=14346176
Family Applications (1)
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JP10313896A Expired - Fee Related JP3481042B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | インクジェット記録装置 |
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1996
- 1996-03-29 JP JP10313896A patent/JP3481042B2/ja not_active Expired - Fee Related
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