JP3480670B2 - 光強度分布検出装置 - Google Patents
光強度分布検出装置Info
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Description
た光の強度分布を検出する装置で、例えば流路を通過す
る粒子の個数を粒径を弁別してカウントする粒子計数装
置に適用する光強度分布検出装置に関する。
示すように、レーザ光Laをフローセル100の内部流
路に照射し、この内部流路を粒子が通過する際に、粒子
が放出する散乱光Lsを集光光学系101によって光電
変換素子102に集光させ、光電変換素子102の出力
信号に基づき、比較回路103及びパルス計数回路10
4により、内部流路を通過する粒子の個数を粒径を弁別
して計数する光散乱式粒子計数装置が知られている。
通過すると、粒子が放出する散乱光Lsに応じたパルス
状の電圧を出力する。このパルス状の電圧の波高値は、
粒子の粒径によって変化する。比較回路103は、光電
変換素子102の出力電圧を所定値と比較し、光電変換
素子102の出力電圧が所定値より大きいとき、所定の
粒径よりも大きいとしてパルス信号を出力する。このパ
ルス信号をパルス計数回路104により計数して、粒子
の個数を検出する。
光散乱式粒子計数装置においては、レーザ光Laを照射
した内部流路のレーザ光強度が一定でない場合、粒径の
弁別を誤って計数するという問題がある。内部流路のレ
ーザ光強度は、一般にレーザ光束の中心部が最も高く、
中心部からずれて端部に行くほど低くなるという分布
(ほぼガウス分布)を示す場合が多い。
であっても、レーザ光束の端部を通過するときと、中心
部を通過するときとでは、粒子の散乱光Lsの強度が異
なり、光電変換素子102の出力電圧が異なる。そのた
め、比較回路103の出力信号も異なり、パルス計数回
路104が粒子を計数する場合としない場合がある。
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、光の強度分布が分かれば、従来の問題点が解決
される点に着目して、光を照射した測定領域の光強度分
布を求めることができる光強度分布検出装置を提供しよ
うとするものである。
求項1に係る発明は、透明部材で屈曲形状に形成したフ
ローセルと、このフローセルの流路に光を照射して測定
領域を形成する光源と、前記流路の中心軸と一致する光
軸を有して前記測定領域で発生する粒子の散乱光を集光
する集光手段と、この集光手段が集光した散乱光を受光
する複数の光電変換素子から成る光検出手段と、前記複
数の光電変換素子の出力信号を検出する電圧検出手段
と、この電圧検出手段の出力信号を互いに比較して粒子
が通過した前記測定領域の通過位置データと粒子の散乱
光強度データを出力する粒子情報検出手段を備えるもの
である。
強度分布検出装置において、前記複数の光電変換素子か
ら成る光検出手段は、各受光面が前記流路の中心軸に垂
直で、且つ前記流路の中心軸と前記光源の光軸にほぼ垂
直な方向に隣接して設けたN(Nは2以上の整数)個の
光電変換素子から成る光電変換素子アレイである。
強度分布検出装置において、前記複数の光電変換素子か
ら成る光検出手段は、縦と横がV個×H個(V、Hとも
2以上の整数)の光電変換素子から成り、各受光面が前
記流路の中心軸に垂直である。
たフローセルと、このフローセルの流路に光を照射して
測定領域を形成する光源と、前記光の中心軸と一致する
光軸を有して前記測定領域で発生する粒子の散乱光を集
光する集光手段と、この集光手段の光軸上に位置するト
ラップと、前記集光手段が集光した散乱光を受光する複
数の光電変換素子から成る光検出手段と、前記複数の光
電変換素子の出力信号を検出する電圧検出手段と、この
電圧検出手段の出力信号を互いに比較して粒子が通過し
た前記測定領域の通過位置データと粒子の散乱光強度デ
ータを出力する粒子情報検出手段を備えるものである。
強度分布検出装置において、前記複数の光電変換素子か
ら成る光検出手段は、各受光面が前記光源の光軸に垂直
で、且つ前記流路の中心軸と前記光源の光軸にほぼ垂直
な方向に隣接して設けたN(Nは2以上の整数)個の光
電変換素子で成る光電変換素子アレイである。
図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明の第1
の実施の形態に係る光強度分布検出装置の構成図、図2
は図1におけるレーザ光を照射した測定領域の平断面
図、図3は図1におけるレーザ光を照射した測定領域の
縦断面図、図4乃至図8は図1における光電変換素子ア
レイの受光状態(a)とそのときの出力波形(b)を示
す図、図9は粒子情報参照テーブルを示す図、図10は
本発明の第2の実施の形態に係る光強度分布検出装置の
構成図、図11は本発明の第3の実施の形態に係る光強
度分布検出装置の構成図、図12は図11におけるレー
ザ光を照射した測定領域の縦断面図、図13乃至図17
は図11における光電変換素子アレイの受光状態(a)
とそのときの出力波形(b)を示す図である。
布検出装置は、図1に示すように、フローセル1、レー
ザ光源2、集光光学系3、光電変換素子アレイ4及び処
理装置5から成る。
長さの直線流路1aを有し、全体として屈曲している。
フローセル1は、断面形状を四角形状とし、全体として
L型筒形状に形成したものである。直線流路1aの中心
軸は、X方向と一致している。
フローセル1に供試流体を流したとき、供試流体の流れ
を層流にするためである。なお、層流を得るための条件
としては、供試流体の粘度、直線流路の長さ、流路の断
面形状及び流速などが挙げられ、直線流路1aの長さ及
び流路の断面形状については、供試流体の粘度と流速を
勘案して決定している。
1aの所定箇所にレーザ光Laを照射して照射領域を形
成する。ここで、レーザ光Laの光軸は、Z方向と一致
し、X方向と一致する直線流路1aの中心軸と直交して
いる。
光軸とフローセル1の外壁との成す角を所定角度θに設
定してもよい。これは、レーザ光Laがフローセル1の
外壁に反射して反射光の一部がレーザ光源2に戻るのを
防止するためである。反射光の一部がレーザ光源2に戻
ると、帰還ノイズがレーザ光Laに重畳するので好まし
くないからである。
で反射しないように、例えばレーザ光Laをフローセル
1の外壁と同じ物質中を通して直線流路1aの所定箇所
に導くことができれば、所定角度θを設定する必要はな
い。
1aの中心軸と一致する光軸を有し、図2に示す照射領
域内の所定の領域M(以下、測定領域Mと呼ぶ)におい
てレーザ光Laを受けた粒子が発する散乱光Lsを集光
する機能を備える。
素子4a,4b,4cから成り、各受光面が流路の中心
軸に垂直で、且つ流路の中心軸(X方向)とレーザ光軸
(Z方向)に垂直なY方向に隣接して設けられている。
光電変換素子4a,4b,4cは、粒子が測定領域Mを
通過する間に発する散乱光Lsを電圧に変換する。
の外壁との成す角を、図2に示す所定角度θに設定した
場合には、光電変換素子4a,4b,4cの受光面を、
集光光学系3の光軸に垂直な面に対して所定角度θだけ
傾けてもよい。
る間に3個の光電変換素子4a,4b,4cが夫々出力
する電圧のピーク値(パルス高)Ea,Eb,Ecを検
出するピーク値検出手段6a,6b,6cと、粒子情報
参照テーブルを作成する粒子情報検出手段7から成る。
部7bを備え、先ず演算部7aにおいて、次の(1)乃
至(3)の演算処理を行い、その結果を記憶部7bに記
憶して、粒子情報参照テーブルを作成する。 (1)ピーク値検出手段6bの出力電圧Ebに対するピ
ーク値検出手段6aの出力電圧Eaの比Ea/Ebを演
算する。 (2)ピーク値検出手段6bの出力電圧Ebに対するピ
ーク値検出手段6cの出力電圧Ecの比Ec/Ebを演
算する。 (3)ピーク値検出手段6a,6b,6cの出力電圧E
a,Eb,Ecの和(Ea+Eb+Ec)を演算する。
の形態に係る光強度分布検出装置の作用について説明す
る。図3に示すように、矢印Aの方向から標準粒子(粒
径が同一のもの)を多数含んだ流体をフローセル1に流
し込む。このとき、測定領域Mのどの位置を標準粒子が
通過するかによって、光電変換素子アレイ4の各光電変
換素子4a,4b,4cの出力波形は様々なものとな
る。そして、3個の光電変換素子4a,4b,4cから
成る光電変換素子アレイ4の場合には、主な5通りの通
過パターンが考えられる。
の中心Mcを通過する場合で、標準粒子による散乱光L
sのスポットSは、図4(a)に示すように、光電変換
素子アレイ4の中央の光電変換素子4bのみに現れる。
このとき、各光電変換素子4a,4b,4cの出力波形
(時間tと電圧Eとの関係)は、図4(b)に示すよう
になる。
の中心Mcをある時間の間(時間t1から時間t2)に通
過する標準粒子の散乱光Lsに応じた略パルス状の電圧
(ピーク値Eb)を出力し、他の光電変換素子4a,4
cはノイズに応じた略レベル電圧(ピーク値Ea,E
c)しか出力しない。
の一端部Msを通過する場合で、標準粒子による散乱光
LsのスポットSは、図5(a)に示すように、光電変
換素子アレイ4の一端の光電変換素子4aのみに現れ
る。このとき、各光電変換素子4a,4b,4cの出力
波形(時間tと電圧Eとの関係)は、図5(b)に示す
ようになる。
の一端部Msをある時間の間(時間t3から時間t4)に
通過する標準粒子の散乱光Lsに応じた略パルス状の電
圧(ピーク値Ea)を出力し、他の光電変換素子4b,
4cはノイズに応じた略レベル電圧(ピーク値Eb,E
c)しか出力しない。
Mの他端部Ms(一端部Msと対称)を通過する場合
で、標準粒子による散乱光LsのスポットSは、図6
(a)に示すように、光電変換素子アレイ4の他端の光
電変換素子4cのみに現れる。このとき、各光電変換素
子4a,4b,4cの出力波形(時間tと電圧Eとの関
係)は、図6(b)に示すようになる。
の他端部Msをある時間の間(時間t3から時間t4)に
通過する標準粒子の散乱光Lsに応じた略パルス状の電
圧(ピーク値Ec)を出力し、他の光電変換素子4a,
4bはノイズに応じた略レベル電圧(ピーク値Ea,E
b)しか出力しない。
の一経路Mmを通過する場合で、標準粒子による散乱光
LsのスポットSは、図7(a)に示すように、光電変
換素子4aと光電変換素子4bの境界にまたがって現れ
る。このとき、各光電変換素子4a,4b,4cの出力
波形(時間tと電圧Eとの関係)は、図7(b)に示す
ようになる。
Mの一経路Mmをある時間の間(時間t5から時間t6)
に通過する標準粒子の散乱光Lsに応じた略パルス状の
電圧(ピーク値Ea,Eb)を出力し、光電変換素子4
cはノイズに応じた略レベル電圧(ピーク値Ec)しか
出力しない。
Mの他経路Mm(一経路Mmと対称)を通過する場合
で、標準粒子による散乱光LsのスポットSは、図8
(a)に示すように、光電変換素子4bと光電変換素子
4cの境界にまたがって現れる。このとき、各光電変換
素子4a,4b,4cの出力波形(時間tと電圧Eとの
関係)は、図8(b)に示すようになる。
Mの他経路Mmをある時間の間(時間t5から時間t6)
に通過する標準粒子の散乱光Lsに応じた略パルス状の
電圧(ピーク値Eb,Ec)を出力し、光電変換素子4
aはノイズに応じた略レベル電圧(ピーク値Ea)しか
出力しない。
(a)に示すように、中央の光電変換素子4bのみにス
ポットSが現れた場合、演算部7aにおいて、光電変換
素子4bのピーク電圧Ebに対する光電変換素子4aの
ピーク電圧Eaの比Ea/Ebを演算し、Ea<Ebで
あるから、比Ea/Ebとしてほぼゼロ(Ea/Eb≒
0)の値を出力し、記憶部7bに記憶する。
4bのピーク電圧Ebに対する光電変換素子4cのピー
ク電圧Ecの比Ec/Ebを演算し、Ec<Ebである
から、比Ec/Ebとしてほぼゼロ(Ec/Eb≒0)
の値を出力し、記憶部7bに記憶する。更に、演算部7
aにおいて、光電変換素子4a,4b,4cの出力電圧
Ea,Eb,Ecの和(Ea+Eb+Ec)を演算し、
例えば、1.0を記憶部7bに記憶する。
(a)に示すように、一端の光電変換素子4aのみにス
ポットSが現れた場合、演算部7aにおいて、光電変換
素子4bのピーク電圧Ebに対する光電変換素子4aの
ピーク電圧Eaの比Ea/Ebを演算し、Ea>Ebで
あるから、比Ea/Ebとして非常に大きな値(Ea/
Eb≒∞)を出力し、記憶部7bに記憶する。
bに対する光電変換素子4cのピーク電圧Ecの比Ec
/Ebを演算し、Ec≒Ebであるから、比Ea/Eb
として約1(Ea/Eb≒1)の値を出力し、記憶部7
bに記憶する。更に、演算部7aにおいて、光電変換素
子4a,4b,4cの出力電圧Ea,Eb,Ecの和
(Ea+Eb+Ec)を演算し、例えば、0.2を記憶
部7bに記憶する。
(a)に示すように、他端の光電変換素子4cのみにス
ポットSが現れた場合、演算部7aにおいて、光電変換
素子4bのピーク電圧Ebに対する光電変換素子4aの
ピーク電圧Eaの比Ea/Ebを演算し、Ea≒Ebで
あるから、比Ea/Ebとして約1(Ea/Eb≒1)
の値を出力し、記憶部7bに記憶する。
bに対する光電変換素子4cのピーク電圧Ecの比Ec
/Ebを演算し、Ec>Ebであるから、比Ec/Eb
として非常に大きな値(Ec/Eb≒∞)を出力し、記
憶部7bに記憶する。更に、演算部7aにおいて、光電
変換素子4a,4b,4cの出力電圧Ea,Eb,Ec
の和(Ea+Eb+Ec)を演算し、例えば、0.2を
記憶部7bに記憶する。
(a)に示すように、光電変換素子4aと光電変換素子
4bの境界にスポットSがまたがって現れた場合、演算
部7aにおいて、光電変換素子4bのピーク電圧Ebに
対する光電変換素子4aのピーク電圧Eaの比Ea/E
bを演算し、Ea≒Ebであるから、比Ea/Ebとし
て約1(Ea/Eb≒1)の値を出力し、記憶部7bに
記憶する。
bに対する光電変換素子4cのピーク電圧Ecの比Ec
/Ebを演算し、Ec<Ebであるから、比Ec/Eb
としてほぼゼロ(Ec/Eb≒0)の値を出力し、記憶
部7bに記憶する。更に、演算部7aにおいて、光電変
換素子4a,4b,4cの出力電圧Ea,Eb,Ecの
和(Ea+Eb+Ec)を演算し、例えば、0.75を
記憶部7bに記憶する。
(a)に示すように、光電変換素子4bと光電変換素子
4cの境界にスポットSがまたがって現れた場合、演算
部7aにおいて、光電変換素子4bのピーク電圧Ebに
対する光電変換素子4aのピーク電圧Eaの比Ea/E
bを演算し、Ea<Ebであるから、比Ea/Ebとし
てほぼゼロ(Ec/Eb≒0)の値を出力し、記憶部7
bに記憶する。
bに対する光電変換素子4cのピーク電圧Ecの比Ec
/Ebを演算し、Ec≒Ebであるから、比Ec/Eb
として約1(Ec/Eb≒1)の値を出力し、記憶部7
bに記憶する。更に、演算部7aにおいて、光電変換素
子4a,4b,4cの出力電圧Ea,Eb,Ecの和
(Ea+Eb+Ec)を演算し、例えば、0.75を記
憶部7bに記憶する。
bのピーク電圧Eb以外の他の光電変換素子4a,4c
のピーク電圧Ea,Ecでもよいし、また各ピーク電圧
の和(Ea+Eb+Ec)でもよい。要は、光電変換素
子4a,4b,4cのピーク電圧の絶対値ではなく、基
準電圧に対する各光電変換素子4a,4b,4cのピー
ク電圧の比(割合)から標準粒子による散乱光Lsのス
ポットSの位置を求める方が確度が高いからである。
に示すように、基準電圧を光電変換素子4bのピーク電
圧Ebとした場合の粒子情報参照テーブルが作成でき
る。従って、光電変換素子4bのピーク電圧Ebに対す
る光電変換素子4aのピーク電圧Eaの比Ea/Eb
と、光電変換素子4bのピーク電圧Ebに対する光電変
換素子4cのピーク電圧Ecの比Ec/Ebが分かれ
ば、それらに対応する出力電圧の和(Ea+Eb+E
c)を得ることにより、レーザ光Laが照射されている
測定領域Mのレーザ光強度分布を定性的に知ることがで
きる。
で、光電変換素子4aと光電変換素子4bの境界又は光
電変換素子4bと光電変換素子4cの境界にスポットS
が均等でなくまたがって現れるような測定領域Mの経路
を通過した場合であっても、光電変換素子4bのピーク
電圧Ebに対する光電変換素子4aのピーク電圧Eaの
比Ea/Ebと、光電変換素子4bのピーク電圧Ebに
対する光電変換素子4cのピーク電圧Ecの比Ec/E
bが分かれば、比Ea/Ebの値と比Ec/Ebの値を
粒子情報参照テーブルに当てはめることにより、それら
に対応する出力電圧の和(Ea+Eb+Ec)を推定
し、レーザ光Laが照射されている測定領域Mのレーザ
光強度分布を定性的に知ることができる。
布検出装置は、図10に示すように、フローセル11、
レーザ光源12、集光光学系13、光検出手段14及び
処理装置15から成る。ここで、フローセル11、レー
ザ光源12、集光光学系13は、図1に示すものと同様
の構成であるので説明は省略する。
方向)が3個×3個のマトリックス状の光電変換素子D
11,D12,D13,D21,……D33から成り、各受光面が
流路11aの中心軸(X方向)に垂直なY・Z平面を形
成している。
子D11,D12,D13,D21,……D33の夫々の出力電圧
のピーク値E11,E12,E13,E21,……E33を検出す
るピーク値検出手段16a,16b,16cと、ピーク
値E11,E12,E13,E21,……E33から粒子の位置を
検出する粒子情報検出手段17から成る。
11,D12,D13の出力電圧を時分割でサンプリングして
そのピーク値E11,E12,E13を検出し、ピーク値検出
手段16bは光電変換素子D21,D22,D23の出力電圧
を時分割でサンプリングしてそのピーク値E21,E22,
E23を検出し、ピーク値検出手段16cは光電変換素子
D31,D32,D33の出力電圧を時分割でサンプリングし
てピーク値E31,E32,E33を検出する。
個数分設け、測定領域Mをある時間で通過する粒子の散
乱光Lsによる出力電圧を常時サンプリングしてピーク
値を検出してもよい。
記憶部17bを備え、先ず演算部17aにおいて、ピー
ク値検出手段16a,16b,16cが検出したピーク
値E11,E12,E13,E21,……E33の中から一の電圧
(例えば、ピーク値E22)を選択し、この電圧を基準に
して他のピーク値との比(E11/E22、E12/E22…
…)を演算し、その結果を記憶部17bに記憶する。更
に、演算部17aにおいて、ピーク値E11,E12,
E13,E21,……E33の和(E11+E12+E13+E21+
……+E33)を演算し、例えば、1.0を記憶部7bに
記憶する。
スポットSが、9個の光電変換素子D11,D12,D13,
D21,……D33のうち互いに隣接する部位、例えば光電
変換素子D11と光電変換素子D12の接する部位や、9個
の光電変換素子D11,D12,D13,D21,……D33のう
ち4個の光電変換素子のコーナ部が接する部位、例えば
4個の光電変換素子D11,D12,D21,D22のコーナ部
が接する部位に現れるような測定領域Mの経路を通過し
た場合も考慮して、図9と同様な粒子情報参照テーブル
を作成する。
出手段16a,16b,16cが検出したピーク値
E11,E12,E13,E21,……E33の中から最も大きい
ピーク値を選択し、その結果を記憶部17bに記憶して
もよい。
の形態に係る光強度分布検出装置の作用について説明す
る。図10に示すように、矢印Aの方向から標準粒子
(粒径が同一のもの)を多数含んだ流体をフローセル1
1に流し込む。このとき、測定領域Mのどの位置を粒子
が通過するかによって、光検出手段14の光電変換素子
D11,D12,D13,D21,……D33の出力波形は様々な
ものとなる。
変換素子D22の受光面に対応する測定領域Mの経路を通
過すると、ピーク値検出手段16a,16b,16cは
粒子が測定領域Mを通過する間、粒子の散乱光Lsに応
じた光電変換素子D11,D12,D13,D21,……D33の
出力電圧をサンプリングしてピーク値を検出する。
は、中心部が最も強く、中心部からずれて端部に行くほ
ど弱くなるという分布(ほぼガウス分布)をしているの
で、粒子はレーザ光強度の弱い部分から中心部の強い部
分を通り再び弱い部分を通るため、光電変換素子D22の
みが略パルス状の電圧を出力し、他の光電変換素子は、
ノイズに応じたレベル電圧しか出力しない。
を基準にした場合に、他のピーク値との比(E11/
E22、E12/E22……)が分かれば、粒子情報参照テー
ブルを参照することにより、レーザ光Laが照射されて
いる測定領域Mのレーザ光強度分布を定性的に知ること
ができる。
布検出装置は、図11に示すように、フローセル21、
レーザ光源22、集光光学系23、トラップ20、光電
変換素子アレイ24及び処理装置25から成る。
定長さの直線流路21a(Y方向)を有する。ここで
は、フローセル21の断面形状は角筒形状としている。
所定の長さの直線流路21aを設けた理由は、請求項2
に係る光強度分布検出装置のフローセル1の場合と同様
である。
流路21aの所定の箇所にレーザ光Laを照射して照射
領域を形成する。ここで、レーザ光Laの光軸(X方
向)と直線流路21a(Y方向)は交差している。
と一致する光軸(X方向)を有し、図12に示す照射領
域内の所定の領域M(以下、測定領域Mと呼ぶ)におい
て発生する散乱光Lsを集光する機能を備える。
換素子24a,24b,24cから成り、各受光面が集
光光学系23の光軸(X方向)に垂直で、且つ流路の中
心軸(Y方向)とレーザ光軸(X方向)に垂直なZ方向
に隣接して設けられている。光電変換素子24a,24
b,24cは、粒子が測定領域Mを通過する間に発する
散乱光Lsを電圧に変換する。
プ20は、レーザ光源22の光源光Laが直接、光電変
換素子アレイ24に入射するのを阻止する。これによ
り、光電変換素子24には、流路21a内を通過する粒
子が発する散乱光Lsのみが入射することになる。
する間に3個の光電変換素子24a,24b,24cが
夫々出力する電圧のピーク値(パルス高)Ea,Eb,
Ecを検出するピーク値検出手段26a,26b,26
cと、粒子情報参照テーブルを作成する粒子情報検出手
段27から成る。
記憶部27bを備え、先ず演算部27aにおいて、次の
(1)乃至(3)の演算処理を行い、その結果を記憶部
27bに記憶して、粒子情報参照テーブルを作成する。 (1)ピーク値検出手段26bの出力電圧Ebに対する
ピーク値検出手段26aの出力電圧Eaの比Ea/Eb
を演算する。 (2)ピーク値検出手段26bの出力電圧Ebに対する
ピーク値検出手段26cの出力電圧Ecの比Ec/Eb
を演算する。 (3)ピーク値検出手段26a,26b,26cの出力
電圧Ea,Eb,Ecの和(Ea+Eb+Ec)を演算
する。
の形態に係る光強度分布検出装置の作用について説明す
る。図12に示すように、矢印Aの方向から標準粒子
(粒径が同一のもの)を多数含んだ流体をフローセル2
1に流し込む。このとき、測定領域Mのどの位置を粒子
が通過するかによって、光電変換素子アレイ24の各光
電変換素子24a,24b,24c出力波形は様々なも
のとなる。そして、3個の光電変換素子24a,24
b,24cから成る光電変換素子アレイ24の場合に
は、主な5通りの通過パターンが考えられる。
Mの中心Mcを通過する場合で、標準粒子による散乱光
LsのスポットSは、図13(a)に示すように、光電
変換素子アレイ24の中央の光電変換素子24bのみに
現れ、矢印方向に移動する。このとき、各光電変換素子
24a,24b,24cの出力波形(時間tと電圧Eと
の関係)は、図13(b)に示すようになる。
Mの中心Mcをある時間の間(時間t1から時間t2)に
通過する標準粒子の散乱光Lsに応じた略パルス状の電
圧(ピーク値Eb)を出力し、他の光電変換素子24
a,24cはノイズに応じた略レベル電圧(ピーク値E
a,Ec)しか出力しない。
Mの一端部Msを通過する場合で、標準粒子による散乱
光LsのスポットSは、図14(a)に示すように、光
電変換素子アレイ24の一端の光電変換素子24aのみ
に現れ、矢印方向に移動する。このとき、各光電変換素
子24a,24b,24cの出力波形(時間tと電圧E
との関係)は、図14(b)に示すようになる。
Mの一端部Msをある時間の間(時間t3から時間t4)
に通過する標準粒子の散乱光Lsに応じた略パルス状の
電圧(ピーク値Ea)を出力し、他の光電変換素子24
b,24cはノイズに応じた略レベル電圧(ピーク値E
b,Ec)しか出力しない。
域Mの他端部Ms(一端部Msと対称の位置)を通過す
る場合で、標準粒子による散乱光LsのスポットSは、
図15(a)に示すように、光電変換素子アレイ24の
他端の光電変換素子24cのみに現れ、矢印方向に移動
する。このとき、各光電変換素子24a,24b,24
cの出力波形(時間tと電圧Eとの関係)は、図15
(b)に示すようになる。
Mの他端部Msをある時間の間(時間t3から時間t4)
に通過する標準粒子の散乱光Lsに応じた略パルス状の
電圧(ピーク値Ec)を出力し、他の光電変換素子24
a,24bはノイズに応じた略レベル電圧(ピーク値E
a,Eb)しか出力しない。
Mの一経路Mmを通過する場合で、標準粒子による散乱
光LsのスポットSは、図16(a)に示すように、光
電変換素子24aと光電変換素子24bの境界にまたが
って現れ、矢印方向に移動する。このとき、各光電変換
素子24a,24b,24cの出力波形(時間tと電圧
Eとの関係)は、図16(b)に示すようになる。
領域Mの一経路Mmをある時間の間(時間t5から時間
t6)に通過する標準粒子の散乱光Lsに応じた略パル
ス状の電圧(ピーク値Ea,Eb)を出力し、光電変換
素子24cはノイズに応じた略レベル電圧(ピーク値E
c)しか出力しない。
域Mの他経路Mm(一経路Mmと対称の位置)を通過す
る場合で、標準粒子による散乱光LsのスポットSは、
図17(a)に示すように、光電変換素子24bと光電
変換素子24cの境界にまたがって現れ、矢印方向に移
動する。このとき、各光電変換素子24a,24b,2
4cの出力波形(時間tと電圧Eとの関係)は、図17
(b)に示すようになる。
領域Mの他経路Mmをある時間の間(時間t5から時間
t6)に通過する標準粒子の散乱光Lsに応じた略パル
ス状の電圧(ピーク値Eb,Ec)を出力し、光電変換
素子24aはノイズに応じた略レベル電圧(ピーク値E
a)しか出力しない。
3(a)に示すように、中央の光電変換素子24bのみ
にスポットSが現れた場合、演算部17aにおいて、光
電変換素子24bのピーク電圧Ebに対する光電変換素
子24aのピーク電圧Eaの比Ea/Ebを演算し、E
a<Ebであるから、比Ea/Ebとしてほぼゼロ(E
a/Eb≒0)の値を出力し、記憶部27bに記憶す
る。
子24bのピーク電圧Ebに対する光電変換素子24c
のピーク電圧Ecの比Ec/Ebを演算し、Ec<Eb
であるから、比Ec/Ebとしてほぼゼロ(Ec/Eb
≒0)の値を出力し、記憶部27bに記憶する。更に、
演算部27aにおいて、光電変換素子24a,24b,
24cの出力電圧Ea,Eb,Ecの和(Ea+Eb+
Ec)を演算し、例えば、1.0を記憶部27bに記憶
する。
(a)に示すように、一端の光電変換素子24aのみに
スポットSが現れた場合、演算部27aにおいて、光電
変換素子24bのピーク電圧Ebに対する光電変換素子
24aのピーク電圧Eaの比Ea/Ebを演算し、Ea
>Ebであるから、比Ea/Ebとして非常に大きい値
(Ea/Eb≒∞)を出力し、記憶部27bに記憶す
る。
Ebに対する光電変換素子24cのピーク電圧Ecの比
Ec/Ebを演算し、Ec≒Ebであるから、比Ea/
Ebとして約1(Ea/Eb≒1)の値を出力し、記憶
部27bに記憶する。更に、演算部27aにおいて、光
電変換素子24a,24b,24cの出力電圧Ea,E
b,Ecの和(Ea+Eb+Ec)を演算し、例えば、
0.2を記憶部27bに記憶する。
(a)に示すように、他端の光電変換素子24cのみに
スポットSが現れた場合、演算部27aにおいて、光電
変換素子24bのピーク電圧Ebに対する光電変換素子
24aのピーク電圧Eaの比Ea/Ebを演算し、Ea
≒Ebであるから、比Ea/Ebとして約1(Ea/E
b≒1)の値を出力し、記憶部27bに記憶する。
Ebに対する光電変換素子24cのピーク電圧Ecの比
Ec/Ebを演算し、Ec>Ebであるから、比Ec/
Ebとして非常に大きい値(Ec/Eb≒∞)を出力
し、記憶部27bに記憶する。更に、演算部27aにお
いて、光電変換素子24a,24b,24cの出力電圧
Ea,Eb,Ecの和(Ea+Eb+Ec)を演算し、
例えば、0.2を記憶部27bに記憶する。
(a)に示すように、光電変換素子24aと光電変換素
子24bの境界にスポットSがまたがって現れた場合、
演算部27aにおいて、光電変換素子24bのピーク電
圧Ebに対する光電変換素子24aのピーク電圧Eaの
比Ea/Ebを演算し、Ea≒Ebであるから、比Ea
/Ebとして約1(Ea/Eb≒1)の値を出力し、記
憶部27bに記憶する。
Ebに対する光電変換素子24cのピーク電圧Ecの比
Ec/Ebを演算し、Ec<Ebであるから、比Ec/
Ebとしてほぼゼロ(Ec/Eb≒0)の値を出力し、
記憶部27bに記憶する。更に、演算部27aにおい
て、光電変換素子24a,24b,24cの出力電圧E
a,Eb,Ecの和(Ea+Eb+Ec)を演算し、例
えば、0.75を記憶部27bに記憶する。
(a)に示すように、光電変換素子24bと光電変換素
子24cの境界にスポットSがまたがって現れた場合、
演算部27aにおいて、光電変換素子24bのピーク電
圧Ebに対する光電変換素子24aのピーク電圧Eaの
比Ea/Ebを演算し、Ea<Ebであるから、比Ea
/Ebとしてほぼゼロ(Ec/Eb≒0)の値を出力
し、記憶部27bに記憶する。
Ebに対する光電変換素子24cのピーク電圧Ecの比
Ec/Ebを演算し、Ec≒Ebであるから、比Ec/
Ebとして約1(Ec/Eb≒1)の値を出力し、記憶
部27bに記憶する。更に、演算部27aにおいて、光
電変換素子24a,24b,24cの出力電圧Ea,E
b,Ecの和(Ea+Eb+Ec)を演算し、例えば、
0.75を記憶部27bに記憶する。
4bのピーク電圧Eb以外の他の光電変換素子24a,
24cのピーク電圧Ea,Ecでもよいし、また各ピー
ク電圧の和(Ea+Eb+Ec)でもよい。要は、光電
変換素子24a,24b,24cのピーク電圧の絶対値
ではなく、基準電圧に対する各光電変換素子24a,2
4b,24cのピーク電圧の比(割合)から標準粒子に
よる散乱光LsのスポットSの位置を求める方が確度が
高いからである。
に示す粒子情報参照テーブルと同様な、基準電圧を光電
変換素子24bのピーク電圧Ebとした場合の粒子情報
参照テーブルが作成できる。従って、光電変換素子24
bのピーク電圧Ebに対する光電変換素子24aのピー
ク電圧Eaの比Ea/Ebと、光電変換素子24bのピ
ーク電圧Ebに対する光電変換素子24cのピーク電圧
Ecの比Ec/Ebが分かれば、それらに対応する出力
電圧の和(Ea+Eb+Ec)を得ることにより、レー
ザ光Laが照射されている測定領域Mのレーザ光強度分
布を定性的に知ることができる。
で、光電変換素子24aと光電変換素子24bの境界又
は光電変換素子24bと光電変換素子24cの境界にス
ポットSがまたがって現れるような測定領域Mの経路を
通過した場合であっても、光電変換素子24bのピーク
電圧Ebに対する光電変換素子24aのピーク電圧Ea
の比Ea/Ebと、光電変換素子24bのピーク電圧E
bに対する光電変換素子24cのピーク電圧Ecの比E
c/Ebが分かれば、比Ea/Ebの値と比Ec/Eb
の値を粒子情報参照テーブルに当てはめることにより、
それらに対応する出力電圧の和(Ea+Eb+Ec)を
推定し、レーザ光Laが照射されている測定領域Mのレ
ーザ光強度分布を定性的に知ることができる。
されるものではなく、例えば、フローセルの全体形状と
しては、L型のフローセル1,11や直線状のフローセ
ル21を用いたが、要は流路の中心軸と集光光学系の光
軸が一致するように配置できる形状であればよい。従っ
て、レーザ光Laと散乱光Lsとの光学的な関わりに影
響を与えなければ、フローセルの全体形状は、屈曲又は
湾曲形状であってもよい。
の発明の実施の形態では、矩形のものを用いたが、円形
のものでもよい。
によれば、光を照射した測定領域を通過する粒子の散乱
光強度分布とその粒子が通過した流路の位置から、測定
領域の光強度分布を知ることができる。
た測定領域を通過する粒子の散乱光強度分布とその粒子
が通過した流路の位置から、測定領域の光強度分布を知
ることができる。
た測定領域を通過する粒子の散乱光強度分布とその粒子
が通過した流路の位置から、測定領域の光強度分布をよ
り細かく知ることができる。
た測定領域を通過する粒子の散乱光強度分布とその粒子
が通過した流路の位置から、測定領域の光強度分布を知
ることができる。
た測定領域を通過する粒子の散乱光強度分布とその粒子
が通過した流路の位置から、測定領域の光強度分布を知
ることができる。
出装置の構成図
断面図
断面図
(a)とそのときの出力波形(b)を示す図
(a)とそのときの出力波形(b)を示す図
(a)とそのときの出力波形(b)を示す図
(a)とそのときの出力波形(b)を示す図
(a)とそのときの出力波形(b)を示す図
検出装置の構成図
検出装置の構成図
の縦断面図
態(a)とそのときの出力波形(b)を示す図
態(a)とそのときの出力波形(b)を示す図
態(a)とそのときの出力波形(b)を示す図
態(a)とそのときの出力波形(b)を示す図
態(a)とそのときの出力波形(b)を示す図
直線流路、2,12,22…レーザ光源(光源)、3,
13,23…集光光学系(集光手段)、4,24…光電
変換素子アレイ、4a,4b,4c,24a,24b,
24c…光電変換素子、5,15,25…処理装置、6
a,6b,6c,16a,16b,16c,26a,2
6b,26c…ピーク値検出手段(電圧検出手段)、
7,17,27…粒子情報検出手段、14…光検出手
段、20…トラップ、La…レーザ光、Ls…散乱光、
M…測定領域。
Claims (5)
- 【請求項1】 透明部材で屈曲形状に形成したフローセ
ルと、このフローセルの流路に光を照射して測定領域を
形成する光源と、前記流路の中心軸と一致する光軸を有
して前記測定領域で発生する粒子の散乱光を集光する集
光手段と、この集光手段が集光した散乱光を受光する複
数の光電変換素子から成る光検出手段と、前記複数の光
電変換素子の出力信号を検出する電圧検出手段と、この
電圧検出手段の出力信号を互いに比較して粒子が通過し
た前記測定領域の通過位置データと粒子の散乱光強度デ
ータを出力する粒子情報検出手段を備えることを特徴と
する光強度分布検出装置。 - 【請求項2】 前記複数の光電変換素子から成る光検出
手段は、各受光面が前記流路の中心軸に垂直で、且つ前
記流路の中心軸と前記光源の光軸にほぼ垂直な方向に隣
接して設けたN(Nは2以上の整数)個の光電変換素子
から成る光電変換素子アレイである請求項1記載の光強
度分布検出装置。 - 【請求項3】 前記複数の光電変換素子から成る光検出
手段は、縦と横がV個×H個(V、Hとも2以上の整
数)の光電変換素子から成り、各受光面が前記流路の中
心軸に垂直である請求項1記載の光強度分布検出装置。 - 【請求項4】 透明部材で形成したフローセルと、この
フローセルの流路に光を照射して測定領域を形成する光
源と、前記光の中心軸と一致する光軸を有して前記測定
領域で発生する粒子の散乱光を集光する集光手段と、こ
の集光手段の光軸上に位置するトラップと、前記集光手
段が集光した散乱光を受光する複数の光電変換素子から
成る光検出手段と、前記複数の光電変換素子の出力信号
を検出する電圧検出手段と、この電圧検出手段の出力信
号を互いに比較して粒子が通過した前記測定領域の通過
位置データと粒子の散乱光強度データを出力する粒子情
報検出手段を備えることを特徴とする光強度分布検出装
置。 - 【請求項5】 前記複数の光電変換素子から成る光検出
手段は、各受光面が前記光源の光軸に垂直で、且つ前記
流路の中心軸と前記光源の光軸にほぼ垂直な方向に隣接
して設けたN(Nは2以上の整数)個の光電変換素子で
成る光電変換素子アレイである請求項4記載の光強度分
布検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01540898A JP3480670B2 (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 光強度分布検出装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JPH11211651A JPH11211651A (ja) | 1999-08-06 |
JP3480670B2 true JP3480670B2 (ja) | 2003-12-22 |
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-
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