JP3479731B2 - シャッタ−の施錠装置 - Google Patents
シャッタ−の施錠装置Info
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- shutter curtain
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- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物開口部を開閉する
シャッタ−カ−テンの座板に設けた施錠装置に係り、特
に、施錠装置の解錠操作を、座板のどの位置でも行うこ
とができると共に、解錠操作とシャッタ−カーテンを上
昇させる操作とをワンアクションで行うことができるシ
ャッタ−の施錠装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、シャッタ−に装備される施錠装置
には、シャッタ−カ−テンを昇降案内するガイドレール
の下端にラッチ掛りを設け、該ラッチ掛りに向けて突出
するラッチ体を座板に設けて、シャッタ−カ−テンを閉
鎖すると、突出したラッチ体がラッチ掛りに係止して自
動的に施錠するものが知られている。そしてこのような
施錠装置では、ラッチ体に連動する解錠レバーを座板の
略中央位置に設けて、シャッタ−カ−テンを開放する際
には、上記解錠レバーの操作によって解錠するように構
成したものが一般的であった。 【0003】ところが窓シャッター等の場合には、通
常、開口部の室内側に障子等が設けられているので、上
記構成のものではシャッタ−カ−テンを開放する際に、
まず障子等を一側方に開いた後でなければ、座板の中央
位置に設けた解錠レバーを操作することができず、しか
も解錠してから座板に手を持ちかえてシャッタ−カ−テ
ンを持ち上げなければならないので、シャッタ−カ−テ
ンの開放操作を円滑に行うことができないという問題が
あった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
実情に鑑み、従来の問題点を解消すべく創作されたもの
であって、閉鎖したシャッタ−カ−テンを解錠して開放
するに当り、殊更、室内側の障子等を一側方に開くこと
なく、座板のいずれの位置からでも自由に解錠すること
ができ、しかも解錠操作とシャッタ−カ−テンを上昇さ
せて開放する操作とを、何等手を持ちかえたりすること
なくワンアクションで円滑に行うことができるシャッタ
−の施錠装置を提供しようとするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明が講じた技術摘手段は、シャッタ−カーテン
を昇降案内するガイドレールの案内溝の下端にラッチ掛
りを突設し、シャッタ−カーテンの下端に設けた中空状
の座板両側端に、上方側の支点軸を介して垂下状のラッ
チ体を回動自在に設け、上記ラッチ体には、ラッチ掛り
の係止軸と係止する上方に湾曲した略円弧状の係合溝を
形成して、係合溝の上縁部の先端がラッチ掛りの係止軸
よりもガイドレール側に突出し、かつ、下縁部の先端が
ラッチ掛りの係止軸よりも座板側に後退した状態とし
て、シャッタ−カーテンを閉鎖位置に下降させると、係
合溝の上縁部が係止軸に上方から接当してラッチ体のガ
イドレール側を上方に回動させて係合溝を係止軸と係合
させ、シャッタ−カーテンを閉鎖位置から上昇させる
と、ラッチ体のガイドレール側が下方に回動復帰して、
上記係止軸との係合を解除すべく構成すると共に、上記
座板に、その長手方向の全長に沿って板状の操作レバー
を設け、該操作レバーには座板に向けて折曲したロック
部材を形成して、上記操作レバーを、ロック部材が座板
側に突出してラッチ掛りの係止軸に係合溝が係止してい
るラッチ体に接当して固定施錠する下動位置と、ロック
部材が座板側から後退して解錠する上動位置とに上下回
動自在に構成したことを特徴とするものである。 【0006】 【作用】したがって本発明によれば、シャッタ−カーテ
ンを閉鎖するに当り、シャッタ−カーテンを下降させて
閉鎖位置とすれば、中空状の座板側端に設けたラッチ体
が、ガイドレールの案内溝の下端に突設したラッチ掛り
に回動係止する。そして、ラッチ体側に突出した下動位
置の操作レバーがラッチ掛りに回動係止しているラッチ
体を固定して施錠する。一方、シャッタ−カーテンを開
放する際には、操作レバーを持ってシャッタ−カーテン
を持ち上げようとすれば、操作レバーが自然と上動位置
に回動し、ラッチ体側から後退してラッチ体の固定が解
除された解錠状態となるので、そのままシャッタ−カー
テンを上昇させるワンアクションで開放することができ
る。また座板の長手方向に操作レバーが設けてあるの
で、座板のどの位置からでも解錠が可能となる。 【0007】 【実施例】次に本発明の一実施例を添付した図面に基い
て詳細に説明する。1、1は開口部2の両側に立設され
たガイドレールであって、該ガイドレール1、1間に
は、複数のスラット3、3…を上下に連結してなるシャ
ッタ−カ−テン4が昇降自在に案内されている。5はシ
ャッタ−カ−テン4を巻取り収納するシャッタ−ケ−ス
である。6はガイドレール1の下端に設けたラッチ掛り
であって、該ラッチ掛り6は、ガイドレ−ル1の案内溝
にコ字状の取付部材7を立設し、該取付部材7のコ字状
の対向間に係止軸8が固定支持されている。 【0008】9はシャッタ−カ−テン4の最下端に設け
た座板であって、該座板9は左右方向の中空状に形成さ
れており、その上端縁に沿って設けたインターロック部
10で上方に隣接するスラット3と連結されており、下
端縁には着床部11が形成されている。上記座板9の両
側端には、中空状の内部にラッチ体12が上方側の支点
軸13を介して上下回動自在に枢支されていて、垂下状
となったラッチ体12のガイドレール1側が座板9の側
方に突出している。上記ラッチ体12のガイドレール1
側には、前記ラッチ掛り6の係止軸8に係止する係合溝
14が上方に湾曲した略円弧状に形成されている。 【0009】そして垂下状となったラッチ体12の係合
溝14は、その上縁部15の先端がラッチ掛り6の係止
軸8よりもガイドレール1側に突出し、また下縁部16
の先端が係止軸8よりも座板9側に後退した状態に形成
されていて、シャッタ−カ−テン4を開放位置から下降
させると、まず上縁部15が係止軸8に上方から接当し
て、ラッチ体12のガイドレール1側を上方に回動さ
せ、これに伴って係合溝14が係止軸8に向け回動し
て、シャッタ−カ−テン4の閉鎖位置では、係合溝14
が係止軸8と係合する。また、シャッタ−カ−テン4を
閉鎖位置から上昇させると、係止軸8に係合溝14が係
合しているラッチ体12は、ガイドレール1側が下方に
回動復帰して、係止軸8との係合が解除されるようにな
っている。 【0010】上記中空状の座板9には、その長手方向の
全長に沿って操作レバー17が、左右方向の支軸18を
介して上下回動自在に装着されている。上記操作レバー
17は横長の板状に形成されており、該操作レバー17
の裏面側には、座板9に向けて折曲したロック部材19
が一体形成されていて、操作レバー17を下方に回動し
て倒伏させた下動位置では、上記ロック部材19が座板
9の表面に設けた開放口20から中空状に形成された座
板9の内方に突出し、また操作レバー17を上方に回動
して起立させた上動位置では、上記ロック部材19が座
板9の外方に後退するようになっている。そして前記ラ
ッチ体12には、シャッタ−カ−テン4を閉鎖して、係
合溝14を係止軸8に係合させた回動位置で、座板9の
内方に突出した上記ロック部材19の端部に接当するロ
ック部21が形成されている。22は上記操作レバー1
7を下方に回動付勢するコイルバネである。 【0011】上記の如き構成において、いまシャッタ−
カ−テン4を開放位置から閉鎖位置に下降させれば、座
板9の側端に設けたラッチ体12は、係合溝14の上端
縁15がラッチ掛り6の係止軸8に接当して回動し、係
合溝14が係止軸8に係合する。このときコイルバネ2
2で付勢された操作レバー17が下方に回動し、これに
伴って座板9の内方に突出したロック部材19がラッチ
体12のロック部21に接当して、ラッチ掛り6に係止
しているラッチ体12をロックするので、閉鎖位置のシ
ャッタ−カ−テン4を簡単に施錠することができる。 【0012】一方、シャッタ−カ−テン4を閉鎖位置か
ら開放する際には、操作レバー17を持ってシャッタ−
カ−テン4を持上げるようにすれば、操作レバー17が
自然と起立した上動位置となってラッチ体側から後退
し、ラッチ体12のロックが解除された解錠状態となる
ので、そのままシャッタ−カーテン4を自由に上昇させ
ることができる。したがって、シャッタ−カ−テン4を
開放する解錠操作と上昇操作とを、操作レバー17を持
ってシャッタ−カ−テン4を持上げるだけのワンアクシ
ョンで円滑に行うことができる。そして上記操作レバー
17が座板9の長手方向に設けてあるので、窓シャッタ
−の場合でも殊更室内側に設けた障子等を一側に開くこ
となく、座板9のいずれの位置からでも解錠操作を行う
ことができる。また操作レバー17の長さを変えれば、
Wサイズのシャッタ−にも容易に適用することができ
る。 【0013】 【発明の効果】これを要するに本発明は、シャッタ−カ
ーテンを昇降案内するガイドレールの案内溝の下端にラ
ッチ掛りを突設し、シャッタ−カーテンの下端に設けた
中空状の座板両側端に、上方側の支点軸を介して垂下状
のラッチ体を回動自在に設け、上記ラッチ体には、ラッ
チ掛りの係止軸と係止する上方に湾曲した略円弧状の係
合溝を形成して、係合溝の上縁部の先端がラッチ掛りの
係止軸よりもガイドレール側に突出し、かつ、下縁部の
先端がラッチ掛りの係止軸よりも座板側に後退した状態
として、シャッタ−カーテンを閉鎖位置に下降させる
と、係合溝の上縁部が係止軸に上方から接当してラッチ
体のガイドレール側を上方に回動させて係合溝を係止軸
と係合させ、シャッタ−カーテンを閉鎖位置から上昇さ
せると、ラッチ体のガイドレール側が下方に回動復帰し
て、上記係止軸との係合を解除すべく構成すると共に、
上記座板に、その長手方向の全長に沿って板状の操作レ
バーを設け、該操作レバーには座板に向けて折曲したロ
ック部材を形成して、上記操作レバーを、ロック部材が
座板側に突出してラッチ掛りの係止軸に係合溝が係止し
ているラッチ体に接当して固定施錠する下動位置と、ロ
ック部材が座板側から後退して解錠する上動位置とに上
下回動自在に構成したことから、シャッタ−カーテンの
閉鎖時には、下動位置の操作レバーが中空状の座板側端
に設けたラッチ体側に突出して、ラッチ掛りに係止した
垂下状のラッチ体を固定するので、簡単に施錠すること
ができる。そしてシャッタ−カーテンを開放する際に
は、操作レバーを持ってシャッタ−カーテンを持上げよ
うとすれば、操作レバーが自然と上動位置に回動してラ
ッチ体側から後退し、ラッチ体の固定を解除した解錠状
態となるので、そのままワンアクションでシャッタ−カ
ーテンを上昇させて開放することができる。しかも操作
レバーが座板の長手方向に設けられているので、室内側
に設けた障子等によって妨げられることなく、座板のい
ずれの位置からでもシャッタ−カーテンを解錠して開放
することができる。また座板に設けた操作レバーの上下
回動で施錠、解錠をするものであるから、操作レバーの
長さを変えるのみで、異る寸法のシャッタ−にも容易に
適用することができる。
シャッタ−カ−テンの座板に設けた施錠装置に係り、特
に、施錠装置の解錠操作を、座板のどの位置でも行うこ
とができると共に、解錠操作とシャッタ−カーテンを上
昇させる操作とをワンアクションで行うことができるシ
ャッタ−の施錠装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、シャッタ−に装備される施錠装置
には、シャッタ−カ−テンを昇降案内するガイドレール
の下端にラッチ掛りを設け、該ラッチ掛りに向けて突出
するラッチ体を座板に設けて、シャッタ−カ−テンを閉
鎖すると、突出したラッチ体がラッチ掛りに係止して自
動的に施錠するものが知られている。そしてこのような
施錠装置では、ラッチ体に連動する解錠レバーを座板の
略中央位置に設けて、シャッタ−カ−テンを開放する際
には、上記解錠レバーの操作によって解錠するように構
成したものが一般的であった。 【0003】ところが窓シャッター等の場合には、通
常、開口部の室内側に障子等が設けられているので、上
記構成のものではシャッタ−カ−テンを開放する際に、
まず障子等を一側方に開いた後でなければ、座板の中央
位置に設けた解錠レバーを操作することができず、しか
も解錠してから座板に手を持ちかえてシャッタ−カ−テ
ンを持ち上げなければならないので、シャッタ−カ−テ
ンの開放操作を円滑に行うことができないという問題が
あった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
実情に鑑み、従来の問題点を解消すべく創作されたもの
であって、閉鎖したシャッタ−カ−テンを解錠して開放
するに当り、殊更、室内側の障子等を一側方に開くこと
なく、座板のいずれの位置からでも自由に解錠すること
ができ、しかも解錠操作とシャッタ−カ−テンを上昇さ
せて開放する操作とを、何等手を持ちかえたりすること
なくワンアクションで円滑に行うことができるシャッタ
−の施錠装置を提供しようとするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明が講じた技術摘手段は、シャッタ−カーテン
を昇降案内するガイドレールの案内溝の下端にラッチ掛
りを突設し、シャッタ−カーテンの下端に設けた中空状
の座板両側端に、上方側の支点軸を介して垂下状のラッ
チ体を回動自在に設け、上記ラッチ体には、ラッチ掛り
の係止軸と係止する上方に湾曲した略円弧状の係合溝を
形成して、係合溝の上縁部の先端がラッチ掛りの係止軸
よりもガイドレール側に突出し、かつ、下縁部の先端が
ラッチ掛りの係止軸よりも座板側に後退した状態とし
て、シャッタ−カーテンを閉鎖位置に下降させると、係
合溝の上縁部が係止軸に上方から接当してラッチ体のガ
イドレール側を上方に回動させて係合溝を係止軸と係合
させ、シャッタ−カーテンを閉鎖位置から上昇させる
と、ラッチ体のガイドレール側が下方に回動復帰して、
上記係止軸との係合を解除すべく構成すると共に、上記
座板に、その長手方向の全長に沿って板状の操作レバー
を設け、該操作レバーには座板に向けて折曲したロック
部材を形成して、上記操作レバーを、ロック部材が座板
側に突出してラッチ掛りの係止軸に係合溝が係止してい
るラッチ体に接当して固定施錠する下動位置と、ロック
部材が座板側から後退して解錠する上動位置とに上下回
動自在に構成したことを特徴とするものである。 【0006】 【作用】したがって本発明によれば、シャッタ−カーテ
ンを閉鎖するに当り、シャッタ−カーテンを下降させて
閉鎖位置とすれば、中空状の座板側端に設けたラッチ体
が、ガイドレールの案内溝の下端に突設したラッチ掛り
に回動係止する。そして、ラッチ体側に突出した下動位
置の操作レバーがラッチ掛りに回動係止しているラッチ
体を固定して施錠する。一方、シャッタ−カーテンを開
放する際には、操作レバーを持ってシャッタ−カーテン
を持ち上げようとすれば、操作レバーが自然と上動位置
に回動し、ラッチ体側から後退してラッチ体の固定が解
除された解錠状態となるので、そのままシャッタ−カー
テンを上昇させるワンアクションで開放することができ
る。また座板の長手方向に操作レバーが設けてあるの
で、座板のどの位置からでも解錠が可能となる。 【0007】 【実施例】次に本発明の一実施例を添付した図面に基い
て詳細に説明する。1、1は開口部2の両側に立設され
たガイドレールであって、該ガイドレール1、1間に
は、複数のスラット3、3…を上下に連結してなるシャ
ッタ−カ−テン4が昇降自在に案内されている。5はシ
ャッタ−カ−テン4を巻取り収納するシャッタ−ケ−ス
である。6はガイドレール1の下端に設けたラッチ掛り
であって、該ラッチ掛り6は、ガイドレ−ル1の案内溝
にコ字状の取付部材7を立設し、該取付部材7のコ字状
の対向間に係止軸8が固定支持されている。 【0008】9はシャッタ−カ−テン4の最下端に設け
た座板であって、該座板9は左右方向の中空状に形成さ
れており、その上端縁に沿って設けたインターロック部
10で上方に隣接するスラット3と連結されており、下
端縁には着床部11が形成されている。上記座板9の両
側端には、中空状の内部にラッチ体12が上方側の支点
軸13を介して上下回動自在に枢支されていて、垂下状
となったラッチ体12のガイドレール1側が座板9の側
方に突出している。上記ラッチ体12のガイドレール1
側には、前記ラッチ掛り6の係止軸8に係止する係合溝
14が上方に湾曲した略円弧状に形成されている。 【0009】そして垂下状となったラッチ体12の係合
溝14は、その上縁部15の先端がラッチ掛り6の係止
軸8よりもガイドレール1側に突出し、また下縁部16
の先端が係止軸8よりも座板9側に後退した状態に形成
されていて、シャッタ−カ−テン4を開放位置から下降
させると、まず上縁部15が係止軸8に上方から接当し
て、ラッチ体12のガイドレール1側を上方に回動さ
せ、これに伴って係合溝14が係止軸8に向け回動し
て、シャッタ−カ−テン4の閉鎖位置では、係合溝14
が係止軸8と係合する。また、シャッタ−カ−テン4を
閉鎖位置から上昇させると、係止軸8に係合溝14が係
合しているラッチ体12は、ガイドレール1側が下方に
回動復帰して、係止軸8との係合が解除されるようにな
っている。 【0010】上記中空状の座板9には、その長手方向の
全長に沿って操作レバー17が、左右方向の支軸18を
介して上下回動自在に装着されている。上記操作レバー
17は横長の板状に形成されており、該操作レバー17
の裏面側には、座板9に向けて折曲したロック部材19
が一体形成されていて、操作レバー17を下方に回動し
て倒伏させた下動位置では、上記ロック部材19が座板
9の表面に設けた開放口20から中空状に形成された座
板9の内方に突出し、また操作レバー17を上方に回動
して起立させた上動位置では、上記ロック部材19が座
板9の外方に後退するようになっている。そして前記ラ
ッチ体12には、シャッタ−カ−テン4を閉鎖して、係
合溝14を係止軸8に係合させた回動位置で、座板9の
内方に突出した上記ロック部材19の端部に接当するロ
ック部21が形成されている。22は上記操作レバー1
7を下方に回動付勢するコイルバネである。 【0011】上記の如き構成において、いまシャッタ−
カ−テン4を開放位置から閉鎖位置に下降させれば、座
板9の側端に設けたラッチ体12は、係合溝14の上端
縁15がラッチ掛り6の係止軸8に接当して回動し、係
合溝14が係止軸8に係合する。このときコイルバネ2
2で付勢された操作レバー17が下方に回動し、これに
伴って座板9の内方に突出したロック部材19がラッチ
体12のロック部21に接当して、ラッチ掛り6に係止
しているラッチ体12をロックするので、閉鎖位置のシ
ャッタ−カ−テン4を簡単に施錠することができる。 【0012】一方、シャッタ−カ−テン4を閉鎖位置か
ら開放する際には、操作レバー17を持ってシャッタ−
カ−テン4を持上げるようにすれば、操作レバー17が
自然と起立した上動位置となってラッチ体側から後退
し、ラッチ体12のロックが解除された解錠状態となる
ので、そのままシャッタ−カーテン4を自由に上昇させ
ることができる。したがって、シャッタ−カ−テン4を
開放する解錠操作と上昇操作とを、操作レバー17を持
ってシャッタ−カ−テン4を持上げるだけのワンアクシ
ョンで円滑に行うことができる。そして上記操作レバー
17が座板9の長手方向に設けてあるので、窓シャッタ
−の場合でも殊更室内側に設けた障子等を一側に開くこ
となく、座板9のいずれの位置からでも解錠操作を行う
ことができる。また操作レバー17の長さを変えれば、
Wサイズのシャッタ−にも容易に適用することができ
る。 【0013】 【発明の効果】これを要するに本発明は、シャッタ−カ
ーテンを昇降案内するガイドレールの案内溝の下端にラ
ッチ掛りを突設し、シャッタ−カーテンの下端に設けた
中空状の座板両側端に、上方側の支点軸を介して垂下状
のラッチ体を回動自在に設け、上記ラッチ体には、ラッ
チ掛りの係止軸と係止する上方に湾曲した略円弧状の係
合溝を形成して、係合溝の上縁部の先端がラッチ掛りの
係止軸よりもガイドレール側に突出し、かつ、下縁部の
先端がラッチ掛りの係止軸よりも座板側に後退した状態
として、シャッタ−カーテンを閉鎖位置に下降させる
と、係合溝の上縁部が係止軸に上方から接当してラッチ
体のガイドレール側を上方に回動させて係合溝を係止軸
と係合させ、シャッタ−カーテンを閉鎖位置から上昇さ
せると、ラッチ体のガイドレール側が下方に回動復帰し
て、上記係止軸との係合を解除すべく構成すると共に、
上記座板に、その長手方向の全長に沿って板状の操作レ
バーを設け、該操作レバーには座板に向けて折曲したロ
ック部材を形成して、上記操作レバーを、ロック部材が
座板側に突出してラッチ掛りの係止軸に係合溝が係止し
ているラッチ体に接当して固定施錠する下動位置と、ロ
ック部材が座板側から後退して解錠する上動位置とに上
下回動自在に構成したことから、シャッタ−カーテンの
閉鎖時には、下動位置の操作レバーが中空状の座板側端
に設けたラッチ体側に突出して、ラッチ掛りに係止した
垂下状のラッチ体を固定するので、簡単に施錠すること
ができる。そしてシャッタ−カーテンを開放する際に
は、操作レバーを持ってシャッタ−カーテンを持上げよ
うとすれば、操作レバーが自然と上動位置に回動してラ
ッチ体側から後退し、ラッチ体の固定を解除した解錠状
態となるので、そのままワンアクションでシャッタ−カ
ーテンを上昇させて開放することができる。しかも操作
レバーが座板の長手方向に設けられているので、室内側
に設けた障子等によって妨げられることなく、座板のい
ずれの位置からでもシャッタ−カーテンを解錠して開放
することができる。また座板に設けた操作レバーの上下
回動で施錠、解錠をするものであるから、操作レバーの
長さを変えるのみで、異る寸法のシャッタ−にも容易に
適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャッタ−の正面図である。
【図2】施錠状態を示す要部の斜視図である。
【図3】解錠状態を示す要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 ガイドレ−ル
2 開口部
3 スラット
4 シャッタ−カ−テン
5 シャッタ−ケース
6 ラッチ掛り
7 取付部材
8 係止軸
9 座板
10 インターロック部
11 着床部
12 ラッチ体
13 支点軸
14 係合溝
15 上縁部
16 下縁部
17 操作レバー
18 支軸
19 ロック部材
20 開放口
21 ロック部
22 コイルバネ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 実開 平2−60173(JP,U)
実開 平6−63798(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E06B 9/82
E05B 65/02
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 シャッタ−カーテンを昇降案内するガイ
ドレールの案内溝の下端にラッチ掛りを突設し、シャッ
タ−カーテンの下端に設けた中空状の座板両側端に、上
方側の支点軸を介して垂下状のラッチ体を回動自在に設
け、上記ラッチ体には、ラッチ掛りの係止軸と係止する
上方に湾曲した略円弧状の係合溝を形成して、係合溝の
上縁部の先端がラッチ掛りの係止軸よりもガイドレール
側に突出し、かつ、下縁部の先端がラッチ掛りの係止軸
よりも座板側に後退した状態として、シャッタ−カーテ
ンを閉鎖位置に下降させると、係合溝の上縁部が係止軸
に上方から接当してラッチ体のガイドレール側を上方に
回動させて係合溝を係止軸と係合させ、シャッタ−カー
テンを閉鎖位置から上昇させると、ラッチ体のガイドレ
ール側が下方に回動復帰して、上記係止軸との係合を解
除すべく構成すると共に、上記座板に、その長手方向の
全長に沿って板状の操作レバーを設け、該操作レバーに
は座板に向けて折曲したロック部材を形成して、上記操
作レバーを、ロック部材が座板側に突出してラッチ掛り
の係止軸に係合溝が係止しているラッチ体に接当して固
定施錠する下動位置と、ロック部材が座板側から後退し
て解錠する上動位置とに上下回動自在に構成したことを
特徴とするシャッタ−の施錠装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27449694A JP3479731B2 (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | シャッタ−の施錠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27449694A JP3479731B2 (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | シャッタ−の施錠装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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