JP3473866B2 - 膜脱気装置 - Google Patents
膜脱気装置Info
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Description
水中から溶存酸素を除去する膜脱気装置に関するもので
ある。
の腐食が問題となっており、腐食を防止するため、給水
源に膜脱気装置を設置し、腐食の原因となる酸素を除去
した脱気水を給水することで腐食を防止するということ
が行われている。その場合、水の使用量は時間帯によっ
て大きく変動しているが、常に水を供給できるようにし
ておく必要があるため脱気装置は24時間の連続運転を
行っており、水使用量の少ない時間帯では無駄な運転を
行うことによる、ランニングコストの増大を招いてい
た。
水槽から給水配管への通水量が第1の設定値に達すると
脱気運転を開始し、給水配管より水槽への通水量が第2
の設定値に達すると脱気運転を停止するビル給水配管構
造における膜脱気装置の運転制御システム(特開5−2
28467)が提案されていた。このシステムでは水使
用量が少ない場合は脱気運転を停止させ、水槽に原水が
補給されて水槽内の溶存酸素濃度が上昇したころに脱気
運転を開始するものだが、水使用量が少ない場合に次回
脱気までの運転の間隔が長くなりすぎると、脱気水に酸
素が再溶解して溶存酸素濃度が上昇し、腐食を防止する
ことができなくなる。また、水使用量によって脱気運転
を行っているため、原水補給によって溶存酸素濃度が上
昇しても、そのまま給水されることがある。
する課題は、給水配管の腐食を防ぎながら、無駄な脱気
運転を無くすことのできる膜脱気装置を提供することに
ある。
ラインが接続された水槽と、該原水供給ラインに設けら
れた補給装置と、真空発生装置を有する膜脱気モジュー
ルと、途中に循環ポンプが設けられ、前記水槽から膜脱
気モジュールへ送水する送水配管と、膜脱気モジュール
から水使用場所まで脱気水を給水する給水配管と、該給
水配管と水槽を接続する連結配管を設け、真空発生装置
および循環ポンプを作動させることによって脱気運転を
行う膜脱気装置において、タイマーを持ち、脱気運転を
所定間隔で行う運転制御装置を設け、脱気運転を所定間
隔で行う。
けた水中の溶存酸素濃度を検出する溶存酸素濃度計の検
出値が所定値以上であった場合に脱気運転を行い、溶存
酸素濃度が所定値以下となると脱気運転を停止する。
補給時に脱気運転を行うこと、脱気装置内での水中の溶
存酸素濃度に応じて脱気運転を行うことにより、水使用
量が少ない時間帯での無駄な運転を防ぐことができ、か
つ溶存酸素濃度の上昇を防ぐことができる。時間で脱気
運転を制御している場合、脱気運転を停止することで水
の使用がない状態での無駄な運転を防ぐことができ、か
つ水の使用が無くても時間によって脱気運転を行うため
に、脱気装置内の溶存酸素濃度が上昇することを防ぐこ
とができる。また、水槽への原水補給時に脱気運転を行
う場合、原水補給によって水槽内の溶存酸素濃度は上昇
するが、脱気運転を行っていれば給水配管内には脱気処
理直後の脱気水を送ることになるので、給水配管内の溶
存酸素濃度は低い値を保つことができる。さらにまた、
溶存酸素濃度を検出し、溶存酸素濃度が所定値以上の場
合には所定値以下になるまで脱気運転を続行すること
で、確実に脱気することができる。
図1は膜脱気装置のフローであり、図2はタイムチャー
トを示している。水槽(1)内の水位を検出する水位検
出装置(9)によって水槽内水位が低下したことが出力
されたとき、原水を補給する原水供給ライン(13)の
途中に挿入された補給装置である補給水電磁弁(7)を
開き、一定の水位になるまで原水が補給される。水槽
(1)内に溜められた水は配管途中に、循環ポンプ
(3)が設けられた送水配管(4)を通り、真空発生装
置(11)に接続された膜脱気モジュール(5)に送ら
れて脱気処理が行われ、給水配管(6)によって各水使
用場所へ給水される。水中の溶存酸素濃度を検出する溶
存酸素濃度計(2)は、送水配管(4)に設けられた循
環ポンプ(3)の下流側から分岐され、該ポンプの上流
側に接続されたサンプル水配管(14)に設られる。こ
のサンプル水配管(14)を設けたことにより、従来溶
存酸素濃度計ごとに排出していた水を循環でき、無駄が
ない。給水配管(6)と水槽(1)は連結配管(10)
によって接続され、脱気運転停止中には水槽(1)内の
水が連結配管(10)および給水配管(6)を介して水
使用場所へ給水される。逆に、脱気運転中には給水配管
(6)を介して直接水使用場所へ給水され、余剰の脱気
水は水槽(1)内に連結配管(10)を介して戻され
る。運転制御装置(8)はインターバルタイマー(1
2)を持ち、循環ポンプ(3)、真空発生装置(1
1)、水位検出装置(9)、溶存酸素濃度計(2)のそ
れぞれに信号線で接続されている。さらに運転制御装置
(8)には、所定時間(例えば5分)の運転を継続する
所定脱気運転時間(A)、および所定の溶存酸素濃度
(例えば0.5ppm)が予め設定され、インターバルタイマ
ーには所定の時間(例えば3分)脱気運転を停止する脱
気運転停止時間(B)が設定されており、所定間隔で脱
気運転を行う。なお、この設定時間ならびに溶存酸素濃
度の設定値はこれに限られず任意でよい。例えば溶存酸
素濃度の設定値は腐食問題を生じない2ppm以下であ
ればどこに設定してもよい。
置(9)が原水補給信号を発信すると、補給水電磁弁
(7)が開かれ、原水補給が開始されると共に、運転制
御装置(8)は真空発生装置(11)、循環ポンプ
(3)を稼働させ、脱気運転を開始し、膜脱気装置の運
転時間を運転制御装置(8)内のタイマーでカウントす
る。原水補給によって水槽内溶存酸素濃度は上昇する
が、脱気運転を行っているので膜脱気モジュール(5)
で脱気処理された脱気処理された水が水使用場所へ直接
供給され、使用される。
の水位が上昇し、原水補給が終了後、タイマーによりカ
ウントした脱気運転時間が所定脱気運転時間(A)以上
でかつ溶存酸素濃度が予め設定された所定の濃度以下に
なると脱気運転を停止する(の状態)。これと同時に
インターバルタイマー(12)を作動させる。原水補給
が行われず、脱気運転が行われないまま、インターバル
タイマー(12)によって脱気運転停止時間(B)を経
過したことが出力されると、運転制御装置(8)は脱気
運転を開始する(の状態)。所定脱気運転時間(A)
の脱気運転を行った時点で溶存酸素濃度が所定溶存酸素
濃度以下であるときには脱気運転を停止するが、酸素再
溶解や原水補給によって所定脱気運転時間(A)の脱気
運転を行った後でも溶存酸素濃度が所定溶存酸素濃度を
越えるときにはさらに、溶存酸素濃度が所定値以下とな
るまで脱気運転を続行する(の状態)。また、水槽
(1)への原水補給信号が運転制御装置へ入力される
と、脱気運転停止時間(B)に関係なく脱気運転を開始
する(の状態)。
のものをあげることができる。溶存酸素濃度は送水配管
に設けられた循環ポンプ下流側から分岐され、該ポンプ
上流側に接続されたサンプル水配管に設けられているこ
とを特徴とする膜脱気装置。
無く、かつ脱気運転が無用な場合には脱気運転を停止す
ることができるので、膜脱気装置のランニングコストを
抑え、効率的な運転を行うことができ、腐食防止効果は
維持することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 原水を補給する原水供給ラインが接続さ
れた水槽と、該原水供給ラインに設けられた補給装置
と、真空発生装置を有する膜脱気モジュールと、途中に
循環ポンプが設けられ、前記水槽から膜脱気モジュール
へ送水する送水配管と、膜脱気モジュールから水使用場
所まで脱気水を給水する給水配管と、給水配管と水槽を
接続する連結配管を設け、真空発生装置および循環ポン
プを作動させることによって脱気運転を行う膜脱気装置
において、脱気運転を所定間隔で行う運転制御装置を設
けたことを特徴とする膜脱気装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の膜脱気装置において、
運転制御装置は原水補給時にも脱気運転を行うものであ
ることを特徴とする膜脱気装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の膜脱気装置に
おいて、運転制御装置は原水補給時もしくは所定間隔で
脱気運転を行うと共に、脱気装置内適所に設けられた水
中の溶存酸素濃度を検出する溶存酸素濃度計の検出値が
所定値以下であった場合脱気運転を停止し、所定値以上
であった場合、所定値以下になるまで脱気運転を続行す
るよう運転制御するものであることを特徴とする膜脱気
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17602394A JP3473866B2 (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | 膜脱気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17602394A JP3473866B2 (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | 膜脱気装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0810749A JPH0810749A (ja) | 1996-01-16 |
JP3473866B2 true JP3473866B2 (ja) | 2003-12-08 |
Family
ID=16006379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17602394A Expired - Lifetime JP3473866B2 (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | 膜脱気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3473866B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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KR20020078720A (ko) * | 2001-04-10 | 2002-10-19 | 주식회사 코오롱 | 온도감응형 태양광선 제어필름 |
JP4899636B2 (ja) * | 2006-05-25 | 2012-03-21 | 三浦工業株式会社 | 脱酸素装置 |
JP4899635B2 (ja) * | 2006-05-25 | 2012-03-21 | 三浦工業株式会社 | 脱酸素システム |
JP5071034B2 (ja) * | 2007-10-18 | 2012-11-14 | 三浦工業株式会社 | ボイラの脱気水供給システム |
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Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3003429U (ja) | 1994-04-22 | 1994-10-18 | 株式会社サンワード | 脱気装置 |
-
1994
- 1994-07-04 JP JP17602394A patent/JP3473866B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3003429U (ja) | 1994-04-22 | 1994-10-18 | 株式会社サンワード | 脱気装置 |
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JPH0810749A (ja) | 1996-01-16 |
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