JP3471968B2 - 尿道カテーテル - Google Patents
尿道カテーテルInfo
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Description
入、留置し、持続排尿に用いられる尿道カテーテルに関
する。
る尿道カテーテルにあっては、シャフトチューブを尿道
に挿入後、流体注入/排出口からバルーン内に流体を注
入し、バルーンを膀胱内で膨張させることにより尿道カ
テーテルを留置し、導尿口から採尿する目的で使用され
る。
特開昭53−69488号公報には、クラトンG−16
50、1652という商品名の熱可塑性エラストマー
に、パラフィン油のような可塑化油、ポリプロピレンの
ような剛化剤および非退化剤を混合した組成物から形成
したバルーン、およびバルーンとシャフトがクラトンG
−2705から形成されたフオレー・カテーテルすなわ
ち尿道カテーテルが記載されている。 クラトンG−16
50、1652は、スチレン−エチレン−ブチレン−ス
チレンブロック共重合体(SEBS)の商品名であり、
クラトンG−2705は、ナフサ油および非分解剤を含
むSEBSの商品名である。また、特公平2−3718
5号公報には、SEBSにシリコーン油とポリプロピレ
ンを混合した組成物から形成したカフ、およびこれがフ
オレー・カテーテル(尿道カテーテル)に使用できるこ
とが記載されている。
る先願(特開平2−232067、特開平3−2809
68、特開平3−280970、特開平5−18466
4、特開平6−335033等)には、商品名ラバロン
(三菱油化(株))というSEBSからなる尿道カテーテ
ルが記載されている。これらに用いられているラバロン
は、いずれもSEBSにポリプロピレンを配合したもの
である。
は、硬度、永久伸び、剥離強度等のバランスが重要であ
る。特に剥離強度は、膀胱内でのバルーンの破裂やリー
クにつながるので重要である。SEBSにポリプロピレ
ンまたは高密度ポリエチレンを添加した組成物は、柔軟
性や復元性の指標となる硬度、永久伸びは良好な値であ
るが、バルーンとシャフトチューブの剥離強度について
は、最小必要程度の値であった。従って、剥離強度を上
げることが望まれていた。
元性を保ちながら、バルーンとシャフトチューブとの剥
離強度がより向上した尿道カテーテルの提供を課題とし
てなされたものである。
研究を重ねた結果、SEBSにエチレン−プロピレンラ
ンダム共重合体を配合することにより、柔軟で復元性が
よい上に、剥離強度が著しく向上することを見出し、下
記に記載の本発明(1)〜(9)を完成するに至った。
を備えるとともに、該メインルーメンに通ずる導尿口を
先端部に備えるシャフトチューブと、該シャフトチュー
ブの先端外周部に設けたサブルーメン開口部を覆って冠
着されるバルーンと、該シャフトチューブの基端部に該
メインルーメンに連通する排尿口と、該サブルーメンに
連通しバルーン膨張用流体を注入あるいは排出しうる流
体注入/排出口とを備える尿道カテーテルにおいて、該
シャフトチューブと該バルーンのどちらか一方が、スチ
レン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体
と、エチレン−プロピレンランダム共重合体とを含む第
一の組成物から形成され、他方が、スチレン−エチレン
−ブチレン−スチレンブロック共重合体と、オレフィン
系樹脂とを含む第二の組成物から形成されていることを
特徴とする尿道カテーテル。
ーンとの剥離強度が、1.0Kg/cm以上である
(1)に記載の尿道カテーテル。
一の組成物から形成され、該組成物中の前記エチレン−
プロピレンランダム共重合体が10〜20重量%である
(1)または(2)に記載の尿道カテーテル。
二の組成物から形成され、該組成物中の前記オレフィン
系樹脂が10〜20重量%である(1)または(2)に
記載の尿道カテーテル。
物から形成され、該組成物中の前記エチレン−プロピレ
ンランダム共重合体が5〜15重量%である(1)、
(2)または(4)に記載の尿道カテーテル。
物から形成され、該組成物中の前記オレフィン系樹脂が
5〜15重量%である(1)から(3)のいずれかに記
載の尿道カテーテル。
チレン−プロピレンランダム共重合体および/またはポ
リプロピレンである(1)から(6)のいずれかに記載
の尿道カテーテル。
の組成物から形成され、該組成物中の前記エチレン−プ
ロピレンランダム共重合体が20重量%未満であり、該
組成物がさらにポリエチレンおよび/またはポリプロピ
レンを含み、該エチレン−プロピレンランダム共重合体
と該ポリエチレンおよび/またはポリプロピレンとの総
量が10〜20重量%である(1)、(2)、(6)ま
たは(7)のいずれかに記載の尿道カテーテル。
一の組成物から形成され、前記バルーンが、前記第二の
組成物から形成され、該第二の組成物に含まれている前
記オレフィン系樹脂が、ポリプロピレンである(1)、
(2)、(3)、(6)、(7)または(8)のいずれ
かに記載の尿道カテーテル。
は、複数の異なるモノマーが高分子鎖中に不規則に配列
している共重合体のことであり、ブロック共重合体と
は、複数の異なる単独高分子を部分構成成分とする直鎖
高分子からなる共重合体のことである。
である。図2は、本発明の尿道カテーテルの部分断面図
である。図3は、本発明の尿道カテーテルのバルーン部
分を示す部分拡大断面図である。図4は、本発明の尿道
カテーテルのシャフトチューブの図1A−A’線におけ
る断面図である。尿道カテーテル10は、シャフトチュ
ーブ11とバルーン12と基部13より構成されてい
る。シャフトチューブ11はメインルーメン14とサブ
ルーメン15を備えるとともに、メインルーメン14に
通ずる導尿口16を先端部の側部に備える。
トチューブ11の先端外周部で、シャフトチューブ11
に設けたサブルーメン15に開口部17のまわりに冠着
されている。また、シャフトチューブ11は、その長手
方向にX線造影ライン21を備えている。
側に設けられ、メインルーメン14に連通する排尿口1
8を備えるとともに、サブルーメン15に連通しバルー
ン膨張用液体を注入あるいは排出するバルブ19(液体
注入/排出口)を備える。バルブ19は、基部13の末
端部に嵌合され、かしめ部材20により固定される。
る排尿チューブを排尿口18に接続して用いられ、シャ
フトチューブ11の導尿口16から導いた尿をメインル
ーメン14、排尿口18を経て排出可能とする。なお、
バルーン12は、バルブ19に差し込まれるシリンジか
ら注入される滅菌水等のバルーン膨張用流体をサブルー
メン15にて供給され、膨張せしめられる。
ブ11およびバルーン12は、どちらか一方がスチレン
−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体(S
EBS)とエチレン−プロピレンランダム共重合(ラン
ダムPP)とを含む第一の組成物から形成され、他方が
SEBSとオレフィン系樹脂とを含む第二の組成物から
形成されている。
としては、1.0Kg/cm以上が好ましく、より好ま
しくは1.1Kg/cm以上である。剥離強度が1.0
Kg/cm以上であれば、バルーンの破裂やリークの虞
れがないので好ましい。
−ポリブタジエン(1,2−結合体と1,4−結合体の
とのブロックコポリマー)−ポリスチレンの構造を持つ
トリブロック型コポリマー(SBS)への水素添加によ
って得られるブロックコポリマーである。両端のポリス
チレン部(S部)の合計がSEBS中の10〜60重量
%を占めるものが好ましく、より好ましくは20〜40
重量%を占めるものがよい。また、エチレンブチレンコ
ポリマー部(EB部)はブチレン部の割合が20〜90
重量%を占めるものが好ましく、さらに好ましくは30
〜80重量%を占めるものがよい。また、SEBSは、
分子量が5000〜1000000のものが好ましく、
さらに好ましくは10000〜8000000のものが
よい。SEBSの配合量は、組成物の20〜60重量%
が好ましく、より好ましくは30〜50重量%である。
脂としては、エチレン、プロピレン、ブテン−1、ペン
テン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン−1等の
α−オレフィンを常法により単独または共重合の形で、
重合せしめ得られる樹脂を用いることができる。例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ランダムPP等の
群から選ばれる少なくとも一種の樹脂が用いることがで
き、好ましくはポリプロピレン、ランダムPPおよびポ
リプロピレンとランダムPPとの併用であり、特にポリ
プロピレンが好ましい。
と、ランダムPPとを含む第一の組成物から形成され、
バルーンが、SEBSと、ポリプロピレンとを含む第二
の組成物から形成されているとき、剥離強度が特に高く
なるのでより好ましい。
よび第二の組成物に配合されるオレフィン系樹脂の量
は、シャフトチューブに形成される場合は、それぞれ1
0〜20重量%が好ましく、より好ましくは13〜17
重量%であり、バルーンに形成される場合は、それぞれ
5〜15重量%が好ましく、より好ましくは8〜12重
量%である。シャフトチューブでは、ランダムPPおよ
びオレフィン系樹脂の配合量が10重量%未満である
と、バルーンの剥離強度が0.9Kg/cm以下とな
り、剥離強度が最小必要程度に満たされるが十分満足い
くものではない。また、バルーンでは、ランダムPPお
よびオレフィン系樹脂の配合量が5重量%未満である
と、バルーンの剥離強度が0.9Kg/cm以下とな
り、剥離強度が最小必要程度に満たされるが十分満足い
くものではなく、配合量が15重量%を越えると、バル
ーンが硬くなり好ましくない。
Pの他にさらに樹脂を配合してもよい。さらに配合する
その他の樹脂としては、エチレン、プロピレン、ブテン
−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテ
ン−1等のα−オレフィンを常法により単独または共重
合の形で、重合せしめ得られる樹脂を用いることができ
る。好ましくはポリエチレン、ポリプロピレンおよびポ
リエチレンとポリプロピレンとの併用であり、より好ま
しくはポリエチレンとポリプロピレンとの併用である。
シャフトチューブを第一の組成物から形成する場合、ラ
ンダムPPの配合量は、組成物の20重量%未満が好ま
しく、3〜17重量%がより好ましく、ランダムPPと
その他の樹脂との総量としては、10〜20重量%が好
ましく、より好ましくは13〜17重量%である。ラン
ダムPPとその他の樹脂との総量が10重量%未満であ
ると、バルーンの剥離強度が0.9Kg/cm以下とな
り、剥離強度が最小必要程度に満たされるが十分満足い
くものではない。
は、SEBSとランダムPPとの他に、可塑化剤を、組
成物の60重量%まで配合することができ、好ましくは
25〜50重量%で、より好ましくは40〜50重量%
である。可塑化剤としては、パラフィン油等が用いるこ
とができる。可塑化剤を、組成物の60重量%より多く
配合すると、SEBSの性質が低下し尿道カテーテルの
材質に適さないので好ましくない。
レイン酸アミド等の潤滑剤、ジブチルヒドロキシトルエ
ン等の酸化防止剤、タルク等の充填剤などを添加するこ
とができる。
混合装置に入れて撹拌混合し、混合物を押出機などで溶
融混練し、ペレット化することができる。次に押出し成
形等により、このペレットからバルーンおよびシャフト
チューブを製造することができる。本発明の尿道カテー
テルの製造方法は、公知の方法(例えば、特開平2−2
32067号公報など)を用いることができる。
11とバルーン23との剥離強度の測定方法を示した図
である。まず、(A)に示すように、尿道カテーテル1
0をB−B’線およびC−C’線において切断する。次
に、(B)に示すように、シャフトチューブ11および
バルーン23の一辺をD−D’線において裁断する。そ
して、(C)に示すように、シャフトチューブおよびバ
ルーンを展開し、シャフトチューブ11の端部25の全
幅とバルーン23の端部24の全幅とを、融着部22が
剥離またはバルーン23が破断するまで、180°方向
に引っ張る。剥離強度(Kg/cm)は、融着部22が
剥離または剥離せずにバルーン23が破断したときの引
張強度(Kg)を、該シャフトチューブ11の外周の長
さ(cm)で除した値である。融着部22が剥離せずに
バルーン23が破断したときは、融着部22の剥離強度
がバルーン23の材質の強度より高いことを現してい
る。
剥離強度を調べた。また、硬度、永久伸びを測定するこ
とにより、バルーンあるいはシャフトチューブとしての
材質の適性を調べた。
フトチューブとバルーン用チューブの組成物は、表1〜
3に示すCode No.の商標名ラバロン(三菱化学(株))
を用いた。各Code No.のラバロンは、いずれも、SEB
Sおよびパラフィン油を上記の本発明の含量だけ含む
が、表1〜3に示す合成樹脂の含量が異なる。MFR
は、フローテスター(島津製作所(株)、CFT−500
C)を用い、温度190℃、荷重40Kg、ダイの長さ
10mm、内径1mmの条件おける測定値である。
170〜210℃でシャフトチューブ(直径5.33m
m)およびバルーン用チューブ(長さ70mm、内径
5.3mm、肉厚0.55mm)を押出成形した。ま
た、硬度の測定用に、規定のシートを同じ条件で押出成
形した。
チューブの先端部に、バルーン用チューブの先端5mm
を、特開平3−280968号公報に記載の方法で冠状
に熱融着した。次に、これらについて(実施例1〜12
は各20個、比較例1、2は各10個)、図5(B)に
示すようにシャフトチューブ11およびバルーン用チュ
ーブ24の一辺をD−D’線において裁断し、(C)に
示すように、展開後、バルーン用チューブ23の端部2
4とシャフトチューブ11の端部25とをチャックし、
引張スピード50mm/minの速度で剥離または破断
するまで引っ張った。引張強度は、引張試験機(商品
名:オートグラフ、島津製作所、型番:AGS−100
A)を用いて測定した。そして、融着部22が剥離また
はバルーン用チューブ23が破断したときの引張強度
(Kg)を、シャフトチューブ11の外周の長さ(c
m)で除した値を、剥離強度(Kg/cm)とした。ま
た、剥離状態を次の3段階の尺度で評価した。A:融着
面が剥離せずにバルーン用チューブが破断、B:融着面
が半分ほど剥離してバルーン用チューブが破断、C:融
着面が全て剥離。
ムの硬さ試験法」に準じて、ゴム硬度JIS−Aを測定
した。
%伸張させ、10分間保持後、伸張を解除し、60分後
に全長を測定した。永久伸び(%)は、伸張を解除後の
長さから元の長さを引いた値を、元の長さで除し、10
0を掛けた値である。
トの成形と融着は、実施例1〜12および比較例1、2
いずれも全て順調で、異物、発泡などは観察されず、均
一性に富むものが得られた。
合したシャフトチューブ(実施例1〜5)は、ポリプロ
ピレンを配合したバルーン用チューブとの剥離強度が
1.0Kg/cm以上と高く、融着面が剥離することが
なく良好だった。一方、ポリプロピレンあるいはブロッ
クPPを配合したシャフトチューブ(比較例1、2)
は、剥離強度が0.9Kg/cm以下と低く、融着面が
半分ほどあるいは全て剥離してしまった。
合したバルーン用チューブは、ポリプロピレンまたはラ
ンダムPP等を配合したシャフトチューブ(実施例6〜
9)との剥離強度が1.0Kg/cm以上と高く、融着
面が剥離することがなく良好だった。
配合したシャフトチューブは、ポリプロピレンを5〜1
0重量%配合したバルーン用チューブ(実施例10〜1
2)との剥離強度が1.0Kg/cm以上と高く、融着
面が剥離することがなく良好だった。
〜4、8(実施例8は4と同じ材質)および比較例1、
2いずれも、尿道カテーテルに適した値であることが確
認された(表1参照)。実施例5〜7、9〜11(実施
例12は4と同じ材質)については、実施例1〜4の組
成と類似しており、これらの測定値から同程度の値であ
ると推測できるので、測定しなかった。
ーンとシャフトチューブのどちらか一方がSEBSとラ
ンダムPPを含む組成物から形成され、他方がSEBS
とオレフィン系樹脂とを含む組成物から形成されている
とき、剥離強度が1.0Kg/cm以上と高く、融着面
が剥離することがないため、バルーンの破裂やリークの
虞れがない、またこれらの硬度および永久伸びは、尿道
カテーテルに適した値であり、柔軟で復元性がよいこと
が明らかになった。
チューブとバルーンのどちらか一方が、スチレン−エチ
レン−ブチレン−スチレンブロック共重合体と、エチレ
ン−プロピレンランダム共重合体とを含む第一の組成物
から形成され、他方が、スチレン−エチレン−ブチレン
−スチレンブロック共重合体と、オレフィン系樹脂とを
含む第二の組成物から形成されているため、柔軟性およ
び復元性がよく尿道カテーテルの材質として適してい
る。また、バルーンとシャフトチューブとの剥離強度が
高く、融着面が剥離することがないため、バルーンの破
裂やリークの虞れがない。
ンとの剥離強度が、1.0Kg/cm以上であるとき、
融着面が剥離することがないため、バルーンの破裂やリ
ークの虞れがない。
物から形成され、該組成物中の前記エチレン−プロピレ
ンランダム共重合体が10〜20重量%であるとき、剥
離強度がより高く、バルーンの破裂やリークの虞れがな
い。
物から形成され、該組成物中の前記オレフィン系樹脂が
10〜20重量%であるとき、剥離強度がより高く、バ
ルーンの破裂やリークの虞れがない。
成され、該組成物中の前記エチレン−プロピレンランダ
ム共重合体が5〜15重量%であるとき、剥離強度がよ
り高く、バルーンの破裂やリークの虞れがない。
成され、該組成物中の前記オレフィン系樹脂が5〜15
重量%であるとき、剥離強度がより高く、バルーンの破
裂やリークの虞れがない。
ピレンランダム共重合体および/またはポリプロピレン
であるとき、剥離強度が特に高く、バルーンの破裂やリ
ークの虞れがない。
から形成され、該組成物中の前記エチレン−プロピレン
ランダム共重合体が20重量%未満であり、該組成物が
さらにポリエチレンおよび/またはポリプロピレンを含
み、該エチレン−プロピレンランダム共重合体と該ポリ
エチレンおよび/またはポリプロピレンとの総量が10
〜20重量%であるとき、剥離強度がより高く、バルー
ンの破裂やリークの虞れがない。
物から形成され、前記バルーンが、前記第二の組成物か
ら形成され、該第二の組成物に含まれている前記オレフ
ィン系樹脂が、ポリプロピレンであるとき、剥離強度が
特に高く、バルーンの破裂やリークの虞れがない。
る。
である。
分を示す部分拡大断面図である。
ューブの図1A−A’線における断面図である。
用チューブ)とシャフトチューブとの剥離強度の測定方
法を示した図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 メインルーメンとサブルーメンとを備え
るとともに、該メインルーメンに通ずる導尿口を先端部
に備えるシャフトチューブと、該シャフトチューブの先
端外周部に設けたサブルーメン開口部を覆って冠着され
るバルーンと、該シャフトチューブの基端部に該メイン
ルーメンに連通する排尿口と、該サブルーメンに連通し
バルーン膨張用流体を注入あるいは排出しうる流体注入
/排出口とを備える尿道カテーテルにおいて、該シャフ
トチューブと該バルーンのどちらか一方が、スチレン−
エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体と、エ
チレン−プロピレンランダム共重合体とを含む第一の組
成物から形成され、他方が、スチレン−エチレン−ブチ
レン−スチレンブロック共重合体と、オレフィン系樹脂
とを含む第二の組成物から形成されていることを特徴と
する尿道カテーテル。 - 【請求項2】 前記シャフトチューブと前記バルーンと
の剥離強度が、1.0Kg/cm以上であることを特徴
とする請求項1に記載の尿道カテーテル。 - 【請求項3】 前記シャフトチューブが、前記第一の組
成物から形成され、該組成物中の前記エチレン−プロピ
レンランダム共重合体が10〜20重量%であることを
特徴とする請求項1または2に記載の尿道カテーテル。 - 【請求項4】 前記シャフトチューブが、前記第二の組
成物から形成され、該組成物中の前記オレフィン系樹脂
が10〜20重量%であることを特徴とする請求項1ま
たは2に記載の尿道カテーテル。 - 【請求項5】 前記バルーンが、前記第一の組成物から
形成され、該組成物中の前記エチレン−プロピレンラン
ダム共重合体が5〜15重量%であることを特徴とする
請求項1、2または4のいずれかに記載の尿道カテーテ
ル。 - 【請求項6】 前記バルーンが、前記第二の組成物から
形成され、該組成物中の前記オレフィン系樹脂が5〜1
5重量%であることを特徴とする請求項1から3のいず
れかに記載の尿道カテーテル。 - 【請求項7】 前記オレフィン系樹脂が、前記エチレン
−プロピレンランダム共重合体および/またはポリプロ
ピレンであることを特徴とする請求項1から6のいずれ
かに記載の尿道カテーテル。 - 【請求項8】 前記シャフトチューブが前記第一の組成
物から形成され、該組成物中の前記エチレン−プロピレ
ンランダム共重合体が20重量%未満であり、該組成物
がさらにポリエチレンおよび/またはポリプロピレンを
含み、該エチレン−プロピレンランダム共重合体と該ポ
リエチレンおよび/またはポリプロピレンとの総量が1
0〜20重量%であることを特徴とする請求項1、2、
6または7のいずれかに記載の尿道カテーテル。 - 【請求項9】 前記シャフトチューブが、前記第一の組
成物から形成され、前記バルーンが、前記第二の組成物
から形成され、該第二の組成物に含まれている前記オレ
フィン系樹脂が、ポリプロピレンであることを特徴とす
る請求項1、2、3、6、7または8のいずれかに記載
の尿道カテーテル。
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