JP3457535B2 - プロセッサ間通信装置 - Google Patents
プロセッサ間通信装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、疎結合マルチプロ
セッサシステムにおけるプロセッサ間通信装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】複数のプロセッサと、これらプロセッサ
によって共有される主記憶とがシステムバスを介して接
続された疎結合マルチプロセッサシステムにおけるプロ
セッサ間通信は、従来、通信元プロセッサが主記憶上の
プロセッサ間通信エリアにメッセージを格納し、通信元
プロセッサが通信先プロセッサにプロセッサ間通信割込
要求を発行し、通信元プロセッサが主記憶上のプロセッ
サ間通信エリアからメッセージを取り出すことにより行
っている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のプロセッサ間通信方法では、通信元プロセッサ
が主記憶上のプロセッサ間通信エリアにメッセージを格
納する時、通信元プロセッサが通信先プロセッサにプロ
セッサ間通信割込要求を発行する時、および通信先プロ
セッサが主記憶上のプロセッサ間通信エリアからメッセ
ージを取り出す時にそれぞれシステムバスにアクセスす
ることになり、システムとしての性能が落ちるという問
題がある。 【0004】本発明の目的は、システムバスにアクセス
する回数を削減することにより、システム性能を向上さ
せたプロセッサ間通信装置を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明のプロセッサ間通
信装置は、複数のプロセッサ(1,2)と主記憶(3)
とがシステムバス(4)を介して接続され、システムバ
スコマンドを用いて、メッセージの発行元プロセッサが
主記憶の該メッセージの発行先プロセッサに対するプロ
セッサ間通信エリア(12,13)に該メッセージを格
納する疎結合マルチプロセッサシステムにおける、各プ
ロセッサに設けられるプロセッサ間通信装置であって、
発行元プロセッサがシステムバスに送出するシステムバ
スコマンドは、メッセージであるデータ部(57)と、
プロセッサ間通信エリアへの書込命令を含む命令を指定
するコマンド部(55)と、メッセージの発行先プロセ
ッサに対するプロセッサ間通信エリアを指定するアドレ
ス部(56)と、メッセージの発行元プロセッサ情報部
(58)とから成り、プロセッサ間通信装置は、システ
ムバスコマンドを生成するコマンド生成部(6)と、生
成されたシステムバスコマンドをシステムバスに送出す
るために保持するコマンド送信レジスタ(5)と、シス
テムバス上に送出された各システムバスコマンドを受信
して取り込むコマンド受信レジスタ(50)と、コマン
ド受信レジスタが取り込んだ各システムバスコマンドを
解析するコマンドアドレス解析部(7)と、コマンド受
信レジスタ内のデータ部(57)からメッセージを取り
込むためのデータバッファ(8)と、コマンドアドレス
解析部(7)の制御によりデータバッファ(8)からメ
ッセージを取り込み、該メッセージを基にプロセッサ間
通信処理を実行するプロセッサ間通信実行部(9)と、
主記憶のデータの一部を記憶する内蔵キャッシュ(1
1)と、内蔵キャッシュの登録及び無効化処理を行うキ
ャッシュ制御部(10)とを有し、コマンドアドレス解
析部(7)は、コマンド受信レジスタ(50)に取り込
まれた各システムバスコマンドのコマンド部(55)の
内容が書込命令か否かを比較する第1の比較器(51)
と、アドレス部(56)の内容が自プロセッサに対する
プロセッサ間通信エリアを指定するアドレスであるか否
かを比較する第2の比較器(52)と、発行元プロセッ
サ情報部(58)の内容が自プロセッサ以外のプロセッ
サであるか否かを比較する第3の比較器(53)と、こ
れら3つの比較器の比較結果がすべて肯定的であるとき
にプロセッサ間通信実行 部にプロセッサ間通信を行わせ
るための出力を発生する論理部とからなり、メッセージ
の発行元プロセッサが主記憶上の発行先プロセッサに対
するプロセッサ間通信エリアに前記メッセージを格納す
る書込命令を示すシステムバスコマンドは、システムバ
スにのった時に他のプロセッサのプロセッサ間通信装置
にも取り込まれるので、プロセッサ間通信の発行先であ
るプロセッサのプロセッサ間通信装置は、コマンドアド
レス解析部により自プロセッサに対するプロセッサ間通
信であることを認識できるため、発行先プロセッサに対
する発行元プロセッサからのプロセッサ間通信割込要求
に相当する要求をしたことになり、発行先プロセッサの
プロセッサ間通信装置はプロセッサ間通信処理を行なう
ことを特徴とする。 【0006】 【0007】 【0008】 【0009】本発明によるプロセッサ間通信装置は、主
記憶上のプロセッサ間通信エリアにメッセージを格納す
る行為がそのままプロセッサ間通信割込要求となるよう
な構成を採用することにより、プロセッサ間通信の高速
化を実現し、システムバスの使用率を下げることでシス
テムとしての性能を上げるものである。 【0010】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。 【0011】本発明のプロセッサ間通信装置は、複数の
プロセッサ(1,2)と主記憶(3)とがシステムバス
(4)を介して接続され、システムバスコマンドを用い
て、メッセージの発行元プロセッサが主記憶の該メッセ
ージの発行先プロセッサに対するプロセッサ間通信エリ
ア(12,13)に該メッセージを格納する疎結合マル
チプロセッサシステムにおける、各プロセッサに設けら
れるプロセッサ間通信装置であって、発行元プロセッサ
がシステムバスに送出するシステムバスコマンドは、メ
ッセージであるデータ部(57)と、プロセッサ間通信
エリアへの書込命令を含む命令を指定するコマンド部
(55)と、メッセージの発行先プロセッサに対するプ
ロセッサ間通信エリアを指定するアドレス部(56)
と、メッセージの発行元プロセッサ情報部(58)とか
ら成り、プロセッサ間通信装置は、システムバスコマン
ドを生成するコマンド生成部(6)と、生成されたシス
テムバスコマンドをシステムバスに送出するために保持
するコマンド送信レジスタ(5)と、システムバス上に
送出された各システムバスコマンドを受信して取り込む
コマンド受信レジスタ(50)と、コマンド受信レジス
タが取り込んだ各システムバスコマンドを解析するコマ
ンドアドレス解析部(7)と、コマンド受信レジスタ内
のデータ部(57)からメッセージを取り込むためのデ
ータバッファ(8)と、コマンドアドレス解析部(7)
の制御によりデータバッファ(8)からメッセージを取
り込み、該メッセージを基にプロセッサ間通信処理を実
行するプロセッサ間通信実行部(9)と、主記憶のデー
タの一部を記憶する内蔵キャッシュ(11)と、内蔵キ
ャッシュの登録及び無効化処理を行うキャッシュ制御部
(10)とを有し、コマンドアドレス解析部(7)は、
コマンド受信レジスタ(50)に取り込まれた各システ
ムバスコマンドのコマンド部(55)の内容が書込命令
か否かを比較する第1の比較器(51)と、アドレス部
(56)の内容が自プロセッサに対するプロセッサ間通
信エリアを指定するアドレスであるか否かを比較する第
2の比較器(52)と、発行元プロセッサ情報部(5
8)の内容が自プロセッサ以外のプロセッサであるか否
かを比較する第3の比較器(53)と、これら3つの比
較器の比較結果がすべて肯定的であるときにプロセッサ
間通信実行部にプロセッサ間通信を行わせるための出力
を発生する論理部とからなり、メッセージの発行元プロ
セッサが主記憶上の発行先プロセッサに対するプロセッ
サ間通信エリアに前記メッセージを格納する書込命令を
示すシステムバスコマンドは、システムバスにのった時
に他のプロセッサのプロセッサ間通信装置にも取り込ま
れるので、プロセッサ間通信の発行先であるプロセッサ
のプロセッサ間通信装置は、コマンドアドレス解析部に
より自プロセッサに対するプロセッサ間通信であること
を認識できるため、発行先プロセッサに対する発行元プ
ロセッサからのプロセッサ間通信割込要求に相当する要
求をしたことになり、発行先プロセッサのプロセッサ間
通信装置はプロセッサ間通信処理を行なうことを特徴と
する。 【0012】以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。 【0013】図2は本発明が適用される疎結合マルチプ
ロセッサシステムを示し、2つのプロセッサ1および2
と、主記憶3とがシステムバス4により接続されてい
る。主記憶3はプロセッサ1と2に共有され、またプロ
セッサ1と2はそれぞれキャッシュメモリを内蔵してい
る。 【0014】図1は、図2におけるプロセッサ1,2の
プロセッサ通信処理部の詳細を示すブロック図であり、
プロセッサ1,2と主記憶3間、またはプロセッサ1と
プロセッサ2の間のやりとり(主記憶のロード/スト
ア)を行う命令(システムバスコマンド)を生成するコ
マンド生成部6と、生成されたシステムバスコマンドを
システムバス4に送出するために保持するコマンド送信
レジスタ5と、システムバス4上のシステムバスコマン
ドを受信して保持するコマンド受信レジスタ50と、コ
マンド受信レジスタ50が保持するシステムコマンドを
解析するコマンドアドレス解析部7と、コマンド受信レ
ジスタ50内のデータ部からメッセージを取り込むため
のデータバッファ8と、コマンドアドレス解析部7の制
御によりプロセッサ間通信を実行するプロセッサ間通信
実行部9と、主記憶3のデータの一部をコピーとして記
憶する内蔵キャッシュ11と、内蔵キャッシュ11の登
録および無効化処理を行うキャッシュ制御部10とを有
する。 【0015】図3は主記憶3に設けられたプロセッサ間
通信エリアのレイアウトを示し、エリア12にはプロセ
ッサ1がプロセッサ2にプロセッサ間通信を行うときの
メッセージを格納し、エリア13にはプロセッサ2がプ
ロセッサ1にプロセッサ間通信を行うときのメッセージ
を格納する。 【0016】また、図4はシステムバスコマンドの詳細
を示し、書込命令を含むコマンドを指定するコマンド部
55と、メッセージの発行先プロセッサに対するプロセ
ッサ間通信エリア12または13を指定するアドレス部
56と、メッセージを成すデータ部57と、システムバ
スコマンドの発行元プロセッサ情報部58とから成る。
プロセッサ間通信エリア(図3参照)は、主記憶上の一
部が割り当てられる。アドレス部56(図4参照)がプ
ロセッサ間通信エリア(図3参照)を指している場合、
データ部(図4参照)は、プロセッサ間通信エリア内の
アドレス部で指示されるエリアに書き込まれる。 【0017】図5はコマンド受信レジスタ50と、コマ
ンドアドレス解析部7およびデータバッファ8との関係
を示す。コマンドアドレス解析部7は、コマンド部55
のコマンドが書込命令か否かを比較する第1の比較器5
1と、アドレス部56のアドレスが自プロセッサに対す
るプロセッサ間通信エリアを指定するか否かを比較する
第2の比較器52と、発行元58が自プロセッサでない
ことを比較する第3の比較器53とを有する。また、デ
ータ部57はデータバッファ8に入力し、第1の比較器
51,第2の比較器52および第3の比較器53の各出
力の論理積出力とデータバッファ8の出力はプロセッサ
間通信実行部9に入力する。したがって、コマンドが書
込命令であり、かつそのアドレスが自プロセッサに対す
るプロセッサ間通信エリアであり、かつ発行元が自プロ
セッサでないとき、その結果がプロセッサ間通信実行部
9に伝わる。また、データバッファ8は、コマンド受信
レジスタ50の存在にもかかわらず、システムバス4上
のデータ幅が狭く、データ部57には収容できない程の
メッセージが複数回にわたって通信されるときに、それ
らのメッセージを蓄える。 【0018】次に、以上に述べた様に構成されたプロセ
ッサ間通信装置の動作について説明する。プロセッサ1
からプロセッサ2にプロセッサ間通信を行う場合、プロ
セッサ1はエリア12にプロセッサ間通信メッセージの
書き込み動作を行う。するとシステムバスコマンド生成
部6は、コマンドは書込命令、アドレスはエリア12の
アドレス、データはプロセッサ間通信メッセージ、発行
元はプロセッサ1、発行先は主記憶3というシステムバ
スコマンド部を生成し、システムバス4上にのせる。な
お、内蔵キャッシュ11にエリア12のアドレスが登録
されている場合、キャッシュ制御部10の内蔵キャッシ
ュ11の登録処理を行う。 【0019】システムバスコマンドがプロセッサ2のコ
マンド受信レジスタ50に取り込まれ、コマンドアドレ
ス解析部7により、コマンドは書込命令、アドレスはエ
リア12のアドレス、発行元はプロセッサ2でないと判
断されると、プロセッサ間通信処理部9にプロセッサ間
通信処理を行わせる。図6は、この処理を示すフローチ
ャートである。同時にシステムバスコマンド中のデータ
部57のメッセージがデータバッファ8に蓄えられる。
プロセッサ間通信処理部9は、データバッファ8中のプ
ロセッサ間通信メッセージを基に処理を行う。なお、内
蔵キャッシュ11にエリア12のアドレスが登録されて
いる場合、キャッシュ制御部10は内蔵キャッシュ11
の無効化処理を行う。 【0020】 【発明の効果】本発明によれば、通信元プロセッサが発
行したシステムバスコマンドがシステムバスにのった
時、通信先プロセッサがこれを取り込み、コマンドアド
レス解析部は自プロセッサへのプロセッサ間通信である
ことを認識できるため、通信元プロセッサは改めて通信
先プロセッサにプロセッサ間通信割込要求を発行する必
要がなくなり、その分だけシステムバスの使用率が低下
するので、高速なプロセッサ間通信が実現でき、ひいて
はシステム性能が向上することになる。 【0021】さらに、データバッファを設けることによ
り、自プロセッサ内にメッセージが存在することになる
ため、通信先プロセッサは主記憶までメッセージを取り
にいく必要がなくなるので、システムバスの使用率は一
層低下するという効果がある。
セッサシステムにおけるプロセッサ間通信装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】複数のプロセッサと、これらプロセッサ
によって共有される主記憶とがシステムバスを介して接
続された疎結合マルチプロセッサシステムにおけるプロ
セッサ間通信は、従来、通信元プロセッサが主記憶上の
プロセッサ間通信エリアにメッセージを格納し、通信元
プロセッサが通信先プロセッサにプロセッサ間通信割込
要求を発行し、通信元プロセッサが主記憶上のプロセッ
サ間通信エリアからメッセージを取り出すことにより行
っている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のプロセッサ間通信方法では、通信元プロセッサ
が主記憶上のプロセッサ間通信エリアにメッセージを格
納する時、通信元プロセッサが通信先プロセッサにプロ
セッサ間通信割込要求を発行する時、および通信先プロ
セッサが主記憶上のプロセッサ間通信エリアからメッセ
ージを取り出す時にそれぞれシステムバスにアクセスす
ることになり、システムとしての性能が落ちるという問
題がある。 【0004】本発明の目的は、システムバスにアクセス
する回数を削減することにより、システム性能を向上さ
せたプロセッサ間通信装置を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明のプロセッサ間通
信装置は、複数のプロセッサ(1,2)と主記憶(3)
とがシステムバス(4)を介して接続され、システムバ
スコマンドを用いて、メッセージの発行元プロセッサが
主記憶の該メッセージの発行先プロセッサに対するプロ
セッサ間通信エリア(12,13)に該メッセージを格
納する疎結合マルチプロセッサシステムにおける、各プ
ロセッサに設けられるプロセッサ間通信装置であって、
発行元プロセッサがシステムバスに送出するシステムバ
スコマンドは、メッセージであるデータ部(57)と、
プロセッサ間通信エリアへの書込命令を含む命令を指定
するコマンド部(55)と、メッセージの発行先プロセ
ッサに対するプロセッサ間通信エリアを指定するアドレ
ス部(56)と、メッセージの発行元プロセッサ情報部
(58)とから成り、プロセッサ間通信装置は、システ
ムバスコマンドを生成するコマンド生成部(6)と、生
成されたシステムバスコマンドをシステムバスに送出す
るために保持するコマンド送信レジスタ(5)と、シス
テムバス上に送出された各システムバスコマンドを受信
して取り込むコマンド受信レジスタ(50)と、コマン
ド受信レジスタが取り込んだ各システムバスコマンドを
解析するコマンドアドレス解析部(7)と、コマンド受
信レジスタ内のデータ部(57)からメッセージを取り
込むためのデータバッファ(8)と、コマンドアドレス
解析部(7)の制御によりデータバッファ(8)からメ
ッセージを取り込み、該メッセージを基にプロセッサ間
通信処理を実行するプロセッサ間通信実行部(9)と、
主記憶のデータの一部を記憶する内蔵キャッシュ(1
1)と、内蔵キャッシュの登録及び無効化処理を行うキ
ャッシュ制御部(10)とを有し、コマンドアドレス解
析部(7)は、コマンド受信レジスタ(50)に取り込
まれた各システムバスコマンドのコマンド部(55)の
内容が書込命令か否かを比較する第1の比較器(51)
と、アドレス部(56)の内容が自プロセッサに対する
プロセッサ間通信エリアを指定するアドレスであるか否
かを比較する第2の比較器(52)と、発行元プロセッ
サ情報部(58)の内容が自プロセッサ以外のプロセッ
サであるか否かを比較する第3の比較器(53)と、こ
れら3つの比較器の比較結果がすべて肯定的であるとき
にプロセッサ間通信実行 部にプロセッサ間通信を行わせ
るための出力を発生する論理部とからなり、メッセージ
の発行元プロセッサが主記憶上の発行先プロセッサに対
するプロセッサ間通信エリアに前記メッセージを格納す
る書込命令を示すシステムバスコマンドは、システムバ
スにのった時に他のプロセッサのプロセッサ間通信装置
にも取り込まれるので、プロセッサ間通信の発行先であ
るプロセッサのプロセッサ間通信装置は、コマンドアド
レス解析部により自プロセッサに対するプロセッサ間通
信であることを認識できるため、発行先プロセッサに対
する発行元プロセッサからのプロセッサ間通信割込要求
に相当する要求をしたことになり、発行先プロセッサの
プロセッサ間通信装置はプロセッサ間通信処理を行なう
ことを特徴とする。 【0006】 【0007】 【0008】 【0009】本発明によるプロセッサ間通信装置は、主
記憶上のプロセッサ間通信エリアにメッセージを格納す
る行為がそのままプロセッサ間通信割込要求となるよう
な構成を採用することにより、プロセッサ間通信の高速
化を実現し、システムバスの使用率を下げることでシス
テムとしての性能を上げるものである。 【0010】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。 【0011】本発明のプロセッサ間通信装置は、複数の
プロセッサ(1,2)と主記憶(3)とがシステムバス
(4)を介して接続され、システムバスコマンドを用い
て、メッセージの発行元プロセッサが主記憶の該メッセ
ージの発行先プロセッサに対するプロセッサ間通信エリ
ア(12,13)に該メッセージを格納する疎結合マル
チプロセッサシステムにおける、各プロセッサに設けら
れるプロセッサ間通信装置であって、発行元プロセッサ
がシステムバスに送出するシステムバスコマンドは、メ
ッセージであるデータ部(57)と、プロセッサ間通信
エリアへの書込命令を含む命令を指定するコマンド部
(55)と、メッセージの発行先プロセッサに対するプ
ロセッサ間通信エリアを指定するアドレス部(56)
と、メッセージの発行元プロセッサ情報部(58)とか
ら成り、プロセッサ間通信装置は、システムバスコマン
ドを生成するコマンド生成部(6)と、生成されたシス
テムバスコマンドをシステムバスに送出するために保持
するコマンド送信レジスタ(5)と、システムバス上に
送出された各システムバスコマンドを受信して取り込む
コマンド受信レジスタ(50)と、コマンド受信レジス
タが取り込んだ各システムバスコマンドを解析するコマ
ンドアドレス解析部(7)と、コマンド受信レジスタ内
のデータ部(57)からメッセージを取り込むためのデ
ータバッファ(8)と、コマンドアドレス解析部(7)
の制御によりデータバッファ(8)からメッセージを取
り込み、該メッセージを基にプロセッサ間通信処理を実
行するプロセッサ間通信実行部(9)と、主記憶のデー
タの一部を記憶する内蔵キャッシュ(11)と、内蔵キ
ャッシュの登録及び無効化処理を行うキャッシュ制御部
(10)とを有し、コマンドアドレス解析部(7)は、
コマンド受信レジスタ(50)に取り込まれた各システ
ムバスコマンドのコマンド部(55)の内容が書込命令
か否かを比較する第1の比較器(51)と、アドレス部
(56)の内容が自プロセッサに対するプロセッサ間通
信エリアを指定するアドレスであるか否かを比較する第
2の比較器(52)と、発行元プロセッサ情報部(5
8)の内容が自プロセッサ以外のプロセッサであるか否
かを比較する第3の比較器(53)と、これら3つの比
較器の比較結果がすべて肯定的であるときにプロセッサ
間通信実行部にプロセッサ間通信を行わせるための出力
を発生する論理部とからなり、メッセージの発行元プロ
セッサが主記憶上の発行先プロセッサに対するプロセッ
サ間通信エリアに前記メッセージを格納する書込命令を
示すシステムバスコマンドは、システムバスにのった時
に他のプロセッサのプロセッサ間通信装置にも取り込ま
れるので、プロセッサ間通信の発行先であるプロセッサ
のプロセッサ間通信装置は、コマンドアドレス解析部に
より自プロセッサに対するプロセッサ間通信であること
を認識できるため、発行先プロセッサに対する発行元プ
ロセッサからのプロセッサ間通信割込要求に相当する要
求をしたことになり、発行先プロセッサのプロセッサ間
通信装置はプロセッサ間通信処理を行なうことを特徴と
する。 【0012】以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。 【0013】図2は本発明が適用される疎結合マルチプ
ロセッサシステムを示し、2つのプロセッサ1および2
と、主記憶3とがシステムバス4により接続されてい
る。主記憶3はプロセッサ1と2に共有され、またプロ
セッサ1と2はそれぞれキャッシュメモリを内蔵してい
る。 【0014】図1は、図2におけるプロセッサ1,2の
プロセッサ通信処理部の詳細を示すブロック図であり、
プロセッサ1,2と主記憶3間、またはプロセッサ1と
プロセッサ2の間のやりとり(主記憶のロード/スト
ア)を行う命令(システムバスコマンド)を生成するコ
マンド生成部6と、生成されたシステムバスコマンドを
システムバス4に送出するために保持するコマンド送信
レジスタ5と、システムバス4上のシステムバスコマン
ドを受信して保持するコマンド受信レジスタ50と、コ
マンド受信レジスタ50が保持するシステムコマンドを
解析するコマンドアドレス解析部7と、コマンド受信レ
ジスタ50内のデータ部からメッセージを取り込むため
のデータバッファ8と、コマンドアドレス解析部7の制
御によりプロセッサ間通信を実行するプロセッサ間通信
実行部9と、主記憶3のデータの一部をコピーとして記
憶する内蔵キャッシュ11と、内蔵キャッシュ11の登
録および無効化処理を行うキャッシュ制御部10とを有
する。 【0015】図3は主記憶3に設けられたプロセッサ間
通信エリアのレイアウトを示し、エリア12にはプロセ
ッサ1がプロセッサ2にプロセッサ間通信を行うときの
メッセージを格納し、エリア13にはプロセッサ2がプ
ロセッサ1にプロセッサ間通信を行うときのメッセージ
を格納する。 【0016】また、図4はシステムバスコマンドの詳細
を示し、書込命令を含むコマンドを指定するコマンド部
55と、メッセージの発行先プロセッサに対するプロセ
ッサ間通信エリア12または13を指定するアドレス部
56と、メッセージを成すデータ部57と、システムバ
スコマンドの発行元プロセッサ情報部58とから成る。
プロセッサ間通信エリア(図3参照)は、主記憶上の一
部が割り当てられる。アドレス部56(図4参照)がプ
ロセッサ間通信エリア(図3参照)を指している場合、
データ部(図4参照)は、プロセッサ間通信エリア内の
アドレス部で指示されるエリアに書き込まれる。 【0017】図5はコマンド受信レジスタ50と、コマ
ンドアドレス解析部7およびデータバッファ8との関係
を示す。コマンドアドレス解析部7は、コマンド部55
のコマンドが書込命令か否かを比較する第1の比較器5
1と、アドレス部56のアドレスが自プロセッサに対す
るプロセッサ間通信エリアを指定するか否かを比較する
第2の比較器52と、発行元58が自プロセッサでない
ことを比較する第3の比較器53とを有する。また、デ
ータ部57はデータバッファ8に入力し、第1の比較器
51,第2の比較器52および第3の比較器53の各出
力の論理積出力とデータバッファ8の出力はプロセッサ
間通信実行部9に入力する。したがって、コマンドが書
込命令であり、かつそのアドレスが自プロセッサに対す
るプロセッサ間通信エリアであり、かつ発行元が自プロ
セッサでないとき、その結果がプロセッサ間通信実行部
9に伝わる。また、データバッファ8は、コマンド受信
レジスタ50の存在にもかかわらず、システムバス4上
のデータ幅が狭く、データ部57には収容できない程の
メッセージが複数回にわたって通信されるときに、それ
らのメッセージを蓄える。 【0018】次に、以上に述べた様に構成されたプロセ
ッサ間通信装置の動作について説明する。プロセッサ1
からプロセッサ2にプロセッサ間通信を行う場合、プロ
セッサ1はエリア12にプロセッサ間通信メッセージの
書き込み動作を行う。するとシステムバスコマンド生成
部6は、コマンドは書込命令、アドレスはエリア12の
アドレス、データはプロセッサ間通信メッセージ、発行
元はプロセッサ1、発行先は主記憶3というシステムバ
スコマンド部を生成し、システムバス4上にのせる。な
お、内蔵キャッシュ11にエリア12のアドレスが登録
されている場合、キャッシュ制御部10の内蔵キャッシ
ュ11の登録処理を行う。 【0019】システムバスコマンドがプロセッサ2のコ
マンド受信レジスタ50に取り込まれ、コマンドアドレ
ス解析部7により、コマンドは書込命令、アドレスはエ
リア12のアドレス、発行元はプロセッサ2でないと判
断されると、プロセッサ間通信処理部9にプロセッサ間
通信処理を行わせる。図6は、この処理を示すフローチ
ャートである。同時にシステムバスコマンド中のデータ
部57のメッセージがデータバッファ8に蓄えられる。
プロセッサ間通信処理部9は、データバッファ8中のプ
ロセッサ間通信メッセージを基に処理を行う。なお、内
蔵キャッシュ11にエリア12のアドレスが登録されて
いる場合、キャッシュ制御部10は内蔵キャッシュ11
の無効化処理を行う。 【0020】 【発明の効果】本発明によれば、通信元プロセッサが発
行したシステムバスコマンドがシステムバスにのった
時、通信先プロセッサがこれを取り込み、コマンドアド
レス解析部は自プロセッサへのプロセッサ間通信である
ことを認識できるため、通信元プロセッサは改めて通信
先プロセッサにプロセッサ間通信割込要求を発行する必
要がなくなり、その分だけシステムバスの使用率が低下
するので、高速なプロセッサ間通信が実現でき、ひいて
はシステム性能が向上することになる。 【0021】さらに、データバッファを設けることによ
り、自プロセッサ内にメッセージが存在することになる
ため、通信先プロセッサは主記憶までメッセージを取り
にいく必要がなくなるので、システムバスの使用率は一
層低下するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明が適用される疎結合マルチプロセッサシ
ステムの一例を示すブロック図である。 【図3】本発明におけるプロセッサ間通信エリアのレイ
アウトを示す図である。 【図4】本発明におけるシステムバスコマンドの形式を
示す図である。 【図5】本発明におけるコマンド受信レジスタと、コマ
ンドアドレス解析部およびデータバッファ8との関係を
示す図である。 【図6】本発明におけるコマンドアドレス解析部のフロ
ーチャートである。 【符号の説明】 1,2 プロセッサ 3 主記憶 4 システムバス 5 コマンド送信レジスタ 6 コマンド生成部 7 コマンドアドレス解析部 8 データバッファ 9 プロセッサ間通信実行部 10 キャッシュ制御部 11 内蔵キャッシュ 12,13 エリア 50 コマンド受信レジスタ 51 第1の比較器 52 第2の比較器 53 第3の比較器 55 コマンド部 56 アドレス部 57 データ部 58 発行元
ステムの一例を示すブロック図である。 【図3】本発明におけるプロセッサ間通信エリアのレイ
アウトを示す図である。 【図4】本発明におけるシステムバスコマンドの形式を
示す図である。 【図5】本発明におけるコマンド受信レジスタと、コマ
ンドアドレス解析部およびデータバッファ8との関係を
示す図である。 【図6】本発明におけるコマンドアドレス解析部のフロ
ーチャートである。 【符号の説明】 1,2 プロセッサ 3 主記憶 4 システムバス 5 コマンド送信レジスタ 6 コマンド生成部 7 コマンドアドレス解析部 8 データバッファ 9 プロセッサ間通信実行部 10 キャッシュ制御部 11 内蔵キャッシュ 12,13 エリア 50 コマンド受信レジスタ 51 第1の比較器 52 第2の比較器 53 第3の比較器 55 コマンド部 56 アドレス部 57 データ部 58 発行元
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数のプロセッサ(1,2)と主記憶
(3)とがシステムバス(4)を介して接続され、シス
テムバスコマンドを用いて、メッセージの発行元プロセ
ッサが主記憶の該メッセージの発行先プロセッサに対す
るプロセッサ間通信エリア(12,13)に該メッセー
ジを格納する疎結合マルチプロセッサシステムにおけ
る、各プロセッサに設けられるプロセッサ間通信装置で
あって、 前記発行元プロセッサが前記システムバスに送出するシ
ステムバスコマンドは、 前記メッセージであるデータ部(57)と、 前記プロセッサ間通信エリアへの書込命令を含む命令を
指定するコマンド部(55)と、 前記メッセージの前記発行先プロセッサに対する前記プ
ロセッサ間通信エリアを指定するアドレス部(56)
と、 前記メッセージの前記発行元プロセッサ情報部(58)
とから成り、 前記プロセッサ間通信装置は、 前記システムバスコマンドを生成するコマンド生成部
(6)と、 生成されたシステムバスコマンドを前記システムバスに
送出するために保持するコマンド送信レジスタ(5)
と、 前記システムバス上に送出された各システムバスコマン
ドを受信して取り込むコマンド受信レジスタ(50)
と、 前記コマンド受信レジスタが取り込んだ各システムバス
コマンドを解析するコマンドアドレス解析部(7)と、 前記コマンド受信レジスタ内のデータ部(57)から前
記メッセージを取り込むためのデータバッファ(8)
と、 前記コマンドアドレス解析部(7)の制御により前記デ
ータバッファ(8)からメッセージを取り込み、該メッ
セージを基にプロセッサ間通信処理を実行するプロセッ
サ間通信実行部(9)と、 前記主記憶のデータの一部を記憶する内蔵キャッシュ
(11)と、 前記内蔵キャッシュの登録及び無効化処理を行うキャッ
シュ制御部(10)とを有し、 前記コマンドアドレス解析部(7)は、 前記コマンド受信レジスタ(50)に取り込まれた各シ
ステムバスコマンドのコマンド部(55)の内容が書込
命令か否かを比較する第1の比較器(51)と、 アドレス部(56)の内容が自プロセッサに対する前記
プロセッサ間通信エリアを指定するアドレスであるか否
かを比較する第2の比較器(52)と、 発行元プロセッサ情報部(58)の内容が自プロセッサ
以外のプロセッサであるか否かを比較する第3の比較器
(53)と、前記3つの比較器の比較 結果がすべて肯定的であるとき
に前記プロセッサ間通信実行部にプロセッサ間通信を行
わせるための出力を発生する論理部とからなり、 メッセージの発行元プロセッサが主記憶上の発行先プロ
セッサに対するプロセッサ間通信エリアに前記メッセー
ジを格納する書込命令を示すシステムバスコマンドは、
システムバスにのった時に他のプロセッサのプロセッサ
間通信装置にも取り込まれるので、プロセッサ間通信の
発行先であるプロセッサのプロセッサ間通信装置は、コ
マンドアドレス解析部により自プロセッサに対するプロ
セッサ間通信であることを認識できるため、発行先プロ
セッサに対する発行元プロセッサからの前記プロセッサ
間通信割込要求に相当する要求をしたことになり、発行
先プロセッサのプロセッサ間通信装置は前記プロセッサ
間通信処理を行なうことを特徴とするプロセッサ間通信
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11659098A JP3457535B2 (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | プロセッサ間通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11659098A JP3457535B2 (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | プロセッサ間通信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11306156A JPH11306156A (ja) | 1999-11-05 |
JP3457535B2 true JP3457535B2 (ja) | 2003-10-20 |
Family
ID=14690913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11659098A Expired - Fee Related JP3457535B2 (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | プロセッサ間通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3457535B2 (ja) |
-
1998
- 1998-04-27 JP JP11659098A patent/JP3457535B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11306156A (ja) | 1999-11-05 |
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