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JP3455419B2 - 高圧アキュムレータのダイヤフラムストッパ構造 - Google Patents

高圧アキュムレータのダイヤフラムストッパ構造

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Publication number
JP3455419B2
JP3455419B2 JP10506398A JP10506398A JP3455419B2 JP 3455419 B2 JP3455419 B2 JP 3455419B2 JP 10506398 A JP10506398 A JP 10506398A JP 10506398 A JP10506398 A JP 10506398A JP 3455419 B2 JP3455419 B2 JP 3455419B2
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JP
Japan
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diaphragm
pressure
pressure accumulator
stopper structure
annular recess
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JP10506398A
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JPH11303802A (ja
Inventor
善彦 大西
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Priority to EP98119379A priority patent/EP0950810B1/en
Priority to DE69824391T priority patent/DE69824391T2/de
Priority to US09/184,016 priority patent/US6098991A/en
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M59/00Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps
    • F02M59/02Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps of reciprocating-piston or reciprocating-cylinder type
    • F02M59/022Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps of reciprocating-piston or reciprocating-cylinder type having an accumulator storing pressurised fuel during pumping stroke of the piston for subsequent delivery to the injector
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B11/00Equalisation of pulses, e.g. by use of air vessels; Counteracting cavitation
    • F04B11/0008Equalisation of pulses, e.g. by use of air vessels; Counteracting cavitation using accumulators
    • F04B11/0016Equalisation of pulses, e.g. by use of air vessels; Counteracting cavitation using accumulators with a fluid spring

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Diaphragms And Bellows (AREA)
  • Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は可撓性の金属円板
状のダイヤフラムの周縁部を封止支持して高圧室を形成
する高圧容器に設けられて、ダイヤフラムの変形限界を
定める高圧アキュムレーターのダイヤフラムストッパ構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】いわゆる筒内噴射式エンジンあるいは直
接噴射式エンジンと呼ばれている、燃料をエンジンのシ
リンダ内で噴射する方式のエンジンとしては、ディーゼ
ルエンジンが広く知られているが、近年、火花点火エン
ジン(ガソリンエンジン)においても、筒内噴射式のも
のが提案されている。このような、筒内噴射式エンジン
では、十分に高い燃料噴射圧が得られるようにされてい
ると共に、噴射の安定性のため、燃圧脈動が小さいこと
が要求される。このため、構造が簡単で、製造コストが
安価で、コンパクトである単気筒式の高圧燃料ポンプが
公知となっている。一方、単気筒式ではプランジャが1
本である為、吐出される燃料の圧力にかなりの脈動幅が
あるため、この脈動を吸収する金属べローズ式やダイヤ
フラム式の脈動吸収装置が提案されている。
【0003】図5には、この発明を適用できる有用な例
として脈動吸収装置である高圧アキュムレータを設けた
高圧燃料供給系を示す。図5において、燃料噴射機器で
あるデリバリパイプ1は、図示しないエンジンの気筒数
に対応した複数のインジェクタ1aを有している。デリ
バリパイプ1と燃料タンク2との間には、高圧燃料ポン
プ3を備えた高圧燃料ポンプ体200が配置されてい
る。そして、デリバリパイプ1と高圧燃料ポンプ3と
は、高圧燃料通路4で接続されている。また、高圧燃料
ポンプ3と燃料タンク2とは、低圧燃料通路5で接続さ
れている。高圧燃料通路4と低圧燃料通路5とは、デリ
バリパイプ1と燃料タンク2とを接続する燃料通路を構
成している。高圧燃料ポンプ3の燃料取り入れ口には、
高圧燃料ポンプ3、高圧アキュームレータ等の燃料供給
系の下流側の所定の大きさ以上の異物が混入するのを防
ぐためのフィルタ6が設けられている。また、高圧燃料
ポンプ3の吐出側には、チェックバルブ7が設けられて
いる。高圧燃料ポンプ3のドレイン8は、燃料タンク2
に戻されている。
【0004】低圧燃料通路5の燃料タンク2側の端部に
は、低圧燃料ポンプ10が設けられている。低圧燃料ポ
ンプ10の燃料取り入れ口には、フィルタ11が設けら
れている。また、低圧燃料ポンプ10の吐出側の低圧燃
料通路5には、チェックバルブ12が設けられている。
高圧燃料ポンプ3と低圧燃料ポンプ10との間の低圧燃
料通路5には、低圧レギュレータ14が設けられてい
る。低圧レギュレータ14の燃料取り入れ口には、フィ
ルタ15が設けられている。低圧レギュレータ14のド
レイン16は、燃料タンク2に戻されている。高圧燃料
ポンプ3は、低圧燃料通路5によって供給された燃料を
さらに高圧にして、デリバリパイプ1側に吐出する。高
圧燃料ポンプ3の低圧燃料通路5側、すなわち低圧側に
は、ダンパー30が設けられている。また、高圧燃料ポ
ンプ3の高圧側には、高圧アキュムレータ70と高圧レ
ギュレータ32が設けられている。高圧レギュレータ3
2のドレイン33は、高圧燃料ポンプ3の燃料吸入側に
戻されている。
【0005】図6には、これらの高圧燃料ポンプ3、ダ
ンパー30、高圧アキュムレータ70、高圧レギュレー
タ32、フィルタ6およびチェックバルブ7が一体に組
み合わされて構成された高圧燃料ポンプ体200の詳細
を断面図で示してある。図6において、ケーシング40
の図で右側には凹部40cが形成されていて、この凹部
40cに高圧アキュムレータ70が締着されている。凹
部40cの底には、吐出通路4aに連通する吐出通路4
bが凹部として形成されている。
【0006】図7にはこの発明を適用できる脈動吸収装
置である高圧アキュムレータ70およびその取り付け構
造の詳細を断面図で示してある。高圧アキュムレータ7
0は、概略肉厚円板状の高圧容器であるケース85と、
周縁部でケース85に封止支持されて、共働して高圧室
71を形成する可撓性の薄い金属円板状のダイヤフラム
86と、ダイヤフラム86の変形限界を定めるストッパ
である円板状のプレート89とを備えている。
【0007】ケース85はダイヤフラム86の外周縁を
封止溶接により封止支持する部分である比較的薄い周辺
部72と、高圧室71が形成された比較的厚い中央部7
3とを持っている。周辺部72には、その外周円筒面に
雄ねじ91が形成され、またダイヤフラム86に近接し
た部分には、ダイヤフラム86の高圧室71側への変形
を許容するために滑らかに変化する曲面により形成され
て周辺から中央に向かって次第に深くなる比較的浅い皿
型凹部74が形成されている。中央部73には、この浅
い皿型凹部74に中央部で連通したほぼ円筒形の円筒凹
部75が形成されていて、皿型凹部74と共に高圧室7
1を形成している。
【0008】ケース85の高圧室71に高圧気体を導入
して封入するために、高圧室71の天井部分には中心線
上に円形断面の気体封入口84が形成され、この気体封
入口84を封止する封止装置87が設けられている。気
体封入口84は、高圧室71に面した高圧側にあって比
較的直径が小さい小径部76と、ケース85の外部に面
した低圧側にあって比較的直径が大きい大径部77とを
備えており、小径部76と大径部77との間には肩部7
8が形成され、小径部76の周面には雌ねじが形成され
ている。肩部78にはOリング88を収容する環状溝7
9が設けられている。
【0009】封止装置87はこのような気体封入口84
に挿入された栓部材であって、気体封入口84の大径部
77に挿入される大径部81と、小径部77の雌ねじに
外周面でねじ係合する小径部80とを持ち、気体封入口
84に挿入されて大径部81がOリング88に圧接して
気体封入口84を封止している。
【0010】ケース85の外周部には、電子ビーム等に
よる溶接部82によりダイヤフラム86の周縁部が封止
支持されているが、ダイヤフラム86の上には更に、ダ
イアフラム86の変形限界を定めるストッパである円板
状のプレート89も設けられていて、このプレート89
も溶接部82により全周に亙って固着されている。プレ
ート89の内側の主面にはダイヤフラム86の外周縁か
ら中央に向かって次第に深くなる片凸レンズ状の凹部8
3が形成されており、この凹部83に連通する燃料の流
路である連通穴90が形成されている。
【0011】ケース85、金属ダイヤフラム86および
プレート89は、外周部を全周にわたって電子ビーム等
により溶接され、互いに気密封止されて接合されてい
る。金属ダイヤフラム86とケース85との間の密閉さ
れた空間には、窒素等の高圧ガスが封入されている。
【0012】ケース85の外周に形成された雄ねじ91
は、凹部40cに形成され雄ねじ91に対応する雌ねじ
と螺合しており、高圧アキュムレータ70が、プレート
89を内側に向けて、連通穴90を吐出通路4bに連通
させるように、Oリング51でシールされて凹部40c
に締着されている。この締着の際、高圧アキュムレータ
70のプレート89の端面92とOリング51とがOリ
ング51の円周方向に滑り摩擦を起こしながら、雄ねじ
91によってケース40にねじ螺合する。高圧アキュム
レータ70はケース40に固着され、端面92とOリン
グ51との間が封止される。
【0013】このような構成の高圧アキュムレータ70
は、吐出通路4bに吐出された燃圧の脈動を吸収する。
すなわち、吐出通路4bに燃料が吐出されている期間
に、例えば高圧燃料ポンプが作動している期間において
吐出通路4bに脈動が発生する。その脈動の変化に対し
高圧室71の高圧気体圧力がダイヤフラム86を介して
吐出通路4bの圧力と均衡するまで高圧室71の容積は
変化する。例えば、吐出通路4bの圧力が高くなった場
合は、高圧室71は容積が減少する方向に、吐出通路4
bは容積が増加する方向にダイヤフラム86を介して変
化し吐出通路4bの圧力を低下させ脈動が低減される。
【0014】エンジン停止時には高圧燃料ポンプ3から
の燃料の供給も止まり、プレート89側のレンズ状凹部
83内の燃料圧力が緩やかに低くなる。このため、ダイ
ヤフラム86は高圧室71内の気体の圧力により、図に
示す通常運転時の位置から大きく変位するが、所定の変
形をするとプレート89のレンズ状凹部83の曲面に面
接触するように当接して、それ以上の変位が起こらぬよ
うにかつダイヤフラム86に過度の応力集中が起こらぬ
ような曲面のダイヤフラムストッパ構造を用いて、ダイ
ヤフラム86の破損や損傷を防いでいる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の高圧アキュムレ
ータにおいて、エンジン停止時には高圧室内71の気体
の圧力によりダイヤフラム86がダイヤフラムストッパ
構造であるプレート89のレンズ状凹部83の曲面であ
るストッパ面93に面接触する。この際、図8に示すよ
うに、レンズ状凹部83内にある燃料に異物95が混入
していた場合、その異物95がダイヤフラム86とプレ
ート89との間に挟み込まれ、ダイヤフラム86を変形
させ、破損させるおそれがある。とくに、燃料の流路で
ある連通穴90から封止支持されたダイヤフラム86の
周縁部の固定部にかけては流れが発生しにくく、最も内
径側の端部である固定端Sの近傍の内径側は、ダイヤフ
ラム86とプレート89のストッパ面93とのすきま9
4は小さく、一度このすきま94に異物95が入ってし
まうと、レンズ状凹部83のすきまの広い部分に排出さ
れにくく、異物挟み込みによるダイヤフラム86の変
形、破損が発生しやすい。また、図5に示すように、高
圧アキュムレータ70の上流側には、所定の大きさ以上
の物体が下流側に通過するのを防止するためのフィルタ
6が設置されている。しかし、所定の大きさ以下の異物
はこのフィルタ6を通過してしまうので、吐出通路4
b、連通穴90を通って、高圧アキュムレータ70のレ
ンズ状凹部83に燃料とともに所定の大きさ以下の異物
が混入するのを避けることはできない。
【0016】従って、この発明の目的は、異物の挟み込
みによるダイヤフラムの変形あるいは破損を防止する高
圧アキュムレータのダイヤフラムストッパ構造を提供す
ることである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、可撓性の金
属円板状のダイヤフラムの周縁部を封止支持して高圧室
を形成する高圧容器に設けられて、ダイヤフラムの変形
限界を定める緩やかな斜面を有する高圧アキュムレータ
のダイヤフラムストッパ構造において、緩やかな斜面に
設けられ、ダイヤフラムの周縁部の固定部の径方向内側
近傍に固定部に沿って延びた環状の凹部を備え、高圧ア
キュムレータが別個に設けられたフィルタの下流に設け
られ、かつ環状の凹部がフィルタを通過する大きさの異
物を収納できる空げきを有することを特徴とするもので
ある。
【0018】
【0019】又、この発明は、環状の凹部が矩形断面形
状の溝であることを特徴とするものである。
【0020】又、この発明は、環状の凹部がダイヤフラ
ムの固定部に対しほぼ平行な平面とその平面の外周に設
けられ、その平面からある傾きを持って緩やかに立ち上
がる壁とを有する棚形断面形状であることを特徴とする
ものである。
【0021】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施形態であるストッパ構造が適用されている高圧アキ
ュムレータ100およびその取り付け構造を示す。図2
は図1のこの発明の要部であるA部の拡大図である。図
1において、プレート101の形状を除き、図5と同じ
であるので、同じ部分の説明は省略する。
【0022】図1において、可撓性の金属円板状のダイ
ヤフラム86の周縁部102を封止支持して高圧室71
を形成する高圧容器であるケース85に設けられて、ダ
イヤフラム86の変形限界を定める緩やかな斜面103
は高圧アキュムレータ100のダイヤフラムストッパと
しての機能を果たしている。図2において、ダイヤフラ
ム86は、周縁部102がケース85とプレート101
により封止支持されており、高圧室71の圧力が変動し
ても変位しない略ドーナツ状の平面を形成する固定部1
04を有する。プレート101の緩やかな斜面103に
は、固定部104の最も内径側の固定端Sの近傍の内径
側、例えばSから2mm内径側の位置に、プレート10
1の円周上に形成された環状の凹部である幅1mm以下
の矩形断面形状を有する矩形溝105が設けられてい
る。
【0023】矩形溝105の大きさは、凹部83に流入
する燃料に含まれる異物の大きさに基づいて定められ
る。すなわち、矩形溝105の大きさは、ダイヤフラム
86が変位してプレート101の緩やかな斜面103に
当接しても、異物を矩形溝105内に収容できるように
定める。図5に示す燃料供給経路において、この発明が
適用できる高圧アキュムレータ70の上流にあるフィル
タ6のろ過限度を決めるメッシュの大きさに基づいて矩
形溝105の大きさを定めてもよい。例えば、メッシュ
の大きさが30μm程度であれば、30μm程度以下の
異物混入を考慮した矩形溝105の大きさにすればよ
い。
【0024】このように構成された高圧アキュムレータ
100のダイヤフラムストッパ構造においては、燃料に
異物が混入していた場合でも、その異物が矩形溝105
内に収容されるので、従来の如くダイヤフラム86とプ
レート101との間のわずかなすきま94に挟み込ま
れ、ダイヤフラム86を変形させ、破損させることがな
い。
【0025】実施の形態2.図3はこの発明の実施形態
であるストッパ構造が適用されている高圧アキュムレー
タ120およびその取り付け構造を示す。図4は図3の
この発明の要部であるB部の拡大図である。図3におい
て、プレート121の形状を除き、図1と同じであるの
で、同じ部分の説明は省略する。
【0026】図4において、図2では緩やかな斜面10
3に設けられた溝が矩形溝105であるのに対し、棚形
の凹部125が緩やかな斜面123に設けられている。
棚形の凹部123は、ダイヤフラム86の固定部104
に対しほぼ平行な平面125aと平面125aの外周に
設けられ、平面125aからある傾きを持って緩やかに
立ち上がる壁125bから構成されている。この壁12
5bが固定部104の最も内径側の固定端Sの近傍の内
径側に位置する。
【0027】このように構成された高圧アキュムレータ
100のダイヤフラムストッパ構造においては、燃料に
異物が混入していた場合でも、その異物が棚形の凹部1
25内に収容されるので、従来の如くダイヤフラム86
とプレート121との間のわずかなすきまに挟み込ま
れ、ダイヤフラム86を変形させ、破損させることがな
い。また、エンジン始動後、ダイヤフラム86がプレー
ト121に当接しなくなったときに、棚形の凹部125
に入り込んだ異物が排出されやすい。さらに、プレート
121の緩やかな斜面を形成する加工工程のなかで、こ
の棚形の凹部125を同時に形成できる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、この発明
によれば、可撓性の金属円板状のダイヤフラムの周縁部
を封止支持して高圧室を形成する高圧容器に設けられ
て、ダイヤフラムの変形限界を定める緩やかな斜面を有
する高圧アキュムレータのダイヤフラムストッパ構造に
おいて、緩やかな斜面に設けられ、ダイヤフラムの周縁
部の固定部の径方向内側近傍に固定部に沿って延びた環
状の凹部を備え、高圧アキュムレータが別個に設けられ
フィルタの下流に設けられ、かつ環状の凹部がフィル
タを通過する大きさの異物を収納できる空げきを有する
ので、燃料に異物が混入していた場合でも、その異物が
ダイヤフラムとプレートとの間のわずかなすきまに挟み
込まれ、ダイヤフラムを変形させ、破損させることがな
い。
【0029】
【0030】又、この発明によれば、環状の凹部がダイ
ヤフラムの固定面に対しほぼ平行な平面とその平面の外
周に設けられ、その平面から立ち上がった壁とを有する
棚形であるので、上記効果に加え、凹部に入り込んだ異
物がダイヤフラムが当接しなくなったときに、異物が凹
部から排出されやすい。また、プレートの緩やかな斜面
を形成する加工工程のなかで、この凹部を同時に形成で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態1の高圧アキュムレータ
およびその取り付け構造の断面図である。
【図2】 図1の要部であるA部の拡大図である。
【図3】 この発明の実施形態2の高圧アキュムレータ
およびその取り付け構造の断面図である。
【図4】 図3の要部であるB部の拡大図である。
【図5】 この発明を適用できる高圧アキュムレータを
設けた高圧燃料供給系を示す系統図である。
【図6】 図5の高圧燃料ポンプ体の断面図である。
【図7】 高圧アキュムレータおよびその取り付け構造
の断面図である。
【図8】 ダイヤフラムとプレートとの間に異物が挟み
込まれた状態を示す
【符号の説明】
70、100、110 高圧アキュムレータ、71 高
圧室、85 高圧容器(ケース)、86 ダイヤフラ
ム、89、101、102 ストッパ(プレート)、1
04 固定部、105、125 凹部(105 矩形
溝、125 棚形の凹部)。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性の金属円板状のダイヤフラムの周
    縁部を封止支持して高圧室を形成する高圧容器に設けら
    れて、上記ダイヤフラムの変形限界を定める緩やかな斜
    面を有する高圧アキュムレータのダイヤフラムストッパ
    構造において、 上記緩やかな斜面に設けられ、上記ダイヤフラムの周縁
    部の固定部の径方向内側近傍に固定部に沿って延びた環
    状の凹部を備え、上記高圧アキュムレータが、別個に設
    けられたフィルタの下流に設けられ、かつ上記環状の凹
    部が上記フィルタを通過する大きさの異物を収納できる
    空げきを有することを特徴とする高圧アキュムレータの
    ダイヤフラムストッパ構造。
  2. 【請求項2】 上記環状の凹部が矩形断面形状の溝であ
    ることを特徴とする請求項1記載の高圧アキュムレータ
    のダイヤフラムストッパ構造。
  3. 【請求項3】 上記環状の凹部がダイヤフラムの固定部
    に対しほぼ平行な平面と、上記平面の外周に設けられ、
    上記平面からある傾きを持って緩やかに立ち上がる壁と
    を有する棚形断面形状であることを特徴とする請求項1
    記載の高圧アキュムレータのダイヤフラムストッパ構
    造。
JP10506398A 1998-04-15 1998-04-15 高圧アキュムレータのダイヤフラムストッパ構造 Expired - Lifetime JP3455419B2 (ja)

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EP98119379A EP0950810B1 (en) 1998-04-15 1998-10-14 Diaphragm stopper construction for a high-pressure accumulator
DE69824391T DE69824391T2 (de) 1998-04-15 1998-10-14 Membranhalterung für einen Hochdruckspeicher
US09/184,016 US6098991A (en) 1998-04-15 1998-11-02 Diaphragm stopper construction for a high-pressure accumulator

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DE (1) DE69824391T2 (ja)

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