JP3454390B2 - 投影光学系、投影露光装置及び投影露光方法 - Google Patents
投影光学系、投影露光装置及び投影露光方法Info
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B27/00—Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
- G02B27/18—Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for optical projection, e.g. combination of mirror and condenser and objective
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70216—Mask projection systems
- G03F7/70241—Optical aspects of refractive lens systems, i.e. comprising only refractive elements
-
- G—PHYSICS
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- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B13/00—Optical objectives specially designed for the purposes specified below
- G02B13/22—Telecentric objectives or lens systems
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
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- G02B13/00—Optical objectives specially designed for the purposes specified below
- G02B13/24—Optical objectives specially designed for the purposes specified below for reproducing or copying at short object distances
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
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- G02B9/00—Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or -
- G02B9/62—Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or - having six components only
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- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1物体のパターンを
第2物体として基板等に投影するための投影光学系に関
するものであり、特に、第1物体としてのレチクル(マ
スク)上に形成された半導体用または液晶用のパターン
を第2物体としての基板(ウエハ、プレート等)上に投
影露光するのに好適な投影光学系、この投影光学系を備
えた投影露光装置及びこの露光装置を用いた露光方法に
関するものである。
第2物体として基板等に投影するための投影光学系に関
するものであり、特に、第1物体としてのレチクル(マ
スク)上に形成された半導体用または液晶用のパターン
を第2物体としての基板(ウエハ、プレート等)上に投
影露光するのに好適な投影光学系、この投影光学系を備
えた投影露光装置及びこの露光装置を用いた露光方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】集積回路のパターンの微細化が進むに従
って、ウェハの焼付けに用いられる投影光学系に対し要
求される性能もますます厳しくなってきている。このよ
うな状況の中で、投影光学系の解像力の向上について
は、露光波長λをより短くするか、あるいは投影光学系
の開口数(N.A.)を大きくする事が考えられる。
って、ウェハの焼付けに用いられる投影光学系に対し要
求される性能もますます厳しくなってきている。このよ
うな状況の中で、投影光学系の解像力の向上について
は、露光波長λをより短くするか、あるいは投影光学系
の開口数(N.A.)を大きくする事が考えられる。
【0003】近年においては、転写パターンの微細化に
対応するために、露光用の光源は、g線(436nm) の露光
波長の光を発するものからi線(365nm) の露光波長の光
を発するものが主として用いられるようになってきてお
り、さらには、より短波長の光を発する光源、例えばエ
キシマレーザ(KrF:248nm,ArF:193nm)が用いられようと
している。
対応するために、露光用の光源は、g線(436nm) の露光
波長の光を発するものからi線(365nm) の露光波長の光
を発するものが主として用いられるようになってきてお
り、さらには、より短波長の光を発する光源、例えばエ
キシマレーザ(KrF:248nm,ArF:193nm)が用いられようと
している。
【0004】そして、以上の各種の露光波長の光によっ
てレチクル上のパターンをウェハ上に投影露光するため
の投影光学系が提案されている。投影光学系において
は、解像力の向上と共に要求されるのは、像歪を少なく
することである。ここで、像歪とは、投影光学系に起因
するディストーション(歪曲収差)によるものの他、投
影光学系の像側で焼き付けられるウェハの反り等による
ものと、投影光学系の物体側で回路パターン等が描かれ
ているレチクルの反り等によるものがある。
てレチクル上のパターンをウェハ上に投影露光するため
の投影光学系が提案されている。投影光学系において
は、解像力の向上と共に要求されるのは、像歪を少なく
することである。ここで、像歪とは、投影光学系に起因
するディストーション(歪曲収差)によるものの他、投
影光学系の像側で焼き付けられるウェハの反り等による
ものと、投影光学系の物体側で回路パターン等が描かれ
ているレチクルの反り等によるものがある。
【0005】近年ますます転写パターンの微細化が進
み、像歪の低減要求も一段と厳しくなってきている。そ
こで、ウェハの反りによる像歪への影響を少なくするた
めには、投影光学系の像側での射出瞳位置を遠くに位置
させる、所謂像側テレセントリック光学系が従来より用
いられてきた。
み、像歪の低減要求も一段と厳しくなってきている。そ
こで、ウェハの反りによる像歪への影響を少なくするた
めには、投影光学系の像側での射出瞳位置を遠くに位置
させる、所謂像側テレセントリック光学系が従来より用
いられてきた。
【0006】一方、レチクルの反りによる像歪の軽減に
ついても、投影光学系の入射瞳位置を物体面から遠くに
位置させる、所謂物体側テレセントリック光学系にする
ことが考えられ、またそのように投影光学系の入射瞳位
置を物体面から比較的遠くに位置させる提案がなされて
いる。それらの例としては、特開昭63-118115 号、特開
平4-157412号、特開平5-173065号等のものがある。
ついても、投影光学系の入射瞳位置を物体面から遠くに
位置させる、所謂物体側テレセントリック光学系にする
ことが考えられ、またそのように投影光学系の入射瞳位
置を物体面から比較的遠くに位置させる提案がなされて
いる。それらの例としては、特開昭63-118115 号、特開
平4-157412号、特開平5-173065号等のものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上の各特許公報にて
提案された光学系の中には、物体側と像側とが共にテレ
セントリックである、所謂両側テレセントリック投影光
学系が開示されている。しかしながら、以上の各特許公
報にて提案されている両側テレセントリック投影光学系
では、解像力に寄与する開口数(N.A.)が十分に大きく
なく、さらには各収差、特にディストーションの補正が
十分ではなかった。
提案された光学系の中には、物体側と像側とが共にテレ
セントリックである、所謂両側テレセントリック投影光
学系が開示されている。しかしながら、以上の各特許公
報にて提案されている両側テレセントリック投影光学系
では、解像力に寄与する開口数(N.A.)が十分に大きく
なく、さらには各収差、特にディストーションの補正が
十分ではなかった。
【0008】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
ものであり、コンパクト化を図った上で広い露光領域と
大きな開口数とを確保しつつ両側テレセントリックとし
ながらも、諸収差、特にディストーションを極めて良好
に補正し得る高性能な投影光学系を提供することを目的
としている。また、この投影光学系を備えた投影露光装
置及びこの露光装置を用いた露光方法を提供することを
目的としている。
ものであり、コンパクト化を図った上で広い露光領域と
大きな開口数とを確保しつつ両側テレセントリックとし
ながらも、諸収差、特にディストーションを極めて良好
に補正し得る高性能な投影光学系を提供することを目的
としている。また、この投影光学系を備えた投影露光装
置及びこの露光装置を用いた露光方法を提供することを
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明による投影光学系は、以下の構成を有す
る。本発明による投影光学系は、第1物体の像を第2物
体上に投影する投影光学系であって、第1物体側から順
に、正の屈折力を持つ第1レンズ群と、負の屈折力を持
つ第2レンズ群と、正の屈折力を持つ第3レンズ群と、
負の屈折力を持つ第4レンズ群と、正の屈折力を持つ第
5レンズ群と、正の屈折力を持つ第6レンズ群とを有
し、前記第2レンズ群は、最も前記第1物体側に配置さ
れて前記第2物体側に凹面を向けた負屈折力の前方レン
ズと、最も前記第2物体側に配置されて前記第1物体側
に凹面を向けた負メニスカス形状の後方レンズとの間に
配置される中間レンズ群を含み、前記中間レンズ群は、
前記第1物体側から順に、正の屈折力を持つ第1レンズ
と、負の屈折力を持つ第2レンズと、負の屈折力を持つ
第3レンズとを少なくとも有するように構成される。そ
して、本発明による投影光学系は、前記第1レンズ群の
焦点距離をf1 とし、前記第2レンズ群の焦点距離をf
2 とし、前記第3レンズ群の焦点距離をf3 とし、前記
第4レンズ群の焦点距離をf4 とし、前記第5レンズ群
の焦点距離をf5 とし、前記第6レンズ群の焦点距離を
f6 とし、前記第1物体から前記第2物体までの距離を
Lとするとき、以下の条件(1)〜(6)を満足するよ
うに構成したものである。 (1) f1 /L<0.8 (2) −0.033<f2 /L (3) 0.01<f3 /L<1.0 (4) f4 /L<−0.005 (5) 0.01<f5 /L<0.9 (6) 0.02<f6 /L<1.6 本発明の投影光学系は、以上の構成に基づいて、前記第
1物体から前記投影光学系全体の第1物体側焦点までの
軸上距離をIとし、前記第1物体から前記第2物体まで
の距離をLとするとき、以下の条件を満足するように構
成されることが好ましい。 (7) 1.0<I/L また、前記第4レンズ群は、最も第1物体側に配置され
る前方レンズ群と、最も第2物体側に配置される後方レ
ンズ群とを有し、前記第4レンズ群中の前記前方レンズ
群と前記第4レンズ群中の前記後方レンズ群との間に
は、第1及び第2の負レンズを有する中間レンズ群が配
置され、前記前方レンズ群は、前記第2物体側に凹面を
向けた2枚の負メニスカスレンズを有し、前記後方レン
ズ群は、前記第1物体側に凹面を向けた負レンズを有す
るように構成されることが好ましく、前記第4レンズ群
中の前記第1の負レンズの焦点距離をf4Aとし、前記第
4レンズ群中の前記第2の負レンズの焦点距離をf4Bと
するとき、以下の条件を満足するように構成されること
が好ましい。 (8) 0.05<f4A/f4B<20 また、前記第2レンズ群中の前方レンズは、前記前方レ
ンズの第1物体側の面の曲率半径をr2Ff とし、前記前
方レンズの第2物体側の面の曲率半径をr2Frとすると
き、以下の条件を満足することが好ましい。 (9) 1.00≦(r2Ff −r2Fr )/(r2Ff +r2Fr )<5.0 また、前記第4レンズ群は、最も第1物体側に配置され
て前記第2物体側に凹面を向けた負レンズを有する前方
レンズ群と、最も第2物体側に配置されて前記第1物体
側に凹面を向けた負レンズを有する後方レンズ群とを有
し、前記第4レンズ群中の前記前方レンズ群と前記第4
レンズ群中の前記後方レンズ群との間には、負レンズ
と、この負レンズの凹面に隣接する凸面を持つ正レンズ
とを有する中間レンズ群が配置されるように構成される
ことが好ましく、前記中間レンズ群中の負レンズの前記
凹面の曲率半径をr4Nとし、前記中間レンズ群中の正レ
ンズの前記凸面の曲率半径をr4Pとするとき、 (10) −0.9 <(r4N−r4P)/(r4N+r4P)< 0.9 の条件を満足するように構成されることが好ましい。た
だし、前記第1物体から前記第2物体までの距離をLと
するとき、前記中間レンズ群中の前記負レンズの前記凹
面または前記中間レンズ群中の前記正レンズの前記凸面
は、 (11) |r4N/L|<2.0 (12) |r4P/L|<2.0 の条件の少なくとも一方を満足するように構成されるも
のである。
めに、本発明による投影光学系は、以下の構成を有す
る。本発明による投影光学系は、第1物体の像を第2物
体上に投影する投影光学系であって、第1物体側から順
に、正の屈折力を持つ第1レンズ群と、負の屈折力を持
つ第2レンズ群と、正の屈折力を持つ第3レンズ群と、
負の屈折力を持つ第4レンズ群と、正の屈折力を持つ第
5レンズ群と、正の屈折力を持つ第6レンズ群とを有
し、前記第2レンズ群は、最も前記第1物体側に配置さ
れて前記第2物体側に凹面を向けた負屈折力の前方レン
ズと、最も前記第2物体側に配置されて前記第1物体側
に凹面を向けた負メニスカス形状の後方レンズとの間に
配置される中間レンズ群を含み、前記中間レンズ群は、
前記第1物体側から順に、正の屈折力を持つ第1レンズ
と、負の屈折力を持つ第2レンズと、負の屈折力を持つ
第3レンズとを少なくとも有するように構成される。そ
して、本発明による投影光学系は、前記第1レンズ群の
焦点距離をf1 とし、前記第2レンズ群の焦点距離をf
2 とし、前記第3レンズ群の焦点距離をf3 とし、前記
第4レンズ群の焦点距離をf4 とし、前記第5レンズ群
の焦点距離をf5 とし、前記第6レンズ群の焦点距離を
f6 とし、前記第1物体から前記第2物体までの距離を
Lとするとき、以下の条件(1)〜(6)を満足するよ
うに構成したものである。 (1) f1 /L<0.8 (2) −0.033<f2 /L (3) 0.01<f3 /L<1.0 (4) f4 /L<−0.005 (5) 0.01<f5 /L<0.9 (6) 0.02<f6 /L<1.6 本発明の投影光学系は、以上の構成に基づいて、前記第
1物体から前記投影光学系全体の第1物体側焦点までの
軸上距離をIとし、前記第1物体から前記第2物体まで
の距離をLとするとき、以下の条件を満足するように構
成されることが好ましい。 (7) 1.0<I/L また、前記第4レンズ群は、最も第1物体側に配置され
る前方レンズ群と、最も第2物体側に配置される後方レ
ンズ群とを有し、前記第4レンズ群中の前記前方レンズ
群と前記第4レンズ群中の前記後方レンズ群との間に
は、第1及び第2の負レンズを有する中間レンズ群が配
置され、前記前方レンズ群は、前記第2物体側に凹面を
向けた2枚の負メニスカスレンズを有し、前記後方レン
ズ群は、前記第1物体側に凹面を向けた負レンズを有す
るように構成されることが好ましく、前記第4レンズ群
中の前記第1の負レンズの焦点距離をf4Aとし、前記第
4レンズ群中の前記第2の負レンズの焦点距離をf4Bと
するとき、以下の条件を満足するように構成されること
が好ましい。 (8) 0.05<f4A/f4B<20 また、前記第2レンズ群中の前方レンズは、前記前方レ
ンズの第1物体側の面の曲率半径をr2Ff とし、前記前
方レンズの第2物体側の面の曲率半径をr2Frとすると
き、以下の条件を満足することが好ましい。 (9) 1.00≦(r2Ff −r2Fr )/(r2Ff +r2Fr )<5.0 また、前記第4レンズ群は、最も第1物体側に配置され
て前記第2物体側に凹面を向けた負レンズを有する前方
レンズ群と、最も第2物体側に配置されて前記第1物体
側に凹面を向けた負レンズを有する後方レンズ群とを有
し、前記第4レンズ群中の前記前方レンズ群と前記第4
レンズ群中の前記後方レンズ群との間には、負レンズ
と、この負レンズの凹面に隣接する凸面を持つ正レンズ
とを有する中間レンズ群が配置されるように構成される
ことが好ましく、前記中間レンズ群中の負レンズの前記
凹面の曲率半径をr4Nとし、前記中間レンズ群中の正レ
ンズの前記凸面の曲率半径をr4Pとするとき、 (10) −0.9 <(r4N−r4P)/(r4N+r4P)< 0.9 の条件を満足するように構成されることが好ましい。た
だし、前記第1物体から前記第2物体までの距離をLと
するとき、前記中間レンズ群中の前記負レンズの前記凹
面または前記中間レンズ群中の前記正レンズの前記凸面
は、 (11) |r4N/L|<2.0 (12) |r4P/L|<2.0 の条件の少なくとも一方を満足するように構成されるも
のである。
【0010】また、前記第2レンズ群中の負の屈折力を
持つ第2レンズの焦点距離をf22とし、前記第2レンズ
群中の負の屈折力を持つ第3レンズの焦点距離をf23と
するとき、以下の条件を満足することがより好ましい。 (13) 0.1<f22/f23<10 また、前記第5レンズ群は、負メニスカスレンズと、該
負メニスカスレンズの凹面と隣接して配置されかつ該負
メニスカスレンズの凹面と対向する凸面を持つ正レンズ
とを有し、前記第5レンズ群中の前記負メニスカスレン
ズにおける凹面の曲率半径r5nとし、前記第5レンズ群
中の前記負メニスカスレンズの凹面に隣接して配置され
た正レンズにおける前記負メニスカスレンズの凹面と対
向する凸面の曲率半径r5pとするとき、以下の条件を満
足することがより好ましい。 (14) 0<(r5p−r5n)/(r5p+r5n)<1 この場合、前記第5レンズ群中の少なくとも1枚の正レ
ンズと、前記第5レンズ群中の少なくとも1枚の正レン
ズとの間には、負メニスカスレンズと、負メニスカスレ
ンズの凹面に隣接する正レンズとが配置されることが好
ましい。
持つ第2レンズの焦点距離をf22とし、前記第2レンズ
群中の負の屈折力を持つ第3レンズの焦点距離をf23と
するとき、以下の条件を満足することがより好ましい。 (13) 0.1<f22/f23<10 また、前記第5レンズ群は、負メニスカスレンズと、該
負メニスカスレンズの凹面と隣接して配置されかつ該負
メニスカスレンズの凹面と対向する凸面を持つ正レンズ
とを有し、前記第5レンズ群中の前記負メニスカスレン
ズにおける凹面の曲率半径r5nとし、前記第5レンズ群
中の前記負メニスカスレンズの凹面に隣接して配置され
た正レンズにおける前記負メニスカスレンズの凹面と対
向する凸面の曲率半径r5pとするとき、以下の条件を満
足することがより好ましい。 (14) 0<(r5p−r5n)/(r5p+r5n)<1 この場合、前記第5レンズ群中の少なくとも1枚の正レ
ンズと、前記第5レンズ群中の少なくとも1枚の正レン
ズとの間には、負メニスカスレンズと、負メニスカスレ
ンズの凹面に隣接する正レンズとが配置されることが好
ましい。
【0011】また、前記第5レンズ群は、最も第2物体
側に配置されて第2物体側に凹面を向けた負レンズを有
し、第6レンズ群は、最も第1物体側に配置されて第1
物体側に凸面を向けたレンズを有し、前記第5レンズ群
の最も第2物体側に配置される負レンズの第2物体側の
曲率半径をr5Rとし、前記第6レンズ群の最も第1物体
側に配置されるレンズの第1物体側の曲率半径をr6Fと
するとき、以下の条件を満足することが望ましい。 (15) −0.90<(r5R−r6F)/(r5R+r6F)<−0.001 さらに、前記第5レンズ群と前記第6レンズ群との間の
レンズ群間隔をd56とし、前記第1物体から前記第2物
体までの距離をLとするとき、以下の条件を満足するこ
とがより好ましい。 (16) d56/L<0.017 また、前記第6レンズ群の最も第1物体側のレンズ面の
曲率半径をr6Fとし、第6レンズ群の最も第1物体側の
レンズ面から第2物体までの軸上距離をd6 とすると
き、以下の条件を満足することが望ましい。 (17) 0.50<d6 /r6F<1.50 また、前記第5レンズ群は、最も第2物体側に配置され
て第2物体側に凹面を向けた負レンズを有し、前記第5
レンズ群中の最も第2物体側に設けられた負レンズにお
ける第1物体側の曲率半径をr5F、前記第5レンズ群中
の最も第2物体側に設けられた負レンズにおける第2物
体側の曲率半径をr5Rとするとき、以下の条件を満足す
ることがより望ましい。 (18) 0.30<(r5F−r5R)/(r5F+r5R)<1.28 また、前記第2レンズ群中の中間レンズ群における正の
屈折力の第1レンズの焦点距離をf21とし、第1物体か
ら第2物体までの距離をLとするとき、以下の条件を満
足することがより望ましい。 (19) 0.230<f21/L<0.40 また、前記第2レンズ群中の最も第1物体側に配置され
て前記第2物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ前方
レンズの焦点距離をf2F、前記第2レンズ群中の最も第
2物体側に配置されて前記第1物体側に凹面を向けた負
の屈折力を持つ後方レンズの焦点距離をf2Rとすると
き、以下の条件を満足することが好ましい。 (20) 0≦f2F/f2R<18
側に配置されて第2物体側に凹面を向けた負レンズを有
し、第6レンズ群は、最も第1物体側に配置されて第1
物体側に凸面を向けたレンズを有し、前記第5レンズ群
の最も第2物体側に配置される負レンズの第2物体側の
曲率半径をr5Rとし、前記第6レンズ群の最も第1物体
側に配置されるレンズの第1物体側の曲率半径をr6Fと
するとき、以下の条件を満足することが望ましい。 (15) −0.90<(r5R−r6F)/(r5R+r6F)<−0.001 さらに、前記第5レンズ群と前記第6レンズ群との間の
レンズ群間隔をd56とし、前記第1物体から前記第2物
体までの距離をLとするとき、以下の条件を満足するこ
とがより好ましい。 (16) d56/L<0.017 また、前記第6レンズ群の最も第1物体側のレンズ面の
曲率半径をr6Fとし、第6レンズ群の最も第1物体側の
レンズ面から第2物体までの軸上距離をd6 とすると
き、以下の条件を満足することが望ましい。 (17) 0.50<d6 /r6F<1.50 また、前記第5レンズ群は、最も第2物体側に配置され
て第2物体側に凹面を向けた負レンズを有し、前記第5
レンズ群中の最も第2物体側に設けられた負レンズにお
ける第1物体側の曲率半径をr5F、前記第5レンズ群中
の最も第2物体側に設けられた負レンズにおける第2物
体側の曲率半径をr5Rとするとき、以下の条件を満足す
ることがより望ましい。 (18) 0.30<(r5F−r5R)/(r5F+r5R)<1.28 また、前記第2レンズ群中の中間レンズ群における正の
屈折力の第1レンズの焦点距離をf21とし、第1物体か
ら第2物体までの距離をLとするとき、以下の条件を満
足することがより望ましい。 (19) 0.230<f21/L<0.40 また、前記第2レンズ群中の最も第1物体側に配置され
て前記第2物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ前方
レンズの焦点距離をf2F、前記第2レンズ群中の最も第
2物体側に配置されて前記第1物体側に凹面を向けた負
の屈折力を持つ後方レンズの焦点距離をf2Rとすると
き、以下の条件を満足することが好ましい。 (20) 0≦f2F/f2R<18
【0012】
【作用】本発明の投影光学系では、第1物体側から順
に、正の屈折力を持つ第1レンズ群と、負の屈折力を持
つ第2レンズ群と、正の屈折力を持つ第3レンズ群と、
負の屈折力を持つ第4レンズ群と、正の屈折力を持つ第
5レンズ群と、正の屈折力を第6レンズ群とを少なくと
も有する構成としている。
に、正の屈折力を持つ第1レンズ群と、負の屈折力を持
つ第2レンズ群と、正の屈折力を持つ第3レンズ群と、
負の屈折力を持つ第4レンズ群と、正の屈折力を持つ第
5レンズ群と、正の屈折力を第6レンズ群とを少なくと
も有する構成としている。
【0013】まず、正の屈折力を持つ第1レンズ群はテ
レセントリック性を維持しながら主にディストーション
の補正に寄与しており、具体的には、第1レンズ群にて
正のディストーションを発生させて、この第1レンズ群
よりも第2物体側に位置する複数のレンズ群にて発生す
る負のディストーションをバランス良く補正している。
負の屈折力を持つ第2レンズ群及び負の屈折力を持つ第
4レンズ群は、主にペッツバール和の補正に寄与し、像
面の平坦化を図っている。負の屈折力を持つ第2レンズ
群及び正の屈折力を持つ第3レンズ群では、この2つの
レンズ群において逆望遠系を形成しており、投影光学系
のバックフォーカス(投影光学系の最も第2物体側のレ
ンズ面等の光学面から第2物体までの距離)の確保に寄
与している。正の屈折力を持つ第5レンズ群及び同じく
正の屈折力を第6レンズ群は、ディストーションの発生
を抑えることと、第2物体側での高NA化に十分対応す
るために特に球面収差の発生を極力抑えることとに主に
寄与している。
レセントリック性を維持しながら主にディストーション
の補正に寄与しており、具体的には、第1レンズ群にて
正のディストーションを発生させて、この第1レンズ群
よりも第2物体側に位置する複数のレンズ群にて発生す
る負のディストーションをバランス良く補正している。
負の屈折力を持つ第2レンズ群及び負の屈折力を持つ第
4レンズ群は、主にペッツバール和の補正に寄与し、像
面の平坦化を図っている。負の屈折力を持つ第2レンズ
群及び正の屈折力を持つ第3レンズ群では、この2つの
レンズ群において逆望遠系を形成しており、投影光学系
のバックフォーカス(投影光学系の最も第2物体側のレ
ンズ面等の光学面から第2物体までの距離)の確保に寄
与している。正の屈折力を持つ第5レンズ群及び同じく
正の屈折力を第6レンズ群は、ディストーションの発生
を抑えることと、第2物体側での高NA化に十分対応す
るために特に球面収差の発生を極力抑えることとに主に
寄与している。
【0014】以上の構成に基づいて、第2レンズ群にお
ける最も第1物体側に配置されて第2物体側に凹面を向
けた負の屈折力を持つ前方レンズは、像面湾曲、コマ収
差の補正に寄与し、第2レンズ群における最も第2物体
側に配置されて第1物体側に凹面を向けた負メニスカス
形状の後方レンズは、主にコマ収差の補正に寄与してい
る。なお、後方レンズはまた像面湾曲の補正にも寄与し
ている。また、前方レンズと後方レンズとの間に配置さ
れた中間レンズ群において、正の屈折力を持つ第1レン
ズは、像面湾曲の補正に大きく寄与している負の屈折力
の第2及び第3レンズにて発生する負のディストーショ
ンの補正に寄与している。
ける最も第1物体側に配置されて第2物体側に凹面を向
けた負の屈折力を持つ前方レンズは、像面湾曲、コマ収
差の補正に寄与し、第2レンズ群における最も第2物体
側に配置されて第1物体側に凹面を向けた負メニスカス
形状の後方レンズは、主にコマ収差の補正に寄与してい
る。なお、後方レンズはまた像面湾曲の補正にも寄与し
ている。また、前方レンズと後方レンズとの間に配置さ
れた中間レンズ群において、正の屈折力を持つ第1レン
ズは、像面湾曲の補正に大きく寄与している負の屈折力
の第2及び第3レンズにて発生する負のディストーショ
ンの補正に寄与している。
【0015】条件(1)では、正の屈折力の第1レンズ
群の焦点距離f1 と第1物体(レチクル等)と第2物体
(ウェハ等)までの距離(物像間距離)Lとの最適な比
率を規定している。この条件(1)は、主にディストー
ションをバランス良く補正するためのものである。条件
(1)の上限を越える場合には、負のディストーション
が大きく発生する。縮小倍率及び広い露光領域を確保し
つつコンパクト化を図り、さらにディストーションを良
好に補正するには、条件(1)の上限を0.14とし、
f1 /L<0.14とすることが好ましい。なお、瞳の
球面収差の発生を抑えるためには、条件(1)の下限を
0.02として、0.02<f1 /Lとすることが好ま
しい。
群の焦点距離f1 と第1物体(レチクル等)と第2物体
(ウェハ等)までの距離(物像間距離)Lとの最適な比
率を規定している。この条件(1)は、主にディストー
ションをバランス良く補正するためのものである。条件
(1)の上限を越える場合には、負のディストーション
が大きく発生する。縮小倍率及び広い露光領域を確保し
つつコンパクト化を図り、さらにディストーションを良
好に補正するには、条件(1)の上限を0.14とし、
f1 /L<0.14とすることが好ましい。なお、瞳の
球面収差の発生を抑えるためには、条件(1)の下限を
0.02として、0.02<f1 /Lとすることが好ま
しい。
【0016】条件(2)では、負の屈折力の第2レンズ
群の焦点距離f2 と第1物体(レチクル等)と第2物体
(ウェハ等)までの距離(物像間距離)Lとの最適な比
率を規定している。この条件(2)は、広い露光領域を
確保しつつコンパクト化を図り、かつペッツバール和を
良好に補正するための条件である。ここで、条件(2)
の下限を越えると、広い露光領域を確保しつつコンパク
ト化を達成することが困難となり、さらには正のペッツ
バール和が発生するため好ましくない。なお、さらなる
コンパクト化の達成、或いはペッツバール和の良好なる
補正のためには、条件(2)の下限値を−0.032と
して、−0.032<f2 /Lとすることが好ましい。
なお、負のディストーションの発生を抑えるためには、
条件(2)の上限値を−0.005として、f2 /L<
−0.005とすることが好ましい。
群の焦点距離f2 と第1物体(レチクル等)と第2物体
(ウェハ等)までの距離(物像間距離)Lとの最適な比
率を規定している。この条件(2)は、広い露光領域を
確保しつつコンパクト化を図り、かつペッツバール和を
良好に補正するための条件である。ここで、条件(2)
の下限を越えると、広い露光領域を確保しつつコンパク
ト化を達成することが困難となり、さらには正のペッツ
バール和が発生するため好ましくない。なお、さらなる
コンパクト化の達成、或いはペッツバール和の良好なる
補正のためには、条件(2)の下限値を−0.032と
して、−0.032<f2 /Lとすることが好ましい。
なお、負のディストーションの発生を抑えるためには、
条件(2)の上限値を−0.005として、f2 /L<
−0.005とすることが好ましい。
【0017】条件(3)では、正の屈折力の第3レンズ
群の焦点距離f3 と第1物体(レチクル等)と第2物体
(ウェハ等)までの距離(物像間距離)Lとの最適な比
率を規定している。ここで、条件(3)の下限を越える
と、第2或いは第4レンズ群の屈折力が強くなり、第2
レンズ群においては負のディストーション及びコマ収差
の発生を招き、第4レンズ群においてはコマ収差の発生
を招く。一方、条件(3)の上限を越えると、第2或い
は第4レンズ群の屈折力が弱くなり、ペッツバール和を
良好に補正することができない。
群の焦点距離f3 と第1物体(レチクル等)と第2物体
(ウェハ等)までの距離(物像間距離)Lとの最適な比
率を規定している。ここで、条件(3)の下限を越える
と、第2或いは第4レンズ群の屈折力が強くなり、第2
レンズ群においては負のディストーション及びコマ収差
の発生を招き、第4レンズ群においてはコマ収差の発生
を招く。一方、条件(3)の上限を越えると、第2或い
は第4レンズ群の屈折力が弱くなり、ペッツバール和を
良好に補正することができない。
【0018】条件(4)では、負の屈折力の第4レンズ
群の焦点距離f4 と第1物体(レチクル等)と第2物体
(ウェハ等)までの距離(物像間距離)Lとの最適な比
率を規定している。ここで、条件(4)の上限を越える
と、コマ収差が発生するため好ましくない。さらにコマ
収差の発生を抑えるためには条件(4)の上限値を−
0.047として、f4 /L<−0.047とすること
が好ましい。
群の焦点距離f4 と第1物体(レチクル等)と第2物体
(ウェハ等)までの距離(物像間距離)Lとの最適な比
率を規定している。ここで、条件(4)の上限を越える
と、コマ収差が発生するため好ましくない。さらにコマ
収差の発生を抑えるためには条件(4)の上限値を−
0.047として、f4 /L<−0.047とすること
が好ましい。
【0019】なお、球面収差を良好に補正するために
は、条件(4)の下限値を−0.098として、−0.
098<f4 /Lとすることが好ましい。条件(5)で
は、正の屈折力の第5レンズ群の焦点距離f5 と第1物
体(レチクル等)と第2物体(ウェハ等)までの距離
(物像間距離)Lとの最適な比率を規定している。この
条件(5)は、大きな開口数を保ちながら球面収差、デ
ィストーション及びペッツバール和をバランス良く補正
するためのものである。この条件(5)の下限を越える
と、第5レンズ群の屈折力が強くなり過ぎ、この第5レ
ンズ群にて負のディストーションのみならず負の球面収
差が甚大に発生する。この条件(5)の上限を越える
と、第5レンズ群の屈折力が弱くなり過ぎ、これに伴っ
て負の屈折力の第4レンズ群の屈折力も必然的に弱くな
り、この結果、ペッツバール和を良好に補正することが
できない。
は、条件(4)の下限値を−0.098として、−0.
098<f4 /Lとすることが好ましい。条件(5)で
は、正の屈折力の第5レンズ群の焦点距離f5 と第1物
体(レチクル等)と第2物体(ウェハ等)までの距離
(物像間距離)Lとの最適な比率を規定している。この
条件(5)は、大きな開口数を保ちながら球面収差、デ
ィストーション及びペッツバール和をバランス良く補正
するためのものである。この条件(5)の下限を越える
と、第5レンズ群の屈折力が強くなり過ぎ、この第5レ
ンズ群にて負のディストーションのみならず負の球面収
差が甚大に発生する。この条件(5)の上限を越える
と、第5レンズ群の屈折力が弱くなり過ぎ、これに伴っ
て負の屈折力の第4レンズ群の屈折力も必然的に弱くな
り、この結果、ペッツバール和を良好に補正することが
できない。
【0020】条件(6)では、正の屈折力の第6レンズ
群の焦点距離f6 と、第1物体(レチクル等)から第2
物体(ウェハ等)までの距離(物像間距離)Lとの最適
な比率を規定している。この条件(6)は、大きな開口
数を保ちながら高次の球面収差及び負のディストーショ
ンの発生を抑えるためのものである。この条件(6)の
下限を越えると、第6レンズ群自身にて負のディストー
ションが大きく発生し、この条件(6)の上限を越える
と、高次の球面収差が発生する。
群の焦点距離f6 と、第1物体(レチクル等)から第2
物体(ウェハ等)までの距離(物像間距離)Lとの最適
な比率を規定している。この条件(6)は、大きな開口
数を保ちながら高次の球面収差及び負のディストーショ
ンの発生を抑えるためのものである。この条件(6)の
下限を越えると、第6レンズ群自身にて負のディストー
ションが大きく発生し、この条件(6)の上限を越える
と、高次の球面収差が発生する。
【0021】さらに、第1物体から投影光学系全体の第
1物体側焦点までの軸上距離をIとし、第1物体から第
2物体までの距離をLとするとき、以下の条件(7)を
満足することが好ましい。 (7) 1.0<I/L 条件(7)では、第1物体から投影光学系全体の第1物
体側焦点までの軸上距離Iと、第1物体(レチクル等)
から第2物体(ウェハ等)までの距離(物像間距離)L
との最適な比率を規定している。ここで、投影光学系全
体の第1物体側焦点とは、投影光学系の光軸に対して近
軸領域での平行光を投影光学系の第2物体側から入射さ
せ、その近軸領域の光が投影光学系を射出する時に、そ
の射出光が光軸と交わる点を意味するものである。
1物体側焦点までの軸上距離をIとし、第1物体から第
2物体までの距離をLとするとき、以下の条件(7)を
満足することが好ましい。 (7) 1.0<I/L 条件(7)では、第1物体から投影光学系全体の第1物
体側焦点までの軸上距離Iと、第1物体(レチクル等)
から第2物体(ウェハ等)までの距離(物像間距離)L
との最適な比率を規定している。ここで、投影光学系全
体の第1物体側焦点とは、投影光学系の光軸に対して近
軸領域での平行光を投影光学系の第2物体側から入射さ
せ、その近軸領域の光が投影光学系を射出する時に、そ
の射出光が光軸と交わる点を意味するものである。
【0022】この条件(7)の下限を越えると、投影光
学系の第1物体側でのテレセントリック性が大幅に崩れ
て、第1物体の光軸方向のずれに起因する倍率の変動並
びにディストーションの変動が大きくなり、その結果、
第1物体の像を所望の倍率のもとで忠実に第2物体上に
投影することが困難となる。なお、第1物体の光軸方向
のずれに起因する倍率の変動並びにディストーションの
変動をより十分に抑えるためには、上記条件(7)の下
限値を1.7として、1.7<I/Lとすることが好ま
しい。さらに、投影光学系のコンパクト化を維持しなが
ら、瞳の球面収差及びディストーションを共にバランス
良く補正するためには、上記条件(7)の上限値を6.
8として、I/L<6.8とすることが好ましい。
学系の第1物体側でのテレセントリック性が大幅に崩れ
て、第1物体の光軸方向のずれに起因する倍率の変動並
びにディストーションの変動が大きくなり、その結果、
第1物体の像を所望の倍率のもとで忠実に第2物体上に
投影することが困難となる。なお、第1物体の光軸方向
のずれに起因する倍率の変動並びにディストーションの
変動をより十分に抑えるためには、上記条件(7)の下
限値を1.7として、1.7<I/Lとすることが好ま
しい。さらに、投影光学系のコンパクト化を維持しなが
ら、瞳の球面収差及びディストーションを共にバランス
良く補正するためには、上記条件(7)の上限値を6.
8として、I/L<6.8とすることが好ましい。
【0023】また、第4レンズ群は、最も第1物体側に
配置される前方レンズ群と、最も第2物体側に配置され
る後方レンズ群とを有し、第4レンズ群中の前方レンズ
群と第4レンズ群中の後方レンズ群との間には、第1物
体側から順に、第1及び第2の負レンズを有する中間レ
ンズ群が配置され、前方レンズ群は、第2物体側に凹面
を向けた2枚の負メニスカスレンズを有し、後方レンズ
群は、第1物体側に凹面を向けた負レンズを有するよう
に構成されることが望ましい。
配置される前方レンズ群と、最も第2物体側に配置され
る後方レンズ群とを有し、第4レンズ群中の前方レンズ
群と第4レンズ群中の後方レンズ群との間には、第1物
体側から順に、第1及び第2の負レンズを有する中間レ
ンズ群が配置され、前方レンズ群は、第2物体側に凹面
を向けた2枚の負メニスカスレンズを有し、後方レンズ
群は、第1物体側に凹面を向けた負レンズを有するよう
に構成されることが望ましい。
【0024】ここで、第4レンズ群中の中間レンズ群に
おける第1の負レンズの焦点距離をf4Aとし、第4レン
ズ群中の中間レンズ群における第2の負レンズの焦点距
離をf4Bとするとき、第4レンズ群中の第1及び第2の
負レンズは、以下の条件を満足することが望ましい。 (8) 0.05<f4A/f4B<20 条件(8)の下限を越えると、第1の負レンズの屈折力
が第2の負レンズの屈折力に対して相対的に強くなり、
第1の負レンズによって、高次の球面収差及び高次のコ
マ収差が発生する。より高次の球面収差及び高次のコマ
収差の発生を抑えるためには、上記条件(8)の下限値
を0.1とし、0.1<f4A/f4Bとすることが好まし
い。一方、条件(8)の上限を越えると、第2の負レン
ズの屈折力が第1の負レンズの屈折力に対して相対的に
強くなり、第2の負レンズによって、高次の球面収差及
び高次のコマ収差が発生する。より、高次の球面収差及
び高次のコマ収差の発生を抑えるためには、上記条件
(8)の上限値を10とし、f4A/f4B<10とするこ
とが好ましい。
おける第1の負レンズの焦点距離をf4Aとし、第4レン
ズ群中の中間レンズ群における第2の負レンズの焦点距
離をf4Bとするとき、第4レンズ群中の第1及び第2の
負レンズは、以下の条件を満足することが望ましい。 (8) 0.05<f4A/f4B<20 条件(8)の下限を越えると、第1の負レンズの屈折力
が第2の負レンズの屈折力に対して相対的に強くなり、
第1の負レンズによって、高次の球面収差及び高次のコ
マ収差が発生する。より高次の球面収差及び高次のコマ
収差の発生を抑えるためには、上記条件(8)の下限値
を0.1とし、0.1<f4A/f4Bとすることが好まし
い。一方、条件(8)の上限を越えると、第2の負レン
ズの屈折力が第1の負レンズの屈折力に対して相対的に
強くなり、第2の負レンズによって、高次の球面収差及
び高次のコマ収差が発生する。より、高次の球面収差及
び高次のコマ収差の発生を抑えるためには、上記条件
(8)の上限値を10とし、f4A/f4B<10とするこ
とが好ましい。
【0025】また、第2レンズ群中の前方レンズは、前
方レンズの第1物体側の面の曲率半径をr2Ff とし、前
方レンズの第2物体側の面の曲率半径をr2Fr とすると
き、以下の条件を満足することが好ましい。 (9) 1.00≦(r2Ff −r2Fr )/(r2Ff +r2Fr )<5.0 この条件(9)の下限を越えると、瞳の球面収差の補正
を十分に行うことができなくなるため好ましくない。一
方、この条件(9)の上限を越えると、コマ収差が発生
するため好ましくない。
方レンズの第1物体側の面の曲率半径をr2Ff とし、前
方レンズの第2物体側の面の曲率半径をr2Fr とすると
き、以下の条件を満足することが好ましい。 (9) 1.00≦(r2Ff −r2Fr )/(r2Ff +r2Fr )<5.0 この条件(9)の下限を越えると、瞳の球面収差の補正
を十分に行うことができなくなるため好ましくない。一
方、この条件(9)の上限を越えると、コマ収差が発生
するため好ましくない。
【0026】また、第4レンズ群は、最も第1物体側に
配置されて第2物体側に凹面を向けた負レンズを有する
前方レンズ群と、最も第2物体側に配置されて第1物体
側に凹面を向けた負レンズを有する後方レンズ群とを有
し、第4レンズ群中の前方レンズ群と第4レンズ群中の
後方レンズ群との間には、負レンズと、この負レンズの
凹面に隣接する凸面を持つ正レンズとを有する中間レン
ズ群が配置されるように構成されることが好ましく、中
間レンズ群中の負レンズの凹面の曲率半径をr 4Nとし、
中間レンズ群中の正レンズの凸面の曲率半径をr4Pとす
るとき、 (10) −0.9<(r4N−r4P)/(r4N+r4P)<0.9 の条件を満足するように構成されることが好ましい。た
だし、中間レンズ群中の負レンズの凹面または中間レン
ズ群中の正レンズの凸面は、 (11) |r4N/L|<2.0 (12) |r4P/L|<2.0 の条件の少なくとも一方を満足するように構成される。
配置されて第2物体側に凹面を向けた負レンズを有する
前方レンズ群と、最も第2物体側に配置されて第1物体
側に凹面を向けた負レンズを有する後方レンズ群とを有
し、第4レンズ群中の前方レンズ群と第4レンズ群中の
後方レンズ群との間には、負レンズと、この負レンズの
凹面に隣接する凸面を持つ正レンズとを有する中間レン
ズ群が配置されるように構成されることが好ましく、中
間レンズ群中の負レンズの凹面の曲率半径をr 4Nとし、
中間レンズ群中の正レンズの凸面の曲率半径をr4Pとす
るとき、 (10) −0.9<(r4N−r4P)/(r4N+r4P)<0.9 の条件を満足するように構成されることが好ましい。た
だし、中間レンズ群中の負レンズの凹面または中間レン
ズ群中の正レンズの凸面は、 (11) |r4N/L|<2.0 (12) |r4P/L|<2.0 の条件の少なくとも一方を満足するように構成される。
【0027】条件(10)〜(12)は、中間レンズ群
中の負レンズの凹面と中間レンズ群中の正レンズの凸面
とによって形成される気体レンズの最適な形状を規定す
るものである。条件(11)または(12)を満足する
場合、この気体レンズにて高次の球面収差の補正を行う
ことができる。さらに高次の球面収差の補正を行なうた
めには、条件(11)及び条件(12)の上限を0.8
とし、|r4N/L|<0.8、|r4P/L|<0.8と
することが望ましい。ここで、条件(10)の上下限を
越える場合には、コマ収差の発生を招くため好ましくな
い。条件(11)及び条件(12)を共に満足しない場
合には、条件(10)を満足している場合であっても、
高次の球面収差の補正を行うことができず好ましくな
い。
中の負レンズの凹面と中間レンズ群中の正レンズの凸面
とによって形成される気体レンズの最適な形状を規定す
るものである。条件(11)または(12)を満足する
場合、この気体レンズにて高次の球面収差の補正を行う
ことができる。さらに高次の球面収差の補正を行なうた
めには、条件(11)及び条件(12)の上限を0.8
とし、|r4N/L|<0.8、|r4P/L|<0.8と
することが望ましい。ここで、条件(10)の上下限を
越える場合には、コマ収差の発生を招くため好ましくな
い。条件(11)及び条件(12)を共に満足しない場
合には、条件(10)を満足している場合であっても、
高次の球面収差の補正を行うことができず好ましくな
い。
【0028】また、第2レンズ群中の中間レンズ群にお
ける負の屈折力を持つ第2レンズの焦点距離をf22と
し、第2レンズ群中の中間レンズ群における負の屈折力
を持つ第3レンズの焦点距離をf23とするとき、以下の
条件(13)を満足することがより望ましい。 (13) 0.1<f22/f23<10 条件(13)の下限を越えると、負の第2レンズの屈折
力が負の第3レンズの屈折力に対して相対的に強くな
り、負の第2レンズにて、コマ収差と負のディストーシ
ョンが大きく発生する。より負のディストーションをバ
ランス良く補正するためには、上記条件(13)の下限
値を0.7として、0.7<f22/f23とすることが好
ましい。この条件(13)の上限を越えると、負の第3
レンズの屈折力が負の第2レンズの屈折力に対して相対
的に強くなり、負の第3レンズにてコマ収差と負のディ
ストーションが大きく発生する。コマ収差を良好に補正
しながら、より負のディストーションをバランス良く補
正するためには、上記条件(13)の上限値を1.5と
して、f24/f23<1.5とすることが好ましい。
ける負の屈折力を持つ第2レンズの焦点距離をf22と
し、第2レンズ群中の中間レンズ群における負の屈折力
を持つ第3レンズの焦点距離をf23とするとき、以下の
条件(13)を満足することがより望ましい。 (13) 0.1<f22/f23<10 条件(13)の下限を越えると、負の第2レンズの屈折
力が負の第3レンズの屈折力に対して相対的に強くな
り、負の第2レンズにて、コマ収差と負のディストーシ
ョンが大きく発生する。より負のディストーションをバ
ランス良く補正するためには、上記条件(13)の下限
値を0.7として、0.7<f22/f23とすることが好
ましい。この条件(13)の上限を越えると、負の第3
レンズの屈折力が負の第2レンズの屈折力に対して相対
的に強くなり、負の第3レンズにてコマ収差と負のディ
ストーションが大きく発生する。コマ収差を良好に補正
しながら、より負のディストーションをバランス良く補
正するためには、上記条件(13)の上限値を1.5と
して、f24/f23<1.5とすることが好ましい。
【0029】また、主に3次の球面収差を良好に補正す
るためには、正の屈折力を持つ第5レンズ群は、負メニ
スカスレンズと、その負メニスカスレンズの凹面と隣接
して配置されかつその負メニスカスレンズの凹面と対向
する凸面を持つ正レンズとを有し、第5レンズ群中の負
メニスカスレンズにおける凹面の曲率半径r5nとし、第
5レンズ群中の負メニスカスレンズの凹面に隣接して配
置された正レンズにおける負メニスカスレンズの凹面と
対向する凸面の曲率半径r5pとするとき、以下の条件
(14)を満足することがより望ましい。 (14) 0<(r5p−r5n)/(r5p+r5n)<1 条件(14)の下限を越えると、3次の球面収差が補正
不足となり、逆に条件(14)の上限を越えると、3次
の球面収差が補正過剰となり、好ましくない。ここで、
3次の球面収差をより良好に補正するためには、条件
(14)の下限値を0.01として、0.01<(r5p
−r5n)/(r5p+r5n)とすることがさらに好まし
く、条件(14)の上限値を0.7として、(r5p−r
5n)/(r5p+r5n)<0.7とすることがさらに好ま
しい。
るためには、正の屈折力を持つ第5レンズ群は、負メニ
スカスレンズと、その負メニスカスレンズの凹面と隣接
して配置されかつその負メニスカスレンズの凹面と対向
する凸面を持つ正レンズとを有し、第5レンズ群中の負
メニスカスレンズにおける凹面の曲率半径r5nとし、第
5レンズ群中の負メニスカスレンズの凹面に隣接して配
置された正レンズにおける負メニスカスレンズの凹面と
対向する凸面の曲率半径r5pとするとき、以下の条件
(14)を満足することがより望ましい。 (14) 0<(r5p−r5n)/(r5p+r5n)<1 条件(14)の下限を越えると、3次の球面収差が補正
不足となり、逆に条件(14)の上限を越えると、3次
の球面収差が補正過剰となり、好ましくない。ここで、
3次の球面収差をより良好に補正するためには、条件
(14)の下限値を0.01として、0.01<(r5p
−r5n)/(r5p+r5n)とすることがさらに好まし
く、条件(14)の上限値を0.7として、(r5p−r
5n)/(r5p+r5n)<0.7とすることがさらに好ま
しい。
【0030】ここで、第5レンズ群中の少なくとも1枚
の正レンズと、第5レンズ群中の少なくとも1枚の正レ
ンズとの間には、負メニスカスレンズと、負メニスカス
レンズの凹面に隣接する正レンズとが配置されることが
好ましい。この構成により、高NAに応じて発生しがち
な高次の球面収差の発生を抑えることができる。また、
第5レンズ群は、この最も第2物体側において、第2物
体側に凹面を向けた負レンズを有することが望ましい。
これによって、第5レンズ群中の最も第2物体側に位置
する負レンズにて、正のディストーション並びに負のペ
ッツバール和を発生させることが可能となるため、第5
レンズ群中の正レンズにて発生する負のディストーショ
ン並びに正のペッツバール和を相殺することが可能とな
る。
の正レンズと、第5レンズ群中の少なくとも1枚の正レ
ンズとの間には、負メニスカスレンズと、負メニスカス
レンズの凹面に隣接する正レンズとが配置されることが
好ましい。この構成により、高NAに応じて発生しがち
な高次の球面収差の発生を抑えることができる。また、
第5レンズ群は、この最も第2物体側において、第2物
体側に凹面を向けた負レンズを有することが望ましい。
これによって、第5レンズ群中の最も第2物体側に位置
する負レンズにて、正のディストーション並びに負のペ
ッツバール和を発生させることが可能となるため、第5
レンズ群中の正レンズにて発生する負のディストーショ
ン並びに正のペッツバール和を相殺することが可能とな
る。
【0031】このとき、第6レンズ群の最も第1物体側
に位置するレンズにおいて、高次の球面収差を発生させ
ずに負のディストーションを抑えるためには、最も第1
物体側のレンズ面は第1物体側に凸面を向けた形状を有
することが望ましく、第5レンズ群の最も第2物体側に
配置される負レンズの第2物体側の曲率半径をr5Rと
し、第6レンズ群の最も第1物体側に位置するレンズの
第1物体側(第6レンズ群の最も第1物体側のレンズ
面)の曲率半径をr6Fとするとき、以下の条件を満足す
ることがより望ましい。 (15) −0.90<(r5R−r6F)/(r5R+r6F)<−0.001 この条件(15)は、第5レンズ群と第6レンズ群との
間に形成される気体レンズの最適な形状を規定するもの
であり、この条件(15)の下限を越えると、第5レン
ズ群の最も第2物体側に配置される負レンズの第2物体
側の凹面の曲率が強くなり、高次のコマ収差が発生す
る。この条件(15)の上限を越えると、第5レンズ群
と第6レンズ群との間に形成される気体レンズ自体の屈
折力が弱くなり、この気体レンズでの正のディストーシ
ョンの発生量が小さくなり、第5レンズ群中の正レンズ
にて発生する負のディストーションを良好に補正するこ
とが困難となる。なお、高次のコマ収差の発生をより十
分に抑えるためには、上記条件(15)の下限値を−
0.30として、−0.30<(r5R−r6F)/(r5R
+r6F)とすることが好ましい。
に位置するレンズにおいて、高次の球面収差を発生させ
ずに負のディストーションを抑えるためには、最も第1
物体側のレンズ面は第1物体側に凸面を向けた形状を有
することが望ましく、第5レンズ群の最も第2物体側に
配置される負レンズの第2物体側の曲率半径をr5Rと
し、第6レンズ群の最も第1物体側に位置するレンズの
第1物体側(第6レンズ群の最も第1物体側のレンズ
面)の曲率半径をr6Fとするとき、以下の条件を満足す
ることがより望ましい。 (15) −0.90<(r5R−r6F)/(r5R+r6F)<−0.001 この条件(15)は、第5レンズ群と第6レンズ群との
間に形成される気体レンズの最適な形状を規定するもの
であり、この条件(15)の下限を越えると、第5レン
ズ群の最も第2物体側に配置される負レンズの第2物体
側の凹面の曲率が強くなり、高次のコマ収差が発生す
る。この条件(15)の上限を越えると、第5レンズ群
と第6レンズ群との間に形成される気体レンズ自体の屈
折力が弱くなり、この気体レンズでの正のディストーシ
ョンの発生量が小さくなり、第5レンズ群中の正レンズ
にて発生する負のディストーションを良好に補正するこ
とが困難となる。なお、高次のコマ収差の発生をより十
分に抑えるためには、上記条件(15)の下限値を−
0.30として、−0.30<(r5R−r6F)/(r5R
+r6F)とすることが好ましい。
【0032】また、第5レンズ群と第6レンズ群との間
のレンズ群間隔(第5レンズ群中の最も第2物体側に位
置する負レンズにおける第2物体側のレンズ面から、第
6レンズ群の最も第1物体側に位置するレンズにおける
第1物体側のレンズ面までの軸上距離)をd56とし、第
1物体(レチクル等)から第2物体(ウェハ等)までの
距離(物像間距離)をLとするとき、以下の条件(1
6)を満足することがさらに好ましい。 (16) d56/L<0.017 この条件(16)の上限を越えると、第5レンズ群と第
6レンズ群との間のレンズ群間隔が大きくなり、正のデ
ィストーションの発生量が小さくなる。この結果、第5
レンズ群中の正レンズにて発生する負のディストーショ
ンをバランス良く補正することが困難となる。
のレンズ群間隔(第5レンズ群中の最も第2物体側に位
置する負レンズにおける第2物体側のレンズ面から、第
6レンズ群の最も第1物体側に位置するレンズにおける
第1物体側のレンズ面までの軸上距離)をd56とし、第
1物体(レチクル等)から第2物体(ウェハ等)までの
距離(物像間距離)をLとするとき、以下の条件(1
6)を満足することがさらに好ましい。 (16) d56/L<0.017 この条件(16)の上限を越えると、第5レンズ群と第
6レンズ群との間のレンズ群間隔が大きくなり、正のデ
ィストーションの発生量が小さくなる。この結果、第5
レンズ群中の正レンズにて発生する負のディストーショ
ンをバランス良く補正することが困難となる。
【0033】また、第6レンズ群の最も第1物体側のレ
ンズ面の曲率半径をr6Fとし、第6レンズ群の最も第1
物体側のレンズ面から第2物体までの軸上距離をd6 と
するとき、以下の条件を満足することがより好ましい。 (17) 0.50<d6 /r6F<1.50 この条件(17)の下限を越えると、第6レンズ群の最
も第1物体側のレンズ面の正の屈折力が強くなり過ぎる
ため、負のディストーション及びコマ収差が大きく発生
する。この条件(17)の上限を越えると、第6レンズ
群の最も第1物体側のレンズ面の正の屈折力が弱くなり
過ぎるため、コマ収差が大きく発生する。なお、よりコ
マ収差の発生を抑えるためには条件(17)の下限値を
0.84として、0.84<d6 /r6Fとすることが望
ましい。
ンズ面の曲率半径をr6Fとし、第6レンズ群の最も第1
物体側のレンズ面から第2物体までの軸上距離をd6 と
するとき、以下の条件を満足することがより好ましい。 (17) 0.50<d6 /r6F<1.50 この条件(17)の下限を越えると、第6レンズ群の最
も第1物体側のレンズ面の正の屈折力が強くなり過ぎる
ため、負のディストーション及びコマ収差が大きく発生
する。この条件(17)の上限を越えると、第6レンズ
群の最も第1物体側のレンズ面の正の屈折力が弱くなり
過ぎるため、コマ収差が大きく発生する。なお、よりコ
マ収差の発生を抑えるためには条件(17)の下限値を
0.84として、0.84<d6 /r6Fとすることが望
ましい。
【0034】また、第5レンズ群中の最も第2物体側に
位置する負レンズにおける第1物体側の曲率半径を
r5F、第5レンズ群中の最も第2物体側に位置する負レ
ンズにおける第2物体側の曲率半径をr5Rとするとき、
以下の条件(18)を満足することが望ましい。 (18) 0.30<(r5F−r5R)/(r5F+r5R)<1.28 この条件(18)の下限を越えると、ペッツバール和及
びコマ収差を共に補正することが困難となり、この条件
(18)の上限を越えると、高次のコマ収差が大きく発
生するため好ましくない。より高次のコマ収差の発生を
防ぐためには、条件(18)の上限値を0.93とし、
(r5F−r5R)/(r5F+r5R)<0.93とすること
が好ましい。
位置する負レンズにおける第1物体側の曲率半径を
r5F、第5レンズ群中の最も第2物体側に位置する負レ
ンズにおける第2物体側の曲率半径をr5Rとするとき、
以下の条件(18)を満足することが望ましい。 (18) 0.30<(r5F−r5R)/(r5F+r5R)<1.28 この条件(18)の下限を越えると、ペッツバール和及
びコマ収差を共に補正することが困難となり、この条件
(18)の上限を越えると、高次のコマ収差が大きく発
生するため好ましくない。より高次のコマ収差の発生を
防ぐためには、条件(18)の上限値を0.93とし、
(r5F−r5R)/(r5F+r5R)<0.93とすること
が好ましい。
【0035】また、第2レンズ群中の中間レンズ群中の
正の屈折力の第1レンズの焦点距離をf21とし、第1物
体から第2物体までの距離をLとするとき、以下の条件
(19)を満足することがより好ましい。 (19) 0.230<f21/L<0.40 条件(19)の下限を越えると、正のディストーション
が発生し、条件(19)の上限を越えると、負のディス
トーションが発生するため好ましくない。さらに負のデ
ィストーションを補正するためには、第1レンズの第2
物体側のレンズ面は第2物体側に凸面を向けたレンズ形
状にすることが望ましい。
正の屈折力の第1レンズの焦点距離をf21とし、第1物
体から第2物体までの距離をLとするとき、以下の条件
(19)を満足することがより好ましい。 (19) 0.230<f21/L<0.40 条件(19)の下限を越えると、正のディストーション
が発生し、条件(19)の上限を越えると、負のディス
トーションが発生するため好ましくない。さらに負のデ
ィストーションを補正するためには、第1レンズの第2
物体側のレンズ面は第2物体側に凸面を向けたレンズ形
状にすることが望ましい。
【0036】また、第2レンズ群中の前方レンズ及び後
方レンズは、第2レンズ群中の最も第1物体側に配置さ
れて第2物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ前方レ
ンズの焦点距離をf2F、第2レンズ群中の最も第2物体
側に配置されて第2物体側に凹面を向けた負の屈折力を
持つ後方レンズの焦点距離をf2Rとするとき、以下の条
件を満足することが好ましい。 (20) 0≦f2F/f2R<18 条件(20)では、第2レンズ群中の後方レンズの焦点
距離f2Rと第2レンズ群中の前方レンズの焦点距離をf
2Fとの最適な比率を規定している。この条件(20)の
下限及び上限を越えると、第1レンズ群或いは第3レン
ズ群の屈折力のバランスが崩れ、ディストーションを良
好に補正すること或いはペッツバール和と非点収差とを
同時に良好に補正することが困難となる。
方レンズは、第2レンズ群中の最も第1物体側に配置さ
れて第2物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ前方レ
ンズの焦点距離をf2F、第2レンズ群中の最も第2物体
側に配置されて第2物体側に凹面を向けた負の屈折力を
持つ後方レンズの焦点距離をf2Rとするとき、以下の条
件を満足することが好ましい。 (20) 0≦f2F/f2R<18 条件(20)では、第2レンズ群中の後方レンズの焦点
距離f2Rと第2レンズ群中の前方レンズの焦点距離をf
2Fとの最適な比率を規定している。この条件(20)の
下限及び上限を越えると、第1レンズ群或いは第3レン
ズ群の屈折力のバランスが崩れ、ディストーションを良
好に補正すること或いはペッツバール和と非点収差とを
同時に良好に補正することが困難となる。
【0037】なお、ペッツバール和をさらに良好に補正
するためには、第2レンズ群中の中間レンズ群は、負の
屈折力を有することが好ましい。また、以上の各レンズ
群において、十分なる収差機能を果たさせるには、具体
的には、以下の構成とすることが望ましい。まず、第1
レンズ群において高次のディストーション並びに瞳の球
面収差の発生を抑える機能を持たせるには、この第1レ
ンズ群は、少なくとも2枚の正レンズを有することが好
ましく、第3レンズ群において球面収差及びペッツバー
ル和の悪化を抑える機能を持たせるには、この第3レン
ズ群は、少なくとも3枚の正レンズを有することが好ま
しく、さらには、第4レンズ群においてペッツバール和
を補正しつつコマ収差の発生を抑える機能を持たせるに
は、この第4レンズ群は、少なくとも3枚の負レンズを
有することが好ましい。また、第5レンズ群において負
のディストーション及び球面収差の発生を抑える機能を
持たせるには、この第5レンズ群は、少なくとも5枚の
正レンズを有することが好ましく、さらに第5レンズ群
において、負のディストーションとペッツバール和とを
補正する機能を持たせるには、この第5レンズ群は、少
なくとも1枚の負レンズとを有することが好ましい。ま
た、第6レンズ群において球面収差を大きく発生しない
ように第2物体上に集光させるには、この第6レンズ群
は、少なくとも1枚の正レンズを有することが好まし
い。
するためには、第2レンズ群中の中間レンズ群は、負の
屈折力を有することが好ましい。また、以上の各レンズ
群において、十分なる収差機能を果たさせるには、具体
的には、以下の構成とすることが望ましい。まず、第1
レンズ群において高次のディストーション並びに瞳の球
面収差の発生を抑える機能を持たせるには、この第1レ
ンズ群は、少なくとも2枚の正レンズを有することが好
ましく、第3レンズ群において球面収差及びペッツバー
ル和の悪化を抑える機能を持たせるには、この第3レン
ズ群は、少なくとも3枚の正レンズを有することが好ま
しく、さらには、第4レンズ群においてペッツバール和
を補正しつつコマ収差の発生を抑える機能を持たせるに
は、この第4レンズ群は、少なくとも3枚の負レンズを
有することが好ましい。また、第5レンズ群において負
のディストーション及び球面収差の発生を抑える機能を
持たせるには、この第5レンズ群は、少なくとも5枚の
正レンズを有することが好ましく、さらに第5レンズ群
において、負のディストーションとペッツバール和とを
補正する機能を持たせるには、この第5レンズ群は、少
なくとも1枚の負レンズとを有することが好ましい。ま
た、第6レンズ群において球面収差を大きく発生しない
ように第2物体上に集光させるには、この第6レンズ群
は、少なくとも1枚の正レンズを有することが好まし
い。
【0038】また、コンパクト化を図る上では、第2レ
ンズ群中の中間レンズ群の負レンズを2枚のみから構成
することが望ましい。第6レンズ群において、さらに負
のディストーションの発生を抑える機能を持たせるに
は、この第6レンズ群は、以下の条件(21)を満足す
るレンズ面を少なくとも1面有する3枚以下のレンズか
ら構成されることが好ましい。 (21) 1/|φL|<20 但し、φ:レンズ面の屈折力、 L:第1物体から第2物体までの距離(物像間距離)、 である。尚、ここで言う、レンズ面の屈折力とは、その
レンズ面の曲率半径をrとし、そのレンズ面の第1物体
側の媒質の屈折率をn1 とし、そのレンズ面の第2物体
側の媒質をn2 とするとき、次式にて与えられるもので
ある。
ンズ群中の中間レンズ群の負レンズを2枚のみから構成
することが望ましい。第6レンズ群において、さらに負
のディストーションの発生を抑える機能を持たせるに
は、この第6レンズ群は、以下の条件(21)を満足す
るレンズ面を少なくとも1面有する3枚以下のレンズか
ら構成されることが好ましい。 (21) 1/|φL|<20 但し、φ:レンズ面の屈折力、 L:第1物体から第2物体までの距離(物像間距離)、 である。尚、ここで言う、レンズ面の屈折力とは、その
レンズ面の曲率半径をrとし、そのレンズ面の第1物体
側の媒質の屈折率をn1 とし、そのレンズ面の第2物体
側の媒質をn2 とするとき、次式にて与えられるもので
ある。
【0039】φ=(n2 −n1 )/r
ここで、この条件(21)を満足するレンズ面を有する
レンズが4枚以上となる場合には、第2物体の近傍に配
置されるある程度の曲率を持つレンズ面が増すことにな
り、ディストーションの発生を招くため好ましくない。
レンズが4枚以上となる場合には、第2物体の近傍に配
置されるある程度の曲率を持つレンズ面が増すことにな
り、ディストーションの発生を招くため好ましくない。
【0040】
【実施例】次に、本発明による実施例について詳述す
る。本発明の各実施例における投影光学系は、図1に示
す露光装置に適用したものである。まず、図1について
簡単に説明すると、図示の如く、投影光学系PLの物体
面には所定の回路パターンが形成された投影原版として
のレチクルR(第1物体)が配置されており、投影光学
系PLの像面には基板としてのウェハW(第2物体)が
配置されている。ここで、レチクルRはレチクルステー
ジRS上に保持されており、ウェハWは2次元方向に移
動可能に構成されたウェハステージWS上に保持されて
いる。また、レチクルRの上方には、レチクルRを均一
照明するための照明光学系装置ISが配置されている。
る。本発明の各実施例における投影光学系は、図1に示
す露光装置に適用したものである。まず、図1について
簡単に説明すると、図示の如く、投影光学系PLの物体
面には所定の回路パターンが形成された投影原版として
のレチクルR(第1物体)が配置されており、投影光学
系PLの像面には基板としてのウェハW(第2物体)が
配置されている。ここで、レチクルRはレチクルステー
ジRS上に保持されており、ウェハWは2次元方向に移
動可能に構成されたウェハステージWS上に保持されて
いる。また、レチクルRの上方には、レチクルRを均一
照明するための照明光学系装置ISが配置されている。
【0041】以上の構成により、照明光学装置ISから
供給される光は、レチクルRを照明し、投影光学系PL
の瞳位置(開口絞りASの位置)には照明光学装置IS
中の光源の像が形成される。すなわち、照明光学装置I
Sは、レチクルRをケーラー照明のもとで均一照明す
る。そして、投影光学系PLにより、ケーラー照明され
たレチクルRのパターン像がウェハW上に露光(転写)
される。
供給される光は、レチクルRを照明し、投影光学系PL
の瞳位置(開口絞りASの位置)には照明光学装置IS
中の光源の像が形成される。すなわち、照明光学装置I
Sは、レチクルRをケーラー照明のもとで均一照明す
る。そして、投影光学系PLにより、ケーラー照明され
たレチクルRのパターン像がウェハW上に露光(転写)
される。
【0042】本実施例では、照明光学装置IS内部に配
置される光源として、i線(365nm)を供給する水銀ラン
プとしたときの投影光学系の例を示している。以下、図
2〜図5を参照して、各実施例の投影光学系の構成につ
いて説明する。尚、図2〜図5は、それぞれ本発明によ
る第1〜第4実施例の投影光学系のレンズ構成図であ
る。
置される光源として、i線(365nm)を供給する水銀ラン
プとしたときの投影光学系の例を示している。以下、図
2〜図5を参照して、各実施例の投影光学系の構成につ
いて説明する。尚、図2〜図5は、それぞれ本発明によ
る第1〜第4実施例の投影光学系のレンズ構成図であ
る。
【0043】図2〜図5に示す如く、各実施例の投影光
学系は、第1物体としてのレチクルR側から順に、正の
屈折力を持つ第1レンズ群G1 と、負の屈折力を持つ第
2レンズ群G2 と、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3
と、負の屈折力を持つ第4レンズ群G4 と、正の屈折力
を持つ第5レンズ群G5 と、正の屈折力を持つ第6レン
ズ群G6 とを有し、物体側(レチクルR側)及び像側
(ウェハW側)において実質的にテレセントリックとな
っており、縮小倍率を有するものである。
学系は、第1物体としてのレチクルR側から順に、正の
屈折力を持つ第1レンズ群G1 と、負の屈折力を持つ第
2レンズ群G2 と、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3
と、負の屈折力を持つ第4レンズ群G4 と、正の屈折力
を持つ第5レンズ群G5 と、正の屈折力を持つ第6レン
ズ群G6 とを有し、物体側(レチクルR側)及び像側
(ウェハW側)において実質的にテレセントリックとな
っており、縮小倍率を有するものである。
【0044】図2〜図5に示す各実施例の投影光学系に
おいては、それぞれ物像間距離(物体面から像面までの
光軸に沿った距離、またはレチクルRからウェハWまで
の光軸に沿った距離)Lが1100、像側の開口数NAが0.
57、投影倍率βが1/5、ウェハWでの露光領域の直径
が31.2である。まず、図2に示す第1実施例の具体的な
レンズ構成について説明すると、第1レンズ群G1 は、
物体側から順に、像側に凹面を向けた形状の負メニスカ
スレンズL11と、物体側に凸面を向けた形状の正レンズ
(両凸形状の正レンズ)L12と、物体側に強い曲率の面
を向けた形状の2枚の正レンズ(両凸形状の正レンズ)
L13,L14とを有している。
おいては、それぞれ物像間距離(物体面から像面までの
光軸に沿った距離、またはレチクルRからウェハWまで
の光軸に沿った距離)Lが1100、像側の開口数NAが0.
57、投影倍率βが1/5、ウェハWでの露光領域の直径
が31.2である。まず、図2に示す第1実施例の具体的な
レンズ構成について説明すると、第1レンズ群G1 は、
物体側から順に、像側に凹面を向けた形状の負メニスカ
スレンズL11と、物体側に凸面を向けた形状の正レンズ
(両凸形状の正レンズ)L12と、物体側に強い曲率の面
を向けた形状の2枚の正レンズ(両凸形状の正レンズ)
L13,L14とを有している。
【0045】そして、第2レンズ群G2 は、最も物体側
に配置されて像側に凹面を向けた形状の負レンズ(両凹
形状の負レンズ:前方レンズ)L2Fと、最も像側に配置
されて物体側に凹面を向けた形状の負メニスカスレンズ
(後方レンズ)L2Rと、これらの負レンズL2Fと負レン
ズL2Rとの間に配置されて負の屈折力を持つ中間レンズ
群G2Mとを有している。この中間レンズ群G2Mは、物体
側から順に、像側に強い曲率の面を向けた形状の正レン
ズ(両凸形状の正レンズ:第1レンズ)LM1と、像側に
強い曲率の面を向けた形状の負レンズ(両凹形状の負レ
ンズ:第2レンズ)LM2と、物体側に強い曲率の面を向
けた形状の負レンズ(両凹形状の負レンズ:第3レン
ズ)LM3とを有している。
に配置されて像側に凹面を向けた形状の負レンズ(両凹
形状の負レンズ:前方レンズ)L2Fと、最も像側に配置
されて物体側に凹面を向けた形状の負メニスカスレンズ
(後方レンズ)L2Rと、これらの負レンズL2Fと負レン
ズL2Rとの間に配置されて負の屈折力を持つ中間レンズ
群G2Mとを有している。この中間レンズ群G2Mは、物体
側から順に、像側に強い曲率の面を向けた形状の正レン
ズ(両凸形状の正レンズ:第1レンズ)LM1と、像側に
強い曲率の面を向けた形状の負レンズ(両凹形状の負レ
ンズ:第2レンズ)LM2と、物体側に強い曲率の面を向
けた形状の負レンズ(両凹形状の負レンズ:第3レン
ズ)LM3とを有している。
【0046】また、第3レンズ群G3 は、物体側から順
に、像側に強い曲率の面を向けた形状の2枚の正レンズ
(正メニスカスレンズ)L31,L32と、両凸形状の正レ
ンズL33と、物体側に強い曲率の面を向けた形状の正レ
ンズ(両凸形状の正レンズ)L34と、物体側に強い曲率
の面を向けた形状の正レンズ(正メニスカスレンズ)L
35とを有している。
に、像側に強い曲率の面を向けた形状の2枚の正レンズ
(正メニスカスレンズ)L31,L32と、両凸形状の正レ
ンズL33と、物体側に強い曲率の面を向けた形状の正レ
ンズ(両凸形状の正レンズ)L34と、物体側に強い曲率
の面を向けた形状の正レンズ(正メニスカスレンズ)L
35とを有している。
【0047】第4レンズ群G4 は、物体側から順に、像
側に凹面を向けた2枚の負メニスカスレンズ(前方レン
ズ群)L41,L42と、物体側に凹面を向けた形状の負レ
ンズ(負メニスカスレンズ:第1の負レンズ)L43と、
両凹形状の負レンズ(第2の負レンズ:像側に凹面を向
けた負レンズ)L44と、物体側に凸面を向けた正レンズ
(正メニスカスレンズ:負レンズL44の凹面に隣接する
凸面を持つ正レンズ)L45と、物体側に凹面を向けた形
状の負レンズ(両凹形状の負レンズ:後方レンズ群)L
46とを有している。
側に凹面を向けた2枚の負メニスカスレンズ(前方レン
ズ群)L41,L42と、物体側に凹面を向けた形状の負レ
ンズ(負メニスカスレンズ:第1の負レンズ)L43と、
両凹形状の負レンズ(第2の負レンズ:像側に凹面を向
けた負レンズ)L44と、物体側に凸面を向けた正レンズ
(正メニスカスレンズ:負レンズL44の凹面に隣接する
凸面を持つ正レンズ)L45と、物体側に凹面を向けた形
状の負レンズ(両凹形状の負レンズ:後方レンズ群)L
46とを有している。
【0048】第5レンズ群G5 は、物体側から順に、像
側に凸面を向けた形状の2枚の正レンズ(両凸形状の正
レンズ)L51,L52と、両凸形状の正レンズL53と、物
体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54と、物体側
により強い曲率の面を向けた形状の正レンズL55と、物
体側により強い曲率の面を向けた形状の2枚の正レンズ
(正メニスカスレンズ)L56,L57と、像側に凹面を向
けた負メニスカスレンズL58とを有している。
側に凸面を向けた形状の2枚の正レンズ(両凸形状の正
レンズ)L51,L52と、両凸形状の正レンズL53と、物
体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54と、物体側
により強い曲率の面を向けた形状の正レンズL55と、物
体側により強い曲率の面を向けた形状の2枚の正レンズ
(正メニスカスレンズ)L56,L57と、像側に凹面を向
けた負メニスカスレンズL58とを有している。
【0049】そして、第6レンズ群G6 は、物体側から
順に、物体側により強い曲率の面を向けた形状の正レン
ズ(両凸形状の正レンズ)L61と、物体側に凹面を向け
た形状の負レンズ(両凹形状の負レンズ)L62とから構
成される。本実施例においては、物体側に凸面を向けた
正メニスカスレンズL45と両凹形状の負レンズL46との
間、すなわち第4レンズ群中の中間レンズ群と第4レン
ズ群中の後方レンズ群との間に開口絞りASが配置され
る。
順に、物体側により強い曲率の面を向けた形状の正レン
ズ(両凸形状の正レンズ)L61と、物体側に凹面を向け
た形状の負レンズ(両凹形状の負レンズ)L62とから構
成される。本実施例においては、物体側に凸面を向けた
正メニスカスレンズL45と両凹形状の負レンズL46との
間、すなわち第4レンズ群中の中間レンズ群と第4レン
ズ群中の後方レンズ群との間に開口絞りASが配置され
る。
【0050】第1実施例の第1レンズ群G1 において
は、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11の凹面
と、両凸形状の正レンズL12の物体側のレンズ面とが同
程度の曲率を有しかつ比較的近接しており、これらの2
つのレンズ面が高次のディストーションを補正してい
る。また、第2レンズ群G2Mの正の屈折力を持つ第1レ
ンズLM1が像側に凸面を向けた形状のみならず物体側に
も凸面を向けた両凸形状で構成されているため、瞳の球
面収差の発生を抑えることができる。
は、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11の凹面
と、両凸形状の正レンズL12の物体側のレンズ面とが同
程度の曲率を有しかつ比較的近接しており、これらの2
つのレンズ面が高次のディストーションを補正してい
る。また、第2レンズ群G2Mの正の屈折力を持つ第1レ
ンズLM1が像側に凸面を向けた形状のみならず物体側に
も凸面を向けた両凸形状で構成されているため、瞳の球
面収差の発生を抑えることができる。
【0051】そして、第4レンズ群G4 では、負レンズ
(両凹形状の負レンズ)L44の物体側に凹面を像側に向
けた負メニスカスレンズL41を配置し、負レンズ(両凹
形状の負レンズ)L44の像側に凹面を物体側に向けた負
レンズL46を配置する構成であるため、コマ収差の発生
を抑えつつペッツバール和を補正することができる。第
1実施例においては、第4レンズ群G4 中の負メニスカ
スレンズL41の像側の凹面と負レンズL46の物体側の凹
面との間に開口絞りASを配置することによって、第3
レンズ群G3 から第6レンズ群G6 までのレンズ群を開
口絞りASを中心にして、多少の縮小倍率を掛けつつ対
称性をあまり崩さずに構成できるため、非対称収差、特
にコマ収差やディストーションの発生を抑制することが
できる。また、第5レンズ群G5 中の正レンズL53が、
負メニスカスレンズL54に対向する凸面を有し、かつ負
メニスカスレンズL54と反対側のレンズ面も凸面である
両凸形状であるため、高NA化に伴う高次の球面収差の
発生を抑えることができる。
(両凹形状の負レンズ)L44の物体側に凹面を像側に向
けた負メニスカスレンズL41を配置し、負レンズ(両凹
形状の負レンズ)L44の像側に凹面を物体側に向けた負
レンズL46を配置する構成であるため、コマ収差の発生
を抑えつつペッツバール和を補正することができる。第
1実施例においては、第4レンズ群G4 中の負メニスカ
スレンズL41の像側の凹面と負レンズL46の物体側の凹
面との間に開口絞りASを配置することによって、第3
レンズ群G3 から第6レンズ群G6 までのレンズ群を開
口絞りASを中心にして、多少の縮小倍率を掛けつつ対
称性をあまり崩さずに構成できるため、非対称収差、特
にコマ収差やディストーションの発生を抑制することが
できる。また、第5レンズ群G5 中の正レンズL53が、
負メニスカスレンズL54に対向する凸面を有し、かつ負
メニスカスレンズL54と反対側のレンズ面も凸面である
両凸形状であるため、高NA化に伴う高次の球面収差の
発生を抑えることができる。
【0052】図3に示す第2実施例の具体的なレンズ構
成は、先に述べた図2に示す第1実施例と類似したレン
ズ構成を有するが、第3レンズ群G3 は、物体側から順
に、像側に強い曲率の面を向けた形状の2枚の正レンズ
(正メニスカスレンズ)L31,L32と、両凸形状の正レ
ンズL33と、物体側に強い曲率の面を向けた形状の正レ
ンズ(両凸形状の正レンズ)L34と、物体側に強い曲率
の面を向けた形状の正レンズ(両凸形状の正レンズ)L
35とから構成されている点で異なる。
成は、先に述べた図2に示す第1実施例と類似したレン
ズ構成を有するが、第3レンズ群G3 は、物体側から順
に、像側に強い曲率の面を向けた形状の2枚の正レンズ
(正メニスカスレンズ)L31,L32と、両凸形状の正レ
ンズL33と、物体側に強い曲率の面を向けた形状の正レ
ンズ(両凸形状の正レンズ)L34と、物体側に強い曲率
の面を向けた形状の正レンズ(両凸形状の正レンズ)L
35とから構成されている点で異なる。
【0053】また、第2実施例において、第4レンズ群
G4 は、物体側から順に、像側に凹面を向けた2枚の負
メニスカスレンズ(前方レンズ群)L41,L42と、物体
側に凹面を向けた形状の負レンズ(両凹形状の負レン
ズ:第1の負レンズ)L43と、両凹形状の負レンズ(第
2の負レンズ:像側に凹面を向けた負レンズ)L44と、
物体側に凸面を向けた形状の正レンズ(正メニスカスレ
ンズ:負レンズL44の凹面に隣接する凸面を持つ正レン
ズ)L45と、物体側により強い凹面を向けた負レンズ
(両凹形状の負レンズ:後方レンズ群)L46とから構成
されている点で第1実施例のものとは異なるが、その機
能は前述の第1実施例のものと同様である。
G4 は、物体側から順に、像側に凹面を向けた2枚の負
メニスカスレンズ(前方レンズ群)L41,L42と、物体
側に凹面を向けた形状の負レンズ(両凹形状の負レン
ズ:第1の負レンズ)L43と、両凹形状の負レンズ(第
2の負レンズ:像側に凹面を向けた負レンズ)L44と、
物体側に凸面を向けた形状の正レンズ(正メニスカスレ
ンズ:負レンズL44の凹面に隣接する凸面を持つ正レン
ズ)L45と、物体側により強い凹面を向けた負レンズ
(両凹形状の負レンズ:後方レンズ群)L46とから構成
されている点で第1実施例のものとは異なるが、その機
能は前述の第1実施例のものと同様である。
【0054】尚、第2実施例における第1及び第2レン
ズ群G1,G2 、第5及び第6レンズ群G5,G6 は、上述
の第1実施例と同様の機能を達成している。図4に示す
第3実施例の具体的なレンズ構成は、先に述べた図2に
示す第1実施例と類似したレンズ構成を有するが、第1
レンズ群G1 は、物体側から順に、像側に凹面を向けた
形状の負メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向け
た形状の正レンズ(両凸形状の正レンズ)L12と、物体
側に強い曲率の面を向けた形状の正レンズ(平凸形状の
正レンズ)L13と、物体側に強い曲率の面を向けた形状
の正レンズ(両凸形状の正レンズ)L14とから構成され
る点で異なるが、その機能は前述の第1実施例のものと
同様である。
ズ群G1,G2 、第5及び第6レンズ群G5,G6 は、上述
の第1実施例と同様の機能を達成している。図4に示す
第3実施例の具体的なレンズ構成は、先に述べた図2に
示す第1実施例と類似したレンズ構成を有するが、第1
レンズ群G1 は、物体側から順に、像側に凹面を向けた
形状の負メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向け
た形状の正レンズ(両凸形状の正レンズ)L12と、物体
側に強い曲率の面を向けた形状の正レンズ(平凸形状の
正レンズ)L13と、物体側に強い曲率の面を向けた形状
の正レンズ(両凸形状の正レンズ)L14とから構成され
る点で異なるが、その機能は前述の第1実施例のものと
同様である。
【0055】なお、第3実施例における第2乃至第6レ
ンズ群G2 〜G6 は、上述の第1実施例と同様の機能を
達成している。図5の第4実施例の具体的なレンズ構成
は、先に述べた図2に示す第1実施例と類似したレンズ
構成を有するが、第4レンズ群G4 は、物体側から順
に、像側に凹面を向けた2枚の負メニスカスレンズ(前
方レンズ群)L41,L42と、物体側に凹面を向けた形状
の負レンズ(両凹形状の負レンズ:第1の負レンズ)L
43と、両凹形状の負レンズ(第2の負レンズ:像側に凹
面を向けた負レンズ)L44と、物体側に凸面を向けた正
レンズ(正メニスカスレンズ:負レンズL44の凹面と隣
接する凸面を持つ正レンズ)L45と、物体側に凹面を向
けた形状の負レンズ(両凹形状の負レンズ:後方レンズ
群)L46とから構成されている点で異なるが、その機能
は前述の第1実施例のものと同様である。
ンズ群G2 〜G6 は、上述の第1実施例と同様の機能を
達成している。図5の第4実施例の具体的なレンズ構成
は、先に述べた図2に示す第1実施例と類似したレンズ
構成を有するが、第4レンズ群G4 は、物体側から順
に、像側に凹面を向けた2枚の負メニスカスレンズ(前
方レンズ群)L41,L42と、物体側に凹面を向けた形状
の負レンズ(両凹形状の負レンズ:第1の負レンズ)L
43と、両凹形状の負レンズ(第2の負レンズ:像側に凹
面を向けた負レンズ)L44と、物体側に凸面を向けた正
レンズ(正メニスカスレンズ:負レンズL44の凹面と隣
接する凸面を持つ正レンズ)L45と、物体側に凹面を向
けた形状の負レンズ(両凹形状の負レンズ:後方レンズ
群)L46とから構成されている点で異なるが、その機能
は前述の第1実施例のものと同様である。
【0056】また、第4実施例において、第6レンズ群
G6 は、物体側から順に、物体側により強い曲率の面を
向けた形状の正レンズ(両凸形状の正レンズ)L61と、
物体側に凹面を向けた形状の負レンズ(負メニスカスレ
ンズ)L62とから構成されている点で第1実施例のもの
とは異なる。なお、第4実施例における第1乃至第3レ
ンズ群G1 〜G3 、第5レンズ群G 5 は、上述の第1実
施例と同様の機能を達成している。
G6 は、物体側から順に、物体側により強い曲率の面を
向けた形状の正レンズ(両凸形状の正レンズ)L61と、
物体側に凹面を向けた形状の負レンズ(負メニスカスレ
ンズ)L62とから構成されている点で第1実施例のもの
とは異なる。なお、第4実施例における第1乃至第3レ
ンズ群G1 〜G3 、第5レンズ群G 5 は、上述の第1実
施例と同様の機能を達成している。
【0057】以下の表1乃至表8において、それぞれ本
実施例における各実施例の諸元の値並びに条件対応値を
掲げる。但し、表中において、左端の数字は物体側(レ
チクルR側)からの順序を表し、rはレンズ面の曲率半
径、dはレンズ面間隔、nは露光波長λが365nm の場合
における硝材の屈折率、d0 は第1物体(レチクルR)
から第1レンズ群G1 の最も物体側(レチクルR側)の
レンズ面(第1レンズ面)までの光軸に沿った距離、β
は投影光学系の投影倍率、Bfは第6レンズ群G6 の最
も像側(ウェハW側)のレンズ面から像面(ウェハW
面)までの光軸に沿った距離、NAは投影光学系の像側
(ウェハW側)における開口数、Lは物体面(レチクル
R面)から像面(ウェハW面)までの物像間距離を表し
ている。また、表中において、f1 は第1レンズ群G1
の焦点距離、f2 は第2レンズ群G2 の焦点距離、f3
は第3レンズ群G3 の焦点距離、f4 は第4レンズ群G
4 の焦点距離、f5 は第5レンズ群G5 の焦点距離、f
6 は 第6レンズ群G6 の焦点距離、Lは物体面(レチ
クル面)から像面(ウェハ面)までの距離(物像間距
離)、Iは第1物体(レチクル)から投影光学系全体の
第1物体側焦点までの軸上距離(但し、投影光学系全体
の第1物体側焦点とは、投影光学系の光軸に関する近軸
領域での平行光を投影光学系の第2物体側から入射さ
せ、その近軸領域の光が投影光学系を射出する時に、そ
の射出光が光軸と交わる点を意味する)、f4Aは第4レ
ンズ群G4 中の中間レンズ群における第1の負レンズ
(L43)の焦点距離、f4Bは第4レンズ群G4 中の中間
レンズ群における第2の負レンズ(L44)焦点距離、r
2Ff は第2レンズ群G2 中の前方レンズL2Fの第1物体
側のレンズ面の曲率半径、r2Fr は第2レンズ群G2 中
の前方レンズL2Fの第2物体側のレンズ面の曲率半径、
r4Nは第4レンズ群G4 中の中間レンズ群における負レ
ンズ(L44)の第2物体側の凹面の曲率半径、r4Pは第
4レンズ群G4 中の中間レンズ群における正レンズ(L
45)の第1物体側の凸面の曲率半径、f22は第2レンズ
群中の負の屈折力を持つ第2レンズの焦点距離、f23は
第2レンズ群中の負の屈折力を持つ第3レンズの焦点距
離、r5nは第5レンズ群中の負メニスカスレンズにおけ
る凹面の曲率半径、r5pは第5レンズ群中の負メニスカ
スレンズの凹面に隣接して配置された正レンズにおける
負メニスカスレンズの凹面と対向する凸面の曲率半径、
r5Rは第5レンズ群の最も第2物体側に配置される負レ
ンズの第2物体側の曲率半径、r 6Fは第6レンズ群の最
も第1物体側に配置されるレンズの第1物体側の曲率半
径、d56は第5レンズ群と第6レンズ群との間のレンズ
群間隔、d6 は第6レンズ群の最も第1物体側のレンズ
面から第2物体までの軸上距離、r5Fは第5レンズ群中
の最も第2物体側に設けられた負レンズにおける第1物
体側の曲率半径、f 21は第2レンズ群内の中間レンズ群
における正の屈折力の第1レンズの焦点距離、f2Fは第
2レンズ群中の最も第1物体側に配置されて第2物体側
に凹面を向けた負の屈折力を持つ前方レンズの焦点距
離、f2Rは第2レンズ群中の最も第2物体側に配置され
て第1物体側に凹面を向けた負メニスカス形状の後方レ
ンズの焦点距離を表している。
実施例における各実施例の諸元の値並びに条件対応値を
掲げる。但し、表中において、左端の数字は物体側(レ
チクルR側)からの順序を表し、rはレンズ面の曲率半
径、dはレンズ面間隔、nは露光波長λが365nm の場合
における硝材の屈折率、d0 は第1物体(レチクルR)
から第1レンズ群G1 の最も物体側(レチクルR側)の
レンズ面(第1レンズ面)までの光軸に沿った距離、β
は投影光学系の投影倍率、Bfは第6レンズ群G6 の最
も像側(ウェハW側)のレンズ面から像面(ウェハW
面)までの光軸に沿った距離、NAは投影光学系の像側
(ウェハW側)における開口数、Lは物体面(レチクル
R面)から像面(ウェハW面)までの物像間距離を表し
ている。また、表中において、f1 は第1レンズ群G1
の焦点距離、f2 は第2レンズ群G2 の焦点距離、f3
は第3レンズ群G3 の焦点距離、f4 は第4レンズ群G
4 の焦点距離、f5 は第5レンズ群G5 の焦点距離、f
6 は 第6レンズ群G6 の焦点距離、Lは物体面(レチ
クル面)から像面(ウェハ面)までの距離(物像間距
離)、Iは第1物体(レチクル)から投影光学系全体の
第1物体側焦点までの軸上距離(但し、投影光学系全体
の第1物体側焦点とは、投影光学系の光軸に関する近軸
領域での平行光を投影光学系の第2物体側から入射さ
せ、その近軸領域の光が投影光学系を射出する時に、そ
の射出光が光軸と交わる点を意味する)、f4Aは第4レ
ンズ群G4 中の中間レンズ群における第1の負レンズ
(L43)の焦点距離、f4Bは第4レンズ群G4 中の中間
レンズ群における第2の負レンズ(L44)焦点距離、r
2Ff は第2レンズ群G2 中の前方レンズL2Fの第1物体
側のレンズ面の曲率半径、r2Fr は第2レンズ群G2 中
の前方レンズL2Fの第2物体側のレンズ面の曲率半径、
r4Nは第4レンズ群G4 中の中間レンズ群における負レ
ンズ(L44)の第2物体側の凹面の曲率半径、r4Pは第
4レンズ群G4 中の中間レンズ群における正レンズ(L
45)の第1物体側の凸面の曲率半径、f22は第2レンズ
群中の負の屈折力を持つ第2レンズの焦点距離、f23は
第2レンズ群中の負の屈折力を持つ第3レンズの焦点距
離、r5nは第5レンズ群中の負メニスカスレンズにおけ
る凹面の曲率半径、r5pは第5レンズ群中の負メニスカ
スレンズの凹面に隣接して配置された正レンズにおける
負メニスカスレンズの凹面と対向する凸面の曲率半径、
r5Rは第5レンズ群の最も第2物体側に配置される負レ
ンズの第2物体側の曲率半径、r 6Fは第6レンズ群の最
も第1物体側に配置されるレンズの第1物体側の曲率半
径、d56は第5レンズ群と第6レンズ群との間のレンズ
群間隔、d6 は第6レンズ群の最も第1物体側のレンズ
面から第2物体までの軸上距離、r5Fは第5レンズ群中
の最も第2物体側に設けられた負レンズにおける第1物
体側の曲率半径、f 21は第2レンズ群内の中間レンズ群
における正の屈折力の第1レンズの焦点距離、f2Fは第
2レンズ群中の最も第1物体側に配置されて第2物体側
に凹面を向けた負の屈折力を持つ前方レンズの焦点距
離、f2Rは第2レンズ群中の最も第2物体側に配置され
て第1物体側に凹面を向けた負メニスカス形状の後方レ
ンズの焦点距離を表している。
【0058】
【表1】
〔第1実施例〕
d0 = 94.97557
β =1/5
NA= 0.57
Bf= 22.68864
L = 1100
【0059】
【表2】
〔第1実施例の条件対応値〕
(1)f1 /L= 0.129
(2)f2 /L= -0.0299
(3)f3 /L= 0.106
(4)f4 /L= -0.0697
(5)f5 /L= 0.0804
(6)f6 /L= 0.143
(7)I/L= 2.02
(8)f4A/f4B= 4.24
(9)(r2Ff −r2Fr )/(r2Ff +r2Fr )= 1.
07 (10)(r4N−r4P)/(r4N+r4P)= -0.0926 (11)|r4N/L|= 0.328 (12)|r4P/L|= 0.395 (13)f22/f23= 1.16 (14)(r5p−r5n)/(r5p+r5n)= 0.165 (15)(r5R−r6F)/(r5R+r6F)= -0.0769 (16)d56/L= 0.00698 (17)d6 /r6F= 0.983 (18)(r5F−r5R)/(r5F+r5R)= 0.668 (19)f21/L= 0.258 (20)f2F/f2R= 0.635
07 (10)(r4N−r4P)/(r4N+r4P)= -0.0926 (11)|r4N/L|= 0.328 (12)|r4P/L|= 0.395 (13)f22/f23= 1.16 (14)(r5p−r5n)/(r5p+r5n)= 0.165 (15)(r5R−r6F)/(r5R+r6F)= -0.0769 (16)d56/L= 0.00698 (17)d6 /r6F= 0.983 (18)(r5F−r5R)/(r5F+r5R)= 0.668 (19)f21/L= 0.258 (20)f2F/f2R= 0.635
【0060】
【表3】
〔第2実施例〕
d0 = 98.09086
β =1/5
NA= 0.57
Bf= 22.68864
L = 1100
【0061】
【表4】
〔第2実施例の条件対応値〕
(1)f1 /L= 0.119
(2)f2 /L= -0.0292
(3)f3 /L= 0.111
(4)f4 /L= -0.0715
(5)f5 /L= 0.0806
(6)f6 /L= 0.140
(7)I/L= 2.02
(8)f4A/f4B= 1.29
(9)(r2Ff −r2Fr )/(r2Ff +r2Fr )= 1.
07 (10)(r4N−r4P)/(r4N+r4P)= -0.0926 (11)|r4N/L|= 0.328 (12)|r4P/L|= 0.395 (13)f22/f23= 1.16 (14)(r5p−r5n)/(r5p+r5n)= 0.206 (15)(r5R−r6F)/(r5R+r6F)= -0.114 (16)d56/L= 0.00698 (17)d6 /r6F= 0.981 (18)(r5F−r5R)/(r5F+r5R)= 0.673 (19)f21/L= 0.257 (20)f2F/f2R= 0.593
07 (10)(r4N−r4P)/(r4N+r4P)= -0.0926 (11)|r4N/L|= 0.328 (12)|r4P/L|= 0.395 (13)f22/f23= 1.16 (14)(r5p−r5n)/(r5p+r5n)= 0.206 (15)(r5R−r6F)/(r5R+r6F)= -0.114 (16)d56/L= 0.00698 (17)d6 /r6F= 0.981 (18)(r5F−r5R)/(r5F+r5R)= 0.673 (19)f21/L= 0.257 (20)f2F/f2R= 0.593
【0062】
【表5】
〔第3実施例〕
d0 = 105.97406
β =1/5
NA= 0.57
Bf= 21.09296
L = 1100
【0063】
【表6】
〔第3実施例の条件対応値〕
(1)f1 /L= 0.117
(2)f2 /L= -0.0288
(3)f3 /L= 0.106
(4)f4 /L= -0.0762
(5)f5 /L= 0.0868
(6)f6 /L= 0.147
(7)I/L= 2.87
(8)f4A/f4B= 2.69
(9)(r2Ff −r2Fr )/(r2Ff +r2Fr )= 1.
15 (10)(r4N−r4P)/(r4N+r4P)= 0.0383 (11)|r4N/L|= 0.246 (12)|r4P/L|= 0.228 (13)f22/f23= 1.13 (14)(r5p−r5n)/(r5p+r5n)= 0.207 (15)(r5R−r6F)/(r5R+r6F)= -0.0202 (16)d56/L= 0.0156 (17)d6 /r6F= 0.987 (18)(r5F−r5R)/(r5F+r5R)= 0.910 (19)f21/L= 0.324 (20)f2F/f2R= 0.521
15 (10)(r4N−r4P)/(r4N+r4P)= 0.0383 (11)|r4N/L|= 0.246 (12)|r4P/L|= 0.228 (13)f22/f23= 1.13 (14)(r5p−r5n)/(r5p+r5n)= 0.207 (15)(r5R−r6F)/(r5R+r6F)= -0.0202 (16)d56/L= 0.0156 (17)d6 /r6F= 0.987 (18)(r5F−r5R)/(r5F+r5R)= 0.910 (19)f21/L= 0.324 (20)f2F/f2R= 0.521
【0064】
【表7】
〔第4実施例〕
d0 = 83.70761
β =1/5
NA= 0.57
Bf= 21.09296
L = 1100
【0065】
【表8】
〔第4実施例の条件対応値〕
(1)f1 /L= 0.119
(2)f2 /L= -0.0278
(3)f3 /L= 0.106
(4)f4 /L= -0.0675
(5)f5 /L= 0.0805
(6)f6 /L= 0.146
(7)I/L= 2.29
(8)f4A/f4B= 1.94
(9)(r2Ff −r2Fr )/(r2Ff +r2Fr )= 1.
36 (10)(r4N−r4P)/(r4N+r4P)= 0.0383 (11)|r4N/L|= 0.246 (12)|r4P/L|= 0.228 (13)f22/f23= 1.17 (14)(r5p−r5n)/(r5p+r5n)= 0.222 (15)(r5R−r6F)/(r5R+r6F)= -0.0350 (16)d56/L= 0.0156 (17)d6 /r6F= 1.01 (18)(r5F−r5R)/(r5F+r5R)= 0.817 (19)f21/L= 0.395 (20)f2F/f2R= 0.603 なお、Lを物体面(レチクル面)から像面(ウェハ面)
までの距離(物像間距離)とし、φを第6レンズ群G6
中のレンズ面の屈折力とするとき、上述の第1実施例に
おいて、正レンズL61の物体側のレンズ面では1/|φ
L|=0.130 であり、負レンズL62の物体側のレンズ面
では1/|φL|= 0.532であり条件(21)を満足し
ている。第2実施例において、正レンズL61の物体側の
レンズ面では1/|φL|= 0.130であり、負レンズL
62の物体側のレンズ面では1/|φL|= 0.550であり
条件(21)を満足している。第3実施例において、正
レンズL61の物体側のレンズ面では1/|φL|= 0.1
51であり、負レンズL62の物体側のレンズ面では1/|
φL|= 0.468であり条件(21)を満足している。第
4実施例において、正レンズL61の物体側のレンズ面で
は1/|φL|= 0.147であり、負レンズL62の物体側
のレンズ面では1/|φL|= 0.423であり条件(2
1)を満足している。
36 (10)(r4N−r4P)/(r4N+r4P)= 0.0383 (11)|r4N/L|= 0.246 (12)|r4P/L|= 0.228 (13)f22/f23= 1.17 (14)(r5p−r5n)/(r5p+r5n)= 0.222 (15)(r5R−r6F)/(r5R+r6F)= -0.0350 (16)d56/L= 0.0156 (17)d6 /r6F= 1.01 (18)(r5F−r5R)/(r5F+r5R)= 0.817 (19)f21/L= 0.395 (20)f2F/f2R= 0.603 なお、Lを物体面(レチクル面)から像面(ウェハ面)
までの距離(物像間距離)とし、φを第6レンズ群G6
中のレンズ面の屈折力とするとき、上述の第1実施例に
おいて、正レンズL61の物体側のレンズ面では1/|φ
L|=0.130 であり、負レンズL62の物体側のレンズ面
では1/|φL|= 0.532であり条件(21)を満足し
ている。第2実施例において、正レンズL61の物体側の
レンズ面では1/|φL|= 0.130であり、負レンズL
62の物体側のレンズ面では1/|φL|= 0.550であり
条件(21)を満足している。第3実施例において、正
レンズL61の物体側のレンズ面では1/|φL|= 0.1
51であり、負レンズL62の物体側のレンズ面では1/|
φL|= 0.468であり条件(21)を満足している。第
4実施例において、正レンズL61の物体側のレンズ面で
は1/|φL|= 0.147であり、負レンズL62の物体側
のレンズ面では1/|φL|= 0.423であり条件(2
1)を満足している。
【0066】このように、各実施例の第6レンズ群G6
は、条件(21)を満足するレンズ面を持つ3枚以下の
レンズから構成されている。以上の各実施例の諸元の値
より、各実施例のものは、大きな開口数と広い露光領域
とを確保しながら、物体側(レチクルR側)及び像側
(ウェハW側)において良好なテレセントリック性が実
現されていることが理解できる。
は、条件(21)を満足するレンズ面を持つ3枚以下の
レンズから構成されている。以上の各実施例の諸元の値
より、各実施例のものは、大きな開口数と広い露光領域
とを確保しながら、物体側(レチクルR側)及び像側
(ウェハW側)において良好なテレセントリック性が実
現されていることが理解できる。
【0067】また、図6乃至図9は、それぞれ本実施例
による第1乃至第4実施例における諸収差図を示してい
る。ここで、各収差図において、NAは投影光学系の開
口数、Yは像高を示しており、また、各非点収差図にお
いて、破線は子午的像面(メリジオナル像面)を表し、
実線は球欠的像面(サジタル像面)を表している。
による第1乃至第4実施例における諸収差図を示してい
る。ここで、各収差図において、NAは投影光学系の開
口数、Yは像高を示しており、また、各非点収差図にお
いて、破線は子午的像面(メリジオナル像面)を表し、
実線は球欠的像面(サジタル像面)を表している。
【0068】各収差図の比較より、各実施例とも大きな
開口数及び広い露光領域(像高)を持つにもかかわら
ず、諸収差がバランス良く補正され、特にディストーシ
ョンが像全体にわたり殆ど零に近い状態まで極めて良好
に補正され、広い露光領域において高解像力を持つ投影
光学系が達成されていることが理解される。なお、上述
の各実施例では、i線(365nm) の露光光を供給する水銀
ランプを光源として用いた例を示したが、これに限るこ
となく例えばg線(435nm) の露光光を供給する水銀ラン
プ、193nm,248nm の光を供給するエキシマレーザ等の極
紫外光源を用いたものに適用しうることは言うまでもな
い。
開口数及び広い露光領域(像高)を持つにもかかわら
ず、諸収差がバランス良く補正され、特にディストーシ
ョンが像全体にわたり殆ど零に近い状態まで極めて良好
に補正され、広い露光領域において高解像力を持つ投影
光学系が達成されていることが理解される。なお、上述
の各実施例では、i線(365nm) の露光光を供給する水銀
ランプを光源として用いた例を示したが、これに限るこ
となく例えばg線(435nm) の露光光を供給する水銀ラン
プ、193nm,248nm の光を供給するエキシマレーザ等の極
紫外光源を用いたものに適用しうることは言うまでもな
い。
【0069】また、以上の各実施例では、投影光学系を
構成するレンズが非貼合せであることにより、貼合せ面
が経時変化するという問題点を回避することができる。
そして、上述の各実施例において、投影光学系を構成す
るレンズを複数の光学材料から構成しているが、光源の
波長域が広帯域でない場合には、単一硝材、例えば石英
(SiO2 )から構成しても良い。
構成するレンズが非貼合せであることにより、貼合せ面
が経時変化するという問題点を回避することができる。
そして、上述の各実施例において、投影光学系を構成す
るレンズを複数の光学材料から構成しているが、光源の
波長域が広帯域でない場合には、単一硝材、例えば石英
(SiO2 )から構成しても良い。
【0070】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、コンパク
ト化を図った上で、広い露光領域と大きな開口数とを確
保し、かつ両側テレセントリック性を達成し、諸収差が
バランス良く補正された、特にディストーションが極め
て良好に補正された高解像力の投影光学系を提供するこ
とができる。また、この投影光学系を備えた投影露光装
置及びこの露光装置を用いた露光方法を提供することが
できる。
ト化を図った上で、広い露光領域と大きな開口数とを確
保し、かつ両側テレセントリック性を達成し、諸収差が
バランス良く補正された、特にディストーションが極め
て良好に補正された高解像力の投影光学系を提供するこ
とができる。また、この投影光学系を備えた投影露光装
置及びこの露光装置を用いた露光方法を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例による投影光学系を露光装置に適用し
た際の概略的な構成を示す図である。
た際の概略的な構成を示す図である。
【図2】本発明による第1実施例の投影光学系のレンズ
構成図である。
構成図である。
【図3】本発明による第2実施例の投影光学系のレンズ
構成図である。
構成図である。
【図4】本発明による第3実施例の投影光学系のレンズ
構成図である。
構成図である。
【図5】本発明による第4実施例の投影光学系のレンズ
構成図である。
構成図である。
【図6】第1実施例による投影光学系の諸収差図であ
る。
る。
【図7】第2実施例による投影光学系の諸収差図であ
る。
る。
【図8】第3実施例による投影光学系の諸収差図であ
る。
る。
【図9】第4実施例による投影光学系の諸収差図であ
る。
る。
G1 … 第1レンズ群、
G2 … 第2レンズ群、
G3 … 第3レンズ群、
G4 … 第4レンズ群、
G5 … 第5レンズ群、
G6 … 第6レンズ群、
R … レチクル(第1物体)、
W … ウェハ(第2物体)、
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 末永 豊
東京都千代田区丸の内3丁目2番3号
株式会社ニコン内
(56)参考文献 特開 平5−173065(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G02B 9/00 - 17/08
G02B 21/02 - 21/04
G02B 25/00 - 25/04
Claims (44)
- 【請求項1】第1物体の像を第2物体上に投影する投影
光学系において、 前記投影光学系は、前記第1物体側から順に、正の屈折
力を持つ第1レンズ群と、負の屈折力を持つ第2レンズ
群と、正の屈折力を持つ第3レンズ群と、負の屈折力を
持つ第4レンズ群と、正の屈折力を持つ第5レンズ群
と、正の屈折力を持つ第6レンズ群とを有し、 前記第2レンズ群は、最も前記第1物体側に配置されて
前記第2物体側に凹面を向けた負屈折力の前方レンズ
と、最も前記第2物体側に配置されて前記第1物体側に
凹面を向けた負メニスカス形状の後方レンズとの間に配
置される中間レンズ群を含み、 前記中間レンズ群は、前記第1物体側から順に、正の屈
折力を持つ第1レンズと、負の屈折力を持つ第2レンズ
と、負の屈折力を持つ第3レンズとを少なくとも有し、 前記第1レンズ群の焦点距離をf1 とし、前記第2レン
ズ群の焦点距離をf2とし、前記第3レンズ群の焦点距
離をf3 とし、前記第4レンズ群の焦点距離をf4 と
し、前記第5レンズ群の焦点距離をf5 とし、前記第6
レンズ群の焦点距離をf6 とし、前記第1物体から前記
第2物体までの距離をLとするとき、以下の条件を満足
することを特徴とする投影光学系。 f1 /L<0.8 −0.033<f2 /L 0.01<f3 /L<1.0 f4 /L<−0.005 0.01<f5 /L<0.9 0.02<f6 /L<1.6 - 【請求項2】f1 /L<0.8 に代えて、 f1 /L<0.14 なる条件を満足することを特徴とする請求項1記載の投
影光学系。 - 【請求項3】−0.033<f2 /L に代えて、 −0.032<f2 /L なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は請求
項2記載の投影光学系。 - 【請求項4】f4 /L<−0.005 に代えて、 f4 /L<−0.047 なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至請求
項3の何れか一項記載の投影光学系。 - 【請求項5】前記第1物体から前記投影光学系全体の第
1物体側焦点までの軸上距離をIとし、前記第1物体か
ら前記第2物体までの距離をLとするとき、以下の条件
を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何
れか一項記載の投影光学系。 1.0<I/L - 【請求項6】前記第1物体から前記投影光学系全体の第
1物体側焦点までの軸上距離をIとし、前記第1物体か
ら前記第2物体までの距離をLとするとき、以下の条件
を満足することを特徴とする請求項5記載の投影光学
系。 I/L<6.8 - 【請求項7】前記第4レンズ群は、最も第1物体側に配
置される前方レンズ群と、最も第2物体側に配置される
後方レンズ群とを有し、 前記第4レンズ群中の前記前方レンズ群と前記第4レン
ズ群中の前記後方レンズ群との間には、前記第1物体側
から順に、第1及び第2の負レンズを有する中間レンズ
群が配置され、 前記前方レンズ群は、前記第2物体側に凹面を向けた2
枚の負メニスカスレンズを有し、 前記後方レンズ群は、前記第1物体側に凹面を向けた負
レンズを有し、 前記第4レンズ群中の前記第1の負レンズの焦点距離を
f4Aとし、前記第4レンズ群中の前記第2の負レンズの
焦点距離をf4Bとするとき、以下の条件を満足すること
を特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一項記載の
投影光学系。 0.05<f4A/f4B<20 - 【請求項8】0.05<f4A/f4B<20 に代えて、 0.1<f4A/f4B<20 を満足することを特徴とする請求項7記載の投影光学
系。 - 【請求項9】0.05<f4A/f4B<20 に代えて、 0.05<f4A/f4B<10 を満足することを特徴とする請求項7記載の投影光学
系。 - 【請求項10】0.05<f4A/f4B<20 に代えて、 0.1<f4A/f4B<10 を満足することを特徴とする請求項7記載の投影光学
系。 - 【請求項11】前記第2レンズ群中の前方レンズは、前
記前方レンズの第1物体側の面の曲率半径をr2Ff と
し、前記前方レンズの第2物体側の面の曲率半径をr
2Fr とするとき、以下の条件を満足することを特徴とす
る請求項1乃至請求項10の何れか一項記載の投影光学
系。 1.00≦(r2Ff −r2Fr )/(r2Ff +r2Fr )<
5.0 - 【請求項12】前記第4レンズ群は、最も前記第1物体
側に配置されて前記第2物体側に凹面を向けた負レンズ
を有する前方レンズ群と、最も第2物体側に配置されて
前記第1物体側に凹面を向けた負レンズを有する後方レ
ンズ群とを有し、 前記第4レンズ群中の前記前方レンズ群と前記第4レン
ズ群中の前記後方レンズ群との間には、負レンズと、こ
の負レンズの凹面に隣接する凸面を持つ正レンズとを有
する中間レンズ群が配置され、 前記中間レンズ群中の負レンズの前記凹面の曲率半径を
r4Nとし、前記中間レンズ群中の正レンズの前記凸面の
曲率半径をr4Pとするとき、 −0.9<(r4N−r4P)/(r4N+r4P)<0.9 の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項
11の何れか一項記載の投影光学系。ただし、前記第1
物体から前記第2物体までの距離をLとするとき、前記
中間レンズ群中の前記負レンズの前記凹面または前記中
間レンズ群中の前記正レンズの前記凸面は、 |r4N/L|<2.0 |r4P/L|<2.0 の条件の少なくとも一方を満足するように構成される。 - 【請求項13】 |r4N/L|<2.0 |r4P/L|<2.0 に代えて、 |r4N/L|<0.8 |r4P/L|<0.8 の条件の少なくとも一方を満足することを特徴とする請
求項12記載の投影光学系。 - 【請求項14】前記第2レンズ群中の負の屈折力を持つ
第2レンズの焦点距離をf22とし、前記第2レンズ群中
の負の屈折力を持つ第3レンズの焦点距離をf23とする
とき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1
乃至請求項13の何れか一項記載の投影光学系。 0.1<f22/f23<10 - 【請求項15】0.1<f22/f23<10 に代えて、 0.7<f22/f23<10 を満足することを特徴とする請求項14記載の投影光学
系。 - 【請求項16】0.1<f22/f23<10 に代えて、 0.1<f22/f23<1.5 を満足することを特徴とする請求項14記載の投影光学
系。 - 【請求項17】0.1<f22/f23<10 に代えて、 0.7<f22/f23<1.5 を満足することを特徴とする請求項14記載の投影光学
系。 - 【請求項18】前記第5レンズ群は、負メニスカスレン
ズと、該負メニスカスレンズの凹面と隣接して配置され
かつ該負メニスカスレンズの凹面と対向する凸面を持つ
正レンズとを有し、前記第5レンズ群中の前記負メニス
カスレンズにおける凹面の曲率半径r5nとし、前記第5
レンズ群中の前記負メニスカスレンズの凹面に隣接して
配置された正レンズにおける負メニスカスレンズの凹面
と対向する凸面の曲率半径r5pとするとき、以下の条件
を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項17の
何れか一項記載の投影光学系。 0<(r5p−r5n)/(r5p+r5n)<1 - 【請求項19】0<(r5p−r5n)/(r5p+r5n)<
1 に代えて、 0.01<(r5p−r5n)/(r5p+r5n)<1 を満足することを特徴とする請求項18記載の投影光学
系。 - 【請求項20】0<(r5p−r5n)/(r5p+r5n)<
1 に代えて、 0<(r5p−r5n)/(r5p+r5n)<0.7 を満足することを特徴とする請求項18記載の投影光学
系。 - 【請求項21】0<(r5p−r5n)/(r5p+r5n)<
1 に代えて、 0.01<(r5p−r5n)/(r5p+r5n)<0.7 を満足することを特徴とする請求項18記載の投影光学
系。 - 【請求項22】前記第5レンズ群中の少なくとも1枚の
正レンズと、前記第5レンズ群中の少なくとも1枚の正
レンズとの間には、前記負メニスカスレンズと前記負メ
ニスカスレンズの凹面に隣接する前記正レンズとが配置
されることを特徴とする請求項18乃至請求項21の何
れか一項記載の投影光学系。 - 【請求項23】前記第5レンズ群は、最も第2物体側に
配置されて第2物体側に凹面を向けた負レンズを有し、
第6レンズ群は、最も第1物体側に配置されて第1物体
側に凸面を向けたレンズを有し、 前記第5レンズ群の最も第2物体側に配置される負レン
ズの第2物体側の曲率半径をr5Rとし、前記第6レンズ
群の最も第1物体側に配置されるレンズの第1物体側の
曲率半径をr6Fとするとき、以下の条件を満足すること
を特徴とする請求項1乃至請求項22の何れか一項記載
の投影光学系。 −0.90<(r5R−r6F)/(r5R+r6F)<−0.
001 - 【請求項24】−0.90<(r5R−r6F)/(r5R+
r6F)<−0.001 に代えて、 −0.30<(r5R−r6F)/(r5R+r6F)<−0.
001 を満足することを特徴とする請求項23記載の投影光学
系。 - 【請求項25】前記第5レンズ群と前記第6レンズ群と
の間のレンズ群間隔をd56とし、前記第1物体と前記第
2物体までの距離をLとするとき、以下の条件を満足す
ることを特徴とする請求項1乃至請求項24の何れか一
項記載の投影光学系。 d56/L<0.017 - 【請求項26】前記第6レンズ群の最も第1物体側のレ
ンズ面の曲率半径をr6Fとし、第6レンズ群の最も第1
物体側のレンズ面から第2物体までの軸上距離をd6 と
するとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求
項1乃至請求項25の何れか一項記載の投影光学系。 0.50<d6 /r6F<1.50 - 【請求項27】0.50<d6 /r6F<1.50 に代えて、 0.84<d6 /r6F<1.50 を満足することを特徴とする請求項26記載の投影光学
系。 - 【請求項28】前記第5レンズ群は、最も第2物体側に
配置されて第2物体側に凹面を向けた負レンズを有し、
前記第5レンズ群中の最も第2物体側に設けられた負レ
ンズにおける第1物体側の曲率半径をr5F、前記第5レ
ンズ群中の最も第2物体側に設けられた負レンズにおけ
る第2物体側の曲率半径をr5Rとするとき、以下の条件
を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項27の
何れか一項記載の投影光学系。 0.30<(r5F−r5R)/(r5F+r5R)<1.28 - 【請求項29】0.30<(r5F−r5R)/(r5F+r
5R)<1.28 に代えて、 0.30<(r5F−r5R)/(r5F+r5R)<0.93 を満足することを特徴とする請求項28記載の投影光学
系。 - 【請求項30】前記第2レンズ群中の中間レンズ群にお
ける正の屈折力の第1レンズの焦点距離をf21とし、前
記第1物体から前記第2物体までの距離をLとすると
き、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1乃
至請求項29の何れか一項記載の投影光学系。 0.230<f21/L<0.40 - 【請求項31】前記第2レンズ群中の中間レンズ群にお
ける正の屈折力の前記第1レンズの前記第2物体側のレ
ンズ面は第2物体側に凸面を向けた形状を有しているこ
とを特徴とする請求項30記載の投影光学系。 - 【請求項32】前記第2レンズ群中の最も第1物体側に
配置されて前記第2物体側に凹面を向けた負の屈折力を
持つ前方レンズの焦点距離をf2F、前記第2レンズ群中
の最も第2物体側に配置されて前記第1物体側に凹面を
向けた負メニスカス形状の後方レンズの焦点距離をf2R
とするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請
求項1乃至請求項31の何れか一項記載の投影光学系。 0≦f2F/f2R<18 - 【請求項33】前記第2レンズ群中の中間レンズ群は、
負の屈折力を持つことを特徴とする請求項1乃至請求項
32の何れか一項記載の投影光学系。 - 【請求項34】前記第1レンズ群は、少なくとも2枚の
正レンズを有し、前記第3レンズ群は、少なくとも3枚
の正レンズを有し、前記第4レンズ群は、少なくとも3
枚の負レンズを有し、前記第5レンズ群は、少なくとも
5枚の正レンズ及び少なくとも1枚の負レンズとを有
し、前記第6レンズ群は、少なくとも1枚の正レンズを
有することを特徴とする請求項1乃至請求項33の何れ
か一項記載の投影光学系。 - 【請求項35】前記第2レンズ群中の前記中間レンズ群
は2枚の負レンズのみからなることを特徴とする請求項
1乃至請求項34の何れか一項記載の投影光学系。 - 【請求項36】前記第6レンズ群は、以下の条件を満足
するレンズ面を少なくとも一面有する3枚以下のレンズ
からなることを特徴とする請求項1乃至請求項35の何
れか一項記載の投影光学系。 1/|φL|<20 但し、φ:前記レンズ面の屈折力、 L:前記第1物体と前記第2物体までの物像間距離、で
ある。 - 【請求項37】前記第1レンズ群の焦点距離をf1 と
し、前記第1物体から前記第2物体までの距離をLとす
るとき、 0.02<f1 /L を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項36の
何れか一項記載の投影光学系。 - 【請求項38】前記第2レンズ群の焦点距離をf2 と
し、前記第1物体から前記第2物体までの距離をLとす
るとき、 f2 /L<−0.005 を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項37の
何れか一項記載の投影光学系。 - 【請求項39】前記第4レンズ群の焦点距離をf4 と
し、前記第1物体から前記第2物体までの距離をLとす
るとき、 −0.098<f4 /L を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項38の
何れか一項記載の投影光学系。 - 【請求項40】 前記第4レンズ群は、物体側から順に前
方レンズ群、中間レンズ群及び後方レ ンズ群を備え、前
記中間レンズ群と前記後方レンズ群との間に配置された
開口絞りを有することを特徴とする請求項1乃至請求項
39の何れか一項記載の投影光学系。 - 【請求項41】前記投影光学系を構成するレンズは非貼
り合わせであることを特徴とする請求項1乃至請求項4
0の何れか一項記載の投影光学系。 - 【請求項42】前記投影光学系を構成するレンズを複数
の光学材料から構成していることを特徴とする請求項1
乃至請求項41の何れか一項記載の投影光学系。 - 【請求項43】第1物体上の回路パターンを第2物体上
に露光する投影露光装置において、 前記第1物体を照明する照明光学系と、 前記第1物体上の回路パターンの像を前記第2物体上に
形成するための請求項1乃至請求項42の何れか一項記
載の投影光学系とを備えることを特徴とする投影露光装
置。 - 【請求項44】第1物体上の回路パターンを第2物体上
に露光する投影露光方法において、 前記第1物体を照明し、 請求項1乃至請求項42の何れか一項記載の投影光学系
を用いて、前記第1物体上の回路パターンの像を前記第
2物体上に形成することを特徴とする投影露光方法。
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