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JP3449350B2 - 積層セラミック電子部品の製造方法及び積層セラミック電子部品 - Google Patents

積層セラミック電子部品の製造方法及び積層セラミック電子部品

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JP3449350B2
JP3449350B2 JP2000342220A JP2000342220A JP3449350B2 JP 3449350 B2 JP3449350 B2 JP 3449350B2 JP 2000342220 A JP2000342220 A JP 2000342220A JP 2000342220 A JP2000342220 A JP 2000342220A JP 3449350 B2 JP3449350 B2 JP 3449350B2
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JP
Japan
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ceramic
green sheet
conductor
electronic component
composite
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JP2000342220A
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博道 徳田
俊 友廣
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to TW090127392A priority patent/TW536719B/zh
Priority to CNB01143192XA priority patent/CN1207738C/zh
Priority to KR10-2001-0069449A priority patent/KR100447042B1/ko
Priority to US10/037,202 priority patent/US6669796B2/en
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば積層インダ
クタや積層型コモンモードチョークコイルなどの積層セ
ラミック電子部品の製造方法に関し、より詳細には、転
写法により積層工程が行われる積層セラミック電子部品
の製造方法及び積層セラミック電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小型化を図り得るインダクタンス
部品として、セラミックス一体焼成技術を用いた積層コ
イルが知られている。例えば、特開昭56−15551
6号公報には、この種の積層インダクタの一例として開
磁路型積層コイルが開示されている。ここでは、まず、
磁性体セラミックペーストを複数回印刷し、下方の外層
部分が構成される。次に、コイルの一部を構成する導体
と、磁性体ペーストとを交互に印刷する。このようにし
てコイル導体が構成されるが、コイル導体の印刷の途中
において、磁性体ペーストに代えて、非磁性体ペースト
も印刷される。コイル導体部分が印刷された後、上方の
外層部分を構成するために、再度磁性体ペーストを複数
回印刷する。このようにして、得られた積層体を厚み方
向に加圧した後、焼成することにより、開磁路型積層コ
イルが製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した開磁路型積層
コイルの製造方法では、上記のように磁性体もしくは非
磁性体ペーストと導体ペーストとを印刷・積層すること
により、積層体が得られていた。このような印刷積層工
法では、先に印刷された部分上に、さらに印刷が行われ
る。従って、例えばコイル導体を構成するための導体が
印刷されている部分とその他の領域とで高さが異なるの
で、印刷下地の平坦性が十分でないという問題があっ
た。そのため、磁性体ペースト、非磁性体ペーストある
いは導体の印刷に際し、滲み等が生じがちであり、所望
とする積層コイルを高精度に構成することが困難であっ
た。
【0004】また、上記印刷積層工法では、使用する磁
性体ペースト、非磁性体ペースト及び導体ペーストが、
それぞれ、下地と馴染みのよい材料で構成される必要が
あり、従って、使用するペーストの種類に制限があっ
た。
【0005】さらに、上記印刷積層工法では、ペースト
を印刷した後、次のペーストを印刷するまで、既に印刷
されているペーストをある程度乾燥しなければならなか
った。従って、工程に長時間を要し、かつ煩雑な工程を
実施しなければならないため、積層コイルのコストを低
減することが困難であった。
【0006】本発明の目的は、上述した従来技術の欠点
を解消し、セラミック焼結体内に導体が構成されている
積層セラミック電子部品及びその製造方法であって、所
望とする導体及びセラミック焼結体内部の構造を高精度
に形成することができ、工程の簡略化及びコストダウン
を図ることができ、従って信頼性に優れ、かつ安価な積
層セラミック電子部品及びその製造方法を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る積層セラミ
ック電子部品の製造方法の広い局面によれば、第1のセ
ラミックス領域と、第1のセラミックス領域とは異なる
セラミックスを用いて形成されている第2のセラミック
ス領域とを有する複合セラミックグリーンシートの一面
に導体が形成されている導体付き複合グリーンシートが
第1の支持フィルムに支持されている第1の転写材を用
意する工程と、セラミックグリーンシートが第2の支持
フィルムに支持されている第2の転写材を用意する工程
と、積層ステージ上に、少なくとも1枚の前記第2の転
写材から、前記第2の転写材のセラミックグリーンシー
トを圧着して転写する第1の転写工程と、先に転写され
て積層されている少なくとも1枚のセラミックグリーン
シート上に、少なくとも1枚の第1の転写材から、前記
導体付き複合グリーンシートを圧着して転写する第2の
転写工程と、先に転写により積層されている前記導体付
き複合グリーンシート上に、少なくとも1枚の第2の転
写材から、第2の転写材のセラミックグリーンシートを
圧着して転写する第3の転写工程と、前記第1〜第3の
転写工程により得られた積層体を焼成する工程とを備え
る製造方法が提供される。
【0008】本発明に係る積層セラミック電子部品の製
造方法の特定の局面では、複数枚の前記第1の転写材が
用意され、積層後に、複数枚の導体付き複合グリーンシ
ートの導体間が接続されるように、少なくとも1枚の第
1の転写材において前記導体付き複合グリーンシートの
複合セラミックグリーンシートにビアホール電極が形成
されている。
【0009】本発明に係る積層セラミック電子部品の製
造方法の他の特定の局面では、前記複数枚の導体付き複
合グリーンシートが積層された際に、前記ビアホール電
極を介して複数の導体が電気的に接続されてコイル導体
が構成されている。
【0010】本発明に係る積層セラミック電子部品の製
造方法のさらに別の特定の局面では、前記第1のセラミ
ックス領域が磁性体セラミックスを用いて構成されてお
り、第2のセラミックス領域が非磁性体セラミックスを
用いて構成されている。
【0011】本発明に係る積層セラミック電子部品の製
造方法のさらに他の特定の局面では、前記第2の転写材
のセラミックグリーンシートが、磁性体セラミックスを
用いて構成されている。
【0012】本発明に係る積層セラミック電子部品の製
造方法の別の特定の局面では、前記第1の転写材におい
て、前記導体が前記複合グリーンシートの上面に形成さ
れている。
【0013】本発明に係る積層セラミック電子部品の製
造方法のさらに別の特定の局面では、前記第1の転写材
において、前記導体が、前記複合グリーンシートの下面
に形成されている。
【0014】本発明に係る積層セラミック電子部品の製
造方法の他の特定の局面では、前記第1のセラミックス
領域及び第2のセラミックス領域が、それぞれ、磁性体
セラミックペースト及び非磁性体セラミックペーストを
印刷することにより形成されている。
【0015】本発明に係る積層セラミック電子部品の製
造方法のさらに別の特定の局面では、前記ビアホール電
極の形成が、前記複合セラミックグリーンシートを形成
するにあたり、第1,第2のセラミックス領域を、ビア
ホール電極形成部分に至らないように形成した後に、前
記ビアホール電極部分に導電ペーストを充填することに
より行なわれる。
【0016】本発明に係る積層セラミック電子部品の製
造方法の別の特定の局面では、前記ビアホール電極の形
成が、前記複合セラミックグリーンシートを形成した後
に、ビアホール電極が形成される部分に貫通孔を形成
し、該貫通孔に導電ペーストを充填することにより行な
われる。
【0017】本発明に係る積層セラミック電子部品の製
造方法のさらに別の局面では、前記第2の転写材のセラ
ミックグリーンシートの形成が、第2の支持フィルム上
においてセラミックグリーンシートを成形することによ
り行われる。
【0018】本発明の積層セラミック電子部品の製造方
法の他の特定の局面では、前記第1,第2のセラミック
ス領域を有する複合セラミックグリーンシートが第3の
支持フィルムに支持されている第3の転写材を用意する
工程をさらに備え、前記第1の転写工程と第3の転写工
程との間において、少なくとも1枚の第3の転写材から
複合セラミックグリーンシートが転写される。
【0019】本発明に係る積層セラミック電子部品は、
本発明に係る積層セラミック電子部品の製造方法により
得られるものであり、セラミック焼結体と、セラミック
焼結体の外表面に形成されており、セラミック焼結体内
の導体と電気的に接続される複数の外部電極とを備え
る。
【0020】
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の具体的な実施例を説明することにより、本発明を明ら
かにする。
【0022】図1は、本発明の第1の実施例に係る積層
セラミック電子部品の外観を示す斜視図である。この積
層セラミック電子部品1は、閉磁路型の積層コモンモー
ドチョークコイルである。
【0023】積層セラミック電子部品1は、直方体状の
セラミック焼結体2を有する。セラミック焼結体2の外
表面には、第1,第2の外部電極3,4及び第3,第4
の外部電極5,6が形成されている。外部電極3,4
は、セラミック焼結体2の一方端面に形成されており、
外部電極5,6は、外部電極3,4が形成されている端
面とは反対側の端面に形成されている。
【0024】図2(a)は、図1のA−A線に沿う断面
図であり、(b)は、B−B線に沿う断面図であり、
(c)は、C−C線に沿う部分の断面図である。セラミ
ック焼結体2は、磁性体セラミックス7と非磁性体セラ
ミックス8とにより構成されており、非磁性体セラミッ
クス8で構成されている部分において、内部に第1,第
2のコイル9,10が形成されている。コイル9,10
は、それぞれ、セラミック焼結体2内において、厚み方
向に延びるように巻回されている。コイル9の上端側の
引出し部9aは、セラミック焼結体2の端面2aに引き
出されており、下端側の引出し部9bは端面2bに引き
出されている。また、コイル10の上端側の引出し部1
0aも、端面2aに引き出されており、下端側の引出し
部10bが端面2bに引き出されている。
【0025】なお、図2(b)は、図1のB−B線に沿
う部分の断面を示すものであるため、コイル引出し部9
a,9bは破線で示されており、コイル引出し部10
a,10bは図2(b)で示されている断面よりも紙表
側に位置するため図示されないが、理解を容易とするた
めに一点鎖線で模式的にその位置を示すこととする。
【0026】図11(b)、図16(b)、図18
(b)、図20(b)及び図22(b)においても、同
様に図示することとする。また、コイル9,10の端面
2aに引き出されている引出し部9a,10aが、外部
電極3,4にそれぞれ電気的に接続されている。他方、
端面2b上においては、コイル9,10の引出し部9
b,10bが、それぞれ、外部電極5,6に接続されて
いる。
【0027】従って、セラミック焼結体2内において
は、第1,第2のコイル9,10が厚み方向に隔てられ
て構成されている。また、非磁性体セラミックス8内に
形成されているコイル9,10の上下は磁性体セラミッ
クス7で構成されている。
【0028】本実施例の積層セラミック電子部品1の製
造方法を、図3〜図9を参照して説明する。まず、図2
(a)〜(c)に示されている外層部分2c,2dを形
成するために、それぞれ、複数枚の第2の転写材とし
て、支持フィルム上に矩形の磁性体セラミックグリーン
シートが形成されているものを用意する。
【0029】他方、外層部分2c,2d間に挟まれた部
分を構成するために、図3(a)〜(f)及び図4
(a)〜(f)に示す各シートを用意する。図3(a)
に示す複合グリーンシート11は、第1のセラミックス
領域としての磁性体セラミックス領域12と、第2のセ
ラミックス領域としての非磁性体セラミックス領域13
とを有する。図3〜図7においては、磁性体セラミック
スと非磁性体セラミックスと、図3(a)に示されてい
るように、ハッチングの向きを異ならせて示してある。
【0030】複合グリーンシート11を得るにあたって
は、図5(a)に示すように、まず、ポリエチレンテレ
フタレートフィルムなどの合成樹脂からなる支持フィル
ム14を用意する。次に、支持フィルム14上に、ま
ず、磁性体セラミックペーストを印刷し、磁性体セラミ
ックス領域12を形成する。
【0031】次に、磁性体セラミックス領域12が形成
されていない部分に、非磁性体ペーストを印刷し、非磁
性体セラミックス領域13を形成する(図5(c))。
このようにして、支持フィルム14に複合グリーンシー
ト11が支持されている、本発明における第3の転写材
15を用意する。
【0032】図3(b)に示す導体付き複合グリーンシ
ート21も同様にして形成される。もっとも、導体付き
複合グリーンシート21では、複合グリーンシート11
を得た後に、その上面に導体ペーストを印刷することに
よりコイル9の一部を構成する導体22が形成されてい
る。なお、導体22の外側端は引出し部9aを構成して
いる。
【0033】導体付き複合グリーンシート21の製造方
法を、図6を参照してより具体的に説明する。まず、図
6(a)に示す第1の支持フィルム23を用意する。次
に、第1の支持フィルム23上に、磁性体セラミックペ
ースト及び非磁性体セラミックペーストを順次印刷し、
磁性体セラミックス領域24及び非磁性体セラミックス
領域25を形成する。このようにして、複合グリーンシ
ートを得る。さらに、この複合グリーンシートの上面
に、より詳しくは、非磁性体セラミックス領域25の上
面に、導体ペーストを印刷し、導体22を形成する。
【0034】このようにして、図6(d)に示す第1の
転写材26が得られる。なお、第1の転写材26におい
ては、導体22の内側端にビアホール電極27が形成さ
れている。このビアホール電極27の形成は、複合グリ
ーンシートを得た後に、レーザーあるいはパンチングな
どにより貫通孔を形成し、導体22の形成に際し導体ペ
ーストを該貫通孔内にも入り込むように印刷することに
より形成されている。
【0035】図3(c)に示す導体付き複合グリーンシ
ート31も同様にして形成される。ここでは、図7
(a)に示すように、複合グリーンシート11,21と
同様にして、複合グリーンシート32が支持フィルム
(図示せず)上に形成されている。なお、33は磁性体
セラミックス領域を、34は非磁性体セラミックス領域
を示す。
【0036】次に、複合グリーンシート32にビアホー
ル電極が形成される部分に貫通孔を形成する。しかる
後、導体ペーストを複合グリーンシート32の上面に印
刷する。この場合、上記貫通孔にも導体ペーストが入り
込むように導体ペーストが印刷される。従って、図7
(b),(c)に示すように、導体35は、上記貫通孔
32a内に充填されているビアホール電極36に電気的
に接続されている。
【0037】図3(d)に示す導体付き複合グリーンシ
ート41も導体付き複合グリーンシート31と同様に構
成されている。この導体付き複合グリーンシート31,
41は、導体35,45が接続されて1ターン分のコイ
ル部分を構成している。従って、導体付き複合グリーン
シート31,41を繰り返し積層することにより、所望
とするターン数のコイルを構成することができる。
【0038】図3(e)に示す導体付き複合グリーンシ
ート51は、導体付き複合グリーンシート21と同様
に、引出し部9bを有する導体52が形成されている。
なお、導体付き複合グリーンシート51では、コイル9
の下端部分が構成されるので、導体付き複合グリーンシ
ート51にはビアホール電極は形成されていない。
【0039】導体付き複合グリーンシート51の下方に
は、図3(f)に示す複合グリーンシート11が適宜の
枚数積層される。図4(a)〜(f)は、下方に配置さ
れているコイル10を構成する部分の複合グリーンシー
トを示す略図的平面図である。図4(a)に示すよう
に、最上部に、コイル9,10を隔てるための複合グリ
ーンシート11が積層される。複合グリーンシート11
の下方には、図4(b)〜(f)に示す導体付き複合グ
リーンシート61,62,63,64及び複合グリーン
シート11がこの順序で積層される。導体付き複合グリ
ーンシート61,64は、それぞれ、第1のコイル9を
構成するのに用意された導体付き複合グリーンシート2
1,51に相当し、導体65,66をそれぞれ有する。
すなわち、コイル引出し部10a,10bの位置が、導
体付き複合グリーンシート21,51の場合の引出し部
9a,9bと異なるだけである。また、導体付き複合グ
リーンシート62,63は、導体付き複合グリーンシー
ト31,41と同様に構成されている。
【0040】本実施例の積層セラミック電子部品を得る
にあたっては、前述した無地の磁性体セラミックスから
なる外層部分を構成するグリーンシートを上下に複数枚
積層し、その間に、図3及び図4に示した複合グリーン
シートを積層し、厚み方向に加圧することにより積層体
が得られる。この積層体を焼成することにより、図1に
示したセラミック焼結体2が得られる。そして、セラミ
ック焼結体2の外表面に、外部電極3〜6を形成するこ
とにより、積層セラミック電子部品1が得られる。
【0041】上記複合グリーンシートの具体的な積層方
法を、図8及び図9を参照して説明する。図8(a)に
示すように、まず、下方の外層部分を構成するための第
2の転写材71を用意する。この転写材71では、第2
の支持フィルム72上に、矩形の磁性体セラミックグリ
ーンシート73が支持されている。
【0042】次に、図8(b)に示すように、平坦な積
層ステージ74上に、第2の転写材71を磁性体セラミ
ックグリーンシート73側から圧着し、次に支持フィル
ム72を剥離する。このようにして、転写材71から、
磁性体セラミックグリーンシート73を積層ステージ7
4に転写することができる。
【0043】次に、上記工程を繰り返すことにより、図
8(c)に示すように、複数層の磁性体セラミックグリ
ーンシート73を積層する。次に、図4(f)に示した
複合グリーンシート11を同様に転写法により積層す
る。この場合、複合グリーンシート11が支持フィルム
14に支持されており、それによって第3の転写材15
が構成されている。この転写材15を、図8(c)に示
すように、複合グリーンシート11側から、先に積層さ
れていた磁性体セラミックグリーンシート73上に圧接
し、しかる後支持フィルム14を剥離する。このように
して、複合グリーンシート11が転写材15から転写さ
れる。
【0044】次に、図9(a)に示すように、導体付き
グリーンシート51を同様にして、転写法により積層す
る。すなわち、導体付きグリーンシート51が第1の支
持フィルム77に支持されている第1の転写材78を用
意する。この第1の転写材78を、導体付き複合グリー
ンシート51側から先に積層されている複合グリーンシ
ート11上に積層し、圧着する。しかる後支持フィルム
77を剥離する。このようにして、導体付きグリーンシ
ート51が転写法により積層される。図9(b)に示す
ように、さらに導体付きグリーンシート41を同様に転
写法により積層する。このような工程を経て、前述した
セラミック焼結体2を得るための積層体が得られる。
【0045】すなわち、本実施例の積層セラミック電子
部品1の製造方法は、上記のような複合グリーンシート
や導体付き複合グリーンシートが支持フィルムに支持さ
れている転写材を用意し、転写法により、順次積層して
いくことにより、セラミック焼結体2を得るための積層
体を容易に得ることができる。
【0046】図10は本発明の第2の実施例に係る積層
セラミック電子部品としてのチップ型積層コモンモード
チョークコイルを示す斜視図であり、図11(a)及び
(b)は、図10のA−A線及びB−B線に沿う断面図
である。
【0047】積層セラミック電子部品101において
は、セラミック焼結体102が用いられている。本実施
例においても、セラミック焼結体102内に、第1,第
2のコイル9,10が上下方向に配置されている。ま
た、セラミック焼結体102は、セラミック焼結体2と
同様に、磁性体セラミックス103と非磁性体セラミッ
クス104を用いて構成されており、コイル9,10の
巻回部は、非磁性体セラミックス104内に構成されて
いる。
【0048】第2の実施例が第1の実施例と異なるとこ
ろは、非磁性体セラミックス104がコイル9,10の
巻回部にのみ配置されており、コイル9,10の引出し
部9a,9b,10a,10bには配置されていないこ
とにある。その他の点については、第1の実施例の積層
セラミック電子部品1と同様である。
【0049】セラミック焼結体102は、図12(a)
〜(d)、図13(a),(b)及び図14(a)〜
(d)に示す各シートを積層して得られる積層体を焼成
することにより得られる。
【0050】すなわち、最上部及び最下部には、外層部
分を構成するために、図12(a)に示す矩形の磁性体
セラミックグリーンシート111が適宜の枚数積層され
る。また、上方のコイル9を構成するために、図12
(b)に示す導体付きグリーンシート112、図12
(c)に示す導体付きグリーンシート113、図12
(d)に示す導体付きグリーンシート114がこの順序
で上方から下方に積層される。ここでは、導体付きグリ
ーンシート112においては、磁性体セラミックス領域
116と、非磁性体セラミックス領域とが構成されてい
る。図12(b)では、図示されていないが、導体11
8の下方に、すなわち導体118が重なるように、非磁
性体セラミックス領域が構成されている。また、導体1
18の内側端には、ビアホール電極が形成されている。
ビアホール電極は、下方のセラミックグリーンシート部
分をレーザーあるいはパンチングなどにより形成される
貫通孔に、導体118と同じ導体ペーストを充填するこ
とにより形成されている。
【0051】図12(c)に示す導体付きグリーンシー
ト113では、コイルの巻回部を平面視した領域に、す
なわち矩形枠状に、非磁性体セラミックス領域119が
形成されており、残りの領域に磁性体セラミックス領域
120が形成されている。この矩形枠状の非磁性体セラ
ミックス領域119の1/2ターン部分上において、導
体121が導体ペーストの印刷により形成されている。
ここでも、導体121の一端121a側には、ビアホー
ル電極が形成されている。
【0052】図12(d)に示す導体付き複合グリーン
シート114では、導体付き複合グリーンシート113
と同様に、矩形枠状の非磁性体セラミックス領域119
が形成されている。もっとも、導体122は、導体12
1に接続されて1つのターンを構成するように形成され
ている。すなわち、導体121とは端部を除いて重なら
ないように形成されている。
【0053】従って、導体付き複合グリーンシート11
3,114を交互に積層することにより、適宜のターン
数のコイル9を構成することができる。導体付き複合グ
リーンシート114の下方には、図13(a)に示す導
体付き複合グリーンシート123が積層される。この導
体付き複合グリーンシート123は、矩形枠状の非磁性
体セラミックス領域125と、残りの部分に形成されて
いる磁性体セラミックス領域124とを有する。そし
て、非磁性体セラミックス領域125の1/2ターン分
に重なるように、かつコイル引出し部9bを有するよう
に導体126が印刷されている。なお、導体126の内
側端は、上方に積層されている導体付き複合グリーンシ
ートのビアホール電極に電気的に接続される。従って、
複合グリーンシート123においてはビアホール電極が
形成されていない。
【0054】上記導体付き複合グリーンシート123の
下方には、図13(b)に示す複合グリーンシート13
1が適宜の枚数積層される。複合グリーンシート131
は、矩形枠状の非磁性体セラミックス領域133と、残
りの領域に形成された磁性体セラミックス領域132と
を有する。複合グリーンシート131は、上方のコイル
9と下方のコイル10とを隔てるために設けられてい
る。
【0055】図14(a)〜(d)は、コイル10を構
成するための積層部分を説明するための各平面図であ
る。複合グリーンシート141は、コイル引出し部の位
置が異なることを除いては、導体付き複合グリーンシー
ト123と同様に構成されている。すなわち、導体14
2は、コイル10の引出し部10aを有する。
【0056】また、図14(b)及び(c)に示す導体
付き複合グリーンシート143,144は、コイル9を
構成するのに用いた導体付き複合グリーンシート11
3,114と同様に構成されている。さらに、図14
(d)に示す導体付き複合グリーンシート145は、コ
イル9の上部に位置する導体付きグリーンシート112
とほぼ同様に構成されている。すなわち、導体146
は、コイル10の引出し部10bを有するように構成さ
れている。
【0057】上述した各複合グリーンシートを、第1の
実施例と同様に転写法により積層することにより、並び
に上部及び下部に磁性体セラミックグリーンシート11
1を配置するように、磁性体セラミックグリーンシート
111を同様に転写法で積層することにより、積層体が
得られる。このようにして得られた積層体を厚み方向に
加圧した後、焼成することにより、第2の実施例のセラ
ミック焼結体102が得られる。
【0058】第1,第2の実施例では、セラミック焼結
体2,102の外表面に4個の外部電極が形成されてい
たが、図15に示す変形例の積層セラミック電子部品1
51のように、セラミック焼結体152の外表面に6個
以上の外部電極153〜158が形成されていてもよ
く、この場合、図16(a),(b)に示すように、セ
ラミック焼結体152内には、厚み方向に3個のコイル
が第1の実施例または第2の実施例と同様にして構成さ
れることになる。
【0059】すなわち、本発明において、セラミック焼
結体内に配置されるコイルの数及び内部電極の数は特に
限定されるものではない。図17は、本発明の第3の実
施例に係る積層セラミック電子部品の外観を示す斜視図
であり、図18(a)〜(c)は、それぞれ、図17の
A−A線、B−B線及びC−C線に沿う断面図である。
第3の実施例の積層セラミック電子部品201では、第
1,第2の実施例と同様に、セラミック焼結体202は
磁性体セラミックス203と非磁性体セラミックス20
4とからなり、セラミック焼結体202内に、第1,第
2のコイル9,10が同様に構成されている。コイル
9,10は、それぞれ、コイル導体が巻回されている巻
回部と、該巻回部に連ねられた第1,第2の引出し部9
a,9b,10a,10bを有する。もっとも、非磁性
体セラミックス204からなる部分が第2の実施例と異
なっている。すなわち、第2の実施例の積層セラミック
電子部品1では、コイル9,10の引出し部9a,9
b,10a,10bの上下には非磁性体セラミック層は
形成されていなかったのに対し、第3の実施例では、コ
イル導体9,10の引出し部9a,9b,10a,10
bの周囲が非磁性体セラミック層204a,204bで
被覆されている。その他の点については、第2の実施例
と同様であるため、第2の実施例と同一部分について
は、同一の参照番号を付することにより、その説明を省
略する。
【0060】このように、コイル引出し部9a,9b,
10a,10bの周囲を非磁性体セラミック層204
a,204bで被覆することにより、ノーマルインピー
ダンスを低減することができる。
【0061】なお、第1の実施例においても、第3の実
施例と同様に、コイル引出し部9a,9b,10a,1
0bの周囲は非磁性体セラミックスにより構成されてい
たので、第3の実施例と同様に、ノーマルインピーダン
スの低減を図ることができる。
【0062】図19及び図20(a)〜(c)は、本発
明の第4の実施例に係る積層セラミック電子部品の外観
を示す斜視図並びに図19中のA−A線、B−B線及び
C−C線に沿う断面図である。
【0063】第4の実施例の積層セラミック電子部品2
51では、第3の実施例と同様に、コイル9,10の引
出し部9a,9b,10a,10bの周囲が非磁性体セ
ラミック層204c,204dにより被覆されている。
もっとも、第3の実施例と異なるのは、図20(c)か
ら明らかなように、コイル引出し部9a,10aの周囲
の非磁性体セラミック層204c,204dは、セラミ
ック焼結体252内のある高さ位置においてセラミック
焼結体の幅方向全幅に至るように形成されている。すな
わち、第3の実施例では、コイル引出し部9a,10a
の周囲のみが非磁性体セラミック層204a,204b
により構成されていたのに対し、第4の実施例では、コ
イル引出し部において、セラミック焼結体252の全幅
に至るように非磁性体セラミック層204c,204d
が形成されている。
【0064】図21及び図22(a)〜(c)は、本発
明の第5の実施例に係る積層セラミック電子部品の外観
を示す斜視図、並びに図21におけるA−A線、B−B
線及びC−C線に沿う断面図である。
【0065】第5の実施例の積層セラミック電子部品3
01では、図22(a)に示すように、セラミック焼結
体302は磁性体セラミックス303と非磁性体セラミ
ックス304とを有し、非磁性体セラミックス304
は、セラミック焼結体302の両端面を結ぶ長さ方向に
おいてコイル9,10の巻回部よりも外側に延ばされて
いる。すなわち、セラミック焼結体302では、中央に
磁性体セラミックス303が設けられており、セラミッ
ク焼結体302の長さ方向両側に非磁性体セラミックス
304が配置されている。また、非磁性体セラミックス
304は、磁性体セラミックス303が設けられている
部分において、コイル9,10の巻回部に至るように長
さ方向中央側に延ばされている。従って、コイル9,1
0の引出し部9a,10a,9b,10bの周りが非磁
性体セラミックス304により囲まれている。また、セ
ラミック焼結体302の長さ方向近傍は、全て非磁性体
セラミックス304で構成されている。その他の点につ
いては、第2の実施例と同様である。
【0066】第5の実施例の積層セラミック電子部品3
01においても、非磁性体セラミックス304が、コイ
ル9,10の引出し部9a,10a,10bの周囲に配
置されているので、高周波特性の改善及びインピーダン
スの低減を図ることができる。
【0067】図23は、本発明の第6の実施例に係る積
層セラミック電子部品の縦断面図である。積層セラミッ
ク電子部品401では、セラミック焼結体402内に、
第1,第2のコイル9,10が構成されている。積層セ
ラミック電子部品401では、セラミック焼結体402
内に、1個のコイル403が構成されている。コイル4
03の上端が、セラミック焼結体402の端面402a
に引き出されており、下端が他方端面402bに引き出
されている。ここでは、コイル403の周囲が、第1〜
第5の実施例と同様に、非磁性体セラミックス405で
覆われており、その他の部分が磁性体セラミックス40
6により構成されている。しかも、コイル403の上方
部分403aと下方部分403bとの間に、セラミック
焼結体402のある高さ位置の全領域に至るように非磁
性体セラミック層407が形成されている。
【0068】なお、408,409は外部電極を示す。
外部電極408,409は、それぞれ、端面402a,
402bを覆うように形成されており、コイル導体40
3の上端または下端に電気的に接続されている。本実施
例の積層セラミック電子部品401もまた、第1〜第5
の実施例の製造方法と同様に、転写法により導体付き複
合グリーンシートを積層し、上下に磁性体グリーンシー
トを積層し、得られた積層体を焼成することにより得る
ことができる。従って、第1の実施例の積層セラミック
電子部品1と同様に、従来の積層インダクタに比べて比
較的な簡単な工程を経て安価に製造することができる。
また、導体の印刷に際しては、下地が平坦であるため、
すなわち複合グリーンシートの上面が平坦であるため、
導体ペーストの印刷精度を高めることも可能となる。
【0069】また、本実施例の積層セラミック電子部品
401では、コイル403の上方部分403aと下方部
分403bとの間に非磁性体セラミック層407が形成
されているので、開磁路構造のインダクタとなる。従っ
て、コイル403の各高さ位置のコイル導体間の磁束の
発生を抑制し得るだけでなく、上方部分403aと下方
部分403bとの間に至る磁束の発生も抑制されるの
で、電流重畳特性に優れており、インダクタンス値の低
下が生じ難い、積層インダクタを提供することができ
る。
【0070】図24は、図23に示した積層インダクタ
401の変形例を示す縦断面図である。積層インダクタ
401では、セラミック焼結体402の中間高さ位置に
おいて、全領域に至るように非磁性体セラミック層40
7が形成されていたが、図25に示すように、非磁性体
セラミック層407Aはコイル403が巻回されている
部分の内側の領域にのみ至るように形成されていてもよ
く、その場合においても、開磁路構造のインダクタとな
る。
【0071】図25は、積層インダクタ401のさらに
他の変形例を示す縦断面図である。図25に示す積層イ
ンダクタ421では、非磁性体セラミック層407B
は、コイル403が巻回されている部分の外側にのみ配
置されている。この場合においても、開磁路構造のイン
ダクタとなる。
【0072】すなわち、上下のコイル部分403a,4
03b間に至る大きな磁束を抑制するには、非磁性体セ
ラミック層407,407A,407Bに示されている
ように、該磁束を遮断する位置に非磁性体セラミック層
が配置されればよく、非磁性体セラミック層が位置され
る部分は、図示の実施例及び変形例に限定されるもので
はない。
【0073】
【発明の効果】本発明に係る積層セラミック電子部品の
製造方法によれば、上記第1,第2の転写材を用意し、
第1〜第3の転写工程を経ることにより、積層体を得る
ことができる。従って、従来の印刷を繰り返す印刷積層
工法に比べて、工程の簡略化を果たすことができ、積層
セラミック電子部品のコストを低減することができる。
【0074】加えて、印刷積層工法では、印刷に際して
下地の平坦性が十分でなかったため、滲みが生じ、特性
のばらつきが生じがちであったのに対し、本発明によれ
ば、導体が印刷される下地が平坦であり、かつ上記転写
法により導体付き複合グリーンシート及びセラミックグ
リーンシートが積層されるので、特性のばらつきの少な
い、信頼性に優れた積層セラミック電子部品を提供する
ことができる。
【0075】導体付き複合グリーンシートの導体間が接
続されるように、少なくとも1枚の第1の転写材におい
て、導体付き複合グリーンシートの複合セラミックグリ
ーンシートにビアホール電極が形成されている場合に
は、複数の導体がビアホール電極を介して電気的に接続
され、例えばインダクタンス素子として機能するコイル
導体を容易に構成することができる。
【0076】第1のセラミックス領域が磁性体セラミッ
クスを用いて構成されており、第2のセラミックス領域
が非磁性体セラミックスを用いて構成されている場合、
例えばコイルなどを構成する導体を非磁性体セラミック
ス部分に構成することにより、容易に開磁路構造の積層
コイルを提供することができる。
【0077】第2の転写材のセラミックグリーンシート
として、磁性体セラミックスを用いた場合、積層セラミ
ック電子部品の上方及び下方の外層部分を磁性体セラミ
ックスで構成することができる。
【0078】第1のセラミックス領域及び第2のセラミ
ックス領域が、それぞれ、磁性体セラミックペースト及
び非磁性体セラミックペーストを印刷することにより形
成されている場合、第1,第2のセラミックス領域が重
なり合わないので、容易に上面が平坦な複合セラミック
グリーンシートを形成することができる。
【0079】ビアホール電極の形成が、複合セラミック
グリーンシートを形成するにあたり、ビアホール電極形
成部分に至らないように第1,第2のセラミックス領域
を形成し、ビアホール電極部分に導電ペーストを充填す
る場合には、電気的接続の信頼性に優れたビアホール電
極を構成することができる。
【0080】ビアホール電極の形成が、複合セラミック
グリーンシートを形成した後に貫通孔を形成し、該貫通
孔に導電ペーストを充填することにより行われる場合に
は、ビアホール電極形成工程の簡略化を果たすことがで
き、特に、貫通孔に導電ペーストを充填する工程を、導
体を印刷する工程と同時に行うことにより、工程の簡略
化を図ることができる。
【0081】第2の転写材のセラミックグリーンシート
の形成が、第2の支持フィルム上においてセラミックグ
リーンシートを成形することにより行われる場合、ドク
ターブレード法などの周知のセラミックグリーンシート
成形方法を用いて、第2の転写材のセラミックグリーン
シートを容易に形成することができる。
【0082】複合セラミックグリーンシートが、第3の
支持フィルムに支持されている第3の転写材を用意し、
第1の転写工程と第3の転写工程との間において、少な
くとも1枚の第3の転写材から該複合セラミックグリー
ンシートを転写する場合には、コイルなどの導体の上下
に接するように、第1または第2のセラミックス領域を
形成することができる。
【0083】本発明に係る積層セラミック電子部品は、
本発明に係る積層セラミック電子部品の製造方法により
得ることができ、従って、セラミック焼結体内に、第
1,第2のセラミックス領域が構成されている積層セラ
ミック電子部品であって、第1,第2のセラミックス領
域の材料を選択することにより、開磁路構造を有する積
層コイルなどの様々な機能を有する積層セラミック電子
部品を容易に提供することができる。
【0084】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る積層セラミック電
子部品の外観を示す斜視図。
【図2】(a)〜(c)は、それぞれ、図1のA−A
線、B−B線及びC−C線に沿う部分の断面図。
【図3】(a)〜(f)は、第1の実施例の積層セラミ
ック電子部品を得るのに用意される複合グリーンシート
を説明するための各平面図。
【図4】(a)〜(f)は、第1の実施例の積層セラミ
ック電子部品を得るのに用意される複合グリーンシート
を示す各略図的平面図。
【図5】(a)〜(c)は、第1の実施例で用意される
複合グリーンシートの製造方法を説明するための各平面
図。
【図6】(a)〜(d)は、第1の実施例において用意
される第1の転写材を用意する工程を説明するための各
平面図。
【図7】(a)〜(c)は、第1の実施例において用意
される導体付き複合グリーンシートの製造方法を説明す
るための各平面図。
【図8】(a)〜(c)は、第1の実施例において、第
2の転写材からセラミックグリーンシートを転写する工
程を説明するための各断面図。
【図9】(a)及び(b)は、第1の実施例において、
第1の転写材から導体付きグリーンシートを転写する工
程を説明するための各断面図。
【図10】第2の実施例に係る積層セラミック電子部品
を示す斜視図。
【図11】(a)及び(b)は、図10のA−A線及び
B−B線に沿う各断面図。
【図12】(a)〜(d)は、第2の実施例において積
層される複合グリーンシートを示す各平面図。
【図13】(a)及び(b)は、第2の実施例において
用意される導体付き複合グリーンシート及び複合グリー
ンシートを示す各平面図。
【図14】(a)〜(d)は、第2の実施例において、
第2のコイルを構成するための積層部分に用いられる各
複合グリーンシートの平面図。
【図15】本発明の変形例に係る積層セラミック電子部
品を示す外観斜視図。
【図16】(a)及び(b)は、第2の実施例の変形例
において、図15のA−A線及びB−B線に沿う各断面
図。
【図17】第3の実施例に係る積層セラミック電子部品
の外観を示す斜視図。
【図18】(a)〜(c)は、それぞれ、図18のA−
A線、B−B線及びC−C線に沿う断面図。
【図19】第4の実施例に係る積層セラミック電子部品
の外観を示す斜視図。
【図20】(a)〜(c)は、それぞれ、図20におけ
るA−A線、B−B線及びC−C線に沿う断面図。
【図21】第5の実施例に係る積層セラミック電子部品
の外観を示す斜視図。
【図22】(a)〜(c)は、図21におけるA−A
線、B−B線及びC−C線に沿う各断面図。
【図23】第6の実施例に係る積層セラミック電子部品
の縦断面図。
【図24】図23に示した積層インダクタの変形例を示
す縦断面図。
【図25】図24に示した積層インダクタのさらに他の
変形例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1…積層セラミック電子部品 2…セラミック焼結体 2a,2b…端面 3〜6…外部電極 7…磁性体セラミックス 8…非磁性体セラミックス 9,10…第1,第2のコイル 9a,9b,10a,10b…引出し部 11…複合グリーンシート 12…磁性体セラミックス領域(第1のセラミックス領
域) 13…非磁性体セラミックス領域(第2のセラミックス
領域) 14…支持フィルム 15…転写材 21…導体付き複合グリーンシート 22…導体 23…第1の支持フィルム 24…磁性体セラミックス領域 25…非磁性体セラミックス領域 26…第1の転写材 27…ビアホール電極 31…導体付き複合グリーンシート 32…複合グリーンシート 32a…貫通孔 33…磁性体セラミックス領域 34…非磁性体セラミックス領域 35…導体 36…ビアホール電極 41…導体付き複合グリーンシート 45…導体 51…導体付き複合グリーンシート 52…導体 52a…引出し部 61〜64…導体付き複合グリーンシート 65,66…導体 71…転写材 72…第2の支持フィルム 73…磁性体セラミックグリーンシート 74…積層ステージ 75…支持フィルム 76…転写材 77…第1の支持フィルム 78…第1の転写材 101…積層セラミック電子部品 102…セラミック焼結体 111…磁性体セラミックグリーンシート 112…導体付きグリーンシート 113,114…導体付きグリーンシート 116…磁性体セラミックス領域 117…非磁性体セラミックス領域 118…導体 119…非磁性体セラミックス領域 120…磁性体セラミックス領域 121…導体 122…導体 123…導体付き複合グリーンシート 124…磁性体セラミックス領域 125…非磁性体セラミックス領域 131…複合グリーンシート 132…磁性体セラミックス領域 133…非磁性体セラミックス領域 141…複合グリーンシート 142…導体 143〜145…導体付き複合グリーンシート 146…導体 151…積層セラミック電子部品 152…セラミック焼結体 153〜158…外部電極 201…積層セラミック電子部品 202…セラミック焼結体 202a,202b…非磁性体セラミックス 251…積層セラミック電子部品 301…積層セラミック電子部品 302…セラミック焼結体 401…積層セラミック電子部品 402…セラミック焼結体 402a,402b…端面 403…コイル 407…非磁性体セラミック層 407A,407B…非磁性体セラミック層 408、409…外部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 41/04

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のセラミックス領域と、第1のセラ
    ミックス領域とは異なるセラミックスを用いて形成され
    ている第2のセラミックス領域とを有する複合セラミッ
    クグリーンシートの一面に導体が形成されている導体付
    き複合グリーンシートが第1の支持フィルムに支持され
    ている第1の転写材を用意する工程と、 セラミックグリーンシートが第2の支持フィルムに支持
    されている第2の転写材を用意する工程と、 積層ステージ上に、少なくとも1枚の前記第2の転写材
    から、前記第2の転写材のセラミックグリーンシートを
    圧着して転写する第1の転写工程と、 先に転写されて積層されている少なくとも1枚のセラミ
    ックグリーンシート上に、少なくとも1枚の第1の転写
    材から、前記導体付き複合グリーンシートを圧着して
    写する第2の転写工程と、 先に転写により積層されている前記導体付き複合グリー
    ンシート上に、少なくとも1枚の第2の転写材から、第
    2の転写材のセラミックグリーンシートを圧着して転写
    する第3の転写工程と、 前記第1〜第3の転写工程により得られた積層体を焼成
    する工程とを備えることを特徴とする、積層セラミック
    電子部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 複数枚の前記第1の転写材が用意され、
    積層後に、複数枚の導体付き複合グリーンシートの導体
    間が接続されるように、少なくとも1枚の第1の転写材
    において前記導体付き複合グリーンシートの複合セラミ
    ックグリーンシートにビアホール電極が形成されてい
    る、請求項1に記載の積層セラミック電子部品の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記複数枚の導体付き複合グリーンシー
    トが積層された際に、前記ビアホール電極を介して複数
    の導体が電気的に接続されてコイル導体が構成されてい
    る、請求項2に記載の積層セラミック電子部品の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記第1のセラミックス領域が磁性体セ
    ラミックスを用いて構成されており、第2のセラミック
    ス領域が非磁性体セラミックスを用いて構成されてい
    る、請求項1〜3のいずれかに記載の積層セラミック電
    子部品の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の転写材のセラミックグリーン
    シートが、磁性体セラミックスを用いて構成されてい
    る、請求項4に記載の積層セラミック電子部品の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記第1の転写材において、前記導体が
    前記複合グリーンシートの上面に形成されている、請求
    項1〜5のいずれかに記載の積層セラミック電子部品の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の転写材において、前記導体
    が、前記複合グリーンシートの下面に形成されている、
    請求項1〜5のいずれかに記載の積層セラミック電子部
    品の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第1のセラミックス領域及び第2の
    セラミックス領域が、それぞれ、磁性体セラミックペー
    スト及び非磁性体セラミックペーストを印刷することに
    より形成されている、請求項1〜7のいずれかに記載の
    積層セラミック電子部品の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記ビアホール電極の形成が、前記複合
    セラミックグリーンシートを形成するにあたり、第1,
    第2のセラミックス領域を、ビアホール電極形成部分に
    至らないように形成した後に、前記ビアホール電極部分
    に導電ペーストを充填することにより行なわれる、請求
    項2または3に記載の積層セラミック電子部品の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記ビアホール電極の形成が、前記複
    合セラミックグリーンシートを形成した後に、ビアホー
    ル電極が形成される部分に貫通孔を形成し、該貫通孔に
    導電ペーストを充填することにより行なわれる、請求項
    2または3に記載の積層セラミック電子部品の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 前記第2の転写材のセラミックグリー
    ンシートの形成が、第2の支持フィルム上においてセラ
    ミックグリーンシートを成形することにより行われる、
    請求項1〜10のいずれかに記載の積層セラミック電子
    部品の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第1,第2のセラミックス領域を
    有する複合セラミックグリーンシートが第3の支持フィ
    ルムに支持されている第3の転写材を用意する工程をさ
    らに備え、 前記第1の転写工程と第3の転写工程との間において、
    少なくとも1枚の第3の転写材から複合セラミックグリ
    ーンシートを転写することを特徴とする、請求項1〜1
    1のいずれかに記載の積層セラミック電子部品の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれかに記載の製
    造方法により得られたセラミック焼結体と、前記セラミ
    ック焼結体の外表面に形成されており、前記セラミック
    焼結体内の導体と電気的に接続される複数の外部電極と
    を備えることを特徴とする、積層セラミック電子部品
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