JP3440633B2 - 芳香族ポリイミド及び半透膜及びその製法 - Google Patents
芳香族ポリイミド及び半透膜及びその製法Info
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Description
半透膜及びその製法に関する。更に詳しくは本発明は、
ポリイミド骨格にスルホン酸アルカリ金属塩基を有する
芳香族ポリイミド及び芳香族ポリイミド半透膜及び芳香
族ポリイミドの製法及び芳香族ポリイミド半透膜の製法
に関する。
シート、成形品、中空糸、ワニス等として、電子材料分
野、電気絶縁分野、気体分離分野、医療分野等として工
業的に多量に使用されている。芳香族ポリイミドは、一
般にピロメリット酸無水物のような芳香族テトラカルボ
ン酸二無水物とジアミノジフェニルエーテルのような芳
香族ジアミンとの略等モルを有機溶媒中で重縮合させて
ポリアミド酸にし、ついで加熱して又は無水酢酸のよう
な酸無水物中で、ポリアミド酸をイミド化することによ
って製造されている。
ルカリ塩基、スルホン酸アンモニウム基等をポリイミド
骨格に有するポリイミドが提案されている。例えば、特
開平6ー87957号公報には、芳香族テトラカルボン
酸とスルホン酸アンモニウム基等を有する芳香族ジアミ
ン及びスルホン酸アンモニウム基等を有さない芳香族ジ
アミンとを、Nーメチルピロリドンのような有機溶媒中
で重縮合させてポリアミド酸にし、次いでトリエチルア
ミン及び酸無水物中でイミド化(化学イミド化)する2
段重合法で製造したコポリイミド、及びその製法が開示
されている。同公報に記載されているのは、スルホン酸
アンモニウム基を有する芳香族ジアミン残基を共重合成
分とするコポリイミドのみで、ホモポリイミドについて
は何も開示がない。また一段重合法についても開示がな
い。また芳香族テトラカルボン酸の一般式として極めて
広範囲のテトラカルボン酸を包含する記載があるが、ビ
フェニルテトラカルボン酸二無水物については具体的な
記載はない。
族テトラカルボン酸と、ジアミンとしてスルホン酸基を
有するビスフェニルフルオレンジアミンを共重合成分と
するコポリイミドからなる芳香族ポリイミド気体分離膜
が開示されている。同公報の実施例には、溶媒としてN
ーメチルピロリドンを使用し、ベンゾフェノンテトラカ
ルボン酸と、ジアミンとしてスルホン酸基を有するビス
フェニルフルオレンジアミンを共重合成分として使用し
た均質膜が開示されている。特開昭63ー283704
号公報、特開昭63ー283707号公報には、芳香族
テトラカルボン酸としてピロメリット酸二無水物と、ジ
アミンとしてスルホン酸アルカリ金属塩基を有するジア
ミノベンゼンスルホン酸を共重合成分とするコポリイミ
ドからなる選択透過膜、両性高分子電解質分離膜等の均
質膜が開示されている。特開昭58ー153541号公
報には、脂肪族酸二無水物とスルホン酸基又はスルホン
酸アルカリ塩基を有するジアミンからなるポリイミドの
イオン交換膜が開示されている。
基、スルホン酸アルカリ金属塩基、スルホン酸アンモニ
ウム基等を導入すると、ガスの透過性、選択性等が向上
する。またポリイミドを実用的に効率のよいガス分離膜
として利用するには、非対称性中空糸膜にして使用する
のが最もの望ましい。しかし、従来開示提案されている
これらの基を有するポリイミドは、紡糸性、製膜性が十
分でなく中空糸膜化できないか、中空糸膜化の技術が確
立されていないか、また中空糸膜化できたとしても膜の
機械的強度が劣るという難点があった。
性、選択性に優れ、かつ高強度の非対称性中空糸膜を容
易に形成することができる紡糸性、製膜性に優れた芳香
族ポリイミド及び芳香族ポリイミド半透膜を提供するこ
とを目的とするものである。また本発明は、ガスの透過
性、選択性に優れ、かつ高強度の非対称性中空糸膜を容
易に形成することができる紡糸性、製膜性に優れた主鎖
骨格にスルホン酸アルカリ金属塩基を有する芳香族ポリ
イミドの製法及び芳香族ポリイミド半透膜の製法を提供
することを目的とするものである。
アルカリ金属塩基、スルホン酸アンモニウム基等を有す
る芳香族ポリイミドについて、特に原料の芳香族テトラ
カルボン酸二無水物、芳香族ジアミン、製造条件等につ
いて鋭意研究した。その結果、ビフェニルテトラカル
ボン酸化合物、例えばビフェニルテトラカルボン酸二無
水物と、スルホン酸基やスルホン酸アルカリ金属塩基を
有する芳香族ジアミンとは、フェノール系溶媒中又はア
ミド系溶媒中では重合、イミド化が不可能であるか、ま
たはビフェニルテトラカルボン酸とスルホン酸基やスル
ホン酸アルカリ金属塩基を有する芳香族ジアミンとの芳
香族ポリイミドは、フェノール系溶媒中又はアミド系溶
媒に不溶であるため、従来の方法では中空糸膜のような
半透膜を得ることができないこと、ビフェニルテトラ
カルボン酸化合物、例えばビフェニルテトラカルボン酸
二無水物と、スルホン酸アンモニウム基を有する芳香族
ジアミンとをフェノール系溶媒中で反応させると、一段
で重合、イミド化されてスルホン酸アンモニウム基を有
する芳香族ポリイミドが得られ、このスルホン酸アンモ
ニウム基を有する芳香族ポリイミドを、アルカリ金属の
水酸化物又はアルカリ金属のアルコキシドで処理すると
容易に主鎖骨格にスルホン酸アルカリ金属塩基を有する
芳香族ポリイミドが得られること、スルホン酸アンモ
ニウム基を有する芳香族ポリイミドを半透膜にしてアル
カリ金属の水酸化物又はアルカリ金属のアルコキシドで
処理するとスルホン酸アンモニウム基がスルホン酸アル
カリ金属塩基に変換された芳香族ポリイミド半透膜が得
られること、フェノール系溶媒中でビフェニルテトラ
カルボン酸二無水物とスルホン酸アンモニウム基を有す
る芳香族ジアミンとを重合、イミド化させる方法による
と前記目的を達成できること等を知見し、本発明に到っ
た。
し、一般式(1)中のArは、下記一般式(2)及び
(3)に示す芳香族ジアミン残基で、一般式(2)式中
のR1 〜R4 の少なくとも1つは、ーSO3 M基〔Mは
アルカリ金属〕で、そのほかは水素原子又は炭素数1〜
3のアルキル基を示し、一般式(3)中のR1 〜R8 の
少なくとも1つは、ーSO3 M基〔Mはアルカリ金属〕
で、そのほかは水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基
を示し、Xは直接結合、ーOー、ーSO2 ー、ーNH
ー、炭素数1〜3のアルキレン基、アルキリデン基又は
アルケニレン基を示す。
属の水酸化物又はアルカリ金属のアルコキシドで処理す
ることを特徴とする一般式(1)で表される芳香族ポリ
イミドの製法に関する。
般式(5)及び(6)に示す芳香族ジアミン残基で、一
般式(5)式中のR1 〜R4 の少なくとも1つは、ーS
O3N(L)4 基〔Lは水素原子又は炭素数1〜5のア
ルキル基〕で、そのほかは水素原子又は炭素数1〜3の
アルキル基を示し、一般式(6)中のR1 〜R8 の少な
くとも1つは、ーSO3 N(L)4 基〔Lは水素原子又
は炭素数1〜5のアルキル基〕で、そのほかは水素原子
又は炭素数1〜3のアルキル基を示し、Xは直接結合、
ーOー、ーSO2 ー、ーNHー、炭素数1〜3のアルキ
レン基、アルキリデン基又はアルケニレン基を示す。
合物と、一般式(7)及び(8)
をフェノール系溶媒中で重合・イミド化して反復単位が
一般式(4)、
イミドをアルカリ金属の水酸化物又はアルカリ金属のア
ルコキシドで処理して該ポリイミドのーSO3 N(L)
4 基をーSO3 M基〔Mはアルカリ金属〕に変換するこ
とを特徴とする請求項1に記載の芳香族ポリイミドの製
法に関する。
くとも1つは、ーSO3 N(L)4〔Lは水素原子又は
炭素数1〜5のアルキル基〕で、そのほかは水素原子又
は炭素数1〜3のアルキル基を示し、一般式(8)中の
R1 〜R8 の少なくとも1つは、ーSO3 N(L)
4 〔Lは水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基〕で、
そのほかは水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を示
し、Xは直接結合、ーOー、ーSO2 ー、ーNHー、炭
素数1〜3のアルキレン基、アルキリデン基又はアルケ
ニレン基を示し、一般式(4)中のAr’は、上記一般
式(7)及び(8)に示す芳香族ジアミン化合物のジア
ミン残基を示す。
る。
式(2)及び(3)に示す芳香族ジアミン残基で、一般
式(2)式中のR1 〜R4 の少なくとも1つは、ーSO
3 M基〔Mはアルカリ金属〕で、そのほかは水素原子又
は炭素数1〜3のアルキル基を示し、一般式(3)中の
R1 〜R8 の少なくとも1つは、ーSO3 M基〔Mはア
ルカリ金属〕で、そのほかは水素原子又は炭素数1〜3
のアルキル基を示し、Xは直接結合、ーOー、ーSO2
ー、ーNHー、炭素数1〜3のアルキレン基、アルキリ
デン基又はアルケニレン基を示す。
カリ金属の水酸化物又はアルカリ金属のアルコキシドで
処理することを特徴とする一般式(1)で表される芳香
族ポリイミド半透膜の製法に関する。
般式(5)及び(6)に示す芳香族ジアミン残基で、一
般式(5)式中のR1 〜R4 の少なくとも1つは、ーS
O3N(L)4 基〔Lは水素原子又は炭素数1〜5のア
ルキル基〕で、そのほかは水素原子又は炭素数1〜3の
アルキル基を示し、一般式(6)中のR1 〜R8 の少な
くとも1つは、ーSO3 N(L)4 基〔Lは水素原子又
は炭素数1〜5のアルキル基〕で、そのほかは水素原子
又は炭素数1〜3のアルキル基を示し、Xは直接結合、
ーOー、ーSO2 ー、ーNHー、炭素数1〜3のアルキ
レン基、アルキリデン基又はアルケニレン基を示す。
合物と、一般式(7)及び(8)
をフェノール系溶媒中で重合・イミド化して反復単位が
一般式(4)、
該ポリイミド半透膜をアルカリ金属の水酸化物又はアル
カリ金属のアルコキシドで処理して該ポリイミド半透膜
のーSO3 N(L)4 基をーSO3 M基〔Mはアルカリ
金属〕に変換することを特徴とする一般式(1)で表さ
れる芳香族ポリイミド半透膜の製法に関する。
くとも1つは、ーSO3 N(L)4〔Lは水素原子又は
炭素数1〜5のアルキル基〕で、そのほかは水素原子又
は炭素数1〜3のアルキル基を示し、一般式(8)中の
R1 〜R8 の少なくとも1つは、ーSO3 N(L)
4 〔Lは水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基〕で、
そのほかは水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を示
し、Xは直接結合、ーOー、ーSO2 ー、ーNHー、炭
素数1〜3のアルキレン基、アルキリデン基又はアルケ
ニレン基を示し、一般式(4)中のAr’は、上記一般
式(7)及び(8)に示す芳香族ジアミン残基を示す。
芳香族ポリイミドは、ビフェニルテトラカルボン酸化合
物と、前記一般式(7)及び(8)に示すスルホン酸ア
ンモニウム基を有する芳香族ジアミン化合物との略等モ
ルをフェノール系溶媒中で重合・イミド化すると、スル
ホン酸アンモニウム基を有する芳香族ポリイミドが得ら
れ、これをアルカリ金属の水酸化物又はアルカリ金属の
アルコキシドで処理することによって得られる。しか
し、ビフェニルテトラカルボン酸化合物に代えて、ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸やピロメリット酸二無水物
を用いた場合は、スルホン酸アンモニウム基を有する芳
香族ジアミンを用いてもフェノール系溶媒中で一段で重
合、イミド化することができないか、また重合、イミド
化することができても紡糸性、製膜性が不十分で高強度
の非対称性中空糸膜をえることが困難である。また、ビ
フェニルテトラカルボン酸化合物を用いても、スルホン
酸アンモニウム基を有する芳香族ジアミン化合物に代え
て、スルホン酸基(ーSO3 H)、スルホン酸アルカリ
金属塩基を有するジアミンを用いた場合も、フェノール
系溶媒中で一段で重合、イミド化することができない
か、フェノール系溶媒に不溶であるため、紡糸性、製膜
性が不十分で高強度の非対称性中空糸膜をえることが困
難である。
ン酸化合物としては、3,3’,4,4’ービフェニル
テトラカルボン酸二無水物、2,3,3’,4’ービフ
ェニルテトラカルボン酸二無水物等を挙げることがで
き、これらビフェニルテトラカルボン酸やそのエステル
等も使用することができる。
アンモニウム基を有する芳香族ジアミン化合物として
は、2,5ージアミノベンゼンスルホン酸アンモニウ
ム、2,5ージアミノベンゼンスルホン酸トリメチルア
ンモニウム、2,5ージアミノベンゼンスルホン酸トリ
エチルアンモニウム、2,5ージアミノベンゼンスルホ
ン酸トリブチルアンモニウム、2,5ージアミノベンゼ
ンスルホン酸トリアミルアンモニウム、2,4ージアミ
ノベンゼンスルホン酸アンモニウム、2,4ージアミノ
ベンゼンスルホン酸トリメチルアンモニウム、2,4ー
ジアミノベンゼンスルホン酸トリエチルアンモニウム、
2,4ージアミノベンゼンスルホン酸トリブチルアンモ
ニウム、2,4ージアミノベンゼンスルホン酸トリアミ
ルアンモニウム、2,4ージアミノベンゼンー1,5ー
ジスルホン酸アンモニウム、2,4ージアミノベンゼン
ー1,5ージスルホン酸トリメチルアンモニウム、2,
4ージアミノベンゼンー1,5ージスルホン酸トリエチ
ルアンモニウム、2,4ージアミノベンゼンー1,5ー
ジスルホン酸トリブチルアンモニウム、2,4ージアミ
ノベンゼンー1,5ージスルホン酸トリアミルアンモニ
ウム、3,3’ージメチルー4,4’ージアミノジフェ
ニルー5ースルホン酸アンモニウム、3,3’ージメチ
ルー4,4’ージアミノジフェニルー5ースルホン酸ト
リメチルアンモニウム、3,3’ージメチルー4,4’
ージアミノジフェニルー5ースルホン酸トリエチルアン
モニウム、3,3’ージメチルー4,4’ージアミノジ
フェニルー5ースルホン酸トリブチルアンモニウム、
3,3’ージメチルー4,4’ージアミノジフェニルー
5ースルホン酸トリアミルアンモニウム、3,3’ージ
メチルー4,4’ージアミノジフェニルー6,6’ージ
スルホン酸アンモニウム、3,3’ージメチルー4,
4’ージアミノジフェニルー6,6’ージスルホン酸ト
リメチルアンモニウム、3,3’ージメチルー4,4’
ージアミノジフェニルー6,6’ージスルホン酸トリエ
チルアンモニウム、3,3’ージメチルー4,4’ージ
アミノジフェニルー6,6’ージスルホン酸トリブチル
アンモニウム、3,3’ージメチルー4,4’ージアミ
ノジフェニルー6,6’ージスルホン酸トリアミルアン
モニウム、ベンジジンー2,2’ージスルホン酸アンモ
ニウム、ベンジジンー2,2’ージスルホン酸トリメチ
ルアンモニウム、ベンジジンー2,2’ージスルホン酸
トリエチルアンモニウム、ベンジジンー2,2’ージス
ルホン酸トリブチルアンモニウム、ベンジジンー2,
2’ージスルホン酸トリアミルアンモニウム、4,4’
ージアミノジフェニルエーテルー2ースルホン酸アンモ
ニウム、4,4’ージアミノジフェニルエーテルー2ー
スルホン酸トリメチルアンモニウム、4,4’ージアミ
ノジフェニルエーテルー2ースルホン酸トリエチルアン
モニウム、4,4’ージアミノジフェニルエーテルー2
ースルホン酸トリブチルアンモニウム、4,4’ージア
ミノジフェニルエーテルー2ースルホン酸トリアミルア
ンモニウム、4,4’ージアミノジフェニルエーテルー
3ースルホン酸アンモニウム、4,4’ージアミノジフ
ェニルエーテルー3ースルホン酸トリメチルアンモニウ
ム、4,4’ージアミノジフェニルエーテルー3ースル
ホン酸トリエチルアンモニウム、4,4’ージアミノジ
フェニルエーテルー3ースルホン酸トリブチルアンモニ
ウム、4,4’ージアミノジフェニルエーテルー3ース
ルホン酸トリアミルアンモニウム、4,4’ージアミノ
ジフェニルエーテルー2,2’ージスルホン酸アンモニ
ウム、4,4’ージアミノジフェニルエーテルー2,
2’ージスルホン酸トリメチルアンモニウム、4,4’
ージアミノジフェニルエーテルー2,2’ージスルホン
酸トリエチルアンモニウム、4,4’ージアミノジフェ
ニルエーテルー2,2’ージスルホン酸トリブチルアン
モニウム、4,4’ージアミノジフェニルエーテルー
2,2’ージスルホン酸トリアミルアンモニウム、4,
4’ージアミノジフェニルスルホンー3ースルホン酸ア
ンモニウム、4,4’ージアミノジフェニルスルホンー
3ースルホン酸トリメチルアンモニウム、4,4’ージ
アミノジフェニルスルホンー3ースルホン酸トリエチル
アンモニウム、4,4’ージアミノジフェニルスルホン
ー3ースルホン酸トリブチルアンモニウム、4,4’ー
ジアミノジフェニルスルホンー3ースルホン酸トリアミ
ルアンモニウム、4,4’ージアミノジフェニルスルホ
ンー3,3’ージスルホン酸アンモニウム、4,4’ー
ジアミノジフェニルスルホンー3,3’ージスルホン酸
トリメチルアンモニウム、4,4’ージアミノジフェニ
ルスルホンー3,3’ージスルホン酸トリエチルアンモ
ニウム、4,4’ージアミノジフェニルスルホンー3,
3’ージスルホン酸トリブチルアンモニウム、4,4’
ージアミノジフェニルスルホンー3,3’ージスルホン
酸トリアミルアンモニウム、4,4’ージアミノジフェ
ニルメタンー2,2’ージスルホン酸アンモニウム、
4,4’ージアミノジフェニルメタンー2,2’ージス
ルホン酸トリメチルアンモニウム、4,4’ージアミノ
ジフェニルメタンー2,2’ージスルホン酸トリエチル
アンモニウム、4,4’ージアミノジフェニルメタンー
2,2’ージスルホン酸トリブチルアンモニウム、4,
4’ージアミノジフェニルメタンー2,2’ージスルホ
ン酸トリアミルアンモニウム、4,4’ージアミノジフ
ェニルメタンー3,3’ージスルホン酸アンモニウム、
4,4’ージアミノジフェニルメタンー3,3’ージス
ルホン酸トリメチルアンモニウム、4,4’ージアミノ
ジフェニルメタンー3,3’ージスルホン酸トリエチル
アンモニウム、4,4’ージアミノジフェニルメタンー
3,3’ージスルホン酸トリブチルアンモニウム、4,
4’ージアミノジフェニルメタンー3,3’ージスルホ
ン酸トリアミルアンモニウム、4,4’ージアミノジフ
ェニルアミンー2ースルホン酸アンモニウム、4,4’
ージアミノジフェニルアミンー2ースルホン酸トリメチ
ルアンモニウム、4,4’ージアミノジフェニルアミン
ー2ースルホン酸トリエチルアンモニウム、4,4’ー
ジアミノジフェニルアミンー2ースルホン酸トリブチル
アンモニウム、4,4’ージアミノジフェニルアミンー
2ースルホン酸トリアミルアンモニウ 4,4’ージアミノスチルベンー2,2’ージスルホン
酸アンモニウム、4,4’ージアミノスチルベンー2,
2’ージスルホン酸トリメチルアンモニウム、4,4’
ージアミノスチルベンー2,2’ージスルホン酸トリエ
チルアンモニウム、4,4’ージアミノスチルベンー
2,2’ージスルホン酸トリブチルアンモニウム、4,
4’ージアミノスチルベンー2,2’ージスルホン酸ト
リアミルアンモニウム、等を挙げることができる。
は、融点が約100°C以下、好ましくは80°C以下
で、常圧での沸点が300°C以下、好ましくは280
°C以下のものが、重合溶液中の溶媒が凍結するなどの
重合溶液取扱上の問題が生じることがないので好適であ
る。具体的には、フェノール、oー、mー又はpークレ
ゾール、3,5ーキシレノール、カルバクロール、チモ
ール等1価のフェノール類、カテコール類、或いは1価
のフェノールのベンゼン核の水素をハロゲン原子で置換
したハロゲン化フェノールが好適である。これら溶媒は
混合物でもよい。ハロゲン化フェノールとしては、例え
ば3ークロルフェノール、4ークロルフェノール、3ー
ブロムフェノール、4ーブロムフェノール、2ー4ーブ
ロムフェノール、2ークロルー4ーヒドロキシトルエ
ン、2ークロルー5ーヒドロキシトルエン、3ークロル
ー6ーヒドロキシトルエン、4ークロルー2ーヒドロキ
シトルエン、2ーブロムー4ーヒドロキシトルエン、2
ーブロムー5ーヒドロキシトルエン、3ーブロムー6ー
ヒドロキシトルエン、4ーブロムー2ーヒドロキシトル
エン等を挙げることができ、ハロゲン化フェノールのな
かでも特に4ークロルフェノールは好適である。
重合・イミド化は、普通にはビフェニルテトラカルボン
酸化合物とスルホン酸アンモニウム基を有する芳香族ジ
アミン化合物との略等モルをフェノール系溶媒に溶解さ
せ、100〜250°C、好ましくは130〜200°
Cの反応温度に加熱し、生成する水を除去しながら反応
させることによって行うのが、実用上十分な重合速度が
得られ、また重合系からの溶媒の蒸発脱離を抑えること
ができるので好適である。反応はバッチ式で行っても連
続式で行ってもよい。
応とが進行し、一段でフェノール系溶媒に溶解したスル
ホン酸アンモニウム基を有するポリイミドの溶液が得ら
れる。反応時間は10〜60時間程度である。その際、
フェノール系溶媒に対するビフェニルテトラカルボン酸
化合物及びスルホン酸アンモニウム基を有する芳香族ジ
アミン化合物の使用量は、溶媒中のポリイミドの量(濃
度)が5〜50重量%、特に重合液を直接に中空糸膜等
の半透膜の製造に用いる場合は濃度が10〜40重量
%、さらには12〜25重量%になるようにするのが好
ましく、重合液の回転粘度(100°Cで測定)が10
〜8000ポイズ、特に100〜3000ポイズである
ことが好ましい。回転粘度が過度に高すぎたり低すぎた
りすると、紡糸性、製膜性に難点が生じる。
塩基を有する芳香族ポリイミドは、スルホン酸アンモニ
ウム基を有するポリイミド溶液からフェノール系溶媒を
加熱、蒸発等により除去し、ついでアルカリ金属の水酸
化物又はアルカリ金属のアルコキシドで処理することに
よってえられる。この処理によってスルホン酸アンモニ
ウム基はスルホン酸アルカリ金属塩基に変換される。半
透膜は、重合・イミド化によって得られたスルホン酸ア
ンモニウム基を有するポリイミドの溶液から、乾式法、
湿式法、乾湿式法等の製膜方法でスルホン酸アンモニウ
ム基を有するポリイミドの半透膜を得、これをアルカリ
金属の水酸化物又はアルカリ金属のアルコキシドで処理
することによって製造することができる。特にスルホン
酸アンモニウム基を有するポリイミドの溶液を流延ある
いは成形機から気中に吐出又は押出した後、凝固液中に
導いて凝固させ、付着凝固液を洗浄後乾燥処理する乾湿
式法は、後工程のアルカリ金属の水酸化物又はアルカリ
金属のアルコキシドによる処理によって透過性、選択性
の良好なスルホン酸アルカリ金属塩基を有する半透膜を
得ることができるので好適である。
ミドの半透膜を得る際の湿式法や乾湿式法に使用される
凝固液としては、例えば水やメタノール、エタノール、
プロパノール、イソプロパノール等のアルコール系溶
媒、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、
エチルプロピルケトン等のケトン系溶媒、これら水、ア
ルコール系溶媒、ケトン系溶媒等の混合溶媒など、ポリ
イミドを溶解せずポリイミド溶液の溶媒と相溶性を有す
る極性溶媒が使用される。なかでも水との混合溶媒、特
に水とアルコール系溶媒との混合溶媒、例えば水とエタ
ノールとの混合溶媒は、欠陥のない、透過性、選択性に
優れた非対称性の半透膜を形成させることができ、好適
である。
するポリイミドの半透膜は、これをメタノール、エタノ
ール、プロパノール、イソプロパノール等のアルコール
系溶媒で洗浄し、さらに不活性溶媒、例えばイソペンタ
ン、n−ヘキサン、イソオクタン、n−ヘプタン等の脂
肪族炭化水素系溶媒での洗浄・乾燥、さらには熱処理し
た後にアルカリ金属の水酸化物又はアルカリ金属のアル
コキシドで処理しても、乾燥や熱処理せずに湿潤状態で
アルカリ金属の水酸化物又はアルカリ金属のアルコキシ
ドで処理しても、また未洗浄のものを処理してもよい。
基を有するポリイミドの半透膜のアルカリ金属の水酸化
物又はアルカリ金属のアルコキシドでの処理は、半透膜
をアルカリ金属の水酸化物又はアルカリ金属のアルコキ
シド含有溶液と接触させることによって行われる。接触
方法は、特に制限されないが半透膜をアルカリ金属の水
酸化物又はアルカリ金属のアルコキシド含有溶液に浸漬
処理する方法が好適に採用される。スルホン酸アンモニ
ウム基をスルホン酸基に変換するための浸漬処理時間
は、1秒〜100時間、好ましくは1分〜10時間が好
適である。アルカリ金属の水酸化物としては、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化セ
シウム等が使用される。またアルカリ金属のアルコキシ
ドとしては、ナトリウム、カリウム、リチウム、セシウ
ム等アルカリ金属のアルキシド、好ましくは炭素数1〜
5のアルコキシドが使用される。アルカリ金属の水酸化
物又はアルカリ金属のアルコキシド含有溶液は、普通に
は水や、アルコール系溶媒、炭化水素系、ケトン系溶媒
等の有機溶媒の溶液、あるいはこれらの混合溶媒の溶液
として使用されるが、その濃度は0.001〜50モル
/リットル、特に0.01〜10モル/リットルが好適
である。また浸漬温度は室温付近が便利で好適である。
金属塩基を有する半透膜は、メタノール、エタノール、
プロパノール、イソプロパノール等のアルコール系溶媒
で洗浄し、さらに不活性溶媒、例えばイソペンタン、n
−ヘキサン、イソオクタン、n−ヘプタン等の脂肪族炭
化水素系溶媒で洗浄した後、乾燥、さらには必要であれ
ば熱処理する。熱処理温度はスルホン酸アルカリ金属塩
基を有する半透膜の軟化点又は二次転移点より低い温度
で行なうのが非対称性の半透膜の非対称構造を破壊する
ことがないので好ましい。普通には90〜400°Cの
温度から適宜選択された温度で行われる。
塩基を有する半透膜の形状は、フイルム・シート状の平
膜、中空糸状の中空糸膜等いずれの形状であってもよい
が、分離膜としては有効膜面積を大きくとれる中空糸膜
が好適である。中空糸膜の製造法としては、例えば特公
昭61ー35282号公報、特公平1ー44804号公
報(USP.4460526)、特公平6ー93988
号公報等に開示された方法を参照することができる。次
に本発明において中空糸膜の好適な製造法の1例を説明
するが、本発明はこの例に限定されるものではない。
スルホン酸アンモニウム基を有するポリイミドの溶液を
ドープ液として使用し、中空糸紡糸用ノズルから気中に
押し出して中空糸状成形物を形成させた後、成形物を凝
固液中に導いて凝固させ、アルコール系溶媒及び脂肪族
炭化水素系溶媒で洗浄してスルホン酸アンモニウム基を
有するポリイミド中空糸膜にした後、アルカリ金属の水
酸化物又はアルカリ金属のアルコキシドで処理すると、
分離膜として好適な非対称性のスルホン酸アルカリ金属
塩基を有する中空糸膜が得られる。
・イミド化したスルホン酸アンモニウム基を有するポリ
イミドの溶液をドープ液として使用し、中空糸紡糸用ノ
ズルから、紡糸用ノズル吐出温度60〜150°C、好
ましくは70〜120°Cでの回転粘度が10〜100
00ポイズ、特に100〜6000ポイズのドープ液を
気中に押し出して中空糸状成形物を形成させた後、成形
物を、マイナス10〜プラス60°C、好ましくはマイ
ナス5〜プラス40°Cに保持したの凝固液中に、好ま
しくは凝固液としてアルコール系溶媒又は水とアルコー
ル系溶媒との混合溶媒中に導いて凝固させ、アルコール
系溶媒及び又は脂肪族炭化水素系溶媒で洗浄してスルホ
ン酸アンモニウム基を有するポリイミド中空糸膜にした
後、アルカリ金属の水酸化物又はアルカリ金属のアルコ
キシドの濃度0.001〜50モル/リットル、好まし
くは0.01〜10モル/リットルの溶媒溶液に、1秒
〜100時間、好ましくは1秒〜10時間浸漬して、ポ
リイミドのスルホン酸アンモニウム基をスルホン酸アル
カリ金属塩基に変換するが、中空糸膜を構成するポリイ
ミドの全てのスルホン酸アンモニウム基をスルホン酸ア
ルカリ金属塩基に変換しなくてもよい。アルカリ金属の
水酸化物又はアルカリ金属のアルコキシドの溶液の濃度
や浸漬時間を調節して、中空糸膜の一部、特に気体の選
択分離層である中空糸膜の外表面を構成するポリイミド
のスルホン酸アンモニウム基のみをスルホン酸アルカリ
金属塩基に変換してもよい。ポリイミドのスルホン酸ア
ンモニウム基をスルホン酸アルカリ金属塩基に変換した
後、アルコール系溶媒及び又は脂肪族炭化水素系溶媒で
洗浄し、洗浄溶媒を50〜150°Cの温度で蒸発させ
て乾燥すると、さらには乾燥後熱処理すると、分離膜と
して好適な非対称性のスルホン酸アルカリ金属塩基を有
する中空糸膜が得られる。
度で、選択性、透過性が極めて優れており分離膜として
好適に使用することができる。特にガス分離膜として混
合ガスの分離、例えば酸素ー窒素の分離、ヘリウムー窒
素の分離、水素分離、炭酸ガス分離等の分離に適してい
る。
れ、ガスの透過性、選択性が高いスルホン酸アルカリ金
属塩基を有する芳香族ポリイミド及びスルホン酸アルカ
リ金属塩基を有する芳香族ポリイミド半透膜を提供する
ことができる。また本発明によると、紡糸性、製膜性に
優れたスルホン酸アンモニウム基を有する芳香族ポリイ
ミドの重合、イミド化を一段で行うことができ、これを
アルカリ金属の水酸化物又はアルカリ金属のアルコキシ
ドで処理することによって、容易にスルホン酸アルカリ
金属塩基を有する芳香族ポリイミドを得ることができ、
またガスの透過性、選択性の優れた高強度のスルホン酸
アルカリ金属塩基を有する非対称性中空糸膜を容易に製
造することができる。
糸膜、ステンレススチール製パイプ及びエポキシ樹脂系
接着剤を使用して、透過性能評価用の中空糸膜束を作成
し、これをステンレススチール製容器に収納してモジュ
ール化した。中空糸膜束の有効膜面積は約5cm2 であ
った。 モジュールに、He/O2 /N2 =30/30/
40(容積比)の混合ガスを導入して、中空糸膜の外側
と内側との差圧が10kg/cm2 で、導入したガスを
中空糸膜の外側表面に接触させ、中空糸膜の内側に透過
させた。各ガスの透過速度(P’)は、透過ガス及び未
透過ガスのガスクロマトグラフィー分析の測定値から算
出した。測定温度は50°Cであった。透過速度
(P’)の単位はNcc/(cm2 ・sec.・cmH
g)である。
水物(BPDA)99ミリモルと、2,4ージアミノベ
ンゼンスルホン酸トリエチルアンモニウム(mDABS
−Et3 N)100ミリモルとを、4ークロルフェノー
ル195gとともに、攪拌機と窒素ガス導入管とが付設
されたセパラブルフラスコに入れ、攪拌下に160°C
の温度で45時間重合、イミド化反応を行って、4ーク
ロルフェノールに溶解している濃度23重量%のスルホ
ン酸トリエチルアンモニウム基を有する芳香族ポリイミ
ドの溶液を調製した。
する芳香族ポリイミドの溶液は、これを400メッシュ
のステンレススチール製金網で濾過して、紡糸用ドープ
液を調製した。紡糸用ドープ液は、これを中空糸紡糸用
ノズル(円形開口部の外径:1000μm、円形開口部
のスリット幅:200μm、芯部開口部の外径:400
μm)を備えた紡糸装置に仕込み、中空糸紡糸用ノズル
から、空気中に中空糸状に吐出させ、次いで中空糸状成
形物を乾燥窒素ガス雰囲気中を通過させた後、80重量
%のエタノール水溶液からなる温度0°Cの一次凝固液
に浸漬し、更に、一対の案内ロールを備えた二次凝固装
置内の温度0°Cの二次凝固液中で案内ロール間を往復
させて、中空糸状成形物の凝固を完了させて中空の湿潤
膜とし、引取ロールで引取速度15m/min.で引き
取りながら紡糸した。
ム基を有する芳香族ポリイミドの中空糸湿潤膜は、これ
をボビンに巻き取り、エタノールで十分に洗浄した後、
1モル/リットルのナトリウムメトキサイドのエタノー
ル溶液に室温下、3秒間浸漬してスルホン酸トリエチル
アンモニウム基をスルホン酸ナトリウム基に変換した。
浸漬後、エタノールで十分に洗浄し、次いでイソオクタ
ンでエタノールを置換した後、100°Cに加熱してイ
ソオクタンの蒸発及び乾燥を行い、さらに270°Cの
温度で30分間熱処理してスルホン酸ナトリウム基を有
する非対称性の芳香族ポリイミド中空糸膜を得た。中空
糸膜の外径は、350μmで、膜厚は60μmであっ
た。この非対称性の芳香族ポリイミド中空糸膜の透過性
能評価結果を表1に示す。
サイドのエタノール溶液に浸漬する時間を3秒から10
秒に代えたほかは、実施例1と同様にしてスルホン酸ナ
トリウム基を有する非対称性の芳香族ポリイミド中空糸
膜を得た。中空糸膜の外径は、350μmで、膜厚は5
7μmであった。この非対称性の芳香族ポリイミド中空
糸膜の透過性能評価結果を表1に示す。
サイドのエタノール溶液に浸漬する時間を3秒から30
秒に代えたほかは、実施例1と同様にしてスルホン酸ナ
トリウム基を有する非対称性の芳香族ポリイミド中空糸
膜を得た。中空糸膜の外径は、345μmで、膜厚は6
0μmであった。この非対称性の芳香族ポリイミド中空
糸膜の透過性能評価結果を表1に示す。
のエタノール溶液を、0.05モル/リットルの水酸化
ナトリウム水溶液に代え、さらに芳香族ポリイミド湿潤
膜を浸漬する時間を3秒から30秒に代えたほかは、実
施例1と同様にしてスルホン酸ナトリウム基を有する非
対称性の芳香族ポリイミド中空糸膜を得た。中空糸膜の
外径は、349μmで、膜厚は62μmであった。この
非対称性の芳香族ポリイミド中空糸膜の透過性能評価結
果を表1に示す。
のエタノール溶液を、0.05モル/リットルの水酸化
ナトリウム水溶液に代え、さらに芳香族ポリイミド湿潤
膜を浸漬する時間を3秒から1分に代えたほかは、実施
例1と同様にしてスルホン酸ナトリウム基を有する非対
称性の芳香族ポリイミド中空糸膜を得た。中空糸膜の外
径は、353μmで、膜厚は60μmであった。この非
対称性の芳香族ポリイミド中空糸膜の透過性能評価結果
を表1に示す。
のエタノール溶液を、0.05モル/リットルの水酸化
ナトリウム水溶液に代え、さらに芳香族ポリイミド湿潤
膜を浸漬する時間を3秒から3分に代えたほかは、実施
例1と同様にしてスルホン酸ナトリウム基を有する非対
称性の芳香族ポリイミド中空糸膜を得た。中空糸膜の外
径は、350μmで、膜厚は62μmであった。この非
対称性の芳香族ポリイミド中空糸膜の透過性能評価結果
を表1に示す。
る芳香族ポリイミドの溶液の紡糸の際の一次凝固液(8
0重量%のエタノール水溶液)を60重量%のエタノー
ル水溶液に代え、さらに芳香族ポリイミド湿潤膜を浸漬
する時間を3秒から30秒に代えたほかは、実施例1と
同様にしてスルホン酸ナトリウム基を有する非対称性の
芳香族ポリイミド中空糸膜を得た。中空糸膜の外径は、
349μmで、膜厚は61μmであった。この非対称性
の芳香族ポリイミド中空糸膜の透過性能評価結果を表1
に示す。
水物(BPDA)99ミリモルと、3,3’ージメチル
ー4,4’ージアミノビフェニルー5ースルホン酸トリ
エチルアンモニウム(OST−Et3 N)100ミリモ
ルとを、4ークロルフェノール341gとともに、攪拌
機と窒素ガス導入管とが付設されたセパラブルフラスコ
に入れ、攪拌下に160°Cの温度で45時間重合、イ
ミド化反応を行って、4ークロルフェノールに溶解して
いる濃度16重量%のスルホン酸トリエチルアンモニウ
ム基を有する芳香族ポリイミドの溶液を調製した。
する芳香族ポリイミドの溶液は、これを400メッシュ
のステンレススチール製金網で濾過して、紡糸用ドープ
液を調製した。紡糸用ドープ液は、これを中空糸紡糸用
ノズル(円形開口部の外径:1000μm、円形開口部
のスリット幅:200μm、芯部開口部の外径:400
μm)を備えた紡糸装置に仕込み、中空糸紡糸用ノズル
から、空気中に中空糸状に吐出させ、次いで中空糸状成
形物を乾燥窒素ガス雰囲気中を通過させた後、80重量
%のエタノール水溶液からなる温度0°Cの一次凝固液
に浸漬し、更に、一対の案内ロールを備えた二次凝固装
置内の温度0°Cの二次凝固液中で案内ロール間を往復
させて、中空糸状成形物の凝固を完了させて中空の湿潤
膜とし、引取ロールで引取速度15m/min.で引き
取りながら紡糸した。
ム基を有する芳香族ポリイミドの中空糸湿潤膜は、これ
をボビンに巻き取り、エタノールで十分に洗浄し、エタ
ノールをイソオクタンで置換した後、100°Cに加熱
してイソオクタンの蒸発及び乾燥を行った。この乾燥中
空糸膜を1モル/リットルのナトリウムメトキサイドの
エタノール溶液に室温下、10秒間浸漬してスルホン酸
トリエチルアンモニウム基をスルホン酸ナトリウム基に
変換した。浸漬後、エタノールで十分に洗浄し、次いで
イソオクタンでエタノールを置換した後、100°Cに
加熱してイソオクタンの蒸発及び乾燥を行い、さらに2
70°Cの温度で30分間熱処理してスルホン酸ナトリ
ウム基を有する非対称性の芳香族ポリイミド中空糸膜を
得た。中空糸膜の外径は、358μmで、膜厚は65μ
mであった。この非対称性の芳香族ポリイミド中空糸膜
の透過性能評価結果を表1に示す。
のエタノール溶液に芳香族ポリイミド湿潤膜を浸漬する
時間を10秒から30秒に代えたほかは、実施例8と同
様にしてスルホン酸ナトリウム基を有する非対称性の芳
香族ポリイミド中空糸膜を得た。中空糸膜の外径は、3
62μmで、膜厚は65μmであった。この非対称性の
芳香族ポリイミド中空糸膜の透過性能評価結果を表1に
示す。
のエタノール溶液に芳香族ポリイミド湿潤膜を浸漬する
時間を10秒から1分に代えたほかは、実施例8と同様
にしてスルホン酸ナトリウム基を有する非対称性の芳香
族ポリイミド中空糸膜を得た。中空糸膜の外径は、36
0μmで、膜厚は61μmであった。この非対称性の芳
香族ポリイミド中空糸膜の透過性能評価結果を表1に示
す。
水物(BPDA)99ミリモルと、2,4ージアミノベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム(mDABS−Na)10
0ミリモルとを、4ークロルフェノール227gととも
に、攪拌機と窒素ガス導入管とが付設されたセパラブル
フラスコに入れ、攪拌下に160°Cの温度で4時間重
合、イミド化反応を行ったが、重合物が析出し均質な芳
香族ポリイミドの溶液は得られなかった。
水物(BPDA)99ミリモルと、2,4ージアミノベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム(mDABSーNa)10
0ミリモルとを、Nーメチルピロリドン227gととも
に、攪拌機と窒素ガス導入管とが付設されたセパラブル
フラスコに入れ、攪拌下に160°Cの温度で35時間
重合、イミド化反応を行ったが、重合溶液はゲル化して
中空糸膜化は困難であった。
水物(BPDA)99ミリモルと、2,4ージアミノベ
ンゼンスルホン酸(mDABS)100ミリモルとを、
4ークロルフェノール217gとともに、攪拌機と窒素
ガス導入管とが付設されたセパラブルフラスコに入れ、
攪拌下に160°Cの温度で5時間重合、イミド化反応
を行ったが、重合物が析出し均質な芳香族ポリイミドの
溶液は得られなかった。
2,4ージアミノベンゼンスルホン酸トリエチルアンモ
ニウム(mDABS−Et3 N)100ミリモルとを、
4ークロルフェノール227gとともに、攪拌機と窒素
ガス導入管とが付設されたセパラブルフラスコに入れ、
攪拌下に160°Cの温度で10時間重合、イミド化反
応を行ったが、重合物が濁り均質な芳香族ポリイミドの
溶液は得られなかった。
水物(BPDA)99ミリモルと、2,4ージアミノベ
ンゼンスルホン酸トリエチルアンモニウム(mDABS
−Et3 N)100ミリモルとを、Nーメチルピロリド
ン218gとともに、攪拌機と窒素ガス導入管とが付設
されたセパラブルフラスコに入れ、攪拌下に160°C
の温度で40時間重合、イミド化反応を行ったが、重合
溶液がゲル化し中空糸膜化は困難であった。
Claims (15)
- 【請求項1】反復単位が一般式(1)、 【化1】 で表される芳香族ポリイミド。但し、一般式(1)中の
Arは、下記一般式(2)及び(3)に示す芳香族ジア
ミン残基で、一般式(2)式中のR1 〜R4 の少なくと
も1つは、ーSO3 M基〔Mはアルカリ金属〕で、その
ほかは水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を示し、
一般式(3)中のR1 〜R8 の少なくとも1つは、ーS
O3 M基〔Mはアルカリ金属〕で、そのほかは水素原子
又は炭素数1〜3のアルキル基を示し、Xは直接結合、
ーOー、ーSO2 ー、ーNHー、炭素数1〜3のアルキ
レン基、アルキリデン基又はアルケニレン基を示す。 【化2】 【化3】 - 【請求項2】一般式(1)中のArが、一般式(2)及
び(3)に示す芳香族ジアミン残基で、一般式(2)式
中のR1 〜R4 の少なくとも1つは、ーSO3 M基〔M
はアルカリ金属〕で、そのほかは水素原子又は炭素数1
〜3のアルキル基を示し、一般式(3)中のR1 〜R8
の少なくとも1つは、ーSO3 M基〔Mはアルカリ金
属〕で、そのほかは水素原子又は炭素数1〜3のアルキ
ル基で、Xが直接結合である請求項1に記載の芳香族ポ
リイミド。 - 【請求項3】一般式(1)中のArが、一般式(2)に
示す芳香族ジアミン残基で、一般式(2)式中のR1 〜
R4 の少なくとも1つは、ーSO3 M基〔Mはアルカリ
金属〕で、そのほかは水素原子である請求項1に記載の
芳香族ポリイミド。 - 【請求項4】反復単位が一般式(4)、 【化4】 で表される芳香族ポリイミドをアルカリ金属の水酸化物
又はアルカリ金属のアルコキシドで処理することを特徴
とする請求項1に記載の芳香族ポリイミドの製法。但
し、一般式(4)中のAr’は、下記一般式(5)及び
(6)に示す芳香族ジアミン残基で、一般式(5)式中
のR1 〜R4 の少なくとも1つは、ーSO3N(L)4
基〔Lは水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基〕で、
そのほかは水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を示
し、一般式(6)中のR1 〜R8 の少なくとも1つは、
ーSO3 N(L)4 基〔Lは水素原子又は炭素数1〜5
のアルキル基〕で、そのほかは水素原子又は炭素数1〜
3のアルキル基を示し、Xは直接結合、ーOー、ーSO
2 ー、ーNHー、炭素数1〜3のアルキレン基、アルキ
リデン基又はアルケニレン基を示す。 【化5】 【化6】 - 【請求項5】一般式(4)中のAr’が、一般式(5)
及び(6)に示す芳香族ジアミン残基で、一般式(5)
式中のR1 〜R4 の少なくとも1つは、ーSO3 N
(L)4基〔Lは水素原子又は炭素数1〜5のアルキル
基〕で、そのほかは水素原子又は炭素数1〜3のアルキ
ル基を示し、一般式(6)中のR1 〜R8 の少なくとも
1つは、ーSO3 N(L)4 基〔Lは水素原子又は炭素
数1〜5のアルキル基〕で、そのほかは水素原子又は炭
素数1〜3のアルキル基で、Xが直接結合である請求項
4に記載の芳香族ポリイミドの製法。 - 【請求項6】一般式(4)中のAr’が、一般式(5)
に示す芳香族ジアミン残基で、一般式(5)式中のR1
〜R4 の少なくとも1つは、ーSO3 N(L)4 基〔L
は水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基〕で、そのほ
かは水素原子である請求項4に記載の芳香族ポリイミド
の製法。 - 【請求項7】ビフェニルテトラカルボン酸化合物と、一
般式(7)及び(8) 【化7】 【化8】 に示す芳香族ジアミン化合物との略等モルを1価のフェ
ノール類、カテコール類及びハロゲン化フェノールから
選ばれるいずれかの溶媒中で重合・イミド化して反復単
位が一般式(4)、 【化9】 で表される芳香族ポリイミドを得、該ポリイミドをアル
カリ金属の水酸化物又はアルカリ金属のアルコキシドで
処理して該ポリイミドのーSO3 N(L)4 基をーSO
3 M基〔Mはアルカリ金属イオン〕に変換することを特
徴とする請求項4に記載の芳香族ポリイミドの製法。但
し、一般式(7)中のR1 〜R4 の少なくとも1つは、
ーSO3 N(L)4基〔Lは水素原子又は炭素数1〜5
のアルキル基〕で、そのほかは水素原子又は炭素数1〜
3のアルキル基を示し、一般式(8)中のR1 〜R8 の
少なくとも1つは、ーSO3 N(L)4 基〔Lは水素原
子又は炭素数1〜5のアルキル基〕で、そのほかは水素
原子又は炭素数1〜3のアルキル基で、Xは直接結合、
ーOー、ーSO2 ー、ーNHー、炭素数1〜3のアルキ
レン基、アルキリデン基又はアルケニレン基を示し、一
般式(4)中のAr’は、上記一般式(7)及び(8)
に示す芳香族ジアミン残基を示す。 - 【請求項8】芳香族ジアミン化合物が、一般式(7)及
び(8)に示す芳香族ジアミン化合物で、一般式(7)
式中のR1 〜R4 の少なくとも1つは、ーSO3 N
(L)4基〔Lは水素原子又は炭素数1〜5のアルキル
基〕で、そのほかは水素原子又は炭素数1〜3のアルキ
ル基を示し、一般式(8)中のR1 〜R8 の少なくとも
1つは、ーSO3 N(L)4 基〔Lは水素原子又は炭素
数1〜5のアルキル基〕で、そのほかは水素原子又は炭
素数1〜3のアルキル基で、Xが直接結合であり、一般
式(4)中のAr’が、上記一般式(7)及び(8)に
示す芳香族ジアミン化合物のジアミン残基である請求項
7に記載の芳香族ポリイミドの製法。 - 【請求項9】芳香族ジアミン化合物が、一般式(7)に
示す芳香族ジアミン化合物で、一般式(7)中のR1 〜
R4 の少なくとも1つは、ーSO4 N(L)4 基〔Lは
炭素数1〜5のアルキル基〕で、そのほかは水素原子又
は炭素数1〜3のアルキル基を示し、一般式(4)中の
Ar’が、上記一般式(7)に示す芳香族ジアミン化合
物のジアミン残基である請求項7に記載の芳香族ポリイ
ミドの製法。 - 【請求項10】反復単位が一般式(1)、 【化10】 で表される芳香族ポリイミド半透膜。但し、一般式
(1)中のArは、下記一般式(2)及び(3)に示す
芳香族ジアミン残基で、一般式(2)式中のR1 〜R4
の少なくとも1つは、ーSO3 M基〔Mはアルカリ金
属〕で、そのほかは水素原子又は炭素数1〜3のアルキ
ル基を示し、一般式(3)中のR1 〜R8 の少なくとも
1つは、ーSO3 M基〔Mはアルカリ金属〕で、そのほ
かは水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を示し、X
は直接結合、ーOー、ーSO2 ー、ーNHー、炭素数1
〜3のアルキレン基、アルキリデン基又はアルケニレン
基を示す。 【化11】 【化12】 - 【請求項11】一般式(1)中のArが、一般式(2)
及び(3)に示す芳香族ジアミン残基で、一般式(2)
式中のR1 〜R4 の少なくとも1つは、ーSO3 M基
〔Mはアルカリ金属〕で、そのほかは水素原子又は炭素
数1〜3のアルキル基を示し、一般式(3)中のR1 〜
R8 の少なくとも1つは、ーSO3 M基〔Mはアルカリ
金属〕で、そのほかは水素原子又は炭素数1〜3のアル
キル基で、Xが直接結合である請求項10に記載の芳香
族ポリイミド半透膜。 - 【請求項12】一般式(1)中のArが、一般式(2)
に示す芳香族ジアミン残基で、一般式(2)式中のR1
〜R4 の少なくとも1つは、ーSO3 M基〔Mはアルカ
リ金属〕で、そのほかは水素原子である請求項10に記
載の芳香族ポリイミド半透膜。 - 【請求項13】反復単位が一般式(4)、 【化13】 で表される芳香族ポリイミド半透膜をアルカリ金属の水
酸化物又はアルカリ金属のアルコキシドで処理すること
を特徴とする請求項10に記載の芳香族ポリイミド半透
膜の製法。但し、一般式(4)中のAr’は、下記一般
式(5)及び(6)に示す芳香族ジアミン残基で、一般
式(5)式中のR1 〜R4 の少なくとも1つは、ーSO
3N(L)4 基〔Lは水素原子又は炭素数1〜5のアル
キル基〕で、そのほかは水素原子又は炭素数1〜3のア
ルキル基を示し、一般式(6)中のR1 〜R8 の少なく
とも1つは、ーSO3 N(L)4 基〔Lは水素原子又は
炭素数1〜5のアルキル基〕で、そのほかは水素原子又
は炭素数1〜3のアルキル基を示し、Xは直接結合、ー
Oー、ーSO2 ー、ーNHー、炭素数1〜3のアルキレ
ン基、アルキリデン基又はアルケニレン基を示す。 【化14】 【化15】 - 【請求項14】ビフェニルテトラカルボン酸化合物と、
一般式(7)及び(8) 【化16】 【化17】 に示す芳香族ジアミン化合物との略等モルを1価のフェ
ノール類、カテコール類及びハロゲン化フェノールから
選ばれるいずれかの溶媒中で重合・イミド化して得られ
た芳香族ポリイミドの溶液を用いて製膜することによっ
て、反復単位が一般式(4)、 【化18】 で表される芳香族ポリイミド半透膜を得、該ポリイミド
半透膜をアルカリ金属の水酸化物又はアルカリ金属のア
ルコキシドで処理して該ポリイミド半透膜のーSO3 N
(L)4 基をーSO3 M基〔Mはアルカリ金属〕に変換
することを特徴とする請求項13に記載の芳香族ポリイ
ミド半透膜の製法。但し、一般式(7)中のR1 〜R4
の少なくとも1つは、ーSO3 N(L)4基〔Lは水素
原子又は炭素数1〜5のアルキル基〕で、そのほかは水
素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を示し、一般式
(8)中のR1 〜R8 の少なくとも1つは、ーSO3 N
(L)4 基〔Lは水素原子又は炭素数1〜5のアルキル
基〕で、そのほかは水素原子又は炭素数1〜3のアルキ
ル基を示し、Xは直接結合、ーOー、ーSO2 ー、ーN
Hー、炭素数1〜3のアルキレン基、アルキリデン基又
はアルケニレン基を示し、一般式(4)中のAr’は、
上記一般式(7)及び(8)に示す芳香族ジアミン残基
を示す。 - 【請求項15】芳香族ジアミン化合物が、一般式(7)
及び(8)に示す芳香族ジアミン化合物で、一般式
(7)式中のR1 〜R4 の少なくとも1つは、ーSO3
N(L)4基〔Lは水素原子又は炭素数1〜5のアルキ
ル基〕で、そのほかは水素原子又は炭素数1〜3のアル
キル基を示し、一般式(8)中のR1 〜R8 の少なくと
も1つは、ーSO3 N(L)4 基〔Lは水素原子又は炭
素数1〜5のアルキル基〕で、そのほかは水素原子又は
炭素数1〜3のアルキル基で、Xが直接結合であり、一
般式(4)中のAr’が、上記一般式(7)及び(8)
に示す芳香族ジアミン化合物のジアミン残基である請求
項14に記載の芳香族ポリイミド半透膜の製法。
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