JP3437100B2 - 表示パネル - Google Patents
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- JP3437100B2 JP3437100B2 JP27787098A JP27787098A JP3437100B2 JP 3437100 B2 JP3437100 B2 JP 3437100B2 JP 27787098 A JP27787098 A JP 27787098A JP 27787098 A JP27787098 A JP 27787098A JP 3437100 B2 JP3437100 B2 JP 3437100B2
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- fluorescent layer
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J11/00—Gas-filled discharge tubes with alternating current induction of the discharge, e.g. alternating current plasma display panels [AC-PDP]; Gas-filled discharge tubes without any main electrode inside the vessel; Gas-filled discharge tubes with at least one main electrode outside the vessel
- H01J11/10—AC-PDPs with at least one main electrode being out of contact with the plasma
- H01J11/12—AC-PDPs with at least one main electrode being out of contact with the plasma with main electrodes provided on both sides of the discharge space
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J11/00—Gas-filled discharge tubes with alternating current induction of the discharge, e.g. alternating current plasma display panels [AC-PDP]; Gas-filled discharge tubes without any main electrode inside the vessel; Gas-filled discharge tubes with at least one main electrode outside the vessel
- H01J11/20—Constructional details
- H01J11/34—Vessels, containers or parts thereof, e.g. substrates
- H01J11/42—Fluorescent layers
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J17/00—Gas-filled discharge tubes with solid cathode
- H01J17/38—Cold-cathode tubes
- H01J17/48—Cold-cathode tubes with more than one cathode or anode, e.g. sequence-discharge tube, counting tube, dekatron
- H01J17/49—Display panels, e.g. with crossed electrodes, e.g. making use of direct current
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電により発生し
た電磁波により発光する蛍光層を有する表示パネルに関
する。 【0002】 【従来の技術】従来より、放電により発生した電磁波
(紫外線)を蛍光層に当て発光させるプラズマディスプ
レイが知られており、薄型のディスプレイとして普及し
てきている。このプラズマディスプレイでは、表示パネ
ルを多数の部屋に区切り、その部屋毎の放電を制御す
る。これによって、各部屋が表示画素として機能し、画
面全体としての表示が行われる。 【0003】そして、この放電により発生する電磁波
は、通常紫外線であり、この紫外線を蛍光体に当てるこ
とによって発光させる。通常は、部屋の表面側に電極を
配置してこれにより放電を生起し、これを裏面側に設け
た蛍光層に当て蛍光体に応じた色の可視光を表面側に放
出させる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ここで、表示パネルで
は、輝度を上昇したいという要望がある。そして、この
輝度を上昇するために、放電電力を上げるのではなく、
発生した電磁波から可視光への変換効率を上昇すること
が好ましい。 【0005】なお、特開平6−310050号公報、特
開平9−45269号公報、特開平6−131988号
公報などには、蛍光層に粒子を混入することが示されて
いるが、これらは透過型の蛍光層であり、表面を凸凹に
するものではない。また、特開平6−5207号公報に
は、プラズマディスプレイにおいて、蛍光層を湾曲させ
るものが示されているが、これも表面を凸凹にするもの
ではない。 【0006】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、電磁波から可視光への変換効率
を上昇できる表示パネルを提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明に係る表示パネ
ルの各表示セルは、紫外線を発生するガスが封入される
凹部を形成したバックガラス基板と、このバックガラス
基板と対向配置されたフロントガラス基板と、前記凹部
に対応して配置され、前記凹部側の前記フロントガラス
基板上に所定間隔を隔てて設けられた一対の透明電極
と、この一対の透明電極上にそれぞれ部分的に設けら
れ、互いに離隔する方向における端部側に配置した一対
の母電極と、前記所定間隔の前記フロントガラス基板上
及び前記透明電極上並びに前記母電極上に設けられ、表
面を平坦にした誘電体層と、この誘電体層上に設けら
れ、前記バックガラス基板の前記凹部の側壁に接続され
た保護膜と、前記凹部の底部に設けられた複数個の球状
体と、これらの球状体の表面及び前記凹部の側壁面に設
けられた蛍光層とを具備したものである。 【0008】 【0009】 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて説明する。 【0011】実施の形態1.図1は、実施の形態1の表
示パネルにおける1表示セル(1色)を示す図である。
表示パネルの裏面側には、バックガラス基板10が設け
られている。バックガラス基板10に形成した凹部12
の内表面には、蛍光層14が形成されている。フロント
ガラス基板20の裏面側(バックガラス基板10に向く
側)には、一対の母電極22a、22bが配置され、そ
れぞれ透明電極24a、24bに接続されている。ここ
で、透明電極24a、24bの一方が各表示セルに共通
に駆動される共通電極、他方が各表示セルで個別に駆動
される個別電極である。そして、これらをカバーするよ
うに誘電体層26が形成され、さらに保護膜28が形成
されている。従って、通常MgOで形成される保護膜2
8が凹部12に面している。凹部12内の保護膜に近い
部分で放電が生起され、ここが放電部となる。 【0012】そして、この実施の形態1においては、凹
部12の内表面には、凸凹を形成する手段として、塊状
体である球状体(例えば、ガラスビーズ)16が点在し
ており、この球状体16の表面も蛍光層14によって覆
われている。従って、蛍光層14は、凸凹な表面上に形
成されたことになる。 【0013】このような表示セルにおいて、透明電極2
4a、24b間に所定の電圧を印加することで、母電極
22a、22b、誘電体層26、保護膜28を介し、保
護膜28の近傍の凹部12内において放電が起こる。こ
れによって、凹部12内において、そこに存在するガス
の原子(例えば、Xe)が励起され、イオン・ラジカル
原子(励起された原子)が発生される。そして、このイ
オン・ラジカル原子が、励起状態から規定状態に落ちる
際に、紫外線(Xeガスの場合)が発生される。この発
生した紫外線が蛍光層14に当たり蛍光体から可視光が
放出される。可視光は、母電極22a、22bを通過す
るため、フロントガラス基板20の前にいる者が表示を
見ることができる。なお、蛍光層14は、RGBの3種
類あり、これらの蛍光層14を有する表示セルが3つ並
んで配置され、表示の1単位となっている。そして、こ
れが多数マトリクス配置されて、表示パネルが形成され
ている。そこで、各表示セルの表示を独立して制御する
ことにより、フルカラーの表示が行われる。この実施の
形態1では、1表示セルが3mm×9mmで、1表示単
位が9mm×9mm程度とした。しかし、サイズはこれ
には限らず、例えばその半分くらいのサイズでもよい。 【0014】そして、本実施の形態では、球状体16が
存在することで、蛍光層14の表面積が平坦なものに比
べ広くなっている。このため、放電により発生した紫外
線の蛍光層14に吸収される確率が高くなり、これによ
って発光量が増大する。特に、この実施の形態1の表示
パネルは、蛍光層14で反射された可視光を前方へ向け
て放出する。従って、凹部12の内表面に球状体16を
点在させて表面積を拡大することで、トータルの発光量
を上昇させることができる。なお、蛍光灯などの透過型
の蛍光層では、このような構成はかえって、輝度の低下
につながる。 【0015】ここで、この実施の形態1では、凹部12
は、3mm×9mmで、深さ600μm程度の大きさで
あり、蛍光層14の厚さは30μm程度、球状体16の
直径は50〜150μm程度が適当であるとしている。 【0016】ここで、従来のプラズマディスプレイで
は、1表示セルは、数100μm角程度の大きさであ
る。このため、この実施の形態1のような球状体16を
配置すると、大部分の空間が球状体16で占められてし
まい、球状体16を配置することによる蛍光層14の表
面積の拡大はあまり期待できない。 【0017】この発明は、表示セルのサイズを大きくし
たことで、球状体16の配置による表面積の拡大を図る
ことができ、これにより輝度の上昇を図ることができた
ものである。なお、蛍光体が改良され、蛍光層14を薄
くすることができれば、プラズマディスプレイのように
表示セルサイズが小さいものにおいても、凹部12内に
球状体16などを配置して内表面を凸凹にすることで、
紫外線の可視光への変換効率を上昇することができる。 【0018】蛍光層14は、バックガラス基板10に凹
部12をサンドプラスト等の手法により形成した後に、
液状の蛍光剤を凹部12に供給する。ここで、この揮発
性の溶媒中に蛍光体が混入された液状の蛍光剤と一緒に
球状体を凹部12に供給する。そして、これを焼成させ
ることにより溶媒を揮発させ、蛍光層14と共に球状体
16を凹部12の内表面に固着させた凸凹の表面上に蛍
光層14を形成する。 【0019】球状体16の材質は、ガラスでも金属でも
よい。さらに、蛍光体を固めて50μm以上の粒子状に
したものを利用してもよい。例えば、接着剤等を用い、
蛍光体を粒子状にして、これを液状の蛍光剤に混入させ
ればよい。なお、蛍光層14は、塗布後焼結して形成さ
れ、直径数μm程度の蛍光体粒子から形成されている。
さらに、球状体16に代えて、任意形状の塊状体を採用
することも可能である。このように、球状体16を蛍光
剤と一緒に供給するだけでよいため、凹部12の内表面
を凸凹にするために特別な工程を必要としない。 【0020】実施の形態2.図2に、実施の形態2の構
成を示す。この実施の形態2では、凹部12の内表面に
複数の凸部18を形成している。この凸部18の高さ
は、50〜150μm程度とする。そこで、この凸部1
8上に形成された蛍光層14は、上述の実施の形態1と
同様にして蛍光層14の表面積が増大される。 【0021】このような凸部18は、各種手段により形
成が可能である。この実施の形態1および2の表示パネ
ルでは、砂状の粒子をバックガラス基板10に吹き付け
て、凹部12を形成する。そこで、この砂の一部をマス
ク30でカットすることで、対応する部分において削り
取られるガラスの量が減少し、凸部18を形成すること
ができる。600μm程度の深さの凹部12を形成する
ためには、通常複数回のサンドブラスト工程を経るた
め、全工程中の数回において、マスク30を使用するこ
とで、波のような凹凸を持つ内表面を得ることができ
る。また、図3のように、照射する砂の一部をブロック
するマスク30を利用して、凹部18に段差を形成して
もよい。これによっても、平坦な内表面に比べ表面性を
増大することができる。 【0022】また、通常の蛍光剤より粘性のあるものを
使用することで凸凹のある表面にも全体にまんべんなく
蛍光層14を塗布形成することができる。さらに、凹部
12をサンドブラストで形成すると、凹部12の内表面
があれるため、蛍光剤が流れにくくなり塗布しやすくな
る。 【0023】なお、この発明の表示セルは、特許協力条
約に基づく国際出願(出願番号 PCT/JP98/0
1444)に記載される平面表示パネルに好適である。 【0024】 【発明の効果】この発明によれば、可視光への変換効率
が向上し、発光量及び輝度を増大させることができる。 【0025】 【0026】 【0027】
た電磁波により発光する蛍光層を有する表示パネルに関
する。 【0002】 【従来の技術】従来より、放電により発生した電磁波
(紫外線)を蛍光層に当て発光させるプラズマディスプ
レイが知られており、薄型のディスプレイとして普及し
てきている。このプラズマディスプレイでは、表示パネ
ルを多数の部屋に区切り、その部屋毎の放電を制御す
る。これによって、各部屋が表示画素として機能し、画
面全体としての表示が行われる。 【0003】そして、この放電により発生する電磁波
は、通常紫外線であり、この紫外線を蛍光体に当てるこ
とによって発光させる。通常は、部屋の表面側に電極を
配置してこれにより放電を生起し、これを裏面側に設け
た蛍光層に当て蛍光体に応じた色の可視光を表面側に放
出させる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ここで、表示パネルで
は、輝度を上昇したいという要望がある。そして、この
輝度を上昇するために、放電電力を上げるのではなく、
発生した電磁波から可視光への変換効率を上昇すること
が好ましい。 【0005】なお、特開平6−310050号公報、特
開平9−45269号公報、特開平6−131988号
公報などには、蛍光層に粒子を混入することが示されて
いるが、これらは透過型の蛍光層であり、表面を凸凹に
するものではない。また、特開平6−5207号公報に
は、プラズマディスプレイにおいて、蛍光層を湾曲させ
るものが示されているが、これも表面を凸凹にするもの
ではない。 【0006】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、電磁波から可視光への変換効率
を上昇できる表示パネルを提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明に係る表示パネ
ルの各表示セルは、紫外線を発生するガスが封入される
凹部を形成したバックガラス基板と、このバックガラス
基板と対向配置されたフロントガラス基板と、前記凹部
に対応して配置され、前記凹部側の前記フロントガラス
基板上に所定間隔を隔てて設けられた一対の透明電極
と、この一対の透明電極上にそれぞれ部分的に設けら
れ、互いに離隔する方向における端部側に配置した一対
の母電極と、前記所定間隔の前記フロントガラス基板上
及び前記透明電極上並びに前記母電極上に設けられ、表
面を平坦にした誘電体層と、この誘電体層上に設けら
れ、前記バックガラス基板の前記凹部の側壁に接続され
た保護膜と、前記凹部の底部に設けられた複数個の球状
体と、これらの球状体の表面及び前記凹部の側壁面に設
けられた蛍光層とを具備したものである。 【0008】 【0009】 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて説明する。 【0011】実施の形態1.図1は、実施の形態1の表
示パネルにおける1表示セル(1色)を示す図である。
表示パネルの裏面側には、バックガラス基板10が設け
られている。バックガラス基板10に形成した凹部12
の内表面には、蛍光層14が形成されている。フロント
ガラス基板20の裏面側(バックガラス基板10に向く
側)には、一対の母電極22a、22bが配置され、そ
れぞれ透明電極24a、24bに接続されている。ここ
で、透明電極24a、24bの一方が各表示セルに共通
に駆動される共通電極、他方が各表示セルで個別に駆動
される個別電極である。そして、これらをカバーするよ
うに誘電体層26が形成され、さらに保護膜28が形成
されている。従って、通常MgOで形成される保護膜2
8が凹部12に面している。凹部12内の保護膜に近い
部分で放電が生起され、ここが放電部となる。 【0012】そして、この実施の形態1においては、凹
部12の内表面には、凸凹を形成する手段として、塊状
体である球状体(例えば、ガラスビーズ)16が点在し
ており、この球状体16の表面も蛍光層14によって覆
われている。従って、蛍光層14は、凸凹な表面上に形
成されたことになる。 【0013】このような表示セルにおいて、透明電極2
4a、24b間に所定の電圧を印加することで、母電極
22a、22b、誘電体層26、保護膜28を介し、保
護膜28の近傍の凹部12内において放電が起こる。こ
れによって、凹部12内において、そこに存在するガス
の原子(例えば、Xe)が励起され、イオン・ラジカル
原子(励起された原子)が発生される。そして、このイ
オン・ラジカル原子が、励起状態から規定状態に落ちる
際に、紫外線(Xeガスの場合)が発生される。この発
生した紫外線が蛍光層14に当たり蛍光体から可視光が
放出される。可視光は、母電極22a、22bを通過す
るため、フロントガラス基板20の前にいる者が表示を
見ることができる。なお、蛍光層14は、RGBの3種
類あり、これらの蛍光層14を有する表示セルが3つ並
んで配置され、表示の1単位となっている。そして、こ
れが多数マトリクス配置されて、表示パネルが形成され
ている。そこで、各表示セルの表示を独立して制御する
ことにより、フルカラーの表示が行われる。この実施の
形態1では、1表示セルが3mm×9mmで、1表示単
位が9mm×9mm程度とした。しかし、サイズはこれ
には限らず、例えばその半分くらいのサイズでもよい。 【0014】そして、本実施の形態では、球状体16が
存在することで、蛍光層14の表面積が平坦なものに比
べ広くなっている。このため、放電により発生した紫外
線の蛍光層14に吸収される確率が高くなり、これによ
って発光量が増大する。特に、この実施の形態1の表示
パネルは、蛍光層14で反射された可視光を前方へ向け
て放出する。従って、凹部12の内表面に球状体16を
点在させて表面積を拡大することで、トータルの発光量
を上昇させることができる。なお、蛍光灯などの透過型
の蛍光層では、このような構成はかえって、輝度の低下
につながる。 【0015】ここで、この実施の形態1では、凹部12
は、3mm×9mmで、深さ600μm程度の大きさで
あり、蛍光層14の厚さは30μm程度、球状体16の
直径は50〜150μm程度が適当であるとしている。 【0016】ここで、従来のプラズマディスプレイで
は、1表示セルは、数100μm角程度の大きさであ
る。このため、この実施の形態1のような球状体16を
配置すると、大部分の空間が球状体16で占められてし
まい、球状体16を配置することによる蛍光層14の表
面積の拡大はあまり期待できない。 【0017】この発明は、表示セルのサイズを大きくし
たことで、球状体16の配置による表面積の拡大を図る
ことができ、これにより輝度の上昇を図ることができた
ものである。なお、蛍光体が改良され、蛍光層14を薄
くすることができれば、プラズマディスプレイのように
表示セルサイズが小さいものにおいても、凹部12内に
球状体16などを配置して内表面を凸凹にすることで、
紫外線の可視光への変換効率を上昇することができる。 【0018】蛍光層14は、バックガラス基板10に凹
部12をサンドプラスト等の手法により形成した後に、
液状の蛍光剤を凹部12に供給する。ここで、この揮発
性の溶媒中に蛍光体が混入された液状の蛍光剤と一緒に
球状体を凹部12に供給する。そして、これを焼成させ
ることにより溶媒を揮発させ、蛍光層14と共に球状体
16を凹部12の内表面に固着させた凸凹の表面上に蛍
光層14を形成する。 【0019】球状体16の材質は、ガラスでも金属でも
よい。さらに、蛍光体を固めて50μm以上の粒子状に
したものを利用してもよい。例えば、接着剤等を用い、
蛍光体を粒子状にして、これを液状の蛍光剤に混入させ
ればよい。なお、蛍光層14は、塗布後焼結して形成さ
れ、直径数μm程度の蛍光体粒子から形成されている。
さらに、球状体16に代えて、任意形状の塊状体を採用
することも可能である。このように、球状体16を蛍光
剤と一緒に供給するだけでよいため、凹部12の内表面
を凸凹にするために特別な工程を必要としない。 【0020】実施の形態2.図2に、実施の形態2の構
成を示す。この実施の形態2では、凹部12の内表面に
複数の凸部18を形成している。この凸部18の高さ
は、50〜150μm程度とする。そこで、この凸部1
8上に形成された蛍光層14は、上述の実施の形態1と
同様にして蛍光層14の表面積が増大される。 【0021】このような凸部18は、各種手段により形
成が可能である。この実施の形態1および2の表示パネ
ルでは、砂状の粒子をバックガラス基板10に吹き付け
て、凹部12を形成する。そこで、この砂の一部をマス
ク30でカットすることで、対応する部分において削り
取られるガラスの量が減少し、凸部18を形成すること
ができる。600μm程度の深さの凹部12を形成する
ためには、通常複数回のサンドブラスト工程を経るた
め、全工程中の数回において、マスク30を使用するこ
とで、波のような凹凸を持つ内表面を得ることができ
る。また、図3のように、照射する砂の一部をブロック
するマスク30を利用して、凹部18に段差を形成して
もよい。これによっても、平坦な内表面に比べ表面性を
増大することができる。 【0022】また、通常の蛍光剤より粘性のあるものを
使用することで凸凹のある表面にも全体にまんべんなく
蛍光層14を塗布形成することができる。さらに、凹部
12をサンドブラストで形成すると、凹部12の内表面
があれるため、蛍光剤が流れにくくなり塗布しやすくな
る。 【0023】なお、この発明の表示セルは、特許協力条
約に基づく国際出願(出願番号 PCT/JP98/0
1444)に記載される平面表示パネルに好適である。 【0024】 【発明の効果】この発明によれば、可視光への変換効率
が向上し、発光量及び輝度を増大させることができる。 【0025】 【0026】 【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の構成を示す図である。
【図2】 実施の形態2の構成を示す図である。
【図3】 実施の形態2の変形例を示す図である。
【符号の説明】
10 バックガラス基板、12 凹部、14 蛍光層、
16 球状体(塊状体)、18 凸部、20 フロント
ガラス基板、22a,22b 母電極、24a,24b
透明電極、26 誘電体層、28 保護膜、30 マ
スク。
16 球状体(塊状体)、18 凸部、20 フロント
ガラス基板、22a,22b 母電極、24a,24b
透明電極、26 誘電体層、28 保護膜、30 マ
スク。
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平5−41165(JP,A)
特開 平7−37511(JP,A)
特開 平8−203439(JP,A)
特開 平10−27542(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01J 17/04
H01J 11/02
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 表示セルをマトリックス状に配置した表
示パネルであって、前記各表示セルは、紫外線を発生す
るガスが封入される凹部を形成したバックガラス基板
と、このバックガラス基板と対向配置されたフロントガ
ラス基板と、前記凹部に対応して配置され、前記凹部側
の前記フロントガラス基板上に所定間隔を隔てて設けら
れた一対の透明電極と、この一対の透明電極上にそれぞ
れ部分的に設けられ、互いに離隔する方向における端部
側に配置した一対の母電極と、前記所定間隔の前記フロ
ントガラス基板上及び前記透明電極上並びに前記母電極
上に設けられ、表面を平坦にした誘電体層と、この誘電
体層上に設けられ、前記バックガラス基板の前記凹部の
側壁に接続された保護膜と、前記凹部の底部に設けられ
た複数個の球状体と、これらの球状体の表面及び前記凹
部の側壁面に設けられた蛍光層とを具備したことを特徴
とする表示パネル。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27787098A JP3437100B2 (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 表示パネル |
TW088103156A TW416076B (en) | 1998-09-30 | 1999-03-02 | Display panel |
US09/262,089 US6534916B1 (en) | 1998-09-30 | 1999-03-04 | Panel display with a fluorescent layer |
KR1019990007097A KR20000022588A (ko) | 1998-09-30 | 1999-03-04 | 표시패널 |
DE69912059T DE69912059T2 (de) | 1998-09-30 | 1999-04-08 | Anzeigetafel |
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CN99108401A CN1249528A (zh) | 1998-09-30 | 1999-06-08 | 显示面板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27787098A JP3437100B2 (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 表示パネル |
Publications (2)
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