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JP3435246B2 - プレーナゲート構造を有する逆導通サイリスタ - Google Patents

プレーナゲート構造を有する逆導通サイリスタ

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Publication number
JP3435246B2
JP3435246B2 JP03438995A JP3438995A JP3435246B2 JP 3435246 B2 JP3435246 B2 JP 3435246B2 JP 03438995 A JP03438995 A JP 03438995A JP 3438995 A JP3438995 A JP 3438995A JP 3435246 B2 JP3435246 B2 JP 3435246B2
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JP
Japan
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thyristor
diode
region
anode
cathode
Prior art date
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JP03438995A
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尚博 清水
昌士 由良
忻治 吉岡
尚茂 玉蟲
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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Publication date
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Priority to JP03438995A priority Critical patent/JP3435246B2/ja
Priority to US08/591,420 priority patent/US5682044A/en
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電力用半導体装置の分野
に関し、特にプレーナゲート構造を有する主サイリスタ
に逆並列に接続されるダイオード部をプレーナ構造の静
電誘導ダイオードとしたことにより、高速の逆回復特性
が得られ、構造が比較的容易な中、小電力用途のプレー
ナゲート構造を有する逆導通サイリスタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の逆導通サイリスタは、主サイリス
タ部をゲート・ターン・オフ・サイリスタにより形成
し、ダイオード部を通常のpn接合ダイオードもしくは
pin構造のダイオードとして形成した構成が主であ
る。一方、主サイリスタ部を静電誘導サイリスタにより
構成する逆導通静電誘導(RC−SI)サイリスタの例
は、例えば、本件出願人により既に特願平5−3429
23号「逆導通サイリスタ」、特願平5−344125
号「電界緩和分離帯構造を有する逆導通型サイリス
タ」、特願平6−194918号「自己消弧型逆導通サ
イリスタ」、特願平6−264663号「逆導通半導体
装置及びその製造方法」において開示されている。
【0003】更に、本件出願人はRC−SIサイリスタ
の試作を行ない、高耐圧RC−SIサイリスタを設計製
作するにあたり、従来の逆導通GTOサイリスタ(以降
RC−GTOサイリスタと称す)と同様のサイリスタ部
とダイオード部の分離帯形成技術及びダイオード部形成
技術ではRC−SIサイリスタでは順方向耐圧の確保が
困難であり、あるいは信頼性を確保して安定的に製作出
来ないという事実を見出し、特にSIサイリスタ部をノ
ーマリオン特性として設計する場合に上記事実がより顕
著であるという結果を見出した。
【0004】この問題点を解決するために、サイリスタ
部とダイオード部との間の分離帯領域の抵抗を高め、か
つダイオード部の逆回復特性を改善した「逆導通静電誘
導サイリスタ」を特願平6− 号に開示した。
上記特願平6− 号においても、従来技術の問題
点として指摘されている通り、SIサイリスタの高速ス
イッチング性能に適合可能な高速ダイオードが望まし
く、しかも逆回復特性に優れ、高耐圧化の容易なダイオ
ードが望ましい。一方、SIサイリスタの構造と製造上
の適合性も考慮する必要がある。
【0005】本件出願人らは既に高耐圧、高速スイッチ
ング性能を有する静電誘導ダイオードについて検討を加
え、「プレーナ構造を有する静電誘導ダイオード」を特
願平4−204434号に、「埋込み構造もしくは切込
み構造を有する静電誘導ダイオード」を特願平4−21
0751号に開示している。
【0006】主サイリスタをプレーナ構造のGTOもし
くはSIサイリスタとして形成する場合、ダイオード部
の構成は製造上同時プロセスが可能なプレーナ構造が望
ましい。更に、主サイリスタ部をGTOにより形成した
場合にもGTOに比べて高速のスイッチング性能の期待
できるSIダイオードをダイオード部に形成し、逆回復
性能を向上することが望ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、プレ
ーナゲート構造を有する主サイリスタ部に対して、同時
製造プロセスが可能なプレーナ構造のSIダイオードを
逆並列に接続して高速の逆回復特性を得られるプレーナ
ゲート構造を有する逆導通サイリスタを提供することに
ある。
【0008】本発明の他の目的の1つは、サイリスタ部
をプレーナゲート構造を有するGTOにより形成し、逆
並列ダイオードとしてプレーナ構造を有するSIダイオ
ードを形成して、構造が容易で、逆回復特性に優れた中
・小電力用途のプレーナゲート構造を有する逆導通サイ
リスタを提供することにある。
【0009】本発明の他の目的の1つは、サイリスタ部
をプレーナゲート構造を有するSIサイリスタにより形
成し、かつ逆並列ダイオードとしてプレーナゲート構造
を有するSIダイオードを形成したことにより、主サイ
リスタ部の高速性に適合したダイオード性能を有するこ
とにより、構造が容易でかつ高速の逆回復性能を有する
プレーナゲート構造を有する逆導通サイリスタを提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では以下の構成を具体的に採用している。即
ち、サイリスタ部とダイオード部を具える逆導通サイリ
スタであって、サイリスタ部は、半導体基板の第1の主
表面に形成されたサイリスタ・ゲート領域と、前記第1
主表面に形成され前記ゲート領域に囲まれたサイリスタ
・カソード領域と、前記半導体基板の第2の主表面に形
成されたサイリスタ・アノード領域とから形成され、ダ
イオード部は、前記半導体基板の第1の主表面に形成さ
れたダイオード・アノード領域と、前記第1の主表面に
形成され前記ダイオード・アノード領域に囲まれたダイ
オード・アノード短絡領域と、前記半導体基板の第2の
主表面に形成されたダイオード・カソード領域とから形
成され、前記第1の主表面に形成されたダイオード・ア
ノード領域とゲート領域は互いに第1の主表面に形成さ
れた分離帯領域を介して絶縁分離され、前記第2の主表
面に形成されたダイオード・カソード領域とサイリスタ
・アノード領域は互いに第2の主表面上に形成された総
合アノード電極に接触して共通電位となされ、前記サイ
リスタ・カソード領域と前記ダイオード・アノード領域
と前記ダイオード・アノード短絡領域は総合カソード電
極に接触して共通電位となされ、前記ダイオード・アノ
ード短絡領域は前記ダイオード・アノード領域に囲まれ
るとともに前記ダイオード・アノード領域と半導体基板
との間のpn接合の拡散電位によって前記半導体基板中
に広がる空乏層によっても囲まれて前記ダイオード・カ
ソード領域とともにプレーナ構造の静電誘導ダイオード
を形成し、かつ前記ダイオード・アノード領域と前記ダ
イオード・アノード短絡領域と前記サイリスタ・ゲート
領域と前記サイリスタ・カソード領域はいずれも前記第
1の主表面にプレーナ構造に形成されたことを特徴とす
るプレーナゲート構造を有する逆導通サイリスタとして
の構成を有する。
【0011】或いはまた、前記サイリスタ・カソード領
域は、前記サイリスタ・ゲート領域内に形成され、前記
サイリスタ・アノード領域とともにプレーナゲート構造
のゲート・ターン・オフサイリスタを形成することを特
徴とするプレーナゲート構造を有する逆導通サイリスタ
としての構成を有する。
【0012】或いはまた、前記サイリスタ・カソード領
域は前記サイリスタ・ゲート領域によって取り囲まれる
とともに、前記サイリスタ・ゲート領域と前記半導体基
板との間のpn接合の拡散電位によって前記半導体基板
中に広がる空乏層によっても取り囲まれて、前記サイリ
スタ・アノード領域とともにプレーナゲート構造の静電
誘導サイリスタを形成することを特徴とするプレーナゲ
ート構造を有する逆導通サイリスタとしての構成を有す
る。
【0013】
【作用】本発明のプレーナゲート構造を有する逆導通サ
イリスタはプレーナゲート構造を有するサイリスタ部1
とプレーナ構造を有するダイオード部3の逆並列構成に
よるスイッチング素子としての動作を行なう。サイリス
タ部の高速性に対応してダイオード部を高速スイッチン
グ性能を有するSIダイオードとすることにより、逆回
復性能に優れ、高速のスイッチングが可能となる。
【0014】
【実施例】
(実施例1)図1は本発明の第1の実施例としてのプレ
ーナゲート構造を有する逆導通サイリスタの模式的断面
構造図を示す。図1においてサイリスタ部1はプレーナ
ゲート構造の静電誘導サイリスタからなり、ダイオード
部3はプレーナ構造の静電誘導(SI)ダイオードから
なる。
【0015】図1において、1は高抵抗半導体基板31
内に形成されたサイリスタ部、3はダイオード部、4は
分離帯部を示す。各部を説明する。高抵抗半導体基板3
1(nベース層)の第1の主表面上にはサイリスタ部1
のpベース(ゲート)層16、nエミッタ(カソード)
層14、ダイオード部3のpエミッタ(アノード)層1
5、ダイオード・アノード短絡領域2及び分離帯部4の
+ 層27が形成されている。高抵抗半導体基板31の
第2の主表面上にはサイリスタ部1のpエミッタ(アノ
ード)層18、ダイオード部3のnエミッタ(カソー
ド)層19が形成され、分離帯部4には分離帯ショット
キー接合26が形成されている。ダイオード部3のnエ
ミッタ層19間には図1の実施例ではnエミッタ間ショ
ットキー接合25が形成されている。nエミッタ間ショ
ットキー接合25の役割は、ダイオード・カソードから
の電子の注入量を抑制し、かつダイオード・アノード領
域(pエミッタ層15)から注入された正孔をダイオー
ド・カソード電極12(総合アノード電極)へ吸収する
効果を高めることにある。分離帯ショットキー接合26
の役割は分離帯部4におけるラッチ・アップを抑制し、
かつダイオード部3への余分な電子の注入を抑制する点
にある。
【0016】逆導通サイリスタの場合、ダイオード・ア
ノード電極10はサイリスタ・カソード電極11と総合
カソード電極7により共通電位となされ、ダイオード・
カソード電極はサイリスタ・アノード電極12と総合ア
ノード電極6により共通電位となされる。更に、本発明
の逆導通サイリスタの特徴であるダイオード・アノード
短絡領域2はダイオード・アノード領域15とダイオー
ド・アノード電極10を介して短絡されている。このダ
イオード・アノード短絡領域2の短絡効果によって、ダ
イオード部3のアノード領域15近傍に分布する電子を
ダイオード・アノード短絡領域2を介してダイオード・
アノード電極10へ吸収することができる。ダイオード
・アノード領域15から高抵抗層(n- )31中に広が
る空乏層によって取り囲まれたn+ ダイオード・アノー
ド短絡領域2近傍のn- 層(31)中の電子は、ダイオ
ードのスイッチングにおける逆回復時において電位障壁
に囲まれているため、ダイオード・カソード側に注入さ
れることなく、むしろ表面側のダイオード・アノード電
極10に吸収される。このため、逆回復電荷量は低減さ
れ、ダイオードの逆回復性能が向上し、高速なスイッチ
ング特性が得られる。主サイリスタをSIサイリスタの
如く高速性能のサイリスタを使用する場合、逆回復電荷
量が小さく発熱量が抑制され、かつ高速ターンオフの可
能なダイオードが望ましい。
【0017】図1に示した実施例ではダイオード部3に
プレーナ構造のSIダイオードが形成され、主サイリス
タ部1にはプレーナゲート構造のSIサイリスタが形成
され製造上極めて容易な構成を示している。更に重要な
点は、プレーナゲート構造のサイリスタのゲート製造プ
ロセス上可能なパターンピッチと同程度に微細化したパ
ターンピッチをダイオード部3にも適用可能となるた
め、サイリスタ部の入力側ゲート・カソード間のRC時
定数で決まるスイッチング性能と同程度のスイッチング
性能をSIダイオードに期待することができる。SIダ
イオードの動作上、前述の如くn+ ダイオード・アノー
ド短絡領域2からの電子の吸収は逆回復特性に大きな影
響を与えるが、SIサイリスタと同じピッチで製造され
たSIダイオードにおいてはSIサイリスタにおけるS
I効果と同じSI効果を期待することができる。これは
ダイオード・アノード領域15から高抵抗層31中に広
がる空乏層の広がる速度に関係するが、ダイオードの逆
回復時においてp+ 層(15)からn- 層(31)へ広
がる空乏層によりn+ 短絡層2が即座にシールドされる
ことが望ましい。そのためには、プレーナゲート構造の
SIサイリスタのゲート・カソード間近傍と同様にダイ
オード部のp+ ダイオード・アノード領域15及びn+
ダイオード・アノード短絡領域2も製造されるべきこと
を意味している。
【0018】図1の実施例においてはサイリスタ部1の
アノード側はpエミッタ層18が配置されている。サイ
リスタのターンオフ時のテイル電流の抑制はスイッチン
グ特性を向上させるために重要なパラメータである。逆
導通SIサイリスタにおいても同様にテイル電流を抑制
する必要があり、電子線照射等によるライフタイム制御
が図1の実施例1においても必要である。
【0019】またダイオード部3のカソード側にはダイ
オード・カソード領域としてのnエミッタ層19がスト
ライプ状もしくは、島状に配置されている。前述の如く
ダイオード・カソード側からの電子の注入量の抑制と、
正孔の吸収効率を高めるための構成となっている。
【0020】また分離帯部4では、第1の主表面上には
+ 層27が複数、主サイリスタ部1の外周を取り囲む
ようにリング状に配置されている。複数個のp+ 層27
は、一定の間隔を置いて形成されている。更に電位的な
安定を保つために、金属電極28がp+ 層27上に形成
されている。
【0021】図1の実施例1の構造はプレーナプロセス
により製造可能のため、各部のp+領域(15,27,
16)は同時製造が可能である。SiO2 等の絶縁膜5
に対するパターニングによる窓開け、拡散工程によって
形成することができる。或いはボロン(B)のイオン注
入プロセス等を適用することができる。同様に各部のn
+ 領域(2,14)も同時製造が可能であり、ドープド
ポリシリコンからの熱拡散工程、或いはP,As等のイ
オン注入プロセスにより形成可能である。尚、分離帯部
4については、図1の実施例1ではp+ 層27を複数配
置する例を示したが、図示の如く3個に限ることなく、
例えば特願平6− 号「逆導通静電誘導サイリ
スタ」において開示された連続接合構造(SISA構
造)と称する構成を適用することができる。更にまた主
サイリスタ部1とダイオード部3とのプロセス上の互換
性のある分離帯構造であれば、他の簡易な構成を採用し
てもよい。
【0022】(実施例2)図2は本発明の第2の実施例
としてのプレーナゲート構造を有する逆導通サイリスタ
の模式的断面構造図である。高抵抗半導体基板31の第
1の主表面側の構造は図1の実施例1と同様であるが、
第2の主表面側(アノード側)の構成が異なっている。
即ち、サイリスタ部1のアノード側は、pエミッタ層1
8が一定の間隔を置いて波形に配置されている。pエミ
ッタ層18のパターンピッチはサイリスタのpベース層
(ゲート層)16のパターンピッチと同程度もしくは多
少微細化して配置されている。波形形状とすることによ
り、p+ エミッタ層18に挟まれたn- 層31からサイ
リスタ・アノード電極12への電子の吸収効率を高めて
いる。
【0023】一方、ダイオード部3のカソード側にはn
エミッタ層19が一定の間隔を置いて配置され、更にn
エミッタ層19間にはp+ ダイオード・カソード短絡領
域13が配置されている。p+ ダイオード・カソード短
絡領域13はダイオード部3のカソード側近傍の正孔を
ダイオードの逆回復時において有効にダイオード・カソ
ード電極(総合アノード電極)12に吸収するための領
域となっている。nエミッタ層19と高抵抗半導体基板
31との間の拡散電位によって高抵抗半導体基板31側
に広がる空乏層によってp+ ダイオード・カソード短絡
領域13はシールドされている。逆回復時において、ダ
イオード・カソード側近傍の正孔をp+ダイオード・カ
ソード短絡領域13から吸収し、一方、ダイオード・ア
ノード側近傍の電子をn+ ダイオード・アノード短絡領
域2から吸収することにより、逆回復電荷量Qrrを低
減化することができる構成となっている。高抵抗半導体
基板31の中央部に残留する電荷に対してはライフタイ
ム制御技術によるライフタイムキラーによって低減化を
図ることもできる。
【0024】また図2の構造上p+ 領域13とp+ 領域
18は同時に製造可能である。
【0025】(実施例3)図3は本発明の第3の実施例
としてのプレーナゲート構造を有する逆導通サイリスタ
の模式的断面構造図である。高抵抗半導体基板31の第
1の主表面側の構成は図1,2と同様である。図3の特
徴は高抵抗半導体基板31の第2の主表面側にある。即
ち、サイリスタ部1のアノード側においては静電誘導
(SI)アノードショート構造を導入してターンオフ時
のゲート引出し電荷量を低減化しスイッチング性能を向
上させている。pエミッタ層18と高抵抗半導体基板3
1との間の拡散電位によって高抵抗半導体基板31中に
広がる空乏層によって、アノードn+ 層(SIアノード
短絡領域)21はシールドされている。サイリスタのタ
ーンオフスイッチング時においてアノードn+ 層21か
ら有効に電子がアノード電極12に吸収されやすい構造
となっている。
【0026】一方、ダイオード部3のカソード側おいて
はn+ ダイオード・カソード領域(nエミッタ層)19
が一定の間隔を置いて配置されている。またnエミッタ
層19間にはnエミッタ間ショットキー接合25が形成
され、分離帯部4においても分離帯ショットキー接合2
6が形成されている。
【0027】図3の構造上、n+ 領域19及び21は同
時製造が可能である。
【0028】(実施例4)図4は本発明の第4の実施例
としてのプレーナゲート構造を有する逆導通サイリスタ
の模式的断面構造図である。図4の実施例ではサイリス
タ部1のアノード側にpエミッタ層18を波形に配置
し、ダイオード部3のカソード側にnエミッタ層19を
nエミッタ間ショットキー接合25を挟んで配置した点
に特徴を有する。
【0029】(実施例5)図5は本発明の第5の実施例
としてのプレーナゲート構造を有する逆導通サイリスタ
の模式的断面構造図を示す。図5の第5の実施例では、
サイリスタ部1のアノード側は図1と同様に一様に拡散
されたpエミッタ層18を有するが、ダイオード部3の
カソード側においてはnエミッタ層19に挟まれた領域
において拡張されたダイオード・カソード短絡領域13
0を形成している。この拡張されたダイオード・カソー
ド短絡領域130の役割は図2に示したダイオード・カ
ソード短絡領域13に比べてダイオード部3のカソード
側近傍の正孔をより広い領域にわたって有効に短絡領域
130に吸収する点にある。この短絡領域130も、n
+ (19)n- (31)間の拡散電位によりn- (3
1)層中に広がる空乏層によってシールドされている点
は図2の例と同様である。この拡張されたダイオード・
カソード短絡領域130へ吸収される正孔量が増大する
ことから、ダイオードの逆回復時の電荷量を更に低減化
できる構成である。
【0030】また図5の構成上p+ 領域130及び18
は同時製造が可能である。
【0031】(実施例6)図6は本発明の第6の実施例
としてのプレーナゲート構造を有する逆導通サイリスタ
の模式的断面構造図を示す。図6の実施例6ではダイオ
ード部3のカソード側は図5の実施例5と同様の構成を
有するが、サイリスタ部1のアノード側においては、図
3の実施例3において説明した構成と同様のSIアノー
ドショート構造が形成されている点に特徴を有する。
【0032】(実施例7)図7は本発明の第7の実施例
としてのプレーナゲート構造を有する逆導通サイリスタ
の模式的断面構造図を示す。図7の実施例7において
は、高抵抗半導体基板31に対してサイリスタ部1のア
ノード側、ダイオード部3のカソード側及び分離帯部4
においてエピタキシャル成長もしくは拡散によりnバッ
ファ層30を形成してサイリスタ部1、ダイオード部3
ともにPIN構造を実現して高耐圧化,n- 層31の薄
層化による高速化を実現した構成である。nバッファ層
30に対しては、サイリスタ部1のアノード側において
はアノードn+ 層21、pエミッタ層(サイリスタ・ア
ノード領域)18を形成しており、ダイオード部3のカ
ソード側においてはnエミッタ層(ダイオード・カソー
ド領域)19及びダイオード・カソード短絡領域13を
形成している。ダイオード・カソード短絡領域13の役
割は前述の実施例2(図2)、実施例5(図5)、実施
例6(図6)と同様にダイオード部3のカソード側近傍
の正孔を逆回復時に有効にダイオード・カソード電極1
2側に吸収する点にある。
【0033】サイリスタ部1のアノード側におけるアノ
ードn+ 層21はバッファ層30に対する短絡領域とな
っている。この短絡率を上昇するとサイリスタがラッチ
アップしなくなるため、適当な短絡率例えば30%以下
が要求される。pエミッタ層(サイリスタ・アノード領
域)18の拡散深さはアノードn+ 層21に比べ浅く形
成されている例を図7は示している。pエミッタ層18
の深さを変化することによってnバッファ層30の正孔
に対する実効的なベース長が変化する。従って、nバッ
ファ層30の厚さ、pエミッタ層18の濃度及び拡散深
さを調整することによって、n- 層31中への正孔の注
入効率を調整することができる。nバッファ層30の濃
度も正孔の注入効率に影響を与えるためあまり高く設定
することはできない。例えば1015cm-3〜1017cm-3
度の範囲に設定される。
【0034】図7の構成上n+ 領域19,21は同時製
造が可能であり、p+ 領域13,18も同時製造が可能
である。
【0035】(実施例8)図8は本発明の第8の実施例
としてのプレーナゲート構造を有する逆導通サイリスタ
の模式的断面構造図を示す。図8において高抵抗半導体
基板31の第1の主表面側は実施例1〜7と同様にサイ
リスタ部1、ダイオード部3いずれもプレーナ構造を有
するが、ダイオード部3のカソード側は埋込みゲート構
造を有する。nバッファ層30と同時に形成されたnエ
ミッタ層(ダイオード・カソード領域)19が埋込み層
として形成され、しかも一定の短絡ピッチにより、ダイ
オード・カソード電極12に短絡されている。エピタキ
シャル層23の形成後、pエミッタ層(サイリスタ・ア
ノード領域)18及びダイオード・カソード短絡領域1
3を形成している。図8の実施例ではダイオード部3
は、アノード側にプレーナ構造を有し、カソード側に埋
込み構造を有するSIダイオードが形成されており、サ
イリスタ部1にはnバッファ30を有するSIサイリス
タが形成されている。埋込み構造を有するnエミッタ層
(ダイオード・カソード領域)19によって、ダイオー
ド部3においては高耐圧化が容易となる。またダイオー
ドカソード短絡領域13を広い領域に形成できることか
ら、ダイオード・カソード電極12への正孔の吸収効率
も良好となる。
【0036】(実施例9)図9は本発明の第9の実施例
としてのプレーナゲート構造を有する逆導通サイリスタ
の模式的断面構造図を示す。図9の特徴はサイリスタ部
1に対してSIバッファ構造を導入した点にある。SI
バッファ構造については特願平4−114140号「静
電誘導バッファ構造を有する半導体素子」において既に
開示されている。図9においてサイリスタ部1のアノー
ド側に形成されるアノードn+ 層21の短絡ピッチL2
は電子の拡散長Lnの2倍以内とする。埋込み構造とし
て形成されるnバッファ層30の形成ピッチはサイリス
タ・ゲート領域16の形成ピッチと同程度でよい。同様
に、ダイオード部3においてnエミッタ層(ダイオード
・カソード領域)19の形成ピッチはダイオード・アノ
ード領域15の形成ピッチと同程度でよい。ダイオード
・カソード領域19のダイオード・カソード電極12に
対する短絡ピッチL1 は電子に対する拡散長Lnの2倍
よりも充分に短く設定してよい。ダイオード・カソード
領域19に対するコンタクトを形成しており、サイリス
タ構造によるラッチアップを防止する必要があるからで
ある。
【0037】(実施例10〜13)図10乃至図13は
それぞれ本発明の第10乃至第13の実施例としてのプ
レーナゲート構造を有する逆導通サイリスタの模式的断
面構造図を示す。いずれもnバッファ層30を有する構
造であり、実施例7(図7)の変形例となっている。図
10の実施例10では共通に形成されたnバッファ層3
0に対してサイリスタ部1では拡散によりpエミッタ層
(サイリスタ・アノード領域)18を形成しており、同
時にダイオード部3においてダイオード・カソード短絡
領域13を形成している。nバッファ層30がダイオー
ド部3のダイオード・カソード領域19と共通領域とし
て形成されている。
【0038】図11の実施例ではサイリスタ部1におい
てpエミッタ層(サイリスタ・アノード領域)18が波
形に形成された例である。図12の実施例ではサイリス
タ部1のアノード側においては、pエミッタ層(サイリ
スタ・アノード領域)18が波形に形成され、一方、ダ
イオード部3においてはnエミッタ層(ダイオード・カ
ソード領域)19が一定の間隔を置いて形成され、更に
nエミッタ層19の間にnエミッタ間ショットキー接合
が形成された例である。図13の実施例13では、共通
に形成されたnバッファ層30に対して実施例12(図
12)の構造に加えて、サイリスタ部1においては、更
にアノードn+ 層21が形成され、ダイオード部1にお
いてはダイオード・カソード短絡領域13が形成された
構造を有する。サイリスタ部1のアノード側においては
nバッファ層30内の電子を有効にアノードn+ 層21
を介してサイリスタ・アノード電極12に吸収すること
ができ、またダイオード部3のカソード側においてはダ
イオード部3のカソード側近傍の正孔を有効にダイオー
ド・カソード電極に吸収することができる。
【0039】図10乃至図13に示した構造はいずれも
nバッファ層30の効果によりダイオード部3、サイリ
スタ部1において高抵抗半導体基板31の厚さを薄層化
可能であり、しかもサイリスタ部、ダイオード部ともに
PIN構造としたことにより高耐圧を図ることが容易な
構造である。またダイオード部3、サイリスタ部1とも
に高速のスイッチングが可能となる。
【0040】(実施例14)図14は本発明の第14の
実施例としてのプレーナゲート構造を有する逆導通サイ
リスタの模式的断面構造図を示す。図14の構成ではサ
イリスタ部1においては、アノードn+ 層21とpエミ
ッタ層18に従来型のアノードショート構造を形成され
ており、一方、ダイオード部3においては一定の間隔を
置いてダイオード・カソード領域19が形成されてい
る。図14の構造上、n+ 層19及び21は同時に形成
可能である。
【0041】(実施例15)図15は本発明の第15の
実施例としてのプレーナゲート構造を有する逆導通サイ
リスタの模式的断面構造図を示す。図15の実施例15
においてはサイリスタ部1に微細化されたプレーナゲー
ト構造のGTOを有し、ダイオード部にプレーナ構造の
SIダイオードを有する。サイリスタ部1のアノード側
及びダイオード部3のカソード側は実施例1(図1)と
同様の構成を有する例を示す。図15の変形例としては
既に述べた実施例2乃至実施例14(図2乃至図14)
に示すサイリスタ部1のアノード側、ダイオード部3の
カソード側の構成が適用できることはもちろんである。
分離帯部4についても上記実施例1と同様の構成を有す
るが他の簡易な構成を採用してもよい。
【0042】図15(実施例15)の特徴はサイリスタ
部1として微細化されたGTOを形成した点にある。ゲ
ート電極9とpベース層16とのコンタクト部のピッチ
をプレーナゲート構造を有するSIサイリスタと同程度
まで微細化することによって、ノーマリオフ特性の高速
GTOが形成される。図15の例ではサイリスタ部1の
pベース層16と分離帯部4のp+ 層及びダイオード部
3のp+ ダイオード・アノード領域15とでは、不純物
密度に差を設けているが、p+ 層27及びp+ダイオー
ド・アノード領域15の不純物密度をGTOのpベース
層16の不純物密度と同程度まで下げて形成してもよ
い。即ち、p+ 層15、27及びpベース層16はいず
れも同時形成が可能である。同様に図15から明らかな
ようにn+ダイオード・アノード短絡領域2とGTOサ
イリスタ部1のn+ カソード領域14も同時形成が可能
である。
【0043】p+ 層15の不純物密度を下げた場合、ダ
イオード部3のアノード側でノーマリオフ特性を維持す
る必要がある。従って、p+ 層15の形成ピッチをより
微細化する必要がある。或いはまた、ノーマリオフ特性
を維持するためにダイオード部3のアノード側表面近傍
にボロン(B)のイオン注入等を行ない、n+ ダイオー
ド・アノード短絡領域2の前面に実効的なpベース層を
形成してもよい。
【0044】分離帯部4に関しては、サイリスタ部1が
GTOとして形成されていることから、特にノーマリオ
ン型のSIサイリスタとして形成されている場合に比
べ、分離抵抗は低くてよい。従って、p+ 層27の不純
物密度をGTOのpベース層16と同程度の不純物密度
として形成しても分離特性上の問題はない。
【0045】
【発明の効果】本発明のプレーナゲート構造を有する逆
導通サイリスタによれば、プレーナ構造を有するため製
造が容易である。サイリスタ部にプレーナゲート構造の
SIサイリスタ、ダイオード部にプレーナ構造のSIダ
イオードを有するため高速のスイッチング性能、及び逆
回復特性を有する。アノード側に共通に形成されたバッ
ファ構造を導入することによりサイリスタ部、ダイオー
ド部の高耐圧、高速化をともに達成することができる。
尚、上記に述べた実施例は例示であって、各種の変形、
拡張が可能である。主サイリスタ部をプレーナゲート構
造のSIサイリスタを主要な例として述べたが、他の電
力用スイッチング素子としてプレーナ構造を有するIG
BT,MOS制御サイリスタ、或いはMOS制御SIサ
イリスタを使用することも可能である。
【0046】プレーナ構造のMOS制御サイリスタ或い
はMOS制御SIサイリスタについては、特願平4−1
14139号に開示されており、同様の素子構造を採用
することもできる。MOS制御サイリスタ等を使用する
とゲート駆動の容易さとともに内蔵のpチャンネルMO
SFETによっても主サイリスタのターンオフが行なわ
れることから、逆並列接続されたSIダイオードの働き
を助けるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としてのプレーナゲート
構造を有する逆導通サイリスタの模式的断面構造図
【図2】本発明の第2の実施例としてのプレーナゲート
構造を有する逆導通サイリスタの模式的断面構造図
【図3】本発明の第3の実施例としてのプレーナゲート
構造を有する逆導通サイリスタの模式的断面構造図
【図4】本発明の第4の実施例としてのプレーナゲート
構造を有する逆導通サイリスタの模式的断面構造図
【図5】本発明の第5の実施例としてのプレーナゲート
構造を有する逆導通サイリスタの模式的断面構造図
【図6】本発明の第6の実施例としてのプレーナゲート
構造を有する逆導通サイリスタの模式的断面構造図
【図7】本発明の第7の実施例としてのプレーナゲート
構造を有する逆導通サイリスタの模式的断面構造図
【図8】本発明の第8の実施例としてのプレーナゲート
構造を有する逆導通サイリスタの模式的断面構造図
【図9】本発明の第9の実施例としてのプレーナゲート
構造を有する逆導通サイリスタの模式的断面構造図
【図10】本発明の第10の実施例としてのプレーナゲ
ート構造を有する逆導通サイリスタの模式的断面構造図
【図11】本発明の第11の実施例としてのプレーナゲ
ート構造を有する逆導通サイリスタの模式的断面構造図
【図12】本発明の第12の実施例としてのプレーナゲ
ート構造を有する逆導通サイリスタの模式的断面構造図
【図13】本発明の第13の実施例としてのプレーナゲ
ート構造を有する逆導通サイリスタの模式的断面構造図
【図14】本発明の第14の実施例としてのプレーナゲ
ート構造を有する逆導通サイリスタの模式的断面構造図
【図15】本発明の第15の実施例としてのプレーナゲ
ート構造を有する逆導通サイリスタの模式的断面構造図
【符号の説明】
1 サイリスタ部 2 ダイオード・アノード短絡領域 3 ダイオード部 4 分離帯部 5 絶縁層 6 総合アノード電極 7 総合カソード電極 9 ゲート電極 10 ダイオード・アノード電極 11 サイリスタ・カソード電極 12 サイリスタ・アノード電極(ダイオード・カソー
ド電極) 13 ダイオード・カソード短絡領域 14 nエミッタ層(サイリスタ・カソード領域) 15 pエミッタ層(ダイオード・アノード領域) 16 pベース層(サイリスタ・ゲート領域) 18 pエミッタ層(サイリスタ・アノード領域) 19 nエミッタ層(ダイオード・カソード領域) 21 アノードn+ 層 23 nエピタキシャル層 25 nエミッタ間ショットキー接合 26 分離帯ショットキー接合 27 p+ 層 28 金属電極 30 nバッファ層 31 nベース層 35 空乏層 130 拡張されたダイオード・カソード短絡領域 131 拡張されたダイオード・アノード短絡領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉岡 忻治 神奈川県大和市上草柳字扇野338番地1 東洋電機製造株式会社技術研究所内 (72)発明者 玉蟲 尚茂 東京都新宿区下落合2丁目18番7号 (56)参考文献 特開 昭57−147276(JP,A) 特開 昭56−104467(JP,A) 特開 平7−176720(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/74

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイリスタ部とダイオード部を具える逆
    導通サイリスタであって、 サイリスタ部は、 半導体基板の第1の主表面に形成されたサイリスタ・ゲ
    ート領域と、 前記第1主表面に形成され前記ゲート領域に囲まれた
    イリスタ・カソード領域と、 前記半導体基板の第2の主表面に形成されたサイリスタ
    ・アノード領域とから形成され、 ダイオード部は、 前記半導体基板の第1の主表面に形成されたダイオード
    ・アノード領域と、 前記第1の主表面に形成され前記ダイオード・アノード
    領域に囲まれたダイオード・アノード短絡領域と、 前記半導体基板の第2の主表面に形成されたダイオード
    ・カソード領域とから形成され、 前記第1の主表面に形成されたダイオード・アノード領
    域とゲート領域は互いに第1の主表面に形成された分離
    帯領域を介して絶縁分離され、 前記第2の主表面に形成されたダイオード・カソード領
    域とサイリスタ・アノード領域は互いに第2の主表面上
    に形成された総合アノード電極に接触して共通電位とな
    され、前記サイリスタ・カソード領域 と前記ダイオード・アノ
    ード領域と前記ダイオード・アノード短絡領域は総合カ
    ソード電極に接触して共通電位となされ、 前記ダイオード・アノード短絡領域は前記ダイオード・
    アノード領域に囲まれるとともに前記ダイオード・アノ
    ード領域と半導体基板との間のpn接合の拡散電位によ
    って前記半導体基板中に広がる空乏層によっても囲まれ
    て前記ダイオード・カソード領域とともにプレーナ構造
    の静電誘導ダイオードを形成し、かつ前記ダイオード・
    アノード領域と前記ダイオード・アノード短絡領域と前
    記サイリスタ・ゲート領域と前記サイリスタ・カソード
    領域はいずれも前記第1の主表面にプレーナ構造に形成
    されたことを特徴とするプレーナゲート構造を有する逆
    導通サイリスタ。
  2. 【請求項2】 前記サイリスタ・カソード領域は、前記
    サイリスタ・ゲート領域内に形成され、前記サイリスタ
    ・アノード領域とともにプレーナゲート構造のゲート・
    ターン・オフ・サイリスタを形成することを特徴とする
    請求項1記載のプレーナゲート構造を有する逆導通サイ
    リスタ。
  3. 【請求項3】 前記サイリスタ・カソード領域は前記サ
    イリスタ・ゲート領域によって取り囲まれるとともに、
    前記サイリスタ・ゲート領域と前記半導体基板との間の
    pn接合の拡散電位によって前記半導体基板中に広がる
    空乏層によっても取り囲まれて、前記サイリスタ・アノ
    ード領域とともにプレーナゲート構造の静電誘導サイリ
    スタを形成することを特徴とする請求項1記載のプレー
    ナゲート構造を有する逆導通サイリスタ。
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