JP3435135B2 - レート・マッチングを行う方法及び装置、逆レート・マッチングを行う装置、及び電気通信システムの基地局及び移動局 - Google Patents
レート・マッチングを行う方法及び装置、逆レート・マッチングを行う装置、及び電気通信システムの基地局及び移動局Info
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- JP3435135B2 JP3435135B2 JP2000303298A JP2000303298A JP3435135B2 JP 3435135 B2 JP3435135 B2 JP 3435135B2 JP 2000303298 A JP2000303298 A JP 2000303298A JP 2000303298 A JP2000303298 A JP 2000303298A JP 3435135 B2 JP3435135 B2 JP 3435135B2
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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- H04J13/00—Code division multiplex systems
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- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/24—Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts
- H04B7/26—Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04J—MULTIPLEX COMMUNICATION
- H04J13/00—Code division multiplex systems
- H04J13/0003—Code application, i.e. aspects relating to how codes are applied to form multiplexed channels
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,複合チャネルに含
まれる少なくとも2つのトランスポート・チャネル間で
レート・マッチングを行う方法に関する。本方法は、各
々のトランスポート・チャネルに対する少なくとも1つ
のレート・マッチング・ステップを含み、レート・マッ
チング比が各々のトランスポート・チャネルへ適用さ
れ、前記レート・マッチング比は、前記トランスポート
・チャネルに特定されたレート・マッチング・ファクタ
とスケール・ファクタとの積に等しく、前記スケール・
ファクタは、前記複合チャネルの前記トランスポート・
チャネルの集合に共通であり、前記トランスポート・チ
ャネルの各々は、少なくとも1つの関連づけられた伝送
時間インターバルで伝送され、前記伝送時間インターバ
ルの各々は、前記トランスポート・チャネルの各々に特
定された持続時間を有し、前記トランスポート・チャネ
ルの少なくとも2つは、異なった持続時間の伝送時間イ
ンターバルを有する。本発明は、特に、モバイル用の第
三世代電気通信システムの分野で実施される。
まれる少なくとも2つのトランスポート・チャネル間で
レート・マッチングを行う方法に関する。本方法は、各
々のトランスポート・チャネルに対する少なくとも1つ
のレート・マッチング・ステップを含み、レート・マッ
チング比が各々のトランスポート・チャネルへ適用さ
れ、前記レート・マッチング比は、前記トランスポート
・チャネルに特定されたレート・マッチング・ファクタ
とスケール・ファクタとの積に等しく、前記スケール・
ファクタは、前記複合チャネルの前記トランスポート・
チャネルの集合に共通であり、前記トランスポート・チ
ャネルの各々は、少なくとも1つの関連づけられた伝送
時間インターバルで伝送され、前記伝送時間インターバ
ルの各々は、前記トランスポート・チャネルの各々に特
定された持続時間を有し、前記トランスポート・チャネ
ルの少なくとも2つは、異なった持続時間の伝送時間イ
ンターバルを有する。本発明は、特に、モバイル用の第
三世代電気通信システムの分野で実施される。
【0002】
【従来の技術】第三世代パートナーシップ・プロジェク
ト(The 3rd Generation PartnershipProject)は、モ
バイル用の第三世代電気通信システムの標準化という目
的を有する組織である。そのようなシステムに考慮され
たテクノロジは、CDMA(符号分割多元接続)テクノ
ロジである。第二世代のシステムから第三世代のシステ
ムを区別する基本的特長の1つは、無線スペクトルを、
より効率的に使用することに加えて、それらが非常に良
好なサービス柔軟性を提供することである。
ト(The 3rd Generation PartnershipProject)は、モ
バイル用の第三世代電気通信システムの標準化という目
的を有する組織である。そのようなシステムに考慮され
たテクノロジは、CDMA(符号分割多元接続)テクノ
ロジである。第二世代のシステムから第三世代のシステ
ムを区別する基本的特長の1つは、無線スペクトルを、
より効率的に使用することに加えて、それらが非常に良
好なサービス柔軟性を提供することである。
【0003】第三世代移動無線システムの問題の1つ
は、サービス品質(QoS)に関して同じ要件を有しな
い無線インタフェース・サービスで、効率的に多重化す
ることである。サービス品質のそのような差異は、特
に、異なったチャネル符号化及びインタリービングを有
するそれぞれのトランスポート・チャネルを使用するこ
とを意味し、更に、各々のトランスポート・チャネルに
ついて異なったビット誤り率(BER)を必要とする。
所与のチャネル符号化については、全ての符号化シンボ
ルが十分に高いEb/I比を有するとき、ビット誤り率
は十分に低い。Eb/I比は、各々の符号化ビットの平
均エネルギー(Eb)と、平均干渉エネルギー(I)と
の比である。更に、到着するEb/I比に依存して得ら
れるビット誤り率を与える関係は、符号化に依存する。
は、サービス品質(QoS)に関して同じ要件を有しな
い無線インタフェース・サービスで、効率的に多重化す
ることである。サービス品質のそのような差異は、特
に、異なったチャネル符号化及びインタリービングを有
するそれぞれのトランスポート・チャネルを使用するこ
とを意味し、更に、各々のトランスポート・チャネルに
ついて異なったビット誤り率(BER)を必要とする。
所与のチャネル符号化については、全ての符号化シンボ
ルが十分に高いEb/I比を有するとき、ビット誤り率
は十分に低い。Eb/I比は、各々の符号化ビットの平
均エネルギー(Eb)と、平均干渉エネルギー(I)と
の比である。更に、到着するEb/I比に依存して得ら
れるビット誤り率を与える関係は、符号化に依存する。
【0004】想起されることは、シンボルの用語は、所
与のアルファベットの中で有限数の値を有することので
きる情報断片を意味することである。例えば、2つの値
を有することのできるシンボルは、情報に関してはビッ
トと同じである。
与のアルファベットの中で有限数の値を有することので
きる情報断片を意味することである。例えば、2つの値
を有することのできるシンボルは、情報に関してはビッ
トと同じである。
【0005】従って、同じサービス品質を有しない異な
ったサービスは、Eb/I比に関して同じ要件を有しな
い。それにも拘わらず、CDMAタイプのシステムで
は、システムの容量は、干渉レベルによって制限され
る。従って、一人のユーザに対する符号化シンボルのビ
ット当たりのエネルギー増加は、他のユーザに対する干
渉(I)の増大に寄与する。従って、各々のサービスに
よって発生する干渉を制限するために、そのサービスに
ついてEb/I比が正確に設定されなければならない。
従って、異なったサービスの間のEb/I比バランシン
グ動作が必要となる。
ったサービスは、Eb/I比に関して同じ要件を有しな
い。それにも拘わらず、CDMAタイプのシステムで
は、システムの容量は、干渉レベルによって制限され
る。従って、一人のユーザに対する符号化シンボルのビ
ット当たりのエネルギー増加は、他のユーザに対する干
渉(I)の増大に寄与する。従って、各々のサービスに
よって発生する干渉を制限するために、そのサービスに
ついてEb/I比が正確に設定されなければならない。
従って、異なったサービスの間のEb/I比バランシン
グ動作が必要となる。
【0006】従って、異なったサービスの間でEb/I
比をバランスさせることが想定される。このバランシン
グは、異なったサービスをトランスポートしている符号
化トランスポート・チャネルのレート・マッチングによ
って、伝送時になされる。レート・マッチングは、シン
ボルの反復(1より大きいレート・マッチング比)、又
はシンボルのパンクチャリング(1より小さいレート・
マッチング比)から構成される。伝送時に、或るシンボ
ルを反復することによってレート・マッチングがなされ
るとき、各々の反復されるシンボルについて、反復の後
にそのシンボルが置かれる位置をグループにする集合が
形成される。
比をバランスさせることが想定される。このバランシン
グは、異なったサービスをトランスポートしている符号
化トランスポート・チャネルのレート・マッチングによ
って、伝送時になされる。レート・マッチングは、シン
ボルの反復(1より大きいレート・マッチング比)、又
はシンボルのパンクチャリング(1より小さいレート・
マッチング比)から構成される。伝送時に、或るシンボ
ルを反復することによってレート・マッチングがなされ
るとき、各々の反復されるシンボルについて、反復の後
にそのシンボルが置かれる位置をグループにする集合が
形成される。
【0007】更に、伝送時に、或るシンボルをパンクチ
ャすることによってレート・マッチングがなされると
き、シンボルが除去された位置をグループにする集合が
形成される。
ャすることによってレート・マッチングがなされると
き、シンボルが除去された位置をグループにする集合が
形成される。
【0008】反復又はパンクチャリングによってレート
・マッチングされたトランスポート・チャネルが受け取
られるとき、逆レート・マッチングと呼ばれる逆の動作
が実行される。トランスポート・チャネルが反復によっ
てレート・マッチングされる場合、受信された反復信号
の振幅は、逆レート・マッチングの後に、単一のシンボ
ルを形成するために付け加えられる。その場合、この単
一のシンボルの振幅は、反復されたシンボルの振幅の合
計に等しい。
・マッチングされたトランスポート・チャネルが受け取
られるとき、逆レート・マッチングと呼ばれる逆の動作
が実行される。トランスポート・チャネルが反復によっ
てレート・マッチングされる場合、受信された反復信号
の振幅は、逆レート・マッチングの後に、単一のシンボ
ルを形成するために付け加えられる。その場合、この単
一のシンボルの振幅は、反復されたシンボルの振幅の合
計に等しい。
【0009】トランスポート・チャネルがパンクチャリ
ングによってレート・マッチングされる場合、逆レート
・マッチングの後に,受け取られたシンボルの中にゼロ
振幅のシンボルが挿入され、従って、この挿入の後に、
それらは集合によって指示されたシンボル位置に置かれ
る。
ングによってレート・マッチングされる場合、逆レート
・マッチングの後に,受け取られたシンボルの中にゼロ
振幅のシンボルが挿入され、従って、この挿入の後に、
それらは集合によって指示されたシンボル位置に置かれ
る。
【0010】同じレート・マッチング比が送信及び受信
に適用される。送信時には、レート・マッチング比は、
丸めを除いて、レート・マッチングされたブロック・サ
イズと、レート・マッチングされるべき対応ブロック・
サイズとの比に等しい。受信時には、レート・マッチン
グ比は、丸めを除いて、逆レート・マッチングの前のブ
ロック・サイズと、逆レート・マッチングの後に得られ
た対応ブロック・サイズとの比に等しい。
に適用される。送信時には、レート・マッチング比は、
丸めを除いて、レート・マッチングされたブロック・サ
イズと、レート・マッチングされるべき対応ブロック・
サイズとの比に等しい。受信時には、レート・マッチン
グ比は、丸めを除いて、逆レート・マッチングの前のブ
ロック・サイズと、逆レート・マッチングの後に得られ
た対応ブロック・サイズとの比に等しい。
【0011】ISO(国際標準化機構)のOSI(開放
型システム間相互接続)モデルでは、電気通信装置は、
プロトコル・スタックを構成するレイヤ・モデルによっ
てモデル化される。その場合、各々のレイヤは、より高
いレベルのレイヤへサービスを与えるプロトコルであ
る。3GPPグループのシステムでは、レベル1レイヤ
によってレベル2レイヤへ与えられるサービスは、「ト
ランスポート・チャネル」と呼ばれる。従って、トラン
スポート・チャネルは、同じ装置のレベル1レイヤとレ
ベル2レイヤとの間のデータ・フローとして理解され
る。トランスポート・チャネル(TrCHと略記され
る)によって、レベル2レイヤは、或るサービス品質で
データを伝送することができる。このサービス品質は、
使用されるチャネル符号化とインタリービングに依存す
る。更に、トランスポート・チャネルは、無線リンクを
介して接続された2つの別個の装置の2つのレベル2レ
イヤの間のデータ・フローとして理解することができ
る。
型システム間相互接続)モデルでは、電気通信装置は、
プロトコル・スタックを構成するレイヤ・モデルによっ
てモデル化される。その場合、各々のレイヤは、より高
いレベルのレイヤへサービスを与えるプロトコルであ
る。3GPPグループのシステムでは、レベル1レイヤ
によってレベル2レイヤへ与えられるサービスは、「ト
ランスポート・チャネル」と呼ばれる。従って、トラン
スポート・チャネルは、同じ装置のレベル1レイヤとレ
ベル2レイヤとの間のデータ・フローとして理解され
る。トランスポート・チャネル(TrCHと略記され
る)によって、レベル2レイヤは、或るサービス品質で
データを伝送することができる。このサービス品質は、
使用されるチャネル符号化とインタリービングに依存す
る。更に、トランスポート・チャネルは、無線リンクを
介して接続された2つの別個の装置の2つのレベル2レ
イヤの間のデータ・フローとして理解することができ
る。
【0012】この後で、図1及び図2を参照して、3G
PPグループのシステムのダウンリンクにおける既知の
データ処理手法が説明される。
PPグループのシステムのダウンリンクにおける既知の
データ処理手法が説明される。
【0013】3GPPグループによって定義されるよう
な第三世代電気通信システムのダウンリンクのための複
合チャネルの伝送チェーンが、図1に示される。
な第三世代電気通信システムのダウンリンクのための複
合チャネルの伝送チェーンが、図1に示される。
【0014】それ自身のサービス品質を有する各々のト
ランスポート・チャネル100のために、より高いレベ
ルのレイヤ101は、レベル1のレイヤにトランスポー
ト・ブロック集合を周期的に与える。トランスポート・
ブロック集合がトランスポート・チャネルへ与えられる
周期的な時間インターバルは、今後、トランスポート・
チャネルの伝送時間インターバル又はTTIインターバ
ルと呼ばれる。各々のトランスポート・チャネルは、そ
れ自身のTTIインターバル持続時間を有する。TTI
インターバルの持続時間は、10,20,40、又は8
0msであることができる。
ランスポート・チャネル100のために、より高いレベ
ルのレイヤ101は、レベル1のレイヤにトランスポー
ト・ブロック集合を周期的に与える。トランスポート・
ブロック集合がトランスポート・チャネルへ与えられる
周期的な時間インターバルは、今後、トランスポート・
チャネルの伝送時間インターバル又はTTIインターバ
ルと呼ばれる。各々のトランスポート・チャネルは、そ
れ自身のTTIインターバル持続時間を有する。TTI
インターバルの持続時間は、10,20,40、又は8
0msであることができる。
【0015】それぞれ、80ms、40ms、20m
s、及び10msのTTIインターバル持続時間を有す
るトランスポート・チャネルA、B、C、及びDの例
が、図2に示される。この図で、各々のトランスポート
・チャネルによって受け取られたトランスポート・ブロ
ック集合は、バーチャートのバーによって表される。バ
ーチャート・バーの長さは、関連づけられたトランスポ
ート・チャネルのTTIインターバルを表し、その面積
は、トランスポート・ブロック集合のペイロードに対応
する。バーチャート・バーにおける水平の点線は、各々
のトランスポート・ブロック集合に含まれるトランスポ
ート・ブロックを定義する。従って、トランスポート・
チャネルAは、第1の伝送時間インターバルで、3つの
トランスポート・ブロックを含むA0でマークされた第
1のトランスポート・ブロック集合を受け取り、続くT
TIインターバルで、トランスポート・ブロックを全く
含まないA1でマークされた第2のトランスポート・ブ
ロック集合を受け取る。更に、トランスポート・チャネ
ルBは、4つの連続したTTIインターバルで、それぞ
れ1,2,0、及び3のトランスポート・ブロックを含
むB0、B1、B2、及びB3とマークされたトランスポー
ト・ブロック集合を受け取る。トランスポート・チャネ
ルCは、8つの連続したTTIインターバルで、C0か
らC7までをマークされたトランスポート・ブロック集
合を受け取り、最後に、トランスポート・チャネルD
は、16のTTIインターバルで、D0からD15までを
マークされたトランスポート・ブロック集合を受け取
る。
s、及び10msのTTIインターバル持続時間を有す
るトランスポート・チャネルA、B、C、及びDの例
が、図2に示される。この図で、各々のトランスポート
・チャネルによって受け取られたトランスポート・ブロ
ック集合は、バーチャートのバーによって表される。バ
ーチャート・バーの長さは、関連づけられたトランスポ
ート・チャネルのTTIインターバルを表し、その面積
は、トランスポート・ブロック集合のペイロードに対応
する。バーチャート・バーにおける水平の点線は、各々
のトランスポート・ブロック集合に含まれるトランスポ
ート・ブロックを定義する。従って、トランスポート・
チャネルAは、第1の伝送時間インターバルで、3つの
トランスポート・ブロックを含むA0でマークされた第
1のトランスポート・ブロック集合を受け取り、続くT
TIインターバルで、トランスポート・ブロックを全く
含まないA1でマークされた第2のトランスポート・ブ
ロック集合を受け取る。更に、トランスポート・チャネ
ルBは、4つの連続したTTIインターバルで、それぞ
れ1,2,0、及び3のトランスポート・ブロックを含
むB0、B1、B2、及びB3とマークされたトランスポー
ト・ブロック集合を受け取る。トランスポート・チャネ
ルCは、8つの連続したTTIインターバルで、C0か
らC7までをマークされたトランスポート・ブロック集
合を受け取り、最後に、トランスポート・チャネルD
は、16のTTIインターバルで、D0からD15までを
マークされたトランスポート・ブロック集合を受け取
る。
【0016】注意すべきは、所与のトランスポート・チ
ャネルのTTIインターバルは、他のトランスポート・
チャネルの2つのTTIインターバルとオーバラップで
きないことである。これは、TTIインターバルの可能
な持続時間が、幾何学的に増加する(10ms、20m
s、40ms、及び80ms)ことができるからであ
る。更に、トランスポート・フォーマットは、トランス
ポート・チャネルによって受け取られたトランスポート
・ブロック集合に含まれるトランスポート・ブロックの
数、及びそれらのそれぞれのサイズを表す情報を明示す
る。所与のトランスポート・チャネルについて、可能な
トランスポート・フォーマットの有限の集合が存在し、
それらの1つが、より高いレベルのレイヤの要件に依存
して、各々のTTIインターバルで選択される。一定ビ
ット・レートのトランスポート・チャネルについては、
この集合は、1つの要素だけを含む。この図では、トラ
ンスポート・チャネルのトランスポート・フォーマット
は、番号で示される。従って、フレーム0〜7にまたが
るトランスポート・チャネルAの第1のTTIでは、ト
ランスポート・フォーマットは、番号2によって識別さ
れる。3の番号を付けられた無線フレームに対応するト
ランスポート・チャネルDのTTIインターバルでは、
トランスポート・フォーマットは番号3によって識別さ
れる。
ャネルのTTIインターバルは、他のトランスポート・
チャネルの2つのTTIインターバルとオーバラップで
きないことである。これは、TTIインターバルの可能
な持続時間が、幾何学的に増加する(10ms、20m
s、40ms、及び80ms)ことができるからであ
る。更に、トランスポート・フォーマットは、トランス
ポート・チャネルによって受け取られたトランスポート
・ブロック集合に含まれるトランスポート・ブロックの
数、及びそれらのそれぞれのサイズを表す情報を明示す
る。所与のトランスポート・チャネルについて、可能な
トランスポート・フォーマットの有限の集合が存在し、
それらの1つが、より高いレベルのレイヤの要件に依存
して、各々のTTIインターバルで選択される。一定ビ
ット・レートのトランスポート・チャネルについては、
この集合は、1つの要素だけを含む。この図では、トラ
ンスポート・チャネルのトランスポート・フォーマット
は、番号で示される。従って、フレーム0〜7にまたが
るトランスポート・チャネルAの第1のTTIでは、ト
ランスポート・フォーマットは、番号2によって識別さ
れる。3の番号を付けられた無線フレームに対応するト
ランスポート・チャネルDのTTIインターバルでは、
トランスポート・フォーマットは番号3によって識別さ
れる。
【0017】更に、無線フレームは、ネットワークによ
ってブロードキャストされた信号に従って番号を付けら
れ且つ同期される周期的時間インターバルを示す。無線
フレームの持続時間は、3GPPグループのシステムで
は10msである。図2の例では、トランスポート・チ
ャネルAは、0〜7の番号を付けられた無線フレームで
受け取られた集合A0のために第1のトランスポート・
フォーマットを有し、8〜15の番号を付けられた無線
フレームの間で集合A1のために第2のトランスポート
・フォーマットを有する。従って、トランスポート・チ
ャネルAのTTIインターバルは、8つの連続した無線
フレームに一致するが、トランスポート・チャネルDの
それらは、各々単一の無線フレームに一致する。
ってブロードキャストされた信号に従って番号を付けら
れ且つ同期される周期的時間インターバルを示す。無線
フレームの持続時間は、3GPPグループのシステムで
は10msである。図2の例では、トランスポート・チ
ャネルAは、0〜7の番号を付けられた無線フレームで
受け取られた集合A0のために第1のトランスポート・
フォーマットを有し、8〜15の番号を付けられた無線
フレームの間で集合A1のために第2のトランスポート
・フォーマットを有する。従って、トランスポート・チ
ャネルAのTTIインターバルは、8つの連続した無線
フレームに一致するが、トランスポート・チャネルDの
それらは、各々単一の無線フレームに一致する。
【0018】今後、トランスポート・フォーマット・コ
ンビネーションという表現は、各々の多重化フレームの
ために、各々のトランスポート・チャネルに関連づけら
れたトランスポート・フォーマットを定義する情報を意
味し、多重化フレームという用語は、周期的、例えば各
々の無線フレームで発生してトランスポート・チャネル
の集合からのデータを含むデータ・ブロックを意味す
る。従って、図2を参照すると、多重化フレームに関連
づけられた時間インターバルは無線フレームであるか
ら、5の番号を付けられた無線フレームのトランスポー
ト・フォーマット・コンビネーションは、トランスポー
ト・チャネルA、B、C、及びDのそれぞれのために、
A0、B1、C2、及びD5として参照されるトランスポー
ト・ブロック集合にそれぞれ関連づけられたトランスポ
ート・フォーマットを意味する。この無線フレームのた
めのトランスポート・フォーマット・コンビネーション
は、((A,2),(B,1),(C,1),(D,
0))である。
ンビネーションという表現は、各々の多重化フレームの
ために、各々のトランスポート・チャネルに関連づけら
れたトランスポート・フォーマットを定義する情報を意
味し、多重化フレームという用語は、周期的、例えば各
々の無線フレームで発生してトランスポート・チャネル
の集合からのデータを含むデータ・ブロックを意味す
る。従って、図2を参照すると、多重化フレームに関連
づけられた時間インターバルは無線フレームであるか
ら、5の番号を付けられた無線フレームのトランスポー
ト・フォーマット・コンビネーションは、トランスポー
ト・チャネルA、B、C、及びDのそれぞれのために、
A0、B1、C2、及びD5として参照されるトランスポー
ト・ブロック集合にそれぞれ関連づけられたトランスポ
ート・フォーマットを意味する。この無線フレームのた
めのトランスポート・フォーマット・コンビネーション
は、((A,2),(B,1),(C,1),(D,
0))である。
【0019】再び図1を参照すると、100で参照され
る各々のトランスポート・チャネルは、各々の関連づけ
られたTTIインターバルで、より高いレベルのレイヤ
101からトランスポート・ブロック集合を受け取る。
異なったサービス品質を有するトランスポート・チャネ
ルは、102A、102Bとして参照される関連づけら
れた処理チェーンによって処理される。FCSシーケン
ス・トランスポート・ブロックを形成するため、104
で参照されるステップで、フレーム・チェック・シーケ
ンスFCSが、これらブロックの各々へ付加される。そ
のようなシーケンスは、受け取られたトランスポート・
ブロックが正しいか誤りかを検出するために、受け取り
時に使用される。注意すべきは、FCSシーケンスは、
誤り検出が必要でないときゼロ・サイズを有してよいこ
とである。106で参照される次のステップは、FCS
シーケンス・トランスポート・ブロックの集合から符号
化されるべきブロックの集合を形成することから成る。
このステップ106は、通常、単一のデータ・ブロック
を形成するため、FCSトランスポート・ブロックを相
互に連結することから成る。この単一のブロックは、そ
のサイズがチャネル符号化のタイプに依存して或る限度
より小さいとき、符号化されるべきブロックを構成し、
さもなければ、この単一のブロックは、符号化されるべ
き同一サイズのブロックの集合へ区分され、それらの各
々のサイズが、考慮されているチャネル・エンコーダの
最大サイズを超過しないようにされる。108で参照さ
れる次のステップは、エンコードされるべきブロックの
集合のためにチャネル・エンコーディングを実行するこ
とから成る。従って、このステップ108の後で、符号
化されたブロックの集合が、各々のTTIインターバル
で得られる。通常、同じ集合の符号化されるべき各々の
ブロックは、別個に符号化され、結果のブロックは相互
に連結されて、符号化されるべきブロックの集合ごとに
単一の符号化ブロックを形成する。従って、符号化ブロ
ックは、、幾つかのトランスポート・ブロックに対応す
ることができる。一連のトランスポート・ブロック集合
がトランスポート・チャネルを構成するように、一連の
符号化ブロックは符号化トランスポート・チャネルと呼
ばれる。
る各々のトランスポート・チャネルは、各々の関連づけ
られたTTIインターバルで、より高いレベルのレイヤ
101からトランスポート・ブロック集合を受け取る。
異なったサービス品質を有するトランスポート・チャネ
ルは、102A、102Bとして参照される関連づけら
れた処理チェーンによって処理される。FCSシーケン
ス・トランスポート・ブロックを形成するため、104
で参照されるステップで、フレーム・チェック・シーケ
ンスFCSが、これらブロックの各々へ付加される。そ
のようなシーケンスは、受け取られたトランスポート・
ブロックが正しいか誤りかを検出するために、受け取り
時に使用される。注意すべきは、FCSシーケンスは、
誤り検出が必要でないときゼロ・サイズを有してよいこ
とである。106で参照される次のステップは、FCS
シーケンス・トランスポート・ブロックの集合から符号
化されるべきブロックの集合を形成することから成る。
このステップ106は、通常、単一のデータ・ブロック
を形成するため、FCSトランスポート・ブロックを相
互に連結することから成る。この単一のブロックは、そ
のサイズがチャネル符号化のタイプに依存して或る限度
より小さいとき、符号化されるべきブロックを構成し、
さもなければ、この単一のブロックは、符号化されるべ
き同一サイズのブロックの集合へ区分され、それらの各
々のサイズが、考慮されているチャネル・エンコーダの
最大サイズを超過しないようにされる。108で参照さ
れる次のステップは、エンコードされるべきブロックの
集合のためにチャネル・エンコーディングを実行するこ
とから成る。従って、このステップ108の後で、符号
化されたブロックの集合が、各々のTTIインターバル
で得られる。通常、同じ集合の符号化されるべき各々の
ブロックは、別個に符号化され、結果のブロックは相互
に連結されて、符号化されるべきブロックの集合ごとに
単一の符号化ブロックを形成する。従って、符号化ブロ
ックは、、幾つかのトランスポート・ブロックに対応す
ることができる。一連のトランスポート・ブロック集合
がトランスポート・チャネルを構成するように、一連の
符号化ブロックは符号化トランスポート・チャネルと呼
ばれる。
【0020】符号化トランスポート・チャネルは、先ず
116で参照されるステップでレート・マッチングされ
る。次に、トランスポート・チャネルの固定位置を得る
ため、DTXシンボルとも呼ばれるダミー・シンボル
が、118として参照されるステップで挿入される。次
に、トランスポート・チャネルが、120として参照さ
れるステップでインタリーブされ、最後に、122とし
て参照されるステップで多重化フレームごとに区分され
る。多重化フレームごとの区分ステップ122が必要で
ある理由は、その前にステップがTTIインターバルご
とに実行されるからである。それにも拘わらず、異なっ
たトランスポート・チャネルは、異なったTTIインタ
ーバル持続時間を有することができる。従って、異なっ
たトランスポート・チャネルを多重化する次のステップ
124を実行するためには、持続時間がTTIインター
バル持続時間の共通の除数である共通期間へ下がること
が必要である。この共通期間は、多重化フレームの期間
に対応し、通常は10msの大きさである。従って、も
しトランスポート・チャネルiのTTIインターバル持
続時間が、Fi(Fi∈{1,2,4,8})として示さ
れた比に従って共通期間の倍数であれば、トランスポー
ト・チャネルiを区分するステップ122は、サイズn
を有するブロックを、
116で参照されるステップでレート・マッチングされ
る。次に、トランスポート・チャネルの固定位置を得る
ため、DTXシンボルとも呼ばれるダミー・シンボル
が、118として参照されるステップで挿入される。次
に、トランスポート・チャネルが、120として参照さ
れるステップでインタリーブされ、最後に、122とし
て参照されるステップで多重化フレームごとに区分され
る。多重化フレームごとの区分ステップ122が必要で
ある理由は、その前にステップがTTIインターバルご
とに実行されるからである。それにも拘わらず、異なっ
たトランスポート・チャネルは、異なったTTIインタ
ーバル持続時間を有することができる。従って、異なっ
たトランスポート・チャネルを多重化する次のステップ
124を実行するためには、持続時間がTTIインター
バル持続時間の共通の除数である共通期間へ下がること
が必要である。この共通期間は、多重化フレームの期間
に対応し、通常は10msの大きさである。従って、も
しトランスポート・チャネルiのTTIインターバル持
続時間が、Fi(Fi∈{1,2,4,8})として示さ
れた比に従って共通期間の倍数であれば、トランスポー
ト・チャネルiを区分するステップ122は、サイズn
を有するブロックを、
【0021】
【数2】
【0022】のサイズを有するFi個のセグメントへ区
分する。それらの各々は、1つの多重化フレームで伝送
される。注意すべきは、
分する。それらの各々は、1つの多重化フレームで伝送
される。注意すべきは、
【0023】
【数3】
【0024】は、それぞれ、xよりも大きいか等しい最
小の整数、及びxより小さいか等しい最大の整数を指す
ことである。多重化フレームは、ブロック・セグメント
多重化のステップ124によって発生したデータ・ブロ
ックである。この多重化ステップ124は、通常、連結
を介して実行される。多重化フレームの流れは、複合チ
ャネルを構成する。多重化されたトランスポート・チャ
ネルのレートは変動するかも知れないので、多重化ステ
ップ124の後で得られた複合チャネルのビット・レー
トも変動する。
小の整数、及びxより小さいか等しい最大の整数を指す
ことである。多重化フレームは、ブロック・セグメント
多重化のステップ124によって発生したデータ・ブロ
ックである。この多重化ステップ124は、通常、連結
を介して実行される。多重化フレームの流れは、複合チ
ャネルを構成する。多重化されたトランスポート・チャ
ネルのレートは変動するかも知れないので、多重化ステ
ップ124の後で得られた複合チャネルのビット・レー
トも変動する。
【0025】少なくとも1つのトランスポート・チャネ
ルが柔軟位置にあるとき、DTXシンボルは、126と
して参照される後続ステップで挿入される。
ルが柔軟位置にあるとき、DTXシンボルは、126と
して参照される後続ステップで挿入される。
【0026】物理チャネルの容量は制限されているの
で、この複合チャネルを搬送するために必要な物理チャ
ネルの数は、1より大きくなることが起こるかも知れな
い。この場合、この複合チャネルを区分するステップ1
28が設けられる。2つの物理チャネルPhCH#1及
びPhCH#2のためには、この区分ステップ128
は、例えば、多重化フレームのシンボルの第1の半分を
物理チャネルPhCH#1へ送り、第2の半分を物理チ
ャネルPhCH#2へ送ることから成る。
で、この複合チャネルを搬送するために必要な物理チャ
ネルの数は、1より大きくなることが起こるかも知れな
い。この場合、この複合チャネルを区分するステップ1
28が設けられる。2つの物理チャネルPhCH#1及
びPhCH#2のためには、この区分ステップ128
は、例えば、多重化フレームのシンボルの第1の半分を
物理チャネルPhCH#1へ送り、第2の半分を物理チ
ャネルPhCH#2へ送ることから成る。
【0027】次に、得られたデータ・セグメントは、1
30として参照されるステップでインタリーブされ、次
に、ステップ132に対応する物理チャネルの上に置か
れる。この最終ステップ132は、スペクトラム拡散を
介して、伝送されたシンボルを変調することから成る。
30として参照されるステップでインタリーブされ、次
に、ステップ132に対応する物理チャネルの上に置か
れる。この最終ステップ132は、スペクトラム拡散を
介して、伝送されたシンボルを変調することから成る。
【0028】想起されることは、DTXシンボルは情報
を全く搬送しないダミー・シンボルであり、それらを物
理チャネルの上に置くステップ132の後では、エネル
ギーを有しないことである。従って、DTXシンボル
は、不連続の伝送を指すものと解釈することができる。
DTXシンボルをダウンリンクに挿入するステップは、
118として参照されるステップでTTIインターバル
ごと、及び/又は126として参照されるステップで多
重化フレームごとに実行される。DTXシンボルを挿入
する必要があるのは、複合チャネルのビット・レートが
変動するかも知れないからである。物理チャネルによっ
て複合チャネルへ与えられるビット・レートについて
は、それは固定されている。従って、多重化フレームを
完結するめたに、十分な数のDTXシンボルが挿入され
なければならない。それによって、DTXシンボルを含
むシンボルのトータル数が、伝送のために、無線フレー
ムにより物理チャネルを介して複合チャネルへ与えられ
る利用可能なシンボルのトータル数Ndataと同じにされ
る。無線フレームごとのシンボルのこのトータル数Nda
taは、利用可能ビット・レートとも呼ばれ、割り振られ
た物理チャネルの数、及びそれらの拡散ファクタに依存
する。このトータル数Ndataは、複合チャネルが、物理
チャネルによって与えられる利用可能ビット・レートを
考慮して1つの多重化フレームに含むことができるシン
ボルの最大数に対応する。関連したトランスポート・チ
ャネルが固定位置にあるとき、118として参照される
ステップで、データ・フローがこのステップ118の後
に一定のビット・レートを有するように、十分な数のD
TXシンボルが挿入される(レート・マッチング・ステ
ップ116の後に得られたデータに加えて、トランスポ
ート・チャネルに挿入されたDTXシンボルを含む)。
そして、これが、関連したトランスポート・チャネルの
トランスポート・フォーマットである。従って、関連し
たトランスポート・チャネルのトランスポート・フォー
マットを検出することは、低減された複雑度で盲目的に
実行されることができる。実際に、多重化、多重化フレ
ームごとの区分、インタリービング、及びレート・マッ
チングの逆の動作は、原則として関連したトランスポー
ト・チャネルで実行されることができ、そのトランスポ
ート・フォーマットを知る必要はない(特に、関連した
トランスポート・チャネルが、固定サービス位置にある
とき)。次に、トランスポート・フォーマットは、チャ
ネル・デコーディング・レベルで検出される。これはチ
ャネル・エンコーディング108の逆の動作である。少
なくとも1つのトランスポート・チャネルが柔軟位置に
あるとき、多重化フレームを完結するために必要なDT
Xシンボルが、126として参照されるステップで挿入
される。この手法によって、多重化フレームにおける各
々のトランスポート・チャネルの位置は、柔軟であると
言われる。なぜなら、各々のトランスポート・チャネル
は、多重化フレームの中で可変の空間を占めるからであ
る。従って、1つのトランスポート・チャネルによって
使用されない空間は、より少ないデータを伝送している
とき、他のトランスポート・チャネルによって使用され
ることができる。それによって、物理チャネルの容量
は、より良好に使用される。他方、柔軟位置は、各々の
多重化フレームのために、複合チャネルを搬送している
物理チャネルとは別個の物理制御チャネルの中で、現在
のトランスポート・フォーマットの明白な表示を伝送す
ることが必要である。固定位置手法は、現在のトランス
ポート・フォーマットについて明白な表示を伝送する必
要がないという利点を有する。
を全く搬送しないダミー・シンボルであり、それらを物
理チャネルの上に置くステップ132の後では、エネル
ギーを有しないことである。従って、DTXシンボル
は、不連続の伝送を指すものと解釈することができる。
DTXシンボルをダウンリンクに挿入するステップは、
118として参照されるステップでTTIインターバル
ごと、及び/又は126として参照されるステップで多
重化フレームごとに実行される。DTXシンボルを挿入
する必要があるのは、複合チャネルのビット・レートが
変動するかも知れないからである。物理チャネルによっ
て複合チャネルへ与えられるビット・レートについて
は、それは固定されている。従って、多重化フレームを
完結するめたに、十分な数のDTXシンボルが挿入され
なければならない。それによって、DTXシンボルを含
むシンボルのトータル数が、伝送のために、無線フレー
ムにより物理チャネルを介して複合チャネルへ与えられ
る利用可能なシンボルのトータル数Ndataと同じにされ
る。無線フレームごとのシンボルのこのトータル数Nda
taは、利用可能ビット・レートとも呼ばれ、割り振られ
た物理チャネルの数、及びそれらの拡散ファクタに依存
する。このトータル数Ndataは、複合チャネルが、物理
チャネルによって与えられる利用可能ビット・レートを
考慮して1つの多重化フレームに含むことができるシン
ボルの最大数に対応する。関連したトランスポート・チ
ャネルが固定位置にあるとき、118として参照される
ステップで、データ・フローがこのステップ118の後
に一定のビット・レートを有するように、十分な数のD
TXシンボルが挿入される(レート・マッチング・ステ
ップ116の後に得られたデータに加えて、トランスポ
ート・チャネルに挿入されたDTXシンボルを含む)。
そして、これが、関連したトランスポート・チャネルの
トランスポート・フォーマットである。従って、関連し
たトランスポート・チャネルのトランスポート・フォー
マットを検出することは、低減された複雑度で盲目的に
実行されることができる。実際に、多重化、多重化フレ
ームごとの区分、インタリービング、及びレート・マッ
チングの逆の動作は、原則として関連したトランスポー
ト・チャネルで実行されることができ、そのトランスポ
ート・フォーマットを知る必要はない(特に、関連した
トランスポート・チャネルが、固定サービス位置にある
とき)。次に、トランスポート・フォーマットは、チャ
ネル・デコーディング・レベルで検出される。これはチ
ャネル・エンコーディング108の逆の動作である。少
なくとも1つのトランスポート・チャネルが柔軟位置に
あるとき、多重化フレームを完結するために必要なDT
Xシンボルが、126として参照されるステップで挿入
される。この手法によって、多重化フレームにおける各
々のトランスポート・チャネルの位置は、柔軟であると
言われる。なぜなら、各々のトランスポート・チャネル
は、多重化フレームの中で可変の空間を占めるからであ
る。従って、1つのトランスポート・チャネルによって
使用されない空間は、より少ないデータを伝送している
とき、他のトランスポート・チャネルによって使用され
ることができる。それによって、物理チャネルの容量
は、より良好に使用される。他方、柔軟位置は、各々の
多重化フレームのために、複合チャネルを搬送している
物理チャネルとは別個の物理制御チャネルの中で、現在
のトランスポート・フォーマットの明白な表示を伝送す
ることが必要である。固定位置手法は、現在のトランス
ポート・フォーマットについて明白な表示を伝送する必
要がないという利点を有する。
【0029】前述したように、レート・マッチング・ス
テップ116は、異なったサービス品質を有する符号化
トランスポート・チャネルの間でEb/I比をバランス
させることを意味する。到着するビット誤り率BER
は、このEb/I比に依存する。実際に、エンコーディ
ング(108として参照されるステップと対比して)の
逆の動作に対応するデコーディング動作を実行している
チャネル・デコーダについては、デコーダ入力でのEb
/I比が高くなれば、それだけ出力ビット誤り率は低く
なる。
テップ116は、異なったサービス品質を有する符号化
トランスポート・チャネルの間でEb/I比をバランス
させることを意味する。到着するビット誤り率BER
は、このEb/I比に依存する。実際に、エンコーディ
ング(108として参照されるステップと対比して)の
逆の動作に対応するデコーディング動作を実行している
チャネル・デコーダについては、デコーダ入力でのEb
/I比が高くなれば、それだけ出力ビット誤り率は低く
なる。
【0030】レート・マッチング・ステップ116の間
に、RFiレート・マッチング比が、各々のトランスポ
ート・チャネルiに適用される。この比は、次のように
定義される。即ち、トランスポート・チャネルiによっ
て発生したタイプkのブロックが、レート・マッチング
前にシンボル・カウントXkを有し、レート・マッチン
グ後にシンボル・カウントYkを有するものと考える
と、Ykは、レート・マッチング比RFiが、丸めを除き
比Yk/Xkと同じになるような値である。従って、レー
ト・マッチング・ステップ116の後では、Eb/I比
は、レート・マッチング比RFiによって乗算されてい
る。
に、RFiレート・マッチング比が、各々のトランスポ
ート・チャネルiに適用される。この比は、次のように
定義される。即ち、トランスポート・チャネルiによっ
て発生したタイプkのブロックが、レート・マッチング
前にシンボル・カウントXkを有し、レート・マッチン
グ後にシンボル・カウントYkを有するものと考える
と、Ykは、レート・マッチング比RFiが、丸めを除き
比Yk/Xkと同じになるような値である。従って、レー
ト・マッチング・ステップ116の後では、Eb/I比
は、レート・マッチング比RFiによって乗算されてい
る。
【0031】Eb/I比をバランスさせることは、様々
な符号化トランスポート・チャネルのそれぞれのレート
・マッチング比RFiの間の割合を確立するだけであ
る。それは、レート・マッチング比RFiの絶対値を強
制するものではない。従って、符号化トランスポート・
チャネルのレート・マッチング比RFiの集合が、今後
はスケール・ファクタLFと呼ばれる乗算係数を除いて
決定される。レート・マッチング比RFiの下限は、符
号化トランスポート・チャネルiがサポートすることの
できる最大パンクチャリング・レートPiによって確立
される。即ち、 RFi≧1−Pi (1) そして、その上限は、利用可能ビット・レートNdataに
よって確立される。利用可能ビット・レートNdataは、
割り振られた物理リソースの限度を考慮して、1つの多
重化フレームで利用可能なシンボルの最大数であること
を想起されたい。
な符号化トランスポート・チャネルのそれぞれのレート
・マッチング比RFiの間の割合を確立するだけであ
る。それは、レート・マッチング比RFiの絶対値を強
制するものではない。従って、符号化トランスポート・
チャネルのレート・マッチング比RFiの集合が、今後
はスケール・ファクタLFと呼ばれる乗算係数を除いて
決定される。レート・マッチング比RFiの下限は、符
号化トランスポート・チャネルiがサポートすることの
できる最大パンクチャリング・レートPiによって確立
される。即ち、 RFi≧1−Pi (1) そして、その上限は、利用可能ビット・レートNdataに
よって確立される。利用可能ビット・レートNdataは、
割り振られた物理リソースの限度を考慮して、1つの多
重化フレームで利用可能なシンボルの最大数であること
を想起されたい。
【0032】更に、レート・マッチング比RFiは、次
のように書くことができる。 PFi=LF・RMi (2) ここで、 − 集合{RMi}は、異なったレート・マッチング・
ファクタRMiの間の割合が、得られた到着符号化トラ
ンスポート・チャネルのEb/I比の間の所望の割合に
対応するような集合である。レート・マッチング・ファ
クタRMiは、トランスポート・チャネルに特定された
最大パンクチャリング・レートPi、及び利用可能ビッ
ト・レートNdataによって、それぞれレート・マッチン
グ比RFiに課された下限及び上限を考慮に入れない。 − LFはスケール・ファクタである。それは全ての符
号化トランスポート・チャネルについて同じである。更
に、それは、挿入されるべきDTXシンボルの数が、複
合チャネルのビット・レートが最高であるとき最小とな
るように、複合チャネルが形成されるときに決定され
る。
のように書くことができる。 PFi=LF・RMi (2) ここで、 − 集合{RMi}は、異なったレート・マッチング・
ファクタRMiの間の割合が、得られた到着符号化トラ
ンスポート・チャネルのEb/I比の間の所望の割合に
対応するような集合である。レート・マッチング・ファ
クタRMiは、トランスポート・チャネルに特定された
最大パンクチャリング・レートPi、及び利用可能ビッ
ト・レートNdataによって、それぞれレート・マッチン
グ比RFiに課された下限及び上限を考慮に入れない。 − LFはスケール・ファクタである。それは全ての符
号化トランスポート・チャネルについて同じである。更
に、それは、挿入されるべきDTXシンボルの数が、複
合チャネルのビット・レートが最高であるとき最小とな
るように、複合チャネルが形成されるときに決定され
る。
【0033】これから、従来技術では、どのようにして
スケール・ファクタLFが決定されるかを説明する。
スケール・ファクタLFが決定されるかを説明する。
【0034】今後、TFCSとは、トランスポート・フ
ォーマット・コンビネーションの集合を意味する。この
集合は有限である。なぜなら、複合チャネルに含まれる
トランスポート・チャネルの数Iが有限であり、更に、
それらの各々は、有限な数だけのトランスポート・フォ
ーマットを有することができるからである。注意すべき
は、各々のトランスポート・チャネルのためにトランス
ポート・フォーマットをランダムに選択することは、ト
ランスポート・フォーマットのコンビネーションを必ず
しも発生しないことである。実際に、TFCS集合にお
けるトランスポート・フォーマットのコンビネーション
は、特に、利用可能ビット・レート(N data)を考慮に
入れる。
ォーマット・コンビネーションの集合を意味する。この
集合は有限である。なぜなら、複合チャネルに含まれる
トランスポート・チャネルの数Iが有限であり、更に、
それらの各々は、有限な数だけのトランスポート・フォ
ーマットを有することができるからである。注意すべき
は、各々のトランスポート・チャネルのためにトランス
ポート・フォーマットをランダムに選択することは、ト
ランスポート・フォーマットのコンビネーションを必ず
しも発生しないことである。実際に、TFCS集合にお
けるトランスポート・フォーマットのコンビネーション
は、特に、利用可能ビット・レート(N data)を考慮に
入れる。
【0035】更に、TFCS集合におけるトランスポー
ト・フォーマットの任意のコンビネーションjのため
に、MBS(j)は、トランスポート・フォーマットの
このコンビネーションに対する符号化ブロック・タイプ
の集合を指す。符号化ブロック・タイプとは、次のもの
を定義する情報断片を指す。 − 考慮されている符号化ブロックを発生したトランス
ポート・チャネル、 − 考慮されている符号化ブロックが発生したトランス
ポート・フォーマット、及び − 幾つかの符号化ブロックが、対応するトランスポー
ト・フォーマットで発生するとき、このトランスポート
・フォーマットでトランスポート・チャネルによって発
生した一連の符号化ブロックの中で、考慮されている符
号化ブロックの位置を表すシーケンス番号。
ト・フォーマットの任意のコンビネーションjのため
に、MBS(j)は、トランスポート・フォーマットの
このコンビネーションに対する符号化ブロック・タイプ
の集合を指す。符号化ブロック・タイプとは、次のもの
を定義する情報断片を指す。 − 考慮されている符号化ブロックを発生したトランス
ポート・チャネル、 − 考慮されている符号化ブロックが発生したトランス
ポート・フォーマット、及び − 幾つかの符号化ブロックが、対応するトランスポー
ト・フォーマットで発生するとき、このトランスポート
・フォーマットでトランスポート・チャネルによって発
生した一連の符号化ブロックの中で、考慮されている符
号化ブロックの位置を表すシーケンス番号。
【0036】従って、次のように理解することができ
る。即ち、任意のトランスポート・チャネルのためにト
ランスポート・フォーマットを定義するトランスポート
・フォーマット・コンビネーションMBS(j)を定義
することができる。更に、kを符号化ブロック・タイプ
とすれば、I(k)は、タイプkの符号化ブロックを発
生しているトランスポート・チャネルを指し、Xk及び
Ykは、レート・マッチング・ステップ116の前及び
後のタイプkのブロックのサイズを指す。
る。即ち、任意のトランスポート・チャネルのためにト
ランスポート・フォーマットを定義するトランスポート
・フォーマット・コンビネーションMBS(j)を定義
することができる。更に、kを符号化ブロック・タイプ
とすれば、I(k)は、タイプkの符号化ブロックを発
生しているトランスポート・チャネルを指し、Xk及び
Ykは、レート・マッチング・ステップ116の前及び
後のタイプkのブロックのサイズを指す。
【0037】従って、従来技術では、スケール・ファク
タLFは、複合チャネルの最大ビット・レート時に挿入
されるべき(126)DTXシンボルの数を最小にする
ように、下記の式(3)によって、複合チャネルのトラ
ンスポート・チャネルの集合について一回定義される。
タLFは、複合チャネルの最大ビット・レート時に挿入
されるべき(126)DTXシンボルの数を最小にする
ように、下記の式(3)によって、複合チャネルのトラ
ンスポート・チャネルの集合について一回定義される。
【0038】
【数4】
【0039】従って、複合チャネルのビット・レートが
最高になるとき、挿入されるべき(126)DTXシン
ボルの数を最小にすることは、次の式(5)を書くこと
と同じである。
最高になるとき、挿入されるべき(126)DTXシン
ボルの数を最小にすることは、次の式(5)を書くこと
と同じである。
【0040】
【数5】
【0041】しかし、この既知の解法は、大きな欠点を
有する。実際に、それは、DTXシンボルの伝送(ゼロ
・パワー)と、実のシンボルの伝送(非ゼロ・パワー)
との間で伝送パワーが大きく変動するとき、DTXシン
ボルの挿入を最小にしようと試みる。その結果、ピーク
対平均無線周波パワー比は、挿入されたDTXシンボル
の割合が上昇するにつれて増加する。それにも拘わら
ず、無線周波増幅器の構成は、ピーク対平均無線周波パ
ワー比が低いとき、より簡単である。
有する。実際に、それは、DTXシンボルの伝送(ゼロ
・パワー)と、実のシンボルの伝送(非ゼロ・パワー)
との間で伝送パワーが大きく変動するとき、DTXシン
ボルの挿入を最小にしようと試みる。その結果、ピーク
対平均無線周波パワー比は、挿入されたDTXシンボル
の割合が上昇するにつれて増加する。それにも拘わら
ず、無線周波増幅器の構成は、ピーク対平均無線周波パ
ワー比が低いとき、より簡単である。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】具体的には、本発明の
目的は、前述した大きな欠点を補償することである。
目的は、前述した大きな欠点を補償することである。
【0043】更に具体的には、本発明の主な目的は、既
知の解法と比較して、特にトランスポート・フォーマッ
ト・コンビネーションの或る集合のために、挿入される
DTXシンボルの数の最小化を増進することのできるレ
ート・マッチング方法を提供することである。
知の解法と比較して、特にトランスポート・フォーマッ
ト・コンビネーションの或る集合のために、挿入される
DTXシンボルの数の最小化を増進することのできるレ
ート・マッチング方法を提供することである。
【0044】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、この主
な目的、及び後で明らかになる他の目的は、複合チャネ
ルに含まれる少なくとも2つのトランスポート・チャネ
ルの間でレート・マッチングを行う方法によって達成さ
れる。この方法は、各々のトランスポート・チャネルに
対する少なくとも1つのレート・マッチング・ステップ
を含み、レート・マッチング比が各々のトランスポート
・チャネルへ適用され、前記レート・マッチング比は、
前記トランスポート・チャネルに特定されたレート・マ
ッチング・ファクタとスケール・ファクタとの積に等し
く、前記スケール・ファクタは、前記複合チャネルの前
記トランスポート・チャネルの集合に共通であり、前記
トランスポート・チャネルの各々は、少なくとも1つの
関連づけられた伝送時間インターバルで伝送され、前記
伝送時間インターバルの各々は、前記トランスポート・
チャネルの各々に特定された持続時間を有し、前記トラ
ンスポート・チャネルの少なくとも2つは、異なった持
続時間の伝送時間インターバルを有し、前記方法は、 − 前記複合チャネルのために、それぞれの伝送時間イ
ンターバルの持続時間の下降順序で配列された少なくと
も2つのトランスポート・チャネルのリストを定義し、
トランスポート・チャネルの前記配列リストは、少なく
とも1つの関連づけられた伝送時間インターバルでデー
タをトランスポートしていない少なくとも1つのトラン
スポート・チャネルを含むことができ、 − 前記複合チャネルのために、トランスポート・チャ
ネルの前記配列リストについて少なくとも2つのいわゆ
るグローバル・インターバルを決定し、前記決定された
グローバル・インターバルは、時間的に相互に続いてお
り、前記決定されたグローバル・インターバルの各々
は、 − 伝送時間インターバルでデータを搬送している前記
配列リストの第1のトランスポート・チャネルに関連づ
けられた前記伝送時間インターバルに対応するか、又は − 前記配列リストのトランスポート・チャネルのいか
なるものもデータをトランスポートしていない場合に
は、最小の伝送時間インターバルに対応し、 − スケール・ファクタを、各々の決定されたグローバ
ル・インターバルへ割り当て、前記スケール・ファクタ
は、各々の決定されたグローバル・インターバルの持続
時間の間一定であり、少なくとも2つの割り当てられた
スケール・ファクタは、少なくとも2つのグローバル・
インターバルで異なった値を有する連続ステップを含む
ことを特徴とする。
な目的、及び後で明らかになる他の目的は、複合チャネ
ルに含まれる少なくとも2つのトランスポート・チャネ
ルの間でレート・マッチングを行う方法によって達成さ
れる。この方法は、各々のトランスポート・チャネルに
対する少なくとも1つのレート・マッチング・ステップ
を含み、レート・マッチング比が各々のトランスポート
・チャネルへ適用され、前記レート・マッチング比は、
前記トランスポート・チャネルに特定されたレート・マ
ッチング・ファクタとスケール・ファクタとの積に等し
く、前記スケール・ファクタは、前記複合チャネルの前
記トランスポート・チャネルの集合に共通であり、前記
トランスポート・チャネルの各々は、少なくとも1つの
関連づけられた伝送時間インターバルで伝送され、前記
伝送時間インターバルの各々は、前記トランスポート・
チャネルの各々に特定された持続時間を有し、前記トラ
ンスポート・チャネルの少なくとも2つは、異なった持
続時間の伝送時間インターバルを有し、前記方法は、 − 前記複合チャネルのために、それぞれの伝送時間イ
ンターバルの持続時間の下降順序で配列された少なくと
も2つのトランスポート・チャネルのリストを定義し、
トランスポート・チャネルの前記配列リストは、少なく
とも1つの関連づけられた伝送時間インターバルでデー
タをトランスポートしていない少なくとも1つのトラン
スポート・チャネルを含むことができ、 − 前記複合チャネルのために、トランスポート・チャ
ネルの前記配列リストについて少なくとも2つのいわゆ
るグローバル・インターバルを決定し、前記決定された
グローバル・インターバルは、時間的に相互に続いてお
り、前記決定されたグローバル・インターバルの各々
は、 − 伝送時間インターバルでデータを搬送している前記
配列リストの第1のトランスポート・チャネルに関連づ
けられた前記伝送時間インターバルに対応するか、又は − 前記配列リストのトランスポート・チャネルのいか
なるものもデータをトランスポートしていない場合に
は、最小の伝送時間インターバルに対応し、 − スケール・ファクタを、各々の決定されたグローバ
ル・インターバルへ割り当て、前記スケール・ファクタ
は、各々の決定されたグローバル・インターバルの持続
時間の間一定であり、少なくとも2つの割り当てられた
スケール・ファクタは、少なくとも2つのグローバル・
インターバルで異なった値を有する連続ステップを含む
ことを特徴とする。
【0045】本発明に従えば、挿入されるDTXシンボ
ルの数を最小にするため、複合チャネル・ビット・レー
トの正規化された推定量DN(j)が、全てのトランス
ポート・フォーマット・コンビネーションのために最大
であるときだけでなく、正規化された推定量DN(j)
が、トランスポート・フォーマット・コンビネーション
の一部分のために最大であるときでも、スケール・ファ
クタLFは変動する。従って、挿入されるDTXシンボ
ルの数は、従来技術の場合よりも頻度多く最小にされ
る。
ルの数を最小にするため、複合チャネル・ビット・レー
トの正規化された推定量DN(j)が、全てのトランス
ポート・フォーマット・コンビネーションのために最大
であるときだけでなく、正規化された推定量DN(j)
が、トランスポート・フォーマット・コンビネーション
の一部分のために最大であるときでも、スケール・ファ
クタLFは変動する。従って、挿入されるDTXシンボ
ルの数は、従来技術の場合よりも頻度多く最小にされ
る。
【0046】このため、ゼロ・エネルギー寄与シンボル
(DTX)の数を最小にするため、前記割り当てられる
スケール・ファクタの各々の値は、次の式に従って決定
される。
(DTX)の数を最小にするため、前記割り当てられる
スケール・ファクタの各々の値は、次の式に従って決定
される。
【0047】
【数6】
【0048】− Ndataは、前記少なくとも1つの物理
チャネルによって前記複合チャネルへ与えられた前記最
大ビット・レートである。 − kは、符号化ブロック・タイプである。 − I(k)は、タイプkの符号化ブロックを発生して
いるトランスポート・チャネルである。 − Xkは、前記レート・マッチング・ステップの前
に、タイプkの符号化ブロックを発生している前記トラ
ンスポート・チャネルのシンボルの数である。 − FI(k)は、タイプkの符号化ブロックを発生してい
る前記トランスポート・チャネルの前記伝送時間インタ
ーバルの持続時間である。 − MSB(j)は、トランスポート・フォーマット・
コンビネーションjのための符号化ブロック・タイプの
集合である。 − TFCSG(p)は、持続時間が前記決定されたグ
ローバル・インターバルの持続時間よりも低いか等しい
伝送時間インターバルを有するトランスポート・チャネ
ルのトランスポート・フォーマットの部分コンビネーシ
ョンpと同じトランスポート・フォーマットを定義する
トランスポート・フォーマット・コンビネーションの集
合である。
チャネルによって前記複合チャネルへ与えられた前記最
大ビット・レートである。 − kは、符号化ブロック・タイプである。 − I(k)は、タイプkの符号化ブロックを発生して
いるトランスポート・チャネルである。 − Xkは、前記レート・マッチング・ステップの前
に、タイプkの符号化ブロックを発生している前記トラ
ンスポート・チャネルのシンボルの数である。 − FI(k)は、タイプkの符号化ブロックを発生してい
る前記トランスポート・チャネルの前記伝送時間インタ
ーバルの持続時間である。 − MSB(j)は、トランスポート・フォーマット・
コンビネーションjのための符号化ブロック・タイプの
集合である。 − TFCSG(p)は、持続時間が前記決定されたグ
ローバル・インターバルの持続時間よりも低いか等しい
伝送時間インターバルを有するトランスポート・チャネ
ルのトランスポート・フォーマットの部分コンビネーシ
ョンpと同じトランスポート・フォーマットを定義する
トランスポート・フォーマット・コンビネーションの集
合である。
【0049】他の実施形態に従えば、更に本方法は、前
記決定されたグローバル・インターバルの集合へ割り当
てられるスケール・ファクタ値の数を、前記複合チャネ
ルのために減少するため、次の連続ステップを含む。−
少なくとも1つのトランスポート・チャネルのサブリ
ストを定義し、前記サブリストは、最初のトランスポー
ト・チャネルから所与のトランスポート・チャネルま
で、配列リストのトランスポート・チャネルの集合を含
み、前記サブリストは、サブリストの前記少なくとも1
つのトランスポート・チャネルの各々に関連づけられた
伝送時間インターバルの持続時間の下降順序で配列さ
れ、− 前記サブリストで前記配列リストを置換する。
記決定されたグローバル・インターバルの集合へ割り当
てられるスケール・ファクタ値の数を、前記複合チャネ
ルのために減少するため、次の連続ステップを含む。−
少なくとも1つのトランスポート・チャネルのサブリ
ストを定義し、前記サブリストは、最初のトランスポー
ト・チャネルから所与のトランスポート・チャネルま
で、配列リストのトランスポート・チャネルの集合を含
み、前記サブリストは、サブリストの前記少なくとも1
つのトランスポート・チャネルの各々に関連づけられた
伝送時間インターバルの持続時間の下降順序で配列さ
れ、− 前記サブリストで前記配列リストを置換する。
【0050】このレート・マッチング方法は、少なくと
も1つの基地局を含む無線アクセス・ネットワークか
ら、電気通信システムの少なくとも1つの移動局へ、C
DMAタイプの多元接続テクノロジを使用する電気通信
システムの中で、有利に実施される。
も1つの基地局を含む無線アクセス・ネットワークか
ら、電気通信システムの少なくとも1つの移動局へ、C
DMAタイプの多元接続テクノロジを使用する電気通信
システムの中で、有利に実施される。
【0051】もし本方法が、少なくとも1つのトランス
ポート・チャネルのサブリストを定義するステップを含
むならば、サブリストの前記少なくとも1つのトランス
ポート・チャネルが、前記電気通信システムの前記無線
アクセス・ネットワークによって選択される。
ポート・チャネルのサブリストを定義するステップを含
むならば、サブリストの前記少なくとも1つのトランス
ポート・チャネルが、前記電気通信システムの前記無線
アクセス・ネットワークによって選択される。
【0052】本発明の他の主題は、複合チャネルに含ま
れる少なくとも2つのトランスポート・チャネルの間で
レート・マッチングを行う装置である。この装置は、各
々のトランスポート・チャネルのために少なくともレー
ト・マッチング手段を含み、レート・マッチング比が各
々のトランスポート・チャネルへ適用され、前記レート
・マッチング比は、前記トランスポート・チャネルに特
定されたレート・マッチング・ファクタとスケール・フ
ァクタとの積に等しく、前記スケール・ファクタは、前
記複合チャネルの前記トランスポート・チャネルの集合
に共通であり、前記トランスポート・チャネルの各々
は、少なくとも1つの関連づけられた伝送時間インター
バルで伝送され、前記伝送時間インターバルの各々は、
前記トランスポート・チャネルの各々に特定された持続
時間を有し、前記トランスポート・チャネルの少なくと
も2つは、異なった持続時間の伝送時間インターバルを
有し、前記装置は、 − 前記複合チャネルのために、それぞれの伝送時間イ
ンターバルの持続時間の下降順序で配列された少なくと
も2つのトランスポート・チャネルのリストを定義する
手段を備え、トランスポート・チャネルの前記配列リス
トは、少なくとも1つの関連づけられた伝送時間インタ
ーバルでデータをトランスポートしていない少なくとも
1つのトランスポート・チャネルを含むことができ、 − 前記複合チャネルのために、トランスポート・チャ
ネルの前記配列リストについて少なくとも2つのいわゆ
るグローバル・インターバルを決定する手段をさらに備
え、前記決定されたグローバル・インターバルは、時間
的に相互に続いており、前記決定されたグローバル・イ
ンターバルの各々は、 − 前記関連づけられた伝送時間インターバルでデータ
を搬送している前記配列リストの第1のトランスポート
・チャネルに関連づけられた伝送時間インターバルに対
応するか、又は − 前記配列リストのトランスポート・チャネルのいか
なるものもデータをトランスポートしていない場合に
は、最小の伝送時間インターバルに対応し、 − スケール・ファクタを、各々の決定されたグローバ
ル・インターバルへ割り当てる手段をさらに備え、前記
スケール・ファクタは、各々の決定されたグローバル・
インターバルの持続時間の間一定であり、少なくとも2
つの割り当てられたスケール・ファクタが、少なくとも
2つのグローバル・インターバルで異なった値を有する
ことを特徴とする。
れる少なくとも2つのトランスポート・チャネルの間で
レート・マッチングを行う装置である。この装置は、各
々のトランスポート・チャネルのために少なくともレー
ト・マッチング手段を含み、レート・マッチング比が各
々のトランスポート・チャネルへ適用され、前記レート
・マッチング比は、前記トランスポート・チャネルに特
定されたレート・マッチング・ファクタとスケール・フ
ァクタとの積に等しく、前記スケール・ファクタは、前
記複合チャネルの前記トランスポート・チャネルの集合
に共通であり、前記トランスポート・チャネルの各々
は、少なくとも1つの関連づけられた伝送時間インター
バルで伝送され、前記伝送時間インターバルの各々は、
前記トランスポート・チャネルの各々に特定された持続
時間を有し、前記トランスポート・チャネルの少なくと
も2つは、異なった持続時間の伝送時間インターバルを
有し、前記装置は、 − 前記複合チャネルのために、それぞれの伝送時間イ
ンターバルの持続時間の下降順序で配列された少なくと
も2つのトランスポート・チャネルのリストを定義する
手段を備え、トランスポート・チャネルの前記配列リス
トは、少なくとも1つの関連づけられた伝送時間インタ
ーバルでデータをトランスポートしていない少なくとも
1つのトランスポート・チャネルを含むことができ、 − 前記複合チャネルのために、トランスポート・チャ
ネルの前記配列リストについて少なくとも2つのいわゆ
るグローバル・インターバルを決定する手段をさらに備
え、前記決定されたグローバル・インターバルは、時間
的に相互に続いており、前記決定されたグローバル・イ
ンターバルの各々は、 − 前記関連づけられた伝送時間インターバルでデータ
を搬送している前記配列リストの第1のトランスポート
・チャネルに関連づけられた伝送時間インターバルに対
応するか、又は − 前記配列リストのトランスポート・チャネルのいか
なるものもデータをトランスポートしていない場合に
は、最小の伝送時間インターバルに対応し、 − スケール・ファクタを、各々の決定されたグローバ
ル・インターバルへ割り当てる手段をさらに備え、前記
スケール・ファクタは、各々の決定されたグローバル・
インターバルの持続時間の間一定であり、少なくとも2
つの割り当てられたスケール・ファクタが、少なくとも
2つのグローバル・インターバルで異なった値を有する
ことを特徴とする。
【0053】本発明の他の主題は、少なくとも2つのト
ランスポート・チャネルの伝送手段、及び前に定義した
ような装置を含む電気通信システムの基地局である。
ランスポート・チャネルの伝送手段、及び前に定義した
ような装置を含む電気通信システムの基地局である。
【0054】本発明の他の主題は、複合チャネルに含ま
れる少なくとも2つのトランスポート・チャネルの間で
逆レート・マッチングを行う装置である。この装置は、
各々のトランスポート・チャネルに対する少なくとも逆
レート・マッチング手段を含み、レート・マッチング比
が各々のトランスポート・チャネルへ適用され、前記レ
ート・マッチング比は、前記トランスポート・チャネル
に特定されたレート・マッチング・ファクタとスケール
・ファクタとの積に等しく、前記スケール・ファクタ
は、前記複合チャネルの前記トランスポート・チャネル
の集合に共通であり、前記トランスポート・チャネルの
各々は、少なくとも1つの関連づけられた伝送時間イン
ターバルで伝送され、前記伝送時間インターバルの各々
は、前記トランスポート・チャネルの各々に特定された
持続時間を有し、前記トランスポート・チャネルの少な
くとも2つは、異なった持続時間の伝送時間インターバ
ルを有し、前記装置は、 − 前記複合チャネルのために、それぞれの伝送時間イ
ンターバルの持続時間の下降順序で配列された少なくと
も2つのトランスポート・チャネルのリストを定義する
手段を備え、トランスポート・チャネルの前記配列リス
トは、少なくとも1つの関連づけられた伝送時間インタ
ーバルでデータをトランスポートしていない少なくとも
1つのトランスポート・チャネルを含むことができ、 − 前記複合チャネルのために、トランスポート・チャ
ネルの前記配列リストについて少なくとも2つのいわゆ
るグローバル・インターバルを決定する手段をさらに備
え、前記決定されたグローバル・インターバルは、時間
的に相互に続いており、前記決定されたグローバル・イ
ンターバルの各々は、 − 前記関連づけられた伝送時間インターバルでデータ
を搬送している前記配列リストの第1のトランスポート
・チャネルに関連づけられた伝送時間インターバルに対
応するか、又は − 前記配列リストのトランスポート・チャネルのいか
なるものもデータをトランスポートしていない場合に
は、最小の伝送時間インターバルに対応し、 − スケール・ファクタを、各々の決定されたグローバ
ル・インターバルへ割り当てる手段をさらに備え、前記
スケール・ファクタは、各々の決定されたグローバル・
インターバルの持続時間の間一定であり、少なくとも2
つの割り当てられたスケール・ファクタが、少なくとも
2つのグローバル・インターバルで異なった値を有する
ことを特徴とする。
れる少なくとも2つのトランスポート・チャネルの間で
逆レート・マッチングを行う装置である。この装置は、
各々のトランスポート・チャネルに対する少なくとも逆
レート・マッチング手段を含み、レート・マッチング比
が各々のトランスポート・チャネルへ適用され、前記レ
ート・マッチング比は、前記トランスポート・チャネル
に特定されたレート・マッチング・ファクタとスケール
・ファクタとの積に等しく、前記スケール・ファクタ
は、前記複合チャネルの前記トランスポート・チャネル
の集合に共通であり、前記トランスポート・チャネルの
各々は、少なくとも1つの関連づけられた伝送時間イン
ターバルで伝送され、前記伝送時間インターバルの各々
は、前記トランスポート・チャネルの各々に特定された
持続時間を有し、前記トランスポート・チャネルの少な
くとも2つは、異なった持続時間の伝送時間インターバ
ルを有し、前記装置は、 − 前記複合チャネルのために、それぞれの伝送時間イ
ンターバルの持続時間の下降順序で配列された少なくと
も2つのトランスポート・チャネルのリストを定義する
手段を備え、トランスポート・チャネルの前記配列リス
トは、少なくとも1つの関連づけられた伝送時間インタ
ーバルでデータをトランスポートしていない少なくとも
1つのトランスポート・チャネルを含むことができ、 − 前記複合チャネルのために、トランスポート・チャ
ネルの前記配列リストについて少なくとも2つのいわゆ
るグローバル・インターバルを決定する手段をさらに備
え、前記決定されたグローバル・インターバルは、時間
的に相互に続いており、前記決定されたグローバル・イ
ンターバルの各々は、 − 前記関連づけられた伝送時間インターバルでデータ
を搬送している前記配列リストの第1のトランスポート
・チャネルに関連づけられた伝送時間インターバルに対
応するか、又は − 前記配列リストのトランスポート・チャネルのいか
なるものもデータをトランスポートしていない場合に
は、最小の伝送時間インターバルに対応し、 − スケール・ファクタを、各々の決定されたグローバ
ル・インターバルへ割り当てる手段をさらに備え、前記
スケール・ファクタは、各々の決定されたグローバル・
インターバルの持続時間の間一定であり、少なくとも2
つの割り当てられたスケール・ファクタが、少なくとも
2つのグローバル・インターバルで異なった値を有する
ことを特徴とする。
【0055】最後に、本発明の他の主題は、少なくとも
2つのトランスポート・チャネルを受け取る手段、及び
前に定義したような逆レート・マッチング装置を含む電
気通信システムの移動局である。
2つのトランスポート・チャネルを受け取る手段、及び
前に定義したような逆レート・マッチング装置を含む電
気通信システムの移動局である。
【0056】本発明の他の特徴及び利点は、単なる例で
あって限定的でない本発明の2つの好ましい実施形態の
次の説明を、添付の図面を参照しながら読むことによっ
て明らかとなるであろう。
あって限定的でない本発明の2つの好ましい実施形態の
次の説明を、添付の図面を参照しながら読むことによっ
て明らかとなるであろう。
【0057】
【発明の実施の形態】第1の実施形態に従えば、複合チ
ャネルのトランスポート・チャネルの集合を含み、トラ
ンスポート・チャネルのそれぞれのTTIインターバル
持続時間の下降順序で配列されたリストが確立される。
この配列リストは、切り詰められてよい。即ち、トラン
スポート・チャネルの所与の非ゼロの数nについて、リ
ストの最初のn個のトランスポート・チャネルのみが、
それらの順序をサブリストで維持される。サブリストを
確立することは、後に説明される第2の実施形態によっ
て取り扱われる。第1の実施形態のステップは、図3に
示される。301として参照されるステップでは、複合
チャネルにおけるトランスポート・チャネルの配列リス
トが、前に詳述されたように定義される。次に、302
で参照されるステップで、グローバル・インターバルが
決定される。このステップは、一度スケール・ファクタ
が、303として参照されるステップで、このグローバ
ル・インターバルへ割り当てられると、ステップ304
によって参照される伝送の終わりまで反復される。こう
して、一連のグローバル・インターバルが決定される。
ャネルのトランスポート・チャネルの集合を含み、トラ
ンスポート・チャネルのそれぞれのTTIインターバル
持続時間の下降順序で配列されたリストが確立される。
この配列リストは、切り詰められてよい。即ち、トラン
スポート・チャネルの所与の非ゼロの数nについて、リ
ストの最初のn個のトランスポート・チャネルのみが、
それらの順序をサブリストで維持される。サブリストを
確立することは、後に説明される第2の実施形態によっ
て取り扱われる。第1の実施形態のステップは、図3に
示される。301として参照されるステップでは、複合
チャネルにおけるトランスポート・チャネルの配列リス
トが、前に詳述されたように定義される。次に、302
で参照されるステップで、グローバル・インターバルが
決定される。このステップは、一度スケール・ファクタ
が、303として参照されるステップで、このグローバ
ル・インターバルへ割り当てられると、ステップ304
によって参照される伝送の終わりまで反復される。こう
して、一連のグローバル・インターバルが決定される。
【0058】グローバル・インターバルは、次のように
定義される。 a)所与のチャネルのための伝送開始時間が考慮され
る。全てのトランスポート・チャネルについて、この時
間は、その最初の関連づけられたTTIインターバルの
開始時間でもある。
定義される。 a)所与のチャネルのための伝送開始時間が考慮され
る。全てのトランスポート・チャネルについて、この時
間は、その最初の関連づけられたTTIインターバルの
開始時間でもある。
【0059】b)考慮されている時間について、リスト
が最初のトランスポート・チャネルから走査される。そ
の走査は、TTIインターバルで考慮されている時間か
ら始まる非ゼロのデータ量を伝送するトランスポート・
チャネルが発見されるまで続く。もしそのようなトラン
スポート・チャネルが発見されると、新しいグローバル
・インターバルは、考慮されている時間から始まるリス
トのトランスポート・チャネルのTTIインターバルと
一致する。もしそのようなトランスポート・チャネルが
リストの中に発見されなければ、即ち、もし同時にリス
トのトランスポート・チャネルがデータを伝送していな
ければ、グローバル・インターバルは、考慮されている
時間から始まるリストの最後のトランスポート・チャネ
ルのTTIインターバルと一致する。
が最初のトランスポート・チャネルから走査される。そ
の走査は、TTIインターバルで考慮されている時間か
ら始まる非ゼロのデータ量を伝送するトランスポート・
チャネルが発見されるまで続く。もしそのようなトラン
スポート・チャネルが発見されると、新しいグローバル
・インターバルは、考慮されている時間から始まるリス
トのトランスポート・チャネルのTTIインターバルと
一致する。もしそのようなトランスポート・チャネルが
リストの中に発見されなければ、即ち、もし同時にリス
トのトランスポート・チャネルがデータを伝送していな
ければ、グローバル・インターバルは、考慮されている
時間から始まるリストの最後のトランスポート・チャネ
ルのTTIインターバルと一致する。
【0060】c)グローバル・インターバルが、このよ
うにして決定されると、このグローバル・インターバル
の終了時間が考慮される。そして、次のグローバル・イ
ンターバルを決定するため、考慮されているこの新しい
時間について、ステップb)が繰り返される。こうし
て、1つずつ、グローバル・インターバルの集合、従っ
て、対応するスケール・ファクタの集合が、考慮されて
いる複合チャネルのために決定される。
うにして決定されると、このグローバル・インターバル
の終了時間が考慮される。そして、次のグローバル・イ
ンターバルを決定するため、考慮されているこの新しい
時間について、ステップb)が繰り返される。こうし
て、1つずつ、グローバル・インターバルの集合、従っ
て、対応するスケール・ファクタの集合が、考慮されて
いる複合チャネルのために決定される。
【0061】更に、このステップ302は、図4によっ
て示される。図4は、図2のトランスポート・ブロック
A、B、C、及びDを含む複合チャネルのためのグロー
バル・インターバルを示す。図2のトランスポート・チ
ャネルに対応する配列リストは、(A,B,C,D)と
マークされている。
て示される。図4は、図2のトランスポート・ブロック
A、B、C、及びDを含む複合チャネルのためのグロー
バル・インターバルを示す。図2のトランスポート・チ
ャネルに対応する配列リストは、(A,B,C,D)と
マークされている。
【0062】この例の場合、連続したグローバル・イン
ターバルは、図4の点線として示される線418をたど
ることによって決定される。番号0を付けられたフレー
ムの開始時間では、非ゼロのデータ量を伝送している配
列リストの第1のトランスポート・チャネルは、トラン
スポート・チャネルAである。従って、第1のグローバ
ル・インターバルは、トランスポート・チャネルAの4
02として参照されるTTIインターバルと一致する。
考慮される次の時間(即ち、第1のグローバル・インタ
ーバルの終了時間)では、即ち、8と番号を付けられた
フレームの開始時間では、非ゼロのデータ量を伝送して
いる配列リストの第1のトランスポート・チャネルは、
トランスポート・チャネルCである。従って、第2のグ
ローバル・インターバルは、トランスポート・チャネル
Cの404として参照されるTTIインターバルと一致
する。考慮される次の時間(即ち、第2のグローバル・
インターバルの終了時間)では、即ち、10と番号を付
けられたフレームの開始時間では、非ゼロのデータ量を
伝送している第1のトランスポート・チャネルは、トラ
ンスポート・チャネルDである。従って、第1のグロー
バル・インターバルは、406として参照されるTTI
インターバルである。考慮される次の時間(即ち、第3
のグローバル・インターバルの終了時間)では、即ち、
11と番号を付けられたフレームの開始時間では、デー
タを伝送しているトランスポート・チャネルは存在しな
い。従って、第4のグローバル・インターバルは、リス
トの最後のトランスポート・チャネル、即ちトランスポ
ート・チャネルDの408として参照されるTTIイン
ターバルと一致する。考慮される次の時間(即ち、第4
のグローバル・インターバルの終了時間)では、即ち、
12と番号を付けられたフレームの開始時間では、非ゼ
ロのデータ量を伝送している第1のトランスポート・チ
ャネルは、トランスポート・チャネルBである。従っ
て、次の第5のグローバル・インターバルは、410と
して参照されるTTIインターバルである。
ターバルは、図4の点線として示される線418をたど
ることによって決定される。番号0を付けられたフレー
ムの開始時間では、非ゼロのデータ量を伝送している配
列リストの第1のトランスポート・チャネルは、トラン
スポート・チャネルAである。従って、第1のグローバ
ル・インターバルは、トランスポート・チャネルAの4
02として参照されるTTIインターバルと一致する。
考慮される次の時間(即ち、第1のグローバル・インタ
ーバルの終了時間)では、即ち、8と番号を付けられた
フレームの開始時間では、非ゼロのデータ量を伝送して
いる配列リストの第1のトランスポート・チャネルは、
トランスポート・チャネルCである。従って、第2のグ
ローバル・インターバルは、トランスポート・チャネル
Cの404として参照されるTTIインターバルと一致
する。考慮される次の時間(即ち、第2のグローバル・
インターバルの終了時間)では、即ち、10と番号を付
けられたフレームの開始時間では、非ゼロのデータ量を
伝送している第1のトランスポート・チャネルは、トラ
ンスポート・チャネルDである。従って、第1のグロー
バル・インターバルは、406として参照されるTTI
インターバルである。考慮される次の時間(即ち、第3
のグローバル・インターバルの終了時間)では、即ち、
11と番号を付けられたフレームの開始時間では、デー
タを伝送しているトランスポート・チャネルは存在しな
い。従って、第4のグローバル・インターバルは、リス
トの最後のトランスポート・チャネル、即ちトランスポ
ート・チャネルDの408として参照されるTTIイン
ターバルと一致する。考慮される次の時間(即ち、第4
のグローバル・インターバルの終了時間)では、即ち、
12と番号を付けられたフレームの開始時間では、非ゼ
ロのデータ量を伝送している第1のトランスポート・チ
ャネルは、トランスポート・チャネルBである。従っ
て、次の第5のグローバル・インターバルは、410と
して参照されるTTIインターバルである。
【0063】図3のステップ303では、スケール・フ
ァクタLFが、各々のグローバル・インターバルへ割り
当てられる。このスケール・ファクタは、グローバル・
インターバルの全持続時間で一定である。
ァクタLFが、各々のグローバル・インターバルへ割り
当てられる。このスケール・ファクタは、グローバル・
インターバルの全持続時間で一定である。
【0064】各々のグローバル・インターバルで、スケ
ール・ファクタの値を決定するため、配列リストのトラ
ンスポート・チャネルをグループにするトランスポート
・チャネルの集合MGが定義される。そのTTIインタ
ーバル持続時間は、考慮されているグローバル・インタ
ーバルの持続時間と少なくとも同じである。注意すべき
は、トランスポート・チャネル集合MGは、考慮されて
いるグローバル・インターバルに依存して変動してよい
ことである。従って、トランスポート・フォーマットの
部分コンビネーションは、集合MGにおける各々のトラ
ンスポート・チャネルのそれぞれのトランスポート・フ
ォーマットを定義する情報として定義することができ
る。トランスポート・フォーマットのID番号は、図2
に示されるようなものと仮定すると、グローバル・イン
ターバルに関連づけられた部分トランスポート・フォー
マット・コンビネーションは、次のようになる。配列リ
ストは(A,B,C,D)である。
ール・ファクタの値を決定するため、配列リストのトラ
ンスポート・チャネルをグループにするトランスポート
・チャネルの集合MGが定義される。そのTTIインタ
ーバル持続時間は、考慮されているグローバル・インタ
ーバルの持続時間と少なくとも同じである。注意すべき
は、トランスポート・チャネル集合MGは、考慮されて
いるグローバル・インターバルに依存して変動してよい
ことである。従って、トランスポート・フォーマットの
部分コンビネーションは、集合MGにおける各々のトラ
ンスポート・チャネルのそれぞれのトランスポート・フ
ォーマットを定義する情報として定義することができ
る。トランスポート・フォーマットのID番号は、図2
に示されるようなものと仮定すると、グローバル・イン
ターバルに関連づけられた部分トランスポート・フォー
マット・コンビネーションは、次のようになる。配列リ
ストは(A,B,C,D)である。
【0065】
【表1】
【0066】各々の部分トランスポート・フォーマット
・コンビネーションpについて、全てのトランスポート
・フォーマット・コンビネーションを含むTFCS集合
において、TFCSG(p)とマークされて部分コンビ
ネーションpを含む部分を定義することができる。
・コンビネーションpについて、全てのトランスポート
・フォーマット・コンビネーションを含むTFCS集合
において、TFCSG(p)とマークされて部分コンビ
ネーションpを含む部分を定義することができる。
【0067】図2及び図4を再び参照すると、例えば次
の式が得られる。
の式が得られる。
【0068】
【数7】
【0069】注意すべきは、トランスポート・フォーマ
ット・コンビネーション((A,0),(B,0),
(C,0),(D,3))は、図2及び図4の例では決
して使用されないことである。従って、(7)で示され
たトランスポート・フォーマット・コンビネーションの
TFCS集合を考慮すると、各々のグローバル・インタ
ーバルに対応する部分トランスポート・フォーマット・
コンビネーションによって決定される異なったTFCS
G部分は、下記で与えられる。
ット・コンビネーション((A,0),(B,0),
(C,0),(D,3))は、図2及び図4の例では決
して使用されないことである。従って、(7)で示され
たトランスポート・フォーマット・コンビネーションの
TFCS集合を考慮すると、各々のグローバル・インタ
ーバルに対応する部分トランスポート・フォーマット・
コンビネーションによって決定される異なったTFCS
G部分は、下記で与えられる。
【0070】
【数8】
【0071】従って、考慮されているグローバル・イン
ターバルに対応するスケール・ファクタLFGpは、次
の式(8)によって定義される。
ターバルに対応するスケール・ファクタLFGpは、次
の式(8)によって定義される。
【0072】
【数9】
【0073】従って、考慮されているグローバル・イン
ターバルについて、次の式(9)を使用して、レート・
マッチング比RFiが個別に定義される。
ターバルについて、次の式(9)を使用して、レート・
マッチング比RFiが個別に定義される。
【0074】
RFi=LFGp・RMi (9)
図5に示される第2の実施形態では、501として参照
されるステップの間にサブリストを確立することが想定
される。図5のフローチャートは、サブリストを定義
し、このサブリストで配列リストを置換するステップ5
01を含む事実を除いて、図3のフローチャートと同じ
である。このステップは、配列リストを定義するステッ
プ301の後で実行される。サブリストは、配列リスト
のトランスポート・チャネルの集合を含むが、それは、
最初のトランスポート・チャネルから、複合チャネルに
属する所与のトランスポート・チャネルまでである。従
って、サブリストは、配列リストのトランスポート・チ
ャネルの集合の一部分を含み、このサブリストに含まれ
るトランスポート・チャネルは、配列リストの順序と同
じ順序で配列されている。注意すべきは、幾つかのトラ
ンスポート・チャネルが同じTTIインターバル持続時
間を有するとき、それらが、切り詰めの前に、最初のリ
ストで現れる順序が重要である。実際に、選ばれた順序
に依存して、同じTTIインターバル持続時間を有する
これらトランスポート・チャネルの幾つかがサブリスト
で維持され、他のものがそれから除外されるように、リ
ストの切り詰めを実行することができる。
されるステップの間にサブリストを確立することが想定
される。図5のフローチャートは、サブリストを定義
し、このサブリストで配列リストを置換するステップ5
01を含む事実を除いて、図3のフローチャートと同じ
である。このステップは、配列リストを定義するステッ
プ301の後で実行される。サブリストは、配列リスト
のトランスポート・チャネルの集合を含むが、それは、
最初のトランスポート・チャネルから、複合チャネルに
属する所与のトランスポート・チャネルまでである。従
って、サブリストは、配列リストのトランスポート・チ
ャネルの集合の一部分を含み、このサブリストに含まれ
るトランスポート・チャネルは、配列リストの順序と同
じ順序で配列されている。注意すべきは、幾つかのトラ
ンスポート・チャネルが同じTTIインターバル持続時
間を有するとき、それらが、切り詰めの前に、最初のリ
ストで現れる順序が重要である。実際に、選ばれた順序
に依存して、同じTTIインターバル持続時間を有する
これらトランスポート・チャネルの幾つかがサブリスト
で維持され、他のものがそれから除外されるように、リ
ストの切り詰めを実行することができる。
【0075】例えば、リスト(A,B,C,D)におい
て、サブリスト(A,B,C)又は(A)を定義するこ
とができる。サブリストが定義されたとき、配列リスト
は、定義されたサブリストで置換され、一連のグローバ
ル・インターバルが、前述したステップa)、b)、及
びc)を介して決定される。従って、サブリスト(A,
B,C)の場合、前に定義されたグローバル・インター
バル406及び408は、単一のグローバル・インター
バル412によって置換される(決定は、図4の414
として参照される一点鎖線で示される)。サブリスト
(A)の場合、グローバル・インターバル404,40
6,408、及び410は、単一のグローバル・インタ
ーバル416によって置換される(決定は、図4の42
0として参照される破線によって示される)。
て、サブリスト(A,B,C)又は(A)を定義するこ
とができる。サブリストが定義されたとき、配列リスト
は、定義されたサブリストで置換され、一連のグローバ
ル・インターバルが、前述したステップa)、b)、及
びc)を介して決定される。従って、サブリスト(A,
B,C)の場合、前に定義されたグローバル・インター
バル406及び408は、単一のグローバル・インター
バル412によって置換される(決定は、図4の414
として参照される一点鎖線で示される)。サブリスト
(A)の場合、グローバル・インターバル404,40
6,408、及び410は、単一のグローバル・インタ
ーバル416によって置換される(決定は、図4の42
0として参照される破線によって示される)。
【0076】従って、部分トランスポート・フォーマッ
ト・コンビネーションは、次のようになる。
ト・コンビネーションは、次のようになる。
【0077】
【表2】
【0078】グローバル・インターバル402,40
4、及び410のために部分トランスポート・フォーマ
ット・コンビネーションによって決定されるTFCSG
部分は、前に定義された。
4、及び410のために部分トランスポート・フォーマ
ット・コンビネーションによって決定されるTFCSG
部分は、前に定義された。
【0079】412として参照されるグローバル・イン
ターバルについては、次の式が得られる。
ターバルについては、次の式が得られる。
【0080】
【数10】
【0081】従って、11と番号を付けられたフレーム
に対応するトランスポート・チャネルDのTTIインタ
ーバルについては、考慮される時間が、412として参
照される3番目のグローバル・インターバルの開始時間
に対応するとき、トランスポート・チャネルDのトラン
スポート・フォーマットは、3番目のグローバル・イン
ターバル412に有効な部分トランスポート・フォーマ
ット・コンビネーションによっては知られない。トラン
スポート・フォーマット・コンビネーションのTFCS
G集合は知られているので、トランスポート・チャネル
Dのトランスポート・フォーマットは、11として参照
されるフレームに対応するトランスポート・チャネルD
のTTIインターバルの間に、次の3つの値0、2、及
び3を有することができるのみである。従って、412
として参照される3番目のグローバル・インターバルで
は、11として参照されるフレームに対応するトランス
ポート・チャネルDのTTIインターバルの間に、3つ
の構成選択肢が起こり得る。第1の選択肢は、例えば、
図2又は図4に表される((A,0),(B,0),
(C,0),(D,0))に対応する部分トランスポー
ト・フォーマット・コンビネーションを回復するもので
ある。第2の選択肢は、例えば、((A,0),(B,
0),(C,0),(D,2))に対応する部分トラン
スポート・フォーマット・コンビネーションを回復する
ものである。第3の選択肢は、例えば、((A,0),
(B,0),(C,0),(D,3))に対応する部分
トランスポート・フォーマット・コンビネーションを回
復するものである。
に対応するトランスポート・チャネルDのTTIインタ
ーバルについては、考慮される時間が、412として参
照される3番目のグローバル・インターバルの開始時間
に対応するとき、トランスポート・チャネルDのトラン
スポート・フォーマットは、3番目のグローバル・イン
ターバル412に有効な部分トランスポート・フォーマ
ット・コンビネーションによっては知られない。トラン
スポート・フォーマット・コンビネーションのTFCS
G集合は知られているので、トランスポート・チャネル
Dのトランスポート・フォーマットは、11として参照
されるフレームに対応するトランスポート・チャネルD
のTTIインターバルの間に、次の3つの値0、2、及
び3を有することができるのみである。従って、412
として参照される3番目のグローバル・インターバルで
は、11として参照されるフレームに対応するトランス
ポート・チャネルDのTTIインターバルの間に、3つ
の構成選択肢が起こり得る。第1の選択肢は、例えば、
図2又は図4に表される((A,0),(B,0),
(C,0),(D,0))に対応する部分トランスポー
ト・フォーマット・コンビネーションを回復するもので
ある。第2の選択肢は、例えば、((A,0),(B,
0),(C,0),(D,2))に対応する部分トラン
スポート・フォーマット・コンビネーションを回復する
ものである。第3の選択肢は、例えば、((A,0),
(B,0),(C,0),(D,3))に対応する部分
トランスポート・フォーマット・コンビネーションを回
復するものである。
【0082】サブリスト(A)の場合、416として参
照されるグローバル・インターバルでは、次の式が得ら
れる。
照されるグローバル・インターバルでは、次の式が得ら
れる。
【0083】
【数11】
【0084】DTXビットを最小にすることに関して、
本発明に従ったレート・マッチング方法のパフォーマン
スは、図6〜図9に示される。
本発明に従ったレート・マッチング方法のパフォーマン
スは、図6〜図9に示される。
【0085】簡単にするため、FCSシーケンスはゼロ
長(誤り検出なし)、チャネル・エンコーディングはト
ランスペアレント(チャネル・エンコーディングな
し)、及びレート・マッチング・ファクタRMA、R
MB、RMC、及びRMDは1である。そのような例の複
合チャネルは、現実的使用に対応していない。しかし、
そのような例では、図6〜図9の複合チャネルの各々の
トランスポート・チャネルによって占有される面積は、
スケール・ファクタLFに等しい比に従って、図2のペ
イロードに正比例し、スケール・ファクタLFを変えた
ときの影響を明らかにし、本発明を、より良好に理解す
ることを助ける。
長(誤り検出なし)、チャネル・エンコーディングはト
ランスペアレント(チャネル・エンコーディングな
し)、及びレート・マッチング・ファクタRMA、R
MB、RMC、及びRMDは1である。そのような例の複
合チャネルは、現実的使用に対応していない。しかし、
そのような例では、図6〜図9の複合チャネルの各々の
トランスポート・チャネルによって占有される面積は、
スケール・ファクタLFに等しい比に従って、図2のペ
イロードに正比例し、スケール・ファクタLFを変えた
ときの影響を明らかにし、本発明を、より良好に理解す
ることを助ける。
【0086】図6は、既知の従来技術の手法を使用し
て、レート・マッチングされた図2の4つのトランスポ
ート・チャネルA、B、C、Dから構成される複合チャ
ネルのタイミングチャートを示す。図7〜図9は、本発
明の方法を使用してレート・マッチングされた図2の4
つのトランスポート・チャネルA、B、C、Dから構成
される複合チャネルのタイミングチャートを示す。
て、レート・マッチングされた図2の4つのトランスポ
ート・チャネルA、B、C、Dから構成される複合チャ
ネルのタイミングチャートを示す。図7〜図9は、本発
明の方法を使用してレート・マッチングされた図2の4
つのトランスポート・チャネルA、B、C、Dから構成
される複合チャネルのタイミングチャートを示す。
【0087】図6、図7、図8、及び図9で、それぞれ
602,702,802、及び902として参照される
網掛け領域は、利用可能ビット・レートNdataに対応す
る604として参照されるサイズへ達するための多重化
フレームに挿入されたDTXシンボルの十分な量を表
す。
602,702,802、及び902として参照される
網掛け領域は、利用可能ビット・レートNdataに対応す
る604として参照されるサイズへ達するための多重化
フレームに挿入されたDTXシンボルの十分な量を表
す。
【0088】図6では、複合チャネルの最大ビット・レ
ートは、3の番号を付けられたフレームで達している。
実際に、式(3)は、図2の例で、3の番号を付けられ
たフレームで起こるトランスポート・フォーマット・コ
ンビネーションに基づいて、スケール・ファクタLFを
値LFaに設定する。実際に、複合チャネルの正規化推
定量
ートは、3の番号を付けられたフレームで達している。
実際に、式(3)は、図2の例で、3の番号を付けられ
たフレームで起こるトランスポート・フォーマット・コ
ンビネーションに基づいて、スケール・ファクタLFを
値LFaに設定する。実際に、複合チャネルの正規化推
定量
【0089】
【数12】
【0090】が、項目(7)によって与えられたTFC
S集合で最大になるトランスポート・フォーマット・コ
ンビネーションjが起こるのは、3の番号を付けられた
フレームである。
S集合で最大になるトランスポート・フォーマット・コ
ンビネーションjが起こるのは、3の番号を付けられた
フレームである。
【0091】図7では、レート・マッチングは、完全な
配列リスト(A、B、C、D)を使用して、本発明に従
って実行される。その場合、レート・マッチングは、グ
ローバル・インターバル402,404,406,40
8、及び410に基づく。
配列リスト(A、B、C、D)を使用して、本発明に従
って実行される。その場合、レート・マッチングは、グ
ローバル・インターバル402,404,406,40
8、及び410に基づく。
【0092】図8では、レート・マッチングは、サブリ
スト(A,B,C)を使用して、本発明に従って実行さ
れる。その場合、レート・マッチングは、グローバル・
インターバル402,404,412、及び410に基
づく。
スト(A,B,C)を使用して、本発明に従って実行さ
れる。その場合、レート・マッチングは、グローバル・
インターバル402,404,412、及び410に基
づく。
【0093】図9では、レート・マッチングは、サブリ
スト(A)を使用して、本発明に従って実行される。そ
の場合、レート・マッチングは、グローバル・インター
バル402及び416に基づく。
スト(A)を使用して、本発明に従って実行される。そ
の場合、レート・マッチングは、グローバル・インター
バル402及び416に基づく。
【0094】簡単にするため、スケール・ファクタの計
算は、図9でのみ詳細に説明する。実際に、そこでは2
つだけのグローバル・インターバルが存在し、従って、
2つのスケール・ファクタのみを計算する必要がある。
最初のグローバル・インターバル402では(0から7
の番号を付けられたフレームに対応する)、レート・マ
ッチングは、それぞれ式(9)及び(10)から生じる
次の2つの式によって定義されるレート・マッチング比
RFiに基づく。
算は、図9でのみ詳細に説明する。実際に、そこでは2
つだけのグローバル・インターバルが存在し、従って、
2つのスケール・ファクタのみを計算する必要がある。
最初のグローバル・インターバル402では(0から7
の番号を付けられたフレームに対応する)、レート・マ
ッチングは、それぞれ式(9)及び(10)から生じる
次の2つの式によって定義されるレート・マッチング比
RFiに基づく。
【0095】
【数13】
【0096】これらの式は、複合チャネルのトランスポ
ート・チャネルの集合{A,B,C,D}の全てのトラ
ンスポート・チャネルiについて定義される。
ート・チャネルの集合{A,B,C,D}の全てのトラ
ンスポート・チャネルiについて定義される。
【0097】第2のグローバル・インターバル416に
ついては、レート・マッチングは、それぞれ式(9)及
び(10)から生じる次の2つの式によって定義される
他のレート・マッチング比RFiに基づく。
ついては、レート・マッチングは、それぞれ式(9)及
び(10)から生じる次の2つの式によって定義される
他のレート・マッチング比RFiに基づく。
【0098】
【数14】
【0099】この図9では、複合チャネルは、3の番号
を付けられたフレームのみでなく、14及び15と番号
を付けられたフレームでも、その最大ビット・レートに
達する。実際に、スケール・ファクタLFは、式(9)
によって、最初に、0〜7と番号を付けられたフレーム
について、値LFaと同じ値LFG((A,2))に設定され、
2回目に、8〜15と番号を付けられたフレームについ
て、LFaより大きい値LFG((A,0))に設定される。実
際に、フレーム14及び15で、複合チャネルの正規化
推定量
を付けられたフレームのみでなく、14及び15と番号
を付けられたフレームでも、その最大ビット・レートに
達する。実際に、スケール・ファクタLFは、式(9)
によって、最初に、0〜7と番号を付けられたフレーム
について、値LFaと同じ値LFG((A,2))に設定され、
2回目に、8〜15と番号を付けられたフレームについ
て、LFaより大きい値LFG((A,0))に設定される。実
際に、フレーム14及び15で、複合チャネルの正規化
推定量
【0100】
【数15】
【0101】が、TFCSG(((A,0)))として
参照される集合について最大となるようなトランスポー
ト・フォーマット・コンビネーションjが起こる。この
場合、8〜15の番号を付けられたフレームのために、
本発明に従って、スケール・ファクタLFの値は、既知
の解法の値と比較して有利に増加される。レート・マッ
チング動作の後に挿入されるDTXビットの数は減少
し、従って、スケール・ファクタに反比例する複合チャ
ネルの伝送パワーも減少する。
参照される集合について最大となるようなトランスポー
ト・フォーマット・コンビネーションjが起こる。この
場合、8〜15の番号を付けられたフレームのために、
本発明に従って、スケール・ファクタLFの値は、既知
の解法の値と比較して有利に増加される。レート・マッ
チング動作の後に挿入されるDTXビットの数は減少
し、従って、スケール・ファクタに反比例する複合チャ
ネルの伝送パワーも減少する。
【0102】注意すべきは、本発明は、レート・マッチ
ング・ファクタRMiが、トランスポート・チャネルi
に依存するのみでなく、レート・マッチングが適用され
るブロック・タイプkにも依存するレート・マッチング
方法へ、制限なしに適用できることである。必要な全て
のことは、式の中で次の置換を行うことである。
ング・ファクタRMiが、トランスポート・チャネルi
に依存するのみでなく、レート・マッチングが適用され
るブロック・タイプkにも依存するレート・マッチング
方法へ、制限なしに適用できることである。必要な全て
のことは、式の中で次の置換を行うことである。
【0103】− RFiをRFi,kで置換し、
− RMiをRMi,kで置換し、
− RMI(k)をRMI(k),kで置換する。
【0104】そのような依存性は、或る利点を有するで
あろう。実際に、例えば、108として参照されるステ
ップを実行するため、ターボ・コードが使用されると
き、符号化されたブロックが大きくなれば、それだけチ
ャネル・デコーダは効率的になる。即ち、同じビット誤
り率BERを、より低いEb/I比のために与えること
ができる。結果として、レート・マッチング・ファクタ
RMiは、レート・マッチングされたブロックのサイズ
に依存して減少することは面白い。ここで、このサイズ
は、そのタイプkから引き出すことができる。得られる
利点は、伝送されるシンボルの数が高いとき、伝送され
るシンボル当たりに発生する干渉の量を減少できること
である。
あろう。実際に、例えば、108として参照されるステ
ップを実行するため、ターボ・コードが使用されると
き、符号化されたブロックが大きくなれば、それだけチ
ャネル・デコーダは効率的になる。即ち、同じビット誤
り率BERを、より低いEb/I比のために与えること
ができる。結果として、レート・マッチング・ファクタ
RMiは、レート・マッチングされたブロックのサイズ
に依存して減少することは面白い。ここで、このサイズ
は、そのタイプkから引き出すことができる。得られる
利点は、伝送されるシンボルの数が高いとき、伝送され
るシンボル当たりに発生する干渉の量を減少できること
である。
【図1】プリアンブルで説明されたように、ダウンリン
クにわたって複合チャネルを伝送する既知のデータ処理
手法の簡単なフローチャートを示す図である。
クにわたって複合チャネルを伝送する既知のデータ処理
手法の簡単なフローチャートを示す図である。
【図2】プリアンブルで説明されたように、同じ複合チ
ャネルに含まれトランスポート・ブロック集合で表され
る4つのトランスポート・チャネルの第1のトラフィッ
ク例を4つのタイミングチャートで示す図である。
ャネルに含まれトランスポート・ブロック集合で表され
る4つのトランスポート・チャネルの第1のトラフィッ
ク例を4つのタイミングチャートで示す図である。
【図3】本発明に従ったレート・マッチング方法の第1
の実施形態を簡単なフローチャートで示す図である。
の実施形態を簡単なフローチャートで示す図である。
【図4】本発明の異なった実施形態のために、図2のト
ランスポート・チャネルのグローバル・インターバルを
示す図である。
ランスポート・チャネルのグローバル・インターバルを
示す図である。
【図5】本発明に従ったレート・マッチング方法の第2
の実施形態を簡単なフローチャートで示す図である。
の実施形態を簡単なフローチャートで示す図である。
【図6】既知の手法を使用してレート・マッチングされ
た図2の4つのトランスポート・チャネルから構成され
る複合チャネルのタイミングチャートを示す図である。
た図2の4つのトランスポート・チャネルから構成され
る複合チャネルのタイミングチャートを示す図である。
【図7】図2の4つのトランスポート・チャネルから構
成される複合チャネルのタイミングチャートであって、
本発明に従ったレート・マッチング方法の第1の実施形
態が実施されたときに得られるタイミングチャートを示
す図である。
成される複合チャネルのタイミングチャートであって、
本発明に従ったレート・マッチング方法の第1の実施形
態が実施されたときに得られるタイミングチャートを示
す図である。
【図8】図2の4つのトランスポート・チャネルから構
成される第1の複合チャネルのタイミングチャートであ
って、本発明に従ったレート・マッチング方法の第2の
実施形態が実施されたときに得られるタイミングチャー
トを示す図である。
成される第1の複合チャネルのタイミングチャートであ
って、本発明に従ったレート・マッチング方法の第2の
実施形態が実施されたときに得られるタイミングチャー
トを示す図である。
【図9】図2の4つのトランスポート・チャネルから構
成される第2の複合チャネルのタイミングチャートであ
って、本発明に従ったレート・マッチング方法の第2の
実施形態が実施されたときに得られるタイミングチャー
トを示す図である。
成される第2の複合チャネルのタイミングチャートであ
って、本発明に従ったレート・マッチング方法の第2の
実施形態が実施されたときに得られるタイミングチャー
トを示す図である。
104 FCSの付加
106 符号化されるブロックへの連結と区分
108 チャネル・エンコーディング
116 レート・マッチング
118 トランスポート・チャネルの固定位置に対する
DTXシンボルの挿入 120 最初のインタリービング 122 多重化フレーム当たりの区分 124 異なったQoSを有するTrCHの多重化 126 トランスポート・チャネルの柔軟位置に対する
DTXシンボルの挿入 128 物理チャネルの区分 130 2回目のインタリービング 132 物理チャネルのマッピング
DTXシンボルの挿入 120 最初のインタリービング 122 多重化フレーム当たりの区分 124 異なったQoSを有するTrCHの多重化 126 トランスポート・チャネルの柔軟位置に対する
DTXシンボルの挿入 128 物理チャネルの区分 130 2回目のインタリービング 132 物理チャネルのマッピング
フロントページの続き
(72)発明者 ダビッド・ダジェ
フランス、35310 ブレイアール・ス・
モンフォール、スクワール・ゲリック、
4、アパルトマン・9・アー
(56)参考文献 欧州特許出願公開917321(EP,A
1)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04Q 7/00 - 7/38
Claims (10)
- 【請求項1】 複合チャネルに含まれる少なくとも2つ
のトランスポート・チャネルの間でレート・マッチング
を行う方法であって、前記方法は、各々のトランスポー
ト・チャネル(i)に対する少なくとも1つのレート・
マッチング・ステップを含み、レート・マッチング比
(RFi)が、各々のトランスポート・チャネル(i)
へ適用され、前記レート・マッチング比(RFi)は、
前記トランスポート・チャネル(i)に特定されたレー
ト・マッチング・ファクタ(RM i)とスケール・ファ
クタ(LF)との積に等しく、前記スケール・ファクタ
(LF)は、前記複合チャネルの前記トランスポート・
チャネルの集合に共通であり、前記トランスポート・チ
ャネルの各々は、少なくとも1つの関連づけられた伝送
時間インターバル(TTI)で伝送され、前記伝送時間
インターバル(TTI)の各々は、前記トランスポート
・チャネルの各々(i)に特定された持続時間(Fi)
を有し、前記トランスポート・チャネルの少なくとも2
つは、異なった持続時間を有する伝送時間インターバル
(TTI)を有し、前記方法は、 − 前記複合チャネルのために、トランスポート・チャ
ネルのそれぞれの伝送時間インターバル(TTI)の持
続時間の下降順序で配列された少なくとも2つのトラン
スポート・チャネルのリストを定義し(301)、トラ
ンスポート・チャネルの前記配列リストは、少なくとも
1つの関連づけられた伝送時間インターバル(TTI)
でデータをトランスポートしていない少なくとも1つの
トランスポート・チャネルを含むことができ、 − 前記複合チャネルのために、トランスポート・チャ
ネルの前記配列リストについて少なくとも2つのいわゆ
るグローバル・インターバルを決定し(302)、前記
決定されたグローバル・インターバルは、時間的に相互
に続いており、前記決定されたグローバル・インターバ
ルの各々は、 − 伝送時間インターバル(TTI)でデータを搬送し
ている前記配列リストの第1のトランスポート・チャネ
ルに関連づけられた伝送時間インターバル(TTI)に
対応するか、又は − 前記配列リストのトランスポート・チャネルのいか
なるものもデータをトランスポートしていない場合に
は、最小の伝送時間インターバルに対応し、 − スケール・ファクタ(LF)を、各々の決定された
グローバル・インターバルへ割り当て(303)、前記
スケール・ファクタは、各々の決定されたグローバル・
インターバルの持続時間の間一定であり、少なくとも2
つの割り当てられたスケール・ファクタは、少なくとも
2つのグローバル・インターバルで異なった値(LFG
((A,0)),LFG((A,2)))を有する連続ステップを含む
ことを特徴とする方法。 - 【請求項2】 ゼロ・エネルギー寄与シンボル(DT
X)が前記複合チャネルへ挿入され、少なくとも1つの
物理チャネルの上を複合チャネルが伝送され、ゼロ・エ
ネルギー寄与シンボル(DTX)の数を最小にするた
め、前記割り当てられたスケール・ファクタの各々の値
が、次の式に従って決定され、 【数1】 − Ndataは、前記少なくとも1つの物理チャネルによ
って前記複合チャネルへ与えられる前記最大ビット・レ
ートであり、 − kは、符号化ブロック・タイプであり、 − I(k)は、タイプkの符号化ブロックを発生して
いるトランスポート・チャネルであり、 − Xkは、前記レート・マッチング・ステップの前に
タイプkの符号化ブロックを発生している前記トランス
ポート・チャネルのシンボルの数であり、 − FI(k)は、タイプkの符号化ブロックを発生してい
る前記トランスポート・チャネルの前記伝送時間インタ
ーバルの持続時間であり、 − MSB(j)は、トランスポート・フォーマット・
コンビネーションjに対する符号化ブロック・タイプの
集合であり、 − TFCSG(p)は、持続時間が、前記決定された
グローバル・インターバルの持続時間より低いか等しい
伝送時間インターバルを有するトランスポート・チャネ
ルのトランスポート・フォーマットの部分コンビネーシ
ョンと同じトランスポート・フォーマットを定義するト
ランスポート・フォーマット・コンビネーションの集合
であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 前記複合チャネルのために、前記決定さ
れたグローバル・インターバルの集合に割り当てられる
スケール・ファクタ値の数を減少するため、 − 少なくとも1つのトランスポート・チャネルのサブ
リストを定義し(501)、前記サブリストは、配列リ
ストの最初のトランスポート・チャネルから所与のトラ
ンスポート・チャネルまでの、トランスポート・チャネ
ルの集合を含み、前記サブリストは、サブリストの前記
少なくとも1つのトランスポート・チャネルの各々に関
連づけられた伝送時間インターバル(TTI)の持続時
間の下降順序で配列され、 − 前記配列リストを前記サブリストで置換する(50
1)連続ステップを含むことを特徴とする、請求項1又
は2に記載の方法。 - 【請求項4】 CDMAタイプの多元接続テクノロジを
使用する電気通信システムで実施されることを特徴とす
る、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項5】 少なくとも1つの基地局を含む無線アク
セス・ネットワークから前記電気通信システムの少なく
とも1つの移動局へ実施されることを特徴とする、請求
項4に記載の方法。 - 【請求項6】 サブリストの前記少なくとも1つのトラ
ンスポート・チャネルが、前記電気通信システムの前記
無線アクセス・ネットワークによって選択されることを
特徴とする、請求項3に依存する請求項5に記載の方
法。 - 【請求項7】 複合チャネルに含まれる少なくとも2つ
のトランスポート・チャネルの間でレート・マッチング
を行う装置であって、前記装置は、各々のトランスポー
ト・チャネル(i)に対する少なくともレート・マッチ
ング手段を含み、レート・マッチング比(RFi)が、
各々のトランスポート・チャネル(i)へ適用され、前
記レート・マッチング比(RFi)は、前記トランスポ
ート・チャネル(i)に特定されたレート・マッチング
・ファクタ(RMi)とスケール・ファクタ(LF)と
の積に等しく、前記スケール・ファクタ(LF)は、前
記複合チャネルの前記トランスポート・チャネルの集合
に共通であり、前記トランスポート・チャネルの各々
は、少なくとも1つの関連づけられた伝送時間インター
バル(TTI)で伝送され、前記伝送時間インターバル
(TTI)の各々は、前記トランスポート・チャネルの
各々(i)に特定された持続時間(Fi)を有し、前記
トランスポート・チャネルの少なくとも2つは、異なっ
た持続時間の伝送時間インターバル(TTI)を有し、
前記装置は、 − 前記複合チャネルのために、それぞれの伝送時間イ
ンターバル(TTI)の持続時間の下降順序で配列され
た少なくとも2つのトランスポート・チャネルのリスト
を定義する手段を備え、トランスポート・チャネルの前
記配列リストは、少なくとも1つの関連づけられた伝送
時間インターバル(TTI)でデータをトランスポート
していない少なくとも1つのトランスポート・チャネル
を含むことができ、 − 前記複合チャネルのために、トランスポート・チャ
ネルの前記配列リストについて少なくとも2つのいわゆ
るグローバル・インターバルを決定する手段をさらに備
え、前記決定されたグローバル・インターバルは、時間
的に相互に続いており、前記決定されたグローバル・イ
ンターバルの各々は、 − 伝送時間インターバル(TTI)でデータを搬送し
ている前記配列リストの第1のトランスポート・チャネ
ルに関連づけられた伝送時間インターバル(TTI)に
対応するか、又は − 前記配列リストのトランスポート・チャネルのいか
なるものもデータをトランスポートしていない場合に
は、最小の伝送時間インターバルに対応し、 − スケール・ファクタ(LF)を、各々の決定された
グローバル・インターバルへ割り当てる手段をさらに備
え、前記スケール・ファクタは、各々の決定されたグロ
ーバル・インターバルの持続時間の間一定であり、少な
くとも2つの割り当てられたスケール・ファクタは、少
なくとも2つのグローバル・インターバルで異なった値
(LFG((A,0)),LFG((A,2)))を有することを特徴
とする装置。 - 【請求項8】 少なくとも2つのトランスポート・チャ
ネルの伝送手段を含む電気通信システムの基地局であっ
て、請求項7に記載の装置を含むことを特徴とする基地
局。 - 【請求項9】 複合チャネルに含まれる少なくとも2つ
のトランスポート・チャネルの間で逆レート・マッチン
グを行う装置であって、前記装置は、各々のトランスポ
ート・チャネル(i)に対する少なくとも逆レート・マ
ッチング手段を含み、レート・マッチング比(RFi)
が、各々のトランスポート・チャネル(i)へ適用さ
れ、前記レート・マッチング比(RFi)は、前記トラ
ンスポート・チャネル(i)に特定されたレート・マッ
チング・ファクタ(RMi)とスケール・ファクタ(L
F)との積に等しく、前記スケール・ファクタ(LF)
は、前記複合チャネルの前記トランスポート・チャネル
の集合に共通であり、前記トランスポート・チャネルの
各々は、少なくとも1つの関連づけられた伝送時間イン
ターバル(TTI)で伝送され、前記伝送時間インター
バル(TTI)の各々は、前記トランスポート・チャネ
ルの各々(i)に特定された持続時間(Fi)を有し、
前記トランスポート・チャネルの少なくとも2つは、異
なった持続時間の伝送時間インターバル(TTI)を有
し、前記装置は、 − 前記複合チャネルのために、それぞれの伝送時間イ
ンターバル(TTI)の持続時間の下降順序で配列され
た少なくとも2つのトランスポート・チャネルのリスト
を定義する手段を備え、トランスポート・チャネルの前
記配列リストは、少なくとも1つの関連づけられた伝送
時間インターバル(TTI)でデータをトランスポート
していない少なくとも1つのトランスポート・チャネル
を含むことができ、 − 前記複合チャネルのために、トランスポート・チャ
ネルの前記配列リストについて少なくとも2つのいわゆ
るグローバル・インターバルを決定する手段をさらに備
え、前記決定されたグローバル・インターバルは、時間
的に相互に続いており、前記決定されたグローバル・イ
ンターバルの各々は、 − 伝送時間インターバル(TTI)でデータを搬送し
ている前記配列リストの第1のトランスポート・チャネ
ルに関連づけられた伝送時間インターバル(TTI)に
対応するか、又は − 前記配列リストのトランスポート・チャネルのいか
なるものもデータをトランスポートしていない場合に
は、最小の伝送時間インターバルに対応し、 − スケール・ファクタ(LF)を、各々の決定された
グローバル・インターバルへ割り当てる手段をさらに備
え、前記スケール・ファクタ(LF)は、各々の決定さ
れたグローバル・インターバルの持続時間の間一定であ
り、少なくとも2つの割り当てられたスケール・ファク
タ(LF)は、少なくとも2つのグローバル・インター
バルで異なった値(LFG((A,0)),LFG((A,2)))を
有することを特徴とする装置。 - 【請求項10】 少なくとも2つのトランスポート・チ
ャネルの受け取り手段を含む電気通信システムの移動局
であって、請求項9に記載の装置を含むことを特徴とす
る移動局。
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