JP3428430B2 - ケーシングカッタおよびケーシングカッタ用ビット - Google Patents
ケーシングカッタおよびケーシングカッタ用ビットInfo
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- JP3428430B2 JP3428430B2 JP11966798A JP11966798A JP3428430B2 JP 3428430 B2 JP3428430 B2 JP 3428430B2 JP 11966798 A JP11966798 A JP 11966798A JP 11966798 A JP11966798 A JP 11966798A JP 3428430 B2 JP3428430 B2 JP 3428430B2
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Landscapes
- Earth Drilling (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンカー工事、各
種削井工事、基礎杭工事などの土木工事に用いられるケ
ーシングカッタおよびケーシングカッタ用ビット(以
下、ビットと称する。)に関するものである。
種削井工事、基礎杭工事などの土木工事に用いられるケ
ーシングカッタおよびケーシングカッタ用ビット(以
下、ビットと称する。)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7および図8は、従来のこの種のケー
シングカッタ1の一例を示すものであり、このケーシン
グカッタ1は、鋼管等の円筒状のケーシングパイプ2の
先端に「コ」字状に凹む複数の凹部3…が周方向に間隔
をあけて形成され、これらの凹部3…に嵌装されて接合
されたホルダ4にビット5が取付ボルト6によって取り
付けられた構成とされている。ここで、このビット5
は、鋼製のビット本体7の先端部に超硬合金等の硬質材
料よりなるチップ8が接合されて突設されるとともに、
後端側には一対の平行板状をなす取付部9,9が形成さ
れた構成とされている。
シングカッタ1の一例を示すものであり、このケーシン
グカッタ1は、鋼管等の円筒状のケーシングパイプ2の
先端に「コ」字状に凹む複数の凹部3…が周方向に間隔
をあけて形成され、これらの凹部3…に嵌装されて接合
されたホルダ4にビット5が取付ボルト6によって取り
付けられた構成とされている。ここで、このビット5
は、鋼製のビット本体7の先端部に超硬合金等の硬質材
料よりなるチップ8が接合されて突設されるとともに、
後端側には一対の平行板状をなす取付部9,9が形成さ
れた構成とされている。
【0003】一方、上記ホルダ4には、これらの取付部
9,9を収容可能な一対の凹部4A,4Aがケーシング
パイプ2の内周側と外周側とをそれぞれ向くように形成
されていて、これらの凹部4A,4Aに取付部9,9を
嵌装した上で上記取付ボルト6をケーシングパイプ2の
径方向にねじ込むことにより、ビット5はそのチップ8
を先端に突出させてケーシングパイプ2に固定される。
しかるに、このようなケーシングカッタ1は、図9に示
すように掘削機10の先端に取り付けられて回転されつ
つガイドパイプ10Aに沿って掘削機10ごと前進させ
られ、上記チップ8によって地盤Aを掘削しながら該地
盤A内に建て込まれて行く。
9,9を収容可能な一対の凹部4A,4Aがケーシング
パイプ2の内周側と外周側とをそれぞれ向くように形成
されていて、これらの凹部4A,4Aに取付部9,9を
嵌装した上で上記取付ボルト6をケーシングパイプ2の
径方向にねじ込むことにより、ビット5はそのチップ8
を先端に突出させてケーシングパイプ2に固定される。
しかるに、このようなケーシングカッタ1は、図9に示
すように掘削機10の先端に取り付けられて回転されつ
つガイドパイプ10Aに沿って掘削機10ごと前進させ
られ、上記チップ8によって地盤Aを掘削しながら該地
盤A内に建て込まれて行く。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この掘削す
べき地盤A内に、例えば硬岩層が展開していたり鉄筋を
含むような建築材が埋没していたりして、部分的に硬質
な層が存在していると、チップ8に著しい摩耗が生じて
掘削効率が損なわれてしまうため、かかる地盤Aを掘削
する場合には、チップ8として硬度が高く耐摩耗性に優
れた材質を選択しなければならない。しかしながら、超
硬合金等の硬質材料においては、一般に硬度の高いもの
は耐摩耗性に優れる反面、靱性に乏しく、すなわち脆
く、掘削時に過大な衝撃的負荷が作用するとチップ8に
欠損や割れを生じてその後の掘削に支障を来してしまう
という問題がある。このため、上述のような地盤Aを掘
削するケーシングカッタ1においては、そのビット5の
チップ8の材質を的確に選定することがきわめて困難と
されていた。
べき地盤A内に、例えば硬岩層が展開していたり鉄筋を
含むような建築材が埋没していたりして、部分的に硬質
な層が存在していると、チップ8に著しい摩耗が生じて
掘削効率が損なわれてしまうため、かかる地盤Aを掘削
する場合には、チップ8として硬度が高く耐摩耗性に優
れた材質を選択しなければならない。しかしながら、超
硬合金等の硬質材料においては、一般に硬度の高いもの
は耐摩耗性に優れる反面、靱性に乏しく、すなわち脆
く、掘削時に過大な衝撃的負荷が作用するとチップ8に
欠損や割れを生じてその後の掘削に支障を来してしまう
という問題がある。このため、上述のような地盤Aを掘
削するケーシングカッタ1においては、そのビット5の
チップ8の材質を的確に選定することがきわめて困難と
されていた。
【0005】本発明は、このような背景の下になされた
ものであって、上述のような硬質層が存在する地盤に対
しても、すべてのチップに著しい摩耗が生じたり、ある
いは欠損や割れが生じたりするのを防いで、円滑かつ効
率的な掘削を促すことが可能なケーシングカッタおよび
ビットを提供することを目的としている。
ものであって、上述のような硬質層が存在する地盤に対
しても、すべてのチップに著しい摩耗が生じたり、ある
いは欠損や割れが生じたりするのを防いで、円滑かつ効
率的な掘削を促すことが可能なケーシングカッタおよび
ビットを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して、こ
のような目的を達成するために、まず本発明のケーシン
グカッタ用ビットは、円筒状のケーシングパイプの先端
に取り付けられるケーシングカッタ用ビットであって、
上記ケーシングパイプに取り付けられるビット本体の先
端部に複数のチップが突設されており、これらのチップ
のうち一部のチップは、他のチップよりも高い硬度とさ
れていることを特徴とする。従って、このようなケーシ
ングカッタ用ビットによれば、地盤内に上述のような硬
質層が存在していても、先端部に突設された複数のチッ
プのうち硬度の高い上記一部のチップによってかかる硬
質層を確実に掘削することができる一方、上記他のチッ
プには上記一部のチップよりも高い靱性を与えることが
できるので、衝撃的負荷が作用しても欠損や割れを生じ
ることはなく、従って当該ケーシングカッタ用ビットに
よる掘削を続行することが可能となる。
のような目的を達成するために、まず本発明のケーシン
グカッタ用ビットは、円筒状のケーシングパイプの先端
に取り付けられるケーシングカッタ用ビットであって、
上記ケーシングパイプに取り付けられるビット本体の先
端部に複数のチップが突設されており、これらのチップ
のうち一部のチップは、他のチップよりも高い硬度とさ
れていることを特徴とする。従って、このようなケーシ
ングカッタ用ビットによれば、地盤内に上述のような硬
質層が存在していても、先端部に突設された複数のチッ
プのうち硬度の高い上記一部のチップによってかかる硬
質層を確実に掘削することができる一方、上記他のチッ
プには上記一部のチップよりも高い靱性を与えることが
できるので、衝撃的負荷が作用しても欠損や割れを生じ
ることはなく、従って当該ケーシングカッタ用ビットに
よる掘削を続行することが可能となる。
【0007】ここで、このビットにおいて上記一部のチ
ップを上記ビット本体先端側への突出量が上記他のチッ
プと異なる大きさとなるようにするなどして、上記ケー
シングカッタにおいて上記一部のチップを上記ケーシン
グパイプの先端側への突出量が上記他のチップと異なる
大きさとした場合、例えば上記一部のチップの突出量が
他のチップよりも大きくなるようにしたときには、硬度
の高い上記一部のチップが他のチップよりも先行して掘
削が行われることになるので、硬度の低い上記他のチッ
プの摩耗をより確実に抑えることができる。また、これ
とは逆に上記一部のチップの突出量を他のチップよりも
小さくしたときには、この他のチップが先行して掘削が
行われるので、上記一部のチップに負荷が衝撃的に作用
するのを防いで欠損や割れを一層確実に防止することが
できる。
ップを上記ビット本体先端側への突出量が上記他のチッ
プと異なる大きさとなるようにするなどして、上記ケー
シングカッタにおいて上記一部のチップを上記ケーシン
グパイプの先端側への突出量が上記他のチップと異なる
大きさとした場合、例えば上記一部のチップの突出量が
他のチップよりも大きくなるようにしたときには、硬度
の高い上記一部のチップが他のチップよりも先行して掘
削が行われることになるので、硬度の低い上記他のチッ
プの摩耗をより確実に抑えることができる。また、これ
とは逆に上記一部のチップの突出量を他のチップよりも
小さくしたときには、この他のチップが先行して掘削が
行われるので、上記一部のチップに負荷が衝撃的に作用
するのを防いで欠損や割れを一層確実に防止することが
できる。
【0008】また、本発明のケーシングカッタは、この
ようなケーシングカッタ用ビットが、ケーシングパイプ
先端に周方向に間隔を置いて複数取り付けられることに
より構成されていることを特徴とする。従って、かかる
ビットを、その複数のチップがケーシングパイプの周方
向に沿うように該ケーシングパイプに取り付けることに
より、上述した本発明のケーシングカッタを容易に構成
することが可能となり、硬質層が存在する地盤に対して
も円滑かつ効率的な掘削を行うことができる。
ようなケーシングカッタ用ビットが、ケーシングパイプ
先端に周方向に間隔を置いて複数取り付けられることに
より構成されていることを特徴とする。従って、かかる
ビットを、その複数のチップがケーシングパイプの周方
向に沿うように該ケーシングパイプに取り付けることに
より、上述した本発明のケーシングカッタを容易に構成
することが可能となり、硬質層が存在する地盤に対して
も円滑かつ効率的な掘削を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1ないし図4は、本発明のビッ
トの一実施形態を示すものである。本実施形態のビット
11は、鋼材等からなる板状のビット本体12の先端部
に一対の凹部13,14が形成され、これらの凹部1
3,14にチップ15,16がろう付けなどによってそ
れぞれ接合された構成とされている。ここで、上記凹部
13,14は、ビット本体12の一の側面に対向する方
向から見て図1に示すように、それぞれビット本体12
の先端に開口する「コ」字状に形成されるとともに、ビ
ット本体12の先端から後端側に向かうに従い、ケーシ
ングカッタに装着した際の回転方向R側となる該ビット
本体12の幅方向(図1において左右方向)の一方側
(図1において左側)から他方側に向かうように、互い
に平行に傾斜して形成されており、さらに本実施形態で
は上記回転方向R側の凹部13よりも回転方向Rの後方
側の凹部14の方がビット本体12の後端側に僅かに深
く形成されている。
トの一実施形態を示すものである。本実施形態のビット
11は、鋼材等からなる板状のビット本体12の先端部
に一対の凹部13,14が形成され、これらの凹部1
3,14にチップ15,16がろう付けなどによってそ
れぞれ接合された構成とされている。ここで、上記凹部
13,14は、ビット本体12の一の側面に対向する方
向から見て図1に示すように、それぞれビット本体12
の先端に開口する「コ」字状に形成されるとともに、ビ
ット本体12の先端から後端側に向かうに従い、ケーシ
ングカッタに装着した際の回転方向R側となる該ビット
本体12の幅方向(図1において左右方向)の一方側
(図1において左側)から他方側に向かうように、互い
に平行に傾斜して形成されており、さらに本実施形態で
は上記回転方向R側の凹部13よりも回転方向Rの後方
側の凹部14の方がビット本体12の後端側に僅かに深
く形成されている。
【0010】また、このビット本体12の後端側には、
該ビット本体12の厚さ方向(図2における左右方向)
に対向するように一対の方形平板状の取付部17,17
が互いに平行に形成されており、これらの取付部17,
17の幅方向中央には、当該ビット本体12をケーシン
グカッタのケーシングパイプに取り付けるための取付ボ
ルトが装着される取付穴18,18が、該取付部17,
17を上記厚さ方向に貫通するように形成されている。
なお、これらの取付穴18,18のうち、一方の取付部
(図2において左側の取付部)17に形成される取付穴
18の内周には、上記取付ボルトがねじ込まれる雌ねじ
部が形成されている。また、ビット本体12の先端部の
表面には、図1ないし図4に斜線(ハッチング)で示す
ように上記凹部13,14の周辺部分に硬化肉盛り19
が施されている。
該ビット本体12の厚さ方向(図2における左右方向)
に対向するように一対の方形平板状の取付部17,17
が互いに平行に形成されており、これらの取付部17,
17の幅方向中央には、当該ビット本体12をケーシン
グカッタのケーシングパイプに取り付けるための取付ボ
ルトが装着される取付穴18,18が、該取付部17,
17を上記厚さ方向に貫通するように形成されている。
なお、これらの取付穴18,18のうち、一方の取付部
(図2において左側の取付部)17に形成される取付穴
18の内周には、上記取付ボルトがねじ込まれる雌ねじ
部が形成されている。また、ビット本体12の先端部の
表面には、図1ないし図4に斜線(ハッチング)で示す
ように上記凹部13,14の周辺部分に硬化肉盛り19
が施されている。
【0011】一方、上記チップ15,16は、超硬合金
等の硬質材料から本実施形態では互いに同形同大に形成
されてなるものであって、その後端部は上記凹部13,
14に嵌合可能な四角柱状に形成されるとともに先端部
は偏四角錐状に形成されており、この先端部の向きを同
じくして後端部が凹部13,14に嵌装された上で上述
のように接合されることにより、この先端部をビット本
体12の先端側に突出させて該ビット本体12に固定さ
れている。そして、本実施形態では、これらのチップ1
5,16のうち上記回転方向R側の凹部13に取り付け
られるチップ15は、回転方向Rの後方側の凹部14に
取り付けられるチップ16よりも硬度の高いものとされ
ており、具体的には、上記チップ15はJIS M 39
16の鉱山工具による硬度に基づくE5の硬度とされて
いるのに対し、上記チップ16は同じくJIS M 39
16によるE3の硬度とされている。
等の硬質材料から本実施形態では互いに同形同大に形成
されてなるものであって、その後端部は上記凹部13,
14に嵌合可能な四角柱状に形成されるとともに先端部
は偏四角錐状に形成されており、この先端部の向きを同
じくして後端部が凹部13,14に嵌装された上で上述
のように接合されることにより、この先端部をビット本
体12の先端側に突出させて該ビット本体12に固定さ
れている。そして、本実施形態では、これらのチップ1
5,16のうち上記回転方向R側の凹部13に取り付け
られるチップ15は、回転方向Rの後方側の凹部14に
取り付けられるチップ16よりも硬度の高いものとされ
ており、具体的には、上記チップ15はJIS M 39
16の鉱山工具による硬度に基づくE5の硬度とされて
いるのに対し、上記チップ16は同じくJIS M 39
16によるE3の硬度とされている。
【0012】さらに本実施形態では、上述のようにビッ
ト本体12の上記回転方向R側の凹部13よりも回転方
向Rの後方側の凹部14の方がビット本体12の後端側
に深く形成されているのに伴い、同形同大のチップ1
5,16は、回転方向R側の凹部13に取り付けられる
硬度の高いチップ15の先端側への突出量が、回転方向
Rの後方側の凹部14に取り付けられる硬度の低いチッ
プ16よりも大きくされることとなり、すなわちチップ
15の先端がチップ16の先端よりもビット本体12の
先端側に僅かに突出するように配置されている。
ト本体12の上記回転方向R側の凹部13よりも回転方
向Rの後方側の凹部14の方がビット本体12の後端側
に深く形成されているのに伴い、同形同大のチップ1
5,16は、回転方向R側の凹部13に取り付けられる
硬度の高いチップ15の先端側への突出量が、回転方向
Rの後方側の凹部14に取り付けられる硬度の低いチッ
プ16よりも大きくされることとなり、すなわちチップ
15の先端がチップ16の先端よりもビット本体12の
先端側に僅かに突出するように配置されている。
【0013】このように構成されたビット11は、図8
に示した従来のビット5と同様にケーシングカッタの円
筒状のケーシングパイプの先端に取り付けられたホルダ
の凹部に上記取付部17,17を嵌合させて上記取付穴
18,18に挿通された取付ボルトをねじ込むことによ
り、上記チップ15,16を上記ケーシングパイプの先
端側に突出させるとともにこれらチップ15,16がケ
ーシングパイプの周方向に沿って並ぶように、該ケーシ
ングパイプの先端に取り付けられる。そして、このよう
な上記ビット11を、上記ケーシングパイプ先端に周方
向に間隔を置いて複数取り付けることにより、本発明の
一実施形態のケーシングカッタが構成される。
に示した従来のビット5と同様にケーシングカッタの円
筒状のケーシングパイプの先端に取り付けられたホルダ
の凹部に上記取付部17,17を嵌合させて上記取付穴
18,18に挿通された取付ボルトをねじ込むことによ
り、上記チップ15,16を上記ケーシングパイプの先
端側に突出させるとともにこれらチップ15,16がケ
ーシングパイプの周方向に沿って並ぶように、該ケーシ
ングパイプの先端に取り付けられる。そして、このよう
な上記ビット11を、上記ケーシングパイプ先端に周方
向に間隔を置いて複数取り付けることにより、本発明の
一実施形態のケーシングカッタが構成される。
【0014】しかるに、このようにして構成されたケー
シングカッタにおいては、ケーシングパイプの先端に取
り付けられた複数のビット11…の一方のチップ15が
他方のチップ16よりも高い硬度とされており、従って
上記ケーシングパイプの先端には、硬度の高いチップ1
5…とこれに比べて硬度の低いチップ16…とが周方向
に交互に交互に配置されることとなる。このため、上記
構成のケーシングカッタによれば、掘削すべき地盤に上
述したような硬質層が含まれている場合であっても、硬
度の高いチップ15…によってかかる硬質層を確実かつ
効率的に掘削することが可能となり、この硬質層による
硬度の低いチップ16…の摩耗を抑えることができる。
その一方で、硬度の低いチップ16…には硬度の高いチ
ップ15に比べて高い靱性が与えられることになるの
で、衝撃的負荷が作用しても欠損や割れによって直ぐに
掘削不能になるようなことはなく、硬質層を抜けた後の
掘削を何等支障なく続行することが可能である。
シングカッタにおいては、ケーシングパイプの先端に取
り付けられた複数のビット11…の一方のチップ15が
他方のチップ16よりも高い硬度とされており、従って
上記ケーシングパイプの先端には、硬度の高いチップ1
5…とこれに比べて硬度の低いチップ16…とが周方向
に交互に交互に配置されることとなる。このため、上記
構成のケーシングカッタによれば、掘削すべき地盤に上
述したような硬質層が含まれている場合であっても、硬
度の高いチップ15…によってかかる硬質層を確実かつ
効率的に掘削することが可能となり、この硬質層による
硬度の低いチップ16…の摩耗を抑えることができる。
その一方で、硬度の低いチップ16…には硬度の高いチ
ップ15に比べて高い靱性が与えられることになるの
で、衝撃的負荷が作用しても欠損や割れによって直ぐに
掘削不能になるようなことはなく、硬質層を抜けた後の
掘削を何等支障なく続行することが可能である。
【0015】従って、上記実施形態のビット11…を取
り付けた本実施形態のケーシングカッタによれば、たと
え硬質層を含む地盤に対しても、円滑かつ効率的な掘削
を図ることができてかかる地盤にケーシングパイプを確
実に建て込むことが可能となる。また、上記実施形態の
ビット11においては、一つのビット本体12に一対の
チップ15,16が取り付けられており、これらのチッ
プ15,16のうち一方のチップ15が、他方のチップ
16よりも硬度が高くされているので、かかるビット1
1をケーシングパイプに取り付けることにより、上述の
ような効果を奏するケーシングカッタを容易に構成する
ことが可能となる。
り付けた本実施形態のケーシングカッタによれば、たと
え硬質層を含む地盤に対しても、円滑かつ効率的な掘削
を図ることができてかかる地盤にケーシングパイプを確
実に建て込むことが可能となる。また、上記実施形態の
ビット11においては、一つのビット本体12に一対の
チップ15,16が取り付けられており、これらのチッ
プ15,16のうち一方のチップ15が、他方のチップ
16よりも硬度が高くされているので、かかるビット1
1をケーシングパイプに取り付けることにより、上述の
ような効果を奏するケーシングカッタを容易に構成する
ことが可能となる。
【0016】また、上記実施形態のビット11では、上
記硬度の高いチップ15のビット本体12先端側への突
出量が、硬度の低いチップ16よりも大きくされてお
り、従って上記実施形態のケーシングカッタにおいて
も、チップ15…のケーシングパイプ先端側への突出量
がチップ16…よりも大きくされることとなる。従っ
て、このような構成を採ることにより、本実施形態のケ
ーシングカッタでは、硬度の高いチップ15…が硬度の
低いチップ16…よりも先行して掘削が行われることと
なるため、特に上述のような硬質層を掘削する際のチッ
プ16の摩耗を一層確実に抑えることが可能となる。
記硬度の高いチップ15のビット本体12先端側への突
出量が、硬度の低いチップ16よりも大きくされてお
り、従って上記実施形態のケーシングカッタにおいて
も、チップ15…のケーシングパイプ先端側への突出量
がチップ16…よりも大きくされることとなる。従っ
て、このような構成を採ることにより、本実施形態のケ
ーシングカッタでは、硬度の高いチップ15…が硬度の
低いチップ16…よりも先行して掘削が行われることと
なるため、特に上述のような硬質層を掘削する際のチッ
プ16の摩耗を一層確実に抑えることが可能となる。
【0017】なお、本実施形態のケーシングカッタおよ
びビット11においては、このように硬度の高いチップ
15を硬度の低いチップ16よりも先端側に突出するよ
うにしているが、これとは逆に、例えば上記凹部13を
凹部14よりも深く形成するなどして、硬度の高いチッ
プ15が硬度の低いチップ16に対してビット本体12
の後端側(ケーシングパイプの後端側)に後退するよう
に配置した場合には、硬度が高いために脆いチップ15
を上記チップ16に後続させるようにして掘削を行なう
ことができる。このため、このように構成したビットお
よび該ビットを装着したケーシングカッタでは、この硬
度が高いチップ15に負荷が衝撃的に作用するのを避け
ることができ、かかる衝撃的負荷によってチップ15に
欠損や割れが生じるのを防ぐことが可能となる。ただ
し、このようにチップ15,16の突出量を変えること
なく、両チップ15…,16…が先端側に等しい突出量
となるように配置しても、勿論構わない。
びビット11においては、このように硬度の高いチップ
15を硬度の低いチップ16よりも先端側に突出するよ
うにしているが、これとは逆に、例えば上記凹部13を
凹部14よりも深く形成するなどして、硬度の高いチッ
プ15が硬度の低いチップ16に対してビット本体12
の後端側(ケーシングパイプの後端側)に後退するよう
に配置した場合には、硬度が高いために脆いチップ15
を上記チップ16に後続させるようにして掘削を行なう
ことができる。このため、このように構成したビットお
よび該ビットを装着したケーシングカッタでは、この硬
度が高いチップ15に負荷が衝撃的に作用するのを避け
ることができ、かかる衝撃的負荷によってチップ15に
欠損や割れが生じるのを防ぐことが可能となる。ただ
し、このようにチップ15,16の突出量を変えること
なく、両チップ15…,16…が先端側に等しい突出量
となるように配置しても、勿論構わない。
【0018】また、上記実施形態のビット11では、硬
度の高いチップ15を硬度の低いチップ16に対し、当
該ビット11をケーシングカッタに取り付けた場合の該
ケーシングカッタの回転方向R側に配置しているが、こ
れとは逆に、硬度の高いチップ15を硬度の低いチップ
16の回転方向Rの後方側に配置するようにしてもよ
い。この場合、上記凹部13,14の深さが上記実施形
態のビット11と同じであれば、上述のように硬度の高
いチップ15が硬度の低いチップ16に対してビット本
体12の後端側に後退するように配置されることとな
る。また、これとは逆に、凹部13を凹部14よりも深
く形成するなどして、硬度の高いチップ15が硬度の低
いチップ16に対して、回転方向Rの後方側に、先端側
に大きく突出するように配置されるようにしてもよい。
さらに、一つのビットに3つ以上のチップを取り付け
て、これらのチップの一部あるいはすべてを他のチップ
と異なる硬度や突出量とするようにしてもよい。
度の高いチップ15を硬度の低いチップ16に対し、当
該ビット11をケーシングカッタに取り付けた場合の該
ケーシングカッタの回転方向R側に配置しているが、こ
れとは逆に、硬度の高いチップ15を硬度の低いチップ
16の回転方向Rの後方側に配置するようにしてもよ
い。この場合、上記凹部13,14の深さが上記実施形
態のビット11と同じであれば、上述のように硬度の高
いチップ15が硬度の低いチップ16に対してビット本
体12の後端側に後退するように配置されることとな
る。また、これとは逆に、凹部13を凹部14よりも深
く形成するなどして、硬度の高いチップ15が硬度の低
いチップ16に対して、回転方向Rの後方側に、先端側
に大きく突出するように配置されるようにしてもよい。
さらに、一つのビットに3つ以上のチップを取り付け
て、これらのチップの一部あるいはすべてを他のチップ
と異なる硬度や突出量とするようにしてもよい。
【0019】一方、上記実施形態のケーシングカッタで
は、硬度の異なる複数のチップ15,16を備えたビッ
ト11をケーシングパイプの先端に取り付けることによ
り、その一部のチップ15…を他のチップ16…よりも
硬度の高いものとしているが、本発明のケーシングカッ
タにおいては、例えば図5および図6に示す本発明の他
の実施形態のケーシングカッタ21のように、ケーシン
グパイプ22の先端にホルダ23を介して取り付けられ
る複数のビット24…を、図7および図8に示したケー
シングカッタ1と同様に、それぞれ一つのビット本体2
5に一つのチップ26が取り付けられた構成とし、これ
らのビット24…の間で、一部のビット24…のチップ
26を他のビット24…のチップ26よりも硬度の高い
ものとするようにしてもよい。しかるに、このようなケ
ーシングカッタ21においても、上記実施形態と同様の
効果を得ることができる。また、このケーシングカッタ
21においても、ビット24…の間でビット本体25の
先端側へのチップ26の突出量を変えるなどして、チッ
プ26のケーシングパイプ22先端側への突出量を異な
るものとするようにしてもよい。
は、硬度の異なる複数のチップ15,16を備えたビッ
ト11をケーシングパイプの先端に取り付けることによ
り、その一部のチップ15…を他のチップ16…よりも
硬度の高いものとしているが、本発明のケーシングカッ
タにおいては、例えば図5および図6に示す本発明の他
の実施形態のケーシングカッタ21のように、ケーシン
グパイプ22の先端にホルダ23を介して取り付けられ
る複数のビット24…を、図7および図8に示したケー
シングカッタ1と同様に、それぞれ一つのビット本体2
5に一つのチップ26が取り付けられた構成とし、これ
らのビット24…の間で、一部のビット24…のチップ
26を他のビット24…のチップ26よりも硬度の高い
ものとするようにしてもよい。しかるに、このようなケ
ーシングカッタ21においても、上記実施形態と同様の
効果を得ることができる。また、このケーシングカッタ
21においても、ビット24…の間でビット本体25の
先端側へのチップ26の突出量を変えるなどして、チッ
プ26のケーシングパイプ22先端側への突出量を異な
るものとするようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のケーシン
グカッタによれば、ケーシングパイプ先端に取り付けら
れる複数のビットのチップのうち、一部のチップが他の
チップよりも高い硬度とされているので、硬質層を含む
地盤を掘削するような場合においても、硬度の低い上記
他のチップに著しい摩耗が生じたり、硬度の高い上記一
部のチップに欠損や割れが生じたりするのを防ぐことが
でき、これにより円滑かつ効率的な掘削を行うことが可
能となる。また、本発明のビットによれば、このような
効果を奏するケーシングカッタを、容易に構成すること
が可能となる。
グカッタによれば、ケーシングパイプ先端に取り付けら
れる複数のビットのチップのうち、一部のチップが他の
チップよりも高い硬度とされているので、硬質層を含む
地盤を掘削するような場合においても、硬度の低い上記
他のチップに著しい摩耗が生じたり、硬度の高い上記一
部のチップに欠損や割れが生じたりするのを防ぐことが
でき、これにより円滑かつ効率的な掘削を行うことが可
能となる。また、本発明のビットによれば、このような
効果を奏するケーシングカッタを、容易に構成すること
が可能となる。
【図1】 本発明のケーシングカッタ用ビットの一実施
形態を示す側面図である。
形態を示す側面図である。
【図2】 図1に示す実施形態の回転方向R側からの正
面図である。
面図である。
【図3】 図1における矢線X方向視の正面図である。
【図4】 図1における矢線Y方向視の平面図である。
【図5】 本発明のケーシングカッタの他の実施形態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図6】 図5に示す実施形態を先端側から見た図であ
る。
る。
【図7】 従来のケーシングカッタを示す斜視図であ
る。
る。
【図8】 図7に示すケーシングカッタのケーシングカ
ッタ用ビット5の取付構造を示す図である。
ッタ用ビット5の取付構造を示す図である。
【図9】 ケーシングカッタによる掘削状態を示す図で
ある。
ある。
11,24 ケーシングカッタ用ビット
12,25 ビット本体
13,14 凹部
15,16,26 チップ
21 ケーシングカッタ
22 ケーシングパイプ
R ケーシングカッタの回転方向
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 高木 一弘
岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田
1528番地 三菱マテリアル株式会社 岐
阜製作所内
(56)参考文献 特開 平9−279973(JP,A)
特開 平4−166596(JP,A)
実開 平3−84110(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E21B 10/48
Claims (3)
- 【請求項1】 円筒状のケーシングパイプの先端に取り
付けられるケーシングカッタ用ビットであって、上記ケ
ーシングパイプに取り付けられるビット本体の先端部に
複数のチップが突設されており、これらのチップのうち
一部のチップは、他のチップよりも高い硬度とされてい
ることを特徴とするケーシングカッタ用ビット。 - 【請求項2】 上記一部のチップは、上記ビット本体先
端側への突出量が上記他のチップと異なる大きさとされ
ていることを特徴とする請求項1に記載のケーシングカ
ッタ用ビット。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のケーシ
ングカッタ用ビットが、ケーシングパイプ先端に周方向
に間隔を置いて複数取り付けられることにより構成され
ていることを特徴とするケーシングカッタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11966798A JP3428430B2 (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | ケーシングカッタおよびケーシングカッタ用ビット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11966798A JP3428430B2 (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | ケーシングカッタおよびケーシングカッタ用ビット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11311082A JPH11311082A (ja) | 1999-11-09 |
JP3428430B2 true JP3428430B2 (ja) | 2003-07-22 |
Family
ID=14767088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11966798A Expired - Fee Related JP3428430B2 (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | ケーシングカッタおよびケーシングカッタ用ビット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3428430B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4485705B2 (ja) * | 2001-04-20 | 2010-06-23 | 株式会社タンガロイ | 掘削用ビット及びケーシングカッタ |
JP4485706B2 (ja) * | 2001-04-24 | 2010-06-23 | 株式会社タンガロイ | 両方向掘削ビット及びケーシングカッタ |
JP4514359B2 (ja) * | 2001-04-26 | 2010-07-28 | 株式会社タンガロイ | 掘削用ビット |
JP5205005B2 (ja) * | 2007-08-01 | 2013-06-05 | 三菱マテリアル株式会社 | 掘削工具および掘削ビット |
JP2012241459A (ja) * | 2011-05-23 | 2012-12-10 | Mitsubishi Heavy Industries Mechatronics Systems Ltd | 一方向掘削用カッタビット |
JP2017193933A (ja) * | 2016-04-18 | 2017-10-26 | 敏司 斉藤 | 鉄道地盤、法面、擁壁の改良補強工事用コアドリル |
JP6472150B1 (ja) * | 2018-06-26 | 2019-02-20 | 金属工具株式会社 | カッタービット |
JP7181661B1 (ja) * | 2022-09-12 | 2022-12-01 | 金属工具株式会社 | ツインビット |
-
1998
- 1998-04-28 JP JP11966798A patent/JP3428430B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11311082A (ja) | 1999-11-09 |
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