JP3419829B2 - シャッタ機構 - Google Patents
シャッタ機構Info
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- JP3419829B2 JP3419829B2 JP16721393A JP16721393A JP3419829B2 JP 3419829 B2 JP3419829 B2 JP 3419829B2 JP 16721393 A JP16721393 A JP 16721393A JP 16721393 A JP16721393 A JP 16721393A JP 3419829 B2 JP3419829 B2 JP 3419829B2
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- frame
- blade
- lens group
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- Shutters For Cameras (AREA)
Description
は、絞り羽根を兼ねるシャッタ羽根を有するシャッタ機
構に関する。
るカメラにおいて、該シャッタ羽根が絞り開放位置へ移
動した際に、シャッタ羽根自身、もしくはシャッタ羽根
駆動部材を係止部材に当接することで、停止させるよう
にしている。このとき、シャッタ羽根がバウンドして開
口波形が乱れ、露光量が安定しないとか、ストロボ撮影
の際に露出アンダーとなったりする。これらの不具合を
解消するために、特開昭50−86344号に開示され
ているように、シャッタ羽根の背部等にバウンド吸収部
材を設ける技術手段が知られている。
術手段では、シャッタ羽根を上記開放位置の方向に付勢
しているバネによってのみ駆動しようとする場合、該バ
ネの付勢量は極めて小さいため、弾性部材で該シャッタ
羽根自身にブレーキをかけてバウンドを防止しようとす
る場合に、該弾性部材がシャッタ羽根に接触する接触力
量は小さく、かつ安定している必要がある。このとき、
制動力が大きすぎれば、シャッタ羽根が開放位置まで移
動できず途中で停止してしまい、やはり露出アンダーと
なってしまう。このように、従来の技術手段では上記力
量を安定させることができない。
のであり、シャッタ羽根のバウンドを防止して、正確な
露光の得られるシャッタ機構を提供することを目的とす
る。
めに本発明による第1のシャッタ機構は、撮影光路を遮
光する閉位置から、光軸の外方に退避して撮影光の通過
を許可する開位置に移動可能に駆動される、絞り羽根を
兼用したシャッタ羽根と、このシャッタ羽根の前方もし
くは後方に配置され、平面部と、上記シャッタ羽根の開
位置への移動動作の終端近傍において該シャッタ羽根に
弾性的に接触するように上記平面部に対して先端部が折
曲された腕部とを有する制動部材と、この制動部材の上
記平面部から上記腕部の先端までの高さを規制する規制
部材と、を具備することを特徴とする。また、上記の目
的を達成するために本発明による第2のシャッタ機構
は、羽根押え部材の間に移動自在に挟設されて、撮影光
路を遮光する閉位置から、光軸の外方に退避して撮影光
の通過を許可する開位置に移動可能に駆動される、絞り
羽根を兼用したシャッタ羽根と、上記シャッタ羽根の前
方もしくは後方に配置され、上記シャッタ羽根の開位置
への移動動作の終端近傍において該シャッタ羽根に弾性
的に接触するように上記羽根押え部材の間のシャッタ羽
根移動軌跡内に侵入した弾性腕部を有する制動部材と、
上記羽根押え部材に設けられ、上記制動部材の弾性腕部
に当接して該弾性腕部を一定位置に規制する規制部と、
を具備することを特徴とする。
する。
構が適用されるズームレンズ鏡筒の構成を示す中央断面
図であり、また、図2ないし図5は、該ズームレンズ鏡
筒の詳細な構成を示す分解斜視図である。
前方より第1レンズ群141、第2レンズ群142、第
3レンズ群143、第4レンズ群144が配設されてい
る。以下、図1および図2ないし図5を参照して各部の
詳細な説明を行う。なお、図2ないし図5は、何れも光
軸方向に各部材を分解して示したものである。
定枠52は、後端部で図示せぬカメラ本体に固定され、
第1レンズ群枠53(図3参照)の後端部に配設された
3ヶ所の直進キー53bが嵌入する直進キー溝52a
と、FPCガイド78(図5参照)が嵌入する直進キー
溝52dが形成されている。また、該固定枠52の外周
には回転枠51が回動自在に嵌合しており、さらに、該
固定枠52の先端部外周には円周方向に沿って溝52c
が形成されていて、上記回転枠51を光軸方向に係止す
るためのCリング64が装着されている。
(図5参照)のカムフォロワ59aと嵌合するカム溝5
2bが形成されている。また、該固定枠52の先端部内
周には、該固定枠52と第1レンズ群枠53との隙間か
ら不要光が鏡枠内に進入するのを防止するための植毛布
等で作られた遮光部材145が固着されている。
周面で上記固定枠52の外周と径方向に嵌合し、該固定
枠52先端部に装着されたCリング64によって光軸方
向の動きが係止されるようになっている。これにより、
回転枠51は固定枠52に対して回動方向には可動する
が光軸方向の移動は規制されている。
ズ群枠53を光軸方向に移動させるための有底のカム溝
51bとFPCガイド78を光軸方向に移動させるため
の有底カム溝51cとが形成され、外周上にはギヤー5
1aが形成され、ズーム駆動ユニットの出力ギヤーであ
るズームギヤー227がこれに噛み合い回転駆動を行う
ようになっている。さらに、回転枠51の外周にはズー
ムレンズのズーミング位置を検知するズームフォトリフ
レクタ139のためのズームエンコーダのパターンシー
ト76が固着されている。
1のレンズ枠(鏡枠)である第1レンズ群枠53は、そ
の後端部外周に等間隔に、上記固定枠52の直進キー溝
52aに嵌合する直進キー53bが形成され、該固定枠
52に対して光軸方向に移動可能になっている。さらに
上記直進キー53b上面には、上記回転枠51のカム溝
51bに嵌合するカムフォロワ53aが形成されてい
る。また、該第1レンズ群枠53の内周には、シャッタ
地板81(図4参照)が径方向および回転方向の位置が
規制され、間にシャッタ蓋82(図4参照)を挟み込ん
だ状態でビス65によって締結されている。
前枠60(図4参照)と中枠59(図5参照)が周方向
で回動自由に嵌合し、第4レンズ群枠57(図5参照)
に取り付けられたローラ77が入り込み、該第4レンズ
群枠57を回転方向に規制する直進キー溝53e(図1
参照)が内周3ヶ所に形成されている。また、上記中枠
59を光軸方向に規制するためのピン75を圧入するた
めの貫通孔53cが穿設されている。
先端部には、バリアを開閉するバリア駆動リング69が
径方向で嵌合し、先端部の孔より突出してくるバリア駆
動ギヤー100(図4参照)と連結されている。
上記第4レンズ群144を保持する第4レンズ群保持枠
56が一体となるようにネジにより締結されており、そ
の外周には3個のピン57aが植設され、このピンにロ
ーラ77が回転可能に嵌合している。該ローラ77は、
上記第1レンズ群枠53の内周に設けられた直進キー溝
53e(図1参照)に嵌合しており、これにより該第4
レンズ群枠57は第1レンズ群枠53に対し光軸方向に
のみ移動可能であり、回動方向には可動しないようにな
っている。
板81(図4参照)との間には第4レンズ群ばね62
が、ばね受け63を間に介して配設され、常にローラ7
7が中枠59の端面カム59bに当て付くように付勢さ
れている。
枠53(図3参照)の内周が径方向に嵌合しており、外
周上に形成された溝59cに該第1レンズ群枠53の外
周から圧入されたピン75の先端部が嵌合することによ
って第1レンズ群枠53に対し、光軸方向には一体で進
退し、回転は自在に保持されている。また、該中枠59
の外周には上記固定枠52のカム溝52bに嵌合するカ
ムフォロワ59aが形成されている。また、該中枠59
の外周には連動板66が固定されている。さらに、中枠
59の一端には、端面カム59bが形成されている。
外周で上記第1レンズ群枠53の内周と回転自在に径嵌
合し、内周には第2レンズ群枠54の複数の直進キー5
4aが嵌合する複数の直進キー溝60b(図1参照)が
形成され、該第2レンズ群枠54との間に圧縮バネであ
る第2レンズ群ばね61が配設されている。また、該前
枠60の外周には上記連動板66の先端部の間隙66a
に挟み込まれる突起60aが形成され、上記中枠59の
回転と一体的に回転するように接続されている。
枠53の内周と径方向で嵌合しているため、連動板66
で直接第2レンズ群枠54を回転させることに比べ、該
第2レンズ群枠54の回転に対する偏心を極小さく抑
え、高い光学性能を維持することが可能となる。
動ギヤー列146とバリア駆動ギヤー列147とを連結
させるバリア駆動切換レバー101が配設されていると
共に、沈胴状態以外の状態では上記連結が行われないよ
うに該バリア駆動切換レバー101の位置を規制し、沈
胴時には上記連動板66が該バリア駆動切換レバー10
1を連結する妨げにならぬように同バリア駆動切換レバ
ー101の位置を規制するバリア駆動切換レバー位置規
制カム部が設けられている。
ズ群142を保持し、上記前枠60の複数の直進キー溝
60bと嵌合する複数の直進キー54aが形成されてい
ると共に、後端部には、上記第3レンズ群枠55の内周
面に形成された端面カム55cに当て付くカムフォロワ
54bが形成されている。また、該第2レンズ群枠54
前端と前枠60後端との間には第2レンズ群ばね61が
挟設されている。さらに、該第2レンズ群枠54の直進
キーは前枠60のキー溝60bに嵌入している。これに
より、第2レンズ群枠54と前枠60とは回転方向には
一体的に回転するが、光軸方向には互いに自由に進退す
ることができる。なお、上記第2レンズ群ばね61の付
勢力は、上記カムフォロワ54bを第3レンズ群枠55
に形成された上記端面カム55cに当接するように働い
ている。
143を保持し、内周部には光軸方向の端面に円周方向
に沿って変位を有する端面カム55cが形成されている
と共に、フォーカスカムリング58のカム部58aに当
て付くカムフォロワ55dが形成されている。
て上記第3レンズ群枠55の端面カム55cに第2レン
ズ群枠54のカムフォロワ54bが当接し、さらに第3
レンズ群枠55のカムフォロワ55dがフォーカスカム
リング58のカム部58aに当て付く。
5の外周面には、光軸方向に孔55aが穿設された突出
部が形成され、さらに、該外周面には、光軸に対し該突
出部とほぼ対する位置に直進キー55bが形成されてい
る。上記孔55aにはシャッタユニットのシャッタ地板
81とシャッタ蓋82との間で保持されるロッド89が
嵌入し、直進キー55bはシャッタ地板81上に形成さ
れた図示しない溝に嵌入している。これにより、上記第
3レンズ群55は、シャッタ地板81に対して回転不能
で光転方向にのみ移動可能となっている。
に固定され、その先端部の間隙66aに前枠60の外周
部突起60aを挟み込むことによって、中枠59と前枠
60とを一体で回動するように連結している。また、短
焦点端から沈胴状態に移動する際に、その端面66bで
焦点駆動ギヤー列146とバリア駆動ギヤー列147と
を連結するバリア駆動切換レバー101を連結状態にす
るようになっている。
ように第1レンズ群枠53の先端部53fに内径部分6
9eで嵌合している。また、インターナルギヤー69a
によってバリア駆動ギヤー100bと連結され、連結部
分の周囲は、袋状の概略密閉状態となっている。該イン
ターナルギヤー69aと反対側の面(カメラ前面側)と
には、図示形状の板状のバリアばね70が対向する位置
に2ヶ配設されており、バリア羽根71を付勢し、バリ
ア羽根71、バリア羽根73の開閉を行うようになって
いる。
成された板状ばねであり、上記バリア駆動リング69の
円周上に配設されている。そして、その両端が上記バリ
ア駆動リング69の突部に当接し、また、折曲部に穿設
されたガイド溝に、突起部69dが嵌挿しており、光軸
方向と回転方向の移動を規制された状態で該バリア駆動
リング69に配設されている。
に、上記第1レンズ群枠53の先端に突設したボス53
gを中心に回動自在にされたアームであり、同形状のも
のが2枚、該第1レンズ群枠53に配設されている。そ
して、上記バリアばね70によって付勢される突起部7
1cと、閉状態のときにバリア羽根73を駆動する突起
部71aと、開状態のときにバリア羽根73の突起部7
3bを付勢するための凹部71bとが形成されている。
1と同様に第1レンズ群枠53の先端のボス53gを中
心に回動自在にされたアームであり、同形状のものが2
枚、該第1レンズ群枠53に配設されている。そして、
閉状態のときにはバリア羽根71の突起部71aによっ
て付勢され、開状態のときには突起部73bがバリア羽
根71によって付勢され、開閉動作を行う。
端部に取り付けられてバリア駆動リング69、バリア羽
根71、バリア羽根73の光軸方向の位置を規制するよ
うになっている。
ト基板ガイド)78は、図20に示すように、上記固定
枠52の直進キー52dに嵌入する係合部78bと、回
転枠51のカム溝51cと係合するカムフォロワ78c
と、鏡枠内部に配設される鏡枠フレキシブル基板302
を押圧する腕部78aとが形成されている。上記腕部7
8aで鏡枠フレキシブルプリント基板302がU字型と
なるように組み立てられ、回転枠51のカムによって、
第1レンズ群枠53の繰出し量の約半分の移動量だけ光
軸方向に駆動され、さらに、該腕部78aによって鏡枠
フレキシブルプリント基板302の作動ガイドと光軸方
向への広がりを規制するようになっている。
されるズームレンズ鏡筒における駆動回路の主要部構成
を示したブロック図である。
ータ108,シャッタプランジャ111,シャッタトリ
ガ用フォトリフレクタ110,フォーカスフォトインタ
ラプタ109,ズームモータ201,表示装置307,
レリーズスイッチ318等が配設されており、また、こ
れらアクチュエータ,センサー等とカメラ本体内のメイ
ン基板に実装された制御回路12とは、上記鏡枠フレキ
シブルプリント基板302によって接続されている。
は、2枚のシャッター羽根92A,92Bが配設されて
いる。このシャッター羽根92A,92Bは通常は上記
各レンズ群を通過する光束を遮蔽するように閉じてお
り、レリーズ動作によって所定時間開き、その後閉じる
ようになっている。また、上記シャッタ羽根92A,9
2Bは、上記シャッタ地板81に固着された羽根押え9
3,94の間に移動自在に挟設されており、該羽根押え
93,94は、シャッタ羽根92A,92Bの開閉動作
時のガイド機能を果たすようになっている。
ッタ地板81に固定されており、その出力軸にはピニオ
ンギヤー105が固着されている。該フォーカスモータ
108の回動を焦点駆動ギヤー列146(図4参照)で
伝達してフォーカスカムリング58を回動させてフォー
カシング動作を行うようになっている。
材68は、カメラ内部に水滴が入ることを防止する部材
で、弾性材料でできている。カメラ後方側は固定枠52
に固着しており、外周側は前側カバー21に固着されて
いる。内径側には第1レンズ群枠53に押圧しており、
第1レンズ群枠の直進繰出し動作は可能で水滴がカメラ
内部に進入しないように前後2ヶ所で第1レンズ群枠5
3とリング状の線接触しているリップ部68aが設けら
れている。
細について説明する。
示した要部分解斜視図であり、光軸方向を図中、上下に
して示している。また、図7,図8は、該シャッタ機構
の動作の説明図であり、図7はシャッタの閉鎖時,図8
はシャッタの開放時の様子をそれぞれ示している。
方(図中、下方)には、円板形状を呈する羽根押え9
3,羽根押え94が、該シャッタ地板81に固定されて
配設されている。該羽根押え93,羽根押え94の中央
部には、それぞれ撮影光束が通過する開口93b,94
bが形成されており、また、外周部の一部には、切欠が
形成されている。
シャッタ羽根92A,シャッタ羽根92Bが配設されて
いる。このシャッタ羽根92A,シャッタ羽根92B
は、その基端部に設けられた揺動中心92a,92bに
おいて上記シャッタ地板81に揺動可能に取り付けられ
ていて、上記羽根押え93,羽根押え94の開口を覆う
閉鎖位置と、露光のために撮影光束を通過させる開放位
置との間を移動するようになっている。上記シャッタ羽
根92A,92Bの基端部の重合部分には、長孔92
c,92dが穿設されており、後述するシャッタレバー
90のピン90aが上記切欠と共に挿通するようになっ
ている。
3つのスリット93aが穿設されている。この羽根押え
93の図6中、上面には外周が該羽根押え93より小さ
い羽根押え95が配設されている。この羽根押え95外
周の、上記羽根押え93のスリット93aに対向する位
置からは、弾性腕部95aが外方に向けて延出形成され
ている。さらに、該弾性腕部95aは、中程より先端部
が図中、下方に向けて折曲しており、該先端部は上記ス
リット93aに嵌挿し、その先端が上記シャッタ羽根9
2A,92Bに対して弾性当接可能となっている。
タ羽根92A,92Bの開放行程の最終域付近で、シャ
ッタ羽根92A,92Bに弾性的に当接し、同シャッタ
羽根92A,92Bを制動するようになっている。
字形状を呈するシャッタレバー90が、図中、上方に向
けて延出した円柱部90eを中心軸として該シャッタ地
板81に揺動可能に軸支されて配設されている。このシ
ャッタレバー90の一腕部の中程において下方に向けて
延出したピン90aは、上記シャッタ羽根92A,92
Bの基端部の重合部分に穿設された長孔92c,92d
と係合している。これにより、上記シャッタレバー90
が図中、矢印方向に揺動し、シャッタ羽根92A,92
Bは、閉鎖位置と開放位置との間を移動するようになっ
ている。
に、上記ピン90aとは反対方向の、図中、上方に向け
て延出して腕部90dを形成し、さらに、該腕部90d
の先端部には、後述する係止アーム96のカム部に対向
するカムフォロワ90bが形成されている。
部、すなわち、上記円柱部90eにはトグルバネ91が
その巻回部を巻装して配設されており、一端が上記シャ
ッタ地板81の所定箇所に配設された係止部81aに、
他端が該シャッタレバー90における上記腕部90dに
当接している。これにより、上記シャッタ羽根92A,
92Bは、該トグルバネ91により開放する方向に駆動
するように付勢されている。
近傍には、鉄心112を有するプランジャ111が配設
されている。該プランジャ111は、上記シャッタ地板
81に固定されており、図示しない電源部より電源が供
給されると該鉄心112が吸着されるようになってい
る。該プランジャ111より突出している該鉄心112
先端部は、バネ113で突出する方向に付勢されてい
て、該プランジャ111に電源が供給されていない状態
では、上記シャッタレバー90の他腕部90cに当接し
て押圧し、上記トグルバネ91より強い力でシャッタ羽
根92A,92Bを閉鎖する向きに付勢している。
上記シャッタレバーおよび係止アームとその周辺部を示
した側面図である。
タ地板81(図6参照)に、図中、矢印Pの方向に揺動
可能に軸支されて配設されている。該係止アーム96の
基端部には、トグルバネ97の巻回部が巻装され、該ト
グルバネ97の一端は係止部81bに当接し、また、他
端は該係止アーム96の扇状に形成された揺動部96d
の一側面にかけられている。これにより、該揺動部96
dは、図中、上方に向けて付勢され、該揺動部96dの
他側面より図中、上方に向けて延出したカムフォロワ9
6cの先端が上記前枠60のカム部60Bに当接してい
る。該カム部60Bは、円周方向に偏位しているので、
該前枠60が図中、矢印Qの方向に回動すると、該係止
アーム96は矢印Pの方向に揺動するようになってい
る。
より見た上記係止アーム96およびシャッタレバー90
を示している。
にはカム面96bが形成されていて、シャッタ羽根が開
放する際には該カム面96bにシャッタレバー90の腕
部90dの先端に形成されたカムフォロワ90bが当接
して停止するようになっている。すなわち、該カム面9
6bによってシャッタ羽根開放時の開口径が規制される
ようになっている。なお、シャッタ羽根閉鎖時は、該シ
ャッタレバー90は、上記カム面96bからは離間して
配置している。
上記シャッタ羽根92A,92Bの反撥力や、シャッタ
レバー90と係止アーム96との反発力により、シャッ
タ羽根92A,92Bはバウンドして閉方向に移動し、
正確な露光が得られなくなることが考えられる。そこ
で、本実施例のシャッタ機構では、シャッタ羽根92
A,92B自身に、その開放行程の最終付近で上記羽根
押え95の弾性腕部95aを弾性的に当接させてシャッ
タ羽根を制動してバウンドを防止している。
口補正機構について説明する。
アーム96のカム部96bに当接させることによってシ
ャッタ開放時の開口径を決めている。ところで、シャッ
タレバー90が該カム部96bに当接する際に、前枠6
0のカム部60Bに衝撃力が加わることになる。このた
め、該カム部60Bを鏡筒の一部として形成したり、該
衝撃力がカムの移動方向と同一方向である場合は、該カ
ムが衝撃力によって移動させられるので、鏡筒に衝撃力
に伝わり該鏡筒が動いてしまう。
動いてしまい、フィルムに写し込まれた像の鮮鋭さが無
くなり、ボケた写真となってしまう。そこで、本実施例
では、衝撃力の加わる向きを上記係止アーム96の揺動
軸方向とすることによって、衝撃力が該係止アーム96
の揺動力にならないようにしている。また、シャッタレ
バー90と係止アーム96との衝撃力の反力が鏡筒に直
接伝わらないようにしている。
機構の要部を示した平面図である。
96dに形成されたカム部96bを、シャッタレバー9
0に形成されたカムフォロワ90bの揺動軌跡上に略直
交して配置したが、本変形例では、シャッタレバー90
の揺動方向を上記係止アーム96に相当する部材の回転
中心への方向に略一致させている点が異なっている。
6’は、光軸と平行な方向に中心軸を持つレバーであ
り、上記実施例における係止アーム96と同様な役目を
果たす。一腕部には、上記前枠60と連動するカムフォ
ロワ96c’が形成され、また、他腕部には、円弧形状
のカム面96b’が形成され、上記シャッタレバー90
のカムフォロワ90bと当接している。また、上記係止
レバー96’の回転(揺動)中心は、上記シャッタレバ
ー90におけるカムフォロワ90bの揺動軌跡延長線上
に配置されている。
向きを、係止レバー96’の揺動中心の方向に向けるよ
うにしたが、その効果は、上記実施例と同様である。
・バウンド防止機構について説明する。
するために、シャッタ羽根92A,92B自身に弾性腕
部95aを当接させてシャッタ羽根にブレーキをかけて
いる。
1で秒時と開口径との関係を決めているレンズシャッタ
方式の機構では、該トグルバネ91の力量は非常に小さ
い。このため、弾性腕部95aとシャッタ羽根92A,
92Bとが接触する力量が安定していることが要求され
る。この力量が大きければシャッタ羽根92A,92B
の作動不良となるし、小さければバウンドが大きくな
る。
部を示した側断面図である。
92A,92Bとの接触力量を安定させるには、図12
に示すように、羽根押え95の平面部と弾性腕部95a
先端との差(高さ)hの大きさが安定していることが要
求される。該弾性腕部95aとシャッタ羽根92A,9
2Bとの当接する力量は非常に小さく、かつバネ定数が
小さいことが望ましいので、縦断性係数が小さいほうが
良い。ところが、このような材料は加工性が悪く弾性腕
部95aの高さhが安定しない。また、例えばこの弾性
腕部95aを、PET(ポリエステルフィルム)等の材
料を用いて製造した場合、温度や湿度で上記高さhが変
化してしまう。すなわち、図13に示すように、Δh分
の偏差が生じることになる。
うなスリット93aを設け、このスリット93aに該弾
性腕部95aを嵌挿している。これにより、同弾性腕部
95aの高さhは該スリット93aの端面93a’及び
93a”の2点で決まることになり、該高さhは安定す
る。ことのき、弾性腕部95aの折曲点部分95bは、
あらかじめ曲げ加工をしておいても良い。但しこのとき
の曲げ高さは、hより低いことが必要である。
15に示したように、弾性腕部95aをスリットに通す
形式ではなく、リング状の部材359を介装するように
しても良い。この場合、高さhは弾性腕部95aの曲げ
位置95bと、リング状部材359の端面359aで決
まる。
るズームレンズ鏡筒のズーム動作について説明する。
長焦点側へのズーム動作を説明する。
モータ201(図16参照)に駆動電源が供給されると
ギヤー227(図2参照)が駆動され回転枠51が回動
される。該回転枠51を被写体側から見て時計方向に回
転すると第1レンズ群枠53のカムフォロワ53aが回
転枠51のカム溝51bに嵌合し、且つ固定枠52の直
進キー溝52aによって回転方向の動きを規制されてい
るため、第1レンズ群枠53は図中、光軸左方向(被写
体方向)に直進する。
と一体的に光軸左方向に移動すると同時に、固定枠52
の内周のカムによって時計方向にも回転する。上記中枠
59が回転することにより第4レンズ群枠57のローラ
77に当たる中枠59のカム59bの位置が変わり、こ
れによって第1レンズ群枠53に対する第4レンズ群枠
57の相対的な位置が変化する。
66は、該中枠59と一体的に回動し、これにともなっ
て前枠60と、該前枠60と直進キーによって係合され
ている第2レンズ群枠54も、上記中枠59と同じ回転
角だけ回転する。この回転によって第2レンズ群枠54
のカムフォロワ54bの、第3レンズ群枠55の端面カ
ム55cに対する接触位置が変わり、結果として第2レ
ンズ群142と第3レンズ群143との相対間隔が変化
する。
イド78も第1レンズ群枠53の約半分の量だけ光軸左
方向に移動し、シャッタ地板81に取り付けられた鏡枠
フレキシブル基板302が鏡枠内部で光軸中心方向に広
がろうとするのを押さえる。
用されるズームレンズ鏡筒における短焦点側から長焦点
側への駆動を説明したが、その逆の長焦点側から短焦点
側への駆動は上記回転枠51を反時計回りに回転させる
ことで実現できる。
るズームレンズ鏡筒におけるフォーカス駆動機構につい
て説明する。
側よりフォーカスモータ108に駆動電源を供給する。
それによってフォーカスカムリング58が回動し、第3
レンズ群枠55がロッド89と直進キー55bによって
回動を規制され、光軸左方向に直進移動される。このと
き、第2レンズ群枠54も前枠60の直進キー溝に係合
しているため、回動することなく第3レンズ群枠55と
同じだけの移動量分ほど光軸左方向に直進移動する。
3レンズ群枠55とは、ズーム動作で決定された、互い
の間隔を変えることなく焦点調節分だけ光軸方向へ一体
となって移動する。
るズームレンズ鏡筒におけるバリア開閉動作について説
明する。
上記連動板66はバリア駆動切換レバー101を係合付
勢し焦点駆動ユニットのギヤー列とバリア駆動ユニット
のギヤー列とを連結状態にする。この状態で焦点駆動ユ
ニットを駆動するとバリア駆動ギヤー100が回転し、
バリア駆動リング69が回転することによってバリア部
材のバリア羽根71及びバリア羽根73が開閉動作を行
う。
17に示すフローチャートを参照して説明する。
がONされると、露出を決定するために測光が行われる
(ステップS1,ステップS2)。これにより、後述す
る第2タイマの時間を設定する。次に、プランジャ11
1に通電すると(ステップS3)、鉄心112が吸着さ
れ、該鉄心112がシャッタレバー90のシャッタ閉位
置から退避する。これにより、上記シャッタレバー90
がトグルバネ91の付勢力によって回動し、シャッタ羽
根92A,92Bが開放位置に向かって移動する(図8
参照)。このとき第1タイマをスタートさせる(ステッ
プS4)。
端部が、シャッターフォトリフレクタ110を横切り、
該シャッターフォトリフレクタ110がONする(ステ
ップS5)。
らの信号で第2タイマをスタートさせ(ステップS
9)、該第2タイマのカウント終了によって(ステップ
S10)、上記プランジャ111をOFFする(ステッ
プS11)。
112がバネ113により押出され、該鉄心112の先
端部bが上記シャッタレバー90の他腕部90cを、図
7中、矢印Xで示す方向に押すので、該シャッタレバー
90がシャッタ羽根92A,92Bの閉じ方向に揺動し
て、該シャッタ羽根92A,92Bが閉鎖され露光が終
了する。
ーフォトリフレクタ110からの信号が一定時間検知さ
れなかったときには、該シャッタ機構装置の故障と判定
して、カメラの表示装置307(図16参照)に表示す
るとともに、レリーズSW318がロックされる(ステ
ップS6,ステップS7,ステップS8)。
合、シャッタレバー90の腕部90bが係止アーム96
のカム面96cに当接して停止する。このときのシャッ
タ開口波形は、図18に示されたように台形状を呈す
る。なお、シャッタ羽根92A,92Bがバウンドする
と、該開口波形は、図19に示すように非台形のように
なるが、本実施例では、上述したように上記シャッタ羽
根92A,92Bにブレーキをかけるようにしているの
でバウンドは発生せず、したがって、開口波形は、図1
8に示したようになる。
2A,92Bの前方に上記羽根押え95、すなわち弾性
腕部95aが配置される例を挙げているが、該羽根押え
95が該シャッタ羽根92A,92Bの後方に配置され
ても、同様な効果を奏することはいうまでもない。
機構によれば、弾性腕部95aの折曲部の高さを安定さ
せることができるので、安定してシャッタ羽根92A,
92Bにブレーキをかけることができる。したがって、
シャッタ羽根のバウンドが防止されるので精度の良い露
出を得ることができる。
ャッタ羽根のバウンドを防止して、正確な露光の得られ
るシャッタ機構を提供できる。
れたズームレンズ鏡筒における、広角端時のフォーカス
群初期位置(無限側)の状態を示した中央断面図であ
る。
ある。
ある。
ある。
ある。
分解斜視図である。
鎖時の状態を示した説明図である。
放時の状態を示した説明図である。
バーおよび係止アームとその周辺部を示した側面図であ
る。
アームおよびシャッタレバーを示した側面図である。
要部平面図である。
示した側断面図である。
の高さが変化した際の状態を示す説明図である。
した要部斜視図である。
した要部側断面図である。
ムレンズ鏡筒における駆動回路の主要部構成を示したブ
ロック図である。
説明するフローチャートである。
を示す線図である。
示す線図である。
ムレンズ鏡筒の、ワイド,スタンダード,テレ状態にお
ける鏡枠フレキシブルプリント基板,FPCガイドおよ
びその周辺部の断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 撮影光路を遮光する閉位置から、光軸の
外方に退避して撮影光の通過を許可する開位置に移動可
能に駆動される、絞り羽根を兼用したシャッタ羽根と、 このシャッタ羽根の前方もしくは後方に配置され、平面
部と、上記シャッタ羽根の開位置への移動動作の終端近
傍において該シャッタ羽根に弾性的に接触するように上
記平面部に対して先端部が折曲された腕部とを有する制
動部材と、 この制動部材の上記平面部から上記腕部の先端までの高
さを規制する規制部材と、 を具備することを特徴とするシャッタ機構。 - 【請求項2】 羽根押え部材の間に移動自在に挟設され
て、撮影光路を遮光する閉位置から、光軸の外方に退避
して撮影光の通過を許可する開位置に移動可能に駆動さ
れる、絞り羽根を兼用したシャッタ羽根と、 上記シャッタ羽根の前方もしくは後方に配置され、上記
シャッタ羽根の開位置への移動動作の終端近傍において
該シャッタ羽根に弾性的に接触するように上記羽根押え
部材の間のシャッタ羽根移動軌跡内に侵入した弾性腕部
を有する制動部材と、 上記羽根押え部材に設けられ、上記制動部材の弾性腕部
に当接して該弾性腕部を一定位置に規制する規制部と、 を具備することを特徴とするシャッタ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16721393A JP3419829B2 (ja) | 1993-07-06 | 1993-07-06 | シャッタ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16721393A JP3419829B2 (ja) | 1993-07-06 | 1993-07-06 | シャッタ機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0720531A JPH0720531A (ja) | 1995-01-24 |
JP3419829B2 true JP3419829B2 (ja) | 2003-06-23 |
Family
ID=15845528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16721393A Expired - Fee Related JP3419829B2 (ja) | 1993-07-06 | 1993-07-06 | シャッタ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3419829B2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-06 JP JP16721393A patent/JP3419829B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0720531A (ja) | 1995-01-24 |
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