JP3414689B2 - 焦点合わせ方法および焦点検知装置 - Google Patents
焦点合わせ方法および焦点検知装置Info
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Description
られる半導体マスクの修正装置や、光学的検査装置、レ
ーザ加工装置などの対物レンズの焦点位置を精度良く被
検物面に合わせるための焦点合わせ方法に関する。
イフエッジ法、スキュー法などが知られており、これら
に関する誤動作防止方法あるいは焦点位置のオフセット
を行う方法が多数提案されている(例えば特開平4−3
335号、特開平5−352510号参照)。また特開
平8−250406には露光装置のオートフォーカス装
置が開示されている。この方式は投影レンズを介さず、
被検物に焦点検出用の光を照射し、その反射光をセンサ
で検知して信号処理することにより、焦点を検知してい
る。さらに多数箇所検知してその平均高さからフォーカ
スすべき段差面高さを演算し、オフセット量を算出して
いる。
報の実施例に示されているように、ウエハーにパターン
があり凹凸があるときの焦点位置検知の平均化には有効
であるが、反射率が場所によって大きく異なる被検物
面、例えばガラス基板上にパターンが描かれた半導体マ
スクの当該パターンのエッジ部でフォーカス検知した為
に起こる誤差に対しては考慮されておらず、焦点検出そ
のものの精度を向上させる工夫にはなっていない。
る自動焦点検出法では、例えば半導体マスクのようにガ
ラス基板上にパターンが描かれているとき、パターン上
とパターン以外の場所との反射率が大きく異なるので、
フォーカス位置がずれることがある。つまり、フォーカ
ス検知用の光束の径より小さいパターン部分や、パター
ンのエッジ部分で焦点検知を行うと、回折等の影響でセ
ンサーに戻って来る反射光の強度分布が均一でなくなる
場合があり、フォーカスずれによる信号変化との区別が
つかなくなり誤動作する。
センサーに戻ってくるフォーカス検知用の光束がセンサ
ーの所定の受光位置からずれるため誤動作を起こす事が
ある。つまり、ごみ等でフォーカス検知用の光束が散乱
あるいは回折するため、上記と同じようにセンサーに戻
ってくる反射光の強度分布が均一でなくなるため、フォ
ーカスずれによる信号変化との区別がつかなくなる。
知装置を用いた場合、加工によるごみが発生するため誤
動作の確率が高くなる。また加工部の周辺高さが均一に
加工できていない場合、その加工部の段差で焦点検知を
行うと焦点検知用光束のセンサーへの戻り光の強度分布
が均一でなくなり誤動作を起こす。
て、特開平11−306554号で本出願人が開示する
焦点検知装置がある。以下、この焦点検知装置について
説明する。
検知装置を示す図である。この図に示す形態の焦点検出
装置は、光源10、光学装置11、対物レンズ12、対
物レンズ駆動装置13、ステージ14、オートフォーカ
ス信号処理回路15、ステージ駆動制御回路16より構
成される。
8からはずれた位置に光束を発する光源10からの焦点
検出用光束17が偏光している。この焦点検出用光束1
7は光軸28と一致しないがほぼ並行であり、偏光ビー
ムスプリッタ18を透過している。偏光ビームスプリッ
タ18を透過した光束は1/4波長板19を通り直線偏
光が円偏光に変えられ、リレーレンズ20を通過してい
る。リレーレンズ20は2群構成になっており一度集光
するようになっているが、焦点検出系の調整と光束17
の幅を必要に応じて変えることが可能になっている。リ
レーレンズ20を通過した光束はダイクロイックミラー
27を通過し対物レンズ12により被検物21の表面付
近に集光し、被検物21で反射し再び対物レンズ12に
入射されている。被検物21はステージ14上に固定さ
れ、ステージ14はステージ駆動制御回路16により走
査可能である。
ックミラー27、リレーレンズ20を通り再び1/4波
長板19を通過している。このとき1/4波長板19の
作用により戻り光は、偏光ビームスプリッタ18に入射
させた当初の偏光方向より90度異なる直線偏光とな
る。そのため、1/4波長板19を通過した戻り光は、
次に入射する偏光ビームスプリッタ18で効率よく反射
されている。偏光ビームスプリッタ18で反射された戻
り光は、次に設置してあるビームスプリッタ22で2方
向に分岐されている。分岐された一方の戻り光は集光レ
ンズ23で集光され、もう一方の戻り光は集光レンズ2
3と同一の集光レンズ24で集光されている。集光レン
ズ23,24の光軸は光軸28上にある。集光レンズ2
3を通った戻り光は、対物レンズ12の焦点位置が被検
物21上に合っているときの戻り光の集光レンズ23に
よる集光位置より前側に設置された2分割センサー25
に入射している。一方、集光レンズ24を通った戻り光
は、対物レンズ12の焦点位置が被検物21に合ってい
るときの戻り光の集光レンズ24による集光位置より後
側に設置された2分割センサー26に入射している。セ
ンサー25、26の各々により得られた信号はオートフ
ォーカス信号処理回路15で演算処理が行なわれる。な
お、2分割センサー25は集光レンズ23による焦点位
置の前に、もう一方の2分割センサー26は集光レンズ
24による焦点位置の後ろに配置されているが、このと
き、焦点位置18より前後に等しい距離に2分割受光素
子16と17が光学的に同じ傾きで配置されている。
ザ加工装置等に適用する場合は、検査あるいは加工等の
ための光束をダイクロイックミラー27を介して対物レ
ンズ12に入射する。
力信号を演算処理するオートフォーカス信号処理回路1
5を示した図である。
1,A2からの出力信号をそれぞれa1,a2とし、2
分割センサー26を構成する受光部B1,B2からの出
力信号をそれぞれb1,b2とするとき、フォーカス信
号Fは、 F=Fa−Fb=(a1−a2)−(b2−b1) で演算され、オートフォーカス信号処理回路15の処理
信号となる。
用光束の戻り光41は、被検物21に対する対物レンズ
12の焦点位置のずれに応じて動く。図5中の戻り光4
1は対物レンズ12の焦点位置が被検物21上に合って
いるときの戻り光を示したものであり、例えば図4の構
成において被検物21を対物レンズ12に向けて光軸方
向に動かしたとき、図5に示すように戻り光41は各セ
ンサー面上で矢印42のように動く。この動く方向は、
光学的に等価に配置した2分割センサー25、26の各
々の2分割ラインと交差させている。
き得られる出力信号の様子を示したものが図6である。
図6のグラフにおける横軸は、図4の構成において対物
レンズ12の焦点位置が被検物21上に一致したときを
基準0として、(−)側にいくほど被検物21が対物レ
ンズ12より遠くに離れた位置にあり、(+)側にいく
ほど被検物21が対物レンズ12側に近づいた位置にあ
る事を示している。また図6において、上記a1,a
2,b1,b2の出力はそれぞれ図中に符号51、5
2、54、55で示した曲線である。さらに2分割セン
サ25、26の受光部の差信号Fa、Fbはそれぞれ図
中符号53,56のような曲線になる。必要なフォーカ
ス信号FはFa−Fbであり、図6(c)に示した曲線
61のような信号になる。
ンや形状、あるいは被検物上の異物のために被検物上の
反射率が場所によって異なる状態であっても、常に良好
なフォーカス信号を得られ、精度良く焦点検出を実施す
ることができる。
装置の大体に言えることであるが、光学系の光軸調整不
良や、光学系に収差があると、焦点検出精度は悪くな
る。特開平11−306554号で開示された焦点検知
装置にあっては、光学系に収差があると、対物レンズの
焦点位置が被検物面に合っている場合において焦点検出
用光束の戻り光が集光レンズで集光される位置の前と後
ろではビーム形状が180度回転するが同一にはならな
いので、焦点検出精度が悪くなる。
鑑み、被検物上の焦点検出箇所の状態、あるいは光学系
の収差や光軸調整不良などによる焦点合わせの誤差を少
なくすることができる焦点合わせ方法及びこれを用いた
焦点検知装置を提供することにある。
に、本発明の焦点合わせ方法は、対物レンズと、該対物
レンズを介して被検物に入射させる焦点検出用光束のた
めの光源と、前記被検物で反射された戻り光を伝搬し、
センサー上に集光するための光学装置と、前記センサー
の信号を演算処理する信号処理回路とを備えた焦点検知
装置に用いる焦点合わせ方法であって、静止した前記被
検物に対して前記対物レンズを駆動し、前記信号処理回
路の処理信号が合焦位置を示す値になった位置で前記対
物レンズを停止するオートフォーカス段階と、その後、
前記被検物を走査しながら、前記信号処理回路の処理信
号を多数回検出して平均化処理し、この平均値に前記信
号処理回路の処理信号が一致するように前記対物レンズ
を駆動して焦点位置を更新することを複数回繰り返した
後、焦点位置を固定するフォーカスロック段階とを有す
ることを特徴とする。
均化処理における平均化処理の回数は、平均化処理開始
時の方が平均化処理終了時より一定時間内では多い方が
良い。すなわち、前記平均化処理における平均化処理の
回数は、平均化処理開始時より平均化処理終了時の方が
一定時間内では少なく、さらに、前記平均化処理におけ
る焦点位置の更新周期は平均化処理開始時より平均化処
理終了時の方が長いことが、焦点検出のための収束時間
を短くし、かつ検出精度を向上させる上で好ましい。
フォーカス段階の終了後、所定の命令により実施しても
よく、また、前記オートフォーカス段階の終了後、自動
的に移行してもよい。
方法を用いた焦点検知装置であって、前記焦点検出用光
束は前記対物レンズの光軸を外れた位置から前記対物レ
ンズに入射しており、前記光学装置が、前記戻り光を2
方向に分岐するビームスプリッタと、前記ビームスプリ
ッタで分岐された一方の光束を集光する第1の集光レン
ズと、前記ビームスプリッタで分岐されたもう一方の光
束を集光する第2の集光レンズと、前記被検物上に前記
対物レンズの焦点位置が合っている場合において前記ビ
ームスプリッタによる一方の光束が前記第1の集光レン
ズで集光される位置の前側に設置された第1の2分割セ
ンサーと、前記被検物上に前記対物レンズの焦点位置が
合っている場合において前記ビームスプリッタによるも
う一方の光束が前記第2の集光レンズで集光される位置
の後側に、前記第1の2分割センサーと光学的に同じ傾
きで設置された第2の2分割センサーとを備えている焦
点検知装置が含まれる。
前記第1の2分割センサーを成す2つの受光部からの出
力信号をそれぞれa1,a2とし、前記第2の2分割セ
ンサーを成す2つの受光部のうち前記のa1を出力する
受光部と光学的に等価な位置にある受光部からの出力信
号をb1、前記のa2を出力する受光部と光学的に等価
な位置にある受光部からの出力信号をb2とするとき、
F=(a1−a2)−(b2−b1)の信号を出力する
ものである。
ば、通常の焦点合わせ動作を行った後、さらに被検物を
走査させながら焦点検出信号を平均化処理し、焦点位置
を固定する。
グした焦点信号を平均し、複数回にわたって、対物レン
ズを駆動して対物レンズの位置を更新し、平均化された
焦点位置に追い込んで行く。さらに平均化された焦点位
置に追い込んで行く工程において、平均化処理による対
物レンズ駆動は、平均化処理開始時は平均化処理終了時
の平均化処理に用いる焦点信号の数を少なくして、初め
に粗く追い込み、収束点に近づいてきたら、平均化処理
に用いる焦点信号の数を多くして、細かく追い込むよう
になっている。
より焦点位置を設定するため、被検物のパターンあるい
はゴミ、光学系の収差などによる焦点誤差を少なくし、
焦点検出精度を向上させることができる。
て図面を参照しながら、本出願人がすでに特開平11−
306554号で開示した焦点検知装置を例にとって説
明する。この焦点検知装置の構成及び動作については図
4〜図6をもとに前述したとおりであるので、ここでは
割愛する。
トフォーカス開始の命令によりオートフォーカス信号処
理回路15は、静止した被検物21に対して対物レンズ
12を駆動しながら、図6(c)に示したフォーカス信
号Fを検出し、フォーカス信号Fがゼロになった位置で
対物レンズ12を停止し、この位置を合焦位置とする。
ところがすでに説明したように、図4の装置において光
学調整不備や光学系に収差があるとき、停止させた対物
レンズ12の焦点位置が最適な合焦位置とずれる場合あ
る。このような焦点合わせの誤差を少なくするため、上
述のような焦点合わせ動作で焦点位置を検出した後(す
なわち、オートフォーカス終了後)、本発明の一つの実
施の形態として次のような方法をとる。
めのタイミングを示す図である。
トフォーカス終了後、後述の平均化処理による焦点位置
に対物レンズ12の焦点を追従させる動作(以下、自動
焦点追従と呼ぶ)に移行する。この自動焦点追従中は、
ステージ駆動制御回路16からの命令で、被検物21を
載せたステージ14が平面内で所望の軌跡に走査され
る。この走査軌跡は直線や円などの任意の形で良い。
OFFからONに切り替わり、この信号変化に基づき、焦点
位置の平均化処理が開始される。この平均化処理では、
走査している被検物21上の任意の点から次の点までの
間にフォーカス信号Fを所定のサンプリング回数で検出
し、これらを平均し、この平均値にオートフォーカス信
号処理回路15の処理信号であるフォーカス信号Fが一
致するように対物レンズ12の位置を、レンズ駆動装置
13を制御して、更新する。このような対物レンズ位置
の更新を、被検物21の走査中、所定の周期で複数回繰
り返す。
より、後述のフォーカスロック動作を一定時間実施した
後、オートフォーカス信号処理回路15からの一時停止
信号のONにより自動焦点追従を停止して、対物レンズの
焦点位置を固定する。
説明する。図2は図1におけるフォーカスロック動作開
始からフォーカスロック終了までの動作を説明するもの
であり、収束時間を短くし、かつ、焦点検出精度を向上
させるために、対物レンズ位置の更新周期を三段階に分
けて対物レンズを駆動している。
ロック動作開始命令により、MOVE END 信号がONからOFF
に切り替わる。この信号変化により、上記の平均化処理
におけるサンプリング回数と対物レンズ位置の更新周期
とが変更される。この変更において、対物レンズ位置の
更新周期はフォーカスロック動作開始前より短くなり、
一回更新分のサンプリング回数も少なくなる。これによ
り、対物レンズは早く収束位置に動く。ある程度収束し
たら、更新周期を長くするとともにサンプリング回数を
多くしてさらに収束させる。次ぎにフォーカスロック動
作開始前と同じ状態の更新周期及びサンプリング回数に
戻し、ある時点(一時停止信号がONになるタイミング)
で更新を停止し、焦点位置を固定する。この状態で例え
ば被検査物の加工や検査を実施することが好ましい。
チャートでは自動焦点追従時、焦点ずれがあった場合、
フォーカスロック動作開始命令によって始めてフォーカ
スロック動作を行う方法を示したが、焦点合わせ後直ち
にフォーカスロック動作を行うことも可能である。すな
わち、焦点合わせ動作で焦点位置検出を行った後、自動
的にフォーカスロック動作に移行させてもよい。図3は
そのような別の実施形態を示したものである。
ように、オートフォーカス終了後、自動的にフォーカス
ロック動作に移行する。これにより、MOVE END信号が O
FFからONに切り替わり、ステージ14により被検物21
が走査され、平均化処理を伴う自動焦点追従が開始され
る。この平均化処理では、多数回サンプリングしたフォ
ーカス信号Fを平均し、複数回にわたって、対物レンズ
駆動装置13を制御して対物レンズ12の位置を更新
し、平均化された焦点位置に追い込んで行く。さらに平
均化された焦点位置に追い込んで行く工程において、図
2を用いて前述したように、平均化処理による対物レン
ズ駆動は、平均化処理開始時は平均化処理終了時の平均
化処理に用いる焦点信号の数を少なくして、初めに粗く
追い込み、収束点に近づいてきたら、平均化処理に用い
る焦点信号の数を多くして、細かく追い込むようになっ
ている。
間実施した後、オートフォーカス信号処理回路15から
の一時停止信号のONにより自動焦点追従を停止して、対
物レンズの焦点位置を固定する。
常の焦点合わせ動作後、さらに被検物を走査しながら、
焦点検知を多数回行ない平均化し、その平均値で対物レ
ンズを駆動することを多数回繰り返すことにより、焦点
検知位置を収束させていることにより、被検物のパター
ンや、被検物上のゴミ、突起物等の存在などによる焦点
合わせの誤差が平均化されるので、焦点位置を精度良く
検出できる。特に本発明の方法を特開平11−3065
54号の焦点検知装置に用いると、光学系の収差がある
場合でも、パターンが描かれていたり、欠けや突起、異
物などの存在する被検物に対する焦点検出精度はより向
上する。例えば±0.2μm以内の精度で焦点合わせが
可能である。
知装置を作動させるためのタイミングを示す図である。
ォーカスロック終了までの動作を行うときの対物レンズ
位置の更新周期の例を示す図である。
タイミングチャートである。
示す図である。
演算処理するオートフォーカス信号処理回路の構成図で
ある。
号を示す図である。
路) 16 ステージ駆動制御回路 17 焦点検出用光束 18 偏光ビームスプリッタ 19 1/4波長板 20 リレーレンズ 21 被検物 22 ビームスプリッタ 23、24 集光レンズ 25、26 2分割センサー 27 ダイクロイックミラー 28 光軸
Claims (7)
- 【請求項1】 対物レンズと、該対物レンズを介して被
検物に入射させる焦点検出用光束のための光源と、前記
被検物で反射された戻り光を伝搬し、センサー上に集光
するための光学装置と、前記センサーの信号を演算処理
する信号処理回路とを備えた焦点検知装置に用いる焦点
合わせ方法であって、 静止した前記被検物に対して前記対物レンズを駆動し、
前記信号処理回路の処理信号が合焦位置を示す値になる
位置で前記対物レンズを停止するオートフォーカス段階
と、 その後、前記被検物を走査しながら、前記信号処理回路
の処理信号を多数回検出して平均し、この平均値に前記
信号処理回路の処理信号が一致するように前記対物レン
ズを駆動して焦点位置を更新することを複数回繰り返す
という平均化処理を行った後、焦点位置を固定するフォ
ーカスロック段階とを有することを特徴とする焦点合わ
せ方法。 - 【請求項2】 前記平均化処理における平均化処理の回
数は、平均化処理開始時より平均化処理終了時の方が一
定時間内では少ないことを特徴とする請求項1に記載の
焦点合わせ方法。 - 【請求項3】 前記平均化処理における焦点位置の更新
周期は平均化処理開始時より平均化終了時の方が長いこ
とを特徴とする請求項2に記載の焦点合わせ方法。 - 【請求項4】 前記フォーカスロック段階は、前記オー
トフォーカス段階の終了後、所定の命令により実施する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の焦
点合わせ方法。 - 【請求項5】 前記フォーカスロック段階は、前記オー
トフォーカス段階の終了後、自動的に移行することを特
徴とする請求項1から3のいずれかに記載の焦点合わせ
方法。 - 【請求項6】 請求項1から5の何れかの焦点合わせ方
法を用いた焦点検知装置であって、 前記焦点検出用光束は前記対物レンズの光軸を外れた位
置から前記対物レンズに入射しており、 前記光学装置は、前記戻り光を2方向に分岐するビーム
スプリッタと、前記ビームスプリッタで分岐された一方
の光束を集光する第1の集光レンズと、前記ビームスプ
リッタで分岐されたもう一方の光束を集光する第2の集
光レンズと、前記被検物上に前記対物レンズの焦点位置
が合っている場合において前記ビームスプリッタによる
一方の光束が前記第1の集光レンズで集光される位置の
前側に設置された第1の2分割センサーと、前記被検物
上に前記対物レンズの焦点位置が合っている場合におい
て前記ビームスプリッタによるもう一方の光束が前記第
2の集光レンズで集光される位置の後側に、前記第1の
2分割センサーと光学的に同じ傾きで設置された第2の
2分割センサーとを備えていることを特徴とする焦点検
知装置。 - 【請求項7】 前記信号処理回路は、前記第1の2分割
センサーを成す2つの受光部からの出力信号をそれぞれ
a1,a2とし、前記第2の2分割センサーを成す2つ
の受光部のうち前記のa1を出力する受光部と光学的に
等価な位置にある受光部からの出力信号をb1、前記の
a2を出力する受光部と光学的に等価な位置にある受光
部からの出力信号をb2とするとき、F=(a1−a
2)−(b2−b1)の信号を出力することを特徴とす
る請求項6に記載の焦点検知装置。
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