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JP3413726B2 - ウエハ洗浄方法 - Google Patents

ウエハ洗浄方法

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JP3413726B2
JP3413726B2 JP2000401069A JP2000401069A JP3413726B2 JP 3413726 B2 JP3413726 B2 JP 3413726B2 JP 2000401069 A JP2000401069 A JP 2000401069A JP 2000401069 A JP2000401069 A JP 2000401069A JP 3413726 B2 JP3413726 B2 JP 3413726B2
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hydrofluoric acid
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公之 川副
純一 山下
順一 松崎
健郎 林
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株式会社スーパーシリコン研究所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、仕上げ研磨後の半
導体ウエハを洗浄するウエハ洗浄方法に関するものであ
り、特にオゾン水とフッ酸溶液を用いたウエハ洗浄方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、シリコン単結晶インゴットから
切り出されたシリコンウエハは、ラッピング工程、エッ
チング工程の後、ウエハ表面の平坦化のため研磨剤を用
いた鏡面研磨工程が施される。一般に、シリコンウエハ
表面の清浄度は、半導体デバイス特性に直接影響を与
え、清浄度が低下すると、デバイスパターン形成時の不
良原因となったり、半導体デバイスの電気的特性等に悪
影響を及ぼす。
【0003】ウエハ基板表面の清浄度の低下は、ウエハ
基板表面の微細な凹凸の他、ウエハ加工の各工程でウエ
ハ基板表面に付着したパーティクル(微粒子)等の異物
にも起因している。このため、鏡面研磨工程後は、ウエ
ハ表面に残存するパーティクル等の異物を除去するため
に洗浄処理を行っている。
【0004】洗浄処理の一つとしてウエハを一枚ごとに
その中心周りに回転させながら洗浄を行うスピン洗浄が
あげられるが、このスピン洗浄として、従来から次のよ
うな洗浄方法が行われている。まず、鏡面研磨の仕上げ
研磨後のウエハ表面をオゾン水により洗浄することによ
り、ウエハ表面に酸化膜を形成する。これにより、ウエ
ハ表面に付着したパーティクル等の異物はウエハ表面か
ら浮いてくる。次いで、希フッ酸を含む溶液によりウエ
ハ表面を洗浄し、ウエハ表面に形成された酸化膜を完全
に剥離することにより、酸化膜と共にウエハ表面のパー
ティクルを除去する。そして、更にウエハ表面をオゾン
水洗浄する。これにより、ウエハ表面にはパーティクル
の少ないきれいな状態の酸化膜が形成される。このよう
なオゾン水洗浄とフッ酸溶液による洗浄処理を、繰り返
し行うことにより、ウエハ表面に発生するパーティクル
を最小限に抑えていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の洗浄方法では、希フッ酸処理によってウエハ
表面に形成された酸化膜を全て剥離しているので、希フ
ッ酸処理後のウエハ表面は酸化膜のないむき出しの面に
なっている。このウエハ表面は疎水面であるため、せっ
かく希フッ酸処理によってパーティクルを除去したとし
ても、パーティクルの再付着が生じやすい状態となって
しまう。このため、パーティクルの再付着により、その
後オゾン水洗浄を行っても最終的にはウエハ表面のパー
ティクルを増加させてしまうという問題がある。
【0006】また、従来の洗浄方法では、ウエハ表面か
らパーティクル等の異物を確実に除去するために、オゾ
ン水洗浄及び希フッ酸溶液洗浄を繰り返し行っているた
め、洗浄処理に時間を要するという問題もある。
【0007】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、確実にウエハ表面のパーティクルの低減
を図ることができるウエハ洗浄方法を提供することを主
な目的とする。本発明の別の目的は短時間の洗浄処理で
確実にパーティクルの低減を図ることができるウエハ洗
浄方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、仕上げ研磨後の半導体ウエ
ハの表面に対し、オゾン水洗浄により、複数の層からな
る酸化膜を形成する第1オゾン水洗浄工程と、フッ酸溶
液洗浄により、ウエハ表面に形成された酸化膜をウエハ
表面側の層を残して剥離するフッ酸溶液洗浄工程と、フ
ッ酸溶液洗浄終了後のウエハ表面に対し、更にオゾン水
洗浄により酸化膜を形成する第2オゾン水洗浄工程と、
を含むことを特徴とする。
【0009】この請求項1に係る発明では、仕上げ研磨
後のパーティクルが多量に付着しているウエハ表面に、
第1オゾン水洗浄工程によって複数層からなる酸化膜を
形成し、その後、フッ酸溶液洗浄工程によってこの酸化
膜層をウエハ表面側の層を残して剥離する。このため、
フッ酸溶液洗浄後のウエハ表面は疎水状態とならず、パ
ーティクルの再付着が防止される。その後、第2オゾン
水洗浄工程によってウエハ表面をオゾン水洗浄を行うこ
とにより、ウエハ表面にはパーティクルの残存しない高
清浄度の酸化膜が形成される。従って、本発明によれ
ば、希フッ酸処理によってウエハ表面が疎水面となりパ
ーティクルの再付着を生じやすい従来のウエハ洗浄方法
に比べて、確実にパーティクルの低減を図ることが可能
となる。
【0010】また、本発明では、このように第1オゾン
水洗浄工程、フッ酸溶液洗浄工程及び第2オゾン水洗浄
工程の一連の工程によって確実にパーティクルの低減が
図られるので、オゾン水洗浄とフッ酸溶液洗浄を何度も
繰り返す必要はなく、洗浄処理時間の短縮化にも繋が
る。
【0011】本発明における複数の層からなる酸化膜と
は、シリコン原子の結晶構造の層をいい、第1オゾン水
洗浄工程により形成する酸化膜の層は少なくとも2層以
上である必要がある。
【0012】第1オゾン水洗浄工程は、ウエハ表面に複
数の層からなる酸化膜を形成するのであれば良く、この
ためのオゾン水の濃度、洗浄時間は任意に定めることが
できる。
【0013】フッ酸溶液洗浄工程は、ウエハ表面に形成
された酸化膜をウエハ表面側の層を残して剥離するもの
であれば良く、剥離する層に応じて、フッ酸溶液の濃
度、洗浄時間は任意に定めることができる。また、ウエ
ハ表面側に残す酸化膜の層の数や割合及び剥離する酸化
膜の層の数や割合は本発明では特に限定しない。例え
ば、酸化膜の層を最上層から全体の1/3程度剥離する
ように構成することができるが、ウエハ表面側に残す酸
化膜の層数が最も最適なものとして、請求項2に係る発
明が挙げられる。
【0014】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
ウエハ洗浄方法において、前記フッ酸溶液洗浄工程は、
ウエハ表面に形成された酸化膜をウエハ表面側の一層の
みを残して剥離するものであることを特徴とする。
【0015】この請求項2に係る発明は、フッ酸溶液洗
浄工程がウエハ表面に形成された酸化膜をウエハ表面側
の一層のみを残して剥離するので、酸化膜に浮いてきた
パーティクルの大部分を酸化膜の剥離と共に除去するこ
とができ、パーティクルの更なる低減を図ることができ
る。
【0016】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
記載のウエハ洗浄方法において、前記フッ酸溶液洗浄工
程は、濃度約0.5%の前記フッ酸溶液により5秒間程
度の洗浄処理を行うものであることを特徴とする。
【0017】この請求項3に係る発明は、フッ酸溶液洗
浄工程の好ましい態様であり、本願発明者が種々のパタ
ーンで実験した結果、濃度約0.5%のフッ酸溶液によ
り5秒間程度の洗浄処理を行った場合に、パーティクル
の低減効果が最も現れたものである。
【0018】請求項4に係る発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項に記載のウエハ洗浄方法において、前記第1
オゾン水洗浄工程終了後で前記フッ酸溶液洗浄工程前の
ウエハ表面を、機械的に洗浄する機械的洗浄工程を更に
含むことを特徴とする。
【0019】この請求項2に係る発明では、第1オゾン
水洗浄工程終了後でフッ酸溶液洗浄工程前の機械的洗浄
工程で、ウエハ表面を機械的洗浄処理により、第1オゾ
ン水洗浄工程による酸化膜形成によって浮上したパーテ
ィクルのうち、大きいサイズのパーティクルを除去す
る。このため、次工程のフッ酸溶液洗浄工程で酸化膜層
の剥離により、大きいサイズのパーティクルが残存する
ことはなく、さらなるパーティクルの低減が図られる。
【0020】本発明における機械的洗浄工程は、ウエハ
表面を機械的に洗浄するものであれば良く、例えばロー
ルブラシによる洗浄、ディスクブラシによる洗浄があげ
られるがこれらに限定されるものではない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係るウエハ洗浄方法の好適な実施の形態を詳細に
説明する。本実施形態のウエハ洗浄方法は、鏡面研磨の
仕上げ研磨処理終了後のシリコンウエハを一枚ずつその
中心周りに回転させながら洗浄するいわゆる枚葉式スピ
ン洗浄法により行うものである。
【0022】(ウエハ洗浄装置の構成)図1は、本実施
形態のウエハ洗浄装置の概略構成図である。図1に示す
ように、本実施形態のウエハ洗浄装置1は、研磨装置か
らのシリコンウエハの搬送路10と、搬送されてきたシ
リコンウエハの表面にオゾン(O)水又はフッ化水素
(HF)溶液を供給して洗浄する第1洗浄部2と、ウエ
ハをロールブラシ11により機械洗浄する第2洗浄部3
と、ウエハを第1洗浄部2と第2洗浄部3との間で搬送
するロボットハンド4とを主に備えている。
【0023】第1洗浄部2は、研磨装置(図示せず)か
ら搬送されてくるウエハを載置する基台5と、オゾン水
を噴射する第1ノズル7と、フッ化水素溶液を噴射する
第2ノズル8と、基台5を回転させる回転駆動機構(図
示せず)とから構成される。第1ノズル7には、濃度1
0ppmのオゾン水を貯蔵したオゾン水タンクに接続さ
れており、当該タンクから供給されるオゾン水を噴射す
るようになっている。第2ノズル8には、濃度0.5%
のフッ化水素溶液を貯蔵したフッ化水素溶液タンクに接
続されており、当該タンクから供給されるフッ化水素溶
液を噴射するようになっている。
【0024】第2洗浄部3は、ロールブラシ洗浄処理を
行うものであり、ウエハを載置する基台6と、PVA製
ロールブラシ11と、ロールブラシ11を軸心周りに回
転させながら移動させる移動機構(図示せず)と、純水
タンク(図示せず)、純水タンクから供給される純水を
ウエハ表面に噴射する2個の第3ノズル9とから構成さ
れる。
【0025】(ウエハ洗浄処理)次に、以上のように構
成されたウエハ洗浄装置1によるウエハの洗浄処理につ
いて説明する。図2は本実施形態のウエハ洗浄処理によ
るウエハ表面の状態を各工程ごと時系列で模式的に示し
た工程図である。図2(a)は仕上げ研磨終了直後、図
2(b)は1回目のオゾン水洗浄後、図2(c)はロー
ルブラシ洗浄中、図2(d)はフッ化水素溶液洗浄中、
図2(e)は2回目のオゾン水洗浄後、のウエハ表面の
状態を示している。
【0026】仕上げ研磨終了後に第1洗浄部2に搬送さ
れてきたウエハ表面は疎水面であるため、図2(a)に
示すように多数のパーティクルが強固に付着した状態と
なっている。このウエハに対し、第1洗浄部2の第1ノ
ズル7からオゾン水を噴射させて、1回目のオゾン水洗
浄処理を行う(第1オゾン水洗浄工程)。この第1オゾ
ン水洗浄工程では、ウエハを回転数100rpmで中心
周りに回転させながら、濃度10ppmのオゾン水を流
量1L/minで90秒間、ウエハ表面に供給すること
により行う。これにより、図2(b)に示すようにウエ
ハ表面には酸化膜が形成され、ウエハ表面のパーティク
ルが酸化膜上に浮いてきた状態となる。
【0027】次いで、ウエハをロボットハンド4によっ
て第2洗浄部3へ移動し基台6上に載置する。そして、
噴射口9から純水をウエハ表面に供給する。かかる純水
洗浄を行いながら、ロールブラシ11を駆動機構により
その軸心周りに回転させてウエハ表面上を移動し、ロー
ルブラシ洗浄処理を行う(機械洗浄工程)。このロール
ブラシ洗浄は、ウエハを回転数30rpmでその中心周
りに回転させながら、ロールブラシ11を回転数600
rpmで軸回転させて60秒間行う。このとき、図2
(c)に示すように、酸化膜上に浮上してきたパーティ
クルの中でサイズの大きなパーティクルがロールブラシ
洗浄により除去される。
【0028】次いで、ウエハをロボットハンド4によっ
て第1洗浄部2へ戻し基台5上へ載置する。そして、第
2ノズル8から濃度10ppmのフッ化水素溶液を約5
秒間噴射して、ウエハ表面のフッ化水素溶液洗浄処理を
行う(フッ酸溶液洗浄工程)。図2(d)に示すよう
に、このフッ化水素溶液洗浄によって、ウエハ表面の酸
化膜がシリコン原子1層分のみを残して剥離され、これ
により酸化膜上に浮いてきた微小パーティクルも同時に
除去される。即ち、本実施形態のフッ化水素溶液洗浄処
理によって、ウエハ表面の酸化膜は完全に剥離されない
状態で残り、ウエハ表面が疎水面となることはない。こ
のため、ウエハ表面へのパーティクルの再付着が防止さ
れる。
【0029】次に、第1洗浄部2で、第1ノズル7から
10ppmのオゾン水をウエハ表面に噴射することによ
り2回目のオゾン水洗浄を行う(第2オゾン水洗浄工
程)。このオゾン水洗浄処理は、30秒間行う。これに
より、図2(e)に示すように、ウエハ表面にはクリー
ンな酸化膜が形成される。第2オゾン水洗浄工程終了後
は、ウエハ表面の乾燥処理を行ってウエハ洗浄を終了す
る。
【0030】このように本実施形態のウエハ洗浄方法で
は、フッ化水素溶液洗浄処理によって酸化膜をウエハ表
面側のシリコン原子1層分のみを残して剥離し、完全に
酸化膜を剥離しないので、パーティクルの再付着が防止
され、確実にパーティクルの低減を図ることができる。
また、1回目のオゾン水洗浄(第1オゾン水洗浄工
程)、ロールブラシ洗浄(機械的洗浄工程)、フッ化水
素溶液洗浄(フッ酸溶液洗浄工程)、及び2回目のオゾ
ン水洗浄(第2オゾン水洗浄工程)の一連の工程によっ
てパーティクルを低減できるので、オゾン水洗浄とフッ
酸溶液洗浄を何度も繰り返す必要はなく洗浄処理時間が
短縮される。
【0031】尚、本実施形態のウエハ洗浄方法では、1
回目のオゾン水洗浄(第1オゾン水洗浄工程)、ロール
ブラシ洗浄(機械的洗浄工程)、フッ化水素溶液洗浄
(フッ酸溶液洗浄工程)、及び2回目のオゾン水洗浄
(第2オゾン水洗浄工程)をこの順で行えば良く、ロー
ルブラシ洗浄工程とフッ化水素溶液洗浄工程の間に純水
洗浄やカソード水によるディスクブラシ洗浄の工程を含
めても良く、また、2回目のオゾン水洗浄工程終了後
に、純水洗浄、純水によるディスク洗浄、純水によるメ
ガソニック洗浄等の工程を行った後乾燥工程に移行する
ようにしても良い。
【0032】また、本実施形態のウエハ洗浄方法では、
フッ化水素溶液洗浄工程で使用するフッ化水素溶液の濃
度を10ppmとし、洗浄時間を5秒間としているが、
ウエハ表面の酸化膜を完全に剥離しないものであれば、
任意の濃度、洗浄時間を採択することが可能である。
【0033】
【実施例】[実施例1] (1)洗浄処理のプロセス 仕上げ研磨後のシリコンウエハに対し以下のプロセスA
及びプロセスBの処理を行った。 プロセスA:[1]→[2]→[3]→[4]→[6]→
[7] プロセスB:[1]→[2]→[3]→[4]→[5]→
[6]→[7] ここで、 [1]オゾン水洗浄(第1オゾン水洗浄工程) [2]ロールブラシ洗浄(機械的洗浄工程) [3]純水洗浄 [4]フッ化水素溶液洗浄(フッ酸溶液洗浄工程) [5]オゾン水洗浄(第2オゾン水洗浄工程) [6]純水洗浄 [7]乾燥処理 としている。
【0034】(2)洗浄条件 上記[1]、[2]、[4]、[5]の各工程の洗浄条件は以下の通
りである。 [1]オゾン水洗浄(第1オゾン水洗浄工程) オゾン水濃度:10ppm 洗浄時間:90秒 [2]ロールブラシ洗浄(機械的洗浄工程) 洗浄時間:60秒 [4]フッ化水素溶液洗浄(フッ酸溶液洗浄工程) フッ化水素溶液の濃度:0.5% 洗浄時間:5秒 [5]オゾン水洗浄(第2オゾン水洗浄工程) オゾン水濃度:10ppm 洗浄時間:30秒
【0035】(3)実施結果プロセスA及びプロセスB
の各処理を実行後、ウエハ表面上に残存する80nm以
上のパーティクル数を測定したところ、以下のような結
果が得られた。 プロセスA:パーティクル数(80nm以上):980 プロセスB:パーティクル数(80nm以上):370
【0036】(4)対比例 対比例として、以下のプロセスC,D,E,G,Hを
[4]フッ化水素溶液洗浄の条件を変えてそれぞれ実行し
た場合の80nm以上のパーティクル数を表1に 示す。
【0037】
【表1】
【0038】(5)評価 以上からわかるように、本実施例によれば、ウエハ表面
の80nm以上のパーティクル数は対比例に比べて、き
わめて低減していることがわかる。
【0039】[実施例2] (1)洗浄処理のプロセス 以下の順で仕上げ研磨後のシリコンウエハに対してスピ
ン洗浄を行った。 [1]オゾン水洗浄(第1オゾン水洗浄工程) [2]ロールブラシ洗浄(機械的洗浄工程) [3]カソード水によるディスクブラシ洗浄 [4]純水洗浄 [5]フッ化水素溶液洗浄(フッ酸溶液洗浄工程) [6]オゾン水洗浄(第2オゾン水洗浄工程) [7]純水によるディスクブラシ洗浄 [8]純水によるメガソニック洗浄 [9]純水洗浄 [10]乾燥処理
【0040】(2)洗浄条件 洗浄条件は実施例1と同様である。
【0041】(3)実施結果 全プロセス終了後のパーティクル数(80nm以上):
59個 この結果から分かるように、パーティクル数をほぼ除去
することができた。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パーティクルの再付着を生じることなく、確実にパーテ
ィクルの低減を図れるという効果がある。また、オゾン
水洗浄とフッ酸溶液洗浄を何度も繰り返す必要はなく、
洗浄処理時間の短縮化が図られるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のウエハ洗浄装置の概略構成図であ
る。
【図2】本実施形態のウエハ洗浄処理によるウエハ表面
の状態を各工程ごと時系列で模式的に示した工程図であ
る。
【符号の説明】
1:洗浄装置 2:第1洗浄部 3:第2洗浄部 4:ロボットハンド 5,6:基台 7:第1ノズル 8:第2ノズル 9:第3ノズル 10:搬送路 11:ロールブラシ W:シリコンウエハ P:パーティクル O:酸化膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 健郎 群馬県安中市中野谷555番地の1 株式 会社スーパーシリコン研究所内 (56)参考文献 特開 平3−228328(JP,A) 特開 平11−251275(JP,A) 特開 平8−153698(JP,A) 特開 平11−111661(JP,A) 特開2001−53050(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304 H01L 21/308

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕上げ研磨後の半導体ウエハの表面に対
    し、オゾン水洗浄により、複数の層からなる酸化膜を形
    成する第1オゾン水洗浄工程と、 フッ酸溶液洗浄により、ウエハ表面に形成された酸化膜
    をウエハ表面側の層を残して剥離するフッ酸溶液洗浄工
    程と、 フッ酸溶液洗浄終了後のウエハ表面に対し、更にオゾン
    水洗浄により酸化膜を形成する第2オゾン水洗浄工程
    と、を含むことを特徴とするウエハ洗浄方法。
  2. 【請求項2】 前記フッ酸溶液洗浄工程は、ウエハ表面
    に形成された酸化膜をウエハ表面側の一層のみを残して
    剥離するものであることを特徴とする請求項1に記載の
    ウエハ洗浄方法。
  3. 【請求項3】 前記フッ酸溶液洗浄工程は、濃度約0.
    5%の前記フッ酸溶液により約5秒間の洗浄処理を行う
    ものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のウ
    エハ洗浄方法。
  4. 【請求項4】 前記第1オゾン水洗浄工程終了後で前記
    フッ酸溶液洗浄工程前のウエハ表面を、機械的に洗浄す
    る機械的洗浄工程を更に含むことを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか1項に記載のウエハ洗浄方法。
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