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JP3413715B2 - 液状シリコーンゴムベースの製造方法及び液状シリコーンゴム組成物の製造方法 - Google Patents

液状シリコーンゴムベースの製造方法及び液状シリコーンゴム組成物の製造方法

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JP3413715B2
JP3413715B2 JP34459596A JP34459596A JP3413715B2 JP 3413715 B2 JP3413715 B2 JP 3413715B2 JP 34459596 A JP34459596 A JP 34459596A JP 34459596 A JP34459596 A JP 34459596A JP 3413715 B2 JP3413715 B2 JP 3413715B2
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silicone rubber
liquid silicone
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minutes
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憲一 木村
睦夫 清水
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • C08K3/34Silicon-containing compounds
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    • C08G77/04Polysiloxanes
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    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/12Polysiloxanes containing silicon bound to hydrogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
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    • C08G77/20Polysiloxanes containing silicon bound to unsaturated aliphatic groups

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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコーンゴムの
原料として有用な液状シリコーンゴムベース及び液状シ
リコーンゴム組成物の製造方法に関し、更に詳述する
と、保存時の粘度安定性及び当該ベースから得られた組
成物の硬化安定性に優れた液状シリコーンゴムベース及
び液状シリコーンゴム組成物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
シリコーンゴム市場では高流動性を有し、射出成型機へ
の応用が容易でかつ自動化加工に優れた液状シリコーン
ゴム組成物が拡販されており、中でもアルケニル基含有
オルガノポリシロキサンを主剤とする付加反応型液状シ
リコーンゴム組成物が汎用されている。その製造方法
は、生産性を高めるため、また多品種に対応するため
に、共通中間体である液状シリコーンゴムベースを一旦
製造後、硬化剤等を配合し、最終的な製品に製造する場
合が一般的である。
【0003】上記液状シリコーンゴムベースは、主剤で
あるアルケニル基含有オルガノポリシロキサンに多量の
補強性シリカ充填剤を混合し、製造される。例えば特公
平5−28737号公報では、オルガノポリシロキサン
100重量部に対して0〜300重量部の微粉末シリカ
を代表とする充填剤を混合し、射出成型用のシリコーン
ゴム組成物を製造している。
【0004】しかしながら、このような補強性シリカ充
填剤を多量に添加して液状シリコーンゴムベース並びに
前記ベースを原料とする液状シリコーンゴム組成物を製
造する場合は、補強性シリカ充填剤の表面処理を事前に
十分に行うか、或いは表面処理剤を添加すると共に比較
的高温にて長時間熱処理を加えなければ物性の安定した
製品が得られ難い。例えば、特開平7−238228号
公報では、経時による粘度上昇を抑制して良好な保存安
定性を付与するためにヘキサメチルジシラザンを添加す
ると共に、常温で1時間、更に100〜250℃の温度
で2時間以上加熱処理を行っている。また、特開昭61
−130344号公報では、150℃にて2〜3時間の
加熱混合処理を行っている。いずれも主剤であるシリコ
ーンオイルと無機質充填剤を混合し、ベースポリマーを
得るまでの処理時間が問題であり、得られる液状シリコ
ーンゴムベースポリマーのゴム強度を高めるために強力
な練り込みや長時間の加熱処理を行う必要がある。ま
た、よりスケールの大きな量産設備においては更に時間
が必要となる。
【0005】一方、近年盛んに研究が進められている連
続製造法は、一般的に1軸又は2軸のスクリュー押出機
を使用した連続混練装置を用いて練り込む方法である
が、高速回転で大きなシェアレートを加えつつ練り込む
ため、スクリュー径に対する軸長割合に限界がある連続
混練機内での滞留時間は自ずと制限され、通常数十秒か
ら数分程度と極めて短い。故に十分な処理時間が確保さ
れず、このため液状シリコーンゴムベースの増粘に伴う
保存安定性の低下、更に前記ベースを原料とした液状シ
リコーンゴム組成物の伸び・引張り強度等のゴム基本物
性の低下、充填剤の分散不十分による耐久疲労性の低下
を生じていた。
【0006】これに対し、特公平4−28008号公報
では、2軸混練機を用いて機器混練部を200〜300
℃に加熱し、より高温の処理を施すことにより処理時間
の短縮をカバーしようと試みている。これにより液状シ
リコーンゴム組成物のゴム強度(引張り強度・伸び)は
向上したものの、粘度、保存安定性に関しては、未だ経
時変化に伴う液状シリコーンゴムベース又は前記ベース
を原料とした液状シリコーンゴム組成物の流動性に劣
り、安定した品質のベースを得ることが難しい。
【0007】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
貯蔵後の粘度上昇を極力抑えた保存安定性の高い液状シ
リコーンゴムベース並びに前記ベースを原料とする液状
シリコーンゴム組成物を比較的短時間にて製造する方法
を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結
果、1分子中に珪素原子と結合したアルケニル基を2個
以上有し、25℃の粘度が100〜300,000cS
tであるオルガノポリシロキサン、及び、比表面積(B
ET法)が50m2/g以上の補強性シリカ充填剤、更
に必要に応じて上記オルガノポリシロキサンと補強性シ
リカ充填剤の混合を円滑に進めるための混合助剤を混合
し、液状シリコーンゴムベースを製造するに当り、
(1)第1段目に剪断応力を1×106N/m2以上とし
て混練を行い、(2)続いて、第2段目の剪断応力を第
1段目の混練の1/2以下として混練を行うこと、また
この場合、第1段目の混練の一部、及び第2段目の混練
の一部又は全部において150〜300℃の加熱処理を
並行して行い、更に連続押出混練機を用いる場合、第1
段目の混練機の滞留時間を5分以下、かつ第2段目の混
練機の滞留時間を2分以上、第1段目と第2段目の混練
機の滞留時間の合計を2.5分以上として液状シリコー
ンゴムベースを製造することにより、貯蔵後の粘度上昇
を極力抑えた保存安定性の高い液状シリコーンゴムベー
ス並びに前記ベースを原料とする液状シリコーンゴム組
成物を比較的短時間にて製造可能であることを知見し、
本発明をなすに至った。
【0009】即ち、本発明は、1分子中に珪素原子と結
合したアルケニル基を2個以上有し、25℃における粘
度が100〜300,000cStであるオルガノポリ
シロキサンと、比表面積(BET法)が50m2/g以
上の補強性シリカと、更に必要により混合助剤とを混練
して液状シリコーンゴムベースを製造するに当り、
(1)第1段目の混練を1×106N/m2以上の剪断応
力で行い、次いで、(2)第2段目の混練を第1段目の
混練の1/2以下の剪断応力で行うことを特徴とする液
状シリコーンゴムベースの製造方法、及び、これによっ
て得られた液状シリコーンゴムベースにオルガノハイド
ロジェンポリシロキサン及び付加反応用触媒を混合する
ようにした液状シリコーンゴム組成物の製造方法を提供
する。この場合、上記第1段目の混練ステップの一部を
150〜300℃で行うと共に、第2段目の混練ステッ
プの一部又は全部を150〜300℃で行うこと、ま
た、第1段目の混練時間が5分以下であり、第2段目の
混練時間が2分以上であり、かつ第1段目と第2段目の
合計混練時間が2.5分以上であることが好ましく、上
記操作は、2台の連続押出混練機を連設して第1段目及
び第2段目の混練を順次連続的に行うようにすることが
好適である。これにより、液状シリコーンゴムベース及
び前記ベースを原料とする液状シリコーンゴム組成物の
貯蔵後の粘度上昇を極力抑え、保存安定性に優れた特性
を引き出すことが可能であり、得られるシリコーンゴム
のゴム強度も優れているものである。
【0010】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明において、液状シリコーンゴムベース及び液状シ
リコーンゴム組成物の主剤であるオルガノポリシロキサ
ンは、25℃における粘度が100〜300,000c
Stの範囲を有し、1分子中に少なくとも2個の珪素原
子と結合したアルケニル基を有することが必要である。
このオルガノポリシロキサンとしては下記平均組成式
(1) RaSiO(4-a)/2 (1) で示されるものが好適に使用される。
【0011】ここで、Rは珪素原子に結合した炭素数1
〜12、特に1〜8の非置換又は置換1価炭化水素基か
ら選ばれ、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イ
ソプロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等の
アルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シ
クロヘプチル基等のシクロアルキル基、ビニル基、アリ
ル基等のアルケニル基、フェニル基、トリル基、ナフチ
ル基、ビフェニル基等のアリール基、ベンジル基等のア
ラルキル基やこれらの炭化水素基中の水素原子の一部又
は全部がハロゲン原子やシアノ基などで置換されたもの
が挙げられるが、Rの少なくとも2個はアルケニル基で
ある。aは1.8〜2.2の正数であり、このオルガノ
ポリシロキサンの構造は基本的に直鎖状であることが好
ましく、また分子鎖末端にアルケニル基を有することが
好ましいが、一部に分岐構造を有していてもよい。
【0012】充填剤としては、比表面積(BET法)5
0m2/g以上の補強性シリカ充填剤を使用する。この
ような充填剤としては、例えばヒュームドシリカ、沈降
シリカ、疎水化シリカ等が挙げられる。これら充填剤は
単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができ
る。また、上記シリカ粉末にシリコーンオイル分を含ま
せ、嵩密度を増加せしめた改質シリカ粉末やシリカ表面
処理剤、例えばヘキサメチルジシラザン、トリメチルシ
ラノール、ジメチルシラノール、トリメチルシラン、ジ
メチルシラン等又は前記シラノール基を末端に有する比
較的短鎖のシロキサン等によって処理されたものも有効
に使用できる。
【0013】補強性シリカ充填剤の配合量はオルガノポ
リシロキサン100重量部に対して5〜150重量部、
特に20〜100重量部が有効である。
【0014】混合助剤としては、必要に応じて上記ポリ
シロキサンと補強性シリカ充填剤の混合を円滑に進める
ための液体状の物質であればいずれでも構わないが、例
えばヘキサメチルジシラザン、下記式(2)で示される
化合物、アンモニア水等、またはこれらを組み合わせた
ものが有効に添加される。
【0015】
【化1】 (式中、R1はメチル基、ビニル基等の前記Rと同様の
1価炭化水素基又はトリメチルシロキシ基のトリオルガ
ノシロキシ基を示す。)
【0016】而して、本発明においては、上記1分子中
に珪素原子と結合したアルケニル基を2個以上有するオ
ルガノポリシロキサン、及び、比表面積(BET法)が
50m2/g以上の補強性シリカ充填剤、更に必要に応
じて上記オルガノポリシロキサンと補強性シリカ充填剤
の混合を円滑に進めるための混合助剤を混練して液状シ
リコーンゴムベースを製造する場合に、まず、第1段目
に比較的高剪断応力型の混練機を配設し、剪断応力を1
×106N/m2以上に保持して混練を行い、主にシリコ
ーンゴムの引張り強度・伸び等の基本的なゴム強度の確
保を図る。このとき、混練時の剪断応力が1×106
/m2未満である場合は、原材料であるオルガノポリシ
ロキサンと補強性シリカ充填剤との混合・分散が不十分
となり、引張り強度・伸び等の基本的なゴム強度が確保
され難い。
【0017】ここで、第1段目の混練では主にゴム強度
の確保を目的とし、比較的高剪断応力を加えることが不
可欠であり、第1段目の混練で用いる混練機としては、
1×106N/m2以上の高剪断応力にて混練が可能な機
械であればいずれでも構わないが、一般に1軸、2軸又
は多軸型の連続押出混練機が有効に使用できる。例え
ば、(株)栗本鉄工所製KRCニーダー、東芝機械
(株)製TEM二軸混練押出機、(株)ケイ・シー・ケ
イ製KCK連続混練押出機等が使用できる。
【0018】続いて、第2段目において前段練り機と比
べ比較的低剪断応力型の混練機を連設し、剪断応力を第
1段目の混練の1/2以下として引き続き混練を行うこ
とにより混練物の熟成を図り、経時に伴うベースの粘度
上昇を極力抑え、保存安定性のある液状シリコーンゴム
ベース及び当該液状シリコーンゴムベースを原料とする
液状シリコーンゴム組成物を製造する。第2段目の混練
は、高剪断応力並びに高剪断速度にて混練を行った第1
段目混練機において確保不可能であった保存安定性を向
上させる上で必要な熟成時間、好ましくは加熱を伴う処
理時間の確保が主目的であり、不必要に高度な剪断応力
はエネルギー的にもまた滞留時間の確保の面からも不適
切であり、仮に第1段目の混練機と同等の剪断応力を取
り入れるならば非経済的な大型機と化してしまう。
【0019】この第1段目の混練機に連設する第2段目
の混練機は、前段練り機と比べて比較的低剪断応力型の
混練機であればいずれの機器でも構わない。第2段目の
混練では主に経時による粘度上昇を抑制し、液状シリコ
ーンゴム組成物の保存安定性を確保することを目的とす
るため、高剪断応力値よりもある程度の滞留時間確保が
必要である。即ち、混練時の回転翼(スクリュー、パド
ル等)の回転数を低くし、剪断速度並びに剪断応力を低
下させても構わないものの、第2段目の混練機のみで2
分以上の滞留時間が望ましく、このとき好ましくは混練
部にて加熱が必要である。
【0020】また、本発明において、上記各々の混練機
は第1段目の混練の一部、及び第2段目の混練の一部又
は全部において加熱処理を並行して行うことが好まし
く、その温度は150〜300℃、より好ましく200
〜300℃の加熱処理を並行して行うことがよい。15
0℃未満では比較的短時間の内に経時による粘度上昇を
引き起こす原因ともなるシラノール基を多分に含む補強
性シリカ充填剤の疎水化が十分に行われない場合があ
り、また300℃を超えると主剤であるオルガノポリシ
ロキサンの劣化、具体的には1分子中に存在する珪素原
子と結合した2個以上のアルケニル基の分離やポリマー
主鎖の切断を生ずる場合があり、液状シリコーンゴムベ
ースの保存安定性を確保するためには150〜300℃
の温度範囲が好ましい。
【0021】なお、第1段目の混練において、成分配合
直後の初期混合部分は60℃以下の比較的低温に保持す
ることが望ましい。
【0022】更に、本発明においては、第1段目の混練
を5分以内、特に1〜5分とし、第2段目の混練を2分
以上、合計混練時間を2.5分以上、特に10〜30分
とすることが好適であり、連続押出混練機を用いる場合
は、第1段目の混練機の滞留時間が5分以内、かつ第2
段目の混練機の滞留時間が2分以上、第1段目と第2段
目の混練機の滞留時間の合計が2.5分以上とすること
が好ましい。第1段目の混練機は1×106N/m2以上
という高剪断応力を必須とするため、スクリュー径Dに
対する軸長Lの割合であるL/Dが制限される連続押出
式の混練機等では自ずと滞留時間に上限が生ずる。しか
しながら、液状シリコーンゴムベースの保存安定性を確
保するにはある程度の処理時間が必要であり、必然的に
比較的低剪断応力にてプロセス上問題のない第2段目の
混練機の滞留時間が長くなる。両混練機の滞留時間の合
計は2.5分以上が好ましく、可能ならば10分以上が
好ましい。上記方法により第1段目の混練機及び第2段
目の混練機をあわせた混練滞留時間が2.5分以上確保
されたならば、従来の方法に比べ経時による粘度上昇を
抑制し、保存安定性のある液状シリコーンゴムベースを
比較的短時間にて製造可能である。また上記ベースを原
料とする液状シリコーンゴム組成物も従来に比べ保存安
定性に富んだものが得られる。
【0023】本発明の液状シリコーンゴム組成物の製造
方法は、以上の方法によって得られるシリコーンゴムベ
ースにオルガノハイドロジェンポリシロキサン及び付加
反応用触媒を添加、混合することによって得られる。こ
の場合、オルガノハイドロジェンポリシロキサンとして
は、付加反応型液状シリコーンゴム組成物として公知の
ものを使用し得、その配合量は硬化有効量である。ま
た、付加反応用触媒としては主として白金系触媒が用い
られ、公知のものを使用し得る。その添加量は触媒量で
ある。なお、オルガノハイドロジェンポリシロキサン、
付加反応用触媒の混合方法は公知の混合方法が採用し得
る。
【0024】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、得られる液
状シリコーンゴムベースの経時における粘度上昇が殆ん
どなく、従来方法と比べ比較的短時間にて保存安定性に
優れた液状シリコーンゴム組成物が得られる。
【0025】
【実施例】以下、実施例、比較例により本発明の効果を
具体的に示す。なお、下記例における重量部は部で表
し、粘度は25℃における測定値を示す。得られたシリ
コーンゴムベースの粘度の測定として、東京計器社製B
型回転粘度計を用いて初期粘度及び60℃、10日間加
熱後の粘度特性を測定した。また、硬度測定はJIS−
K−6301のA型硬さスプリング式試験器を使用して
測定した。引張り強度及び伸びは、得られた液状シリコ
ーンゴムベースを原料として硬化させたゴムシートから
ダンベル状2号型試験片を打ち抜き、(株)上島製作所
製引張り試験器を用いて測定した。
【0026】〔実施例1〕 主剤である分子鎖両末端がメチルビニルシリル基で封鎖
された直鎖状ジメチルポリシロキサン(粘度10,00
0cSt)60部及び補強性充填剤としてシリカ粉末
(NIPSIL LP,日本シリカ社製)40部、混合
助剤としてヘキサメチルジシラザン3部及び水1部を混
合し、液状シリコーンゴムベースを製造した。この場
合、第1段目に剪断応力がおよそ1×107N/m2とな
るよう、スクリュー及びパドルの回転数、スクリュー及
びパドルとバレルのクリアランスを設定した2軸型連続
混練押出機を用いた。当該押出機のスクリュー径は50
mm、L/Dは50であった。また、上記原料の投入口
からコンパウンド排出口までの区間のうち、投入口から
30%までの部分を50℃以下の温度に保持し、それに
続く5%の部分を100℃、更にそれに続く5%の部分
を200℃、他を250℃に設定した。
【0027】続いて、第2段目に剪断応力がおよそ1×
105N/m2となるよう、スクリュー及びパドルの回転
数、スクリュー及びパドルとバレルのクリアランスを設
定した2軸型連続混練押出機を連設した。当該押出機の
スクリュー径は150mm、L/Dは10であった。ま
た、混練機温度を第1段目に引き続き、250℃に保持
した。
【0028】各々の混練機内の滞留時間は第1段目1.
5分、第2段目20分、合計21.5分であった。
【0029】得られた液状シリコーンゴムベース110
部に対し、主剤である分子鎖両末端がメチルビニルシリ
ル基で封鎖された直鎖状ジメチルポリシロキサン(粘度
10,000cSt)25部を添加し、冷却・希釈を行
った。
【0030】また、架橋剤として下記式で示されるメチ
ルハイドロジェンポリシロキサン4部と、及び塩化白金
酸の2%2−エチルヘキサノール溶液0.3部と、反応
抑制剤としてエチニルシクロヘキサノール0.2部とを
加え、120℃にて10分間硬化させ、厚さ2mmのシ
ートを作成した。粘度特性及びゴム物性を表1に示す。
【0031】
【化2】
【0032】〔実施例2〕 主剤である分子鎖両末端がメチルビニルシリル基で封鎖
された直鎖状ジメチルポリシロキサン(粘度10,00
0cSt)60部及び補強性充填剤としてシリカ粉末
(NIPSIL LP,日本シリカ社製)40部、混合
助剤としてヘキサメチルジシラザン3部及び水1部を混
合し、液状シリコーンゴムベースを製造した。この場
合、第1段目に剪断応力がおよそ1×107N/m2とな
るよう、スクリュー及びパドルの回転数、スクリュー及
びパドルとバレルのクリアランスを設定した2軸型連続
混練押出機を用いた。当該押出機のスクリュー径は50
mm、L/Dは50であった。また、上記原料の投入口
からコンパウンド排出口までの区間のうち、投入口から
30%までの部分を50℃以下の温度に保持し、それに
続く5%の部分を100℃、更にそれに続く5%の部分
を200℃、他を250℃に設定した。
【0033】続いて、第2段目に剪断応力がおよそ1×
104N/m2となるよう、スクリュー及びパドルの回転
数、スクリュー及びパドルとバレルのクリアランスを設
定した2軸型連続混練押出機を連設した。当該押出機の
スクリュー径は150mm、L/Dは10であった。ま
た、混練機温度を第1段目に引き続き、250℃に保持
した。
【0034】各々の混練機内の滞留時間は第1段目1.
5分、第2段目6分、合計7.5分であった。
【0035】得られた液状シリコーンゴムベース110
部に対し、主剤である分子鎖両末端がメチルビニルシリ
ル基で封鎖された直鎖状ジメチルポリシロキサン(粘度
10,000cSt)25部を添加し、冷却・希釈を行
った。
【0036】以下、実施例1と同様にして粘度特性及び
ゴム物性を測定した。結果を表1に示す。
【0037】〔比較例1〕 主剤である分子鎖両末端がメチルビニルシリル基で封鎖
された直鎖状ジメチルポリシロキサン(粘度10,00
0cSt)60部及び補強性充填剤としてシリカ粉末
(NIPSIL LP,日本シリカ社製)40部、混合
助剤としてヘキサメチルジシラザン3部及び水1部を混
合し、液状シリコーンゴムベースを製造した。この場
合、第1段目に剪断応力がおよそ1×104N/m2とな
るよう、スクリュー及びパドルの回転数、スクリュー及
びパドルとバレルのクリアランスを設定した2軸型連続
混練押出機を用いた。当該押出機のスクリュー径は50
mm、L/Dは50であった。また、上記原料の投入口
からコンパウンド排出口までの区間のうち、投入口から
30%までの部分を50℃以下の温度に保持し、それに
続く5%の部分を100℃、更にそれに続く5%の部分
を200℃、他を250℃に設定した。
【0038】続いて、第2段目に剪断応力がおよそ1×
104N/m2となるよう、スクリュー及びパドルの回転
数、スクリュー及びパドルとバレルのクリアランスを設
定した2軸型連続混練押出機を連設した。当該押出機の
スクリュー径は150mm、L/Dは10であった。ま
た、混練機温度を第1段目に引き続き、250℃に保持
した。
【0039】各々の混練機内の滞留時間は第1段目1.
5分、第2段目20分、合計21.5分であった。
【0040】得られた液状シリコーンゴムベース110
部に対し、主剤である分子鎖両末端がメチルビニルシリ
ル基で封鎖された直鎖状ジメチルポリシロキサン(粘度
10,000cSt)25部を添加し、冷却・希釈を行
った。
【0041】以下、実施例1と同様にして粘度特性及び
ゴム物性を測定した。結果を表1に示す。
【0042】〔比較例2〕 主剤である分子鎖両末端がメチルビニルシリル基で封鎖
された直鎖状ジメチルポリシロキサン(粘度10,00
0cSt)60部及び補強性充填剤としてシリカ粉末
(NIPSIL LP,日本シリカ社製)40部、混合
助剤としてヘキサメチルジシラザン3部及び水1部を混
合し、液状シリコーンゴムベースを製造した。この場
合、第1段目に剪断応力がおよそ1×107N/m2とな
るよう、スクリュー及びパドルの回転数、スクリュー及
びパドルとバレルのクリアランスを設定した2軸型連続
混練押出機を用いた。当該押出機のスクリュー径は50
mm、L/Dは50であった。また、上記原料の投入口
からコンパウンド排出口までの区間のうち、投入口から
30%までの部分を50℃以下の温度に保持し、それに
続く5%の部分を100℃、更にそれに続く5%の部分
を200℃、他を250℃に設定した。
【0043】続いて、第2段目に剪断応力がおよそ1×
105N/m2となるよう、スクリュー及びパドルの回転
数、スクリュー及びパドルとバレルのクリアランスを設
定した2軸型連続混練押出機を連設した。当該押出機の
スクリュー径は150mm、L/Dは10であった。ま
た、混練機温度を120℃に保持した。
【0044】各々の混練機内の滞留時間は第1段目1.
5分、第2段目20分、合計21.5分であった。
【0045】得られた液状シリコーンゴムベース110
部に対し、主剤である分子鎖両末端がメチルビニルシリ
ル基で封鎖された直鎖状ジメチルポリシロキサン(粘度
10,000cSt)25部を添加し、冷却・希釈を行
った。
【0046】以下、実施例1と同様にして粘度特性及び
ゴム物性を測定した。結果を表1に示す。
【0047】〔比較例3〕 主剤である分子鎖両末端がメチルビニルシリル基で封鎖
された直鎖状ジメチルポリシロキサン(粘度10,00
0cSt)60部及び補強性充填剤としてシリカ粉末
(NIPSIL LP,日本シリカ社製)40部、混合
助剤としてヘキサメチルジシラザン3部及び水1部を混
合し、液状シリコーンゴムベースを製造した。この場
合、第1段目に剪断応力がおよそ1×107N/m2とな
るよう、スクリュー及びパドルの回転数、スクリュー及
びパドルとバレルのクリアランスを設定した2軸型連続
混練押出機を用いた。当該押出機のスクリュー径は50
mm、L/Dは50であった。また、上記原料の投入口
からコンパウンド排出口までの区間のうち、投入口から
30%までの部分を50℃以下の温度に保持し、それに
続く5%の部分を100℃、更にそれに続く5%の部分
を200℃、他を250℃に設定した。
【0048】続いて、第2段目に剪断応力がおよそ1×
105N/m2となるよう、スクリュー及びパドルの回転
数、スクリュー及びパドルとバレルのクリアランスを設
定した2軸型連続混練押出機を連設した。当該押出機の
スクリュー径は150mm、L/Dは10であった。ま
た、混練機温度を第1段目に引き続き、250℃に保持
した。
【0049】各々の混練機内の滞留時間は第1段目1.
2分、第2段目1.2分、合計2.4分であった。
【0050】得られた液状シリコーンゴムベース110
部に対し、主剤である分子鎖両末端がメチルビニルシリ
ル基で封鎖された直鎖状ジメチルポリシロキサン(粘度
10,000cSt)25部を添加し、冷却・希釈を行
った。
【0051】以下、実施例1と同様にして粘度特性及び
ゴム物性を測定した。結果を表1に示す。
【0052】
【表1】
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 83/07 C08K 3/36 C08J 3/20 CFH

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1分子中に珪素原子と結合したアルケニ
    ル基を2個以上有し、25℃における粘度が100〜3
    00,000cStであるオルガノポリシロキサンと、
    比表面積(BET法)が50m2/g以上の補強性シリ
    カと、更に必要により混合助剤とを混練して液状シリコ
    ーンゴムベースを製造するに当り、 (1)第1段目の混練を1×106N/m2以上の剪断応
    力で、 次いで、 (2)第2段目の混練を第1段目の混練の1/2以下の
    剪断応力で行い、この際、第1段目の混練ステップの一
    部を150〜300℃で行うと共に、第2段目の混練ス
    テップの一部又は全部を150〜300℃で行い、その
    混練時間が第1段目は5分以下であり、第2段目が2分
    以上であり、かつ第1段目と第2段目の合計混練時間が
    2.5分以上であることを特徴とする液状シリコーンゴ
    ムの製造方法。
  2. 【請求項2】 2台の連続押出混練機を連設して、第1
    段目及び第2段目の混練を順次連続的に行うようにした
    請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の製造方法によって得ら
    れた液状シリコーンゴムベースにオルガノハイドロジェ
    ンポリシロキサン及び付加反応用触媒を混合するように
    した液状シリコーンゴム組成物の製造方法。
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