JP3408297B2 - 眼科装置 - Google Patents
眼科装置Info
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- JP3408297B2 JP3408297B2 JP29440893A JP29440893A JP3408297B2 JP 3408297 B2 JP3408297 B2 JP 3408297B2 JP 29440893 A JP29440893 A JP 29440893A JP 29440893 A JP29440893 A JP 29440893A JP 3408297 B2 JP3408297 B2 JP 3408297B2
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- eye
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B3/00—Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
- A61B3/10—Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
- A61B3/107—Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for determining the shape or measuring the curvature of the cornea
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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- Molecular Biology (AREA)
- Surgery (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Eye Examination Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は眼科装置に係わり、殊に
バッテリ駆動型やハンドヘルド型の装置に好適な機構に
関する。 【0002】 【従来の技術】角膜形状測定装置や眼底カメラ等の眼科
装置の電源のON/OFFは、一般的には検査者自身が
スイッチ操作で行う。ただ、検査者自身が行うスイッチ
操作においては、電源スイッチを切り忘れるとランプ等
の電気部品の寿命を縮めるとともに不要な電力を消費す
る。このため、従来の装置には、一定の時間操作が行わ
れない場合は電力供給をカットするオートオフ機能が設
けられているものもある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
オートオフ機能が搭載されている装置では、マイクロコ
ンピュータ回路等の電力はカットされないため、不要な
電力消費が十分に押さえられているとはいえず、殊にバ
ッテリ駆動の装置では依然大きな問題を残している。す
なわち、バッテリ駆動の装置の場合、不要な電力消費が
十分に押さえられないと、充電または交換を頻繁に行わ
なければならなうという欠点がある。また、一度の充電
または交換で十分な電力を保有するためにはバッテリ容
量を増やすことが必要であるが、これはコストアップと
なるばかりでなく、バッテリが大型化し、ハンドヘルド
型の装置では特に不利である。また、オートオフ機能が
設けらた装置では、オートオフ状態からの復帰はスイッ
チ操作によるもので煩わしいという問題がある。本発明
は上記欠点に鑑み案出されたもので、低消費電力で操作
性の良い眼科装置を提供することを技術課題とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のような構成を持つことを特徴とする。 (1) バッテリ駆動のハンドヘルド型であって、検査
者が観察光学系を介して被検眼を観察してアライメント
する、被検眼を検査する眼科装置において、光源の点灯
により検出用の光束を投射してその反射光を検出する光
学系を有し、光源の点灯時及び消灯時の検出信号に基づ
いて、外乱光の影響を受けずに、装置に対して所定領域
内に被検眼が存在するか否かを検出する検出手段と、所
定のインターバル時間を生成するインターバル時間生成
手段と、該インターバルで断続的にマイクロコンピュー
タ回路を含む前記検出手段の動作に必要な電源供給を行
う電源供給手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて
被検眼が所定領域内に存在することが検出されると、前
記被検眼の検査に必要な電源を供給し被検眼の検査を実
行するモードに移行するモード移行手段と、を有するこ
とを特徴とする。 【0005】 【0006】 【0007】 【0008】 【0009】 【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。実施例の装置はハンドヘルドタイプの角膜形状測定
装置であり、装置は測定や観察のための光学系,制御や
演算のための電気系が収納されている測定部本体、充電
器、プリンタユニットから大別構成される。 (測定部本体)図1の(a)は測定部本体1を検査者側
から見た外観図であり、(b)は検査者側に対向する側
から見た外観図である。2はアライメントするために被
検眼を観察する観察窓、3は測定結果等を表示する液晶
表示器である。4はメモリされた測定値をクリアにする
クリアスイッチ、5はプリンタユニットに測定データを
送信する送信開始スイッチであり、6,7は測定する被
検眼の左右を指定するRスイッチ,Lスイッチである。
測定部本体の下方は、装置を片手で持つことができるよ
うにグリップ状になっている。グリップの下部にはバッ
テリ10が着脱自在に収納されている。11は充電器に
測定部本体1を置いた時に充電器を介してプリンターユ
ニットへオンラインで測定データを送るためのデータ転
送接点であり、12は充電用の接点である。13は測定
データを光信号でプリンターユニットに送るためのデー
タ送信用光源であり、測定部本体1を充電器に置かなく
てもデータ転送が可能となっている。 【0010】図2は測定部本体に配置される光学系の概
略配置図である。20は測定対象である被検眼、21は
検者眼である。検者眼21は観察レンズ22を介して被
検眼20を拡大観察する。23は固視標用光源、24は
スポット開口を持つ固視標板である。固視標板24は凹
レンズ25、結像レンズ26によりダイクロイックミラ
ー27およびビームスプリッタ28を介して被検眼眼底
に投影され、被検眼に固視標板24を固視させる。29
は角膜形状測定用の指標投影光学系であり、観察光軸を
中心とする同一円周上に90度間隔に4組配置されてい
る。各指標投影光学系29a〜29d(29c,29d
は図示せず)は、近赤外域の光を発するLED等の測定
光源30、スポット絞り31およびコリメータレンズ3
2から形成される。指標投影光学系29aのコリメータ
レンズは、作動距離検出時には有限指標とするために光
路外に脱出させる。33はテレセントリック絞りであ
り、テレセントリック絞り33は結像レンズ26の焦点
位置に配置されている。34は2次元のCCDセンサで
あり、結像レンズ26に対してCCDセンサ34と角膜
反射像が形成される虹彩近傍とは共役であり、CCDセ
ンサ34は指標投影光学系29による角膜反射像の位置
を検出する。35は観察光軸を中心とする同一円周上に
30度間隔に配置されているLEDである。各LED3
5はスポット絞り36、コリメータレンズ37を備え、
その角膜反射像の全体はマイヤリングとしての機能を果
たす。 (充電器およびプリンターユニット) 【0011】図3は、充電器およびプリンターユニット
を上から見た図である。充電器40には、測定部本体を
置く測定部本体保持部41が設けられており、被検者に
対向する側を下方にして嵌め込む。42はバッテリ充電
用接点であり、測定部本体の嵌め込みと同時に充電が開
始される。43はデータ転送の接点である。44はプリ
ンタユニットであり、45は光信号によるデータ通信を
受けるデータ受信用受光部である。充電器40とプリン
タユニット44はケーブルで接続されており、ACアダ
プタを介して電源が供給される。 【0012】以上のような構成を持つ装置において、そ
の動作を図4の回路ブロック図および図5〜図7のフロ
−チャ−トに基づいて説明する。なお、測定部本体はス
リープモード,アクティブモードおよびスタンバイモー
ドの3つの動作モードを持ち、スリープモードはインタ
ーバル時間を作るタイマ回路以外は電源供給がカットさ
れているモード,アクティブモードは被検眼の角膜形状
を連続測定しているモード,スタンバイモードは測定が
完了し、測定データをメモリしているモードとそれぞれ
定義される。マイクロコンピュータ回路53は電源供給
を受けている間、電圧モニタ60によりバッテリ電圧の
監視を行う。回路が動作できなくなる規定電圧に近づい
たら、表示回路57を介して表示器3にバッテリの充電
または交換を促すメッセージマーク等の表示をするとと
もに、ブザ−回路58を介してブザー59を駆動して警
告音で検者に知らせる。バッテリ電圧がさらに動作限界
に低下すると、マイクロコンピュータ回路53は、メモ
リ内に測定データを記憶していれば不揮発性メモリ61
に書き込み、タイマ回路51を止めた上に電源回路52
をOFFにする。 【0013】検者によりバッテリの交換または充電がさ
れるとタイマ回路51に電源が供給されスリープモード
となる。タイマ回路51の動作スタートによりマイクロ
コンピュータ回路53は初めの被検眼チェック時に不揮
発性メモリ61内をチェックし、測定データがあればそ
れを読み込んだ後スタンバイモードとなり、表示器3に
表示する。バッテリ10により電源が供給されるとスリ
ープモードとなり、インターバル時間を作るタイマ回路
51に電源が供給される。タイマ回路51は所定の時間
(例えば2.5秒)経過すると、電源回路52に動作開
始の信号を送る。この信号により、電源回路52がON
され、マイクロコンピュータ回路53に電源が供給され
る。マイクロコンピュータ回路53は、光源駆動回路5
4を動かして測定光源30を点灯させ、続いてCCDセ
ンサ駆動回路55を動かしてCCDセンサ34を駆動す
る。次にマイクロコンピュータ回路53は、信号検出回
路56よりCCDセンサ34上に被検眼の角膜反射像の
信号が得られるか否かをチェックする。信号検出回路5
6が角膜反射像を検出できない場合は、被検眼が測定範
囲内にないと判断され、マイクロコンピュータ回路53
は電源回路52をOFFにし、タイマ回路51以外は電
源がカットされる。タイマ回路51はインターバル時間
を作り、所定時間経過後に再び電源回路52がONさ
れ、同様の被検眼の有無のチェックが行われる。信号検
出回路56が光信号を検出した場合、マイクロコンピュ
ータ回路53は点灯している測定光源30を消灯する。
信号検出回路56は信号検出を行い、光信号が検出され
なくなれば、被検眼が測定範囲内または付近にあると判
断する。測定光源30の消灯にもかかわらず同様な信号
が検出された場合は、マイクロコンピュータ回路53
は、光信号は被検眼の角膜反射によるものではなく、外
乱光によるものと判断し、電源回路52をOFFにして
スリープモードとなる。同時にタイマ回路51はタイマ
動作をスタートする。 【0014】被検眼が測定範囲内にあると判断される
と、マイクロコンピュータ回路53は測定光源30を全
て点灯し、アクティブモードとする。すなわち、検者が
スイッチ操作を行うことなく、被検眼角膜の反射像信号
が得られる位置に測定部本体の測定光学系を置くだけで
自動的にアクティブモードとなる。なお、タイマ回路5
1からのインターバル信号により被検眼の有無のチェッ
ク用に点灯する測定光源30はいくつ点灯しても良い
が、節電効果と測定光源の寿命のためには好ましくは1
つのみの点灯とし、さらに点灯のたびに順次切換えてい
くことが望ましい。被検眼が測定範囲内にあると判断さ
れ、測定光源30が全て点灯されたのち、検者のアライ
メント操作により角膜反射像の信号がCCDセンサ34
上の所定の適正位置にくると、マイクロコンピュータ回
路53はトリガー信号を発して角膜形状の測定を開始
し、所定の演算処理をして測定値を得る。なお、被検眼
と測定系のアライメントに関する説明および角膜形状の
算出方法の説明は、それぞれ本出願人と同一の出願人に
よる特願平4−224896号(発明の名称「アライメ
ント検出装置」)、特公平1−19896号(発明の名
称「角膜形状測定装置」)に記されているので、これを
援用しその説明は省略する。 【0015】測定光源30が全て点灯されているアクテ
ィブモード時に、所定の時間(例えば60秒)経過した
場合または、CCDセンサ34上に角膜反射像信号が得
られなくなった場合は、検者が測定を中止したと判断さ
れ、マイクロコンピュータ回路53は電源回路52をO
FFにしてスリープモードに移行させる。被検眼のアラ
イメントにより測定が完了するとスタンバイモードとな
り、マイクロコンピュータ回路53は表示回路57を介
して表示器3に測定データを表示する。検者は、Rスイ
ッチ6またはLスイッチ7を押して被検眼に対応する左
右を決定する。このスイッチ信号を受け、マイクロコン
ピュータ回路53は測定眼の左右を測定データと対応さ
せて回路内のメモリに記憶する。測定が完了し表示器3
に測定データを表示しているスタンバイモードのまま、
所定時間(例えば60秒)経過してもスイッチ操作がな
い場合は、マイクロコンピュータ回路53は、表示器3
に次の動作を促すメッセージを表示するとともにブザー
駆動回路58を介しブザー59を駆動させて警告音で検
者に知らせる。次に、マイクロコンピュータ回路53は
タイマ回路51からのインターバル信号により被検眼の
有無のチェックを行い、他眼についても同様の手順で測
定する。測定が終了して測定データを出力したい場合は
プリントスイッチ5を押す。プリントスイッチ5が押さ
れると、マイクロコンピュータ回路53は光源駆動回路
54を介しデータ通信用光源13から測定データを送信
し、プリンタユニットに測定データを直送することもで
きる。また、測定部本体が充電器に置かれているとき
は、マイクロコンピュータ回路53は、データ転送用接
点11および充電器を介して測定データをプリンタユニ
ットに送信する。プリンタユニットはどちらかの信号を
受け、測定データを印字する。測定データが不要の場合
はクリアスイッチ4を押す。クリアスイッチ4が押され
ると、マイクロコンピュータ回路53内のメモリの記憶
された測定データが消去される。プリンタスイッチ5ま
たはクリアスイッチ4が押されると、電源回路52はO
FFされスリープモードとなる。 【0016】本発明は、バッテリ駆動のハンドヘルドタ
イプの装置で特に効果を発揮するが、本発明の応用はこ
のタイプの装置に限られるものでなく、従来の据え置き
型の装置にも利用できる。また、本実施例では被検眼の
有無をチェックする際に測定光源による角膜反射像を利
用したが、他の光源を利用しても良いし、さらには光検
出以外の方法によるものでも良い。なお、インターバル
時間やスタンバイモードからスリープモードまでの移行
の時間等を可変できる機能を付加することによって、使
用環境にあった効果的な装置とすることができる。この
ように本発明の実施例は種々の変容が可能であり、これ
らの変容も本発明と技術思想を同一にする限り、これに
含まれるものである。 【発明の効果】本発明によれば、オートオフ状態におい
て断続的に電源供給を行うことにより電力の消費を押さ
えるとともに、操作性を格段に良くすることができる。 【0017】
バッテリ駆動型やハンドヘルド型の装置に好適な機構に
関する。 【0002】 【従来の技術】角膜形状測定装置や眼底カメラ等の眼科
装置の電源のON/OFFは、一般的には検査者自身が
スイッチ操作で行う。ただ、検査者自身が行うスイッチ
操作においては、電源スイッチを切り忘れるとランプ等
の電気部品の寿命を縮めるとともに不要な電力を消費す
る。このため、従来の装置には、一定の時間操作が行わ
れない場合は電力供給をカットするオートオフ機能が設
けられているものもある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
オートオフ機能が搭載されている装置では、マイクロコ
ンピュータ回路等の電力はカットされないため、不要な
電力消費が十分に押さえられているとはいえず、殊にバ
ッテリ駆動の装置では依然大きな問題を残している。す
なわち、バッテリ駆動の装置の場合、不要な電力消費が
十分に押さえられないと、充電または交換を頻繁に行わ
なければならなうという欠点がある。また、一度の充電
または交換で十分な電力を保有するためにはバッテリ容
量を増やすことが必要であるが、これはコストアップと
なるばかりでなく、バッテリが大型化し、ハンドヘルド
型の装置では特に不利である。また、オートオフ機能が
設けらた装置では、オートオフ状態からの復帰はスイッ
チ操作によるもので煩わしいという問題がある。本発明
は上記欠点に鑑み案出されたもので、低消費電力で操作
性の良い眼科装置を提供することを技術課題とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のような構成を持つことを特徴とする。 (1) バッテリ駆動のハンドヘルド型であって、検査
者が観察光学系を介して被検眼を観察してアライメント
する、被検眼を検査する眼科装置において、光源の点灯
により検出用の光束を投射してその反射光を検出する光
学系を有し、光源の点灯時及び消灯時の検出信号に基づ
いて、外乱光の影響を受けずに、装置に対して所定領域
内に被検眼が存在するか否かを検出する検出手段と、所
定のインターバル時間を生成するインターバル時間生成
手段と、該インターバルで断続的にマイクロコンピュー
タ回路を含む前記検出手段の動作に必要な電源供給を行
う電源供給手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて
被検眼が所定領域内に存在することが検出されると、前
記被検眼の検査に必要な電源を供給し被検眼の検査を実
行するモードに移行するモード移行手段と、を有するこ
とを特徴とする。 【0005】 【0006】 【0007】 【0008】 【0009】 【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。実施例の装置はハンドヘルドタイプの角膜形状測定
装置であり、装置は測定や観察のための光学系,制御や
演算のための電気系が収納されている測定部本体、充電
器、プリンタユニットから大別構成される。 (測定部本体)図1の(a)は測定部本体1を検査者側
から見た外観図であり、(b)は検査者側に対向する側
から見た外観図である。2はアライメントするために被
検眼を観察する観察窓、3は測定結果等を表示する液晶
表示器である。4はメモリされた測定値をクリアにする
クリアスイッチ、5はプリンタユニットに測定データを
送信する送信開始スイッチであり、6,7は測定する被
検眼の左右を指定するRスイッチ,Lスイッチである。
測定部本体の下方は、装置を片手で持つことができるよ
うにグリップ状になっている。グリップの下部にはバッ
テリ10が着脱自在に収納されている。11は充電器に
測定部本体1を置いた時に充電器を介してプリンターユ
ニットへオンラインで測定データを送るためのデータ転
送接点であり、12は充電用の接点である。13は測定
データを光信号でプリンターユニットに送るためのデー
タ送信用光源であり、測定部本体1を充電器に置かなく
てもデータ転送が可能となっている。 【0010】図2は測定部本体に配置される光学系の概
略配置図である。20は測定対象である被検眼、21は
検者眼である。検者眼21は観察レンズ22を介して被
検眼20を拡大観察する。23は固視標用光源、24は
スポット開口を持つ固視標板である。固視標板24は凹
レンズ25、結像レンズ26によりダイクロイックミラ
ー27およびビームスプリッタ28を介して被検眼眼底
に投影され、被検眼に固視標板24を固視させる。29
は角膜形状測定用の指標投影光学系であり、観察光軸を
中心とする同一円周上に90度間隔に4組配置されてい
る。各指標投影光学系29a〜29d(29c,29d
は図示せず)は、近赤外域の光を発するLED等の測定
光源30、スポット絞り31およびコリメータレンズ3
2から形成される。指標投影光学系29aのコリメータ
レンズは、作動距離検出時には有限指標とするために光
路外に脱出させる。33はテレセントリック絞りであ
り、テレセントリック絞り33は結像レンズ26の焦点
位置に配置されている。34は2次元のCCDセンサで
あり、結像レンズ26に対してCCDセンサ34と角膜
反射像が形成される虹彩近傍とは共役であり、CCDセ
ンサ34は指標投影光学系29による角膜反射像の位置
を検出する。35は観察光軸を中心とする同一円周上に
30度間隔に配置されているLEDである。各LED3
5はスポット絞り36、コリメータレンズ37を備え、
その角膜反射像の全体はマイヤリングとしての機能を果
たす。 (充電器およびプリンターユニット) 【0011】図3は、充電器およびプリンターユニット
を上から見た図である。充電器40には、測定部本体を
置く測定部本体保持部41が設けられており、被検者に
対向する側を下方にして嵌め込む。42はバッテリ充電
用接点であり、測定部本体の嵌め込みと同時に充電が開
始される。43はデータ転送の接点である。44はプリ
ンタユニットであり、45は光信号によるデータ通信を
受けるデータ受信用受光部である。充電器40とプリン
タユニット44はケーブルで接続されており、ACアダ
プタを介して電源が供給される。 【0012】以上のような構成を持つ装置において、そ
の動作を図4の回路ブロック図および図5〜図7のフロ
−チャ−トに基づいて説明する。なお、測定部本体はス
リープモード,アクティブモードおよびスタンバイモー
ドの3つの動作モードを持ち、スリープモードはインタ
ーバル時間を作るタイマ回路以外は電源供給がカットさ
れているモード,アクティブモードは被検眼の角膜形状
を連続測定しているモード,スタンバイモードは測定が
完了し、測定データをメモリしているモードとそれぞれ
定義される。マイクロコンピュータ回路53は電源供給
を受けている間、電圧モニタ60によりバッテリ電圧の
監視を行う。回路が動作できなくなる規定電圧に近づい
たら、表示回路57を介して表示器3にバッテリの充電
または交換を促すメッセージマーク等の表示をするとと
もに、ブザ−回路58を介してブザー59を駆動して警
告音で検者に知らせる。バッテリ電圧がさらに動作限界
に低下すると、マイクロコンピュータ回路53は、メモ
リ内に測定データを記憶していれば不揮発性メモリ61
に書き込み、タイマ回路51を止めた上に電源回路52
をOFFにする。 【0013】検者によりバッテリの交換または充電がさ
れるとタイマ回路51に電源が供給されスリープモード
となる。タイマ回路51の動作スタートによりマイクロ
コンピュータ回路53は初めの被検眼チェック時に不揮
発性メモリ61内をチェックし、測定データがあればそ
れを読み込んだ後スタンバイモードとなり、表示器3に
表示する。バッテリ10により電源が供給されるとスリ
ープモードとなり、インターバル時間を作るタイマ回路
51に電源が供給される。タイマ回路51は所定の時間
(例えば2.5秒)経過すると、電源回路52に動作開
始の信号を送る。この信号により、電源回路52がON
され、マイクロコンピュータ回路53に電源が供給され
る。マイクロコンピュータ回路53は、光源駆動回路5
4を動かして測定光源30を点灯させ、続いてCCDセ
ンサ駆動回路55を動かしてCCDセンサ34を駆動す
る。次にマイクロコンピュータ回路53は、信号検出回
路56よりCCDセンサ34上に被検眼の角膜反射像の
信号が得られるか否かをチェックする。信号検出回路5
6が角膜反射像を検出できない場合は、被検眼が測定範
囲内にないと判断され、マイクロコンピュータ回路53
は電源回路52をOFFにし、タイマ回路51以外は電
源がカットされる。タイマ回路51はインターバル時間
を作り、所定時間経過後に再び電源回路52がONさ
れ、同様の被検眼の有無のチェックが行われる。信号検
出回路56が光信号を検出した場合、マイクロコンピュ
ータ回路53は点灯している測定光源30を消灯する。
信号検出回路56は信号検出を行い、光信号が検出され
なくなれば、被検眼が測定範囲内または付近にあると判
断する。測定光源30の消灯にもかかわらず同様な信号
が検出された場合は、マイクロコンピュータ回路53
は、光信号は被検眼の角膜反射によるものではなく、外
乱光によるものと判断し、電源回路52をOFFにして
スリープモードとなる。同時にタイマ回路51はタイマ
動作をスタートする。 【0014】被検眼が測定範囲内にあると判断される
と、マイクロコンピュータ回路53は測定光源30を全
て点灯し、アクティブモードとする。すなわち、検者が
スイッチ操作を行うことなく、被検眼角膜の反射像信号
が得られる位置に測定部本体の測定光学系を置くだけで
自動的にアクティブモードとなる。なお、タイマ回路5
1からのインターバル信号により被検眼の有無のチェッ
ク用に点灯する測定光源30はいくつ点灯しても良い
が、節電効果と測定光源の寿命のためには好ましくは1
つのみの点灯とし、さらに点灯のたびに順次切換えてい
くことが望ましい。被検眼が測定範囲内にあると判断さ
れ、測定光源30が全て点灯されたのち、検者のアライ
メント操作により角膜反射像の信号がCCDセンサ34
上の所定の適正位置にくると、マイクロコンピュータ回
路53はトリガー信号を発して角膜形状の測定を開始
し、所定の演算処理をして測定値を得る。なお、被検眼
と測定系のアライメントに関する説明および角膜形状の
算出方法の説明は、それぞれ本出願人と同一の出願人に
よる特願平4−224896号(発明の名称「アライメ
ント検出装置」)、特公平1−19896号(発明の名
称「角膜形状測定装置」)に記されているので、これを
援用しその説明は省略する。 【0015】測定光源30が全て点灯されているアクテ
ィブモード時に、所定の時間(例えば60秒)経過した
場合または、CCDセンサ34上に角膜反射像信号が得
られなくなった場合は、検者が測定を中止したと判断さ
れ、マイクロコンピュータ回路53は電源回路52をO
FFにしてスリープモードに移行させる。被検眼のアラ
イメントにより測定が完了するとスタンバイモードとな
り、マイクロコンピュータ回路53は表示回路57を介
して表示器3に測定データを表示する。検者は、Rスイ
ッチ6またはLスイッチ7を押して被検眼に対応する左
右を決定する。このスイッチ信号を受け、マイクロコン
ピュータ回路53は測定眼の左右を測定データと対応さ
せて回路内のメモリに記憶する。測定が完了し表示器3
に測定データを表示しているスタンバイモードのまま、
所定時間(例えば60秒)経過してもスイッチ操作がな
い場合は、マイクロコンピュータ回路53は、表示器3
に次の動作を促すメッセージを表示するとともにブザー
駆動回路58を介しブザー59を駆動させて警告音で検
者に知らせる。次に、マイクロコンピュータ回路53は
タイマ回路51からのインターバル信号により被検眼の
有無のチェックを行い、他眼についても同様の手順で測
定する。測定が終了して測定データを出力したい場合は
プリントスイッチ5を押す。プリントスイッチ5が押さ
れると、マイクロコンピュータ回路53は光源駆動回路
54を介しデータ通信用光源13から測定データを送信
し、プリンタユニットに測定データを直送することもで
きる。また、測定部本体が充電器に置かれているとき
は、マイクロコンピュータ回路53は、データ転送用接
点11および充電器を介して測定データをプリンタユニ
ットに送信する。プリンタユニットはどちらかの信号を
受け、測定データを印字する。測定データが不要の場合
はクリアスイッチ4を押す。クリアスイッチ4が押され
ると、マイクロコンピュータ回路53内のメモリの記憶
された測定データが消去される。プリンタスイッチ5ま
たはクリアスイッチ4が押されると、電源回路52はO
FFされスリープモードとなる。 【0016】本発明は、バッテリ駆動のハンドヘルドタ
イプの装置で特に効果を発揮するが、本発明の応用はこ
のタイプの装置に限られるものでなく、従来の据え置き
型の装置にも利用できる。また、本実施例では被検眼の
有無をチェックする際に測定光源による角膜反射像を利
用したが、他の光源を利用しても良いし、さらには光検
出以外の方法によるものでも良い。なお、インターバル
時間やスタンバイモードからスリープモードまでの移行
の時間等を可変できる機能を付加することによって、使
用環境にあった効果的な装置とすることができる。この
ように本発明の実施例は種々の変容が可能であり、これ
らの変容も本発明と技術思想を同一にする限り、これに
含まれるものである。 【発明の効果】本発明によれば、オートオフ状態におい
て断続的に電源供給を行うことにより電力の消費を押さ
えるとともに、操作性を格段に良くすることができる。 【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の装置の測定部本体の外観図である。
【図2】測定部本体に配置される光学系の概略図であ
る。 【図3】本実施例の装置の充電器およびプリンターユニ
ットを上から見た図である。 【図4】本実施例の装置の回路ブロック図である。 【図5】本実施例の装置の動作を説明するためのフロー
チャートである。 【図6】本実施例の装置の動作を説明するためのフロー
チャートである。 【図7】本実施例の装置の動作を説明するためのフロー
チャートである。 【符号の説明】 1 測定部本体 10 バッテリ 30 測定光源 34 CCDセンサ 40 充電器 44 プリンタユニット 51 タイマ回路 52 電源回路 53 マイクロコンピュータ回路
る。 【図3】本実施例の装置の充電器およびプリンターユニ
ットを上から見た図である。 【図4】本実施例の装置の回路ブロック図である。 【図5】本実施例の装置の動作を説明するためのフロー
チャートである。 【図6】本実施例の装置の動作を説明するためのフロー
チャートである。 【図7】本実施例の装置の動作を説明するためのフロー
チャートである。 【符号の説明】 1 測定部本体 10 バッテリ 30 測定光源 34 CCDセンサ 40 充電器 44 プリンタユニット 51 タイマ回路 52 電源回路 53 マイクロコンピュータ回路
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭56−168726(JP,A)
特開 平5−188473(JP,A)
特開 平5−257059(JP,A)
特開 平3−272731(JP,A)
特開 昭58−127630(JP,A)
特開 昭61−193420(JP,A)
特開 昭61−206424(JP,A)
特開 平4−288120(JP,A)
特開 平5−192296(JP,A)
特開 平5−277071(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A61B 3/00 - 3/16
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 バッテリ駆動のハンドヘルド型であっ
て、検査者が観察光学系を介して被検眼を観察してアラ
イメントする、被検眼を検査する眼科装置において、光
源の点灯により検出用の光束を投射してその反射光を検
出する光学系を有し、光源の点灯時及び消灯時の検出信
号に基づいて、外乱光の影響を受けずに、装置に対して
所定領域内に被検眼が存在するか否かを検出する検出手
段と、所定のインターバル時間を生成するインターバル
時間生成手段と、該インターバルで断続的にマイクロコ
ンピュータ回路を含む前記検出手段の動作に必要な電源
供給を行う電源供給手段と、前記検出手段の検出結果に
基づいて被検眼が所定領域内に存在することが検出され
ると、前記被検眼の検査に必要な電源を供給し被検眼の
検査を実行するモードに移行するモード移行手段と、を
有することを特徴とする眼科装置。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP29440893A JP3408297B2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 眼科装置 |
US08/330,799 US5563667A (en) | 1993-10-29 | 1994-10-28 | Opthalmic apparatus having lowered consumption of electric power |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29440893A JP3408297B2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 眼科装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07124109A JPH07124109A (ja) | 1995-05-16 |
JP3408297B2 true JP3408297B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=17807365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29440893A Expired - Fee Related JP3408297B2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 眼科装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5563667A (ja) |
JP (1) | JP3408297B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2000033729A2 (de) * | 1998-12-10 | 2000-06-15 | Carl Zeiss Jena Gmbh | Anordnung und verfahren zur berührungslosen messung der achslänge und/oder der hornhautkrümmung und/oder der vorderkammertiefe des auges, vorzugsweise zur iol-berechnung |
JP2000245699A (ja) * | 1998-12-30 | 2000-09-12 | Canon Inc | 眼科装置 |
JP2001070246A (ja) | 1999-09-02 | 2001-03-21 | Nidek Co Ltd | 眼科装置 |
JP3939229B2 (ja) | 2002-10-08 | 2007-07-04 | 株式会社ニデック | 眼科装置 |
JP4391259B2 (ja) * | 2004-02-03 | 2009-12-24 | 株式会社ニデック | 眼科装置 |
JP4738768B2 (ja) * | 2004-07-20 | 2011-08-03 | キヤノン株式会社 | 眼科撮影装置 |
DE102013009714A1 (de) | 2013-06-05 | 2014-12-11 | Carl Zeiss Meditec Ag | Autark arbeitende Ausrüstungsgegenstände, Zusatzgeräte oder Hilfsmittel für ophthalmologische Geräte |
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---|---|---|---|---|
JPS6419896A (en) * | 1987-07-15 | 1989-01-23 | Toshiba Corp | Feeding system for telephone set controller |
US4863259A (en) * | 1988-03-09 | 1989-09-05 | Schneider Michael B | Rapid eye movement sleep state detector |
US5042940A (en) * | 1988-10-11 | 1991-08-27 | Ryusyo Industrial Co., Ltd. | Optical measuring apparatus for examining eye |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP29440893A patent/JP3408297B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-10-28 US US08/330,799 patent/US5563667A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5563667A (en) | 1996-10-08 |
JPH07124109A (ja) | 1995-05-16 |
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