JP3408089B2 - インクジェット記録装置および方法ならびにデータ制御装置 - Google Patents
インクジェット記録装置および方法ならびにデータ制御装置Info
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Description
録装置および方法ならびにデータ制御装置に関し、特に
複数種の記録媒体、解像度に対応しながらも、むらの無
く、カラーバランスの整った状態で高画質な画像を記録
するインクジェット記録装置および方法ならびにデータ
制御装置に関するものである。
ュータ等の情報処理機器、さらには通信機器の普及に伴
い、それらの機器の画像形成(記録)装置の一つとし
て、インクジェット方式による記録ヘッドを用いてデジ
タル画像記録を行うものが急速に普及している。このよ
うな記録装置においては、記録速度の向上のため、複数
の記録素子を集積配列してなる記録ヘッドとして、イン
ク吐出口および液路を複数集積したものを用い、さらに
カラー対応として複数個の上記記録ヘッドを備えたもの
が一般的である。
いく際のプリンタ部の構成を示したものである。この図
において、701はインクカートリッジである。これら
は、4色のカラーインク、すなわち、ブラック、シア
ン、マゼンタ、イエローのインクがそれぞれ詰め込まれ
たインクタンクと、702の記録ヘッドより構成されて
いる。この記録ヘッド上に配列するマルチノズルの様子
をz方向(図8)から示したものが図9であり、801
は記録ヘッド702上に配列するマルチノズルである。
本図ではマルチノズル801がY軸に沿って平行に配列
されているが、例えば図のXY平面上で多少の傾きを持
っていても良い。この場合には、ヘッドが進行方向Xに
進んで行くのに対し、各ノズルはそれぞれタイミングを
ずらしながら印字を行っていくことになる。
で704の補助ローラとともに印字紙707を抑えなが
ら図の矢印の方向に回転し、印字紙707をy方向に随
時送っていく。また705は給紙ローラーであり印字紙
の給紙を行うとともに、ローラ703,704と同様、
印字紙707を抑える役割も果たす。706は4つのイ
ンクカートリッジを支持し、印字とともにこれらを移動
させるキャリッジである。これは印字を行っていないと
き、あるいは記録ヘッドの回復作業などを行うときには
図の点線で示した位置のホームポジション(h)に待機
するようになっている。
ジション)にあるキャリッジ706は、印字開始命令が
くると、x方向に移動しながら、記録ヘッド702上の
n個のノズル801により、紙面上に幅D(図9)だけ
の印字を行う。紙面端部までデータの印字が終了すると
キャリッジは元のホームポジションに戻り、再びx方向
への印字を行う。あるいは、往復印字であれば、−x方
向に移動しながら印字を行ってしまう。この最初の印字
が終了してから2回目の印字が始まる前までに、紙送り
ローラ703が矢印方向へ回転することにより幅Dだけ
のy方向への紙送りを行う。この様にしてキャリッジ1
スキャンごとに記録ヘッド幅Dだけの印字と紙送りを行
う繰り返しにより、一紙面上のデータ印字が完成する。
ずかなノズル単位のばらつきが、生じるのはやむを得
ず、このようなバラツキは、印字したときに各ノズルの
インクの吐出量や吐出方向の向きに影響を及ぼし、最終
的には印字画像の濃度ムラとして画像品位を劣化させる
原因となる。
る。図10の(a)において、91は記録ヘッドであ
り、これは図9のものと同様であるが、今は簡単のため
8個のマルチノズル92によって構成されているものと
する。93はマルチノズル92によって吐出されたイン
クドロップレットであり、通常はこの図のように揃った
吐出量で、揃った方向にインクが吐出されるのが理想で
ある。もし、この様な吐出が行われれば、図10の
(b)に示したように紙面上に大きさのドットが着弾さ
れ、全体的にも濃度ムラの無い一様な画像が得られるの
である(図10の(c))。
ル1つ1つはそれぞれバラツキがあり、このようなノズ
ルで、そのまま上記と同じように印字を行ってしまう
と、図11の(a)に示したようにそれぞれのノズルよ
り吐出されるインクドロップの大きさ及び向きにバラツ
キが生じ、紙面上に於いては図11の(b)に示すよう
に着弾される。この図によれば、ヘッド主走査方向に対
し、周期的にエリアファクター100%を満たせない白
紙の部分が存在したり、また逆に必要以上にドットが重
なり合ったり、あるいはこの図中央に見られる様な白筋
が発生したりしている。この様な状態で着弾されたドッ
トの集まりはノズル並び方向に対し、図11の(c)に
示した濃度分布となり、結果的には、通常人間の目でみ
た限りで、これらの現象が濃度ムラとして感知される。
方法が考案されている。図12及び図13によりその方
法を説明する。この方法によると図10及び図11で示
した印字領域を完成させるのに記録ヘッド91を3回ス
キャンしているが、その半分4画素単位の領域は2パス
で完成している。この場合記録ヘッドの8ノズルは、上
4ノズルと、下4ノズルのグループに分けられ、1ノズ
ルが1回のスキャンで印字するドットは、規定の画像デ
ータを、ある所定の画像データ配列に従い、約半分に間
引いたものである。そして2回目のスキャン時に残りの
半分の画像データへドットを埋め込み、4画素単位領域
の印字を完成させる。以上の様な記録法を以下分割記録
法と称す。
た記録ヘッドと等しいものを使用しても、各ノズル固有
の印字画像への影響が半減されるので、印字された画像
は図12の(b)の様になり、図11の(b)に見るよ
うな黒筋や白筋が余り目立たなくなる。従って濃度ムラ
も図12の(c)に示す様に図11の場合と比べ、かな
り緩和される。
スキャン目では、画像データをある決まった配列に従い
互いに埋め合わせる形で分割するが、通常この画像デー
タ配列(間引きパターン)とは図13に示すように、縦
横2画素毎に、丁度千鳥格子になるようなものを用いる
ものが最も一般的である。従って単位印字領域(ここで
は4画素単位)に於いては千鳥格子を印字する1スキャ
ン目と、逆千鳥格子を印字する2スキャン目によって印
字が完成されるものである。図13の(a),(b),
(c)はそれぞれこの千鳥、逆千鳥パターンを用いたと
きに一定領域の記録がどのように完成されて行くか図1
0〜12と同様、8ノズルを持った記録ヘッドを用いて
説明したものである。まず1スキャン目では、下4ノズ
ルを用いて千鳥パターン●の記録を行う(図13の
(a))。次に2スキャン目には紙送りを4画素(ヘッ
ド長の1/2)だけ行い、逆千鳥パターン○の記録を行
う(図13の(b))。更に3スキャン目には再び4画
素(ヘッド長の1/2)だけの紙送りを行い。再び千鳥
パターンの記録を行う(図13の(c))。この様にし
て順次4画素単位の紙送りと、千鳥、逆千鳥パターンの
記録を交互に行うことにより、4画素単位の記録領域を
1スキャン毎に完成させていく。以上説明したように同
じ領域内に異なる2種類のノズルにより印字が完成され
ていくことにより、濃度ムラの無い高画質な画像を得る
ことが可能である。
を用いて分割記録を行った場合、例えば、入力画像デー
タが50%デューティーであり、たまたま千鳥状に配列
されていると、2回の記録走査を行いながらも実際には
1回の記録走査で入力画像が完成されてしまう。これで
は分割記録法の効果が充分に発揮出来ない。
の説明を加えてきたが、固定マスクを用いる限り、全て
の入力画像において分割記録法の効果を充分に発揮でき
るとは限らないのである。
て、特開平5−330083号等に記載のシーケンシャ
ルマルチスキャン(以後SMSと称す)が挙げられる。
これによれば、ラスタ方向(キャリッジ主走査方向)に
並ぶ記録データのみが、非記録データは含まずに、記録
ヘッド上の複数の記録素子に完全に順番に割り当てられ
るので、どの様な配列の入力画像データであっても、ラ
スタ方向(主走査方向)に並ぶドットは必ず複数の記録
素子に均等に分配される。また、記録素子側から見て
も、データ形態に依らずに吐出回数を全記録素子にほぼ
均等に分配できるので、ヘッド内での吐出回数の片寄り
も無く、ヘッド寿命を最大限に生かすことが出来る。
16において、1は1色分の記録ヘッドであり、この図
ではこのヘッドを駆動するためのSMS回路を示してい
る。101はメインコントローラである。102は出力
バッファであり、出力は1bitで1は吐出を0は非吐
出を示す。103は記録ヘッド1の走査方向の行番号
(カラム番号)を指し示すカウンター、104は吐出口
番号を指し示すカウンターである。105はそれぞれの
ノズルの状態を示すノズルコンテキストメモリであり、
ここでは2bitで構成され0,1,2,3の4つの状
態を取り得る。但し、これは4パス迄の分割記録を想定
した値であり、それ以上必要な場合には、更にbit数
を増やさなければならない。106は出力バッファ10
2とノズルコンテキストメモリ105のデータと吐出番
号からヘッド駆動データと新たなノズルコンテキストを
演算する演算回路である。107は演算回路106の出
力をメインコントローラ101からの制御信号に従って
記録ヘッド1に供給するヘッドドライバコントローラで
ある。108は記録ヘッドを駆動するヘッドドライバで
ある。
ノズル番号を指し示すカウンター104を増加させ、ノ
ズル番号1から順に示させ、最終ノズル番号を指し示し
た後、走査方向の行番号を指し示すカウンター103を
増加させる。106の演算回路は図17に示す回路で実
現される。図17において111は出力バッファ102
の出力とノズルコンテキストメモリ105の出力とを加
算する加算器である。112はノズルコンテキストメモ
リ105の出力の2bitを4bitに展開するデコー
ダであり、113はノズル番号に従ってデコーダ出力を
セレクトするセレクタであり、114は論理積である。
示したものである。この表において出力バッファ102
からの入力をDI、ヘッドドライバコントローラ107
への出力をDO、ノズルコンテキストメモリ105から
の入力をSI、ノズルコンテキストメモリ105への出
力をSOとする。また、出力バッファ102からの入力
DI、ヘッドドライバコントローラ107への出力DO
は1bitであり、1は吐出を0は非吐出を表してい
る。また、ノズルコンテキストメモリ105からの入力
SI,出力SOは2bitであり、0,1,2,3の値
を取り得るが、記録走査の印字率が1/2の場合には
0,1のみ、1/3記録の場合は0,1,2のみ、1/
4の場合には0,1,2,3の状態を取るようになって
いる。
モリ105からの入力値が0であったときのみ、記録デ
ータに対し実際の吐出を行う。また、吐出を行わない場
合でも、ノズル出力バッファからの入力DIが1であっ
た時には、ノズルコンテキストメモリ105への出力は
インクリメントされた値となっている。ここで、1/2
記録では、SIが1であった時、次は再び0にリセット
される。1/3記録ではSIが2までインクリメントさ
れた後に0にリセットされる。1/4記録ではSIが3
までインクリメントされた後に0にリセットされる。そ
してこれらメモリに記憶されている内容は、各記録走査
毎に初期値に設定されるが、この初期値は各記録走査毎
に独立に設定可能である。
った場合を図2に基づいて説明する。201は8つの記
録素子(1〜8)を具備した記録ヘッドと、これが記録
すべき2値の画像入力データを示している。ここでは、
1が記録画素で0が非記録画素を示している。分割記録
の分割数が2であるので、各ラスタに対して異なる2種
類のノズルで記録される。今、全ノズル数は8であるの
で、紙送り量は4画素づつとなり、第1ラスタは1また
は5のノズルで、第2ラスタは2または6のノズルで…
と言う具合に各ラスタ毎にマルチノズルが適応される。
に対し第5〜8ノズルでの記録がなされる(202)。
各記録走査では各ノズルに対し初期値が設定されてお
り、2分割の分割記録では0と1の2種類がある。図1
8は対応表に応じてラスタ方向に記録を行うと、初期値
0では最初の記録画素から、初期値1では2番目の記録
画素から記録することになる。
第1ラスタの最初の記録画素である第1カラムは第1記
録走査で実記録される。第1ラスタの次の記録画素は第
3カラムであるが、これは第1記録走査では記録しな
い。以後各記録画素に対し記録画素を1つおきに選択す
ると第1ラスタでの記録すべきカラムは1,4,9,1
3となり、この画像データが第1記録走査で第5ノズル
によって実記録される画素となる。
ラスタを記録する。第6ノズルの初期値は1であるので
最初の記録データである第2カラムはこの走査では非記
録画素となる。次の記録データは第4カラムであるの
で、ここから1つおきの記録データ4,7,12,16
が第1記録走査では第6ノズルに依って記録されること
になる。
ても対応ラスタ第3,第4に対する記録が、初期値0,
1のもとに決定される。
ドットが着弾された様子を示したものが202であり、
各ラスタにおいて半数の記録画素が第1記録走査で実際
に記録されている。
る。第1記録走査で第5〜8ノズルで記録された画像領
域(第1〜第4ラスタ)は4ノズル分の紙送りによっ
て、第1〜第4ノズルの記録領域に位置している。ここ
で、第1ラスタは第1記録走査で既に初期値0による画
像は完成されているので、今回の適応ノズル(第1ノズ
ル)の初期値は1となっている。同様にして第2,3,
4ノズルはそれぞれ0,1,0となり、各ラスタに対
し、第1記録走査で記録されるべきノズルと第2記録走
査で記録されるノズルとではそれぞれ異なる初期値に設
定されている必要がある。
走査のドット着弾状態を示したものが203である。な
お、ここでは、説明のため、第5〜8ノズルによって記
録されたドットをクロスハッチの丸、第1〜4ノズルに
よって記録されたドットを白丸で示している。
査での初期値及びドット着弾状態を示したものが、20
4である。
画像データは全て記録完成される。この時の完成画像2
04に見るように、各ラスタの記録データは、2種類の
ノズルによって完全に半数づつ分割されて記録がなされ
ている。
きたが、この様なSMS記録方法は、3分割,4分割等
様々な分割数にも対応できる。この場合、紙送り量は、
使用ノズル数を分割数で割った画素数分となる。又、初
期値の種類(周期)も分割数と同等で、3分割では0と
1と2,4分割であれば0と1と2と3となる。分割数
が増せば増すほど記録画素固有の画像ムラは解消される
が、記録時間は増大する。
紙やコート紙以外にも様々な特性を持った記録媒体への
需要が増えてきている。この中には、インクドットが広
がりにくく、通常のインク打ち込み量では濃度の出にく
い媒体、また、インク受容量が極端に少なく、100%
記録が不可能な媒体など様々である。又、従来よりの強
調法で各記録画素に対し2ドットづつのインクを記録し
て濃度アップを図るものもあったが、媒体によっては1
ドットでは濃度が低いけれども2ドットでは媒体のイン
ク受容可能量を越えてしまい、あふれやにじみを起こし
てしまうものもあった。
は、全て1つの入力データに対し1つのドットを記録す
る為の、各記録走査で完全に補間の関係を保った100
%画像を形成するものが主であり、この様なインク需要
量の微妙に異なる様々な媒体に対する記録法は未だ考慮
されていなかった。
題を解消し、適切なインク打ち込み量が異なる様々な記
録媒体に対し、または解像度に対し、それぞれ異なる打
ち込み量を均等に適切に得ることができるインクジェッ
ト記録装置および方法ならびにデータ制御装置を提供す
ることにある。
め、請求項1の発明は、複数の吐出口を有し、当該吐出
口からインクの吐出、非吐出を示す駆動データに応答し
てインクを吐出する記録ヘッドを、少なくとも1つの記
録モードにおいて被記録媒体に対して記録走査し、当該
記録走査時に前記吐出口から前記被記録媒体にインクを
吐出して画素を形成するインクジェット記録装置であっ
て、前記複数の吐出口にそれぞれ対応する画像データを
格納する第1格納手段と、前記複数の吐出口にそれぞれ
対応し、前記吐出口からのインクの吐出、非吐出を制御
するコンテキストデータを格納する第2格納手段と、前
記第1格納手段からの画像データと前記第2格納手段か
らのコンテキストデータとに応答して複数の異なる演算
規則に基づいて前記駆動データおよび新たなコンテキス
トデータを演算する演算手段と、前記演算手段によって
演算された駆動データに基づいてその駆動データに対応
する前記吐出口を駆動する駆動手段と、前記演算手段の
演算毎に前記第2格納手段内のコンテキストデータを前
記演算手段によって演算された前記新たなコンテキスト
データに更新する更新手段と、前記少なくとも1つの記
録モードにおいて、前記複数の吐出口のうち少なくとも
1つの吐出口と他の吐出口に対して、前記複数の演算規
則のうち異なる演算規則に基づいて演算を行わせるよう
に前記演算手段を制御する制御手段とを具えたことを特
徴とする。
記制御手段は、前記吐出口のうち奇数番目の吐出口と偶
数番目の吐出口に対して、前記演算手段に異なる演算を
行わせるよう制御することを特徴とする。請求項3の発
明は、請求項1において、前記記録ヘッドは、被記録媒
体上の同一画像領域に対して複数の記録走査を行い、当
該複数の記録走査時に異なった前記吐出口から前記被記
録媒体にインクを吐出して画素を形成する。
記制御手段は、前記複数の記録走査のうち少なくとも1
つの記録走査と他の記録走査に対して、前記演算手段に
異なる演算を行わせるよう制御することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4において、前記コンテキス
トデータがとり得る状態の数は前記同一画像領域に対す
る前記記録ヘッドの記録走査数と同一である。請求項6
の発明は、請求項1において、前記演算手段は、前記第
1格納手段からの画像データと前記第2格納手段からの
コンテキストデータとに応答して第1の複数の異なる演
算規則に基づいて前記駆動データを演算する第1演算手
段と、前記第1格納手段からの画像データと前記第2格
納手段からのコンテキストデータとに応答して第2の複
数の異なる演算規則に基づいて前記新たなコンテキスト
データを演算する第2演算手段とを有することを特徴と
する。
記演算手段の前記複数の演算規則は、少なくとも1つの
前記吐出口からのインク吐出を前記被記録媒体上の画像
領域に均等に配するものであることを特徴とする。請求
項8の発明は、請求項6において、前記第1演算手段
は、前記吐出口のそれぞれに関して、少なくとも2つの
異なった演算規則のいずれかを適用して前記演算を実行
することを特徴とする。請求項9の発明は、請求項6に
おいて、前記第2演算手段は、前記吐出口のそれぞれに
関して、少なくとも2つの異なった演算規則のいずれか
を適用して前記演算を実行することを特徴とする。
前記第1演算手段は、前記吐出口のうちの奇数番目の吐
出口と偶数番目の吐出口とに各々異なった演算規則を適
用して前記演算を実行することを特徴とする。請求項1
1の発明は、請求項6において、前記第2演算手段は、
前記吐出口のうちの奇数番目の吐出口と偶数番目の吐出
口とに各々異なった演算規則を適用して前記演算を実行
することを特徴とする。請求項12の発明は、請求項1
において、前記記録装置は、複数の記録モードを有する
ことを特徴とする。
て、前記複数の記録モードは、複数種の被記録媒体に対
応していることを特徴とする。請求項14の発明は、請
求項12において、前記複数の記録モードは、複数種の
画像解像度に対応していることを特徴とする。請求項1
5の発明は、請求項12において、前記複数の記録モー
ドは、複数種の、各色インク間の吐出量の比に対応して
いることを特徴とする。
前記第2格納手段は、予め定められた値のコンテキスト
データを前記吐出口のそれぞれに対応する領域に独立に
格納することを特徴とする。請求項17の発明は、請求
項1において、前記演算手段は、前記複数の吐出口毎に
前記駆動データおよび前記新たなコンテキストデータを
演算することを特徴とする。請求項18の発明は、請求
項1において、前記駆動手段は、前記演算手段の演算毎
に演算された駆動データに基づいて前記吐出口を駆動す
ることを特徴とする。
前記演算手段は、異なる演算規則に基づいて異なる印字
デューティの駆動データを演算することを特徴とする。
請求項20の発明は、請求項1において、前記記録ヘッ
ドは、熱エネルギーを利用してインクに気泡を生じさ
せ、該気泡によりインクを吐出させることを特徴とす
る。請求項21の発明は、複数の吐出口を有し、当該吐
出口からインクの吐出、非吐出を示す駆動データに応答
してインクを吐出する記録ヘッドを、少なくとも1つの
記録モードにおいて被記録媒体上に対して記録走査し、
当該記録走査時に前記吐出口から前記被記録媒体にイン
クを吐出して画素を形成するインクジェット記録方法で
あって、前記複数の吐出口にそれぞれ対応する画像デー
タを第1格納手段に格納し、前記複数の吐出口にそれぞ
れ対応し、前記吐出口からのインクの吐出、非吐出を制
御するコンテキストデータを第2格納手段に格納し、前
記第1格納手段からの画像データと前記第2格納手段か
らのコンテキストデータとに応答して複数の異なる演算
規則に基づいて前記駆動データおよび新たなコンテキス
トデータを演算し、前記演算された駆動データに基づい
てその駆動データに対応する前記吐出口を駆動し、前記
演算毎に前記第2格納手段内のコンテキストデータを前
記演算された前記新たなコンテキストデータに更新し、
前記少なくとも1つの記録モードにおいて、前記複数の
吐出口のうち少なくとも1つの吐出口と他の吐出口に対
して、前記複数の演算規則のうち異なる演算規則に基づ
いて演算を行わせるように制御することを特徴とする。
て、前記演算規則は、少なくとも1つの前記吐出口から
のインク吐出を前記被記録媒体上の画像領域に均等に配
するものであることを特徴とする。請求項23の発明
は、請求項21において、前記記録走査前に、予め定め
られた値のコンテキストデータを前記吐出口のそれぞれ
に対応する領域に独立に格納することを特徴とする。
し、当該吐出口からインクの吐出、非吐出を示す駆動デ
ータに応答してインクを吐出する記録ヘッドを、少なく
とも1つの記録モードにおいて被記録媒体上に対して記
録走査し、当該記録走査時に前記吐出口から前記被記録
媒体にインクを吐出して画素を形成するインクジェット
記録装置への前記駆動データを制御するデータ制御装置
であって、前記複数の吐出口にそれぞれ対応する画像デ
ータを格納する第1格納手段と、前記複数の吐出口にそ
れぞれ対応し、前記吐出口からのインクの吐出、非吐出
を制御するコンテキストデータを格納する第2格納手段
と、前記第1格納手段からの画像データと前記第2格納
手段からのコンテキストデータとに応答して複数の異な
る演算規則に基づいて前記駆動データおよび新たなコン
テキストデータを演算する演算手段と、前記演算手段に
よって演算された駆動データに基づいてその駆動データ
に対応する前記吐出口を駆動する駆動手段と、前記演算
手段の演算毎に前記第2格納手段内のコンテキストデー
タを前記演算手段によって演算された前記新たなコンテ
キストデータに更新する更新手段と、前記少なくとも1
つの記録モードにおいて、前記複数の吐出口のうち少な
くとも1つの吐出口と他の吐出口に対して、前記複数の
演算規則のうち異なる演算規則に基づいて演算させるよ
う演算手段を制御する制御手段とを具えたことを特徴と
する。
る。ここでも、従来例(図2)と同様のヘッドを用い、
従来例と同一の画像データに対して記録する場合を説明
する。図3,図4は本実施形態の記録状態を図2と同様
に各スキャン毎に示したものである。本実施形態での紙
送り量は2ノズル分であり、各ラスタに対しては4回の
記録走査で画像が完成されるようになっている。各実施
形態のハードウェア構成は図16,図17と同様である
が、本実施形態では奇数ノズルと偶数ノズルで印字率が
異なるように、ノズルコンテキストメモリ105等を構
成しており、奇数ノズルは1/3、偶数ノズルは1/4
である。従って初期値の種類も奇数ノズルでは0,1,
2であるが、偶数ノズルでは0,1,2,3となる。
第7及び第8ノズルを用いて記録する。この時、第7ノ
ズルのSMS印字率は1/3であり、第8ノズルは1/
4である。コンテキストメモリの初期値はともに0とし
ている。この時記録されるドットは、301に示す通り
である。
査では第5〜第8ノズルによって第1〜第4ラスタへ記
録する。第5ノズルの印字率は1/3で初期値は1、第
6ノズルの印字率は1/4で初期値は1、第7ノズルの
印字率は1/3で初期値は0、第8ノズルの印字率は1
/4で初期値は0である。第2記録走査迄に記録された
ドットは302に示す通りである。
査では第3〜第8ノズルによって第1〜第6ラスタへ記
録する。第3ノズルの印字率は1/3で初期値は2、第
4ノズルの印字率は1/4で初期値は2、第5ノズルの
印字率は1/3で初期値は1、第6ノズルの印字率は1
/4で初期値は1、第7ノズルの印字率は1/3で初期
値は0、第8ノズルの印字率は1/4で初期値は0であ
る。第3記録走査迄に記録されたドットは303に示す
通りである。
査では第1〜第8ノズルによって第1〜第8ラスタへ記
録する。第1ノズルの印字率は1/3で初期値は0、第
2ノズルの印字率は1/4で初期値は3、第3ノズルの
印字率は1/3で初期値は2、第4ノズルの印字率は1
/4で初期値は2、第5ノズルの印字率は1/3で初期
値は1、第6ノズルの印字率は1/4で初期値は1、第
7ノズルの印字率は1/3で初期値は0、第8ノズルの
印字率は1/4で初期値は0である。第4記録走査迄に
記録されたドットは304に示す通りである。ここで、
黒丸で示したドットは、2つ目のインクドロップが重ね
られているドットを示す。
目の記録走査となる。偶数ラスタである第2ラスタは、
各記録走査1/4の印字率で、初期値が0,1,2,3
と巡回されたので、丁度この記録走査で画像が完成され
る。これに対し、奇数ラスタである第1ラスタは、印字
率が1/3であったので、既に第3記録走査までに画像
が完成されてしまっている。従って第4記録走査では既
に記録されたドットの内、1/3の割合で重ね記録して
いることになる。この記録走査で第1,第2ラスタの記
録領域の画像は記録完了となる。
録走査では第1〜第6ノズルによって第3〜第8ラスタ
へ記録する。第1ノズルの印字率は1/3で初期値は
0、第2ノズルの印字率は1/4で初期値は3、第3ノ
ズルの印字率は1/3で初期値は2、第4ノズルの印字
率は1/4で初期値は2、第5ノズルの印字率は1/3
で初期値は1、第6ノズルの印字率は1/4で初期値は
1である。第5記録走査迄に記録されたドットは305
に示す通りである。
回目の記録走査となる。この時、偶数ラスタである第4
ラスタは、各記録走査1/4の印字率で初期値が0,
1,2,3と巡回され、丁度この記録走査で画像が完成
される。これに対し、奇数ラスタである第3ラスタは印
字率が1/3であったので、既に画像が完成されてしま
っている。従って第3ラスタは第5記録走査の記録では
既に記録されたドットの内、1/3の割合で重ね記録し
ていることになる。この記録走査で第3,第4ラスタの
記録領域の画像は記録完了となる。
録走査では第1〜第4ノズルによって第5〜第8ラスタ
へ記録する。第1ノズルの印字率は1/3で初期値は
0、第2ノズルの印字率は1/4で初期値は3、第3ノ
ズルの印字率は1/3で初期値は2、第4ノズルの印字
率は1/4で初期値は2である。第6記録走査迄に記録
されたドットは306に示す通りである。
回目の記録走査となる。この時、偶数ラスタである第6
ラスタは、各記録走査1/4の印字率で初期値が0,
1,2,3と巡回され、丁度この記録走査で画像が完成
される。これに対し、奇数ラスタである第5ラスタは印
字率が1/3であったので、既に第5記録走査までに初
期値が0,1,2と巡回され、画像が完成されてしまっ
ている。従って第6記録走査の記録では既に記録された
ドットの内、1/3の割合で重ねて記録していることに
なる。この記録走査で第5,第6ラスタの記録領域の画
像は記録完了となる。
録走査では第1,第2ノズルによって第7,第8ラスタ
へ記録する。第1ノズルの印字率は1/3で初期値は
0、第2ノズルの印字率は1/4で初期値は3である。
第7記録走査迄に記録されたドットは307に示す通り
である。
回目の記録走査となる。この時、偶数ラスタである第8
ラスタは、各記録走査1/4の印字率で初期値が0,
1,2,3と巡回され、丁度この記録走査で画像が完成
される。これに対し、奇数ラスタである第7ラスタは印
字率が1/3であったので、既に第6記録走査までに初
期値が0,1,2と巡回され、画像が完成されてしまっ
ている。従って第7記録走査の記録では既に記録された
ドットの内、1/3の割合で重ねて記録していることに
なる。この記録走査で第7,第8ラスタの記録領域の画
像は記録完了となる。
ラスタ〜第8ラスタ)のデータは全て記録完了する。こ
の時、第1,3,5,7の奇数ラスタでは、記録データ
の内、3画素に1つは2つのインクドロップが着弾され
ている。この様に、印字率の逆数より多い回数の記録走
査を行えば(1/3の印字率で4回の記録走査)、その
ラスタには100%以上の強調が行える。一方、第2,
4,6,8の偶数ラスタでは全記録データに対し1つず
つインクドロップが着弾されている。よって本実施形態
では奇数ラスタのみ33%の強調印字を行ったことで画
像全体を16%強調印字したことになる。完成した画像
領域全体では(307)、これらは片寄り無く一様に強
調されている。
P用紙等の特殊媒体への記録モードとして実施する。一
方、普通紙へは従来例で示した2パスの記録法を適用し
ている。OHP用紙は普通紙に比べ、インク受容量は大
きいが、着弾したインクドロップのドット径が小さい。
従って充分な濃度を表現するために、普通紙より多くの
インクを打ち込む必要がある。また、インク吸収速度が
遅いため、普通紙よりパス数を多くし、少しづつインク
を乗せていく必要がある。
奇数ノズルの印字率を1/3、偶数ノズルの印字率を1
/4としながら4パス記録することにより、116%の
強調印字を画像上一様に行うことが可能となる。
を例に説明してきたが、本発明はこれに限ったものでは
ない。
打ち込み量の関係に付いて説明する。今、各ノズルに与
えられる印字率の種類を、0,1/4,1/3,1/
2,2/3,3/4,1の7種類とする。ここで、0は
データを全く記録しない場合を示し、1は全記録データ
を記録する場合を示している。また、2/3,3/4に
ついての演算回路の規則は図19に示してある。本実施
形態において、この7種類の印字率は偶数ノズルと奇数
ノズルでそれぞれ独立に設定できるとする。この場合の
偶数、奇数ノズルの印字率の主な組み合わせと、その結
果による各記録走査の印字率、及びこれをマルチパスで
記録したときの最終的なインク打ち込み量を図1に示し
ている。この表で判るように0から1まで約1/24の
間隔で18種類程存在する。この様に、7種類の印字率
の種類であっても奇数ノズルと偶数ノズルを独立に設定
すること、及び複数のマルチパスで記録可能とすること
で様々な記録法が可能になる。また、SMSでの強調で
あるので、どの様な配列のデータ形態でも必ず画像全体
に均等に強調ドットを分布させることができる。
字率で4パス記録を行う場合であり、これは表中に*で
示した。しかし、本発明ではOHP用紙以外の記録媒体
でOHPとインク受容量が微妙に異なる記録媒体につい
ても、図1の表の中の範囲であれば対応可能となる。
普通紙の100%記録モードとは別に、特殊媒体の記録
方法として100%以上の強調記録をSMSを用いて行
うことが可能となった。
明する。本実施形態は、複数の解像度に対応するもので
ある。インクジェット記録装置では、インク吐出口の集
積密度に限度があるため、近年要求されている高解像度
には、ヘッドそのままの構成では対応しきれなくなって
いる。そこで、低解像度な記録ヘッドでも高解像度の画
像を記録するための様々な記録方法が既に考案されてい
る。
pi、1200×600dpi、1200×1200d
piの3つの解像度に対応する。しかし、本実施形態で
用いる記録ヘッドのノズルピッチは、600dpiピッ
チ(42.3μm)である。したがって、1度の記録走
査では1200×1200dpiの画像は記録出来な
い。従って本実施形態では、この解像度の記録におい
て、(n±1/2)×42.3μmの紙送り(nは整
数)を行うことにより、これを挟んだ複数回の記録走査
で紙面上の所定領域の画像を完成させていくものとす
る。
クドロップは10pl(ピコリットル)とし、これが普
通紙上に記録された状態を図5に示す。図5の(a)
は、600dpi四方の各記録画素に1ドロップづつイ
ンクを記録した場合である。この状態では画像領域を充
分に覆い尽くすことが出来ていない。一方、図5の
(b)および(c)は1200×600dpi及び12
00×1200dpiの各記録画素に同じく1ドロップ
づつインクを打ち込んだ場合である。これらの場合には
画像領域は完全に埋め尽くすことが出来ている。しか
し、所定量以上のインクが記録媒体に打ち込まれると、
にじみ等の弊害が現れる恐れもある。そしてこの弊害は
2次色(混色)になると更に悪化する。
ンク吸収性とインクの成分によって決まる。例えば、本
実施形態の記録装置においては、普通紙に対し600d
piの画素領域(42.3μm四方)に約15pl(単
色)から30pl(混色)のインクを記録するのが適切
な打ち込み量であるとする。即ち、この領域に対し15
pl以上のインクを記録しないと充分に紙面を覆い尽く
せず濃度不足となる一方で、30plより多く記録する
とインク溢れが起こる可能性があるのである。この適切
なインク打ち込み量は、全ての解像度において普通紙で
は“42.3μm四方に15〜30pl”として守られ
るべきである。従って、図5に示した3つの解像度で
は、図5の(a)は上記領域に対し10〜20plで濃
度不足、図5の(b)は20〜40plでやや過剰、図
5の(c)は40〜80plで過剰となる。従って、各
解像度において常に1画素1ドットの記録は画像上適切
ではないことから、低解像度では1画素に複数ドット、
高解像度では数画素おきに記録ドットを間引く必要があ
る。本実施形態ではこの処理を効率的に且つ矛盾なく行
うことを主な目的としている。
(c)がそれぞれどのくらいの補正をしたらよいかを図
6に示す。これによると、600×600dpi(図5
の(a))では150%の強調印字、1200×600
dpi(図5の(b))では75%の削減印字、120
0×1200dpi(図5の(c))では37.5%の
削減印字を行えば良いことになる。
では普通紙を対象としているので、基本的に2パス記録
を考える。これによると、600×600dpiに対し
ては、偶数ノズル、奇数ノズルともに3/4の間引きを
行えば丁度150%の強調印字になる。また、1200
×600dpiでは、奇数偶数ノズルのどちらか一方が
1/4の印字率、もう一方が1/2の印字率とすること
で、丁度75%の削減印字となる。1200×1200
dpiの場合には、2パス記録で最適な値はないが、総
打ち込み量33.3%が50%の内どちらか良好な方を
選択すればよい。或いは3パス記録にして、偶数、奇数
ノズルの内どちらか一方を記録せず、もう一方を1/4
の印字率で記録すれば、丁度37.5%の削減印字とな
る。
タの一部を欠落させる形となる。しかし、本発明のよう
にSMSを用いてデータ削除を行うのであれば、入力さ
れてくるデータがどの様な形態に配列されていても、画
像全体から一様に間引かれるので、不自然な画像の欠落
は起こりにくい。
同様、異なる記録媒体に対応させるこことで更に様々な
SMS記録を行うモードが想定できる。例えば上記説明
では、普通紙を前提に説明してきたが、第1実施形態の
OHP用紙では適切なインク打ち込み量、及び記録パス
数が異なる。
ロップをOHP用紙に記録した場合の着弾状態を示した
ものである。OHP用紙では1つのインクドロップが広
がり難く、普通紙に比べドット径が小さくなっている。
また、受容量も普通紙に比べ大きいので適切なインク打
ち込み量が普通紙より大きく設定される。
切なインク打ち込み量が“42.3μm四方に35〜7
0pl”だったとする。この時の補正量を図14に示
す。これによれば、600×600dpi及び1200
×600dpiが強調印字、1200×1200dpi
のみが削減印字となる。
場合はインク吸収速度が遅いので4パス記録とする。こ
れによると、600×600dpiに対しては、奇数、
偶数ノズルのどちらか一方が2/3の印字率、もう一方
が1/1(間引き無し)とすることで、丁度350%の
強調印字を実現できる。1200×600dpiの場合
には、丁度175%の値はないが、総打ち込み量16
6.7%か200%のどちらか良好な方を選択すればよ
い。166.7%の場合は、奇数、偶数ノズルのどちら
か一方が1/4の印字率、もう一方を2/3とすること
で実現できるし、200%の場合は、奇数、偶数ノズル
ともに1/2の印字率にすればよい。1200×120
0dpiの場合にも、丁度87.5%の値はないが、総
打ち込み量66.7%か100%のどちらか良好な方を
選択すればよい。66.7%の場合は、奇数、偶数ノズ
ルのどちらか一方が0(記録せず)の印字率、もう一方
を1/3とすることで実現できるし、100%の場合
は、奇数、偶数ノズルともに1/4の印字率にすればよ
い。
ば、解像度の異なる複数の画像データに対しても、同一
のインク打つ込み量で滲みのない高画質な画像を実現で
きる。
明する。本実施形態は色毎にSMSの印字率を変える方
法を説明する。上述した他の実施形態の目的は、各モー
ドのインク打ち込み量の総和が、記録媒体に対し適量で
ある様に調整するためのものであった。しかし、本実施
形態ではこれに加え、記録媒体のカラーバランスを簡易
的に調整することも目的としている。
り多値データの段階で適正値に補正する。しかしこの変
換では、8ビットデータならば255以上の値にするこ
とは出来ないので、マイナス方向の補正でしかバランス
を整えられない。例えば、ブルーはシアンとマゼンタを
同量づつ記録して得られるのが理想的であるが、本実施
形態の記録装置ではマゼンタ方向に色味が傾いていると
する。この場合、両色の記録量のバランスをシアン側に
傾ける必要があるが、上記多値変換ではマゼンタの量を
低減させることは出来ても、シアンの量を増加させるこ
とは出来ないのである。本発明で用いている記録装置の
様に、複数の解像度に対応している場合、低解像度モー
ドでは、この方法だけでは濃度不足となってしまう。
タより多く記録することでバランスを整える必要があ
り、本実施形態では各記録走査のSMSの印字率におい
てシアンをマゼンタより高く設定している。SMSを利
用すれば、シアンとマゼンタのそれぞれを図1で示す範
囲で微調整できるので両者のバランスも比較的精度良く
整えることができる。
おけるカラーバランスを整えるための各インク色の適切
なインク打ち込み量と、それに応じた補正量を示してい
る。これによれば、ブラック、シアン、イエローが強調
印字、マゼンタが削減印字となる。ここでは普通紙を想
定しているので、図1の2パス記録の欄を参照する。こ
れによると、ブラックに対しては、奇数、偶数ノズルと
もに3/4の印字率にすれば、丁度150%の強調印字
が実現できる。シアン、マゼンタ、イエローの場合に
は、丁度の値はないが、総打ち込み量が最も近いものを
それぞれ選択すれば良い。シアンは166.7%が最も
近く、奇数、偶数ノズルのどちらか一方が1/1の印字
率、もう一方を2/3とすることで実現できる。マゼン
タの場合は83.3%で最も近く、奇数、偶数ノズルの
どちらか一方が1/4の印字率、もう一方を2/3とす
ることで実現できる。イエローでは、141.7%が最
も近く、奇数、偶数ノズルのどちらか一方が2/3、も
う一方を3/4の印字率とすることで実現できる。
な画像処理計算によって色補正する場合に比べると正確
さに欠ける点はあるが、大まかな補正を高速で処理出来
るメリットがある。また、解像度や記録媒体毎にカラー
バランスの補正量が異なる場合にも、それぞれの印字モ
ードを独立に設けることで、常に適切な補正をかけるこ
とが簡単に実現できる。
0,1/2,1/3,2/3,4/4,3/4,1の7
種類で説明してきたが、本発明はこれを限定するもので
はない。分母が5以上のものを用いれば更に本発明は効
果的となる。但し、この場合、図16で示したノズルコ
ンテキストメモリは3bit以上必要となってくる。
奇数の2グループに分け、印字率を独立に設定したが、
本発明ではこれも限定するものではない。全ノズルを3
つ以上のグループに分けても良いし、全てが異なる印字
率を設定してもよいのである。
値の自由度を増すことは、図1の表現範囲を広げ、更に
細かい調整が可能となるのである。
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
ば、複数種の記録媒体、解像度の各々に対応してカラー
バランスの整った状態で高画質な画像を記録することが
可能となる。
す図である。
説明図である。
す図である。
補正量を示す図である。
を示す図である。
図である。
す図である。
る。
である。
である。
ドット補正量を表す図である。
補正量を表す図である。
ある。
である。
である。
Claims (24)
- 【請求項1】 複数の吐出口を有し、当該吐出口からイ
ンクの吐出、非吐出を示す駆動データに応答してインク
を吐出する記録ヘッドを、少なくとも1つの記録モード
において被記録媒体に対して記録走査し、当該記録走査
時に前記吐出口から前記被記録媒体にインクを吐出して
画素を形成するインクジェット記録装置であって、 前記複数の吐出口にそれぞれ対応する画像データを格納
する第1格納手段と、 前記複数の吐出口にそれぞれ対応し、前記吐出口からの
インクの吐出、非吐出を制御するコンテキストデータを
格納する第2格納手段と、 前記第1格納手段からの画像データと前記第2格納手段
からのコンテキストデータとに応答して複数の異なる演
算規則に基づいて前記駆動データおよび新たなコンテキ
ストデータを演算する演算手段と、 前記演算手段によって演算された駆動データに基づいて
その駆動データに対応する前記吐出口を駆動する駆動手
段と、 前記演算手段の演算毎に前記第2格納手段内のコンテキ
ストデータを前記演算手段によって演算された前記新た
なコンテキストデータに更新する更新手段と、 前記少なくとも1つの記録モードにおいて、前記複数の
吐出口のうち少なくとも1つの吐出口と他の吐出口に対
して、前記複数の演算規則のうち異なる演算規則に基づ
いて演算を行わせるように前記演算手段を制御する制御
手段とを具えたことを特徴とするインクジェット記録装
置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記制御手段は、前
記吐出口のうち奇数番目の吐出口と偶数番目の吐出口に
対して、前記演算手段に異なる演算を行わせるよう制御
することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項3】 請求項1において、前記記録ヘッドは、
被記録媒体上の同一画像領域に対して複数の記録走査を
行い、当該複数の記録走査時に異なった前記吐出口から
前記被記録媒体にインクを吐出して画素を形成すること
を特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項4】 請求項3において、前記制御手段は、前
記複数の記録走査のうち少なくとも1つの記録走査と他
の記録走査に対して、前記演算手段に異なる演算を行わ
せるよう制御することを特徴とするインクジェット記録
装置。 - 【請求項5】 請求項4において、前記コンテキストデ
ータがとり得る状態の数は前記同一画像領域に対する前
記記録ヘッドの記録走査数と同一であることを特徴とす
るインクジェット記録装置。 - 【請求項6】 請求項1において、前記演算手段は、前
記第1格納手段からの画像データと前記第2格納手段か
らのコンテキストデータとに応答して第1の複数の異な
る演算規則に基づいて前記駆動データを演算する第1演
算手段と、前記第1格納手段からの画像データと前記第
2格納手段からのコンテキストデータとに応答して第2
の複数の異なる演算規則に基づいて前記新たなコンテキ
ストデータを演算する第2演算手段とを有することを特
徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項7】 請求項6において、前記演算手段の前記
複数の演算規則は、少なくとも1つの前記吐出口からの
インク吐出を前記被記録媒体上の画像領域に均等に配す
るものであることを特徴とするインクジェット記録装
置。 - 【請求項8】 請求項6において、前記第1演算手段
は、前記吐出口のそれぞれに関して、少なくとも2つの
異なった演算規則のいずれかを適用して前記演算を実行
することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項9】 請求項6において、前記第2演算手段
は、前記吐出口のそれぞれに関して、少なくとも2つの
異なった演算規則のいずれかを適用して前記演算を実行
することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項10】 請求項6において、前記第1演算手段
は、前記吐出口のうちの奇数番目の吐出口と偶数番目の
吐出口とに各々異なった演算規則を適用して前記演算を
実行することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項11】 請求項6において、前記第2演算手段
は、前記吐出口のうちの奇数番目の吐出口と偶数番目の
吐出口とに各々異なった演算規則を適用して前記演算を
実行することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項12】 請求項1において、前記記録装置は、
複数の記録モードを有することを特徴とするインクジェ
ット記録装置。 - 【請求項13】 請求項12において、前記複数の記録
モードは、複数種の被記録媒体に対応していることを特
徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項14】 請求項12において、前記複数の記録
モードは、複数種の画像解像度に対応していることを特
徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項15】 請求項12において、前記複数の記録
モードは、複数種の、各色インク間の吐出量の比に対応
していることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項16】 請求項1において、前記第2格納手段
は、予め定められた値のコンテキストデータを前記吐出
口のそれぞれに対応する領域に独立に格納することを特
徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項17】 請求項1において、前記演算手段は、
前記複数の吐出口毎に前記駆動データおよび前記新たな
コンテキストデータを演算することを特徴とするインク
ジェット記録装置。 - 【請求項18】 請求項1において、前記駆動手段は、
前記演算手段の演算毎に演算された駆動データに基づい
て前記吐出口を駆動することを特徴とするインクジェッ
ト記録装置。 - 【請求項19】 請求項1において、前記演算手段は、
異なる演算規則に基づいて異なる印字デューティの駆動
データを演算することを特徴とするインクジェット記録
装置。 - 【請求項20】 請求項1において、前記記録ヘッド
は、熱エネルギーを利用してインクに気泡を生じさせ、
該気泡によりインクを吐出させることを特徴とするイン
クジェット記録装置。 - 【請求項21】 複数の吐出口を有し、当該吐出口から
インクの吐出、非吐出を示す駆動データに応答してイン
クを吐出する記録ヘッドを、少なくとも1つの記録モー
ドにおいて被記録媒体上に対して記録走査し、当該記録
走査時に前記吐出口から前記被記録媒体にインクを吐出
して画素を形成するインクジェット記録方法であって、 前記複数の吐出口にそれぞれ対応する画像データを第1
格納手段に格納し、 前記複数の吐出口にそれぞれ対応し、前記吐出口からの
インクの吐出、非吐出を制御するコンテキストデータを
第2格納手段に格納し、 前記第1格納手段からの画像データと前記第2格納手段
からのコンテキストデータとに応答して複数の異なる演
算規則に基づいて前記駆動データおよび新たなコンテキ
ストデータを演算し、 前記演算された駆動データに基づいてその駆動データに
対応する前記吐出口を駆動し、 前記演算毎に前記第2格納手段内のコンテキストデータ
を前記演算された前記新たなコンテキストデータに更新
し、 前記少なくとも1つの記録モードにおいて、前記複数の
吐出口のうち少なくとも1つの吐出口と他の吐出口に対
して、前記複数の演算規則のうち異なる演算規則に基づ
いて演算を行わせるように制御することを特徴とするイ
ンクジェット記録方法。 - 【請求項22】 請求項21において、 前記演算規則
は、少なくとも1つの前記吐出口からのインク吐出を前
記被記録媒体上の画像領域に均等に配するものであるこ
とを特徴とするインクジェット記録方法。 - 【請求項23】 請求項21において、前記記録走査前
に、予め定められた値のコンテキストデータを前記吐出
口のそれぞれに対応する領域に独立に格納することを特
徴とするインクジェット記録方法。 - 【請求項24】 複数の吐出口を有し、当該吐出口から
インクの吐出、非吐出を示す駆動データに応答してイン
クを吐出する記録ヘッドを、少なくとも1つの記録モー
ドにおいて被記録媒体上に対して記録走査し、当該記録
走査時に前記吐出口から前記被記録媒体にインクを吐出
して画素を形成するインクジェット記録装置への前記駆
動データを制御するデータ制御装置であって、 前記複数の吐出口にそれぞれ対応する画像データを格納
する第1格納手段と、 前記複数の吐出口にそれぞれ対応し、前記吐出口からの
インクの吐出、非吐出を制御するコンテキストデータを
格納する第2格納手段と、 前記第1格納手段からの画像データと前記第2格納手段
からのコンテキストデータとに応答して複数の異なる演
算規則に基づいて前記駆動データおよび新たなコンテキ
ストデータを演算する演算手段と、 前記演算手段によって演算された駆動データに基づいて
その駆動データに対応する前記吐出口を駆動する駆動手
段と、 前記演算手段の演算毎に前記第2格納手段内のコンテキ
ストデータを前記演算手段によって演算された前記新た
なコンテキストデータに更新する更新手段と、 前記少なくとも1つの記録モードにおいて、前記複数の
吐出口のうち少なくとも1つの吐出口と他の吐出口に対
して、前記複数の演算規則のうち異なる演算規則に基づ
いて演算させるよう演算手段を制御する制御手段とを具
えたことを特徴とするデータ制御装置。
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