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JP3406181B2 - 光分岐モジュールおよび光配線方法および作業用治具 - Google Patents

光分岐モジュールおよび光配線方法および作業用治具

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JP3406181B2
JP3406181B2 JP12135697A JP12135697A JP3406181B2 JP 3406181 B2 JP3406181 B2 JP 3406181B2 JP 12135697 A JP12135697 A JP 12135697A JP 12135697 A JP12135697 A JP 12135697A JP 3406181 B2 JP3406181 B2 JP 3406181B2
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optical fiber
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extra
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JP12135697A
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英行 細谷
辰彦 松浦
哲也 榎本
直樹 中尾
真人 黒岩
茂則 後藤
良夫 小林
秀一 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバを用い
たPDS(Passive double star)方式の伝送系にお
いて、多心化および高密度化を図った光分岐モジュール
および光配線方法および作業用治具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光ファイバネットワークにおいて、例え
ば、加入者側の光ケーブルと局内側の光ケーブルとを接
続するには、多数の局内外光ファイバを成端して大群構
成とする光配線架(FTM)が使用される。図9および
図10は、従来のFTMを示す図であり、図中、符号1
はフレーム、2は端子板、3は光コネクタ、4は光カプ
ラ等の光部品と接続余長が収納された光分岐モジュール
である。
【0003】前記フレーム1は、水平に配置された仕切
板5によって等間隔の複数段に仕切られた棚状に形成さ
れており、前記光分岐モジュール4を収納する段が複数
段形成されている。このフレーム1の各段の同一側開口
部には、該開口部を略覆う端子板2が固定されている。
この端子板2には前記光アダプタ3の取り付け用の穴6
が複数並べて連設され、この穴6内にSC型の光コネク
タに対応する多連の光アダプタ3が2個づつ配置・固定
されている。この光アダプタ3の両側には、単心光ファ
イバ心線7が成端された図示しないSC型端子(プラ
グ)が外側に複数配置され、光分岐モジュール4を経由
して引き込まれた別の光ファイバテープ心線8(以下の
「テープ心線」)の端部を分岐器8aにて単心分岐した
単心線8bを成端する図示しない複数のSC型端子(プ
ラグ)が、前記単心光ファイバ心線7用の端子に対応す
る位置に配置され、両側のプラグは、光アダプタ3内の
位置決めリングにより位置決め接続される。
【0004】光分岐モジュール4は、テープ心線8の余
長を収納する余長収納部としての役割を果たすものであ
って、前記フレーム1の各段に、例えば13.5mm幅
で、一段に50個程度設けられる。図11に示すよう
に、光分岐モジュール4の内部には、補強チューブでコ
ード化したテープ心線8の余長と、該テープ心線8に接
続された光カプラ9と、テープ心線8同士を接続切り替
え可能に光接続するMTコネクタ10(Mechanically Tr
ansferable)とが収納されている。ちなみに、MTコネ
クタとは、JIS C 5981に制定されているよう
な多心光コネクタである。テープ心線8の接続余長は適
切回数巻回して光分岐モジュール4内に収納されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記光分岐
モジュール4は、接続余長と光部品とを同一ケース内に
収納する方式であり、当該収納方式を採用する光分岐モ
ジュール4と光ケーブル側のテープ心線8との接続作業
は以下の如く概略的に説明される。 1.光分岐モジュール4のケースをFTMから取り外
す。 2.ケースの蓋を開放して、収納されているテープ心線
8を取り出す。 3.接続方式は光コネクタと融着接続による場合がある
が、融着接続を用いた場合には作業側に融着接続機を設
置し、この融着接続機により成端ケーブル側のテープ心
線8とケース内のテープ心線8とを融着接続する。 4.融着接続後に、テープ心線8の接続余長をケース内
に捩れないように収納して蓋を閉じる。 5.FTMの元の位置へ光分岐モジュール4を戻す。 以上の接続作業において、光分岐モジュール4間の空間
は狭く、光ファイバ心線8は輻輳しているために、ケー
スの取り出しと再収納作業、および心線接続作業は慎重
を極めていたが、近年、FTMの収納心線数が増大し、
これに伴い光分岐モジュール4の実装密度が向上したた
め、接続作業がより簡便で施工性に優れた余長収納方式
が求められてきている。
【0006】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、接続作業が容易で作業効率を高め、また、接続余
長の収納効率を向上させることができるとともに、接続
切り替え等の作業時に光通信に与える影響を可及的に軽
減することができる光分岐モジュールおよび光配線方法
および作業用治具を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、前記課題を解決するため、光カプラによって、単心
あるいは多心の光ファイバをより多心の光ファイバへ分
岐するための光配線ラックに適用される光分岐モジュー
ルであって、外観薄板状に形成され、光ファイバを内部
に引き込むための引込口を有するモジュール本体と、該
モジュール本体の一側部に突出状態に取り付けられた光
接続器とを備え、該モジュール本体の内部には、光カプ
ラを収納するカプラ収納部と、光ファイバ同士の光接続
部および接続余長を収納する余長収納部とが仕切壁によ
って画成され、前記余長収納部内には、規定以上の湾曲
半径で巻回した光ファイバを収納する小径収納部と、該
小径収納部より大きい湾曲半径で光ファイバを湾曲収納
可能な大径収納部とが設けられていることを特徴とする
光分岐モジュールを前記課題の解決手段とした。
【0008】本発明によれば、光分岐モジュール内の光
ファイバの接続余長を、小径収納部と大径収納部とを利
用して、常時規定以上の湾曲半径で湾曲させて安定に収
納する。余長収納部内には光カプラ側の光ファイバと引
込口から引き込んだ光ファイバの光接続部および接続余
長を収納する。両光ファイバの接続余長は小径収納部や
大径収納部を利用することにより、接続作業の前後に関
わらず安定に湾曲収納される。また、カプラ収納部と余
長収納部とが仕切壁によって仕切られているので、余長
収納部内での作業の影響がカプラ収納部内の光ファイバ
や光カプラ等の光部品に作用することが防止され、余長
収納部内での各種作業の作業性を向上することができ
る。
【0009】請求項2記載の発明では、モジュール本体
の余長収納部に対応する部分には、着脱自在のカバーに
より開閉される作業用窓と、該作業用窓を開放した時に
露出可能な位置にて光接続部を着脱自在に支持する接続
部ホルダとが設けられ、余長収納部内にて接続部ホルダ
、モジュール本体において前記作業用窓に対向すると
ころに位置する面板との間に光ファイバが布線可能な程
度の隙間を生じる位置に配置されており前記カバーを
前記作業用窓に取り付けたときの前記カバーの位置であ
カバー取り付け位置に対して前記接続部ホルダを介し
対向する側に接続余長が収納可能になっていることを
特徴とする光分岐モジュールを前記課題の解決手段とし
た。
【0010】本発明によれば、光ファイバ同士の接続や
接続切替等の作業を、作業用窓を開放して行う。作業用
窓を開放すると接続部ホルダが露出され、光接続部の着
脱が容易になされる。また、モジュール本体の厚さ方向
で、作業用窓から余長収納部の接続部ホルダより奥側に
接続余長の収納可能な領域が確保され、余長収納部では
接続部ホルダに干渉することなく接続余長を収納するこ
とができる。
【0011】請求項3記載の発明では、モジュール本体
の余長収納部に対応する部分に形成された作業用窓が、
該作業用窓に着脱自在のカバーにより開閉されるように
なっており、前記作業用窓を開放した時に余長収納部が
露出可能に構成されている請求項1または2記載の光分
岐モジュールを用いた光配線方法であって、モジュール
本体の内部の光ファイバに予め確保しておいた接続余長
を巻回状態にして小径収納部に収納した光分岐モジュー
ルを光配線ラック内部あるいはその近傍に搬入して、小
径収納部および大径収納部を露出させ、小径収納部から
取り出した光ファイバと光配線ラック内に引き込んだ別
の光ファイバとを接続し、接続した両光ファイバの接続
余長を大径収納部に湾曲収納した後、光分岐モジュール
を光配線ラック内の所望位置に収納することを特徴とす
る光配線方法を前記課題の解決手段とした。
【0012】本発明によれば、接続作業より前にモジュ
ール本体内に先行収納した光ファイバの湾曲半径を小径
収納部によって規定以上に維持する。こうすることによ
り、光ファイバは自身の剛性に抗して強く巻かれた状態
で収納されるので、搬送工程等で光分岐モジュールを移
動した場合であっても巻きが解ける心配が無く、光伝送
性能を安定に維持することができる。光ファイバ同士の
接続作業にあっては、先行して小径収納部に巻回収納し
た接続余長を作業に必要な長さだけ引き出し、光配線ラ
ック内に引き込んだ光ファイバと接続した後、小径収納
部に残した接続余長の巻き径を押し広げて引き出し長を
吸収する。
【0013】請求項4記載の発明では、光分岐モジュー
ルが横置きに載置される載置台と、該載置台を余長収納
部を収納する光配線ラックに着脱自在に取り付けるため
の着脱手段と、載置台上に載置された光分岐モジュール
の外周部に当接されて、該光分岐モジュールを載置台上
の定位置に支持する複数の支持爪とを備え、支持した光
分岐モジュールの光ファイバ引込口に対応する部分に、
光ファイバを布線するための光ファイバ布線部が開口さ
れていることを特徴とする作業用治具を前記課題の解決
手段とした。
【0014】本発明によれば、作業目的の光分岐モジュ
ールの光配線ラックでの収納位置に対応して、作業スペ
ースが確保できる場所に設置して、該光分岐モジュール
に係る光ファイバ同士の接続等の作業の作業性を向上す
る。また、設置位置を移動することにより、光配線ラッ
クに収納する全ての光分岐モジュールに対応することが
できる。この際、着脱手段により構造物に対して簡便に
着脱でき、移設が容易であるので、光配線ラック内の配
線の作業時間を短縮することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態を図1か
ら図15を参照して説明する。まず、本実施形態の光分
岐モジュールの構成を図1から図8を参照して説明す
る。図中符号20は光分岐モジュール、21はモジュー
ル本体である。図1において光分岐モジュール20は、
仕切板23によって多段に仕切られた棚状の光配線ラッ
ク24内に縦置き状態で複数横並びに収納される外観長
方形薄板状のモジュール本体21を有している。このモ
ジュール本体21は、プラスチック等の軽量の材料から
形成されたケースであって、仕切板23に配列状態に突
設されたフランジ22の間に挟み込まれて縦置き状態に
支持されるようになっている。図2に示すように、モジ
ュール本体21の前部(図2中左側)上部には、外側か
ら局内側の光ファイバ25(単心光コード)が接続され
る光接続器26(光レセプタクル若しくは光アダプタの
機能を有する)が突設状態に取り付けられている。
【0016】図1および図2において、この光接続器2
6は位置決め用リングスリーブを内蔵する受け口を8基
連設した構造であり、これら受け口には、光ファイバ2
5を成端するSC形の光コネクタプラグ27が外側から
挿抜可能に差し込まれるようになっている。光接続器2
6のモジュール本体21内面側には端子28が受け口に
対応して合計8基取り付けられており、これら端子28
にはモジュール本体21内の単心の光ファイバ29(光
ファイバ単心線)を成端するフェルール30が挿抜可能
に差し込まれるようになっている。したがって、光接続
器26は、モジュール本体21外側から差し込まれた局
内側光ファイバ25と内側から差し込まれた光ファイバ
29とを内部で接続するとともに、局内側光ファイバ2
5を差し替えることにより両光ファイバ25、29が接
続切替されるようになっている。なお、SC形フェルー
ル30の先端はAPC研磨(Advanced Physical Cont
act)されており、超低反射率になっている。
【0017】光接続器26の両側には、モジュール本体
21を光配線ラック24内に差し込んだ際に、光配線ラ
ック24の各段に設置した端子板31と係合する位置決
め係合爪32が突設されている。光接続器26と位置決
め係合爪32とは、端子板31に開口された穴33に挿
入されることにより、端子板31と係合するようになっ
ている。なお、位置決め係合爪32は、手動で端子板3
1との係合を解除可能になっている。
【0018】図2に示すように、モジュール本体21の
内部は、仕切壁34によって前後(図2左右)にほぼ2
分割されている。仕切壁34より前側の領域は、光カプ
ラ35を収納するカプラ収納部36であり、その内部に
は、光カプラ35が接着固定されるカプラ固定部37
と、光ファイバ29の余長の湾曲半径を維持する円形の
半径維持部38とが設けられている。光カプラ35は、
8本の単心の光ファイバ29を32本の光ファイバ(8
心の光ファイバテープ心線39が4本)に分岐する波長
無依存性の石英基板導波路型のスターカプラであり、光
ファイバ29、39が接続された状態でモジュール本体
21内に収納される。なお、光ファイバ29は補強チュ
ーブによりコード化されている。また、カプラ固定部3
7は、接着以外、クランプ爪により光カプラ35をクラ
ンプ支持する構造とすることも可能である。仕切壁34
および半径維持部38は、モジュール本体21から内面
側に突設されたフランジであり、それぞれ光ファイバ2
9、39を沿わせて布線することにより、該光ファイバ
29、39の湾曲半径を規定以上に維持する。なお、カ
プラ収納部36内には、光カプラ35以外の光部品を収
納することも可能である。
【0019】光カプラ35から引き出された光ファイバ
39は、仕切壁34に開口された隙間40を介して、仕
切壁34より後部の余長収納部41に導入されており、
該余長収納部41内で、モジュール本体21後端部の引
込口42から引き込んだ加入者側の光ファイバ43(8
心光ファイバテープ心線)と接続される。余長収納部4
1の中央部には、規定以上の湾曲半径で巻回した光ファ
イバ39の接続余長44を収納するためのフランジ状の
湾曲壁45が複数立設されている。これら湾曲壁45
は、同心円状の2重の円周上に分散配置され、両円周の
間に挟み込むようにして接続余長44を収納する小径収
納部41aを形成している。なお、余長収納部41には
湾曲壁45の外側にも十分な余長収納空間が確保されて
おり、この部分が、より大きい湾曲半径で巻回した光フ
ァイバ39、43の接続余長44、46を収納可能な大
径収納部41bとして機能する。
【0020】図15に示すように、加入者側の光ファイ
バ43は、光配線ラック24内に引き込まれた光ケーブ
ル47から引き出され、光配線ラック24の各段に設け
られた光ファイバ受け樋48を経て目的の光分岐モジュ
ール20内に引き込まれる。光分岐モジュール20の引
込口42には、図3に示すようなゴム製の引留具49が
係合され、この引留具49に形成されたスリット50に
光ファイバ43を挟み込んで該光ファイバ43に引張力
に対する引き抜き耐力を与えることにより、引張力の影
響が光分岐モジュール20内の光ファイバや光部品に作
用することを防止している。また、引留具49の引込口
42に差し込まれる差込部51の先端には係合爪52が
突設されており、差込部51を引込口42に外側から押
し込んで係合爪52をモジュール本体21の外壁53に
係合させるだけで、引留具49の引込口42からの引き
抜きが規制されるようになっている。
【0021】光ファイバ43を補強チューブでコード化
した場合には、図4および図5に示すような引留具54
を使用する。この引留具54は、ゴム等の適度な弾力性
を有する材料から外観細長紡錘状に形成され、外側から
引込口42に押し込むことにより、中央部に形成した係
合凹部55を、引込口42に臨むモジュール本体21の
外壁53と係合させることにより固定される。なお、引
込口42は断面矩形であり、引留具49、54も引込口
42に対応する矩形の断面形状になっているので、引込
口42に引留具49、54を係合させれば、引留具4
9、54が光ファイバ43の軸回り方向に回転すること
は無く、光ファイバ43自体の軸回りの回転も規制され
る。
【0022】図6に示すように、モジュール本体21は
着脱可能の蓋56を有している。この蓋56は、モジュ
ール本体21の内側に臨む側の面の複数箇所に突設され
た係合突起57を、モジュール本体21内に形成した係
合穴58に挿抜可能に圧入してモジュール本体21に装
着される。
【0023】また、蓋56の余長収納部41に対応する
部分には作業用窓59が開口されており、さらに、光フ
ァイバ39、43同士の光接続部(融着接続部)60を
着脱自在にクランプ支持する接続部ホルダ61や、余長
収納部41内に布線した光ファイバ39、43をモジュ
ール本体21との間に押さえる押さえ片62が、前記作
業用窓59の内側に突設されている。前記接続部ホルダ
61は、蓋56からモジュール本体21側にずれた位置
に配置されているが、図7に示すように、蓋56をモジ
ュール本体21に装着した時には、モジュール本体21
の面板63との間に光ファイバ39、43が布線可能な
程度の隙間を生じ、面板63との間の隙間に実際に光フ
ァイバ39、43が布線された場合には押さえ片62と
同様の機能を果たす。また、図7および図8に示すよう
に、接続部ホルダ61は光接続部60をクランプ支持す
るクランプ爪64を複数有し、モジュール本体21と反
対の側から光接続部60の着脱作業が行われるようにな
っている。
【0024】蓋56の引込口42に対応する部分には、
光ファイバ43が通過可能な連通スリット65が開口さ
れている。この連通スリット65は作業用窓59の内外
に連通しており、モジュール本体21に蓋56を装着し
た場合であっても光ファイバ43を余長収納部41の内
外に移動できるようにしている。
【0025】図6および図8中符号66は作業用窓59
に装着されるカバーであり、作業用窓59の周囲に複数
突設された係止爪67に係脱することにより着脱され
る。カバー66の中央部には、指を差し込むことができ
る作業用穴66aが開口されている。カバー66は透明
樹脂から形成することが好ましく、そうすることにより
余長収納部41内の光ファイバ39、43の布線状態の
確認等に利用することができる。
【0026】以下、光分岐モジュール20の作用および
効果を説明する。光ファイバ39、43同士の接続と光
配線ラック24への収納が完了した光分岐モジュール2
0は、局内側の光ファイバ25が光接続器26に接続さ
れることにより、局内側の合計8本の光線路を光カプラ
35を介して32本の加入者側光線路に分散する。ま
た、モジュール本体21の後部全体が余長収納部41に
なっているので、従来の光分岐モジュールに比べて光フ
ァイバ39、43の接続余長44、46を効率良く収納
することができ、対応心数の増加や、小型化による光配
線ラック24への実装密度の増大が可能になる。
【0027】光分岐モジュール20は蓋56に作業用窓
59を有しているので、光ファイバ39、43同士の接
続や接続切替等の作業を行うに際して、カバー66のみ
を取り外して作業用窓59から手を入れれば蓋56を取
り外すことなく余長収納部41内の光ファイバ39、4
3や光接続部60を扱うことができ、作業性が向上す
る。しかも、連通スリット65を介して余長収納部41
の内外に光ファイバ43を移動させることができるの
で、光ファイバ39、43の余長収納部41からの取り
出しや外部から余長収納部41内への収納を含む作業で
は特に作業性が向上する。また、余長収納部41は仕切
壁34によってカプラ収納部36と仕切られているた
め、余長収納部41内での作業中に光カプラ35や光フ
ァイバ29に接触する心配が無く、作業を効率良く行う
ことができる。
【0028】次に、光分岐モジュール20内の配線等の
作業を行う際に使用する作業用治具68を図9から図1
2を参照して説明する。図9に示すように、作業用治具
68は、光ファイバ受け樋48に引っ掛けることにより
光分岐モジュール20用の支持台として機能し、横置き
にした光分岐モジュール20をほぼ水平に支持する。図
9および図10に示すように、作業用治具68は、平板
状の載置台69と、平面方向3方向に延びる支持爪70
と、これら支持爪70の設けられていない方向に突設さ
れた着脱手段71、72とを有している。着脱手段は引
掛部71と傾斜角度調整片72とからなり、図9および
図11に示すように、引掛部71と傾斜角度調整片72
との間に光ファイバ受け樋48の縁部73を挟み込むこ
とにより、作業用治具68を光配線ラック24の所望の
位置に取り付けられるようになっている。また、載置台
69上では、引掛部71および支持爪70で囲まれる領
域に光分岐モジュール20が載置され、モジュール本体
21の外周部に支持爪70を係合させることにより安定
に支持する。図12に示すように、傾斜角度調整片72
は、載置台69に対して傾斜させてもよく、こうするこ
とにより光ファイバ受け樋48に引っ掛けた時に作業面
が傾斜され、光配線ラック24の外側からの作業性が向
上する。
【0029】なお、作業用治具68上では、光分岐モジ
ュール20の長さ方向を光ファイバ受け樋48と平行に
し、光ファイバ受け樋48から取り出した光ファイバ4
3を急激に湾曲させたり大きく迂回させること無く、無
理なく引込口42に引き込めるようにしておく。しか
も、引掛部71とこの引掛部71に最も近い支持爪70
との間は離間されて、支持した光分岐モジュール20の
引込口42に引き込む光ファイバ43が挿通可能な光フ
ァイバ布線部68aになっているので、光ファイバ受け
樋48と引込口42との間に布線した光ファイバ43に
無駄な湾曲を与えず済む。また、作業用治具68の取り
付け位置は光ファイバ受け樋48の縁部73に限定され
ず、引掛部71と傾斜角度調整片72との間でクランプ
できるような部材が存在すれば、縁部73の場合と同様
に簡便に着脱することができる。
【0030】図13は、コード化した光ファイバ43を
把持するためのコードホルダ74を示す。図13におい
て、コードホルダ74は、光ファイバ受け樋48の縁部
73に引っ掛ける係合部75と、この係合部75との間
に光ファイバ受け樋48を挟み込む挟持部76と、コー
ド化した光ファイバ43を着脱自在にクランプ支持する
光ファイバ支持部77とを備え、全体がゴム等の弾性体
から形成されている。このコードホルダ74は、図9お
よび図14に示すように、光ファイバ受け樋48の縁部
73に引っ掛けて使用し、例えば、光ファイバ受け樋4
8から取り出した光ファイバコードをクランプ支持す
る。なお、コードホルダ74は、光ファイバ支持部77
の構造を変更すれば、コード化していない光ファイバ4
3の支持にも適用できることは言うまでも無い。また、
コードホルダ74は、作業用治具68の側部に一体的に
併設することも可能である。
【0031】以下、本実施形態の作業用治具68の作用
および効果を説明する。前記作業用治具68は光ファイ
バ受け樋48に容易に着脱することができるので、作業
対象の光分岐モジュール20に対応する位置に簡便に設
置することができる。これにより、光配線ラック24内
では、全ての光分岐モジュール20に対応して、該光分
岐モジュール20に係る光ファイバ39、43同士の接
続や接続切替等の作業性を向上することができる。しか
も、作業用治具68は、光ファイバ受け樋48に沿わせ
た向きで光分岐モジュール20を支持し、光分岐モジュ
ール20の引込口42を常時光ファイバ受け樋48の近
くに位置させることができるので、光ファイバ受け樋4
8と引込口42との間の光ファイバ43の布線長が短縮
するとともに、光ファイバ布線部68aの作用により支
持した光分岐モジュール20の周囲に光ファイバ43を
引き回す必要が無くなり、該光分岐モジュール20に係
る作業に光ファイバ43が干渉することを防止でき、光
ファイバ43の光伝送性能も安定に維持することができ
る。また、コードホルダ74を使用すれば、光ファイバ
受け樋48と引込口42との間に布線した光ファイバ4
3が途中で垂れ下がったり、光配線ラック24の外側に
飛び出して作業の邪魔になったりすることを防止できる
ので、作業用治具68に支持した光分岐モジュール20
での作業を一層効率良く行うことができる。
【0032】以下、本発明の光配線方法を、前記光分岐
モジュール20に適用した実施形態を説明する。光分岐
モジュール20内の配線は、光カプラ35側の配線を先
行実施し、一旦光配線ラック24内に収納した後、光配
線ラック24内に引き込んだ加入者側の光ファイバ43
を光カプラ35側の光ファイバ39と融着接続し、両光
ファイバ43、39の接続余長44、46を余長収納部
41内に湾曲収納する。先行実施する光カプラ35側の
配線は、光カプラ35と該光カプラ35に接続されてい
る光ファイバ29、39とを光分岐モジュール20内に
収納することによりなされる。この時、光ファイバ39
に予め確保しておいた接続余長44は、余長収納部41
内の小径収納部41aに巻回収納しておく。こうするこ
とにより、接続余長44は自身の剛性に抗して固く巻か
れた状態が維持され、光分岐モジュール20を搬送した
り移動した場合でも巻回状態が解けることないので、光
伝送性能を安定に維持することができる。
【0033】次いで、光分岐モジュール20を光配線ラ
ック24の外側に引き出し、図9に示すように、引き出
し位置の近傍に設置した作業用治具68上に載置し、カ
バー66を取り外して光ファイバ39の接続余長44を
取り出す。そして、図11および図15に示すように、
光配線ラック24に搬入した融着接続機78において、
光ファイバ受け樋48から取り出した光ファイバ43と
光ファイバ39とを融着接続し、両光ファイバ39、4
3の光接続部60および接続余長44、46を余長収納
部41内に収納する。
【0034】融着接続機78は光配線ラック24に取り
付けた融着機支持台79によって作業用治具68の近傍
(下方)に簡便に設置することができる。これにより、
融着作業時の光分岐モジュール20と融着接続機78間
の離間距離が縮小するので、光カプラ35側の光ファイ
バ39の接続余長44や、加入者側光ファイバ43の引
き出し長を短くすることができ、融着作業後に光分岐モ
ジュール20内に収納する接続余長44、46の量を減
少することができる。したがって、光分岐モジュール2
0の小型化や対応心数の増加が可能になり、光ファイバ
や光部品の収納密度を高密度化することができる。
【0035】また、融着作業時には、光カプラ35側の
光ファイバ39の全余長44を取り出す必要は無く、作
業に必要な長さだけ引き出して巻回部分を小径収納部4
1aに残し、融着作業の完了後に、巻回部分の巻き径を
拡径して、同様の巻き径で巻回した加入者側の光ファイ
バ43の接続余長46とともに余長収納部41内に収納
する。この時、接続余長44、46は、巻き径を湾曲壁
45の外側の配列円周より大きくして、該湾曲壁45の
外側に嵌込むようにして収納する。こうすることによ
り、接続余長44、46は、自身の剛性で巻き径をさら
に拡張して、モジュール本体21の外壁53や仕切壁3
4に沿うようにして湾曲収納される。巻き径を拡張した
接続余長44、46は、接続部ホルダ61や押さえ片6
2の下に入り込んで、光分岐モジュール20の面板63
との間で押さえられる。また、光カプラ35側の接続余
長44の小径収納部44aに残った巻回部分を拡径する
際に、接続余長44の融着作業のために引き出した引き
出し長を吸収するので、接続余長44を巻き直すことな
く容易に収納することができる。
【0036】光ファイバ43は連通スリット65を通過
させれば、蓋56を取り外さなくても余長収納部41内
に容易に収納できるので、作業性が向上する。連通スリ
ット65は光ファイバ39、43を余長収納部41から
取り出したり再収納する場合にも利用することができ、
作業性が向上する。なお、湾曲壁45は接続余長44、
46を巻き付けて巻回状態にすることに利用でき、接続
余長44、46を捻りを入れずに収納することが容易に
なる。
【0037】光接続部60および接続余長44、46を
余長収納部41に収納し終えたら、引留具49を引込口
42に挿入し、カバー66を作業用窓59に装着し直し
て光分岐モジュール20を光配線ラック24に収納す
る。以下、作業用治具68および融着接続機78を移設
しながら、各光分岐モジュール20について順次作業を
行うことにより、光配線ラック24内の全ての光配線を
完成させることができる。
【0038】以下、本実施形態の光配線方法の作用およ
び効果を説明する。この光配線方法によれば、光カプラ
35および光カプラ35側の光ファイバ29、39を余
長収納部41内に収納した後、光分岐モジュール20を
光配線ラック24内に収納するようにしたことにより、
光カプラ35側の光ファイバ29、39の配線作業を光
配線ラック24内で別途行う必要が無くなる半面、光分
岐モジュール20内への配線作業は十分な作業スペース
の確保できる場所で効率良く行うことができるので、配
線の作業能率が大幅に向上する。
【0039】また、光カプラ35側の光ファイバ39に
確保した接続余長44を小径収納部41aに巻回状態に
して挟み込んでおくので、余長収納部41内から取り出
さない限り光ファイバ39の湾曲半径を規定以上に維持
することができ、光伝送性能を確実に維持することがで
きる。しかも、接続作業時には、必要な長さだけ光ファ
イバ39の接続余長44を余長収納部41から引き出す
ため、接続余長44の残りの部分は巻回状態を維持して
余長収納部41の外側に飛び出さないので作業の邪魔に
ならず、接続の作業性が向上する。また、接続作業の完
了後に残りの接続余長44の巻き径を拡径することは、
接続余長44の引き出し長を自動的に吸収することにな
り、接続余長44の引き出し長の部分を別途巻回するな
どして湾曲収納する作業が不要であるとともに、巻回作
業等に伴う絡みの発生の心配も無いので、接続余長44
の収納の作業能率が向上する。
【0040】さらに、小径収納部41a内に先行収納す
る光カプラ35側の光ファイバ39を捻りを入れないよ
うにして巻回状態にすれば、光ファイバ39、43同士
の接続時に加入者側の光ファイバ43のターン数に気を
付けるだけで、接続後の両接続余長44、46を捻りを
入れること無く余長収納部41内に湾曲収納することが
できる。しかも、光ファイバ43の接続余長46を湾曲
収納した後、引留具49を引込口42に嵌込むことによ
り光ファイバ43の軸回りの回転を規制するので、湾曲
収納の完了後でも余長収納部41の内の接続余長44、
46に捻りが入ることが防止され、光ファイバ39、4
3の光伝送性能を長期にわたって安定に維持することが
できる。
【0041】なお、光ファイバ39、43同士はコネク
タ接続することも可能であり、この場合には、余長収納
部41内に光コネクタを把持固定する接続部ホルダを設
けておく。また、本発明の光配線方法は、例えば、クロ
ージャや光配線盤等に設けられる各種光配線ラックに適
用することが可能である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の光
分岐モジュールによれば、光分岐モジュール内の光ファ
イバの接続余長を、余長収納部内に設けた小径収納部と
大径収納部とを利用して、常時規定以上の湾曲半径で湾
曲させて収納するので、(1)接続余長をその長さに関わ
らず安定に収納することができる、(2)接続された両光
ファイバの接続余長のみならず、接続前の光ファイバの
余長も安定に湾曲収納することができる、といった効果
を奏する。また、カプラ収納部と余長収納部とが仕切壁
によって仕切られているので、余長収納部内での作業の
影響がカプラ収納部内の光ファイバや光カプラ等の光部
品に作用することが防止され、余長収納部内での各種作
業の作業性を向上することができるといった優れた効果
を奏する。
【0043】本発明に係る光分岐モジュールによれば、
余長収納部では接続部ホルダに干渉することなく接続余
長を収納することができ、接続余長の収納量を増大して
収納密度の向上や光分岐モジュールの対応心数の増大が
可能になるといった優れた効果を奏する。
【0044】本発明に係る光配線方法によれば、モジュ
ール本体内に先行収納した光ファイバの湾曲半径を接続
作業の前まで小径収納部によって規定以上に維持し、搬
送工程等で光分岐モジュールを移動した場合であっても
先行収納した光ファイバの光伝送性能を安定に維持する
ことができる。また、光ファイバ同士の接続作業にあっ
ては、先行して小径収納部に巻回収納した接続余長を作
業に必要な長さだけ引き出し、光配線ラック内に引き込
んだ光ファイバと接続した後、小径収納部に残した接続
余長の巻き径を押し広げて引き出し長を吸収するので、
接続余長の巻き直しが不要であり、光ファイバに絡み等
を生じること無く効率良く収納作業を行うことができる
といった優れた効果を奏する。
【0045】本発明に係る作業用治具によれば、光分岐
モジュールが横置きに載置される載置台と、該載置台を
余長収納部を収納する光配線ラックに着脱自在に取り付
けるための着脱手段と、載置台上に載置された光分岐モ
ジュールの外周部に当接されて、該光分岐モジュールを
載置台上の定位置に支持する複数の支持爪とを備えてい
るので、着脱手段を利用することにより、作業目的の光
分岐モジュールの光配線ラックでの収納位置に対応し
て、作業スペースが確保できる場所に設置して、該光分
岐モジュールに係る光ファイバ同士の接続等の作業の作
業性を向上する。しかも、着脱手段により構造物に対し
て簡便に着脱でき、移設が容易であるので、設置位置を
移動することにより、光配線ラックに収納する全ての光
分岐モジュールに対応することができ、光配線ラック内
の配線の作業時間を短縮することができる。
【0046】また、支持した光分岐モジュールの光ファ
イバ引込口に対応する部分に、光ファイバを布線するた
めの光ファイバ布線部が開口され、光ファイバ引込口に
引き込む光ファイバを光ファイバ布線部に挿通すること
により、作業用治具や光分岐モジュールの周囲に光ファ
イバを引き回す必要が無くなる。これにより、作業用治
具上での作業に光ファイバが干渉することが防止されて
作業性が向上するとともに、光ファイバに引き回しによ
る無駄な湾曲を与えることが無くなるので、作業中での
光ファイバの湾曲半径の維持が容易になって、作業性の
一層の向上が可能となるといった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光分岐モジュールの一実施形態を示
す斜視図である。
【図2】 図1の光分岐モジュールを示す正面図であ
る。
【図3】 図1の光分岐モジュールに使用する引留具を
示す斜視図である。
【図4】 光コードに対応した引留具を示す斜視図であ
る。
【図5】 図4の引留具を使用した光分岐モジュールを
示す正面図である。
【図6】 図1の光分岐モジュールを示す分解斜視図で
ある。
【図7】 図1の光分岐モジュールの作業用窓近傍を示
す側断面図である。
【図8】 図1の光分岐モジュールの余長収納部を示す
要部拡大斜視図である。
【図9】 本発明の作業用治具の一実施形態を示す図で
あって、光配線ラックへの装着状態を示す斜視図であ
る。
【図10】 図9の作業用治具の作用を示す平面図であ
る。
【図11】 図9の作業用治具の作用を示す側面図であ
る。
【図12】 図9の作業用治具の作用を示す側面図であ
る。
【図13】 コードホルダを示す斜視図である。
【図14】 図13のコードホルダの作用を示す正面図
である。
【図15】 本発明の光配線方法を示す図であって、光
配線ラックを示す正面略図である。
【図16】 従来例のFTMを示す側面図である。
【図17】 従来例のFTMを示す正面図である。
【図18】 光分岐モジュールを示す正面図である。
【符号の説明】
20…光分岐モジュール、21…モジュール本体、24
…光配線ラック、25…光ファイバ(単心光コード)、
26…光接続器、34…仕切壁、35…光カプラ、36
…カプラ収納部、41…余長収納部、41a…小径収納
部、41b…大径収納部、42…引込口、43…光ファ
イバ(8心光ファイバテープ心線)、44…接続余長、
46…接続余長、59…作業用窓、60…光接続部(融
着接続部)、61…接続部ホルダ、66…カバー、68
…作業用治具、69…載置台、70…支持爪、71…着
脱手段(引掛部)、72…着脱手段(傾斜角度維持
部)、68a…光ファイバ布線部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松浦 辰彦 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 榎本 哲也 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 中尾 直樹 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 黒岩 真人 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 後藤 茂則 東京都江東区牡丹一丁目15番5号 株式 会社スズキ技研内 (72)発明者 小林 良夫 東京都江東区牡丹一丁目15番5号 株式 会社スズキ技研内 (72)発明者 栗原 秀一 東京都江東区牡丹一丁目15番5号 株式 会社スズキ技研内 (56)参考文献 特開 平3−58005(JP,A) 特開 平4−106505(JP,A) 特開 平8−152529(JP,A) 特開 平9−5532(JP,A) 特開 平9−222519(JP,A) 特開 平9−236708(JP,A) 特開 昭55−155317(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/24 G02B 6/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光カプラ(35)によって、単心あるい
    は多心の光ファイバ(25)をより多心の光ファイバ
    (43)へ分岐するための光配線ラック(24)に適用
    される光分岐モジュール(20)であって、 外観薄板状に形成され、光ファイバを内部に引き込むた
    めの引込口(42)を有するモジュール本体(21)
    と、該モジュール本体の一側部に突出状態に取り付けら
    れた光接続器(26)とを備え、 該モジュール本体の内部には、光カプラを収納するカプ
    ラ収納部(36)と、光ファイバ同士の光接続部(6
    0)および接続余長(44、46)を収納する余長収納
    部(41)とが仕切壁(34)によって画成され、 前記余長収納部内には、規定以上の湾曲半径で巻回した
    光ファイバを収納する小径収納部(41a)と、該小径
    収納部より大きい湾曲半径で光ファイバを湾曲収納可能
    な大径収納部(41b)とが設けられていることを特徴
    とする光分岐モジュール。
  2. 【請求項2】 モジュール本体の余長収納部に対応する
    部分には、着脱自在のカバー(66)により開閉される
    作業用窓(59)と、該作業用窓を開放した時に露出可
    能な位置にて光接続部を着脱自在に支持する接続部ホル
    ダ(61)とが設けられ、 余長収納部内にて接続部ホルダは、モジュール本体にお
    いて前記作業用窓に対向するところに位置する面板(6
    3)との間に光ファイバが布線可能な程度の隙間を生じ
    る位置に配置されており前記カバーを前記作業用窓に
    取り付けたときの前記カバーの位置であるカバー取り付
    け位置に対して前記接続部ホルダを介して対向する側に
    接続余長が収納可能になっていることを特徴とする請求
    項1記載の光分岐モジュール。
  3. 【請求項3】 モジュール本体の余長収納部に対応する
    部分に形成された作業用窓(59)が、該作業用窓に着
    脱自在のカバー(66)により開閉されるようになって
    おり、前記作業用窓を開放した時に余長収納部が露出可
    能に構成されている請求項1または2記載の光分岐モジ
    ュールを用いた光配線方法であって、モジュール本体の 内部の光ファイバに予め確保しておい
    た接続余長を巻回状態にして小径収納部に収納した光分
    岐モジュールを光配線ラック内部あるいはその近傍に搬
    入して、小径収納部および大径収納部を露出させ、 小径収納部から取り出した光ファイバと光配線ラック内
    に引き込んだ別の光ファイバとを接続し、 接続した両光ファイバの接続余長を大径収納部に湾曲収
    納した後、光分岐モジュールを光配線ラック内の所望位
    置に収納することを特徴とする光配線方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の光分岐モジュー
    ル内で作業を行う際に使用する作業用治具(68)であ
    って、 光分岐モジュールが横置きに載置される載置台(69)
    と、該載置台を余長収納部を収納する光配線ラックに
    脱自在に取り付けるための着脱手段(71、72)と、
    載置台上に載置された光分岐モジュールの外周部に当接
    されて、該光分岐モジュールを載置台上の定位置に支持
    する複数の支持爪(70)とを備え、 支持した光分岐モジュールの光ファイバ引込口に対応す
    る部分に、光ファイバを布線するための光ファイバ布線
    部(68a)が開口されていることを特徴とする作業用
    治具。
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