[go: up one dir, main page]

JP3406045B2 - 内部損傷検知可能なfrp部材 - Google Patents

内部損傷検知可能なfrp部材

Info

Publication number
JP3406045B2
JP3406045B2 JP02282694A JP2282694A JP3406045B2 JP 3406045 B2 JP3406045 B2 JP 3406045B2 JP 02282694 A JP02282694 A JP 02282694A JP 2282694 A JP2282694 A JP 2282694A JP 3406045 B2 JP3406045 B2 JP 3406045B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frp member
amorphous metal
soft magnetic
frp
metal wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02282694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07227912A (ja
Inventor
肇 後藤
潤 笹原
忠弘 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP02282694A priority Critical patent/JP3406045B2/ja
Priority to DE69520608T priority patent/DE69520608T2/de
Priority to US08/381,687 priority patent/US5640088A/en
Priority to EP95300469A priority patent/EP0666470B1/en
Publication of JPH07227912A publication Critical patent/JPH07227912A/ja
Priority to US08/815,471 priority patent/US6127822A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3406045B2 publication Critical patent/JP3406045B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内部損傷検知可能なFR
P(繊維強化プラスチック)部材、特に、軟磁性体の応
力−磁気特性を利用して内部損傷を検知し得るようにし
たFRP部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種FRP部材としては、FR
P部材本体にカーボン長繊維を埋設したものが公知であ
る(例えば、特開昭60−114741号公報参照)。
【0003】このFRP部材の内部損傷の検知は、カー
ボン長繊維の電気抵抗を測定し、内部損傷が生じればカ
ーボン長繊維が破断して電気抵抗値が変化する、という
ことに基づくものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のF
RP部材においては、カーボン長繊維の破断まで至らな
い程度の微小内部損傷、例えばカーボン長繊維(したが
って強化用繊維)回りにおいてプラスチックマトリック
スに生じたヘアクラック、カーボン長繊維(したがって
強化用繊維)およびプラスチックマトリックス間の界面
剥離等を検知することができない、という問題がある。
【0005】本発明は前記に鑑み、前記のような微小内
部損傷をも確実に検知することができるように構成され
た前記FRP部材を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、軟磁性体の応
力−磁気特性を利用して内部損傷を検知し得るようにし
たFRP部材であって、板状をなすFRP部材本体と、
そのFRP部材本体内において、一方のFRP部材本体
表面に沿う1つの層をなすように埋設されて外力を付与
された状態に拘束される複数の前記軟磁性体と、他方の
FRP部材本体表面に沿う1つの層をなすように埋設さ
れて外力を付与された状態に拘束される複数の前記軟磁
性体とより構成され、前記一方のFRP部材本体表面側
に在る複数の前記軟磁性体と、前記他方のFRP部材本
体表面側に在る複数の前記軟磁性体とが、前記FRP部
材本体の厚さを2等分する仮想分割面を挟んで面対称の
関係に配設されていることを特徴とする
【0007】
【作用】前記のように構成すると、FRP部材本体の各
表面側より軟磁性体の応力を精度良く測定することがで
きる。
【0008】FRP部材本体内において、プラスチック
マトリックスにヘアクラックが生じたり、プラスチック
マトリックスおよび軟磁性体間に界面剥離が生じると、
その軟磁性体に対するプラスチックマトリックスの拘束
力、したがって当初付与された外力が低下するので、そ
れに伴い軟磁性体の応力も低下し、これによりFRP部
材の微小内部損傷を検知することができる。
【0009】この場合、FRP部材本体の各表面と、そ
の表面に沿う各軟磁性体が略等しい距離にあり、且つ
その距離が短いので、それら軟磁性体からもたらされる
FRP部材の内部情報に関する出力レベルが高く、これ
により内部損傷の有無を高感度で検知することができ
る。またFRP部材本体の両表面側に複数の非晶質金属
線を層状に配設すると、FRP部材の断面構造が両表面
側において同一となるので、そのFRP部材の反りを防
止することができる。
【0010】なお、FRP部材本体内に、その1つの表
面に沿って2つ以上の層をなすように複数の軟磁性体を
配設すると、曲げ等が発生したときの歪の大きさから、
FRP部材表面付近に損傷が発生し易く、またFRP部
材表面付近に損傷が発生したとき、それよりも深い無損
傷領域に他の軟磁性体が存在すると、健全な情報も同時
に検知されてしまうため内部損傷情報があいまいにな
る。
【0011】軟磁性体への外力の付与は、プラスチック
マトリックスの加熱硬化時における軟磁性体との熱膨張
率差により容易に実現されるが、軟磁性体を、それに張
力を与えた状態でプラスチックマトリックスに埋設す
る、といった手段を採用してもよい。
【0012】
【実施例】図1に示す内部損傷検知可能な板状FRP部
材Fの参考例において、その部材F板状をなFR
P部材本体Faと、そのFRP部材本体Fa内におい
て、一方のFRP部材本体表面s1 に沿う1つの層をな
すように埋設されて外力、この例では引張り荷重を付与
された状態に拘束される複数の軟磁性体wとより構成さ
れる 図2に示す板状FRP部材Fの実施例において、
その部材Fは、板状をなすFRP部材本体Faと、その
FRP部材本体Fa内において、一方のFRP部材本体
表面s 1 に沿う1つの層をなすように埋設されて外力、
前記同様に引張り荷重を付与された状態に拘束される複
数の前記軟磁性体wと、他方のFRP部材本体表面s 2
に沿う1つの層をなすように埋設されて外力、前記同様
に引張り荷重を付与された状態に拘束される複数の前記
軟磁性体wとより構成される。一方のFRP部材本体表
面s 1 側に在る複数の前記軟磁性体wと、他方のFRP
部材本体表面s 2 側に在る複数の前記軟磁性体wとは、
FRP部材本体Faの厚さTを2等分する仮想分割面s
3 を挟んで面対称の関係に配設されている
【0013】FRP部材本体Faは、強化用繊維として
のカーボン繊維と、プラスチックマトリックスとしての
エポキシ樹脂とより構成される。
【0014】軟磁性体wは非晶質金属線より構成され、
FRP部材本体Fa内において、複数の非晶質金属線w
が一定間隔で並列している。
【0015】
【0016】前記のようにFRP部材本体Faの両表面
1 ,s2 側に複数の非晶質金属線wを層状に配設する
と、FRP部材Fの断面構造が両表面s1 ,s2 側にお
いて同一となるので、そのFRP部材Fの反りを防止す
ることができる。
【0017】図1,図2において、非晶質金属線wを、
その外周面の一部がFRP部材本体Faの表面s1 ,s
2 から露出するようにそのFRP部材本体Faに埋設し
てもよい。
【0018】FRP部材Fにおける非晶質金属線wの応
力測定を行う場合には、励磁コイルを用いて測定対象で
ある非晶質金属線wに、その金属線wの保磁力を超える
交流磁界を付与して、検知コイルに非晶質金属線wを介
し交流起電力を誘起させ、その交流起電力の波形におい
て、非晶質金属線wの応力情報を含む1つ以上の高調波
成分の実効値Eを測定量とする、といった方法が採用さ
れる。
【0019】このように、非晶質金属線wの応力情報を
含む1つ以上の高調波成分の実効値Eを測定量とする、
即ち、前記高調波成分を量として捕らえると、非晶質金
属線wの応力を高精度で測定することができ、したがっ
て微小応力変化を正確に検知することができる。
【0020】次に、前記応力測定方法の原理について説
明する。
【0021】図3において、発振器1に接続された励磁
コイル2と、検知コイル3とに非晶質金属線wが挿通さ
れ、その金属線wには所定の引張り荷重が付与される。
【0022】発振器1を作動させて励磁コイル2により
非晶質金属線wに、その金属線wの保磁力Hcを超え
る、直流磁界成分を含まない交流磁界Hを付与すると、
検知コイル3には非晶質金属線wを介し正負対称の交流
起電力V2 が誘起される。
【0023】ここで、交流起電力V2 は[数1]に示す
ように、
【0024】
【数1】 と表わされる。ただし、φは磁束、tは時間、αは係
数、Iは非晶質金属線wの磁化の強さ、Hは交流磁界の
強さである。
【0025】また交流磁界Hは[数2]に示すように、
【0026】
【数2】 と表わされる。ただし、Hmは交流磁界の振幅、f0
周波数、ψ0 は位相角である。
【0027】ここで、[数2]を時間tについて微分す
ると、[数3]に示すように、
【0028】
【数3】 となる。
【0029】そこで、[数3]のdH/dtを[数1]
に代入すると、交流起電力V2 は[数4]に示すよう
に、
【0030】
【数4】 と表わされる。
【0031】非晶質金属線wの磁化過程においては、図
4、線aで示すような磁化曲線が得られるので、[数
4]は瞬間磁化率dI(H)/dHを用いて[数5]に
示すように、
【0032】
【数5】 と表わされる。
【0033】この交流起電力V2 は、その波形が図5に
示すようにひずみ波であることから高調波成分を含んで
いる。この場合、交流磁界Hは前記のように直流磁界成
分を含まないので、交流起電力V2 の前記高調波成分
は、原理上、奇数調波成分のみからなり、偶数調波成分
を含むことはない。
【0034】前記高調波成分は瞬間磁化率dI(H)/
dHに依存し、またその瞬間磁化率dI(H)/dHは
非晶質金属線wの応力に依存する。したがって高調波成
分は非晶質金属線wの応力情報を含んでいる。
【0035】そこで、交流起電力V2 の波形をスペクト
ルアナライザを用い周波数解析して基本波成分と高調波
成分とに分け、一つ以上の高調波成分の実効値Eを非晶
質金属線wの応力測定量とする。
【0036】例えば、高調波成分が第3,第5,第7,
第9調波成分である場合、その実効値Eは、第3,第
5,第7,第9調波成分の実効値をそれぞれE3
5 ,E7,E9 とすると、[数6]に示すように、
【0037】
【数6】 と表わされる。この実効値Eの演算には演算器が用いら
れる。
【0038】一方、非晶質金属線wの磁気特性は、その
金属線wが置かれている状態の変化に伴って変化する、
つまり、非晶質金属線wの瞬間磁化率dI(H)/dH
は、その金属線wに対する引張り荷重が大から小に変化
すると、図4,線c→線b→線aのように大から小に変
化し、その結果、周期関数であるV2 (t)が変化する
ので高調波成分の実効値も変化する。
【0039】したがって、前記のように高調波成分の実
効値Eを測定量とすることによって、図6に示すように
非晶質金属線wの微小応力変化を正確に測定することが
できる。
【0040】以下、具体例について説明する。
【0041】FRP部材Fの疲労による内部損傷の有無
を検知すべく、非晶質金属線wを埋設したFRP部材F
を次のような方法で製作した。先ず、図2に示す実施例
として、図7に示すように、直径6μmのカーボン繊維
よりなる8枚のクロス51 〜58 を、相隣る両クロス5
1 ,52 等のカーボン繊維の配向性が45°変化するよ
うに積層し、また第1のクロス51 と第2のクロス52
との間、および第7のクロス57 と第8のクロス58
の間に、それぞれ直径125μmの複数の非晶質金属線
wを0.3mmピッチで並列させて配設した。非晶質金属
線wの組成はFe66.5Si8.5 12Co11Cr2 (数値
は原子%)、保磁力Hcは0.6エルステッドである。
【0042】クロス51 〜58 と非晶質金属線wとの積
層体6にエポキシ樹脂液を含浸させ、次いで、その積層
体6に180℃、2時間の加熱処理を施してエポキシ樹
脂を硬化させ、これにより、図2に示すように、エポキ
シ樹脂マトリックスおよびカーボン繊維を持つFRP部
材本体Faと、そのFRP部材本体Faに、その各表面
1 ,s2 につき1つの層をなすように埋設された複数
の非晶質金属線wとよりなるFRP部材Fを得た。
【0043】この場合、非晶質金属線wの熱膨脹率は
7.3×10-6/℃であり、一方、FRP部材本体Fa
のそれは4.0×10-6/℃であることからエポキシ樹
脂の加熱硬化後、常温においては、各非晶質金属線wは
引張り荷重を付与された状態に拘束される。また非晶質
金属線wを磁化させると、その金属線wに伸びが生じ
る、つまり磁歪現象が発生するが、交流磁界下での磁歪
振動現象は、カーボン繊維および硬化したエポキシ樹脂
によって抑制される。
【0044】このFRP部材Fにおいて、カーボン繊維
の体積分率Vfは58.3%、エポキシ樹脂の体積分率
Vfは37.5%、非晶質金属線wの体積分率Vfは
4.2%であった。
【0045】比較例1として、図8に示すように、第1
のクロス51 と第2のクロス52 との間、第3のクロス
3 と第4のクロス54 との間、第5のクロス55 と第
6のクロス56 との間、および第7のクロス57 と第8
のクロス58 との間にそれぞれ前記同様の複数の非晶質
金属線wを0.6mmピッチで並列させて配設し、前記同
様の方法でFRP部材を製作した。このFRP部材にお
いては、各表面s1 ,s2 につき2つの層をなすように
複数の非晶質金属線wが埋設されている。
【0046】比較例2として、図9に示すように、第1
のクロス51 と第2のクロス52 との間、第2のクロス
2 と第3のクロス53 との間、第3のクロス53 と第
4のクロス54 との間、第5のクロス55 と第6のクロ
ス56 との間、第6のクロス56 と第7のクロス57
の間、および第7のクロス57 と第8のクロス58 との
間にそれぞれ前記同様の複数の非晶質金属線wを0.9
mmピッチで並列させて配設し、前記同様の方法でFRP
部材を製作した。このFRP部材においては、各表面s
1 ,s2 につき3つの層をなすように複数の非晶質金属
線wが埋設されている。
【0047】図10は応力測定装置8の一例を示し、そ
の装置8は次のように構成される。即ち、フェライト製
コア9は、一対の脚部9aと、両脚部9aの一端を連結
する連結部9bとよりコ字形に形成される。連結部9b
に検知コイル3が100ターン(10ターン/mm)巻装
され、その検知コイル3の外周に励磁コイル2が100
ターン(10ターン/mm)巻装される。励磁コイル2は
発振器1に接続される。また検知コイル3はスペクトル
アナライザ10に、そのスペクトルアナライザ10は演
算器11にそれぞれ接続される。
【0048】先ず、実施例および比較例1,2の非晶質
金属線wについて応力測定を行った。その非晶質金属線
wの応力測定に当っては、図10に示すようにコア9の
両脚部9a端面をFRP部材Fの一方の表面s1 に当
て、発振器1を、直流磁界成分を含まないサイン波、周
波数1kHz、ピーク間電圧、つまり1周期におけるピ
ークおよびピーク間の電圧15Vp-p の発振条件で作動
させて励磁コイル2に非晶質金属線wの保磁力Hcを超
える交流磁界Hを付与した。これによりコア9および非
晶質金属線w間に磁路が形成され、検知コイル3に交流
起電力V2 が誘起される。この交流起電力V2 をスペク
トルアナライザ10に入力し、次いで演算器11より、
高調波成分である第3,第5,第7,第9調波成分の実
効値E、即ち、[数7]に示すように、
【0049】
【数7】 を出力させ、これを非晶質金属線wの応力測定量とし
た。
【0050】次に、実施例等について引張り−引張り疲
労試験を行い、所定の応力サイクル繰返し数毎に非晶質
金属線wの応力を測定した。この疲労試験条件は、最小
引張り歪800με(マイクロストレイン)、最大引張
り歪8000με、繰返し周波数20Hzである。
【0051】そして、応力サイクル繰返し数と実効値E
との関係を求めたところ、図11,線d1 〜d3 の結果
を得た。図中、線d1 は実施例に、線d2 は比較例1
に、線d3 は比較例2にそれぞれ対応する。
【0052】図11,線d1 の実施例において、実効値
Eは、応力サイクル繰返し数6×103 回まで一定であ
り、これによりFRP部材Fは無損傷であることが判
る。そして応力サイクル繰返し数が6×103 回を超え
ると、実効値Eは下降し始める。これは、FRP部材F
内にヘアクラック、界面剥離等が発生したため、非晶質
金属線wに対する拘束力が低下し、それに起因して非晶
質金属線wの応力が低下すると共に交流磁界下での磁歪
振動現象に対する抑制が緩和されたことに因る。この場
合、実効値Eの下降開始点pは極めて明瞭であることか
ら、FRP部材Fに内部損傷が発生したことが確実に判
る。
【0053】図11,線d2 ,d3 の比較例1,2にお
いては、FRP部材が無損傷であるときの出力が低く、
その結果、前記下降開始点pが応力サイクル繰返し数1
4回にあるけれども、その下降開始点pは不明瞭であ
って、内部損傷の検知感度が実施例に比べて大幅に低
い。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、前記のように構成する
ことによって、軟磁性体の応力を精度良く測定して、内
部損傷を高感度で検知し得るFRP部材を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】非晶質金属線を埋設したFRP部材の参考例を
示す斜視図である。
【図2】非晶質金属線を埋設したFRP部材の実施例を
示す斜視図である。
【図3】応力測定方法の原理図である。
【図4】非晶質金属線の磁化曲線図である。
【図5】交流起電力V2 の波形図である。
【図6】応力と高調波成分の実効値Eとの関係を示すグ
ラフである。
【図7】FRP部材の実施例において、カーボン繊維ク
ロスと非晶質金属線との関係を示す説明図である。
【図8】FRP部材の比較例において、カーボン繊維ク
ロスと非晶質金属線との関係を示す説明図である。
【図9】FRP部材の他の比較例において、カーボン繊
維クロスと非晶質金属線との関係を示す説明図である。
【図10】応力測定装置の概略図である。
【図11】応力サイクル繰返し数と、高調波成分の実効
値Eとの関係を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−126848(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 7/00 - 7/14 B29C 70/00 - 70/88 B32B 27/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟磁性体(w)の応力−磁気特性を利用
    して内部損傷を検知し得るようにしたFRP部材であっ
    て、板状をなすFRP部材本体(Fa)と、そのFRP
    部材本体(Fa)内において、一方のFRP部材本体表
    面(s 1 に沿う1つの層をなすように埋設されて外力
    を付与された状態に拘束される複数の前記軟磁性体
    (w)と、他方のFRP部材本体表面(s 2 )に沿う1
    つの層をなすように埋設されて外力を付与された状態に
    拘束される複数の前記軟磁性体(w)とより構成され、
    前記一方のFRP部材本体表面(s 1 )側に在る複数の
    前記軟磁性体(w)と、前記他方のFRP部材本体表面
    (s 2 )側に在る複数の前記軟磁性体(w)とが、前記
    FRP部材本体(Fa)の厚さ(T)を2等分する仮想
    分割面(s 3 )を挟んで面対称の関係に配設されている
    ことを特徴とする、内部損傷検知可能なFRP部材。
  2. 【請求項2】 前記軟磁性体(w)は非晶質金属線であ
    り、前記FRP部材本体(Fa)内において、複数の前
    記非晶質金属線が一定間隔で並列している、請求項1記
    載の内部損傷検知可能なFRP部材
JP02282694A 1994-01-26 1994-02-21 内部損傷検知可能なfrp部材 Expired - Fee Related JP3406045B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02282694A JP3406045B2 (ja) 1994-02-21 1994-02-21 内部損傷検知可能なfrp部材
DE69520608T DE69520608T2 (de) 1994-01-26 1995-01-26 Messung der Zugspannung eines magnetischen Materials und Fehlererkennung in von magnetischem Material versehenen faserverstärkten Kunststoffstrukturen und Klebeelementen
US08/381,687 US5640088A (en) 1994-01-26 1995-01-26 Process for measuring stress of magnetic materials, FRP member whose internal damage is detectable, and adhesive layer forming adhesive member whose internal defection is detectable
EP95300469A EP0666470B1 (en) 1994-01-26 1995-01-26 Stress measurement of magnetic materials, and FRP and adhesive members with such material for defect detection
US08/815,471 US6127822A (en) 1994-01-26 1997-03-11 Adhesive member for forming an adhesive layer between two members and capable of detecting an internal defect in the adhesive layer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02282694A JP3406045B2 (ja) 1994-02-21 1994-02-21 内部損傷検知可能なfrp部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07227912A JPH07227912A (ja) 1995-08-29
JP3406045B2 true JP3406045B2 (ja) 2003-05-12

Family

ID=12093505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02282694A Expired - Fee Related JP3406045B2 (ja) 1994-01-26 1994-02-21 内部損傷検知可能なfrp部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3406045B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8250928B2 (en) * 2008-07-09 2012-08-28 The Boeing Company Measurement of strain in an adhesively bonded joint including magnetostrictive material

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07227912A (ja) 1995-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6127822A (en) Adhesive member for forming an adhesive layer between two members and capable of detecting an internal defect in the adhesive layer
EP0666470B1 (en) Stress measurement of magnetic materials, and FRP and adhesive members with such material for defect detection
Makowska et al. Prediction of the mechanical properties of P91 steel by means of magneto-acoustic emission and acoustic birefringence
CN201173910Y (zh) 利用脉冲电磁场测量铁磁材料内应力的装置
US5453291A (en) FRP member and method of detecting internal damage therein
CN108489641B (zh) 一种预应力钢绞线应力测量装置及方法
JP3406045B2 (ja) 内部損傷検知可能なfrp部材
Miyagi et al. Effect of compressive stress in thickness direction on iron losses of nonoriented electrical steel sheet
Kawabe et al. Magnetic properties of particular shape specimen of nonoriented electrical steel sheet under compressive stress in thickness direction
JPH02271227A (ja) 被応力検出能を備えた繊維強化部材
Giurgiutiu et al. Theoretical and experimentalinvestigation of magnetostrictive composite beams
Šmelko et al. Wireless strain gauge for composite materials
JP3266727B2 (ja) 磁性体の応力測定方法
EP0229688B1 (en) Mechanical property sensor element and method for making the same
JP3313165B2 (ja) 繊維強化プラスチック部材の接着方法及び接着層含有繊維強化プラスチック部材の接着不良検知方法
CN113176016B (zh) 钢绞线应力的检测方法、检测装置及其使用方法
JPH07316518A (ja) 内部欠陥検知可能な接着層形成用接着部材
JP3148423B2 (ja) 繊維強化プラスチック部材の欠陥検出方法
JP3696270B2 (ja) 応力測定センサ
Chen et al. Health monitoring of composites embedded with magnetostrictive thick film withoutdisassembly
Augustyniak et al. Assessment with mechanical Barkhausen effect of residual stress in grain oriented polycrystalline 3% Si-Fe sheet
Suzuki et al. Stress effect on hysteretic magnetization curve of nickel
Lin et al. Review of in situ fabrication methods of piezoelectric wafer active sensor for sensing and actuation applications
Huang et al. Novel sensors based on magnetostrictive/piezoelectric laminations
JP6659444B2 (ja) 磁気特性測定用プローブ、磁気特性測定システム、磁気特性測定方法及び劣化評価方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees