JP3399978B2 - エンジンの冷却装置 - Google Patents
エンジンの冷却装置Info
- Publication number
- JP3399978B2 JP3399978B2 JP16271192A JP16271192A JP3399978B2 JP 3399978 B2 JP3399978 B2 JP 3399978B2 JP 16271192 A JP16271192 A JP 16271192A JP 16271192 A JP16271192 A JP 16271192A JP 3399978 B2 JP3399978 B2 JP 3399978B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- connecting pipe
- pipe
- passage
- radiator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 title claims description 17
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 claims description 33
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 7
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 9
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 4
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 238000007429 general method Methods 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 230000002195 synergetic effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B75/22—Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、エンジンの冷却装置
に関し、さらに詳しくは制御弁を介しての冷却水通路の
配置構成に関するものである。
に関し、さらに詳しくは制御弁を介しての冷却水通路の
配置構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、V型エンジンの冷却装置にお
いては、該エンジンのバンク間部に冷却系部材を配置す
ることが一般的に行なわれている(例えば、実開昭62
−114126号公報参照)。また、この公知例にも開
示されるように、このようなV型エンジンにおける冷却
装置においては、車体前部に配置されるラジエータとエ
ンジンとの間を冷却水通路で接続するとともに、この冷
却水通路の途中に、エンジン温度(即ち、冷却水温度)に
応じて冷却水を上記ラジエータ側に循環させたりあるい
はこれを迂回させる如く冷却水通路の切り換えを行うサ
ーモスタットユニットが配置される。
いては、該エンジンのバンク間部に冷却系部材を配置す
ることが一般的に行なわれている(例えば、実開昭62
−114126号公報参照)。また、この公知例にも開
示されるように、このようなV型エンジンにおける冷却
装置においては、車体前部に配置されるラジエータとエ
ンジンとの間を冷却水通路で接続するとともに、この冷
却水通路の途中に、エンジン温度(即ち、冷却水温度)に
応じて冷却水を上記ラジエータ側に循環させたりあるい
はこれを迂回させる如く冷却水通路の切り換えを行うサ
ーモスタットユニットが配置される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車体前部に
配置されるラジエータと、その後方側においてクランク
軸方向を車幅方向へ向けた状態でいわゆる横置き搭載さ
れたエンジンとの間を冷却水通路で接続する場合、該冷
却水通路は車幅方向に位置するエンジンの端部側から車
幅方向外方へ向けて取り出した後、これを車体前方側へ
引き出してラジエータ側に接続することが必要である。
配置されるラジエータと、その後方側においてクランク
軸方向を車幅方向へ向けた状態でいわゆる横置き搭載さ
れたエンジンとの間を冷却水通路で接続する場合、該冷
却水通路は車幅方向に位置するエンジンの端部側から車
幅方向外方へ向けて取り出した後、これを車体前方側へ
引き出してラジエータ側に接続することが必要である。
【0004】この場合、この冷却水通路を可撓性のパイ
プ体で構成するのが従来一般的な方法であるが、このよ
うに可撓性パイプ体で構成した場合には、その耐久性等
の点から比較的大きな曲率半径で湾曲させてラジエータ
側に引き出すことになるが、このようにした場合には、
曲率半径が大きい分だけ冷却水通路がエンジン端部から
車幅方向へ張り出す寸法が大きくなり、車幅方向のスペ
ースが限られた車体に対する冷却水通路の配置構成とし
ては好ましくない。このような事情から、この冷却水通
路を、可撓性のあるパイプ体から鋼管等の比較的小曲率
半径での湾曲成形が可能な剛性材からなるパイプ体で構
成しもって該冷却水通路の車幅方向への張り出し量を抑
えることが考えられる。
プ体で構成するのが従来一般的な方法であるが、このよ
うに可撓性パイプ体で構成した場合には、その耐久性等
の点から比較的大きな曲率半径で湾曲させてラジエータ
側に引き出すことになるが、このようにした場合には、
曲率半径が大きい分だけ冷却水通路がエンジン端部から
車幅方向へ張り出す寸法が大きくなり、車幅方向のスペ
ースが限られた車体に対する冷却水通路の配置構成とし
ては好ましくない。このような事情から、この冷却水通
路を、可撓性のあるパイプ体から鋼管等の比較的小曲率
半径での湾曲成形が可能な剛性材からなるパイプ体で構
成しもって該冷却水通路の車幅方向への張り出し量を抑
えることが考えられる。
【0005】ところが、このように冷却水通路を剛性材
からなるパイプ体で構成した場合には、該パイプ体はラ
ジエータとエンジンとの位置関係から車体前後方向に向
けて配置されることとなり、しかもこのようなパイプ体
の接続は通常はその両端をそれぞれフランジ締結するの
が通常であることから、例えば、車両の正突時にはこの
パイプ体を介してエンジン側に衝突力が伝達され、場合
によっては該エンジンの後退につながるということも考
えられるため、これを確実に防止することが必要とる。
からなるパイプ体で構成した場合には、該パイプ体はラ
ジエータとエンジンとの位置関係から車体前後方向に向
けて配置されることとなり、しかもこのようなパイプ体
の接続は通常はその両端をそれぞれフランジ締結するの
が通常であることから、例えば、車両の正突時にはこの
パイプ体を介してエンジン側に衝突力が伝達され、場合
によっては該エンジンの後退につながるということも考
えられるため、これを確実に防止することが必要とる。
【0006】さらに、冷却水通路中に配置されるサーモ
スタットユニットのサーモスタットは、冷却水温度を関
知して作動しもって通路切り換えを行うものであること
から、その作動精度を適正に維持するためには、該サー
モスタットにエンジン側からの振動が伝達されるのを可
及的に防止することも必要となる。
スタットユニットのサーモスタットは、冷却水温度を関
知して作動しもって通路切り換えを行うものであること
から、その作動精度を適正に維持するためには、該サー
モスタットにエンジン側からの振動が伝達されるのを可
及的に防止することも必要となる。
【0007】そこで本願発明は、以上の如き種々の問題
点に鑑み、車幅方向の占有スペースを可及的に小ならし
めた状態でサーモスタットユニットをより短い通路構成
により配置し得るようにするとともに、車両衝突時にお
けるエンジン後退を確実に防止し、且つサーモスタット
の作動上の信頼性を確保し得るようにしたエンジンの冷
却装置を提供せんとしてなされたものである。
点に鑑み、車幅方向の占有スペースを可及的に小ならし
めた状態でサーモスタットユニットをより短い通路構成
により配置し得るようにするとともに、車両衝突時にお
けるエンジン後退を確実に防止し、且つサーモスタット
の作動上の信頼性を確保し得るようにしたエンジンの冷
却装置を提供せんとしてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として、請求項1記載の発
明では、エンジンを、車体前部に配置されたラジエータ
より車体後方位置においてクランク軸方向を車幅方向へ
向けた状態で車体に搭載するとともに、該ラジエータと
エンジンとの間に冷却水の流れを制御する制御弁を配置
し、該エンジンと制御弁とを、車体前後方向に延びる剛
性材から成る第1連結管により、該第1連結管と上記制
御弁とが車体前後方向に相対変位可能なる如くして接続
したことを特徴としている。
を解決するための具体的手段として、請求項1記載の発
明では、エンジンを、車体前部に配置されたラジエータ
より車体後方位置においてクランク軸方向を車幅方向へ
向けた状態で車体に搭載するとともに、該ラジエータと
エンジンとの間に冷却水の流れを制御する制御弁を配置
し、該エンジンと制御弁とを、車体前後方向に延びる剛
性材から成る第1連結管により、該第1連結管と上記制
御弁とが車体前後方向に相対変位可能なる如くして接続
したことを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明では、請求項1のエン
ジンの冷却装置において、上記制御弁と上記エンジンよ
り車体後方側に配置されたヒーターユニットとを接続す
る第2連結管を、上記第1連結管に沿わせた状態で配置
し且つこれを上記エンジンに支持せしめるとともに、該
第2連結管と上記制御弁とを車体前後方向に相対変位可
能に接続したことを特徴としている。
ジンの冷却装置において、上記制御弁と上記エンジンよ
り車体後方側に配置されたヒーターユニットとを接続す
る第2連結管を、上記第1連結管に沿わせた状態で配置
し且つこれを上記エンジンに支持せしめるとともに、該
第2連結管と上記制御弁とを車体前後方向に相対変位可
能に接続したことを特徴としている。
【0010】
【作用】本願各発明ではかかる構成とすることにより、
それぞれ次のような作用が得られる。
それぞれ次のような作用が得られる。
【0011】(1)請求項1記載の発明では、エンジン
を、車体前部に配置されたラジエータより車体後方位置
においてクランク軸方向を車幅方向へ向けた状態で車体
に搭載するとともに、該ラジエータとエンジンとの間に
冷却水の流れを制御する制御弁を配置し、且つ該制御弁
と上記エンジンとの間を第1連結管によって接続する場
合において、該第1連結管を剛性材で構成することによ
り該連結管をより小さな曲率半径をもって湾曲させるこ
とができることから、該第1連結管の車幅方向への張り
出し量が可及的に小ならしめられるものである。
を、車体前部に配置されたラジエータより車体後方位置
においてクランク軸方向を車幅方向へ向けた状態で車体
に搭載するとともに、該ラジエータとエンジンとの間に
冷却水の流れを制御する制御弁を配置し、且つ該制御弁
と上記エンジンとの間を第1連結管によって接続する場
合において、該第1連結管を剛性材で構成することによ
り該連結管をより小さな曲率半径をもって湾曲させるこ
とができることから、該第1連結管の車幅方向への張り
出し量が可及的に小ならしめられるものである。
【0012】さらに、この第1連結管は、上記エンジン
とラジエータとの配置関係から車体前後方向向けて配置
されるが、この場合、該第1連結管と上記制御弁とを車
体前後方向に相対変位可能に接続しているため、例え
ば、車両の正突によって上記制御弁側に衝突力が入力さ
れた場合でも、該制御弁と上記第1連結管との相対変位
によってこれを吸収し、該衝突力がエンジン側に及ぶの
が可及的に抑制されるものである。
とラジエータとの配置関係から車体前後方向向けて配置
されるが、この場合、該第1連結管と上記制御弁とを車
体前後方向に相対変位可能に接続しているため、例え
ば、車両の正突によって上記制御弁側に衝突力が入力さ
れた場合でも、該制御弁と上記第1連結管との相対変位
によってこれを吸収し、該衝突力がエンジン側に及ぶの
が可及的に抑制されるものである。
【0013】(2)請求項2記載の発明では、上記
(1)記載の作用に加えて、上記第1連結管に沿うよう
に配置され且つ上記制御弁とヒータユニットとを接続す
る第2連結管を、該制御弁に対して車体前後方向に相対
変位可能に接続しているので、車両の正突時には該第2
連結管側においても衝突力の吸収作用が行なわれ、上記
1記載の場合よりもさらに高い信頼性をもって衝突力の
エンジン側への伝達を防止することが可能となるもので
ある。
(1)記載の作用に加えて、上記第1連結管に沿うよう
に配置され且つ上記制御弁とヒータユニットとを接続す
る第2連結管を、該制御弁に対して車体前後方向に相対
変位可能に接続しているので、車両の正突時には該第2
連結管側においても衝突力の吸収作用が行なわれ、上記
1記載の場合よりもさらに高い信頼性をもって衝突力の
エンジン側への伝達を防止することが可能となるもので
ある。
【0014】
【発明の効果】従って、本願各発明のエンジンの冷却装
置によればそれぞれ次のような効果が得られる。
置によればそれぞれ次のような効果が得られる。
【0015】(i)請求項1記載のエンジンの冷却装置
によれば、エンジンと制御弁とを接続する第1連結管を
剛性材で構成し且つこれを小曲率半径で湾曲させること
で該第1連結管の車幅方向への張り出しを可及的に小な
らしめてそのコンパクト化を図ることができるととも
に、該第1連結管を剛性材で構成したことに起因する衝
突力のエンジン側への入力を該第1連結管と制御弁とを
車体前後方向に相対変位可能に接続することで回避して
いるので、衝突時におけるエンジンの後退動を確実に防
止し得るという効果が得られるものである。
によれば、エンジンと制御弁とを接続する第1連結管を
剛性材で構成し且つこれを小曲率半径で湾曲させること
で該第1連結管の車幅方向への張り出しを可及的に小な
らしめてそのコンパクト化を図ることができるととも
に、該第1連結管を剛性材で構成したことに起因する衝
突力のエンジン側への入力を該第1連結管と制御弁とを
車体前後方向に相対変位可能に接続することで回避して
いるので、衝突時におけるエンジンの後退動を確実に防
止し得るという効果が得られるものである。
【0016】(ii)請求項2記載のエンジンの冷却装置
によれば、第1連結管の他に、第2連結管を解してのエ
ンジン側への衝突力の入力をも防止していることから、
上記(i)記載の場合よりもさらに高い確実性をもって
エンジンの後退動を防止することができるものである。
によれば、第1連結管の他に、第2連結管を解してのエ
ンジン側への衝突力の入力をも防止していることから、
上記(i)記載の場合よりもさらに高い確実性をもって
エンジンの後退動を防止することができるものである。
【0017】
【実施例】図1には、本願発明の実施例にかかる冷却装
置を備えた自動車用エンジンの要部が示されており、同
図において符号1は所定のバンク角をもつ第1バンク1
Aと第2バンク1Bとを備えた横置き式のV型6気筒エ
ンジンのシリンダブロックであり、該シリンダブロック
1の各バンク1A,1Bにはそれぞれ独立したシリンダ
ヘッド2,2が取り付けられている。
置を備えた自動車用エンジンの要部が示されており、同
図において符号1は所定のバンク角をもつ第1バンク1
Aと第2バンク1Bとを備えた横置き式のV型6気筒エ
ンジンのシリンダブロックであり、該シリンダブロック
1の各バンク1A,1Bにはそれぞれ独立したシリンダ
ヘッド2,2が取り付けられている。
【0018】このシリンダブロック1のバンク間部1c
には、エンジン長手方向に沿って支持ブラケット3が締
着固定されている。この支持ブラケット3は、バンク間
部1cにおいてエンジン長手方向に向けて配置されるス
ーパーチャージャ(図示省略)を固定保持するためのもの
であって、上記シリンダブロック1の後端1aから前端
1bに跨って配置されるとともに、その内部には長手方
向に延びるブラケット内通路18が形成されている。そ
して、このブラケット内通路18の一端18aは、上記
支持ブラケット3の一端3a側の端面に開口し且つ後述
のエンジン側連結管19に接続され、また他端18bは
該支持ブラケット3の他端3b側においてシリンダブロ
ック1側に向けて開口し且つ該シリンダブロック1側に
装着されたウォータポンプ(図示省略)を介して該シリン
ダブロック1内のウォータジャケット(図示省略)に接続
されている。
には、エンジン長手方向に沿って支持ブラケット3が締
着固定されている。この支持ブラケット3は、バンク間
部1cにおいてエンジン長手方向に向けて配置されるス
ーパーチャージャ(図示省略)を固定保持するためのもの
であって、上記シリンダブロック1の後端1aから前端
1bに跨って配置されるとともに、その内部には長手方
向に延びるブラケット内通路18が形成されている。そ
して、このブラケット内通路18の一端18aは、上記
支持ブラケット3の一端3a側の端面に開口し且つ後述
のエンジン側連結管19に接続され、また他端18bは
該支持ブラケット3の他端3b側においてシリンダブロ
ック1側に向けて開口し且つ該シリンダブロック1側に
装着されたウォータポンプ(図示省略)を介して該シリン
ダブロック1内のウォータジャケット(図示省略)に接続
されている。
【0019】上記シリンダブロック1の車体前方側位置
には、ラジエータ4が車幅方向に向けて配置されてい
る。このラジエータ4の幅方向の一端に設けられたヘッ
ダー4aには、可撓パイプで構成されるラジエータ送出
管12の一端が接続されている。また、このラジエータ
送出管12の他端は、上記一対のシリンダヘッド2,2
側からの戻り冷却水を集合させる二又状の集合通路8に
接続されている。
には、ラジエータ4が車幅方向に向けて配置されてい
る。このラジエータ4の幅方向の一端に設けられたヘッ
ダー4aには、可撓パイプで構成されるラジエータ送出
管12の一端が接続されている。また、このラジエータ
送出管12の他端は、上記一対のシリンダヘッド2,2
側からの戻り冷却水を集合させる二又状の集合通路8に
接続されている。
【0020】一方、上記ラジエータ4の幅方向の他端に
設けたヘッダー4bには、可撓パイプで構成されるラジ
エータ戻り管11の一端が接続されている。さらに、こ
のラジエータ戻り管11の他端は、図1〜図3に示すよ
うに、上記シリンダブロック1側に取り付けられるサー
モスタットカバー6内にサーモスタット7(図3及び図
5参照)を内蔵してなるサーモスタットユニット5(特許
請求の範囲中の制御弁に該当する)の該サーモスタット
カバー6 に形成した第1通路25(図5参照)に接続さ
れている。
設けたヘッダー4bには、可撓パイプで構成されるラジ
エータ戻り管11の一端が接続されている。さらに、こ
のラジエータ戻り管11の他端は、図1〜図3に示すよ
うに、上記シリンダブロック1側に取り付けられるサー
モスタットカバー6内にサーモスタット7(図3及び図
5参照)を内蔵してなるサーモスタットユニット5(特許
請求の範囲中の制御弁に該当する)の該サーモスタット
カバー6 に形成した第1通路25(図5参照)に接続さ
れている。
【0021】さらに、上記シリンダブロック1とラジエ
ータ4との中間位置には、密閉式のサブタンク10が配
置されている。このサブタンク10の上部は、サブタン
ク送出管15を介して上記ラジエータ4の一方のヘッダ
ー4aに接続される一方、該サブタンク10の下部は、
図1〜図3に示すように、サブタンク戻り管14を介し
て上記サーモスタットカバー6の内部に形成した第4通
路28(図5参照)に接続されている。そして、このサブ
タンク10には、エンジンの運転中、シリンダヘッド2
側からの戻り冷却水が常時循環されるようになってい
る。
ータ4との中間位置には、密閉式のサブタンク10が配
置されている。このサブタンク10の上部は、サブタン
ク送出管15を介して上記ラジエータ4の一方のヘッダ
ー4aに接続される一方、該サブタンク10の下部は、
図1〜図3に示すように、サブタンク戻り管14を介し
て上記サーモスタットカバー6の内部に形成した第4通
路28(図5参照)に接続されている。そして、このサブ
タンク10には、エンジンの運転中、シリンダヘッド2
側からの戻り冷却水が常時循環されるようになってい
る。
【0022】また、上記シリンダヘッド2と上記サーモ
スタットカバー6内の第5通路29(図5参照)との間
は、上記ラジエータ4を迂回した状態でバイパス管13
を介して接続されている。
スタットカバー6内の第5通路29(図5参照)との間
は、上記ラジエータ4を迂回した状態でバイパス管13
を介して接続されている。
【0023】さらに、上記第1バンク1Aの後端1b側
には、その内部のウォータジャケット(図示省略)に接続
されたヒータ送出管16が設けられている。そして、こ
のヒータ送出管16の他端は別設置のヒータユニット9
に接続されるとともに、該ヒータユニット9はさらにヒ
ータ戻り管17を介して後述のヒータ側連結管20に接
続されている。
には、その内部のウォータジャケット(図示省略)に接続
されたヒータ送出管16が設けられている。そして、こ
のヒータ送出管16の他端は別設置のヒータユニット9
に接続されるとともに、該ヒータユニット9はさらにヒ
ータ戻り管17を介して後述のヒータ側連結管20に接
続されている。
【0024】一方、上記エンジン側連結管19は、請求
項1における連結管及び請求項2における第1連結管に
それぞれ該当するものであって、図1〜図4に示すよう
に、鋼管によって一体形成されるものであって、その一
端19aにはオイルシール30を装着する一方、その他
端19bはこれを小曲率でL字状に屈曲形成するととも
にその端部に取付フランジ22を取り付けている。そし
て、このエンジン側連結管19は、その一端19a側を
上記サーモスタットカバー6内の第2通路26の口端部
に形成した受口26a内にオイルシール30を適度に弾
圧させた状態で嵌挿せしめるとともに、上記取付フラン
ジ22を上記支持ブラケット3の一端3aに締着固定せ
しめることで、上記シリンダブロック1の前端1aに近
接して沿い、且つ上記サーモスタットカバー6に対して
軸方向に相対変位可能な状態で該シリンダブロック1側
に組み付けられている。
項1における連結管及び請求項2における第1連結管に
それぞれ該当するものであって、図1〜図4に示すよう
に、鋼管によって一体形成されるものであって、その一
端19aにはオイルシール30を装着する一方、その他
端19bはこれを小曲率でL字状に屈曲形成するととも
にその端部に取付フランジ22を取り付けている。そし
て、このエンジン側連結管19は、その一端19a側を
上記サーモスタットカバー6内の第2通路26の口端部
に形成した受口26a内にオイルシール30を適度に弾
圧させた状態で嵌挿せしめるとともに、上記取付フラン
ジ22を上記支持ブラケット3の一端3aに締着固定せ
しめることで、上記シリンダブロック1の前端1aに近
接して沿い、且つ上記サーモスタットカバー6に対して
軸方向に相対変位可能な状態で該シリンダブロック1側
に組み付けられている。
【0025】このように、エンジン側連結管19を、従
来一般に使用されていた可撓性のあるパイプ体ではなく
剛性の高い鋼管で構成することにより、上記支持ブラケ
ット3に接続される他端19b側を、その撓曲による剛
性の低下あるいは耐久性の低下を気にすることなく、よ
り小さな曲率半径で湾曲させることができる。従って、
これを可撓性パイプ体で構成する場合に比して、該エン
ジン側連結管19のシリンダブロック後端1aから車幅
方向への張り出し量をより小さく抑えてそのコンパクト
配置を可能とすることができるものである。また、この
ようにエンジン側連結管19の占有スペースが小さいと
いうことは、それだけ他のエンジン補機の配置スペース
が拡大されるということであり、これらのレイアウト性
の向上にも寄与できるものである。
来一般に使用されていた可撓性のあるパイプ体ではなく
剛性の高い鋼管で構成することにより、上記支持ブラケ
ット3に接続される他端19b側を、その撓曲による剛
性の低下あるいは耐久性の低下を気にすることなく、よ
り小さな曲率半径で湾曲させることができる。従って、
これを可撓性パイプ体で構成する場合に比して、該エン
ジン側連結管19のシリンダブロック後端1aから車幅
方向への張り出し量をより小さく抑えてそのコンパクト
配置を可能とすることができるものである。また、この
ようにエンジン側連結管19の占有スペースが小さいと
いうことは、それだけ他のエンジン補機の配置スペース
が拡大されるということであり、これらのレイアウト性
の向上にも寄与できるものである。
【0026】尚、図4に示すように、このエンジン側連
結管19の正規の組付状態においては、該エンジン側連
結管19の端面19cと上記受口26aの底面26bの間
に寸法S1の隙間が確保されており、この隙間S1が該エ
ンジン側連結管19のサーモスタットカバー6に対する
一次的な軸方向変位の許容代となり、またこのエンジン
側連結管19の一端19aとサーモスタットカバー6の
受口26aとが非締結状態の嵌挿接合とされ該エンジン
側連結管19の一端19aの変形自由度が大きいことか
ら、該エンジン側連結管19の軸方向に大きな荷重がか
かって上記の一次的な変位の結果、該エンジン側連結管
19の端面19cと受口26aの底面26bとが当接した
後においては該エンジン側連結管19の一端19a側が
容易に潰れ変形することになる。このエンジン側連結管
19の一端19aの潰れ変形によって、該エンジン側連
結管19とサーモスタットカバー6との軸方向における
二次的な軸方向変位が達成されるものである。
結管19の正規の組付状態においては、該エンジン側連
結管19の端面19cと上記受口26aの底面26bの間
に寸法S1の隙間が確保されており、この隙間S1が該エ
ンジン側連結管19のサーモスタットカバー6に対する
一次的な軸方向変位の許容代となり、またこのエンジン
側連結管19の一端19aとサーモスタットカバー6の
受口26aとが非締結状態の嵌挿接合とされ該エンジン
側連結管19の一端19aの変形自由度が大きいことか
ら、該エンジン側連結管19の軸方向に大きな荷重がか
かって上記の一次的な変位の結果、該エンジン側連結管
19の端面19cと受口26aの底面26bとが当接した
後においては該エンジン側連結管19の一端19a側が
容易に潰れ変形することになる。このエンジン側連結管
19の一端19aの潰れ変形によって、該エンジン側連
結管19とサーモスタットカバー6との軸方向における
二次的な軸方向変位が達成されるものである。
【0027】上記ヒータ側連結管20は、上記エンジン
側連結管19と同様に鋼管で構成され、その一端20a
はオイルシール31を介して上記サーモスタットカバー
6内の第3通路27の口端部27aに対して軸方向に相
対変位可能に嵌挿される一方、その他端20bには上記
ヒータ戻り通路17の一端が接続されている。そして、
このヒータ側連結管20は、その軸方向の中間部に設け
た連結部材21によって上記エンジン側連結管19とほ
ぼ平行とされた状態で一体的に連結され、該エンジン側
連結管19とともに一体的に着脱されるようになってい
る。尚、このヒータ側連結管20側においても、上記エ
ンジン側連結管19の場合と同様に、その端面20cと
上記受口27aの底面27bとの間に隙間S2を形成する
ことで一次的な軸方向変位が可能とされるとともに、該
ヒータ側連結管20の一端20aの潰れ変形によって二
次的な軸方向変位が確保されるものである。
側連結管19と同様に鋼管で構成され、その一端20a
はオイルシール31を介して上記サーモスタットカバー
6内の第3通路27の口端部27aに対して軸方向に相
対変位可能に嵌挿される一方、その他端20bには上記
ヒータ戻り通路17の一端が接続されている。そして、
このヒータ側連結管20は、その軸方向の中間部に設け
た連結部材21によって上記エンジン側連結管19とほ
ぼ平行とされた状態で一体的に連結され、該エンジン側
連結管19とともに一体的に着脱されるようになってい
る。尚、このヒータ側連結管20側においても、上記エ
ンジン側連結管19の場合と同様に、その端面20cと
上記受口27aの底面27bとの間に隙間S2を形成する
ことで一次的な軸方向変位が可能とされるとともに、該
ヒータ側連結管20の一端20aの潰れ変形によって二
次的な軸方向変位が確保されるものである。
【0028】このように、車体前後方向に向けて配置さ
れるとともにその一端19bがシリンダブロック1側の
支持ブラケット3にフランジ接合されたエンジン側連結
管19と、該エンジン側連結管19と同様に車体前後方
向に向けて配置されるとともに連結部材21を介して該
エンジン側連結管19側に(即ち、シリンダブロック1
側に)その一端側が固定されたヒータ側連結管20と
を、サーモスタットユニット5に接続するに際して、上
述のようにこれらが該サーモスタットユニット5のサー
モスタットカバー6に対して車体前後方向に相対変位可
能なる如く接合すると、車両の正突時にその衝突力によ
り上記サーモスタットユニット5が車体後方側へ押し出
される場合、該サーモスタットユニット5の移動量が比
較的少ない軽衝突時には上記エンジン側連結管19及び
ヒータ側連結管20における一次的な軸方向変位による
吸収作用により該衝突力のシリンダブロック1側への伝
達が確実に防止され、また軽衝突時よりもサーモスタッ
トカバー6の車体後方側への移動量の大きい重衝突時に
は上記エンジン側連結管19及びヒータ側連結管20の
一次的な軸方向変位と二次的な軸方向変位との相乗的な
吸収作用によって該衝突力のシリンダブロック1側への
伝達が可及的に抑制されるものである。この結果、衝突
時におけるシリンダブロック1の車体後方側への後退動
が可及的に防止され、それだけ車体の信頼性が向上する
ものである。
れるとともにその一端19bがシリンダブロック1側の
支持ブラケット3にフランジ接合されたエンジン側連結
管19と、該エンジン側連結管19と同様に車体前後方
向に向けて配置されるとともに連結部材21を介して該
エンジン側連結管19側に(即ち、シリンダブロック1
側に)その一端側が固定されたヒータ側連結管20と
を、サーモスタットユニット5に接続するに際して、上
述のようにこれらが該サーモスタットユニット5のサー
モスタットカバー6に対して車体前後方向に相対変位可
能なる如く接合すると、車両の正突時にその衝突力によ
り上記サーモスタットユニット5が車体後方側へ押し出
される場合、該サーモスタットユニット5の移動量が比
較的少ない軽衝突時には上記エンジン側連結管19及び
ヒータ側連結管20における一次的な軸方向変位による
吸収作用により該衝突力のシリンダブロック1側への伝
達が確実に防止され、また軽衝突時よりもサーモスタッ
トカバー6の車体後方側への移動量の大きい重衝突時に
は上記エンジン側連結管19及びヒータ側連結管20の
一次的な軸方向変位と二次的な軸方向変位との相乗的な
吸収作用によって該衝突力のシリンダブロック1側への
伝達が可及的に抑制されるものである。この結果、衝突
時におけるシリンダブロック1の車体後方側への後退動
が可及的に防止され、それだけ車体の信頼性が向上する
ものである。
【0029】さらに、上記エンジン側連結管19とサー
モスタットカバー6との接続部分にオイルシール30
(請求項3における弾性材に該当する)を介在させて冷却
水の水密性を確保しているが、このオイルシール30は
このような本来の冷却水のシール作用の他に、上記サー
モスタットユニット5の作動上の信頼性を高める作用も
なすものである。即ち、上記エンジン側連結管19は支
持ブラケット3を介してシリンダブロック1(即ち、エ
ンジン)とスーパーチャージャ(図示省略)とに連結され
ていることから、該エンジン側連結管19には該エンジ
ン等から運転振動が伝達されることとなる。この場合、
このエンジン側連結管19とサーモスタットカバー6と
の間にオイルシール30が介在していると、該オイルシ
ール30の緩衝作用によって該エンジン側連結管19側
の振動がサーモスタットカバー6側に伝達されるのが可
及的に防止される。この結果、サーモスタットカバー6
に内蔵されたサーモスタット7は振動の少ない条件下に
おいて作動せしめられることとなり、その作動精度の信
頼性、延いてはエンジン冷却制御の信頼性が一段と向上
せしめられるものである。
モスタットカバー6との接続部分にオイルシール30
(請求項3における弾性材に該当する)を介在させて冷却
水の水密性を確保しているが、このオイルシール30は
このような本来の冷却水のシール作用の他に、上記サー
モスタットユニット5の作動上の信頼性を高める作用も
なすものである。即ち、上記エンジン側連結管19は支
持ブラケット3を介してシリンダブロック1(即ち、エ
ンジン)とスーパーチャージャ(図示省略)とに連結され
ていることから、該エンジン側連結管19には該エンジ
ン等から運転振動が伝達されることとなる。この場合、
このエンジン側連結管19とサーモスタットカバー6と
の間にオイルシール30が介在していると、該オイルシ
ール30の緩衝作用によって該エンジン側連結管19側
の振動がサーモスタットカバー6側に伝達されるのが可
及的に防止される。この結果、サーモスタットカバー6
に内蔵されたサーモスタット7は振動の少ない条件下に
おいて作動せしめられることとなり、その作動精度の信
頼性、延いてはエンジン冷却制御の信頼性が一段と向上
せしめられるものである。
【0030】尚、上記サーモスタットカバー6は、上述
のように、ラジエータ戻り管11とバイパス管13とサ
ブタンク戻り管14とエンジン側連結管19及びヒータ
側連結管20がそれぞれ接続されるものであるが、その
内部構造は、説明の便宜上これを模式的に示すと図5の
通りである。即ち、上記ラジエータ戻り管11が接続さ
れた第1通路25と上記エンジン側連結管19が接続さ
れた第2通路26とを相互に連通させてその中間位置に
ワックス7aを備えたサーモスタット7を配置する一
方、該サーモスタット7のワックス7aの近傍位置に、
上記ヒータ側連結管20が接続された第3通路27と上
記サブタンク戻り管14が接続された第4通路28とを
それぞれ開口させ、さらにこれら第3通路27及び第4
通路28より下流側位置に上記バイパス管13が接続さ
れた第5通路29を開口させている。
のように、ラジエータ戻り管11とバイパス管13とサ
ブタンク戻り管14とエンジン側連結管19及びヒータ
側連結管20がそれぞれ接続されるものであるが、その
内部構造は、説明の便宜上これを模式的に示すと図5の
通りである。即ち、上記ラジエータ戻り管11が接続さ
れた第1通路25と上記エンジン側連結管19が接続さ
れた第2通路26とを相互に連通させてその中間位置に
ワックス7aを備えたサーモスタット7を配置する一
方、該サーモスタット7のワックス7aの近傍位置に、
上記ヒータ側連結管20が接続された第3通路27と上
記サブタンク戻り管14が接続された第4通路28とを
それぞれ開口させ、さらにこれら第3通路27及び第4
通路28より下流側位置に上記バイパス管13が接続さ
れた第5通路29を開口させている。
【0031】ここで、かかる通路構成及び配管構成とし
た場合における冷却水の循環状態を簡単に説明すると次
の通りである。先ず、エンジン冷却用の循環系である
が、この循環系は、ラジエータ戻り管11からエンジン
側連結管19→支持ブラケット3内のブラケット内通路
18→エンジン内のウォータジャケット→集合管8→ラ
ジエータ送出管12を経てラジエータ4に至るメイン循
環系と、バイパス管13によって上記ラジエータ4を迂
回するサブ循環系とで構成されている。そして、冷却水
温度が設定値以上である場合には、メイン循環系により
冷却水は矢印a及び矢印b→矢印c→矢印d→矢印eと循環
し、また冷却水温度が設定値以下の場合にはサブ循環系
により冷却水は矢印a及び矢印b→矢印f→矢印eと循環
し、これによりエンジンの適正な冷却が達成されるもの
である。
た場合における冷却水の循環状態を簡単に説明すると次
の通りである。先ず、エンジン冷却用の循環系である
が、この循環系は、ラジエータ戻り管11からエンジン
側連結管19→支持ブラケット3内のブラケット内通路
18→エンジン内のウォータジャケット→集合管8→ラ
ジエータ送出管12を経てラジエータ4に至るメイン循
環系と、バイパス管13によって上記ラジエータ4を迂
回するサブ循環系とで構成されている。そして、冷却水
温度が設定値以上である場合には、メイン循環系により
冷却水は矢印a及び矢印b→矢印c→矢印d→矢印eと循環
し、また冷却水温度が設定値以下の場合にはサブ循環系
により冷却水は矢印a及び矢印b→矢印f→矢印eと循環
し、これによりエンジンの適正な冷却が達成されるもの
である。
【0032】また、ヒーター用の循環系は、ヒータ送出
管16とヒータ戻り管17とヒータ側連結管20及びエ
ンジン側連結管19で構成され、冷却水はヒータユニッ
ト9の使用の有無にかかわらずエンジン運転中は常時矢
印i→矢印eの順序で循環する。
管16とヒータ戻り管17とヒータ側連結管20及びエ
ンジン側連結管19で構成され、冷却水はヒータユニッ
ト9の使用の有無にかかわらずエンジン運転中は常時矢
印i→矢印eの順序で循環する。
【0033】さらに、冷却水補充及び気液分離用の循環
系は、ラジエータ送出管12とサブタンク送出管15と
サブタンク10とサブタンク戻り管14とエンジン側連
結管19とで構成され、冷却水はエンジン運転中は連続
的に矢印c→矢印g→矢印h→矢印eと流れる。
系は、ラジエータ送出管12とサブタンク送出管15と
サブタンク10とサブタンク戻り管14とエンジン側連
結管19とで構成され、冷却水はエンジン運転中は連続
的に矢印c→矢印g→矢印h→矢印eと流れる。
【図1】本願発明の実施例にかかる冷却装置を備えたエ
ンジンの要部平面図である。
ンジンの要部平面図である。
【図2】図1のII部の拡大図である。
【図3】図2のIII-III矢視図である。
【図4】図2のIV-IV断面図である。
【図5】サーモスタット部分における通路構成を模式的
に示す断面図である。
に示す断面図である。
1はシリンダブロック、2はシリンダヘッド、3は支持
ブラケット、4はラジエータ、5はサーモスタットユニ
ット(制御弁)、6はサーモスタットカバー、7はサーモ
スタット、8は集合通路、9はヒータユニット、10は
サブタンク、11はラジエータ戻り管、12はラジエー
タ送出管、13はバイパス管、14はサブタンク戻り
管、15はサブタンク送出管、16はヒータ送出管、1
7はヒータ戻り管、18はブラケット内通路、19はエ
ンジン側連結管(第1連結管)、20はヒータ側連結管
(第2連結管)、21は連結部材、22は取付フランジ、
25は第1通路、26は第2通路、27は第3通路、2
8は第4通路、29は第5通路、30及び31はオイル
シールである。
ブラケット、4はラジエータ、5はサーモスタットユニ
ット(制御弁)、6はサーモスタットカバー、7はサーモ
スタット、8は集合通路、9はヒータユニット、10は
サブタンク、11はラジエータ戻り管、12はラジエー
タ送出管、13はバイパス管、14はサブタンク戻り
管、15はサブタンク送出管、16はヒータ送出管、1
7はヒータ戻り管、18はブラケット内通路、19はエ
ンジン側連結管(第1連結管)、20はヒータ側連結管
(第2連結管)、21は連結部材、22は取付フランジ、
25は第1通路、26は第2通路、27は第3通路、2
8は第4通路、29は第5通路、30及び31はオイル
シールである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭52−1342(JP,A)
実開 平4−42224(JP,U)
実開 平2−40931(JP,U)
実開 平4−59334(JP,U)
実開 昭56−143515(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F01P 11/04
F01P 3/20
F01P 7/16 502
F02B 75/22
Claims (2)
- 【請求項1】 エンジンを、車体前部に配置されたラジ
エータより車体後方位置においてクランク軸方向を車幅
方向へ向けた状態で車体に搭載するとともに、該ラジエ
ータとエンジンとの間に冷却水の流れを制御する制御弁
を配置し、該エンジンと制御弁とを、車体前後方向に延
びる剛性材から成る第1連結管により、該第1連結管と
上記制御弁とが車体前後方向に相対変位可能なる如くし
て接続したことを特徴とするエンジンの冷却装置。 - 【請求項2】 請求項1において、上記制御弁と上記エ
ンジンより車体後方側に配置されたヒーターユニットと
を接続する第2連結管を、上記第1連結管に沿わせた状
態で配置し且つこれを上記エンジンに支持せしめるとと
もに、該第2連結管と上記制御弁とを車体前後方向に相
対変位可能に接続したことを特徴とするエンジンの冷却
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16271192A JP3399978B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | エンジンの冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16271192A JP3399978B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | エンジンの冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062545A JPH062545A (ja) | 1994-01-11 |
JP3399978B2 true JP3399978B2 (ja) | 2003-04-28 |
Family
ID=15759844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16271192A Expired - Fee Related JP3399978B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | エンジンの冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3399978B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101252897B1 (ko) * | 2007-11-01 | 2013-04-09 | 현대자동차주식회사 | 압축천연가스 엔진의 서머스탓 냉각수 리턴라인 접속구조 |
FR2935438B1 (fr) * | 2008-08-26 | 2011-04-29 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Moteur avec des bancs de cylindres en v. |
FR2947767B1 (fr) * | 2009-07-08 | 2011-10-28 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Groupe motopropulseur avec un circuit de refroidissement et vehicule equipe d'un tel groupe motopropulseur |
-
1992
- 1992-06-22 JP JP16271192A patent/JP3399978B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH062545A (ja) | 1994-01-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20060065231A1 (en) | Air cleaner device in vehicle | |
US7424880B2 (en) | Intake system of engine | |
US4891940A (en) | Muffler cooling structure for liquid-cooled engine system | |
JP4609911B2 (ja) | 自動二輪車のエンジンのスロットル制御装置 | |
JP3399978B2 (ja) | エンジンの冷却装置 | |
JPH1122572A (ja) | 内燃機関のレゾネータ構造 | |
US20080047503A1 (en) | Cover structure for a cooling system component of an internal combustion engine, and engine incorporating same | |
JP2005233150A (ja) | 不整地走行車の冷却装置 | |
US5927381A (en) | Vehicle heater | |
US5111774A (en) | Engine cooling system | |
JP4466025B2 (ja) | 自動変速機の電動ポンプ配設構造 | |
JP3407577B2 (ja) | V型エンジンの高圧燃料ポンプ配置構造 | |
JP4623421B2 (ja) | 車体前部構造 | |
JPH07103092A (ja) | エンジンの構造 | |
JP3833316B2 (ja) | 船舶用エンジンの燃料供給装置 | |
US7314111B2 (en) | Starter mounting structure | |
JP2007177713A (ja) | 車両用エンジンのカバー装置 | |
JP2003293887A (ja) | 自動二輪車における燃料ポンプ配設構造 | |
US20040216726A1 (en) | Exhaust gas purifying device for engines | |
JP3094168B2 (ja) | エンジン構造 | |
JP2577428Y2 (ja) | 自動2輪車のオイルクーラ装置 | |
US20250052186A1 (en) | Installation structure of water temperature sensor | |
CN113153486B (zh) | 内燃机的下部结构 | |
JP4123470B2 (ja) | 自動車用エンジンの冷却水エア抜き装置 | |
JP2768244B2 (ja) | バキュームポンプの潤滑装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080221 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090221 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100221 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |