JP3396859B2 - 複数個の機器を含むシステムにおけるデータ転送方法、データ転送システム、転送機器指定装置、ネットワーク機器の遠隔制御装置および情報機器 - Google Patents
複数個の機器を含むシステムにおけるデータ転送方法、データ転送システム、転送機器指定装置、ネットワーク機器の遠隔制御装置および情報機器Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主としてデジタ
ルネットワークで接続された家電機器またはオフィス機
器等の情報機器の連係処理の改良に関し、特に、同一の
コンテンツデータを異なる複数の情報機器で連係して処
理する場合のデータ転送機能の改良に関する。
ルネットワークで接続された家電機器またはオフィス機
器等の情報機器の連係処理の改良に関し、特に、同一の
コンテンツデータを異なる複数の情報機器で連係して処
理する場合のデータ転送機能の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のデジタル処理技術の発達に伴い、
家庭内の家電機器またはオフィス内のオフィス機器など
複数個の情報機器を相互にデジタルネットワークで接続
することが一般的になりつつある。こうしたデジタルネ
ットワークの1つの特徴は、同一のコンテンツデータを
複数個の機器で同時に連係して処理する機会が多いとい
うことが挙げられる。たとえばビデオテープレコーダに
より再生された画像をプリンタに出力したり、ビデオテ
ープレコーダで再生した画像をTV(テレビジョン)の
モニタに表示したりすることがある。
家庭内の家電機器またはオフィス内のオフィス機器など
複数個の情報機器を相互にデジタルネットワークで接続
することが一般的になりつつある。こうしたデジタルネ
ットワークの1つの特徴は、同一のコンテンツデータを
複数個の機器で同時に連係して処理する機会が多いとい
うことが挙げられる。たとえばビデオテープレコーダに
より再生された画像をプリンタに出力したり、ビデオテ
ープレコーダで再生した画像をTV(テレビジョン)の
モニタに表示したりすることがある。
【0003】こうした操作を行なう場合従来の技術で
は、たとえば1つ1つの装置に対してそれぞれなすべき
機能を指定するようにしていた。たとえばビデオの映像
をTVで表示する場合には、ビデオには「再生」のコマ
ンドを与える一方、TVには「ビデオ入力に切換」のコ
マンドを与える。こうすることにより、ビデオで再生し
たコンテンツデータがTVに与えられ表示される。
は、たとえば1つ1つの装置に対してそれぞれなすべき
機能を指定するようにしていた。たとえばビデオの映像
をTVで表示する場合には、ビデオには「再生」のコマ
ンドを与える一方、TVには「ビデオ入力に切換」のコ
マンドを与える。こうすることにより、ビデオで再生し
たコンテンツデータがTVに与えられ表示される。
【0004】また近年のパーソナルコンピュータ(以下
「PC」と呼ぶ。)の普及により、こうした機器間のデ
ータの送受信のユーザインタフェースとして、コンテン
ツデータまたは機器のイメージをアイコン化した仮想的
なインタフェースを使用して機器間のデータの送受信を
指定することが行なわれている。たとえばコンピュータ
上のデータをプリンタに出力する場合には、PC等の表
示画面上に表示されたプリンタのアイコンを出力先とし
て選択し、同じくどのデータを出力するかを、データフ
ァイル等を示すアイコンを選択することにより指定して
出力を実行する。
「PC」と呼ぶ。)の普及により、こうした機器間のデ
ータの送受信のユーザインタフェースとして、コンテン
ツデータまたは機器のイメージをアイコン化した仮想的
なインタフェースを使用して機器間のデータの送受信を
指定することが行なわれている。たとえばコンピュータ
上のデータをプリンタに出力する場合には、PC等の表
示画面上に表示されたプリンタのアイコンを出力先とし
て選択し、同じくどのデータを出力するかを、データフ
ァイル等を示すアイコンを選択することにより指定して
出力を実行する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしこうした従来の
技術には以下のような問題点がある。たとえばビデオの
映像をTVで表示する場合、ユーザの要望は単に「ビデ
オ画像を見たい」ということにすぎない。にもかかわら
ずこの場合ユーザは、ビデオには「再生」、TVには
「ビデオ入力に切換」という、互いに全く異なる種類の
コマンドを与える必要がある。そのためユーザの単純な
要望に対して実際に行なうべき指示が複雑でわかりにく
いという問題がある。
技術には以下のような問題点がある。たとえばビデオの
映像をTVで表示する場合、ユーザの要望は単に「ビデ
オ画像を見たい」ということにすぎない。にもかかわら
ずこの場合ユーザは、ビデオには「再生」、TVには
「ビデオ入力に切換」という、互いに全く異なる種類の
コマンドを与える必要がある。そのためユーザの単純な
要望に対して実際に行なうべき指示が複雑でわかりにく
いという問題がある。
【0006】また仮想的なインタフェースを使用する場
合には、物理的な機器やファイルなど、利用可能な資源
と、仮想インタフェース上においてそれらを表わすアイ
コンなどとの間の対応をユーザが知っていなければ適切
な制御を行なうことができないという問題がある。また
そうした対応を予め確立するために、ネットワーク、機
器などに対して事前に必要な設定などを行なう必要があ
る。そのためこうした従来の仮想的なインタフェースを
操作することは、機器にそれほど詳しくないユーザにと
っては困難なことであった。
合には、物理的な機器やファイルなど、利用可能な資源
と、仮想インタフェース上においてそれらを表わすアイ
コンなどとの間の対応をユーザが知っていなければ適切
な制御を行なうことができないという問題がある。また
そうした対応を予め確立するために、ネットワーク、機
器などに対して事前に必要な設定などを行なう必要があ
る。そのためこうした従来の仮想的なインタフェースを
操作することは、機器にそれほど詳しくないユーザにと
っては困難なことであった。
【0007】たとえば、コンピュータ上のデータをプリ
ントアウトする場合に、制御可能なプリンタが複数台存
在する場合を想定する。この場合には、ユーザは、出力
させたいプリンタを、仮想インタフェース上に表示され
たアイコンまたは機種名を手掛かりに切換える必要があ
る。仮にユーザがあるプリンタのアイコンや機種名知ら
ない場合には、ユーザの手元にあるプリンタにさえも出
力することが容易ではないという事態が生ずる。これで
は、デジタルネットワーク化という技術の利点を活かす
ことができない。
ントアウトする場合に、制御可能なプリンタが複数台存
在する場合を想定する。この場合には、ユーザは、出力
させたいプリンタを、仮想インタフェース上に表示され
たアイコンまたは機種名を手掛かりに切換える必要があ
る。仮にユーザがあるプリンタのアイコンや機種名知ら
ない場合には、ユーザの手元にあるプリンタにさえも出
力することが容易ではないという事態が生ずる。これで
は、デジタルネットワーク化という技術の利点を活かす
ことができない。
【0008】こうした問題に対する1つの対策として、
特開平6−268653号公報に、複数のオーディオ・
ビデオ機器をネットワークに接続する際に、その接続状
態を動的に変化できるようにする装置が開示されてい
る。この公報に開示された技術では、ネットワークに接
続されたあるビデオ・オーディオ機器に対してコマンド
を与えると、そのコマンドに応じてネットワークに接続
された機器間の入出力ラインが動的に切換えられる。
特開平6−268653号公報に、複数のオーディオ・
ビデオ機器をネットワークに接続する際に、その接続状
態を動的に変化できるようにする装置が開示されてい
る。この公報に開示された技術では、ネットワークに接
続されたあるビデオ・オーディオ機器に対してコマンド
を与えると、そのコマンドに応じてネットワークに接続
された機器間の入出力ラインが動的に切換えられる。
【0009】しかしこの特開平6−268653号公報
に開示の技術では、依然としてユーザインタフェースに
ついての問題が解決されていない。また2つの機器同士
を連係処理させる場合に、それぞれに別個の動作の指示
を行なう必要が残っている。そのため、ネットワーク等
により接続された機器間でコンテンツデータを複写した
り、移動したりする場合の機器同士の連係処理をより容
易に行なうことができるシステムが必要とされている。
またそうしたシステムは、必ずしもネットワーク接続さ
れていない機器同士での連係処理にも応用できるであろ
う。
に開示の技術では、依然としてユーザインタフェースに
ついての問題が解決されていない。また2つの機器同士
を連係処理させる場合に、それぞれに別個の動作の指示
を行なう必要が残っている。そのため、ネットワーク等
により接続された機器間でコンテンツデータを複写した
り、移動したりする場合の機器同士の連係処理をより容
易に行なうことができるシステムが必要とされている。
またそうしたシステムは、必ずしもネットワーク接続さ
れていない機器同士での連係処理にも応用できるであろ
う。
【0010】したがって本発明の目的は、複数個の情報
機器間におけるデータ転送機能の実行をより簡単に指定
することができるシステム、方法およびそのための機器
を提供することである。
機器間におけるデータ転送機能の実行をより簡単に指定
することができるシステム、方法およびそのための機器
を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係るデータ転送方法は、相互にデータ転送の可能な複数
個の機器を含むシステムにおけるデータ転送方法であ
る。この方法は、転送元機器および転送先機器の組合せ
に応じたデータ転送機能を特定する情報を予め機械可読
な形式で準備するステップと、転送元機器を物理的に特
定する態様で、転送元機器を指定するステップと、転送
先機器を物理的に特定する態様で、転送先機器を指定す
るステップと、指定された転送元機器に関する情報と、
指定された転送先機器に関する情報と、データ転送機能
を特定する情報とに基づいてデータ転送機能を一意に決
定して自動的に送信を実行するように転送元機器と転送
先機器とを動作させるステップとを含む。また、転送元
機器または転送先機器またはその双方は、各々が別個に
機能する複数個の下位構成単位を含む。準備するステッ
プは、転送元機器の下位構成単位および転送先機器の下
位構成単位のうちの可能な組合せに応じたデータ転送機
能を特定する情報を予め機械可読な形式で準備するステ
ップを含む。転送元機器を指定するステップは、転送元
機器の下位構成単位の1つを、下位構成単位を物理的に
特定する態様で、指定するステップを含む。転送先機器
を指定するステップは、転送先機器の下位構成単位の1
つを、下位構成単位を物理的に特定する態様で、指定す
るステップを含む。転送元機器と転送先機器とを動作さ
せるステップは、指定された転送元の下位構成単位の情
報と、指定された転送先の下位構成単位の情報と、デー
タ転送機能を特定する情報とに基づいてデータ転送機能
を一意に決定して自動的に送信を実行するように転送元
の下位構成単位と転送先の下位構成単位とを動作させる
ステップを含む。
係るデータ転送方法は、相互にデータ転送の可能な複数
個の機器を含むシステムにおけるデータ転送方法であ
る。この方法は、転送元機器および転送先機器の組合せ
に応じたデータ転送機能を特定する情報を予め機械可読
な形式で準備するステップと、転送元機器を物理的に特
定する態様で、転送元機器を指定するステップと、転送
先機器を物理的に特定する態様で、転送先機器を指定す
るステップと、指定された転送元機器に関する情報と、
指定された転送先機器に関する情報と、データ転送機能
を特定する情報とに基づいてデータ転送機能を一意に決
定して自動的に送信を実行するように転送元機器と転送
先機器とを動作させるステップとを含む。また、転送元
機器または転送先機器またはその双方は、各々が別個に
機能する複数個の下位構成単位を含む。準備するステッ
プは、転送元機器の下位構成単位および転送先機器の下
位構成単位のうちの可能な組合せに応じたデータ転送機
能を特定する情報を予め機械可読な形式で準備するステ
ップを含む。転送元機器を指定するステップは、転送元
機器の下位構成単位の1つを、下位構成単位を物理的に
特定する態様で、指定するステップを含む。転送先機器
を指定するステップは、転送先機器の下位構成単位の1
つを、下位構成単位を物理的に特定する態様で、指定す
るステップを含む。転送元機器と転送先機器とを動作さ
せるステップは、指定された転送元の下位構成単位の情
報と、指定された転送先の下位構成単位の情報と、デー
タ転送機能を特定する情報とに基づいてデータ転送機能
を一意に決定して自動的に送信を実行するように転送元
の下位構成単位と転送先の下位構成単位とを動作させる
ステップを含む。
【0012】転送元機器を物理的に特定することにより
転送元を指定し、転送先機器を物理的に特定することに
より転送先機器を指定すると、それら転送元および転送
先に関する情報と、予め準備されたデータ転送機能を特
定する情報とに基づいて、データ転送機能が一意に決定
され自動的にデータ転送が実行される。転送元および転
送先に対してそれぞれ別個の異なるコマンドを与える必
要はない。また転送元機器および転送先機器を物理的に
特定するので、仮想インタフェースを用いた場合のよう
に機器とそれらに対応するアイコンとの対応関係を予め
知っておく必要もない。したがって機器間の連係処理に
伴うデータ転送を容易に指定することができる。
転送元を指定し、転送先機器を物理的に特定することに
より転送先機器を指定すると、それら転送元および転送
先に関する情報と、予め準備されたデータ転送機能を特
定する情報とに基づいて、データ転送機能が一意に決定
され自動的にデータ転送が実行される。転送元および転
送先に対してそれぞれ別個の異なるコマンドを与える必
要はない。また転送元機器および転送先機器を物理的に
特定するので、仮想インタフェースを用いた場合のよう
に機器とそれらに対応するアイコンとの対応関係を予め
知っておく必要もない。したがって機器間の連係処理に
伴うデータ転送を容易に指定することができる。
【0013】
【0014】請求項2に記載の発明に係るデータ転送方
法は、請求項1に記載の方法であって、転送元の下位構
成単位と転送先の下位構成単位とを動作させるステップ
は、指定された転送元の下位構成単位の情報と、指定さ
れた転送先の下位構成単位の情報と、データ転送機能を
特定する情報とに基づいて、データ転送機能を抽出する
ステップと、複数個のデータ転送機能が抽出された場合
に、予め定める決定方法に従って複数個のデータ転送機
能の1つを選択するステップと、選択されたデータ転送
機能に従って自動的に送信を実行するように転送元の下
位構成単位と転送先の下位構成単位とを動作させるステ
ップとを含む。
法は、請求項1に記載の方法であって、転送元の下位構
成単位と転送先の下位構成単位とを動作させるステップ
は、指定された転送元の下位構成単位の情報と、指定さ
れた転送先の下位構成単位の情報と、データ転送機能を
特定する情報とに基づいて、データ転送機能を抽出する
ステップと、複数個のデータ転送機能が抽出された場合
に、予め定める決定方法に従って複数個のデータ転送機
能の1つを選択するステップと、選択されたデータ転送
機能に従って自動的に送信を実行するように転送元の下
位構成単位と転送先の下位構成単位とを動作させるステ
ップとを含む。
【0015】たとえばステレオのように、1つの機器が
CD(Compact Disc)プレイヤー、カセッ
トテープレコーダ、チューナ等複数個の下位構成単位を
有する場合には、単にステレオを転送先または転送元と
して指定するだけではデータ転送機能を特定することが
できない。そこでこの場合には、その機器を構成する下
位構成単位を1つの単位として転送先または転送元とし
て指定する。こうすることにより、複数個の下位構成単
位を有する機器間でのデータ転送機能も容易に指定する
ことができる。
CD(Compact Disc)プレイヤー、カセッ
トテープレコーダ、チューナ等複数個の下位構成単位を
有する場合には、単にステレオを転送先または転送元と
して指定するだけではデータ転送機能を特定することが
できない。そこでこの場合には、その機器を構成する下
位構成単位を1つの単位として転送先または転送元とし
て指定する。こうすることにより、複数個の下位構成単
位を有する機器間でのデータ転送機能も容易に指定する
ことができる。
【0016】請求項3に記載の発明に係るデータ転送方
法は、相互にデータ転送の可能な複数個の機器を含むシ
ステムにおけるデータ転送方法である。この方法は、転
送元機器および転送先機器の組合せに応じたデータ転送
機能を特定する情報を予め機械可読な形式で準備するス
テップと、転送元機器を物理的に特定する態様で、転送
元機器を指定するステップと、転送先機器を物理的に特
定する態様で、転送先機器を指定するステップと、指定
された転送元機器に関する情報と、指定された転送先機
器に関する情報と、データ転送機能を特定する情報とに
基づいてデータ転送機能を一意に決定して自動的に送信
を実行するように転送元機器と転送先機器とを動作させ
るステップとを含む。転送元機器と転送先機器とを動作
させるステップは、指定された転送元機器に関する情報
と、指定された転送先機器に関する情報と、データ転送
機能を特定する情報とに基づいてデータ転送機能を抽出
するステップと、複数個のデータ転送機能が抽出された
場合に、予め定める決定方法に従って複数個のデータ転
送機能の1つを選択するステップと、選択されたデータ
転送機能に従って自動的に送信を実行するように転送元
機器と転送先機器とを動作させるステップとを含む。
法は、相互にデータ転送の可能な複数個の機器を含むシ
ステムにおけるデータ転送方法である。この方法は、転
送元機器および転送先機器の組合せに応じたデータ転送
機能を特定する情報を予め機械可読な形式で準備するス
テップと、転送元機器を物理的に特定する態様で、転送
元機器を指定するステップと、転送先機器を物理的に特
定する態様で、転送先機器を指定するステップと、指定
された転送元機器に関する情報と、指定された転送先機
器に関する情報と、データ転送機能を特定する情報とに
基づいてデータ転送機能を一意に決定して自動的に送信
を実行するように転送元機器と転送先機器とを動作させ
るステップとを含む。転送元機器と転送先機器とを動作
させるステップは、指定された転送元機器に関する情報
と、指定された転送先機器に関する情報と、データ転送
機能を特定する情報とに基づいてデータ転送機能を抽出
するステップと、複数個のデータ転送機能が抽出された
場合に、予め定める決定方法に従って複数個のデータ転
送機能の1つを選択するステップと、選択されたデータ
転送機能に従って自動的に送信を実行するように転送元
機器と転送先機器とを動作させるステップとを含む。
【0017】転送元機器と転送先機器とがそれぞれ一意
に決定された場合でも、各機器が多機能である場合に
は、データ転送機能が一意に決定されるとは限らない。
そこでそのように複数個のデータ転送機能が抽出された
場合には、ユーザに選択させたり、予め定められた優先
順位を決定する規則に従って1つのデータ転送機能を抽
出する。これにより、多機能な機器間でのデータ転送も
容易に指定することが可能になる。
に決定された場合でも、各機器が多機能である場合に
は、データ転送機能が一意に決定されるとは限らない。
そこでそのように複数個のデータ転送機能が抽出された
場合には、ユーザに選択させたり、予め定められた優先
順位を決定する規則に従って1つのデータ転送機能を抽
出する。これにより、多機能な機器間でのデータ転送も
容易に指定することが可能になる。
【0018】請求項4に記載の発明に係るデータ転送方
法は、請求項2または3に記載の方法において、データ
転送機能の1つを選択するステップは、抽出された複数
個のデータ転送機能をユーザに提示してユーザにより1
つのデータ転送機能を選択させるステップを含んでい
る。
法は、請求項2または3に記載の方法において、データ
転送機能の1つを選択するステップは、抽出された複数
個のデータ転送機能をユーザに提示してユーザにより1
つのデータ転送機能を選択させるステップを含んでい
る。
【0019】請求項5に記載の発明に係るデータ転送方
法は、請求項2または3に記載の発明に係る方法であっ
て、データ転送機能の1つを選択するステップは、予め
定められた優先順位決定規則に従って、抽出された複数
個のデータ転送機能の優先順位を決定し、最も高い優先
順位を有するデータ転送機能を選択するステップを含
む。
法は、請求項2または3に記載の発明に係る方法であっ
て、データ転送機能の1つを選択するステップは、予め
定められた優先順位決定規則に従って、抽出された複数
個のデータ転送機能の優先順位を決定し、最も高い優先
順位を有するデータ転送機能を選択するステップを含
む。
【0020】請求項6に記載の発明にかかるデータ転送
方法は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明に係る方
法であって、転送元機器が指定されたことに応答して、
転送可能なコンテンツデータを抽出するステップと、複
数個のコンテンツデータが抽出された場合に、予め定め
る決定方法にしたがって複数個のコンテンツデータの1
つを、転送先への送信データとして選択するステップと
をさらに含む。
方法は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明に係る方
法であって、転送元機器が指定されたことに応答して、
転送可能なコンテンツデータを抽出するステップと、複
数個のコンテンツデータが抽出された場合に、予め定め
る決定方法にしたがって複数個のコンテンツデータの1
つを、転送先への送信データとして選択するステップと
をさらに含む。
【0021】請求項7に記載の発明にかかるデータ転送
方法は、請求項6に記載の発明に係る方法であって、転
送先への送信データとして選択するステップは、抽出さ
れた複数個のコンテンツデータをユーザに提示してユー
ザにより1つのコンテンツデータを選択させるステップ
を含む。
方法は、請求項6に記載の発明に係る方法であって、転
送先への送信データとして選択するステップは、抽出さ
れた複数個のコンテンツデータをユーザに提示してユー
ザにより1つのコンテンツデータを選択させるステップ
を含む。
【0022】請求項8に記載の発明に係るデータ転送シ
ステムは、ネットワークと、ネットワークに接続された
複数個の機器と、ユーザからの指示に応じて、転送元機
器を、当該転送元機器を物理的に特定する態様で複数個
の機器の中から指定する転送元指定手段と、ユーザから
の指示に応じて、転送先機器を、当該転送先機器を物理
的に特定する態様で複数個の機器の中から指定する転送
先指定手段と、指定された転送元機器および指定された
転送先機器の組合せに基づいて、データ転送機能を一意
に決定して実行する転送実行手段とを含んでいる。
ステムは、ネットワークと、ネットワークに接続された
複数個の機器と、ユーザからの指示に応じて、転送元機
器を、当該転送元機器を物理的に特定する態様で複数個
の機器の中から指定する転送元指定手段と、ユーザから
の指示に応じて、転送先機器を、当該転送先機器を物理
的に特定する態様で複数個の機器の中から指定する転送
先指定手段と、指定された転送元機器および指定された
転送先機器の組合せに基づいて、データ転送機能を一意
に決定して実行する転送実行手段とを含んでいる。
【0023】転送元および転送先を物理的に特定するこ
とにより指定すると、その組合せに基づいてデータ転送
機能が一意に決定され実行される。機器間のデータ転送
機能を、転送元と転送先の機器を物理的に特定するだけ
で指定することができ、ユーザにとって操作が容易とな
る。
とにより指定すると、その組合せに基づいてデータ転送
機能が一意に決定され実行される。機器間のデータ転送
機能を、転送元と転送先の機器を物理的に特定するだけ
で指定することができ、ユーザにとって操作が容易とな
る。
【0024】請求項9に記載の発明に係るデータ転送シ
ステムは、請求項8に記載の発明の構成に加えて、転送
元指定手段は、転送元となり得る機器の各々に設けられ
ており、転送先指定手段は、転送先となり得る機器の各
々に設けられている。
ステムは、請求項8に記載の発明の構成に加えて、転送
元指定手段は、転送元となり得る機器の各々に設けられ
ており、転送先指定手段は、転送先となり得る機器の各
々に設けられている。
【0025】転送元機器の指定および転送先機器の指定
はそれぞれ、各機器に各々設けられている手段を操作す
ることによって指定できる。仮想インタフェースを用い
た場合のように、アイコンなど抽象的なものと実際の機
器との対応関係を予め知っておく必要はない。
はそれぞれ、各機器に各々設けられている手段を操作す
ることによって指定できる。仮想インタフェースを用い
た場合のように、アイコンなど抽象的なものと実際の機
器との対応関係を予め知っておく必要はない。
【0026】請求項10に記載の発明に係るデータ転送
システムは、請求項8に記載の発明の構成に加えて、ネ
ットワークには接続されていない別個の遠隔制御装置を
さらに含んでいる。遠隔制御装置は、複数の機器をそれ
ぞれ区別して通信することが可能である。遠隔制御装置
は、転送元指定手段および転送先指定手段を備えてい
る。
システムは、請求項8に記載の発明の構成に加えて、ネ
ットワークには接続されていない別個の遠隔制御装置を
さらに含んでいる。遠隔制御装置は、複数の機器をそれ
ぞれ区別して通信することが可能である。遠隔制御装置
は、転送元指定手段および転送先指定手段を備えてい
る。
【0027】各機器を区別して通信することができる遠
隔制御装置を用いて、転送元機器および転送先機器を指
定することができるので、仮想インタフェースを用いた
場合と比較して転送先および転送元の機器の指定を容易
にすることができる。
隔制御装置を用いて、転送元機器および転送先機器を指
定することができるので、仮想インタフェースを用いた
場合と比較して転送先および転送元の機器の指定を容易
にすることができる。
【0028】請求項11に記載の発明に係るデータ転送
システムは、請求項8に記載の発明の構成に加えて、転
送元機器または転送先機器は、各々が別個に機能する複
数個の下位構成単位を含む。転送元機器指定手段は、転
送元機器の下位構成単位の1つを、下位構成単位を物理
的に特定する態様で、指定する手段を含む。転送先機器
指定手段は、転送先機器の下位構成単位の1つを、下位
構成単位を物理的に特定する態様で、指定する手段を含
む。転送実行手段は、指定された転送元の下位構成単位
に関する情報と、指定された転送先の下位構成単位に関
する情報と、データ転送機能を特定する情報とに基づい
てデータ転送機能を一意に決定して自動的に送信を実行
するように転送元の下位構成単位と転送先の下位構成単
位とを動作させる手段を含んでいる。
システムは、請求項8に記載の発明の構成に加えて、転
送元機器または転送先機器は、各々が別個に機能する複
数個の下位構成単位を含む。転送元機器指定手段は、転
送元機器の下位構成単位の1つを、下位構成単位を物理
的に特定する態様で、指定する手段を含む。転送先機器
指定手段は、転送先機器の下位構成単位の1つを、下位
構成単位を物理的に特定する態様で、指定する手段を含
む。転送実行手段は、指定された転送元の下位構成単位
に関する情報と、指定された転送先の下位構成単位に関
する情報と、データ転送機能を特定する情報とに基づい
てデータ転送機能を一意に決定して自動的に送信を実行
するように転送元の下位構成単位と転送先の下位構成単
位とを動作させる手段を含んでいる。
【0029】転送元機器または転送先機器がそれぞれ別
個に機能する複数個の下位構成単位を含んでいる場合
に、それら下位構成単位を1つの単位として転送元また
は転送先として指定できる。そのため複数個の下位構成
単位からなる機器の間の連係処理に伴うデータ転送機能
を容易に指定することができる。
個に機能する複数個の下位構成単位を含んでいる場合
に、それら下位構成単位を1つの単位として転送元また
は転送先として指定できる。そのため複数個の下位構成
単位からなる機器の間の連係処理に伴うデータ転送機能
を容易に指定することができる。
【0030】請求項12に記載の発明に係るデータ転送
システムは、請求項8に記載の発明の構成に加えて、転
送実行手段は、転送元情報と転送先情報との組合せに対
応するデータ転送機能のテーブルを記憶する手段と、該
テーブルを参照して、転送元情報と転送先情報とに基づ
いてデータ転送機能を一意に特定する手段と、一意に特
定されたデータ転送機能に基づき、転送元機器と転送先
機器とをそれぞれ制御する手段とを含む。
システムは、請求項8に記載の発明の構成に加えて、転
送実行手段は、転送元情報と転送先情報との組合せに対
応するデータ転送機能のテーブルを記憶する手段と、該
テーブルを参照して、転送元情報と転送先情報とに基づ
いてデータ転送機能を一意に特定する手段と、一意に特
定されたデータ転送機能に基づき、転送元機器と転送先
機器とをそれぞれ制御する手段とを含む。
【0031】請求項13に記載の発明に係るデータ転送
システムは、請求項12に記載のシステムであって、転
送元情報および転送先情報は各々、対応する機器の機能
をカテゴリにしたがって分類した木構造を持ち、木構造
の各カテゴリには所定の属性が関連付けられている。デ
ータ転送機能を一意に特定する手段は、転送元情報と転
送先情報との組合せについて、相互の属性が整合する機
能の組合せのみを抽出する手段を含む。
システムは、請求項12に記載のシステムであって、転
送元情報および転送先情報は各々、対応する機器の機能
をカテゴリにしたがって分類した木構造を持ち、木構造
の各カテゴリには所定の属性が関連付けられている。デ
ータ転送機能を一意に特定する手段は、転送元情報と転
送先情報との組合せについて、相互の属性が整合する機
能の組合せのみを抽出する手段を含む。
【0032】請求項14に記載の発明に係るデータ転送
システムは、請求項8に記載の発明の構成に加えて、転
送実行手段は転送先機器内に設けられる。
システムは、請求項8に記載の発明の構成に加えて、転
送実行手段は転送先機器内に設けられる。
【0033】請求項15に記載の発明に係るデータ転送
システムは、請求項8に記載の発明の構成に加えて、転
送実行手段はネットワークに接続された、他の機器とは
独立した装置である。
システムは、請求項8に記載の発明の構成に加えて、転
送実行手段はネットワークに接続された、他の機器とは
独立した装置である。
【0034】請求項16に記載の発明に係るデータ転送
システムは、請求項11に記載の発明の構成に加えて、
転送元の下位構成単位と転送先の下位構成単位とを動作
させる手段は、指定された転送元機器に関する情報と、
指定された転送先機器に関する情報と、データ転送機能
を特定する情報とに基づいて、データ転送機能を抽出す
る手段と、複数個のデータ転送機能が抽出された場合
に、予め定める決定方法に従って複数個のデータ転送機
能の1つを選択する手段と、選択されたデータ転送機能
に従って自動的に送信を実行するように転送元機器と転
送先機器とを動作させる手段とを含む。
システムは、請求項11に記載の発明の構成に加えて、
転送元の下位構成単位と転送先の下位構成単位とを動作
させる手段は、指定された転送元機器に関する情報と、
指定された転送先機器に関する情報と、データ転送機能
を特定する情報とに基づいて、データ転送機能を抽出す
る手段と、複数個のデータ転送機能が抽出された場合
に、予め定める決定方法に従って複数個のデータ転送機
能の1つを選択する手段と、選択されたデータ転送機能
に従って自動的に送信を実行するように転送元機器と転
送先機器とを動作させる手段とを含む。
【0035】請求項17に記載の発明に係る転送機器指
定装置は、ネットワークに接続され、データの転送先情
報と、データの転送元情報とをネットワークから受信す
る手段と、受信された転送先情報と、受信された転送元
情報とから、転送元機器で実行すべき機能と転送先機能
で実行すべき機能とを一意に決定して転送元の機器と転
送先の機器とにそれぞれネットワークを介して指示する
手段とを含む。
定装置は、ネットワークに接続され、データの転送先情
報と、データの転送元情報とをネットワークから受信す
る手段と、受信された転送先情報と、受信された転送元
情報とから、転送元機器で実行すべき機能と転送先機能
で実行すべき機能とを一意に決定して転送元の機器と転
送先の機器とにそれぞれネットワークを介して指示する
手段とを含む。
【0036】転送先機器と転送元機器とをそれぞれ指定
することにより、この転送機器指定装置において転送元
の機器と転送先の機器とが実行すべき機能がそれぞれ一
意に決定され指示される。ユーザは転送元と転送先とを
指定するだけで所望のデータ転送機能を指定することが
可能である。
することにより、この転送機器指定装置において転送元
の機器と転送先の機器とが実行すべき機能がそれぞれ一
意に決定され指示される。ユーザは転送元と転送先とを
指定するだけで所望のデータ転送機能を指定することが
可能である。
【0037】請求項18に記載の発明に係るネットワー
ク機器の遠隔制御装置は、互いにネットワークに接続さ
れた複数個の機器と個別に通信して制御するものであ
り、ユーザからの指示に応じて、複数個の機器の中の通
信中の機器に対して、データ転送の転送元としての指定
を行なうための手段と、ユーザからの指示に応じて、複
数個の機器の中の通信中の機器に対して、データ転送の
転送先としての指定を行なうための手段とを含む。
ク機器の遠隔制御装置は、互いにネットワークに接続さ
れた複数個の機器と個別に通信して制御するものであ
り、ユーザからの指示に応じて、複数個の機器の中の通
信中の機器に対して、データ転送の転送元としての指定
を行なうための手段と、ユーザからの指示に応じて、複
数個の機器の中の通信中の機器に対して、データ転送の
転送先としての指定を行なうための手段とを含む。
【0038】ネットワーク機器の遠隔制御装置を用い
て、データ転送の転送元または転送先の指定を行なえる
ようにすることにより、仮想ユーザインタフェースを用
いた場合と比較して、転送元および転送先の指定がより
わかりやすくなる。
て、データ転送の転送元または転送先の指定を行なえる
ようにすることにより、仮想ユーザインタフェースを用
いた場合と比較して、転送元および転送先の指定がより
わかりやすくなる。
【0039】請求項19に記載の発明に係る遠隔制御装
置は、複数個の機器と個別の遠隔通信して制御するもの
である。この遠隔制御装置は、複数個の機器と個々に遠
隔通信が可能な通信手段と、複数個の機器間のデータ転
送の転送元機器として指定された機器から転送元情報を
受信する手段と、転送元情報を転送先機器に送信する手
段と、転送先機器から、転送元機器が実行すべきデータ
転送機能を特定する情報を受信する手段と、受信した転
送機能を特定する情報を転送元機器に与える手段と、転
送元機器から、特定された、データ転送機能に従って与
えられるデータを受信し、一時蓄積するための手段と、
一時蓄積されたデータを転送先機器に、特定されたデー
タ転送機能に従って送信する手段とを含む。
置は、複数個の機器と個別の遠隔通信して制御するもの
である。この遠隔制御装置は、複数個の機器と個々に遠
隔通信が可能な通信手段と、複数個の機器間のデータ転
送の転送元機器として指定された機器から転送元情報を
受信する手段と、転送元情報を転送先機器に送信する手
段と、転送先機器から、転送元機器が実行すべきデータ
転送機能を特定する情報を受信する手段と、受信した転
送機能を特定する情報を転送元機器に与える手段と、転
送元機器から、特定された、データ転送機能に従って与
えられるデータを受信し、一時蓄積するための手段と、
一時蓄積されたデータを転送先機器に、特定されたデー
タ転送機能に従って送信する手段とを含む。
【0040】この遠隔制御装置によれば、転送先機器お
よび転送元機器の間がネットワーク接続されていなくて
も、この遠隔制御装置を経由して、遠隔制御装置をバッ
ファリング装置として利用してデータ転送を行なうこと
ができる。
よび転送元機器の間がネットワーク接続されていなくて
も、この遠隔制御装置を経由して、遠隔制御装置をバッ
ファリング装置として利用してデータ転送を行なうこと
ができる。
【0041】請求項20に記載の発明に係る情報機器
は、所定の情報処理機能を実現する機能部と、この機能
部を制御する制御手段と、制御手段とネットワークとを
インタフェースする手段と、ネットワークを介して行な
われるべきデータ転送の転送元情報と転送先情報とを受
け、データ転送の転送機能を一意に決定して、転送元機
器の制御手段および転送先機器の制御手段に、それぞれ
が実行すべき処理を特定する情報を指示するための処理
指示手段とを含む。
は、所定の情報処理機能を実現する機能部と、この機能
部を制御する制御手段と、制御手段とネットワークとを
インタフェースする手段と、ネットワークを介して行な
われるべきデータ転送の転送元情報と転送先情報とを受
け、データ転送の転送機能を一意に決定して、転送元機
器の制御手段および転送先機器の制御手段に、それぞれ
が実行すべき処理を特定する情報を指示するための処理
指示手段とを含む。
【0042】転送元情報と転送先情報とを受けることに
より、処理指示手段がデータ転送の転送機能を一意に決
定し、転送元機器および転送先機器にそれぞれが実行す
べき処理を指示する。ユーザが転送元機器と転送先機器
とのそれぞれについて実行すべき機能を指示する必要は
ない。したがって情報機器間の連係処理に伴うデータ転
送を容易に指定することができる。
より、処理指示手段がデータ転送の転送機能を一意に決
定し、転送元機器および転送先機器にそれぞれが実行す
べき処理を指示する。ユーザが転送元機器と転送先機器
とのそれぞれについて実行すべき機能を指示する必要は
ない。したがって情報機器間の連係処理に伴うデータ転
送を容易に指定することができる。
【0043】請求項21に記載の発明に係る情報機器
は、請求項20に記載の発明の構成に加えて、処理指示
手段は、転送元情報と転送先情報との組合せに応じて、
各組合せに対応するデータ転送機能を予め機械可読な形
式で記憶する手段と、与えられた転送元情報と転送先情
報との組合せに応じたデータ転送機能を記憶手段から抽
出する手段と、抽出する手段により抽出された転送機能
が複数個であるときには、当該複数個の転送機能をユー
ザに提示して1つを選択させるための手段と、抽出され
た唯一の転送機能または抽出された複数個の転送の機能
のうちから選択された転送機能に従って、転送元機器の
制御手段および転送先機器の制御手段に、それぞれが実
行すべき処理を特定する情報を指示するための手段とを
含む。
は、請求項20に記載の発明の構成に加えて、処理指示
手段は、転送元情報と転送先情報との組合せに応じて、
各組合せに対応するデータ転送機能を予め機械可読な形
式で記憶する手段と、与えられた転送元情報と転送先情
報との組合せに応じたデータ転送機能を記憶手段から抽
出する手段と、抽出する手段により抽出された転送機能
が複数個であるときには、当該複数個の転送機能をユー
ザに提示して1つを選択させるための手段と、抽出され
た唯一の転送機能または抽出された複数個の転送の機能
のうちから選択された転送機能に従って、転送元機器の
制御手段および転送先機器の制御手段に、それぞれが実
行すべき処理を特定する情報を指示するための手段とを
含む。
【0044】
【発明の実施の形態】実施の形態1
図1を参照して、本願発明の実施の形態1に係るシステ
ム40は、ネットワーク42と、ネットワーク42にそ
れぞれ接続された情報機器であるTV44、ビデオテー
プレコーダ46、PC48およびプリンタ50を含む。
もちろん図1に示される各情報機器はいずれも一例であ
って、これより多数の情報機器がネットワーク42に接
続されてもよく、また3つ以下の機器しかネットワーク
42に接続されていなくてもよい。
ム40は、ネットワーク42と、ネットワーク42にそ
れぞれ接続された情報機器であるTV44、ビデオテー
プレコーダ46、PC48およびプリンタ50を含む。
もちろん図1に示される各情報機器はいずれも一例であ
って、これより多数の情報機器がネットワーク42に接
続されてもよく、また3つ以下の機器しかネットワーク
42に接続されていなくてもよい。
【0045】情報機器の代表例としてビデオテープレコ
ーダ46の構成を図2に示す。他の情報機器について
も、被制御機器部分の機能が異なるだけで、概略の構成
はビデオテープレコーダ46と同様である。
ーダ46の構成を図2に示す。他の情報機器について
も、被制御機器部分の機能が異なるだけで、概略の構成
はビデオテープレコーダ46と同様である。
【0046】図2を参照して、ビデオテープレコーダ4
6は、ビデオテープレコーダとしての機能を果たす被制
御機器54と、ネットワーク42と被制御機器54との
間にいずれも接続された転送元機器用ユニット50およ
び転送先機器用ユニット52とを含む。転送元機器用ユ
ニット50は、データ転送時のデータの転送元となる可
能性のある機器に備えられるものである。また転送先機
器用ユニット52は、データ転送において転送先となる
可能性のある情報機器に備えられるものである。図2に
示されるビデオテープレコーダ46の場合にはデータの
転送元および転送先の双方になる可能性があるのでユニ
ット50および52の双方を備えている。しかしたとえ
ばプリンタのようにデータの転送先にしかならない装置
では転送元機器用ユニット50は不要である。また再生
専用ビデオテープレコーダのようにデータの転送元とし
かならない機器の場合には転送先機器用ユニット52は
不要である。
6は、ビデオテープレコーダとしての機能を果たす被制
御機器54と、ネットワーク42と被制御機器54との
間にいずれも接続された転送元機器用ユニット50およ
び転送先機器用ユニット52とを含む。転送元機器用ユ
ニット50は、データ転送時のデータの転送元となる可
能性のある機器に備えられるものである。また転送先機
器用ユニット52は、データ転送において転送先となる
可能性のある情報機器に備えられるものである。図2に
示されるビデオテープレコーダ46の場合にはデータの
転送元および転送先の双方になる可能性があるのでユニ
ット50および52の双方を備えている。しかしたとえ
ばプリンタのようにデータの転送先にしかならない装置
では転送元機器用ユニット50は不要である。また再生
専用ビデオテープレコーダのようにデータの転送元とし
かならない機器の場合には転送先機器用ユニット52は
不要である。
【0047】図3を参照して、転送元機器用ユニット5
0は、指定された機器を識別するための機器識別子を、
通信を行なうために必要なネットワーク識別子にマッピ
ングするための情報を持ち、パケットの送受信時にヘッ
ダに適切な情報を付加したりヘッダの解釈をしたりする
ためのネットワークインタフェース60と、ネットワー
クインタフェース60にそれぞれ接続された送信部62
および受信部76と、送信部62に接続されたデータ送
信バッファ68と、データ送信バッファ68に接続され
た、データ送信処理を行なうデータ送信処理部70と、
このビデオテープレコーダ46が転送元となった場合の
転送元情報を格納する転送元情報格納部66と、ユーザ
がこのビデオテープレコーダ46を転送元として選択す
る際および転送対象のコンテンツデータを指定する際に
使用するユーザインタフェース74と、ユーザインタフ
ェース74に接続され、転送するコンテンツデータを指
定する処理を行なうコンテンツデータ指定処理部72
と、ユーザインタフェース74の入力およびコンテンツ
データ指定処理部72の出力を受け、転送元を指定する
処理を行ない、転送元情報格納部66に格納された転送
元情報を送信部62を介してネットワーク上にブロード
キャストするための転送元指定処理部64と、ネットワ
ークインタフェース60および受信部76を介してネッ
トワークから受信された制御コマンドを解釈する制御コ
マンド解釈部78とを含む。データ送信バッファ68お
よび制御コマンド解釈部78は、図2に示す被制御機器
54内に設けられたデータ制御処理部80に接続されて
いる。
0は、指定された機器を識別するための機器識別子を、
通信を行なうために必要なネットワーク識別子にマッピ
ングするための情報を持ち、パケットの送受信時にヘッ
ダに適切な情報を付加したりヘッダの解釈をしたりする
ためのネットワークインタフェース60と、ネットワー
クインタフェース60にそれぞれ接続された送信部62
および受信部76と、送信部62に接続されたデータ送
信バッファ68と、データ送信バッファ68に接続され
た、データ送信処理を行なうデータ送信処理部70と、
このビデオテープレコーダ46が転送元となった場合の
転送元情報を格納する転送元情報格納部66と、ユーザ
がこのビデオテープレコーダ46を転送元として選択す
る際および転送対象のコンテンツデータを指定する際に
使用するユーザインタフェース74と、ユーザインタフ
ェース74に接続され、転送するコンテンツデータを指
定する処理を行なうコンテンツデータ指定処理部72
と、ユーザインタフェース74の入力およびコンテンツ
データ指定処理部72の出力を受け、転送元を指定する
処理を行ない、転送元情報格納部66に格納された転送
元情報を送信部62を介してネットワーク上にブロード
キャストするための転送元指定処理部64と、ネットワ
ークインタフェース60および受信部76を介してネッ
トワークから受信された制御コマンドを解釈する制御コ
マンド解釈部78とを含む。データ送信バッファ68お
よび制御コマンド解釈部78は、図2に示す被制御機器
54内に設けられたデータ制御処理部80に接続されて
いる。
【0048】図4を参照して、転送先機器用ユニット5
2は、指定された機器を識別するための機器識別子を、
通信を行なうために必要なネットワーク識別子にマッピ
ングするための情報を持ち、パケットの送受信時にヘッ
ダに適切な情報を付加したりヘッダの解釈をしたりする
ためのネットワークインタフェース90と、それぞれネ
ットワークインタフェース90に接続された送信部92
および受信部104と、このビデオテープレコーダ46
を転送先としてユーザが指定する際に使用するユーザイ
ンタフェース100と、ビデオテープレコーダ46を転
送先として選択した際に、データ転送機能を特定する処
理に用いられる転送先情報を格納する転送先情報格納部
98と、ユーザインタフェース100の出力および転送
先情報格納部98の出力を受け、転送先を指定する処理
を行なう転送先指定処理部96と、図2に示す被制御機
器54に設けられたデータ制御処理部120、受信部1
04および転送先指定処理部96に接続され、データ転
送機能を特定する処理を行なう転送機能特定処理部10
2と、特定されたデータ転送機能に応じて転送元が行な
う機能に従って転送元を制御する制御コマンドを送信部
92およびネットワークインタフェース90を介して送
信元に送るための転送元制御部94と、受信部104お
よびネットワークインタフェース90を介して受信した
転送データを受信するデータ受信バッファ106と、デ
ータ受信バッファ106の出力を受信し処理を行なうデ
ータ受信処理部108とを含む。データ受信処理部10
8は、処理したデータをデータ制御処理部120に与え
る。
2は、指定された機器を識別するための機器識別子を、
通信を行なうために必要なネットワーク識別子にマッピ
ングするための情報を持ち、パケットの送受信時にヘッ
ダに適切な情報を付加したりヘッダの解釈をしたりする
ためのネットワークインタフェース90と、それぞれネ
ットワークインタフェース90に接続された送信部92
および受信部104と、このビデオテープレコーダ46
を転送先としてユーザが指定する際に使用するユーザイ
ンタフェース100と、ビデオテープレコーダ46を転
送先として選択した際に、データ転送機能を特定する処
理に用いられる転送先情報を格納する転送先情報格納部
98と、ユーザインタフェース100の出力および転送
先情報格納部98の出力を受け、転送先を指定する処理
を行なう転送先指定処理部96と、図2に示す被制御機
器54に設けられたデータ制御処理部120、受信部1
04および転送先指定処理部96に接続され、データ転
送機能を特定する処理を行なう転送機能特定処理部10
2と、特定されたデータ転送機能に応じて転送元が行な
う機能に従って転送元を制御する制御コマンドを送信部
92およびネットワークインタフェース90を介して送
信元に送るための転送元制御部94と、受信部104お
よびネットワークインタフェース90を介して受信した
転送データを受信するデータ受信バッファ106と、デ
ータ受信バッファ106の出力を受信し処理を行なうデ
ータ受信処理部108とを含む。データ受信処理部10
8は、処理したデータをデータ制御処理部120に与え
る。
【0049】ユーザインタフェースのうち、転送元また
は転送先を指定するためのものは、たとえば押しボタン
やレバーのような簡単なものでもよく、またインタフェ
ース上の表示を用いて指定するものであってもよい。
は転送先を指定するためのものは、たとえば押しボタン
やレバーのような簡単なものでもよく、またインタフェ
ース上の表示を用いて指定するものであってもよい。
【0050】転送機能特定処理部102は、機器の組合
せと、その組合せに対応するデータ転送機能を特定する
情報とをテーブル形式で格納した機器対応情報を有す
る。図5に機器対応情報130を示す。
せと、その組合せに対応するデータ転送機能を特定する
情報とをテーブル形式で格納した機器対応情報を有す
る。図5に機器対応情報130を示す。
【0051】図5を参照して機器対応情報130は、転
送先と転送元との組合せに応じた転送元側機能と転送先
機能との組合せと属性とからなる。たとえば図5を参照
して、転送元がビデオテープレコーダであり転送先がT
Vである場合には、第1の転送元機能として再生が、第
1の転送先機能としてライン入力をそれぞれ特定する情
報が機械可読な形式で予め準備されている。同じくこの
組合せに対して複数個の機能の組合せが存在する場合も
ある。図5においては転送元機能1〜mとして複数個の
機能の組合せが示されている。なお図5において、転送
元および転送先が同一の場合には該当機能なしとされて
いる。
送先と転送元との組合せに応じた転送元側機能と転送先
機能との組合せと属性とからなる。たとえば図5を参照
して、転送元がビデオテープレコーダであり転送先がT
Vである場合には、第1の転送元機能として再生が、第
1の転送先機能としてライン入力をそれぞれ特定する情
報が機械可読な形式で予め準備されている。同じくこの
組合せに対して複数個の機能の組合せが存在する場合も
ある。図5においては転送元機能1〜mとして複数個の
機能の組合せが示されている。なお図5において、転送
元および転送先が同一の場合には該当機能なしとされて
いる。
【0052】図3に示す転送元情報格納部66および図
4に示す転送先情報格納部98はそれぞれ、自機器が実
現可能な機能と、その機能を補完する情報として使用さ
れる属性情報とを格納する。図6にそうした転送元情報
または転送先情報の格納形式を示す。
4に示す転送先情報格納部98はそれぞれ、自機器が実
現可能な機能と、その機能を補完する情報として使用さ
れる属性情報とを格納する。図6にそうした転送元情報
または転送先情報の格納形式を示す。
【0053】図6を参照して転送元情報または転送先情
報140は、自機器を識別するための機器識別子を先頭
に持つ木構造に構造化されている。そしてこの木構造の
末端に向かって機能レベル1〜機能レベルnという形で
階層別に自機器が実現可能な機能を特定する情報が格納
されている。最下層レベルの機能レベルnの各々には、
その機能の属性情報(属性1〜属性m)が付加されてい
る。
報140は、自機器を識別するための機器識別子を先頭
に持つ木構造に構造化されている。そしてこの木構造の
末端に向かって機能レベル1〜機能レベルnという形で
階層別に自機器が実現可能な機能を特定する情報が格納
されている。最下層レベルの機能レベルnの各々には、
その機能の属性情報(属性1〜属性m)が付加されてい
る。
【0054】たとえば図7を参照して、一例としてビデ
オテープレコーダの場合には機能レベル1として再生お
よび録画という機能が規定されている。さらに再生とい
う機能には機能レベル2として通常再生と倍速再生とが
規定されている。TVについても同様で、たとえば機能
レベル1としてライン入力が、このライン入力に対する
機能レベル2の機能として小画面表示および全画面表示
がそれぞれ規定される。図7に示すのは単なる例であっ
て、各機器に応じてさまざまなレベルのさまざまな機能
が予め規定され転送元情報格納部66または転送先情報
格納部98に格納される。
オテープレコーダの場合には機能レベル1として再生お
よび録画という機能が規定されている。さらに再生とい
う機能には機能レベル2として通常再生と倍速再生とが
規定されている。TVについても同様で、たとえば機能
レベル1としてライン入力が、このライン入力に対する
機能レベル2の機能として小画面表示および全画面表示
がそれぞれ規定される。図7に示すのは単なる例であっ
て、各機器に応じてさまざまなレベルのさまざまな機能
が予め規定され転送元情報格納部66または転送先情報
格納部98に格納される。
【0055】図8に、転送元機器用ユニット50の動作
をフローチャート形式で示す。転送元機器用ユニット5
0には、ユーザインタフェース74からの入力と、ネッ
トワークインタフェース60を介した入力との双方があ
り得る。これは転送先機器用ユニット52(図2参照)
の場合も同様である。図8に、ユーザインタフェース7
4から入力があった場合の転送元機器用ユニット50の
動作をフローチャート形式で示す。なお転送元機器であ
ることの指定および転送コンテンツデータの指定はユー
ザインタフェース74を介して行なわれる。転送コンテ
ンツデータの指定が行なわれない場合には、予め規定さ
れた転送本情報格納部66の機器情報から、予め定める
決定方法にしたがって転送コンテンツデータが決定され
る(148)。
をフローチャート形式で示す。転送元機器用ユニット5
0には、ユーザインタフェース74からの入力と、ネッ
トワークインタフェース60を介した入力との双方があ
り得る。これは転送先機器用ユニット52(図2参照)
の場合も同様である。図8に、ユーザインタフェース7
4から入力があった場合の転送元機器用ユニット50の
動作をフローチャート形式で示す。なお転送元機器であ
ることの指定および転送コンテンツデータの指定はユー
ザインタフェース74を介して行なわれる。転送コンテ
ンツデータの指定が行なわれない場合には、予め規定さ
れた転送本情報格納部66の機器情報から、予め定める
決定方法にしたがって転送コンテンツデータが決定され
る(148)。
【0056】図8を参照して、ユーザインタフェースか
ら転送元機器の指定および転送コンテンツデータの指定
があると、まず転送元指定処理部がこの転送元機器の指
定を解釈する(150)。同じくコンテンツデータ指定
処理部152がユーザインタフェース74からのコンテ
ンツデータの指定に応じてコンテンツデータを指示する
(152)。次に転送元指定処理部64が、転送元情報
格納部66に格納された転送元情報と、コンテンツデー
タ指定処理部72からのコンテンツデータを指示する情
報を取得する(154)。転送元指定処理部64はさら
に、送信部62およびネットワークインタフェース60
を介して転送先通知パケットをネットワークにブロード
キャストする(156)。
ら転送元機器の指定および転送コンテンツデータの指定
があると、まず転送元指定処理部がこの転送元機器の指
定を解釈する(150)。同じくコンテンツデータ指定
処理部152がユーザインタフェース74からのコンテ
ンツデータの指定に応じてコンテンツデータを指示する
(152)。次に転送元指定処理部64が、転送元情報
格納部66に格納された転送元情報と、コンテンツデー
タ指定処理部72からのコンテンツデータを指示する情
報を取得する(154)。転送元指定処理部64はさら
に、送信部62およびネットワークインタフェース60
を介して転送先通知パケットをネットワークにブロード
キャストする(156)。
【0057】一方コンテンツデータ指定処理部からの指
示に応じて、データ送信バッファ68はデータ制御処理
部80からコンテンツデータを受け蓄積を開始する。
示に応じて、データ送信バッファ68はデータ制御処理
部80からコンテンツデータを受け蓄積を開始する。
【0058】図9(A)に、転送先通知パケットのフォ
ーマットを示す。図9(A)を参照して転送先通知パケ
ット170は、転送先通知パケットであることを示す情
報180と、転送元機器識別子182と、転送先機器識
別子184と、転送元機器機能情報186と、コンテン
ツデータ属性情報188とを含む。
ーマットを示す。図9(A)を参照して転送先通知パケ
ット170は、転送先通知パケットであることを示す情
報180と、転送元機器識別子182と、転送先機器識
別子184と、転送元機器機能情報186と、コンテン
ツデータ属性情報188とを含む。
【0059】転送先通知パケットであることを示す情報
180は予め定められたコードである。転送元機器識別
子182は、転送元として指定された機器を特定するた
めの識別子である。転送先機器識別子184は、通常の
場合には転送先の機器を特定するための識別データであ
るが、転送先通知パケットの場合にはブロードキャスト
パケットであることを示す特定の値となっている。たと
えばすべてのビットが1であるような値である。
180は予め定められたコードである。転送元機器識別
子182は、転送元として指定された機器を特定するた
めの識別子である。転送先機器識別子184は、通常の
場合には転送先の機器を特定するための識別データであ
るが、転送先通知パケットの場合にはブロードキャスト
パケットであることを示す特定の値となっている。たと
えばすべてのビットが1であるような値である。
【0060】転送元機器機能情報186およびコンテン
ツデータ属性情報188はそれぞれ、転送元情報から得
られた転送元機器の情報と、コンテンツデータ指定処理
部72を使って指定されたコンテンツデータの属性情報
とである。
ツデータ属性情報188はそれぞれ、転送元情報から得
られた転送元機器の情報と、コンテンツデータ指定処理
部72を使って指定されたコンテンツデータの属性情報
とである。
【0061】コンテンツデータ指定処理部72は、ユー
ザインタフェース74を用いて、コンテンツデータをユ
ーザに選択させる処理を行なうためのものである。たと
えば、被制御機器がCDプレーヤーである場合には、コ
ンテンツデータ指定処理部72はCDの曲番号をユーザ
インタフェース74の表示上に表示し、ユーザに選択さ
せる。選択された曲番号がこの場合のコンテンツデータ
指定情報である。
ザインタフェース74を用いて、コンテンツデータをユ
ーザに選択させる処理を行なうためのものである。たと
えば、被制御機器がCDプレーヤーである場合には、コ
ンテンツデータ指定処理部72はCDの曲番号をユーザ
インタフェース74の表示上に表示し、ユーザに選択さ
せる。選択された曲番号がこの場合のコンテンツデータ
指定情報である。
【0062】図9(B)〜(D)は、データ転送処理に
使用される他のパケットのフォーマットを示すがその詳
細については後述する。
使用される他のパケットのフォーマットを示すがその詳
細については後述する。
【0063】図10に、ネットワークインタフェース6
0を介して転送元機器用ユニット50に入力があった際
の転送元機器用ユニット50の実現する機能をフローチ
ャート形式で示す。まず、受信部76を介して制御コマ
ンドを受信した制御コマンド解釈部78は、この制御コ
マンドにより指定される機能を解釈する(220)。解
釈された機能に応じてデータ制御処理部80が、転送元
機器(被制御機器)を制御して、適切な動作を行なわせ
る。続いてデータ制御処理部80からデータ送信バッフ
ァ68に対して、送信の指示が行なわれる(226)。
この送信指示に応じてデータ送信バッファ60は、送信
部62およびネットワークインタフェース60を介した
コンテンツデータの転送を開始する(228)。
0を介して転送元機器用ユニット50に入力があった際
の転送元機器用ユニット50の実現する機能をフローチ
ャート形式で示す。まず、受信部76を介して制御コマ
ンドを受信した制御コマンド解釈部78は、この制御コ
マンドにより指定される機能を解釈する(220)。解
釈された機能に応じてデータ制御処理部80が、転送元
機器(被制御機器)を制御して、適切な動作を行なわせ
る。続いてデータ制御処理部80からデータ送信バッフ
ァ68に対して、送信の指示が行なわれる(226)。
この送信指示に応じてデータ送信バッファ60は、送信
部62およびネットワークインタフェース60を介した
コンテンツデータの転送を開始する(228)。
【0064】なお、制御コマンド解釈部78が受信する
制御コマンドは、後述する転送先機器用ユニット52か
ら与えられるものであり、図9(B)に示されるフォー
マットを有するパケットである。その詳細については後
述する。
制御コマンドは、後述する転送先機器用ユニット52か
ら与えられるものであり、図9(B)に示されるフォー
マットを有するパケットである。その詳細については後
述する。
【0065】図11に、転送元機器用ユニット52が、
ユーザインタフェース100を介して入力を受けた際に
実行される処理をフローチャート形式で示す。なおこの
処理に先立って、転送元機器用ユニット50から送信さ
れた転送先通知パケットはすべての機器の転送先機器用
ユニットにより受信され一時記憶されるが、その処理に
ついては図13を参照して後述する。
ユーザインタフェース100を介して入力を受けた際に
実行される処理をフローチャート形式で示す。なおこの
処理に先立って、転送元機器用ユニット50から送信さ
れた転送先通知パケットはすべての機器の転送先機器用
ユニットにより受信され一時記憶されるが、その処理に
ついては図13を参照して後述する。
【0066】ユーザインタフェース100を介して入力
される情報は、当該転送先機器用ユニット52を有する
機器を転送先として指定する旨の入力である。
される情報は、当該転送先機器用ユニット52を有する
機器を転送先として指定する旨の入力である。
【0067】まず、図4を参照して、転送先指定処理部
96がユーザインタフェース100を介して自己が転送
先として指定されたことを解釈する(240)。転送先
指定処理部96はこの入力に応答して、転送先情報格納
部98から自機器に関する情報を取得する(242)。
続いて転送機能特定処理部102が、既に受信されてい
る転送元機器に関する情報と、自機器である転送先機器
との組合せに基づき、図5に示したような機器対応情報
から、転送元機能と転送先機能との組合せを1つ決定す
る。この処理を図12を参照して説明する。
96がユーザインタフェース100を介して自己が転送
先として指定されたことを解釈する(240)。転送先
指定処理部96はこの入力に応答して、転送先情報格納
部98から自機器に関する情報を取得する(242)。
続いて転送機能特定処理部102が、既に受信されてい
る転送元機器に関する情報と、自機器である転送先機器
との組合せに基づき、図5に示したような機器対応情報
から、転送元機能と転送先機能との組合せを1つ決定す
る。この処理を図12を参照して説明する。
【0068】図12を参照して、転送機能特定処理部1
02はまず、転送先通知パケット内のコンテンツデータ
情報からコンテンツデータの属性を抽出する(26
0)。次に、転送機能特定処理部102は、図5に示す
ような機器対応情報から、特定の転送元機器と自機器
(転送先機器)との組合せに特化した機能の組合せを抽
出する(262)。こうして抽出された機能候補のう
ち、ステップ260で抽出されたコンテンツデータの属
性が整合するものであるかどうかについての判定を行な
う(264)。
02はまず、転送先通知パケット内のコンテンツデータ
情報からコンテンツデータの属性を抽出する(26
0)。次に、転送機能特定処理部102は、図5に示す
ような機器対応情報から、特定の転送元機器と自機器
(転送先機器)との組合せに特化した機能の組合せを抽
出する(262)。こうして抽出された機能候補のう
ち、ステップ260で抽出されたコンテンツデータの属
性が整合するものであるかどうかについての判定を行な
う(264)。
【0069】たとえば図5に示す対応機器情報130を
参照して、転送元機器がTVであり転送先機器がビデオ
テープレコーダである場合を考える。この場合機能候補
として転送元はライン出力機能が、転送先は録画機能が
それぞれ抽出される。これらにはいずれも図6に示され
るように属性情報が付加されている。ステップ264で
は、コンテンツデータの属性と、こうして抽出された転
送元機能および転送先機能の属性との整合性を判定す
る。たとえばコンテンツデータの属性が動画像であった
場合、ライン出力と録画との機能にAV画像属性がある
場合には整合性が正しいと判定され、ライン出力と録画
機能にAV画像属性がない場合には不整合と判定され
る。
参照して、転送元機器がTVであり転送先機器がビデオ
テープレコーダである場合を考える。この場合機能候補
として転送元はライン出力機能が、転送先は録画機能が
それぞれ抽出される。これらにはいずれも図6に示され
るように属性情報が付加されている。ステップ264で
は、コンテンツデータの属性と、こうして抽出された転
送元機能および転送先機能の属性との整合性を判定す
る。たとえばコンテンツデータの属性が動画像であった
場合、ライン出力と録画との機能にAV画像属性がある
場合には整合性が正しいと判定され、ライン出力と録画
機能にAV画像属性がない場合には不整合と判定され
る。
【0070】このようにして抽出された機能の組合せが
複数あれば、本実施の形態の場合にはユーザインタフェ
ース100を用いてユーザに1つを選択させる処理を行
なう(266)。こうして転送機能特定処理部での処理
が終了する。
複数あれば、本実施の形態の場合にはユーザインタフェ
ース100を用いてユーザに1つを選択させる処理を行
なう(266)。こうして転送機能特定処理部での処理
が終了する。
【0071】再び図11を参照して、データ転送機能が
1つに決定されると、転送機能特定処理部102はデー
タ制御処理部120に対して自己が実行すべき機能を特
定する制御コマンドを与える。一方転送元制御部94
は、特定されたデータ転送機能に応じて転送元機器を制
御する処理を行なう。具体的には、送信部92を介し
て、決定されたデータ転送機能を特定する情報を転送元
に送信する。この場合のパケットフォーマットが図9
(B)に示すものである。このパケットを転送機能完了
応答パケットと呼ぶ。
1つに決定されると、転送機能特定処理部102はデー
タ制御処理部120に対して自己が実行すべき機能を特
定する制御コマンドを与える。一方転送元制御部94
は、特定されたデータ転送機能に応じて転送元機器を制
御する処理を行なう。具体的には、送信部92を介し
て、決定されたデータ転送機能を特定する情報を転送元
に送信する。この場合のパケットフォーマットが図9
(B)に示すものである。このパケットを転送機能完了
応答パケットと呼ぶ。
【0072】図9(B)を参照して、この転送機能完了
応答パケット172は、このパケットが転送先完了応答
パケットであることを示す情報190と、転送元機器識
別子192と、転送先機器識別子194と、転送機能特
定処理部102によって特定されたデータ転送機能のう
ち、転送元が実行すべき機能を特定する情報196とを
含んでいる。
応答パケット172は、このパケットが転送先完了応答
パケットであることを示す情報190と、転送元機器識
別子192と、転送先機器識別子194と、転送機能特
定処理部102によって特定されたデータ転送機能のう
ち、転送元が実行すべき機能を特定する情報196とを
含んでいる。
【0073】図13を参照して、ネットワークインタフ
ェース90からの入力があった場合の転送先機器用ユニ
ット52の動作をフローチャート形式で説明する。ま
ず、受信部104で受信データを解釈する(280)。
この解釈結果に従い、受信データが転送先通知パケット
による転送元機器情報か、データ転送されてきたコンテ
ンツデータかについての判定を行なう(282)。転送
元機器情報である場合には、転送機能特定処理部102
に、送られてきた転送元機器情報(転送元機器機能情報
およびコンテンツデータ属性情報)を蓄積する(28
8)。一方コンテンツデータであった場合には、データ
受信バッファ106にこのコンテンツデータを蓄積し
(284)、さらにデータ受信処理部108で受信デー
タを処理する(286)。このようにしてネットワーク
インタフェースからの入力を処理する。
ェース90からの入力があった場合の転送先機器用ユニ
ット52の動作をフローチャート形式で説明する。ま
ず、受信部104で受信データを解釈する(280)。
この解釈結果に従い、受信データが転送先通知パケット
による転送元機器情報か、データ転送されてきたコンテ
ンツデータかについての判定を行なう(282)。転送
元機器情報である場合には、転送機能特定処理部102
に、送られてきた転送元機器情報(転送元機器機能情報
およびコンテンツデータ属性情報)を蓄積する(28
8)。一方コンテンツデータであった場合には、データ
受信バッファ106にこのコンテンツデータを蓄積し
(284)、さらにデータ受信処理部108で受信デー
タを処理する(286)。このようにしてネットワーク
インタフェースからの入力を処理する。
【0074】以下、このシステムがどのような手順で動
作するかについて説明する。図14を参照して、まずユ
ーザが転送元機器を指示する(300)。この指示は、
前述したように図3に示すユーザインタフェース74を
用い、転送元指定処理部64の処理により行なわれる。
作するかについて説明する。図14を参照して、まずユ
ーザが転送元機器を指示する(300)。この指示は、
前述したように図3に示すユーザインタフェース74を
用い、転送元指定処理部64の処理により行なわれる。
【0075】転送元指定処理部64は、転送元指定情報
を転送先通知パケットとしてネットワーク上にブロード
キャストする(302)。ネットワークに接続されてい
る全機器が、この転送先通知パケットを受信して情報を
取込むことにより、転送元機器として指定された機器を
認識する(304)。より具体的には、図4を参照して
既に説明したように、転送機能特定処理部102が、受
信した転送先通知パケットに含まれる転送元機器機能情
報およびコンテンツデータ属性情報を記憶する。
を転送先通知パケットとしてネットワーク上にブロード
キャストする(302)。ネットワークに接続されてい
る全機器が、この転送先通知パケットを受信して情報を
取込むことにより、転送元機器として指定された機器を
認識する(304)。より具体的には、図4を参照して
既に説明したように、転送機能特定処理部102が、受
信した転送先通知パケットに含まれる転送元機器機能情
報およびコンテンツデータ属性情報を記憶する。
【0076】続いてユーザが、転送先機器を指示する
(306)。この転送先機器の指示は、図4に示すよう
に転送先機器用ユニット52に設けられたユーザインタ
フェース100を操作することにより、転送先指定処理
部96の処理で行なわれる。
(306)。この転送先機器の指示は、図4に示すよう
に転送先機器用ユニット52に設けられたユーザインタ
フェース100を操作することにより、転送先指定処理
部96の処理で行なわれる。
【0077】こうして転送先機器と転送元機器とが決定
されたことから、転送先機器は、この組合せからデータ
転送機能を1つに決定する。この決定方法については図
11および図12を参照して説明したとおりである。
されたことから、転送先機器は、この組合せからデータ
転送機能を1つに決定する。この決定方法については図
11および図12を参照して説明したとおりである。
【0078】続いて転送先機器から転送元機器に対し
て、転送元機器の実行すべき機能を通知する(31
0)。このとき送られるパケットは図9(B)に示す転
送機能完了応答パケット172である。
て、転送元機器の実行すべき機能を通知する(31
0)。このとき送られるパケットは図9(B)に示す転
送機能完了応答パケット172である。
【0079】この転送機能完了応答パケット172を受
信した転送元機器は、コンテンツデータ転送準備のため
の制御を行なう。一方転送先機器は、コンテンツデータ
受信準備のための制御を行なう(312)。
信した転送元機器は、コンテンツデータ転送準備のため
の制御を行なう。一方転送先機器は、コンテンツデータ
受信準備のための制御を行なう(312)。
【0080】次に転送元機器から転送先機器へコンテン
ツデータの転送を開始する(314)。この転送の際に
は、送信準備完了通知パケット174(図9(C))が
転送元機器から転送先機器に送られる。送信準備完了通
知パケット174は、図9(C)に示すように、送信準
備完了通知パケットであることを示す情報200と、転
送元機器識別子202と、転送先機器識別子204とを
含む。
ツデータの転送を開始する(314)。この転送の際に
は、送信準備完了通知パケット174(図9(C))が
転送元機器から転送先機器に送られる。送信準備完了通
知パケット174は、図9(C)に示すように、送信準
備完了通知パケットであることを示す情報200と、転
送元機器識別子202と、転送先機器識別子204とを
含む。
【0081】これに対して転送先機器がコンテンツデー
タの受信処理を行なう(316)。具体的には、図9
(D)に示すように、データ送信要求パケット176を
転送先機器から転送元機器に送信し、転送元機器がこの
パケットに応じてコンテンツデータを含むパケットを転
送先機器に送信する。図9(D)を参照して、データ送
信要求パケット176は、データ送信要求パケットであ
ることを示す情報210と、転送元機器識別子212
と、転送先機器識別子214とを含む。
タの受信処理を行なう(316)。具体的には、図9
(D)に示すように、データ送信要求パケット176を
転送先機器から転送元機器に送信し、転送元機器がこの
パケットに応じてコンテンツデータを含むパケットを転
送先機器に送信する。図9(D)を参照して、データ送
信要求パケット176は、データ送信要求パケットであ
ることを示す情報210と、転送元機器識別子212
と、転送先機器識別子214とを含む。
【0082】こうして転送元機器から転送先機器へのデ
ータ転送が実現される。上述した手順による転送方法の
処理シーケンスを図15に示す。
ータ転送が実現される。上述した手順による転送方法の
処理シーケンスを図15に示す。
【0083】以上のようにこの実施例によれば、転送元
機器用ユニット50に設けられたユーザインタフェース
74を用いて転送元機器が物理的に特定される態様で指
定される。同じく転送元機器用ユニット52に設けられ
たユーザインタフェース100を用いて、転送先機器が
物理的に特定される態様で指定される。そのため、たと
えば仮想インタフェースを用いた場合のように、実際の
機器とアイコンなどの間の対応関係を知る必要はなく、
容易に転送元と転送先とを特定することができる。また
転送元と転送先とを特定することにより、その組合せに
応じたデータ転送機能が一意に決定される。したがって
ユーザは、データ転送を行なう際に転送元と転送先とで
別々の機能を指定する必要はない。単に転送元と転送先
とを指定するだけで適切なデータ転送機能が選択され実
行されるので、機器同士を協調して動作させる必要のあ
る処理を容易に実行させることができる。
機器用ユニット50に設けられたユーザインタフェース
74を用いて転送元機器が物理的に特定される態様で指
定される。同じく転送元機器用ユニット52に設けられ
たユーザインタフェース100を用いて、転送先機器が
物理的に特定される態様で指定される。そのため、たと
えば仮想インタフェースを用いた場合のように、実際の
機器とアイコンなどの間の対応関係を知る必要はなく、
容易に転送元と転送先とを特定することができる。また
転送元と転送先とを特定することにより、その組合せに
応じたデータ転送機能が一意に決定される。したがって
ユーザは、データ転送を行なう際に転送元と転送先とで
別々の機能を指定する必要はない。単に転送元と転送先
とを指定するだけで適切なデータ転送機能が選択され実
行されるので、機器同士を協調して動作させる必要のあ
る処理を容易に実行させることができる。
【0084】実施の形態2
実施の形態1の装置では、各機器に転送元機器用ユニッ
ト50および転送先機器用ユニット52を設け、それぞ
れに設けられたユーザインタフェース74または100
を用いて転送元機器および転送先機器を指定していた。
こうした指定の方法により、物理的に転送元機器と転送
先機器とが特定されるので、前述したようにユーザにと
って仮想インタフェースを用いた場合よりも指定方法が
理解しやすいという利点があった。しかし転送元と転送
先とを指定することにより、その組合せに応じたデータ
転送機能を特定するという本発明の1つの特徴は、この
ような転送先と転送元機器の指定方法には限定されな
い。この実施の形態2のシステムは、ネットワークに接
続された各機器に共通の1つの機器指定装置を設け、こ
の機器指定装置で転送元機器と転送先機器とを指定す
る。そしてそのように指定された転送元機器と転送先機
器との組合せに応じて1つのデータ転送機能が特定さ
れ、そのデータ転送機能に従って転送元機器と転送先機
器とが動作する。
ト50および転送先機器用ユニット52を設け、それぞ
れに設けられたユーザインタフェース74または100
を用いて転送元機器および転送先機器を指定していた。
こうした指定の方法により、物理的に転送元機器と転送
先機器とが特定されるので、前述したようにユーザにと
って仮想インタフェースを用いた場合よりも指定方法が
理解しやすいという利点があった。しかし転送元と転送
先とを指定することにより、その組合せに応じたデータ
転送機能を特定するという本発明の1つの特徴は、この
ような転送先と転送元機器の指定方法には限定されな
い。この実施の形態2のシステムは、ネットワークに接
続された各機器に共通の1つの機器指定装置を設け、こ
の機器指定装置で転送元機器と転送先機器とを指定す
る。そしてそのように指定された転送元機器と転送先機
器との組合せに応じて1つのデータ転送機能が特定さ
れ、そのデータ転送機能に従って転送元機器と転送先機
器とが動作する。
【0085】図16を参照してこのシステム340は、
ネットワーク342と、ネットワーク342に接続され
る情報機器としてのTV344、ビデオテープレコーダ
346、PC348およびプリンタ350と、転送元機
器および転送先機器を指定するためのユーザインタフェ
ースを備えた機器指定装置352とを含む。
ネットワーク342と、ネットワーク342に接続され
る情報機器としてのTV344、ビデオテープレコーダ
346、PC348およびプリンタ350と、転送元機
器および転送先機器を指定するためのユーザインタフェ
ースを備えた機器指定装置352とを含む。
【0086】図17を参照して機器指定装置352は、
ユーザが転送元機器と転送先機器とを指定するために使
用するユーザインタフェース360と、そのように指定
された転送元情報および転送先情報をそれぞれ送信する
処理を行なうための送信部362と、そのように指定さ
れた機器を識別するための機器識別子を、通信を行なう
ために必要なネットワーク識別子にマッピングするため
の情報を持ち、パケットの送受信時にヘッダに適切な情
報を付加したりヘッダの解釈をしたりするためのネット
ワークインタフェース364とを含む。
ユーザが転送元機器と転送先機器とを指定するために使
用するユーザインタフェース360と、そのように指定
された転送元情報および転送先情報をそれぞれ送信する
処理を行なうための送信部362と、そのように指定さ
れた機器を識別するための機器識別子を、通信を行なう
ために必要なネットワーク識別子にマッピングするため
の情報を持ち、パケットの送受信時にヘッダに適切な情
報を付加したりヘッダの解釈をしたりするためのネット
ワークインタフェース364とを含む。
【0087】図18を参照して、たとえばビデオテープ
レコーダ346は、図2と同様に被制御機器54と、こ
のシステムに特有の転送元機器用ユニット350および
転送先機器用ユニット352とを含む。なお図18に示
す例ではビデオテープレコーダが転送元と転送先との双
方に使用できるためユニット350および352の双方
が設けられているが、転送元としてのみ用いられる機器
の場合には転送先機器用ユニット352は不要であり、
逆に転送先としてのみ用いられる機器では転送元機器用
ユニット350は不要である。なお以下の実施の形態の
説明および図面において、実施の形態1の説明および図
面で説明されている部品またはユニットと同一の部品ま
たはユニットには、実施の形態1の説明および図面で使
用されている参照符号と同一の参照符号が与えられてい
る。それらの名称および機能も同一である。したがって
以下ではそれらについての詳しい説明は繰返さない。
レコーダ346は、図2と同様に被制御機器54と、こ
のシステムに特有の転送元機器用ユニット350および
転送先機器用ユニット352とを含む。なお図18に示
す例ではビデオテープレコーダが転送元と転送先との双
方に使用できるためユニット350および352の双方
が設けられているが、転送元としてのみ用いられる機器
の場合には転送先機器用ユニット352は不要であり、
逆に転送先としてのみ用いられる機器では転送元機器用
ユニット350は不要である。なお以下の実施の形態の
説明および図面において、実施の形態1の説明および図
面で説明されている部品またはユニットと同一の部品ま
たはユニットには、実施の形態1の説明および図面で使
用されている参照符号と同一の参照符号が与えられてい
る。それらの名称および機能も同一である。したがって
以下ではそれらについての詳しい説明は繰返さない。
【0088】図19を参照して、転送元機器用ユニット
350が図3に示される実施の形態1の転送元機器用ユ
ニット50と異なるのは、ユーザインタフェース74を
持たないことと、転送元指定処理部364が、図3に示
すユーザインタフェース74の出力ではなく、図9のデ
ータ制御処理部80に代えて設けられるデータ制御処理
部380の出力を受ける点である。
350が図3に示される実施の形態1の転送元機器用ユ
ニット50と異なるのは、ユーザインタフェース74を
持たないことと、転送元指定処理部364が、図3に示
すユーザインタフェース74の出力ではなく、図9のデ
ータ制御処理部80に代えて設けられるデータ制御処理
部380の出力を受ける点である。
【0089】動作においては、機器指定装置352から
の転送元を指定するパケットを受取ると、制御コマンド
解釈部78が、自機器が転送元機器として指定されたこ
とを解釈する。さらに制御コマンド解釈部78は、デー
タ制御処理部380に対して、この情報を与え、データ
制御処理部380は転送元指定処理部364に対して、
自機器が指定されたことを通知する。
の転送元を指定するパケットを受取ると、制御コマンド
解釈部78が、自機器が転送元機器として指定されたこ
とを解釈する。さらに制御コマンド解釈部78は、デー
タ制御処理部380に対して、この情報を与え、データ
制御処理部380は転送元指定処理部364に対して、
自機器が指定されたことを通知する。
【0090】コンテンツデータ指定処理部372は、ユ
ーザインタフェース74を用いない独自の指定処理を行
なう点で図3のコンテンツデータ指定処理部72と相違
する。
ーザインタフェース74を用いない独自の指定処理を行
なう点で図3のコンテンツデータ指定処理部72と相違
する。
【0091】図19に示されるユニット350の他の部
分および動作は図3に示されるものと同一である。した
がってここではそれらについての詳しい説明は繰返さな
い。
分および動作は図3に示されるものと同一である。した
がってここではそれらについての詳しい説明は繰返さな
い。
【0092】図20を参照してこの実施の形態2のシス
テムで用いられる転送先機器用ユニット352が図4に
示される実施の形態1の転送先機器用ユニット52と異
なるのは、図4に示されるユーザインタフェース100
を持たないことと、図4に示される転送先指定処理部9
6に代えて、ユーザインタフェースの入力を受けず、デ
ータ制御処理部420から与えられる情報に基づいて転
送先指定処理を行なう転送先所定処理部396が設けら
れたこととである。
テムで用いられる転送先機器用ユニット352が図4に
示される実施の形態1の転送先機器用ユニット52と異
なるのは、図4に示されるユーザインタフェース100
を持たないことと、図4に示される転送先指定処理部9
6に代えて、ユーザインタフェースの入力を受けず、デ
ータ制御処理部420から与えられる情報に基づいて転
送先指定処理を行なう転送先所定処理部396が設けら
れたこととである。
【0093】動作において、図16に示す機器指定装置
352によってこの転送先機器用ユニット352を備え
た機器が転送先として指定されると、その情報を含むパ
ケットが転送先機器用ユニット352に送られてくる。
受信部104はネットワークインタフェース90を介し
てこのパケットを受信すると転送機能特定処理部102
が、自機器が転送先として指定されたことを解釈する。
さらに転送機能特定処理部102は、転送先指定処理部
396に対して、自機器が転送先として指定されたこと
を通知する。転送先指定処理部396は、ユーザインタ
フェースからではなく転送機能特定処理部102から自
機器が転送先として指定されたことを通知されることを
除き図4に示される転送先指定処理部96と同様の処理
を行なう。
352によってこの転送先機器用ユニット352を備え
た機器が転送先として指定されると、その情報を含むパ
ケットが転送先機器用ユニット352に送られてくる。
受信部104はネットワークインタフェース90を介し
てこのパケットを受信すると転送機能特定処理部102
が、自機器が転送先として指定されたことを解釈する。
さらに転送機能特定処理部102は、転送先指定処理部
396に対して、自機器が転送先として指定されたこと
を通知する。転送先指定処理部396は、ユーザインタ
フェースからではなく転送機能特定処理部102から自
機器が転送先として指定されたことを通知されることを
除き図4に示される転送先指定処理部96と同様の処理
を行なう。
【0094】図21に、この実施の形態2のシステムの
処理シーケンスを示す。図21を参照して、機器指定装
置352を用いて、ユーザが転送元機器を指定する。こ
の転送元機器を指定するデータはパケット430として
転送元機器に送られる。転送元機器の転送元機器用ユニ
ット350ではこのパケットにより自己が転送元に指定
されたこと確認する。さらに転送元機器は、転送先通知
パケットをブロードキャストする。このブロードキャス
トされたパケットはすべての機器によって一時記憶され
る。続いてユーザは、機器指定装置352を用いて転送
先機器を指定する。指定されたことを示す情報はパケッ
ト432として転送先機器に与えられる。転送先機器の
転送先機器用ユニット352はこのパケットを受信する
ことにより、自己が転送先として指定されたことを確認
する。以下、実施の形態1の装置で行なわれたのと同様
に、データ転送機能が特定され、転送元を制御するため
の処理と転送先を制御するための処理とが行なわれる。
転送元の機器で実現されるべき機能を特定する情報を含
んだ転送機能完了応答パケット172は、転送先機器か
ら転送元機器に送信される。以下、転送元機器ではデー
タ送信に必要な処理が、転送先機器ではデータ受信およ
び処理に必要な処理が行なわれ、データが転送元機器か
ら転送先機器に転送される。
処理シーケンスを示す。図21を参照して、機器指定装
置352を用いて、ユーザが転送元機器を指定する。こ
の転送元機器を指定するデータはパケット430として
転送元機器に送られる。転送元機器の転送元機器用ユニ
ット350ではこのパケットにより自己が転送元に指定
されたこと確認する。さらに転送元機器は、転送先通知
パケットをブロードキャストする。このブロードキャス
トされたパケットはすべての機器によって一時記憶され
る。続いてユーザは、機器指定装置352を用いて転送
先機器を指定する。指定されたことを示す情報はパケッ
ト432として転送先機器に与えられる。転送先機器の
転送先機器用ユニット352はこのパケットを受信する
ことにより、自己が転送先として指定されたことを確認
する。以下、実施の形態1の装置で行なわれたのと同様
に、データ転送機能が特定され、転送元を制御するため
の処理と転送先を制御するための処理とが行なわれる。
転送元の機器で実現されるべき機能を特定する情報を含
んだ転送機能完了応答パケット172は、転送先機器か
ら転送元機器に送信される。以下、転送元機器ではデー
タ送信に必要な処理が、転送先機器ではデータ受信およ
び処理に必要な処理が行なわれ、データが転送元機器か
ら転送先機器に転送される。
【0095】以上のこの実施の形態2に係るシステムで
は、転送先機器および転送元機器を指定するための装置
として、他の機器とは個別の、ネットワークに接続され
た機器指定装置352が用いられる。実施の形態1のシ
ステムのように、送信元と送信先とを物理的に特定する
態様で指定するものではないので、仮想インタフェース
を用いた場合の問題点は残る。しかし、一旦転送元機器
と転送先機器とが指定されれば、この実施の形態2のシ
ステムでもその機器の組合せに応じたデータ転送機能が
自動的に特定され実行される。したがって各機器につい
て別々のコマンドを与える必要がない。複数個の機器の
間の協調を必要とする処理を容易に実行させることがで
きる。
は、転送先機器および転送元機器を指定するための装置
として、他の機器とは個別の、ネットワークに接続され
た機器指定装置352が用いられる。実施の形態1のシ
ステムのように、送信元と送信先とを物理的に特定する
態様で指定するものではないので、仮想インタフェース
を用いた場合の問題点は残る。しかし、一旦転送元機器
と転送先機器とが指定されれば、この実施の形態2のシ
ステムでもその機器の組合せに応じたデータ転送機能が
自動的に特定され実行される。したがって各機器につい
て別々のコマンドを与える必要がない。複数個の機器の
間の協調を必要とする処理を容易に実行させることがで
きる。
【0096】実施の形態3
実施の形態2のシステムでは、機器指定装置としてネッ
トワークに接続された装置を用いた。しかし、機器を指
定するための装置がネットワークに接続されている必要
は必ずしもない。たとえば複数個の機器に共通に用いら
れる、光通信などを用いたリモートコントロール装置
(遠隔制御装置)(以下「リモコン」と呼ぶ。)を機器
指定装置として使用することができる。実施の形態3は
そうしたシステムである。
トワークに接続された装置を用いた。しかし、機器を指
定するための装置がネットワークに接続されている必要
は必ずしもない。たとえば複数個の機器に共通に用いら
れる、光通信などを用いたリモートコントロール装置
(遠隔制御装置)(以下「リモコン」と呼ぶ。)を機器
指定装置として使用することができる。実施の形態3は
そうしたシステムである。
【0097】図22を参照して、このシステム440
は、ネットワーク442と、ネットワークに接続された
情報機器であるTV444、ビデオテープレコーダ44
6、PC448およびプリンタ450と、これら機器4
44、446、448および450を個別に操作するこ
とが可能な1つのリモコン452とを含んでいる。なお
この実施の形態3ではリモコン452として各機器に共
通のものを用いるが、本願発明はそうした共通のリモコ
ンを用いたものには限定されない。たとえば1つの機器
に1つのリモコンを用いるものであってもよいし、一部
の複数のものについてだけ共通のリモコンを用いるもの
であってもよい。また各機器には、実施の形態1で述べ
たのと同様のユーザインタフェースを設けることによ
り、リモコンを用いなくとも機器の指定ができるように
してもよい。
は、ネットワーク442と、ネットワークに接続された
情報機器であるTV444、ビデオテープレコーダ44
6、PC448およびプリンタ450と、これら機器4
44、446、448および450を個別に操作するこ
とが可能な1つのリモコン452とを含んでいる。なお
この実施の形態3ではリモコン452として各機器に共
通のものを用いるが、本願発明はそうした共通のリモコ
ンを用いたものには限定されない。たとえば1つの機器
に1つのリモコンを用いるものであってもよいし、一部
の複数のものについてだけ共通のリモコンを用いるもの
であってもよい。また各機器には、実施の形態1で述べ
たのと同様のユーザインタフェースを設けることによ
り、リモコンを用いなくとも機器の指定ができるように
してもよい。
【0098】図22に示すリモコン452については、
各機器を操作する機能に加えて、その機器を転送元また
は転送先として指定する機能を設ける。これら機能は各
機器を制御するための機能を用いて容易に実現すること
ができる。たとえば簡易な押しボタンや、表示装置上に
表示されるボタンアイコンを用いることができる。
各機器を操作する機能に加えて、その機器を転送元また
は転送先として指定する機能を設ける。これら機能は各
機器を制御するための機能を用いて容易に実現すること
ができる。たとえば簡易な押しボタンや、表示装置上に
表示されるボタンアイコンを用いることができる。
【0099】図23に、リモコン452の外観を示す。
図23を参照して、リモコン452は、本体筐体460
と、筐体460正面に設けられた、タッチパネル式の表
示装置462と、筐体460に設けられた焦点ボタン4
64および移動ボタン468とを含む。タッチパネル式
表示装置462には、既に述べた転送元機器または転送
先機器を指定するための情報を表示してそれらを選択し
たり、転送されるべきコンテンツデータを表示して、こ
の転送されるべきデータの範囲を指定したりすることが
できる。焦点ボタン464は、たとえばコンテンツデー
タを表示装置462に表示する際の表示の倍率(すなわ
ち表示範囲)を指定するために使用される。移動ボタン
468は、表示装置462に表示される表示範囲位置を
移動させるために用いられる。
図23を参照して、リモコン452は、本体筐体460
と、筐体460正面に設けられた、タッチパネル式の表
示装置462と、筐体460に設けられた焦点ボタン4
64および移動ボタン468とを含む。タッチパネル式
表示装置462には、既に述べた転送元機器または転送
先機器を指定するための情報を表示してそれらを選択し
たり、転送されるべきコンテンツデータを表示して、こ
の転送されるべきデータの範囲を指定したりすることが
できる。焦点ボタン464は、たとえばコンテンツデー
タを表示装置462に表示する際の表示の倍率(すなわ
ち表示範囲)を指定するために使用される。移動ボタン
468は、表示装置462に表示される表示範囲位置を
移動させるために用いられる。
【0100】この実施の形態3のシステムでは、リモコ
ン452を用いて転送元機器および転送先機器を指定す
る。リモコン452は、各機器と通信を行なう際には個
別に通信を行なうため、転送元機器および転送先機器を
指定するためには、実質上物理的にそれら機器の1つを
指定することになる。
ン452を用いて転送元機器および転送先機器を指定す
る。リモコン452は、各機器と通信を行なう際には個
別に通信を行なうため、転送元機器および転送先機器を
指定するためには、実質上物理的にそれら機器の1つを
指定することになる。
【0101】またこのリモコン452では、表示装置4
62上に、転送元機器が処理可能なコンテンツデータの
イメージを表示し、ユーザがこのイメージのうちの所定
範囲を選択したりすることができる。この処理はタッチ
パネルに触れたり、ボタン464または468を使用す
ることで実現できる。これにより、たとえば表示装置4
62上に処理可能なコンテンツデータの画像またはアイ
コン等のオブジェクトを表示し、ボタン464または4
68を用いて所望のオブジェクトを選択することができ
る。またその際に、たとえばコンテンツデータが画像で
あれば転送されるべき所望の範囲のみを指定することが
できる。また、コンテンツデータが画像、音声、テキス
トなどを含むいわゆるマルチメディアデータの場合に
は、それらのうち画像のみ、音声のみ、テキストのみな
どのような部分的な選択を行なうこともできる。また画
像の場合、表示される画像の拡大や縮小とを視覚的に行
なうことができる。こうしたリモコン452を用いるこ
とにより、転送元機器から転送されるべきデータ等の資
源の指定を簡易に行なうことができる。
62上に、転送元機器が処理可能なコンテンツデータの
イメージを表示し、ユーザがこのイメージのうちの所定
範囲を選択したりすることができる。この処理はタッチ
パネルに触れたり、ボタン464または468を使用す
ることで実現できる。これにより、たとえば表示装置4
62上に処理可能なコンテンツデータの画像またはアイ
コン等のオブジェクトを表示し、ボタン464または4
68を用いて所望のオブジェクトを選択することができ
る。またその際に、たとえばコンテンツデータが画像で
あれば転送されるべき所望の範囲のみを指定することが
できる。また、コンテンツデータが画像、音声、テキス
トなどを含むいわゆるマルチメディアデータの場合に
は、それらのうち画像のみ、音声のみ、テキストのみな
どのような部分的な選択を行なうこともできる。また画
像の場合、表示される画像の拡大や縮小とを視覚的に行
なうことができる。こうしたリモコン452を用いるこ
とにより、転送元機器から転送されるべきデータ等の資
源の指定を簡易に行なうことができる。
【0102】このシステムでも、一旦転送元機器と転送
先機器とが指定されれば、その組合せに応じた適切なデ
ータ転送機能の1つが特定され、自動的に実行される。
したがって複数の機器間の協調を必要とするデータ転送
を容易に行なうことができる。
先機器とが指定されれば、その組合せに応じた適切なデ
ータ転送機能の1つが特定され、自動的に実行される。
したがって複数の機器間の協調を必要とするデータ転送
を容易に行なうことができる。
【0103】実施の形態4
実施の形態4に係るシステムは、一部の情報機器がネッ
トワークに接続されていない場合であっても、これら機
器間のデータ転送を行なうことができるシステムに関す
る。もちろん、ネットワークに接続されている装置間で
のデータ転送も可能であるし、ネットワークに接続され
ていない機器とネットワークに接続されている機器との
間のデータ転送も可能である。
トワークに接続されていない場合であっても、これら機
器間のデータ転送を行なうことができるシステムに関す
る。もちろん、ネットワークに接続されている装置間で
のデータ転送も可能であるし、ネットワークに接続され
ていない機器とネットワークに接続されている機器との
間のデータ転送も可能である。
【0104】図24を参照して、このシステム480
は、ネットワーク482と、このネットワーク482に
接続されたPC488およびプリンタ490と、ネット
ワーク482には接続されていないTV484およびビ
デオテープレコーダ486と、バッファリング機能付き
のリモコン492とを含む。TV484およびビデオテ
ープレコーダ486は通常の仕方により相互に接続され
ている。以下の説明では、ビデオテープレコーダ486
とPC488とを例にとって説明する。
は、ネットワーク482と、このネットワーク482に
接続されたPC488およびプリンタ490と、ネット
ワーク482には接続されていないTV484およびビ
デオテープレコーダ486と、バッファリング機能付き
のリモコン492とを含む。TV484およびビデオテ
ープレコーダ486は通常の仕方により相互に接続され
ている。以下の説明では、ビデオテープレコーダ486
とPC488とを例にとって説明する。
【0105】図25を参照して、ビデオテープレコーダ
486およびPC488はいずれも、光通信インタフェ
ース500および502を有する。以下の説明では、ビ
デオテープレコーダ486が転送元機器、PC488が
転送先機器であるものとして説明する。
486およびPC488はいずれも、光通信インタフェ
ース500および502を有する。以下の説明では、ビ
デオテープレコーダ486が転送元機器、PC488が
転送先機器であるものとして説明する。
【0106】図25を参照して、リモコン492は、光
通信インタフェース500および502と個別に光通信
を行なうことが可能な光通信インタフェース510と、
光通信インタフェース510に接続された送信部512
および受信部522と、いずれも送信部512に接続さ
れた転送先制御部514、転送元制御部516およびデ
ータ送信バッファ518と、データ送信バッファ518
に接続されたデータ送信処理部520と、いずれも受信
部522に接続された制御コマンド解釈部524および
データ受信バッファ526と、データ受信バッファ52
6に接続されたデータ受信処理部528と、転送先制御
部514、転送先制御部516、データ送信処理部52
0、制御コマンド解釈部524およびデータ受信処理部
528に接続されたデータ制御処理部530とを含む。
通信インタフェース500および502と個別に光通信
を行なうことが可能な光通信インタフェース510と、
光通信インタフェース510に接続された送信部512
および受信部522と、いずれも送信部512に接続さ
れた転送先制御部514、転送元制御部516およびデ
ータ送信バッファ518と、データ送信バッファ518
に接続されたデータ送信処理部520と、いずれも受信
部522に接続された制御コマンド解釈部524および
データ受信バッファ526と、データ受信バッファ52
6に接続されたデータ受信処理部528と、転送先制御
部514、転送先制御部516、データ送信処理部52
0、制御コマンド解釈部524およびデータ受信処理部
528に接続されたデータ制御処理部530とを含む。
【0107】このバッファリング機能付きのリモコン4
92は、転送元機器486からの転送データを一旦デー
タ受信バッファ526に蓄積し、転送先機器488に対
して送信することにより転送元機器486と転送先機器
488との間のデータ転送を実現する機能を有する。
92は、転送元機器486からの転送データを一旦デー
タ受信バッファ526に蓄積し、転送先機器488に対
して送信することにより転送元機器486と転送先機器
488との間のデータ転送を実現する機能を有する。
【0108】受信コマンド解釈部524は、光通信イン
タフェース510および受信部522を介して受信され
た制御コマンドを解釈し、解釈した結果をデータ制御処
理部530に与えるためのものである。データ受信バッ
ファ526は、光通信インタフェース510および受信
部522を介して転送元機器486から受信したデータ
を一時蓄積しておくためのものである。データ受信処理
部528は、データ受信バッファ526に蓄積されたデ
ータを処理するためのものである。
タフェース510および受信部522を介して受信され
た制御コマンドを解釈し、解釈した結果をデータ制御処
理部530に与えるためのものである。データ受信バッ
ファ526は、光通信インタフェース510および受信
部522を介して転送元機器486から受信したデータ
を一時蓄積しておくためのものである。データ受信処理
部528は、データ受信バッファ526に蓄積されたデ
ータを処理するためのものである。
【0109】データ制御処理部530は、制御コマンド
解釈部524から与えられた制御コマンドに応じて、転
送先制御部514および転送元制御部516に指示を与
えるためのものである。データ制御処理部530はま
た、データ受信処理部528によって受信されたデータ
をデータ送信処理部520に与え、データ送信バッファ
518、送信部512および光通信インタフェース51
0を介して転送先機器488に送信するための処理を行
なうためのものでもある。
解釈部524から与えられた制御コマンドに応じて、転
送先制御部514および転送元制御部516に指示を与
えるためのものである。データ制御処理部530はま
た、データ受信処理部528によって受信されたデータ
をデータ送信処理部520に与え、データ送信バッファ
518、送信部512および光通信インタフェース51
0を介して転送先機器488に送信するための処理を行
なうためのものでもある。
【0110】転送先制御部514および転送元制御部5
16はそれぞれ、データ制御処理部530から与えられ
る指示に従って、転送先機器488および転送元機器4
86を制御するための情報を送信部512、光通信イン
タフェース510を介してそれぞれ転送先機器488お
よび転送元機器486に与えるためのものである。なお
光通信インタフェース510は、光通信インタフェース
500および光通信インタフェース502の双方と通信
が可能であるが、一時には一方のインタフェースとしか
通信できないものとする。
16はそれぞれ、データ制御処理部530から与えられ
る指示に従って、転送先機器488および転送元機器4
86を制御するための情報を送信部512、光通信イン
タフェース510を介してそれぞれ転送先機器488お
よび転送元機器486に与えるためのものである。なお
光通信インタフェース510は、光通信インタフェース
500および光通信インタフェース502の双方と通信
が可能であるが、一時には一方のインタフェースとしか
通信できないものとする。
【0111】図26に、この実施の形態4に係るシステ
ムの処理シーケンスを示す。図26を参照して、このシ
ステムのリモコン492(バッファリング装置)は以下
のように動作する。まず、実施の形態1で述べたような
方法によって転送元機器の指定が行なわれる。転送元機
器はこの指定に応答して、転送先通知540をリモコン
492に対して与える。リモコン492は、この転送先
通知パケット540を解釈して、転送先制御部514お
よび送信部512、光通信インタフェース510を介し
て転送先機器488に対して転送先通知542として転
送する。これに先立ち、転送先機器488においては、
実施の形態1で述べたのと同様の方法により転送先指定
が行なわれているものとする。転送先機器は、このよう
にして与えられた転送先通知パケットに含まれる転送元
機器情報を一時記憶する。さらに転送先機器は、この転
送元情報と、自分自身の機器情報との組合せに基づき、
既に述べたような方法によりデータ転送機能を特定す
る。そして、特定されたデータ転送機能に従って転送元
を制御するための処理をし、転送元が実現すべき機能を
特定する情報を含んだ転送機能完了応答パケット544
をリモコン492に向けて与える。さらに転送先機器
は、特定されたデータ転送機能に従い、自己(転送先機
器)で実現すべき機能に従った制御を行なう。
ムの処理シーケンスを示す。図26を参照して、このシ
ステムのリモコン492(バッファリング装置)は以下
のように動作する。まず、実施の形態1で述べたような
方法によって転送元機器の指定が行なわれる。転送元機
器はこの指定に応答して、転送先通知540をリモコン
492に対して与える。リモコン492は、この転送先
通知パケット540を解釈して、転送先制御部514お
よび送信部512、光通信インタフェース510を介し
て転送先機器488に対して転送先通知542として転
送する。これに先立ち、転送先機器488においては、
実施の形態1で述べたのと同様の方法により転送先指定
が行なわれているものとする。転送先機器は、このよう
にして与えられた転送先通知パケットに含まれる転送元
機器情報を一時記憶する。さらに転送先機器は、この転
送元情報と、自分自身の機器情報との組合せに基づき、
既に述べたような方法によりデータ転送機能を特定す
る。そして、特定されたデータ転送機能に従って転送元
を制御するための処理をし、転送元が実現すべき機能を
特定する情報を含んだ転送機能完了応答パケット544
をリモコン492に向けて与える。さらに転送先機器
は、特定されたデータ転送機能に従い、自己(転送先機
器)で実現すべき機能に従った制御を行なう。
【0112】転送機能完了応答パケット544を受けた
リモコン492は、転送元制御部516、送信部512
および光通信インタフェース510を介して転送元機器
486に対して転送機能完了応答パケット546として
与える。
リモコン492は、転送元制御部516、送信部512
および光通信インタフェース510を介して転送元機器
486に対して転送機能完了応答パケット546として
与える。
【0113】転送元機器486は、このようにして受取
った転送機能完了応答パケット546に含まれる転送元
の機能を特定する処理に従って、転送元機器の制御を行
なう。すなわち、転送元機器はデータをリモコン492
に向けて送信する(548)。
った転送機能完了応答パケット546に含まれる転送元
の機能を特定する処理に従って、転送元機器の制御を行
なう。すなわち、転送元機器はデータをリモコン492
に向けて送信する(548)。
【0114】既に述べたようにリモコン492は、この
データをデータ受信バッファ526に一旦蓄積する。そ
の後リモコン492と転送先機器488とを通信させる
ことにより、リモコン492に蓄積されたデータが転送
先機器488に送信される。転送先機器488はこのデ
ータを受信して必要な処理を行なう。
データをデータ受信バッファ526に一旦蓄積する。そ
の後リモコン492と転送先機器488とを通信させる
ことにより、リモコン492に蓄積されたデータが転送
先機器488に送信される。転送先機器488はこのデ
ータを受信して必要な処理を行なう。
【0115】以上のようにこの実施の形態4のシステム
によれば、転送元機器と転送先機器との間に、バッファ
リング機能を有するリモコン492を挟むことにより、
転送元機器と転送先機器とが直接ネットワークで接続さ
れていなくても相互の間のデータ転送を行なうことがで
きる。必要であれば、上記したデータ送信、リモコン4
92へのデータの蓄積、および転送先機器へのデータの
送信という処理を必要回数だけ繰返すことにより、大き
なデータを転送することも可能である。またデータが小
さい場合には、リモコン492にコンテンツデータをす
べて格納してデータ転送を行なうも可能となり、データ
転送を簡易に行なうことができる。
によれば、転送元機器と転送先機器との間に、バッファ
リング機能を有するリモコン492を挟むことにより、
転送元機器と転送先機器とが直接ネットワークで接続さ
れていなくても相互の間のデータ転送を行なうことがで
きる。必要であれば、上記したデータ送信、リモコン4
92へのデータの蓄積、および転送先機器へのデータの
送信という処理を必要回数だけ繰返すことにより、大き
なデータを転送することも可能である。またデータが小
さい場合には、リモコン492にコンテンツデータをす
べて格納してデータ転送を行なうも可能となり、データ
転送を簡易に行なうことができる。
【0116】なおこの実施の形態の装置では、転送機能
を特定する処理は実施の形態1と同様に転送先機器48
8で行なうものとした。しかし本発明はこれには限定さ
れず、たとえばリモコン492の中にそうした機能を設
けることもできる。
を特定する処理は実施の形態1と同様に転送先機器48
8で行なうものとした。しかし本発明はこれには限定さ
れず、たとえばリモコン492の中にそうした機能を設
けることもできる。
【0117】実施の形態5
以上の実施の形態では、ネットワークに接続される各機
器が単機能であるものと想定して説明を行なった。しか
し実際の機器には、たとえばCDプレイヤー、レコード
プレイヤー、カセットテーププレイヤー、チューナなど
を備えたステレオなど、個々に機能する下位構成単位を
複数個備えた機器が存在する。そうした機器を含んだシ
ステムの場合、たとえばステレオという単位で転送元機
器や転送先機器を指定しても、それら下位構成要素のう
ちのどの1つを使用するかを特定することができない。
そこで実施の形態5に係るシステムでは、そうした下位
構成要素を含む機器については、その下位構成要素まで
指定することによって既に述べた適切なデータ転送機能
の特定を行なうことを機能とした。なおこの実施の形態
5の装置では、そうした下位構成要素の組合せにより適
切と判定されるデータ転送機能が複数個ある場合には、
実施の形態1のシステムとは異なり、予め定められた優
先順位決定規則に従って優先順位を定め、最も高い優先
順位を持つ機能の組合せを採用することにした。こうす
ることにより、ユーザの介在をより少なくして、なおか
つ適切なデータ転送機能を簡易に実行することが可能で
ある。ただし、優先順位決定規則を使用して一つの機能
の組合せを決定することと、ユーザより一つを選択させ
ることとは互いに同等であって、どちらを採用すること
もできる。
器が単機能であるものと想定して説明を行なった。しか
し実際の機器には、たとえばCDプレイヤー、レコード
プレイヤー、カセットテーププレイヤー、チューナなど
を備えたステレオなど、個々に機能する下位構成単位を
複数個備えた機器が存在する。そうした機器を含んだシ
ステムの場合、たとえばステレオという単位で転送元機
器や転送先機器を指定しても、それら下位構成要素のう
ちのどの1つを使用するかを特定することができない。
そこで実施の形態5に係るシステムでは、そうした下位
構成要素を含む機器については、その下位構成要素まで
指定することによって既に述べた適切なデータ転送機能
の特定を行なうことを機能とした。なおこの実施の形態
5の装置では、そうした下位構成要素の組合せにより適
切と判定されるデータ転送機能が複数個ある場合には、
実施の形態1のシステムとは異なり、予め定められた優
先順位決定規則に従って優先順位を定め、最も高い優先
順位を持つ機能の組合せを採用することにした。こうす
ることにより、ユーザの介在をより少なくして、なおか
つ適切なデータ転送機能を簡易に実行することが可能で
ある。ただし、優先順位決定規則を使用して一つの機能
の組合せを決定することと、ユーザより一つを選択させ
ることとは互いに同等であって、どちらを採用すること
もできる。
【0118】図27を参照して、このシステム560
は、ネットワーク562と、このネットワーク562に
接続されたステレオ572、TV564、ビデオテープ
レコーダ566、PC568およびプリンタ570とを
含む。図27に示す機器のうちでは、ステレオ572お
よびPC568などが下位構成要素を含むものとして挙
げられる。以下の説明では、ステレオ572を例に挙
げ、本システムを説明する。
は、ネットワーク562と、このネットワーク562に
接続されたステレオ572、TV564、ビデオテープ
レコーダ566、PC568およびプリンタ570とを
含む。図27に示す機器のうちでは、ステレオ572お
よびPC568などが下位構成要素を含むものとして挙
げられる。以下の説明では、ステレオ572を例に挙
げ、本システムを説明する。
【0119】図28を参照して、ステレオ572は、ネ
ットワークインタフェース580と、複数個の下位構成
単位582および584を含む。図28では下位構成単
位として2つだけ示しているが、3つ以上の下位構成単
位が含まれていてもよいことは言うまでもない。
ットワークインタフェース580と、複数個の下位構成
単位582および584を含む。図28では下位構成単
位として2つだけ示しているが、3つ以上の下位構成単
位が含まれていてもよいことは言うまでもない。
【0120】下位構成単位582は、被制御機器594
と、ネットワークインタフェース580および被制御機
器594の間にそれぞれ接続された転送元機器用ユニッ
ト590および転送先機器ユニット592とを含む。下
位構成要素584も同様に、被制御機器600と、転送
元機器用ユニット596と、転送先機器用ユニット59
8とを含む。下位構成ユニット582と584とは、被
制御機器が異なるだけであるので、以下では下位構成要
素582について説明する。
と、ネットワークインタフェース580および被制御機
器594の間にそれぞれ接続された転送元機器用ユニッ
ト590および転送先機器ユニット592とを含む。下
位構成要素584も同様に、被制御機器600と、転送
元機器用ユニット596と、転送先機器用ユニット59
8とを含む。下位構成ユニット582と584とは、被
制御機器が異なるだけであるので、以下では下位構成要
素582について説明する。
【0121】図29を参照して、下位構成要素582の
転送元機器用ユニット590が図3に示される実施の形
態1の転送元機器用ユニット50と異なるのは、図3の
ネットワークインタフェース60がなく送信部62が共
通のネットワークインタフェース580に接続されてい
ることと、ネットワークインタフェース580と受信部
76との間に、この機器により受信された制御コマンド
またはデータがこの下位構成要素582にあてられたも
のであるかどうかを機器識別子により判定するための機
器識別処理部612が設けられている点とである。なお
図29に示されるデータ制御処理部610は、下位構成
要素の被制御機器594を制御するためのものである点
を除き、図3に示されるデータ制御処理部80と同様の
ものである。
転送元機器用ユニット590が図3に示される実施の形
態1の転送元機器用ユニット50と異なるのは、図3の
ネットワークインタフェース60がなく送信部62が共
通のネットワークインタフェース580に接続されてい
ることと、ネットワークインタフェース580と受信部
76との間に、この機器により受信された制御コマンド
またはデータがこの下位構成要素582にあてられたも
のであるかどうかを機器識別子により判定するための機
器識別処理部612が設けられている点とである。なお
図29に示されるデータ制御処理部610は、下位構成
要素の被制御機器594を制御するためのものである点
を除き、図3に示されるデータ制御処理部80と同様の
ものである。
【0122】図30を参照して、下位構成要素582の
転送先機器用ユニット592が図4に示される実施の形
態1のシステムの転送先機器用ユニット52と異なるの
は、図4に示されるネットワークインタフェース90が
なく、送信部92が共通のネットワークインタフェース
580に接続されていることと、ネットワークインタフ
ェース580と受信部104との間に、図29に示した
機器識別処理部612と同様の機能を果たす機器識別処
理部622が設けられていることとである。図30に示
すデータ制御処理部620は、下位構成要素の被制御機
器を制御するためのものである点を除き、図4に示すデ
ータ制御処理部120と同様のものである。また転送機
能特定処理部624は、図4に示す転送機能特定処理部
102とは異なり、データ転送機能が複数個抽出された
場合に、所定の優先順位決定規則に従って優先順位を定
め、最も高い優先順位を持つ機能の組合せを選択する。
転送機能特定処理部624で行なわれる処理について以
下に説明する。
転送先機器用ユニット592が図4に示される実施の形
態1のシステムの転送先機器用ユニット52と異なるの
は、図4に示されるネットワークインタフェース90が
なく、送信部92が共通のネットワークインタフェース
580に接続されていることと、ネットワークインタフ
ェース580と受信部104との間に、図29に示した
機器識別処理部612と同様の機能を果たす機器識別処
理部622が設けられていることとである。図30に示
すデータ制御処理部620は、下位構成要素の被制御機
器を制御するためのものである点を除き、図4に示すデ
ータ制御処理部120と同様のものである。また転送機
能特定処理部624は、図4に示す転送機能特定処理部
102とは異なり、データ転送機能が複数個抽出された
場合に、所定の優先順位決定規則に従って優先順位を定
め、最も高い優先順位を持つ機能の組合せを選択する。
転送機能特定処理部624で行なわれる処理について以
下に説明する。
【0123】図31を参照して、転送機能特定処理部6
24は、受信部104を介して受取った転送先通知パケ
ットに含まれる転送元機器情報のコンテンツデータ情報
から属性の抽出を行なう(630)。そして、この下位
構成要素582に特化した機能の組合せを抽出する(6
32)。こうして抽出された機能候補につき、実施の形
態1で述べたのと同様にコンテンツデータの属性と機能
の属性との整合性を判定し、整合するもののみを抽出す
る(634)。さらに、こうして抽出された機能の組合
せが複数あった場合には、所定の優先順位決定規則に従
って1つを選択する(636)。このようにして選択さ
れたデータ転送機能を示す情報は転送元制御部94に与
えられ、転送元の機器またはその機器の下位構成要素に
向けて送信される。
24は、受信部104を介して受取った転送先通知パケ
ットに含まれる転送元機器情報のコンテンツデータ情報
から属性の抽出を行なう(630)。そして、この下位
構成要素582に特化した機能の組合せを抽出する(6
32)。こうして抽出された機能候補につき、実施の形
態1で述べたのと同様にコンテンツデータの属性と機能
の属性との整合性を判定し、整合するもののみを抽出す
る(634)。さらに、こうして抽出された機能の組合
せが複数あった場合には、所定の優先順位決定規則に従
って1つを選択する(636)。このようにして選択さ
れたデータ転送機能を示す情報は転送元制御部94に与
えられ、転送元の機器またはその機器の下位構成要素に
向けて送信される。
【0124】優先順位を決定する規則は転送機能特定処
理部624に予め設定され格納されているものとする。
優先順位を決定するための規則としては、一定のアルゴ
リズムに置換えることのできるものが採用される。たと
えば、コンテンツデータの転送速度の速いものに高い優
先順位を与える方法、画像の解像度の高いデータに高い
優先順位を与える方法などである。
理部624に予め設定され格納されているものとする。
優先順位を決定するための規則としては、一定のアルゴ
リズムに置換えることのできるものが採用される。たと
えば、コンテンツデータの転送速度の速いものに高い優
先順位を与える方法、画像の解像度の高いデータに高い
優先順位を与える方法などである。
【0125】たとえば転送元機器がTV、転送先機器が
ビデオテープレコーダである場合を想定する。機器対応
テーブルから抽出された情報が、転送元機器に関しては
「機能=ライン出力、属性=画像データ」であるのに対
し、転送先機器として抽出されたものが「機能1=録
画、属性1=画像データ、機能2=録画、属性2=音声
データ」である場合を考える。転送先機器の機能として
機能1、機能2の2種類があるため、転送先機器と転送
元機器との機能の組合せが二通りとなる。この場合、た
とえば優先順位として画像データに音声データよりも高
い優先順位が与えられているものとすれば、転送先機器
の機能として抽出されるものは「機能1=録画、属性=
画像データ」のみとなる。したがって転送元機器と転送
先機器との機能の組合せを一意に定めることができる。
ビデオテープレコーダである場合を想定する。機器対応
テーブルから抽出された情報が、転送元機器に関しては
「機能=ライン出力、属性=画像データ」であるのに対
し、転送先機器として抽出されたものが「機能1=録
画、属性1=画像データ、機能2=録画、属性2=音声
データ」である場合を考える。転送先機器の機能として
機能1、機能2の2種類があるため、転送先機器と転送
元機器との機能の組合せが二通りとなる。この場合、た
とえば優先順位として画像データに音声データよりも高
い優先順位が与えられているものとすれば、転送先機器
の機能として抽出されるものは「機能1=録画、属性=
画像データ」のみとなる。したがって転送元機器と転送
先機器との機能の組合せを一意に定めることができる。
【0126】なおこの優先順位決定規則は、転送機能特
定処理部624が参照できるような機械可読な形式で予
め転送先機器用ユニット592内に格納されているもの
とする。その情報は、ユーザまたはベンダーが定義して
もよいし、ネットワーク上の所定の場所に情報を格納し
ておき、適宜この機器に読込むようなものとしてもよ
い。
定処理部624が参照できるような機械可読な形式で予
め転送先機器用ユニット592内に格納されているもの
とする。その情報は、ユーザまたはベンダーが定義して
もよいし、ネットワーク上の所定の場所に情報を格納し
ておき、適宜この機器に読込むようなものとしてもよ
い。
【0127】この実施の形態5のシステムによれば、シ
ステムを構成する機器が複数個の下位構成要素からなる
場合であっても、機能の組合せを一意に特定することが
できる。機器識別処理部612または622で使用され
る識別子としては、当該機器全体を示す識別子と、下位
構成要素を識別するための識別子との組合せを使用する
とよい。たとえば、当該機器がステレオであればステレ
オの識別子はS、その中で転送先として指定したい下位
構成要素がスピーカであればスピーカを表わす識別子と
してPを用い、スピーカの識別子はシステム中ではSP
とする。こうすることにより、ネットワーク上で各機器
を一意に特定することができる上、各機器内での下位構
成要素も一意に特定することができる。
ステムを構成する機器が複数個の下位構成要素からなる
場合であっても、機能の組合せを一意に特定することが
できる。機器識別処理部612または622で使用され
る識別子としては、当該機器全体を示す識別子と、下位
構成要素を識別するための識別子との組合せを使用する
とよい。たとえば、当該機器がステレオであればステレ
オの識別子はS、その中で転送先として指定したい下位
構成要素がスピーカであればスピーカを表わす識別子と
してPを用い、スピーカの識別子はシステム中ではSP
とする。こうすることにより、ネットワーク上で各機器
を一意に特定することができる上、各機器内での下位構
成要素も一意に特定することができる。
【0128】なお上述したような機器の組合せのうちか
ら優先順位の高いものを決定するために、図6および図
7に示したような木構造の機能テーブルを予め準備して
おくと有効である。各機能を木構造で表現するために、
出力/入力、ディジタル/アナログなど、機能の特性に
基づいたカテゴリ種別が予め定義されているものとす
る。そして、指定されたレベルN(1〜n)までの各レ
ベルで機能の整合性の判定を行なう。
ら優先順位の高いものを決定するために、図6および図
7に示したような木構造の機能テーブルを予め準備して
おくと有効である。各機能を木構造で表現するために、
出力/入力、ディジタル/アナログなど、機能の特性に
基づいたカテゴリ種別が予め定義されているものとす
る。そして、指定されたレベルN(1〜n)までの各レ
ベルで機能の整合性の判定を行なう。
【0129】たとえば図7を参照して、転送元機器がビ
デオ、転送先機器がTVとすると、ビデオの機能情報は
「機能レベル1=再生、機能レベル2=通常再生、機能
レベル2=倍速再生」となり、転送先機器のTVの機能
情報は「機能レベル1=ライン入力、機能レベル2=全
画面表示、機能レベル2=小画面表示」となる。機能対
応テーブルにより、転送元機器がビデオであり転送先機
器がTVである場合に、転送元機能が再生、転送先機能
がライン入力という組合せが抽出されるものとする。こ
の組合せに対して転送機能特定のアルゴリズムを図7に
示す機能テーブルに対して適用すると、機能レベル2と
してビデオでは通常再生と倍速再生が、TVでは小画面
と全画面とが、それぞれ抽出される。このためこのまま
では一意に特定することができない。
デオ、転送先機器がTVとすると、ビデオの機能情報は
「機能レベル1=再生、機能レベル2=通常再生、機能
レベル2=倍速再生」となり、転送先機器のTVの機能
情報は「機能レベル1=ライン入力、機能レベル2=全
画面表示、機能レベル2=小画面表示」となる。機能対
応テーブルにより、転送元機器がビデオであり転送先機
器がTVである場合に、転送元機能が再生、転送先機能
がライン入力という組合せが抽出されるものとする。こ
の組合せに対して転送機能特定のアルゴリズムを図7に
示す機能テーブルに対して適用すると、機能レベル2と
してビデオでは通常再生と倍速再生が、TVでは小画面
と全画面とが、それぞれ抽出される。このためこのまま
では一意に特定することができない。
【0130】そこで、予め再生機能については倍速再
生、通常再生の順に優先順位を高いものとするという規
則を設け、表示機能に対しては同様に、小画面、全画面
の順に優先順位が高いものとする、という優先順位決定
規則を設けておくものとする。すると優先順位の高いも
の同士の組合せが唯一抽出されることになり、結果とし
てビデオにおいては倍速再生が行なわれ、TVの小画面
にその再生画像が表示されることになる。
生、通常再生の順に優先順位を高いものとするという規
則を設け、表示機能に対しては同様に、小画面、全画面
の順に優先順位が高いものとする、という優先順位決定
規則を設けておくものとする。すると優先順位の高いも
の同士の組合せが唯一抽出されることになり、結果とし
てビデオにおいては倍速再生が行なわれ、TVの小画面
にその再生画像が表示されることになる。
【0131】このように図6および図7に示したような
木構造で、各機器の機能をカテゴライズし構造化してお
くことにより、各機器の詳細な機能および属性に基づい
てデータ転送機能を適切に定めることが可能となる。
木構造で、各機器の機能をカテゴライズし構造化してお
くことにより、各機器の詳細な機能および属性に基づい
てデータ転送機能を適切に定めることが可能となる。
【図1】本願発明の実施の形態1に係るシステムの構成
図である。
図である。
【図2】実施の形態1に係る情報機器のブロック図であ
る。
る。
【図3】実施の形態1の転送元機器用ユニットのブロッ
ク図である。
ク図である。
【図4】実施の形態1の転送先機器用ユニットのブロッ
ク図である。
ク図である。
【図5】実施の形態1で用いられる機能対応テーブルを
示す図である。
示す図である。
【図6】各機器の機能テーブルを示す図である。
【図7】機能テーブルの具体的内容を示す図である。
【図8】実施例1の転送元機器用ユニットでの処理を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図9】実施の形態1のシステムで用いられるパケット
のフォーマットを示す図である。
のフォーマットを示す図である。
【図10】実施の形態1の転送元機器用ユニットの処理
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図11】実施の形態1の転送先機器用ユニットの処理
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図12】転送機能特定処理部で行なわれる処理を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図13】実施の形態1のシステムの転送先機器用ユニ
ットの処理を示すフローチャートである。
ットの処理を示すフローチャートである。
【図14】実施の形態1に係るシステムでの処理シーケ
ンスを示すフローチャートである。
ンスを示すフローチャートである。
【図15】実施の形態1に係るシステムの処理シーケン
スを示すシーケンス図である。
スを示すシーケンス図である。
【図16】実施の形態2に係るシステムのブロック図で
ある。
ある。
【図17】実施の形態2の機器指定装置のブロック図で
ある。
ある。
【図18】実施の形態2の情報機器のブロック図であ
る。
る。
【図19】実施の形態2の転送元機器用ユニットのブロ
ック図である。
ック図である。
【図20】実施の形態2の転送先機器用ユニットのブロ
ック図である。
ック図である。
【図21】実施の形態2のシステムの処理シーケンスを
示すシーケンス図である。
示すシーケンス図である。
【図22】実施の形態3に係るシステムのブロック図で
ある。
ある。
【図23】実施の形態3で用いられるリモコンの外観図
である。
である。
【図24】実施の形態4に係るシステムのブロック図で
ある。
ある。
【図25】実施の形態4で用いられるリモコンのブロッ
ク図である。
ク図である。
【図26】実施の形態4のシステムの動作シーケンスを
示すシーケンス図である。
示すシーケンス図である。
【図27】実施の形態5に係るシステムのブロック図で
ある。
ある。
【図28】実施の形態5の情報機器のブロック図であ
る。
る。
【図29】実施の形態5で用いられる転送元機器用ユニ
ットのブロック図である。
ットのブロック図である。
【図30】実施の形態5で用いられる転送先機器用ユニ
ットのブロック図である。
ットのブロック図である。
【図31】実施の形態5の転送先機器用ユニットの転送
機能特定処理部で実行される処理のフローチャートであ
る。
機能特定処理部で実行される処理のフローチャートであ
る。
40、340、440、480、560 データ転送シ
ステム 42、342、442、482、562 ネットワーク 50、350、590、596 転送元機器用ユニット 52、352、592、598 転送先機器用ユニット 66 転送元情報格納部 72 コンテンツデータ指定処理部 74、100、360 ユーザインタフェース 102、624 転送機能特定処理部 130 機能対応テーブル 140 機能テーブル 352 機器指定装置 452、492 リモコン
ステム 42、342、442、482、562 ネットワーク 50、350、590、596 転送元機器用ユニット 52、352、592、598 転送先機器用ユニット 66 転送元情報格納部 72 コンテンツデータ指定処理部 74、100、360 ユーザインタフェース 102、624 転送機能特定処理部 130 機能対応テーブル 140 機能テーブル 352 機器指定装置 452、492 リモコン
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平9−252302(JP,A)
特開 昭61−63132(JP,A)
特開 平6−245267(JP,A)
特開 平6−54369(JP,A)
特開 平9−284521(JP,A)
特開 平7−302239(JP,A)
特開 平4−216155(JP,A)
特開 平11−191081(JP,A)
特開 平4−94292(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04L 12/00 - 12/66
G06F 13/00
H04Q 9/00 - 9/16
H03J 9/00 - 9/06
Claims (21)
- 【請求項1】 相互にデータ転送の可能な複数個の機器
を含むシステムにおけるデータ転送方法であって、 転送元機器および転送先機器の組合せに応じたデータ転
送機能を特定する情報を予め機械可読な形式で準備する
ステップと、 転送元機器を物理的に特定する態様で、転送元機器を指
定するステップと、 転送先機器を物理的に特定する態様で、転送先機器を指
定するステップと、 指定された転送元機器に関する情報と、前記データ転送
機能を特定する情報とに基づいてデータ転送機能を一意
に決定して自動的に送信を実行するように前記転送元機
器と前記転送先機器とを動作させるステップとを含み、 転送元機器または転送先機器は、各々が別個に機能する
複数個の下位構成単位を含み、 前記準備するステップは、前記転送元機器の前記下位構
成単位および前記転送先機器の下位構成単位のうちの可
能な組合せに応じたデータ転送機能を特定する情報を予
め機械可読な形式で準備するステップを含み、 前記転送元機器を指定するステップは、前記転送元機器
の下位構成単位の1つを、下位構成単位を物理的に特定
する態様で、指定するステップを含み、 前記転送先機器を指定するステップは、前記転送先機器
の下位構成単位の1つを、下位構成単位を物理的に特定
する態様で、指定するステップを含み、 前記転送元機器と転送先機器とを動作させるステップ
は、指定された転送元の下位構成単位の情報と、指定さ
れた転送先の下位構成単位の情報と、前記データ転送機
能を特定する情報とに基づいてデータ転送機能を一意に
決定して自動的に送信を実行するように前記転送元の下
位構成単位と前記転送先の下位構成単位とを動作させる
ステップを含む、 複数個の機器を含むシステムにおける
データ転送方法。 - 【請求項2】 前記転送元の下位構成単位と前記転送先
の下位構成単位とを動作させるステップは、 指定された転送元の下位構成単位の情報と、指定された
転送先の下位構成単位の情報と、前記データ転送機能を
特定する情報とに基づいてデータ転送機能を抽出するス
テップと、 複数個のデータ転送機能が抽出された場合に、予め定め
る決定方法に従って前記複数個のデータ転送機能の1つ
を選択するステップと、 前記選択されたデータ転送機能に従って自動的に送信を
実行するように前記転送元の下位構成単位と前記転送先
の下位構成単位とを動作させるステップとを含む、請求
項1に記載の、複数個の機器を含むシステムにおけるデ
ータ転送方法。 - 【請求項3】 相互にデータ転送の可能な複数個の機器
を含むシステムにおけるデータ転送方法であって、 転送元機器および転送先機器の組合せに応じたデータ転
送機能を特定する情報を予め機械可読な形式で準備する
ステップと、 転送元機器を物理的に特定する態様で、転送元機器を指
定するステップと、 転送先機器を物理的に特定する態様で、転送先機器を指
定するステップと、 指定された転送元機器に関する情報と、前記データ転送
機能を特定する情報とに基づいてデータ転送機能を一意
に決定して自動的に送信を実行するように前記転送元機
器と前記転送先機器とを動作させるステップとを含み、 前記転送元機器と前記転送先機器とを動作させるステッ
プは、 指定された転送元機器に関する情報と、指定された転送
先機器に関する情報と、前記データ転送機能を特定する
情報とに基づいてデータ転送機能を抽出するステップ
と、 複数個のデータ転送機能が抽出された場合に、予め定め
る決定方法に従って前記複数個のデータ転送機能の1つ
を選択するステップと、 前記選択されたデータ転送機能に従って自動的に送信を
実行するように前記転送元機器と前記転送先機器とを動
作させるステップとを含む、複数個の機器を含むシステ
ムにおけるデータ転送方法。 - 【請求項4】 前記データ転送機能の1つを選択するス
テップは、抽出された複数個のデータ転送機能をユーザ
に提示してユーザによる1つのデータ転送機能を選択さ
せるステップを含む、請求項2または3に記載の、複数
個の機器を含むシステムにおけるデータ転送方法。 - 【請求項5】 前記データ転送機能の1つを選択するス
テップは、予め定められた優先順位決定規則に従って前
記抽出された複数個のデータ転送機能の優先順位を決定
し、最も高い優先順位を有するデータ転送機能を選択す
るステップを含む、請求項2または3に記載の、複数個
の機器を含むシステムにおけるデータ転送方法。 - 【請求項6】 転送元機器が指定されたことに応答し
て、転送可能なコンテンツデータを抽出するステップ
と、 複数個のコンテンツデータが抽出された場合に、予め定
める決定方法にしたがって複数個のコンテンツデータの
1つを、転送先への送信データとして選択するステップ
とをさらに含む、請求項1〜5のいずれかに記載の、複
数個の機器を含むシステムにおけるデータ転送方法。 - 【請求項7】 前記転送先への送信データとして選択す
るステップは、抽出された複数個のコンテンツデータを
ユーザに提示してユーザにより1つのコンテンツデータ
を選択させるステップを含む、請求項6に記載のデータ
転送方法。 - 【請求項8】 ネットワークと、ネットワークに接続さ
れた複数個の機器と、 ユーザからの指示に応じて、転送元機器を、当該転送元
機器を物理的に特定する態様で前記複数個の機器の中か
ら指定する転送元指定手段と、 ユーザからの指示に応じて、転送先機器を、当該転送先
機器を物理的に特定する態様で前記複数個の機器の中か
ら指定する転送先指定手段と、 指定された転送元機器および指定された転送先機器の組
合せに基づいて、データ転送機能を一意に決定して実行
する転送実行手段とを含む、データ転送システム。 - 【請求項9】 前記転送元指定手段は、転送元となり得
る機器の各々に設けられており、 前記転送先指定手段は、転送先となり得る機器の各々に
設けられている、請求項8に記載のデータ転送システ
ム。 - 【請求項10】 ネットワークには接続されていない別
個の遠隔制御装置をさらに含み、 前記遠隔制御装置は、前記複数の機器をそれぞれ区別し
て通信することが可能であり、 前記遠隔制御装置は、前記転送元指定手段および前記転
送先指定手段を備える、請求項8に記載のデータ転送シ
ステム。 - 【請求項11】 転送元機器または転送先機器またはそ
の双方は、各々が別個の機能を実現する複数個の下位構
成単位を含み、 前記転送元機器指定手段は、前記転送元機器の下位構成
単位の1つを、下位構成単位を物理的に特定する態様
で、指定する手段を含み、 前記転送先機器指定手段は、前記転送先機器の下位構成
単位の1つを、下位構成単位を物理的に特定する態様
で、指定する手段を含み、 前記転送実行手段は、指定された転送元の下位構成単位
の情報と、指定された転送先の下位構成単位の情報と、
前記データ転送機能を特定する情報とに基づいてデータ
転送機能を一意に決定して自動的に送信を実行するよう
に前記転送元の下位構成単位と前記転送先の下位構成単
位とを動作させる手段を含む、請求項8に記載のデータ
転送システム。 - 【請求項12】 前記転送実行手段は、 転送元情報と転送先情報との組合せに対応するデータ転
送機能のテーブルを記憶する手段と、 該テーブルを参照して、転送元情報と転送先情報とに基
づいてデータ転送機能を一意に特定する手段と、 一意に特定されたデータ転送機能に基づき、転送元機器
と転送先機器とをそれぞれ制御する手段とを含む、請求
項8に記載のデータ転送システム。 - 【請求項13】 転送元情報および転送先情報は各々、
対応する機器の機能をカテゴリにしたがって分類した木
構造を持ち、 前記木構造の各カテゴリには所定の属性が関連付けら
れ、 前記データ転送機能を一意に特定する手段は、 転送元情報と転送先情報との組合せについて、相互の属
性が整合する機能の組合せのみを抽出する手段を含む、
請求項12に記載のデータ転送システム。 - 【請求項14】 前記転送実行手段は転送先機器内に設
けられる、請求項8に記載のデータ転送システム。 - 【請求項15】 前記転送実行手段は、ネットワークに
接続された、前記複数個の機器とは独立した装置であ
る、請求項8に記載のデータ転送システム。 - 【請求項16】 前記転送元の下位構成単位と前記転送
先の下位構成単位とを動作させる手段は、 指定された転送元機器の情報と、指定された転送先機器
の情報と、前記データ転送機能を特定する情報とに基づ
いてデータ転送機能を抽出する手段と、 複数個のデータ転送機能が抽出された場合に、予め定め
る決定方法に従って前記複数個のデータ転送機能の1つ
を選択する手段と、 前記選択されたデータ転送機能に従って自動的に送信を
実行するように前記転送元機器と前記転送先機器とを動
作させる手段とを含む、請求項11に記載のデータ転送
システム。 - 【請求項17】 ネットワークに接続され、データの転
送先情報と、データの転送元情報とを前記ネットワーク
から受信する手段と、 受信された転送先情報と、転送元情報とから、転送元機
器で実行すべき機能と転送先機能で実行すべき機能とを
一意に決定して転送元の機器と転送先の機器とにそれぞ
れ前記ネットワークを介して指示する手段とを含む、転
送機器指定装置。 - 【請求項18】 互いにネットワークに接続された複数
個の機器と個別に通信して制御する、ネットワーク機器
の遠隔制御装置であって、 ユーザからの指示に応じて、前記複数個の機器の中の通
信中の機器に対して、データ転送の転送元としての指定
を行なうための手段と、 ユーザからの指示に応じて、前記複数個の機器の中の通
信中の機器に対して、データ転送の転送先としての指定
を行なうための手段とを含む、ネットワーク機器の遠隔
制御装置。 - 【請求項19】 複数個の機器と個別に遠隔通信して制
御する遠隔制御装置であって、 前記複数個の機器と個別に遠隔通信が可能な通信手段
と、 前記複数個の機器間のデータ転送の転送元機器として指
定された機器から転送元情報を受信する手段と、 転送元情報を転送先機器に送信する手段と、 転送先機器から、転送元機器が実行すべきデータ転送機
能を特定する情報を受信する手段と、 前記受信した転送機能を特定する情報を転送元機器に与
える手段と、 転送元機器から、前記特定されたデータ転送機能に従っ
て与えられるデータを受信し、一時蓄積するための手段
と、 前記一時蓄積されたデータを転送先機器に、前記特定さ
れたデータ転送機能に従って送信する手段とを含む、遠
隔制御装置。 - 【請求項20】 所定の情報処理機能を実現する機能部
と、 前記機能部を制御する制御手段と、 前記制御手段とネットワークとをインタフェースする手
段と、 前記ネットワークを介して行なわれるべきデータ転送の
転送元情報と転送先情報とを受け、前記データ転送の転
送機能を一意に決定して、転送元機器の制御手段および
転送先機器の制御手段に、それぞれが実行すべき処理を
特定する情報を指示するための処理指示手段とを含む、
情報機器。 - 【請求項21】 前記処理指示手段は、 転送元情報と転送先情報との複数種類の組合せに応じ
て、各組合せに対応するデータ転送機能を予め機械可読
な形式で記憶する手段と、 与えられた前記転送元情報と前記転送先情報との組合せ
に応じたデータ転送機能を前記記憶手段から抽出する手
段と、 前記抽出する手段により抽出された転送機能が複数個で
あるときには、当該複数個の転送機能をユーザに提示し
て1つを選択させるための手段と、 抽出された唯一の転送機能または抽出された複数個の転
送の機能のうちから選択された転送機能に従って、転送
元機器の制御手段および転送先機器の制御手段に、それ
ぞれが実行すべき処理を特定する情報を指示するための
手段とを含む、請求項20に記載の情報機器。
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