JP3395936B2 - Uv安定ポリカーボネートの製造方法 - Google Patents
Uv安定ポリカーボネートの製造方法Info
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G64/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbonic ester link in the main chain of the macromolecule
- C08G64/42—Chemical after-treatment
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- C08G64/04—Aromatic polycarbonates
- C08G64/06—Aromatic polycarbonates not containing aliphatic unsaturation
- C08G64/08—Aromatic polycarbonates not containing aliphatic unsaturation containing atoms other than carbon, hydrogen or oxygen
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Description
【0001】本発明は、1,500〜250,000の
範囲のそして好ましくは5,000〜150,000の
範囲のMw値(光散乱によって測定した重量平均分子
量)を有する熱可塑性芳香族ポリカーボネートを、熱可
塑性ポリカーボネートの100重量%を基にして0.0
1重量%〜35重量%の量の、好ましくは0.1重量%
〜25重量%の量のそして更に好ましくは0.2重量%
〜15重量%の量の式(I):
範囲のそして好ましくは5,000〜150,000の
範囲のMw値(光散乱によって測定した重量平均分子
量)を有する熱可塑性芳香族ポリカーボネートを、熱可
塑性ポリカーボネートの100重量%を基にして0.0
1重量%〜35重量%の量の、好ましくは0.1重量%
〜25重量%の量のそして更に好ましくは0.2重量%
〜15重量%の量の式(I):
【0002】
【化2】
【0003】[式中、R1は、H、C1-18アルキル、C
5-6シクロアルキル、C6-12アリールを表しR2は、H、
Cl又はC1-12アルキルを表し、Xは、単結合、C1-12
アルキレン、C5-6シクロアルキレン又はフェニレンで
あり、そしてYは、OH、O−アルカリ、−O−アンモ
ニウム又はO−(1/2アルカリ土類金属)である]に
対応する化合物、1モルの化合物(I)あたり0.5〜
1.5モルの炭酸ジアリール並びに必要に応じて更なる
量のジフェノール及び更なる量の炭酸ジアリールと、2
00〜420℃の温度で、好ましくは200〜350℃
の温度でそして更に好ましくは250〜330℃の温度
で、そして0.01mbar〜1,000mbarの圧
力下でそして好ましくは0.1mbar〜100mba
rの圧力下で、数分〜数時間の反応時間にわたってそし
て好ましくは1〜60分の反応時間にわたって反応させ
ることを特徴とする、UV安定ポリカーボネートの製造
方法に関する。
5-6シクロアルキル、C6-12アリールを表しR2は、H、
Cl又はC1-12アルキルを表し、Xは、単結合、C1-12
アルキレン、C5-6シクロアルキレン又はフェニレンで
あり、そしてYは、OH、O−アルカリ、−O−アンモ
ニウム又はO−(1/2アルカリ土類金属)である]に
対応する化合物、1モルの化合物(I)あたり0.5〜
1.5モルの炭酸ジアリール並びに必要に応じて更なる
量のジフェノール及び更なる量の炭酸ジアリールと、2
00〜420℃の温度で、好ましくは200〜350℃
の温度でそして更に好ましくは250〜330℃の温度
で、そして0.01mbar〜1,000mbarの圧
力下でそして好ましくは0.1mbar〜100mba
rの圧力下で、数分〜数時間の反応時間にわたってそし
て好ましくは1〜60分の反応時間にわたって反応させ
ることを特徴とする、UV安定ポリカーボネートの製造
方法に関する。
【0004】この反応は好ましくは触媒の非存在下で実
施するが、それはまた、アルカリ触媒例えばアルカリ金
属又はアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、炭酸水素
塩、酢酸塩又はステアリン酸塩によって加速しても良
い。その他の適切な触媒は、窒素含有塩基性化合物例え
ばテトラメチルアンモニウムヒドロキシド、又はホウ酸
及びホウ酸エステル例えばホウ酸トリエチル及びホウ酸
トリフェニルである。
施するが、それはまた、アルカリ触媒例えばアルカリ金
属又はアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、炭酸水素
塩、酢酸塩又はステアリン酸塩によって加速しても良
い。その他の適切な触媒は、窒素含有塩基性化合物例え
ばテトラメチルアンモニウムヒドロキシド、又はホウ酸
及びホウ酸エステル例えばホウ酸トリエチル及びホウ酸
トリフェニルである。
【0005】触媒の量は触媒のタイプ及び有効性によっ
て支配され、そして使用されるポリカーボネートを基に
して1x10-2〜1x10-9重量%である。
て支配され、そして使用されるポリカーボネートを基に
して1x10-2〜1x10-9重量%である。
【0006】本発明に従って得られるポリカーボネート
は、真空押出の条件下で、即ち減圧下でそして高められ
た温度で、ポリカーボネートの成形された物品、更に特
別には二重壁パネルへの加工の間においてさえそのまま
で留まる高いレベルのUV保護を有する。
は、真空押出の条件下で、即ち減圧下でそして高められ
た温度で、ポリカーボネートの成形された物品、更に特
別には二重壁パネルへの加工の間においてさえそのまま
で留まる高いレベルのUV保護を有する。
【0007】従って、式(I)に対応するUV吸収剤
は、ポリカーボネートに化学的に固定される。
は、ポリカーボネートに化学的に固定される。
【0008】従って、本発明はまた、本発明による方法
によって得られるUV安定ポリカーボネートに関する。
によって得られるUV安定ポリカーボネートに関する。
【0009】式(I)に対応するUV吸収剤を、UV吸
収剤反応におけるオルト位置にOH基を含まないアルキ
ド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂及びポリウレ
タン樹脂に添加するか又はそれらの中に組み入れること
ができることはUS−PS3,214,436から知ら
れている。
収剤反応におけるオルト位置にOH基を含まないアルキ
ド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂及びポリウレ
タン樹脂に添加するか又はそれらの中に組み入れること
ができることはUS−PS3,214,436から知ら
れている。
【0010】式(I)に対応するUV吸収剤をポリカー
ボネートに一般的な方法によって、例えばこのポリマー
の溶融液に添加することができることは、EP−B 0
057 160から知られている(このEP−Bの1
0頁17行及び50/54行を参照せよ)。
ボネートに一般的な方法によって、例えばこのポリマー
の溶融液に添加することができることは、EP−B 0
057 160から知られている(このEP−Bの1
0頁17行及び50/54行を参照せよ)。
【0011】式(I)に対応するUV吸収剤のポリカー
ボネートへのこの単なる添加(EP−B 0 057
160の10頁参照)がUV吸収剤のポリカーボネート
への化学的結び付きを導くかどうかは、EP−B 0
057 160からは明らかではない。
ボネートへのこの単なる添加(EP−B 0 057
160の10頁参照)がUV吸収剤のポリカーボネート
への化学的結び付きを導くかどうかは、EP−B 0
057 160からは明らかではない。
【0012】他方、式(I)に対応するUV吸収剤はま
た、EP−B 0 057 160に従って(9頁12
行参照)ポリマー、例えばラッカーバインダー中に、例
えばアルキド樹脂の合成において(このEP−Bの実施
例(IV)、27頁以降)組み入れることもできる。
た、EP−B 0 057 160に従って(9頁12
行参照)ポリマー、例えばラッカーバインダー中に、例
えばアルキド樹脂の合成において(このEP−Bの実施
例(IV)、27頁以降)組み入れることもできる。
【0013】式(II):
【0014】
【化3】
【0015】に対応する連鎖停止剤をOH基を経由して
組み入れて、溶液重合によって耐候性ポリカーボネート
を製造することができることは、DE−OS 3 90
3 487から知られている。不幸にも、このようなポ
リカーボネートは、UV保護に関して決定的に責任があ
るOH基は、もはや遊離の形では存在せず、その代わり
にカーボネートとして結合されているという欠点を有す
る。保護効果がこのようにして部分的に失われることが
経験から示された。DE−OS 3 903 487中
で述べられた暴露時間(100h)は、実用的な挙動に
関してそれから誘導される利点を予期することができる
には短すぎる。
組み入れて、溶液重合によって耐候性ポリカーボネート
を製造することができることは、DE−OS 3 90
3 487から知られている。不幸にも、このようなポ
リカーボネートは、UV保護に関して決定的に責任があ
るOH基は、もはや遊離の形では存在せず、その代わり
にカーボネートとして結合されているという欠点を有す
る。保護効果がこのようにして部分的に失われることが
経験から示された。DE−OS 3 903 487中
で述べられた暴露時間(100h)は、実用的な挙動に
関してそれから誘導される利点を予期することができる
には短すぎる。
【0016】ポリマー例えばポリエステルの製造の間に
式(III):
式(III):
【0017】
【化4】
【0018】に対応する化合物を組み入れることができ
ることは、09.01.1992のJA−04−052
91から知られている。(III)のOH基は明らかにこ
のプロセスにおいては反応しない。
ることは、09.01.1992のJA−04−052
91から知られている。(III)のOH基は明らかにこ
のプロセスにおいては反応しない。
【0019】より悪いポリエステルに導く式(I)に対
応するUV吸収剤は、JA−04−05291の比較例
4、5及び6中で使用されている。
応するUV吸収剤は、JA−04−05291の比較例
4、5及び6中で使用されている。
【0020】DE−OS 3 320 260(Le
A 22 153)は、エステル交換によってポリカー
ボネートの劣化を導く、触媒を使用する高分子量ポリカ
ーボネートとカルボン酸との反応を述べている。
A 22 153)は、エステル交換によってポリカー
ボネートの劣化を導く、触媒を使用する高分子量ポリカ
ーボネートとカルボン酸との反応を述べている。
【0021】2よりも多いOH基を含む多価フェノール
と芳香族ポリカーボネートとの反応は、US−PS
5,021,521から知られている。エステル交換に
よって分岐されたポリカーボネートが製造される。
と芳香族ポリカーボネートとの反応は、US−PS
5,021,521から知られている。エステル交換に
よって分岐されたポリカーボネートが製造される。
【0022】最後の二つで述べた場合には、ポリカーボ
ネートの反応物のすべての官能基はエステル交換を通し
て反応する。
ネートの反応物のすべての官能基はエステル交換を通し
て反応する。
【0023】本発明による出発生成物として使用される
熱可塑性芳香族ポリカーボネートは、ホモポリカーボネ
ート及びコポリカーボネートの両方である。これらのポ
リカーボネートは、線状でも又は既知のやり方で分岐さ
れていても良い。
熱可塑性芳香族ポリカーボネートは、ホモポリカーボネ
ート及びコポリカーボネートの両方である。これらのポ
リカーボネートは、線状でも又は既知のやり方で分岐さ
れていても良い。
【0024】本発明に従って安定化される出発ポリカー
ボネートは、ジフェノール、炭酸誘導体、必要に応じて
連鎖停止剤及び必要に応じて分岐剤から既知のやり方で
製造される。
ボネートは、ジフェノール、炭酸誘導体、必要に応じて
連鎖停止剤及び必要に応じて分岐剤から既知のやり方で
製造される。
【0025】ポリカーボネートの製造の詳細は、約40
年の間多数の特許明細書中に記録されてきた。例えば、
Schnell、“ポリカーボネートの化学及び物
理”、Polymer Reviews、9巻、Int
erscience Publishers,New
York/London/Sydney 1964;
D.Freitag,U.Grigo,P.R.Mue
ller,H.Nonvertue,BAYER A
G、ポリマー科学及び工学の百科事典中の“ポリカーボ
ネート”、11巻、第二版、1988、648〜718
頁そして、最後に、Dres.U.Grigo,K.K
irchner及びP.R.Mueller、Beck
er/Braun、プラスチックハンドブック中の“ポ
リカーボネート”、3/1巻、ポリカーボネート、ポリ
アセタール、ポリエステル、セルロースエステル、Ca
rl Hanser Verlag Muenchen
/Wien,1992、117〜299頁を参照せよ。
年の間多数の特許明細書中に記録されてきた。例えば、
Schnell、“ポリカーボネートの化学及び物
理”、Polymer Reviews、9巻、Int
erscience Publishers,New
York/London/Sydney 1964;
D.Freitag,U.Grigo,P.R.Mue
ller,H.Nonvertue,BAYER A
G、ポリマー科学及び工学の百科事典中の“ポリカーボ
ネート”、11巻、第二版、1988、648〜718
頁そして、最後に、Dres.U.Grigo,K.K
irchner及びP.R.Mueller、Beck
er/Braun、プラスチックハンドブック中の“ポ
リカーボネート”、3/1巻、ポリカーボネート、ポリ
アセタール、ポリエステル、セルロースエステル、Ca
rl Hanser Verlag Muenchen
/Wien,1992、117〜299頁を参照せよ。
【0026】本発明に従って安定化されるポリカーボネ
ートの製造のために適切なジフェノールは、例えば、ヒ
ドロキノン、レソルシノール、ジヒドロキシジフェニ
ル、ビス−(ヒドロキシフェニル)−アルカン、ビス−
(ヒドロキシフェニル)−シクロアルカン、ビス−(ヒ
ドロキシフェニル)−スルフィド、ビス−(ヒドロキシ
フェニル)−エーテル、ビス−(ヒドロキシフェニル)
−ケトン、ビス−(ヒドロキシフェニル)−スルホン、
ビス−(ヒドロキシフェニル)−スルホキシド、α,
α’−ビス−(ヒドロキシフェニル)−ジイソプロピル
ベンゼン、並びにこれらの核アルキル化及び核ハロゲン
化化合物である。
ートの製造のために適切なジフェノールは、例えば、ヒ
ドロキノン、レソルシノール、ジヒドロキシジフェニ
ル、ビス−(ヒドロキシフェニル)−アルカン、ビス−
(ヒドロキシフェニル)−シクロアルカン、ビス−(ヒ
ドロキシフェニル)−スルフィド、ビス−(ヒドロキシ
フェニル)−エーテル、ビス−(ヒドロキシフェニル)
−ケトン、ビス−(ヒドロキシフェニル)−スルホン、
ビス−(ヒドロキシフェニル)−スルホキシド、α,
α’−ビス−(ヒドロキシフェニル)−ジイソプロピル
ベンゼン、並びにこれらの核アルキル化及び核ハロゲン
化化合物である。
【0027】好ましいジフェノールは、4,4’−ジヒ
ドロキシジフェニル、2,2−ビス−(4−ヒドロキシ
フェニル)−プロパン、2,4−ビス−(4−ヒドロキ
シフェニル)−2−メチルブタン、1,1−ビス−(4
−ヒドロキシフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼ
ン、2,2−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)−プロパン、2,2−ビス−(3−クロロ−4−
ヒドロキシフェニル)−プロパン、ビス−(3,5−ジ
メチル−4−ヒドロキシフェニル)−メタン、2,2−
ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)
−プロパン、ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキ
シフェニル)−スルホン、2,4−ビス−(3,5−ジ
メチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルブタ
ン、1,1−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキ
シフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、2,2−
ビス−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)
−プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジブロモ−4−
ヒドロキシフェニル)−プロパン及び1,1−ビス−
(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチル
シクロヘキサンである。
ドロキシジフェニル、2,2−ビス−(4−ヒドロキシ
フェニル)−プロパン、2,4−ビス−(4−ヒドロキ
シフェニル)−2−メチルブタン、1,1−ビス−(4
−ヒドロキシフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼ
ン、2,2−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)−プロパン、2,2−ビス−(3−クロロ−4−
ヒドロキシフェニル)−プロパン、ビス−(3,5−ジ
メチル−4−ヒドロキシフェニル)−メタン、2,2−
ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)
−プロパン、ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキ
シフェニル)−スルホン、2,4−ビス−(3,5−ジ
メチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルブタ
ン、1,1−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキ
シフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、2,2−
ビス−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)
−プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジブロモ−4−
ヒドロキシフェニル)−プロパン及び1,1−ビス−
(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチル
シクロヘキサンである。
【0028】特に好ましいジフェノールは、2,2−ビ
ス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、2,2−
ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)
−プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジクロロ−4−
ヒドロキシフェニル)−プロパン、2,2−ビス−
(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)−プロ
パン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−シ
クロヘキサン及び1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンであ
る。
ス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、2,2−
ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)
−プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジクロロ−4−
ヒドロキシフェニル)−プロパン、2,2−ビス−
(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)−プロ
パン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−シ
クロヘキサン及び1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンであ
る。
【0029】これらの及びその他の適切なジフェノール
は、例えば、US−PSS 3,028,635、2,
999,835、3,148,172、2,991,2
73、3,271,367、4,982,014及び
2,999,846中に、DE−OSS 1 570
703、2 063 050、2 036 052、2
211 956及び3 832 396中に、FR−P
S 1 561 518中に、“ポリカーボネートの化
学及び物理”という表題のH.Schnellによる書
籍、Interscience Publisher
s,New York,1964中に、そして公開され
た日本特許出願62039/1986、62040/1
986及び105550/1986中に述べられてい
る。
は、例えば、US−PSS 3,028,635、2,
999,835、3,148,172、2,991,2
73、3,271,367、4,982,014及び
2,999,846中に、DE−OSS 1 570
703、2 063 050、2 036 052、2
211 956及び3 832 396中に、FR−P
S 1 561 518中に、“ポリカーボネートの化
学及び物理”という表題のH.Schnellによる書
籍、Interscience Publisher
s,New York,1964中に、そして公開され
た日本特許出願62039/1986、62040/1
986及び105550/1986中に述べられてい
る。
【0030】ホモポリカーボネートの場合には、ただ一
つのジフェノールを使用する。コポリカーボネートの場
合には、幾つかのジフェノールを使用する。
つのジフェノールを使用する。コポリカーボネートの場
合には、幾つかのジフェノールを使用する。
【0031】適切な炭酸誘導体は、例えば、ホスゲン又
は炭酸ジフェニルである。
は炭酸ジフェニルである。
【0032】適切な連鎖停止剤は、モノフェノール及び
モノカルボン酸の両方である。適切なモノフェノール
は、フェノールそれ自体、アルキルフェノール、例えば
クレゾール、p−tert.−ブチルフェノール、p−
n−オクチルフェノール、p−イソ−オクチルフェノー
ル、p−n−ノニルフェノール及びp−イソ−ノニルフ
ェノール、並びにハロフェノール、例えばp−クロロフ
ェノール、2,4−ジクロロフェノール、p−ブロモフ
ェノール及び2,4,6−トリブロモフェノールであ
る。
モノカルボン酸の両方である。適切なモノフェノール
は、フェノールそれ自体、アルキルフェノール、例えば
クレゾール、p−tert.−ブチルフェノール、p−
n−オクチルフェノール、p−イソ−オクチルフェノー
ル、p−n−ノニルフェノール及びp−イソ−ノニルフ
ェノール、並びにハロフェノール、例えばp−クロロフ
ェノール、2,4−ジクロロフェノール、p−ブロモフ
ェノール及び2,4,6−トリブロモフェノールであ
る。
【0033】適切なモノカルボン酸は、安息香酸、アル
キル安息香酸及びハロ安息香酸である。
キル安息香酸及びハロ安息香酸である。
【0034】好ましい連鎖停止剤は、式(IV):
【0035】
【化5】
【0036】[式中、Rは、分岐した又は分岐していな
いC8及び/又はC9アルキル基である]に対応するフェ
ノールである。
いC8及び/又はC9アルキル基である]に対応するフェ
ノールである。
【0037】使用される連鎖停止剤の量は、使用される
ジフェノールのモル数を基にして0.1モル%〜5モル
%である。連鎖停止剤は、ホスゲン化の前に、間に、又
は後で添加することができる。
ジフェノールのモル数を基にして0.1モル%〜5モル
%である。連鎖停止剤は、ホスゲン化の前に、間に、又
は後で添加することができる。
【0038】適切な分岐剤は、ポリカーボネート化学に
おいて知られた三官能又は三官能より多い化合物、更に
特別には3又は3より多いフェノール性OH基を含む化
合物である。
おいて知られた三官能又は三官能より多い化合物、更に
特別には3又は3より多いフェノール性OH基を含む化
合物である。
【0039】適切な分岐剤は、例えば、フロログルシノ
ール、4,6−ジメチル−2,4,6−トリ−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−ヘプト−2−エン、4,6−ジメ
チル−2,4,6−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)
−ヘプタン、1,3,5−トリ−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−ベンゼン、1,1,1−トリ−(4−ヒドロキ
シフェニル)−エタン、トリ−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−フェニルメタン、2,2−ビス−[4,4−ビス
−(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキシル]−プ
ロパン、2,4−ビス−(4−ヒドロキシフェニルイソ
プロピル)−フェノール、2,6−ビス−(2−ヒドロ
キシ−5’−メチルベンジル)−4−メチルフェノー
ル、2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(2,4−
ジヒドロキシフェニル)−プロパン、ヘキサ−(4−
(4−ヒドロキシフェニルイソプロピル)−フェニル)
−オルトテレフタル酸エステル、テトラ−(4−ヒドロ
キシフェニル)−メタン、テトラ−(4−(4−ヒドロ
キシフェニルイソプロピル)−フェノキシ)−メタン及
び1,4−ビス−(4’,4”−ジヒドロキシトリフェ
ニル)−メチル)−ベンゼン及び2,4−ジヒドロキシ
安息香酸、トリメシン酸、塩化シアヌル及び3,3−ビ
ス−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−オ
キソ−2,3−ジヒドロインドールである。
ール、4,6−ジメチル−2,4,6−トリ−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−ヘプト−2−エン、4,6−ジメ
チル−2,4,6−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)
−ヘプタン、1,3,5−トリ−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−ベンゼン、1,1,1−トリ−(4−ヒドロキ
シフェニル)−エタン、トリ−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−フェニルメタン、2,2−ビス−[4,4−ビス
−(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキシル]−プ
ロパン、2,4−ビス−(4−ヒドロキシフェニルイソ
プロピル)−フェノール、2,6−ビス−(2−ヒドロ
キシ−5’−メチルベンジル)−4−メチルフェノー
ル、2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(2,4−
ジヒドロキシフェニル)−プロパン、ヘキサ−(4−
(4−ヒドロキシフェニルイソプロピル)−フェニル)
−オルトテレフタル酸エステル、テトラ−(4−ヒドロ
キシフェニル)−メタン、テトラ−(4−(4−ヒドロ
キシフェニルイソプロピル)−フェノキシ)−メタン及
び1,4−ビス−(4’,4”−ジヒドロキシトリフェ
ニル)−メチル)−ベンゼン及び2,4−ジヒドロキシ
安息香酸、トリメシン酸、塩化シアヌル及び3,3−ビ
ス−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−オ
キソ−2,3−ジヒドロインドールである。
【0040】必要に応じた分岐剤を使用する量は、再び
使用するジフェノールのモル数を基にして0.05モル
%〜2モル%である。
使用するジフェノールのモル数を基にして0.05モル
%〜2モル%である。
【0041】分岐剤は、水性アルカリ性相中のジフェノ
ール及び連鎖停止剤と共に最初に導入しても良く、又は
ホスゲン化反応前に有機溶媒中の溶液の形で添加しても
良い。エステル交換法の場合には、分岐剤はジフェノー
ルと一緒に使用する。
ール及び連鎖停止剤と共に最初に導入しても良く、又は
ホスゲン化反応前に有機溶媒中の溶液の形で添加しても
良い。エステル交換法の場合には、分岐剤はジフェノー
ルと一緒に使用する。
【0042】出発ポリカーボネートの製造のためのすべ
てのこれらの手段は、専門家には良く知られている。
てのこれらの手段は、専門家には良く知られている。
【0043】式(I)に対応する化合物は文献から知ら
れているか、又は例えば以下の反応機構に従って文献か
ら知られている方法によって得ることができる:
れているか、又は例えば以下の反応機構に従って文献か
ら知られている方法によって得ることができる:
【0044】
【化6】
【0045】例えばEP−B 0 057 160、7
頁を参照せよ。
頁を参照せよ。
【0046】以下のものは、式(I)に対応する好まし
い化合物である:
い化合物である:
【0047】
【化7】
【0048】適切な炭酸ジアリールは、例えば、炭酸ジ
フェニル及び炭酸ジクレシルである。
フェニル及び炭酸ジクレシルである。
【0049】必要に応じて加えて使用されるジフェノー
ルは、ポリカーボネートの製造のために上で述べたもの
に相当する。
ルは、ポリカーボネートの製造のために上で述べたもの
に相当する。
【0050】本発明による方法によって得られるポリカ
ーボネートは、溶融液を押出しそして押出物を粒状化す
ることによって既知のやり方で単離される。
ーボネートは、溶融液を押出しそして押出物を粒状化す
ることによって既知のやり方で単離される。
【0051】本発明による方法によって得られるポリカ
ーボネートは、1,500〜150,000の範囲のそ
して好ましくは5,000〜100,000の範囲の平
均分子量Mw(重量平均、光散乱によって測定して)を
有する。
ーボネートは、1,500〜150,000の範囲のそ
して好ましくは5,000〜100,000の範囲の平
均分子量Mw(重量平均、光散乱によって測定して)を
有する。
【0052】ポリカーボネートのために典型的に使用さ
れる添加剤は、本発明による方法によって得られるポリ
カーボネートにも添加することができる。本発明による
方法によって得られるポリカーボネートは、種々の成形
物品、例えばフィルム、シート、繊維及びその他の射出
成形及び押出成形物品に成形するために既知のやり方で
成形することができる。
れる添加剤は、本発明による方法によって得られるポリ
カーボネートにも添加することができる。本発明による
方法によって得られるポリカーボネートは、種々の成形
物品、例えばフィルム、シート、繊維及びその他の射出
成形及び押出成形物品に成形するために既知のやり方で
成形することができる。
【0053】本発明に従って得られるUV安定ポリカー
ボネートはまた、支持コア層が、例えば、ABS、線状
の又は分岐したポリスチレン、好ましくは線状の又は分
岐したポリカーボネートから成り、そして構造(I)を
含む本発明によるポリカーボネートがコア層の片側又は
両側に付与される(多重)同時押出法によって多層プラ
スチックパネルの製造のために使用することもできる。
本発明に従って得られる好ましいポリカーボネートは、
この特別な応用のためには1重量%〜15重量%そして
好ましくは5〜10重量%の結合された構造(I)を含
む。
ボネートはまた、支持コア層が、例えば、ABS、線状
の又は分岐したポリスチレン、好ましくは線状の又は分
岐したポリカーボネートから成り、そして構造(I)を
含む本発明によるポリカーボネートがコア層の片側又は
両側に付与される(多重)同時押出法によって多層プラ
スチックパネルの製造のために使用することもできる。
本発明に従って得られる好ましいポリカーボネートは、
この特別な応用のためには1重量%〜15重量%そして
好ましくは5〜10重量%の結合された構造(I)を含
む。
【0054】UV吸収層の層厚さは5μm〜50μmで
なければならない。実質的にUV吸収剤を含まないもう
一つの外側層は、30μmまでの層厚さでコア層から離
れた側に付与することができる。
なければならない。実質的にUV吸収剤を含まないもう
一つの外側層は、30μmまでの層厚さでコア層から離
れた側に付与することができる。
【0055】それらの高いガラス温度及び溶融粘度のお
陰で、本発明に従って得られるUV安定ポリカーボネー
トは、最後に述べた応用(同時押出)において、そのガ
ラス温度及び溶融粘度がUV吸収剤の含量が増加するに
つれて明らかに減少する切り離して添加されたUV吸収
剤を含むポリカーボネートに勝る特別な加工関連の利点
を示す。これに関して、特別な意義はまた、これまでの
ところ切り離してだけ添加されてきた光安定剤の揮発性
及び移動安定性に帰する。蒸発する又は浸み出るUV吸
収剤は、被覆を形成する可能性があり又は複雑な押出ノ
ズルを閉塞させる可能性があり、これらに加えて高度に
濃縮された外側層は、溶融液中の固定されていないUV
吸収剤の移動によってUV吸収剤を失い、それによって
その保護機能の一部を失う可能性がある。これらのすべ
ての欠点は、本発明に従って内部的に保護されたポリカ
ーボネートを使用することによって回避することができ
る。
陰で、本発明に従って得られるUV安定ポリカーボネー
トは、最後に述べた応用(同時押出)において、そのガ
ラス温度及び溶融粘度がUV吸収剤の含量が増加するに
つれて明らかに減少する切り離して添加されたUV吸収
剤を含むポリカーボネートに勝る特別な加工関連の利点
を示す。これに関して、特別な意義はまた、これまでの
ところ切り離してだけ添加されてきた光安定剤の揮発性
及び移動安定性に帰する。蒸発する又は浸み出るUV吸
収剤は、被覆を形成する可能性があり又は複雑な押出ノ
ズルを閉塞させる可能性があり、これらに加えて高度に
濃縮された外側層は、溶融液中の固定されていないUV
吸収剤の移動によってUV吸収剤を失い、それによって
その保護機能の一部を失う可能性がある。これらのすべ
ての欠点は、本発明に従って内部的に保護されたポリカ
ーボネートを使用することによって回避することができ
る。
【0056】従って、本発明はまた、シート、例えば充
実シート及び多壁シートの製造のための、そして多層プ
ラスチックパネルの製造のための本発明に従って得られ
るポリカーボネートの使用に関する。なおこの多層プラ
スチックパネルにおいては、1重量%〜15重量%の式
(I)の末端基を含む本発明に従って得られるポリカー
ボネートから成る外側層の層厚さは、5〜50μmそし
て好ましくは20〜40μmである。
実シート及び多壁シートの製造のための、そして多層プ
ラスチックパネルの製造のための本発明に従って得られ
るポリカーボネートの使用に関する。なおこの多層プラ
スチックパネルにおいては、1重量%〜15重量%の式
(I)の末端基を含む本発明に従って得られるポリカー
ボネートから成る外側層の層厚さは、5〜50μmそし
て好ましくは20〜40μmである。
【0057】
【実施例】A:UV吸収出発生成物
A1:2−(2−ヒドロキシ−3−tert.−ブチル
−5−(2−カルボキシエチル)−フェニルベンズトリ
アゾール Mp.195℃(EP 57 160、実施例1に従っ
て製造した) A2:2−(2−ヒドロキシ−3−シクロヘキシル−5
−(3−カルボキシプロピル)−フェニルベンズトリア
ゾール (a)132g(0.75モル)の2−シクロヘキシル
フェノールを、800mlの無水クロロベンゼン中に溶
かす。次に、200g(1.5モル)のAlCl3を5
〜10℃で添加し、次に、400mlのクロロベンゼン
中の73.5g(0.75モル)の無水マレイン酸の溶
液を0〜10℃で導入する。室温での12時間後に、反
応混合物を氷水の上に注ぎそして濃HClによって酸性
にする。187〜190℃で溶融する85gの黄色の粉
末が得られる。
−5−(2−カルボキシエチル)−フェニルベンズトリ
アゾール Mp.195℃(EP 57 160、実施例1に従っ
て製造した) A2:2−(2−ヒドロキシ−3−シクロヘキシル−5
−(3−カルボキシプロピル)−フェニルベンズトリア
ゾール (a)132g(0.75モル)の2−シクロヘキシル
フェノールを、800mlの無水クロロベンゼン中に溶
かす。次に、200g(1.5モル)のAlCl3を5
〜10℃で添加し、次に、400mlのクロロベンゼン
中の73.5g(0.75モル)の無水マレイン酸の溶
液を0〜10℃で導入する。室温での12時間後に、反
応混合物を氷水の上に注ぎそして濃HClによって酸性
にする。187〜190℃で溶融する85gの黄色の粉
末が得られる。
【0058】(b)34.5g(0.25モル)のo−
ニトロアニリンを、300mlの水及び69mlの濃H
Cl中に撹拌して入れる。次に、155mlの水の中の
17.3g(0.25モル)の亜硝酸ナトリウムの溶液
を5℃で滴加する。次に、この溶液を、1リットルの水
の中の68.5g(0.25モル)の段階A3(a)か
らの化合物及び79.5g(0.75モル)の炭酸ナト
リウムの溶液に5℃で滴加する。155℃で溶融する1
17gの茶色の固体が得られる。
ニトロアニリンを、300mlの水及び69mlの濃H
Cl中に撹拌して入れる。次に、155mlの水の中の
17.3g(0.25モル)の亜硝酸ナトリウムの溶液
を5℃で滴加する。次に、この溶液を、1リットルの水
の中の68.5g(0.25モル)の段階A3(a)か
らの化合物及び79.5g(0.75モル)の炭酸ナト
リウムの溶液に5℃で滴加する。155℃で溶融する1
17gの茶色の固体が得られる。
【0059】(c)200mlの2NのNaOHを4
2.5g(0.1モル)の段階A3(b)からの42.
5g(0.1モル)のアゾ染料に添加する。次に、50
gの亜鉛粉末を添加し、そして80mlの10NのNa
OHを、温度が45℃までに留まるように1時間の期間
にわたって流し込む。次に、この反応混合物を4時間の
間90℃に加熱しそして濾過し、そして濾液をHClに
よって酸性にする。シクロヘキサンからの再結晶は、1
65℃で溶融する無色の結晶の形の31gの2−(2−
ヒドロキシ−3−シクロヘキシル−5−(3−カルボキ
シプロピル)−フェニルベンズトリアゾールを与える。
2.5g(0.1モル)の段階A3(b)からの42.
5g(0.1モル)のアゾ染料に添加する。次に、50
gの亜鉛粉末を添加し、そして80mlの10NのNa
OHを、温度が45℃までに留まるように1時間の期間
にわたって流し込む。次に、この反応混合物を4時間の
間90℃に加熱しそして濾過し、そして濾液をHClに
よって酸性にする。シクロヘキサンからの再結晶は、1
65℃で溶融する無色の結晶の形の31gの2−(2−
ヒドロキシ−3−シクロヘキシル−5−(3−カルボキ
シプロピル)−フェニルベンズトリアゾールを与える。
【0060】B:本発明によるポリカーボネートの製造
33.9gの化合物A1、10.7gの炭酸ジフェニ
ル、及び301gの1.28の溶液粘度を有するビスフ
ェノールAを基にした線状ポリカーボネートを、均一化
しそして320℃に1時間の間真空中で(0.1nm)
加熱する。1.18の相対溶液粘度(100mlの塩化
メチレン中の0.5g)を有する黄色みがかったポリマ
ーが得られる。UV検出(350nm)及びUV検出
(254nm)を使用する時に、ゲルパーミエーション
クロマトグラフィーは化合物A1がポリマー中に均一に
組み込まれていることを示す。
ル、及び301gの1.28の溶液粘度を有するビスフ
ェノールAを基にした線状ポリカーボネートを、均一化
しそして320℃に1時間の間真空中で(0.1nm)
加熱する。1.18の相対溶液粘度(100mlの塩化
メチレン中の0.5g)を有する黄色みがかったポリマ
ーが得られる。UV検出(350nm)及びUV検出
(254nm)を使用する時に、ゲルパーミエーション
クロマトグラフィーは化合物A1がポリマー中に均一に
組み込まれていることを示す。
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平6−107779(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C08G 64/00 - 64/42
WPI/L(QUESTEL)
Claims (5)
- 【請求項1】 1,500〜250,000の範囲のM
w値(光散乱によって測定した重量平均分子量)を有す
る熱可塑性芳香族ポリカーボネートを、熱可塑性ポリカ
ーボネートの100重量%を基にして0.01重量%〜
35重量%の量の式(I): 【化1】 [式中、 R1は、H、C1-18アルキル、C5-6シクロアルキル、C
6-12アリールを表し R2は、H、Cl又はC1-12アルキルを表し、 Xは、単結合、C1-12アルキレン、C5-6シクロアルキ
レン又はフェニレンであり、そして Yは、OH、O−アルカリ、−O−アンモニウム又はO
−(1/2アルカリ土類金属)である]に対応する化合
物、1モルの化合物(I)あたり0.5〜1.5モルの
炭酸ジアリールと、200〜420℃の温度で、0.0
1mbar〜1,000mbarの圧力下で反応させる
ことを特徴とする、UV安定ポリカーボネートの製造方
法。 - 【請求項2】 反応時間が1〜60分の範囲である請求
項1記載の方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の方法によって得られるU
V安定ポリカーボネート。 - 【請求項4】 シートの製造のために請求項3記載のポ
リカーボネートを使用する方法。 - 【請求項5】 多層プラスチックパネルの製造のために
請求項3記載のポリカーボネートを使用する方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19944429697 DE4429697A1 (de) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | Verfahren zur Herstellung von UV-stabilen Polycarbonaten |
DE4429697.5 | 1994-08-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0867750A JPH0867750A (ja) | 1996-03-12 |
JP3395936B2 true JP3395936B2 (ja) | 2003-04-14 |
Family
ID=6526248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23067395A Expired - Fee Related JP3395936B2 (ja) | 1994-08-22 | 1995-08-17 | Uv安定ポリカーボネートの製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5712362A (ja) |
EP (1) | EP0703263A1 (ja) |
JP (1) | JP3395936B2 (ja) |
DE (1) | DE4429697A1 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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US6500890B2 (en) | 2000-12-15 | 2002-12-31 | Wellman, Inc. | Polyester bottle resins having reduced frictional properties and methods for making the same |
MXPA03005347A (es) | 2000-12-15 | 2003-10-06 | Wellman Inc | Metodos de inyeccion de post-polimerizacion en la produccion de polimero de condensacion. |
US6569991B2 (en) | 2000-12-15 | 2003-05-27 | Wellman, Inc. | Methods of post-polymerization extruder injection in polyethylene terephthalate production |
US6599596B2 (en) | 2000-12-15 | 2003-07-29 | Wellman, Inc. | Methods of post-polymerization injection in continuous polyethylene terephthalate production |
US6590069B2 (en) | 2000-12-15 | 2003-07-08 | Wellman, Inc. | Methods of post-polymerization extruder injection in condensation polymer production |
US7759449B2 (en) * | 2000-12-15 | 2010-07-20 | Wellman, Inc. | Methods for introducing additives into polyethylene terephthalate |
US20030039783A1 (en) | 2001-03-30 | 2003-02-27 | Stafford Steven Lee | Polyesters and polyester containers having a reduced coefficient of friction and improved clarity |
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US2991273A (en) | 1956-07-07 | 1961-07-04 | Bayer Ag | Process for manufacture of vacuum moulded parts of high molecular weight thermoplastic polycarbonates |
US3148172A (en) | 1956-07-19 | 1964-09-08 | Gen Electric | Polycarbonates of dihydroxyaryl ethers |
US2999846A (en) | 1956-11-30 | 1961-09-12 | Schnell Hermann | High molecular weight thermoplastic aromatic sulfoxy polycarbonates |
US2999835A (en) | 1959-01-02 | 1961-09-12 | Gen Electric | Resinous mixture comprising organo-polysiloxane and polymer of a carbonate of a dihydric phenol, and products containing same |
US3028635A (en) | 1959-04-17 | 1962-04-10 | Schlumberger Cie N | Advancing screw for gill box |
US3214436A (en) | 1960-12-19 | 1965-10-26 | American Cyanamid Co | Benzotriazole compounds |
GB1122003A (en) | 1964-10-07 | 1968-07-31 | Gen Electric | Improvements in aromatic polycarbonates |
NL152889B (nl) | 1967-03-10 | 1977-04-15 | Gen Electric | Werkwijze ter bereiding van een lineair polycarbonaatcopolymeer, alsmede orienteerbare textielvezel van dit copolymeer. |
DE2036052A1 (en) | 1970-07-21 | 1972-01-27 | Milchwirtschafthche Forschungs und Untersuchungs Gesellschaft mbH, 2100 Hamburg | Working up of additives in fat and protein - contng foodstuffs |
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1994
- 1994-08-22 DE DE19944429697 patent/DE4429697A1/de not_active Withdrawn
-
1995
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