JP3389330B2 - モータ起動装置 - Google Patents
モータ起動装置Info
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Description
れた電機子コイルを備えたセンサレスブラシレスモータ
を起動するモータ起動装置に関する。
タとこのモータ出力を駆動輪の軸(以下、駆動輪軸とい
う)に伝達する伝達機構を備え、乗り手の負荷を軽減す
るような電動自転車が提案されている。
は、モータ軸の回転速度と駆動輪軸の回転速度が一致し
ない場合に、モータ軸と駆動輪軸との結合を一時的に解
除する一方向クラッチ機構(例えば、ラチェット)が設
けられている。また、メンテナンス性が良好なのと、乗
り心地が良好なために、モータとしては、センサレスブ
ラシレスモータを用いることが考えられる。
タをオフしたり、モータの速度を指定するためのアクセ
ル装置が組み込まれており、ユーザは、モータのオンオ
フ状態、および、速度を適宜に操作することができる。
置をオフ位置からいずれかの速度指定位置に操作する
と、モータの駆動装置は、所定の起動処理を行う。この
起動処理としては、例えば、特開平1−30819号公
報(センサレス・ブラシレスモータの起動方法)に開示
されているもののように、モータの電機子コイルを初期
設定状態に所定時間励磁し、その後に、モータの回転磁
界の回転速度が所定値になるまで、所定の起動時励磁切
換動作を行う方法がある。
定値になると、それ以降は、電機子コイルの中性点の電
圧変化に基づいて、回転磁界の回転位置を検出し、その
検出結果に基づいて電機子コイルを励磁切換する通常運
転動作に移行する。また、モータの速度の設定は、指定
された速度に対応した値に、電機子コイルに印加する駆
動電流の大きさを切り換えることで、実現している。
うな従来装置には、次のような不都合を生じていた。
の起動方法としては、負荷の大きさをあらかじめ想定
し、その想定した負荷で起動可能なように、起動時の励
磁切換周期(起動速度)を設定している。
および停止が適宜なタイミングで発生する。例えば、電
動自転車がカーブに差し掛かったとき、ユーザは、カー
ブに進入した前後のタイミングで速度を抑えるためにモ
ータをオフし、カーブから抜け出す前後のタイミングで
再度モータをオンするとき、モータがオフしている状態
では、一方向クラッチの作用により、モータ軸と駆動輪
軸の結合か解除され、したがって、モータを再度オンし
た時点では、モータ軸の負荷がほぼ「0」になる。
出発するために、ユーザがモータをオンするとき、この
モータのオン時点では、駆動輪軸が回転していないの
で、モータ軸の負荷は、ほぼ最大値となる。
負荷が異なるため、例えば、電動自転車が停止している
状態から起動するときの負荷を想定して起動時の起動速
度を設定すると、カーブを抜けるときにモータを再度オ
ンしたときのモータの回転の立ち上がり時間が長くな
り、操作性が悪くなるという事態を生じる。
のであり、センサレスブラシレスモータの起動時の時間
を短縮できるモータ起動装置を提供することを目的とし
ている。
Y結線された電機子コイルを備えたセンサレスブラシレ
スモータを起動するモータ起動装置において、電機子コ
イルの中性点電圧に基づいて回転磁界の回転位置を検出
する回転磁界位置検出手段と、上記回転磁界位置検出手
段の検出信号に基づいてモータの起動終了を判定する起
動終了判定手段と、起動時、上記電機子コイルを、起動
回数に対応した周期でかつ所定の起動時パターンで励磁
切換する駆動動作を実行し、その駆動動作で上記起動終
了判定手段が起動終了を判定すると、所定の通常時運転
動作に移行する一方、上記駆動動作で上記起動終了判定
手段が起動終了を判定しなかったときには、上記起動回
数を1つ増やした状態で、上記駆動動作を繰り返し行う
モータ駆動制御手段を備え、前記所定の起動時パターン
は、起動終了を判定しなかった時、起動回数が増えるに
従って回転数ゼロから所定の回転数に到達するまでの時
間を長くしたものである。
イルを備えたセンサレスブラシレスモータを起動するモ
ータ起動装置において、電機子コイルの中性点電圧に基
づいて回転磁界の回転位置を検出する回転磁界位置検出
手段と、上記回転磁界位置検出手段の検出信号に基づい
てモータの起動終了を判定する起動終了判定手段と、起
動時、上記電機子コイルを、起動回数に対応した周期で
かつ所定の起動時パターンで励磁切換する駆動動作を実
行し、その駆動動作で上記起動終了判定手段が起動終了
を判定すると、所定の通常時運転動作に移行する一方、
上記駆動動作で上記起動終了判定手段が起動終了を判定
しなかったときには、上記起動回数を1つ増やした状態
で、上記駆動動作を繰り返し行うとともに、上記起動時
の駆動動作では、上記電機子コイルの駆動電流を所定の
最大値に設定するモータ駆動制御手段を備え、前記所定
の起動時パターンは、起動終了を判定しなかった時、起
動回数が増えるに従って回転数ゼロから所定の回転数に
到達するまでの時間を長くしたものである。
動動作を行っているので、起動時のモータ負荷が小さい
場合には、モータの起動時間が大幅に短縮される。ま
た、高速な起動動作で起動失敗した場合には、より低速
な起動動作を行うとともに、再度起動失敗した場合に
は、起動成功するまで、速度を低下しながら起動動作を
繰り返し行うので、そのときの負荷に応じた起動動作を
必ず行うことができる。
電流を、設定可能な最大値に設定しているので、モータ
の出力を、起動速度に応じた最大の値に常に設定でき、
より迅速な起動動作が可能となる。
施例を詳細に説明する。
転車を示している。
2、前輪3、後輪4、ハンドル5、サドル6、ペダル
7、および、ペダル7の動力を後輪4に伝達するための
伝動機構8から構成されている。
ウジング10には、モータ11、および、モータ11の
動力を後輪7の駆動軸に伝達するための伝達機構(図示
略)が設けられている。この伝達機構には、モータ11
の軸の回転速度と後輪7の駆動軸の回転速度が一致しな
い場合に、モータ軸と後輪軸との結合を一時的に解除す
る一方向クラッチ機構(例えば、ラチェット)が設けら
れている。また、メンテナンス性が良好なのと、乗り心
地が良好なために、モータ11としては、センサレスブ
ラシレスモータが用いられている。また、後輪7の上部
に設けられた荷台12には、モータ11に電力を供給す
るためのバッテリが収容されるバッテリボックス13が
配設されている。
タ11のオンオフおよび速度を、ユーザが指定するため
のアクセル装置が付設されている。例えば、アクセル装
置では、モータ11のオフを指定する位置、低速を指定
する位置、中速を指定する位置、および、高速を指定す
る位置に操作可能であり、この操作位置に対応した位置
信号が、後述するモータ制御装置に出力される。また、
ハンドル5には、車体を停止するためのブレーキ15,
16が設けられている。
モータ制御装置の一例を示している。なお、この場合、
モータ11は、センサレスブラシレスモータである。
地Y結線された電機子コイル11u,11v,11w
と、回転磁界を形成するロータ11rを備えており、バ
ッテリ20の駆動電源は、スイッチング装置21を介し
て、電機子コイル11u,11v,11wに印加され
る。
プラス極とマイナス極の間にそれぞれ直列接続される2
つのスイッチング素子を3組並列接続して構成されてい
る。そして、直列接続されるスイッチング素子S1とス
イッチング素子S2の相互接続点は、電機子コイル11
uの他端に接続されており、直列接続されるスイッチン
グ素子S3とスイッチング素子S4の相互接続端は、電
機子コイル11vの他端に接続されており、直列接続さ
れるスイッチング素子S5とスイッチング素子S6の相
互接続端は、電機子コイル11wの他端部に接続されて
いる。ここで、スイッチング素子S1,S2,S3,S
4,S5,S6は、FETおよび保護用ダイオードから
構成されている。
互接続点、すなわち、中性点11nの電圧Vnは、比較
器22のプラス側入力端、比較器23のプラス側入力
端、および、比較器24のマイナス側入力端にそれぞれ
加えられている。
圧Eを1/2に分圧するものであり、その分圧点の電圧
(E/2)は、比較器22のマイナス側入力端に加えら
れている。分圧抵抗R3,R4,R5は、バッテリ20
の電圧Eを1/3および2/3に分圧するものであり、
その2/3の分圧点の電圧(2E/3)は、比較器23
のマイナス側入力端に加えられ、また、1/3の分圧点
の電圧(E/3)は、比較器24のプラス側入力端に加
えられている。
よりも大きくなっている場合には論理Hレベルの比較信
号SC1を出力するとともに、電圧Vnが電圧(E/
3)以下の場合には、論理Lレベルの比較信号SC1を
出力するものであり、その比較信号SC1は、ゲート回
路25に加えられている。
3)よりも大きくなっている場合には論理Hレベルの比
較信号SC2を出力するとともに、電圧Vnが電圧(2
E/3)以下の場合には、論理Lレベルの比較信号SC
2を出力するものであり、その比較信号SC2は、オア
回路26の一方の入力端に加えられている。
よりも小さくなっている場合には論理Hレベルの比較信
号SC3を出力するとともに、電圧Vnが電圧(E/
3)以上の場合には、論理Lレベルの比較信号SC3を
出力するものであり、その比較信号SC3は、オア回路
26の一方の入力端に加えられている。
C4として、ゲート回路25の制御信号入力端に加えら
れている。
が論理Lレベルになっている状態では、入力した比較信
号SC1をそのまま通過させて信号SC5として出力す
る一方、ゲート制御信号SC4が論理Hレベルに立ち上
がると、信号SC5をその立ち上がりの時点で出力して
いる状態に保持するものであり、その信号SC5は、モ
ータ駆動制御部27および起動終了判定部28に加えら
れている。
5の論理レベルが、論理Hレベルと論理Lレベルに周期
的に変化し、かつ、論理Hレベルになっている期間と論
理Lレベルになっている期間が同じ時間になっており、
かつ、その状態が所定時間持続していれば、モータ11
のロータ11rの回転速度が十分な値になり、起動終了
したと判定するものであり、その判定結果をあらわす起
動終了判定信号DSは、モータ駆動制御部27に加えら
れている。
置21のスイッチング素子S1,S2,S3,S4,S
5,S6にそれぞれ制御信号SS1,SS2,SS3,
SS4,SS5,SS6を出力して、スイッチング素子
S1,S2,S3,S4,S5,S6のオンオフ状態を
切り換え、それによって、モータ11の電機子コイル1
1u,11v,11wの励磁状態を切り換えるものであ
る。
には、モータ11の電機子コイル11u,11v,11
wを初期設定状態に所定時間励磁し、その後に、起動終
了判定部28から起動終了判定信号DSが出力されるま
で所定の起動時励磁切換動作を行うとともに、起動終了
すると、ゲート回路25から出力される信号SC5の論
理レベル変化に対応して、モータ11の電機子コイル1
1u,11v,11wを所定の励磁パターンで励磁する
通常運転動作を行うものである。また、モータ駆動制御
部27は、通常運転動作では、アクセル装置から出力さ
れる位置信号SPに対応してモータ11の電機子コイル
11u,11v,11wに印加する駆動電流の大きさを
設定する。この駆動電流の設定方法としては、周知のP
WM制御方式、または、制御信号SS1〜SS6のレベ
ル制御方式がある。
転処理においては、図3(a)〜(f)に示すように、
制御信号SS1,SS2,SS3,SS4,SS5,S
S6のレベルをパターンPT1,PT2,PT3,PT
4,PT5,PT6に、順次切り換える。ここで、制御
信号SS1,SS2,SS3,SS4,SS5,SS6
の低レベルは、レベル「0」に等しく、また、制御信号
SS1,SS2,SS3,SS4,SS5,SS6の高
レベルは、そのときの位置信号SPに対応した電圧値で
ある。
S3,SS4,SS5,SS6を、パターンPT1,P
T2,PT3,PT4,PT5,PT6に順次切り換え
ることで、モータ11のロータ11rは、所定の速度で
回転する。
ると、それぞれの電機子コイル11u,11v,11w
の端子電圧Vu,Vv,Vwは、それぞれ同図(g)〜
(i)に示したように変化し、したがって、電機子コイ
ル11u,11v,11wの中性点11nの電圧Vn
は、同図(j)に示すように変化する。ここで、端子電
圧Vu,Vv,Vwには、スイッチング素子S1〜S6
のオンオフ切り換え時に発生するパルス上のノイズSK
が含まれるので、電圧Vnにもこのノイズ成分SKaが
含まれる。
て、比較器22,23,24からそれぞれ出力される比
較信号SC1,SC2,SC3は、同図(k),
(l),(m)に示したように変化し、それによって、
オア回路26から出力されるゲート制御信号SC4は、
同図(n)に示したように変化する。
信号SC1に電圧Vnのノイズ成分SKaの信号成分が
出力される直前のタイミングで論理Lレベルから論理H
レベルに立ち上がるとともに、モータ駆動制御部27が
励磁切換動作のタイミングに必要なエッジがあらわれる
直前のタイミングで論理Lレベルに立ち下がる態様に変
化する。
る信号SC5は、同図(o)に示すように、比較信号S
C1から、電圧Vnに含まれていたノイズ成分SKaの
信号を除去したものとなる。
が論理Lレベルから論理Hレベルに立ち上がる立ち上が
り端、および、論理Hレベルから論理Lレベルに立ち下
がる立ち下がり端を、それぞれ、そのときの励磁切換周
期に対応した所定の電気角(例えば30度)遅延させた
状態で、制御信号SS1〜SS6のパターンPT1〜P
T6の切り換え動作を行う。
運転している状態では、ロータ11rが充分な回転速度
をもつので、電機子コイル11u,11v,11wの中
性点11rの電圧Vnが適切な値になり、信号SC5が
論理Hレベルと論理Lレベルに周期的に変化し、かつ、
論理Hレベルの期間T1と論理Lレベルの期間T2がほ
ぼ等しい値となり、かつ、その状態が安定している。
検出することで、モータ11が通常運転処理を適用でき
る状態になっているかどうかを判定することができる。
このことは、上述のように、起動終了判定部28が起動
終了を判定するための判定条件として採用している。
示している。
変化したことを監視しており(判断101のNOルー
プ)、位置信号SPが変化して、判断101の結果がY
ESになると、その位置信号SPが「モータオフ」の操
作位置のものであるかどうかを調べる(判断102)。
は、モータ11をオフしている状態を記憶するためのフ
ラグFoffをセットし(処理103)、制御信号SS
1〜SS6の変化を停止してモータ11の励磁切換動作
を停止し、モータ11を停止して(処理104)、判断
101に戻る。
が「モータオフ」以外の操作位置のものであり、判断1
02の結果がNOになるときには、フラグFoffがセ
ットされているかどうかを調べる(判断105)。
は、「モータオフ」状態からいずれかの速度を指定する
操作位置に切り換えられた状態であり、したがって、こ
のときには、モータ11を起動する。
し(処理106)、起動回数を記憶するための変数nに
初期値「1」をセットし(処理107)、起動動作時の
励磁切換周期として、変数nに対応した切換周期T
(n)をセットし(処理108)、変数nに対応したタ
イマ値TM(n)をセットして、このタイマ値TM
(n)をダウンカウントするタイマの計時動作を開始す
るとともに(処理109)、所定の起動処理を開始する
(処理110)。ここで、起動処理とは、制御信号SS
1〜SS6の値を所定の初期設定状態のパターンに設定
し、その初期設定状態を所定時間維持し、切換周期T
(n)で、上述したパターンPT1〜PT6への切換動
作を行う処理である。
タイマTM(n)がタイムアウトするまでの間に、起動
終了判定部28から起動終了判定信号DSが出力される
かどうかを監視する(判断111,112のNOルー
プ)。
1の結果がYESになるときには、信号SC5を参照し
てパターンPT1〜PT6に制御信号SS1〜SS6の
レベルを切り換えるとともに、駆動電流の値を、そのと
きの位置信号SPの操作位置に対応した大きさに制御す
る通常運転処理を開始して(処理113)、モータ11
を通常運転して、判断101に戻る。
が起動できずに、判断112の結果がYESになるとき
には、その時点で、モータ11の励磁切換を停止し(処
理114)、変数nの値を1つ増やし(処理115)、
処理108に移行して、起動条件を変更した起動処理を
行う。
更された場合で、判断105の結果がNOになるときに
は、モータ11の駆動電流の値を、そのときの位置信号
SPの操作位置に対応した値に制御して(処理11
6)、判断101に戻る。
は、最初は高速な起動動作を行い、その起動動作を失敗
したときには、より起動速度を低下させるように起動条
件を変更しながら、起動動作を繰り返し行っているの
で、そのときの電動自転車1の運転状況に応じた起動動
作を行うことができる。
1を起動するときに、ユーザの体重が大きかったり、あ
るいは、重量物を搭載している場合で、モータ11の負
荷が非常に大きい場合には、図5に示すように、最初の
起動動作では起動できず、起動速度を低下した第2回目
の起動動作でも起動できなかったが、さらに起動速度を
低下した第3回目の起動動作ではモータ11を起動する
ことができる。
に応じたモータ11の起動動作を行うことができる。
の値の設定は、基準値に変数nの値を乗じて行うことが
できる。あるいは、基準値に2のn乗の値を乗じた値を
切換周期T(n)の値として用いることができる。
タ駆動制御部27の処理例を示している。
変化したことを監視しており(判断201のNOルー
プ)、位置信号SPが変化して、判断201の結果がY
ESになると、その位置信号SPが「モータオフ」の操
作位置のものであるかどうかを調べる(判断202)。
は、モータ11をオフしている状態を記憶するためのフ
ラグFoffをセットし(処理203)、制御信号SS
1〜SS6の変化を停止してモータ11の励磁切換動作
を停止し、モータ11を停止して(処理204)、判断
201に戻る。
が「モータオフ」以外の操作位置のものであり、判断2
02の結果がNOになるときには、フラグFoffがセ
ットされているかどうかを調べる(判断205)。
は、「モータオフ」状態からいずれかの速度を指定する
操作位置に切り換えられた状態であり、したがって、こ
のときには、モータ11を起動する。
し(処理206)、モータ11の駆動電流の値に設定可
能な最大値をセットし(処理207)、起動回数を記憶
するための変数nに初期値「1」をセットし(処理20
8)、起動動作時の励磁切換周期として、変数nに対応
した切換周期T(n)をセットし(処理209)、変数
nに対応したタイマ値TM(n)をセットして、このタ
イマ値TM(n)をダウンカウントするタイマの計時動
作を開始するとともに(処理210)、所定の起動処理
を開始する(処理211)。ここで、起動処理とは、制
御信号SS1〜SS6の値を所定の初期設定状態のパタ
ーンに設定し、その初期設定状態を所定時間維持し、切
換周期T(n)で、上述したパターンPT1〜PT6へ
の切換動作を行う処理である。
タイマTM(n)がタイムアウトするまでの間に、起動
終了判定部28から起動終了判定信号DSが出力される
かどうかを監視する(判断212,213のNOルー
プ)。
2の結果がYESになるときには、信号SC5を参照し
てパターンPT1〜PT6に制御信号SS1〜SS6の
レベルを切り換えるとともに、駆動電流の値を、そのと
きの位置信号SPの操作位置に対応した大きさに制御す
る通常運転処理を開始して(処理214)、モータ11
を通常運転して、判断201に戻る。
が起動できずに、判断112の結果がYESになるとき
には、その時点で、モータ11の励磁切換を停止し(処
理215)、変数nの値を1つ増やし(処理216)、
処理209に移行して、起動条件を変更した起動処理を
行う。
更された場合で、判断205の結果がNOになるときに
は、モータ11の駆動電流の値を、そのときの位置信号
SPの操作位置に対応した値に制御して(処理21
7)、判断201に戻る。
は、モータ11の駆動電流として設定可能な最大値を設
定するとともに、最初は高速な起動動作を行い、その起
動動作を失敗したときには、より起動速度を低下させる
ように起動条件を変更しながら、起動動作を繰り返し行
っているので、そのときの電動自転車1の運転状況に応
じた起動動作を行うことができるとともに、迅速な起動
動作が可能となる。
1を起動するときに、ユーザの体重が大きかったり、あ
るいは、重量物を搭載している場合で、モータ11の負
荷が非常に大きい場合には、図7に示すように、最初の
起動動作では起動できず、起動速度を低下した第2回目
の起動動作でも起動できなかったが、さらに起動速度を
低下した第3回目の起動動作ではモータ11を起動する
ことができる。また、そのときに、モータ11の駆動電
流としては、設定可能な最大値が設定されるので、モー
タ11の出力は、そのときの起動速度に対応した最大値
となるので、より迅速に起動動作を行うことができる。
して3相のセンサレスブラシレスモータを用いた場合に
ついて説明したが、本発明はそれ以外の相数のセンサレ
スブラシレスモータを用いる場合についても、同様にし
て適用することができる。
搭載するセンサレスブラシレスモータの起動について、
本発明を適用したが、それ以外の装置に搭載するセンサ
レスブラシレスモータを起動する場合についても、本発
明を同様にして適用することができる。
第1回目の起動時には、高速な起動動作を行っているの
で、起動時のモータ負荷が小さい場合には、モータの起
動時間が大幅に短縮される。また、高速な起動動作で起
動失敗した場合には、より低速な起動動作を行うととも
に、再度起動失敗した場合には、起動成功するまで、速
度を低下しながら起動動作を繰り返し行うので、そのと
きの負荷に応じた起動動作を必ず行うことができるとい
う効果を得る。
電流を、設定可能な最大値に設定しているので、モータ
の出力を、起動速度に応じた最大の値に常に設定でき、
より迅速な起動動作が可能となるという効果も得る。
概略斜視図。
したブロック図。
図。
チャート。
ためのグラフ図。
ーチャート。
明するためのグラフ図。
Claims (2)
- 【請求項1】 中性点非接地Y結線された電機子コイル
を備えたセンサレスブラシレスモータを起動するモータ
起動装置において、 電機子コイルの中性点電圧に基づいて回転磁界の回転位
置を検出する回転磁界位置検出手段と、 上記回転磁界位置検出手段の検出信号に基づいてモータ
の起動終了を判定する起動終了判定手段と、 起動時、上記電機子コイルを、起動回数に対応した周期
でかつ所定の起動時パターンで励磁切換する駆動動作を
実行し、その駆動動作で上記起動終了判定手段が起動終
了を判定すると、所定の通常時運転動作に移行する一
方、上記駆動動作で上記起動終了判定手段が起動終了を
判定しなかったときには、上記起動回数を1つ増やした
状態で、上記駆動動作を繰り返し行うモータ駆動制御手
段を備え、前記所定の起動時パターンは、起動終了を判
定しなかった時、起動回数が増えるに従って回転数ゼロ
から所定の回転数に到達するまでの時間を長くしたこと
を特徴とするモータ起動装置。 - 【請求項2】 中性点非接地Y結線された電機子コイル
を備えたセンサレスブラシレスモータを起動するモータ
起動装置において、 電機子コイルの中性点電圧に基づいて回転磁界の回転位
置を検出する回転磁界位置検出手段と、 上記回転磁界位置検出手段の検出信号に基づいてモータ
の起動終了を判定する起動終了判定手段と、 起動時、上記電機子コイルを、起動回数に対応した周期
でかつ所定の起動時パターンで励磁切換する駆動動作を
実行し、その駆動動作で上記起動終了判定手段が起動終
了を判定すると、所定の通常時運転動作に移行する一
方、上記駆動動作で上記起動終了判定手段が起動終了を
判定しなかったときには、上記起動回数を1つ増やした
状態で、上記駆動動作を繰り返し行うとともに、上記起
動時の駆動動作では、上記電機子コイルの駆動電流を所
定の最大値に設定するモータ駆動制御手段を備え、前記
所定の起動時パターンは、起動終了を判定しなかった
時、起動回数が増えるに従って回転数ゼロから所定の回
転数に到達するまでの時間を長 くしたことを特徴とする
モータ起動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13957794A JP3389330B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | モータ起動装置 |
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JP13957794A JP3389330B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | モータ起動装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH07327394A JPH07327394A (ja) | 1995-12-12 |
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