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JP3383159B2 - 芳香族ビスホスフェートの製造方法 - Google Patents

芳香族ビスホスフェートの製造方法

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JP3383159B2
JP3383159B2 JP20077096A JP20077096A JP3383159B2 JP 3383159 B2 JP3383159 B2 JP 3383159B2 JP 20077096 A JP20077096 A JP 20077096A JP 20077096 A JP20077096 A JP 20077096A JP 3383159 B2 JP3383159 B2 JP 3383159B2
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JP
Japan
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aromatic
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bisphosphate
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distillation
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茂 川田
清春 平尾
和夫 野口
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Daihachi Chemical Industry Co Ltd
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Daihachi Chemical Industry Co Ltd
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Priority to DE69627141T priority patent/DE69627141T2/de
Priority to EP96120319A priority patent/EP0822197B1/en
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/06Phosphorus compounds without P—C bonds
    • C07F9/08Esters of oxyacids of phosphorus
    • C07F9/09Esters of phosphoric acids
    • C07F9/12Esters of phosphoric acids with hydroxyaryl compounds

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  • Fireproofing Substances (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芳香族ビスホスフ
ェートの製造方法に関する。更に詳しくは、本発明は、
合成樹脂の難燃剤や可塑剤として有用な、オリゴメリッ
クホスフェート及びトリホスフェート成分の含有量が極
めて少なく、かつ容易に固化する高純度の芳香族ビスホ
スフェートの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】芳香族ビスホスフェートは、揮発性が低
い、熱安定性が高い、有害なハロゲン元素を含有しない
などの特性を有し、難燃性、熱安定性及び良好な成形加
工性を付与する熱可塑性樹脂或いは熱硬化性樹脂の難燃
剤、可塑剤として利用されている。また、近年、開発が
進んでいる高機能プラスチックの成形処理温度(約30
0℃)に耐え得る特性をも有している。
【0003】芳香族ビスホスフェートの製造方法として
は、芳香族モノヒドロキシ化合物にオキシハロゲン化
リンを反応させ、次いで前記反応物と芳香族ジヒドロキ
シ化合物とを反応させる方法、及び芳香族ジヒドロキ
シ化合物とオキシハロゲン化リンを反応させ、次いで前
記反応物と芳香族モノヒドロキシ化合物とを反応させる
方法がある。
【0004】の方法において、オルト位に立体障害基
を持たない芳香族モノヒドロキシ化合物をオキシハロゲ
ン化リンと反応させた場合、目的とするジアリールホス
ホロハリデートの他にモノアリールホスホロジハリデー
ト及びトリアリールホスフェートが副生し、かつ未反応
のオキシハロゲン化リンが残留してしまう。この反応混
合物を未処理のまま芳香族ジヒドロキシ化合物と反応さ
せても高純度の芳香族ビスホスフェートは得られない。
そこで反応混合物を蒸留などの精製工程に付すと、収率
は著しく低下してしまい、経済的に不利である。また、
の方法において、オルト位に立体障害基を有する芳香
族モノヒドロキシ化合物をオキシハロゲン化リンと反応
させた場合、前記副生物の割合は低下するものの、高純
度の芳香族ビスホスフェートは得られない。
【0005】更に、の方法において、理論量のオキシ
ハロゲン化リンと芳香族ジヒドロキシ化合物とを反応さ
せた場合、オリゴメリックホスフェートの副生が避けら
れない。従って、この副生物を含有する反応混合物に芳
香族モノヒドロキシ化合物を反応させて得られる化合物
はオリゴメリックホスフェートを多量に含有し、その形
状は樹脂状となる。過剰のオキシハロゲン化リンを用い
た場合でも、オリゴメリックホスフェートの副生割合が
低減されるのみで、高純度の芳香族ビスホスフェートは
得られない。加えて、反応混合物中の未反応のオキシハ
ロゲン化リンは、芳香族モノヒドロキシ化合物との反応
前に除去する必要があり、の方法は経済的、効率的な
製造方法とは言えない。
【0006】副生されるオリゴメリックホスフェート
は、目的とする芳香族ビスホスフェートの純度を低下さ
せるため、反応後の溶融状態の芳香族ビスホスフェート
の固化時間を長くさせたり、固化困難な状態にさせるの
で好ましくない。また、副生されるトリアリールホスフ
ェートは耐熱性に劣り、樹脂成型時にプレートアウトを
起こして成型品の表面を汚染したり外観を悪くしたりす
るので好ましくない。高純度の芳香族ビスホスフェート
を得るためには、これらの副生物の含有量を低減させる
ことが必要であるが、これらの含有量を同時に低減させ
る方法はなかった。
【0007】前記の方法、即ちオルト位に立体障害基
を有する芳香族ビスホスフェートの製造方法が、米国特
許第5,420,327号公報に開示されている。その
実施例では、やや過剰量の2,6−キシレノールにオキ
シ塩化リンを反応させて、ビス(2,6−キシレニル)
ホスホロクロリデートを生成し、これを蒸留分離に付す
ことなしに反応混合物をそのままハイドロキノンと反応
させ、高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)による
純度が85.0〜93.9%の芳香族ビスホスフェート
を得ている。しかし、オキシ塩化リンと芳香族モノヒド
ロキシ化合物との反応モル比及び副生物の組成比率につ
いては述べられていない。また、2,6−キシレノール
とオキシハロゲン化リンとを含窒素複素環化合物の触媒
下で反応させる高純度のジアリールホスホロハリデート
化合物の製造方法が、特開平8−143584号公報に
開示されている。しかし、蒸留による精製方法について
は述べられていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高純度で結
晶性粉末を容易に得ることができる芳香族ビスホスフェ
ートの製造方法を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するため鋭意研究を重ね、以下の知見を得た。即
ち、芳香族ビスホスフェートの製造において、芳香族モ
ノヒドロキシ化合物にやや過剰量のオキシハロゲン化リ
ンを反応させ、得られた反応混合物を蒸留して目的物以
外の副生物を除去することにより、高純度の芳香族ビス
ホスフェートが得られることを見出し、本発明に至っ
た。
【0010】かくして、本発明によれば、オルト位に立
体障害基を有する芳香族モノヒドロキシ化合物とオキシ
ハロゲン化リンとをルイス酸触媒の存在下で反応させる
第1工程、及び第1工程の生成物を芳香族ジヒドロキシ
化合物とルイス酸触媒の存在下で反応させて芳香族ビス
ホスフェートを得る第2工程からなり、第1工程で芳香
族モノヒドロキシ化合物とオキシハロゲン化リンを2:
1〜1.1のモル比で反応させ、かつ第1工程により得
られる反応混合物を薄膜式蒸留装置で蒸留後、第2工程
付し、高純度で粉末状の芳香族ビスホスフェートを得
ることを特徴とする芳香族ビスホスフェートの製造方法
が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】上記の製造方法をより詳しく化学
式を用いて説明すれば、第1工程として一般式(I):
【0012】
【化1】
【0013】(式中、R1 及びR2 は同一又は異なって
低級アルキル基、R3 は水素原子又は低級アルキル基)
で示されるオルト位に立体障害基を有するモノヒドロキ
シ化合物とオキシハロゲン化リンとをルイス酸触媒の存
在下で、芳香族モノヒドロキシ化合物とオキシハロゲン
化リンを2:1〜1.1のモル比で反応させて、一般式
(II):
【0014】
【化2】
【0015】(式中、R1 、R2 及びR3 は一般式
(I)の定義と同じ、Xはハロゲン原子)で示されるジ
アリールホスホロハリデートを含有する反応混合物を
得、次いで該反応混合物を蒸留させて高純度のジアリー
ルホスホロハリデートを得、第2工程として、該ジアリ
ールホスホロハリデートを一般式(III):
【0016】
【化3】
【0017】(式中、R4 は水素原子又は低級アルキル
基、Yは結合手、−CH2 −、−C(CH3 2 −、−
S−、−SO2 −、−O−、−CO−若しくは−N=N
−基、kは0又は1、mは0〜4の整数)で示される芳
香族ジヒドロキシ化合物とルイス酸触媒の存在下で反応
させて、一般式(IV):
【0018】
【化4】
【0019】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、Y、k
及びmは一般式(I)及び(III)の定義と同じ)で示さ
れる高純度の芳香族ビスホスフェートを得ることができ
る。
【0020】一般式(I)〜(IV)のR1 、R2 、R3
及びR4 の「低級アルキル基」とは、炭素数1〜5の直
鎖又は分枝状のアルキル基であって、具体的には、メチ
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、イソブチル、 sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペ
ンチル、イソペンチル、tert−ペンチル、 neo−ペンチ
ル等のアルキル基が挙げられ、特にメチル基が好まし
い。
【0021】本発明に用いられる芳香族モノヒドロキシ
化合物としては、一般式(I)に示される化合物が挙げ
られ、具体例には、2,6−キシレノール、2,4,6
−トリメチルフェノールなどが挙げられる。また、本発
明に用いられるオキシハロゲン化リンとしては、オキシ
塩化リン又はオキシ臭化リンが挙げられ、特にオキシ塩
化リンが好ましい。
【0022】本発明に用いられる芳香族ジヒドロキシ化
合物としては、一般式(III)に示される化合物が挙げら
れ、具体例には、ハイドロキノン、レゾルシン、ピロカ
テコール、4,4’−ビフェノール、2,2’,6,
6’−テトラメチル−4,4’−ビフェノール、ビスフ
ェノールA、ビスフェノールS、ビスフェノールFなど
が挙げられる。この内、ハイドロキノン、レゾルシン、
4,4’−ビフェノールが好ましい。
【0023】本発明の第1工程の反応に用いられるルイ
ス酸触媒としては、塩化アルミニウム、塩化マグネシウ
ム、塩化チタン、五塩化アンチモン、塩化亜鉛、塩化ス
ズ等が挙げられ、特に塩化マグネシウムが好ましい。ま
た、これらの化合物は2種以上混合して使用してもよ
い。また、第2工程の反応に用いられるルイス酸触媒と
しては、第1工程の触媒をそのまま使用してもよいが、
更に添加してもよい。その場合には、塩化アルミニウム
が好ましい。またアミンを触媒として用いてもかまわな
い。アミンとしては例えば、トリエチルアミン、トリブ
チルアミン等が挙げられる。
【0024】第1工程の反応において、オキシハロゲン
化リンは、芳香族モノヒドロキシ化合物に対し、少なく
とも0.5モル当量以上の割合で用いられる。つまり、
オキシハロゲン化リンは、通常芳香族モノヒドロキシ化
合物2モルに対して、1〜2モルで用いられるが、好ま
しくは1〜1.1モル、より好ましくは1〜1.05モ
ルである。オキシハロゲン化リンが過少であると、トリ
アリールホスフェートの副生割合が高くなるので好まし
くない。また、第2工程において、芳香族ジヒドロキシ
化合物は、第1工程で得られたジアリールホスホロハリ
デートに対し、0.5モル当量の割合で用いられる。
【0025】第1工程の触媒の使用量は、オキシハロゲ
ン化リンに対して0.1重量%以上、好ましくは0.5
〜2.0重量%の範囲である。第2工程の触媒の使用量
は、第1工程で使用されたオキシハロゲン化リンに対し
て0.1重量%以上、好ましくは0.5〜5.0重量%
の範囲である。
【0026】反応温度は、第1工程及び第2工程共に5
0〜250℃、好ましくは100〜200℃である。反
応温度が50℃より低いと反応性が悪くなるので好まし
くなく、250℃より高いとエステル交換反応により副
生物が生成するので好ましくない。また、反応により副
生するハロゲン化水素を反応系外に除去し反応を促進さ
せる目的で、反応系内を減圧にしてもよい。反応溶媒
は、第1工程においては、必ずしも必要としないが、任
意に用いることができる。その場合の溶媒としては、例
えばキシレン、トルエン、クロルベンゼン、ジクロルベ
ンゼンなどが挙げられる。
【0027】第1工程では、反応混合物中に低沸分とし
て約0.1〜5%のモノアリールホスホロジハリデート
および少量の未反応オキシハロゲン化リンを含むので、
これらを蒸留により除去する。蒸留方法は、低沸分であ
るオキシハロゲン化リンやモノアリールホスホロジハリ
デートを蒸留カットできれば単蒸留、精留等の公知の方
法が使用できる。中でも、低沸分のみを効率よく除去で
きる薄膜蒸留が好ましく、工業的に有利である。薄膜蒸
留装置としては、市販の装置が使用できる。例えば、W
FE薄膜蒸留装置(神鋼パンテック株式会社製)やシェ
ル アンド チューブ型熱交換機(Shell & Tube Type
Heat Exchenger、東海カーボン株式会社製)が挙げられ
る。
【0028】図6に上記薄膜蒸留装置の一例として、W
FE薄膜蒸留装置の概略図を示す。この装置は、ギヤー
ドモーター(1)の駆動により回転するロータ(4)、
高真空シール可能なメカニカルシール(2)、ロータ
(4)に取り付けられ、ガラス製スチル(5)の内面を
摺動するワイパー(6)及び各ノズルからなる。処理液
はフィードノズル(3)から供給され、蒸発面(図示せ
ず)で蒸発し、内蔵コンデンサー(7)で凝縮された低
沸点成分が留出液ノズル(8)から排出され、一方高沸
点成分の残留液が残留液ノズル(9)から排出される。
【0029】第2工程において、反応終了後、反応物中
の触媒などの不純物は常法により洗浄除去される。例え
ば、反応物を塩酸などの酸水溶液と接触させ、これら不
純物を水溶液側に抽出することにより達成される。この
時、芳香族ビスホスフェートが固体となることを防ぐ目
的で有機溶媒を添加してもよい。用いられる有機溶媒と
しては芳香族ビスホスフェートの溶解度が高いものが好
ましい。例えばトルエン、キシレン、クロルベンゼン、
ジクロルベンゼン等が挙げられるが、これらに限定され
るものではない。また、これらを混合して使用してもか
まわない。接触時の温度は、室温から溶液の沸点以下ま
でであり、通常は30℃〜120℃の範囲で行われる。
また、有機溶媒の使用量は接触時の温度において、少な
くとも芳香族ビスホスフェートの析出が起こらない量で
あればかまわない。
【0030】洗浄された混合液は、そのまま冷却して結
晶を析出させ固体成分を濾過などの方法で分離するか、
或いは混合液中に溶解または分散している水分を除去
後、結晶を析出させ固体成分を分離してもよい。また、
溶媒を減圧下に除去した後、溶融状態の芳香族ビスホス
フェートをフレーカー、ニーダー等で冷却固化、粉末化
を行うこともできる。工業的には後者が望ましい。得ら
れた結晶は、そのまま乾燥して用いるか、あるいは、
水、メタノール、エタノールなどの、芳香族ジホスフェ
ートを実質上溶解しない溶剤で洗浄したのち乾燥して用
いることもできる。
【0031】本発明の製造方法により得られる高純度の
芳香族ビスホスフェートは、熱可塑性樹脂及び熱硬化性
樹脂に対し、難燃剤、酸化防止剤、可塑剤として使用す
ることができる。また、この芳香族ビスホスフェート
は、添加による樹脂物性の低下が少ないので好ましい。
【0032】熱可塑性樹脂としては、塩素化ポリエチレ
ン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、
スチレン系樹脂、耐衝撃性ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ACS樹脂、AS樹脂、ABS樹脂、変性ポリフェ
ニレンオキシド、ポリメチルメタクリレート、ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリフェニレン
スルフィド、ポリエチレンスルフィド、ポリイミド、ポ
リエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ポ
リスルホン、ポリアリレート、ポリエーテルケトン類、
ポリエーテルニトリル、ポリチオエーテルスルホン、ポ
リベンズイミダゾール、ポリカルボジイミド、液晶ポリ
マー、複合化プラスチック等が挙げられる。また、熱硬
化性樹脂としては、ポリウレタン、フェノール樹脂、メ
ラミン樹脂、尿素樹脂、不飽和ポリエステル、ジアリル
フタレート樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は1種又
は2種以上が混合されて用いられてもよい。
【0033】前記樹脂は、必要に応じて各種添加剤、例
えば他の難燃剤、酸化防止剤、充填剤、滑剤などを含有
しても良い。使用される芳香族ビスホスフェートの種類
および量は、使用される樹脂、必要とされる難燃性の度
合に応じて適宜決定される。芳香族ビスホスフェート
は、通常、有機重合体100重量部に対して、0.1〜
100重量部の割合で用いられる。
【0034】前記樹脂、芳香族ビスホスフェート及び必
要に応じて前記添加剤を公知の方法により混練し、成形
することにより、難燃性の成形体が得られる。芳香族ビ
スホスフェートは、例えば、有機重合体を塊状重合によ
り製造するときに仕込まれる単量体とともに添加、有機
重合体の塊状重合の反応終期に添加、有機重合体の成形
時に添加、或いはフィルム、繊維等の重合体製品の表面
に溶液若しくは分散液として塗布されることにより付与
される。
【0035】樹脂組成物の調整時の作業性の面からは、
難燃剤の形状としては、樹脂との混練効果の良い粉体の
ものが好ましいが、本発明の製造方法により得られる高
純度の芳香族ビスホスフェートは、95%以上の結晶性
粉末であり、好適に使用することができる。また、本発
明の製造方法により得られる高純度の芳香族ビスホスフ
ェートは、熱安定性に優れ、エンジニアリングプラスチ
ック、それ以上の機能を有する高機能プラスチックの成
形加工温度に耐え得る特性を有する。
【0036】
【実施例】次に実施例により本発明を詳細に説明する
が、これらの実施例は本発明の範囲を限定するものでは
ない。なお、得られた化合物の評価は、下記の試験方法
により行った。 (融点)JIS K−0064に準じた。
【0037】(純度) 第1工程の反応生成物の純度は、未反応塩素基をフェニ
ル化してガスクロマトグラフィー(GC、株式会社島津
製作所製、GC−14A)にてFID法で測定した。未
反応塩素基のフェニル化は、第1工程の反応生成物約
0.2gを採取し、これにフェニル化試薬(フェノー
ル:トリエチルアミン:キシレン=5:10:50重量
%)約5gを添加し、10分間加熱還流して反応するこ
とにより行った。次いで、これを氷冷して析出した結晶
を濾別し、濾液をそのままガスクロマトグラフィー分析
した。以下に、装置の仕様と分析条件を示す。 サンプル 1μl カラム 1m 充填 SE−52 重量% 10 支持体 Chromosorb W メッシュ 80〜100 処理 AW−DMCS 参照カラム 同上 カラム温度 100℃×2分間保持→昇温10℃/分→ 280℃×5分間保持 キャリアーガス N2 流速 50ml/分・atm 水素ガス圧 0.6kg/cm2 空気圧 0.6kg/cm2 検出器 FID 検出器温度 280℃ 注入温度 250℃
【0038】第2工程の反応生成物及び最終製品の純度
は、ゲルパーメーションクロマトグラフィー(GPC、
東ソー株式会社製、HLC−8020、データ処理には
HLC−8010を使用)にて測定した。以下に、分析
条件を示す。
【0039】(固化性)最終製品の固化性は、以下のよ
うな操作を行い、固化状態から判断した。回転数表示機
能付き撹拌機(新東科学株式会社製、HEIDON TYPE3000H
型)及び温度計を装着した1リットルコルベンに、芳香
族ビスホスフェート400gを溶融状態(約100℃)
で入れ、回転数100rpmの攪拌下、湯浴で温度制御
しながら60℃まで冷却した。次いで、結晶核として結
晶状の芳香族ビスホスフェートを0.4g添加した後、
撹拌機の回転数を200rpmに調節し、この時点から
固化による撹拌モーターの回転停止までの時間を固化所
要時間とした。また、固化状態を下記のように判断し
た。 ・完全固化 :均一かつ完全に固化している状態 ・固化不良 :10分攪拌しても完全に固化しない状態
【0040】実施例1 テトラキス(2,6−キシリル)m−フェニレンビスホ
スフェート(下式)のオキシ塩化リン過剰での合成
【0041】
【化5】
【0042】(第1工程)撹拌機、温度計、滴下ロート
および水スクラバーを連結したコンデンサーを取り付け
た4つ口コルベンに、2,6−キシレノール400.0
g(3.273モル)、オキシ塩化リン256.4g
(1.670モル)、キシレン61.6g、塩化マグネ
シウム2.5gを加えた。混合物を室温から120℃ま
で1時間で昇温して反応させ、同温度で1.5時間放置
した。更に混合物を160℃まで1.5時間で昇温して
反応を続けた。次いで同温度で1時間撹拌したまま放置
し、最後に400torrまで減圧にして反応を完結さ
せ、反応混合物601.5gを得た。得られた反応混合
物を2分割して反応混合物300.0gを3torr、
160℃にて薄膜蒸留し、溶媒のキシレン及び低沸分を
初留として反応混合物の10%を蒸留除去した。使用し
た薄膜蒸留装置は、神鋼パンテック株式会社製の実験室
用2−03型薄膜蒸留装置であった。図6にその装置図
を示す。初留にはキシレン29gとその他の低沸分29
gが含まれていた。得られた蒸留残査は241gであっ
た。
【0043】(第2工程) 第1工程で得られた蒸留残査238gにレゾルシン4
0.5g(0.36モル)、キシレン30g、塩化ア
ルミニウム5.4gを加えた後、160℃まで1.5時
間かけて昇温し、同温度にて2時間反応を行った。更
に、400torrの減圧下にて4時間反応を行い、反
応生成物286gを得た。
【0044】(精製工程:溶媒及び触媒の除去)第2工
程で得られた反応生成物にキシレン230gを添加後、
10%塩酸水溶液25g、90℃の水75gで洗浄し、
残存する触媒等を除去した。次いで油層からキシレンを
減圧下で除去し、更に50torrの減圧下、130℃
で2時間水蒸気蒸留により低沸分を除去してテトラキス
(2,6−キシリル)m−フェニレンビスホスフェート
252gを得た。この化合物は室温まで冷却途中で速や
かに固化した。得られた化合物を前記方法により評価し
た。結果を表1に示す。
【0045】比較例1 蒸留操作を行わない以外は、実施例1と同様にして行っ
た。実施例1の第1工程で2分割した残りの反応混合物
300.0gを、蒸留しないでそのまま第2工程の反応
に用いた。その結果を表1に示す。この結果、実施例1
との比較からモノアリールジクロリデートの含有率が多
いと製品化後のオリゴメリックホスフェートの含有量が
7.2%と多くなることがわかる。そのため製品は固化
困難なものであった。
【0046】実施例2 オキシ塩化リンの使用量を2,6−キシレノールと当モ
ル量にした以外は、実施例1と同様にして行った。この
結果、当モル反応では蒸留によりオリゴメリックホスフ
ェートの生成は防げるものの、芳香族トリホスフェート
の生成が若干多いことがわかる。
【0047】比較例2 蒸留操作を行わない以外は、実施例2と同様にして行っ
た。実施例2の第1工程で2分割した残りの反応混合物
300.0gを、蒸留しないでそのまま第2工程の反応
に用いた。その結果を表1に示す。この結果、蒸留しな
い分だけオリゴメリックホスフェートの生成が多く、製
品純度も低下している。このため、固化速度も遅くなっ
た。
【0048】比較例3,4 オキシ塩化リンの使用量を理論より2.5%少なく用い
て反応した以外は、実施例1及び比較例1と同様にして
行った。その結果を表1に示す。この結果より、オキシ
塩化リンの使用量が理論量より不足するとオリゴメリッ
クホスフェートの生成は反応で抑制されるが、芳香族ト
リエステルが多量に生成することがわかる。このため、
融点も他より低くなり、固化困難な状態であった。
【0049】
【表1】
【0050】図1及び図2に、第1工程のオキシ塩化リ
ンの過剰率を変化させたときの反応後の反応生成物のク
ロマトグラフィー組成比率(溶媒は除く)を示す。図1
は蒸留した場合、図2は蒸留しない場合である。これに
より第1工程でオキシ塩化リンを過剰に反応させ、蒸留
した反応生成物は、副生物の含有量が少ないことがわか
る。なお、図中のGC組成とは、ガスクロマトグラフィ
ーによる分析組成を意味する。また、図3に製品(芳香
族ビスホスフェート)純度に与えるオキシ塩化リン過剰
率の影響を示す。これにより第1工程でオキシ塩化リン
を過剰に反応させ、蒸留した反応生成物は、製品純度が
高いことがわかる。なお、図中のGPC組成とは、ゲル
パーメーションクロマトグラフィーによる分析組成を意
味する。更に、図4及び図5に、第1工程のオキシ塩化
リンの過剰率を変化させたときの製品中に含まれる副生
物(オリゴメリックホスフェートとトリホスフェート)
の生成比率を示す。図4は第1工程後に蒸留した場合、
図5は蒸留しない場合である。これにより第1工程でオ
キシ塩化リンを過剰に反応させ、蒸留した反応生成物
は、副生物の含有量が少ないことがわかる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、芳香族ビスホスフェー
ト中のオリゴメリックホスフェート及び芳香族トリホス
フェートの含有量が極めて少なくなり、そのため芳香族
ビスホスフェートが高純度化し、その固化速度が速くな
る。従って、反応後の固化、粉末化工程が非常に簡略化
され、製品の取り扱いが良好になる。しかも樹脂成型時
のプレートアウトがなくなるので成型品の商品価値が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1工程のオキシ塩化リンの過剰率を変化させ
たときの反応後に蒸留した反応生成物のクロマトグラフ
ィー組成比率(溶媒は除く)を示す図である。
【図2】第1工程のオキシ塩化リンの過剰率を変化させ
たときの反応後に蒸留しない反応生成物のクロマトグラ
フィー組成比率(溶媒は除く)を示す図である。
【図3】製品(芳香族ビスホスフェート)純度に与える
オキシ塩化リン過剰率の影響を示す図である。
【図4】第1工程の反応後に蒸留した場合の、製品中に
含まれる副生物(オリゴメリックホスフェートとトリホ
スフェート)の生成比率に対するオキシ塩化リン過剰率
の影響を示す図である。
【図5】第1工程の反応後に蒸留しない場合の、製品中
に含まれる副生物(オリゴメリックホスフェートとトリ
ホスフェート)の生成比率に対するオキシ塩化リン過剰
率の影響を示す図である。
【図6】本発明に使用することのできる薄膜蒸留装置の
概略図である。
【符号の説明】
1 ギヤードモーター 2 メカニカルシール 3 フィードノズル 4 ロータ 5 ガラス製スチル 6 ワイパー 7 内蔵コンデンサー 8 留出液ノズル 9 残留液ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (56)参考文献 特開 平8−143584(JP,A) 特開 平5−1079(JP,A) 特開 平3−234750(JP,A) 特開 平8−301884(JP,A) 米国特許3360591(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07F 9/12 B01J 27/06 C07F 9/09 C08K 5/523 C09K 21/12 CA(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オルト位に立体障害基を有する芳香族モ
    ノヒドロキシ化合物とオキシハロゲン化リンとをルイス
    酸触媒の存在下で反応させる第1工程、及び第1工程の
    生成物を芳香族ジヒドロキシ化合物とルイス酸触媒の存
    在下で反応させて芳香族ビスホスフェートを得る第2工
    程からなり、第1工程で芳香族モノヒドロキシ化合物と
    オキシハロゲン化リンを2:1〜1.1のモル比で反応
    させ、かつ第1工程により得られる反応混合物を薄膜式
    蒸留装置で蒸留後、第2工程に付し、高純度で粉末状
    芳香族ビスホスフェートを得ることを特徴とする芳香族
    ビスホスフェートの製造方法。
  2. 【請求項2】 モノヒドロキシ化合物とオキシハロゲン
    化リンのモル比が、2:1〜1.05である請求項1
    記載の製造方法。
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