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JP3379516B2 - アクセス制御装置 - Google Patents

アクセス制御装置

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JP3379516B2
JP3379516B2 JP2000180687A JP2000180687A JP3379516B2 JP 3379516 B2 JP3379516 B2 JP 3379516B2 JP 2000180687 A JP2000180687 A JP 2000180687A JP 2000180687 A JP2000180687 A JP 2000180687A JP 3379516 B2 JP3379516 B2 JP 3379516B2
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NEC Corp
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Publication date
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    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W74/00Wireless channel access
    • H04W74/08Non-scheduled access, e.g. ALOHA
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
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    • H04W74/0866Non-scheduled access, e.g. ALOHA using a dedicated channel for access
    • H04W74/0875Non-scheduled access, e.g. ALOHA using a dedicated channel for access with assigned priorities based access
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/24Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts
    • H04B7/26Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W64/00Locating users or terminals or network equipment for network management purposes, e.g. mobility management

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯型電話機のよう
な複数の通信端末が1つの基地局等の受信装置に通信開
始のためにアクセスした場合にアクセス制御を行うアク
セス制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯型電話機等の通信端末あるいは移動
端末を使用した通信装置が急速に普及している。特に最
近ではスペクトラム拡散技術を使用してノイズや干渉の
影響を受けにくくしたCDMA(code division multip
le access:符号分割多重アクセス)通信方式の通信装
置が注目を集めている。このような携帯型電話機等の移
動端末は、周波数の有効利用を図るためにセル方式を採
用しており、それぞれのセルの中で移動端末にチャネル
を割り当てるようにしている。
【0003】ところで1つのセルの中で割り当てること
のできるチャネルの数、すなわち同時に通話あるいは通
信を行うことのできる通信端末の数は有限である。この
ため、地震が起きた場合が代表的な例であるが、ある確
率で1つのセル内で同時に通信しようとする移動端末の
数が制限を越えるといった場合がある。このような場合
には、通信をしようとしても基地局につながらないとい
った現象が発生する。
【0004】図10は、一例としてCDMA通信方式で
一部採用されているチャネル獲得のためのランダムアク
セスチャネル(RACH:Random Access Channel)方
式を説明するためのものである。この図に示す方式では
移動端末から基地局に対する上りリンクチャネルにラン
ダムアクセスチャネル方式を採用している。通信を希望
する図示しない通信端末は通信を開始しようとする時点
で同図(a)に示すように所定の符号列からなるプリア
ンブル信号11を出力する。図示しない基地局はこのプ
リアンブル信号11を受信すると、通信を許可する場合
には同図(b)に示すようにACK(肯定)信号12を
移動端末に対して返信する。通信を許可しない場合には
図示しないがNACK(否定)信号を返信することにな
る。ACK信号12を受信した移動端末は、同図(a)
に示すように伝送データを内容とするメッセージパート
13を出力し、通信を開始する。
【0005】このように、ランダムアクセスチャネル方
式ではプリアンブル信号11がメッセージパート13を
要求する信号として使用されている。言い換えると、メ
ッセージパート13自体は移動端末全体で共用されてい
るものなので、メッセージパート13の使用権を各移動
端末が基地局に対して要求する信号がプリアンブル信号
11である。
【0006】基地局が1つのセル内で割り当てることの
できるメッセージパート13の数は有限である。そこで
先に説明したようにプリアンブル信号11を送出した移
動端末でNACK信号の返答によって通信を許可されな
かったものは、通信をなおも希望する場合には再度プリ
アンブル信号11を送出する。このような場合に、新た
に通信を希望してプリアンブル信号11を送出する移動
端末と均等に通信の機会を与えるようにすると、そのた
びにチャンスにもれる移動端末が発生する。このような
移動端末は長時間にわたってメッセージパート13の取
得を待たされるといった不平等な扱いを受けることにな
る。
【0007】そこで、このような不平等を解消する提案
が行われている。たとえば特開2000−32530号
公報では、基地局近傍の移動局が連続して信号を送信し
ようとする状況下でも、遠方の移動局に送信の機会を与
えるようにしている。しかしながらこの提案では電波の
比較的弱い位置の移動端末を保護することができても、
アクセスが競合したときに遠近に係わらずアクセスを拒
否された移動端末に優先的に通信の機会を与えるといっ
たことはできない。
【0008】また他の提案では、メッセージパート13
の取得を拒否された移動端末を特定する情報を基地局側
に記憶しておいて、次の機会にその移動端末がプリアン
ブル信号11を送出してきた場合には、幾つか移動端末
のアクセスが競合した状況でその記憶した移動端末に優
先的にメッセージパート13を割り当てるようにしてい
る。このような提案を実現するためには、メッセージパ
ート13の取得を拒否された移動端末を特定する情報と
してどのようなものを基地局側に保存あるいは記憶して
おくかが問題となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】いちばん簡単な手法
は、プリアンブル信号11を移動端末ごとに固有のもの
にしておき、その符号列の構成を移動端末の情報として
基地局側で記憶するというものである。このためには、
それぞれの移動端末が電話番号のように1台ずつ異なる
プリアンブル信号11を割り当てられることが前提とな
る。しかしながらこのような手法をすべての移動端末に
ついての通信システムで採用することはできない。
【0010】たとえば2001年以降に世界各国で導入
が予定されているW−CDMA(Wideband Code Divisi
on Multiple Access:広帯域符号分割多元接続)と呼ば
れる通信システムではランダムアクセスチャネル方式が
同様に採用されているものの、同一セル(エリア)内で
用意されているプリアンブル信号11の種類は十数種類
の符号列でしかない。したがって、これ以上の数の移動
端末が同一のエリアに存在している場合にはプリアンブ
ル信号11を送出してきた移動端末それぞれをこのプリ
アンブル信号11で特定することはできない。
【0011】そこで本発明の目的は、以前に通信開始を
要求し、通信を許可されなかった移動端末が再度通信開
始を要求してきたとき、その要求に使用した信号の種類
によることなく移動端末を特定し、優先的に通信を開始
させることができるようにしたアクセス制御装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)通信端末からの通信開始を要求する信号を受
信する要求受信手段と、(ロ)この要求受信手段が通信
開始を要求する信号を受信するたびに通信開始を許可す
るか否かを示す返答を要求した通信端末に返答する返答
手段と、(ハ)通信開始を要求する信号を解析してその
要求を行った通信端末の方角を判別する方角判別手段
と、(ニ)返答手段が通信開始を許可しなかった通信端
末について方角判別手段の判別した方角を記憶する方角
記憶手段と、(ホ)通信開始を要求する信号を要求受信
手段が受信するたびにその通信端末の方角が方角記憶手
段に記憶された方角のいずれかと所定の角度範囲にある
かどうかを判別する角度範囲判別手段と、(へ)この角
度範囲判別手段が所定の角度範囲にあると判別した通信
端末に対してそれ以外の通信端末よりも通信開始を許可
する割合を高める優先処理手段とをアクセス制御装置に
具備させる。
【0013】すなわち請求項1記載の発明では、通信開
始を要求する信号を解析してその要求を行った通信端末
の方角を判別する方角判別手段を用意しておき、返答手
段が通信開始を許可しなかった通信端末について方角判
別手段の判別した方角を記憶しておいて、通信開始を要
求する信号を要求受信手段が受信するたびにその通信端
末の方角が方角記憶手段に記憶された方角のいずれかと
所定の角度範囲にあるかどうかを判別し、方角記憶手段
に記憶された方角から所定の角度範囲にあると判別した
通信端末に対してはそれ以外の通信端末よりも通信開始
を許可する割合を高めるようにしている。これにより、
通信を過去に許可されなかった通信端末に優先的に通信
の機会を与えることができる。しかもそれぞれの通信端
末のIDを確認する必要がない。
【0014】請求項2記載の発明では、(イ)通信端末
からの通信開始を要求する信号を受信する要求受信手段
と、(ロ)この要求受信手段が通信開始を要求する信号
を受信するたびに通信開始を許可するか否かを示す返答
を要求した通信端末に返答する返答手段と、(ハ)通信
開始を要求する信号を解析してその要求を行った通信端
末から送られてきたその信号の到来角度を判別する到来
角度判別手段と、(ニ)返答手段が通信開始を許可しな
かった通信端末について到来角度判別手段の判別した到
来角度を記憶する到来角度記憶手段と、(ホ)通信開始
を要求する信号を要求受信手段が受信するたびにその通
信端末から送られてきた信号の到来角度が到来角度記憶
手段に記憶された到来角度のいずれかと所定の角度範囲
にあるかどうかを判別する角度範囲判別手段と、(へ)
この角度範囲判別手段が所定の角度範囲にあると判別し
た通信端末に対してそれ以外の通信端末よりも通信開始
を許可する割合を高める優先処理手段とをアクセス制御
装置に具備させる。
【0015】すなわち請求項2記載の発明では、通信開
始を要求する信号を解析してその要求を行った通信端末
から送られてきたその信号の到来角度を判別する到来角
度判別手段を設けておき、返答手段が通信開始を許可し
なかった通信端末について到来角度判別手段の判別した
到来角度を記憶しておいて、同一とみなせる到来角度か
ら再度通信開始が要求されたときにはこれを優先的に処
理するようにしている。これにより、通信を過去に許可
されなかった通信端末に優先的に通信の機会を与えるこ
とができる。しかもそれぞれの通信端末のIDを確認す
る必要がない。
【0016】請求項3記載の発明では、(イ)通信端末
からの通信開始を要求する信号を受信する要求受信手段
と、(ロ)この要求受信手段が通信開始を要求する信号
を受信するたびに通信開始を許可するか否かを示す返答
を要求した通信端末に返答する返答手段と、(ハ)通信
開始を要求する信号を解析してその要求を行った通信端
末から送られてきたその信号の到来角度を判別する到来
角度判別手段と、(ニ)返答手段が通信開始を許可しな
かった通信端末について到来角度判別手段の判別した到
来角度を記憶する到来角度記憶手段と、(ホ)複数の通
信端末から送られてくる通信開始を要求する信号が競合
しかつこれらすべての通信端末に対しては通信を許可で
きないときこれら競合する通信端末から送られてきた信
号のそれぞれの到来角度が到来角度記憶手段に記憶され
た到来角度のいずれかと所定の角度範囲にあるかどうか
を判別する角度範囲判別手段と、(へ)この角度範囲判
別手段が所定の角度範囲にあると判別した通信端末に対
してそれ以外の通信端末よりも通信開始を許可する割合
を高める優先処理手段とをアクセス制御装置に具備させ
る。
【0017】すなわち請求項3記載の発明では、通信開
始を要求する信号を解析してその要求を行った通信端末
から送られてきたその信号の到来角度を判別する到来角
度判別手段を設けておき、返答手段が通信開始を許可し
なかった通信端末について到来角度判別手段の判別した
到来角度を記憶しておいて、通信開始の要求が競合した
時には、同一とみなせる到来角度から再度通信開始が要
求されたときにはこれを優先的に処理するようにしてい
る。優先的処理される通信端末が複数の場合には、通信
を許可されなかった回数が多いものほど優先的に処理さ
せる等の対応が考えられる。このように優先処理手段を
設けることで、アクセスが失敗した場合の不公平さを解
消することができる。しかもそれぞれの通信端末のID
を確認する必要がない。
【0018】請求項4記載の発明では、(イ)通信端末
からの通信開始を要求する信号をその通信端末の位置情
報と共に受信する要求受信手段と、(ロ)この要求受信
手段が通信開始を要求する信号を受信するたびに通信開
始を許可するか否かを示す返答を要求した通信端末に返
答する返答手段と、(ハ)この返答手段が通信開始を許
可しなかった通信端末についてその位置情報を記憶する
位置情報記憶手段と、(ニ)複数の通信端末から送られ
てくる通信開始を要求する信号が競合しかつこれらすべ
ての通信端末に対しては通信を許可できないときこれら
競合する通信端末から送られてきた位置情報が位置情報
記憶手段に記憶された通信端末の位置と所定の位置範囲
にあるかどうかを判別する位置範囲判別手段と、(ホ)
この位置範囲判別手段が所定の位置範囲にあると判別し
た通信端末に対してそれ以外の通信端末よりも通信開始
を許可する割合を高める優先処理手段とをアクセス制御
装置に具備させる。
【0019】すなわち請求項4記載の発明では、返答手
段が通信開始を許可しなかった通信端末についてその位
置情報を記憶する位置情報記憶手段を設けている。そし
て、複数の通信端末から送られてくる通信開始を要求す
る信号が競合しかつこれらすべての通信端末に対しては
通信を許可できないときこれら競合する通信端末から送
られてきた位置情報が位置情報記憶手段に記憶された通
信端末の位置と所定の位置範囲にあるかどうかを判別
し、優先処理手段によって所定の位置範囲にあると判別
した通信端末を優先的に処理するようにしている。この
ように優先処理手段を設けることで、アクセスが失敗し
た場合の不公平さを解消することができる。しかもそれ
ぞれの通信端末のIDを確認する必要がない。
【0020】請求項5記載の発明では、請求項2または
請求項3記載のアクセス制御装置で、到来角度記憶手段
に記憶された到来角度は通信端末が大きく移動しないと
みなせる所定の時間だけ保存されることを特徴としてい
る。
【0021】すなわち請求項5記載の発明では、到来角
度記憶手段に記憶された到来角度は通信端末が大きく移
動しないとみなせる所定の時間だけ保存しこれ以後は使
用できないようにすることで、異なった方向から移動し
てきた他の通信端末が間違って優先処理される事態を防
止している。
【0022】請求項6記載の発明では、請求項4記載の
アクセス制御装置で、位置情報記憶手段に記憶された位
置情報は通信端末が大きく移動しないとみなせる所定の
時間だけ保存されることを特徴としている。
【0023】すなわち請求項6記載の発明では、位置情
報記憶手段に記憶された位置情報は通信端末が大きく移
動しないとみなせる所定の時間だけ保存しこれ以後は使
用できないようにすることで、異なった方向から移動し
てきた他の通信端末が間違って優先処理される事態を防
止している。
【0024】
【発明の実施の形態】
【0025】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0026】図1は本発明の一実施例のアクセス制御装
置を使用した基地局と移動端末の配置関係の一例を示し
たものである。基地局101のサービスエリア102内
には第1〜第Nの移動端末1031〜103Nが存在して
いる。ここで数値Nは2以上の整数値であるが、通常は
数値2よりもはるかに大きな値である。基地局101は
アダプティブアレーアンテナ104を備えており、第1
〜第Nの移動端末1031〜103Nが通信開始のための
プリアンブル信号111を送出してきたときにはその方
角を判別することができるようになっている。また、基
地局101はいずれかの移動端末103からプリアンブ
ル信号111が送信されてきたときには、通信を許可す
るときACK信号112を返信し、許可しないときには
NACK信号113を返信するようになっている。
【0027】ここで、本実施例のプリアンブル信号11
1は次のような性格を有している。プリアンブル信号
111を構成する符号列は、サービスエリア102内に
存在する第1〜第Nの移動端末1031〜103Nに1つ
ずつ固有の符号列としては割り振られていない。これら
はこのサービスエリア102内の移動端末103用に所
定数定められており、移動端末103はこれらを共通し
て使用することができる。それぞれの移動端末103
は一度割り当てられた特定のプリアンブル信号111を
継続的に使用するものではなく、送信を行うたびにこれ
らは異なったものとなる。したがって、基地局101は
受信したプリアンブル信号111の符号を解読しただけ
ではこれがどの移動端末103から送られてきたかを判
別することはできない。
【0028】ACK信号112を受信した移動端末10
3は、メッセージパート114を割り当てられて、これ
によるデータの伝送が可能になる。基地局はNACK信
号113を返信する場合にはその移動端末103の方角
θを記憶しておくようになっている。そして再度その移
動端末103がプリアンブル信号111を送出してきた
ときには、複数の移動端末103の要求が競合したよう
な場合に優先的にメッセージパート114を割り当てる
ようにしている。
【0029】一例として第2の移動端末1032と第3
の移動端末1033が時間的に重複してプリアンブル信
号111を基地局101に送信したとする。基地局10
1が第2および第3の移動端末1032、1033の内の
一方のみにメッセージパート114を割り当てることが
できるものとすると、これらのプリアンブル信号111
からそれぞれの方角θ2、θ3を判別する。そして、比較
的近い過去にこれらの方角θ2、θ3と同一あるいは予め
定めた角度範囲でNACK信号113を返信した移動端
末103が存在するかどうかを判別する。そしてたとえ
ば第2の移動端末1032のみがこのような履歴を持っ
ているのであれば、この第2の移動端末1032が少な
くとも1回以上通信の開始を待たされたことが明らかに
なる。そこでこの例では、第2の移動端末1032に第
3の移動端末1033より優先してメッセージパート1
14の割り当てを行うことになる。
【0030】図2はこのような機能を備えた基地局の回
路構成の要部を表わしたものである。基地局101はア
ダプティブアレーアンテナ104を構成する各アンテナ
素子から得られたそれぞれのベースバンド信号121を
相関器122と方向推定重み付け係数生成器123に入
力している。
【0031】図3はアダプティブアレーアンテナの原理
的な構成を表わしたものである。アダプティブアレーア
ンテナ104は、各アンテナ素子1311〜131Mのそ
れぞれの受信した信号を可変減衰器1321〜132M
減衰したり可変移相器133 1〜133Mで位相をずらす
ことができるようになっている。これによって電波の到
達する時間差や位相あるいは波形のずれをなくすことが
できる。また、可変減衰器1321〜132Mおよび可変
移相器1331〜133Mを変化させることで指向性を変
えることができ、これによってプリアンブル信号111
を送出してきた移動端末103の方角を判別するための
データを取得することも可能である。可変移相器133
1〜133Mを経たそれぞれの受信信号は図示しない復調
器によって復調された後、ベースバンド信号121とし
て図2に示す相関器122および方向推定重み付け係数
生成器123に入力されることになる。なお、アダプテ
ィブアレーアンテナを使用した受信装置については特開
平9−247005号公報に開示がある。また指向性制
御アンテナ装置については特開平10−70502号公
報や特開平11−215049号公報に開示がある。
【0032】図2に戻って説明を続ける。相関器122
は予め移動端末103との間で使用することが決められ
ているそれぞれのプリアンブル信号111と受信された
信号(ベースバンド信号121)の相関値をアダプティ
ブアレーアンテナ104のそれぞれのアンテナ素子13
1〜131M(図3)ごとに求める。方向推定重み付け
係数生成器123の方もこれに並行して相関が計算され
る。方向推定重み付け係数生成器123の場合には、更
に前記したように図3に示した可変減衰器1321〜1
32Mおよび可変移相器1331〜133Mを変化させる
ことで移動端末103から送られてきたプリアンブル信
号111の到来した方向の判別およびアンテナ素子13
1〜131Mのそれぞれに対する重み付け係数の生成が
行われる。このようにして生成された重み付け係数12
4は合成器125に入力され、アンテナ素子1311
131Mについて相関器122から出力された相関値出
力126が重みを付けられて合成される。
【0033】合成器125から出力される合成相関値1
28とそれについて方向推定重み付け係数生成器123
から出力される到来角度情報129は、プリアンブル信
号判定器141に入力される。プリアンブル信号判定器
141ではプリアンブル信号111の受信判定を行うと
共に、受信したプリアンブル信号111に対して通信を
許可するACK信号112(図1)を返信するか、通信
を許可しないNACK信号113(図1)を送信するか
の決定を行う。この決定に応じて出力されるACK信号
あるいはNACK信号の基となる返答信号142は符号
生成部143に入力される。符号生成部143ではこの
返答信号142の内容に応じてACK信号あるいはNA
CK信号に相当する符号列144を生成し、これを分配
器145に供給する。分配器145はこの符号列144
からなるACK信号あるいはNACK信号をアダプティ
ブアレーアンテナ104の各アンテナ素子1311〜1
31M(図3参照)に供給する。このとき、重み付け係
数146が各アンテナ素子1311〜131Mに入力され
る信号に乗算されることになる。
【0034】到来角度記憶装置148はプリアンブル信
号判定器141が通信を許可しないNACK信号113
を返信することを決めた基となるプリアンブル信号11
1の到来角度を記憶して、これを一定時間保持すること
になっている。有限の時間保持した後にその内容はクリ
アされる。これは、第1〜第Nの移動端末1031〜1
03Nがすべて時間と共に移動できる性格を持っている
ためである。すなわち比較的短時間前に到来角度が一致
あるいは近似するようなものがあれば、同一の移動端末
103と見なしてその移動端末103に優先的に通信開
始の許可を与えることになるが、これ以外の場合には他
の移動端末と間違う可能性が大きいので、記憶した到来
角度についての情報は所定の時間経過後は消去すること
にしている。
【0035】図4はある時点における基地局と第1〜第
3の移動端末の通信状態を示したものであり、図5はこ
れから比較的短い時間が経過した時点での同様の通信状
態を示したものである。これらの図面と共に、実際の例
を挙げながら本実施例のアクセス制御装置の動作を具体
的に説明する。
【0036】まず図4に示した通信状況を説明する。こ
こでは第1および第2の移動端末1031、1032がプ
リアンブル信号1111、1112を基地局101に時間
的に競合して送信している。基地局101は第2の移動
端末1032に対してACK信号1122を返信して通信
を許可する。第1の移動端末1031に対して基地局1
01はNACK信号1131を返信している。この図4
に示した状況下で第3の移動端末1033は通信に何ら
関与していない。
【0037】図6は、図4に対応するもので第2の移動
端末と第1の移動端末のそれぞれのプリアンブル信号と
基地局に対する到来角度の関係を表わしたものである。
第1の移動端末1031から送出されるプリアンブル信
号1111が基地局101に到来する到来角度をθ1
し、第2の移動端末1032から送出されるプリアンブ
ル信号1112が基地局101に到来する到来角度をθ2
とすると、両者はこの図6に示したような関係となる。
プリアンブル信号1112に対してはACK信号1122
が返信される。プリアンブル信号1111についてはN
ACK信号1131が返信されるので、図2に示した到
来角度記憶装置148に対して到来角度θ1が記憶15
1されることになる。
【0038】図4に示した通信状況では第1の移動端末
1031が通信を行うことができない。そこで第1の移
動端末1031は時間を置いて再度プリアンブル信号1
111を基地局101に対して送出する。これが図5の
通信状況である。この図5に示す状況では第2の移動端
末1032が通信を終了させている。ここでは第3の移
動端末1033がプリアンブル信号1113を送出し、第
1の移動端末1031のアクセスと競合している。基地
局101は図6で到来角度θ1を記憶151した第1の
移動端末1031に対してACK信号1121を優先的に
返信している。これにより第1の移動端末1031は通
信を開始することができる。第3の移動端末1033
ついてはこのような優先的な処理がされず、NACK信
号1133が返信されている。
【0039】図7は、図5に対応するもので第2の移動
端末と第1の移動端末のそれぞれのプリアンブル信号と
基地局に対する到来角度の関係を表わしたものである。
第1の移動端末1031から再度送出されたプリアンブ
ル信号1111が基地局101に到来する到来角度を
θ1′とし、第3の移動端末1033から送出されるプリ
アンブル信号1113が基地局101に到来する到来角
度をθ3とする。図4に示した状況と図5に示した状況
の時間差が十分少ないものとすれば、あるいは第1の移
動端末1031の移動速度が速くないものとすると、同
一の第1の移動端末1031についての到来角度θ1′は
先の到来角度θ1と同一であるか両者の角度差は十分小
さい。したがって、基地局101は先に保存された到来
角度θ1を基にして到来角度θ1′のプリアンブル信号1
111が同一の第1の移動端末1031に関わるものであ
ると判別152することができる。したがって、第1の
移動端末1031に対して優先的にメッセージパート1
14(図1参照)を割り当てることができ、ACK信号
1121を返信することができる。
【0040】第3の移動端末1033に対しては、NA
CK信号1133が返信されることになる。そこで基地
局101は到来角度記憶装置148に対して到来角度を
θ3を記憶153する。したがって、比較的短時間の後
に再度第3の移動端末1033がプリアンブル信号11
3を送出した場合には、同様にこれに対して優先的な
処理が行われることになる。
【0041】図8は、以上の第1〜第3の移動端末の処
理の流れを示したものである。すでに図4〜図7で詳細
に説明したので、基地局101を中心として簡単に説明
する。基地局101は2つの競合するプリアンブル信号
1111、1112を受け取ると(ステップS201)、
プリアンブル信号の判定を行って(ステップS20
2)、所定の論理で第1の移動端末1031に対してN
ACK信号1131を返信する一方、第2の移動端末1
032に対してACK信号1122を返信する(ステップ
S203)。この後、NACK信号1131を返信した
プリアンブル信号1111についての到来角度θ1を記憶
する(ステップS204)。ACK信号112 2を受信
した第2の移動端末1032はメッセージパートのアク
セスが可能になる(ステップS205)。
【0042】これからすぐ後でまだ到来角度θ1の記憶
が保存されている間に第1の移動端末1031が再度プ
リアンブル信号1111′を送出し、これが第3の移動
端末1033のプリアンブル信号1113の送出と競合す
ると(ステップS206)、基地局101は到来角度を
θ1を読み出し(ステップS207)、到来角度をθ1
および到来角度をθ3と比較する(ステップS20
8)。この結果、第1の移動端末1031が到来角度
θ1、θ1′の関係で優先的にACK信号1121の返信
を受ける。第3の移動端末1033に対してはNACK
信号1133が返信される(ステップS209)。した
がって、到来角度をθ3の保存が行われ(ステップS2
10)、第1の移動端末1031についてはメッセージ
パートのアクセスが可能になる(ステップS211)。
【0043】図9は、以上のような制御を行う基地局の
アクセス制御装置の処理の流れを表わしたものである。
基地局は図示しないがCPU(中央処理装置)を搭載し
ており、同じく図示しない記憶媒体に格納されたプログ
ラムを実行することにより、このような処理を実現して
いる。アクセス制御装置はいずれかの移動端末103か
ら信号が受信されるのを待機しており(ステップS23
1)、受信されると(Y)、図2に示した相関器122
を使用して相関値を算出し(ステップS232)、方向
推定重み付け係数生成器123で到来方位を推定する
(ステップS233)。そして図3に示したアンテナ素
子1311〜131Mのそれぞれに対する重み付け係数の
生成が行われる(ステップS234)。合成器125は
これを基にして相関器122から出力された相関値出力
126を合成する(ステップS235)。
【0044】この時点でアクセス制御装置は図2の到来
角度記憶装置148内に所定時間以内に書き込まれた到
来角度が存在するか否かをチェックする(ステップS2
36)。該当する到来角度が存在する場合には(Y)、
その角度を読み出す(ステップS237)。そしてこれ
を用いてプリアンブル信号の判定を行う(ステップS2
38)。所定時間以内に書き込まれた到来角度が存在し
なかった場合には(ステップS236:N)、直ちにス
テップS238の処理に進むことになる。
【0045】プリアンブル信号の判定が行われたら、そ
の判定結果に応じてACK信号112あるいはNACK
信号113が生成される(ステップS239)。そして
アダプティブアレーアンテナ104に分配されて該当す
る移動端末103に返信されることになる(ステップS
240)。このときNACK信号113が送信されたの
であれば(ステップS241:Y)、該当する到来角度
θが到来角度記憶装置148内に保存される(ステップ
S242)。それ以外の場合には(ステップS241:
N)、このような保存処理が行われることなく処理が終
了する(エンド)。なお、到来角度記憶装置148内に
保存される到来角度θについては時刻情報も併せて書き
込んでおき、図示しない他の信号処理作業でこれを定期
的に読み出して、所定時間以上経過した到来角度θにつ
いてのデータは消去するようにすればよい。NACK信
号113が送出された後にACK信号112が送出され
た場合にも同様に該当する到来角度θについてのデータ
は消去することになる。
【0046】なお、実施例ではアダプティブアレーアン
テナを使用してそれぞれの移動端末からの電波の到来角
度あるいは移動端末の方角を判別することにしたが、こ
のようなアンテナを使用することなく同様の到来角度あ
るいは方角を判別できるようにしてもよい。たとえばG
PS(Global Positioning System:全地球測位システ
ム)を使用して移動端末から位置情報を取得してこのよ
うな到来角度あるいは方角を判別することも可能であ
る。この場合には、同一方角であっても更に遠近まで判
別することが可能であり、より精度の高い判別を行うこ
とができる。位置情報そのものを記憶して比較すること
も可能である。更に、個々のアンテナ素子の重み付け係
数を記憶しておいて、これを比較材料として移動端末を
特定するようにしてもよい。
【0047】また実施例では基地局と移動端末の関係を
説明したが、これに限られるものではなく、一般には複
数の送受信端末(通信端末)とこれらと通信を行う送受
信機の関係に拡張することができる。CDMA通信方式
の通信装置に限られるものでないことも当然である。た
とえばFDMA(frequency division multiple acces
s:周波数分解多元接続)あるいはTDMA(time divi
sion multiple access:時分割多重アクセス方式)を使
用した通信システムに対して本発明を同様に適用するこ
とができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、通信開始を要求する信号を解析してその要求
を行った通信端末の方角を判別する方角判別手段を用意
しておき、返答手段が通信開始を許可しなかった通信端
末について方角判別手段の判別した方角を記憶しておい
て、通信開始を要求する信号を要求受信手段が受信する
たびにその通信端末の方角が方角記憶手段に記憶された
方角のいずれかと所定の角度範囲にあるかどうかを判別
し、方角記憶手段に記憶された方角から所定の角度範囲
にあると判別した通信端末に対してはそれ以外の通信端
末よりも通信開始を許可する割合を高めるようにした。
これにより、通信を過去に許可されなかった通信端末に
優先的に通信の機会を与えることができる。しかもそれ
ぞれの通信端末のIDを確認する必要がない。また、た
とえば駅構内等の特定の狭い範囲で緊急事態が発生して
複数の者がこれを通知するために相次いで通信を要求し
たような場合には、一番最初に通信を要求した者が次に
再度通信を要求するまでに時間を要するような場合で
も、この間に他の者が通信を要求すればこの者に対して
優先的な処理が行われることになり、狭い範囲で複数の
者が緊急事態の通知を要求した場合の処理が滞りなく行
われるといった効果もある。
【0049】また請求項2記載の発明によれば、通信開
始を要求する信号を解析してその要求を行った通信端末
から送られてきたその信号の到来角度を判別する到来角
度判別手段を設けておき、返答手段が通信開始を許可し
なかった通信端末について到来角度判別手段の判別した
到来角度を記憶しておいて、同一とみなせる到来角度か
ら再度通信開始が要求されたときにはこれを優先的に処
理するようにしたので、通信を過去に許可されなかった
通信端末に優先的に通信の機会を与えることができる。
しかもそれぞれの通信端末のIDを確認する必要がな
い。また、たとえば駅構内等の特定の狭い範囲で緊急事
態が発生して複数の者がこれを通知するために相次いで
通信を要求したような場合には、一番最初に通信を要求
した者が次に再度通信を要求するまでに時間を要するよ
うな場合でも、この間に他の者が通信を要求すればこの
者に対して優先的な処理が行われることになり、狭い範
囲で複数の者が緊急事態の通知を要求した場合の処理が
滞りなく行われるといった効果もある。
【0050】更に請求項3記載の発明によれば、通信開
始を要求する信号を解析してその要求を行った通信端末
から送られてきたその信号の到来角度を判別する到来角
度判別手段を設けておき、返答手段が通信開始を許可し
なかった通信端末について到来角度判別手段の判別した
到来角度を記憶しておいて、通信開始の要求が競合した
時には、同一とみなせる到来角度から再度通信開始が要
求されたときにはこれを優先的に処理することができ
る。このように優先処理手段を設けることで、アクセス
が失敗した場合で更にそれ以降のアクセスで競合が生じ
た場合の不公平さを解消することができる。しかもそれ
ぞれの通信端末のIDを確認する必要がない。
【0051】また請求項4記載の発明によれば、返答手
段が通信開始を許可しなかった通信端末についてその位
置情報を記憶する位置情報記憶手段を設けておき、複数
の通信端末から送られてくる通信開始を要求する信号が
競合しかつこれらすべての通信端末に対しては通信を許
可できないときこれら競合する通信端末から送られてき
た位置情報が位置情報記憶手段に記憶された通信端末の
位置と所定の範囲にあるかどうかを判別し、優先処理手
段によって所定の位置範囲にあると判別した通信端末を
優先的に処理するようにしたので、アクセスが失敗した
場合で更にそれ以降のアクセスで競合が生じた場合の不
公平さを解消することができる。しかもそれぞれの通信
端末のIDを確認する必要がない。
【0052】更に請求項5記載の発明によれば、到来角
度記憶手段に記憶された到来角度は通信端末が大きく移
動しないとみなせる所定の時間だけ保存しこれ以後は使
用できないようにしたので、異なった方向から移動して
きた他の通信端末が間違って優先処理される事態を防止
し、公平さを確保することができる。
【0053】また請求項6記載の発明によれば、位置情
報記憶手段に記憶された位置情報は通信端末が大きく移
動しないとみなせる所定の時間だけ保存しこれ以後は使
用できないようにしたので、異なった方向から移動して
きた他の通信端末が間違って優先処理される事態を防止
し、公平さを確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のアクセス制御装置を使用し
た基地局と移動端末の配置関係の一例を示した概略構成
図である。
【図2】本実施例の基地局の回路構成の要部を表わした
ブロック図である。
【図3】アダプティブアレーアンテナの原理的な構成を
表わした回路図である。
【図4】ある時点における基地局と第1〜第3の移動端
末の通信状態を示した説明図である。
【図5】図4に示した通信状態から比較的短い時間が経
過した時点での同様の通信状態を示した説明図である。
【図6】図4に対応するもので第2の移動端末と第1の
移動端末のそれぞれのプリアンブル信号と基地局に対す
る到来角度の関係を表わした説明図である。
【図7】図5に対応するもので第2の移動端末と第1の
移動端末のそれぞれのプリアンブル信号と基地局に対す
る到来角度の関係を表わした説明図である。
【図8】本実施例における第1〜第3の移動端末の処理
の流れを示した説明図である。
【図9】本実施例における基地局のアクセス制御装置の
処理の流れを表わした流れ図である。
【図10】ランダムアクセスチャネル方式による移動端
末と基地局の信号の送受信の様子を示したタイミング図
である。
【符号の説明】
101 基地局 102 サービスエリア 103 移動端末 104 アダプティブアレーアンテナ 111 プリアンブル信号 112 ACK信号 113 NACK信号 114 メッセージパート 123 方向推定重み付け係数生成器 141 プリアンブル信号判定器 148 到来角度記憶装置

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信端末からの通信開始を要求する信号
    を受信する要求受信手段と、 この要求受信手段が通信開始を要求する信号を受信する
    たびに通信開始を許可するか否かを示す返答を要求した
    通信端末に返答する返答手段と、 前記通信開始を要求する信号を解析してその要求を行っ
    た通信端末の方角を判別する方角判別手段と、 前記返答手段が通信開始を許可しなかった通信端末につ
    いて方角判別手段の判別した方角を記憶する方角記憶手
    段と、 通信開始を要求する信号を前記要求受信手段が受信する
    たびにその通信端末の方角が方角記憶手段に記憶された
    方角のいずれかと所定の角度範囲にあるかどうかを判別
    する角度範囲判別手段と、 この角度範囲判別手段が所定の角度範囲にあると判別し
    た通信端末に対してそれ以外の通信端末よりも通信開始
    を許可する割合を高める優先処理手段とを具備すること
    を特徴とするアクセス制御装置。
  2. 【請求項2】 通信端末からの通信開始を要求する信号
    を受信する要求受信手段と、 この要求受信手段が通信開始を要求する信号を受信する
    たびに通信開始を許可するか否かを示す返答を要求した
    通信端末に返答する返答手段と、 前記通信開始を要求する信号を解析してその要求を行っ
    た通信端末から送られてきたその信号の到来角度を判別
    する到来角度判別手段と、 前記返答手段が通信開始を許可しなかった通信端末につ
    いて到来角度判別手段の判別した到来角度を記憶する到
    来角度記憶手段と、 通信開始を要求する信号を前記要求受信手段が受信する
    たびにその通信端末から送られてきた信号の到来角度が
    到来角度記憶手段に記憶された到来角度のいずれかと所
    定の角度範囲にあるかどうかを判別する角度範囲判別手
    段と、 この角度範囲判別手段が所定の角度範囲にあると判別し
    た通信端末に対してそれ以外の通信端末よりも通信開始
    を許可する割合を高める優先処理手段とを具備すること
    を特徴とするアクセス制御装置。
  3. 【請求項3】 通信端末からの通信開始を要求する信号
    を受信する要求受信手段と、 この要求受信手段が通信開始を要求する信号を受信する
    たびに通信開始を許可するか否かを示す返答を要求した
    通信端末に返答する返答手段と、 前記通信開始を要求する信号を解析してその要求を行っ
    た通信端末から送られてきたその信号の到来角度を判別
    する到来角度判別手段と、 前記返答手段が通信開始を許可しなかった通信端末につ
    いて到来角度判別手段の判別した到来角度を記憶する到
    来角度記憶手段と、 複数の通信端末から送られてくる通信開始を要求する信
    号が競合しかつこれらすべての通信端末に対しては通信
    を許可できないときこれら競合する通信端末から送られ
    てきた信号のそれぞれの到来角度が到来角度記憶手段に
    記憶された到来角度のいずれかと所定の角度範囲にある
    かどうかを判別する角度範囲判別手段と、 この角度範囲判別手段が所定の角度範囲にあると判別し
    た通信端末に対してそれ以外の通信端末よりも通信開始
    を許可する割合を高める優先処理手段とを具備すること
    を特徴とするアクセス制御装置。
  4. 【請求項4】 通信端末からの通信開始を要求する信号
    をその通信端末の位置情報と共に受信する要求受信手段
    と、 この要求受信手段が通信開始を要求する信号を受信する
    たびに通信開始を許可するか否かを示す返答を要求した
    通信端末に返答する返答手段と、 この返答手段が通信開始を許可しなかった通信端末につ
    いてその位置情報を記憶する位置情報記憶手段と、 複数の通信端末から送られてくる通信開始を要求する信
    号が競合しかつこれらすべての通信端末に対しては通信
    を許可できないときこれら競合する通信端末から送られ
    てきた位置情報が位置情報記憶手段に記憶された通信端
    末の位置と所定の位置範囲にあるかどうかを判別する位
    置範囲判別手段と、 この位置範囲判別手段が所定の位置範囲にあると判別し
    た通信端末に対してそれ以外の通信端末よりも通信開始
    を許可する割合を高める優先処理手段とを具備すること
    を特徴とするアクセス制御装置。
  5. 【請求項5】 前記到来角度記憶手段に記憶された到来
    角度は通信端末が大きく移動しないとみなせる所定の時
    間だけ保存されることを特徴とする請求項2または請求
    項3記載のアクセス制御装置。
  6. 【請求項6】 前記位置情報記憶手段に記憶された位置
    情報は通信端末が大きく移動しないとみなせる所定の時
    間だけ保存されることを特徴とする請求項4記載のアク
    セス制御装置。
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