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JP3363362B2 - 逆流防止装置を備えた水中ポンプユニット - Google Patents

逆流防止装置を備えた水中ポンプユニット

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Publication number
JP3363362B2
JP3363362B2 JP29983597A JP29983597A JP3363362B2 JP 3363362 B2 JP3363362 B2 JP 3363362B2 JP 29983597 A JP29983597 A JP 29983597A JP 29983597 A JP29983597 A JP 29983597A JP 3363362 B2 JP3363362 B2 JP 3363362B2
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JP
Japan
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valve
prevention device
backflow prevention
air
submersible pump
Prior art date
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Application number
JP29983597A
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JPH11132181A (ja
Inventor
克則 能田
寛浩 山本
功一 田村
敬士 ▲くに▼原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=17877510&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3363362(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Shinmaywa Industries Ltd filed Critical Shinmaywa Industries Ltd
Priority to JP29983597A priority Critical patent/JP3363362B2/ja
Publication of JPH11132181A publication Critical patent/JPH11132181A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、逆流防止装置を
備えた水中ポンプユニットに関し、詳しくは液状物を輸
送する際の空気抜き対策を逆止弁に施したものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、上水、下水あるいは汚濁水等
各種の液状物を輸送する場合、例えば特開平7−286
595号公報に開示されているような水中ポンプを液状
物中に沈め、水中ポンプを起動させて液状物を吐出管に
汲み上げて圧送することが行われている。この水中ポン
プでは、空気がポンプ室にあると、液状物を吐出口に適
正な圧力で圧送することができなくなることから、空気
抜き弁をポンプケーシングに組み込み、空気をポンプ室
から外部に排出するようにしている。また、上記吐出管
の下流側には、汲み上げた液状物が逆流しないように実
登第2545929号公報に開示されているような逆止
弁が介設されているのが一般的である。
【0003】ところで、上述の如くして水中ポンプのポ
ンプ室から空気を排出するようにしても、ポンプ室内の
空気を完全に空気抜き弁から排出することができるとは
限らず、その一部が吐出管に流入することがある。そし
て、この空気が水中ポンプの吐出口と逆止弁の流入口と
の間の吐出管部分内に溜まると、液状物を水中ポンプで
圧送する際の圧力で吐出管内の空気が逆止弁の流入口で
圧縮されるため、適正な圧力が逆止弁の弁体に作用せず
弁体が作動しないことがあり、これでは液状物を圧送す
ることができなくなる。
【0004】そこで、一般には、空気抜き弁を吐出管の
途中に介設し、吐出管内に溜まった空気を空気抜き弁か
ら外部に排出することが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、空気抜き弁を
吐出管の途中に介設する場合、吐出管に空気排出孔を開
設し、この空気排出孔に排出管の一端を溶接等によって
接続した後、空気抜き弁を排出管の他端に取り付けてい
るため、孔開け及び溶接等による取付作業が必要で、配
管工事が複雑となって不経済である。
【0006】また、空気抜き弁の介設箇所が吐出管の途
中であるため、介設箇所より下流側に空気が流入するこ
とも考えられ、逆止弁の弁体の作動に支障を来たすおそ
れがある。
【0007】この発明はかかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、空気抜き弁を簡単に
取り付けるとともに、空気抜きを確実に行おうとするこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、空気抜き弁を逆止弁に取付け可能にし
たことを特徴とする。
【0009】具体的には、この発明は、液状物中に配置
され、吸込口から吸い込んだ液状物を吐出口に圧送する
水中ポンプと、上記水中ポンプの吐出口に接続され、上
記水中ポンプにより吐出口を経て圧送される液状物を吐
出する吐出管とを備え、上記吐出管の下流側に逆流防止
装置が介設された逆流防止装置を備えた水中ポンプユニ
ットを対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0010】すなわち、請求項1に記載の発明は、上記
逆流防止装置は、流入口と流出口とを有するバルブケー
シング内に弁体が収容された逆止弁を備え、上記逆止弁
の弁体は、上記流入口から流入する液状物の圧力により
作動し、上記流入口を開放して液状物の流入口から流出
口への流通を許容する一方、液状物の圧力が作用してい
ない時には作動せず、流入口を閉塞して液状物の流入口
外への逆流を防止するように構成されており、上記逆止
弁のバルブケーシングには、流入管部が上記流入口に連
通するように一体に突設され、上記流入管部には、空気
排出孔が上記流入口と液状物の流通方向に連続ないし僅
かな隙間を介して開設され、吐出管を経て上記流入管部
に移動した空気を上記空気排出孔から排出するようにな
ていることを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1記載に
記載の発明において、空気排出孔に排出管を接続したこ
とを特徴とする。
【0012】上記の構成により、請求項1,2に記載の
発明では、水中ポンプの起動により液状物が吐出管に汲
み上げられて圧送され、逆止弁を経て吐出される。この
逆止弁を通過した液状物は逆止弁の機能により逆流が防
止され、吐出管の上流側に逆戻りしない。さらに、逆止
弁のバルブケーシングに一体に突設する流入管部に空気
排出孔が開設されていることから、この開設されている
空気排出孔に排出管を溶接あるいは螺合するなどして接
続するだけで簡単に排出管の取付作業が行われ、吐出管
に対する加工が不要となり配管工事が簡略化されて経済
的となる。また、空気排出孔がバルブケーシングの流入
と液状物の流通方向に連続ないし僅かな隙間を介して
開設しているため、この間に空気が溜まることなく確実
に排出管より排出され、逆止弁の弁体の作動に支障を来
たすことがない。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、逆止弁の弁体をボール型の弁体にした
ことを特徴とする。
【0014】上記の構成により、請求項3に記載の発明
では、逆止弁の弁体の形態が具体化される。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、流入口と流出口とを有するバルブケー
シング内に弁体が収容された空気抜き弁を空気排出孔に
接続する。そして、上記空気抜き弁の弁体を、上記流入
口から流入する空気の圧力によっては作動させず、上記
流出口を開放して空気の流入口から流出口への流通を許
容する一方、上記流入口から流入する液状物の圧力によ
り作動させ、上記流出口を閉塞して液状物の流出口外へ
の流出を阻止するように構成したことを特徴とする。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、流入口と流出口とを有するバルブケー
シング内に弁体が収容された空気抜き弁を排出管に接続
する。そして、上記空気抜き弁の弁体を、上記流入口か
ら流入する空気の圧力によっては作動させず、上記流出
口を開放して空気の流入口から流出口への流通を許容す
る一方、上記流入口から流入する液状物の圧力により作
動させ、上記流出口を閉塞して液状物の流出口外への流
出を阻止するように構成したことを特徴とする。
【0017】上記の構成により、請求項4,5に記載の
発明では、空気が流入口を経て(請求項5では排出管か
ら流入口を経て)空気抜き弁に流入しても弁体は作動せ
ず、流入した空気は流出口を経て排出されるが、液状物
が流入口を経て空気抜き弁に流入すると、弁体が作動し
て流出口を閉塞し、流入した液状物は空気抜き弁から出
て行かない。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項4又は5
に記載の発明において、空気抜き弁の弁体をボール型の
弁体にしたことを特徴とする。
【0019】上記の構成により、請求項6に記載の発明
では、空気抜き弁の弁体の一形態が具体化される。
【0020】請求項7に記載の発明は、請求項4又は5
に記載の発明において、空気抜き弁の弁体をベロー型の
弁体にしたことを特徴とする。
【0021】上記の構成により、請求項7に記載の発明
では、空気抜き弁の弁体の別の形態が具体化される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面に基づいて説明する。
【0023】図1はこの発明の一実施形態に係る水中ポ
ンプユニットAを示す。同図において、1は水中ポンプ
であって、この水中ポンプ1はポンプケーシング2を備
えてなり、このポンプケーシング2の内部はモータ室3
とポンプ室4とに下側軸受部材5によって上下に仕切ら
れている。上記モータ室3の中心には上下方向に延びる
回転軸6が上記下側軸受部材5及び図示しない上側軸受
部材によって回転自在に支承され、この回転軸6はロー
タ7とステータ8とからなるモータ9の起動により軸心
回りに回転するようになっている。この回転軸6の下端
は上記ポンプ室4に臨み、その下端には羽根車10が取
り付けられ、上記モータ9の起動により羽根車10を回
転させるようになっている。また、上記ポンプケーシン
グ2下面の中央には吸込口11が上記ポンプ室4に連通
するように開設されているとともに、その上部側方には
吐出口12が開設され、この吐出口12には上下方向に
延びる吐出管13が接続されている。
【0024】上記吐出管13は上流側吐出管14と下流
側吐出管15とからなり、この上流側吐出管14と下流
側吐出管15との間に逆流防止装置Bが介設され、上記
上流側吐出管14の上端側フランジ16と逆流防止装置
Bの下端側フランジ17、及び上記下流側吐出管15の
下端側フランジ18と逆流防止装置Bの上端側フランジ
19とをそれぞれボルト20で締結することにより、上
記逆流防止装置Bを吐出管13の下流側に配してこれら
三者を一体的に連結している。
【0025】上記逆流防止装置Bは、図2及び図3にも
示すように、その本体をなす逆止弁21を備えてなり、
この逆止弁21はバルブケーシング22を備えている。
このバルブケーシング22の下端には上記上流側吐出管
14に連通する流入口23が開設され、この流入口23
周りには円錐形弁座24が装着されている。上記バルブ
ケーシング22の上端には上記下流側吐出管15に連通
する流出口25が開設されている。
【0026】上記バルブケーシング22内は弁室26を
構成し、この弁室26には、鋼球27aの表面を耐食性
に優れた弾性材27bで覆ったボール型の弁体27が収
容され、この弁体27は圧力が作用していない時には作
動せず上記弁座24に着座し、上記流入口23を閉塞し
て吐出管13を遮断している。
【0027】上記弁室26の側壁は蓋28で構成され、
この蓋28はバルブケーシング22との間にOリング2
9を介在させてボルト30でバルブケーシング22に締
結され、この蓋28は上記弁体27を弁室26に収容し
たり、メンテナンスを行う時に開くようになっている。
【0028】上記弁室26の内壁には蓋28と対向する
側壁から上壁にかけて一対のガイド31が湾曲して形成
され、上記弁体27に液状物Wの圧力が作用している時
には、弁体27が上記流入口23から流入する液状物W
の圧力により作動し、つまり弁体27が弁座24から押
し上げられ、上記ガイド31に沿って図1仮想線のよう
に退避し、流入口23を開放するようになっている。そ
して、この流入口23の開放状態で、液状物Wが上流側
吐出管14から流入口23を経て逆止弁21の弁室26
に流入し、さらに流出口25を経て下流側吐出管15か
ら吐出されるようになっている。一方、上記弁体27に
液状物Wの圧力が作用していない時には、図1実線のよ
うに弁体27が作動せず弁座24に着座し、流入口23
を閉塞して液状物Wの流入口23外つまり上流側吐出管
14への逆流を防止するようになされている。
【0029】上記逆止弁21のバルブケーシング22下
端には、流入管部32が上記流入口23に連通するよう
に一体に突設され、この流入管部32に空気排出孔
33が上記流入口23と液状物Wの流通方向に連続ない
し僅かな隙間を介して開設され、この空気排出孔33に
はL字形の排出管34の一端が接続されている。そし
て、上記吐出管13を経て上記流入管部32に移動した
空気を上記空気排出孔33から排出管34に排出するよ
うになっている。
【0030】上記排出管34の他端(下流端)には空気
抜き弁35が取り付けられている。この空気抜き弁35
は円筒形のバルブケーシング36を備えてなり、このバ
ルブケーシング36の下端には上記排出管34に連通す
る流入口37が開設されているとともに、上端には上壁
部材38が嵌着され、この上壁部材38の中央には大気
に開放される流出口39が開設されている。
【0031】上記バルブケーシング36内の流入口37
側には、図4にも示すように一対のプレート40が間隔
をあけて配置されているとともに、上記上壁部材38の
内壁面はテーパ面38aに形成され、このプレート40
と上壁部材38との空間で弁室41を構成している。こ
の弁室41にも、上記逆止弁21の弁体27と同様に鋼
球42aの表面を耐食性に優れた弾性材42bで覆った
ボール型の弁体42が収容され、この弁体42は常時は
上記一対のプレート40で支持され、弁体42を支持し
ていないプレート40間の隙間から空気を流入口37か
ら流出口39に排出するようになっている。
【0032】そして、この弁体42は、上記流入口37
から流入する空気の圧力によっては作動せず、上記流出
口39を開放して空気の流入口37から流出口39への
流通を許容する一方、上記流入口37から流入する液状
物Wの圧力により作動し、上記上壁部材38のテーパ面
38aに案内されて図1仮想線のように流入口37を閉
塞して液状物Wの流出口39外への流出を阻止するよう
になされている。
【0033】このように、逆止弁21及び空気抜き弁3
5を排出管34で接続してなる逆流防止装置Bと、この
逆流防止装置Bが上流側吐出管14と下流側吐出管15
との間に介設された吐出管13と、この吐出管13が接
続された水中ポンプ1とからなる水中ポンプユニットA
は、図1に示すように、例えば汚水処理場等で汚水等の
液状物Wを汲み上げる場合に使用される。なお、上記水
中ポンプ1のポンプケーシング2の底面には、処理槽4
3の底面43aに接地する脚部44が設けられていると
ともに、上端にはモータ9に電力を供給する電源ケーブ
ル45が設けられている。
【0034】上記水中ポンプユニットAの使用例を説明
するに、まず、水中ポンプユニットAを処理槽43内に
沈め、水中ポンプ1の脚部44を処理槽43の底面43
aに接地させて水中ポンプ1の安定化を図る。この際、
空気抜き弁35を水面から上方に突出させるようにす
る。
【0035】次いで、水中ポンプ1(モータ9)を起動
させる。これにより、羽根車10が回転し、液状物Wが
吸込口11からポンプ室4内に吸い込まれ、吐出口12
を経て吐出管13に圧送される。吐出管13に圧送され
た液状物Wは吐出管13内で押し上げられて逆止弁21
に達すると、弁体27が液状物Wの圧力で押し上げられ
て弁座24から離れ、ガイド31に案内されて図1仮想
線のようにポンプケーシング2内の側方に退避し、流入
口23を開放する。この流入口23の開放により流入口
23と流出口25とが開通し、液状物Wが流入口23か
ら流出口25を経てさらに下流側吐出管15を経て処理
槽43外に吐出される。
【0036】この際、吐出管13内に空気が液状物Wと
共に圧送されてくると、この空気は逆止弁21の流入管
部32から排出管34に流入し、空気抜き弁35に達す
る。この空気抜き弁35の弁体42は空気が流入しても
作動せず、流入した空気は弁体42を支持するプレート
40間の隙間から流出口39を経て外部に出て行く。も
しも、液状物Wが排出管34から流出口39を経て空気
抜き弁35に流入すると、弁体42が液状物Wの圧力に
よって作動して流出口39を閉塞するので、流入した液
状物Wが空気抜き弁35から出て行くことはない。
【0037】また、上記空気抜き弁35が排出管34に
よってバルブケーシング22の流入口23と液状物Wの
流通方向に連続ないし僅かな隙間をあけているため、こ
の間に空気を溜まることなく確実に排出管34より排出
することができ、逆止弁21の弁体27が空気の介在に
よって作動しないという事態を回避することができる。
【0038】さらに、吐出管13内の空気を空気抜き弁
35に導く空気排出孔33を、バルブケーシング22に
一体に突設した流入管部32に開設していることから、
この開設している空気排出孔33に排出管34を溶接あ
るいは螺合するなどして接続するだけの簡単な取付作業
で空気抜き弁35を排出管34に設置することができ、
配管工事を簡略化できて経済的なものにすることができ
る。
【0039】その後、液状物Wの汲上げ作業が終了する
と、水中ポンプ1(モータ9)を停止させ、液状物Wの
吐出管13への圧送を終える。これにより液状物Wの圧
力が解除され、今まで液状物Wの圧力によって弁室26
側方に退避していた弁体27が図1実線のように弁座2
4に着座し、流入口23が弁体27によって閉塞され
る。この流入口23の閉塞により流入口23と流出口2
5とが遮断され、下流側吐出管15側に押し上げられて
いる液状物Wの逆流が防止され、下流側吐出管15側の
液状物Wの処理槽43への逆戻りを防止することができ
る。
【0040】なお、空気抜き弁35は上記のものに限ら
ず、例えば、図5(a),(b)に第1変形例として示
す空気抜き弁35を採用してもよい。この第1変形例の
空気抜き弁35は、上記の実施形態におけるプレート4
0に代えて通気性を有するメッシュ状物46を採用し、
このメッシュ状物46をバルブケーシング36内を上下
に仕切るように配置しているものであり、流入口37か
ら流入する空気がこのメッシュ状物46の網目を通って
流出口39から外部に排出するようになっている。
【0041】図6は空気抜き弁35の第2変形例を示
し、上記の実施形態におけるプレート40や第1変形例
におけるメッシャ状物46をなくし、その代わりに弁体
42をチェーン47で上壁部材38に吊り下げたもので
ある。
【0042】図7は空気抜き弁の第3変形例を示し、上
記の3例とは異なり、弁体としてベロー型の弁体を採用
したものである。つまり、流出口39を有する上壁板材
48に板状弁体49をヒンジ50で上下方向に回動自在
に枢着し、その下方に設けた受け部材51で板状弁体4
9を所定の傾斜角度に保持したものである。
【0043】これら第1〜3変形例のほかの構成は、上
記の実施形態と同じであるので同一の箇所には同一の符
号を付してその詳細な説明を省略する。また、作用効果
も上記の実施形態と同じである。
【0044】なお、第3変形例を除く第1,2変形例で
は、ボール型の弁体42として、鋼球42aの表面を耐
食性に優れた弾性材42bで覆った中実のボール型の弁
体を採用したが、内部を中空としたフロートタイプのも
のでもよい。また、本例においても上述の如きボール型
の弁体27に限らず、要は液状物Wの逆流を防止する機
能を有するものであればよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、逆止弁のバルブケーシングに流入管部を一体に突設
し、この流入管部にバルブケーシングの流入口と液状物
の流通方向に連続ないし僅かな隙間を介して空気排出孔
を開設したので、上記空気排出孔に排出管を接続するだ
けの簡単な取付作業で配管工事を行うことができて経済
的である。さらに、空気排出孔がバルブケーシングの流
入口に直結ないし僅かな隙間をあけているため、空気を
溜まることなく確実に排出管より排出することができ、
逆止弁の弁体の作動に支障を来たさないようにすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】逆流防止装置を備えた水中ポンプユニットの全
体構成図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】図1のIII −III 線における断面図である。
【図4】図1のIV−IV線における断面図である。
【図5】(a)は空気抜き弁の第1変形例を示す縦断面
図、(b)は(a)のV−V線における断面図である。
【図6】空気抜き弁の第2変形例を示す縦断面図であ
る。
【図7】空気抜き弁の第3変形例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 水中ポンプ 11 吸込口 12 吐出口 13 吐出管 21 逆止弁 22 バルブケーシング 23 流入口 25 流出口 27 弁体 32 流入管部 33 空気排出孔 34 排出管 35 空気抜き弁 36 バルブケーシング 37 流入口 39 流出口 42 弁体 A 水中ポンプユニット B 逆流防止装置 W 液状物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲くに▼原 敬士 兵庫県宝塚市新明和町1番1号 新明和 工業株式会社 産機システム事業部内 (56)参考文献 特開 平6−323246(JP,A) 特開 平1−237391(JP,A) 特開 昭56−49466(JP,A) 実開 昭59−126197(JP,U) 実公 昭32−7266(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D F16K 15/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状物中に配置され、吸込口から吸い込
    んだ液状物を吐出口に圧送する水中ポンプと、 上記水中ポンプの吐出口に接続され、上記水中ポンプに
    より吐出口を経て圧送される液状物を吐出する吐出管と
    を備え、 上記吐出管の下流側に逆流防止装置が介設された逆流防
    止装置を備えた水中ポンプユニットであって、 上記逆流防止装置は、流入口と流出口とを有するバルブ
    ケーシング内に弁体が収容された逆止弁を備え、上記逆
    止弁の弁体は、上記流入口から流入する液状物の圧力に
    より作動し、上記流入口を開放して液状物の流入口から
    流出口への流通を許容する一方、液状物の圧力が作用し
    ていない時には作動せず、流入口を閉塞して液状物の流
    入口外への逆流を防止するように構成されており、 上記逆止弁のバルブケーシングには、流入管部が上記流
    入口に連通するように一体に突設され、 上記流入管部には、空気排出孔が上記流入口と液状物の
    流通方向に連続ないし僅かな隙間を介して開設され、吐
    出管を経て上記流入管部に移動した空気を上記空気排出
    孔から排出するようになっていることを特徴とする逆流
    防止装置を備えた水中ポンプユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の逆流防止装置を備えた水
    中ポンプユニットにおいて、 空気排出孔には、排出管が接続されていることを特徴と
    する逆流防止装置を備えた水中ポンプユニット
  3. 【請求項3】 請求項1記載の逆流防止装置を備えた水
    中ポンプユニットにおいて、 逆止弁の弁体は、ボール型の弁体であることを特徴とす
    る逆流防止装置を備えた水中ポンプユニット
  4. 【請求項4】 請求項1記載の逆流防止装置を備えた水
    中ポンプユニットにおいて、 流入口と流出口とを有するバルブケーシング内に弁体が
    収容された空気抜き弁が空気排出孔に接続され、 上記空気抜き弁の弁体は、上記流入口から流入する空気
    の圧力によっては作動せず、上記流出口を開放して空気
    の流入口から流出口への流通を許容する一方、上記流入
    口から流入する液状物の圧力により作動し、上記流出口
    を閉塞して液状物の流出口外への流出を阻止するように
    構成されていることを特徴とする逆流防止装置を備えた
    水中ポンプユニット
  5. 【請求項5】 請求項2記載の逆流防止装置を備えた水
    中ポンプユニットにおいて、 流入口と流出口とを有するバルブケーシング内に弁体が
    収容された空気抜き弁が排出管に接続され、 上記空気抜き弁の弁体は、上記流入口から流入する空気
    の圧力によっては作動せず、上記流出口を開放して空気
    の流入口から流出口への流通を許容する一方、上記流入
    口から流入する液状物の圧力により作動し、上記流出口
    を閉塞して液状物の流出口外への流出を阻止するように
    構成されていることを特徴とする逆流防止装置を備えた
    水中ポンプユニット
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載の逆流防止装置を備
    えた水中ポンプユニットにおいて、 空気抜き弁の弁体は、ボール型の弁体であることを特徴
    とする逆流防止装置を備えた水中ポンプユニット
  7. 【請求項7】 請求項4又は5記載の逆流防止装置を備
    えた水中ポンプユニットにおいて、 空気抜き弁の弁体は、ベロー型の弁体であることを特徴
    とする逆流防止装置を備えた水中ポンプユニット
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