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JP3361491B2 - 駐車装置 - Google Patents

駐車装置

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Publication number
JP3361491B2
JP3361491B2 JP33138299A JP33138299A JP3361491B2 JP 3361491 B2 JP3361491 B2 JP 3361491B2 JP 33138299 A JP33138299 A JP 33138299A JP 33138299 A JP33138299 A JP 33138299A JP 3361491 B2 JP3361491 B2 JP 3361491B2
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Japan
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vehicle
conveyor
turntable
parking
light projecting
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JP33138299A
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Inventor
良夫 石渡
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Tokyu Car Corp
Original Assignee
Tokyu Car Corp
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Publication date
Application filed by Tokyu Car Corp filed Critical Tokyu Car Corp
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  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両を載置するこ
とができるパレット部を有する駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の駐車装置として、例えば本願出
願人による特開平11−125024号公報に記載され
たようなものが知られている。特開平11−12502
4号公報に記載された駐車装置では、走行台車の走行路
に沿って複数の駐車室が配設されており、走行台車、駐
車室、入庫バース及び出庫バース(車庫部)の夫々に、
走行路を横切る方向に車両を受渡しするコンベヤが設け
られている。入庫バースに設けられるコンベヤは入庫バ
ースの床面と略同一平面上に、また、出庫バースに設け
られるコンベヤは出庫バースの床面と略同一平面上に、
配置される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
駐車装置において、たとえば入庫バースに車両が進入す
るための入庫通路と出庫バースから車両が退出するため
の出庫通路を兼用しそのレイアウト上、兼用した入庫通
路兼出庫通路が通り抜けできない場合には、入庫バース
あるいは出庫バースにターンテーブル等の旋回機構を備
えたパレット部を配設することが考えられる。
【0004】しかしながら、入庫バースあるいは出庫バ
ースにターンテーブルを備えたパレット部を配設した場
合には、パレット部(ターンテーブル)と、入庫バース
あるいは出庫バースの床面との間には、ある程度の間隙
が存在することになる。この場合、乗員が無造作に降車
又は乗車することも想定されるので、パレット部の側方
に存在する間隙に乗員の脚が取られてしまうといったよ
うな事態を防止する対策を講じて、乗員の安全確保に万
全を期すべきである。
【0005】また、パレット部に車両を移送するための
コンベヤ、たとえばベルトコンベヤ、スラットコンベヤ
あるいはローラコンベヤ等を設けた場合には、コンベヤ
の車両移送方向端部は、コンベヤプーリ、スプロケット
あるいはローラの半径に依存した曲率を有する。この結
果、互いに隣り合うコンベヤ同士の間隙は、互いに隣接
するパレット部と入庫バースあるいは出庫バースの床面
との間の間隙よりも大きくなり、たとえば150mm程
度に達してしまう。
【0006】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、本発明は、車両に対して乗降する乗員の安全を十分
に確保することができる駐車装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る駐車装置
は、車両を載置することができるパレット部を有する駐
車装置であって、パレット部の側方に存在する間隙に向
けて下方から投射光を出力する投光部を備えることを特
徴としている。
【0008】本発明に係る駐車装置では、パレット部の
側方に存在する間隙に向けて下方から投射光を出力する
投光部が設けられているので、車両から降車する、ある
いは車両に乗車する乗員に対して、パレット部の側方に
存在する間隙の存在が投射光により報知される。これに
より、乗員が無造作に、車両から降車したり、車両に乗
車したりしても、パレット部の側方に存在する間隙に脚
を取られてしまうといったような事態を防止することが
できる。従って、この駐車装置では、乗員の安全を極め
て良好に確保することが可能となる。
【0009】また、本発明において、パレット部は車両
を移送するためのコンベヤを有しており、投光部は、コ
ンベヤの車両移送方向端部に位置する間隙の下方に配置
されていることを特徴としている。車両を移送するため
のコンベヤをパレット部に設けた場合には、上述したよ
うに、コンベヤが設けられている位置での間隙はそれ以
外の位置での間隙よりも大きくなる。したがって、投光
部をコンベヤの車両移送方向端部に位置する間隙の下方
に配置することにより、コンベヤが設けられている位置
での間隙の存在が投射光によって報知されるので、乗員
が、特に間隙が大きくなるコンベヤの車両移送方向端部
において脚を取られてしまうといったような事態を防止
することができる。
【0010】また、パレット部が配設される車庫部への
車両の進入を検出する車両進入検出部と、車両進入検出
部により、車庫部への車両の進入が検出された際に、投
光部から投射光を出力するように投光部を制御する投光
制御部とが更に設けられていることが好ましい。この場
合には、車庫部への車両の進入時、すなわち乗員が降車
する可能性が高いときに、投光部から確実に投射光を出
力することができる。また、投光部は、車庫部に車両が
進入するときに投射光を出力するので、常時投射光を出
力する必要はなく、投光部における消費電力の低減、あ
るいは、投光部の耐久性の向上を図ることができる。
【0011】また、車両を出庫させる操作がなされたこ
とを検出する出庫操作検出部と、出庫操作検出部によ
り、車両を出庫させる操作がなされたことが検出された
際に、投光部から投射光を出力するように投光部を制御
する投光制御部とが更に設けられていることが好まし
い。この場合には、車両の出庫操作時、すなわち乗員が
乗車する可能性が高いときに、投光部から確実に投射光
を出力することができる。また、投光部は、出庫操作が
なされたときに投射光を出力するので、常時投射光を出
力する必要はなく、投光部における消費電力の低減、あ
るいは、投光部の耐久性の向上を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による駐
車装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明による駐車装置を示す拡大
斜視図である。同図に示す駐車装置1は、例えば地上階
に設けられる1の入出庫バース2と、例えば入出庫バー
ス2の下方の地下階に設けられる駐車フロア3とを有す
る立体駐車場として構成されている。入出庫バース2に
は、入出庫ブース4が配置されており、この入出庫ブー
ス4の内部には、入出庫バース2と駐車フロア3との間
で昇降自在なリフト装置5が配されている。このリフト
装置5によって入出庫バース2と駐車フロア3との間で
車両Cが搬送される。また、駐車フロア3には、車両C
を格納するための駐車区画6を複数備えた車両格納棚7
が配置されている。ここで、入出庫バース2は各請求項
における車庫部を構成している。
【0014】図1に示すように、車両格納棚7は、フレ
ーム材を組み上げることによって構成されており、複数
の駐車区画6を縦方向(車両Cの前後方向)に並設させ
てなる駐車区画列8を2列ずつ平行に2段にわたって備
える。更に、図2に示すように、車両格納棚7の各段に
おいて互いに平行をなす2列の駐車区画列8の間には、
2本のガイドレール9が敷設されており、このガイドレ
ール9上には、搬送台車10が配されている。搬送台車
10は、ガイドレール9上を走行自在であり、リフト装
置5と各駐車区画6との間で車両Cを搬送する。
【0015】また、図2に示すように、リフト装置5
は、車両Cを横方向(車両Cの幅方向)に移送するコン
ベヤとして、前輪用コンベヤ5f及び後輪用コンベヤ5
rを有する。同様に、各駐車区画6も、車両Cを横方向
に移送するコンベヤとして、前輪用コンベヤ6f及び後
輪用コンベヤ6rを有する。更に、搬送台車10も、車
両Cを横方向に移送するコンベヤとして、前輪用コンベ
ヤ10f及び後輪用コンベヤ10rを有する。これらの
コンベヤ5f,5r,6f,6r,10f,10rは、
本実施形態では、ベルトコンベヤとして構成されるが、
ローラコンベヤ、スラットコンベヤ等を用いてもよい。
【0016】上述した搬送台車10は、ガイドレール9
上を走行自在であると共に、リフト装置5、及び、任意
の駐車区画6の側方で停止することができる。搬送台車
10がリフト装置5の側方に停止した際、搬送台車10
の前輪用コンベヤ10fとリフト装置5の前輪用コンベ
ヤ5fとが、また、搬送台車10の後輪用コンベヤ10
rとリフト装置5の後輪用コンベヤ5rとが、それぞれ
連続する(隣り合う)。同様に、搬送台車10が任意の
駐車区画6の側方に停止した際、搬送台車10の前輪用
コンベヤ10fと当該駐車区画6の前輪用コンベヤ6f
とが、また、搬送台車10の後輪用コンベヤ10rと当
該駐車区画6の後輪用コンベヤ6rとが、それぞれ連続
する(隣り合う)。従って、これらのコンベヤ5f,5
r,6f,6r,10f,10rを適宜作動させること
により、リフト装置5と搬送台車10との間、及び、搬
送台車10と各駐車区画6との間で車両Cを受け渡しす
ることが可能である。
【0017】図3は、入出庫バース2を示す平面図であ
る。同図に示すように、入出庫ブース4近傍には、車両
Cの進入を規制するためのゲート装置Gが配置されてい
る。また、入出庫ブース4の側方、すなわち、入出庫バ
ース2に定められたリフト装置5の停止位置の側方(図
中下方)には、ターンテーブル11が配置されている。
ターンテーブル11は、車両Cを横方向に移送するコン
ベヤとして、前輪用コンベヤ11f及び後輪用コンベヤ
11rを有する。
【0018】すなわち、ターンテーブル11は、図4に
示すように、前輪用コンベヤ11f及び後輪用コンベヤ
11rが配置されているパレット部12と、パレット部
12を旋回させるための駆動源(図示せず)を内蔵した
旋回駆動ユニット14とから構成されている。パレット
部12と旋回駆動ユニット14とは、2体の昇降装置7
0を介して、地上面を掘り下げることにより形成された
ピットP内に配置されている。すなわち、ターンテーブ
ル11(パレット部12)は、各昇降装置70によって
昇降自在に支持されている。なお、昇降装置70の数
は、上述した2体に限られることなく1体でもよく、ま
た、3体以上でもよい。
【0019】ターンテーブル11に関しては、パレット
部12とリフト装置5とが互いに平行に延在する状態が
定位置として定められている。そして、リフト装置5が
入出庫バース2における停止位置にあり、かつ、ターン
テーブル11が定位置において下降している際(図4参
照)、入出庫バース2と各駐車区画6との間で車両を受
け渡しするために用いられるコンベヤ(第1コンベヤ)
であるリフト装置5の前輪用コンベヤ5f及び後輪用コ
ンベヤ5rと、ターンテーブル11の前輪用コンベヤ1
1f及び後輪用コンベヤ11r(第2コンベヤ)とが連
続する(隣り合う)。そして、リフト装置5の前輪用コ
ンベヤ5f及び後輪用コンベヤ5rの上面と、ターンテ
ーブル11の前輪用コンベヤ11f及び後輪用コンベヤ
11rの上面とが略同一レベルとなる。
【0020】一方、昇降装置70によってパレット部1
2を完全に上昇させると(図4における破線参照)、タ
ーンテーブル11のパレット部12(その下面)は、停
止位置にあるリフト装置5の前輪用コンベヤ11f及び
後輪用コンベヤ11rの上面よりも上方に位置する。こ
の状態で、ターンテーブル11の旋回駆動ユニット14
を作動させれば、ターンテーブル11のパレット部12
は、図5に示すように、入出庫バース2と各駐車区画6
との間で車両を受け渡しするために用いられるコンベヤ
(第1コンベヤ)であるリフト装置5の前輪用コンベヤ
5f及び後輪用コンベヤ5rの上方で旋回することにな
る。
【0021】このように構成されたターンテーブル11
の側方には、図4に示すように、パレット部12が定位
置において下降している状態で、前輪用コンベヤ11f
及び後輪用コンベヤ11rと連続する(隣り合う)コン
ベヤ(第3コンベヤ)である前輪横移送コンベヤ15f
及び後輪横移送コンベヤ15rが配置されている。昇降
装置70によってパレット部12を完全に上昇させる
と、ターンテーブル11のパレット部12(その下面)
は、前輪横移送コンベヤ15f及び後輪横移送コンベヤ
15rの上面よりも上方に位置する。従って、この状態
でターンテーブル11の旋回駆動ユニット14を作動さ
せれば、ターンテーブル11のパレット部12は、リフ
ト装置5の前輪用コンベヤ5f及び後輪用コンベヤ5r
(第2コンベヤ)と、前輪横移送コンベヤ15f及び後
輪横移送コンベヤ15r(第3コンベヤ)との上方で旋
回することになる(図5参照)。
【0022】このように、入出庫バース2に、前輪横移
送コンベヤ15f及び後輪横移送コンベヤ15rを設け
れば、駐車装置1の利用者が入庫の際に、車両Cをター
ンテーブル11の前輪用コンベヤ11f及び後輪用コン
ベヤ11rと、前輪横移送コンベヤ15f及び後輪横移
送コンベヤ15rとに跨るように乗り込ませたとして
も、これらのコンベヤ11f,15f,11r,15r
を適宜作動させれば、車両Cがターンテーブルのコンベ
ヤ11f,11rに正しく載置されるように修正するこ
とができる。これにより、駐車装置1に対する入出庫
(ターンテーブル11に対するアクセス)を容易にする
ことが可能となる。
【0023】このように構成された駐車装置1では、車
両Cの方向を極めて容易かつ確実に転換することが可能
である。従って、1の入出庫バース2に対して前進走行
によって進入した車両Cを駐車区画6に入庫させると共
に、駐車区画6に駐車させた車両を当該1の入出庫バー
ス2から前進走行によって出庫させることが可能とな
る。すなわち、ターンテーブル11を昇降自在かつリフ
ト装置5のコンベヤ5f,5r(第1コンベヤ)及び横
移送コンベヤ15f,15r(第3コンベヤ)の上方で
旋回可能に構成することにより、入出庫バース2の構造
を簡略化でき、駐車装置1の製造コストを低減すること
が可能となる。加えて、この駐車装置1では、ターンテ
ーブル11とリフト装置5のコンベヤ5f,5rとを近
接させた状態で配置することが可能となるので、入出庫
バース2のスペースを縮小化することができる。
【0024】ここで、ターンテーブル11(パレット部
12)は、車両Cを横方向に移送させるためのコンベヤ
11f,11rを有しており、かつ、昇降装置70によ
って昇降させられる。同様に、リフト装置5も、車両C
を横方向に移送させるためのコンベヤ5f,5rを有し
ており、かつ、入出庫バース2と駐車フロア3との間で
昇降する。従って、各コンベヤ5f,5r,11f,1
1r、並びに、横移送コンベヤ15f,15rの動作
と、リフト装置5及びターンテーブル11の昇降動作と
をスムースに維持するためには、互いに隣接することに
なるリフト装置5とターンテーブル11とを、また、タ
ーンテーブル11と横移送コンベヤ15f,15rと
を、ある程度の間隙を隔てた状態で配置する必要があ
る。
【0025】加えて、図4に示すように、各コンベヤ5
f,5r,11f,11r,15f,15rの端部は、
コンベヤプーリ23(図6参照、スラットコンベヤの場
合は、スプロケット、ローラコンベヤの場合は、ロー
ラ)の半径に依存した曲率を有する。この結果、コンベ
ヤベルト24の上面に関しては、互いに隣り合うコンベ
ヤ同士の間隙D(図4等参照)は、それぞれ、互いに隣
接したリフト装置5とターンテーブル11との間隙等よ
りも大きくなり、例えば、150mm程度に達してしま
う。
【0026】これを踏まえて、この駐車装置1では、図
3に示すように、入出庫バース2におけるリフト装置5
の停止位置とターンテーブル11との間、及び、ターン
テーブル11と入出庫バース2のフロア(横移送コンベ
ヤ15f,15r)との間に、投光部30a,30bが
夫々複数体(本実施形態においては、3体)づつピット
P上に配置されている。
【0027】投光部30aは、図6に示されるように、
入出庫バース2におけるリフト装置5の停止位置とター
ンテーブル11との間の下方から、入出庫バース2にお
けるリフト装置5の停止位置とターンテーブル11との
間(ターンテーブル11のリフト装置5側の側方)に存
在する間隙に向けて投射光Lを出力するように構成され
ており、例えば蛍光ランプ等といった照明手段により構
成されている。投光部30aのうちの1体は、前輪用コ
ンベヤ11fの車両Cの移送方向端部に位置する間隙、
すなわち、前輪用コンベヤ5fと前輪用コンベヤ11f
との間に形成される間隙の下方に配置されており、この
間隙に向けて投射光Lを出力する。また、投光部30a
のうちの1体は、後輪用コンベヤ11rの車両Cの移送
方向端部に位置する間隙、すなわち、後輪用コンベヤ5
rと後輪用コンベヤ11rとの間に形成される間隙の下
方に配置されており、この間隙に向けて投射光Lを出力
する。
【0028】投光部30bは、ターンテーブル11と入
出庫バース2のフロアとの間の下方から、ターンテーブ
ル11と入出庫バース2のフロアとの間に存在する間隙
に向けて投射光を出力するように構成されており、投光
部30aと同様に、例えば蛍光ランプ等といった照明手
段により構成されている。投光部30bのうちの1体
は、前輪用コンベヤ11fの車両Cの移送方向端部に位
置する間隙、すなわち、前輪横移送コンベヤ15fと前
輪用コンベヤ11fとの間に形成される間隙の下方に配
置されており、この間隙に向けて投射光を出力する。ま
た、投光部30bのうちの1体は、後輪用コンベヤ11
rの車両Cの移送方向端部に位置する間隙、すなわち、
後輪横移送コンベヤ15rと後輪用コンベヤ11rとの
間に形成される間隙の下方に配置されており、この間隙
に向けて投射光を出力する。
【0029】また、投光部30a,30bは、図7に示
されるように、制御ユニット41に接続されており、制
御ユニット41から出力される制御信号に基づいて、そ
の作動が制御されるように構成されている。制御ユニッ
ト41には、車両進入検出部42、出庫操作検出部43
等からの出力信号が入力されている。ここで、制御ユニ
ット41は、各請求項における投光制御部を構成してい
る。車両進入検出部42は、入出庫バース2に接続され
る走行路の途中に設けられ、走行路から入出庫バース2
への車両の進入を検知するように構成されており、たと
えば既存の光電管式の車両検知センサ等を用いることが
できる。出庫操作検出部43は、乗員が駐車フロア3か
ら車両Cを出庫させる操作を行ったことを検出するよう
に構成されており、たとえば駐車装置1の操作盤(図示
せず)に含まれているものである。
【0030】制御ユニット41は、車両進入検出部42
により走行路から入出庫バース2への車両Cの進入が検
出された際に、投光部30a,30bに対して投射光を
出力するように制御信号を送出する。また、制御ユニッ
ト41は、出庫操作検出部43により駐車フロア3から
車両Cを出庫させる操作がなされたことが検出された際
に、投光部30a,30bに対して投射光を出力するよ
うに制御信号を送出する。
【0031】次に、上述したターンテーブル11を昇降
させるための昇降装置70について詳細に説明する。
【0032】図8に示すように、この昇降装置70は、
昇降対象物としてのターンテーブル11が搭載(固定)
されるテーブル部材71と、設置箇所としてのピットP
に配置されるベース部材72とを含む。テーブル部材7
1とベース部材72とは、鋼材等によって形成されてお
り、テーブル部材71は、リフト機構73によってベー
ス部材72に対して昇降させられる。また、テーブル部
材71とベース部材72とは、パンタグラフ機構85に
よって連結されている。このパンタグラフ機構85は、
ベース部材72に対して上下動するテーブル部材71を
鉛直方向に案内する案内手段として機能する。なお、こ
のような案内手段としては、他に、鉛直に伸びるガイド
レール及びガイドローラからなる案内手段等を用いても
よい。
【0033】リフト機構73には、テーブル部材71の
下面に固定された従動部材(従動体)74と、ベース部
材72の上面を転動する車輪75aを有し、図8中左右
に進退移動可能な移動台車(移動体)75とが含まれ
る。従動部材74は、水平面に対して所定の角度をな
し、ベース部材72の上面と向かい合う第1傾斜部76
a(高さ:h)と、第1傾斜部76aの両側に(図8中
左右に)形成された第1前方水平部76f、及び、第1
後方水平部76bとを有する。これら第1傾斜部76
a、第1前方水平部76f、及び、第1後方水平部76
bには、図9に示すように、所定ピッチのラック78が
配されている。なお、第1前方水平部76fと第1傾斜
部76aとの移行部、及び、第1傾斜部76aと第1後
方水平部76bとの移行部は、ラック78が滑らかに連
続するように構成すると好ましい。
【0034】一方、移動台車75は、基本的に、従動部
材74を点対称移動させたものに相当し、第1傾斜部7
6aと平行に対向し、かつ、同一高さhを有する第2傾
斜部77aを有する。また、第2傾斜部77aの両側に
(図8中左右に)には、第2前方水平部77f、及び、
第2後方水平部77bとが形成されている。これら第2
傾斜部77a、第2前方水平部77f、及び、第2後方
水平部77bには、図9に示すように、ラック78と同
ピッチのラック79が配されている。なお、第2前方水
平部77fと第2傾斜部77aとの移行部、及び、第2
傾斜部77aと第2後方水平部77bとの移行部も、ラ
ック79が滑らかに連続するように構成すると好まし
い。
【0035】更に、移動台車75の背面には、ベース部
材72の後端部(図8中、右側の端部)に固定されて水
平方向に伸縮する流体圧シリンダ80のピストンロッド
が連結されている。流体圧シリンダ80は、移動台車7
5をベース部材72の上面において進退移動させるため
ものである。なお、移動台車75を進退移動させるため
の駆動手段は、流体圧シリンダ80に限られるものでは
なく、例えば、移動台車75に電動モータ等を搭載し
て、車輪75aを駆動するようにしてもよい。
【0036】また、リフト機構73には、従動部材74
の第1傾斜部76aと移動台車75の第2傾斜部77a
とに接すると共に、第1傾斜部76aと第2傾斜部77
aとに対して転動自在な駆動力伝達部材81が含まれ
る。図9に示すように、駆動力伝達部材81は、その中
央部に、第1傾斜部76aに配されたラック78及び第
2傾斜部77aに配されたラック79の双方と噛合うピ
ニオンギヤ部82を有する。このピニオンギヤ部82の
両側には、従動部材74に形成されたガイド部74a及
び移動台車75に形成されたガイド部75bに対して転
動するローラ83が配されている。これにより、昇降対
象物としてのターンテーブル11等の重量は、ローラ8
3によって支えられるため、ラック78,79及びピニ
オンギヤ部82を傷めてしまうことが防止される。
【0037】図8に示すように、昇降装置70は、リフ
ト機構73を一対(2組)備えており、リフト機構73
の各移動台車75は、互いに逆方向に進退移動させられ
る。すなわち、各リフト機構73の従動部材74は、テ
ーブル部材71の両端部に互いに逆向きになるように固
定される。また、移動台車75は、その第2傾斜部77
aが従動部材74の第1傾斜部76aと対向するように
配置される。このように、2組のリフト機構73の移動
台車75を、互いに逆方向に進退移動させるように構成
すれば、テーブル部材71の中央部付近を窪ませること
ができるので、ターンテーブル11の旋回駆動ユニット
14を、テーブル部材71の中央部に形成した窪み部7
1aに配置することが可能となる。
【0038】このような構成を有する昇降装置70で
は、従動部材74の第1傾斜部76aと移動台車75の
第2傾斜部77aとは、駆動力伝達部材81を介して
(平行に)対向する。そして、駆動力伝達部材81は、
従動部材74の第1傾斜部76aと、移動台車75の第
2傾斜部77aとに接すると共に、第1傾斜部76aと
第2傾斜部77aとに対して転動自在である。
【0039】従って、図10に示すように、各移動台車
75を前進、すなわち、従動部材74側(図10では、
左側)に移動させれば、移動台車75の第2傾斜部77
aと接している駆動力伝達部材81は、第2傾斜部77
aに対して一の方向(図10では、右向き)に転動す
る。ここで、第2傾斜部77aは第1傾斜部76aと平
行である。従って、駆動力伝達部材81が第2傾斜部7
7aに対して一の方向に転動すると、駆動力伝達部材8
1と接している第1傾斜部76aを含む従動部材74
は、第2傾斜部77aを含む移動台車75に対して当該
一の方向に相対移動する。
【0040】この際、駆動力伝達部材81のピニオンギ
ヤ部82は、従動部材74の第1傾斜部76aと移動台
車75の第2傾斜部77aとに配されたラック78,7
9と噛合っている。従って、移動台車75を前進移動さ
せれば、駆動力伝達部材81を介して、従動部材74は
確実に移動台車75に対して相対移動する。また、ベー
ス部材72に対して上昇するテーブル部材71は、案内
手段としてのパンタグラフ機構85によって鉛直方向に
案内される。従って、移動台車75を水平方向に前進さ
せれば、従動部材74は、確実に鉛直方向に上昇する。
【0041】これにより、テーブル部材71上のターン
テーブル11は、ベース部材72が配置されたピットP
に対して真っ直ぐに上昇する。そして、駆動力伝達部材
81が従動部材74の第1前方水平部76fと、移動台
車の第2後方水平部77bとの間に位置するまで、移動
台車75を前進させれば、従動部材74が固定されてい
るテーブル部材71を、ベース部材72から、第1傾斜
部の高さ(h)と第2傾斜部の高さ(h)との和に相当
する揚程だけ上昇させることができる。
【0042】一方、図8に示すように、各移動台車75
を後退、すなわち、従動部材74の反対側(図8では、
右側)に移動させれば、移動台車75の第2傾斜部77
aと接している駆動力伝達部材81は、第2傾斜部77
aに対して上記一の方向とは逆の方向(他の方向、図8
では、左側)に転動する。ここで、第2傾斜部77aは
第1傾斜部76aと平行である。従って、駆動力伝達部
材81が第2傾斜部77aに対して他の方向に転動する
と、駆動力伝達部材81と接している第1傾斜部76a
を含む従動部材74は、第2傾斜部77aを含む移動台
車75に対して当該他の方向に相対移動する。この結
果、この結果、駆動力伝達部材81が従動部材74の第
1後方水平部76bと、移動台車の第2前方水平部77
fとの間に位置するまで、移動台車75を後退させれ
ば、上昇させられたテーブル部材71をベース部材72
に対して下降させて元の状態に戻すことができる。
【0043】このように、昇降装置70によれば、各移
動台車75を進退移動させることにより、テーブル部材
71をベース部材72に対して確実に昇降させることが
可能であり、かつ、昇降装置70の全高は低く抑えられ
る。また、テーブル部材71は、ベース部材72上に、
従動部材74、駆動力伝達部材81、移動台車75を介
して機械的に支持される。従って、テーブル部材71を
上昇させた状態を確実に維持することが可能となる。
【0044】なお、従動部材74の第1傾斜部76a及
び移動台車75の第2傾斜部77aの水平面に対する傾
斜角度は、移動台車75を進退移動させた際に、駆動力
伝達部材81がスムースに第1傾斜部76a及び第2傾
斜部77aとに対して転動するように、所定の計算式に
したがって定められる。また、従動部材74をベース部
材72(の上面)に固定し、移動台車75を、第2傾斜
部77aが従動部材74の第1傾斜部76aと駆動力伝
達部材81を介して平行に対向する状態で、テーブル部
材71(の下面)に対して進退移動自在に構成しても同
様の結果が得られる。
【0045】上述したように、昇降装置70は、テーブ
ル部材71をベース部材72に対して確実に昇降させる
ことが可能であると共に、その全高を低く抑えることが
可能なものである。従って、ターンテーブル11を配置
するピットPの深さを小さくすることが可能となり、駐
車装置1の建造コストを低減することが可能である。更
に、この昇降装置70の昇降対象物は、ターンテーブル
11に限られるものではなく、昇降装置70は、各種物
体を昇降させる昇降装置として用いることできる。この
場合、ベース部材72にキャスタ等を取り付けて昇降装
置70を移動自在に構成することも可能である。
【0046】なお、昇降装置70として必ずしも上述し
た構成のものを用いる必要はなく、たとえば左右一対の
油圧アクチュエータをターンテーブル11の前後に備え
るようにしてもよい。
【0047】引き続いて、上述した駐車装置1における
車両Cの入出庫手順について説明する。
【0048】まず、この駐車装置1が車両Cの入庫待機
状態にある際、リフト装置5は、入出庫バース2におけ
る停止位置にあり、また、ターンテーブル11は、定位
置で下降させられている(図3参照)。この状態で、駐
車装置1の利用者は、入出庫バース2に対して、図3に
おける白抜矢印の方向に車両Cを乗り込ませ、ターンテ
ーブル11と前輪横移送コンベヤ15f及び後輪横移送
コンベヤ15rとに跨る状態で車両Cを停止させる。
【0049】ここで、この駐車装置1では、車両Cがタ
ーンテーブル11と前輪横移送コンベヤ15f及び後輪
横移送コンベヤ15rとの上に位置し、かつ、乗員が車
両Cから降車する前の段階で、上述した投光部30a,
30bが作動され、リフト装置5のコンベヤ5f,5r
とターンテーブル11のコンベヤ11f,11rとの間
隙D、及び、ターンテーブル11のコンベヤ11f,1
1rと横移送コンベヤ15f,15rとの間隙Dの下方
から投射光が出力される。これにより、乗員に対してこ
れらの間隙Dの存在が報知させられることになり、乗員
が無造作に車両Cから降車しても、互いに隣り合うコン
ベヤ同士の間隙Dに脚を取られてしまうといったような
事態を防止することができる。従って、この駐車装置1
では、乗員の安全が極めて良好に確保される。
【0050】乗員が降車し、ターンテーブル11等から
遠ざかった段階で、ターンテーブル11のコンベヤ11
f,11rと横移送コンベヤ15f,15rとが適宜作
動されて、車両Cの姿勢が真っ直ぐに(リフト装置5と
平行に)修正されると共に、車両Cがターンテーブル1
1の中央部まで移送される。次に、ターンテーブル11
のコンベヤ11f,11rとリフト装置5のコンベヤ5
f,5rとが作動され、車両Cはターンテーブル11か
ら入出庫ブース4内のリフト装置5(コンベヤ5f,5
rの上)に移送される。リフト装置5に搭載された車両
Cは、リフト装置5、搬送台車10等によって所定の駐
車区画6まで搬送される。
【0051】一方、駐車区画6に駐車させられていた車
両Cを出庫させる場合、出庫車両Cは、搬送台車10、
リフト装置5によって駐車区画6から入出庫ブース4ま
で搬送される。車両Cは、リフト装置5のコンベヤ5
f,5rから、定位置で下降させられているターンテー
ブル11のコンベヤ11f,11rに移送される。この
段階で、車両Cが搭載されたターンテーブル11(パレ
ット部12)は、昇降装置70によって所定の高さまで
上昇させられる。パレット部12が所定高さまで上昇さ
せらると、旋回駆動ユニット14が作動され、ターンテ
ーブル11は、図5に示すように、車両Cを搭載したま
ま180°旋回する。そして、昇降装置70が作動さ
れ、ターンテーブル11は、定位置で下降させられる。
これにより、車両Cの方向が転換され、車両Cは、ター
ンテーブル11から図3における黒い矢印で示す方向に
前進走行で出庫可能となる。
【0052】この場合も、ターンテーブル11上の車両
Cに乗り込もうとする乗員が入出庫バース2内を通行す
る前に、上述した投光部30a,30bが作動され、リ
フト装置5のコンベヤ5f,5rとターンテーブル11
のコンベヤ11f,11rとの間隙D、及び、ターンテ
ーブル11のコンベヤ11f,11rと横移送コンベヤ
15f,15rとの間隙Dの下方から投射光が出力され
る。これにより、乗員に対してこれらの間隙Dの存在が
報知させられることになり、乗員が無造作に車両Cに乗
車しても、互いに隣り合うコンベヤ同士の間隙Dに脚を
取られてしまうといったような事態を防止することがで
きる。従って、この駐車装置1では、乗員の安全が極め
て良好に確保される。
【0053】なお、ここでは、駐車装置1から車両Cを
出庫させる際に、車両Cの方向を転換するものとして説
明したが、これに限られるものではない。すなわち、車
両Cを駐車区画6に入庫させる前に、方向を転換させて
もよい。この場合は、入庫車両Cがターンテーブル11
の中央部まで移送された段階で、昇降装置70を作動さ
せる。そして、ターンテーブル11(パレット部12)
を所定の高さまで上昇させた状態で180°旋回させれ
ばよい。
【0054】以上のように、本実施形態によれば、投光
部30aは、入出庫バース2におけるリフト装置5の停
止位置とターンテーブル11(パレット部12)との間
の下方に配置され、入出庫バース2におけるリフト装置
5の停止位置とターンテーブル11(パレット部12)
との間(ターンテーブル11のリフト装置5側の側方)
に存在する間隙に向けて投射光Lを出力している。ま
た、投光部30bは、ターンテーブル11(パレット部
12)と入出庫バース2のフロアとの間の下方に配置さ
れ、ターンテーブル11(パレット部12)と入出庫バ
ース2のフロアとの間に存在する間隙に向けて投射光を
出力している。このような投光部30a,30bを設け
ることにより、乗員に対して上述した間隙の存在が報知
させられることになり、乗員が無造作に車両Cに乗車し
ても、間隙(特に、互いに隣り合うコンベヤ同士の間隙
D)に脚を取られてしまうといったような事態を防止す
ることができる。この結果、この駐車装置1では、乗員
の安全が極めて良好に確保される。
【0055】また、制御ユニット41は、車両進入検出
部42により走行路から入出庫バース2への車両Cの進
入が検出された際に、投光部30a,30bに対して投
射光を出力するように制御信号を送出するので、入出庫
バース2への車両Cの進入時、すなわち乗員が降車する
可能性が高いときに、投光部30a,30bから確実に
投射光を出力することができる。また、投光部30a,
30bは、入出庫バース2に車両が進入するときに投射
光を出力するので、常時投射光を出力する必要はなく、
投光部30a,30bにおける消費電力の低減、あるい
は、投光部30a,30bの耐久性の向上を図ることが
できる。
【0056】また、制御ユニット41は、出庫操作検出
部43により駐車フロア3から車両Cを出庫させる操作
がなされたことが検出された際に、投光部30a,30
bに対して投射光を出力するように制御信号を送出する
ので、車両Cの出庫操作時、すなわち乗員が乗車する可
能性が高いときに、投光部30a,30bから確実に投
射光を出力することができる。また、投光部30a,3
0bは、出庫操作がなされたときに投射光を出力するの
で、常時投射光を出力する必要はなく、投光部30a,
30bにおける消費電力の低減、あるいは、投光部30
a,30bの耐久性の向上を図ることができる。
【0057】また、本発明は、上述したもの以外の駐車
装置、たとえば地上駐車空間に対して昇降パレットを上
方に昇降させる上下2段式の立体駐車装置等にも適用す
ることができる。
【0058】また、入出庫バース2が屋内にある場合に
は、パレット部12(ターンテーブル11)の上方に位
置する天井部分に、投光部30a,30bからの光を受
けて発光する発光部材を設けてもよい。この発光部材
は、透明アクリル板に凹凸により注意を促す文字等を形
成し、投射光が照射されると文字が浮き上がって見える
ように構成してもよく、また、投光部30a,30bか
ら出力された投射光を検出してLED等を点灯させるよ
うに構成してもよく、また更に、投射光を反射させるリ
フレクター部材にて構成するようにしてもよい。このよ
うに発光部材を設けることにより、乗員に対して間隙の
存在をより一層確実に報知することができる。
【0059】なお、本実施形態においては、本発明を、
ターンテーブル11を構成し、且つ、前輪用コンベヤ1
1f及び後輪用コンベヤ11rが配置されているパレッ
ト部12に適用するように構成したが、これに限られる
ことなく、車両を載置可能なものであればよく、たとえ
ば、ターンテーブル11を構成しないもの、あるいは、
コンベア等の車両搬送機構を有さないものにも本発明を
適用することができる。
【0060】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、本発明の
駐車装置によれば、パレット部の側方に存在する間隙に
向けて下方から投射光を出力する投光部が設けられてい
るので、車両から降車する、あるいは車両に乗車する乗
員に対して、パレット部の側方に存在する間隙の存在が
投射光により報知される。これにより、乗員が無造作
に、車両から降車したり、車両に乗車したりしても、パ
レット部の側方に存在する間隙に脚を取られてしまうと
いったような事態を防止することができる。従って、こ
の駐車装置では、乗員の安全を極めて良好に確保するこ
とが可能となる。
【0061】また、投光部をコンベヤの車両移送方向端
部に位置する間隙の下方に配置することにより、コンベ
ヤが設けられている位置での間隙の存在が投射光によっ
て報知されるので、特に間隙が大きくなるコンベヤの車
両移送方向端部において、乗員が脚を取られてしまうと
いったような事態を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による駐車装置を示す拡大斜視図であ
る。
【図2】図1の駐車装置に設けられている車両格納棚の
一の段を示す平面図である。
【図3】図1の駐車装置に設けられている入出庫バース
を示す平面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線についての断面図であ
る。
【図5】図1の駐車装置に設けられている入出庫バース
を示す平面図である。
【図6】図1〜5に示す駐車装置に適用された投光部近
傍の拡大図である。
【図7】図1〜5に示す駐車装置に適用された投光部を
含む、制御ブロック図である。
【図8】図1〜5に示す駐車装置に適用された昇降装置
の側面図である。
【図9】図8の昇降装置を下降させた状態を示す部分断
面図である。
【図10】図8の昇降装置を上昇させた状態を示す拡大
側面図である。
【符号の説明】
1…駐車装置、2…入出庫バース、3…駐車フロア、4
…入出庫ブース、5…リフト装置、5f…前輪用コンベ
ヤ(コンベア)、5r…後輪用コンベヤ(コンベア)、
6…駐車区画、7…車両格納棚、8…駐車区画列、9…
ガイドレール、10…搬送台車、11…ターンテーブ
ル、11f…前輪用コンベヤ(コンベア)、11r…後
輪用コンベヤ(コンベア)、12…パレット部、14…
旋回駆動ユニット、15f…前輪横移送コンベヤ(横移
送コンベア)、15r…後輪横移送コンベヤ(横移送コ
ンベア)、23…コンベヤプーリ、24…コンベヤベル
ト、30a,30b…投光部、41…制御ユニット、4
2…車両進入検出部、43…出庫操作検出部、70…昇
降装置、C…車両。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 6/18 601 E04H 6/20 E04H 6/28 B66B 31/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両を載置することができるパレット部
    を有する駐車装置であって、前記パレット部は、車両を移送するためのコンベヤを有
    しており、 前記パレット部の側方に存在する間隙に向けて下方から
    投射光を出力する投光部を備え、 前記投光部は、前記コンベヤの車両移送方向端部に位置
    する間隙の下方に配置されている ことを特徴とする駐車
    装置。
  2. 【請求項2】 前記パレット部が配設される車庫部への
    車両の進入を検出する車両進入検出部と、 前記車両進入検出部により、前記車庫部への車両の進入
    が検出された際に、前記投光部から前記投射光を出力す
    るように前記投光部を制御する投光制御部とが更に設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載の駐車装
    置。
  3. 【請求項3】 前記車両を出庫させる操作がなされたこ
    とを検出する出庫操作検出部と、 前記出庫操作検出部により、前記車両を出庫させる操作
    がなされたことが検出された際に、前記投光部から前記
    投射光を出力するように前記投光部を制御する投光制御
    部とが更に設けられていることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の駐車装置。
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