JP3356329B2 - 受信装置 - Google Patents
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- 230000007704 transition Effects 0.000 claims description 18
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 13
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- 238000012790 confirmation Methods 0.000 claims 1
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Landscapes
- Error Detection And Correction (AREA)
- Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
Description
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図5) 発明が解決しようとする課題(図5) 課題を解決するための手段(図1) 作用(図1) 実施例 (1)実施例の構成(図1〜図4) (2)実施例の効果 (3)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は受信装置に関し、例えば
音声信号を符号化して送受するデイジタルセルラに適用
し得る。
音声信号を符号化して送受するデイジタルセルラに適用
し得る。
【0003】
【従来の技術】従来、無線電話の1つでなるデイジタル
セルラにおいては、音声信号を符号化して送受すること
により、時分割多重化の手法を適用して1つのチヤンネ
ルを複数の端末装置で同時に使用し得るようになされて
いる。
セルラにおいては、音声信号を符号化して送受すること
により、時分割多重化の手法を適用して1つのチヤンネ
ルを複数の端末装置で同時に使用し得るようになされて
いる。
【0004】すなわち図5に示すようにデイジタルセル
ラ1は、端末装置の送信側2において、それぞれ音声信
号をアナログデイジタル変換して音声データに変換した
後、この音声データをデータ圧縮してソースデータ3を
生成する。さらに送信側2は、このソースデータをブロ
ツクコーデイング回路4でブロツクコーデイングし、こ
のとき誤り検出訂正用のパリテイ符号を付加する。
ラ1は、端末装置の送信側2において、それぞれ音声信
号をアナログデイジタル変換して音声データに変換した
後、この音声データをデータ圧縮してソースデータ3を
生成する。さらに送信側2は、このソースデータをブロ
ツクコーデイング回路4でブロツクコーデイングし、こ
のとき誤り検出訂正用のパリテイ符号を付加する。
【0005】さらに送信側2は、畳込み符号化回路5で
ブロツクコーデイング回路4の出力データを畳込み符号
化処理し、この出力データをインターリーブ回路6でイ
ンターリーブ処理する。これにより送信側2は、このイ
ンターリーブ回路6の出力データをデータ変調回路7で
直交変調した後、所定周波数の送信信号に変換して自局
に割り当てられたタイムスロツトで送信し、これにより
基地局を介して所望の端末装置に音声信号を送信し得る
ようになされている。
ブロツクコーデイング回路4の出力データを畳込み符号
化処理し、この出力データをインターリーブ回路6でイ
ンターリーブ処理する。これにより送信側2は、このイ
ンターリーブ回路6の出力データをデータ変調回路7で
直交変調した後、所定周波数の送信信号に変換して自局
に割り当てられたタイムスロツトで送信し、これにより
基地局を介して所望の端末装置に音声信号を送信し得る
ようになされている。
【0006】これに対して端末装置の受信側10におい
ては、自局に割り当てられたタイムスロツトを受信する
ことにより、基地局から送出された通話対象の音声信号
を受信する。ここで受信側10は、データ復調回路11
で受信信号を周波数変換して直交検波し、これにより通
話対象で生成されたIデータ及びQデータを復調し、こ
のIデータ及びQデータをデータ等化回路12に出力す
る。ここでデータ等化回路12は、イコライザ回路を形
成し、Iデータ及びQデータを補正することにより、フ
エージング、マルチパスの影響を除去して復調データを
出力し、デインターリーブ回路13は、このデータ等化
回路12の出力データをデインターリーブ処理して出力
する。
ては、自局に割り当てられたタイムスロツトを受信する
ことにより、基地局から送出された通話対象の音声信号
を受信する。ここで受信側10は、データ復調回路11
で受信信号を周波数変換して直交検波し、これにより通
話対象で生成されたIデータ及びQデータを復調し、こ
のIデータ及びQデータをデータ等化回路12に出力す
る。ここでデータ等化回路12は、イコライザ回路を形
成し、Iデータ及びQデータを補正することにより、フ
エージング、マルチパスの影響を除去して復調データを
出力し、デインターリーブ回路13は、このデータ等化
回路12の出力データをデインターリーブ処理して出力
する。
【0007】このときデータ等化回路12は、Iデータ
及びQデータの振幅情報、位相情報を基準にして出力デ
ータの確からしさを表す信頼性データ(すなわちコンフ
イデンスビツトでなる)を出力する。畳込み復号回路1
4は、例えばビタビ復号回路で形成され、デインターリ
ーブ回路13の出力データを畳込み復号して出力し、こ
のとき最尤判定すると共にコンフイデンスビツトを基準
にして軟判定してデータ復号することにより、誤り訂正
処理を実行する。
及びQデータの振幅情報、位相情報を基準にして出力デ
ータの確からしさを表す信頼性データ(すなわちコンフ
イデンスビツトでなる)を出力する。畳込み復号回路1
4は、例えばビタビ復号回路で形成され、デインターリ
ーブ回路13の出力データを畳込み復号して出力し、こ
のとき最尤判定すると共にコンフイデンスビツトを基準
にして軟判定してデータ復号することにより、誤り訂正
処理を実行する。
【0008】これに対してブロツクデコーデイング回路
15は、畳込み復号回路14の出力データをブロツクデ
コーデイングして出力し、このときこの出力データに付
加されたパリテイ符号を基準にして出力データを誤り訂
正処理して出力すると共に、この誤り訂正処理結果をエ
ラー情報として出力する。これにより端末装置は、この
出力データを音声データを復調した後、この音声データ
を音声伸長してアナログ信号に変換し、これにより通話
対象から送出された音声信号を復調し得るようになされ
ている。
15は、畳込み復号回路14の出力データをブロツクデ
コーデイングして出力し、このときこの出力データに付
加されたパリテイ符号を基準にして出力データを誤り訂
正処理して出力すると共に、この誤り訂正処理結果をエ
ラー情報として出力する。これにより端末装置は、この
出力データを音声データを復調した後、この音声データ
を音声伸長してアナログ信号に変換し、これにより通話
対象から送出された音声信号を復調し得るようになされ
ている。
【0009】このときデイジタルセルラにおいては、誤
り訂正符号を付加した後、畳込み符号化処理して音声デ
ータを伝送することにより、通話環境が劣化した場合で
も、確実に音声信号を伝送し得るようになされ、これに
より安定な通話を確保し得るようになされている。
り訂正符号を付加した後、畳込み符号化処理して音声デ
ータを伝送することにより、通話環境が劣化した場合で
も、確実に音声信号を伝送し得るようになされ、これに
より安定な通話を確保し得るようになされている。
【0010】また端末装置においては、エラー情報を基
準にして音声伸長処理を切り換え、またこのエラー情報
を基地局に送信して送信電力を切り換えることにより、
伝送路の特性に応じてデイジタルセルラ全体としての動
作を切り換え、これにより確実に音声信号を送受し得る
ようになされている。
準にして音声伸長処理を切り換え、またこのエラー情報
を基地局に送信して送信電力を切り換えることにより、
伝送路の特性に応じてデイジタルセルラ全体としての動
作を切り換え、これにより確実に音声信号を送受し得る
ようになされている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種の端末
装置においては、受信環境が大きく変化する特徴があ
り、受信データのエラー発生率が大きく変化する特徴が
ある。これに対してこの種のパリテイ符号を用いた誤り
訂正においては、エラー発生率が小さい場合、確実に誤
り訂正し得るのに対し、エラー発生率がパリテイ符号の
符号長等で決まる一定値以上に増加すると誤訂正が発生
し、却つて受信データの品質が劣化する問題がある。
装置においては、受信環境が大きく変化する特徴があ
り、受信データのエラー発生率が大きく変化する特徴が
ある。これに対してこの種のパリテイ符号を用いた誤り
訂正においては、エラー発生率が小さい場合、確実に誤
り訂正し得るのに対し、エラー発生率がパリテイ符号の
符号長等で決まる一定値以上に増加すると誤訂正が発生
し、却つて受信データの品質が劣化する問題がある。
【0012】この問題を解決する1つの方法として受信
環境が変化した場合でも充分に誤り訂正し得るようにパ
リテイ符号を選定する方法が考えられるが、実際にはデ
ータ帯域の制限等により、充分にパリテイ符号を付加し
得ない特徴がある。
環境が変化した場合でも充分に誤り訂正し得るようにパ
リテイ符号を選定する方法が考えられるが、実際にはデ
ータ帯域の制限等により、充分にパリテイ符号を付加し
得ない特徴がある。
【0013】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、受信データの品質劣化を有効に回避して効率良く誤
り訂正することができる受信装置を提案しようとするも
のである。
で、受信データの品質劣化を有効に回避して効率良く誤
り訂正することができる受信装置を提案しようとするも
のである。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、誤り検出訂正用符号が付加されて
畳込み符号化された後、所定の伝送路を介して伝送され
た信号を受信し、この受信した信号を入力データIQと
して復号処理する受信装置21であつて、入力データI
Qを補正するとともに、伝送路の特性に応じて入力デー
タとブランチ間の距離であるブランチメトリツクBMを
検出し、入力データIQの遷移経路毎にブランチメトリ
ツクBMを累積して各ステートと入力データIQ間の距
離であるステートメトリツクPSを生成し、ステートメ
トリツクPSの比較結果に基づいて入力データIQの遷
移経路を選択し、その選択結果に基づいて最尤判定した
出力データを生成し、入力データIQの遷移経路選択結
果に基づいて、ステート遷移のステートメトリツクPS
間におけるステートメトリツクPSの最小値との差の絶
対値を生成し、当該絶対値を上記伝送路の品質の信頼性
を表す信頼性データCFとして出力するイコライザ回路
23と、イコライザ回路23の出力データを畳込み復号
する復号回路25と、信頼性データCF及び復号回路2
5の出力データの確からしさを表す確からしさデータに
基づいて出力データのエラー発生率を推定し、イコライ
ザ回路23の処理により得られる信頼性データ及び復号
回路25の処理により得られる確からしさデータに基づ
いて、順次入力される復号回路25の出力データのエラ
ー発生率を推定し、当該推定した結果に応じて、誤り検
出訂正用符号に基づく復号回路25の出力データの誤り
検出処理又は誤り訂正処理を行う誤り検出訂正回路2
6、27、28、29とを設けるようにする。
め本発明においては、誤り検出訂正用符号が付加されて
畳込み符号化された後、所定の伝送路を介して伝送され
た信号を受信し、この受信した信号を入力データIQと
して復号処理する受信装置21であつて、入力データI
Qを補正するとともに、伝送路の特性に応じて入力デー
タとブランチ間の距離であるブランチメトリツクBMを
検出し、入力データIQの遷移経路毎にブランチメトリ
ツクBMを累積して各ステートと入力データIQ間の距
離であるステートメトリツクPSを生成し、ステートメ
トリツクPSの比較結果に基づいて入力データIQの遷
移経路を選択し、その選択結果に基づいて最尤判定した
出力データを生成し、入力データIQの遷移経路選択結
果に基づいて、ステート遷移のステートメトリツクPS
間におけるステートメトリツクPSの最小値との差の絶
対値を生成し、当該絶対値を上記伝送路の品質の信頼性
を表す信頼性データCFとして出力するイコライザ回路
23と、イコライザ回路23の出力データを畳込み復号
する復号回路25と、信頼性データCF及び復号回路2
5の出力データの確からしさを表す確からしさデータに
基づいて出力データのエラー発生率を推定し、イコライ
ザ回路23の処理により得られる信頼性データ及び復号
回路25の処理により得られる確からしさデータに基づ
いて、順次入力される復号回路25の出力データのエラ
ー発生率を推定し、当該推定した結果に応じて、誤り検
出訂正用符号に基づく復号回路25の出力データの誤り
検出処理又は誤り訂正処理を行う誤り検出訂正回路2
6、27、28、29とを設けるようにする。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【作用】伝送路の特性に応じて入力データIQとブラン
チ間の距離であるブランチメトリツクBMを検出し、入
力データIQの遷移経路毎にブランチメトリツクBMを
累積して生成したステートメトリツクPSに基づいて入
力データIQの遷移経路を選択し、その遷移経路選択結
果に基づいてステート遷移のステートメトリツクPS間
におけるステートメトリツクPSの最小値との差の絶対
値を生成し、当該絶対値を伝送路の品質の信頼性を表す
信頼性データCFとして用い、当該信頼性データCF及
び復号回路25の処理により得られる復号データの確か
らしさを表す確からしさデータを基に出力データのエラ
ー発生率を推定し、その推定結果に応じて誤り検出処理
及び誤り訂正処理を切り換えることにより、ステート遷
移のステートメトリツク間における差の絶対値が大きい
程信頼性が高いと数値で客観的に判断することができる
ので出力データのエラー発生率を推定する際の精度を一
段と向上させ得るとともに、伝送路の信頼性だけでエラ
ー発生率を判断する場合や復号データの確からしさだけ
でエラー発生率を判断する場合に比して復号データの品
質劣化を有効に回避して効率良く誤り訂正することがで
きる。
チ間の距離であるブランチメトリツクBMを検出し、入
力データIQの遷移経路毎にブランチメトリツクBMを
累積して生成したステートメトリツクPSに基づいて入
力データIQの遷移経路を選択し、その遷移経路選択結
果に基づいてステート遷移のステートメトリツクPS間
におけるステートメトリツクPSの最小値との差の絶対
値を生成し、当該絶対値を伝送路の品質の信頼性を表す
信頼性データCFとして用い、当該信頼性データCF及
び復号回路25の処理により得られる復号データの確か
らしさを表す確からしさデータを基に出力データのエラ
ー発生率を推定し、その推定結果に応じて誤り検出処理
及び誤り訂正処理を切り換えることにより、ステート遷
移のステートメトリツク間における差の絶対値が大きい
程信頼性が高いと数値で客観的に判断することができる
ので出力データのエラー発生率を推定する際の精度を一
段と向上させ得るとともに、伝送路の信頼性だけでエラ
ー発生率を判断する場合や復号データの確からしさだけ
でエラー発生率を判断する場合に比して復号データの品
質劣化を有効に回避して効率良く誤り訂正することがで
きる。
【0019】
【0020】
【0021】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
する。
【0022】(1)実施例の構成 図5との対応部分に同一符号を付して示す図1におい
て、20は全体としてデイジタルセルラを示し、基地局
から送出された送信信号を端末装置21で受信する。こ
こで端末装置21は、アンテナを介して送信信号を受信
した後、周波数変換して直交検波することにより、デー
タ復調回路11で受信信号の基準位相に同期したI信号
を復調すると共に、このI信号に対して90度位相の異な
るQ信号を復調し、このI信号及びQ信号を内蔵のアナ
ログデイジタル変換回路でデイジタル値に変換する。
て、20は全体としてデイジタルセルラを示し、基地局
から送出された送信信号を端末装置21で受信する。こ
こで端末装置21は、アンテナを介して送信信号を受信
した後、周波数変換して直交検波することにより、デー
タ復調回路11で受信信号の基準位相に同期したI信号
を復調すると共に、このI信号に対して90度位相の異な
るQ信号を復調し、このI信号及びQ信号を内蔵のアナ
ログデイジタル変換回路でデイジタル値に変換する。
【0023】データ等化回路23は、このIデータ及び
Qデータを処理するデイジタルシグナルプロセツサで形
成され、Iデータ及びQデータを波形等化により、歪み
補正することにより、フエージング、マルチパスの影響
を低減する。さらにこの実施例において、データ等化回
路23は、ビタビイコライザで形成され、ビタビアルゴ
リズムを適用してデータを補正する。さらにデータ等化
回路23は、ビタビアルゴリズムを適用する際に得られ
る演算結果を利用して受信データの信頼性データCFを
生成し、この信頼性データCFをデータと共に出力す
る。
Qデータを処理するデイジタルシグナルプロセツサで形
成され、Iデータ及びQデータを波形等化により、歪み
補正することにより、フエージング、マルチパスの影響
を低減する。さらにこの実施例において、データ等化回
路23は、ビタビイコライザで形成され、ビタビアルゴ
リズムを適用してデータを補正する。さらにデータ等化
回路23は、ビタビアルゴリズムを適用する際に得られ
る演算結果を利用して受信データの信頼性データCFを
生成し、この信頼性データCFをデータと共に出力す
る。
【0024】ここで図2に示すようにデータ等化回路2
3は、IQデータをブランチメトリツク演算回路31に
入力し、ここでブランチメトリツクBMを検出する。こ
こでビタビアルゴリズムにおいては、この入力データの
取り得るビツト組み合わせをブランチと呼び、実際の入
力データと各ブランチ間の距離をブランチメトリツクB
Mと呼ぶ。
3は、IQデータをブランチメトリツク演算回路31に
入力し、ここでブランチメトリツクBMを検出する。こ
こでビタビアルゴリズムにおいては、この入力データの
取り得るビツト組み合わせをブランチと呼び、実際の入
力データと各ブランチ間の距離をブランチメトリツクB
Mと呼ぶ。
【0025】すなわちブランチメトリツク演算回路31
は、入力されたデータと各ブランチとの距離を検出する
ことにより、それぞれ各ブランチに対応するブランチメ
トリツクBMを検出し、検出したブランチメトリツクB
MをACS(add compare select)演算回路32に出力
する。
は、入力されたデータと各ブランチとの距離を検出する
ことにより、それぞれ各ブランチに対応するブランチメ
トリツクBMを検出し、検出したブランチメトリツクB
MをACS(add compare select)演算回路32に出力
する。
【0026】ACS演算回路32は、このブランチメト
リツクBMを各パス毎に累積してステートメトリツクP
Sを生成し、このステートメトリツクPSの比較結果に
基づいてパスを選択する。ここでビタビアルゴリズムに
おいては、符号化の際に選定され得るビツト列の各値を
それぞれステートと規定し、各ステートと入力データ間
の距離をステートメトリツクPSと規定する。
リツクBMを各パス毎に累積してステートメトリツクP
Sを生成し、このステートメトリツクPSの比較結果に
基づいてパスを選択する。ここでビタビアルゴリズムに
おいては、符号化の際に選定され得るビツト列の各値を
それぞれステートと規定し、各ステートと入力データ間
の距離をステートメトリツクPSと規定する。
【0027】ここでデイジタルセルラの場合、このステ
ートは全部で例えば32ステート存在し、ACS演算回路
32は、各ステートのステートメトリツクPSに対応す
るブランチメトリツクBMを加算することにより、各パ
ス毎にブランチメトリツクBMを累積する。さらにAC
S演算回路32は、各パス毎に累積して生成したステー
トメトリツクPSの最小値を検出し、この最もステート
メトリツクPSの小さなパスを最も確からしいパスとし
て選択する。
ートは全部で例えば32ステート存在し、ACS演算回路
32は、各ステートのステートメトリツクPSに対応す
るブランチメトリツクBMを加算することにより、各パ
ス毎にブランチメトリツクBMを累積する。さらにAC
S演算回路32は、各パス毎に累積して生成したステー
トメトリツクPSの最小値を検出し、この最もステート
メトリツクPSの小さなパスを最も確からしいパスとし
て選択する。
【0028】すなわち図3にこの32ステートのうちの一
部を取り出して示すように、現在のステート(記号PS
で表す)に対して続くステート(記号NSで表す)が値
(00010)のとき、現在のステートPSとしては値
(00100)及び(00101)の2つのステートが
考えられている。
部を取り出して示すように、現在のステート(記号PS
で表す)に対して続くステート(記号NSで表す)が値
(00010)のとき、現在のステートPSとしては値
(00100)及び(00101)の2つのステートが
考えられている。
【0029】このとき値(00100)の現在のステー
トPSに値20のステートメトリツクPS(x)が検出さ
れ、これに対応してブランチメトリツクBMとして値7
のブランチメトリツクBM(k)が検出された場合、A
CS演算回路32は、ステートメトリツクPS(x)と
ブランチメトリツクBM(k)とを加算した値27を、こ
の現在のステートPSから続くステートNSに至るパス
のステートメトリツクPSに設定する。
トPSに値20のステートメトリツクPS(x)が検出さ
れ、これに対応してブランチメトリツクBMとして値7
のブランチメトリツクBM(k)が検出された場合、A
CS演算回路32は、ステートメトリツクPS(x)と
ブランチメトリツクBM(k)とを加算した値27を、こ
の現在のステートPSから続くステートNSに至るパス
のステートメトリツクPSに設定する。
【0030】同様に値(00101)の現在のステート
PSに値24のステートメトリツクPS(y)が検出さ
れ、これに対応してブランチメトリツクBMとして値1
のブランチメトリツクBM(k+1)が検出された場
合、ACS演算回路32は、ステートメトリツクPS
(y)とブランチメトリツクBM(k+1)とを加算し
た値25を、この現在のステートPSから続くステートN
Sに至るパスのステートメトリツクPSに設定する。
PSに値24のステートメトリツクPS(y)が検出さ
れ、これに対応してブランチメトリツクBMとして値1
のブランチメトリツクBM(k+1)が検出された場
合、ACS演算回路32は、ステートメトリツクPS
(y)とブランチメトリツクBM(k+1)とを加算し
た値25を、この現在のステートPSから続くステートN
Sに至るパスのステートメトリツクPSに設定する。
【0031】さらにACS演算回路32は、この値27及
び25のステートメトリツクPSの比較結果を得、これに
よりこの場合値(00101)の現在のステートPSか
ら続くステートNSに至るパスが最も確からしいパスと
判断し、このパスを選択すると共に、この値25のステー
トメトリツクPSを続くステートNSのステートメトリ
ツクPSに設定する。
び25のステートメトリツクPSの比較結果を得、これに
よりこの場合値(00101)の現在のステートPSか
ら続くステートNSに至るパスが最も確からしいパスと
判断し、このパスを選択すると共に、この値25のステー
トメトリツクPSを続くステートNSのステートメトリ
ツクPSに設定する。
【0032】すなわちACS演算回路32は、この場
合、次式
合、次式
【数1】 の演算処理を実行し、これにより続くステートNSのス
テートメトリツクPSを設定する。
テートメトリツクPSを設定する。
【0033】これによりACS演算回路32は、32の現
在のステート毎にステートメトリツクPSを検出し、検
出したステートメトリツクPSをステートメトリツクメ
モリ33に格納する。さらにACS演算回路32は、こ
のステートメトリツクメモリ33に格納したステートメ
トリツクPSを基準にして続く32のステート毎にステー
トメトリツクPSを検出し、パスの選択結果をパスメモ
リ34に格納する。
在のステート毎にステートメトリツクPSを検出し、検
出したステートメトリツクPSをステートメトリツクメ
モリ33に格納する。さらにACS演算回路32は、こ
のステートメトリツクメモリ33に格納したステートメ
トリツクPSを基準にして続く32のステート毎にステー
トメトリツクPSを検出し、パスの選択結果をパスメモ
リ34に格納する。
【0034】このときACS演算回路32は、(1)式
に対応する場合を次式
に対応する場合を次式
【数2】 で示すように、対応するステートに至るステートメトリ
ツクPS間で差(すなわちステート遷移のステートメト
リツクの差でなる)の絶対値を検出し、この絶対値を信
頼性データとして出力する。かくしてこの信頼性データ
CFにおいては、値が大きい程信頼性が高いと判断し
得、因みに図3に示す場合は、信頼性データCFは値2
になる。
ツクPS間で差(すなわちステート遷移のステートメト
リツクの差でなる)の絶対値を検出し、この絶対値を信
頼性データとして出力する。かくしてこの信頼性データ
CFにおいては、値が大きい程信頼性が高いと判断し
得、因みに図3に示す場合は、信頼性データCFは値2
になる。
【0035】これによりデータ等化回路23は、各ステ
ート毎にパス選択結果をパスメモリ34に蓄積すると共
に対応する信頼性データCFをこのパスメモリ34に格
納する。さらにデータ等化回路23は、パスメモリ34
に格納したパス選択結果に基づいて最尤回路35で最大
パスを判定し、このIQデータを対応する信頼性データ
CFと共に出力する。かくしてこのステートメトリツク
PS間の差の絶対値においては、ビタビアルゴリズムに
おけるパス選択の際の演算処理結果を利用して簡易に生
成し得ることにより、その分データ等化回路23におい
ては、簡易に信頼性データを生成することができ、また
端末装置全体としてその分消費電力を低減し得る。
ート毎にパス選択結果をパスメモリ34に蓄積すると共
に対応する信頼性データCFをこのパスメモリ34に格
納する。さらにデータ等化回路23は、パスメモリ34
に格納したパス選択結果に基づいて最尤回路35で最大
パスを判定し、このIQデータを対応する信頼性データ
CFと共に出力する。かくしてこのステートメトリツク
PS間の差の絶対値においては、ビタビアルゴリズムに
おけるパス選択の際の演算処理結果を利用して簡易に生
成し得ることにより、その分データ等化回路23におい
ては、簡易に信頼性データを生成することができ、また
端末装置全体としてその分消費電力を低減し得る。
【0036】さらにこのステートメトリツクPSにおい
ては、各ステートに至る確からしさを表すことにより、
このステートメトリツクPS間の差の絶対値を信頼性デ
ータCFとして使用すれば、出力データの確からしさを
正しく表すことができる。なおこの実施例において、デ
ータ等化回路23は、この信頼性データCFの値を判断
してコンフイデンスビツトを生成し、畳込み復号回路2
5に出力するようになされている。
ては、各ステートに至る確からしさを表すことにより、
このステートメトリツクPS間の差の絶対値を信頼性デ
ータCFとして使用すれば、出力データの確からしさを
正しく表すことができる。なおこの実施例において、デ
ータ等化回路23は、この信頼性データCFの値を判断
してコンフイデンスビツトを生成し、畳込み復号回路2
5に出力するようになされている。
【0037】ところでこのように各出力データの確から
しさを表す信頼性データCFにおいては、値が大きい方
が、確からしいと判断し得、その分ビツト誤りも小さい
と判断することができる。これによりこの実施例におい
て、端末装置21は、この信頼性データを基準にしてエ
ラー発生率の推定し、誤り検出訂正処理を切り換える。
しさを表す信頼性データCFにおいては、値が大きい方
が、確からしいと判断し得、その分ビツト誤りも小さい
と判断することができる。これによりこの実施例におい
て、端末装置21は、この信頼性データを基準にしてエ
ラー発生率の推定し、誤り検出訂正処理を切り換える。
【0038】これに対して同期語検出回路29は、この
データ等化回路23の出力データから同期信号を検出
し、その同期信号検出結果を出力する。すなわちこの種
のデイジタルセルラにおいては、所定のデータ単位でイ
ンターリーブ処理した後、所定の同期信号を介挿してソ
ースデータ3を伝送するようになされ、これによりこの
同期信号を基準にしてソースデータを復調し得るように
なされている。
データ等化回路23の出力データから同期信号を検出
し、その同期信号検出結果を出力する。すなわちこの種
のデイジタルセルラにおいては、所定のデータ単位でイ
ンターリーブ処理した後、所定の同期信号を介挿してソ
ースデータ3を伝送するようになされ、これによりこの
同期信号を基準にしてソースデータを復調し得るように
なされている。
【0039】同期語検出回路29は、この同期信号と同
じビツト配列でデータが連続する基準パターンを生成
し、この基準パターンと順次データ等化回路23から出
力される出力データとの間で相関値を検出するようにな
され、これによりこの相関値の立ち上がりを検出して同
期信号のタイミングを検出するようになされ、続くデイ
ンターリーブ回路24の処理対象データからこの同期信
号を除去するようになされている。また端末装置21に
おいては、この同期信号検出結果に基づいて受信データ
復号のタイミングを補正するようになされ、これにより
基地局に同期したタイミングでデータ復号するようにな
されている。
じビツト配列でデータが連続する基準パターンを生成
し、この基準パターンと順次データ等化回路23から出
力される出力データとの間で相関値を検出するようにな
され、これによりこの相関値の立ち上がりを検出して同
期信号のタイミングを検出するようになされ、続くデイ
ンターリーブ回路24の処理対象データからこの同期信
号を除去するようになされている。また端末装置21に
おいては、この同期信号検出結果に基づいて受信データ
復号のタイミングを補正するようになされ、これにより
基地局に同期したタイミングでデータ復号するようにな
されている。
【0040】ところでこの相関値検出結果においては、
値が大きい場合、同期信号に限つて言えばビツト誤りが
小さいと判断することができる。さらにこの同期信号に
おいては、所定周期でソースデータ3に介挿されること
により、この相関値の値を基準にして全体のエラー発生
率を推定することができる。これにより端末装置21
は、信頼性データに加えてこの相関値を基準にして全体
のエラー発生率を推定し、その推定結果に基づいて誤り
検出訂正処理を切り換えるようになされている。
値が大きい場合、同期信号に限つて言えばビツト誤りが
小さいと判断することができる。さらにこの同期信号に
おいては、所定周期でソースデータ3に介挿されること
により、この相関値の値を基準にして全体のエラー発生
率を推定することができる。これにより端末装置21
は、信頼性データに加えてこの相関値を基準にして全体
のエラー発生率を推定し、その推定結果に基づいて誤り
検出訂正処理を切り換えるようになされている。
【0041】デインターリーブ回路24は、データ等化
回路23の出力データを4バースト単位で取り込んでデ
インターリーブ処理し、畳込み復号回路25は、このデ
インターリーブ回路24の出力データを畳込み復号す
る。このとき復号回路25は、コンフイデンスビツトに
基づいて、論理「1」又は「0」が連続するこのデータ
を多値データに変換する。
回路23の出力データを4バースト単位で取り込んでデ
インターリーブ処理し、畳込み復号回路25は、このデ
インターリーブ回路24の出力データを畳込み復号す
る。このとき復号回路25は、コンフイデンスビツトに
基づいて、論理「1」又は「0」が連続するこのデータ
を多値データに変換する。
【0042】すなわちこのデータの確からしさが小さい
場合、畳込み復号回路25においては、論理「1」又は
論理「0」のデータを例えば論理「0.8 」又は論理「0.
2 」に変換し、これとは逆にデータの確からしさが大き
い場合、論理「1」又は論理「0」のデータをそのまま
の論理レベルに保持して対応する多値データに変換す
る。さらに復号回路25は、このように多値データに変
換したデータを入力データに設定し、上述のビタビアル
ゴリズムを適用して元のソースデータを生成し、これに
より軟判定の手法を適用してソースデータを復号する。
場合、畳込み復号回路25においては、論理「1」又は
論理「0」のデータを例えば論理「0.8 」又は論理「0.
2 」に変換し、これとは逆にデータの確からしさが大き
い場合、論理「1」又は論理「0」のデータをそのまま
の論理レベルに保持して対応する多値データに変換す
る。さらに復号回路25は、このように多値データに変
換したデータを入力データに設定し、上述のビタビアル
ゴリズムを適用して元のソースデータを生成し、これに
より軟判定の手法を適用してソースデータを復号する。
【0043】このとき復号回路25は、上述のデータ等
化回路23と同様にして信頼性データを生成する。すな
わちこの信頼性データにおいては、ビタビアルゴリズム
を適用して復号した各復号データの確からしさを表すこ
とにより、この信頼性データに基づいてエラー発生率を
推定することができる。
化回路23と同様にして信頼性データを生成する。すな
わちこの信頼性データにおいては、ビタビアルゴリズム
を適用して復号した各復号データの確からしさを表すこ
とにより、この信頼性データに基づいてエラー発生率を
推定することができる。
【0044】これによりこの実施例において、ブロツク
デコーデイング回路26は、データ等化回路23から出
力される信頼性データCF、同期語検出回路29から出
力される相関値検出結果、畳込み復号回路25から出力
される信頼性データを基準にして動作を切り換えるよう
になされている。すなわち端末装置21において、エラ
ー率状態推定回路27は、データ等化回路23から出力
される信頼性データCF、同期語検出回路29から出力
される相関値検出結果、畳込み復号回路25から出力さ
れる信頼性データについて、所定期間分累積して平均値
を得、その平均値と所定の基準値との比較結果に基づい
て、エラー発生率が所定の基準値を越えたか否か判断す
る。
デコーデイング回路26は、データ等化回路23から出
力される信頼性データCF、同期語検出回路29から出
力される相関値検出結果、畳込み復号回路25から出力
される信頼性データを基準にして動作を切り換えるよう
になされている。すなわち端末装置21において、エラ
ー率状態推定回路27は、データ等化回路23から出力
される信頼性データCF、同期語検出回路29から出力
される相関値検出結果、畳込み復号回路25から出力さ
れる信頼性データについて、所定期間分累積して平均値
を得、その平均値と所定の基準値との比較結果に基づい
て、エラー発生率が所定の基準値を越えたか否か判断す
る。
【0045】エラー検出訂正切り換え回路28は、この
エラー率状態推定回路27の判断結果を基準にしてブロ
ツクデコーデイング回路26の動作を切り換え、これに
より端末装置10は、エラー発生率が高いと判断した場
合、パリテイ符号を用いた誤り訂正処理を中止して誤り
検出処理だけ実行するようになされている。すなわち例
えば50ビツトのデータに3ビツトのパリテイ符号が付加
された短縮型巡回符号においては、ビツト誤りを最大2
ビツト検出し得るのに対し、誤り訂正する場合、その誤
り訂正能力は1ビツトになる。
エラー率状態推定回路27の判断結果を基準にしてブロ
ツクデコーデイング回路26の動作を切り換え、これに
より端末装置10は、エラー発生率が高いと判断した場
合、パリテイ符号を用いた誤り訂正処理を中止して誤り
検出処理だけ実行するようになされている。すなわち例
えば50ビツトのデータに3ビツトのパリテイ符号が付加
された短縮型巡回符号においては、ビツト誤りを最大2
ビツト検出し得るのに対し、誤り訂正する場合、その誤
り訂正能力は1ビツトになる。
【0046】これによりこの場合エラー発生率が1/50
(すなわち2〔%〕でなる)以下の場合、誤り訂正処理
して正しく誤り訂正処理し得るのに対し、エラー発生率
が1/50以上の場合、誤り訂正処理すると、誤訂正する
恐れがあり、この場合誤り検出処理して出力データの品
質劣化を有効に回避することができる。これに対してエ
ラー発生率が低い場合、パリテイ符号の誤り訂正能力を
有効に利用してエラー訂正し得、これにより出力データ
の品質劣化を有効に回避することができる。この訂正原
理に基づいてエラー検出訂正切り換え回路28は、ブロ
ツクデコーデイング回路26の動作を切り換え、これに
より復号したデータの品質劣化を有効に回避して効率良
く誤り訂正処理する。
(すなわち2〔%〕でなる)以下の場合、誤り訂正処理
して正しく誤り訂正処理し得るのに対し、エラー発生率
が1/50以上の場合、誤り訂正処理すると、誤訂正する
恐れがあり、この場合誤り検出処理して出力データの品
質劣化を有効に回避することができる。これに対してエ
ラー発生率が低い場合、パリテイ符号の誤り訂正能力を
有効に利用してエラー訂正し得、これにより出力データ
の品質劣化を有効に回避することができる。この訂正原
理に基づいてエラー検出訂正切り換え回路28は、ブロ
ツクデコーデイング回路26の動作を切り換え、これに
より復号したデータの品質劣化を有効に回避して効率良
く誤り訂正処理する。
【0047】なお連続するデータ間でビツト誤りが発生
する場合も考えられることにより、エラー率状態推定回
路27は、上述の例の場合に比して少し余裕を設けてエ
ラー発生率が所定の基準値を越えたか否か判断するよう
になされ、これにより端末装置21においては、連続す
るデータ間でビツト誤りが発生した場合でも、誤訂正を
有効に回避して復号したデータの品質劣化を有効に回避
し得るようになされている。
する場合も考えられることにより、エラー率状態推定回
路27は、上述の例の場合に比して少し余裕を設けてエ
ラー発生率が所定の基準値を越えたか否か判断するよう
になされ、これにより端末装置21においては、連続す
るデータ間でビツト誤りが発生した場合でも、誤訂正を
有効に回避して復号したデータの品質劣化を有効に回避
し得るようになされている。
【0048】かくして端末装置21は、図4に示す処理
手順を実行して受信データを順次データ処理するように
なされ、これにより基地局を介して伝送された通話対象
の音声信号を受信し得るようになされている。すなわち
端末装置21においては、ステツプSP1からステツプ
SP2に移り、データ復調回路11でデータ復調した
後、続くステツプSP3においてデータ等化回路23で
データ等化、復調し、さらに続くステツプSP4におい
てデインターリーブ回路24でデインターリーブ処理す
る。
手順を実行して受信データを順次データ処理するように
なされ、これにより基地局を介して伝送された通話対象
の音声信号を受信し得るようになされている。すなわち
端末装置21においては、ステツプSP1からステツプ
SP2に移り、データ復調回路11でデータ復調した
後、続くステツプSP3においてデータ等化回路23で
データ等化、復調し、さらに続くステツプSP4におい
てデインターリーブ回路24でデインターリーブ処理す
る。
【0049】さらに端末装置21は、このデインターリ
ーブ回路24の出力データを続くステツプSP5におい
て、畳込み復号回路25で畳込み復号し、続くステツプ
SP6において、ブロツクデコーデイング回路26でブ
ロツクデコーデイングする。このブロツクデコーデイン
グの際、端末装置21は、データ等化回路で生成された
信頼性データCF、同期語検出回路29で検出された相
関値検出結果、畳込み復号回路25で生成された信頼性
データに基づいて、受信データのエラー発生率を推定
し、この推定結果に基づいて誤り訂正処理、誤り検出処
理を切り換えて復号データの品質劣化を有効に回避し、
ステツプSP7において復号したデータを続く音声デー
タ処理回路に出力する。
ーブ回路24の出力データを続くステツプSP5におい
て、畳込み復号回路25で畳込み復号し、続くステツプ
SP6において、ブロツクデコーデイング回路26でブ
ロツクデコーデイングする。このブロツクデコーデイン
グの際、端末装置21は、データ等化回路で生成された
信頼性データCF、同期語検出回路29で検出された相
関値検出結果、畳込み復号回路25で生成された信頼性
データに基づいて、受信データのエラー発生率を推定
し、この推定結果に基づいて誤り訂正処理、誤り検出処
理を切り換えて復号データの品質劣化を有効に回避し、
ステツプSP7において復号したデータを続く音声デー
タ処理回路に出力する。
【0050】(2)実施例の効果 以上の構成によれば、それぞれデータ等化回路及び畳込
み復号回路で検出した信頼性データ、同期語検出回路2
9で検出した相関値を基準にして入力データのエラー発
生率を推定し、その推定結果に基づいて誤り訂正処理及
び誤り検出処理を切り換えることにより、エラー発生率
が高い場合誤り訂正処理に代えて誤り検出処理を実行
し、これにより復号したデータの誤訂正を有効に回避し
得、さらにエラー発生率が低い場合パリテイ符号を有効
に使用して誤り訂正することができ、これにより復号デ
ータの品質劣化を有効に回避して効率良く誤り訂正する
ことができる。
み復号回路で検出した信頼性データ、同期語検出回路2
9で検出した相関値を基準にして入力データのエラー発
生率を推定し、その推定結果に基づいて誤り訂正処理及
び誤り検出処理を切り換えることにより、エラー発生率
が高い場合誤り訂正処理に代えて誤り検出処理を実行
し、これにより復号したデータの誤訂正を有効に回避し
得、さらにエラー発生率が低い場合パリテイ符号を有効
に使用して誤り訂正することができ、これにより復号デ
ータの品質劣化を有効に回避して効率良く誤り訂正する
ことができる。
【0051】(3)他の実施例 なお上述の実施例においては、データ等化回路において
ビタビアルゴリズムを適用して得られるステートメトリ
ツクから差データを検出して信頼性データを生成する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、ブランチ
メトリツクを基準にして信頼性データを生成してもよ
く、さらには位相情報、振幅情報に基づいて信頼性デー
タを生成してもよい。
ビタビアルゴリズムを適用して得られるステートメトリ
ツクから差データを検出して信頼性データを生成する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、ブランチ
メトリツクを基準にして信頼性データを生成してもよ
く、さらには位相情報、振幅情報に基づいて信頼性デー
タを生成してもよい。
【0052】さらに上述の実施例においては、畳込み復
号回路においてもデータ等化回路と同様にして信頼性デ
ータを生成する場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、ステートメトリツクをそのまま出力する場合
等、種々の信頼性データの生成手法を広く適用すること
ができ、また畳込み復号回路自体、ビタビ復号回路以外
の復号回路を広く適用することができる。
号回路においてもデータ等化回路と同様にして信頼性デ
ータを生成する場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、ステートメトリツクをそのまま出力する場合
等、種々の信頼性データの生成手法を広く適用すること
ができ、また畳込み復号回路自体、ビタビ復号回路以外
の復号回路を広く適用することができる。
【0053】さらに上述の実施例においては、データ等
化回路、畳込み復号回路、同期語検出回路の処理結果を
基準にしてエラー発生率を推定する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、必要に応じて何れか1つの
処理結果を基準にしてエラー発生率を推定するようにし
てもよい。
化回路、畳込み復号回路、同期語検出回路の処理結果を
基準にしてエラー発生率を推定する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、必要に応じて何れか1つの
処理結果を基準にしてエラー発生率を推定するようにし
てもよい。
【0054】さらに上述の実施例においては、本発明を
デイジタルセルラの端末装置に適用する場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、畳込み符号化処理した
データを受信する受信装置に広く適用することができ
る。
デイジタルセルラの端末装置に適用する場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、畳込み符号化処理した
データを受信する受信装置に広く適用することができ
る。
【0055】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、伝送路の
特性に応じて入力データとブランチ間の距離であるブラ
ンチメトリツクを検出し、入力データの遷移経路毎にブ
ランチメトリツクを累積して生成したステートメトリツ
クに基づいて入力データの遷移経路を選択し、その遷移
経路選択結果に基づいてステート遷移のステートメトリ
ツク間におけるステートメトリツクの最小値との差の絶
対値を生成し、当該絶対値を伝送路の品質の信頼性を表
す信頼性データとして用い、当該信頼性データ及び復号
回路の処理により得られる復号データの確からしさを表
す確からしさデータを基に出力データのエラー発生率を
推定し、その推定結果に応じて誤り検出処理及び誤り訂
正処理を切り換えることにより、ステート遷移のステー
トメトリツク間におけるステートメトリツクの最小値と
の差の絶対値が大きい程信頼性が高いと数値で客観的に
判断することができるので出力データのエラー発生率を
推定する際の精度を一段と向上させ得るとともに、伝送
路の信頼性だけでエラー発生率を判断する場合や復号デ
ータの確からしさだけでエラー発生率を判断する場合に
比して復号データの品質劣化を有効に回避して効率良く
誤り訂正し得る受信装置を実現できる。
特性に応じて入力データとブランチ間の距離であるブラ
ンチメトリツクを検出し、入力データの遷移経路毎にブ
ランチメトリツクを累積して生成したステートメトリツ
クに基づいて入力データの遷移経路を選択し、その遷移
経路選択結果に基づいてステート遷移のステートメトリ
ツク間におけるステートメトリツクの最小値との差の絶
対値を生成し、当該絶対値を伝送路の品質の信頼性を表
す信頼性データとして用い、当該信頼性データ及び復号
回路の処理により得られる復号データの確からしさを表
す確からしさデータを基に出力データのエラー発生率を
推定し、その推定結果に応じて誤り検出処理及び誤り訂
正処理を切り換えることにより、ステート遷移のステー
トメトリツク間におけるステートメトリツクの最小値と
の差の絶対値が大きい程信頼性が高いと数値で客観的に
判断することができるので出力データのエラー発生率を
推定する際の精度を一段と向上させ得るとともに、伝送
路の信頼性だけでエラー発生率を判断する場合や復号デ
ータの確からしさだけでエラー発生率を判断する場合に
比して復号データの品質劣化を有効に回避して効率良く
誤り訂正し得る受信装置を実現できる。
【図1】本発明の一実施例によるデイジタルセルラを示
すブロツク図である。
すブロツク図である。
【図2】データ等化回路を示すブロツク図である。
【図3】その動作の説明に供する略線図である。
【図4】全体のデータ処理の説明に供するフローチヤー
トである。
トである。
【図5】従来のデイジタルセルラを示すブロツク図であ
る。
る。
21……端末装置、10……データ復調回路、12、2
3……データ等化回路、13、24……デインターリー
ブ回路、15、26……ブロツクコーデイング回路、2
5……畳込み復号回路、27……エラー率状態推定回
路、28……エラー検出訂正切り換え回路、29……同
期語検出回路、31……ブランチメトリツク演算回路、
32……ACS演算回路、33……ステートメトリツク
メモリ、34……パスメモリ、35……最尤判定回路。
3……データ等化回路、13、24……デインターリー
ブ回路、15、26……ブロツクコーデイング回路、2
5……畳込み復号回路、27……エラー率状態推定回
路、28……エラー検出訂正切り換え回路、29……同
期語検出回路、31……ブランチメトリツク演算回路、
32……ACS演算回路、33……ステートメトリツク
メモリ、34……パスメモリ、35……最尤判定回路。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−53330(JP,A) 特開 昭58−218254(JP,A) 特開 昭64−44644(JP,A) 特開 平3−284021(JP,A) 特開 昭58−206252(JP,A) 特開 平1−198131(JP,A) 特開 昭60−183840(JP,A) 特開 平4−261238(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 1/00 H03M 13/00
Claims (1)
- 【請求項1】誤り検出訂正用符号が付加されて畳込み符
号化された後、所定の伝送路を介して伝送された信号を
受信し、この受信した信号を入力データとして復号処理
する受信装置であつて、 上記入力データを補正するとともに、 上記伝送路の特性に応じて上記入力データとブランチ間
の距離であるブランチメトリツクを検出し、上記入力デ
ータの遷移経路毎に上記ブランチメトリツクを累積して
各ステートと上記入力データ間の距離であるステートメ
トリツクを生成し、上記ステートメトリツクの比較結果
に基づいて上記入力データの遷移経路を選択し、その選
択結果に基づいて最尤判定した出力データを生成し、 上記入力データの遷移経路選択結果に基づいて、ステー
ト遷移のステートメトリツク間におけるステートメトリ
ツクの最小値との差の絶対値を生成し、当該絶対値を上
記伝送路の品質の信頼性を表す信頼性データとして出力
する イコライザ回路と、 上記イコライザ回路の出力データを畳込み復号する復号
回路と、上記信頼性データ及び上記復号回路の出力データの確か
らしさを表す確からしさデータに基づいて、上記出力デ
ータのエラー発生率を推定し、 上記イコライザ回路の処理により得られる上記信頼性デ
ータ及び上記復号回路の処理により得られる上記確から
しさデータに基づいて、順次入力される上記復号回路の
出力データのエラー発生率を推定し、当該推定した結果
に応じて、上記誤り検出訂正用符号に基づく上記復号回
路の出力データの誤り検出処理又は誤り訂正処理を行う
誤り検出訂正回路とを具えることを特徴とする受信装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16026293A JP3356329B2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16026293A JP3356329B2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 受信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06350572A JPH06350572A (ja) | 1994-12-22 |
JP3356329B2 true JP3356329B2 (ja) | 2002-12-16 |
Family
ID=15711208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16026293A Expired - Lifetime JP3356329B2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3356329B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2395637B (en) * | 2002-11-19 | 2006-10-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Block Error Estimator |
-
1993
- 1993-06-03 JP JP16026293A patent/JP3356329B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06350572A (ja) | 1994-12-22 |
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