JP3350313B2 - 固体電解質型燃料電池セルおよびその製造方法 - Google Patents
固体電解質型燃料電池セルおよびその製造方法Info
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Description
型の固体電解質型燃料電池セルおよびその製造方法に関
し、特に燃料極を改善した固体電解質型燃料電池セルお
よびその製造方法に関するものである。
その作動温度が1000℃前後と高温であるため、発電
効率が高く、第3世代の燃料電池として期待されてい
る。一般に、この固体電解質型燃料電池セルは円筒型と
平板型の2種類が知られている。平板型燃料電池セル
は、発電の単位体積当り出力密度が高いという特徴を有
するが、実用化に際してはガスシ−ル不完全性やセル内
の温度分布の不均一性などの問題がある。それに対し
て、円筒型燃料電池セルでは、出力密度は低いものの、
セルの機械的強度が高く、またセル内の温度の均一性が
保てるという特長がある。両形状の固体電解質燃料電池
セルとも、それぞれの特徴を生かして積極的に研究開発
が進められている。
たように開気孔率40%程度のCaO安定化ZrO2 を
支持管1とし、その上にスラリ−ディップ法により多孔
性の空気極としてLaMnO3 系材料2を塗布し、その
表面に気相合成法(EVD)や、あるいは溶射法により
固体電解質3であるY2 O3 安定化ZrO2 膜を被覆
し、さらにこの表面に多孔性のNi−ジルコニアの燃料
極4を設けられている。
ルはLaCrO3 系のインタ−コネクタ5を介して接続
される。発電は、支持管内部6に空気(酸素)を、外部
7に燃料(水素)を流し、1000〜1050℃の温度
で行われる。近年、このセル作製の工程においてプロセ
スを単純化するため、空気極材料であるLaMnO3 系
材料を直接多孔性の支持管として使用する試みがなされ
ている。空気極としての機能を合せ持つ支持管材料とし
ては、Laを10〜20原子%のCaあるいはSrで置
換したLaMnO3 固溶体材料が用いられている。
と同じ材料系を用いて、第4図に示したように固体電解
質8の一方に多孔性の空気極材料9を、他方に多孔性の
燃料極10を設けている。単セル間の接続には、セパレ
−タ11と呼ばれる緻密質のMgOやCaOを添加した
緻密質のLaCrO3 固溶体材料が用いられる。発電は
セルの空気極側に空気(酸素)、燃料極側に燃料(水
素)を供給して1000〜1050℃の温度で行われ
る。
池セルにおいては、NiOとZrO2 の混合粉末を用い
たペーストをスクリ−ン印刷により固体電解質表面に塗
布した後、これを空気中高温で熱処理して固体電解質に
焼き付け、燃料極を形成する方法、またはNiOとZr
O2 混合粉末を用いた薄いグリ−ンシ−トを固体電解質
のグリ−ンシ−トに積層して高温で同時焼成して燃料極
を形成する方法、あるいはNiとZrO2 の混合粉末が
分散した水溶液に固体電解質を浸漬した(以下スラリ−
ディップ法と呼ぶ)後、それを乾燥してNiとZrO2
からなる燃料極を固体電解質表面に形成する方法が用い
られていた。
うに燃料極はNi、NiOのどちらを用いても形成する
ことができるが、Niを用いたスラリ−ディップ法では
Niの固体電解質への付着力が弱く、固体電解質と燃料
極界面における分極電圧が大きく発電において出力密度
が小さくなるという問題があった。
電解質への付着力は優れているが、発電中にNiOがN
iに還元されることにより体積収縮が起こり、燃料極に
微細なクラックが発生するため燃料極の電気伝導度が除
々に低下し、その結果出力密度が低下するという欠点が
あった。
に対して検討を重ねた結果、固体電解質表面に形成され
たNiO等とZrO2 等からなる第1燃料極層と、この
第1燃料極層の表面に形成されたNi等とZrO2 等か
らなる第2燃料極層とから燃料極を構成することによ
り、燃料極の固体電解質への付着強度および燃料極の電
気伝導度を向上することができることを見出だし、本発
明に至った。
は、固体電解質の片面に多孔質の空気極、他方の面に多
孔質の燃料極が形成された固体電解質型燃料電池セルに
おいて、前記燃料極が、Ni,CoおよびFeから選ば
れた少なくとも一種の酸化物粒子とZrO2 粒子および
/またはCeO2 粒子からなり前記固体電解質の表面に
形成される第1燃料極層と、Ni,CoおよびFeから
選ばれた少なくとも一種の金属粒子とZrO2 粒子およ
び/またはCeO2 粒子からなり前記第1燃料極層の表
面に形成される第2燃料極層とからなるものである。
の製造方法は、固体電解質の片面に多孔質の空気極、他
方の面に多孔質の燃料極が形成された固体電解質型燃料
電池セルの製造方法において、固体電解質成形体の片面
に空気極成形体を形成したものを焼結する工程と、前記
固体電解質の他方の面にNi,CoおよびFeから選ば
れた少なくとも一種の酸化物粒子とZrO2 粒子および
/またはCeO2 粒子からなる第1燃料極成形体を形成
する工程と、該第1燃料極成形体を酸化性雰囲気中にお
いて1000〜1700℃の温度で熱処理する工程と、
該第1燃料極の表面に、Ni,CoおよびFeから選ば
れた少なくとも一種の金属粒子とZrO2 粒子および/
またはCeO2 粒子からなる第2燃料極層を形成する工
程を具備するものである。
電解質表面に形成されたNiO等とZrO2 等からなる
第1燃料極層と、この第1燃料極層の表面に形成された
Ni等とZrO2 等からなる第2燃料極層とから燃料極
を構成したので、燃料極の固体電解質への付着強度及び
燃料極の電気伝導度を向上することができる。
等とZrO2 等からなる第1燃料極層により、燃料極の
固体電解質への付着力を向上することができ、固体電解
質と燃料極界面における分極電圧を小さくすることがで
き、発電における出力密度を向上することができる。
O2 等からなる第2燃料極層を形成することにより、燃
料極表面の体積収縮を抑制して燃料極に微細なクラック
が発生することを抑制し、燃料極の電気伝導度を向上
し、その結果出力密度を向上することができる。
質型燃料電池セルを示す。本発明の円筒型燃料電池セル
は、固体電解質3の内面に空気極2が、外面に燃料極4
が設けられており、各単セルはインタ−コネクタ5を介
して接続される。
うに、燃料極4は、固体電解質3の外側表面に形成され
る第1燃料極層13と、該第1燃料極層13の表面に形
成される第2燃料極層14とから構成されている。第1
燃料極層13はNiO粒子15とZrO2 粒子16から
構成されており、第2燃料極層14はNi粒子17とZ
rO2 粒子16から構成されている。この第1燃料極層
13のNiO粒子15は発電中に還元され、Ni粒子と
なる。
0〜90重量%、ZrO2 10〜60重量%、特にNi
Oが60〜80重量%、ZrO2 20〜40重量%の範
囲が好ましい。NiOの重量比が40重量%より少ない
と分極抵抗が大きくなり易く、90重量%を越えると時
間とともにNiが焼結して分極抵抗が大きくなり出力密
度が低下し易くなるからである。
mが望ましい。第1燃料極層13の厚みが10μmより
薄いと分極抵抗が大きくなり易く、100μmを越える
と発電中にクラックが発生して出力が低下し易くなるか
らである。第1燃料極層13の厚みは、特に10〜50
μmが好ましい。第1燃料極層13の熱処理温度は10
00〜1700℃であることが必要であるが、これは、
1000℃よりも低いと燃料極の固体電解質への付着力
が低く、1700℃よりも高いとNiO粒子15の粒成
長が著しくなり、いずれの場合も出力が低下するからで
ある。熱処理温度は、1200〜1400℃であること
が特に望ましい。
〜90重量%、ZrO2 10〜60重量%、特にNiが
60〜80重量%、ZrO2 20〜40重量%の範囲が
好ましい。Niの重量比が40重量%より小さいと電気
伝導度が小さくなり易く、90重量%を越えると発電中
に時間とともにNiが焼結して電気伝導度が小さくなり
出力密度が低下し易くなるからである。
mが望ましい。第2燃料極層14の厚みが10μmより
小さいと電気伝導度が低くなり、200μmを越えると
燃料極中ガスの拡散速度が低下していづれも出力が悪く
なり易いからである。第2燃料極層14の厚みは、特に
30〜100μmが好ましい。
ガスの拡散速度が高いことが重要である。第1燃料極層
13および第2燃料極層14の開気孔率としては、それ
ぞれ40〜80%が必要である。開気孔率が40%より
小さいと燃料極中のガスの拡散速度が低下して出力が悪
くなる。それに対して、開気孔率が80%より大きいと
電気伝導度が小さくなり同様に出力が悪くなる。第1燃
料極層13および第2燃料極層14の開気孔率として
は、特に50〜70%が望ましい。
5とZrO2 粒子16から、第2燃料極層14をNi粒
子17とZrO2 粒子16とから構成した例について説
明したが、第1燃料極層13は、Ni,CoおよびFe
から選ばれた少なくとも一種の酸化物粒子と、ZrO2
粒子および/またはCeO2 粒子から構成されているも
のであれば良く、また、第2燃料極層14は、Ni,C
oおよびFeから選ばれた少なくとも一種の金属粒子
と、ZrO2 粒子および/またはCeO2 粒子から構成
されているものであれば良い。例えば、第1燃料極層1
3はNiOとZrO2 の組み合わせの他にCo、Feの
酸化物とCeO2 、ZrO2 を組み合わせて用いること
ができる。また、第2燃料極層14はNiとZrO2 の
組み合わせの他にCo、FeとCeO2 、ZrO2 を組
み合わせて用いることができる。さらに、CeO2 、Z
rO2 は単体の他にY,Yb,Nd,Dy等の希土類元
素を含有する固溶体であっても良い。
電解質として3〜20モル%のY2O3 あるいはYb2
O3 を含有した部分安定化あるいは安定化ZrO2 が用
いられる。また、空気極としては、主としてLaをC
a,Srで10〜30原子%置換したLaMnO3 が、
また、インターコネクタとしては主としてLaを10〜
30原子%のCa,Srで、あるいはCrを10〜30
原子%のMgで置換したLaCrO3 が用いられる。
空気極成形体の外周面に固体電解質成形体を積層したも
のを、酸化性雰囲気で1000〜1300℃の温度1〜
3時間程度仮焼し、空気極仮焼体と電気的に導通するイ
ンターコネクタの成形体を積層する。このようにして作
製した空気極/固体電解質/集電体積層体は、大気等の
酸化性雰囲気中、1300〜1700℃の温度で1〜1
5時間程度同時焼成することにより焼結させる。この
後、固体電解質の表面に、NiOとZrO2 からなる第
1燃料極層成形体を形成し、この第1燃料極層成形体を
酸化性雰囲気中において1000〜1700℃の温度で
焼き付けて第1燃料極層を形成し、該第1燃料極の表面
に、Ni粒子とZrO2 粒子からなる第2燃料極層を形
成することにより形成される。
rO2 の原料粉末としては、分極抵抗を低減する観点か
ら、平均粒子径としてNiO粉末については0.1〜2
0μm、ZrO2 粉末については0.5〜50μmが好
ましい。第1燃料極層13の作製は一般的に用いられて
いるNiOとZrO2 を含む水溶液中に固体電解質を浸
漬するスラリ−ディップ法、スクリ−ン印刷法あるいは
ドクタ−ブレ−ド法によりグリ−ンシ−トを作製して、
固体電解質に巻き付けて熱処理しても良い。いずれの方
法においても、熱処理温度としては1000〜1700
℃、特に1200〜1400℃が望ましい。この熱処理
温度が1000℃より低いと第1燃料極層13と固体電
解質との付着力が小さく分極抵抗が大きくなり易い。ま
た、熱処理温度が1700℃より高いとNiOおよびZ
rO2 の粒成長が大きくなり同様に分極抵抗が大きくな
り発電性能が低下し易いからである。
とZrO2 の原料粉末としては、電気伝導度とガスの拡
散の観点から平均粒子径としてNi粉末については1〜
20μm、ZrO2 粉末については1〜50μmが好ま
しい。第2燃料極層14の作製は、上記第1燃料極層1
3の作製と同様、スラリ−ディップ法、スクリ−ン印刷
法あるいはドクタ−ブレ−ド法によりグリ−ンシ−トを
作製して作製することができる。
電池セルについて説明したが、本発明は平板型の固体電
解質型燃料電池セルにも適用できることは勿論である。
また、多孔性の支持管の表面に空気極、固体電解質、燃
料極を形成した固体電解質型燃料電池セルに本発明を適
用しても良い。
aCO3 の粉末をLa0.85Ca0.15MnO3 となるよう
に秤量混合した後に1500℃で仮焼して(La、C
a)MnO3 粉末を得た。この後、これを粉砕して平均
粒子径が6μmの粉末を作製した。また、固体電解質を
形成する粉末として平均粒子径0.5μmのY2 O3 を
10モル%の割合で含有する共沈法ZrO2 粉末を準備
した。さらに、インターコネクタを形成粉末として平均
粒子径1μmのLa0.8 Ca0.21CrO3 からなる化合
物粉末を準備した。
1〜2μmのNi、Co、Fe、NiO、CoO、Fe
O粉末と平均粒径が1.5μmのZrO2 (10モル%
Y2O3 含有)およびCeO2 (Y2 O3 含有)粉末
を、表1に示す組み合わせになるように用いた。第1燃
料極層を形成する混合粉末であるNiO、CoO、Fe
O粉末とZrO2 (10モル%Y2 O3 含有)、CeO
2 粉末の重量比は金属換算で70:30の割合で混合
し、第2燃料極層を形成する混合粉末であるNi、C
o、Fe粉末とZrO2 (10モル%Y2 O3 含有)、
CeO2 粉末の重量比は金属換算で70:30の割合で
混合した。
を水を溶媒としてスラリーを作製し、このスラリーを用
いて押出成形装置により内径13mm、外径16mmの
円筒状の空気極成形体を得た。一方、上記Y2 O3 安定
化ZrO2 粉末を水を溶媒としてスラリーを作製し、こ
れを用いてドクターブレード法により厚み200μmの
シート状成形体を作製した。燃料極については表1に示
す組み合わせになるようにNi、Co、Fe、NiO、
CoO、FeO、ZrO2 およびCeO2 粉末を用いて
水を溶媒として第1燃料極用と第2燃料極用のスラリー
を作製した。
脂からなる接着材を介して、固体電解質シ−ト、インタ
ーコネクタ用のシ−トを巻き付け円筒状積層体を作製し
た後、この円筒状積層体を大気中で1500℃で5時間
焼成し円筒状焼結体を作製した。この後、第1燃料極用
のスラリ−中に前記円筒状焼結体をディップして、種々
の厚みに第1燃料極成形体を形成した後、乾燥し、大気
中1000〜1700℃で熱処理して表1に示すような
組成と厚みの第1燃料極層を形成した。さらにこの第1
燃料極層が形成されたものを、第2燃料極層用のスラリ
−中にディップして、種々の厚みに形成した後、乾燥し
て表1に示すような組成と厚みの第2燃料極層を形成
し、第1燃料極層と第2燃料極層とからなる燃料極を形
成し、本発明の固体電解質型燃料電池セルを作製した。
水素を流して1000℃で1000時間発電を行い出力
密度を測定した。また、第1燃料極層と第2燃料極層の
厚みは走査型電子顕微鏡により測定した。表1に結果を
示す。
セルは、従来の方法により燃料極を作製した試料番号
1、2よりも出力密度が大幅に向上していることが判
る。そして、第1燃料極層が10〜100μmで第2燃
料極層の厚みが10〜200μmの試料は全て高い出力
密度を示すことが判る。
Co、Fe、NiO、CoO、FeO粉末とZrO
2 (10モル%Y2 O3 含有)およびCeO2 粉末を、
表2に示す組み合わせになるように用いた。第1燃料極
層を形成する混合粉末であるNiO、CoO、FeO粉
末とZrO2 (10モル%Y2 O3 含有)粉末、CeO
2 粉末の重量比は金属換算で80:20の割合で混合
し、第2燃料極層を形成する混合粉末であるNi、C
o、Fe粉末とZrO2 (10モル%Y2O3 含有)、
CeO2 粉末の重量比は金属換算で80:20の割合で
混合した。
および第2燃料極層の組み合わせになるように充分混合
し、水を溶媒として第1燃料極層用および第2燃料極層
用のスラリーを作製し、これらをドクターブレード法に
より種々の厚みのシート状成形体に成形した。その後、
第1燃料極層のシ−ト状成形体を実施例1の円筒状焼結
体にアクリル樹脂からなる接着材を介して接合し、大気
中1400℃で3時間熱処理した後、第2燃料極層のシ
−ト状成形体を第1燃料極層の表面にアクリル樹脂から
なる接着材を介して接合し、本発明の固体電解質型燃料
電池セルを作製した。
合層の厚みは走査型電子顕微鏡により測定した。結果を
表2に示す。
セルは、従来の方法により燃料極を作製した表1の試料
No.1、2よりも出力密度が大幅に向上していることが
判る。
は、固体電解質表面に形成されたNiO等とZrO2 等
からなる第1燃料極層と、この第1燃料極層の表面に形
成されたNi等とZrO2 等からなる第2燃料極層とか
ら燃料極を構成したので、燃料極の固体電解質への付着
強度及び燃料極の電気伝導度を向上することができ、高
出力で長期安定性のある固体電解質型燃料電池セルを提
供できる。
面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】固体電解質の片面に多孔質の空気極、他方
の面に多孔質の燃料極が形成された固体電解質型燃料電
池セルにおいて、前記燃料極が、Ni,CoおよびFe
から選ばれた少なくとも一種の酸化物粒子とZrO2粒
子および/またはCeO2粒子からなり前記固体電解質
の表面に形成された第1燃料極層と、Ni,Coおよび
Feから選ばれた少なくとも一種の金属粒子とZrO2
粒子および/またはCeO2粒子からなり前記第1燃料
極層の表面に形成された第2燃料極層とからなることを
特徴とする固体電解質型燃料電池セル。 - 【請求項2】固体電解質成形体の片面に空気極成形体を
形成したものを焼結する工程と、固体電解質の他方の面
にNi,CoおよびFeから選ばれた少なくとも一種の
酸化物粒子とZrO2粒子および/またはCeO2粒子か
らなる第1燃料極成形体を形成する工程と、該第1燃料
極成形体を酸化性雰囲気中において1000〜1700
℃の温度で熱処理する工程と、該第1燃料極の表面に、
Ni,CoおよびFeから選ばれた少なくとも一種の金
属粒子とZrO2粒子および/またはCeO2粒子からな
る第2燃料極層を形成する工程を具備することを特徴と
する固体電解質型燃料電池セルの製造方法。
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