[go: up one dir, main page]

JP3342621B2 - 固体電解質型燃料電池セル - Google Patents

固体電解質型燃料電池セル

Info

Publication number
JP3342621B2
JP3342621B2 JP28208595A JP28208595A JP3342621B2 JP 3342621 B2 JP3342621 B2 JP 3342621B2 JP 28208595 A JP28208595 A JP 28208595A JP 28208595 A JP28208595 A JP 28208595A JP 3342621 B2 JP3342621 B2 JP 3342621B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current collector
fuel cell
solid electrolyte
conductor layer
cylindrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28208595A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09129250A (ja
Inventor
高志 重久
雅英 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP28208595A priority Critical patent/JP3342621B2/ja
Publication of JPH09129250A publication Critical patent/JPH09129250A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3342621B2 publication Critical patent/JP3342621B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒型や平板型の
固体電解質型燃料電池セルに関し、特に集電体の改良に
関するものである。
【0002】
【従来技術】従来より固体電解質型燃料電池セルはその
作動温度が1000℃前後と高温であるため発電効率が
高く、第3世代の燃料電池として期待されている。一般
に、固体電解質型燃料電池セルとしては円筒型と平板型
の2種類が知られている。
【0003】平板型燃料電池セルは、発電の単位体積当
り出力密度が高いという特長を有するが、実用化に際し
てはガスシ−ル不完全性やセル内の温度分布の不均一性
などの問題がある。それに対して、円筒型燃料電池セル
では、出力密度は低いものの、セルの機械的強度が高
く、またセル内の温度の均一性が保てるという特長があ
る。両形状の固体電解質燃料電池セルとも、それぞれの
特長を生かして現在積極的に研究開発が進められてい
る。
【0004】円筒型燃料電池の単セルは、図2に示すよ
うにLaMnO3 系材料からなる多孔性の円筒状空気極
1の表面に例えば、Y2 3 含有の安定化ZrO2 固体
電解質2が形成され、さらに固体電解質2の表面に多孔
性のNi−ジルコニアなどからなる燃料極3が略同心円
状に形成されている。また、セル同士を接続するための
LaCrO3 系材料などからなる集電体4(インターコ
ネクタ)が空気極1と接続し、固体電解質2を貫通し、
燃料極3とは非接触の状態でセルの表面に露出してい
る。
【0005】そして、燃料電池モジュールにおいては、
上記構成からなる複数の単セルは、図3に示すように、
一方の単セルの集電体4が、他方の単セルの燃料極3に
Niフェルト5を介して当接し、複数の単セルが直列に
接続されていた。
【0006】このような固体電解質型燃料電池セルの発
電は、図2に示したように、空気極1の内部に空気(酸
素)6を、外部に燃料(水素)7を流し、1000℃前
後の温度で行われる。
【0007】平板型燃料電池セルは、円筒型と同じ材料
を用いて、図4に示すように、固体電解質8の上面に多
孔性の空気極9を、下面に多孔性の燃料極10を設けて
構成されている。複数の単セルは、一方の単セルの集電
体11(セパレータ)が、他方の単セルの燃料極10に
Niフェルト等を介して当接し直列に接続される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、セル同
士の接続において、集電体4と燃料極3をNiフェルト
5を介して接触させた従来の構造においては、集電体4
とNiフェルト5間の電気的な接触抵抗が大きく、その
結果発電の出力が小さいという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記課題に
対して検討を重ねた結果、集電体表面に予め導電性の金
属を被覆することにより、集電体とNiフェルト間の電
気的な接触抵抗を低減することができることを見出し、
本発明に至った。
【0010】即ち、本発明の固体電解質型燃料電池セル
は、固体電解質の片面に空気極が、他面に燃料極が形成
された燃料電池セル本体の外面に、前記空気極または前
記燃料極と電気的に接続する集電体を設けてなる固体電
解質型燃料電池セルにおいて、前記集電体表面に、N
i,Co,W,Tiから選ばれた少なくとも一種の金属
を含む厚み5〜50μmの導電体層を形成してなるとと
もに、該導電体層中に、Al23,MgO,ZrO2
CeO2,MgAl24,SiC,Si34およびそれ
らの固溶体から選ばれた少なくとも一種のセラミック粒
子を10〜30重量%含有するものである。
【0011】
【作用】燃料電池モジュールにおいて、隣接するセル同
士の接続は、一方のセルのセラミック集電体がNiフェ
ルトを介して他方のセルの燃料極に当接して電気的に接
続していたが、本発明の燃料電池セルでは、集電体の表
面に金属を含有する導電体層を形成したことにより、集
電体表面の導電体層とNiフェルトとが接触するため、
集電体とNiフェルトとの電気的な接触抵抗が小さくな
り、発電の出力を向上することができる。
【0012】さらに、集電体表面に、Ni,Co,W,
Tiから選ばれた少なくとも一種の金属70〜90重量
%と、Al23,MgO,ZrO2,CeO2,MgAl
24,SiC,Si34およびそれらの固溶体から選ば
れた少なくとも一種のセラミック粒子を10〜30重量
%とからなる導電体層を5〜50μm被覆することによ
り、導電体層中の金属が発電中に焼結することを防止で
き,集電体とNiフェルトとの電気的な接触抵抗が小さ
い状態を長時間維持することができ、さらにセルの長期
的安定性が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の円筒型の固体電解質型燃
料電池セルは、図1に示すように、円筒状の固体電解質
31の内面に空気極32、外面に燃料極33を形成して
燃料電池セル本体34が構成されており、この燃料電池
セル本体34の外面に、空気極32と電気的に接続する
集電体35を設けてなるものである。即ち、固体電解質
31の一部に切欠部36が形成され、固体電解質31の
内面に形成されている空気極32の一部が露出してお
り、この露出面37及び切欠部36近傍の固体電解質3
1の表面が集電体35により被覆されている。尚、本発
明の円筒型燃料電池セルは、電気抵抗の大きな多孔質支
持管を形成し、この多孔質支持管の外面に空気極32,
固体電解質31,燃料極33を順次積層して構成しても
良い。
【0014】空気極32と電気的に接続する集電体35
は、燃料電池セル本体34の外面に形成され段差のない
連続同一面39を覆うように形成されており、燃料極3
3とは電気的に接続されていない。この集電体35は、
セル同士を接続する際に、他のセルの燃料極にNiフェ
ルトを介して電気的に接続され、これにより燃料電池モ
ジュールが構成されるのである。
【0015】連続同一面39は、固体電解質31の内面
に形成されている空気極32の一部を露出させるととも
に、固体電解質31の端面と空気極32の露出面37と
を連続したほぼ同一面(固体電解質31の端面と空気極
32の露出面37とがほぼ段差のない平面状態)となし
て構成されている。この連続同一面39は固体電解質成
形体の一部と空気極成形体の一部とが連続したほぼ同一
面となるまでセル本体の外周面を研摩することにより形
成されている。
【0016】そして、本発明の固体電解質型燃料電池セ
ルでは、集電体35の表面に、即ち、他のセルの燃料極
とNiフェルトを介して当接する面に、Ni,Co,
W,Tiから選ばれた少なくとも一種の金属からなる厚
み0.5〜200μmの導電体層41が形成されてい
る。導電体層41はNi,Co,W,Tiの単体でも、
それらの固溶体でも、またそれらの合金であってもよ
い。導電体層41の厚みを0.5〜200μmとしたの
は、厚みが0.5μmより薄いと発電中に金属が焼結し
て凝集し、Niフェルトとの接触抵抗低減の効果が極め
て小さいからである。
【0017】一方、厚みが200μmを越えるとセラミ
ック製の集電体35との熱膨脹係数の違いから導電体層
41が容易に剥離するからである。導電体層41の厚み
としては、金属の焼結を抑制し、導電体層との熱膨張係
数の差の影響を小さくするという観点から、5〜50μ
mが特に優れている。導電体層41の金属としては、導
電性の観点からNi,Coが望ましい。
【0018】導電体層41は、Ni,Co,W,Tiか
ら選ばれた少なくとも一種の金属の他に、Al2 3
MgO,ZrO2 ,CeO2 ,MgAl2 4 ,Si
C,Si3 4 及びそれらの固溶体から選ばれた少なく
とも一種のセラミック粒子を1〜70重量%含有するも
のであっても良い。これらのセラミック粒子を分散させ
ることにより導電体層41中の金属の焼結を完全に抑制
することができるのである。
【0019】分散させるセラミック粒子の大きさとして
は,導電体層41中の金属の焼結防止の観点から0.0
1〜20μm、特に1〜5μmが優れている。また、セ
ラミック粒子の割合を1〜70重量%としたのは、含有
量が1重量%より少ないと金属の焼結抑制効果が極めて
小さく、70重量%を越えると電気伝導度が小さくなり
セルの出力が低下するからである。セラミック粒子の割
合としては、焼結抑制効果向上および電気伝導度の向上
の点から、10〜30重量%が特に優れている。これら
セラミック粒子を分散させた導電体層41の厚みとして
は、上記した金属からなる導電体層41の場合と同様、
0.5〜200μmの範囲が好ましい。
【0020】セラミック粒子としては、熱膨張率の観点
からZrO2 ,CeO2 ,MgOが望ましい。
【0021】本発明の円筒型の固体電解質型燃料電池セ
ルは、例えば、空気極を形成する粉末を用いて円筒状成
形体を作製する。この円筒状成形体は、例えば、空気極
形成粉末を押出成形したり、静水圧成形(ラバープレ
ス)したりして形成される。さらに他の方法としては、
ドクターブレード法などにより空気極形成粉末をシート
状に成形した後、そのシート状成形体を所定の円柱状支
持体の表面に巻き付けて端部を合わせ接合することによ
っても円筒状成形体を作製することができる。円筒状成
形体の肉厚は1〜3mmが適当である。
【0022】空気極を形成する粉末としては、LaMn
3 系組成物からなり、具体的には、Laの15〜20
原子%をCa,Sr,Baなどのアルカリ土類元素によ
り置換したLaMnO3 系組成物が挙げられ、これらは
金属酸化物を所定の割合で混合したものを仮焼してなる
LaMnO3 系化合物粉末であることが望ましい。空気
極形成粉末からなるシ−ト状成形体の厚みは100〜3
000μmが適当である。
【0023】次に固体電解質および集電体を形成する粉
末により固体電解質および集電体のシート状成形体をそ
れぞれ作製する。このシート状成形体は、ドクターブレ
ード法や押出成形法により周知の方法で作製される。
【0024】固体電解質粉末としては、ZrO2 に対し
てY2 3 ,Yb2 3 などの安定化材を3〜15モル
%の割合で固溶させた部分安定化ZrO2 あるいは安定
化ZrO2 粉末、およびY2 3 ,Yb2 3 ,Gd2
3 等を10〜30モル%含有するCeO2 粉末が用い
られる。また、集電体を形成する粉末としては、Ca,
Mg,Srを固溶したLaCrO3 が用いられる。
【0025】次に、上記のようにして得られた空気極の
円筒状成形体の表面に固体電解質のシート状成形体を巻
き付けた後、固体電解質のシート状成形体の端部部分を
研摩して平坦状となした後、集電体のシート状成形体を
積層圧着する。また場合によっては、固体電解質のシー
ト状成形体の表面に燃料極のシート状成形体を巻き付け
てもよい。各シ−ト状成形体の間にはアクリル樹脂や有
機溶媒などを接着材を介在させると接着が良くなる。
【0026】上記のようにして得られた積層成形体を酸
化性雰囲気中で円筒状形成体と積層されたシート状成形
体を同時に焼成する。具体的には大気中で1300〜1
700℃で3〜15時間程度焼成することにより、少な
くとも固体電解質が相対密度96%以上の緻密質になる
ように焼成する。なお、空気極は相対密度が60〜75
%程度であれば充分である。
【0027】燃料極は、得られた空気極と固体電解質、
集電体からなる円筒型の一体焼結体の固体電解質の表面
に、燃料極を形成する粉末からなるスラリーをスクリー
ン印刷などにより塗布するか、または燃料極粉末からな
るシ−ト状成形体を表面に積層圧着した後に酸化性雰囲
気中で1300〜1500℃で焼き付け処理して燃料極
を形成してもよい。なお、燃料極を形成する粉末として
は、CeO2 あるいはZrO2 (Y2 3 を含有)とN
iO粉末との混合物が好適に使用できる。
【0028】そして、集電体の表面に、従来用いられて
いるCVD法、スパッタ法の他に電解メッキおよび無電
解メッキなどにより、導電体層を形成する。導電体層
は、その他溶媒中に金属を分散した溶液中に試料をディ
ップするいわゆるスラリ−ディップ法や、ドクタ−ブレ
−ド法で薄いテ−プを作製し前記集電体表面に張り付け
て形成してもよい。また、これら導電体層が形成される
集電体の表面は、滑らかでなく周期的に凹凸が構成され
ている場合には、セルの出力密度がさらに向上する。
【0029】本発明においては、燃料電池セル本体34
の表面に連続同一面39を形成し、この連続同一面39
に集電体35を形成することにより、集電体35が歪む
ことなく積層され、集電体内に無理な応力が発生せず、
集電体35上部に連続したクラックや集電体35端部の
一部に剥がれが発生せず、集電体35に欠陥が発生しな
いが、固体電解質31表面を研摩しない状態で集電体3
5を積層しても良い。
【0030】また、従来の図2に示す固体電解質型燃料
電池セルの集電体の表面に導電体層を形成しても良い。
【0031】また、本発明は円筒型燃料電池の集電体と
Niフェルト間の接触抵抗についての改善について説明
したが、セラミック製の集電体を有する、例えば、図4
に示した平板型燃料電池セルおいても有効である。平板
型燃料電池セルの燃料極とセラミック製の集電体間にお
いても同様に接触抵抗の問題が発生するため、平板型燃
料電池セルにおいてもセラミック製の集電体表面に本発
明を適用すれば容易に接触抵抗の問題を解決することが
できるのである。
【0032】
【実施例】参考例 空気極を形成する粉末として平均粒子径6μmのLa
0.85Ca0.15MnO3を、固体電解質を形成する粉末と
して平均粒子径0.5μmのY23を10モル%の割合
で含有する共沈法ZrO2粉末を準備した。また、燃料
極を形成する粉末としてNiO粉末とZrO2(Y23
含有)粉末を重量比で80:20の割合で混合したもの
を、集電体を形成する粉末として市販の平均粒子径1μ
mのLa0.8Ca0.21CrO3からなる化合物粉末を準備
した。
【0033】上記の6μmのLaCaMnO3 粉末を水
を溶媒としてスラリーを作製し、このスラリーを用いて
押出成形装置により内径13mm、外径16mmの円筒
状の成形体を得た。一方、上記Y2 3 安定化ZrO2
粉末、La0.8 Ca0.21CrO3 およびNiO粉末とZ
rO2 (Y2 3 含有)の混合粉末をそれぞれ水を溶媒
としてスラリーを作製し、これをドクターブレード法に
より厚み200μmの電解質シ−ト、集電体シ−トおよ
び燃料極シートを作製した。そして、円筒状成形体の表
面にアクリル樹脂からなる接着材を介して、上記固体電
解質シートを巻き付け、その端面間を研摩して連続同一
面を形成し、この面に前記接着材を介して集電体のシー
ト状成形体を積層し、さらに、燃料極シートを固体電解
質シートの表面に接着材を介して積層して圧着し、大気
中において1500℃で3時間焼成した。
【0034】この後、集電体表面に市販の無電解メッキ
液を用いて無電解メッキ法により表1に示す金属または
合金を表1に示す厚みに被覆して導電体層を形成し、図
1に示した燃料電池セルを作製した。この後、導電体層
にNiフェルトを張り付け、円筒状セルの内側に酸素
を、外側に水素を流して1000℃で1000時間発電
を行い出力密度を測定した。また、導電体層の厚みは走
査型電子顕微鏡で測定した。この結果を表1に示した。
【0035】
【表1】
【0036】この表1より、集電体表面に導電体層を形
成しない試料No.1および導電体層の厚みが0.5μ
mより薄い試料No.2は出力密度が低く、金属層の厚
みが200μmより厚い試料No.11,14では発電
中に導電体層の剥離が見られた。それに対して、導電体
層の厚みが0.5〜200μmの試料は全て高い出力密
度を示した。
【0037】実施例 参考例で作製したセルを用い、導電体層を無電解メッキ
液を用いて無電解メッキ法により、表2に示す組成と厚
みになるように平均粒子径が0.1〜1μmのAl
23,MgO,ZrO2(10モル%のY23含有),
CeO2,MgAl24,SiC,Si34のセラミッ
ク粒子を分散させたNi,Co,W,Tiおよびそれら
の合金からなる導電体層を集電体表面に形成した。その
後、参考例に従い発電を行い出力密度を測定した。この
結果を表2に示す。
【0038】
【表2】
【0039】この表2より、セラミックの含有量が1重
量%より少ない試料No.22では出力密度向上の効果
が小さかった。それに対してセラミックの含有量が1〜
70重量%のものは、セラミックを添加しない場合より
も高い出力密度を示した。
【0040】
【発明の効果】本発明の固体電解質型燃料電池セルで
は、集電体の表面に導電体層を形成したので、セル同士
を接続するに際して、集電体表面の導電体層とNiフェ
ルトとが接触するため、集電体と金属との接触面積が大
きくなり、この集電体とNiフェルトとの電気的な接触
抵抗が小さくなり、発電の出力を向上することができ、
高出力で長期安定性のあるセルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の円筒型燃料電池セルを示す断面図であ
る。
【図2】従来の円筒型燃料電池セルを示す斜視図であ
る。
【図3】従来の円筒型燃料電池セル同士を接続した場合
を説明する縦断面図である。
【図4】従来の平板型燃料電池セルを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】 31・・・固体電解質 32・・・空気極 33・・・燃料極 35・・・集電体 41・・・導電体層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 8/02 H01M 8/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体電解質の片面に空気極が、他面に燃料
    極が形成された燃料電池セル本体の外面に、前記空気極
    または前記燃料極と電気的に接続する集電体を設けてな
    る固体電解質型燃料電池セルにおいて、前記集電体表面
    に、Ni,Co,W,Tiから選ばれた少なくとも一種
    の金属を含む厚み5〜50μmの導電体層を形成してな
    るとともに、該導電体層中に、Al23,MgO,Zr
    2,CeO2,MgAl24,SiC,Si34および
    それらの固溶体から選ばれた少なくとも一種のセラミッ
    ク粒子を10〜30重量%含有することを特徴とする固
    体電解質型燃料電池セル。
JP28208595A 1995-10-30 1995-10-30 固体電解質型燃料電池セル Expired - Fee Related JP3342621B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28208595A JP3342621B2 (ja) 1995-10-30 1995-10-30 固体電解質型燃料電池セル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28208595A JP3342621B2 (ja) 1995-10-30 1995-10-30 固体電解質型燃料電池セル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09129250A JPH09129250A (ja) 1997-05-16
JP3342621B2 true JP3342621B2 (ja) 2002-11-11

Family

ID=17647938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28208595A Expired - Fee Related JP3342621B2 (ja) 1995-10-30 1995-10-30 固体電解質型燃料電池セル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3342621B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4859279B2 (ja) * 2001-04-20 2012-01-25 京セラ株式会社 固体電解質形燃料電池セル及び燃料電池
KR101188997B1 (ko) 2010-06-17 2012-10-08 삼성에스디아이 주식회사 고체산화물 연료전지
JP4685192B1 (ja) * 2010-07-27 2011-05-18 富久代 市村 シリコン化合物による固体型二次電池及びその製造方法
JP4800440B1 (ja) * 2010-12-22 2011-10-26 富久代 市村 シリコン化合物による固体型二次電池及びその製造方法
KR101121110B1 (ko) * 2011-06-10 2012-03-20 한국에너지기술연구원 연료전지용 집전체
JP6166151B2 (ja) * 2013-10-30 2017-07-19 京セラ株式会社 セル、セルスタック装置、モジュールおよびモジュール収納装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09129250A (ja) 1997-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7326484B2 (en) Solid oxide fuel cell
US20030148160A1 (en) Anode-supported tubular solid oxide fuel cell stack and method of fabricating the same
JP2011119178A (ja) 固体酸化物形燃料電池
EP1528615B1 (en) Fuel cell
JP4462727B2 (ja) 固体電解質形燃料電池セル
JP3347561B2 (ja) 固体電解質型燃料電池セル
JP3342621B2 (ja) 固体電解質型燃料電池セル
JP4845296B2 (ja) 固体電解質型燃料電池セル及び燃料電池
JP3350313B2 (ja) 固体電解質型燃料電池セルおよびその製造方法
JP5079991B2 (ja) 燃料電池セル及び燃料電池
CN101107740A (zh) 使用金属陶瓷电解质的阳极支撑的固体氧化物燃料电池
JP2006127973A (ja) 燃料電池セル
JP2001283876A (ja) 固体電解質型燃料電池の単電池
JP3342610B2 (ja) 固体電解質型燃料電池セル
JP3336171B2 (ja) 固体電解質型燃料電池セル
JPH09129245A (ja) 固体電解質型燃料電池セル
JP3638489B2 (ja) 固体電解質型燃料電池セル
JPH0997621A (ja) 円筒型燃料電池セル
JP2005085522A (ja) 支持膜式固体酸化物形燃料電池
JP2002134133A (ja) 固体電解質型燃料電池セル
JP3405659B2 (ja) 円筒状固体電解質型燃料電池セル
JP2002134132A (ja) 固体電解質型燃料電池セルおよびその製法
JP4562230B2 (ja) 固体電解質形燃料電池セルの製法
JP4748863B2 (ja) 固体電解質型燃料電池セルおよび燃料電池
JP2004165074A (ja) 固体酸化物形燃料電池用集電体材料

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080823

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080823

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090823

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100823

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100823

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110823

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110823

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120823

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees