JP3350178B2 - 固体潤滑ベアリング - Google Patents
固体潤滑ベアリングInfo
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C32/00—Bearings not otherwise provided for
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- F16C32/044—Active magnetic bearings
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- F16C39/02—Relieving load on bearings using mechanical means
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16C19/54—Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction
- F16C19/541—Systems consisting of juxtaposed rolling bearings including at least one angular contact bearing
- F16C19/542—Systems consisting of juxtaposed rolling bearings including at least one angular contact bearing with two rolling bearings with angular contact
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-
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- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2360/00—Engines or pumps
- F16C2360/44—Centrifugal pumps
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Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば磁気軸受式ター
ボ分子ポンプにおける回転体の保護ベアリングとして用
いられる固体潤滑ベアリングに関する。
ボ分子ポンプにおける回転体の保護ベアリングとして用
いられる固体潤滑ベアリングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の磁気軸受式ターボ分
子ポンプは図3に示すような保護ベアリング1を備えて
おり、保護ベアリング1は常時は回転体2と接しておら
ず、回転体2との間に一定の間隔をもっているが、回転
体2を定位置に支持する磁気軸受3の機能が何らかの理
由で失われたときにのみ回転体2と接する。
子ポンプは図3に示すような保護ベアリング1を備えて
おり、保護ベアリング1は常時は回転体2と接しておら
ず、回転体2との間に一定の間隔をもっているが、回転
体2を定位置に支持する磁気軸受3の機能が何らかの理
由で失われたときにのみ回転体2と接する。
【0003】このような保護ベアリング1は図4に示す
ような固体潤滑ベアリングから構成されており、固体潤
滑ベアリングは複列に配置した第1及び第2のアンギュ
ラベアリング4,5から形成されている。
ような固体潤滑ベアリングから構成されており、固体潤
滑ベアリングは複列に配置した第1及び第2のアンギュ
ラベアリング4,5から形成されている。
【0004】両アンギュラベアリング4,5における外
輪4a,5aの一側面A1 ,A2 どうしは密着固定され
ているが、内輪4b,5bについては一側面B1 ,B2
間に一定の隙間aができるようなガタが設定されてい
る。つまり内輪4b,5bはその一側面B1 ,B2 どう
しが一定の隙間aを隔てて対向し、かつ互いに独立して
回転し得る。このようにガタを設定して隙間aを設けた
のは、熱膨張等の影響により内輪4b,5bや転動体4
c,5cが膨脹し、その間にスラスト力が生じ、回転体
2が重くならないようにするためである。
輪4a,5aの一側面A1 ,A2 どうしは密着固定され
ているが、内輪4b,5bについては一側面B1 ,B2
間に一定の隙間aができるようなガタが設定されてい
る。つまり内輪4b,5bはその一側面B1 ,B2 どう
しが一定の隙間aを隔てて対向し、かつ互いに独立して
回転し得る。このようにガタを設定して隙間aを設けた
のは、熱膨張等の影響により内輪4b,5bや転動体4
c,5cが膨脹し、その間にスラスト力が生じ、回転体
2が重くならないようにするためである。
【0005】また、真空環境下では油脂等の潤滑材は蒸
発し、真空容器内を汚すので用いることができないこと
から、アンギュラベアリング4,5の表面には油脂等の
潤滑材に代えて鉛、銀、金等の延展性の高い金属を固体
潤滑材6としてコーティングしている。
発し、真空容器内を汚すので用いることができないこと
から、アンギュラベアリング4,5の表面には油脂等の
潤滑材に代えて鉛、銀、金等の延展性の高い金属を固体
潤滑材6としてコーティングしている。
【0006】このような固体潤滑材6のコーティング
は、本来ならば転動体4c,5c及び内外輪4a,4
b,5a,5bのレース面に施せばよいが、このように
部分的に施すよりも、全面的に施す方が手間がなく容易
であるという、その作り込み上から、両アンギュラベア
リング4,5の外周全面に施している。
は、本来ならば転動体4c,5c及び内外輪4a,4
b,5a,5bのレース面に施せばよいが、このように
部分的に施すよりも、全面的に施す方が手間がなく容易
であるという、その作り込み上から、両アンギュラベア
リング4,5の外周全面に施している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の固体潤滑ベアリングにあっては、両アンギ
ュラベアリング4,5の外周全面に固体潤滑材6のコー
ティングを施してあるため、アンギュラベアリング4,
5に回転体2によるスラスト負荷がかかり、内輪4b,
5b間の隙間aがなくり、内輪4b,5b間に力が作用
すると、固体潤滑材6どうしが凝着し、凝着したままで
あると、熱膨張等の影響により内輪4b,5bや転動体
4c,5cが膨脹し、その間にスラスト力が生じ、回転
体2が重くならないようにするという効果が得られなく
なる(凝着したまま熱膨張を起こすと回転が重くな
る)。また、内輪4b,5bの相対位置が定まっていな
いことから、その凝着の際には内輪4b,5bの芯がず
れて凝着することがある。
ような従来の固体潤滑ベアリングにあっては、両アンギ
ュラベアリング4,5の外周全面に固体潤滑材6のコー
ティングを施してあるため、アンギュラベアリング4,
5に回転体2によるスラスト負荷がかかり、内輪4b,
5b間の隙間aがなくり、内輪4b,5b間に力が作用
すると、固体潤滑材6どうしが凝着し、凝着したままで
あると、熱膨張等の影響により内輪4b,5bや転動体
4c,5cが膨脹し、その間にスラスト力が生じ、回転
体2が重くならないようにするという効果が得られなく
なる(凝着したまま熱膨張を起こすと回転が重くな
る)。また、内輪4b,5bの相対位置が定まっていな
いことから、その凝着の際には内輪4b,5bの芯がず
れて凝着することがある。
【0008】このような凝着の状況下では、一度、回転
体2がアンギュラベアリング4,5に接すると、回転体
2の回転抵抗が大きくなり、回転体2に加わる負荷が増
大するという不具合があると共に、回転体2とアンギュ
ラベアリング4,5のダンピングが大きくなるため、回
転体2とアンギュラベアリング4,5が接した状態から
簡単に復帰できなくなることがある。
体2がアンギュラベアリング4,5に接すると、回転体
2の回転抵抗が大きくなり、回転体2に加わる負荷が増
大するという不具合があると共に、回転体2とアンギュ
ラベアリング4,5のダンピングが大きくなるため、回
転体2とアンギュラベアリング4,5が接した状態から
簡単に復帰できなくなることがある。
【0009】この発明は上述の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、内輪どうしの凝着を防
止した固体潤滑ベアリングを提供することにある。
ので、その目的とするところは、内輪どうしの凝着を防
止した固体潤滑ベアリングを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、第1及び第2の転がり軸受を備えると
共に、この両転がり軸受は各外輪の一側面どうしは密着
固定され、各内輪の一側面どうしは隙間を隔てて対向す
るように設けられ、かつ各内径面には固体潤滑材がコー
ティングされた固体潤滑ベアリングにおいて、上記第1
の転がり軸受の内輪の一側面と、この一側面と隙間を隔
てて対向する上記第2の転がり軸受の内輪の一側面と
に、互いに異なる材料のコーティング層をそれぞれ設け
たことを特徴とする。
に、この発明は、第1及び第2の転がり軸受を備えると
共に、この両転がり軸受は各外輪の一側面どうしは密着
固定され、各内輪の一側面どうしは隙間を隔てて対向す
るように設けられ、かつ各内径面には固体潤滑材がコー
ティングされた固体潤滑ベアリングにおいて、上記第1
の転がり軸受の内輪の一側面と、この一側面と隙間を隔
てて対向する上記第2の転がり軸受の内輪の一側面と
に、互いに異なる材料のコーティング層をそれぞれ設け
たことを特徴とする。
【0011】
【作用】この発明によれば、第1及び第2の転がり軸受
にスラスト負荷がかかり、内輪間の隙間がなくなり、内
輪間に力が作用したとき、内輪どうしは互いに異なる材
料のコーティング層を介して摺接する。
にスラスト負荷がかかり、内輪間の隙間がなくなり、内
輪間に力が作用したとき、内輪どうしは互いに異なる材
料のコーティング層を介して摺接する。
【0012】
【実施例】以下、この発明に係る固体潤滑ベアリングの
実施例について図1及び図2を用いて詳細に説明する。
実施例について図1及び図2を用いて詳細に説明する。
【0013】なお、図1に示す如く固体潤滑ベアリング
は第1及び第2の転がり軸受として複列に配置した第1
及び第2のアンギュラベアリング4,5を備えること、
並びに両アンギュラベアリング4,5における外輪4
a,5aの一側面A1 ,A2 どうしは密着固定されてい
るが、その内輪4b,5bの一側面B1 ,B2 どうしは
一定の隙間aを隔てて対向するように設けられているこ
とは従来例と同様であるため、それと同一部材には同一
符号を付し、その詳細説明は省略する。
は第1及び第2の転がり軸受として複列に配置した第1
及び第2のアンギュラベアリング4,5を備えること、
並びに両アンギュラベアリング4,5における外輪4
a,5aの一側面A1 ,A2 どうしは密着固定されてい
るが、その内輪4b,5bの一側面B1 ,B2 どうしは
一定の隙間aを隔てて対向するように設けられているこ
とは従来例と同様であるため、それと同一部材には同一
符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0014】この固体潤滑ベアリングにあっては、同図
に示す如く第2のアンギュラベアリング5における内輪
5bの一側面B2 には銅を素材とする銅コーティング層
7が設けられている一方、第1のアンギュラベアリング
4における内輪4aの一側面B1 には鉛を素材とする鉛
コーティング層8が形成されており、銅コーティング層
7と鉛コーティング層8は互いに対向している。
に示す如く第2のアンギュラベアリング5における内輪
5bの一側面B2 には銅を素材とする銅コーティング層
7が設けられている一方、第1のアンギュラベアリング
4における内輪4aの一側面B1 には鉛を素材とする鉛
コーティング層8が形成されており、銅コーティング層
7と鉛コーティング層8は互いに対向している。
【0015】つまり、第2のアンギュラベアリング5に
おける内輪5bの一側面B2 と、第1のアンギュラベア
リング4における内輪4bの一側面B1 とは、互いに異
なる材料のコーティング層として銅コーティング層7と
鉛コーティング層8を介して対向するように設けられて
いる。
おける内輪5bの一側面B2 と、第1のアンギュラベア
リング4における内輪4bの一側面B1 とは、互いに異
なる材料のコーティング層として銅コーティング層7と
鉛コーティング層8を介して対向するように設けられて
いる。
【0016】なお、第2のアンギュラベアリング5にお
ける内輪5bの一側面B2 以外の部分、特にアンギュラ
ベアリング4,5の内径面C1 ,C2 のように回転体2
と直接摺接する面には、ロータ2との摺動時の潤滑性を
確保するために、固体潤滑材として鉛を素材とする鉛コ
ーティング層8が設けられている。
ける内輪5bの一側面B2 以外の部分、特にアンギュラ
ベアリング4,5の内径面C1 ,C2 のように回転体2
と直接摺接する面には、ロータ2との摺動時の潤滑性を
確保するために、固体潤滑材として鉛を素材とする鉛コ
ーティング層8が設けられている。
【0017】このような固体潤滑ベアリングによれば、
アンギュラベアリング4,5に回転体2によるスラスト
負荷がかかると、内輪4b,5bの隙間aがなくなり、
内輪4a,5b間に力が作用するが、この際、内輪4
b,5bの一側面B1 ,B2 どうしは銅コーティング層
7と鉛コーティング層8とを介して摺接する、つまり異
種金属どうしが摺接するため、内輪4b,5bどうしの
凝着が起こり難く、内輪4b,5bのスムーズな回転が
得られる。
アンギュラベアリング4,5に回転体2によるスラスト
負荷がかかると、内輪4b,5bの隙間aがなくなり、
内輪4a,5b間に力が作用するが、この際、内輪4
b,5bの一側面B1 ,B2 どうしは銅コーティング層
7と鉛コーティング層8とを介して摺接する、つまり異
種金属どうしが摺接するため、内輪4b,5bどうしの
凝着が起こり難く、内輪4b,5bのスムーズな回転が
得られる。
【0018】したがって、上記実施例の固体潤滑ベアリ
ングにあっては、アンギュラベアリングに回転体による
スラスト負荷がかかり、内輪間の隙間がなくなり、内輪
間に力が作用したときでも、内輪どうしは銅コーティン
グ層と鉛コーティング層との異種金属を介して摺接する
ので、内輪どうしの凝着が防止され、その凝着による弊
害、例えば回転体に加わる負荷が増大する等の不具合が
なくなる。
ングにあっては、アンギュラベアリングに回転体による
スラスト負荷がかかり、内輪間の隙間がなくなり、内輪
間に力が作用したときでも、内輪どうしは銅コーティン
グ層と鉛コーティング層との異種金属を介して摺接する
ので、内輪どうしの凝着が防止され、その凝着による弊
害、例えば回転体に加わる負荷が増大する等の不具合が
なくなる。
【0019】なお、第1のアンギュラベアリング4にお
ける内輪4bの一側面B1 と第2のアンギュラベアリン
グ5における内輪5bの一側面B2 とに、銅コーティン
グ層7と鉛コーティング層8とをそれぞれ配設する際
は、図2に示す如く第1及び第2のアンギュラベアリン
グ4,5の外周全面に銅コーティング層7を設けた後、
この銅コーティング層7の全表面上に鉛コーティング層
8を形成し、その後、第2のアンギュラベアリング5に
おける内輪5bの一側面B2 についてのみ鉛コーティン
グ層8を削り取り、その下層の銅コーティング層7を露
出させるように構成してもよい。
ける内輪4bの一側面B1 と第2のアンギュラベアリン
グ5における内輪5bの一側面B2 とに、銅コーティン
グ層7と鉛コーティング層8とをそれぞれ配設する際
は、図2に示す如く第1及び第2のアンギュラベアリン
グ4,5の外周全面に銅コーティング層7を設けた後、
この銅コーティング層7の全表面上に鉛コーティング層
8を形成し、その後、第2のアンギュラベアリング5に
おける内輪5bの一側面B2 についてのみ鉛コーティン
グ層8を削り取り、その下層の銅コーティング層7を露
出させるように構成してもよい。
【0020】銅コーティング層7は第1のアンギュラベ
アリング4における内輪4bの一側面B1 に形成し、鉛
コーティング層8は第2のアンギュラベアリング5にお
ける内輪5bの一側面B2 に設けてもよい。
アリング4における内輪4bの一側面B1 に形成し、鉛
コーティング層8は第2のアンギュラベアリング5にお
ける内輪5bの一側面B2 に設けてもよい。
【0021】互いに異なる材料のコーティング層として
は銅コーティング層7と鉛コーティング層8の組み合わ
せに限らず、凝着が起こりにくい材料の組み合わせであ
れば適宜選択して適用することができる。
は銅コーティング層7と鉛コーティング層8の組み合わ
せに限らず、凝着が起こりにくい材料の組み合わせであ
れば適宜選択して適用することができる。
【0022】
【発明の効果】この発明に係る固体潤滑ベアリングにあ
っては、上記の如く上記第1の転がり軸受における内輪
の一側面と第2の転がり軸受における内輪の一側面と
に、互いに異なる材料のコーティング層をそれぞれ設け
たため、転がり軸受に回転体によるスラスト負荷がかか
り、内輪間の隙間がなくなり、内輪間に力が作用したと
きでも、内輪どうしは銅コーティング層と鉛コーティン
グ層との異種金属を介して摺接するので、内輪どうしの
凝着が防止され、その凝着による弊害、例えば回転体に
加わる負荷が増大する等の不具合がなくなる。
っては、上記の如く上記第1の転がり軸受における内輪
の一側面と第2の転がり軸受における内輪の一側面と
に、互いに異なる材料のコーティング層をそれぞれ設け
たため、転がり軸受に回転体によるスラスト負荷がかか
り、内輪間の隙間がなくなり、内輪間に力が作用したと
きでも、内輪どうしは銅コーティング層と鉛コーティン
グ層との異種金属を介して摺接するので、内輪どうしの
凝着が防止され、その凝着による弊害、例えば回転体に
加わる負荷が増大する等の不具合がなくなる。
【図1】この発明に係る固体潤滑ベアリングの一実施例
を示す断面図。
を示す断面図。
【図2】この発明に係る固体潤滑ベアリングの他の実施
例を示す断面図。
例を示す断面図。
【図3】固体潤滑ベアリングを内蔵したターボ分子ポン
プの断面図。
プの断面図。
【図4】従来の固体潤滑ベアリングの断面図。
4 第1のアンギュラベアリング(第1の転がり軸受) 5 第2のアンギュラベアリング(第2の転がり軸受) 7 銅コーティング層 8 鉛コーティング層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16C 19/00 - 19/56 F16C 33/30 - 33/66 F16C 32/00 - 32/06
Claims (1)
- 【請求項1】 第1及び第2の転がり軸受を備えると共
に、この両転がり軸受は各外輪の一側面どうしは密着固
定され、各内輪の一側面どうしは隙間を隔てて対向する
ように設けられ、かつ各内径面には固体潤滑材がコーテ
ィングされた固体潤滑ベアリングにおいて、上記第1の転がり軸受の内輪の一側面と、この一側面と
隙間を隔てて対向する上記第2の転がり軸受の内輪の一
側面 とに、互いに異なる材料のコーティング層をそれぞ
れ設けたことを特徴とする固体潤滑ベアリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28146493A JP3350178B2 (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | 固体潤滑ベアリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28146493A JP3350178B2 (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | 固体潤滑ベアリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07133828A JPH07133828A (ja) | 1995-05-23 |
JP3350178B2 true JP3350178B2 (ja) | 2002-11-25 |
Family
ID=17639551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28146493A Expired - Fee Related JP3350178B2 (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | 固体潤滑ベアリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3350178B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7811002B2 (en) | 2005-01-18 | 2010-10-12 | Nsk, Ltd. | Rolling device |
CN110017328B (zh) * | 2019-04-15 | 2020-06-12 | 广东美的暖通设备有限公司 | 磁轴承 |
WO2023248266A1 (ja) * | 2022-06-20 | 2023-12-28 | 株式会社ジェイテクト | 複列深溝玉軸受及び磁気軸受装置 |
-
1993
- 1993-11-10 JP JP28146493A patent/JP3350178B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07133828A (ja) | 1995-05-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020828 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
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|
R350 | Written notification of registration of transfer |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |