JP3347921B2 - Pal方式色信号の位相補正復調装置 - Google Patents
Pal方式色信号の位相補正復調装置Info
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Description
けるPAL方式において、伝送系で生じる色信号の位相
歪みを補正する位相補正装置に関し、特に、復調回路の
後段に位相補正回路を配置してディジタル化を可能とす
るPAL方式色信号の位相補正復調装置に関する。
レビにおけるPAL(Phase Alternation by Line)方
式は、色差信号としてR−Y及びB−Y信号を用いてい
る。送信時には、この色差信号により色副搬送波を振幅
変調して輝度信号に多重する。このときR−Y信号の色
副搬送波の位相は走査線ごとに180度反転する。この
特徴を利用して、色搬送波の位相ずれがあっても、受信
時に、これを補正して画質劣化を少なくすることができ
る。
の位相補正装置を示す。この位相補正装置は位相補正部
30と復調部31からなる。まず、位相補正部30に色
信号EC1を入力し、1水平走査期間(以後1Hと呼ぶ)
だけ信号を遅延する1H遅延線(1H Delay Line)3
2を通す。次の走査線に対する色信号EC2が入力され、
色信号EC1との演算をおこなう。すなわち、色信号
EC1,EC2を加算器33で加算し、減算器34で減算し
て、色信号ECの位相歪みを除去する。
て詳述する。図3は、色信号EC1,EC2のベクトル図を
示し、(A)は、色信号EC1を示し、(B)は次の走査
線の色信号EC2を示す。それぞれ色信号EC1,EC2は、
直交するR−Y軸とB−Y軸方向に90度位相がずれて
いる色差信号のEB-Y、ER-Yを合成したものである。そ
して、色信号EC1,EC2のR−Y軸の色差信号ER-Yは
180度反転している。従って、色信号EC1,EC2を加
算すると2EB-Yとなり、減算すると±2ER-Yとなる。
みを受けた場合、例えば図3に示すように、色信号E
C11、EC21に変化する。前述したように、色信号におい
て、Δθの位相歪みが1Hごとに正負が逆になる。従っ
て、 B−Y軸の色差信号 → EB-Y ± ΔEB-Y R−Y軸の色差信号 →±(ER-Y ± ΔER-Y) となる。そこで、前述のように1H遅延線32により1
H遅延した色信号と、次の走査線の色信号を加算器33
と減算器34で加算/減算することでΔEB-YΔER-Yを
相殺し、位相歪みを補正する。
ト信号Bを基準にして水晶発振器35で基準副搬送波E
S(R-Y)を発生させる。この信号に対し、90度移相回路
36で90度移相し基準副搬送波ES(B-Y)を作成する。
また、180度移相回路37で180度して基準副搬送
波−ES(R-Y)を作成する。色差信号EB-Yの方は、正の
みで、90度の掛け合わせのみでよいが、色差信号E
R-Yの方は正負両方あるので、これを正のみにするため
0度と180度を切り換えて復調する必要がある。その
ためライン判別信号fHをフリップフロップ38で分周
してfH/2を作り、セレクタ39を使用して、切り換
える。この3つの基準副搬送波信号と、+2EB-Y、±
2ER-Yとを掛け合わせて復調する。こうして、PAL
方式の色信号復調に必要な、3種類の基準副搬送波を発
生させる。
の信号+2EB-Yと90度移相回路からの信号ES(B-Y)
により色差信号EB-Yを生成する。R−Y復調回路41
では、減算器34からの信号+2ER-Yとセレクタ39
からの信号ES(R-Y)により、あるいは減算器34からの
信号−2ER-Yとセレクタ39からの信号−ES(R-Y)に
より、色差信号ER-Yを生成する。
回路構成のままで、画質向上等の理由によりディジタル
化しようとすると、1H遅延線の部分で支障が生じる。
すなわちPAL方式では、水平走査線周期TH=64μ
sで基準副搬送波の周波数をfSC=4.4336187
5MHzとすると、1H遅延線で遅らせる時間TDは、 TD=1/fSC×(283+1/2)=63.943μ
s < TH となる。ディジタル信号化するためには、fSCでサンプ
リングする必要があるが、1/2の部分がサンプリング
できず、ディジタル信号化が、困難であった。
歪みの補正をディジタル回路化できるPAL方式色信号
の位相補正復調装置を提供することにある。
式の色信号から復調した色差信号の位相歪みを補正する
PAL方式色信号の位相補正復調装置において、 バース
ト信号を基準に生成した基準副搬送波を用いて、PAL
方式のディジタル色信号から色差信号を復調する復調部
と、 前記復調部からの色差信号を点順次化する点順次回
路と、 前記点順次化回路からの点順次信号を前記基準副
搬送波に同期させて1水平走査期間だけ遅延し、前記点
順次信号と前記遅延信号を加算する位相補正部と、 前記
位相補正部からの点順次信号を色差信号に分離する補間
回路と、を備えたことを特徴とする。
次信号を前記基準副搬送波の1/2ごとに抽出して色差
信号として分離出力することを特徴とする。
おこなわれていた位相歪み補正を、色信号復調後におこ
なう。復調する段階で、色信号は基準副搬送波信号に同
期して、1水平走査期間が基準副搬送波周波数の整数倍
となる。従って、1H遅延線を基準副搬送波周波数に同
期させて、ディジタル回路化を可能とする。また、色信
号復調後の信号は正のみなので、加算器で演算が可能と
なり、減算器を削減できる。特に第2及び第3の発明で
は、色信号復調後に色差信号を1本化するので、1H遅
延線と加算器がそれぞれ1個で位相歪みの補正ができ
る。
信号の位相補正装置の一実施形態を示すブロック図であ
る。この位相補正装置は、PAL方式色信号ECを色差
信号EB-Y,ER-Yに復調する復調部10と、色差信号E
B-Y,ER-Yを点順次化する点順次回路11と、点順次信
号の位相補正を行う位相補正部12と、色差信号
EB-Y,ER-Yに分離する補間回路13とからなり、すべ
てディジタル回路である。
ジタル信号とした色信号ECとバースト信号Bが入力さ
れる。まず、バースト信号Bを基準にして基準副搬送波
ES(R-Y)を水晶発振器14で作成し、90度移相回路1
5で90度移相して基準搬送波ES(B-Y)を生成し、18
0度移相回路16で180度移相して基準搬送波−E
S(R-Y)を生成する。R−Y復調のためには±ES(R-Y)の
2つを切り換える信号が必要となる。そこでライン判別
信号fHをフリップフロップ17で分周してfH/2を作
成して、セレクタ18に入力し、基準搬送波±ES(R-Y)
の2つの信号を切り換える。ES(B-Y)と、色信号ECを
B−Y復調回路19に入れて、色差信号EB-Yを得る。
±ES(R-Y)と色信号ECをR−Y復調回路11に入れ
て、色差信号ER-Yを得る。この段階では、色差信号E
B-Y,ER-Yは位相歪みを含んでいる。
1で点順次化する。fSC/2の周波数クロックにより、
一定周期で色差信号EB-Y,ER-Yを交互に取り込み信号
を1本化するのが点順次回路11の機能である。この信
号を位相補正部12に入力する。
器22からなる。1H遅延線21は点順次信号を1Hだ
け遅延させる。色差信号EB-Y,ER-Yからなる点順次信
号は、基準副搬送波の周波数に同期しており、1H遅延
線21は基準副搬送波の周波数に同期させている。従っ
て、従来の技術とは異なり、1Hだけ遅延した信号は、
fSCでのサンプリングが可能でディジタル化に何ら支障
がない。この遅延信号と点順次信号を加算器22で加算
する。点順次回路11で1信号化されているので、1H
遅延回路21や加算器22は1つで済む。復調後の色差
信号EB-Y,ER-Yは、位相がどちらも正であり、位相歪
みが1Hごとに正負反転するので、従来技術の色差信号
EB-Yと同様に加算することにより、位相歪みを除去す
ることができる。従って、回路規模の大きい減算器を用
いなくても済むので、位相補正部12の回路規模を小さ
くでき、装置全体の小型化が図れ、コストも下げること
ができる。
し、2本の色差信号EB-Y,ER-Yに分離する。位相歪み
を補正した点順次回路は、fSC/2ごとに色差信号E
B-Y,ER-Yが交互に存在している。この信号をfSC/2
ごとに抽出して色差信号EB-Y,ER-Yを分離する。
い。点順次回路を用いずに各色差信号ごとに位相補正回
路を設けても良い。
査期間を遅延させる手段にて位相補正をする構成にする
ことにより、位相歪みの補正をディジタル回路化するこ
とが可能となる。しかも、復調することにより色差信号
の位相が正となるから、加算することで位相歪みを削除
でき、回路規模の大きい減算器を用いる必要がないの
で、回路規模を縮小できる。さらに、復調後の信号を1
本化すると、位相補正回路は遅延手段と加算手段がそれ
ぞれ1つで済むので、小型で安価な装置を提供できる。
の一実施形態を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
相補正装置で発生する色信号のベクトル図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 PAL方式の色信号から復調した色差信
号の位相歪みを補正するPAL方式色信号の位相補正復
調装置において、 バースト信号を基準に生成した基準副搬送波を用いて、
PAL方式のディジタル色信号から色差信号を復調する
復調部と、 前記復調部からの色差信号を点順次化する点順次回路
と、 前記点順次化回路からの点順次信号を前記基準副搬送波
に同期させて1水平走査期間だけ遅延し、前記点順次信
号と前記遅延信号を加算する位相補正部と、 前記位相補正部からの点順次信号を色差信号に分離する
補間回路と、 を備えた ことを特徴とするPAL方式色信号の位相補正
復調装置。 - 【請求項2】 前記補間回路は、前記点順次信号を前記
基準副搬送波の1/2ごとに抽出して色差信号として分
離出力することを特徴とする請求項1記載のPAL方式
色信号の位相補正復調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19481895A JP3347921B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | Pal方式色信号の位相補正復調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19481895A JP3347921B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | Pal方式色信号の位相補正復調装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0946721A JPH0946721A (ja) | 1997-02-14 |
JP3347921B2 true JP3347921B2 (ja) | 2002-11-20 |
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ID=16330774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP19481895A Expired - Fee Related JP3347921B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | Pal方式色信号の位相補正復調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3347921B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
CN113639650B (zh) * | 2021-08-10 | 2023-12-12 | 安徽大学 | 基于相位累加测量法的光频域反射计式传感解调方法 |
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1995
- 1995-07-31 JP JP19481895A patent/JP3347921B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0946721A (ja) | 1997-02-14 |
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