JP3346510B2 - ボードコネクタ及びそれに用いられるシールドシェル - Google Patents
ボードコネクタ及びそれに用いられるシールドシェルInfo
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- JP3346510B2 JP3346510B2 JP12803994A JP12803994A JP3346510B2 JP 3346510 B2 JP3346510 B2 JP 3346510B2 JP 12803994 A JP12803994 A JP 12803994A JP 12803994 A JP12803994 A JP 12803994A JP 3346510 B2 JP3346510 B2 JP 3346510B2
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Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールドケーブルのコ
ネクタが着脱可能に接続されるコネクタに係り、特に、
グラウンドパターンを有するPCB等のボードに設置さ
れるタイプのボードコネクタ及びそれに用いられるシー
ルドシェルに関する。
ネクタが着脱可能に接続されるコネクタに係り、特に、
グラウンドパターンを有するPCB等のボードに設置さ
れるタイプのボードコネクタ及びそれに用いられるシー
ルドシェルに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のこの種のボードコネクタ
とシールドケーブルのケーブルコネクタとの接続構造を
説明するための斜視図である。
とシールドケーブルのケーブルコネクタとの接続構造を
説明するための斜視図である。
【0003】PCB等のボード2に設置されるボードコ
ネクタ4は、導電性を有するパネル6に形成された細長
い開口6aを通してアクセス可能となっている。パネル
6には、導電性を有する角筒状のパネルコネクタシェル
8が開口6aを取り囲むようにして導電性のねじ7によ
り固定されている。パネルコネクタシェル8は、パネル
6と接触する側にフランジ8aを備えており、これによ
り、開口6a付近の電磁シールドを確実にしている。
ネクタ4は、導電性を有するパネル6に形成された細長
い開口6aを通してアクセス可能となっている。パネル
6には、導電性を有する角筒状のパネルコネクタシェル
8が開口6aを取り囲むようにして導電性のねじ7によ
り固定されている。パネルコネクタシェル8は、パネル
6と接触する側にフランジ8aを備えており、これによ
り、開口6a付近の電磁シールドを確実にしている。
【0004】一方、シールドケーブル10は、多数の電
線12とその周囲を取り巻くように配置された編組、ア
ルミ箔テープ等のシールド材料14とからなり、これに
より、電磁波が外部に漏れたり、逆に、外部の雑音電磁
波が入り込まないようにシールドしている。
線12とその周囲を取り巻くように配置された編組、ア
ルミ箔テープ等のシールド材料14とからなり、これに
より、電磁波が外部に漏れたり、逆に、外部の雑音電磁
波が入り込まないようにシールドしている。
【0005】シールドケーブル10の端部には、ケーブ
ルコネクタ16が取り付けられている。ケーブルコネク
タ16は、整列して配置された図示されていないコンタ
クトを取り囲むように設けられた、導電性を有するケー
ブルコネクタシェル18を備えている。ケーブルコネク
タシェル18は、ケーブルコネクタ16の内部でシール
ド材料14と電気的に接続されている。
ルコネクタ16が取り付けられている。ケーブルコネク
タ16は、整列して配置された図示されていないコンタ
クトを取り囲むように設けられた、導電性を有するケー
ブルコネクタシェル18を備えている。ケーブルコネク
タシェル18は、ケーブルコネクタ16の内部でシール
ド材料14と電気的に接続されている。
【0006】ケーブルコネクタ16とボードコネクタ4
とが嵌り合う時、ケーブルコネクタシェル18はパネル
コネクタシェル8と電気的に接続する。従って、シール
ドケーブル10のシールド材料14によって捕獲された
電磁波は、ケーブルコネクタシェル18、パネルコネク
タシェル8、ねじ7及びパネル6を介して接地される。
とが嵌り合う時、ケーブルコネクタシェル18はパネル
コネクタシェル8と電気的に接続する。従って、シール
ドケーブル10のシールド材料14によって捕獲された
電磁波は、ケーブルコネクタシェル18、パネルコネク
タシェル8、ねじ7及びパネル6を介して接地される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術によると、シールドケーブル10のシール
ド材料14によって捕獲された電磁波を接地して逃がす
ために、パネル6を特別に設けなければならないという
欠点があった。
うな従来技術によると、シールドケーブル10のシール
ド材料14によって捕獲された電磁波を接地して逃がす
ために、パネル6を特別に設けなければならないという
欠点があった。
【0008】また、接地のための経路がケーブルコネク
タシェル18、パネルコネクタシェル8、ねじ7及びパ
ネル6となるため、インピーダンスが高くなり、従っ
て、安定したシールド効果が得られない欠点があった。
タシェル18、パネルコネクタシェル8、ねじ7及びパ
ネル6となるため、インピーダンスが高くなり、従っ
て、安定したシールド効果が得られない欠点があった。
【0009】さらに、パネルコネクタシェル8は、パネ
ル6の開口6a付近の電磁シールドを確実にするための
フランジ8aを有しており、その分、複数のコネクタを
高密度で実装することができない欠点もあった。
ル6の開口6a付近の電磁シールドを確実にするための
フランジ8aを有しており、その分、複数のコネクタを
高密度で実装することができない欠点もあった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
技術の欠点を解決するもので、最小限の部品でシールド
ケーブルの接地を行うと共に、コンタクトの接触部位付
近を確実に電磁シールドできる構造のボードコネクタを
提供することである。
技術の欠点を解決するもので、最小限の部品でシールド
ケーブルの接地を行うと共に、コンタクトの接触部位付
近を確実に電磁シールドできる構造のボードコネクタを
提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、そのようなボードコ
ネクタに用いられるシールドシェルを提供することであ
る。
ネクタに用いられるシールドシェルを提供することであ
る。
【0012】本発明の第一の態様は、グラウンドパター
ンを有するPCB等のボードに設置され、シールドケー
ブルのケーブルコネクタが着脱可能に接続されるボード
コネクタにおいて、コンタクトを設置するコンタクトハ
ウジングであって、長手方向の両側面に形成されたフッ
クによりボードのグラウンドパターンの長手方向の両側
に設けられた支持金具に着脱可能に、且つ、グラウンド
パターンに近接して固定される絶縁性のコンタクトハウ
ジングと;そして、コンタクトハウジングの周囲を覆っ
て固定されることにより、ケーブルコネクタのコンタク
トとコンタクトハウジング内のコンタクトとの接触部位
付近をシールド可能な導電性のシェルであって、シール
ドケーブルのケーブルコネクタに向かう表面がシールド
ケーブルのシールド手段に電気的に接続可能とされる接
続ランド及びコンタクトハウジングの外形寸法内に形成
され、ボードのグラウンドパターンに弾性的に接続され
るバネ片を有するシェルと;を含んで構成されている。
ンを有するPCB等のボードに設置され、シールドケー
ブルのケーブルコネクタが着脱可能に接続されるボード
コネクタにおいて、コンタクトを設置するコンタクトハ
ウジングであって、長手方向の両側面に形成されたフッ
クによりボードのグラウンドパターンの長手方向の両側
に設けられた支持金具に着脱可能に、且つ、グラウンド
パターンに近接して固定される絶縁性のコンタクトハウ
ジングと;そして、コンタクトハウジングの周囲を覆っ
て固定されることにより、ケーブルコネクタのコンタク
トとコンタクトハウジング内のコンタクトとの接触部位
付近をシールド可能な導電性のシェルであって、シール
ドケーブルのケーブルコネクタに向かう表面がシールド
ケーブルのシールド手段に電気的に接続可能とされる接
続ランド及びコンタクトハウジングの外形寸法内に形成
され、ボードのグラウンドパターンに弾性的に接続され
るバネ片を有するシェルと;を含んで構成されている。
【0013】本発明の第二の態様は、グラウンドパター
ンを有するPCB等のボードに設置されるボードコネク
タに用いられるシールドシェルであって、ボードコネク
タのコンタクトハウジングの周囲を覆って固定されるこ
とにより、コネクタのコンタクトとボードコネクタのコ
ンタクトとの接触部位付近を電磁シールド可能な本体
と;シールドケーブルのケーブルコネクタに向かう表面
が前記シールドケーブルのシールド手段に電気的に接続
可能とされる接続ランドと;そして、コンタクトハウジ
ングの外形寸法内に形成され、ボードのグラウンドパタ
ーンに弾性的に接続されるバネ片と;を含んで構成され
ている。
ンを有するPCB等のボードに設置されるボードコネク
タに用いられるシールドシェルであって、ボードコネク
タのコンタクトハウジングの周囲を覆って固定されるこ
とにより、コネクタのコンタクトとボードコネクタのコ
ンタクトとの接触部位付近を電磁シールド可能な本体
と;シールドケーブルのケーブルコネクタに向かう表面
が前記シールドケーブルのシールド手段に電気的に接続
可能とされる接続ランドと;そして、コンタクトハウジ
ングの外形寸法内に形成され、ボードのグラウンドパタ
ーンに弾性的に接続されるバネ片と;を含んで構成され
ている。
【0014】
【作用】グラウンドパターンを有するPCB等のボード
に設置されたボードコネクタにシールドケーブルを接続
すると、シールドケーブルのシールド手段は、ボードコ
ネクタのコンタクトハウジングの周囲を覆うシェルの接
続ランドに電気的に接続する。
に設置されたボードコネクタにシールドケーブルを接続
すると、シールドケーブルのシールド手段は、ボードコ
ネクタのコンタクトハウジングの周囲を覆うシェルの接
続ランドに電気的に接続する。
【0015】このシェルは、シールドケーブルからの接
地経路となると共に、ボードコネクタのコンタクトハウ
ジングの周囲を覆うことにより、ケーブルコネクタのコ
ンタクトとボードコネクタのコンタクトとの接触部位付
近を電磁シールドする。
地経路となると共に、ボードコネクタのコンタクトハウ
ジングの周囲を覆うことにより、ケーブルコネクタのコ
ンタクトとボードコネクタのコンタクトとの接触部位付
近を電磁シールドする。
【0016】さらに、シェルは、ボードのグラウンドパ
ターンに弾性的に接続されるバネ片を有しており、これ
らを介して、シールドケーブルのシールド手段は、ボー
ドのグラウンドパターンに接地される。
ターンに弾性的に接続されるバネ片を有しており、これ
らを介して、シールドケーブルのシールド手段は、ボー
ドのグラウンドパターンに接地される。
【0017】シェルのバネ片をボードのグラウンドパタ
ーンに直接且つ短い間隔で接触させることができ、低イ
ンピーダンスの安定した電磁シールドが得られる。
ーンに直接且つ短い間隔で接触させることができ、低イ
ンピーダンスの安定した電磁シールドが得られる。
【0018】なお、シェルのバネ片はコンタクトハウジ
ングの外形寸法内に形成することができ、従来技術のよ
うにパネルコネクタシェルのフランジに対応する部分を
形成する必要がない。
ングの外形寸法内に形成することができ、従来技術のよ
うにパネルコネクタシェルのフランジに対応する部分を
形成する必要がない。
【0019】
【実施例】以下、図面を用いて本発明に係るボードコネ
クタ及びそれに用いられるシールドシェルについて詳細
に説明する。
クタ及びそれに用いられるシールドシェルについて詳細
に説明する。
【0020】図1は、本発明に係るボードコネクタの一
実施例を用いてPCBにシールドケーブルを接続する方
法を説明するための分解斜視図であり、図2は、図1に
示された本発明に係るボードコネクタを示すもので、
(a)〜(c)はそれぞれ平面図、正面図及び右側面図
である。
実施例を用いてPCBにシールドケーブルを接続する方
法を説明するための分解斜視図であり、図2は、図1に
示された本発明に係るボードコネクタを示すもので、
(a)〜(c)はそれぞれ平面図、正面図及び右側面図
である。
【0021】PCB20は、従来周知のプリント基板で
あり、シールドケーブル30のコンタクトと接続する多
数のコンタクト22が2列に立設されている。PCB2
0の表面には、多数のコンタクト22を取り囲んでグラ
ウンドパターン24が設けられている。
あり、シールドケーブル30のコンタクトと接続する多
数のコンタクト22が2列に立設されている。PCB2
0の表面には、多数のコンタクト22を取り囲んでグラ
ウンドパターン24が設けられている。
【0022】グラウンドパターン24の長手方向の両側
には、後述するボードコネクタ40のコンタクトハウジ
ング50を着脱可能に固定する支持金具26が設けられ
ている。
には、後述するボードコネクタ40のコンタクトハウジ
ング50を着脱可能に固定する支持金具26が設けられ
ている。
【0023】本発明に係るボードコネクタ40は、概略
的に、コンタクトハウジング50とその周囲を取り囲む
金属製のシェル60とから構成される。
的に、コンタクトハウジング50とその周囲を取り囲む
金属製のシェル60とから構成される。
【0024】コンタクトハウジング50は、角筒状の絶
縁性材料から作られており、中央部にシールドケーブル
30のケーブルコネクタ32を挿入する凹所51が形成
されている。コンタクトハウジング50の凹所51内に
は、仕切り壁53が設けられており、この仕切り壁53
はPCB20に立設されたコンタクト22を通す多数の
孔52を有している(図5参照)。
縁性材料から作られており、中央部にシールドケーブル
30のケーブルコネクタ32を挿入する凹所51が形成
されている。コンタクトハウジング50の凹所51内に
は、仕切り壁53が設けられており、この仕切り壁53
はPCB20に立設されたコンタクト22を通す多数の
孔52を有している(図5参照)。
【0025】コンタクトハウジング50の長手方向の両
側面には、PCB20に固定された支持金具26と係合
するフック54が形成されている。支持金具26及びフ
ック54はコンタクトハウジング50をPCB20に着
脱可能に固定できるかぎりどのような構造のものでも良
い。
側面には、PCB20に固定された支持金具26と係合
するフック54が形成されている。支持金具26及びフ
ック54はコンタクトハウジング50をPCB20に着
脱可能に固定できるかぎりどのような構造のものでも良
い。
【0026】シェル60は、所定形状に打ち抜かれた金
属製の薄板をコンタクトハウジング50を取り囲むよう
に折り曲げることによって形成される。シェル60のシ
ールドケーブル30のケーブルコネクタ32に向かう表
面は、シールドケーブル30のシールド手段に電気的に
接続可能な接続ランド62となっている。図示された実
施例では、シールドケーブル30は、ケーブルコネクタ
32の内部でシールド手段に電気的に接続していると共
に、シェル60の接続ランド62に弾性的に接続する図
示されていないバネ片を有している。シールドケーブル
30のケーブルコネクタ32をコンタクトハウジング5
0の凹所51に嵌め合わされると、シールドケーブル3
0の複数のバネ片はシェル60の接続ランド62に弾性
的に接合する。これにより、シールドケーブル30のシ
ールド手段によって捕獲された電磁波は、外部に漏れる
ことなくシェル60に伝達される。
属製の薄板をコンタクトハウジング50を取り囲むよう
に折り曲げることによって形成される。シェル60のシ
ールドケーブル30のケーブルコネクタ32に向かう表
面は、シールドケーブル30のシールド手段に電気的に
接続可能な接続ランド62となっている。図示された実
施例では、シールドケーブル30は、ケーブルコネクタ
32の内部でシールド手段に電気的に接続していると共
に、シェル60の接続ランド62に弾性的に接続する図
示されていないバネ片を有している。シールドケーブル
30のケーブルコネクタ32をコンタクトハウジング5
0の凹所51に嵌め合わされると、シールドケーブル3
0の複数のバネ片はシェル60の接続ランド62に弾性
的に接合する。これにより、シールドケーブル30のシ
ールド手段によって捕獲された電磁波は、外部に漏れる
ことなくシェル60に伝達される。
【0027】図示された好ましい実施例では、シェル6
0は、側面に形成されたスリット64により切り取られ
た片持ち梁状の掛止バネ66を有しており、ケーブルコ
ネクタ32の対応する側面に形成された凸部36と係合
することにより、ケーブルコネクタ32をコンタクトハ
ウジング50の凹所51内に確実に保持する。これによ
り、ケーブルコネクタ32をコンタクトハウジングに着
脱可能に固定するための機構を別途設ける必要がなくな
る。掛止バネ66と凸部36との係合を解除するには、
係合解除部材38を図1の矢印Aの方向にスライドさせ
ることにより行う。
0は、側面に形成されたスリット64により切り取られ
た片持ち梁状の掛止バネ66を有しており、ケーブルコ
ネクタ32の対応する側面に形成された凸部36と係合
することにより、ケーブルコネクタ32をコンタクトハ
ウジング50の凹所51内に確実に保持する。これによ
り、ケーブルコネクタ32をコンタクトハウジングに着
脱可能に固定するための機構を別途設ける必要がなくな
る。掛止バネ66と凸部36との係合を解除するには、
係合解除部材38を図1の矢印Aの方向にスライドさせ
ることにより行う。
【0028】シェル60のPCB20に面する表面に
は、凹所51の両側に沿って波形の導電性ストリップ6
8が固定されている。ストリップ68の湾曲した接触部
68aは、ボードコネクタ40をPCB20に固定する
際の移動方向に適度の弾力性を有している。従って、P
CB20の支持金具26にコンタクトハウジング50の
フック54を係合すると、ストリップ68の複数の接触
部68aは、適度の接触圧力で、PCB20のグラウン
ドパターン24に、多数の部位で且つ相互に短い間隔で
もって接触する。これにより、シールドケーブル30の
シールド手段及びシェル60によって捕獲された電磁波
は、その周波数の多少にかかわらず外部に漏れることな
くPCB20のグラウンドパターン24に伝達される。
は、凹所51の両側に沿って波形の導電性ストリップ6
8が固定されている。ストリップ68の湾曲した接触部
68aは、ボードコネクタ40をPCB20に固定する
際の移動方向に適度の弾力性を有している。従って、P
CB20の支持金具26にコンタクトハウジング50の
フック54を係合すると、ストリップ68の複数の接触
部68aは、適度の接触圧力で、PCB20のグラウン
ドパターン24に、多数の部位で且つ相互に短い間隔で
もって接触する。これにより、シールドケーブル30の
シールド手段及びシェル60によって捕獲された電磁波
は、その周波数の多少にかかわらず外部に漏れることな
くPCB20のグラウンドパターン24に伝達される。
【0029】図4に示された本発明の他の実施例におい
ては、複数の不連続なバネ片70が、ストリップ68の
代わりに、シェル60のPCB20に面する表面に固定
されている。バネ片70は、ストリップ68に比べて、
ボードコネクタ40のPCB20への固定方向に大きく
弾性変形することができると共に、それに要する固定力
も小さくてすむ。
ては、複数の不連続なバネ片70が、ストリップ68の
代わりに、シェル60のPCB20に面する表面に固定
されている。バネ片70は、ストリップ68に比べて、
ボードコネクタ40のPCB20への固定方向に大きく
弾性変形することができると共に、それに要する固定力
も小さくてすむ。
【0030】図5に示された本発明のさらに他の実施例
においては、シェル60のPCB20に面する表面に形
成された片持ち梁状の接地バネ72が、ストリップ68
の代わりに設けられている。この接地バネ72は、シェ
ル60にスリットを形成し所定の形状に湾曲するだけ
で、前記バネ片70とほぼ同様の作用効果が簡単に得ら
れる。
においては、シェル60のPCB20に面する表面に形
成された片持ち梁状の接地バネ72が、ストリップ68
の代わりに設けられている。この接地バネ72は、シェ
ル60にスリットを形成し所定の形状に湾曲するだけ
で、前記バネ片70とほぼ同様の作用効果が簡単に得ら
れる。
【0031】これらストリップ68、バネ片70及び接
地バネ72は、コンタクトハウジング50の外形寸法内
に形成されているため、図6に示した従来技術のよう
に、フランジ8aに対応する部分を形成する必要がな
い。従って、複数のボードコネクタを高密度で実装する
ことができる。
地バネ72は、コンタクトハウジング50の外形寸法内
に形成されているため、図6に示した従来技術のよう
に、フランジ8aに対応する部分を形成する必要がな
い。従って、複数のボードコネクタを高密度で実装する
ことができる。
【0032】
【発明の効果】本発明は、グラウンドパターンを有する
PCB等のボードに設置され、シールドケーブルのケー
ブルコネクタが着脱可能に接続されるボードコネクタに
おいて、コンタクトを設置するコンタクトハウジングで
あって、長手方向の両側面に形成されたフックによりボ
ードのグラウンドパターンの長手方向の両側に設けられ
た支持金具に着脱可能に、且つ、グラウンドパターンに
近接して固定される絶縁性のコンタクトハウジングと;
そして、コンタクトハウジングの周囲を覆って固定され
ることにより、ケーブルコネクタのコンタクトとコンタ
クトハウジング内のコンタクトとの接触部位付近をシー
ルド可能な導電性のシェルであって、シールドケーブル
のケーブルコネクタに向かう表面がシールドケーブルの
シールド手段に電気的に接続可能とされる接続ランド及
びボードのグラウンドパターンに弾性的に接続されるバ
ネ片を有するシェルと;を含んで構成されているため、
最小限の部品でシールドケーブルの接地を行えると共
に、コンタクトの接触部位付近を確実に電磁シールドで
きる効果がある。従って、従来技術のように接地用のパ
ネルを設ける必要がなく、製造が簡単となると共に、確
実な電磁シールドを得ることができる。
PCB等のボードに設置され、シールドケーブルのケー
ブルコネクタが着脱可能に接続されるボードコネクタに
おいて、コンタクトを設置するコンタクトハウジングで
あって、長手方向の両側面に形成されたフックによりボ
ードのグラウンドパターンの長手方向の両側に設けられ
た支持金具に着脱可能に、且つ、グラウンドパターンに
近接して固定される絶縁性のコンタクトハウジングと;
そして、コンタクトハウジングの周囲を覆って固定され
ることにより、ケーブルコネクタのコンタクトとコンタ
クトハウジング内のコンタクトとの接触部位付近をシー
ルド可能な導電性のシェルであって、シールドケーブル
のケーブルコネクタに向かう表面がシールドケーブルの
シールド手段に電気的に接続可能とされる接続ランド及
びボードのグラウンドパターンに弾性的に接続されるバ
ネ片を有するシェルと;を含んで構成されているため、
最小限の部品でシールドケーブルの接地を行えると共
に、コンタクトの接触部位付近を確実に電磁シールドで
きる効果がある。従って、従来技術のように接地用のパ
ネルを設ける必要がなく、製造が簡単となると共に、確
実な電磁シールドを得ることができる。
【図1】 本発明に係るボードコネクタの一実施例を用
いてPCBにシールドケーブルを接続する方法を説明す
るための分解斜視図である。
いてPCBにシールドケーブルを接続する方法を説明す
るための分解斜視図である。
【図2】 図1に示された本発明に係るボードコネクタ
を示すもので、(a)〜(c)はそれぞれ平面図、正面
図及び右側面図である。
を示すもので、(a)〜(c)はそれぞれ平面図、正面
図及び右側面図である。
【図3】 図1に示されたボードコネクタに用いられた
シールドシェルを示すもので、(a)〜(e)はそれぞ
れ平面図、正面図,底面図、右側面図及び(a)におけ
るEーE線断面図である。
シールドシェルを示すもので、(a)〜(e)はそれぞ
れ平面図、正面図,底面図、右側面図及び(a)におけ
るEーE線断面図である。
【図4】 本発明に係るボードコネクタの他の実施例の
正面図である。
正面図である。
【図5】 本発明に係るボードコネクタのさらに他の実
施例の斜視図である。
施例の斜視図である。
【図6】 従来のボードコネクタとシールドケーブルの
コネクタとの接続構造を説明するための斜視図である。
コネクタとの接続構造を説明するための斜視図である。
20 PCB 22 コンタクト 24 グラウンドパターン 30 シールドケーブル 32 コネクタ 34 バネ片 36 凸部 40 ボードコネクタ 50 コンタクトハウジング 51 凹所 52 孔 54 フック 56 シェル 62 接続ランド 64 スリット 66 掛止バネ 68 ストリップ 70 バネ片 72 接地バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−29045(JP,A) 特開 平2−183979(JP,A) 実開 平3−48878(JP,U) 実開 平3−97876(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/648 H01R 24/08
Claims (6)
- 【請求項1】 グラウンドパターンを有するPCB等の
ボードに設置され、シールドケーブルのケーブルコネク
タが着脱可能に接続されるボードコネクタにおいて、 コンタクトを設置するコンタクトハウジングであって、
長手方向の両側面に形成されたフックにより前記ボード
のグラウンドパターンの長手方向の両側に設けられた支
持金具に着脱可能に、且つ、前記グラウンドパターンに
近接して固定される絶縁性のコンタクトハウジングと;
そして、 前記コンタクトハウジングの周囲を覆って固定されるこ
とにより、ケーブルコネクタのコンタクトと前記コンタ
クトハウジング内のコンタクトとの接触部位付近をシー
ルド可能な導電性のシェルであって、前記シールドケー
ブルのケーブルコネクタに向かう表面が前記シールドケ
ーブルのシールド手段に電気的に接続可能とされる接続
ランド及び前記コンタクトハウジングの外形寸法内に形
成され、前記ボードのグラウンドパターンに弾性的に接
続されるバネ片を有するシェルと; を含んで構成されてなるボードコネクタ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のボードコネクタにおい
て、 前記バネ片は、前記シェルのボードに面する底壁に固定
された波形のストリップにより提供されていることを特
徴とするボードコネクタ。 - 【請求項3】 請求項1に記載のボードコネクタにおい
て、 前記バネ片は、前記シェルのボードに面する底壁に形成
されたスリットにより切り取られた片持ち梁状の接地バ
ネにより提供されていることを特徴とするボードコネク
タ。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のボ
ードコネクタにおいて、 前記シェルは、側面に形成されたスリットにより切り取
られた片持ち梁状の掛止バネを有しており、それによ
り、ボードコネクタに嵌め合されたケーブルコネクタを
着脱可能に掛止することを特徴とするボードコネクタ。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のボ
ードコネクタにおいて、 前記バネ片は、前記コンタクトハウジングの外形寸法内
に形成されていることを特徴とするボードコネクタ。 - 【請求項6】 グラウンドパターンを有するPCB等の
ボードに設置されるボードコネクタに用いられるシール
ドシェルであって、 ボードコネクタのコンタクトハウジングの周囲を覆って
固定されることにより、コネクタのコンタクトとボード
コネクタのコンタクトとの接触部位付近を電磁シールド
可能な本体と; シールドケーブルのケーブルコネクタに向かう表面が前
記シールドケーブルのシールド手段に電気的に接続可能
とされる接続ランドと;そして、前記コンタクトハウジングの外形寸法内に形成され、 前
記ボードのグラウンドパターンに弾性的に接続されるバ
ネ片と; を含んで構成されてなるシールドシェル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12803994A JP3346510B2 (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | ボードコネクタ及びそれに用いられるシールドシェル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12803994A JP3346510B2 (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | ボードコネクタ及びそれに用いられるシールドシェル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07320817A JPH07320817A (ja) | 1995-12-08 |
JP3346510B2 true JP3346510B2 (ja) | 2002-11-18 |
Family
ID=14975007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12803994A Expired - Fee Related JP3346510B2 (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | ボードコネクタ及びそれに用いられるシールドシェル |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3346510B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001015214A (ja) | 1999-06-29 | 2001-01-19 | Nec Corp | シールドコネクタと受け側コネクタの結合部構造 |
JP2013122812A (ja) * | 2010-03-26 | 2013-06-20 | Panasonic Corp | 外部接続端子 |
-
1994
- 1994-05-19 JP JP12803994A patent/JP3346510B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07320817A (ja) | 1995-12-08 |
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