JP3346461B2 - 紙送り装置 - Google Patents
紙送り装置Info
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Description
適用する紙送り装置に関する。
部を位置させることは装置の占有スペースを軽減する手
段として広く採用されているが、このように構成した場
合には、記録紙の搬送経路をU字状に形成しなければな
らない関係上、紙ガイドの連結部や紙搬送経路の合流点
に段差かあるような場合には、これらの部分を厚手の記
録紙が通過する際に、紙の持つ強いコシによってはじき
音が生じたり、あるいはその強いコシによって印字に悪
影響を及ぼす前方への押出力が生じるといった不都合が
発生する。
U字状の搬送経路を有する紙送り装置において、その連
結部や含流点部分で生じる上記した不都合を解消するこ
とのできる新たな紙送り装置を提供することにある。
ような課題を達成するために、記録書込み部へ致る平坦
な紙搬送経路の下方に、この紙搬送経路に合流する反転
紙送りローラを備えた反転紙搬送経路を有する紙送り装
置において、その合流部に、内面を反転紙送りローラに
沿うガイド面となしたガイド部材を、反転紙搬送経路を
構成する位置と、ガイド面を平坦な紙搬送経路に滑らか
に接続させる位置とに変位可能に設けるとともに、記録
書込み動作と連動して、ガイド部材を反転紙搬送経路を
構成する位置から平坦な紙搬送経路へ接続する位置へと
移動させるカム部材を設けるようにしたものである。
いて説明する。図面はインクジェットプリンタに適用し
た本発明の一実施例を示したものである。
とにその概要構成について説明すると、符号1で示した
インクジェット式記録書込み部の下方には、異なるサイ
ズもしくは異なる種類の記録紙を給送する給紙ユニット
2U、2Lが段重ね状に配設され、かつこれらには、それ
ぞれの記録紙を収納したホッパ3U、3Lが装脱自在に設
けられていて、上部のピックアップローラ4Uによって
上部ホッパ3U内から引出された記録紙についてはサブ
紙送りローラ5を介して、また、下部のピックアップロ
ーラ4Lにより下部ホッパ3L内から引出された記録紙に
ついてはU字状の紙ガイド7を介してそれぞれ記録書込
み部1に設けたメインの紙送りローラ9へ延びる平坦な
紙搬送経路8へ送り込むように構成されている。
側、つまり図の右側には、平坦な紙搬送経路8の紙搬送
方向上手側にサブ紙送りローラ5とこれらに接して転動
するコロ6が配設され、また、これらのニップ部Aには
U字状の紙ガイド7が合流するように形成され、さら
に、サブ紙送りローラ5とU字状紙ガイド7との合流点
部分には、内側がサブ紙送りローラ5に沿うガイド面2
0a、外側面20bがU字状紙ガイド7の一部をなす略
三角形の可動ガイド部材20が、支軸20cを支点とし
て後述するように回動自在に取付けられている。
1と上部給紙ユニット2Uを覆うケース本体で、このケ
ース本体1にはその手前側に、上部給紙ユニット2Uの
下端部に設けたヒンジ11を支点として図1の右側に直
角に開放し得る前扉12が開閉自在に設けられていて、
この前扉12の内面に設けた円弧状のガイド面13を上
部給紙ユニット2U側に設けたU字状紙ガイド7の下半
部と可動ガイド部材20の外側面20bに沿わせること
によって下部の紙案内経路を構成するようになってい
る。
外側面20bに沿うガイド面13の上端に、サブ紙送り
ローラ5とコロ6とのニップ部Aに向けて水平に延びる
手差しガイド面14が外側に向けて形成され、さらに前
扉12の上部には、この手差しガイド面14とほぼ同一
位置にヒンジ15が設けられていて、このヒンジ15に
は、内面を手差し面17となした手差し案内板16が手
前側に水平に開放できるように開閉自在に設けられてい
る。なお、図中符号18はサブ紙送りローラ5の周面に
接して転動するピンチローラを示している。
路における2つの給紙経路の合流点Bで生じる紙のはじ
き音やジャム等の発生を抑えるべく、この部分に配設し
た可動ガイド部材20を印字の前後に変位させる機構を
示したもので、この可動ガイド部材20は、図3に示し
たように、一端をフレーム上の一点、他端を可動ガイド
部材20上の一点に固定した2安定バネ22の付勢力に
より上部紙搬送経路を構成する位置Cに安定的に保持さ
れていて、通常は、カムフォロワ23を介してローラレ
リース用カム24により反転紙搬送経路を構成する第1
の位置Cと、内側のガイド面20aを平坦な紙搬送経路
8に滑らかに接続させる第2の位置Dとに変位するよう
に、また、この部分に紙ジャムが発生した場合には、中
立点を超えた2安定バネ22により紙ジャムを処理する
位置Eに安定的に変位させ得るように構成されている。
クアップローラ4と同じ駆動モータに駆動されて回転す
る歯車25と噛合って1給紙毎に正転及び逆転するロー
ラで、この周面には、ピンチローラ18とコロ6とを給
紙の初期にサブ紙送りローラ5の周面に接触させ、印字
時にはサブ紙送りローラ5の周面から離間させるように
操作する第1のカム面24aと第2のカム面24bが設
けられており、また、ここには、これらのタイミングに
合わせて可動ガイド部材20を上述した第1の位置Cと
第2の位置Dへ変位させるラッパ状に開口したカム溝2
4cが設けられている。
先端に設けたコロ23aをローラレリース用カム24の
カム溝24aに係合させた状態で支軸21c回りに回動
し、その動きをピン20dを介して可動ガイド20に伝
えるように構成されている。
て、通常の給紙時には、ピックアップローラ4と連動す
る歯車25により駆動されたローラレリース用カム24
が図1に示した矢印方向、つまり図中時計方向に回転
し、その第1のカム面24aによりピンチローラ18の
押上げを解くとともに第2のカム面24bによりコロ6
の押上げを解いて、これらをサブ紙送りローラ5の周面
に押圧し、また、カム溝24cにより、ここに係合する
コロ23aを介してカムフォロワ23を図中反時計方向
に回動させ、ピン20dを介して可動ガイド部材20を
紙送り位置C、つまり、その内面のガイド面20aをサ
ブ紙送りローラ5の周面に添わせ、外側20bと円弧状
のガイド面13に沿わせるようにして上下の紙搬送経路
を形成する。
てホッパ3から引出された記録紙は、サブ紙送りローラ
5とピンチローラ18のニップ部に達し、紙端検出セン
サからの出力信号により回転したサブ紙送りローラ5に
よってフラットな搬送経路8上に送り出される。
ローラ9のもとへ送り込まれると、図示しない頭出し検
出センサからの検出信号によりサブ紙送りローラ5への
駆動力が断たれ、同時に、図2に示したように、ピンチ
ローラ18とコロ6は、反転したローラレリース用カム
24の第1、第2のカム面24a、24bによりサブ紙
送りローラ5の周面から離間され、また、カムフォロワ
23は、可動ガイド部材20の2安定バネ22の付勢力
によりカム溝24cの広い開口部側へと図中時計方向に
回動し、ピン20dを介して可動ガイド部材20図中時
計方向に回動させ、その外側面20bを円弧状のガイド
面13に当接させるとともに内面のガイド面20aを平
坦な紙搬送経路8に滑らかに接続させる位置Dへ変位さ
せて合流点Bにできる段差をなくす。
よる送りとピンチローラ18及びコロ6による押圧、つ
まり紙送りの抵抗から回避され、サブ紙送りローラ5に
よる自由な紙送りを受けつつさらにフラットな紙搬送経
路8上でメインの紙送りローラ9により正しく送り量を
制御されながら、記録ヘッドのもとへと送り込まれる。
路からフラットな紙搬送経路8へ移る合流点Bに達する
と、可動ガイド部材20の変位により段差をなくされて
いるために、記録紙の後端は可動ガイド部材20の内側
ガイド面20aから抜け出す際に円弧状のガイド面13
に強く当ってはじき音を出すこともなく、また、曲路か
ら直線路への移行の過程で生じる紙のコシによる前方へ
の押出しも緩和され、さらにはこの部分での紙づまりの
発生も抑えられて、より正確で、より鮮明な記録像の書
込みが行なわれる。
な場合には、図1に示したように、前扉12を開いた上
で可動ガイド部材20を図中時計方向に回動させれば、
可動ガイド部材20は2安定ばねにより位置Eに保持さ
れて、所要のジャム処理を容易に行なうことができる。
書込み部に続く平坦な紙搬送経路とその下方に設けた反
転紙搬送経路との合流点に可動のガイド部材を設けて、
これを、記録書込みと連動させて内側のガイド面を平坦
な紙搬送経路に滑らかに接続させるようにしたので、曲
路から平坦路への記録紙の後端の移行を緩やかにし、こ
の移行の過程で生じる記録紙のコシによる一時的なその
前方への押出し力を軽減させて、印字精度に与える悪影
響を可能な限り排除することができる。
をなくしたことにより、曲げられた状態で搬送されてき
た記録紙の後端が平坦路側へ急激に復帰する際に生じる
はじき音を可能な限り抑えて、記録書込み動作をより静
かにするとともに、段差部で生じる紙ジャムの発生をも
未然に抑えることができる。
定ばねを作用させたので、反転紙搬送経路を構成する位
置と、内面を平坦な紙搬送経路に滑らかに接続させる位
置と、紙ジャムを処理する位置への移動変位を1つの部
材により実現させることを可能となして、その分装置を
簡素化することができる。
送り装置の要部を示した側面図である。
側面図である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 記録書込み部へ致る平坦な紙搬送経路の
下方に、該紙搬送経路に合流する反転紙送りローラを備
えた反転紙搬送経路を有する紙送り装置において、 上記合流部に、内面を上記反転紙送りローラに沿うガイ
ド面となしたガイド部材を、上記反転紙搬送経路を構成
する位置と、上記ガイド面を上記平坦な紙搬送経路に滑
らかに接続させる位置とに変位可能に設けるとともに、
記録書込み動作と連動して、上記ガイド部材を上記反転
紙搬送経路を構成する位置から上記平坦な紙搬送経路へ
接続する位置へと移動させるカム部材を設けたことを特
徴とする紙送り装置。 - 【請求項2】 上記カム部材に、記録書込み動作ととも
に上記反転紙送りローラに接して転動する従動ローラを
離間させる部分を設けたことを特徴とする請求項1記載
の紙送り装置。 - 【請求項3】 上記ガイド部材に、上記反転紙搬送経路
を構成する位置と、ジャム処理可能な位置にそれぞれ安
定的に位置させるよう付勢する2安定ばねを作用させた
ことを特徴とする請求項1記載の紙送り装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31651297A JP3346461B2 (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 紙送り装置 |
EP98106579A EP0872351B1 (en) | 1997-04-09 | 1998-04-09 | Document feeder of printer |
DE69828088T DE69828088T2 (de) | 1997-04-09 | 1998-04-09 | Dokumentenzuführvorrichtung für einen Drucker |
US09/057,517 US6105953A (en) | 1997-04-09 | 1998-04-09 | Document feeder of printer |
DE69824780T DE69824780T2 (de) | 1997-04-09 | 1998-04-09 | Dokumentenzuführvorrichtung für einen Drucker |
EP02004394A EP1219554B1 (en) | 1997-04-09 | 1998-04-09 | Document feeder of printer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31651297A JP3346461B2 (ja) | 1997-10-31 | 1997-10-31 | 紙送り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11139616A JPH11139616A (ja) | 1999-05-25 |
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Family
ID=18077941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31651297A Expired - Fee Related JP3346461B2 (ja) | 1997-04-09 | 1997-10-31 | 紙送り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3346461B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012180176A (ja) | 2011-03-01 | 2012-09-20 | Seiko Epson Corp | 媒体搬送装置、スキャナ装置、記録装置 |
-
1997
- 1997-10-31 JP JP31651297A patent/JP3346461B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH11139616A (ja) | 1999-05-25 |
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