JP3345248B2 - 男性用尿とり袋 - Google Patents
男性用尿とり袋Info
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F13/00—Bandages or dressings; Absorbent pads
- A61F13/15—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
- A61F13/45—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the shape
- A61F13/47—Sanitary towels, incontinence pads or napkins
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-
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- A61F5/00—Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices ; Anti-rape devices
- A61F5/44—Devices worn by the patient for reception of urine, faeces, catamenial or other discharge; Colostomy devices
- A61F5/451—Genital or anal receptacles
- A61F5/453—Genital or anal receptacles for collecting urine or other discharge from male member
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、男性の寝たきり
病人や失禁患者等に使用する男性用尿とり袋に関する。
病人や失禁患者等に使用する男性用尿とり袋に関する。
【０００２】
【従来の技術】特開平７−１２４１９０号公報には、こ
の種尿とり袋の一例が開示されている。その尿とり袋
は、肌当接面側の複合繊維不織布と、肌非当接側の部材
とを互いの周辺部で接合することにより形成され、頂部
にペニス挿入用の開口を有する。肌非当接側の部材は、
袋の内側に位置する伸縮性不織布と、袋の外側に位置す
る発泡ポリエチレンシートの成形体と、これらの間に介
在する吸収体とによって構成されている。
の種尿とり袋の一例が開示されている。その尿とり袋
は、肌当接面側の複合繊維不織布と、肌非当接側の部材
とを互いの周辺部で接合することにより形成され、頂部
にペニス挿入用の開口を有する。肌非当接側の部材は、
袋の内側に位置する伸縮性不織布と、袋の外側に位置す
る発泡ポリエチレンシートの成形体と、これらの間に介
在する吸収体とによって構成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記公知の尿とり袋
は、伸縮性不織布と発泡ポリエチレン成形体との間に吸
収体が介在する肌非当接側の部材が、これらの成形体や
吸収体の存在によって比較的高剛性のものになることが
ある。そのような尿とり袋は、ペニスの周囲に密着させ
ようとするときに、滑らかに湾曲しないで鋭く屈曲し、
その屈曲部位がペニスから離間してそこから尿の漏れる
ことがある。
は、伸縮性不織布と発泡ポリエチレン成形体との間に吸
収体が介在する肌非当接側の部材が、これらの成形体や
吸収体の存在によって比較的高剛性のものになることが
ある。そのような尿とり袋は、ペニスの周囲に密着させ
ようとするときに、滑らかに湾曲しないで鋭く屈曲し、
その屈曲部位がペニスから離間してそこから尿の漏れる
ことがある。
【０００４】そこで、この発明は、尿とり袋をペニスの
周囲に密着し易くすることを課題にしている。
周囲に密着し易くすることを課題にしている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明は、ペニスを前後方向それぞれから覆うこ
とが可能な前面部と後面部とで袋を形成し、前記袋の頂
部にペニス挿入用の開口と、前記開口の縁部から下方へ
延びる切り込み部とを備え、前記前後面部が、透液性内
面シートと、不透液性外面シートと、これら両シート間
に介在する吸液性コアとで構成され、前記吸液性コア
が、親水性繊維を３０重量％以上含み、局所的にその厚
み方向へ圧搾されることにより形成された高い繊維密度
の条溝を有する男性用尿とり袋を前提とし、かかる前提
において、前記条溝が、前記前面部の底部近傍を左右方
向へ延びる第１条溝と、前記第１条溝の下方に位置して
前記前面部の底部近傍を上下方向へ延びる一対の第２条
溝と、前記後面部の頂部近傍における左右方向中央部を
上下方向へ延びる第３条溝と、前記第３条溝の左右両側
に位置して前記後面部の頂部近傍を上下方向へ延びる一
対の第４条溝とからなり、前記第１条溝と前記第２条溝
とが、互いに交差していないことを特徴とする。
に、この発明は、ペニスを前後方向それぞれから覆うこ
とが可能な前面部と後面部とで袋を形成し、前記袋の頂
部にペニス挿入用の開口と、前記開口の縁部から下方へ
延びる切り込み部とを備え、前記前後面部が、透液性内
面シートと、不透液性外面シートと、これら両シート間
に介在する吸液性コアとで構成され、前記吸液性コア
が、親水性繊維を３０重量％以上含み、局所的にその厚
み方向へ圧搾されることにより形成された高い繊維密度
の条溝を有する男性用尿とり袋を前提とし、かかる前提
において、前記条溝が、前記前面部の底部近傍を左右方
向へ延びる第１条溝と、前記第１条溝の下方に位置して
前記前面部の底部近傍を上下方向へ延びる一対の第２条
溝と、前記後面部の頂部近傍における左右方向中央部を
上下方向へ延びる第３条溝と、前記第３条溝の左右両側
に位置して前記後面部の頂部近傍を上下方向へ延びる一
対の第４条溝とからなり、前記第１条溝と前記第２条溝
とが、互いに交差していないことを特徴とする。
【０００６】かかる発明の好ましい実施態様において、
前記第１〜第４条溝が、前記吸液性コアの内面と外面と
の少なくとも一方に形成されている。
前記第１〜第４条溝が、前記吸液性コアの内面と外面と
の少なくとも一方に形成されている。
【０００７】
【実施例】添付の図面を参照して、この発明にかかる男
性用尿とり袋の詳細を説明すると以下のとおりである。
性用尿とり袋の詳細を説明すると以下のとおりである。
【０００８】図１，２，３に部分破断斜視図と、そのＩ
Ｉ−ＩＩ線端面図と、ＩＩＩ−ＩＩＩ線端面図とで示さ
れた尿とり袋１は、前面部２と後面部３とを有する。尿
とり袋１を着用するときには、前面部２を外に向け、後
面部３を身体側に向けてペニスを挿入する。前後面部
２，３は、袋１の左右側縁部６，７で重なり合って接合
し、底部８で連続する一方、頂部１０では開口部１０を
画成している。前後面部２，３は、それぞれ透液性内面
シート１１と、不透液性外面シート１２と、これら両シ
ート１１，１２間に介在する吸液性コア１３とによって
構成され、両シート１１，１２がコア１３の周縁から延
出する部分で接合されている。袋１の側縁部６，７で
は、前後面部２，３の内面シート１１どうしが接合され
ている。なお、以下の説明では、前後面部２，３間で連
続しているコア１３のうち、前面部２のそれに１３Ａ、
後面部３のそれに１３Ｂの参照符号が付してある。ま
た、重なり合って接合する前後面部２，３やシート１
１，１２は、接合部位においてそれらが僅かずつ離間し
た模式的な接合状態で示されている。図１のＩＩＩ−Ｉ
ＩＩ線は、袋１の左右方向の中心よりやや右に寄った位
置にある。
Ｉ−ＩＩ線端面図と、ＩＩＩ−ＩＩＩ線端面図とで示さ
れた尿とり袋１は、前面部２と後面部３とを有する。尿
とり袋１を着用するときには、前面部２を外に向け、後
面部３を身体側に向けてペニスを挿入する。前後面部
２，３は、袋１の左右側縁部６，７で重なり合って接合
し、底部８で連続する一方、頂部１０では開口部１０を
画成している。前後面部２，３は、それぞれ透液性内面
シート１１と、不透液性外面シート１２と、これら両シ
ート１１，１２間に介在する吸液性コア１３とによって
構成され、両シート１１，１２がコア１３の周縁から延
出する部分で接合されている。袋１の側縁部６，７で
は、前後面部２，３の内面シート１１どうしが接合され
ている。なお、以下の説明では、前後面部２，３間で連
続しているコア１３のうち、前面部２のそれに１３Ａ、
後面部３のそれに１３Ｂの参照符号が付してある。ま
た、重なり合って接合する前後面部２，３やシート１
１，１２は、接合部位においてそれらが僅かずつ離間し
た模式的な接合状態で示されている。図１のＩＩＩ−Ｉ
ＩＩ線は、袋１の左右方向の中心よりやや右に寄った位
置にある。
【０００９】前面部２は、開口縁部１６に袋１の下方へ
延びる切り込み部１７を有する。切り込み部１７は、前
面部２の一部を左右に分断している。切り込み部１７の
左右両側では、コア１３ＡのほぼＶ字型の切り取り部１
８から延出する内外面シート１１，１２が互いに接合さ
れている。その接合している部位のうち、図１において
切り込み部１７の右側に位置する部位は、尿とり袋１を
ペニスに密着させるときに使用するための摘持域２０で
ある。また、切り込み部１７の左側には、外面シート１
２の上面に商品名マジックテープ等で知られる面ファス
ナの雄部材２２が接合されている。切り込み部１７の右
側内面には、面ファスナの雌部材２３が接合されてい
る。前面部２のコア１３Ａには、前面部２の底部８近傍
の内面に左右方向へ延びる第１条溝２５と、第１条溝２
５の下方に位置して前面部２の底部８近傍を上下方向へ
延びるやや傾斜した一対の第２条溝２６とが形成されて
いる。前面部２では、それら条溝２５，２６が互いに交
差することなく、第２条溝２６が左右対称に形成されて
いる。
延びる切り込み部１７を有する。切り込み部１７は、前
面部２の一部を左右に分断している。切り込み部１７の
左右両側では、コア１３ＡのほぼＶ字型の切り取り部１
８から延出する内外面シート１１，１２が互いに接合さ
れている。その接合している部位のうち、図１において
切り込み部１７の右側に位置する部位は、尿とり袋１を
ペニスに密着させるときに使用するための摘持域２０で
ある。また、切り込み部１７の左側には、外面シート１
２の上面に商品名マジックテープ等で知られる面ファス
ナの雄部材２２が接合されている。切り込み部１７の右
側内面には、面ファスナの雌部材２３が接合されてい
る。前面部２のコア１３Ａには、前面部２の底部８近傍
の内面に左右方向へ延びる第１条溝２５と、第１条溝２
５の下方に位置して前面部２の底部８近傍を上下方向へ
延びるやや傾斜した一対の第２条溝２６とが形成されて
いる。前面部２では、それら条溝２５，２６が互いに交
差することなく、第２条溝２６が左右対称に形成されて
いる。
【００１０】後面部３は、外面シート１２の外面にホッ
トメルト型接着剤４０を介して一体的に接合する不織布
２７を有する。この不織布２７は、後面部３の開口縁部
２８においてＺ字型（ただし、図３では、逆Ｚ字型）に
折曲されてその一部が接着剤４０を介して内面シート１
１に接合し、折曲された先端部が袋１の内側から外側に
向かって延びる自由縁部３０を形成している。自由縁部
３０には、縁部２８に沿って延びる弾性部材３１が伸長
状態で接合されている。かかる自由縁部３０は、その左
右両側が袋１の側縁部６，７で重なり合う内面シート１
１どうしの間にあって、それらシート１１に接合し、側
縁部６，７間においては、後記するように尿の漏れを防
ぐ防漏堤として作用する。後面部３の吸液性コア１３Ｂ
は、その内面側と外面側とに第３〜７条溝３３〜３７を
有し、それらのレイアウトが図４に示されている。
トメルト型接着剤４０を介して一体的に接合する不織布
２７を有する。この不織布２７は、後面部３の開口縁部
２８においてＺ字型（ただし、図３では、逆Ｚ字型）に
折曲されてその一部が接着剤４０を介して内面シート１
１に接合し、折曲された先端部が袋１の内側から外側に
向かって延びる自由縁部３０を形成している。自由縁部
３０には、縁部２８に沿って延びる弾性部材３１が伸長
状態で接合されている。かかる自由縁部３０は、その左
右両側が袋１の側縁部６，７で重なり合う内面シート１
１どうしの間にあって、それらシート１１に接合し、側
縁部６，７間においては、後記するように尿の漏れを防
ぐ防漏堤として作用する。後面部３の吸液性コア１３Ｂ
は、その内面側と外面側とに第３〜７条溝３３〜３７を
有し、それらのレイアウトが図４に示されている。
【００１１】図４に部分破断平面図で示された尿とり袋
１の後面部３において、吸液性コア１３Ｂは、その頂部
１０内面に形成され、左右方向の中央部で上下方向へ延
びる第３条溝３３（鎖線で図示）と、頂部１０外面に形
成され、第３条溝３３の左右両側で上下方向へ延びる一
対の第４条溝３４（実線で図示）と、底部８外面に形成
され、左右方向へ延びる第５条溝３５（実線で図示）
と、底部８外面に形成され、上下方向へ傾斜して延びる
第６，７条溝３６，３７（実線で図示）とを有する。
１の後面部３において、吸液性コア１３Ｂは、その頂部
１０内面に形成され、左右方向の中央部で上下方向へ延
びる第３条溝３３（鎖線で図示）と、頂部１０外面に形
成され、第３条溝３３の左右両側で上下方向へ延びる一
対の第４条溝３４（実線で図示）と、底部８外面に形成
され、左右方向へ延びる第５条溝３５（実線で図示）
と、底部８外面に形成され、上下方向へ傾斜して延びる
第６，７条溝３６，３７（実線で図示）とを有する。
【００１２】このように構成された尿とり袋１は、ペニ
スを挿入した後に、外面部２の摘持域２０を持ち、袋１
の開口部１０がペニスの周囲に密着するような位置で面
ファスナの雌部材２３を雄部材２２に対して止着する。
着用された袋１において、前面部２の開口縁部１６が、
切り込み部１７の左右が重なり合うことによりペニスの
周囲に外側から密着する一方、後面部３の開口縁部２８
が、コア１３Ｂの上下方向に延びる第３，４条溝３３，
３４の存在によって滑らかに湾曲し、ペニスの周囲に内
側から密着する。コア１３Ｂは、内面の第３条溝３３に
よって外側へ凸となるように変形することが容易であ
り、外面の第４条溝３４によって内側へ凸となるように
変形することが容易である。ペニス周囲に対するこれら
開口縁部１６，２８それぞれの密着によって、ペニスと
袋１との間には尿が漏れるような隙間を生じることがな
い。
スを挿入した後に、外面部２の摘持域２０を持ち、袋１
の開口部１０がペニスの周囲に密着するような位置で面
ファスナの雌部材２３を雄部材２２に対して止着する。
着用された袋１において、前面部２の開口縁部１６が、
切り込み部１７の左右が重なり合うことによりペニスの
周囲に外側から密着する一方、後面部３の開口縁部２８
が、コア１３Ｂの上下方向に延びる第３，４条溝３３，
３４の存在によって滑らかに湾曲し、ペニスの周囲に内
側から密着する。コア１３Ｂは、内面の第３条溝３３に
よって外側へ凸となるように変形することが容易であ
り、外面の第４条溝３４によって内側へ凸となるように
変形することが容易である。ペニス周囲に対するこれら
開口縁部１６，２８それぞれの密着によって、ペニスと
袋１との間には尿が漏れるような隙間を生じることがな
い。
【００１３】袋１がペニスに対して大きすぎるときに
は、コア１３に条溝があっても、尿が漏れる原因となる
しわや屈曲線が生じ易い。しかしながら、この袋１で
は、防漏堤としての自由縁部３０がペニスに密着するこ
とが可能であるから、尿が漏れるおそれがない。
は、コア１３に条溝があっても、尿が漏れる原因となる
しわや屈曲線が生じ易い。しかしながら、この袋１で
は、防漏堤としての自由縁部３０がペニスに密着するこ
とが可能であるから、尿が漏れるおそれがない。
【００１４】尿とり袋１において、前面部２と後面部３
それぞれの吸液性コア１３Ａ，１３Ｂの底部８近傍にあ
る幅方向の第１，２，５条溝２５，２６，３５と、上下
方向の傾斜した第６，７条溝３６，３７は、底部８が挿
入されたペニスの亀頭の形状に倣って変形することを容
易にする。
それぞれの吸液性コア１３Ａ，１３Ｂの底部８近傍にあ
る幅方向の第１，２，５条溝２５，２６，３５と、上下
方向の傾斜した第６，７条溝３６，３７は、底部８が挿
入されたペニスの亀頭の形状に倣って変形することを容
易にする。
【００１５】この発明において、コア１３に形成される
条溝は、尿とり袋１のペニスに対する密着性を向上させ
たり、ペニス形状に倣った変形を容易にしたりするため
のものであるから、袋１が使用される条件に合わせて、
各条溝の数や位置、方向、幅、長さ等を定めることがで
きる。しかしながら、コア１３は、少なくともコア１３
Ｂの内面中央に上下方向に延びる第３条溝３３を有して
いることが好ましく、それによって、開口部１０でのペ
ニスへの密着が確実になる。
条溝は、尿とり袋１のペニスに対する密着性を向上させ
たり、ペニス形状に倣った変形を容易にしたりするため
のものであるから、袋１が使用される条件に合わせて、
各条溝の数や位置、方向、幅、長さ等を定めることがで
きる。しかしながら、コア１３は、少なくともコア１３
Ｂの内面中央に上下方向に延びる第３条溝３３を有して
いることが好ましく、それによって、開口部１０でのペ
ニスへの密着が確実になる。
【００１６】袋１の内面シート１１には、透液性の不織
布や開口プラスチックフィルムを使用することができ、
外面シート１２には、プラスチックフィルム、より好ま
しくは通気不透液性のプラスチックフィルムを使用する
ことができる。
布や開口プラスチックフィルムを使用することができ、
外面シート１２には、プラスチックフィルム、より好ま
しくは通気不透液性のプラスチックフィルムを使用する
ことができる。
【００１７】吸液性コア１３には、粉砕パルプや４０〜
１００重量％の粉砕パルプと６０〜０重量％の高吸水性
ポリマー粉末との混合物を使用することができる。ま
た、コア１３の条溝の賦型を容易にしたり、強度を向上
させたりするために、２０重量％を限度として熱可塑合
成繊維を混合することができる。
１００重量％の粉砕パルプと６０〜０重量％の高吸水性
ポリマー粉末との混合物を使用することができる。ま
た、コア１３の条溝の賦型を容易にしたり、強度を向上
させたりするために、２０重量％を限度として熱可塑合
成繊維を混合することができる。
【００１８】内面部３の外側を覆う不織布２７は、内面
部３が着用者の肌に当接するときの感触をソフトにする
ためのものであって、その必要がなければ省くことがで
きる。また、不織布２７の自由端部３０で防漏堤を形成
する場合には、該部３０に撥水性、より好ましくは不透
液性を付与することが好ましい。不織布２７は、それに
適宜の図柄４１（図４参照）が印刷されていると、袋１
の前後の識別が容易になる。
部３が着用者の肌に当接するときの感触をソフトにする
ためのものであって、その必要がなければ省くことがで
きる。また、不織布２７の自由端部３０で防漏堤を形成
する場合には、該部３０に撥水性、より好ましくは不透
液性を付与することが好ましい。不織布２７は、それに
適宜の図柄４１（図４参照）が印刷されていると、袋１
の前後の識別が容易になる。
【００１９】コア１３の第１〜７条溝２５，２６，３３
〜３７は、例えばコア１３にエンボス加工や熱エンボス
加工を施すことによって得ることができる。そうして得
られる条溝では、その底部が条溝周辺部よりも高い繊維
密度を有し、該底部での条溝長手方向への尿の拡散が促
進されるようになる。その結果、この尿とり袋１では、
コア１３が持つ吸液能力の全てを無駄なく利用すること
ができる。袋１の各素材を接合するには、ホットメルト
型接着剤等の接着剤を利用する他に、熱溶融性素材であ
れば溶着技術を利用することができる。
〜３７は、例えばコア１３にエンボス加工や熱エンボス
加工を施すことによって得ることができる。そうして得
られる条溝では、その底部が条溝周辺部よりも高い繊維
密度を有し、該底部での条溝長手方向への尿の拡散が促
進されるようになる。その結果、この尿とり袋１では、
コア１３が持つ吸液能力の全てを無駄なく利用すること
ができる。袋１の各素材を接合するには、ホットメルト
型接着剤等の接着剤を利用する他に、熱溶融性素材であ
れば溶着技術を利用することができる。
【００２０】図示例で前面部２と後面部３とが底部８で
連続している尿とり袋１は、前面部２と後面部３とが別
体のものであるように構成することもできる。いずれの
構成においても、吸液性コア１３が前後面部２，３の一
方にだけ含まれるようにすることができる。また、尿と
り袋１は、開口部１０に防漏堤がない構成であってもよ
い。
連続している尿とり袋１は、前面部２と後面部３とが別
体のものであるように構成することもできる。いずれの
構成においても、吸液性コア１３が前後面部２，３の一
方にだけ含まれるようにすることができる。また、尿と
り袋１は、開口部１０に防漏堤がない構成であってもよ
い。
【００２１】
【発明の効果】この発明にかかる尿とり袋は、吸液性コ
アに条溝が形成されているから、ペニスの形状に倣い、
大きなしわや鋭い屈曲線を生ずることなく変形すること
が可能になり、袋のしわや屈曲線に沿って尿が漏れ易い
という問題を解消することができる。該条溝が袋の頂部
から底部に向かって延びるものであるときは、頂部開口
周縁がペニスの周囲に特によく密着し、漏れ防止効果が
一段と向上する。該条溝の底部が条溝周辺部位よりも高
い繊維密度を有するように形成されている場合には、尿
がその底部において条溝の長手方向に速やかに拡散する
ようになり、吸液性コアの吸液能力を無駄なく利用する
ことが可能になる。
アに条溝が形成されているから、ペニスの形状に倣い、
大きなしわや鋭い屈曲線を生ずることなく変形すること
が可能になり、袋のしわや屈曲線に沿って尿が漏れ易い
という問題を解消することができる。該条溝が袋の頂部
から底部に向かって延びるものであるときは、頂部開口
周縁がペニスの周囲に特によく密着し、漏れ防止効果が
一段と向上する。該条溝の底部が条溝周辺部位よりも高
い繊維密度を有するように形成されている場合には、尿
がその底部において条溝の長手方向に速やかに拡散する
ようになり、吸液性コアの吸液能力を無駄なく利用する
ことが可能になる。
【図１】尿とり袋の部分破断斜視図。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線端面図。
【図３】図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線端面図。
【図４】尿とり袋後面部の部分破断平面図。
１ 尿とり袋 ８ 底部 １０ 頂部（開口部） １１ 外面シート １２ 内面シート １３，１３Ａ，１３Ｂ コア ２５，２６ 条溝 ３３，３４，３５，３６，３７ 条溝
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−181461（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−124190（ＪＰ，Ａ) 実開 昭57−100913（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−131224（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−53627（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−1119（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−78810（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭64−3616（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−146623（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−130616（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61F 5/453 A61F 5/44 A61F 13/15
Claims (2)
- 【請求項１】 ペニスを前後方向それぞれから覆うこと
が可能な前面部と後面部とで袋を形成し、前記袋の頂部
にペニス挿入用の開口と、前記開口の縁部から下方へ延
びる切り込み部とを備え、前記前後面部が、透液性内面
シートと、不透液性外面シートと、これら両シート間に
介在する吸液性コアとで構成され、前記吸液性コアが、
親水性繊維を３０重量％以上含み、局所的にその厚み方
向へ圧搾されることにより形成された高い繊維密度の条
溝を有する男性用尿とり袋であって、 前記条溝が、前記前面部の底部近傍を左右方向へ延びる
第１条溝と、前記第１条溝の下方に位置して前記前面部
の底部近傍を上下方向へ延びる一対の第２条溝と、前記
後面部の頂部近傍における左右方向の中央部を上下方向
へ延びる第３条溝と、前記第３条溝の左右両側に位置し
て前記後面部の頂部近傍を上下方向へ延びる一対の第４
条溝とからなり、前記第１条溝と前記第２条溝とが、互
いに交差していないことを特徴とする前記尿とり袋。 - 【請求項２】 前記第１〜第４条溝が、前記吸液性コア
の内面と外面との少なくとも一方に形成されている請求
項１記載の尿とり袋。
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