JP3343775B2 - 超音波洗浄装置 - Google Patents
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Description
エハやLCD用ガラス基板等の被洗浄物を超音波を利用
して洗浄する超音波洗浄装置に関するものである。
いては、半導体ウエハやLCD用ガラス基板等を薬液や
リンス液(洗浄液)等の処理液が貯留された処理槽に順
次浸漬して洗浄を行う液処理方法が広く採用されてい
る。
6に示すように、被洗浄物例えば半導体ウエハW(以下
にウエハという)及び洗浄液例えば純水1を収容する洗
浄槽2の例えば底部に複数の振動板3を接着剤等で接着
してなる超音波洗浄装置が知られている。この超音波洗
浄装置によれば、各振動板3に発振器4から出力電圧例
えば800KHz〜1MHzの高周波電圧を印加するこ
とにより、振動板3を励振させて、ウエハWに付着する
パーティクル等を除去することができる。ここで、パー
ティクルの除去率(A)と音圧(B)との関係は、 A∝T×B2 (但し、Tは比例定数である) となる。
わち音圧とパーティクルの除去率とは比例関係にあるこ
とから、振動板3を励振させて音圧を高めることによ
り、ウエハWに付着するパーティクル等を除去すること
ができる。
この種の洗浄装置においては、振動板3を複数の独立し
た発振器4で駆動しているため、振動板3は絶縁のため
に分離させなくてはならない。そのため、振動板間に隙
間が生じると共に、この隙間に超音波の干渉が生じて図
17(a)に示すように音圧に不均一な部分が生じる。
したがって、パーティクルの除去率が不均一となり、洗
浄むらが生じるという問題があった(図17(b)参
照)。
取り付け面に段差を設け、この段差を隔てて両側にそれ
ぞれ振動板を取り付けるようにした超音波洗浄装置が提
案されている(特開平5−243203号公報参照)。
しかしながら、特開平5−243203号公報に記載の
技術においても、隣接する振動間に段差による隙間が生
じるため、超音波の干渉が生じ、音圧を均一にすること
ができず、結局、パーティクルの除去を均一にすること
ができず、洗浄むらが生じるという問題がある。また、
振動板の取り付け面に段差を設けて振動板を取り付ける
ため、組立に精度が要求されると共に、装置が複雑かつ
大型となるという問題もある。
で、隣接する振動板間の超音波の干渉を無くし、均一な
音圧分布によりパーティクルの除去率を均一にして洗浄
効率の向上を図れるようにした超音波洗浄装置を提供す
ることを目的とするものである。
に、この発明の第1の超音波洗浄装置は、被洗浄物及び
洗浄液を収容する洗浄槽と、この洗浄槽に取り付けられ
る複数の振動板とを具備する超音波洗浄装置において、
上記各振動板を駆動する複数の電源ユニットの出力の位
相を同一の発振源により同位相をもつように制御するこ
とを特徴とするものである(請求項1)。
は、被洗浄物及び洗浄液を収容する洗浄槽と、この洗浄
槽の底面部に接する振動伝播用液体を収容する振動伝播
用槽と、この振動伝播用槽に取り付けられる複数の振動
板とを具備する超音波洗浄装置において、上記各振動板
を駆動する複数の電源ユニットの出力の位相を同一の発
振源により同位相を持つように制御することを特徴とす
るものである(請求項2)。
制御手段により位相を合わせるようにするものであれ
ば、隣接する振動板間に隙間が生じてもよいが、好まし
くは隣接する振動板間の隙間を可及的に少なくする方が
よい(請求項3)。
きを周波数変調することにより制御する方が好ましい
(請求項4)。
ば、各振動板を駆動する複数の電源ユニットの出力の位
相を同一の発振源により一致させることにより、隣接す
る振動板の間での位相のずれによる干渉をなくすことが
できるので、均一な音圧分布が得られると共に、パーテ
ィクルの除去率を均一にすることができる(請求項
1)。
よれば、被洗浄物及び洗浄液を収容する洗浄槽と、この
洗浄槽の底面部に接する振動伝播用液体を収容する振動
伝播用槽と、この振動伝播用槽に取り付けられる複数の
振動板とを具備する超音波洗浄装置において、各振動板
を駆動する複数の電源ユニットの出力の位相を同一の発
振源により同位相を持つように制御するので、パーティ
クルの除去率を均一にすることができると共に過度の超
音波振動によって洗浄槽が損傷を受けるのを防止するこ
とができる(請求項2)。
狭くすることにより、更に確実に音圧分布及びパーティ
クルの除去率を均一にすることができる(請求項3)。
板の固有振動数のばらつきの範囲内で、振動板の超音波
出力を平均化することができ、これに伴い更に確実に音
圧分布及びパーティクルの除去率を均一にすることがで
きる(請求項4)。
動板を取り付けることができるので、装置の組立を容易
にすることができ、しかも、同一の発振源によって複数
の振動板を制御するので、構成部材の削減が図れると共
に、装置の小型化を図ることができる。
図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態では半導
体ウエハの洗浄処理装置に適用した場合について説明す
る。
一実施形態を示す概略断面図である。
導体ウエハW(以下にウエハという)及び洗浄液例えば
純水1を収容する洗浄槽10と、この洗浄槽10の上端
開口部に連接し、洗浄槽10からオーバーフローした純
水1を受け止める外槽20と、洗浄槽10内においてウ
エハWを保持する保持手段例えばウエハボート30とを
具備してなる。なお、外槽20には排水口21が設けら
れており、この排水口21にドレン弁22を介してドレ
ン管23が接続されている。また、洗浄槽10の底部に
は、純水1を洗浄槽10内に供給する供給手段(図示せ
ず)が設けられている。
ば2枚の振動板40a,40bが近接状態例えば0.1
〜0.2mmの間隔をおいて接着剤等で接着されてい
る。この場合、振動板40a,40bはセラミックス製
板材にて形成されており、一方の振動板40aは発振源
50と電源ユニットPU1とを具備する第1の発振器6
0aに接続され、他方の振動板40bは、電源ユニット
PU2を有する第2の発振器60bに接続され、かつ第
2の発振器60bは第1の発振器60aの発振源50に
よって駆動出力の位相が制御されるようになっている。
つまり、振動板40a,40bを励振する電源ユニット
PU1,PU2の出力の位相を合わせることにより均一
な音圧分布が得られるように構成されている。
た発振源50によって第2の発振器60bの位相を制御
しているが、必しもこのような構造とする必要はなく、
図3に示すように、第1の発振器60aと第2の発振器
60bを共に電源ユニットPU1,PU2のみとし、こ
れら発振器60a,60bを同一の発振源50Aにて位
相を制御するようにしてもよい。
同一の位相で駆動するため、両振動板40a,40bを
隙間無く配置、具体的には隙間を0.1〜0.2mmに
することができる。したがって、超音波の干渉による不
均一性が無くなり、図2(a)に示すように音圧分布を
均一にすることができると共に、図2(b)に示すよう
にパーティクルの除去率を均一にすることができる。
ついて説明したが、振動板が3枚以上の場合にも同様に
各振動板の位相を同一の発振源で制御することができ
る。例えば、図4及び図5に示すように、洗浄槽10の
底部に振動板40を二列に適宜間隔をおいて配列し、例
えば左右2枚、計4枚の振動板40を1単位として振動
板群41a,41b,41c…41nを形成し、これら
各振動板群をそれぞれ電源ユニットPU1,PU2,P
U3…PUnを有する第1ないし第nの発振器60a〜
60nに接続し、かつ各発振器60a〜60nを同一の
発振源50で制御するように構成する。
板(具体的には、各振動板群41a〜41n)の位相を
合わせることができ、均一な音圧分布を得ることができ
る。したがって、洗浄槽10内に適宜間隔をおいて収容
された複数枚例えば50枚のウエハWに付着するパーテ
ィクル等を効率よく除去することができる。また、洗浄
槽10の底部に段差を設けることなく振動板40a,4
0bを取り付けることができるので、装置の組立を容易
にすることができ、しかも、同一の発振源50によって
複数の振動板40a,40bを制御するので、構成部材
の削減が図れると共に、装置の小型化を図ることができ
る。
形態)を示す。図6に示す超音波洗浄装置は、被洗浄物
であるウエハW及び洗浄液88を収容する例えば石英製
等の洗浄槽87と、この洗浄槽87の上端開口部に連接
し、洗浄槽87からオーバーフローした洗浄液88を受
け止める外槽20と、洗浄槽87内においてウエハWを
保持する保持手段例えばウエハボート30、及び振動伝
播用の液体例えば水86を収容する振動伝播用槽85と
を具備してなる。なお、上記洗浄槽87はその底面部が
振動伝播用槽85内において水浴する(振動伝搬用の液
体に接する)状態で配設されるように図示しない支持部
材によって支持されている。洗浄槽87を上記のように
配設することで、過度の超音波振動によって洗浄槽87
が損傷を受けるのを防止することができる。上記振動伝
播用槽85は、例えばPP(ポリプロピレン)樹脂製の
矩形状枠にて形成される槽本体85aと、この槽本体8
5aの下端に設けられた内向きフランジ85bに固着さ
れる例えばステンレス鋼製の振動伝達板84とで構成さ
れている。この場合、振動伝達板84は、例えば接着剤
等で槽本体85aに接着されるか、あるいはパッキン
(図示せず)を介してボルト止めすることによって固着
されている。
の振動伝達板84の下面には、上記実施形態と同様に振
動板82が適宜間隔をおいて接着剤等で接着されてい
る。この場合、振動板82は、図7に示すように、2列
に配列されており、4枚1組としてそれぞれ振動板群8
3a,83b,83cを構成し、各振動板群83a,8
3b,83cはそれぞれ発振器(電源ユニット)81
a,81b,81cに接続されている。このうち、振動
板群83aは、主発振器81aに接続され、振動板群8
3b,83cは、それぞれ副発振器81b,81cに接
続されている。
に、周波数変調(FM変調)のための発信回路51、こ
の発信回路51からの振動信号を増幅する初段増幅回路
52、振動信号を更に増幅する電力増幅回路53、この
電力増幅回路53で増幅された振動信号を上記振動板群
83aに出力するために整合するマッチング回路54を
具備する。また、主発振器81aには、電力増幅回路5
3の出力調整を行う出力調整回路58、この出力調整回
路58に制御信号を送る制御回路57及び出力調整ロー
タリーサムスイッチ56が具備されると共に、電源Aに
接続する電源回路55と、出力振動信号をモニタリング
する出力計59が具備されている。
発振器81aの出力側と同様の回路構成となっており、
主発振器81aの初段増幅回路52の出力側から分岐さ
れ、接続される電力増幅回路53、マッチング回路5
4、電力増幅回路53の出力調整回路58、この出力調
整回路58の制御回路57Aとを具備すると共に、電源
Aに接続する電源回路55と、出力振動信号をモニタリ
ングする出力計を具備する。また、主発振器81aの制
御回路57と副発振器81b,81cの制御回路57A
とはコネクタ61を介して接続されており、主発振器8
1aの制御回路57に接続するホストコンピュータHC
からの制御信号に基づいて各発振器81a,81b,8
1cの出力信号が制御されるように構成されている。な
お、図8において、符号62はショートコネクタ、63
はターミネーションである。
の底面部の振動伝達板84に振動板群83a,83b,
83cを接着し、これら振動板群83a〜83cに同一
の発信回路51を接続することにより、各振動板82の
固有振動数のばらつきの範囲内で振動板82の超音波出
力を平均化することができる。つまり、周波数変調のた
めの発信回路51を用いずに各振動板82に一定周波数
を印加した場合には、図9(a);(b)〜(d)に示
すように、各振動板群83a〜83cの固有振動数の違
いのための出力音圧にばらつきが生じるが、発信回路5
1を用いて固有周波数を周波数変調(FM変調)するこ
とで、時間平均で見た出力音圧を一定に制御することが
できる(図10(a),(b)参照)。
れた各振動板群83a〜83cの振動板82からの振動
が振動伝達板84に伝達されると共に、水86に伝達さ
れ、水86の伝播作用によって洗浄槽87の底面に伝播
され、そして洗浄槽87内に収容された洗浄液88に伝
播されて、洗浄槽87内のウエハWが洗浄処理される。
したがって、振動板82の固有振動数のばらつきの範囲
でFM変調することで、時間平均で見た超音波強度を一
定にすることができるので、パーティクルの除去率を更
に向上させることができる。
槽85を介してウエハを超音波洗浄する場合について説
明したが、上記第一乃至第三実施形態と同様に洗浄槽8
7の底面に振動板82を接着する構造としてもよい。ま
た、第一乃至第三実施形態においても第四実施形態と同
様に振動伝播用槽85を介して洗浄するようにしてもよ
い。
単独の洗浄処理装置として使用できる他、ウエハの洗浄
・乾燥処理システムに組み込んで使用することができ
る。上記ウエハの洗浄・乾燥処理システムは、例えば図
11に示すように、未処理のウエハWを収容する搬入部
70aと、ウエハWの洗浄処理及び乾燥処理を行なう洗
浄・乾燥処理部71と、乾燥処理後のウエハWを収容す
る搬出部70bと、洗浄・乾燥処理部71の側方に配設
されて所定枚数例えば50枚のウエハWの搬送を行なう
複数例えば3基のウエハチャック80とで主要部が構成
されている。
0aから搬出部70bに向かって直線状に順に、第1の
チャック洗浄・乾燥ユニット72、第1の薬液処理ユニ
ット73、第1の水洗処理ユニット74、上記液処理装
置を具備する第2の薬液例えばアンモニア液処理ユニッ
ト75、第3の薬液例えばフッ化水素酸(HF水溶液)
処理ユニット76、この発明に係る超音波洗浄装置を用
いた第2の水洗処理ユニット77、第2のチャック洗浄
・乾燥ユニット78及び乾燥処理ユニット79が配設さ
れている。なお、第1の水洗処理ユニット73にこの発
明に係る超音波洗浄装置を用いることも可能である。
ステムにおいて、未処理のウエハWは、ウエハチャック
80によって上記洗浄・乾燥処理部71の各処理ユニッ
ト73,74,75,76及び77に順次搬送されて、
所定の薬液処理及び洗浄処理が施された後、乾燥処理ユ
ニット79に搬送されて乾燥処理される。
波洗浄装置を半導体ウエハの洗浄処理装置に適用した場
合について説明したが、半導体ウエハ以外のLCD用ガ
ラス基板等の被洗浄物の洗浄処理にも適用できることは
勿論である。
る超音波洗浄装置における振動板の境界部と、従来の超
音波洗浄装置における振動板の境界部についての超音波
音圧の低下を比較するための実験について説明する。
うな実験装置を用意して以下のような条件の下で音圧測
定を行った。実験装置は、水90を収容するステンレス
鋼製の槽91の底面に振動子92(振動板)を取り付
け、この振動子92を2つの発振器93,93により駆
動可能に構成されており、また、槽91内に収容された
水90内に挿入された音圧センサ94を移動機構95に
よって水平移動させると共に、この音圧センサ94によ
って検出された音圧信号を超音波音圧計96で計測する
と共に、記録計97で記録し得るように構成されてい
る。
ポイントを測定する。音圧センサ94を振動面上を一
定速度でスキャンし音圧センサ94からの信号を記録計
97に記録する。
さ107.5mmの2枚の振動子92,92を隙間1m
mの間隔で配置して、A点からB点に向かって音圧セン
サ94をスキャンさせると共に、同期をかけて励振f
=985KHzの場合を測定したところ、図13(b)
に示すような結果が得られた。また、音圧センサ94
を同様にスキャンさせると共に、別々の周波数で励振f
1=983KHz,f2=982KHzの場合を測定し
たところ、図13(c)に示すような結果が得られた。
なお、同一周波数で逆位相で励振f3=983KHz
の場合を測定したところ、図13(d)に示すような結
果が得られた。
場合(上記の場合)及び同一周波数で逆位相で励振し
た場合(上記の場合)には、振動子92,92間の隙
間部において、音圧がいずれも約0.6〜0.7V程度
低下することが判り、これに対して同期をかけて励振し
た場合(上記の場合)には振動子92,92間の隙間
において0.2Vの音圧低下が見られる程度であった。
23mmの4枚の振動子92を密着配置して、A点から
B点に向かって音圧センサ94をスキャンさせると共
に、同期をかけて励振f4=984KHzの場合を測定
したところ、図15(a)に示すような結果が得られ
た。また、図14(b)に示すような長さ123mm
の4枚の振動子92を短手方向に2mmの隙間を設けて
分割配置して、A点からB点に向かって音圧センサ94
をスキャンさせると共に、同期をかけて励振f5=98
3KHzの場合を測定したところ、図15(b)に示す
ような結果が得られた。更に、上記と同様に長さ1
23mmの4枚の振動子92を短手方向に2mmの隙間
を設けて分割配置して、音圧センサ94を同様にA点か
らB点に向かってスキャンさせると共に、別々の周波数
で励振f6=983KHz,f7=984KHzの場合
を測定したところ、図15(c)に示すような結果が得
られた。
をかけて励振した場合(上記の場合)には、振動子9
2,92間の隙間において、音圧が約0.5V程度低下
することが判り、また、隙間2mmを設け、別々の周波
数で励振した場合(上記の場合)には、振動子92,
92間の隙間部において、音圧が約0.75V低下する
ことが判った。これに対し、振動子92,92を密着し
て同期をかけて励振した場合(上記の場合)には、振
動子92,92間において、0.15Vの音圧低下が見
られる程度であった。したがって、振動子92,92間
の隙間を可及的に少なくする方が好適である。
ば、上記のように構成されているので、以下のような優
れた効果が得られる。
板を駆動する複数の電源ユニットの出力の位相を同一の
発振源により同位相をもつように制御することにより、
隣接する振動板の間での位相のずれによる干渉をなくす
ことができるので、均一な音圧分布が得られると共に、
パーティクルの除去率を均一にすることができる。した
がって、洗浄むらを無くし、洗浄効率の向上を図ること
ができる。また、洗浄槽に段差を設けることなく振動板
を取り付けることができるので、装置の組立を容易にす
ることができ、しかも、同一の発振源によって複数の振
動板を制御することができるので、構成部材の削減が図
れると共に、装置の小型化を図ることができる。
の底面部に接する振動伝播用液体を収容する振動伝播用
槽に複数の振動板を取り付け、各振動板を駆動する複数
の電源ユニットの出力の位相を同一の発振源により同位
相を持つように制御するので、パーティクルの除去率を
均一にすることができると共に、過度の超音波振動によ
って洗浄槽が損傷を受けるのを防止することができる。
る振動板間の隙間を可及的に狭くすることにより、更に
音圧分布及びパーティクルの除去率を均一にすることが
できる。したがって、上記1)及び2)に加えて更に確
実に洗浄むらを無くすことができると共に、洗浄効率の
向上及び洗浄装置の信頼性の向上を図ることができる。
において周波数変調することにより、各振動板間の固有
振動数のばらつきの範囲内で振動板の超音波出力を平均
化できるので、更に音圧分布及びパーティクルの除去率
を均一にすることができる。
更に確実に洗浄むらをなくすことができると共に、洗浄
効率及び洗浄装置の信頼性の向上を図ることができる。
を示す概略断面図である。
関係を示すグラフ(a)及びパーティクル除去率と位置
との関係を示すグラフ(b)である。
を示す概略断面図である。
を示す概略平面図である。
を示す概略断面図である。
ブロック図である。
有振動数の関係を示すグラフ(a)及び音圧と各振動板
の位置との関係を示すグラフ(b)〜(d)である。
置の関係を示す具体的なグラフ(a)及び(a)のグラ
フを簡略化して示すグラフ(b)である。
洗浄・乾燥処理システムの一例を示す概略平面図であ
る。
図である。
を示す概略平面図(a)及び周波数を適宜変えて実験し
た場合の音圧と位置の関係を示すグラフ(b)〜(c)
である。
状態を示す概略平面図で、(a)は振動子を密着した場
合、(b)は振動子を隙間2mmをおいて配置した場合
である。
数で励振した場合(a),(b)及び図14(b)の状
態で別々の周波数で励振した場合(c)の音圧と位置と
の関係を示すグラフである。
る。
と位置との関係を示すグラフ(a)及びパーティクル除
去率と位置との関係を示すグラフ(b)である。
Claims (4)
- 【請求項1】 被洗浄物及び洗浄液を収容する洗浄槽
と、この洗浄槽に取り付けられる複数の振動板とを具備
する超音波洗浄装置において、 上記各振動板を駆動する複数の電源ユニットの出力の位
相を同一の発振源により同位相をもつように制御するこ
とを特徴とする超音波洗浄装置。 - 【請求項2】 被洗浄物及び洗浄液を収容する洗浄槽
と、この洗浄槽の底面部に接する振動伝播用液体を収容
する振動伝播用槽と、この振動伝播用槽に取り付けられ
る複数の振動板とを具備する超音波洗浄装置において、 上記各振動板を駆動する複数の電源ユニットの出力の位
相を同一の発振源により同位相を持つように制御するこ
とを特徴とする超音波洗浄装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の超音波洗浄装置に
おいて、 隣接する振動板間の隙間を可及的に少なくすることを特
徴とする超音波洗浄装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の超
音波洗浄装置において、 上記各振動板の固有振動数のばらつきを、発振源の周波
数変調により制御することを特徴とする超音波洗浄装
置。
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