[go: up one dir, main page]

JP3342830B2 - 光コネクタ - Google Patents

光コネクタ

Info

Publication number
JP3342830B2
JP3342830B2 JP04823598A JP4823598A JP3342830B2 JP 3342830 B2 JP3342830 B2 JP 3342830B2 JP 04823598 A JP04823598 A JP 04823598A JP 4823598 A JP4823598 A JP 4823598A JP 3342830 B2 JP3342830 B2 JP 3342830B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
backplane
main body
mounting hole
optical connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP04823598A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11248967A (ja
Inventor
邦彦 藤原
幸生 林
義和 野村
雅昭 高谷
真二 長沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP04823598A priority Critical patent/JP3342830B2/ja
Application filed by Fujikura Ltd, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Fujikura Ltd
Priority to KR1020007004365A priority patent/KR100573357B1/ko
Priority to PCT/JP1998/004798 priority patent/WO1999021040A1/ja
Priority to US09/529,982 priority patent/US6425692B1/en
Priority to DE69837716T priority patent/DE69837716T2/de
Priority to EP98950356A priority patent/EP1026528B1/en
Publication of JPH11248967A publication Critical patent/JPH11248967A/ja
Priority to US10/171,748 priority patent/US6755574B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3342830B2 publication Critical patent/JP3342830B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光コネクタに係
り、特にハウジング本体と固定部品とによって前記バッ
クプレーンを表裏両側から挟み込む光コネクタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】プラグイン形式の光コネクタにあって
は、従来からいわゆるバックプレーンコネクタが提供さ
れている。図6はバックプレーンコネクタの一例を示
す。図6中符号1はプラグインユニット、2はプリント
ボード、3はバックプレーン、4a,4bはMPOコネ
クタプラグ(以下「MPOプラグ」)、5はプリントボ
ードハウジング、6はバックプレーンハウジングであ
る。このバックプレーンコネクタは、プリントボードハ
ウジング5を固定したプリントボード2をプラグインユ
ニット1に差し込むことで、プラグインユニット1側部
に配置したバックプレーン3に取り付けたバックプレー
ンハウジング6にプリントボードハウジング5が嵌合し
て組み立てられる。嵌合したプリントボードハウジング
5およびバックプレーンハウジング6は光コネクタアダ
プタ7を構成し、両側から差し込まれたMPOプラグ4
a,4b同士を接続する。プリントボードハウジング5
側から光コネクタアダプタ7に差し込むMPOプラグ4
aは予めプリントボードハウジング5に差し込んでお
き、プリントボード2をプラグインユニット1に差し込
むと同時に光コネクタアダプタ7に差し込んだ状態にす
る。プラグインユニット1には複数枚のプリントボード
2を並列に高密度収納することができるので、このバッ
クプレーンコネクタでは光コネクタアダプタ7を高密度
実装することができる。なお、MPOプラグ4a,4b
とは、JIS C 5981に制定される光コネクタフ
ェルール4cをプラスチック製ハウジングに支持した構
成の光コネクタである。
【0003】図7はバックプレーンハウジング6を示す
分解斜視図である。図7に示すように、バックプレーン
ハウジング6は、バックプレーン3を介して両側に対向
配置したハウジング本体8と裏面ハウジング9とを備え
ている。ハウジング本体8はプリントボード2側(図7
中左側)に配置し、裏面ハウジング9はバックプレーン
3を介してハウジング本体8と反対側に配置している。
ハウジング本体8にはピン10を突設し、バックプレー
ン3に開口した取付穴11に前記ピン10を挿入してバ
ックプレーン3の反対側に突出させ、該ピン10の突出
先端に裏面ハウジング9をネジ12により固定してい
る。
【0004】図8は取付穴11を示す。図8に示すよう
に、取付穴11は長方形状であり、四隅に拡張部13を
有している。取付穴11の対角線に沿って対向する一対
の拡張部13,13には前記ピン10を収納し、しか
も、上下方向(図8中上下)にa=1.60mm程度の
隙間14を確保し、水平方向(図8中左右)にもb=
0.34mm程度の隙間15を確保している。ハウジン
グ本体8と裏面ハウジング9とは摺動可能にバックプレ
ーン3を挟み込んでいるので、バックプレーンハウジン
グ6は隙間14、15でのピン10、10の可動範囲内
で浮動可能である。これにより、図6に示すように、プ
リントボードハウジング5をバックプレーンハウジング
6に嵌合する際の寸法交差をバックプレーンハウジング
6の浮動により吸収して嵌合作業性を向上している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のバッ
クプレーンコネクタの場合、ネジ12が径1.2mm程
度であり、手工具により裏面ハウジング9を固定するに
は手間がかかり、作業性に不満があった。特に、建物の
壁等にこのバックプレーンコネクタを施工する場合には
十分な作業スペースが確保できないケースが多く、前記
作業性の問題が一層顕著になる。また、ネジ12自体が
特殊品であるためコストダウンが難しいととともに、前
記ネジ12に対応してピン10、ネジ穴16(図7参
照)を形成するため、製造に手間がかかるといった問題
もある。さらに、バックプレーン3に形成する取付穴1
1もネジ12に対応して複雑形状になるため、この取付
穴11の形成に手間がかかるといった問題もある。
【0006】また、バックプレーンハウジング6の浮動
範囲はハウジング本体8および裏面ハウジング9のバッ
クプレーン3に対する摺動抵抗やバックプレーン3との
間に介在するクリアランスの大きさ等に依存し、該クリ
アランスの大きさの微妙な違いによってバックプレーン
ハウジング6の浮動範囲や自由度が大きく影響を受ける
ため、クリアランスの調整に手間が係るといった問題が
あった。すなわち、バックプレーン3の特に厚さ寸法の
公差によってハウジング本体8と裏面ハウジング9との
間に無駄な隙間が生じると、バックプレーンハウジング
6の浮動範囲が必要以上に大きくなってプリントボード
ハウジング5を嵌合しにくくなる。逆に、バックプレー
ン3の厚さ寸法が所定寸法より大きい場合には、バック
プレーンハウジング6の浮動が困難になったり、ネジ1
2による固定が困難になる場合が生じる場合がある。し
かしながら、これら問題に鑑みてバックプレーン3全体
に形成精度を要求するとなると大幅なコスト上昇を招く
ため、コストを上昇させること無く、バックプレーンハ
ウジング6に目的の浮動範囲が効率良く得られる技術の
開発が求められていた。
【0007】ところで、既設のバックプレーンコネクタ
に前記バックプレーンハウジング6を適用する場合、バ
ックプレーンやプリントボードの変形(反り等)によっ
て、バックプレーンに取り付けたバックプレーンハウジ
ング6と、既設のプリントボードハウジングとの間の位
置ずれが大きいことがあり、バックプレーンハウジング
6とプリントボードハウジングとをスムーズに嵌合出来
ないといった問題があった。この時、ピン10、取付穴
11、ネジ12、ネジ穴16等を変更するとなると、手
間が膨大になり、コストも上昇することになる。また、
取付穴を大型化して、バックプレーンハウジング6の浮
動範囲を拡げる場合、ハウジング本体8と裏面ハウジン
グ9との間にバックプレーン3を挟み込む必要から、裏
面ハウジング9のバックプレーン3に対する当接状態を
安定にする必要があり、取付穴の大型化には限界があ
る。このため、バックプレーンコネクタにあっては、汎
用性の高いバックプレーンハウジングの開発が求められ
ていた。
【0008】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、固定部品の弾性爪に備えた縮小部によって、バッ
クプレーンハウジングの浮動範囲を十分に確保すること
ができ、バックプレーンに形成した取付穴形状等に対し
て、高い汎用性が得られる光コネクタを提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、ハウジング
本体および固定部品をバックプレーンの表裏両側に対向
配置して前記バックプレーンを挟み込むようにして組み
立てられるバックプレーンハウジングと、前記バックプ
レーンに対して進退自在に設けられたプリントボードに
取り付けられ前記ハウジング本体に対して着脱自在に係
合するプリントボードハウジングとを備え、前記バック
プレーンコネクタを形成するハウジング本体に前記プリ
ントボードハウジングを着脱可能に嵌合することによ
り、前記バックプレーンに開口した取付穴を介して前記
ハウジング本体に差し込まれた光コネクタプラグと前記
プリントボードハウジングに支持された別の光コネクタ
プラグとが接続されるようになっている光コネクタにお
いて、前記固定部品は前記光コネクタプラグが挿通され
るプラグ挿通穴が開口された本体部と、前記プラグ挿通
穴の両側に対向配置され前記本体部から突設され、前記
取付穴を介して前記ハウジング本体に差し込むことで係
合する弾性爪とを備え、前記弾性爪を前記バックプレー
ンの前記取付穴を介して前記ハウジング本体に係合する
ことで、前記ハウジング本体と前記固定部品とが前記ハ
ウジング本体と前記本体部との間に前記バックプレーン
を挟み込むようにして取り付けられ、かつ前記プラグ挿
通穴が前記取付穴および前記ハウジング本体に対して連
通するように構成され、しかも、前記弾性爪は、前記ハ
ウジング本体と係合される先端部と前記本体部との間
に、側面に形成された凹所によって、前記先端部よりも
断面形状が縮小された縮小部を備え、該弾性爪を前記取
付穴に挿入した時には、前記縮小部が前記取付穴に位置
され、該凹所の周囲に確保されたクリアランスによっ
て、前記取付穴内での前記弾性爪の変位が許容されるこ
とを特徴とする光コネクタを前記課題の解決手段とし
た。
【0010】この光コネクタは、バックプレーンに開口
した取付穴を介して弾性爪をハウジング本体に係合する
ことで、バックプレーンをハウジング本体と固定部品と
の間に挟み込むようにして取り付けられる。この時、バ
ネ部の弾性変形範囲内でバックプレーンの特に厚さの寸
法公差が吸収され、ハウジング本体には目的の浮動自由
度(バックプレーンとの摺動抵抗、浮動範囲等)が確保
される。また、弾性爪はハウジング本体に対して係脱可
能に構成することも可能であり、これにより、取り外し
作業性が向上する。また、本発明では、前記取付穴に挿
入した前記弾性爪をハウジング本体に係合すると、弾性
爪の凹所が取付穴に位置し、弾性爪の周囲には十分なク
リアランスが確保され、この結果、バックプレーンハウ
ジングに十分な浮動範囲が確保される。その反面、弾性
爪のハウジング本体に係合される先端部は、取付穴に挿
通可能な範囲内で自由に大型化することができ、ハウジ
ング本体との係合力を十分に確保でき、固定部品の本体
部とハウジング本体とによるバックプレーンの挟持状態
を安定にすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の光コネクタの1実施
形態を、図1から図4を参照して説明する。本実施形態
の光コネクタ(バックプレーンコネクタ)は、図6記載
のバックプレーンコネクタのバックプレーンハウジング
6に代えて図1および図2中符号20のバックプレーン
ハウジングを採用したものである。このバックプレーン
ハウジング20は、図6記載のプリントボードハウジン
グ5と嵌合することにより、両側から差し込まれたMP
Oプラグ4a,4b(請求項1記載の光コネクタプラグ
に相当)同士を接続する光コネクタアダプタを構成す
る。なお、図中、図6から図8と同一の構成部分には同
一の符号を付し、その説明を簡略化する。
【0012】図1および図2に示すように、バックプレ
ーンハウジング20は、ハウジング本体21と、固定部
品22とを備えている。図1に示すように、ハウジング
本体21はプラスチック等の合成樹脂から筒状に形成さ
れ、差し込まれたMPOプラグ4a,4bを収納するプ
ラグ収納穴23を備えている。プラグ収納穴23内には
内部ハウジング21aを収納し、該内部ハウジング21
aはプラグ収納穴23に差し込んだMPOプラグ4a,
4bの一方または両方を収納してキー溝21bにより突
き合わせ接続可能に位置決めする。なお、内部ハウジン
グ21aは位置決め突起21cや係合爪21dによりハ
ウジング本体21に係合するので、MPOプラグ4a,
4bを挿抜しても位置ずれすること無く、所定位置に安
定支持される。ハウジング本体21のプリントボードハ
ウジング5に臨む面(図1左手前側)には、プリントボ
ードハウジング5をプラグ収納穴23に導くテーパ面2
1aを形成している。
【0013】固定部品22は全体がバネ材から形成さ
れ、長方形枠状の本体部24と、該本体部24の長手方
向(図1中上下)両側から突設した一対の弾性爪25,
25とを備えている。これら弾性爪25,25の突設位
置はハウジング本体21の対向する両側に形成した一対
の係合穴26,26と一致している(係合穴26は図1
および図2のハウジング本体21の下側にもある)。弾
性爪25,25は板バネ状であり、各弾性爪25,25
の突出方向先端部25aには係合爪27を突設し、該先
端部25aと前記本体部24との間には、両側面に形成
した凹所25b,25bによって前記先端部25aより
も細く形成された縮小部25cを備えている。図2にお
いて、両弾性爪25,25はバックプレーン3の取付穴
30に挿通し、バックプレーン3を介して反対側に設置
したハウジング本体21の係合穴26,26にそれぞれ
差し込み、ハウジング本体21の係合部28,28に係
合爪27を係合している。
【0014】図3に示すように、取付穴30は長方形で
あり、バックプレーン3の上下に細長く延在している。
固定部品22の本体部24は取付穴30よりも大きく、
本体部24中央部に開口したプラグ挿通穴29は取付穴
30よりも小さい。図2に示すように、組み立てられた
バックプレーンハウジング20では、固定部品22の前
記本体部24に形成したバネ部31とハウジング本体2
1との間にバックプレーン3を摺動可能な程度のクラン
プ力により軽く挟み込む。
【0015】また、図3に示すように、両弾性爪25,
25の先端部25aは、取付穴30の水平方向(図3中
左右)とほぼ一致する寸法を有している。図1に示すよ
うに、縮小部25cは、弾性爪先端部25a,25aに
対して例えば片側0.4mm、両側で合計0.8mm程
度の段差を以て縮小されている。図2に示したように、
弾性爪25,25を取付穴30に挿入してハウジング本
体21の係合部28,28に係合すると、図5に示すよ
うに、縮小部25cが取付穴30に位置し、図4に示す
ように、縮小部25cの周囲にはクリアランスが確保さ
れ、取付穴30内では前記クリアランスの範囲で弾性爪
25,25の変位が許容される。したがって、バックプ
レーン3に取り付けたバックプレーンハウジング20に
は、前記取付穴30内での弾性爪25,25の可動範囲
内で浮動が許容される。
【0016】例えば、図4では、前記クリアランスは水
平方向(図4中左右)にc=1.00mm以上、垂直方
向(図4中上下)にd=1.60mm程度確保し、この
クリアランスの範囲で弾性爪25,25が変位可能であ
り、バックプレーンハウジング20の浮動範囲が十分に
設定される。バックプレーンハウジング20の浮動範囲
は、弾性爪25,25に縮小部25cを形成しない場合
に比べて、格段に大きくなる。これにより、プラグイン
ユニット1(図6参照)にプリントボード2を差し込ん
でプリントボードハウジング5をバックプレーンハウジ
ング20に嵌合する際に、プリントボードハウジング5
とバックプレーンハウジング20との間の位置ずれをバ
ックプレーンハウジング20の浮動により吸収でき、嵌
合作業性が向上する。
【0017】図1においては、ハウジング本体21のテ
ーパ面21aのテーパ量(図5中、寸法f−寸法g)が
1.275になっているため、プラグ収納穴23にプリ
ントボードハウジング5が差し込まれると、バックプレ
ーンハウジング20とプリントボードハウジング5との
間には、水平、垂直のいずれの方向へも、最大0.5m
m程度の位置ずれが許容され、この範囲の位置ずれであ
れば、プリントボードハウジング5をバックプレーンハ
ウジング20に挿入することが可能であり、位置ずれに
対して高い汎用性が得られる。テーパ量は、適宜選択可
能であり、1.275よりも大きくすることも可能であ
ることは言うまでもない。
【0018】図1に示すように、プラグ挿通穴29の両
側の本体部24にはバネ部31,31を形成している。
図1において、バネ部31は本体部24からバックプレ
ーン3方向に突出する屈曲部であり、図5に示すよう
に、弾性爪25,25を取付穴30に差し込むとバック
プレーン3に当接される。したがって、弾性爪25,2
5を取付穴30に差し込んでハウジング本体21に係合
すると、ハウジング本体21とバネ部31との間にバッ
クプレーン3が挟み込まれる。そして、バネ部31の弾
性変形範囲内にてバックプレーン3の厚さ寸法の公差が
吸収されるため、ハウジング本体21の取り付け状態が
安定し、しかも、ハウジング本体21に図4に示したク
リアランスによる目的の浮動範囲が安定に得られるた
め、プリントボードハウジング5との嵌合作業性を向上
することができる。
【0019】図1に示すように、ハウジング本体21の
係合部28は溝状の係合凹部28aを有している。図5
に示すように、前記係合凹部28aは角溝状であり、各
弾性爪25,25の係合爪27は前記係合凹部28aの
隅部に差し込むようにして前記係合部28に係合し、係
合爪27が不用意に倒れたり、変形することを防止して
いる。このため、バックプレーンハウジング20が浮動
しても、係合爪27が係合部28から容易には離脱しな
い。また、バックプレーンハウジング20には、プリン
トボードハウジング5を引き抜く際の引き抜き耐力も十
分に確保され、意図的に係合爪27を変形させない限
り、弾性爪25,25からハウジング本体21が離脱す
ることは無い。
【0020】このバックプレーンハウジング20をバッ
クプレーン3に組み立てるには、プラグインユニット1
(図6参照)内側にてハウジング本体21を目的の取付
穴30に近接配置し、プラグインユニット1の外側(図
1右側)から固定部品22の弾性爪25,25を取付穴
30を介してハウジング本体21の係合穴26,26に
差し込み、係合爪27を係合部28に係合する。なお、
ハウジング本体21には内部ハウジング21aを予め収
納しておく。
【0021】したがって、このバックプレーンハウジン
グ20をバックプレーン3に組み立てる作業は、ハウジ
ング本体21に固定部品22を押し込むだけで良いの
で、ピンにより固定する場合に比べて極めて簡便であ
り、作業性が向上する。バックプレーン3の厚さ寸法が
所定寸法より大きい場合には、バネ部31を弾性変形さ
せることにより弾性爪25,25をハウジング本体21
の係合部26,26に係合させることができる。逆に、
バックプレーン3の厚さ寸法が所定寸法より小さい場合
にも、バネ部31の弾性変形により前記バックプレーン
3の寸法公差が吸収されるので、固定部品22とハウジ
ング本体21との間に無駄な隙間が生じることが防止さ
れ、ハウジング本体21には取付穴30内での弾性爪2
5,25の可動範囲による目的の浮動範囲が確実に得ら
れ、ハウジング本体21が必要以上に浮動することが防
止されてプリントボードハウジング5を嵌合する作業を
効率良く行うことができる。
【0022】また、ピンによる固定がネジ固定用の作業
スペースを要するのに対して、固定部品22を押圧する
ために手が入る程度のスペースを確保すれば良いので作
業スペースが縮小し、建物の壁等に施工する場合に有利
である。この光コネクタでは、バックプレーン3に予め
固定した固定部品22にハウジング本体21を押し込ん
でバックプレーンハウジング20を組み立てることも可
能であり、この場合にはプラグインユニット1外側に作
業スペースを確保する必要が無い。さらに、ピンを使用
しないことにより、部品点数が減少するので、低コスト
化できるといった効果も得られる。
【0023】また、弾性爪25,25形状を調整するだ
けで、取付穴30内に挿入した弾性爪25,25の周囲
のクリアランスを容易に調整できるので、バックプレー
ンハウジング20の浮動範囲を簡便に設定できる。これ
により、取付穴30形状が単純で済み、その形成作業性
も向上する。具体的には、弾性爪25に形成する凹所2
5b形状によって、縮小部25c形状を調整でき、目的
のクリアランスが簡便に得られる。なお、本実施形態で
は、縮小部25cの両側に凹所25b,25bを形成し
たが、凹所25bの形成は片側のみであっても良く、こ
れによりバックプレーンハウジング20の特定方向への
変位限界を設定でき、例えば、バックプレーンハウジン
グ20に対するプリントボードハウジング5の特定の方
向への位置ずれ等に対応できる。
【0024】このように、凹所25bの形成によって十
分なクリアランスが得られると、バックプレーンハウジ
ング20の浮動範囲が大きくなり、プリントボードハウ
ジング5の嵌合作業性を向上でき、既設のプリントボー
ド2のプリントボードハウジング5の位置ずれ等に幅広
く対応でき、汎用性が向上する。しかも、この光コネク
タでは、弾性爪先端部25aは縮小部25cよりも大型
になっているので、ハウジング本体21に対する係合力
を十分に確保することができ、固定部品22のバネ部3
1とハウジング本体21との間にてバックプレーン3を
挟持する力が不足してバックプレーンハウジング20に
無用なぐらつきが生じる等の不都合を防止できる。
【0025】なお、本発明は前述した実施形態に限定さ
れず、例えば、ハウジング本体の係合部形状やバネ部、
弾性爪等は適宜変更可能である。バネ部としては、別途
固定部品に取り付けた板バネやコイルスプリング等も採
用可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光コネク
タによれば、(a)弾性爪をハウジング本体に係合する
だけで、バックプレーンハウジングを簡便に組み立てる
ことができ、組み立て作業性が向上する、(b)(a)
により、ピンや固定用のネジを使用すること無くハウジ
ング本体をバックプレーンに取り付けることができるの
で、部品点数が減少して、低コスト化できる、(c)バ
ックプレーンハウジングは、固定部品のバネ部とハウジ
ング本体との間にバックプレーンを挟み込むようにして
組み立てられ、バネ部の弾性変形範囲によりバックプレ
ーンの厚さの公差を吸収することができ、固定部品とハ
ウジング本体のバックプレーンに対する取り付け状態が
安定する、(d)固定部品の弾性爪を取付穴に挿入して
ハウジング本体に係合すると、弾性爪の凹所が取付穴に
位置し、弾性爪の周囲には十分なクリアランスが確保さ
れ、この結果、バックプレーンハウジングに十分な浮動
範囲が確保され、バックプレーンハウジングとプリント
ボードハウジングとの嵌合作業性が向上する、(e)前
記(d)により、バックプレーンやプリントボードの変
形等によって生じた、バックプレーンハウジングとプリ
ントボードハウジングとの間の位置ずれを容易に吸収で
き、汎用性が向上する、(f)弾性爪のハウジング本体
に係合される先端部は、取付穴に挿通可能な範囲内で自
由に大型化することができ、ハウジング本体との係合力
を十分に確保でき、固定部品とハウジング本体とによる
バックプレーンの挟持状態を安定にすることができると
いった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光コネクタの1実施形態を示す図で
あって、バックプレーンハウジングを示す分解斜視図で
ある。
【図2】 図1のバックプレーンハウジングの組み立て
状態を示す斜視図である。
【図3】 図1のバックプレーンハウジングを取り付け
る取付穴を示す正面図である。
【図4】 図3の取付穴内にて弾性爪の周囲に確保した
クリアランスを示す正面図である。
【図5】 図1のバックプレーンハウジングの固定部品
に形成したバネ部を示す側断面図である。
【図6】 従来例のバックプレーンコネクタを示す分解
斜視図である。
【図7】 図6のバックプレーンコネクタのバックプレ
ーンハウジングを示す分解斜視図である。
【図8】 図6のバックプレーンコネクタの取付穴を示
す正面図である。
【符号の説明】
2…プリントボード、3…バックプレーン、4a,4b
…光コネクタプラグ(MPOプラグ)、5…プリントボ
ードハウジング、20…バックプレーンハウジング、2
1…ハウジング本体、22…固定部品、24…本体部、
25…弾性爪、25a…先端部、25b…凹所、25c
…縮小部、29…プラグ挿通穴、30…取付穴、31…
バネ部(湾曲部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 義和 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フ ジクラ 佐倉工場内 (72)発明者 高谷 雅昭 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 長沢 真二 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−40873(JP,A) 特開 平2−135305(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング本体(21)および固定部品
    (22)をバックプレーン(3)の表裏両側に対向配置
    して前記バックプレーンを挟み込むようにして組み立て
    られるバックプレーンハウジング(20)と、前記バッ
    クプレーンに対して進退自在に設けられたプリントボー
    ド(2)に取り付けられ前記ハウジング本体に対して着
    脱自在に係合するプリントボードハウジング(5)とを
    備え、 前記ハウジング本体に前記プリントボードハウジングを
    着脱可能に嵌合することにより、前記バックプレーンに
    開口した取付穴(30)を介して前記ハウジング本体に
    差し込まれた光コネクタプラグ(4b)と前記プリント
    ボードハウジングに支持された別の光コネクタプラグ
    (4a)とが接続されるようになっている光コネクタに
    おいて、 前記固定部品は前記光コネクタプラグが挿通されるプラ
    グ挿通穴(29)が開口された本体部(24)と、前記
    プラグ挿通穴の両側に対向配置され前記本体部から突設
    され、前記取付穴を介して前記ハウジング本体に差し込
    むことで係合する弾性爪(25)とを備え、 前記弾性爪を前記バックプレーンの前記取付穴を介して
    前記ハウジング本体に係合することで、前記ハウジング
    本体と前記固定部品とが前記ハウジング本体と前記本体
    部との間に前記バックプレーンを挟み込むようにして取
    り付けられ、かつ前記プラグ挿通穴が前記取付穴および
    前記ハウジング本体に対して連通するように構成され、 しかも、前記弾性爪は、前記ハウジング本体と係合され
    る先端部(25a)と前記本体部との間に、側面に形成
    された凹所(25b)によって、前記先端部よりも断面
    形状が縮小された縮小部(25c)を備え、該弾性爪を
    前記取付穴に挿入した時には、前記縮小部が前記取付穴
    に位置され、該凹所の周囲に確保されたクリアランスに
    よって、前記取付穴内での前記弾性爪の変位が許容され
    ることを特徴とする光コネクタ。
JP04823598A 1997-10-23 1998-02-27 光コネクタ Expired - Lifetime JP3342830B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04823598A JP3342830B2 (ja) 1998-02-27 1998-02-27 光コネクタ
PCT/JP1998/004798 WO1999021040A1 (fr) 1997-10-23 1998-10-23 Connecteur optique
US09/529,982 US6425692B1 (en) 1997-10-23 1998-10-23 Connecting structure for optical connector
DE69837716T DE69837716T2 (de) 1997-10-23 1998-10-23 Optischer steckverbinder
KR1020007004365A KR100573357B1 (ko) 1997-10-23 1998-10-23 광커넥터
EP98950356A EP1026528B1 (en) 1997-10-23 1998-10-23 Optical connector
US10/171,748 US6755574B2 (en) 1997-10-23 2002-06-17 Optical connector

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04823598A JP3342830B2 (ja) 1998-02-27 1998-02-27 光コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11248967A JPH11248967A (ja) 1999-09-17
JP3342830B2 true JP3342830B2 (ja) 2002-11-11

Family

ID=12797793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04823598A Expired - Lifetime JP3342830B2 (ja) 1997-10-23 1998-02-27 光コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3342830B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4588943B2 (ja) * 2001-08-28 2010-12-01 三和電気工業株式会社 光コネクタ接続用アダプタ
JP6251620B2 (ja) * 2014-03-26 2017-12-20 株式会社フジクラ 光コネクタ固定部材および光コネクタ固定方法、並びに光コネクタ固定構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11248967A (ja) 1999-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4509054B2 (ja) 複合コネクタ、複合コネクタに用いられるホルダ、回路基板への蛍光管の端子の接続構造、および回路基板への蛍光管の端子の接続方法
JP4090067B2 (ja) 光アダプター用シャッターとそれを用いた光コネクタ
CN107526137B (zh) 光收发器
US9872419B1 (en) Transceiver module having improved metal housing for EMI containment
EP1183918B1 (en) Printed circuit board holding structure
JPH1126097A (ja) パネル取り付け用ソケット
JP2018036477A (ja) 光接続構造
JP3342830B2 (ja) 光コネクタ
JP4297269B2 (ja) Fotとシールドケースとの取付補助具、光コネクタ、及びハイブリッドコネクタ
JP3342825B2 (ja) 光コネクタ
JP3342824B2 (ja) 光コネクタ
JP3342823B2 (ja) 光コネクタ
KR20000040695A (ko) 엘시디 모듈 및 이를 이용한 액정표시장치
JP3401178B2 (ja) 光コネクタ
JPH11125742A (ja) 光コネクタ
JP2006284723A (ja) 画像形成装置
JP3953611B2 (ja) 光コネクタ
JP2002303766A (ja) 光コネクタ
JP3372846B2 (ja) 光コネクタ
JP2000188491A (ja) 基板保持構造
JP3398584B2 (ja) 光コネクタ
JP4360219B2 (ja) Ledレンズの取付構造
JPH11125737A (ja) 光コネクタ取付構造
KR100531173B1 (ko) 이동통신단말기의 카메라모듈 고정장치
JP4804124B2 (ja) 携帯型電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020806

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070823

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080823

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080823

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090823

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090823

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100823

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110823

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110823

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120823

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120823

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130823

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term